JP4914206B2 - 情報記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば車両に設けられるカメラで撮像された画像情報を記録し、所定の条件に基づいて画像情報を記録媒体に記録する情報記録装置に関する。
従来技術の情報記録装置として、車両に設けられるカメラで撮像された画像情報を巡回的に第1のメモリ、たとえばリングバッファメモリに記録しておき、車両が事故に遭遇した場合などには、それをトリガとして、前記記録された複数の画像情報を第2のメモリ、たとえばコンパクトフラッシュ(登録商標)カード(以下「CFカード」という)に記録する装置がある。このような情報記録装置に類似する技術が、たとえば特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1の車両用映像記録装置には、3次元位置データに基づいて車載カメラを回転駆動し、車載カメラを撮影対象方向に向けて自動撮影する技術が開示されている。特許文献2のドライブレコーダ装置には、車両前方および車両後方の風景を撮影した映像を基準信号に同期して画像メモリに書き込み、この書き込んだ映像を記録する技術が開示されている。特許文献3の車載用画像記録装置には、カメラで撮影した画像情報を、ハードディスクなどの記録手段に記録する技術が開示されている。
特開平10−262239号公報 特開2004−224105号公報 特開平7−294271号公報
前述の従来技術の情報記録装置では、リングバッファメモリに記録された画像情報をCFカードのような記録容量が比較的小さい記録媒体に記録するとき、CFカードの空き容量が、CFカードに記録させる画像情報の情報量よりも小さいときには、たとえば、CFカードに既に記録されている画像情報のうち日時が最も古い画像情報を消去してCFカードの空き容量を確保しないと、新たに得られた画像情報をCFカードに記録させることができないという問題がある。
また前述の特許文献3の車載用画像記録装置では、ハードディスクに記録された画像情報のうちの一部の画像情報を、利用者がパーソナルコンピュータ(略称:PC)などで見ようとした場合、利用者はハードディスクに記録された画像情報から所望の画像情報を選択する操作をしなければならず、しかも選択した画像情報を、情報記録装置に装着されるCFカードなどの記録媒体に記録させる操作もしなければならないので、手間がかかるという問題がある。
本発明の目的は、利用者の操作の手間を省き、利便性が向上された情報記録装置を提供することである。
本発明(1)に従えば、情報記録装置は、情報記録手段を備えた車載装置と情報の送受信をすることができる。第1のメモリは、車両の周囲の画像および周囲の音声の少なくともいずれか一方を含む周囲情報を巡回的に記録する。加速度検出手段は、車両の加速度を検出する。記録制御手段は、第1のメモリに記録された周囲情報を情報記録手段に記録させ、加速度検出手段によって検出された加速度の値が予め定める値以上のときに、情報記録手段に記録された周囲情報を第2のメモリに記録させる。
本発明(1)によれば、記録制御手段は、第1のメモリに記録された周囲情報を車載装置に備えられる情報記録手段に記録させ、加速度検出手段によって検出された加速度の値が予め定める値以上のときに、情報記録手段に記録された周囲情報を第2のメモリに記録さるように構成される
れによって、利用者が、第2のメモリに記録された周囲情報をパーソナルコンピュータ(略称:PC)などで視聴する場合、前記周囲情報が車載装置のハードディスクなどの情報記録手段に記録される前記従来技術とは異なり、利用者は、前記情報記録手段から第2のメモリに周囲情報を記録させる特別な操作をする必要がなく、第2のメモリに記録された周囲情報を比較的容易にPCに与えて視聴することができる。したがって前記周囲情報を記録させる操作の利用者の手間を省くことができ、前記従来技術に比べて利便性を向上することができる。
以下に、本発明を実施するための複数の形態について説明する。以下の説明において、先行する形態で説明している事項に対応する部分については同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。以下に説明する各実施の形態の情報記録装置(以下「ドライブレコーダ」という場合がある)は、たとえばバッテリ電圧が12ボルトの乗用車に好適に搭載される。ただし適用車両は、乗用車に限定されるものではなく、たとえばバッテリ電圧が24ボルトの運輸トラックおよびバスに搭載されてもよい。
図1は、本発明の実施の一形態であるドライブレコーダ1およびドライブレコーダ1に電気的に接続されるナビゲーション装置2の電気的構成を示すブロック図である。図2は、車両3へのカメラ取付け位置を説明するための図である。
ドライブレコーダ1は、車両3に設けられる撮像装置であるカメラから与えられる静止画像情報(以下、単に「画像情報」という場合がある)およびマイクロフォンから与えられる音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報を記憶するとともに、予め定める条件毎に、周囲情報を記録媒体、具体的には不揮発性メモリであるコンパクトフラッシュ(登録商標)カード(以下「CFカード」という場合がある)4、および後述するナビゲーション装置2に備えられるハードディスクの少なくともいずれか一方に記録するように構成されている。CFカード4は、通電しなくても記憶が消えないフラッシュメモリと、外部との入出力を受け持つコントローラ回路とが電気的に接続されたものである。
ドライブレコーダ1は、ドライブレコーダ本体5、撮像装置であるカメラ6、レコーダ側マイクロフォン(以下「レコーダ側マイク」という)7およびレコーダ側スピーカ8を含んで構成される。ドライブレコーダ本体5は、加速度センサ(以下「Gセンサ」という場合がある)11、車速センサ12、車両状態センサ13、レコーダ側操作部14、レコーダ側ROM(Read Only Memory)15、レコーダ側RAM(Random Access Memory)16、CFカードインターフェース(略称:CFカードIF)17およびレコーダ側処理部18を含んで構成される。
カメラ6、レコーダ側マイク7およびレコーダ側スピーカ8は、ドライブレコーダ本体5のレコーダ側処理部18に電気的に接続されて、ドライブレコーダ本体5とは別体に設けられる。カメラ6、レコーダ側マイク7およびレコーダ側スピーカ8は、ドライブレコーダ本体5と一体に設けられてもよい。この場合、カメラ6、レコーダ側マイク7およびレコーダ側スピーカ8と一体化されたドライブレコーダ本体5は、たとえば車両3のフロントガラス3aに付設される。
当該車両3には、少なくとも一台のカメラ6が設けられる。カメラ6は、CCD(
Charge Coupled Device)カメラによって実現される。このカメラ6は、車両3の前方方向D1を撮影するために、たとえばルームミラー裏のフロントガラス3aに、図示外のブラケットを介して貼り付けられる。つまりこのカメラ6は車両前方に向けて固定される。ドライブレコーダ1では、オプションとして、当該車両に二台目または三台目のカメラ6を設けることが可能であり、具体的には車室内の撮影用カメラ6A、または車両後方の撮影用カメラ6Bを設けることも可能である。
レコーダ側マイク7には、たとえば車室内および車室外の音声が入力される。レコーダ側マイク7に入力された音声を表す音声情報は、レコーダ側処理部18に与えられる。レコーダ側処理部18は、レコーダ側マイク7から与えられる音声情報をレコーダ側RAM16に記憶する。レコーダ側スピーカ8は、ドライブレコーダ本体5のレコーダ側処理部18に電気的に接続され、レコーダ側処理部18から与えられる電気信号を音響化して音声を出力する。レコーダ側スピーカ8は、後述するレコーダ側ROM15に記憶されている予め定める音声、具体的にはビープ音および合成音声などを出力する。
ドライブレコーダ本体5には、CFカード4を挿抜可能な不図示の挿入口が形成されている。挿入口に挿抜可能な記録媒体は、前述のCFカード4に限らず、たとえばSD(
Secure Digital)メモリカード、メモリースティックおよびスマートメディアであってもよい。
Gセンサ11は、車両の前後方向および左右方向に作用する重力加速度、いわゆるGセンサ出力値を検出する。当該車両の進行方向に相当する車両の運転席に着座した乗務員の正面方向およびその後方を前後方向とし、当該車両に着座した乗務員の左および右方向を左右方向とする。前後方向および左右方向に直交する方向を上下方向とする。本実施の形態では、前後方向をY軸方向と定義し、左右方向をX軸方向と定義する。
X軸方向の重力加速度を表す加速度情報(以下「X軸方向のGセンサ出力値」という場合がある)G(X)と、Y軸方向の重力加速度を表す加速度情報(以下「Y軸方向のGセンサ出力値」という場合がある)G(Y)とは、独立して検出されて記録される。以下の説明では、「X軸方向のGセンサ出力値」と「Y軸方向のGセンサ出力値」とを総称して「Gセンサ出力値」という。Gセンサ11は、検出したGセンサ出力値を、レコーダ側処理部18に与える。レコーダ側処理部18は、Gセンサ11から与えられるGセンサ出力値が予め定める閾値を超過したか否かを判断する。さらに述べると、レコーダ側処理部18は、たとえば10ミリ秒毎にGセンサ出力値をサンプリングし、複数回、たとえば2回連続してGセンサ出力値が予め定める閾値を超過したか否かを判断する。
車速センサ12は、車両の車輪の回転速度に対応して発生される車速パルスを検出し、検出した車速パルスをレコーダ側処理部18に与える。レコーダ側処理部18は、車速センサ12から与えられる車速パルスに基づいて車両の走行速度(以下「車速」という場合がある)を算出する。
車両状態センサ13は、運転者によって操作される車両のステアリングホイールの操舵角度を表す情報を検出する操舵角センサ、および方向指示器スイッチの操作状態を表す情報を検出するセンサを含む。車両状態センサ13は、検出した前記操舵角度を表す情報および前記方向指示器スイッチの操作状態を表す情報を、レコーダ側処理部18に与える。車両状態センサ13は、前記操舵角度を表す情報および前記方向指示器スイッチの操作状態を表す情報を、後述するナビゲーション装置2のナビ側処理部30に与えてもよい。
レコーダ側操作部14は、利用者が操作して所定の情報を入力するための操作スイッチを有する。さらに述べると、レコーダ側操作部14は、カメラ6で撮像対象物を撮像して記録するための撮像スイッチと、レコーダ側マイク7で周囲の音声を収集して記録するための集音スイッチとを有する。利用者によって、レコーダ側操作部14の各操作スイッチが操作されると、レコーダ側操作部14は、ドライブレコーダ1への指示情報など、操作に応じた情報を表す信号を生成してレコーダ側処理部18に与える。
本実施の形態のレコーダ側操作部14は、前述のように、操作スイッチとして、撮像スイッチおよび集音スイッチの2つのスイッチを有する構成であるけれども、本発明の他の実施の形態のレコーダ側操作部14は、撮像スイッチおよび集音スイッチを兼用するスイッチを1つ有し、撮像スイッチおよび集音スイッチのいずれか一方のスイッチとして機能するように設定変更できるように構成されていてもよい。
たとえば、利用者によってレコーダ側操作部14の撮像スイッチが操作されると、カメラ6で撮像された前記車両3の周囲の撮像対象物の静止画像情報を記録する指令を表す信号がレコーダ側処理部18に与えられる。レコーダ側処理部18は、レコーダ側操作部14から与えられる前記指令に従って、撮像スイッチが操作された時刻(以下「撮像スイッチ操作時」という場合がある)を基準として、カメラ6で撮像され、後述するレコーダ側RAM16に記憶される静止画像情報のうち、撮像スイッチ操作時前の予め定める時間分の静止画像情報と、撮像スイッチ操作時後の予め定める時間分の静止画像情報とを、レコーダ側RAM16から、CFカード4およびナビゲーション装置2のハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録させる。
また利用者によってレコーダ側操作部14の集音スイッチが操作されると、レコーダ側マイク7で収集された前記車両3の周囲の音声情報、具体的には車室内および車室外の音声情報を記録する指令を表す信号がレコーダ側処理部18に与えられる。レコーダ側処理部18は、レコーダ側操作部14から与えられる前記指令に従って、集音スイッチが操作された時刻(以下「集音スイッチ操作時」という場合がある)を基準として、レコーダ側マイク7によって収集され、後述するレコーダ側RAM16に記憶される音声情報のうち、集音スイッチ操作時前の予め定める時間分の音声情報と、集音スイッチ操作時後の予め定める時間分の音声情報とを、レコーダ側RAM16から、CFカード4およびナビゲーション装置2のハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録させる。
レコーダ側ROM15は、たとえばフラッシュROMによって実現される。レコーダ側ROM15は、ドライブレコーダ本体5を構成するハードウェア資源を統括的に制御するための制御プログラムならびに予め定める音声を記憶する。予め定める音声は、たとえばビープ音および合成音声である。
レコーダ側RAM16は、たとえばSD−RAM(Synchronous Dynamic Random
Access Memory)によって実現される。またレコーダ側RAM16は、リングバッファ構造によって構成されており、日時が最も古い情報から順次最新の情報に書き換えるようになっている。レコーダ側RAM16は、後述するレコーダ側処理部18に内蔵されるリアルタイムクロック(Real Time Clock;略称:RTC)によって計時される現在時刻を表す時刻情報、Gセンサ11によって検出されるGセンサ出力値、および車速センサ12によって検出されてレコーダ側処理部18によって算出される車速を表す車速情報を含む車両の状態を表す状態情報を巡回して一時的に記憶する。さらにレコーダ側RAM16は、カメラ6によって撮像され、JPEG(Joint Photographic coding Experts Group)形式に変換された画像を表す静止画像情報およびレコーダ側マイク7に入力された音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報を巡回して一時的に記憶する。
レコーダ側RAM16は、前述のように、レコーダ側処理部18のRTCによって計時される時刻情報を記憶してもよいし、レコーダ側処理部18が後述するナビ側処理部30から受信した時刻情報を記憶してもよい。
カメラ6によって撮像された画像のファイル形式は、JPEG形式に限定されるものではなく、たとえばビットマップ形式であってもよいし、動画のファイル形式であってもよいし、さらには独自に開発した形式であってもよい。
レコーダ側処理部18は、中央演算処理装置(Central Processing Unit;略称:CPU)などの処理回路によって実現される。レコーダ側処理部18には、Gセンサ11、車速センサ12、車両状態センサ13、レコーダ側操作部14、レコーダ側ROM15、レコーダ側RAM16およびCFカードIF17が電気的に接続されている。レコーダ側処理部18は、レコーダ側ROM15に記憶されている制御プログラムに従って、ドライブレコーダ1を構成するレコーダ側スピーカ8、レコーダ側RAM16およびCFカードIF17を制御する。
レコーダ側処理部18は、RTCを内蔵し、現在時刻を計時している。後述するナビ側処理部30によって取得される時刻情報を得るために、レコーダ側処理部18が、時刻情報の送信要求信号をナビ側処理部30に送信するように構成されてもよい。レコーダ側処理部18は、前述の車両の状態を表す状態情報と、前述の周囲情報とをレコーダ側RAM16に記憶させる。レコーダ側処理部18は、所定の条件毎、具体的には前記状態情報および前記周囲情報を記録する必要がある事象が発生する毎に、レコーダ側RAM16に記憶させた前記状態情報および周囲情報を、CFカードIF17を介してドライブレコーダ本体5に装着されるCFカード4、および後述するナビゲーション装置2のハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録させる。前記周囲情報を記録する必要がある事象とは、たとえばGセンサ出力値が予め定める閾値を超過する事象、ならびにレコーダ側操作部14の撮像スイッチおよび集音スイッチなどが利用者によって操作される事象の少なくともいずれか一方をいう。
レコーダ側処理部18は、複数回連続してGセンサ出力値が予め定める閾値を超過したと判断したとき、前記状態情報および前記周囲情報を記録するトリガ(以下「情報記録トリガ」という場合がある)が発生したと判断する。
レコーダ側処理部18は、レコーダ側RAM16に記憶させた前記周囲情報と、その周囲情報の後述するナビゲーション装置2のハードディスク25への記録指令を表す信号とを、ナビ側処理部30へ送信する。
ナビゲーション装置2は、道路地図などの地図情報に基づいて、利用者によって設定される出発地から目的地までの経路を探索し、探索された経路に沿って車両が走行するように、車両の現在位置を表す自車位置および地図を表示して、運転支援のための経路案内を行う。
ナビゲーション装置2は、GPS(Global Positioning System)レシーバ21、GPSアンテナ22、ナビゲーション側ROM(以下「ナビ側ROM」という)23、ナビゲーション側RAM(以下「ナビ側RAM」という)24、ハードディスク25、ナビゲーション側操作部(以下「ナビ側操作部」という)26、表示部27、ナビゲーション側マイク(以下「ナビ側マイク」という)28、ナビゲーション側スピーカ(以下「ナビ側スピーカ」という)29およびナビゲーション側処理部(以下「ナビ側処理部」という)30を含んで構成される。ナビゲーション装置2は、前述のドライブレコーダ1と電気的に接続されている。さらに具体的に述べると、ドライブレコーダ1のレコーダ側処理部18と、ナビゲーション装置2のナビ側処理部30とが電気的に接続されている。
GPSレシーバ21は、GPSアンテナ22を介して、不図示のGPS用衛星から送信される複数の電波信号を受信する。GPSレシーバ21は、受信した複数の電波信号をナビ側処理部30に与える。ナビ側処理部30は、GPSレシーバ21から与えられた複数の電波信号に基づいて、車両の位置を表す位置情報を測定する。またナビ側処理部30は、GPSレシーバ21から与えられた複数の電波信号に基づいて、該電波信号に含まれる現在時刻を表す時刻情報を取得する。ナビ側処理部30は、レコーダ側処理部18からの時刻情報の送信要求信号を受信したとき、受信した時刻情報の送信要求信号に基づいて、時刻情報をレコーダ側処理部18へ送信する。
ナビ側ROM23は、たとえばフラッシュROMによって実現される。ナビ側ROM23は、ナビゲーション装置2を構成するハードウェア資源を統括的に制御するための制御プログラムならびに予め定める音声を記憶する。予め定める音声は、たとえば運転支援のための経路案内を行うときに後述するナビ側スピーカ29から出力させるビープ音および合成音声である。
ナビ側RAM24は、たとえばSD−RAMによって実現される。ナビ側RAM24は、リングバッファ構造によって構成されており、日時が最も古い情報から順次最新の情報に書き換えるようになっている。ナビ側RAM24は、ナビ側処理部30によって測定される車両の位置情報などを一時的に記憶する。
ハードディスク25は、経路案内をするための地図情報を記録するとともに、ドライブレコーダ1から与えられる車両の状態を表す状態情報および周囲情報を記録する。ここで、地図情報は、線に関するリンク情報および点に関するノード情報を含む。道路は、1または複数のリンクを順次連結して表され、リンクの端点がノードとなる。リンク情報は、たとえばリンクの長さ寸法、ならびに有料道路、高速道路、一般道路などの道路種別を含む。ノード情報は、各ノードの座標情報を含む。
ナビ側操作部26は、利用者が操作して所定の情報を入力するための操作スイッチを有する。さらに述べると、ナビ側操作部26は、道路地図などの地図情報に基づいて自車位置および地図を表示させて経路案内をさせるときに利用者によって操作されるスイッチと、ドライブレコーダ1のカメラ6で撮像対象物を撮像するときに利用者によって操作される撮像スイッチと、ドライブレコーダ1のレコーダ側マイク7で周囲の音声を収集するときに利用者によって操作される集音スイッチとを有する。利用者によって、ナビ側操作部26の各操作スイッチが操作されると、ナビ側操作部26は、ナビゲーション装置2への指示情報など、操作に応じた情報を表す信号を生成してナビ側処理部30に与える。
たとえば、利用者によってナビ側操作部26の撮像スイッチが操作されると、ドライブレコーダ1およびナビゲーション装置2が設けられる車両3の周囲の撮像対象物をカメラ6で撮像する指令を表す信号が、ナビ側処理部30を介してレコーダ側処理部18に与えられる。また利用者によってナビ側操作部26の集音スイッチが操作されると、ドライブレコーダ1およびナビゲーション装置2が設けられる車両3の周囲の音声、具体的には車室内および車室外の音声をレコーダ側マイク7で収集する指令を表す信号が、ナビ側処理部30を介してレコーダ側処理部18に与えられる。
レコーダ側操作部14が撮像スイッチおよび集音スイッチを兼用するスイッチを1つ有する構成の本発明の他の実施の形態では、前記兼用するスイッチが操作されると、予め設定された機能に基づいて、前記車両3の周囲の撮像対象物をカメラ6で撮像する指令を表す信号が、ナビ側処理部30を介してレコーダ側処理部18に与えられるか、または前記車両3の周囲の音声、具体的には車室内および車室外の音声をレコーダ側マイク7で収集する指令を表す信号が、ナビ側処理部30を介してレコーダ側処理部18に与えられる。
表示部27は、たとえばカラー表示可能な液晶ディスプレイ(略称:LCD)によって実現され、ナビ側処理部30から与えられる指令に従って所定の文字および画像を表示する。表示部27に表示される画像は、たとえば道路地図、車両の位置、運転支援のための経路案内および観光案内を表す画像である。
ナビ側マイク28には、たとえば利用者によって発せられる音声が入力される。ナビ側マイク28に入力された音声を表す音声情報は、ナビ側処理部30に与えられる。ナビ側処理部30は、ナビ側マイク28から与えられる予め定める音声情報を認識して、たとえば車両の運転支援のための経路案内処理を行ってもよいし、情報記録トリガを発生させてもよい。
ナビ側スピーカ29は、ナビ側処理部30に電気的に接続され、ナビ側処理部30から与えられる電気信号を音響化して音声を出力する。ナビ側スピーカ29は、ナビ側ROM23に記憶されている予め定める音声、具体的にはビープ音および合成音声などを出力する。
ナビ側処理部30は、CPUなどの処理回路によって実現される。ナビ側処理部30は、経路案内処理、具体的にはハードディスク25に記録された地図情報を読み出して、利用者によって設定される出発地から目的地までの経路を探索し、探索された経路に沿って車両が走行するように、車両の現在位置を表す自車位置およびその周辺の地図などを表示部27に表示して経路案内を行う。
ナビ側処理部30は、レコーダ側処理部18から送信される周囲情報および周囲情報の記録指令信号を受信したとき、受信した記録指令信号に基づいて、受信した周囲情報をハードディスク25に記録させる。ナビ側処理部30は、レコーダ側処理部18からの周囲情報の送信要求信号を受信したとき、受信した周囲情報の送信要求信号に基づいて、送信要求された周囲情報をレコーダ側処理部18へ送信する。
本実施の形態において、レコーダ側RAM16は、第1のメモリに相当し、CFカードIF17は、装着部に相当する。カメラ6およびレコーダ側マイク7は、周囲情報取得手段に相当する。Gセンサ11は、加速度検出手段に相当する。CFカード4は、第2のメモリに相当する。レコーダ側処理部18は、記録制御手段に相当する。ハードディスク25は、記録手段に相当する。
図3は、Gセンサ出力値に基づいて、静止画像情報が一定間隔δおきにCFカード4に記録される態様を表す図である。図4は、静止画像情報の一部と位置情報等との関係を表す図である。レコーダ側処理部18は、カメラ6で撮像され、ドライブレコーダ本体5に入力された入力画像を、不図示のJPEG IC(Integrated Circuit)によってJPEG形式の静止画像情報に変換させる。レコーダ側処理部18は、JPEG形式に変換された静止画像情報をフレーム単位で時系列順にレコーダ側RAM16に順次記憶させる。このとき1枚(1フレーム)の静止画像は、たとえば「画像*.jpg」という形式でレコーダ側RAM16に記憶される(図4参照)。前記「*」は整数である。
レコーダ側処理部18は、静止画像情報の付加情報として、当該車両3のGセンサ出力値と、位置情報と、時刻情報と、車速情報と、音声情報との少なくともいずれか1つの情報を、レコーダ側RAM16に順次記憶させるようにしてもよい。さらに述べると、レコーダ側処理部18は、静止画像情報のみをレコーダ側RAM16に記憶させ、静止画像情報の前記付加情報をレコーダ側RAM16に記憶させないように構成されてもよい。
所定の記録条件を満たしたとき、レコーダ側RAM16に静止画像情報およびその付加情報が記憶されている場合、レコーダ側処理部18は、レコーダ側RAM16に記憶された静止画像情報と、その付加情報であるGセンサ出力値、位置情報、時刻情報、車速情報および音声情報の少なくともいずれか1つの情報とをCFカード4に記録させる。また所定の記録条件を満たしたとき、レコーダ側RAM16に静止画像情報のみが記憶されている場合、レコーダ側処理部18は、レコーダ側RAM16に記憶された静止画像情報をCFカード4に記録させる。本実施の形態では、たとえば1秒間に10枚(10フレーム)の静止画像がCFカード4に記録され、1イベント最大20秒間で200枚(200フレーム)の静止画像がCFカード4に記録可能に構成されている。1イベントとは、予め定める記録条件を満たした一つの状態と同義である。
さらに述べると、本実施の形態のCFカード4には、1イベント(1件)あたりの静止画像の記録時間を20秒とした場合、15件分の静止画像を記録可能である。CFカード4には、たとえば図4に示すように、最大20秒間で200枚の静止画像「画像1.jpg」,・・・,「画像200.jpg」から成る静止画像情報群が記録され、また前記静止画像情報群に含まれる各静止画像のファイル名「画像1」,・・・,「画像200」と、前記車両3の位置情報、時刻情報、Gセンサ出力値および車速情報を含む情報とをそれぞれ関連付けた情報が、静止画像情報群の付加情報として、CFカード4に記録される。
図5は、閾値を超過したGセンサ出力値35と、CFカード4に記録される静止画像情報の記録範囲Rhとの関係を表す図である。記録条件としてGセンサ出力値35が閾値GmaxまたはGminを超過すると、閾値超過時刻Tを基準として最大20秒間の記録範囲Rhにわたって、レコーダ側RAM16にエンドレスで記録された静止画像情報、そのGセンサ出力値、位置、時刻および車速情報と、レコーダ側マイク7からの音声情報とをCFカード4に記録する。以下の説明において、閾値超過時刻Tをトリガ発生時Tという場合がある。トリガ発生時T前の記録時間Tbef秒に、トリガ発生時T後の記録時間Taft秒を加えた時間が、1イベントにおける記録範囲Rhの合計時間に相当する。
本実施の形態では、トリガ発生時T前の記録時間Tbefを12秒とし、トリガ発生時T後の記録時間Taftを8秒としている。トリガ発生時T前の記録時間Tbefは、8秒以上12秒以下の範囲で設定可能であり、トリガ発生時T後の記録時間Taftは、8秒以上12秒以下の範囲で設定可能である。換言すれば、1イベントにおける記録範囲Rhは、トリガ発生時T前8秒以上12秒以下、トリガ発生時T後8秒以上12秒以下の範囲で最大20秒間を設定可能になっている。
本実施の形態では、1イベントにおける記録範囲Rhの合計時間を最大20秒に設定しているが、記録範囲Rhの合計時間は20秒に限定されるものではなく、記録範囲Rhの合計時間を、20秒よりも長い時間に設定されてもよいし、20秒よりも短い時間に設定されてもよい。また本実施の形態では、トリガ発生時T前の記録時間およびトリガ発生時T後の記録時間が、「8秒以上12秒以下」の範囲で設定可能に構成されているけれども、「8秒以上12秒以下」以外の範囲に設定可能に構成されていてもよい。
図6は、Gセンサ出力値の閾値判定方法を説明するための図である。レコーダ側処理部18は、Gセンサ11の出力を取得して、閾値Gabeを超えたか否かの判定(以下「閾値判定」という場合がある)をする。Gセンサ11は、前述のようにX、Y軸方向の重力加速度を検出する二軸タイプのセンサであり、車両3の前後方向および左右方向の重力加速度を検出可能に構成されている。したがって前後方向の衝突事故だけでなく、左右方向の衝突事故をも確実に検出することができ、その原因を分析することが可能となる。閾値判定は、前後方向の重力加速度と、左右方向の重力加速度とのベクトル和で実施する。この閾値は、設定により任意の値に変更可能になっている。
本実施の形態では、前後方向の重力加速度および左右方向の重力加速度のベクトル和と閾値Gabeとを比較して閾値判定をするように構成されているが、必ずしもこのような構成に限定されない。本発明の他の実施の形態では、左右方向であるX軸方向の重力加速度、および前後方向であるY軸方向の重力加速度と閾値Gabeとを個別にそれぞれ比較して、X軸方向およびY軸方向で個別に閾値判定をするようにしてもよい。
さらに、ドライブレコーダ1が、X軸方向の重力加速度、Y軸方向の重力加速度に加え、X軸方向およびY軸方向にそれぞれ垂直な方向であるZ軸方向の重力加速度をも検出することができる三軸タイプのGセンサを備えている場合は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の各重力加速度のベクトル和と閾値Gabeとを比較して閾値判定をしてもよいし、X軸方向の重力加速度、Y軸方向の重力加速度およびZ軸方向の重力加速度と閾値Gabeとを個別にそれぞれ比較して、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向で個別に閾値判定をするようにしてもよい。
図7は、レコーダ側RAM16に記憶された静止画像情報を、日時が新しい順番にCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録する場合の記録処理の動作を説明するための図である。図8は、静止画像情報のレコーダ側RAM16への記憶動作および静止画像情報のCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方への記録動作を示す図である。図8(1)は、静止画像情報のレコーダ側RAM16への記憶動作を示す図である。図8(2)は、静止画像情報のCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方への記録動作を示す図である。
本実施の形態のレコーダ側RAM16は、30秒分の静止画像情報を記憶可能な容量を有しており、図7および図8(1)に示すように、たとえばフレームA、フレームB、フレームC、・・・、フレームM、フレームN、フレームOの順番に、各フレームの静止画像情報を記憶する。また本実施の形態では、Gセンサ出力値が閾値GmaxまたはGminを超過したとき、その閾値超過時刻(トリガ発生時)Tを基準として、トリガ発生時T前の12秒分の静止画像情報と、トリガ発生時T後の8秒分の静止画像情報とを、レコーダ側RAM16から、CFカード4およびナビゲーション装置2のハードディスク25の少なくともいずれか一方へ記録するように構成されている。
レコーダ側処理部18は、カメラ6で撮像され、レコーダ側RAM16に記憶された静止画像情報をCFカード4に記録すべき指令、具体的には前記指令を表す信号が与えられ、かつ不図示の車両電源部から電力が供給されていることを検出したとき(以下「電力供給時」という場合がある)に、前記指令を表す信号が与えられた時刻を含む予め定める時間内にレコーダ側RAM16に記憶された静止画像情報を、トリガ発生時Tを基準として、レコーダ側RAM16に記憶された日時が古いフレームの静止画像情報から順番にCFカード4に記録させる記録処理を実行する。
さらに述べると、レコーダ側処理部18は、図7に示すように、電力供給時には、レコーダ側RAM16に記憶された静止画像情報のうち、トリガ発生時Tを基準として、トリガ発生時T前の12秒分の静止画像情報と、トリガ発生時T後の8秒分の静止画像情報とを、レコーダ側RAM16に記憶された日時が古いフレームの静止画像情報から順番にCFカード4に記録させる。さらに具体的に述べると、レコーダ側処理部18は、図8(2)に示すように、電力供給時には、フレームA、フレームB、・・・、フレームH、・・・、フレームI、・・・、フレームM、フレームN、フレームOの順番に、レコーダ側RAM16に記憶された各フレームの静止画像情報をCFカード4に記録させる。
また電力供給時に、静止画像情報がCFカード4に記録されているときでも、レコーダ側RAM16には、図7および図8(1)に示すようにフレームP、フレームQ、フレームR、・・・の順番に、新たなフレームの静止画像情報が空き領域に記憶されていく。空き領域がなくなると、記憶日時の最も古い静止画像情報に、記憶日時の最も新しい静止画像情報が上書きされる。レコーダ側RAM16に記憶されている静止画像情報は、CFカード4に記録された後、レコーダ側RAM16から消去されてもよい。
図9は、本発明の実施の一形態の周囲情報の記録処理に関するレコーダ側処理部18の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートでは、不図示の車両電源部から供給される電力によってドライブレコーダ本体5が電源起動する条件で、本処理が開始する。本処理は、ドライブレコーダ1の動作中に、レコーダ側処理部18によって繰返し実行される。
ステップa1では、カメラ6から与えられる画像情報およびレコーダ側マイク7から与えられる音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報を取得して、ステップa2に移行する。ステップa2では、ステップa1で取得した周囲情報を、レコーダ側RAM16に記憶させて、ステップa3に移行する。
ステップa3では、ドライブレコーダ1に起因する情報記録トリガが発生したか否かを判断し、発生したと判断したときはステップa4に移行し、発生していないと判断したときはステップa6に移行する。ここで、ドライブレコーダ1に起因する情報記録トリガとは、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過した状態と、レコーダ側操作部14の撮像スイッチおよび集音スイッチの少なくともいずれか一方が操作された状態との少なくともいずれか一方の状態をいう。
ステップa4では、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過したか否かを判断し、超過していれば、利用者によってパーソナルコンピュータ(略称:PC)などで周囲情報が分析されることを考慮してステップa5に移行し、超過していなければドライブレコーダ1に起因する情報記録トリガが、レコーダ側操作部14の撮像スイッチおよび集音スイッチの少なくともいずれか一方が操作されたことであると判断して、ステップa7に移行する。
ステップa5では、レコーダ側RAM16に記憶させた周囲情報のうちのトリガ発生時T前後の周囲情報、さらに具体的にはトリガ発生時T前12秒の周囲情報およびトリガ発生時T後8秒の周囲情報をCFカード4へ記録させた後、全ての処理手順を終了する。
ステップa6では、ナビゲーション装置2に起因する情報記録トリガが発生したか否かを判断し、発生したと判断したときはステップa7に移行し、発生していないと判断したときは、全ての処理手順を終了する。ここで、ナビゲーション装置2に起因する情報記録トリガとは、ナビ側操作部26の撮像スイッチおよび集音スイッチの少なくともいずれか一方が操作されたことと、ドライブレコーダ1およびナビゲーション装置2を備える車両が予め定める地点を通過したこととの少なくともいずれか一方の状態をいう。
ステップa7では、レコーダ側RAM16に記憶させた周囲情報と、その周囲情報のハードディスク25への記録指令を表す信号(以下「周囲情報の記録指令信号」という場合がある)とを、ナビゲーション装置2のナビ側処理部30へ送信させた後、全ての処理手順を終了する。
図10は、本発明の実施の一形態の周囲情報の記録処理に関するナビ側処理部30の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートでは、不図示の車両電源部から供給される電力によってナビゲーション装置2が電源起動する条件で、本処理が開始する。本処理は、ナビゲーション装置2の動作中に、ナビ側処理部30によって繰返し実行される。
ステップb1では、ドライブレコーダ1のレコーダ側処理部18からの周囲情報およびその周囲情報の記録指令信号を受信したか否かを判断し、受信していればステップb2に移行し、受信していなければ全ての処理手順を終了する。
ステップb2では、周囲情報の記録指令信号に基づいて、受信した周囲情報をハードディスク25へ記録させた後、全ての処理手順を終了する。
前述のように図1、図9および図10に示す本発明の実施の一形態によれば、所定の条件毎に、レコーダ側RAM16に記憶された周囲情報が、CFカードIF17を介してドライブレコーダ本体5に装着されるCFカード4、およびナビゲーション装置2のハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録されるように構成される。したがって、所定の条件毎に、たとえばカメラ6で撮像された画像情報を記録する必要がある事象である情報記録トリガが発生する毎に、前記周囲情報をCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録させることができる。
たとえば、車両が事故などに遭遇して大きな衝撃が加えられる事象が発生したとき、具体的にはGセンサ出力値が予め定める閾値を超過したときにレコーダ側RAM16に記憶された周囲情報、特に前記閾値を超過した時刻であるトリガ発生時T前後の周囲情報は、事故の状況分析および車両の運転状況の分析などをするうえで重要な情報となるので、可搬性を有するCFカード4に記録させる。
これによって、利用者が、CFカード4に記録された周囲情報をパーソナルコンピュータ(略称:PC)などで視聴する場合、前記周囲情報がハードディスク25に記録される前記従来技術とは異なり、利用者は、前記ハードディスク25からCFカード4に周囲情報を記録させる操作をする必要がなく、CFカード4に記録された周囲情報を比較的容易にPCに与えて視聴することができる。したがって前記周囲情報を記録させる操作の利用者の手間を省くことができ、前記従来技術に比べて利便性を向上することができる。
また本実施の形態によれば、レコーダ側RAM16に記憶された周囲情報が、CFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録されるように構成されるので、CFカード4のみに周囲情報を記録させる前記従来技術とは異なり、CFカード4の記録容量が不足したとき、CFカード4の空き容量を確保しなくても、ナビゲーション装置2へ周囲情報を送信して、ナビゲーション装置2に備えられるハードディスク25に周囲情報を確実に記録させることができる。
図11は、本発明の実施の他の形態の周囲情報の記録処理に関するレコーダ側処理部18の処理手順を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートでは、不図示の車両電源部から供給される電力によってドライブレコーダ本体5が電源起動する条件で、本処理が開始する。本処理は、ドライブレコーダ1の動作中に、レコーダ側処理部18によって繰返し実行される。
ステップc1では、カメラ6から与えられる画像情報およびレコーダ側マイク7から与えられる音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報を取得して、ステップc2に移行する。ステップc2では、ステップc1で取得した周囲情報を、レコーダ側RAM16に記憶させて、ステップc3に移行する。
ステップc3では、ドライブレコーダ1に起因する情報記録トリガおよびナビゲーション装置2に起因する情報記録トリガの少なくともいずれか一方を含む情報記録トリガ(以下、単に「情報記録トリガ」という)が発生したか否かを判断し、発生したと判断したときはステップc4に移行し、発生していないと判断したときは、全ての処理手順を終了する。
ステップc4では、レコーダ側RAM16に記憶させた周囲情報と、その周囲情報のハードディスク25への記録指令信号とをナビ側処理部30へ送信させて、ステップc5に移行する。ステップc5では、ステップc3で発生した情報記録トリガが、ドライブレコーダ1に起因するものであるか否かを判断し、ドライブレコーダ1に起因するものであると判断したときはステップc6に移行し、ドライブレコーダ1に起因するものではない、つまりナビゲーション装置2に起因するものであると判断したときは、全ての処理手順を終了する。
ステップc6では、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過したか否かを判断し、超過していればステップc7に移行し、超過していなければドライブレコーダ1に起因する情報記録トリガが、レコーダ側操作部14の撮像スイッチおよび集音スイッチの少なくともいずれか一方が操作されたことであると判断して、全ての処理手順を終了する。
ステップc7では、ナビゲーション装置2のハードディスク25に記録されている周囲情報のうちのトリガ発生時T前後の周囲情報、さらに具体的にはトリガ発生時T前12秒の周囲情報およびトリガ発生時T後8秒の周囲情報の送信を要求する信号(以下「周囲情報の送信要求信号」という)をナビ側処理部30へ送信させて、ステップc8に移行する。本実施の形態の送信要求信号は、ナビゲーション装置2のハードディスク25に記録されている周囲情報をCFカード4にコピーする指令(以下「コピー指令」という)および前記ハードディスク25に記録されている周囲情報をCFカード4に移動する指令(以下「移動指令」という)のいずれか一方を含む。
ステップc8では、ナビゲーション装置2のナビ側処理部30からの周囲情報を受信したか否かを判断し、受信していればステップc9に移行し、受信していなければ、周囲情報を受信するまでステップc8の処理を繰返し行う。
ステップc9では、ステップc8で受信した周囲情報をCFカード4へ記録させて、全ての処理手順を終了する。ステップc9では、ステップc7において移動指令を含む送信要求信号をナビ側処理部30へ送信している場合、ステップc8で受信した周囲情報を、CFカード4に移動して記録させる。またステップc9では、ステップc7においてコピー指令を含む送信要求信号をナビ側処理部30へ送信している場合、ステップc8で受信した周囲情報を、CFカード4にコピーして記録させる。前記移動とは、ステップc8で受信した周囲情報をCFカード4に記録させた後、ナビゲーション装置2のハードディスク25に記録されている前記周囲情報を消去させることをいう。前記コピーとは、ハードディスク25に記録されている前記周囲情報をCFカード4に複製して記録させることをいう。
図12は、本発明の実施の他の形態の周囲情報の記録処理に関するナビ側処理部30の処理手順を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートでは、不図示の車両電源部から供給される電力によってナビゲーション装置2が電源起動する条件で、本処理が開始する。本処理は、ナビゲーション装置2の動作中に、ナビ側処理部30によって繰返し実行される。
ステップd1およびステップd2の各処理は、前述の図10に示すフローチャートのステップb1およびステップb2の各処理と同様の処理であるので、説明を省略する。ステップd2の処理後、ステップd3に移行する。
ステップd3では、ドライブレコーダ1のレコーダ側処理部18からの周囲情報の送信要求信号を受信したか否かを判断し、受信していればステップd4へ移行し、受信していなければ全ての処理手順を終了する。
ステップd4では、ステップd3で受信した周囲情報の送信要求信号に基づいて、送信要求された周囲情報をレコーダ側処理部18へ送信した後、ステップd5に移行する。ステップd5では、ステップd3で受信した送信要求信号が、移動指令およびコピー指令のいずれを含んでいるかを判断し、移動指令を含んでいればステップd6に移行し、コピー指令を含んでいれば、全ての処理手順を終了する。ステップd6では、ハードディスク25に記録されている周囲情報を消去する。ステップd6の処理を終了した後は、全ての処理手順を終了する。
前述のように図1、図11および図12に示す本発明の実施の他の形態によれば、情報記録トリガが発生すると、レコーダ側RAM16に記憶された周囲情報は、ナビゲーション装置2のハードディスク25に記録されるように構成される。また前記情報記録トリガが、ドライブレコーダ1に起因するものであって、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過しているとき、ハードディスク25に記録されている周囲情報のうちの前記閾値を超過した時刻であるトリガ発生時T前後の周囲情報は、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をするうえで重要な情報となるので、可搬性を有するCFカード4に記録されるように構成される。
これによって、利用者が、CFカード4に記録された周囲情報をPCなどで視聴する場合、前記周囲情報がハードディスク25のみに記録される前記従来技術とは異なり、利用者は、前記ハードディスク25からCFカード4に周囲情報を記録させる特別な操作をする必要がなく、CFカード4に記録された周囲情報を比較的容易にPCに与えて視聴することができる。したがって前記周囲情報を記録させる操作の利用者の手間を省くことができ、前記従来技術に比べて利便性を向上することができる。
また本実施の形態によれば、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をするうえで重要な情報となる周囲情報はCFカード4に記録させ、事故の状況分析および車両の運転状況の分析などをする必要のない周囲情報は、ナビゲーション装置2のハードディスク25に記録させるようにしている。これによって、レコーダ側RAM16に記憶された周囲情報を、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をする必要がある周囲情報と、前述の分析が不要な周囲情報とに容易に分類させることができ、利用者の利便性が向上する。
図13は、本発明の実施のさらに他の形態の周囲情報の記録処理に関するレコーダ側処理部18の処理手順を示すフローチャートである。図13に示すフローチャートでは、不図示の車両電源部から供給される電力によってドライブレコーダ本体5が電源起動する条件で、本処理が開始する。本処理は、ドライブレコーダ1の動作中に、レコーダ側処理部18によって繰返し実行される。
ステップe1では、カメラ6から与えられる画像情報およびレコーダ側マイク7から与えられる音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報を取得して、ステップe2に移行する。ステップe2では、取得した周囲情報と、その周囲情報のハードディスク25への記録指令を表す記録指令信号とを、ナビ側処理部30へ送信させて、ステップe3に移行する。
ステップe3では、ドライブレコーダ1に起因する情報記録トリガが発生したか否かを判断し、発生したと判断したときはステップe4に移行し、発生していないと判断したときは、全ての処理手順を終了する。
ステップe4では、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過したか否かを判断し、超過していればステップe5に移行し、超過していなければドライブレコーダ1に起因する情報記録トリガが、レコーダ側操作部14の撮像スイッチおよび集音スイッチの少なくともいずれか一方が操作されたことであると判断して、全ての処理手順を終了する。
ステップe5では、ナビゲーション装置2のハードディスク25に記録されている周囲情報のうちのトリガ発生時T前後の周囲情報、さらに具体的にはトリガ発生時T前12秒の周囲情報およびトリガ発生時T後8秒の周囲情報の送信要求信号をナビ側処理部30へ送信させて、ステップe6に移行する。本実施の形態の送信要求信号は、ナビゲーション装置2のハードディスク25に記録されている周囲情報をCFカード4にコピーするコピー指令を含み、移動指令は含まない。
ステップe6では、ナビゲーション装置2のナビ側処理部30からの周囲情報を受信したか否かを判断し、受信していればステップe7に以降し、受信していなければ、周囲情報を受信するまでステップe6の処理を繰返し行う。ステップe7では、ステップe6で受信した周囲情報を、CFカード4にコピーして記録させる。ステップe7の処理後、全ての処理手順を終了する。
本発明の実施のさらに他の形態の周囲情報の記録処理に関するナビ側処理部30の処理手順は、前述の図12のフローチャートに示すナビ側処理部30の処理手順と類似しているので、異なる部分についてのみ説明する。前述の図12に示す実施の形態の送信要求信号は、移動指令およびコピー指令のいずれか一方を含んで構成されているので、図12のフローチャートのステップd5において、送信要求信号が移動指令およびコピー指令のいずれを含んでいるか否かを判断するように構成されている。
これに対して、本実施の形態の送信要求信号は、コピー指令を含み、移動指令を含まない構成であるので、本実施の形態の周囲情報の記録処理に関するナビ側処理部30の処理手順では、前述の図12に示すフローチャートのステップd5およびステップd6の処理は不要となり、従ってステップd4の処理を終了した後は、全ての処理手順を終了することになる。
前述のように図1および図13に示す本発明の実施のさらに他の形態によれば、カメラ6から与えられる画像情報およびレコーダ側マイク7から与えられる音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報は、ハードディスク25に記録されるように構成される。周囲情報がハードディスク25に記録されているとき、情報記録トリガが発生し、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過しているとき、ハードディスク25に記録されている周囲情報のうちの前記閾値を超過した時刻であるトリガ発生時T前後の周囲情報は、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をするうえで重要な情報となるので、可搬性を有するCFカード4に記録されるように構成される。
これによって、利用者が、CFカード4に記録された周囲情報をPCなどで視聴する場合、前記周囲情報がハードディスク25のみに記録される前記従来技術とは異なり、利用者は、前記ハードディスク25からCFカード4に周囲情報を記録させる特別な操作をする必要がなく、CFカード4に記録された周囲情報を比較的容易にPCに与えて視聴することができる。したがって前記周囲情報を記録させる操作の利用者の手間を省くことができ、前記従来技術に比べて利便性を向上することができる。
また本実施の形態によれば、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をするうえで重要な情報となる周囲情報はCFカード4に記録させ、事故の状況分析および車両の運転状況の分析などをする必要のない周囲情報は、ナビゲーション装置2のハードディスク25に記録させるようにしている。これによって、レコーダ側RAM16に記憶された周囲情報を、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をする必要がある周囲情報と、前述の分析が不要な周囲情報とに容易に分類させることができる。これによって利用者の利便性が向上する。
図14は、本発明の実施のさらに他の形態の周囲情報の記録処理に関するレコーダ側処理部18の処理手順を示すフローチャートである。図14に示すフローチャートでは、不図示の車両電源部から供給される電力によってドライブレコーダ本体5が電源起動する条件で、本処理が開始する。本処理は、ドライブレコーダ1の動作中に、レコーダ側処理部18によって繰返し実行される。
ステップf1では、カメラ6から与えられる画像情報およびレコーダ側マイク7から与えられる音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報を取得して、ステップf2に移行する。ステップf2では、ステップf1で取得した周囲情報を、レコーダ側RAM16に記憶させて、ステップf3に移行する。
ステップf3では、情報記録トリガが発生したか否かを判断し、発生したと判断したときはステップf4に移行し、発生していないと判断したときは、全ての処理手順を終了する。
ステップf4では、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過したか否かを判断し、超過していればステップf5に移行し、超過していなければステップf6に移行する。ステップf5では、レコーダ側RAM16に記憶させた周囲情報のうちのトリガ発生時T前後の周囲情報、さらに具体的にはトリガ発生時T前12秒の周囲情報およびトリガ発生時T後8秒の周囲情報をCFカード4へ記録させるとともに、前記トリガ発生時T前後の周囲情報およびその記録指令信号を、ナビゲーション装置2のナビ側処理部30へ送信させる。ステップf5の処理を終了した後は、全ての処理手順を終了する。
ステップf6では、レコーダ側RAM16に記憶させた周囲情報と、その周囲情報のハードディスク25への記録指令を表す記録指令信号とを、ナビゲーション装置2のナビ側処理部30へ送信させる。ステップf6の処理を終了した後は、全ての処理手順を終了する。
本実施のさらに他の形態の周囲情報の記録処理に関するナビ側処理部30の処理手順は、前述の図10のフローチャートに示すナビ側処理部30の処理手順と同様であるので、説明を省略する。
前述のように図14に示す実施の形態によれば、情報記録トリガが発生し、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過したとき、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をするうえで重要な情報となる周囲情報をCFカード4に記録させるとともに、前記周囲情報をナビゲーション装置2のハードディスク25に記録させるようにしている。したがって、レコーダ側RAM16に記憶された周囲情報のうち、特に重要な情報となる周囲情報は、CFカード4およびハードディスク25のいずれにも記録される。これによって、周囲情報が、CFカード4およびハードディスク25のいずれか一方に記録される場合に比べて、周囲情報の記録保持の確実性を高めることができる。
したがって、CFカード4に記録されている周囲情報およびハードディスク25に記録されている周囲情報のうちのいずれか一方の周囲情報が破損したり、不所望に消去されたりするなどの不具合が生じた場合でも、不具合が生じていない周囲情報を複製して再度記録させることができる。また前述のような不具合が生じた場合でも、不具合が生じていない周囲情報を用いて、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をすることができ、利用者の利便性が向上する。
図15は、本発明の実施のさらに他の形態のドライブレコーダ40の電気的構成を示すブロック図である。ドライブレコーダ40は、前述の図1に示す実施の形態のドライブレコーダ1と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、ドライブレコーダ1に対応する部分には同一の参照符を付して、共通する説明を省略する。
ドライブレコーダ40は、前述の図1に示すドライブレコーダ1と、ナビゲーション装置2とを一体にした構成になっている。具体的に述べると、ドライブレコーダ40は、ドライブレコーダ本体41、カメラ6、マイク42およびスピーカ43を含んで構成される。ドライブレコーダ本体41は、Gセンサ11、車速センサ12、車両状態センサ13、CFカードIF17、GPSレシーバ21、GPSアンテナ22、ハードディスク25、表示部27、操作部44、ROM45、RAM46および処理部47を含んで構成される。
マイク42は、前述の図1に示すドライブレコーダ1のレコーダ側マイク7と同様の機能およびナビゲーション装置2のナビ側マイク28と同様の機能を有する。マイク42は、ドライブレコーダ本体41の処理部47に電気的に接続されて、ドライブレコーダ本体41とは別体に設けられる。マイク42は、ドライブレコーダ本体41と一体に設けられてもよい。この場合、マイク42と一体化されたドライブレコーダ本体41は、たとえば車両3のフロントガラス3aに付設される。
スピーカ43は、前述の図1に示すドライブレコーダ1のレコーダ側スピーカ8と同様の機能およびナビゲーション装置2のナビ側スピーカ29と同様の機能を有する。スピーカ43は、処理部47に電気的に接続される。
操作部44は、前述の図1に示すドライブレコーダ1のレコーダ側操作部14と同様の機能およびナビゲーション装置2のナビ側操作部26と同様の機能を有する。具体的に述べると、操作部44は、利用者が操作して所定の情報を入力するための操作スイッチを有する。さらに述べると、操作部44は、カメラ6で撮像対象物を撮像するための撮像スイッチと、マイク42で周囲の音声を収集するための集音スイッチとを有する。利用者によって、操作部44の各操作スイッチが操作されると、操作部44は、ドライブレコーダ40への指示情報など、操作に応じた情報を表す信号を生成して処理部47に与える。
たとえば、利用者によって操作部44の撮像スイッチが操作されると、ドライブレコーダ40が設けられる車両3の周囲の撮像対象物をカメラ6で撮像する指令を表す信号が処理部47に与えられる。また利用者によって操作部44の集音スイッチが操作されると、ドライブレコーダ40が設けられる車両3の周囲の音声、具体的には車室内および車室外の音声をマイク42で収集する指令を表す信号が処理部47に与えられる。
ROM45は、たとえばフラッシュROMによって実現される。ROM45は、ドライブレコーダ本体41を構成するハードウェア資源を統括的に制御するための制御プログラムならびに予め定める音声を記憶する。予め定める音声は、たとえばビープ音および合成音声である。
RAM46は、たとえばSD−RAMによって実現される。またRAM46は、リングバッファ構造によって構成されており、日時が最も古い情報から順次最新の情報に書き換えるようになっている。RAM46は、後述する処理部47に内蔵されるリアルタイムクロック(Real Time Clock;略称:RTC)によって計時される現在時刻を表す時刻情報、Gセンサ11によって検出されるGセンサ出力値、および車速センサ12によって検出されて処理部47によって算出される車速を表す車速情報を含む車両の状態を表す状態情報と、カメラ6によって撮像され、JPEG形式に変換された画像を表す静止画像情報およびマイク42に入力された音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報とを巡回して一時的に記憶する。
処理部47は、CPUなどの処理回路によって実現される。処理部47は、前述の図1に示すドライブレコーダ1のレコーダ側処理部18と同様の機能およびナビゲーション装置2のナビ側処理部30と同様の機能を有する。処理部47には、カメラ6、Gセンサ11、車速センサ12、車両状態センサ13、CFカードIF17、GPSレシーバ21、ハードディスク25、表示部27、マイク42、スピーカ43、操作部44、ROM45およびRAM46が電気的に接続されている。処理部47は、ROM45に記憶されている制御プログラムに従って、ドライブレコーダ40を構成するCFカードIF17、GPSレシーバ21、ハードディスク25、表示部27、スピーカ43、ROM45およびRAM46を制御する。
処理部47は、前述の車両の状態を表す状態情報と、前述の周囲情報とをRAM46に記憶させる。処理部47は、所定の条件毎に、RAM46に記憶させた前記状態情報および周囲情報を、CFカードIF17を介してドライブレコーダ本体41に装着されるCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録させる。
本実施の形態において、ハードディスク25は、記録手段に相当する。GPSレシーバ21、GPSアンテナ22、ROM45および処理部47は、案内手段に相当する。カメラ6およびマイク42は、周囲情報取得手段に相当する。RAM46は、第1のメモリに相当し、CFカード4は、第2のメモリに相当する。CFカードIF17は、装着部に相当する。処理部47は、記録制御手段に相当する。
図16は、本発明の実施のさらに他の形態の周囲情報の記録処理に関する処理部47の処理手順を示すフローチャートである。図16に示すフローチャートでは、不図示の車両電源部から供給される電力によってドライブレコーダ本体41が電源起動する条件で、本処理が開始する。本処理は、ドライブレコーダ40の動作中に、処理部47によって繰返し実行される。
ステップg1では、カメラ6から与えられる画像情報およびマイク42から与えられる音声情報の少なくともいずれか一方を含む周囲情報を取得して、ステップg2に移行する。ステップg2では、ステップg1で取得した周囲情報を、RAM46に記憶させて、ステップg3に移行する。
ステップg3では、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過したか否かを判断し、超過していればステップg4に移行し、超過していなければステップg5に移行する。ステップg4では、RAM46に記憶させた周囲情報のうちのトリガ発生時T前後の周囲情報、さらに具体的にはトリガ発生時T前12秒の周囲情報およびトリガ発生時T後8秒の周囲情報をCFカード4へ記録させた後、全ての処理手順を終了する。
ステップg5では、操作部44の所定の操作スイッチ、具体的には撮像スイッチおよび集音スイッチの少なくともいずれか一方の操作スイッチが操作されたか否かを判断し、操作されたと判断したときはステップg6に移行し、操作されていないと判断したときはステップg7に移行する。ステップg6では、RAM46に記憶させた周囲情報をハードディスク25に記録させた後、全ての処理手順を終了する。
ステップg7では、ドライブレコーダ40を備える車両が予め定める地点を通過したか否かを判断し、通過していればステップg6に移行し、通過していなければ、全ての処理手順を終了する。
前述のように図15および図16に示す本発明の実施のさらに他の形態によれば、前述の図1、図9および図10に示す実施の形態と同様に、所定の条件毎に、RAM46に記憶された周囲情報が、CFカードIF17を介してドライブレコーダ本体41に装着されるCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録されるように構成される。したがって、所定の条件毎に、たとえばカメラ6で撮像された画像情報を記録する必要がある事象である情報記録トリガが発生する毎に、前記周囲情報をCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録させることができる。
たとえば、車両が事故などに遭遇して大きな衝撃が加えられる事象が発生したとき、具体的にはGセンサ出力値が予め定める閾値を超過したときにRAM46に記憶された周囲情報、特に前記閾値を超過した時刻であるトリガ発生時T前後の周囲情報は、事故の状況分析および車両の運転状況の分析などをするうえで重要な情報となるので、可搬性を有するCFカード4に記録させる。
これによって、利用者が、CFカード4に記録された周囲情報をパーソナルコンピュータ(略称:PC)などで視聴する場合、前記周囲情報がハードディスク25に記録される前記従来技術とは異なり、利用者は、前記ハードディスク25からCFカード4に周囲情報を記録させる操作をする必要がなく、CFカード4に記録された周囲情報を比較的容易にPCに与えて視聴することができる。したがって前記周囲情報を記録させる操作の利用者の手間を省くことができ、前記従来技術に比べて利便性を向上することができる。
また本実施の形態によれば、RAM46に記憶された周囲情報が、CFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録されるように構成されるので、CFカード4のみに周囲情報を記録させる前記従来技術とは異なり、CFカード4の記録容量が不足したとき、CFカード4の空き容量を確保しなくても、ハードディスク25に周囲情報を確実に記録させることができる。
さらに本実施の形態によれば、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をするうえで重要な情報となる周囲情報は、CFカード4に記録させ、事故の状況分析および車両の運転状況の分析などをする必要のない周囲情報は、ハードディスク25に記録させるようにしている。これによって、RAM46に記憶された周囲情報を、事故の状況分析および車両の運転状況の分析をする必要がある周囲情報と、前述の分析が不要な周囲情報とに容易に分類させることができる。これによって利用者の利便性が向上する。
前述の実施の各形態は、本発明の例示に過ぎず、発明の範囲内において構成を変更することができる。また前述の実施の各形態では、レコーダ側処理部18が、Gセンサ出力値が予め定める閾値を超過したと判断したとき、情報記録トリガが発生したと判断するように構成されているが、必ずしもこのような構成に限定されることはない。本発明の他の実施の形態では、レコーダ側処理部18が、予め定める時間あたりに予め定める値以上のGセンサ出力値の変化があると判断したとき、たとえば100ミリ秒以内にGセンサ出力値が0.1Gから0.5Gに変移するなどして0.4G以上の変化があると判断したとき、情報記録トリガが発生したと判断するように構成されてもよい。
前述の実施の各形態では、情報記録トリガが発生する毎に、周囲情報をCFカード4に記録させる場合と、周囲情報をハードディスク25に記録させる場合とで、周囲情報の圧縮率を異ならせるようにしてもよい。たとえば、記録容量が比較的大きいハードディスク25には、周囲情報を圧縮せずに記録し、記録容量が比較的小さいCFカード4には、周囲情報を圧縮して記録させるようにしてもよい。これによって、記録容量が比較的小さいCFカード4でも、圧縮しない場合に比べてCFカード4に記録できる周囲情報を増やすことができる。
また前述の図1に示す本発明の実施の一形態では、ナビ側処理部30が、ナビ側マイク28に入力された予め定める音声情報を認識するようにして、ナビゲーション装置2に起因する情報記録トリガを発生させるようにしてもよい。また前述の図14に示す本発明の実施のさらに他の形態では、処理部47が、マイク42に入力された予め定める音声情報を認識するようにして、情報記録トリガを発生させるようにしてもよい。
さらに前述の図14に示す本発明の実施のさらに他の形態では、利用者が操作部44を操作することによって、RAM46に記憶された周囲情報を、CFカード4およびハードディスク25のうちいずれの記録先に記録するかの選択入力ができるように構成されてもよい。
本発明の実施の一形態であるドライブレコーダ1およびドライブレコーダ1に電気的に接続されるナビゲーション装置2の電気的構成を示すブロック図である。 車両3へのカメラ取付け位置を説明するための図である。 Gセンサ出力値に基づいて、静止画像情報が一定間隔δおきにCFカード4に記録される態様を表す図である。 静止画像情報の一部と位置情報等との関係を表す図である。 閾値を超過したGセンサ出力値35と、CFカード4に記録される静止画像情報の記録範囲Rhとの関係を表す図である。 Gセンサ出力値の閾値判定方法を説明するための図である。 レコーダ側RAM16に記憶された静止画像情報を、日時が新しい順番にCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方に記録する場合の記録処理の動作を説明するための図である。 静止画像情報のレコーダ側RAM16への記憶動作および静止画像情報のCFカード4およびハードディスク25の少なくともいずれか一方への記録動作を示す図である。 本発明の実施の一形態の周囲情報の記録処理に関するレコーダ側処理部18の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態の周囲情報の記録処理に関するナビ側処理部30の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の他の形態の周囲情報の記録処理に関するレコーダ側処理部18の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の他の形態の周囲情報の記録処理に関するナビ側処理部30の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施のさらに他の形態の周囲情報の記録処理に関するレコーダ側処理部18の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施のさらに他の形態の周囲情報の記録処理に関するレコーダ側処理部18の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施のさらに他の形態のドライブレコーダ40の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施のさらに他の形態の周囲情報の記録処理に関する処理部47の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1,40 ドライブレコーダ
2 ナビゲーション装置
3 車両
4 CFカード
5,41 ドライブレコーダ本体
6 カメラ
7 レコーダ側マイク
8 レコーダ側スピーカ
11 加速度(G)センサ
12 車速センサ
13 車両状態センサ
14 レコーダ側操作部
15 レコーダ側ROM
16 レコーダ側RAM
17 CFカードインターフェース
18 レコーダ側処理部
25 ハードディスク
42 マイク
43 スピーカ
44 操作部
45 ROM
46 RAM
47 処理部

Claims (2)

  1. 車両に搭載され、情報記録手段を備えた車載装置と情報の送受信を行う情報記録装置であって、
    前記車両の周囲の画像および周囲の音声の少なくともいずれか一方を含む周囲情報が巡回的に記録される第1のメモリと、
    可搬性を有する第2のメモリが着脱可能に装着される装着部と、
    前記車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記第1のメモリに記録された周囲情報を前記情報記録手段に記録させ、前記加速度検出手段によって検出された加速度の値が予め定める値以上のときに、前記情報記録手段に記録された周囲情報を前記第2のメモリに記録させる記録制御手段とを含むことを特徴とする情報記録装置。
  2. 車両に搭載され、車両の周囲の画像および周囲の音声の少なくともいずれか一方を含む周囲情報が巡回的に記録される情報記録手段を備えた車載装置と情報の送受信を行う情報記録装置であって
    可搬性を有するメモリが着脱可能に装着される装着部と、
    前記車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度検出手段によって検出された加速度の値が予め定める値以上のときに、前記車載装置から受信した前記情報記録手段に記録された周囲情報を前記メモリに記録させる記録制御手段とを含むことを特徴とする情報記録装置。
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