JP4913959B2 - 空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法に関する。さらに詳しくは、ラジカル重合型熱硬化性樹脂の水性分散体を強化材の存在下に硬化させた連続気孔を有する多孔質硬化物成形体内部に空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法に関する。本発明の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体は濾過セルとして有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、汚水の濾過装置に使用されている濾過膜としては有機膜が広く利用されている。有機膜は、薄い布状のもので剛性が低く、有機膜を濾過膜として濾過装置に使用する場合には、一般に支持材料として、例えば、表面に凹凸部などを成形したポリエチレン等の合成樹脂成形板等と組み合わせて剛性を持たせて濾過セルに組み立てて使用される。
しかしこのような支持材料と組合わせて濾過セルとした場合には、使用中に水圧や濾過圧などにより、支持材料との接合部分等に応力が集中し接合部分が破損したり破損しないまでも接合部分から汚水が漏水するなどの問題点があった。
本発明者は、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を水と混合し水相中に樹脂粒子を分散させたO/W型水性分散体を硬化させた多孔質硬化物からなる濾過膜については先に提案した。この多孔質硬化物からなる濾過膜は優れた濾過性を有するものであるが、この多孔質硬化物からなる濾過膜は従来の有機膜に比べると剛性を有しており支持材料を必要とせず濾過セルに組み立てて濾過セルユニットとして使用することができるが、濾過セルに組み立てて使用されることらからコストが高くならざるを得ない面があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、繊維強化多孔質硬化物を濾過装置における濾過膜として使用するに際して、濾過セルに組立てることを必要とせず、濾過セルの構造として必要な空洞を有し強度的に優れた微細な連続気孔を有する繊維強化多孔質硬化物成形体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、(1)網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを包含させた、容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物をコア材としてO/W型熱硬化性樹脂水性分散体を含浸させた強化材に包含させて、常温下または加熱下に硬化させて繊維強化多孔質硬化物成形体を製造し、該成形体からゲル状物を液状化して除去し、成形体内部に形成させた空洞部内に網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを内包していることを特徴とする空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法に関する。
【0005】
また、(2)前記容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物が、ゲル状寒天またはゲル状ゼラチンであることを特徴とする上記(1)に記載の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法に関する。
【0006】
(3)前記容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物が、吸水性ポリマーであることを特徴とする上記(1)に記載の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法に関する。
【0008】
(4)O/W型熱硬化性樹脂水性分散体が、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を水と混合し水相中に樹脂粒子が均一に分散されてなるO/W型水性分散体であることを特徴とする上記(1)に記載の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法に関する。
【0009】
(5)液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂が、液状不飽和ポリエステル樹脂、液状エポキシ(メタ)アクリレート樹脂、液状ウレタン(メタ)アクリレート樹脂、および液状(メタ)アクリル樹脂から選ばれる液状ラジカル重合型熱硬化性樹脂の少なくとも1種であることを特徴とする上記(4)に記載の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物の製造方法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法を、以下に詳細に説明する。
本発明の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体は、網状物又は連続気孔を有する多孔質フォームを包含させた、容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物をコア材として使用し、該コア材を、ラジカル重合型熱硬化性樹脂と水とを混合させ水相中に樹脂粒子を分散させたO/W型水性分散体を含浸させた強化材に内包させて、常温下または加熱下に硬化させて微細な連続気孔を有する繊維強化多孔質硬化物成形体を製造し、次いで、該成形体に内包させたゲル状物質を液状化し外部に排出して、成形体内部に形成された空洞部内に網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを内包させることにより製造される。
【0012】
このようにして製造された空洞を有し微細な連続気孔を有する繊維強化多孔質硬化物成形体は、そのまま濾過セルユニットとして使用することができる。空洞内部に網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを内包させた空洞を有し微細な連続気孔を有する繊維強化多孔質硬化物成形体は、空洞部が強化されており、濾過セルとして使用した場合、濾過圧などで濾過膜同士が密着することがない濾過セルユニットを得ることができる。
【0013】
本発明において、容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物には、繊維強化多孔質硬化物成形体の成形時には固形のゲル状であるが成形後は容易に液状化し得る物質が選択される。このような物質としては、寒天またはゼラチンが挙げられる。寒天またはゼラチンは水に分散させ加熱溶解させ液状化し冷却してゲル状物質として使用される。該ゲル状物質は、網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを、寒天またはゼラチンを水に分散させ加熱溶解させた液体中に浸漬し、冷却して網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを包含させたゲル状物として使用される。
【0014】
また、本発明における繊維強化多孔質硬化物成形体の成形時には固形のゲル状物であるが成形後は容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物質として、2価の金属イオンにより容易にゲルが破壊され易い吸水性ポリマーを使用することができる。
この吸水性ポリマーを本発明のコア材に使用する場合、吸水性ポリマーに、網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを包含させて使用される。この場合、吸水性ポリマーを網状物または連続気孔を有する多孔質フォームに点在させておき、これに水を加えて吸水性ポリマーをゲル状化させた後所望の形に成形するか、またはゲル状化させた吸水性ポリマーと網状物または連続気孔を有する多孔質フォームとを組合わせて使用し所望の形状に成形して使用される。
【0015】
本発明で使用する含水物質の水分含有量は80〜99.9%、好ましくは90〜99.9%であり、含水量が上記範囲より少ない場合には、液状化させた後の取り出しに余計な労力と時間を必要とする。また、含水物質の性能により異なるが含水量が上記の範囲を超えて多い場合には、水分が水性分散体内に移行し、結果的に水性分散体の水分量が多くなり得られる硬化物成形体の強度を低下を招く虞があるので好ましくない。
【0016】
本発明で使用する吸水性ポリマーは、紙おむつ等に使用されている吸水性ポリマーが利用でき種々のメーカーから市販されている。特に限定するものではないが例えば、商品名「アロンザップ RS−2」(東亞合成(株)製)が例示される。
【0017】
また、本発明の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体からなる濾過材に抗菌性、防黴性または消臭性などの機能を付与し付加価値を高めることができる。抗菌性、防黴性または消臭性の付与は、液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂に、抗菌性付与剤、防黴性付与剤または消臭性付与剤の少なくとも1種を混合分散させることにより容易に得られる。抗菌性を付与する方法は、液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂に抗菌性付与剤を混合分散する方法と、抗菌性を発現する物質を原料成分の一成分に用いてラジカル重合型熱硬化性樹脂を製造することにより液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂に抗菌性を付与する方法とがある。液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂に抗菌性付与剤を混合分散して抗菌性を付与するための抗菌性付与剤としては、銀に代表される市販の金属系抗菌剤が使用される。この様な抗菌剤としては、例えば、東亞合成株式会社から市販されている「ノバロンAGT300」、「ノバロンVZ100」等が例示される。
【0018】
また抗菌性を発現し得る物質を原料成分の一成分に使用して抗菌性を有する液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂とすることもできる。このような方法としては、例えば、不飽和ポリエステル樹脂を製造する際に、使用される二塩基酸の一部を4級アンモニウム塩または4級ピリジニウム塩を含む二塩基酸に変えて使用することにより、抗菌性を有する液状不飽和ポリエステル樹脂を得ることができる。
【0019】
また、防黴性を有する液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂としては、液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂に防黴性付与剤を混合分散して防黴性を有する液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂を得ることができる。液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂に混合分散して防黴性を付与するための防黴付与剤としては市販されているものが使用される。例えば、東亞合成株式会社から市販されている「カビノン800」、「カビノン900」等が例示される。
【0020】
本発明における液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂は、液状不飽和ポリエステル樹脂、液状エポキシ(メタ)アクリレート樹脂、液状ウレタン(メタ)アクリレート樹脂あるいは液状(メタ)アクリル樹脂(いわゆるアクリルシラップ)が使用される。
【0021】
本発明における液状不飽和ポリエステル樹脂は、グリコール類を主成分とする多価アルコール類とα,β−不飽和二塩基酸および/またはその無水物、さらに必要に応じて飽和二塩基酸および/またはその無水物とを重縮合させて得られる不飽和ポリエステルをスチレン等のエチレン性不飽和二重結合を有する重合性単量体に溶解した液状樹脂である。
【0022】
上記のグリコール類は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ペンタエリスリトール、ペンタエリスリットジアリエーテルのようなペンタエリスリトール誘導体、アリルグリシジルエーテル、水素化ビスフェノールA、ビスフェノールA、ビスフェノールA誘導体、等が例示される。
【0023】
また上記のα,β−不飽和二塩基酸および/またはその無水物としては、例えば、マレイン酸またはその無水物、フマル酸、イタコン酸またはその無水物などが例示される。これらは単独で、または2種以上を混合して使用することができる。
【0024】
飽和二塩基酸および/またはその無水物としては、例えば、無水フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、テトラブロム無水フタル酸、ヘット酸、ヘキサハイドロ無水フタル酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4―シクロヘキサンジカルボン酸等が例示される。これらは単独で、または2種以上を混合して使用することができる。
【0025】
抗菌性を付与するために用いられる抗菌性を発現し得る物質は、4級アンモニウム塩または4級ピリジニウム塩を含む二塩基酸としては、例えば、3,5−ジカルボキシメチル−ラウリルピリジニウムクロライド,3,5−ジカルボキシメチル−ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド等が例示される。これらは単独で、または2種以上を混合して使用することができる。
【0026】
また、エチレン性不飽和二重結合を有する重合性単量体としては、例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等のビニルモノマー、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルテトラブロムフタレート等のアリルモノマー、フェノキシエチルアクリレート、1,6−ヘキサンジオールアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート等が例示される。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。またこれらのうちスチレン、ビニルトルエンなどのビニル系モノマーが通常一般的に使用される。
【0027】
なお、本発明における液状不飽和ポリエステル樹脂は、回収PET、すなわち高分子量ポリエチレンテレフタレート製品の廃棄物、例えば、使用済みペットボトル、シート、フィルム等の廃棄物、成型屑、切断屑等を、原料の一部に使用して製造された不飽和ポリエステルを上記同様にエチレン性不飽和二重結合を有する重合性単量体に溶解した液状不飽和ポリエステル樹脂も使用することができる。
【0028】
本発明における液状エポキシ(メタ)アクリレート樹脂としては、1分子中に2個以上のグリシジルエーテル基を有するエポキシ樹脂にアクリル酸またはメタクリル酸を付加反応させて得られる分子末端にエポキシ基を有するエポキシ(メタ)アクリレート樹脂を、エチレン性不飽和二重結合を有する重合性単量体に溶解した液状樹脂である。上記1分子中に2個以上のグリシジルエーテル基を有するエポキシ樹脂は、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等、あるいはこれらの誘導体からのビスフェノール型エポキシ樹脂、ビキシレノールおよびその誘導体からのビキシレノール型エポキシ樹脂、ビフェノールおよびその誘導体からのビフェノール型エポキシ樹脂、あるいはナフタレンおよびその誘導体からのナフタレン型エポキシ樹脂、さらにはノボラック型エポキシ樹脂などのエポキシ樹脂が挙げられ、これらは単独で、または2種以上を混合して使用することができる。エチレン性不飽和二重結合を有する重合性単量体は、上記した不飽和ポリエステル樹脂に使用されると同様の重合性単量体を使用することができる。
液状エポキシアクリレートまたはエポキシメタクリレート樹脂は、上記のエポキシアクリレートまたはエポキシメタクリレートを、例えばスチレン、ジエチレングリコールジメタクリレートなどの液状の重合性単量体に溶解した液状樹脂である。
【0029】
また本発明における液状ウレタン(メタ)アクリレート樹脂は、ポリアルコールおよび/またはポリエーテルポリオールとジイソシアネートとを反応させ分子末端をイソシアネートと反応させてイソシアネート化し、これにアルコール性水酸基を有するアクリレートまたはメタクリレートを反応させるか、または先ずアルコール性水酸基を有するアクリレートまたはメタクリレートとイソシアネートとをイソシアネート基を残してポリアルコールおよび/またはポリエーテルポリオールとを反応させて得られる分子末端にアクリレートまたはメタクリレートの二重結合を有するウレタンアクリレート、またはウレタンメタクリレートを、例えばスチレン、ジエチレングリコールジメタクリレートなどの液状の重合性単量体に溶解した液状樹脂である。これらは単独で、または2種以上の混合物で使用することができる。
【0030】
また本発明に使用される液状のアクリル樹脂またはメタクリル樹脂としては、メチルメタクリレートを主成分とし部分的に他の重合性単量体を共重合体させたメチルメタクリレート共重合体、またはこの共重合体をメチルメタクリレートに溶解した液状樹脂であって、通常アクリルシラップと呼ばれるものである。なお、これらの液状樹脂は熱硬化性とするには、例えば、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレートのような多官能性メタクリレートまたはアクリレート系の単量体が併用される。
【0031】
本発明に使用されるO/W型水性分散体は、液状のラジカル重合性熱硬化性樹脂(単に「液状樹脂」ということがある)と水とを物理的混合手段により混合することにより容易に製造することができる。具体的には、硬化剤、必要に応じて促進剤を添加した液状樹脂に、所定量の水を加え、例えば、ディゾルバー(高速回転ミキサー)、ホモミキサーなどの物理的混合手段、あるいは超音波照射により混合することにより安定した水性分散体を得ることができる。使用される水は、イオン交換水、蒸留水および水道水のいずれでも差し支えなく特に限定するものではない。
【0032】
本発明に使用されるO/W型水性分散体は、液状樹脂と水との混合割合は、重量比で90:10〜60:40の範囲であり、好ましくは、85:15〜70:30である。水の混合割合が上記の範囲よりも多い場合は、硬化物の樹脂粒子同士の結合が弱くなり、硬化物の強度が低下するので好ましくない。一方、水の混合割合を上記範囲よりも少ない場合は、水性分散体の形態がW/O型となり、本発明の目的とする微細な連続気孔を有する多孔質硬化物が得られない。
【0033】
本発明に使用されるO/W型水性分散体には、硬化剤および必要に応じ促進剤を添加して使用されるが、必要に応じ添加される促進剤は予め液状樹脂に添加してO/W型水性分散体を調製することが望ましい。硬化剤は通常は使用するに際して添加される。硬化剤が粉末あるいはペースト状で樹脂への均一溶解に時間がかかる場合は、硬化剤を予め液状樹脂に添加してO/W型水性分散体を調製することが望ましい。その場合、必要に応じて添加される促進剤は使用するに際して添加される。
【0034】
本発明に使用される硬化剤としては、通常有機過酸化物が使用される。そのような硬化剤として代表的なものは、メチルエチルケトンパーオキサイドで代表されるケトンパーオキサイド類、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンで代表されるパーオキシケタール類、クメンハイドロパーオキサイドで代表されるハイドロパーオキサイド類、ジクミルパーオキサイドで代表されるジアルキルパーオキサイド類、ベンゾイルパーオキサイドで代表されるジアシルパーオキサイド類、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネートで代表されるパーオキシジカーボネート類、t−ブチルパーオキシベンゾエートで代表されるパーオキシベンゾエート類などを挙げられる。このような硬化剤は、通常、液状樹脂100重量部に対して0.5〜3.0重量部の範囲で使用され、好ましくは0.5〜2.0重量部が使用される。
【0035】
上記の促進剤は、ナフテン酸コバルトで代表される有機酸の金属塩(金属石鹸)類、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルパラトルイジンなどの3級アミン類、フェロセン等、不飽和ポリエステル樹脂の室温硬化に通常使用される促進剤が使用される。これらの促進剤は、例えば、硬化剤としてケトンパーオキサイド、やハイドロパーオキサイドを使用した場合はナフテン酸コバルトのような金属石鹸との組合せが好ましく、硬化剤がジアシルパーオキサイドである場合には3級アミンとの組合せが好ましく、硬化剤がパーオキシカーボネートである場合にはフェロセンとの組合せが好ましい。このような促進剤は、金属石鹸類は液状樹脂100重量部に対して金属含有量6%のものに換算して0.02〜2.0重量部の範囲で使用され、好ましくは0.2〜1.0重量部が使用される。3級アミン類は液状樹脂100重量部に対して0.05〜1.0重量部の範囲で使用され、好ましくは0.1〜0.5重量部が使用される。
【0036】
本発明のO/W型水性分散体の調製に際して、必要に応じて界面活性剤を使用することができる。界面活性剤の使用は本発明のO/W型水性分散体の安定性を高めることができるので、本発明の水性分散体を調整後直ぐに使用することなく数日間放置した後に硬化物とするような場合には界面活性剤を添加することが望ましい。
【0037】
本発明に使用される界面活性剤としては、非イオン系界面活性剤が望ましい。非イオン系界面活性剤としては、(1)エステル型、(2)エーテル型、(3)アルキルフェノール型、(4)ソルビタンエステル型、(5)ポリオキシエチレンソルビタンエステル型、および(6)特殊非イオン型のいずれのタイプでも使用することができる。このような界面活性剤の添加量は液状樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部の範囲で使用され、好ましくは0.5〜2.0重量部で使用される。界面活性剤の添加量が0.1重量部よりも少ない場合は添加の効果が発揮されず、10重量部を超える量を添加した場合には耐水性が低下する虞があり好ましくない。
【0038】
本発明の繊維強化多孔質硬化物成形体に使用される強化材としては、例えば、ガラスクロス、カーボンクロス、ガラスチョップストランドマット、アラミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維のような合成繊維クロス、あるいはこれら合成繊維不織布、レイヨン系不織布等が挙げられる。これらの強化材は所望に応じて2種以上を併用することができる。
【0039】
【実施例】
次に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0040】
実施例1
(水性分散体A1の製造)
内径10cm、高さ15cmの金属製容器に、液状不飽和ポリエステル樹脂(日本ユピカ(株)製、商品名「ユピカ6510」)400gを秤量し、これに抗菌性付与剤として「ノバロンVZ100」(東亞合成(株)製)を8g、硬化剤として市販の50重量%濃度の過酸化ベンゾイル8g(樹脂100gに対して純分1g)、界面活性剤として「プルロニックL−61」(ポリオキシエチレンプロピレンエーテル型、旭電化工業(株)製)6gを加えよく混合したのち、水道水133g(樹脂75gに対して25g)を加え羽根の外径が4cmのディゾルバーを使用して回転数5000rpmで2分間高速撹拌し、O/W型水性分散体(A1)を得た。
【0041】
(ゲル状物質B1の製造)
水450mlに粉末寒天12gを加え良くかき混ぜながら沸騰させ、沸騰1分後に加熱を止め寒天溶液を調製した。あらかじめ用意しておいた40cm×25cmのステンレス製の型内に厚さ2.8mm、幅22.5cm、長さ30.0cmのポリエチレン製ネット(大日本プラスチックス(株)製 商品名「ネトロンシート WF4」)を配置し、先に調製した寒天溶液を入れポリエチレン製ネットを寒天溶液中に完全に浸漬した状態で冷却し、網入りゲル状物(B1)を作製した。
【0042】
(空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体(C1)の製造)
離型剤として金属石鹸を塗布した型上で、ポリエステル不織布OL−40 1プライ、450g/m2 のガラスチョップドストランドマット1プライに、N,N−ジメチルアニリン0.8gを加え十分に溶解した水性分散体(A1)を含浸させた後、上記網入りゲル状物(B1)をセットし、更に、先に使用した水性分散体(A1)を含浸させ別途調製した強化材で網入りゲル状物を包み込むようにして被覆した後、水の蒸発を防ぐためにセロハン紙およびポリエステルフィルムで覆い、室温で一昼夜放置して硬化させた。硬化後、該多孔質硬化物に8mmφの穴を開け、沸騰水中で5分間加熱して内部のゲル状寒天を溶解した後、穴から外部に流し出し、その後2回洗浄、乾燥させて網状物を内包した空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体(C1)を得た。
得られた網状物を内包した空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体は、微細な連続気孔を有する一体成形物であり強度的にも優れており、濾過セルとして使用中に濾過水の漏水は認められなかった。
【0043】
実施例2
(水性分散体A2の製造)
内径20cm、高さ40cmの金属製容器に、液状不飽和ポリエステル樹脂(日本ユピカ(株)製、商品名「ネオポール8250L」)2000gを秤量し、これに硬化剤として市販の50重量%濃度の過酸化ベンゾイル40g(樹脂100gに対して純分1g)、界面活性剤として「ニューコール 25」(ポリオキシエチレンソルビタンラウレート型、日本乳化剤(株)製)30gを加えよく混合したのち、水道水500g(樹脂80gに対して20g)を加え羽根の外径が6cmのディゾルバーを使用して回転数6000rpmで3分間高速撹拌し、O/W型水性分散体(A2)を得た。
【0044】
(ゲル状含水物質B2の製造)
あらかじめ用意しておいた40cm×25cmのステンレス製の型内に、厚さ4.0mm、幅22.5cm、長さ30.0cmのポリエチレン製ネット(大日本プラスチックス(株)製 商品名「ネトロンシート D1」)を配置し、該ネット上に吸水性ポリマー(東亞合成(株)製 商品名「アロンザップ RS−2」)0.8gを均等に散布し、水400gを流し込み吸水性ポリマーのゲル状物を得た。ゲル化状物を上から押さえて凹凸を無いように成形し、吸水性ポリマーの網入りゲル状物(B2)を作製した。
【0045】
(空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体(C2)の製造)
ポリエステル不織布OL−40 1プライおよび450g/m2 のガラスチョップドストランドマット1プライで、上記のゲル状物(B2)を包み込むように被覆して、離型剤として金属石鹸を塗布した排出口と注入口を供えた型内に設置し、離型剤として金属石鹸を塗布した型で蓋をし、排出口側を減圧にして、N,N−ジメチルアニリン4gを加え十分に溶解した水性分散体(A2)を注入口から型内に圧入し、圧入後40℃で20分硬化させ繊維強化多孔質硬化物を得た。得られた該多孔質硬化物に12mmφの穴を開け、2%塩化カルシウム水溶液に該多孔質硬化物を浸漬し内部のゲル状吸水性ポリマーを液状化した後、吸水性ポリマーを穴から外部に排出し、その後2回洗浄し、乾燥させて網状物を内包した空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体(C2)を得た。
得られた網状物を内包した空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体は、微細な連続気孔を有する一体成形物であり強度的にも優れており、濾過セルとして使用中に濾過水の漏水がなかった。
【0046】
実施例3
(水性分散体A3の製造)
内径10cm、高さ15cmの金属製容器に、液状不飽和ポリエステル樹脂(日本ユピカ(株)製、商品名「ユピカ6510」)400gを秤量し、これにN,N−ジメチルアニリン0.8g、界面活性剤として「イオネットT−20C」(ポリオキシエチレンソルビタンラウレート型、三洋化成(株)製)6gを加えよく混合したのち、水道水100g(樹脂80gに対して20g)を加え羽根の外径が4cmのディゾルバーを使用して回転数5000rpmで2分間高速撹拌し、O/W型水性分散体(A3)を得た。
【0047】
(ゲル状含水物質B3の製造)
水450mlに粉末ゼラチン15gを加え良くかき混ぜながら沸騰させ、溶解を確認後、あらかじめ用意しておいた40cm×25cmのステンレス製の容器内にポリエチレン製ネットを配置し上記に調製したゼラチン溶液を流し込み冷却してゲル状物(B3)を調整した。
【0048】
(空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体(C3)の製造)
離型剤として金属石鹸を塗布した型上で、ポリエステル不織布OL−40 1プライおよび450g/m2 のガラスチョップドストランドマット3プライに、硬化剤として市販の40重量%濃度の過酸化ベンゾイル10g(樹脂100gに対して純分1g)を加え十分に溶解した水性分散体(A3)を含浸させた後、ゲル状物(B3)をセットし、上記と同様の水性分散体を含浸させた強化材でゲル状物を包み込むように覆い、ついで、水の蒸発を防ぐためにナイロンフィルムで被覆し、室温で一昼夜放置して硬化させた。硬化後被覆材を取り除き、80℃で30分後硬化を行ない微細な連続気孔を有する繊維強化多孔質硬化物を得た。後硬化中に該繊維強化多孔質硬化物中に内包されたゲル状ゼラチンは加熱により液状化して連続した気孔を通して外部に排出され、空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体(C3)を得た。
得られた網状物を内包した空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体は、微細な連続気孔を有する一体成形物であり強度的にも優れており、濾過セルとして使用中に濾過水の漏水は認められなかった。
【0049】
比較例1
(繊維強化多孔質硬化物成形体(C4)の製造)
離型剤として金属石鹸を塗布した型上で、ポリエステル不織布OL−40 1プライおよび450g/m2 のガラスチョップドストランドマット1プライに、実施例1に使用したと同様の水性分散体(A1)を含浸させ、水の蒸発を防ぐためにセロハン紙およびポリエステルフィルムで覆い、室温で一昼夜放置して硬化乾燥させて、繊維強化多孔質硬化物からなる板を得た。得られた繊維強化多孔質硬化物からなる板2枚の間に、厚さ2.8mm、幅22.5cm、長さ30.0cmのポリエチレン製ネット(大日本プラスチックス(株)製 商品名「WF4」)をはさみ厚さ3mmの多孔質硬化物を介在させて周辺部分を接着し、網状物が内包された繊維強化多孔質硬化物成形体(C4)を得た。
得られた繊維強化多孔質硬化物成形体(C4)は濾過セルとして使用中に接着部分から濾過水の漏水が認められた。
【0050】
【発明の効果】
本発明の方法により得られた空洞を有し微細な連続気孔を有する繊維硬化多孔質硬化物成形体は、一体成形物であり強度的にも優れておりそのまま濾過セルユニットとして使用することができ、濾過セルとして使用中に濾過水の漏水は認められない。また、空洞内部に網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを内包させた空洞を有し微細な連続気孔を有する繊維強化多孔質硬化物成形体は、空洞部が強化されており、濾過セルとして使用した場合、濾過圧などで濾過膜同士が密着することがない濾過セルユニットを得ることができる。
さらに本発明の方法により、従来のような濾過セルの組立て工程を必要としないので、濾過セルの製造工程が飛躍的に簡単になり、短時間で所望の濾過セルを製造することが可能になり、しかも、これまで欠点であった濾過セル組立に伴う接合部分の強度不足に伴う種々の問題も解決し、濾過セルの低コスト化と長寿命化を一気に解決することができる。
Claims (5)
- 網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを包含させた、容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物をコア材としてO/W型熱硬化性樹脂水性分散体を含浸させた強化材に包含させて、常温下または加熱下に硬化させて繊維強化多孔質硬化物成形体を製造し、該成形体からゲル状物を液状化して除去し、成形体内部に形成させた空洞部内に網状物または連続気孔を有する多孔質フォームを内包していることを特徴とする空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法。
- 前記容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物が、ゲル状寒天またはゲル状ゼラチンであることを特徴とする請求項1に記載の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法。
- 前記容易に液状化し得る水分含有量が80〜99.9%のゲル状物が、吸水性ポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法。
- O/W型熱硬化性樹脂水性分散体が、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を水と混合し水相中に樹脂粒子が均一に分散されてなるO/W型水性分散体であることを特徴とする請求項1に記載の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法。
- 液状のラジカル重合型熱硬化性樹脂が、液状不飽和ポリエステル樹脂、液状エポキシ(メタ)アクリレート樹脂、液状ウレタン(メタ)アクリレート樹脂、および液状(メタ)アクリル樹脂から選ばれる液状ラジカル重合型熱硬化性樹脂の少なくとも1種であることを特徴とする請求項4に記載の空洞を有する繊維強化多孔質硬化物成形体の製造方法。
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