JP4911568B2 - 屋内施設用ダクトレス座席空調システム - Google Patents
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Description
屋内施設の床面に開口され噴流を上方へ吹き上げ可能な給気孔8を有する送風機構2と、
上記床面の上方に、この床面に連結した脚である固定手段12で支えられた、複数人架け用の座席台14を横設するとともに、この座席台14の下面に、送風口32を適所に有しかつかつ座席台14の長手方向に長いエアチャンバー18を設けた座席本体10とを、具備し、
上記給気孔8とエアチャンバー18下面との間に外界に連続する空所30を設け、
上記給気孔8からエアチャンバー18の下面側へ吹き込んだ空気を、エアチャンバーを経由して上記送風口32より送風するように設けた座席空調システムであって、
上記エアチャンバー18は、そのエアチャンバー18の底壁22のうち給気孔8と向き合う箇所にエア導入孔26を開口するとともに、このエア導入孔26を除く底壁部分を逆流防止板28としており、
上記固定手段12は、上記エア導入孔26と給気孔8とが垂直方向に向かい合いかつ給気孔8からエア導入孔26までの高さが一定となるように、このエア導入孔26付きのエアチャンバー18及び座席台14を水平方向及び垂直方向の定位置に固定しており、
上記給気孔8側から吹き上げる噴流が、上記エアチャンバー18内の空気を送風口32から押し出すのに必要な動圧を存してエア導入孔26内へ入るように、噴流速度を設定し、該動圧によるエアチャンバー18内の圧力上昇により上記送風口32からの空気の押出しを可能としたことを特徴としている。
「導気筒」は、上記噴出速度による噴流の広がり角度の変動分に対応して、一定の変動範囲内で上記噴流の外縁部分が導気筒に衝突するように導気筒の長さを設定すると良い。その噴流の広がり角度は、具体的な形状の給気孔毎に実験で定めるものとする。尚、導気筒は、エア導入孔の孔縁より、上方乃至下方或いはこれら双方へ延出することができる。
○ダクトを用いないで床下からエアチャンバー18を経由して座席の周りで送風するようにしたから、ダクトの材料費を削減できるとともに、取り付けの際に正確な位置合わせも不要となるので施工性が高まり、コストの低減を図ることができる。
○床Fとエアチャンバー18との間に外界と連続する空所30を介在させたから、給気孔へ搬送する空調空気の温度を通常の設定温度よりも冷房時には低く、暖房時には高く設定しても、上記空所において噴流と周囲の空気との間で熱を交換して、送風口を出るときには適切な温度となるので、空気の搬送量を低減することができ、省エネルギーに寄与し、更に送風を身体に受けても不快感を生じない。
12…固定手段 14…座席台 16…クッション部 18…エアチャンバー
20…周壁 22…底壁 26…エア導入孔 28…逆流防止板 30…空所
32…送風口 34…風量調整手段 35…風向調整手段 36…仕切り板
38…補助板 40…導気筒
Claims (7)
- 屋内施設の床面に開口され噴流を上方へ吹き上げ可能な給気孔(8)を有する送風機構(2)と、
上記床面の上方に、この床面に連結した脚である固定手段(12)で支えられた、複数人架け用の座席台(14)を横設するとともに、この座席台(14)の下面に、送風口(32)を適所に有しかつ座席台(14)の長手方向に長いエアチャンバー(18)を設けた座席本体(10)とを、具備し、
上記給気孔(8)とエアチャンバー(18)下面との間に外界に連続する空所(30)を設け、
上記給気孔(8)からエアチャンバー(18)の下面側へ吹き込んだ空気を、エアチャンバーを経由して上記送風口(32)より送風するように設けた座席空調システムであって、
上記エアチャンバー(18)は、そのエアチャンバー(18)の底壁(22)のうち給気孔(8)と向き合う箇所にエア導入孔(26)を開口するとともに、このエア導入孔(26)を除く底壁部分を逆流防止板(28)としており、
上記固定手段(12)は、上記エア導入孔(26)と給気孔(8)とが垂直方向に向かい合いかつ給気孔(8)からエア導入孔(26)までの高さが一定となるように、このエア導入孔(26)付きのエアチャンバー(18)及び座席台(14)を水平方向及び垂直方向の定位置に固定しており、
上記給気孔(8)側から吹き上げる噴流が、上記エアチャンバー(18)内の空気を送風口(32)から押し出すのに必要な動圧を存してエア導入孔(26)内へ入るように、噴流速度を設定し、該動圧によるエアチャンバー(18)内の圧力上昇により上記送風口(32)からの空気の押出しを可能としたことを特徴とする、屋内施設用ダクトレス座席空調システム。 - 上記給気孔(8)とエア導入孔(26)との間の距離を、上記噴流のうち時間的に流脈が略定常である上流部分(U)の長さよりも短くしたことを特徴とする、請求項1記載の屋内施設用ダクトレス座席空調システム。
- 上記エア導入孔(26)の形状を、エアチャンバー(18)下面の高さでの噴流の横断面の形状に相似させたことを特徴とする、請求項2に記載の屋内施設用ダクトレス座席空調システム。
- 上記エア導入孔(26)の孔縁に、上記噴流の流入方向と筒軸とを平行に配向させた導気筒(40)を付設し、この導気筒の内面に、上記給気孔(8)側より上外方へ広がる噴流の外縁全周部分が衝突するように設計したことを特徴とする、請求項3記載の屋内施設用ダクトレス座席空調システム。
- 上記給気孔(8)を、上端に近づく程に流路が縮小する絞り形状に形成したことを特徴とする、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の屋内施設用ダクトレス座席空調システム。
- 上記座席台(14)は、複数人が同時に腰掛けることが可能な長椅子タイプとし、座席台に対応して左右に長く設けたエアチャンバー(18)の長手方向に複数の送風口(32)を開口するとともに、それぞれの送風口(32)に各送風口(32)を通過する風量を調整する手段(34)を設置したことを特徴とする、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の屋内施設用ダクトレス座席空調システム。
- 上記エアチャンバー(18)の後壁に送風口(32)を設置して、この送風口(32)より後方へ空気を供給するように設けたことを特徴とする、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の屋内施設用ダクトレス座席空調システム。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2005374613A JP4911568B2 (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 屋内施設用ダクトレス座席空調システム |
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Family Applications (1)
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