JP4911030B2 - 電子レンジ調理用包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、レトルト食品、冷凍食品等を収納し、電子レンジで加熱調理される電子レンジ調理用包装容器に関する。
従来、レトルト食品、冷凍食品等を収納後密封し、食べる時に電子レンジで加熱調理する合成樹脂製の電子レンジ調理用包装容器が種々知られている。しかしながら、これらの包装容器を電子レンジで加熱すると、食品から発生する水蒸気等により包装容器の内圧が上昇し、包装容器が破裂して食品が飛散する。その結果、電子レンジ内を汚したり、人体に対してやけど等の危害を与えるおそれがある。
このため、このような包装容器を電子レンジで加熱調理する前に、包装容器をあらかじめ部分的に開封したり、包装容器に孔を開けることにより包装容器内で発生する水蒸気等を外部に排出し、包装容器の破裂を防止する方法がとられている。
しかしながら、このような方法は一般消費者にとっては手間のかかるものである。また、電子レンジ加熱により発生した水蒸気が直ちに包装容器外へ排出されるために、水蒸気による内容物の加熱蒸らし効果が低減し、その食味が落ちるという欠点がある。
このような欠点を解消するために、容器本体に貼着する蓋材に、蓋材を横断する背貼り部或いは封止フィンを突出させて形成し、この突出部に剥離部や弱封止部を設けた包装容器が提案されている。(例えば、特許文献1、2参照)
特開2000−153885号公報 特開2003−200979号公報
しかしながら、これらの特許文献に記載された包装容器は、蓋材を構成する樹脂フイルムを蓋材の上面(容器本体の反対側)に突出するように立ち上げて背貼り部或いは封止フィンを形成し、この蓋材を直接包装容器本体に貼着するものである。したがって、蓋材の背貼り部或いは封止フィンとなる突出部の基部(合わせ目)と容器本体との間に空隙が生じ、この部位における蓋材と容器本体のシールが不完全になる。その結果、内容物を充填密封した包装容器の流通過程や、電子レンジによる包装容器の加熱調理時に、内容物の漏洩が発生するという問題がある。
したがって、本発明は容器本体と蓋材の密封性が良好で、電子レンジによる加熱調理時には容器の内圧を一定時間保持して蒸らし効果により内容物の食味を改善した後に、蒸気抜きシール部から確実に自動開口する電子レンジ調理用包装容器を提供することを目的とする。
本発明者等は鋭意検討した結果、電子レンジ調理用包装容器の蓋材を、(1)突合せ部に蒸気抜きシール部を設けた上部材、及び(2)上部材の下面を覆い前記突合せ部の基部又はその近傍に容器本体内部と連通する蒸気誘導部を有する下部材、により構成することによって上記課題が解決されることを発見し、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明では次の1〜11の構成を採用する。
1.フランジ部を有する合成樹脂製の容器本体と、容器本体のフランジ部にヒートシールされる蓋材からなる電子レンジ調理用包装容器において、(1)樹脂フイルムの内面同士を対向させて突合せ部を形成し、前記突合せ部の基部となる1辺を除いて突合せ部の周縁部をヒートシールすることにより容器本体内部と連通する未シール部を形成するとともに、前記突合せ部に蒸気抜きシール部を設けた上部材、及び(2)前記上部材の下面を覆い前記突合せ部の基部又はその近傍に容器本体内部と連通する蒸気誘導部を有する下部材、により蓋材を構成したことを特徴とする電子レンジ調理用包装容器。
2.蓋材の上部材を構成する樹脂フイルムを、少なくともヒートシール性を有する内面樹脂層と、外面樹脂層を含む多層フイルムにより構成したことを特徴とする1に記載の電子レンジ調理用包装容器。
3.蓋材の上部材の下面全体を覆うように蓋材の下部材を構成したことを特徴とする1又は2に記載の電子レンジ調理用包装容器。
4.蓋材を構成する上部材と下部材を、蒸気誘導部以外の位置で蓋材の幅方向全長にわたってヒートシールしたことを特徴とする1〜3のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
5.蓋材の上部材を、2枚の樹脂フイルムの端部を折返し、折返し部を突合わせてその周縁部をヒートシールすることによって構成したことを特徴とする1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
6.蓋材の上部材を、1枚の樹脂フイルムを折り曲げて山折り部を形成し、該山折り部の周縁部をヒートシールすることによって構成したことを特徴とする1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
7.蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁のヒートシール部を、突合せ部内方に向けて突出させることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
8.蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁に突合せ部内方に向かう切り欠きを設け、その周縁部をヒートシールすることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
9.蓋材の上部材に形成した突合せ部の上縁のヒートシール部から分離した位置で、突合せ部に弱化部を有するヒートシール部を設けることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
10.蒸気抜きシール部を環状の外側シール部、前記外側シール部の内側に設けた未シール部、及び前記未シール部に形成した貫通孔又はスリットからなる弱化部により構成したことを特徴とする9に記載の電子レンジ調理用包装容器。
11.容器本体上面及び蓋材の形状を四角形とし、容器本体上面の一方の内端から蓋材の突合せ部基部までの長さをA、突合せ部基部から容器本体上面の他方の内端までの距離をBとしたときに、A/B=0.1〜0.8であることを特徴とする1〜10のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
上記のような構成を採用することにより、本発明は次のような効果を奏する。
(1)包装容器本体と蓋材の密封性が良好で、容器の製造時や流通時、或いは電子レンジ加熱時等に内容物が漏れ出すことがない。
(2)電子レンジによる加熱調理時に、包装容器の内圧を或る程度上昇させた状態で一定時間保持して蒸らし効果により内容物の調理時間を短縮し、その食味を改善することができる。
(3)包装容器の内圧が一定以上になると、包装容器が蒸気抜きシール部から確実に自動開口し、容器の破裂や変形を防止することができる。
(4)特別な工程や部材を必要とせず、低コストで包装容器を製造することができる。
本発明の電子レンジ調理用包装容器の1例を示す図である。 図1の包装容器のXX線における断面の状態を示す模式図である。 図1の包装容器を電子レンジで加熱したときの、図2の部分の状態を示す模式図である。 図1の包装容器のYY線における断面の状態を示す模式図である。 従来の包装容器の蓋材とフランジ部のシールの状態を示す模式図である。 本発明の電子レンジ調理用包装容器の、蓋材の製造工程の1例を説明する模式図である。 本発明の電子レンジ調理用包装容器の、蓋材の製造工程の他の例を説明する模式図である。 本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す図である。 本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す図である。 本発明の電子レンジ調理用包装容器の、蓋材の製造工程の他の例を説明する模式図である。 本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す図である。 本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す図である。 本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す図である。
符号の説明
B1、B2、B3、B4 角型容器
C1、C2 カップ型容器
1 容器本体
2 フランジ部
3、31 蓋材
4、7 周縁シール部
5、51 突合せ部
6 突合せ部基部
8、18 未シール部
8’ 空隙
9、19、29 蒸気抜きシール部
10 蓋材上部材
11 蒸気誘導部
12 蓋材下部材
13 外側シール部
14 貫通孔
15 ヒートシール部
21 内面樹脂層
22 外側樹脂層
28 切り欠き
本発明で電子レンジ調理用包装体の容器本体及び蓋材を構成する材料としては、通常包装容器の製造に用いられるヒートシール性を有するプラスチック材料が使用される。このようなプラスチック材料としては、例えばヒートシール性を有する熱可塑性樹脂からなる単層のフイルム、シート類や、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂を他の熱可塑性樹脂等と積層した多層フイルム、シート等が挙げられる。
このようなヒートシール性を有するプラスチック材料としては、例えば公知の低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂;比較的低融点乃至低軟化点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂;ポリエステル乃至コポリエステル樹脂;ポリカーボネイト樹脂等が使用される。
また、ヒートシール性を有するプラスチック材料と積層する他のプラスチック材料としては、ヒートシール性を有し又は有さない熱可塑性樹脂、各種バリヤーフイルムや酸素吸収性樹脂を使用することができる。
このような熱可塑性樹脂としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、EVAケン化物、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;ポリアクリル系樹脂;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体の如きニトリル重合体;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;6−ナイロン、12−ナイロン、メタキシリレンジアミン(MX)ナイロンのようなポリアミド類;各種ポリカーボネート;フッ素系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。これらの熱可塑性樹脂は単独で又は二種以上をブレンドして使用することができ、また、各種の添加剤を配合して使用してもよい。
バリヤーフイルムとしては、公知の酸素バリヤー性を有する熱可塑性樹脂により構成されたフイルムは、全て使用することができる。このような樹脂としては、例えばエチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂等が挙げられるが、焼却処分時に有害ガスを発生するおそれのない塩素を含まない樹脂を使用することが好ましい。
特に好ましい酸素バリヤー性樹脂としては、エチレン含有量が20〜60モル%、特に25〜50モル%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上となるようにケン化して得られる共重合体ケン化物が挙げられる。
他の好ましい酸素バリヤー性樹脂としては、炭素数100個当たりのアミド基の数が5〜50個、特に6〜20個の範囲にあるポリアミド類;例えばナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6/6,6共重合体、メタキシリレンアジパミド(MX6)、ナイロン6,10、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13等が挙げられる。
また、他のバリヤーフイルムとして、シリカ蒸着ポリエステルフイルム、アルミナ蒸着ポリエステルフイルム、シリカ蒸着ナイロンフイルム、アルミナ蒸着ナイロンフイルム、アルミナ蒸着ポリプロピレンフイルム、炭素膜蒸着ポリエステルフイルム、炭素膜蒸着ナイロンフイルム;さらにアルミナ及びシリカをポリエステルフイルムやナイロンフイルム等のベースフイルムに同時蒸着した2元蒸着フイルム;またナイロン6/メタキシリレンジアミンナイロン共押出しフイルム、ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコール共重合体共押出しフイルム;またポリビニルアルコールコートポリプロピレンフイルム、ポリビニルアルコールコートポリエステルフイルム、ポリビニルアルコールコートナイロンフイルム、ポリアクリル酸系樹脂コートポリエステルフイルム、ポリアクリル酸系樹脂コートナイロンフイルム、ポリアクリル酸系樹脂コートポリプロピレンフイルム、ポリグリコール酸樹脂コートポリエステルフイルム、ポリグリコール酸樹脂コートナイロンフイルム、ポリグリコール酸樹脂コートポリプロピレンフイルム等の有機樹脂コートフイルム;さらに有機樹脂材料及び無機材料からなるハイブリッドコート材をポリエステルフイルムやナイロンフイルム、ポリプロピレンフイルム等のベースフイルムにコーティングしたもの等を挙げることができる。
これらのバリヤーフイルムは、単独で又は2種以上を組合わせて使用することができる。
酸素吸収性樹脂としては、(1)樹脂自体が酸素吸収性を有する樹脂を使用することができる。また、(2)酸素吸収性を有する又は有しない熱可塑性樹脂中に酸素吸収剤を配合した樹組成物を使用することができる。酸素吸収性樹脂組成物(2)を構成する熱可塑性樹脂としては特に制限はなく、酸素バリヤー性を有する熱可塑性樹脂や、酸素バリヤー性を有さない熱可塑性樹脂のいずれもが使用できる。樹脂組成物(2)を構成する熱可塑性樹脂として、樹脂自体が酸素吸収性又は酸素バリヤー性を有するものを使用した場合は、酸素吸収剤による酸素吸収効果との組合せにより、容器内部への酸素の侵入を効果的に防止することができるので好ましい。
樹脂自体が酸素吸収性を有するものとしては、例えば、樹脂の酸化反応を利用したものが挙げられる。酸化性の有機材料、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリプロピレン、エチレン一酸化炭素共重合体、6−ナイロン、12−ナイロン、メタキシリレンジアミン(MX)ナイロンのようなポリアミド類に、酸化触媒としてコバルト、ロジウム、銅等の遷移金属を含む有機酸塩類や、ベンゾフェノン、アセトフェノン、クロロケトン類のような光増感剤を加えたものが使用できる。これらの酸素吸収材料を使用した場合は、紫外線、電子線のような高エネルギー線を照射することによって、一層の酸素吸収効果を発現させることも出来る。
熱可塑性樹脂中に配合する酸素吸収剤としては、従来この種の用途に使用されている酸素吸収剤は全て使用できる。酸素吸収剤は、一般には還元性でしかも実質上水に不溶なものが好ましく、その適当な例としては、還元性を有する金属粉、例えば還元性鉄、還元性亜鉛、還元性錫粉;金属低位酸化物、例えばFeO、Fe;還元性金属化合物、例えば炭化鉄、ケイ素鉄、鉄カルボニル、水酸化第一鉄等の一種又は二種以上を組み合わせたものを主成分としたものが挙げられる。特に好ましい酸素吸収剤としては、還元性鉄、例えば鉄鋼の製造工程で得られる酸化鉄をコークスで還元し、生成した海綿鉄を粉砕後、水素ガスや分解アンモニアガス中で仕上還元を行なった還元性鉄や、酸洗工程で得られる塩化鉄水溶液から鉄を電解析出させ、粉砕後仕上還元を行なった還元性鉄等が挙げられる。
これらの酸素吸収剤は必要に応じて、アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、第三リン酸塩、第二リン酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物等の電解質からなる酸化促進剤や、さらには活性炭、活性アルミナ、活性白土のような助剤とも組み合わせて使用することができる。特に好ましい酸化促進剤としては、塩化ナトリウム、塩化カルシウム或いはこれらを組合わせたもの等が挙げられる。
還元性鉄と酸化促進剤を組合わせて使用する場合には、両者の配合割合は、合計量を100重量部として、還元性鉄99〜80重量部及び酸化促進剤1〜20重量部、特に還元性鉄98〜90重量部及び酸化促進剤2〜10重量部とすることが好ましい。
他の酸素吸収剤としては、多価フェノールを骨格内に有する高分子化合物、例えば多価フェノール含有フェノール・アルデヒド樹脂等が挙げられる。更に、酸素吸収剤として水溶性物質であるアスコルビン酸、エリソルビン酸、トコフェロール類及びこれらの塩類等も好適に使用することが出来る。これらの酸素吸収性物質の内でも、還元性鉄及びアスコルビン酸系化合物が特に好ましい。
また、上記の樹脂自体が酸素吸収性を有する樹脂を、酸素吸収剤として熱可塑性樹脂中に配合してもよい。
これら酸素吸収剤は、一般に平均粒径が50μm以下、特に30μm以下の粒径を有することが好ましい。包装容器が、透明あるいは半透明性を必要とする場合には、平均粒径10μm以下、特に5μm以下の粒径を有することが好ましい。酸素吸収剤は、上記の樹脂に1乃至70重量%、特に5乃至30重量%の割合で配合することが好ましい。
本発明において、容器本体及び蓋材を構成材料としては、各種バリヤーフイルムや酸素吸収性樹脂層を含む多層構造の積層体を使用することが好ましい。積層体を構成する各層間には必要に応じて接着剤層を介在させることができる。このような接着剤としては特に制限はなく、例えば無水マレイン酸のような酸無水物で変性されたポリオレフィン系接着剤や、ポリウレタン系接着剤等、通常積層体用の接着剤として用いられるものはいずれも使用することができる。
容器本体を構成する積層体の好適な層構成としては、例えば、容器の外層側から順に、ポリプロピレン(PP)/接着剤/エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)のようなガスバリヤー性樹脂/接着剤/PP;PP/接着剤/EVOH/接着剤/酸素吸収性樹脂層(例えば、還元性鉄及び酸化促進剤を含むポリオレフィン)/PP等が挙げられる。
また、蓋材を構成する積層体の好適な層構成としては、例えば、蓋材の外層側から順に、ナイロン(NY)/EVOH/PP系・ポリエチレン(PE)系複合材料;NY/EVOH/直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE);蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)/NY/PP系・PE系複合材料;蒸着PET/NY/LLDPE;蒸着PET/NY/ポリブチレンテレフタレート(PBT)系樹脂等が挙げられる。
つぎに、図面に基づいて本発明の電子レンジ調理用包装容器について説明する。
図1〜図4は本発明の電子レンジ調理用包装容器の1例を示す図である。図1は包装容器の斜視図であり、そして図2は図1のXX線における包装容器の断面の状態を示す部分拡大模式図である。また、図3は包装容器を電子レンジで加熱したときの図2の部分の状態を示す模式図で、(A)は蒸気抜きシール部の開口前、(B)は開口後の状態を表す。そして、図4は図1のYY線(フランジ部における周縁シール部)における包装容器の断面の状態を示す模式図である。
この包装容器B1は、フランジ部2を有する角型の容器本体1と、容器本体1のフランジ部2に周縁シール部4においてヒートシールされる蓋材3からなる。蓋材3はヒートシール性を有する樹脂からなる内面樹脂層21と外面樹脂層22を積層した多層フイルムからなる上部材10と、上部材10の下面全体を覆う下部材12により構成されている。
そして、上部材10には、多層フイルムの内面樹脂層21同士を対向させて突合せ部5を形成する。突合せ部5はその基部6となる1辺を除いて周縁部をヒートシールして周縁シール部7を形成することにより、容器本体1の内部と連通する未シール部8が設けられている。また、突合せ部5の上縁の周縁シール部7に接続して、環状の外側シール部13内に貫通孔14を形成した蒸気抜きシール部9が設けられている。
一方、蓋材3の下面全体を覆う下部材12には、上部材10の突合せ部5の基部6の下方に、該基部6に沿って溝状の蒸気誘導部11を設けて、突合せ部5の未シール部8が容器本体1の内部と連通するように構成している。
この包装容器B1内には、無菌米飯、レトルト食品や冷凍食品等の内容物が充填され、蓋材3の下部材12の周縁部4を容器本体1のフランジ部2にヒートシールし、周縁シール部4を形成することによって密封される。
内容物を充填密封した包装容器B1を電子レンジで加熱すると、図3(A)にみられるように、内容物から発生した水蒸気等は、蓋材3の下部材12の蒸気誘導部11を通って突合せ部5の未シール部8内に入り込む。そして、未シール部8を膨張させるとともに、蒸気抜きシール部9に応力集中が発生し(図3(A)矢印)、蒸気抜きシール部9の外側シール部13の未シール部8側の端部から外側シール部13の剥離が始まる。容器内の内圧上昇とともに外側シール部13が剥離し後退する。この剥離が貫通孔14に達すると、蒸気抜きシール部9が開口し、水蒸気等が外部に排出されて内容物の加熱調理が完了する。(図3(B)参照)
この包装容器B1では、蓋材3を上部材10と、上部材10の下面全体を覆う下部材12により構成した。その結果、容器本体1のフランジ部2に蓋材3の周縁部をヒートシールして周縁シール部4を形成する際に、図4にみられるように、フランジ部2は平坦な下部材12とヒートシールされるため、シールが完全に行われる。したがって、包装容器に内容物を充填密封する時及び包装容器の流通時に、内容物の漏洩が発生しない。
一方、上記特許文献1、2に記載された包装容器では、図5にみられるように、背貼り部或いは封止フィン51の基部に生じた空隙8’がそのままの状態で、蓋材31を構成する積層フイルムの内面樹脂層21が直接フランジ部2にヒートシールされる。したがって、この部位における蓋材31とフランジ部2のシールが不完全となり、内容物を充填密封した包装容器の製造時や流通時、或いは電子レンジによる加熱調理時に、内容物の漏洩が発生する。
本発明の包装容器では、蓋材3を構成する上部材10と下部材12をヒートシールする際、突合せ部5の基部に下部材12が溶融して充填されるため空隙が生じない。これに対して、特許文献1、2に記載された包装容器では、蓋材31とヒートシールされるフランジ部2は本発明の包装容器の下部材12よりも溶融しにくいため、突合せ部5の基部に空隙8’が発生する。
本発明の包装容器の蓋材を製造するには、図6にみられるように、蓋材の上部材を、2枚の樹脂フイルム10、10の端部を折返し、折返し部を突合わせて突合せ部5を形成する。ついで、該突合せ部5の基部となる1辺を除いて突合せ部の周縁部をヒートシールすることによって未シール部8を形成し、この上部材10の下面に蒸気誘導部11を有する下部材12を積層する。
また、図7にみられるように、蓋材の上部材10を1枚の樹脂フイルムを折り曲げて山折り部を形成し、この山折り部の基部となる1辺を除いてその周縁部をヒートシールすることによって突合せ部5を形成する。ついで、この上部材10の下面に下部材12を積層することによって蓋材を製造してもよい。
上部材10を構成する多層フイルムとしては、内面樹脂層21と外面樹脂層22の間に、1層以上の中間樹脂層を有する多層フイルムを使用できることは、言うまでもない。
図8は、本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す図である。
この包装容器B2は、図1〜図4の包装容器B1において、蓋材3の突合せ部5に形成する、環状の外側シール部13内に貫通孔14を設けた蒸気抜きシール部9を、周縁シール部7から分離した位置に配置した。包装容器B2の他の構成は、図1〜図4の包装容器B1と同様である。
図9は、本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す図である。
この包装容器B3では、蓋材3を構成する上部材10と下部材12を、蒸気誘導部11と異なる位置15、15で、蓋材3の幅方向全長にわたってヒートシールした。また、蓋材3の突合せ部5の上縁の周縁シール部7を、突合せ部5の内方に向けてV字状に突出させることによって、蒸気抜きシール部19を構成している。包装容器B3の他の構成は、図1〜図4の包装容器B1と同様である。
この包装容器B3では、蓋材3の下部材12を図6にみられるように、上部材10の下面全体を覆うサイズとした。そして、蓋材3の周縁シール部4の内方に、蓋材3の幅方向全長にわたるヒートシール部15、15を形成することによって、包装容器B3を電子レンジで加熱したときに、蓋材3の突合せ部5に設けた蒸気抜きシール部19に、内容物から発生した水蒸気等による応力が集中し、ヒートシール部15、15と平行な両側の周縁シール部4には応力がかからないようにした。
この包装容器B3では、蓋材3の下部材12を上部材10の下面全体を覆うサイズとしたが、図10の模式図に示すように、蓋材3の下部材12を上部材10の下面を部分的に覆うサイズとして、その周縁部を上部材10とヒートシールすることによって、ヒートシール部15、15を形成するようにしてもよい。
図11は、本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す図である。
この包装容器B4では、蓋材3の突合せ部5の上縁部に、突合せ部5の内方に向かうU字状の切り欠き28を設け、その周縁部をヒートシールすることによって蒸気抜きシール部29を構成した。包装容器B4の他の構成は、図9の包装容器B3と同様である。
図12は、本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す斜視図である。
この包装容器C1では、容器本体1を上面の形状が円形で、底部に向かって徐々に縮径するカップ状に構成した。また、蓋材3の突合せ部5に設ける蒸気抜きシール部9を、図8の包装容器B2と同様に、周縁シール部7から分離した位置に配置した。この蒸気抜きシール部9は、環状の外側シール部13、該外側シール部13の内側に設けた未シール部18及び該未シール部18に形成した貫通孔14により構成されている。包装容器C1の他の構成は図8の包装容器B2と基本的に同様である。
図13は、本発明の電子レンジ調理用包装容器の他の例を示す斜視図である。
この包装容器C2では、蓋材3の突合せ部5の上縁部に、突合せ部5の内方に向かうU字状の切り欠き28を設け、その周縁部をヒートシールすることによって蒸気抜きシール部29を構成した。包装容器C2の他の構成は、図12の包装容器C1と同様である。
本発明の包装容器本体は、定法によって製造することができる。例えば、容器本体の成形方法としては、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、射出成形等を採用することができる。包装容器の寸法や形状は、任意に設定できることは勿論である。
以下、実施例により本発明の電子レンジ用包装容器についてさらに説明するが、以下の具体例は、本発明を限定するものではない。
(実施例1)
外面側から順に、厚さ12μmのシリカ蒸着2軸延伸ポリエステルフイルムと、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフイルムと、厚さ50μmのポリプロピレンフイルムとを、ポリウレタン系接着剤を使用してドライラミネーションにより、蓋材の上部材となるロール状の多層フイルムを作製した。
この多層フイルムを製袋機に取り付け、内面樹脂層となるポリプロピレン層同士を対向させて、図1のAが15mm、Bが120mm(A/B=0.13)で、高さ20mmの突合せ部5を形成した。この突合せ部の基部となる1辺を除いてその周縁部をシール幅5mmでヒートシールすることにより、未シール部8を形成した。なお、A及びBの外側には、それぞれ3mmの、蓋材の下部材との周縁シール部が設けられている。
この突合せ部5の周縁シール部7の中央部に、周縁シール部7に接続して半径6mmの略円形の外側シール部13を形成し、その中央部にパンチ&ダイを用いて直径2mmの貫通孔14を設けて、蒸気抜きシール部9を構成した。
つぎに、厚さ50μmのポリプロピレンフイルムからなり、上記上部材10の下面全体を覆うサイズの下部材12の、突合せ部5の基部に対応する位置に、幅方向の略全長にわたってスリットを設けて蒸気誘導部11を形成した。つぎに、下部材12の周縁部を全周にわたって上部材10とヒートシールすることにより、図1に示す包装容器B1の蓋材3を作製した。
一方、厚さ0.8mmのポリプロピレン樹脂製多層シートを使用して、通常の真空・圧空成形機により、外寸155mm×133mm、高さ29mm(内容積約340ml)で、直線部のフランジ幅が8mm、コーナー部の最大フランジ幅が17mmの、図1に示すフランジ付角型容器B1を成形した。この角型容器20個に米飯各200gを充填し、上記で得られた蓋材3をフランジ部2とヒートシールすることにより密封した。
(実施例2)
実施例1において、蓋材3の上部材10のAを30mm、Bを105mm(A/B=0.29)とした以外は、実施例1と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
(実施例3)
実施例1において、蓋材3の上部材10のAを55mm、Bを80mm(A/B=0.69)とした以外は、実施例1と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
(実施例4)
実施例2において、図8にみられるように、蒸気抜きシール部9を周縁シール部7から分離した位置に設けた以外は、実施例2と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
(参考例1)
実施例1において、蓋材3の上部材10のAを65mm、Bを70mm(A/B=0.93)とした以外は、実施例1と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
(比較例1)
実施例2において、下部材12を使用せずに、蓋材3を上部材のみで構成した以外は実施例2と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
上記の各例で得られた米飯充填容器各20個を、定格出力600Wの電子レンジで加熱し、蒸気抜きシール部からの自動開口の状況、及び容器の周縁シール部における漏洩の有無を調べ、その結果を表1に示した。
Figure 0004911030
上記表1によれば、(1)蒸気抜きシール部を設けた突合せ部を有する上部材と、(2)上部材の下面を覆い上部材の突合せ部の下方に蒸気誘導部を有する下部材、により蓋材を構成した本発明の電子レンジ調理用包装容器では、電子レンジ加熱時に容器が蒸気抜きシール部から自動開口し、周縁シール部からの内容物の漏洩を防止することができた。特に、上記した上部材の突合せ位置を、A/B=0.1〜0.8となるように構成した実施例1〜4の容器では、全て蒸気抜きシール部から自動開口し、周縁シール部からの内容物の漏洩は全くみられなかった。
これに対して、A/Bが上記範囲外の参考例1の容器では、一部周縁シール部から内容物が漏洩するものがあった。また、下部材を使用しない比較例1の容器では、大部分の容器で蓋材の突合せ部基部とフランジ部とのシール部から内容物が漏洩した。







Claims (11)

  1. フランジ部を有する合成樹脂製の容器本体と、容器本体のフランジ部にヒートシールされる蓋材からなる電子レンジ調理用包装容器において、(1)樹脂フイルムの内面同士を対向させて突合せ部を形成し、前記突合せ部の基部となる1辺を除いて突合せ部の周縁部をヒートシールすることにより容器本体内部と連通する未シール部を形成するとともに、前記突合せ部に蒸気抜きシール部を設けた上部材、及び(2)前記上部材の下面を覆い前記突合せ部の基部又はその近傍に容器本体内部と連通する蒸気誘導部を有する下部材、により蓋材を構成したことを特徴とする電子レンジ調理用包装容器。
  2. 蓋材の上部材を構成する樹脂フイルムを、少なくともヒートシール性を有する内面樹脂層と、外面樹脂層を含む多層フイルムにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ調理用包装容器。
  3. 蓋材の上部材の下面全体を覆うように蓋材の下部材を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子レンジ調理用包装容器。
  4. 蓋材を構成する上部材と下部材を、蒸気誘導部以外の位置で蓋材の幅方向全長にわたってヒートシールしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
  5. 蓋材の上部材を、2枚の樹脂フイルムの端部を折返し、折返し部を突合わせてその周縁部をヒートシールすることによって構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
  6. 蓋材の上部材を、1枚の樹脂フイルムを折り曲げて山折り部を形成し、該山折り部の周縁部をヒートシールすることによって構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
  7. 蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁のヒートシール部を、突合せ部内方に向けて突出させることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
  8. 蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁に突合せ部内方に向かう切り欠きを設け、その周縁部をヒートシールすることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
  9. 蓋材の上部材に形成した突合せ部の上縁のヒートシール部から分離した位置で、突合せ部に弱化部を有するヒートシール部を設けることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
  10. 蒸気抜きシール部を環状の外側シール部、前記外側シール部の内側に設けた未シール部、及び前記未シール部に形成した貫通孔又はスリットからなる弱化部により構成したことを特徴とする請求項9に記載の電子レンジ調理用包装容器。
  11. 容器本体上面及び蓋材の形状を四角形とし、容器本体上面の一方の内端から蓋材の突合せ部基部までの長さをA、突合せ部基部から容器本体上面の他方の内端までの距離をBとしたときに、A/B=0.1〜0.8であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
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