JP4911030B2 - 電子レンジ調理用包装容器 - Google Patents
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Description
しかしながら、このような方法は一般消費者にとっては手間のかかるものである。また、電子レンジ加熱により発生した水蒸気が直ちに包装容器外へ排出されるために、水蒸気による内容物の加熱蒸らし効果が低減し、その食味が落ちるという欠点がある。
1.フランジ部を有する合成樹脂製の容器本体と、容器本体のフランジ部にヒートシールされる蓋材からなる電子レンジ調理用包装容器において、(1)樹脂フイルムの内面同士を対向させて突合せ部を形成し、前記突合せ部の基部となる1辺を除いて突合せ部の周縁部をヒートシールすることにより容器本体内部と連通する未シール部を形成するとともに、前記突合せ部に蒸気抜きシール部を設けた上部材、及び(2)前記上部材の下面を覆い前記突合せ部の基部又はその近傍に容器本体内部と連通する蒸気誘導部を有する下部材、により蓋材を構成したことを特徴とする電子レンジ調理用包装容器。
2.蓋材の上部材を構成する樹脂フイルムを、少なくともヒートシール性を有する内面樹脂層と、外面樹脂層を含む多層フイルムにより構成したことを特徴とする1に記載の電子レンジ調理用包装容器。
3.蓋材の上部材の下面全体を覆うように蓋材の下部材を構成したことを特徴とする1又は2に記載の電子レンジ調理用包装容器。
4.蓋材を構成する上部材と下部材を、蒸気誘導部以外の位置で蓋材の幅方向全長にわたってヒートシールしたことを特徴とする1〜3のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
5.蓋材の上部材を、2枚の樹脂フイルムの端部を折返し、折返し部を突合わせてその周縁部をヒートシールすることによって構成したことを特徴とする1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
6.蓋材の上部材を、1枚の樹脂フイルムを折り曲げて山折り部を形成し、該山折り部の周縁部をヒートシールすることによって構成したことを特徴とする1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
7.蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁のヒートシール部を、突合せ部内方に向けて突出させることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
8.蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁に突合せ部内方に向かう切り欠きを設け、その周縁部をヒートシールすることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
9.蓋材の上部材に形成した突合せ部の上縁のヒートシール部から分離した位置で、突合せ部に弱化部を有するヒートシール部を設けることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
10.蒸気抜きシール部を環状の外側シール部、前記外側シール部の内側に設けた未シール部、及び前記未シール部に形成した貫通孔又はスリットからなる弱化部により構成したことを特徴とする9に記載の電子レンジ調理用包装容器。
11.容器本体上面及び蓋材の形状を四角形とし、容器本体上面の一方の内端から蓋材の突合せ部基部までの長さをA、突合せ部基部から容器本体上面の他方の内端までの距離をBとしたときに、A/B=0.1〜0.8であることを特徴とする1〜10のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
(1)包装容器本体と蓋材の密封性が良好で、容器の製造時や流通時、或いは電子レンジ加熱時等に内容物が漏れ出すことがない。
(2)電子レンジによる加熱調理時に、包装容器の内圧を或る程度上昇させた状態で一定時間保持して蒸らし効果により内容物の調理時間を短縮し、その食味を改善することができる。
(3)包装容器の内圧が一定以上になると、包装容器が蒸気抜きシール部から確実に自動開口し、容器の破裂や変形を防止することができる。
(4)特別な工程や部材を必要とせず、低コストで包装容器を製造することができる。
C1、C2 カップ型容器
1 容器本体
2 フランジ部
3、31 蓋材
4、7 周縁シール部
5、51 突合せ部
6 突合せ部基部
8、18 未シール部
8’ 空隙
9、19、29 蒸気抜きシール部
10 蓋材上部材
11 蒸気誘導部
12 蓋材下部材
13 外側シール部
14 貫通孔
15 ヒートシール部
21 内面樹脂層
22 外側樹脂層
28 切り欠き
このようなヒートシール性を有するプラスチック材料としては、例えば公知の低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂;比較的低融点乃至低軟化点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂;ポリエステル乃至コポリエステル樹脂;ポリカーボネイト樹脂等が使用される。
このような熱可塑性樹脂としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、EVAケン化物、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;ポリアクリル系樹脂;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体の如きニトリル重合体;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;6−ナイロン、12−ナイロン、メタキシリレンジアミン(MX)ナイロンのようなポリアミド類;各種ポリカーボネート;フッ素系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。これらの熱可塑性樹脂は単独で又は二種以上をブレンドして使用することができ、また、各種の添加剤を配合して使用してもよい。
特に好ましい酸素バリヤー性樹脂としては、エチレン含有量が20〜60モル%、特に25〜50モル%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上となるようにケン化して得られる共重合体ケン化物が挙げられる。
他の好ましい酸素バリヤー性樹脂としては、炭素数100個当たりのアミド基の数が5〜50個、特に6〜20個の範囲にあるポリアミド類;例えばナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6/6,6共重合体、メタキシリレンアジパミド(MX6)、ナイロン6,10、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13等が挙げられる。
これらのバリヤーフイルムは、単独で又は2種以上を組合わせて使用することができる。
これらの酸素吸収剤は必要に応じて、アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、第三リン酸塩、第二リン酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物等の電解質からなる酸化促進剤や、さらには活性炭、活性アルミナ、活性白土のような助剤とも組み合わせて使用することができる。特に好ましい酸化促進剤としては、塩化ナトリウム、塩化カルシウム或いはこれらを組合わせたもの等が挙げられる。
還元性鉄と酸化促進剤を組合わせて使用する場合には、両者の配合割合は、合計量を100重量部として、還元性鉄99〜80重量部及び酸化促進剤1〜20重量部、特に還元性鉄98〜90重量部及び酸化促進剤2〜10重量部とすることが好ましい。
また、上記の樹脂自体が酸素吸収性を有する樹脂を、酸素吸収剤として熱可塑性樹脂中に配合してもよい。
図1〜図4は本発明の電子レンジ調理用包装容器の1例を示す図である。図1は包装容器の斜視図であり、そして図2は図1のXX線における包装容器の断面の状態を示す部分拡大模式図である。また、図3は包装容器を電子レンジで加熱したときの図2の部分の状態を示す模式図で、(A)は蒸気抜きシール部の開口前、(B)は開口後の状態を表す。そして、図4は図1のYY線(フランジ部における周縁シール部)における包装容器の断面の状態を示す模式図である。
そして、上部材10には、多層フイルムの内面樹脂層21同士を対向させて突合せ部5を形成する。突合せ部5はその基部6となる1辺を除いて周縁部をヒートシールして周縁シール部7を形成することにより、容器本体1の内部と連通する未シール部8が設けられている。また、突合せ部5の上縁の周縁シール部7に接続して、環状の外側シール部13内に貫通孔14を形成した蒸気抜きシール部9が設けられている。
この包装容器B1内には、無菌米飯、レトルト食品や冷凍食品等の内容物が充填され、蓋材3の下部材12の周縁部4を容器本体1のフランジ部2にヒートシールし、周縁シール部4を形成することによって密封される。
一方、上記特許文献1、2に記載された包装容器では、図5にみられるように、背貼り部或いは封止フィン51の基部に生じた空隙8’がそのままの状態で、蓋材31を構成する積層フイルムの内面樹脂層21が直接フランジ部2にヒートシールされる。したがって、この部位における蓋材31とフランジ部2のシールが不完全となり、内容物を充填密封した包装容器の製造時や流通時、或いは電子レンジによる加熱調理時に、内容物の漏洩が発生する。
本発明の包装容器では、蓋材3を構成する上部材10と下部材12をヒートシールする際、突合せ部5の基部に下部材12が溶融して充填されるため空隙が生じない。これに対して、特許文献1、2に記載された包装容器では、蓋材31とヒートシールされるフランジ部2は本発明の包装容器の下部材12よりも溶融しにくいため、突合せ部5の基部に空隙8’が発生する。
また、図7にみられるように、蓋材の上部材10を1枚の樹脂フイルムを折り曲げて山折り部を形成し、この山折り部の基部となる1辺を除いてその周縁部をヒートシールすることによって突合せ部5を形成する。ついで、この上部材10の下面に下部材12を積層することによって蓋材を製造してもよい。
上部材10を構成する多層フイルムとしては、内面樹脂層21と外面樹脂層22の間に、1層以上の中間樹脂層を有する多層フイルムを使用できることは、言うまでもない。
この包装容器B2は、図1〜図4の包装容器B1において、蓋材3の突合せ部5に形成する、環状の外側シール部13内に貫通孔14を設けた蒸気抜きシール部9を、周縁シール部7から分離した位置に配置した。包装容器B2の他の構成は、図1〜図4の包装容器B1と同様である。
この包装容器B3では、蓋材3を構成する上部材10と下部材12を、蒸気誘導部11と異なる位置15、15で、蓋材3の幅方向全長にわたってヒートシールした。また、蓋材3の突合せ部5の上縁の周縁シール部7を、突合せ部5の内方に向けてV字状に突出させることによって、蒸気抜きシール部19を構成している。包装容器B3の他の構成は、図1〜図4の包装容器B1と同様である。
この包装容器B3では、蓋材3の下部材12を上部材10の下面全体を覆うサイズとしたが、図10の模式図に示すように、蓋材3の下部材12を上部材10の下面を部分的に覆うサイズとして、その周縁部を上部材10とヒートシールすることによって、ヒートシール部15、15を形成するようにしてもよい。
この包装容器B4では、蓋材3の突合せ部5の上縁部に、突合せ部5の内方に向かうU字状の切り欠き28を設け、その周縁部をヒートシールすることによって蒸気抜きシール部29を構成した。包装容器B4の他の構成は、図9の包装容器B3と同様である。
この包装容器C1では、容器本体1を上面の形状が円形で、底部に向かって徐々に縮径するカップ状に構成した。また、蓋材3の突合せ部5に設ける蒸気抜きシール部9を、図8の包装容器B2と同様に、周縁シール部7から分離した位置に配置した。この蒸気抜きシール部9は、環状の外側シール部13、該外側シール部13の内側に設けた未シール部18及び該未シール部18に形成した貫通孔14により構成されている。包装容器C1の他の構成は図8の包装容器B2と基本的に同様である。
この包装容器C2では、蓋材3の突合せ部5の上縁部に、突合せ部5の内方に向かうU字状の切り欠き28を設け、その周縁部をヒートシールすることによって蒸気抜きシール部29を構成した。包装容器C2の他の構成は、図12の包装容器C1と同様である。
(実施例1)
外面側から順に、厚さ12μmのシリカ蒸着2軸延伸ポリエステルフイルムと、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフイルムと、厚さ50μmのポリプロピレンフイルムとを、ポリウレタン系接着剤を使用してドライラミネーションにより、蓋材の上部材となるロール状の多層フイルムを作製した。
この多層フイルムを製袋機に取り付け、内面樹脂層となるポリプロピレン層同士を対向させて、図1のAが15mm、Bが120mm(A/B=0.13)で、高さ20mmの突合せ部5を形成した。この突合せ部の基部となる1辺を除いてその周縁部をシール幅5mmでヒートシールすることにより、未シール部8を形成した。なお、A及びBの外側には、それぞれ3mmの、蓋材の下部材との周縁シール部が設けられている。
この突合せ部5の周縁シール部7の中央部に、周縁シール部7に接続して半径6mmの略円形の外側シール部13を形成し、その中央部にパンチ&ダイを用いて直径2mmの貫通孔14を設けて、蒸気抜きシール部9を構成した。
つぎに、厚さ50μmのポリプロピレンフイルムからなり、上記上部材10の下面全体を覆うサイズの下部材12の、突合せ部5の基部に対応する位置に、幅方向の略全長にわたってスリットを設けて蒸気誘導部11を形成した。つぎに、下部材12の周縁部を全周にわたって上部材10とヒートシールすることにより、図1に示す包装容器B1の蓋材3を作製した。
実施例1において、蓋材3の上部材10のAを30mm、Bを105mm(A/B=0.29)とした以外は、実施例1と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
実施例1において、蓋材3の上部材10のAを55mm、Bを80mm(A/B=0.69)とした以外は、実施例1と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
実施例2において、図8にみられるように、蒸気抜きシール部9を周縁シール部7から分離した位置に設けた以外は、実施例2と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
実施例1において、蓋材3の上部材10のAを65mm、Bを70mm(A/B=0.93)とした以外は、実施例1と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
実施例2において、下部材12を使用せずに、蓋材3を上部材のみで構成した以外は実施例2と同様にして蓋材及び容器本体を作製し、同様に米飯各200gを充填密封した角型容器20個を製造した。
これに対して、A/Bが上記範囲外の参考例1の容器では、一部周縁シール部から内容物が漏洩するものがあった。また、下部材を使用しない比較例1の容器では、大部分の容器で蓋材の突合せ部基部とフランジ部とのシール部から内容物が漏洩した。
Claims (11)
- フランジ部を有する合成樹脂製の容器本体と、容器本体のフランジ部にヒートシールされる蓋材からなる電子レンジ調理用包装容器において、(1)樹脂フイルムの内面同士を対向させて突合せ部を形成し、前記突合せ部の基部となる1辺を除いて突合せ部の周縁部をヒートシールすることにより容器本体内部と連通する未シール部を形成するとともに、前記突合せ部に蒸気抜きシール部を設けた上部材、及び(2)前記上部材の下面を覆い前記突合せ部の基部又はその近傍に容器本体内部と連通する蒸気誘導部を有する下部材、により蓋材を構成したことを特徴とする電子レンジ調理用包装容器。
- 蓋材の上部材を構成する樹脂フイルムを、少なくともヒートシール性を有する内面樹脂層と、外面樹脂層を含む多層フイルムにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 蓋材の上部材の下面全体を覆うように蓋材の下部材を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 蓋材を構成する上部材と下部材を、蒸気誘導部以外の位置で蓋材の幅方向全長にわたってヒートシールしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 蓋材の上部材を、2枚の樹脂フイルムの端部を折返し、折返し部を突合わせてその周縁部をヒートシールすることによって構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 蓋材の上部材を、1枚の樹脂フイルムを折り曲げて山折り部を形成し、該山折り部の周縁部をヒートシールすることによって構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁のヒートシール部を、突合せ部内方に向けて突出させることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 蓋材の上部材に形成した突合せ部上縁に突合せ部内方に向かう切り欠きを設け、その周縁部をヒートシールすることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 蓋材の上部材に形成した突合せ部の上縁のヒートシール部から分離した位置で、突合せ部に弱化部を有するヒートシール部を設けることによって蒸気抜きシール部を構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 蒸気抜きシール部を環状の外側シール部、前記外側シール部の内側に設けた未シール部、及び前記未シール部に形成した貫通孔又はスリットからなる弱化部により構成したことを特徴とする請求項9に記載の電子レンジ調理用包装容器。
- 容器本体上面及び蓋材の形状を四角形とし、容器本体上面の一方の内端から蓋材の突合せ部基部までの長さをA、突合せ部基部から容器本体上面の他方の内端までの距離をBとしたときに、A/B=0.1〜0.8であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
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