JP4910366B2 - 焦点検出装置、光学システムおよび焦点検出方法 - Google Patents

焦点検出装置、光学システムおよび焦点検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出装置と、その焦点検出装置を備えた光学システム、および焦点検出方法に関する。
マイクロレンズアレイを用いて、光学系の射出瞳面の一対の領域を通過した焦点検出用光束を用いて光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、一対の焦点検出用光束により結像された一対の像の出力レベルにアンバランスが生じた場合には、一対の像の出力レベルを補正することによって一対の像の出力レベルを揃え、補正後の一対の像の出力を用いて像ズレ量を検出している。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2003−241075号公報
しかしながら、上述した従来の焦点検出装置では、いったん光電変換された後の像情報を拡縮しているので、量子化やノイズの影響のために一対の像の出力レベルのバランスが大きく崩れた場合には、正確な像ズレ検出が期待できない。その上、焦点検出用光束のケラレが複雑な過程の影響で発生しているので、単純にモデル化した系を仮定して設計パラメーターのみで補正量を算出しても、一対の像の出力レベルを正確に補正するのは困難である。
(1) 請求項1の発明による焦点検出装置は、マイクロレンズアレイを構成する各々のマイクロレンズの背後に少なくとも3つの受光部が一方向に並ぶ受光部配列を配置して構成される画素を、受光部の並び方向に複数個配列して画素列を形成するとともに、この画素列を光学系の予定結像面近傍に配置し、受光部配列上の一部には、光学系から到来する光束がマイクロレンズにより投影された受光領域が、光束を制限する光学系の、開口径が可変な絞り開口に応じて形成され、受光領域の面積を略2等分するように、絞り開口に関する口径情報と、光学系の光軸に対するマイクロレンズの配置された焦点検出位置とに応じて受光部の並び方向に垂直な中心線を決定し、中心線を境界線として、受光領域を2つの部分領域に分割し、受光部配列から、2つの部分領域のうちの一方の側に位置する1つまたは複数の受光部によって構成される第1グループと、2つの部分領域のうちの他方の側に位置する1つまたは複数の受光部によって構成される第2グループとを形成し、第1グループに属する受光部の出力信号と、第2グループに属する受光部の出力信号とに基づき、光学系の焦点調節状態を検出する。
(2) 請求項2の発明による焦点検出装置は、受光部配列を構成する受光部を4つ以上にしたものである
(3) 請求項3の発明による焦点検出装置は、受光部をほぼ同形状にしたものである
(4) 請求項4の発明による焦点検出装置は、第1グループに属する受光部および第2グループに属する受光部(一対の受光部)の出力信号に基づいて、光学系の異なる瞳領域を通過する一対の光束により結像される一対の像のズレ量を像ズレ量として求め、この像ズレ量に基づいて光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段を備える
(5) 請求項5の発明による焦点検出装置は、焦点検出手段によって、一対の受光部のそれぞれにおける受光量がほぼ等しくなるように、中心線を決定するようにしたものである
(6) 請求項6の発明による焦点検出装置は、焦点検出手段によって、像ズレ量を光学系のデフォーカス量に変換するための変換係数を、2つの部分領域を形成する一対の光束の重心の開き角に応じて変更するようにしたものである
(7) 請求項7の発明による光学システムは、請求項1〜6のいずれか1項に記載の焦点検出装置を備える
(8) 請求項8の発明による光学システムは、マイクロレンズの背後に受光部配列を配置した画素が二次元状に配列され、光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子を備え、焦点検出装置の画素列は、撮像素子に配列される複数の画素の一部によって形成されるようにしたものである
(9) 請求項9の発明による光学システムは、焦点検出装置を含む本体と、本体に対して着脱可能な光学系を含むレンズ構体とから構成され、レンズ構体側に口径情報を記憶する記憶手段を設けるとともに、本体側に焦点検出手段を配置し、焦点検出手段は、本体に装着されたレンズ構体の記憶手段から口径情報を読み出すようにしたものである
(10) 請求項10の発明による焦点検出方法は、マイクロレンズアレイを構成する各々のマイクロレンズの背後に少なくとも3つの受光部が一方向に並ぶ受光部配列を配置した画素を、受光部の並び方向に複数個配列して画素列を形成するとともに、この画素列を光学系の予定結像面近傍に配置し、受光部配列の出力信号に基づいて光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出方法であって、受光部配列上の一部において、光学系から到来する光束がマイクロレンズにより受光部配列上の一部に投影されることによって受光部配列上の一部に形成される受光領域の面積を略2等分するように、光束を制限する光学系の、開口径が可変な絞り開口に関する口径情報と、光学系の光軸に対するマイクロレンズの配置された焦点検出位置とに応じて受光部の並び方向に垂直な中心線を決定し、中心線を境界線として、受光領域を2つの部分領域に分割し、2つの部分領域から選択した一対の受光部の出力信号に基づいて、光学系の異なる瞳領域を通過する一対の光束により結像される一対の像のズレ量を像ズレ量として求め、像ズレ量に基づいて光学系の焦点調節状態を検出し、一対の受光部のうちの一方の受光部は2つの部分領域のうちの一方の側に属し、一対の受光部のうちの他方の受光部は2つの部分領域のうちの他方の側に属する
(11) 請求項11の発明による焦点検出方法は、一方の受光部の受光量と他方の受光部の受光量とがほぼ等しくなるように中心線を決定するようにしたものである
(12) 請求項12の発明による焦点検出方法は、像ズレ量を光学系のデフォーカス量に変換するための変換係数を、2つの部分領域に応じて変更するようにしたものである
(13) 請求項13の発明による焦点検出装置は、マイクロレンズアレイを構成する各々のマイクロレンズと、マイクロレンズの背後に並列して配置された少なくとも3つの受光部を含む受光部配列とから構成される画素を、光学系の予定結像面近傍に複数個配列して形成される撮像素子と、光学系から到来する光束がマイクロレンズにより受光部配列上の一部に投影され、光束を制限する光学系の、開口径が可変な絞り開口に応じて形成される受光領域の面積を略2等分するように、絞り開口に関する口径情報と、光学系の光軸に対するマイクロレンズの配置された焦点検出位置とに応じて受光部の並び方向に垂直な中心線を決定し、中心線を境界線として、受光領域を分割することによって形成される2つの部分領域のうちの一方の側に含まれる1つまたは複数の受光部の出力信号と、2つの部分領域のうちの他方の側に含まれる1つまたは複数の受光部の出力信号とに基づき光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える
本発明によれば、一対の像信号の出力レベルが略等しくなるように受光部を領域分割することができ、その結果、像ズレ検出を高精度に行うことができ、焦点検出精度を向上させることができる。
図1は一実施の形態の焦点検出装置の光学系の構成を示す図である。なお、図1は光学系(不図示)の光軸上のマイクロレンズとそれに隣接するマイクロレンズの部分のみを拡大したものであり、実際には多くのマイクロレンズが配列されて1つの焦点検出エリアを形成している。また、光学系の光軸上以外にもマイクロレンズアレイが配置され、別の焦点検出エリアを形成している。そして、焦点検出エリアごとに、焦点検出エリアが配置された位置における光学系の焦点調節状態を検出する。
図1において、901は光学系の射出瞳、902と903は測距瞳、904は光学系の光軸、950と960はマイクロレンズ、952と953、962と963はそれぞれ焦点検出用のイメージセンサの一対の受光部、967は測距瞳の投影軸、972と973、982と983はそれぞれ焦点検出用光束である。
マイクロレンズ950、960は光学系の予定結像面近傍に配置される。光軸904上に配置されたマイクロレンズ950によって、その背後に配置された一対の受光部952、953の形状が光軸904の方向の光学系の射出瞳901上の測距瞳902、903へ投影される。また、光軸904から離間して配置されたマイクロレンズ960によって、その背後に配置された一対の受光部962、963の受光部の形状が投影軸967の方向の射出瞳901上の測距瞳902、903へ投影される。
受光部952は、測距瞳902を通過した焦点検出光束972によりマイクロレンズ950上に形成される像の強度に対応した情報を出力し、受光部953は、測距瞳903を通過した焦点検出光束973によりマイクロレンズ950上に形成される像の強度に対応した情報を出力する。また、受光部963は、測距瞳902を通過した焦点検出光束982によりマイクロレンズ960上に形成される像の強度に対応した情報を出力し、受光部963は、測距瞳903を通過した焦点検出光束983によりマイクロレンズ960上に形成される像の強度に対応した情報を出力する。
上述したマイクロレンズをアレイ状に多数配置し、各マイクロレンズの背後に配置した一対の受光部の出力をまとめることによって、測距瞳902と測距瞳903を各々通過する焦点検出用光束がマイクロレンズアレイ上に形成する一対の像の強度分布に関する情報が得られる。この情報に対して周知の像ズレ検出演算処理(相関処理、位相差検出処理)を施すことによって、一対の像の像ズレ量を検出することができる。そして、像ズレ量に所定の変換係数を乗ずることにより、予定結像面に対する現在の結像面、すなわち予定結像面上のマイクロレンズアレイの位置に対応した焦点検出位置における結像面の偏差(デフォーカス量)を算出することができる。
マイクロレンズアレイを用いた瞳分割方式においては、焦点検出状態の検出結果としてデフォーカス量、すなわち予定結像面に対する現在の結像面の光軸方向のズレ方向とズレ量が正確に算出されるため、このデフォーカス量に応じて光学系を変位させることによって、コントラスト検出方式などの他の焦点検出方式に比較して迅速に光学系を合焦させることが可能である。
ここで、マイクロレンズアレイを用いた瞳分割方式の焦点検出装置では、像ズレ量を高精度に検出するためには、一対の像の同一性が高いことが要求される。そこで、まず一対の像の出力レベルのバランスについて以下に説明する。
図2はマイクロレンズ背後に配置される一対の受光部で受光した一対の像を示す。(a)図において、一対の像911、912は同一性が高く、単に横方向にずれているだけなので、周知の相関演算により像ズレ量を正確に求めることができる。(b)図は、口径食などにより焦点検出用光束にケラレが生じ、一対の焦点検出用光束のバランスが崩れた場合の、焦点検出用イメージセンサで検出される輝度一様な被写体像を表しており、本来なら一致すべきはずの一方の像911の出力レベルと他方の像912の出力レベルとが異なっている。
(b)図の状況で(a)図と同じ被写体を見た場合には、(c)図に示すように一対の像931、932の出力バランスが大きく崩れ、この一対の像931、932に対して周知の相関演算を施しても算出される像ズレ量の誤差が大きく、焦点検出精度が悪化したり、最悪の場合には像ズレ量の算出が不能となり、焦点検出不能になってしまう場合がある。
図3は焦点検出用光束のケラレ(口径食)を説明するための図である。図において、905は焦点検出面、940は図1に示す射出瞳面901(距離d0)に一致している光学系の絞りまたは絞り以外の射出瞳、948は射出瞳面901より遠方(距離d1)にある光学系の絞りまたは絞り以外の開口の射出瞳である。また、949は射出瞳面901より近く(距離d2)にある光学系の絞りまたは絞り以外の開口の射出瞳、945は光軸上の焦点検出エリアの位置、947は光軸から離間した画面周辺の焦点検出エリアの位置である。さらに、922、923は光軸上の焦点検出エリアの位置945に配置されたマイクロレンズアレイに入射する一対の焦点検出光束、922、923は光軸から離間した画面周辺の焦点検出エリアの位置947に配置されたマイクロレンズアレイに入射する一対の焦点検出光束である。
一般に、光学系の絞りまたは絞り以外の開口(レンズ端など)は光軸中心の円形の開口形状となっており、射出瞳940、948、949も円形形状となる。光軸上の焦点検出エリア945に配置されたマイクロレンズアレイと、光軸から離間した画面周辺の焦点検出エリアの位置947に配置されたマイクロレンズアレイとは、焦点検出面905から所定距離d0前方の射出瞳面901上において略同一な一対の測距瞳902、903を通過する光束を、一対の焦点検出用光束(922、923)、(932,933)として利用して一対の像を検出している。
光学系の絞りまたは絞り以外の射出瞳940が射出瞳面901と略合致しており、その開口径または開口形状が測距瞳902、903より大きければ、一対の焦点検出光束(922、923)、(932,933)にケラレ(口径食)は発生せず、一対の像の出力レベルは合致する。
光学系の絞りまたは絞り以外の射出瞳940が射出瞳面901と略合致しており、その開口径または開口形状が測距瞳902、903より小さい場合、一対の焦点検出光束(922、923)、(932,933)にケラレ(口径食)が発生するが、一対の焦点検出光束が略均等にケラレるために一対の像の出力レベルは合致する。
光学系の絞りまたは絞り以外の射出瞳948、949が射出瞳面901と合致しておらず、射出瞳面901より遠距離や近距離にある場合、光軸上の焦点検出エリア945の一対の焦点検出光束922、923に対しては、その開口径または開口形状が一対の焦点検出光束(922、923)をけらなければ、一対の像の出力レベルは合致するとともに、一対の焦点検出光束(922、923)をけった場合でも、略均等にケラレが生ずるために一対の像の出力レベルは合致する。
光学系の絞りまたは絞り以外の射出瞳948、949が射出瞳面901と合致しておらず、射出瞳面901より遠距離や近距離にある場合、光軸外の焦点検出エリア947の一対の焦点検出光束932、933に対しては、その開口径または開口形状が一対の焦点検出光束(932、933)をけらなければ、一対の像の出力レベルは合致するが、一対の焦点検出光束(932、933)をけった場合には、射出瞳面901から離れた面では焦点検出光束(932、933)が通過する領域が光軸に対して非対称となるために、一方の焦点検出光束のみにケラレが生じたり、両方の焦点検出光束にケラレが生じた場合でも、そのケラレ量が大幅に異なるため、一対の像の出力レベルに相違が生ずる。
図4は、一実施の形態のマイクロレンズアレイ方式の瞳分割型焦点検出装置の1つのマイクロレンズユニットの断面図である。マイクロレンズ5(光学要素)の背後に、イメージセンサの受光部1、2、3、4を並列に配置し、マイクロレンズユニット6(1つの焦点検出用画素)を形成する。そして、受光部1、2、3、4の並び方向に複数のマイクロレンズユニット6を配列してマイクロレンズユニット・アレイを形成し、このアレイ(複数の焦点検出用画素)からの出力に基づいて一対の像信号の像ズレ量を検出することによって、光学系の焦点調節状態を検出する。マイクロレンズ5のレンズ作用により、マイクロレンズ5に複数の方向から入射する焦点検出用光束がそれぞれ受光部1、2、3、4に受光される構成となる。なお、この受光部1〜4はいずれもほぼ同形状となっており、その数も3以上であればよい。
図5はマイクロレンズユニットの受光部の正面図である。図4では受光部数を4として示したが、図5では受光部数を14として示す。ほぼ同形状の受光部10〜23は並列に配置されており、ある光学系から到来する光束がマイクロレンズにより受光部10〜23上の領域7(破線で示す円の内部)に投影される。
図5おいて、領域7は受光部13から受光部20にまたがっており、領域7の受光部の並び方向の中心線8は受光部16と受光部17の間に位置する。複数の受光部10〜23を、中心線8の左右で一対の領域(10〜16)(17〜23)に振り分ける。振り分けた一方の領域(10〜16)に属する受光部の出力を用いて一対の像の一方の像信号を形成し、他方の領域(17〜23)に属する受光部の出力を用いて一対の像のもう一方の像信号を形成する。これにより、略同等の光量を有する一対の焦点検出用光束により形成される一対の像の出力を得ることができる。
受光部上に投影される領域7の位置と形状は光学系によって異なるし、同じ光学系であってもフォーカシング状態、ズーミング状態、絞り設定状態などによって異なる。領域7の位置と形状は、口径情報(光学系の構成、通過する光束を規制する絞りやレンズ端の予定結像面を基準とした光軸方向の位置/形状)と焦点検出位置(マイクロレンズアレイが配置されている光軸と直交する面内の位置)に応じて算出することができる。算出された領域7の面積を受光部の並び方向に垂直な線分で略2等分する境界線8を決定し、複数の受光部を境界線8の一方の側の領域ともう一方の側の領域に振り分けることによって、略同等の光量を有する一対の焦点検出光束により形成される一対の像の出力を得ることができる。
図6はマイクロレンズユニットの断面図である。光学系の構成、フォーカシング状態、ズーミング状態、絞り設定状態に応じて、光学系からマイクロレンズユニットに到来する光束の方向が変化する。図において、光束30(実線で示す)と光束31(破線で示す)は到来方向が異なっており、それに応じてマイクロレンズ5によって受光部10〜23上に投影される領域も異なる。
図7はマイクロレンズユニットの受光部の正面図であり、図5と異なる位置に領域7が投影される場合を示す。領域7は受光部15から受光部22にまたがっており、領域7の受光部の並び方向の中心線8は受光部18と受光部19の間に位置している。複数の受光部10〜23は中心線8の左右で一対の領域(10〜18)、(19〜23)に振り分けられる。振り分けられた一方の領域(10〜18)に属する受光部の出力を用いて一対の像の一方の像信号を形成し、他方の領域(19〜23)に属する受光部の出力を用いて一対の像のもう一方の像信号を形成する。これにより、略同等の光量を有する一対の焦点検出光束により形成される一対の像の出力を得ることができる。
図8はマイクロレンズユニットの受光部の正面図であり、図5および図7と異なる位置に領域7が投影される場合を示す。領域7は受光部11から受光部18にまたがっており、領域7の受光部の並び方向の中心線8は受光部14と受光部15の間に位置している。複数の受光部10〜23は中心線8の左右で一対の領域(10〜14)、15〜23)に振り分けられる。振り分けられた一方の領域(10〜14)に属する受光部の出力を用いて一対の像の一方の像信号を形成し、他方の領域(15〜23)に属する受光部の出力を用いて一対の像のもう一方の像信号を形成する。これにより、略同等の光量を有する一対の焦点検出光束により形成される一対の像の出力を得ることができる。
図9は焦点検出装置を備える光学システムの構成図である。デジタルスチルカメラ201はカメラボディ203と交換レンズ202とから構成され、それらはマウント部204により結合される。交換レンズ202は被写体像を形成するためのレンズ209、フォーカシング用レンズ210、絞り211、フォーカシング用レンズ210の駆動制御および絞り211の駆動制御を行うレンズCPU206などを備えている。
カメラボディ203は、交換レンズ202の予定結像面に配置される撮像素子212、撮像素子212からの画像信号の読み出しおよびデジタルスチルカメラ全体の動作制御を行うボディCPU214、ボディCPU214から画像信号の一部を受信して交換レンズ202の焦点調節状態を検出する焦点検出部213、液晶ビューファインダ(EVF:電気的ビューファインダー)の液晶表示素子216、液晶表示素子216を観察するための接眼レンズ217、ボディCPU214の制御にしたがって液晶ビューファインダの液晶表示素子216を駆動する液晶表示素子駆動回路215などを備えている。
焦点検出部213とレンズCPU206は、マウント部204に設けられた電気接点部218により各種情報(口径情報、レンズ駆動のためのデフォーカス量等)を伝達する。撮像素子212には、複数の焦点検出位置に対応した複数の部分に上述したマイクロレンズユニットと配列する。
交換レンズ202を通過して撮像素子212上に形成された被写体像は、撮像素子212により光電変換され、その出力はボディCPU214に送られる。このとき、マイクロレンズユニット(焦点検出用画素)の出力は焦点検出部213へ送られる。焦点検出部213は、レンズCPU206と通信し、装着されているレンズの口径情報を読み出し、この口径情報と焦点検出部213が保持している複数の焦点検出位置の情報に基づいて、上述した領域7の位置と形状を算出する。さらに、焦点検出部213は、算出した領域7の面積をマイクロレンズユニットの複数の受光部の並び方向に垂直な線分で略2等分する境界線を決定し、複数の受光部をこの境界線の一方の側の領域ともう一方の側の領域に振り分け、振り分けた一方の領域に属する受光部の出力を用いて一対の像の一方の像信号を形成し、他方の領域に属する受光部の出力を用いて一対の像のもう一方の像信号を形成する。
なお、レンズCPU206は口径情報をフォーカシング状態、ズーミング状態および絞り設定状態に応じて変更する。具体的には、レンズCPU206はレンズ209、210の位置と絞り211の絞り位置をモニターし、モニター情報に応じて口径情報を演算したり、あるいは予め用意されたルックアップテーブルからモニター情報に応じた口径情報を選択する。
焦点検出部213は、焦点検出位置ごとに得られた一対の像信号に対して周知の焦点検出演算処理を施し、焦点検出位置ごとに一対の像の像ズレ量を算出する。さらに、焦点検出部213は、焦点検出位置ごとに算出した像ズレ量に後述する変換係数を乗じ、各焦点検出位置におけるデフォーカス量を算出する。そして、焦点検出部213は、複数のデフォーカス量に基づき最終的なデフォーカス量を決定する。例えば、複数のデフォーカス量のうちの最至近を示すデフォーカス量を最終的なデフォーカス量とする。あるいは、複数のデフォーカス量の平均値を最終的なデフォーカス量とする。焦点検出部213は、最終的なデフォーカス量に基づきレンズ駆動が必要だと判断した場合(非合焦と判断した場合)には、最終的なデフォーカス量をレンズCPU206へ送信する。
レンズCPU206は、受信したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を算出し、このレンズ駆動量に基づいてフォーカシングレンズ210を合焦点へと駆動する。ボディCPU214は、撮像素子212からの出力信号に基づいて表示用の画像信号を生成し、この画像信号を液晶表示素子駆動回路215を介して液晶表示素子216に表示する。
図10は、図9に示すデジタルスチルカメラにおける焦点検出位置の具体例を示す。図9で説明した複数の焦点検出位置は例えば図10のごとく、撮影画面300上で焦点検出位置301が画面中央、焦点検出位置302、303が画面左右に配置されている。
図11は、図9に示す撮像素子212の詳細な構成図である。撮像素子212は撮像用画素310が2次元的に配列されており、図10に示す3ヶ所の焦点検出位置に対応する部分には焦点検出用画素311(マイクロレンズユニット)が図示のごとく配列されている。焦点検出用画素311の複数の受光部の並び方向は、画面中心(光軸中心)に対して放射方向となっており、焦点検出用画素311の並び方向も画面中心(光軸中心)に対して放射方向となっている。
図12は焦点検出用画素の回路構成図である。なお、図12では4個の受光部を有する1つのマイクロレンズユニットの受光部のみを示す。1〜4は受光部(フォトダイオード)、51〜54は転送スイッチMOSトランジスタ、641〜644は受光部1〜4を所定電位にリセットするリセット用MOSトランジスタである。また、651〜654は転送スイッチMOSトランジスタ51〜54により受光部1〜4から転送された電荷に基づく増幅信号を得るためのソースフォロワアンプMOSトランジスタ、571〜574はソースフォロワアンプMOSトランジスタ651〜654のフローティングディフージョン部(FD部)である。
661〜664はソースフォロワアンプMOSトランジスタ651〜654で得られる増幅信号の読出対象の受光部を選択する水平選択スイッチMOSトランジスタ、701〜704はソースフォロワアンプMOSトランジスタ651〜654とともにソースフォロワを構成する負荷MOSトランジスタであり、所定電圧VL、VSSが印加される。また、721〜724はソースフォロワアンプMOSトランジスタ651〜654の出力の転送制御を行う出力転送MOSトランジスタ、741〜744は出力転送MOSトランジスタ721〜724によって転送された出力を蓄積する出力蓄積容量である。
761〜764は出力蓄積容量741〜744に蓄積されている各出力を水平出力線へ転送する水平転送MOSトランジスタ、78は信号を増幅して出力する出力アンプ、79は水平選択スイッチMOSトランジスタ661〜664等のオン/オフを制御する垂直走査回路、80は水平転送MOSトランジスタ761〜764のオン/オフを制御する水平走査回路である。
図13は、図12に示す撮像素子回路の動作を示すタイミングチャートである。まず、制御パルスPRをハイレベルにする。次に、制御パルスPXをハイレベルに切り換えて、転送スイッチMOSトランジスタ51〜54を同時にオンにする。このとき、制御パルスPRはハイレベルとなっているので、FD部571〜574に残った電荷とともにフォトダイオード1〜4に残った電荷が電圧Vddにリセットされる。次に、制御パルスPXをローレベルにしてフォトダイオード1〜4で電荷蓄積を同時に開始するとともに、制御パルスPRをローレベルにしてFD部571〜574をフローティング状態とする。
電荷蓄積時間後、制御パルスPXをハイレベルに切り換え、転送スイッチMOSトランジスタ51〜54を導通し、フォトダイオード1〜4で蓄積された電荷をFD部571〜574に転送する。フォトダイオード1〜4で変換された電荷がFD部571〜574に転送されることによって、FD部571〜574の電位がフォトダイオード1〜4で受光した光量に応じて変化することになる。このとき、ソースフォロワアンプMOSトランジスタ651〜654がフローティング状態であるので、FD部571〜574の電位を、制御パルスPSn、PTを一時的にハイレベルに切り換えることによって出力蓄積容量741〜744に出力する。出力蓄積容量741〜744に蓄積された電荷は、水平走査回路80からの水平転送MOSトランジスタ761〜764への走査タイミング信号によって、水平転送期間に差動出力アンプ78から出力される。
以上が撮像素子の焦点検出用画素が含まれる一行の画素出力を得るための動作である。以上の動作を制御パルスPSn(nは垂直方向の行数を示す)を垂直方向に順次ずらしながら行うことによって、すべての行の画像信号(撮像用画素および焦点検出用画素の出力)を得ることができる。
図14は、図9に示すデジタルスチルカメラ(光学システム)の動作(ボディCPU214および焦点検出部213の動作)を示すフローチャートである。ステップ100において電源がONされるとステップ110へ進み、レンズCPU206から口径情報を受信する。続くステップ120で、口径情報と焦点検出位置情報に基づいて各焦点検出位置ごとに受光部の振り分け処理方法を決定する。ステップ130では焦点検出位置ごとに撮像素子の焦点検出用画素から複数受光部の像信号を読み出し、ステップ120で決定した振り分け方法に従って受光部を振り分け、振り分けられた受光部に属する受光部の出力を合成(加算)して一対の像信号を生成する。
ステップ140において焦点検出位置ごとに合成された一対の像信号の像ズレ量を演算する。次に、ステップ150で焦点検出位置ごとに像ズレ量に変換係数(詳細後述)を乗じ、各焦点検出位置ごとのデフォーカス量を算出し、複数のデフォーカス量に基づいて最終的なデフォーカス量を決定する。ステップ160では最終的なデフォーカス量に基づいて撮影光学系が合焦状態か否かを判定する。合焦状態でないと判定された場合はステップ170へ進み、デフォーカス量をレンズCPU206に送信し、撮影光学系を合焦位置に駆動させた後、ステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。
一方、ステップ160で合焦状態であると判定された場合はステップ180へ進み、シャッターレリーズがなされたか否かを判定する。シャッターレリーズがなされていない場合はステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。一方、シャッターレリーズがなされた場合はステップ190へ進み、撮影動作を実行した後、ステップ110へ戻って上記動作を繰り返す。
図15は変換係数の説明図である。上述した一対の像の像ズレ量をデフォーカス量に変換する際の変換係数は、振り分けられた領域のうちで一対の像を合成するときに用いられる受光部が受光する焦点検出光束の重心の開き角に応じて決まる。図15において、像ズレ量がhの場合、焦点検出光束417、427の重心の開き角がΘ1であれば、このときの変換係数をk1としてデフォーカス量g1は次式で計算される。
g1=k1×h≒h/2・tan(Θ1/2) ・・・(1)
一方、像ズレ量が同じhの場合でも、焦点検出光束437、447の重心の開き角がΘ2であれば、このときの変換係数をk2としてデフォーカス量g2は次式で計算される。
g1=k2×h≒h/2・tan(Θ2/2) ・・・(2)
したがって、一対の像の像ズレ量からデフォーカス量を算出する際は、一対の像を合成する際に用いた受光部が受光する焦点検出光束の重心の開き角に応じて変換係数を決定する。
図16〜図18により、焦点検出光束の重心について説明する。ここでは、マイクロレンズ5の背後に6つの受光部40、41、42、43、44、45が並列に配置されている場合を例に上げて説明する。図16は2つの領域が受光部42、43の間の境界線で振り分けられ、振り分けられた領域のうち受光部42と受光部43が一対の焦点検出用光束を受光している場合を示す。この場合は、受光部42が受光する焦点検出用光束の重心457と、受光部43が受光する焦点検出用光束の重心467とが焦点検出用光束の重心となる。
図17は2つの領域が受光部42、43の間の境界線で振り分けられ、振り分けられた領域のうち受光部41、42と受光部43、44とが一対の焦点検出光束を受光している場合を示す。この場合は、受光部41、42が受光する焦点検出光束の重心477と受光部43、44が受光する焦点検出光束の重心487が焦点検出光束の重心となる。
図18は2つの領域が受光部42、44の間の境界線で振り分けられ、振り分けられた領域のうち受光部41、42と受光部44、45が一対の焦点検出光束を受光している場合を示す。この場合は、受光部41、42が受光する焦点検出光束の重心497と受光部44、45が受光する焦点検出光束の重心507とが焦点検出光束の重心となる。
《受光部の選択方法》
受光部の選択方法は図5〜図8で説明した方法に限定されない。図19において、受光部10〜23は並列配置されており、ある光学系から到来する光束がマイクロレンズにより受光部10〜23上の領域7(破線で示す円の内部)に投影される。領域7は受光部12から受光部17にまたがっており、領域7の受光部の並び方向の中心線8は受光部14と受光部15の間に位置している。複数の受光部10〜23は中心線8の左右で一対の領域(10〜14)と(15〜23)とに振り分けられる。振り分けられた一方の領域(10〜14)に属する受光部のうち、焦点検出光束が到来している受光部12,13,14の出力を用いて一対の像の一方の像信号を形成し、他方の領域(15〜23)に属する受光部のうち、焦点検出光束が到来している受光部15,16,17の出力を用いて一対の像のもう一方の像信号を形成する。
《境界線の設定方法》
境界線の設定方法は図5〜図8で説明した方法に限定されない。図20において、受光部10〜23は並列配置されており、ある光学系から到来する光束がマイクロレンズにより受光部10〜23上の領域7(破線の内部)に投影される。領域7の形状は円ではなく、複数の開口により複合的に口径食が発生しているため、ラグビーボールのような形状となっている。領域7は受光部13から受光部16にまたがっており、領域7を受光部の並び方向で略2等分する境界線8は受光部14と受光部15の間に位置している。複数の受光部10〜23は境界線8の左右で一対の領域(10〜14)と(15〜23)に振り分けられる。
振り分けられた一方の領域(10〜14)に属する受光部のうち、焦点検出用光束が到来している受光部13,14の出力を用いて一対の像の一方の像信号を形成し、他方の領域(15〜23)に属する受光部のうち焦点検出光束が到来している受光部15,16の出力を用いて一対の像のもう一方の像信号を形成する。
《受光部と焦点検出光束のサイズ関係》
受光部と焦点検出光束のサイズ関係は図5〜図8で説明したものに限定されない。図21において、受光部10〜23は並列配置されており、ある光学系から到来する光束がマイクロレンズにより受光部10〜23上の領域7(破線で示す円の内部)に投影されている。受光部10〜23の並び方向と垂直な方向の長さは、領域7の大きさより短く設定されている。領域7は受光部12から受光部17にまたがっており、領域7の受光部の並び方向の中心線8は受光部14と受光部15の間に位置している。複数の受光部10〜23は中心線8の左右で一対の領域(10〜14)(15〜23)に振り分けられる。振り分けられた一方の領域(10〜14)に属する受光部のうち焦点検出光束が到来している受光部12,13,14の出力を用いて一対の像の一方の像信号が形成し、他方の領域(15〜23)に属する受光部のうち焦点検出光束が到来している受光部15,16,17の出力を用いて一対の像のもう一方の像信号を形成する。
《焦点検出用画素の回路構成》
図22は焦点検出画素の回路構成を示す図である。焦点検出用画素の回路構成は図12に示す構成に限定されない。図12に示す回路構成では各受光部の出力は独立してイメージセンサより読み出され、その後に一対の像信号として合成(加算)したが、図22に示す回路構成では受光部出力の合成をイメージセンサ内で行い、イメージセンサから一対の像信号を直接出力できる。
1〜4は受光部(フォトダイオード)、51〜54は転送スイッチMOSトランジスタ、81〜84は転送スイッチMOSトランジスタのドレイン領域、55、56、57は受光部1〜4を2つの領域に振り分けるための選択スイッチMOSトランジスタ、64、67は受光部1〜4を所定電位にリセットするリセット用MOSトランジスタである。また、65、68は転送スイッチMOSトランジスタ51〜54により受光部1〜4から転送された電荷に基づく増幅信号を得るためのソースフォロワアンプMOSトランジスタ、50、61はソースフォロワアンプMOSトランジスタ65、68のフローティングディフージョン部(FD部)である。
さらに、66、69はソースフォロワアンプMOSトランジスタ65、68で得られる増幅信号の読出対象の受光部を選択する水平選択スイッチMOSトランジスタ、70はソースフォロワアンプMOSトランジスタ65、68と共にソースフォロワを構成する負荷MOSトランジスタであって、所定電圧VL,VSSが印加されている。72はソースフォロワアンプMOSトランジスタ65、68の出力の転送制御を行う出力転送MOSトランジスタ、74は出力転送MOSトランジスタ72によって転送された出力を蓄積する出力蓄積容量、76は出力蓄積容量74に蓄積されている各出力を水平出力線へ転送する水平転送MOSトランジスタである。また、78は信号を増幅して出力する出力アンプ、79は水平選択スイッチMOSトランジスタ66,69などのオン/オフを制御する垂直走査回路、80は水平転送MOSトランジスタ76のオン/オフを制御する水平走査回路である。
図23は、受光部1〜4、転送スイッチMOSトランジスタ51〜54、転送スイッチMOSトランジスタのドレイン領域81〜84、選択スイッチMOSトランジスタ55〜57をマイクロレンズ側から見たレイアウト図である。受光部1〜4にはそれぞれ転送スイッチMOSトランジスタ51〜54が接続され、転送スイッチMOSトランジスタ51〜54のゲートは共通の制御パルスPX0により制御される。また、転送スイッチMOSトランジスタ51、52のドレイン領域81、82の間には、選択スイッチMOSトランジスタ55が接続される。さらに、転送スイッチMOSトランジスタ52、53のドレイン領域82、83の間には、選択スイッチMOSトランジスタ56が接続される。
転送スイッチMOSトランジスタ53、54のドレイン領域83、84の間には、選択スイッチMOSトランジスタ55が接続される。選択スイッチMOSトランジスタ55〜57のゲートは、それぞれ制御パルスPX1,PX2,PX3により制御される。転送スイッチMOSトランジスタ51、54のドレイン領域81、84は、フローティングディフージョン部60、61に接続される。
以上の回路構成において、選択スイッチMOSトランジスタ55〜57のON、OFFパターンによって、受光部1〜4の出力を任意に振り分け合成してFD部60、61へ導くことができる。
図24は、受光部1、2と受光部3、4を振り分けて出力する場合の図22に示す撮像素子回路の動作を示すタイミングチャートである。まず、制御パルスPRをハイレベルにする。次に、制御パルスPX0〜PX3をハイレベルに切り換えて、転送スイッチMOSトランジスタ51〜54と選択スイッチMOSトランジスタ55〜57を同時にオンにする。このとき、制御パルスPRはハイレベルとなっているので、FD部60、61に残った電荷とともにフォトダイオード1〜4に残った電荷が電圧Vddにリセットされる。次に、制御パルスPX0〜PX3をローレベルにしてフォトダイオード1〜4で電荷蓄積を同時に開始するとともに、制御パルスPRをローレベルにしてFD部60,61をフローティング状態とする。
電荷蓄積時間後、制御パルスPX0をハイレベルに切り換え、転送スイッチMOSトランジスタ51〜54を導通するとともに、制御パルスPX1、PX3をハイレベルに切り換え、フォトダイオード1、2で蓄積された電荷を加算してFD部60に転送し、フォトダイオード3,4で蓄積された電荷を加算してFD部61に転送する。このとき、ソースフォロワアンプMOSトランジスタ65がフローティング状態であるので、FD部65の電位を、制御パルスPSn1、PTを一時的にハイレベルに切り換えることによって、出力蓄積容量74に出力する。
出力蓄積容量74に蓄積された電荷は、水平走査回路80から水平転送MOSトランジスタ76への走査タイミング信号によって、水平転送期間に差動出力アンプ78から出力される。また、出力蓄積容量74に蓄積された電荷が水平走査回路80により水平転送された後、FD部68の電位を、制御パルスPSn2、PTを一時的にハイレベルに切り換えることによって出力蓄積容量74に出力する。出力蓄積容量74に蓄積された電荷は、水平走査回路80からの水平転送MOSトランジスタ76への走査タイミング信号によって、水平転送期間に差動出力アンプ78から出力される。
以上が撮像素子の焦点検出用画素が含まれる一行の画素出力を得るための動作である。以上の動作を制御パルスPSn(nは垂直方向の行数を示す)を垂直方向に順次ずらしながら行うことによって、全ての行の画像信号(撮像用画素および焦点検出用画素の出力)が得られる。以上の動作では受光部1と受光部2の出力が合成され、受光部3と受光部4の出力が合成されて出力される。
図25は、受光部1と受光部2、3、4を振り分けて出力する場合の図22に示す撮像素子回路の動作を示すタイミングチャートである。電荷蓄積終了時に、制御パルスPX0をハイレベルに切り換え、転送スイッチMOSトランジスタ51〜54を導通するとともに、制御パルスPX2、PX3をハイレベルに切り換え、フォトダイオード1で蓄積された電荷をFD部60に転送し、フォトダイオード2、3,4で蓄積された電荷を加算してFD部61に転送する。
なお、上述した一実施の形態では光学システムの実施例としてデジタルスチルカメラを例に上げて説明したが、本願発明の光学システムはデジタルスチルカメラに限定されず、例えば携帯電話などに内蔵される小型カメラモジュールなどにも適用することができる。
このように一実施の形態によれば、マイクロレンズの背後に受光部を配置した画素を複数個配列して画素列を形成するとともに、この画素列を光学系の予定結像面近傍に配置し、受光部の出力信号に基づいて光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出装置において、受光部を画素列の並び方向に沿った3つ以上の受光領域に分割するようにしたので、一対の像信号の出力レベルが略等しくなるように受光部を領域分割することができ、その結果、像ズレ検出を高精度に行うことができ、焦点検出精度を向上させることができる。
また、一実施の形態によれば、光学系の口径情報に応じて選択した一対の受光領域の出力信号に基づいて、光学系の異なる瞳領域を通過する一対の光束により結像される一対の像のズレ量を求め、この像ズレ量に基づいて光学系の焦点調節状態を検出するようにしたので、一対の像信号の出力レベルが略等しくなり、像ズレ検出を高精度に行うことができ、焦点検出精度を向上させることができる。
一実施の形態によれば、受光部の一対の受光領域のそれぞれにおける受光量がほぼ等しくなるように、受光部の領域を2組に分けるようにしたので、一対の像信号の出力レベルが略等しくなり、像ズレ検出を高精度に行うことができ、焦点検出精度を向上させることができる。
一実施の形態によれば、像ズレ量を光学系のデフォーカス量に変換するための変換係数を、受光部の領域の選択に応じて変更するようにしたので、像ズレ検出に用いる受光部を口径情報に応じていろいろと変更した場合でも正確にデフォーカス量を算出することができる。
一実施の形態によれば、焦点検出装置と光学系とを備え、マイクロレンズの背後に受光部を配置した画素を二次元状に配列し、光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子を備え、焦点検出装置の画素列を撮像素子の画素の一部としたので、焦点検出専用のイメージセンサを設けずに、被写体像を撮像するための撮像素子を用いて焦点検出を行うことができ、光学システムの小型化とコストダウンを図ることができる。
一実施の形態によれば、焦点検出装置を含む本体と本体に対して着脱可能な光学系を含むレンズ構体とから光学システムを構成し、レンズ構体側に口径情報を記憶するレンズCPUを設けるとともに、本体側に焦点検出部を配置し、焦点検出部によって、装着されたレンズ構体のレンズCPUから口径情報を読み出すようにしたので、撮像条件に応じて複数種類のレンズ構体を取り替えて撮像を行っても、一対の像信号の出力レベルが略等しくなり、像ズレ検出を高精度に行うことができ、焦点検出精度を向上させることができる。
一実施の形態の焦点検出装置の光学系の構成を示す図である。 マイクロレンズ背後に配置される一対の受光部で受光した一対の像を示す図である。 焦点検出用光束のケラレ(口径食)を説明するための図である。 一実施の形態のマイクロレンズアレイ方式の瞳分割型焦点検出装置の1つのマイクロレンズユニットの断面図である。 マイクロレンズユニットの受光部の正面図である。 マイクロレンズユニットの断面図である。 マイクロレンズユニットの受光部の正面図である。 マイクロレンズユニットの受光部の正面図である。 焦点検出装置を備える光学システムの構成図である。 図9に示すデジタルスチルカメラにおける焦点検出位置の具体例を示す図である。 図9に示す撮像素子212の詳細な構成図である。 焦点検出用画素の回路構成図である。 図12に示す撮像素子回路の動作を示すタイミングチャートである。 図9に示すデジタルスチルカメラ(光学システム)の動作(ボディCPU214および焦点検出部213の動作)を示すフローチャートである。 変換係数の説明図である。 焦点検出光束の重心を説明する図である。 焦点検出光束の重心を説明する図である。 焦点検出光束の重心を説明する図である。 受光部の選択方法を説明する図である。 境界線の設定方法を説明する図である。 受光部と焦点検出光束のサイズ関係を説明する図である。 焦点検出画素の回路構成を示す図である。 受光部、転送スイッチMOSトランジスタ、転送スイッチMOSトランジスタのドレイン領域、選択スイッチMOSトランジスタをマイクロレンズ側から見たレイアウト図である。 受光部1、2と受光部3、4を振り分けて出力する場合の図22に示す撮像素子回路の動作を示すタイミングチャートである。 受光部1と受光部2、3、4を振り分けて出力する場合の図22に示す撮像素子回路の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1〜4、10〜23 受光部
5 マイクロレンズ(光学要素)
6 マイクロレンズユニット(焦点検出用画素)
30、31 光束
201 デジタルスチルカメラ
202 交換レンズ
203 カメラボディ
206 レンズCPU
209 レンズ
210 フォーカシング用レンズ
211 絞り
212 撮像素子
213 焦点検出部
214 ボディCPU
301〜303 焦点検出位置
310 撮像用画素
311 焦点検出用画素(マイクロレンズユニット)
901 光学系の射出瞳
902、903 測距瞳
950、960 マイクロレンズ
952、953、962、963 受光部
972、973、982、983 焦点検出用光束

Claims (13)

  1. マイクロレンズアレイを構成する各々のマイクロレンズの背後に少なくとも3つの受光部が一方向に並ぶ受光部配列を配置して構成される画素を、前記受光部の並び方向に複数個配列して画素列を形成するとともに、当該画素列を光学系の予定結像面近傍に配置し、
    前記受光部配列上の一部には、前記光学系から到来する光束が前記マイクロレンズにより投影された受光領域が、前記光束を制限する前記光学系の、開口径が可変な絞り開口に応じて形成され、
    前記受光領域の面積を略2等分するように、前記絞り開口に関する口径情報と、前記光学系の光軸に対する前記マイクロレンズの配置された焦点検出位置とに応じて前記並び方向に垂直な中心線を決定し、
    前記中心線を境界線として、前記受光領域を2つの部分領域に分割し、
    前記受光部配列から、前記2つの部分領域のうちの一方の側に位置する1つまたは複数の前記受光部によって構成される第1グループと、前記2つの部分領域のうちの他方の側に位置する1つまたは複数の前記受光部によって構成される第2グループとを形成し、
    前記第1グループに属する前記受光部の出力信号と、前記第2グループに属する前記受光部の出力信号とに基づき、前記光学系の焦点調節状態を検出することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 請求項1に記載の焦点検出装置において、
    前記受光部配列を構成する前記受光部は4つ以上であることを特徴とする焦点検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の焦点検出装置において、
    前記受光部をほぼ同形状にすることを特徴とする焦点検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の焦点検出装置において、
    前記第1グループに属する前記受光部および前記第2グループに属する前記受光部(以下、「一対の受光部」という)の出力信号に基づいて、前記光学系の異なる瞳領域を通過する一対の前記光束(以下、「一対の光束」という)により結像される一対の像のズレ量を像ズレ量として求め、前記像ズレ量に基づいて前記光学系の前記焦点調節状態を検出する焦点検出手段を備えることを特徴とする焦点検出装置。
  5. 請求項4に記載の焦点検出装置において、
    前記焦点検出手段は、前記一対の受光部のそれぞれにおける受光量がほぼ等しくなるように前記中心線を決定することを特徴とする焦点検出装置。
  6. 請求項4または5に記載の焦点検出装置において、
    前記焦点検出手段は、前記像ズレ量を前記光学系のデフォーカス量に変換するための変換係数を、前記2つの部分領域を形成する前記一対の光束の重心の開き角に応じて変更することを特徴とする焦点検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の焦点検出装置を備えることを特徴とする光学システム。
  8. 請求項7に記載の光学システムにおいて、
    マイクロレンズの背後に受光部配列を配置した画素が二次元状に配列され、前記光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子を備え、
    前記焦点検出装置の前記画素列は、前記撮像素子に配列される複数の画素の一部によって形成されることを特徴とする光学システム。
  9. 請求項8に記載の光学システムは、前記焦点検出装置を含む本体と、前記本体に対して着脱可能な前記光学系を含むレンズ構体とから構成され、
    前記レンズ構体側に前記口径情報を記憶する記憶手段を設けるとともに、前記本体側に前記焦点検出手段を配置し、
    前記焦点検出手段は、前記本体に装着された前記レンズ構体の前記記憶手段から前記口径情報を読み出すことを特徴とする光学システム。
  10. マイクロレンズアレイを構成する各々のマイクロレンズの背後に少なくとも3つの受光部が一方向に並ぶ受光部配列を配置した画素を、前記受光部の並び方向に複数個配列して画素列を形成するとともに、当該画素列を光学系の予定結像面近傍に配置し、前記受光部配列の出力信号に基づいて前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出方法であって、
    前記受光部配列上の一部において、前記光学系から到来する光束が前記マイクロレンズにより前記受光部配列上の一部に投影されることによって前記受光部配列上の一部に形成される受光領域の面積を略2等分するように、前記光束を制限する前記光学系の、開口径が可変な絞り開口に関する口径情報と、前記光学系の光軸に対する前記マイクロレンズの配置された焦点検出位置とに応じて前記並び方向に垂直な中心線を決定し、
    前記中心線を境界線として、前記受光領域を2つの部分領域に分割し、
    前記2つの部分領域から選択した一対の前記受光部(以下、「一対の受光部」という)の出力信号に基づいて、前記光学系の異なる瞳領域を通過する一対の光束により結像される一対の像のズレ量を像ズレ量として求め、
    前記像ズレ量に基づいて前記光学系の前記焦点調節状態を検出し、
    前記一対の受光部のうちの一方の前記受光部(以下、「一方の受光部」という)は前記2つの部分領域のうちの一方の側に属し、前記一対の受光部のうちの他方の前記受光部(以下、「他方の受光部」という)は前記2つの部分領域のうちの他方の側に属することを特徴とする焦点検出方法。
  11. 請求項10に記載の焦点検出方法において、
    前記一方の受光部の受光量と前記他方の受光部の受光量とがほぼ等しくなるように前記中心線を決定することを特徴とする焦点検出方法。
  12. 請求項10または請求項11に記載の焦点検出方法において、
    前記像ズレ量を前記光学系のデフォーカス量に変換するための変換係数を、前記2つの部分領域に応じて変更することを特徴とする焦点検出方法。
  13. マイクロレンズアレイを構成する各々のマイクロレンズと、前記マイクロレンズの背後に並列して配置された少なくとも3つの受光部を含む受光部配列とから構成される画素を、光学系の予定結像面近傍に複数個配列して形成される撮像素子と、
    前記光学系から到来する光束が前記マイクロレンズにより前記受光部配列上の一部に投影され、前記光束を制限する前記光学系の、開口径が可変な絞り開口に応じて形成される受光領域の面積を略2等分するように、前記絞り開口に関する口径情報と、前記光学系の光軸に対する前記マイクロレンズの配置された焦点検出位置とに応じて前記受光部の並び方向に垂直な中心線を決定し、前記中心線を境界線として、前記受光領域を分割することによって形成される2つの部分領域のうちの一方の側に含まれる1つまたは複数の前記受光部の出力信号と、前記2つの部分領域のうちの他方の側に含まれる1つまたは複数の前記受光部の出力信号とに基づき前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備えることを特徴とする焦点検出装置。
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