JP4909742B2 - 蒸発源及び蒸着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、突沸しやすい蒸発材料が外部に放出されることを抑制できる蒸発源及び蒸着装置に関する。また、本発明は、蒸発材料又は昇華材料の温度を精度よく制御できる蒸発源及び蒸着装置に関する。
ガラス基板等の透明基板に有機EL薄膜を形成した有機ELディスプレイは、次世代のフラットパネルディスプレイの有力候補の一つである。透明基板に有機EL薄膜を形成する技術の一つとして、有機EL薄膜を透明基板に蒸着する方法がある。
従来の蒸発源は、その熱源としてシーズヒータを用いている。このシーズヒータの熱は均熱板及び坩堝を介して有機EL材料である昇華材及び伝熱材としてのサーモボールに伝達されるようになっている。つまり、坩堝内には昇華材及びその昇華材に熱を伝えるためのサーモボールが収容されている。坩堝内にサーモボールを収容する理由は、昇華材が粉状の固体であって加熱されると所々昇華されていき、昇華された部分が空洞となると熱が伝わらなくなるため、その際に昇華材への伝熱をサーモボールによって補助するためである。
ところで、有機EL材料は蒸着時に突沸しやすい。このため有機EL薄膜を蒸着により形成する場合、蒸発源から有機EL材料が突沸して外に放出されることを防ぐ必要がある。
また、基板に有機EL薄膜を成膜する際、成膜レートを一定に保つのが好ましい。成膜レートを一定に保つためには、有機EL材料の蒸発速度を一定に保つことが好ましい。そのためには、蒸発速度が一定になるように、有機EL材料の温度を精度よく制御することが要求される。つまり、有機EL材料の温度を微調整しながらほぼ一定に保つことが要求される。
前述したように蒸発源の熱源として一般的なシーズヒータを用いると、ヒータから有機EL材料に熱を伝達するための坩堝、サーモボール、均熱板及びヒータ自身それぞれが熱容量を有するため、それらの熱容量の総量は非常に大きなものとなる。このため、坩堝内の有機EL材料を交換又は追加した際、短時間で有機EL材料を昇温することができなかった。
また、上述したように熱容量の総量が非常に大きいため、ヒータの温度が変化してから有機EL材料の温度が変化するまでにかなりの時間が必要となる。このため、有機EL材料の温度を細かく制御する際に応答性よく制御することが困難となり、その結果、有機EL材料の温度を微調整しながら一定に保つことが困難となるから、有機EL薄膜の成膜速度を一定に保つことが困難であった。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、突沸しやすい蒸発材料が外部に放出されることを抑制できる蒸発源及び蒸着装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、蒸発材料又は昇華材料の温度を精度よく制御できる蒸発源及び蒸着装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る蒸発源は、蒸発材料又は昇華材料が収容される容器と、
前記容器の上部に配置され、該容器内で蒸発又は昇華した材料が該容器外に放出される量を制御する開口部と、
前記開口部の下に配置され、前記容器内の蒸発材料又は昇華材料が突沸した突沸物が該容器外に放出されるのを遮蔽する突沸物遮蔽板と、
前記突沸物遮蔽板を加熱するヒータと
を具備することを特徴とする。
上記蒸発源によれば、蒸発材料又は昇華材料が突沸しても、突沸物は突沸物遮蔽板によって遮蔽されるため、突沸物が容器外に放出されるのを抑制できる。
また、本発明に係る蒸発源において、前記容器を加熱して前記蒸発材料又は昇華材料を蒸発又は昇華させるハロゲンヒータを更に具備していてもよい。
また、本発明に係る蒸発源において、前記開口部は、前記容器内に収容された蒸発材料又は昇華材料の露出面より小さい開口面積を有することが好ましい。この場合、蒸発材料又は昇華材料が容器外に放出される量を制限することができる。
また、本発明に係る蒸発源において、前記開口部は、前記容器の上部に配置された膜厚コントロール部材に形成されたものであり、前記膜厚コントロール部材を加熱するヒータを更に具備し、前記膜厚コントロール部材は、前記開口部によって前記蒸発材料又は昇華材料が前記容器外に放出される量を制御することで蒸着成膜される膜厚又は蒸着膜の成膜速度をコントロールするものであってもよい。
この場合、膜厚コントロール部材を加熱するヒータは、突沸物遮蔽板を加熱するヒータを兼ねていてもよい。そして突沸物遮蔽板は、膜厚コントロール部材によって一部が支持されており、該支持されている部分を介して膜厚コントロール部材から熱が伝達されて加熱されてもよい。このようにするとヒータの数を少なくすることができる。
本発明に係る蒸発源は、蒸発材料又は昇華材料が収容される容器と、
前記容器に収容される蒸発材料又は昇華材料を直接加熱して蒸発又は昇華させるハロゲンヒータと
を具備することを特徴とする。
尚、容器を石英製とすることが好ましい。
上記蒸発源によれば、蒸発材料又は昇華材料はハロゲンヒータの輻射熱により直接加熱される。このためハロゲンヒータへの入力電力が変化すると、蒸発材料又は昇華材料の温度もこの変化にすばやく追従する。従って、容器内の蒸発材料又は昇華材料の温度を細かく調節することができるようになり、蒸発材料又は昇華材料の温度を微調整しながらほぼ一定に保つことができるようになる。
また、本発明に係る蒸発源において、前記容器は石英製であり、更に輻射熱により前記蒸発材料又は昇華材料を直接加熱して蒸発又は昇華させるハロゲンヒータを更に具備することも可能である。
本発明に係る蒸発源は、蒸発材料又は昇華材料が収容される容器と、
前記容器を加熱して前記蒸発材料又は昇華材料を蒸発又は昇華させるハロゲンヒータと
を具備することを特徴とする。
本発明に係る蒸発源は、蒸発材料又は昇華材料が収容される石英容器と、
前記石英容器の外表面又は内表面に形成された金属薄膜、又は前記外表面又は内表面に貼り付けられた厚さ1mm以下の金属薄板と、
前記金属薄膜又は前記金属薄板を加熱することにより蒸発材料又は昇華材料を蒸発又は昇華させるハロゲンヒータとを具備することを特徴とする
また、本発明に係る蒸発源において、前記開口部が略長方形、略円形及び略楕円形のいずれかの形状を有することも可能である。
本発明に係る蒸着装置は、基板に蒸着膜を成膜する蒸着装置であって、
前述した蒸発源と、
前記蒸着源が収容された蒸着室と、
を具備することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、突沸しやすい蒸発材料が外部に放出されることを抑制できる蒸発源及び蒸着装置を提供することができる。また、他の本発明によれば、蒸発材料又は昇華材料の温度を精度よく制御できる蒸発源及び蒸着装置を提供することができる。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による蒸発源を用いた有機EL蒸着装置の構成を示す概念図である。この有機EL蒸着装置は、フラットディスプレイパネルとなるガラス基板1に有機EL膜を蒸着するためのものである。有機EL蒸着装置は蒸着室となるチャンバー20を備えている。
チャンバー20内には蒸着源100が配置されている。また、チャンバー20内には、蒸着源100の上方に位置する基板保持機構2が配置されている。基板保持機構2は、基板1を保持する保持部2aと、この保持部2aを支持し且つ矢印のように回転力を加える回転軸2bとを有している。この回転軸2bは図示せぬモーターに接続されており、このモーターによって回転軸2bに回転力を加えるようになっている。
有機EL蒸着装置では、モーターによって保持部2aを矢印のように回転させながら、蒸着源100を加熱して蒸発材料又は昇華材料を上方に放出させることにより、基板1の全面に蒸着膜を成膜するようになっている。このように保持部2aを回転させるのは、基板1が回転することにより、該基板1に面内均一性良く蒸着膜を成膜するためである。尚、本実施の形態では、チャンバー20内に一つの蒸着源100を配置しているが、チャンバー20内に複数の蒸着源を配置することも可能である。また、本実施の形態では、保持部2aに一つの基板1を保持しているが、保持部2aに複数の基板1を保持することも可能である。
図2は、図1に示す蒸発源の構成を示す断面概略図である。蒸発源100は、蒸発材料又は昇華材料の一例である有機EL材料4を収容する石英製の容器102を備えている。容器102は直方体から上面を取り除き、かつ側面102b及び端面の上端を外側に折り曲げた形状をしている。容器102内部の有機EL材料4は、図示しない熱源からの輻射熱により直接加熱される。容器102の中において有機EL材料4は略直方体の形状を有している。容器102の上面開口部102aは金属製(例えばステンレス製)の膜厚コントロール部材106によって覆われている。膜厚コントロール部材106は薄型の直方体の筐体から底面を取り除いた形状をしており、上面には開口部106aが形成されている。開口部106aの幅は容器102の幅より小さく、その結果、開口部106aの開口面積は、容器102内に収容されている有機EL材料4の露出面(上面)よりも小さくなっている。
有機EL材料4は、輻射熱により直接加熱されて気化し、開口部106aを通って容器102の外部に放出される。有機EL材料4の放出量は、開口部106aの大きさ(例えば幅)によって制御されている。蒸着される有機EL薄膜の堆積速度は開口部106aの開口面積(又は幅)によって制御することが可能である。
開口部106aの下方、即ち開口部106aと有機EL材料4との間には、突沸物遮蔽板108が配置されている。突沸物遮蔽板108は、長方形の金属板(例えばステンレス板)であり、長さ及び幅それぞれが開口部106aの長さ及び幅より大きく、平面配置において開口部106a全体と重なっている。このため有機EL材料4が突沸しても、突沸物は突沸物遮蔽板108によって遮断され、外部に放出されない。尚、気化した有機EL材料4の放出量は、上記した開口部106aの開口面積(例えば幅)の他に、膜厚コントロール部材106と突沸物遮蔽板108の隙間108aによっても制御されている。
膜厚コントロール部材106には、蒸発源100の外側に位置するヒータ105が筐体104により組みつけられている。そして膜厚コントロール部材106はヒータ105によって加熱される。また、突沸物遮蔽板108は両端それぞれが膜厚コントロール部材106の両端面それぞれの内壁に形成された複数の突起(図示せず)に引っ掛けられることにより、膜厚コントロール部材106に支持されている。そしてこの支持されている部分を介して膜厚コントロール部材106の熱が突沸物遮蔽板108に伝達することにより、突沸物遮蔽板108は加熱される。
このため、突沸した有機EL材料4が膜厚コントロール部材106及び突沸物遮蔽板108に付着しても、付着した有機EL材料4は気化する。また気化した有機EL材料4は、膜厚コントロール部材106及び突沸物遮蔽板108に蒸着されにくい。従って、開口部106a及び隙間108aが有機EL材料4によって塞がれたり狭くなることは生じにくくなる。
尚、ヒータ105は例えばハロゲンヒータであるが、シーズヒータであってもよい。ヒータ105がシーズヒータである場合、膜厚コントロール部材106とヒータ105の間は伝熱性の良い材料によって埋められるのが好ましい。
以上のように実施の形態1によれば、蒸発源100において、有機EL材料4の蒸気が放出される開口部106aと有機EL材料4の間に突沸物遮蔽板108を配置したため、有機EL材料4が突沸しても突沸物が容器102外部に放出されることを抑制できる。また、開口部106aが形成されている膜厚コントロール部材106及び突沸物遮蔽板108それぞれはヒータ105によって加熱されているため、開口部106a及び隙間108aが有機EL材料4によって塞がれたり狭くなることは生じにくくなる。このため有機EL材料4を連続して複数のガラス基板1に蒸着させることができる。
また、開口部106aの開口面積を有機EL材料4の露出面より小さくしているため、この開口部106aの開口面積を変更することによりガラス基板1に形成される有機EL薄膜の堆積速度すなわち膜厚を制御することができる。また、容器102が石英製であるため、有機EL材料4が金属と反応しやすい場合でも有機EL材料4を蒸発させることができる。
尚、容器102は、熱源からの輻射熱を有機EL材料4に直接伝える材質であれば石英製ではなくてもよい。
また容器102をステンレス、モリブデン又は炭化珪素により形成してもよい。この場合、容器102が熱源からの輻射熱により直接加熱され、そして有機EL材料4が加熱される。このため熱源と容器102の間に熱を伝達するための物質が必要なくなり、熱源に対する入力の変化に対して容器102の温度がすばやく追従するようになる。従って、有機EL材料4の温度を精度良く制御することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2による蒸発源を示す断面図である。本実施の形態に係る蒸発源は、実施の形態1と同様に図1に示した有機EL蒸着装置の一部として用いられる。以下、実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態において容器102は石英製の支持治具110によって支持されている。このため、容器102を取り替えることにより蒸発源100の有機EL材料4を簡単に交換することができる。支持治具110は直方体の筐体の上面を取り除き、かつ側面110b及び端面それぞれの上端110aを外側に向けて折り曲げた形状である。支持治具110は、蒸発源100のケース112に上からはめ込まれている。ケース112は直方体の筐体の上面を取り除いた形状であり、側面及び端面それぞれの上端が支持治具110の上端110aに当接することにより、支持治具110を支持している。
支持治具110の外側には、ハロゲンヒータ120a,120b,120c,120d(以下ハロゲンヒータ120a等と記載)がそれぞれ複数配置されている。ハロゲンヒータ120a等からの放射熱(輻射熱)は石英製の支持治具110及び容器102を透過し、有機EL材料4に吸収される。すなわち、ハロゲンヒータ120aは有機EL材料4を直接加熱して気化させる。このためハロゲンヒータ120a等を用いることにより、ヒータ105と有機EL材料4の間に熱を伝達するための物質が必要なくなるため、有機EL材料4の温度はハロゲンヒータ120a等への入力電力の変化に対してすばやく追従するようになる。このため、精度良く有機EL材料4の温度を一定に保てるようになる。
また、ハロゲンヒータ120a等は、支持治具110すなわち容器102に沿って互いに異なる場所に配置されており、それぞれ両端部がケース112の両端面に固定されている。例えば、ハロゲンヒータ120aは容器102の一方の側面に沿って配置され、ハロゲンヒータ120dは容器102の他方の側面に沿って配置され、ハロゲンヒータ120b,120cそれぞれは容器102の底面に沿って配置される。このため、ハロゲンヒータ120a等は有機EL材料4の全体を加熱することができる。尚、ハロゲンヒータ120a等の一部(例えばハロゲンヒータ120a,120d)が容器102の側面に沿って配置されており、かつ石英製の支持治具110を介して突沸物遮蔽板108に面している場合、これらハロゲンヒータからの放射熱の一部は直接突沸物遮蔽板108を加熱する。
ハロゲンヒータ120a等はヒータ105から独立して制御できるようになっている。また、ハロゲンヒータ120a等は互いに独立して制御できるようになっている。例えば、ハロゲンヒータ120a等それぞれの入力電力を互いに独立して変化させることができる。また、ハロゲンヒータ120a,120dが動作せずにハロゲンヒータ120b,120cが動作するようにもできるし、ハロゲンヒータ120a等がそれぞれ一つずつ動作するようにもできるのが好ましい。この場合、ハロゲンヒータ120a等は容器102の一部を加熱することもできるし、加熱の強度を調節することもできる。
以上、実施の形態2によれば、実施の形態1と同一の効果を得ることができる。
また、有機EL材料4をハロゲンヒータ120a等で直接加熱するようにしたため、ヒータと有機EL材料4の間に熱を伝達するための物質が必要なくなる。このため、容器102の温度がハロゲンヒータ120a等への入力電力の変化に対してすばやく追従するようになる。従って、有機EL材料4の温度を細かく調節することができるようになり、有機EL材料の温度を微調整しながらほぼ一定に保つことができるようになる。その結果、有機EL薄膜の成膜速度を一定に保つことが可能となる。
図9は、上記実施の形態2による蒸発源を用いた有機EL蒸着装置によって有機EL薄膜を成膜した際の蒸発源の温度と時間の関係及び成膜レートと時間の関係を示すグラフである。有機EL薄膜の膜厚は膜厚計により得られた測定データを用いている。参照符号10は蒸発源の温度(℃)と時間の関係を示すものであり、参照符号11は成膜レート(nm/秒)と時間の関係を示すものである。
図9から蒸発材料を短時間で素早く昇温することができ、蒸発材料の温度を細かく制御することにより成膜レートを一定に保つことができることを確認できた。
上記データと比較するために従来一般に使用されているシーズヒータを用いた蒸発源についての実験を行ったので、この実験方法及び実験結果について説明する。
図10は、図9のデータと比較するための蒸発源を示す断面図である。
この蒸発源は坩堝17を有しており、この坩堝17内には伝熱材としてのサーモボール18及び有機EL材料である昇華材が収容されている。サーモボール18は昇華材に熱を伝達させるためのものである。坩堝17は均熱板19によって覆われており、この均熱板19はシーズヒータ21によって覆われている。シーズヒータ21によって発せられる熱が均熱板19、坩堝18及びサーモボール18を介して昇華材に伝達されるようになっている。また、シーズヒータ21の上には筐体104が配置されており、坩堝17の上方には突沸物遮蔽板108が配置されている。筐体104及び突沸物遮蔽板108を配置した理由は、筐体と突沸物遮蔽板を図3に示す蒸発源と同じ構成として比較を容易にするためである。
図11は、図10に示す蒸発源を用いた有機EL蒸着装置によって有機EL薄膜を成膜した際の蒸発源の温度と時間の関係及び成膜レートと時間の関係を示すグラフである。有機EL薄膜の膜厚は膜厚計により得られた測定データを用いている。参照符号22は蒸発源の温度(℃)と時間の関係を示すものであり、参照符号23は成膜レート(nm/秒)と時間の関係を示すものである。
図11に示すように、従来の蒸発源では、蒸発材料を短時間で素早く昇温することができず、蒸発材料の温度を細かく制御することもできないため成膜レートを一定に保つことができないという結果が得られた。これに対し、本実施の形態による蒸発源では、図9に示すように、従来の蒸発源に比べて蒸発材料を短時間で昇温すること、成膜レートを一定に保つことができることが確認された。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3による角型の蒸着源を示す斜視図である。本実施の形態に係る蒸発源は、実施の形態1と同様に図1に示した有機EL蒸着装置の一部として用いられる。蒸発源は、蒸発材料又は昇華材料の一例である有機EL材料4を収容する石英製の容器(ルツボ)102を備えている。容器102は直方体から上面を取り除いた形状となっている。
容器102には、その外側面を一回りするようにハロゲンヒータ120が配置されている。ハロゲンヒータ120からの放射熱(輻射熱)は石英製の容器102を透過し、有機EL材料4に吸収される。すなわち、ハロゲンヒータ120は有機EL材料4を直接加熱して気化させるように配置されている。このため、熱源と容器102の間に熱を伝達するための物質が必要なくなり、熱源に対する入力の変化に対して容器102の温度がすばやく追従するようになる。従って、有機EL材料4の温度を精度良く制御することができる。つまり、有機EL材料4の温度を細かく調節することができるようになり、有機EL材料の温度を微調整しながらほぼ一定に保つことができるようになる。その結果、有機EL薄膜の成膜速度を一定に保つことが可能となる。
尚、図2に示す有機EL材料4を収容する石英製の容器102に代えて本実施の形態による蒸着源を適用することも可能である。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4による丸型の蒸着源を示す斜視図である。本実施の形態に係る蒸発源は、実施の形態1と同様に図1に示した有機EL蒸着装置の一部として用いられる。蒸発源は、蒸発材料又は昇華材料の一例である有機EL材料4を収容する石英製の容器(ルツボ)3を備えている。容器3は底部が封止された円筒形状を有している。
容器3には、その外側面を一回りするようにハロゲンヒータ120が配置されている。ハロゲンヒータ120からの放射熱(輻射熱)は石英製の容器3を透過し、有機EL材料4に吸収される。すなわち、ハロゲンヒータ120は有機EL材料4を直接加熱して気化させるように配置されている。このため、熱源と容器3の間に熱を伝達するための物質が必要なくなり、熱源に対する入力の変化に対して容器3の温度がすばやく追従するようになる。従って、有機EL材料4の温度を精度良く制御することができる。
図6(A)は、図5に示す蒸着源の容器3の上部に蓋をするように配置する膜厚補正板を示す斜視図であり、図6(B)は、図6(A)に示す6A−6A線に沿った断面図である。
図6(A)に示すように、膜厚補正板(マウントプレート)5は平面形状が略円形を有しており、この膜厚補正板5には平面形状が略円形の開口部5aが形成されている。この開口部5aの上には補助用膜厚補正板6が配置されており、補助用膜厚補正板6は膜厚補正板5にはめ込まれている。補助用膜厚補正板6には平面形状が略円形の開口部6aが形成されており、この開口部6aは開口部5aより小径を有している。
膜厚補正板5を容器3の上に配置することにより、容器3の開口部を補助用膜厚補正板6の開口部6aの大きさとすることができる。また、補助用膜厚補正板6を膜厚補正板5から取り外すことにより、容器3の開口部を膜厚補正板5の開口部5aの大きさとすることができる。このように開口部の大きさを調整することができ、それにより有機EL材料4の放出量を調整することができ、蒸着される有機EL薄膜の堆積速度を制御することができる。換言すれば、膜厚補正板5及び補助用膜厚補正板6を用いることにより、蒸着膜の膜厚を補正することができる。
尚、図2に示す有機EL材料4を収容する石英製の容器102に代えて本実施の形態による蒸着源を適用することも可能である。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5によるドーナツ型の蒸着源を示す斜視図である。本実施の形態に係る蒸発源は、実施の形態1と同様に図1に示した有機EL蒸着装置の一部として用いられる。蒸発源は、蒸発材料又は昇華材料の一例である有機EL材料を収容する石英製の容器(ルツボ)7を備えている。容器7は底部が封止されたドーナツ形状を有している。
ドーナツ型の容器7には、その外側面を一回りするようにハロゲンヒータ8が配置されており、その内側面を一回りするようにハロゲンヒータ9が配置されている。ハロゲンヒータ8,9からの放射熱(輻射熱)は石英製の容器7を透過し、有機EL材料に吸収される。すなわち、ハロゲンヒータ8,9は有機EL材料を直接加熱して気化させるようになっている。このため、熱源と容器7の間に熱を伝達するための物質が必要なくなり、熱源に対する入力の変化に対して容器7の温度がすばやく追従するようになる。従って、有機EL材料の温度を精度良く制御することができる。つまり、有機EL材料4の温度を細かく調節することができるようになり、有機EL材料の温度を微調整しながらほぼ一定に保つことができるようになる。その結果、有機EL薄膜の成膜速度を一定に保つことが可能となる。
尚、図2に示す有機EL材料4を収容する石英製の容器102に代えて本実施の形態による蒸着源を適用することも可能である。
(実施の形態6)
図8は、本発明の実施の形態6による蒸発源の断面図である。本実施の形態に係る蒸発源100は、容器102及び支持治具110の代わりに石英製の容器114を用いる点を除いて実施の形態2と同一の構成であり、図1に示した有機EL蒸着装置の蒸発源として使用される。以下、実施の形態2と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
容器114は、直方体の上面を取り除き、かつ側面及び端面の上端114aを外側に向けて折り曲げた形状である。容器114は、蒸発源のケース112に上から直接はめ込まれている。ケース112は、上端が容器114の上端114aに当接することにより、容器114を支持している。
容器114の外面のうち少なくとも底面及び側面には金属薄膜114bが形成されている。金属薄膜114bは例えば無電解メッキにより形成される。ハロゲンヒータ120a等からの放射熱は金属薄膜114bに吸収され、金属薄膜114bを加熱する。これにより石英製の容器114及び容器114に保持されている有機EL材料4が加熱される。
金属薄膜114bは十分に薄いため、その熱容量は小さい。このため、ヒータから有機EL材料4まで熱を伝達するための物質の熱容量が小さくなるため、容器102の温度がハロゲンヒータ120a等への入力電力の変化に対してすばやく追従するようになる。従って、有機EL材料4の温度を精度良く調節することができる。
尚、金属薄膜114bの代わりに金属薄板を用いても同様の効果を得ることができる。このとき金属薄板の厚さは1mm以下であるのが好ましい。
また、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、MOCVD装置における有機金属材料の供給ユニットや、気相イオンプレーティングの蒸発源として用いることも可能である。
本発明の実施の形態1による蒸発源を用いた有機EL蒸着装置の構成を示す概念図である。 図1に示す蒸発源の構成を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態2による蒸発源を示す断面図である。 本発明の実施の形態3による角型の蒸着源を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4による丸型の蒸着源を示す斜視図である。 (A)は、図5に示す蒸着源の容器の上部に蓋をするように配置する膜厚補正板を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示す6A−6A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態5によるドーナツ型の蒸着源を示す斜視図である。 本発明の実施の形態6による蒸発源の断面図である。 実施の形態2による蒸発源を用いた有機EL蒸着装置によって有機EL薄膜を成膜した際の蒸発源の温度と時間の関係及び成膜レートと時間の関係を示すグラフである。 図9のデータと比較するための蒸発源を示す断面図である。 図10に示す蒸発源を用いた有機EL蒸着装置によって有機EL薄膜を成膜した際の蒸発源の温度と時間の関係及び成膜レートと時間の関係を示すグラフである。
符号の説明
1…ガラス基板
2…基板保持機構
2a…保持部
2b…回転軸
3…容器(ルツボ)
4…有機EL材料
5…膜厚補正板(マウントプレート)
5a…開口部
6…補助用膜厚補正板
6a…開口部
7,17…容器(ルツボ)
8,9…ハロゲンヒータ
18…サーモボール
19…均熱板
20…チャンバー
21…シーズヒータ
100…蒸発源
102…容器
102a…上面開口部
102b…側面
104…筐体
105…ヒータ
106…膜厚コントロール部材
106a…開口部
108…突沸物遮蔽板
108a…隙間
110…支持治具
110a…上端
110b…側面
112…ケース
120,120a〜120d…ハロゲンヒータ
114…容器
114a…上端
114b…金属薄膜

Claims (5)

  1. 有機EL材料が収容される容器と、
    前記容器の上部に配置され、開口部を有する膜厚コントロール部材と、
    前記容器内に配置され、前記開口部の下に位置するように前記膜厚コントロール部材に支持された突沸物遮蔽板と、
    前記容器に収容された前記有機EL材料を加熱する第1のヒータと、
    前記第1のヒータと独立して制御可能に構成され、前記膜厚コントロール部材を加熱する第2のヒータと、
    を具備し、
    前記開口部は、前記第1のヒータの加熱によって該容器内で蒸発又は昇華した材料が該容器外に放出される量を制御するものであり、
    前記突沸物遮蔽板は、前記容器に収容された前記有機EL材料が突沸した突沸物が該容器外に放出されるのを遮蔽するものであり、
    前記第2のヒータによって加熱された前記膜厚コントロール部材の熱が、前記膜厚コントロール部材に支持された部分を介して伝達することにより、前記突沸物遮蔽板は加熱され
    前記容器は石英製であり、
    前記第1のヒータは、
    前記容器の一方の側面に沿って配置された第1のハロゲンヒータと、
    前記容器の他方の側面に沿って配置された第2のハロゲンヒータと、
    前記容器の底面の側面に沿って配置された第3のハロゲンヒータと、を有し、
    前記第1乃至第3のハロゲンヒータそれぞれは、互いに独立して制御可能に構成されていることを特徴とする蒸発源。
  2. 請求項1において、
    前記開口部は、前記容器内に収容された前記有機EL材料の露出面より小さい開口面積を有することを特徴とする蒸発源。
  3. 請求項1又は2において、
    前記容器の底面及び側面に形成された金属薄膜又は1mm以下の金属薄板をさらに具備することを特徴とする蒸発源。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項において、
    前記開口部が略長方形、略円形、及び略楕円形のいずれかの形状を有することを特徴とする蒸発源。
  5. 基板に蒸着膜を成膜する蒸着装置であって、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の蒸発源と、
    前記蒸着源が収容された蒸着室と、
    を具備することを特徴とする蒸着装置。
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