JP4909705B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、SRフリップフロップ回路を備えた半導体集積回路に関するものである。
近年の携帯型端末の普及等に伴って、半導体素子の小型化、低消費電力化の要求が高まってきている。そのため、このような携帯型端末において不揮発性メモリの必要性が高まってきている。
現在、不揮発性メモリとしてはフラッシュメモリ、強誘電体メモリ等が実用化されている。また、例えば、携帯型端末の場合、小型化を図る必要があるため、不揮発性メモリがシリコンデバイスに混載される。
ここで、シリコンデバイスで多く用いられるフリップフロップは、電源を遮断してしまうと、記憶された値が破壊される。このため、電源投入時に別途内部状態を取り戻すための回路、操作が必要となる。したがって、次に動作を開始するまでに時間がかかるようになってしまう。
そこで、従来提案されている不揮発性のフリップフロップは、ストア動作において、一対の不揮発性抵抗変化素子の一方を高抵抗状態にするとともに他方を低抵抗状態にし、リコール動作において、一対の不揮発性抵抗変化素子の抵抗差に応じて、一対の記憶ノードの一方を高電位にするとともに他方を低電位にするように構成されている。そして、一対の不揮発性抵抗変化素子は、いずれもアモルファス状態においては高抵抗となり、結晶状態においては低抵抗状態となる相変化材料で構成されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の不揮発性のフリップフロップは、既述のように、不揮発性抵抗変化素子は加熱による相変化で抵抗値が変化するものである。したがって、例えば、加熱のため印加する電圧パルス幅の細かい制御が必要になる。
特許第3768504号明細書
本発明は、不揮発性のフリップフロップとして容易に動作させることが可能な半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った半導体集積回路装置は、
センスアンプ回路と、
前記センスアンプ回路と接地電位の間に接続され、電流に応じて抵抗値が相補的に変更される第1及び第2の可変抵抗素子と、
前記第1及び第2の可変抵抗素子を接地電位に直列に接続した第1の電流経路と、
前記第1及び第2の可変抵抗素子を接地電位に並列に接続した第2の電流経路と
外部から入力された通常の動作モード或いは読み出しモードに応じて、第1の電流経路或いは第2の電流経路を切り換えることで、電源から前記電流を供給する電流経路切換回路とを備え、
前記通常動作モードにおいて前記センスアンプ回路に保持されたデータに対応した抵抗値に前記第1の可変抵抗素子と前記第2の可変抵抗素子を設定し、前記電源をオフした後再度前記電源をオンした状態で、前記読み出しモードにおいて、前記第1の可変抵抗素子と前記第2の可変抵抗素子の抵抗値の大小に対応した前記データを読み出し、前記センスアンプ回路に前記データを再度保持する
ことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る実施例に従った半導体集積回路装置は、
電源に接続され、第1の電流供給端子および第2の電流供給端子からそれぞれ電流を出力し、これらの電流による電圧降下に応じて、第1のセンス信号を第1の信号端子から出力するとともに前記第1のセンス信号を反転した信号と等価な第2のセンス信号を第2の信号端子から出力するセンスアンプ回路と、
前記センスアンプ回路の前記第1の電流供給端子に一端側の第1の端部が接続され、前記第1の端部と他端側の第2の端部との間で、所定の電流値以上の電流が第1の方向に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が前記第1の方向と反対の第2の方向に流れることにより抵抗値が減少する第1の可変抵抗素子と、
前記センスアンプ回路の前記第2の電流供給端子に一端側の第3の端部が接続され、前記第1の可変抵抗素子の第2の端部に他端側の第4の端部が接続され、前記第3の端部と前記第4の端部との間で、所定の電流値以上の電流が前記第2の方向に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が前記第1の方向に流れることにより抵抗値が減少する第2の可変抵抗素子と、
前記第1の端部に接続された第1の書き込み経路端子と接地電位との間の第1の電流経路と、前記第3の端部に接続された第2の書き込み経路端子と前記接地電位との間の第2の電流経路と、前記第2の端部、前記第4の端部と前記接地電位との間の第3の電流経路と、を有する電流経路切換回路と、
前記第1の信号端子に第1の入力端子が接続され、前記第2の信号端子に第2の入力端子が接続され、入力される第1のセンス信号および第2のセンス信号の状態に応じて、第1の出力端子から第1の出力信号を出力するとともに第2の出力端子から前記1の出力信号を反転した信号と等価な第2の出力信号を出力するSRフリップフロップと、を備え、
前記電流経路切換回路は、
通常の動作モードにおいて、前記第3の電流経路を遮断するとともに、データ信号に応じて前記第1の電流経路に流れる電流と前記第2の電流経路に流れる電流の何れか一方を制限し、
前記通常の動作モードで前記電源をオフした後再度前記電源をオンした状態で、前記第1の可変抵抗素子と前記第2の可変抵抗素子の抵抗値の大小に対応したデータを読み出す読み出しモードにおいて、前記第1の電流経路および前記第2の電流経路を遮断するとともに、前記第3の電流経路を導通させることを特徴とする。
本発明に係る半導体集積回路装置によれば、不揮発性のフリップフロップとして容易に動作させることができる。
以下、本発明に係る実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一態様である実施例1に係る半導体集積回路装置100の要部の構成を示す図である。
図1に示すように、半導体集積回路装置100は、センスアンプ回路1と、第1の可変抵抗素子2と、第2の可変抵抗素子3と、電流経路切換回路4と、SRフリップフロップ5と、を備える。
センスアンプ回路1は、電源VDDに接続され、クロック信号CPおよび第1のモード切換信号NV_Rが入力される。この第1のモード切換信号NV_Rは、後述するように、D型フリップフロップとして動作する「通常の動作モード」と第1の可変抵抗素子2と第2の可変抵抗素子3の抵抗値の大小に対応したデータを読み出す「読み出しモード」とを切り換えるための信号である。
また、センスアンプ回路1は、第1の電流供給端子1aおよび第2の電流供給端子1bからそれぞれ電流を出力する。センスアンプ回路1は、これらの電流による電圧降下に応じて、クロック信号CPまたは第1のモード切換信号NV_Rに同期して第1のセンス信号を第1の信号端子1cから出力するとともに第1のセンス信号を反転した信号と等価な第2のセンス信号を第2の信号端子1dから出力する。
第1の可変抵抗素子2は、センスアンプ回路1の第1の電流供給端子1aに一端側の第1の端部2aが接続されている。
また、第1の可変抵抗素子2は、第1の端部2aと他端側の第2の端部2bとの間で、所定の電流値以上の電流が第1の方向(ここでは、第1の端部2aから第2の端部2bに向かう方向、すなわち右向き)に流れることにより抵抗値が増加する。一方、第1の可変抵抗素子2は、所定の電流値以上の電流が第1の方向と反対の第2の方向(ここでは、第2の端部2bから第1の端部2aに向かう方向、すなわち左向き)に流れることにより抵抗値が減少する。
第2の可変抵抗素子3は、センスアンプ回路1の第2の電流供給端子1bに一端側の第3の端部3aが接続されている。第2の可変抵抗素子3は、第1の可変抵抗素子2の第2の端部2bに他端側の第4の端部3bが接続されている。
また、第2の可変抵抗素子3は、第3の端部3aと第4の端部3bとの間で、所定の電流値以上の電流が該第2の方向(ここでは、第3の端部3aから第4の端部3bに向かう方向、すなわち左向き)に流れることにより抵抗値が増加する。一方、第2の可変抵抗素子3は、所定の電流値以上の電流が該第1の方向(ここでは、第4の端部3bから第3の端部3aに向かう方向、すなわち右向き)に流れることにより抵抗値が減少する。
ここで、第1、第2の可変抵抗素子2、3には、例えば、スピン注入素子が選択される。
このスピン注入素子は、(1)臨界値以上の電流を臨界時間以上流すと電流方向に対応して磁化反転することが、例えば、米国特許5、695、864号明細書に開示されている。また、スピン注入素子は、(2)磁化反転すると、この磁化反転に対応して抵抗値が変化することが、例えば、F.J.Albert et al., Appl.Phys.Lett. Vol.77, pp.3809 (2000)に開示されている。
すなわち、上記(1)、(2)の技術要素から、スピン注入素子は、所定の電流値以上の電流が流れると、電流方向に対応して抵抗値が変化(増減)するという物理現象が知られている。
電流経路切換回路4は、第1の端部2aに接続された第1の書き込み経路端子4eと接地電位VSSとの間の第1の電流経路と、第3の端部3aに接続された第2の書き込み経路端子4fと接地電位VSSとの間の第2の電流経路と、第2の端部2bおよび第4の端部3bと接地電位VSSとの間の第3の電流経路と、を有する。また、電流経路切換回路4は、データ信号D、クロック信号CP、および第1のモード切換信号NV_Rが入力される。
SRフリップフロップ5は、第1の信号端子1cに第1の入力端子SBが接続され、第2の信号端子1dに第2の入力端子RBが接続されている。
また、SRフリップフロップ5は、入力される第1のセンス信号および第2のセンス信号の状態に応じて、第1の出力端子QBから第1の出力信号を出力するとともに第2の出力端子Qから1の出力信号を反転した信号と等価な第2の出力信号を出力する。
なお、このSRフリップフロップ5の入力と出力の論理をそれぞれ反転させても本発明に適用可能である。
ここで、図2は、図1の半導体集積回路装置のセンスアンプ回路を具体的にした例を示す図である。
図2に示すように、センスアンプ回路1は、クロック信号CPまたは第1のモード切換信号NV_Rに応じて信号を出力する第1のネットワーク部6と、クロック信号CPまたは第1のモード切換信号NV_Rに応じて信号を出力する第2のネットワーク部8と、第1、第2の電流供給端子1a、1bから出力される電流による電圧降下に応じて、第1、第2のネットワーク部6、8の出力信号に同期して、第1、第2のセンス信号を第1、第2の信号端子1c、1dから出力するセンスアンプ部7とを有する。
ここで、図3は、図2の半導体集積回路装置のセンスアンプ部と電流経路切換回路とを具体的にした例を示す図である。
図3に示すように、センスアンプ部7は、電源電圧VDDにソースが接続された第1のp型MOSトランジスタ7aと、この第1のp型MOSトランジスタ7aのドレインにドレインが接続され、第1のp型MOSトランジスタ7aのゲートにゲートが接続され、第1の可変抵抗素子2の第1の端部2aにソースが接続された第1のn型MOSトランジスタ7bと、を有する。
また、センスアンプ部7は、電源電圧VDDにソースが接続され、第1のp型MOSトランジスタ7aのドレインにゲートが接続され、第1のp型MOSトランジスタ7aのゲートにドレインが接続された第2のp型MOSトランジスタ7cと、この第2のp型MOSトランジスタ7cのドレインにドレインが接続され、第2のp型MOSトランジスタ7cのゲートにゲートが接続され、第2の可変抵抗素子3の第3の端部3aにソースが接続された第2のn型MOSトランジスタ7dと、を有する。
第1のp型MOSトランジスタ7aのドレインは、第1のネットワーク6の出力およびSRフリップフロップ5の第1の入力SBに接続されている。
また、第2のp型MOSトランジスタ7cのドレインは、第2のネットワーク8の出力およびSRフリップフロップ5の第2の入力RBに接続されている。
また、図3に示すように、電流経路切換回路4は、第1の可変抵抗素子2の第1の端部2aにドレインが接続され、データ信号Dがゲートに入力される第3のn型MOSトランジスタ4aと、第2の可変抵抗素子3の第3の端部3aにドレインが接続され、第3のn型MOSトランジスタ4aのソースにソースが接続され、データ信号Dを反転したデータ信号DBがゲートに入力される第4のn型MOSトランジスタ4bと、を有する。
また、電流経路切換回路4は、第3のn型MOSトランジスタ4aおよび第4のn型MOSトランジスタ4bのソースにドレインが接続され、ソースが接地電位に接続され、クロック信号CPがゲートに入力される第5のn型MOSトランジスタ4cと、第1の可変抵抗素子2の第2の端部2bおよび第2の可変抵抗素子3の第4の端部3bにドレインが接続され、ソースが接地電位に接続され、第1のモード切換信号NV_Rがゲートに入力される第6のn型MOSトランジスタ4dと、を有する。
すなわち、電流経路切換回路4の第1の電流経路には第3のn型MOSトランジスタ4aが配置されている。さらに、電流経路切換回路4の第2の電流経路には第4のn型MOSトランジスタ4bが配置されている。
これらの第1、第2の電流経路は、クロック信号CPに応じて、第5のn型MOSトランジスタ4cにより遮断される。また、第3の電流経路は、第1のモード切換信号NV_Rに応じて、第6のn型MOSトランジスタ4dにより遮断される。
ここで、図4は、図3の半導体集積回路装置の第1、第2のネットワーク部を具体的にした例を示す図である。
図4に示すように、第1のネットワーク部6は、電源電圧VDDにソースが接続され、第1のモード切換信号NV_Rがゲートに入力される第3のp型MOSトランジスタ6aと、この第3のp型MOSトランジスタ6aのドレインにソースが接続され、第1のp型MOSトランジスタ7aのドレインに第1のネットワーク部6の出力となるドレインが接続され、クロック信号CPがゲートに入力される第4のp型MOSトランジスタ6bとを有する。
また、図4に示すように、第2のネットワーク部8は、電源電圧VDDにソースが接続され、第1のモード切換信号NV_Rがゲートに入力される第5のp型MOSトランジスタ8aと、この第5のp型MOSトランジスタ8aのドレインにソースが接続され、第2のp型MOSトランジスタ7cのドレインに第2のネットワーク部8の出力となるドレインが接続され、クロック信号CPがゲートに入力される第6のp型MOSトランジスタ8bとを有する。
ここで、図5は、図4の半導体集積回路装置のSRフリップフロップを具体的にした例を示す図である。
図5に示すように、SRフリップフロップ5は、第1のp型MOSトランジスタ7aのドレインに第1の入力SBとなる入力が接続された第1のNAND回路5aと、第2のp型MOSトランジスタ7cのドレインおよび第1のNAND回路5aの出力が、各々、別々の入力に接続され、第1のNAND回路5aの入力に出力が接続された第2のNAND回路5bと、を有する。
また、SRフリップフロップ5は、第1のNAND回路5aの出力に入力が接続され、第1の出力信号を出力する第1のインバータ5cと、第2のNAND回路5bの出力に入力が接続され、出力信号QBを反転した信号と等価な第2の出力信号を出力する第2のインバータ5dと、を有する。
第1のNAND回路5aの一方の入力がSRフリップフロップ5の第1の入力SBに相当する。
また、第1のNAND回路5bの一方の入力がSRフリップフロップ5の第2の入力RBに相当する。
次に、上記構成を有する半導体集積回路装置100が通常動作している状態で電源供給を停止し、再び電源供給を開始して記憶されたデータを出力する動作について説明する。
図6は、図5の半導体集積回路装置100が通常の動作モードである場合(入力される第1のモード切換信号NV_Rが“Low”の場合)を説明するための図である。なお、図6において、導通していないMOSトランジスタは、表記しないようにしている(以下同様)。
通常の動作モード、すなわち第1のモード切換信号NV_Rが“Low”のとき、図5に示す半導体集積回路装置100は、図6に示す回路構成ようになる。この図6に示すように、第1のモード切換信号NV_Rが“Low”であるので、電流経路切換回路4は、第6のn型MOSトランジスタ4dがオフして、第3の電流経路を遮断する。さらに、電流経路切換回路4は、データ信号D、データ信号Dの反転信号と等価なデータ信号DBに応じて、第3のn型MOSトランジスタ4aと第4のn型MOSトランジスタ4bのオン/オフを制御して、第1の電流経路に流れる電流と第2の電流経路に流れる電流の何れか一方を制限する。
これにより、半導体集積回路装置100は、通常の動作モードにおいて、全体として、D型フリップフロップ(F/F)と同様の動作をする。
この通常の動作モードにおいて、第1、第2の可変抵抗素子2、3に流れる電流の向きは、データ信号Dが“High”のときとデータ信号Dが“Low”のときでは異なる。
既述のように、例えば、第1の可変抵抗素子2は、電流が左向きに流れると抵抗値が小さい状態になり、右向きに流れると抵抗値が大きい状態になるとする。
一方、第2の可変抵抗素子3は、電流が左向きに流れると抵抗値が大きい状態になり、右向きに流れると抵抗値が小さい状態になるとする。
このような回路構成においては、例えば、データ信号Dが“High”でクロック信号CPが”Low”から”High”に変化すると、第1、第2の可変抵抗素子2、3を左向きに電流は流れる。この場合、第1の可変抵抗素子2は抵抗値が小さい状態となり、第2の可変抵抗素子3は抵抗値が大きい状態となる。
次に、この状態で半導体集積回路装置100への電源VDDの供給を停止する。これにより、半導体集積回路装置100のすべてのノードの電荷は放電される。したがって、この電荷により規定されていた内部状態は保持されない。しかし、電源VDDの供給が停止されると、所定の電流値以上の電流が流れることはないので、第1、第2の可変抵抗素子2、3の抵抗値の大小関係は、維持されたままである。
そして、電源VDDの供給を停止した後、再び電源VDDを半導体集積回路装置100に供給し立ち上げる。このとき、クロック信号CPを“Low”の状態に固定する。
ここで、この状態で、第1、第2の可変抵抗素子2、3に記憶されたデータ(抵抗値の大小関係に対応したデータ)をSRフリップフロップ5に読み出す読み出しモード(第1のモード切換信号NV_Rを”Low”から”High”に変化させるとき)の動作を説明する。
なお、既述の「読み出しモード」とは、通常の動作モードで電源VDDをオフした後再度電源VDDをオンした状態で、第1の可変抵抗素子2と第2の可変抵抗素子3の抵抗値の大小に対応したデータをSRフリップフロップ5に読み出すモードである。なお、この読み出しモードにおいては、第1のモード切換信号NV_Rが“High”となる。
このように、電流経路切換回路4は、読み出しモードにおいて、第1の電流経路および第2の電流経路を遮断するとともに、第3の電流経路を導通させる。
図7は、図5の半導体集積回路装置100が第1、第2の可変抵抗素子2、3に記憶されたデータをSRフリップフロップ5に読み出す場合の動作を説明するための図である。なお、図7において、既述のように、クロック信号CPは“Low”の状態に固定されている。
再び電源VDDを半導体集積回路装置100に供給した段階では、第1の可変抵抗素子2の抵抗値が小さく、第2の可変抵抗素子3の抵抗値が大きい状態である。したがって、第1のモード切換信号NV_Rが”Low”から”High”に変化すると、第1のノード7eが第2のノード7fよりも先に低電位となる。第1のノード7eの電位が第2のp型MOSトランジスタ7cをオンさせる電位まで下がると、第2のノード7fの電位は再び電源電圧に引き戻される。その結果、一定時間の後、SRフリップフロップ5に第1、第2のノード7e、7fの電位(値)が読み出される。
この場合、第1のノード7eの電位が“Low”であるので、第2の出力端子Qが“High”、第1の出力端子QBが“Low”である。この第1、第2の出力端子QB、Qの状態は、データ信号Dが“High”のときの値と同じである。したがって、半導体集積回路装置100は、データ信号Dが“High”のときの値を、電源VDDをオフにした後でも保持できている。すなわち、半導体集積回路装置100は、不揮発性のフリップフロップとして動作していると言える。
次に、第1のモード切換信号NV_Rを“High”から“Low”に変化させ、クロック信号CPを“Low”に固定した状態から通常の変化する状態に戻す。これにより、半導体集積回路装置100は、既述の通常の動作モードに戻り、D型のフリップフロップとして動作する。
以上のように、本実施例に係る半導体集積回路装置によれば、不揮発性のフリップフロップとして容易に動作させることができる。
実施例1では、通常の動作モードのときに、第1、第2の可変抵抗素子に所定の電流値の電流が流れて、抵抗値が変化する構成について説明した。
本実施例では、電流供給回路から追加の電流を供給し、第1、第2の可変抵抗素子に所定の電流値の電流がより確実に流れるようにする構成について述べる。
図8は、本発明の一態様である実施例2に係る半導体集積回路装置200の要部の構成を示す図である。なお、図8において図1の符号と同じ符号は実施例1と同様の構成を示す。
図8に示すように、半導体集積回路装置200は、センスアンプ回路1と、第1の可変抵抗素子2と、第2の可変抵抗素子3と、電流経路切換回路9と、SRフリップフロップ5と、を備える。なお、電流経路切換回路9以外の構成は、実施例1と同様である。
ここで、電流経路切換回路9は、第1の端部2aに接続された第1の書き込み経路端子4eと接地電位VSSとの間の第1の電流経路と、第3の端部3aに接続された第2の書き込み経路端子4fと接地電位VSSとの間の第2の電流経路と、第2の端部2bおよび第4の端部3bと接地電位VSSとの間の第3の電流経路と、を有する。
また、電流経路切換回路4は、データ信号D、クロック信号CP、第1のモード切換信号NV_R、および第2のモード切換信号NV_Wが入力される。
この第2のモード切換信号NV_Wは、後述するように、「通常の動作モード」において、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に所定の電流値以上の電流が流れるように(抵抗値が増減するように)、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に追加の電流を供給するか否かを規定するための信号である。
また、図9は、図8の半導体集積回路装置の電流経路切換回路を含む各構成を具体的にした例を示す図である。なお、図9において図5の符号と同じ符号は実施例1と同様の構成を示す。
また、図9に示すように、既述の電流経路切換回路9は、第1の可変抵抗素子2の第1の端部2aにドレインが接続され、データ信号Dがゲートに入力される第3のn型MOSトランジスタ4aと、第2の可変抵抗素子3の第3の端部3aにドレインが接続され、第3のn型MOSトランジスタ4aのソースにソースが接続され、データ信号DBがゲートに入力される第4のn型MOSトランジスタ4bと、を有する。
また、電流経路切換回路9は、第3のn型MOSトランジスタ4aおよび第4のn型MOSトランジスタ4bのソースにドレインが接続され、ソースが接地電位に接続され、クロック信号CPがゲートに入力される第5のn型MOSトランジスタ4cと、第1の可変抵抗素子2の第2の端部2bおよび第2の可変抵抗素子3の第4の端部3bにドレインが接続され、ソースが接地電位VSSに接続され、第1のモード切換信号NV_Rがゲートに入力される第6のn型MOSトランジスタ4dと、を有する。
すなわち、電流経路切換回路9の第1の電流経路には第3のn型MOSトランジスタ4aが配置されている。さらに、電流経路切換回路9の第2の電流経路には第4のn型MOSトランジスタ4bが配置されている。
これらの第1、第2の電流経路は、クロック信号CPに応じて、第5のn型MOSトランジスタ4cにより遮断される。また、第3の電流経路は、第1のモード切換信号NV_Rに応じて、第6のn型MOSトランジスタ4dにより遮断される。
さらに、電流経路切換回路9は、電源VDDと第1の端部2aとの間に接続された第1の電流供給回路9aと、電源VDDと第3の端部3aとの間に接続された第2の電流供給回路9bと、を有する。
また、図10は、図9の半導体集積回路装置の第1、第2の電流供給回路を具体的にした例を示す図である。なお、図10において図5の符号と同じ符号は実施例1と同様の構成を示す。
図10に示すように、第1の電流供給回路9aは、電源VDDにソースが接続され、データ信号Dがゲートに入力される第7のp型MOSトランジスタ9cと、この第7のp型MOSトランジスタ9cのドレインにソースが接続され、第1の端子2aにドレインが接続され、第2のモード切換信号NV_Wを反転した信号と等価な信号NV_WBがゲートに入力される第8のp型MOSトランジスタ9dと、を有する。
第2の電流供給回路9bは、電源VDDにソースが接続され、データ信号DBがゲートに入力される第9のp型MOSトランジスタ9eと、この第9のp型MOSトランジスタ9eのドレインにソースが接続され、第3の端子3aにドレインが接続され、信号NV_WBがゲートに入力される第10のp型MOSトランジスタ9fと、を有する。
なお、信号NV_WBは、例えば、第2のモード切換信号NV_Wに基づいて、図示しない他の回路等により生成される。
次に、上記構成を有する半導体集積回路装置200が、通常の動作モードにおいて、より確実にデータを第1、第2の可変抵抗素子2、3に記憶するための動作について説明する。
通常の動作モードにおいて、信号NV_WBが”High”の状態(第2のモード切換信号NV_Wが“Low”の状態)であるときの半導体集積回路装置200の動作は、実施例1の図5に示す半導体集積回路装置100の通常の動作モードの動作と同じである。すなわち、D型フリップフロップの動作と同じである。
一方、信号NV_WBが”Low”の状態(第2のモード切換信号NV_Wが“High”の状態)であるときの動作について説明する。クロック信号CPが“Low”、第1のモード切換信号NV_Rが“Low”の状態に固定する。
ここで、信号NV_WBを”Low”とすると、データ信号D及びデータ信号DBの値に応じて、スピン注入型可変抵抗素子に電流が流れる。例えば、データ信号Dが“High”のときには、電流は左向きに流れる。電流量および継続時間は、第8、第10のp型MOSトランジスタ9d、9fのサイズと、信号NV_WBを”Low”の状態にする時間とで制御可能である。このとき、実施例1での説明と同様、第1の可変抵抗素子2は抵抗値が小さい状態となり、第2の可変抵抗素子3は抵抗値が大きい状態となる。
その後、電源VDDをオフにし、再びオンにした後、信号NV_WBが”High”の状態(第2のモード切換信号NV_Wが“Low”の状態)で、実施例1と同様に、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3の抵抗値の大小に基づいたデータをSRフリップフロップ5へ読み出す。
このように、第1、第2の電流供給回路9a、9bは、通常の動作モードにおいて、第2のモード切換信号NV_Wおよびデータ信号Dに応じて、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に所定の電流値以上の電流が流れるように、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に電流を供給する。
これにより、より確実に第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に所定の電流値以上の電流が流れるようにすることができる。したがって、抵抗値の大小に基づいた第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3へのデータの記録がより確実に成される。
ここで、既述のように、第1の電流経路にはデータ信号に応じて制御され電流を制限する第3のn型MOSトランジスタ4aが設けられ、第2の電流経路にはデータ信号に応じて制御され電流を制限する第4のn型MOSトランジスタ4bが設けられている。オン状態のこれらのMOSトランジスタは、第1、第2の可変抵抗素子2、3に寄生容量を付加させる。この寄生容量により、読み出しもうードレイン側選択ゲート線SGDの動作が不正確になる場合が想定され得る。
そこで、該寄生容量を低減させるために、半導体集積回路装置200の変形させた例について説明する。
図11は、図10の半導体集積回路装置を変形した例を示す図である。なお、図11において、図10の符号と同じ符号は、図10と同様の構成を示す。
図11に示すように、半導体集積回路装置200aの電流経路切換回路9は、読み出しモードにおいて、第3のn型MOSトランジスタ4aをオフする第1の制御回路9gと、第4のn型MOSトランジスタ4bをオフする第2の制御回路9hと、をさらに有する。
第1の制御回路9gは、例えば、データ信号DBおよび第1のモード切換信号NV_Rが入力され、演算処理した結果を第3のn型MOSトランジスタ4aのゲートに出力する第1のNOR回路9iで構成される。
第2の制御回路9hは、例えば、データ信号Dおよび第1のモード切換信号NV_Rが入力され、演算処理した結果を第4のn型MOSトランジスタ4bのゲートに出力する第2のNOR回路9jで構成される。
例えば、読み出しモード(第1のモード切換信号NV_Rが“High”のとき)において、第1、第2のNOR回路9i、9jの出力信号は“Low”になる。これにより、ゲートが“Low”レベルになり、第3、第4のn型MOSトランジスタ4a、4bがオフする。これにより、第3、第4のn型MOSトランジスタ4a、4bによる寄生容量が減少するため、第1、第2の可変抵抗素子2、3に寄生する容量が均衡することとなる。すなわち、第1、第2の可変抵抗素子2、3に流れる各電流への寄生容量による影響差が低減される。
したがって、記憶されたデータをSRフリップフロップ5により確実に読み出せるようになる。
以上のように、本実施例に係る半導体集積回路装置によれば、不揮発性のフリップフロップとして容易に、より確実に動作させることができる。
実施例2では、電流供給回路から追加の電流を供給し、第1、第2の可変抵抗素子に所定の電流値の電流がより確実に流れるようにする構成について説明した。
本実施例では、電流供給回路から追加の電流を供給し、第1、第2の可変抵抗素子に所定の電流値の電流がより確実に流れるようにする他の構成について述べる。
図12は、本発明の一態様である実施例3に係る半導体集積回路装置300の要部の構成を示す図である。なお、図12において図8の符号と同じ符号は実施例2と同様の構成を示す。
図12に示すように、半導体集積回路装置300は、センスアンプ回路1と、第1の可変抵抗素子2と、第2の可変抵抗素子3と、電流経路切換回路10と、SRフリップフロップ5と、を備える。なお、電流経路切換回路10以外の構成は、実施例1と同様である。
ここで、電流経路切換回路10は、第1の書き込み経路端子4eと接地電位VSSとの間の第1の電流経路と、第2の書き込み経路端子4fと接地電位VSSとの間の第2の電流経路と、第2の端部2bおよび第4の端部3bと接地電位VSSとの間の第3の電流経路と、を有する。また、電流経路切換回路10は、データ信号D、クロック信号CP、第1のモード切換信号NV_R、第2のモード切換信号NV_W、さらにSRフリップフロップの出力端子Qから出力される信号と等価な信号が入力される。なお、SRフリップフロップの出力端子Qから出力される信号と等価な信号には、SRフリップフロップを構成する論理回路が出力する信号も含まれる。
また、図13は、図12の半導体集積回路装置の電流経路切換回路を含む各構成を具体的にした例を示す図である。なお、図13において図9の符号と同じ符号は実施例2と同様の構成を示す。
また、図13に示すように、既述の電流経路切換回路10は、第1の可変抵抗素子2の第1の端部2aにドレインが接続され、データ信号Dがゲートに入力される第3のn型MOSトランジスタ4aと、第2の可変抵抗素子3の第3の端部3aにドレインが接続され、第3のn型MOSトランジスタ4aのソースにソースが接続され、データ信号Dを反転したデータ信号DBがゲートに入力される第4のn型MOSトランジスタ4bと、を有する。
また、電流経路切換回路10は、第3のn型MOSトランジスタ4aおよび第4のn型MOSトランジスタ4bのソースにドレインが接続され、ソースが接地電位に接続され、クロック信号CPがゲートに入力される第5のn型MOSトランジスタ4cと、第1の可変抵抗素子2の第2の端部2bおよび第2の可変抵抗素子3の第4の端部3bにドレインが接続され、ソースが接地電位VSSに接続され、第1のモード切換信号NV_Rがゲートに入力される第6のn型MOSトランジスタ4dと、を有する。
すなわち、電流経路切換回路10の第1の電流経路には第3のn型MOSトランジスタ4aが配置されている。さらに、電流経路切換回路10の第2の電流経路には第4のn型MOSトランジスタ4bが配置されている。
これらの第1、第2の電流経路は、クロック信号CPに応じて、第5のn型MOSトランジスタ4cにより遮断される。また、第3の電流経路は、第1のモード切換信号NV_Rに応じて、第6のn型MOSトランジスタ4dにより遮断される。
さらに、電流経路切換回路10は、電源VDDと第1の端部2aとの間に接続された第1の電流供給回路10aと、電源VDDと第3の端部3aとの間に接続された第2の電流供給回路10bと、を有する。
また、図14は、図13の半導体集積回路装置の第1、第2の電流供給回路を具体的にした例を示す図である。
図14に示すように、第1の電流供給回路10aは、電源VDDにソースが接続され、SRフリップフロップ5を構成する論理回路である第1のNAND回路5aが出力した信号QIと等価な信号(ここでは信号QIとする)がゲートに入力される第7のp型MOSトランジスタ10cと、この第7のp型MOSトランジスタ10cのドレインにソースが接続され、第1の端子2aにドレインが接続され、信号NV_WBがゲートに入力される第8のp型MOSトランジスタ10dと、を有する。なお、信号QIと等価な信号には、第2の出力端子Qから出力された出力信号を含む(以下同様)。
第2の電流供給回路10bは、電源VDDにソースが接続され、信号QIを反転した信号QIBと等価な信号(ここでは信号QIBとする)がゲートに入力される第9のp型MOSトランジスタ10eと、この第9のp型MOSトランジスタ10eのドレインにソースが接続され、第3の端子3aにドレインが接続され、信号NV_WBがゲートに入力される第10のp型MOSトランジスタ10fと、を有する。なお、信号QIBと等価な信号には、第1の出力端子QBから出力された出力信号を含む(以下同様)。
次に、上記構成を有する半導体集積回路装置300が、通常の動作モードにおいて、より確実にデータを第1、第2の可変抵抗素子2、3に記憶するための動作について説明する。
通常の動作モードにおいて、信号NV_WBが”High”の状態(第2のモード切換信号NV_Wが“Low”の状態)であるときの半導体集積回路装置300の動作は、実施例1の図5に示す半導体集積回路装置100の通常の動作モードの動作と同じである。すなわち、D型フリップフロップの動作と同じである。
一方、信号NV_WBが”Low”の状態(第2のモード切換信号NV_Wが“High”の状態)であるときの動作について説明する。なお、ここでは、クロック信号CPが“High”の状態で固定し、第1のモード切換信号NV_Rが“Low”の状態に固定する。
ここで、信号NV_WBを”Low”とすると、信号QI及び信号QIBの値に応じて、スピン注入型可変抵抗素子に電流が流れる。例えば、信号QIが“High”のときには、電流は左向きに流れる。電流量および継続時間は、第8、第10のp型MOSトランジスタ10d、10fのサイズと、信号NV_WBを”Low”の状態にする時間とで制御可能である。このとき、実施例1での説明と同様、第1の可変抵抗素子2は抵抗値が小さい状態となり、第2の可変抵抗素子3は抵抗値が大きい状態となる。
その後、電源VDDをオフにし、再びオンにした後、信号NV_WBが”High”の状態(第2のモード切換信号NV_Wが“Low”の状態)で、実施例1と同様に、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3の抵抗値の大小に基づいたデータをSRフリップフロップ5へ読み出す。
このように、第1、第2の電流供給回路10a、10bは、通常の動作モードにおいて、第2のモード切換信号NV_WおよびSRフリップフロップ5を構成する論理回路の出力信号と等価な信号QI、QIBに応じて、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に所定の電流値以上の電流が流れるように、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に電流を供給する。
これにより、より確実に第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に所定の電流値以上の電流が流れるようにすることができる。したがって、抵抗値の大小に基づいた第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3へのデータの記録がより確実に成される。
また、図15は、図13の半導体集積回路装置の第1、第2の電流供給回路を具体的にした他の例を示す図である。
図15に示すように、第1の電流供給回路10aは、ソースに信号QIBの電流が供給され、第1の端子2aにドレインが接続され、信号NV_WBがゲートに入力される第8のp型MOSトランジスタ10dを有する。
また、第2の電流供給回路10bは、電源VDDにソースが接続され、ソースに信号QIの電流が供給され、第1の端子2aにドレインが接続され、信号NV_WBがゲートに入力される第10のp型MOSトランジスタ10fを有する。
なお、この半導体集積回路装置300aの動作は、第8、第10のp型MOSトランジスタ10d、10fが信号NV_WBにより制御されるので、図14の半導体集積回路300と同様である。
この半導体集積回路装置300aにおいては、信号QI、QIBの電流を第1、第2の可変抵抗素子2、3に流すようにしている。
半導体集積回路装置300aは、例えば、第1、第2のNAND回路5a、5bから出力される信号QI、QIBの負荷容量が重くなるが、トランジスタ数を減らすことができる。
ここで、実施例2と同様に、第3、第4のn型MOSトランジスタ4a、4bによる該寄生容量を低減させるために、半導体集積回路装置300の変形させた例について説明する。
図16は、図15の半導体集積回路装置を変形した例を示す図である。
図16に示すように、半導体集積回路装置300bの電流経路切換回路10は、読み出しモードにおいて、第3のn型MOSトランジスタ4aをオフする第1の制御回路10gと、第4のn型MOSトランジスタ4bをオフする第2の制御回路10hと、をさらに有する。
第1の制御回路10gは、例えば、データ信号DBおよび第1のモード切換信号NV_Rが入力され、演算処理した結果を第3のn型MOSトランジスタ4aのゲートに出力する第1のNOR回路10iで構成される。
第2の制御回路10hは、例えば、データ信号Dおよび第1のモード切換信号NV_Rが入力され、演算処理した結果を第4のn型MOSトランジスタ4bのゲートに出力する第2のNOR回路10jで構成される。
例えば、読み出しモード(第1のモード切換信号NV_Rが“High”のとき)において、第1、第2のNOR回路10i、10jの出力信号は“Low”になる。これにより、ゲートが“Low”レベルになり、第3、第4のn型MOSトランジスタ4a、4bがオフする。これにより、第3、第4のn型MOSトランジスタ4a、4bによる容量が無くなるため、第1、第2の可変抵抗素子2、3に寄生する容量が等しくなる。すなわち、第1、第2の可変抵抗素子2、3に流れる各電流への寄生容量による影響差が低減される。
したがって、記憶されたデータをSRフリップフロップ5により確実に読み出せるようになる。
また、第1の電流供給回路10aは、ソースに信号QIBの電流が供給され、第1の端子2aにドレインが接続され、信号NV_WBがゲートに入力される第8のp型MOSトランジスタ10dと、ドレインに信号QIBの電流が供給され、第1の端子2aにソースが接続され、第2のモード切換信号NV_Wがゲートに入力される第9のn型MOSトランジスタ10kと、を有する。
また、第2の電流供給回路10bは、電源VDDにソースが接続され、ソースに信号QIの電流が供給され、第1の端子2aにドレインが接続され、信号NV_WBがゲートに入力される第10のp型MOSトランジスタ10fと、ドレインに信号QIの電流が供給され、第1の端子2aにソースが接続され、第2のモード切換信号NV_Wがゲートに入力される第10のn型MOSトランジスタ10lと、を有する。
このように、第1、第2の電流供給回路10a、10bは、2つのMOSトランジスタにより、信号QI、QIBの電流を第1、第2の可変抵抗素子2、3に供給する。これにより、図15の場合と比較して、より確実に信号QI、QIBの電流を第1、第2の可変抵抗素子2、3に供給することができる。
さらに、動作中にデータ信号D、DBの値が変化しても、信号QI、QIBの値が所定の値であれば、所定の電流を第1、第2の可変抵抗素子2、3に供給することができる。
以上のように、本実施例に係る半導体集積回路装置によれば、不揮発性のフリップフロップとして容易に、より確実に動作させることができる。
実施例2、3では、電流供給回路から追加の電流を供給し、第1、第2の可変抵抗素子に所定の電流値の電流がより確実に流れるようにする構成について説明した。
本実施例では、書き込み時にデータ入力信号が変化しても、電流経路切換回路により、第1、第2の可変抵抗素子に所定の電流値の電流がより確実に流れるようにする構成について述べる。
図17は、本発明の一態様である実施例4に係る半導体集積回路装置の要部の構成を示す図である。なお、図17において図12の符号と同じ符号は実施例3と同様の構成を示す。
図17に示すように、半導体集積回路装置400は、センスアンプ回路1と、第1の可変抵抗素子2と、第2の可変抵抗素子3と、電流経路切換回路11と、SRフリップフロップ5と、を備える。なお、電流経路切換回路11以外の構成は、実施例1と同様である。
ここで、電流経路切換回路11は、第1の書き込み経路端子4eと接地電位VSSとの間の第1の電流経路と、第2の書き込み経路端子4fと接地電位VSSとの間の第2の電流経路と、第2の端部2bおよび第4の端部3bと接地電位VSSとの間の第3の電流経路と、を有する。また、電流経路切換回路11は、データ信号D、クロック信号CP、第1のモード切換信号NV_R、第2のモード切換信号NV_W、SRフリップフロップの出力端子Qから出力される信号と等価な信号が入力される。
また、図18は、図17の半導体集積回路装置の電流経路切換回路を含む各構成を具体的にした例を示す図である。なお、図18において図5の符号と同じ符号は実施例1と同様の構成を示す。
図18に示すように、既述の電流経路切換回路11は、第1の電流供給端子1aにドレインが接続され、ソースが第1の端部2aに接続され、第1のモード切換信号NV_Rがゲートに入力される第11のn型MOSトランジスタ11aと、第2の電流供給端子1bにドレインが接続され、ソースが第3の端部3aに接続され、第1のモード切換信号NV_Rがゲートに入力される第12のn型MOSトランジスタ11bと、信号QIが入力され、出力が第1の端部2aに接続され、第1のモード切換信号NV_Rにより制御される第1のクロックドインバータ11cと、信号QIBが入力され、出力が第1の端部2aに接続され、第1のモード切換信号NV_Rにより制御される第2のクロックドインバータ11dと、ドレインが第1の電流供給端子1aに接続され、ソースが第2の電流供給端子1bに接続され、ゲートに第1のモード切換信号NV_Rが入力される第13のn型MOSトランジスタ11eとを、図5の電流経路切換回路4と比較して、さらに有する。
次に、上記構成を有する半導体集積回路装置400が、通常の動作モードにおいて、より確実にデータを第1、第2の可変抵抗素子2、3に記憶するための動作について説明する。
図19は、図18の半導体集積回路装置が通常の動作モードである場合(入力される第1のモード切換信号NV_Rが“Low”、 第2のモード切換信号NV_Wが“Low”の場合)を説明するための図である。
図19に示すように、通常の動作モードにおいて、入力される第1のモード切換信号NV_Rが“Low”、 第2のモード切換信号NV_Wが“Low”の状態であるときの半導体集積回路装置200の動作は、実施例1の図5に示す半導体集積回路装置100の通常の動作モードの動作と同じである。すなわち、D型フリップフロップの動作と同じである。
次に、通常の動作モードにおいて、半導体集積回路装置400が第1、第2の可変抵抗素子2、3にデータを書き込む場合の動作をする。
図20は、図18の半導体集積回路装置が第1、第2の可変抵抗素子2、3にデータを書き込む場合の動作を説明するための図である。なお、図20において、第1のモード切換信号NV_Rが“Low”、第2のモード切換信号NV_Wが“High”の状態である。
これにより、可変抵抗素子に、信号QI、QIBの電流値に応じて、左方向、あるいは、右方向に所定の電流値以上の電流を流し、第1、第2の可変抵抗素子2、3の抵抗値を増減させる。
次に、電源VDDをオフにし、再びオンした後、半導体集積回路装置400が第1、第2の可変抵抗素子2、3に記憶されたデータをSRフリップフロップに読み出す動作をする。
図21は、図18の半導体集積回路装置が第1、第2の可変抵抗素子2、3に記憶されたデータをSRフリップフロップ5に読み出す場合の動作を説明するための図である。なお、図21において、第2のモード切換信号NV_Wが“Low”、クロック信号CPは“Low”の状態に固定されている。
半導体集積回路装置400のセンスアンプ回路1は、第1のモード切換信号NV_Rが”Low”から”High”に変化すると、実施例1と同様に、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3の抵抗値の大小に基づいたデータをSRフリップフロップ5へ読み出す。
このように、電流経路切換回路11は、通常の動作モードにおいて、第1のモード切換信号NV_R、第2のモード切換信号NV_W、および信号QI、QIBに応じて、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に所定の電流値以上の電流が流れるように、第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に電流を供給する。
これにより、より確実に第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3に所定の電流値以上の電流が流れるようにすることができる。したがって、抵抗値の大小に基づいた第1の可変抵抗素子2および第2の可変抵抗素子3へのデータの記録がより確実に成される。
次に、第1のモード切換信号NV_Rを“High”から“Low”に変化させ、クロック信号CPを“Low”に固定した状態から通常の変化する状態に戻す。これにより、半導体集積回路装置400は、既述の通常の動作モードに戻り、実施例1と同様にD型のフリップフロップとして動作する。
以上のように、本実施例に係る半導体集積回路装置によれば、不揮発性のフリップフロップとして容易に、より確実に動作させることができる。
なお、上記各実施例においては、第1の可変抵抗素子は所定の電流値以上の電流が第1の端部から他端側の第2の端部に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が第1の端部から第2の端部に流れることにより抵抗値が減少し、第2の可変抵抗素子は所定の電流値以上の電流が第3の端部から第4の端部に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が第1の端部から第2の端部に流れることにより抵抗値が減少するとして説明した。
しかし、第1、第2の可変抵抗素子に流れる電流と抵抗値の増減との関係を逆にしても、インバータを挿入したり、また各回路構成の論理を適宜逆したりすることにより、上記各実施例と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記各実施例において、第1のモード切換信号NV_R、第2のモード切換信号NV_W、クロック信号CP、データ信号Dの論理をそれぞれ逆にした場合でも、インバータを挿入したり、また各回路構成の論理を適宜逆したりすることにより、上記各実施例と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1)
所定の電流値以上の電流が第1の方向に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が前記第1の方向と反対の第2の方向に流れることにより抵抗値が減少する第1の可変抵抗素子と、所定の電流値以上の電流が前記第2の方向に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が前記第1の方向に流れることにより抵抗値が減少する第2の可変抵抗素子と、外部から入力された通常の動作モード或いは読み出しモードに応じて、前記第1の可変抵抗素子および前記第2の可変抵抗素子に接続された電流経路を切り換えることで、電源から前記電流を前記第1の可変抵抗素子および前記第2の可変抵抗素子に供給する電流経路切換回路とを備え、前記通常動作モードにおいて前記電源をオフした後再度前記電源をオンした状態で、前記読み出しモードにおいて、前記第1の可変抵抗素子と前記第2の可変抵抗素子の抵抗値の大小に対応したデータを読み出すことを特徴とする半導体集積回路装置。
(付記2)
電源に接続され、第1の電流供給端子および第2の電流供給端子からそれぞれ電流を出力し、これらの電流による電圧降下に応じて、第1のセンス信号を第1の信号端子から出力するとともに前記第1のセンス信号を反転した信号と等価な第2のセンス信号を第2の信号端子から出力するセンスアンプ回路と、前記センスアンプ回路の前記第1の電流供給端子に一端側の第1の端部が接続され、前記第1の端部と他端側の第2の端部との間で、所定の電流値以上の電流が第1の方向に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が前記第1の方向と反対の第2の方向に流れることにより抵抗値が減少する第1の可変抵抗素子と、前記センスアンプ回路の前記第2の電流供給端子に一端側の第3の端部が接続され、前記第1の可変抵抗素子の第2の端部に他端側の第4の端部が接続され、前記第3の端部と前記第4の端部との間で、所定の電流値以上の電流が前記第2の方向に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が前記第1の方向に流れることにより抵抗値が減少する第2の可変抵抗素子と、前記第1の端部に接続された第1の書き込み経路端子と接地電位との間の第1の電流経路と、前記第3の端部に接続された第2の書き込み経路端子と前記接地電位との間の第2の電流経路と、前記第2の端部、前記第4の端部と前記接地電位との間の第3の電流経路と、を有する電流経路切換回路と、前記第1の信号端子に第1の入力端子が接続され、前記第2の信号端子に第2の入力端子が接続され、入力される第1のセンス信号および第2のセンス信号の状態に応じて、第1の出力端子から第1の出力信号を出力するとともに第2の出力端子から前記1の出力信号を反転した信号と等価な第2の出力信号を出力するSRフリップフロップと、を備え、前記電流経路切換回路は、通常の動作モードにおいて、前記第3の電流経路を遮断するとともに、データ信号に応じて前記第1の電流経路に流れる電流と前記第2の電流経路に流れる電流の何れか一方を制限し、前記通常の動作モードで前記電源をオフした後再度前記電源をオンした状態で、前記第1の可変抵抗素子と前記第2の可変抵抗素子の抵抗値の大小に対応したデータを読み出す読み出しモードにおいて、前記第1の電流経路および前記第2の電流経路を遮断するとともに、前記第3の電流経路を導通させる半導体集積回路装置において、前記第1の電流経路には前記データ信号に応じて制御され電流を制限する第1のMOSトランジスタが設けられ、前記第2の電流経路には前記データ信号に応じて制御され電流を制限する第2のMOSトランジスタが設けられ、前記電流経路切換回路は、前記読み出しモードにおいて、前記第1のMOSトランジスタおよび前記第2のMOSトランジスタをオフする制御回路を有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路装置。
本発明の一態様である実施例1に係る半導体集積回路装置100の要部の構成を示す図である。 図1の半導体集積回路装置のセンスアンプ回路を具体的にした例を示す図である。 図2の半導体集積回路装置のセンスアンプ部と電流経路切換回路とを具体的にした例を示す図である。 図3の半導体集積回路装置の第1、第2のネットワーク部を具体的にした例を示す図である。 図4の半導体集積回路装置のSRフリップフロップを具体的にした例を示す図である。 図5の半導体集積回路装置が通常の動作モードである場合(入力される第1のモード切換信号NV_Rが“Low”の場合)を説明するための図である。 図5の半導体集積回路装置が第1、第2の可変抵抗素子2、3に記憶されたデータをSRフリップフロップ5に読み出す場合の動作を説明するための図である。 本発明の一態様である実施例2に係る半導体集積回路装置200の要部の構成を示す図である。 図8の半導体集積回路装置の電流経路切換回路を含む各構成を具体的にした例を示す図である。 図9の半導体集積回路装置の第1、第2の電流供給回路を具体的にした例を示す図である。 図10の半導体集積回路装置を変形した例を示す図である。 図12は、本発明の一態様である実施例3に係る半導体集積回路装置300の要部の構成を示す図である。 図12の半導体集積回路装置の電流経路切換回路を含む各構成を具体的にした例を示す図である。 図13の半導体集積回路装置の第1、第2の電流供給回路を具体的にした例を示す図である。 図13の半導体集積回路装置の第1、第2の電流供給回路を具体的にした他の例を示す図である。 図15の半導体集積回路装置を変形した例を示す図である。 本発明の一態様である実施例4に係る半導体集積回路装置の要部の構成を示す図である。 図17の半導体集積回路装置の電流経路切換回路を含む各構成を具体的にした例を示す図である。 図18の半導体集積回路装置が通常の動作モードである場合(入力される第1のモード切換信号NV_Rが“Low”、 第2のモード切換信号NV_Wが“Low”の場合)を説明するための図である。 図18の半導体集積回路装置が第1、第2の可変抵抗素子にデータを書き込む場合の動作を説明するための図である。 図18の半導体集積回路装置が第1、第2の可変抵抗素子に記憶されたデータをSRフリップフロップに読み出す場合の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 センスアンプ回路
1a 第1の電流供給端子
1b 第2の電流供給端子
1c 第1の信号端子
1d 第2の信号端子
2 第1の可変抵抗素子
2a 第1の端部
2b 第2の端部
3 第2の可変抵抗素子
3a 第3の端部
3b 第4の端部
4 電流経路切換回路
4a 第3のn型MOSトランジスタ
4b 第4のn型MOSトランジスタ
4c 第5のn型MOSトランジスタ
4d 第6のn型MOSトランジスタ
4e 第1の書き込み経路端子
4f 第2の書き込み経路端子
5 SRフリップフロップ
5a 第1のNAND回路
5b 第2のNAND回路
5c 第1のインバータ
5d 第2のインバータ
6 第1のネットワーク部
6a 第3のp型MOSトランジスタ
6b 第4のp型MOSトランジスタ
7 センスアンプ部
7a 第1のp型MOSトランジスタ
7b 第1のn型MOSトランジスタ
7c 第2のp型MOSトランジスタ
7d 第2のn型MOSトランジスタ
7e 第1のノード
7f 第2のノード
8 第2のネットワーク部
8a 第5のp型MOSトランジスタ
8b 第6のp型MOSトランジスタ
9、10、11 電流経路切換回路
9a、10a 第1の電流供給回路
9b、10b 第2の電流供給回路
9c、10c 第7のp型MOSトランジスタ
9d、10d 第8のp型MOSトランジスタ
9e、10e 第9のp型MOSトランジスタ
9f、10f 第10のp型MOSトランジスタ
9g、10g 第1の制御回路
9h、10h 第2の制御回路
10i 第7のn型MOSトランジスタ
10j 第8のn型MOSトランジスタ
10k 第9のn型MOSトランジスタ
10l 第10のn型MOSトランジスタ
11a 第11のn型MOSトランジスタ
11b 第12のn型MOSトランジスタ
11c 第1のクロックドインバータ
11d 第2のクロックドインバータ
11e 第13のn型MOSトランジスタ
100、200、200a、300、300a、300b、400 半導体集積回路装置

Claims (5)

  1. センスアンプ回路と、
    前記センスアンプ回路と接地電位の間に接続され、電流に応じて抵抗値が相補的に変更される第1及び第2の可変抵抗素子と、
    前記第1及び第2の可変抵抗素子を接地電位に直列に接続した第1の電流経路と、
    前記第1及び第2の可変抵抗素子を接地電位に並列に接続した第2の電流経路と
    外部から入力された通常の動作モード或いは読み出しモードに応じて、第1の電流経路或いは第2の電流経路を切り換えることで、電源から前記電流を供給する電流経路切換回路とを備え、
    前記通常動作モードにおいて前記センスアンプ回路に保持されたデータに対応した抵抗値に前記第1の可変抵抗素子と前記第2の可変抵抗素子を設定し、前記電源をオフした後再度前記電源をオンした状態で、前記読み出しモードにおいて、前記第1の可変抵抗素子と前記第2の可変抵抗素子の抵抗値の大小に対応した前記データを読み出し、前記センスアンプ回路に前記データを再度保持する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 電源に接続され、第1の電流供給端子および第2の電流供給端子からそれぞれ電流を出力し、これらの電流による電圧降下に応じて、第1のセンス信号を第1の信号端子から出力するとともに前記第1のセンス信号を反転した信号と等価な第2のセンス信号を第2の信号端子から出力するセンスアンプ回路と、
    前記センスアンプ回路の前記第1の電流供給端子に一端側の第1の端部が接続され、前記第1の端部と他端側の第2の端部との間で、所定の電流値以上の電流が第1の方向に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が前記第1の方向と反対の第2の方向に流れることにより抵抗値が減少する第1の可変抵抗素子と、
    前記センスアンプ回路の前記第2の電流供給端子に一端側の第3の端部が接続され、前記第1の可変抵抗素子の第2の端部に他端側の第4の端部が接続され、前記第3の端部と前記第4の端部との間で、所定の電流値以上の電流が前記第2の方向に流れることにより抵抗値が増加し、所定の電流値以上の電流が前記第1の方向に流れることにより抵抗値が減少する第2の可変抵抗素子と、
    前記第1の端部に接続された第1の書き込み経路端子と接地電位との間の第1の電流経路と、前記第3の端部に接続された第2の書き込み経路端子と前記接地電位との間の第2の電流経路と、前記第2の端部、前記第4の端部と前記接地電位との間の第3の電流経路と、を有する電流経路切換回路と、
    前記第1の信号端子に第1の入力端子が接続され、前記第2の信号端子に第2の入力端子が接続され、入力される第1のセンス信号および第2のセンス信号の状態に応じて、第1の出力端子から第1の出力信号を出力するとともに第2の出力端子から前記1の出力信号を反転した信号と等価な第2の出力信号を出力するSRフリップフロップと、を備え、
    前記電流経路切換回路は、
    通常の動作モードにおいて、前記第3の電流経路を遮断するとともに、データ信号に応じて前記第1の電流経路に流れる電流と前記第2の電流経路に流れる電流の何れか一方を制限し、
    前記通常の動作モードで前記電源をオフした後再度前記電源をオンした状態で、前記第1の可変抵抗素子と前記第2の可変抵抗素子の抵抗値の大小に対応したデータを読み出す読み出しモードにおいて、前記第1の電流経路および前記第2の電流経路を遮断するとともに、前記第3の電流経路を導通させる
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 前記通常の動作モードにおいて、前記第1の可変抵抗素子および前記第2の可変抵抗素子に所定の電流値以上の電流が流れるように、前記第1の可変抵抗素子および前記第2の可変抵抗素子に電流を供給する電流供給回路を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記第1の電流供給端子および第2の電流供給端子は、前記データ信号または前記SRフリップフロップを構成する論理回路が出力する信号に応じて、前記第1の可変抵抗素子および前記第2の可変抵抗素子に前記電流を供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記第1の電流供給端子は、前記SRフリップフロップの前記第1の出力信号と等価な信号の電流を前記第1の可変抵抗素子に供給し、
    前記第2の電流供給端子は、前記SRフリップフロップの前記第2の出力信号と等価な信号の電流を前記第2の可変抵抗素子に供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
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