JP4909624B2 - まな板 - Google Patents

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Description

本発明は、まな板に関し、詳しくは、持ち上げ用の摘み部を備えたまな板に関するものである。
一般に、家庭や飲食店で用いられるまな板は平面状の板材により形成されている。キッチンやテーブルの台の上にまな板を置き、このまな板の板面を肉や野菜など食材を切るカット面として使用する。まな板の使用時には食材を切る度にまな板を水洗いし、使用後は決められた場所に保管する。つまり、まな板の使用の際には、使用者は、台の上に置いたまな板を何度も持ち上げてシンクに移動させたり、台の上に置き直したりする動作を繰り返している。
なお、特許文献1には、板材の両側に滑り止め部材を取り付けたまな板が開示されている。
実用新案登録第3048166号公報
しかしながら、上記のような一般的なまな板の形状では、平坦な台面にまな板を置いたとき、まな板の両端を両手で支えて持ち上げるか、まな板の端を台面の外にズラしてこの端部を掴んで持ち上げないと、まな板を移動させるのが困難になる。このため、まな板の水洗いなどの際にその作業が煩雑で、調理の負担が大きくなっている。
これに対し、特許文献1に示すように、まな板に補助部材(滑り止め部材6)を取り付けてその持ち上げ動作を容易にすることも考えられるが、このような補助部材をまな板に組み込むと、部品点数が増えて製造コストがかかり、また、補助部材が壊れるなど耐久性の低下が問題となる。
本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、簡単な構成で片手でも簡単に持ち上げることが可能で、かつ、製造が容易で耐久性にも優れたまな板を提供することを目的としている。
[第1発明]
上記課題を解決するための第1発明のまな板は、平面状の板材からなるまな板であって、
この板材の外周端に、表裏の少なくとも一方の板面から側端面にかけて前記板材の一部を切り欠いて薄板状の摘み部が形成される構成とした。
このような構成によれば、キッチンやテーブルの台の上にまな板を伏せて置く場合、摘み部を上にして切り欠きを台面に向けるようにすると、切り欠きと台面との間に空間が生じる。この空間に手指を掛けて摘み部を持ち上げることで、片手でも簡単にまな板の端を持って移動させることができる。これにより、水洗いなどの作業を極めて簡単に行うことができ、調理の負担が大幅に軽減される。
また、本発明のまな板は、板材の外周端を切り欠いて摘み部が形成されるため、補助部材を別個にまな板に取り付ける必要がなく、その耐久性を良好に保つことができ、しかも、製造コストを抑えやすく、量産にも適する。
[第2発明]
第2発明のまな板は、第1発明の構成を備えるものであって、
前記板材は、矩形の板面を有しており、かつ、この板面の角に前記摘み部が設けられる構成とした。
このような構成によれば、矩形の板面の角に摘み部があるため切り欠きの位置が分かりやすく、また、摘み部に手指を掛けつつ、まな板の角を片手で掴んでより簡単に持ち上げることができる。
さらに、第2発明では、まな板の板面のうち、あまり利用しない角付近に摘み部を配置することで、これより中央側のカット面を有効に使うことができ、本来的なまな板の機能を損ないにくくなる。
[第3発明]
第3発明のまな板は、第2発明の構成を備えたまな板であって、
前記摘み部は、前記板材の短辺側の角に対で設けられており、かつ、これらの摘み部が前記板材の表裏面に互い違いに配置される構成とした。
このような構成によれば、表裏いずれの面でまな板を使用しても、その角付近の摘み部に手指を掛けることができる。これにより、まな板の使い勝手がさらに向上する。
また、板材の短辺側の角に一対の摘み部を表裏面に互い違いに設けるため、表裏いずれの面においても摘み部と切り欠きの位置関係が同じになる。これにより、例えば矩形の板材を横向きに置いたとき、表裏どちらの面でも利き腕に最も近い角に手指を掛けるための摘み部が来るようにするといった使い方が可能になる。
さらに、台面にまな板を置いた時には、摘み部の下側の切り欠きが使用者の目線からは見えないが、上記のように互い違いに対にして摘み部を設けることで、見える側の切り欠きの位置から見えない側の切り欠きの位置を簡単に予測することができ、これにより、使用者は直ぐに必要な摘み部を見つけて手指を掛けることができる。
[第4発明]
第4発明のまな板は、第1〜3発明のいずれかの構成を備えたまな板であって、
前記摘み部の切り欠き面は、前記板材の板面から落ち込む面と、前記板材の側端面に開放する面とが平面または凹曲面で連なる単一面で形成される構成とした。
摘み部の切り欠き面が二以上の異なる面で形成される場合には、これらの面が交叉する境界線付近に水垢などの汚れが付着しやすくなる。このような狭い部分の汚れは、スポンジやたわしでも落ちにくいことがある。
第4発明の構成によれば、摘み部の切り欠き面が平面または凹曲面連なる単一面で形成されるため、切り欠き面に異なる面同士の境界線が形成されない。この結果、切り欠き面に汚れが付着しにくく掃除も簡単で、摘み部を清潔に保つことができる。
[第1〜4発明]
本発明のまな板は、所定の厚みをもった平面状のまな板であればよく、サイズや形、材質等が限定されることはない。例えば木材、石材などの天然材料、合成樹脂材料を加工することですることで本発明のまな板を一体的に製造することができる。また、本発明は、家庭用の他、飲食店などで使用する業務用のまな板に採用してもよい。
本発明(第1〜4発明)は、単独で適用してもよいし、これらの発明を必要に応じて組み合わせて適用してもよい。また、本発明(第1〜4発明)に本明細書に記載される他の発明を組み合わせてもよい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態によるまな板の斜視図である。まな板10は、平面状の矩形の板材12からなる。板材12の厚みはほぼ均一に形成され、表裏の板面が食材等を切断するためのカット面として用いられる。板材12の材質は例えばポリエチレン等の合成樹脂が採用される。板材12の外周端には面取り12aが施されており、この面取り12aによってまな板10の外周端が使用者の手に馴染みやすくなっている。
矩形の板材12の角のうち図1で手前の短辺側には、切り欠きK,Kが設けられる(図2および図3参照)。切り欠きK,Kは、板材12の表裏の板面がほぼ一定の深さでえぐれており、これらの切り欠きK,Kによって板材12の厚みが部分的に薄くなる。すなわち、板材12の切り欠きK,Kと反対側に薄板状の摘み部13,14が形成される。
切り欠きK,Kの深さは、摘み部13,14の強度を十分に保ちつつ指先が切り欠きK,Kに入る程度に設定される。図1の例では、切り欠きK,Kの深さと、摘み部13,14とがほぼ1対1程度であるが、これらの比率は、まな板10の厚さに応じて適宜に変更してもよい。
図4に示すように、切り欠きK,Kは、板材12の板面からほぼ垂直に落ち込む側面13a,13bと、側面13a,13bの下端から板面に沿ってほぼ水平に延びる底面13cとを有している。これらの壁面によって切り欠きK,Kに指先が入る程度の空間が確保される。
側面13a,13bと底面13cとの境界付近、および側面13a,13b同士の境界付近は、アール面によって滑らかに連なって単一面となっている。この結果、これらの面の境界付近に水垢等の汚れが付着しにくくなり、また、このような部分に汚れが付いても簡単に洗い落とすことができる。
まな板10を使用する場合、図5に示すように、キッチンやテーブルの台の上にまな板を伏せて置き、反対側の板面を上に向ける。
本実施形態では、図5(A)に示すように、台面に置かれたまな板10の切り欠きKに指先を引っ掛け、矢印に示すように上方に持ち上げる。すると、切り欠きKと反対側の角付近が台面上で支点となって図5(B)に示すように、まな板10の一端が浮いた状態になるため、このまな板10の端部を掴むことで、片手でも簡単にまな板10を持って移動させることができる。この結果、まな板10の水洗いや収納といった取り扱いが極めて簡単に行える。
また、板材12の角切り欠きK,Kを設けることで摘み部13,14が形成されるため、まな板10を持ち上げるための別個の補助部材を組み込む必要はなく、簡単かつ低コストでまな板10を製造することができる。
なお、切り欠きK,Kについては、例えば切削機等で板材12の角を削りながら短辺方向に移動させることで簡単に形成することができる。
また、本実施形態によれば、まな板10の短辺側の二つの角に表裏面に互い違いに、対称な関係で摘み部13,14が設けられているから、また板10の表裏のいずれの面を使用するときでも、摘み部13または14で同様にまな板10を持ち上げることができる。
また、まな板10の表裏のどちらを上側にしても、その短辺側において摘み部13,14と切り欠きK,Kとが同じ位置関係になるため、これらの位置関係で迷うことがなくなる。例えばまな板10の摘み部13,14を右側に向けて使用すれば、表裏いずれの状態でもカット面の右端上側に摘み部13または14が来るため、使用者は常に右上角に指先をかけてまな板10を持ち上げることができる。
さらには、摘み部13,14がどの向きにあっても、上側に見える切り欠きKの位置から反対側の摘み部13または14の位置が分かり、使用者が直感的にまな板10を扱うことが可能になる。
[変形例]
以上本発明のまな板10の構成を説明したが、本発明の実施形態はこれに限られることはなく、種々の変形を伴ってもよい。
例えば、図6に示すように、まな板10の長手方向の端部付近を長円状に貫通させて把手21を設けてもよい。まな板10のサイズが大きい場合にこのような把手21を設けると、まな板10の運搬、収納等の取り扱いがさらに便利になる。
また、まな板10の長手方向の一端側だけでなく、他端側にも切り欠きK,Kを設けてもよい(図6参照)。このような構成によれば、まな板10を長手方向の左右どちらの向きで使用しても、摘み部13,14を利き腕側に向けることができ、さらにまな板10の取り扱いが便利になる。
さらに、図7に示すように、まな板10の端部(板材12の角が望ましい。)に傾斜状の摘み部23を設けてもよい。摘み部23は、まな板10の板面から側端面にかけて連なる傾斜面23aにより切り欠きKが形成される。このような構成では、傾斜面23aにさらに汚れが付着しにくくなり、また板10をより清潔に保つことができる。
さらに、図8に示すように、まな板10の端部(板材12の角が望ましい。)に階段状の摘み部25を設けてもよい。摘み部25は、まな板10の板面から側端面にかけて2段の段差面25a,25bを有し、これらの段差面25a,25bにより切り欠きKが形成される。
このような構成では、切り欠きKの開口部をより大きくして指先を入れやすくし、しかも、切り欠きKの奥の部分の板厚を十分に確保して強度的にも良好に保つことができる。
まな板の形状は、長方形に限定されることなく、正方形であってもよいし、その他の多角形、円形、長円形、楕円形等の異なる形状を採用してもよいことはもちろんである。
本発明の実施形態のまな板を示す斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 同まな板の一部切欠平面図である。 同まな板の角付近を示すもので、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は底面図である。 同まな板を示す側面図であって、(A)は台面にまな板を置いた状態、(B)はまな板の摘み部を持ち上げた状態を示す図である。 他の実施形態(変形例)のまな板を示す平面図である。 他の実施形態(変形例)のまな板の角付近を示す断面図である。 他の実施形態(変形例)のまな板の角付近を示す断面図である。
符号の説明
10 まな板
12 板材
12a 面取り
13,14 摘み部
13a,13b 側面
13c 底面
21 把手
23 傾斜状の摘み部
25 階段状の摘み部
K 切り欠き

Claims (2)

  1. 平面状の板材外周端に、表裏の少なくとも一方の板面から側端面にかけて前記板材の一部を切り欠いて薄板状の摘み部が形成されるまな板であって、
    前記板材は、矩形の板面を有しており、かつ、この板面の角に前記摘み部が設けられ、
    前記摘み部は、前記板材の短辺側の角に対で設けられており、かつ、これらの摘み部が前記板材の表裏面に互い違いに配置されることを特徴とする、まな板。
  2. 請求項1記載のまな板であって、
    前記摘み部の切り欠き面は、前記板材の板面から落ち込む面と、前記板材の側端面に開放する面とが平面または凹曲面で連なる単一面で形成される、まな板。
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