JP3159999U - 手に取りやすいハサミ - Google Patents
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Abstract
【課題】手に取りやすく、しかもそのまま持ち替えることをしないで切断動作に移ることができるハサミを提供する。【解決手段】ハサミを取り上げやすくするために、寝かせて置かれた状態にあるハサミの、回転軸部分6の近辺すなわち把持孔3前縁から刃の基部に至るまでの間のどこかに、立ち上がり部4を設けて、把持部2を刃部1のある平面より上方に浮かせて位置させた。そのことで、把持部2にある把持孔3への手指の差し入れと、それに続くハサミの取り上げ、さらにはその後の切り出しへの移行を容易にした。【選択図】図1
Description
本考案は、ハサミの形状に関するものである。置かれた状態にあるハサミを手に取ることから、それに続く紙などの切断に至るまでの一連の動作を容易にするものである。
従来から、ハサミは平面的な形状に作られている。これは、作りやすさや切りやすさに配慮されたものであると思われるが、一方で、置かれた状態から手に取るための配慮がなされているとはいいがたい。頻用されるものであるので、手に取りやすさも工夫がなされるべきである。また、手に取った後の切断動作への移行のしやすさも配慮がなされるべきである。
ハサミを使用する場合、通常、机やテーブル、床などの平面部に寝かせた状態で置かれているものを手に取ることが多い。その際、ハサミが平面的であると、取り上げにくい上に、ただ取り上げただけでは、切断動作時に指が差し込まれているはずの把持部の孔に指先が十分入った状態には至っていない。
従って、持ち替え無しにすぐに切断動作に移ることはできない。このことは、頻回に取ったり置いたりを繰り返しながら切断動作を行うハサミの使用にあたり、大変不便である。簡単に取り上げられ、しかも、その取り上げ方が、ハサミを切り出すときの握り方と同様に、把持部の孔に指先がきちんと入った状態となるように工夫がなされるべきである。
従って、持ち替え無しにすぐに切断動作に移ることはできない。このことは、頻回に取ったり置いたりを繰り返しながら切断動作を行うハサミの使用にあたり、大変不便である。簡単に取り上げられ、しかも、その取り上げ方が、ハサミを切り出すときの握り方と同様に、把持部の孔に指先がきちんと入った状態となるように工夫がなされるべきである。
ハサミを取り上げやすくするために、寝かせて置かれた状態のハサミの把持部を、ハサミが置かれた平面から浮かせて高めに位置させることを考案した。そうすることで、把持部の孔に指を差し込みやすくなり、ハサミの取り上げを容易にすることができた。また、それに続く切り出し動作も、そのまま持ち替えをせずに行えるようになった。
寝かせて置かれたハサミの把持部の位置を、ハサミが置かれた面から浮かせたことにより、置かれた状態の把持部の孔の中に、容易に手指をその指紋部中央辺りまで差し込むことができるようになり、ハサミの取り上げやすさが大きく改善された。しかも、把持部の孔への当初の指の差し込み度合いが、従来の平面的なものと比べて大幅に増したことで、通常の切断時とほぼ同様の握り方でハサミを取り上げることが可能となり、そのため、切断動作に移行する際に通常行われる指入れのための持ち替え動作までもが不要となって、スムーズな切り出しが行えることとなった。
以下、本考案のハサミの構造を、図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
(イ).図1は本考案の最良の形態における実施例を示すものであり、ハサミが水平に置かれたとき、ハサミの把持部(2)が、ハサミの刃部(1)の属する平面よりも高い位置に設定されていることを示したものである。
(ロ).図2は図1の断面図である。
(把持部は、正中部では断面とならないために、正中から見た側面観となっている。)
把持部の立ち上がり部(4)は、垂直な平面でも、斜面でも、また、曲面でも可とする。また、その立ち上がり部は、回転軸部分(6)と把持部の間に限られるものでなく、回転軸と刃部の間に設定されても、また回転軸部であっても可とする。
また、置かれたハサミを水平に保つべく把持部の端に設けられた突起状部(5)は、その用途に合ったものであれば形状は問わず、その数は一個でも複数個でもよく、ハサミの把持部の方が素材の関係などでその他の部の重量よりも軽くなる場合には省くこともできるものである。
また、把持部の後端を下方に折り曲げて、突起状部の代わりにその役割を担わせる方法もある。
(イ).図1は本考案の最良の形態における実施例を示すものであり、ハサミが水平に置かれたとき、ハサミの把持部(2)が、ハサミの刃部(1)の属する平面よりも高い位置に設定されていることを示したものである。
(ロ).図2は図1の断面図である。
(把持部は、正中部では断面とならないために、正中から見た側面観となっている。)
把持部の立ち上がり部(4)は、垂直な平面でも、斜面でも、また、曲面でも可とする。また、その立ち上がり部は、回転軸部分(6)と把持部の間に限られるものでなく、回転軸と刃部の間に設定されても、また回転軸部であっても可とする。
また、置かれたハサミを水平に保つべく把持部の端に設けられた突起状部(5)は、その用途に合ったものであれば形状は問わず、その数は一個でも複数個でもよく、ハサミの把持部の方が素材の関係などでその他の部の重量よりも軽くなる場合には省くこともできるものである。
また、把持部の後端を下方に折り曲げて、突起状部の代わりにその役割を担わせる方法もある。
図3の実施例は、側面より見たハサミの把持部の形状をアーチ状とした場合のものの断面図である。ここでのアーチの形状は、その屈曲度合いを含めて特に制約を設けないものとするが、ハサミの切断時の使い勝手を考えると、把持部の孔の辺りはハサミの刃部が属する平面と平行ないしは平行に近いものであることが望ましい。また、把持孔周辺の把持部の高さについては、本考案の趣旨に沿ったものでありさえすればよいものとする。さらに、ハサミの各部の材質は、図3の実施例に限らずここでの全ての実施例において、その機能を果たせるものであれば問わないものとする。
図4の実施例は、従来通りの平面的な形状のハサミに、本考案の趣旨に則った把持部を重ねた形状をしたものである。把持部が二重となるので、形態的にも重量的にも若干扱いにくいとは思われるが、従来通りの位置にある把持部(7)に、付加された把持部(8)が重ねられることで、ここでの趣旨に近似した効果のハサミが作れる利点がある。また重量は、把持部に例えばプラスチックのような軽量素材を多用すれば軽減できるものである。
1 刃部
2 把持部
3 把持孔
4 立ち上がり部
5 突起状部
6 回転軸部分
7 従来通りの位置にある把持部
8 付加された把持部
2 把持部
3 把持孔
4 立ち上がり部
5 突起状部
6 回転軸部分
7 従来通りの位置にある把持部
8 付加された把持部
Claims (1)
- 平面上に置かれたハサミを取り上げやすくするために、寝かせて置かれた状態にあるハサミにおいて、手指で把持部をつかみやすいように、ハサミの刃部が置かれた平面から上方に浮かせた位置に設定された把持部をもつことを特徴とするハサミ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001954U JP3159999U (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 手に取りやすいハサミ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001954U JP3159999U (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 手に取りやすいハサミ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3159999U true JP3159999U (ja) | 2010-06-10 |
Family
ID=54863217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010001954U Expired - Fee Related JP3159999U (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 手に取りやすいハサミ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3159999U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013126442A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-27 | Kai R & D Center Co Ltd | 鋏 |
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2010
- 2010-03-05 JP JP2010001954U patent/JP3159999U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013126442A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-27 | Kai R & D Center Co Ltd | 鋏 |
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