JP4909219B2 - 微細構造作製方法 - Google Patents
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Description
S. Y. Chou他、J. Vac. Sci. Technol. B, Vol. 14, No. 6, pp.4129-4133, 1996年 M. Colburn 他、SPIE Vol. 3676, pp. 379-389, 1999年
磁気記録媒体上に磁化パタンを形成する工程(ステップ1)と、
磁性粒子を磁化パタンに従って磁気記録媒体表面に配列する工程(ステップ2)と、
磁性粒子が表面に配列された磁気記録媒体をテンプレートとして別な基板に対して押し付ける工程(ステップ3)と、を少なくとも含む。
磁気記録媒体上に磁化パタンを形成する工程と、
磁性粒子を磁化パタンに従って磁気記録媒体表面に配列する工程と、
磁性粒子が表面に配列された磁気記録媒体を、該磁性粒子をエッチングマスクとしてエッチングすることにより該磁気記録媒体に凹凸形状を形成する工程と、
表面に凹凸形状が形成された磁気記録媒体を別な基板に対して押し付ける工程と、を
少なくとも含む。
図2は、本発明の第1の実施の形態における微細構造作製方法の模式図である。
図3は、本発明の第2の実施の形態における微細構造作製方法の模式図である。
図4は、本発明の第3の実施の形態における微細構造作製方法の模式図である。
磁気記録ディスク媒体上にディスクドライブを使用して磁化パタンを書き込んだ。平均粒径10nmの酸化鉄粒子を含有する磁性流体中にディスクを含浸し、一定方向に引き上げた。ディスク表面に磁性粒子が吸着し、高さ100nmの磁性粒子集合体を形成した。磁性粒子集合体は、ライン幅1μm、長さ300μmの直線状パタンを形成しており、磁性粒子集合体が形成されていないスペース部(幅1μm)と合わせて、ピッチ2μmのライン・アンド・スペース(L/S)パタンが形成された。Si基板上にポリメタクリル酸メチル(PMMA)レジスト膜100nmを形成したものに対し、圧力0.5kg/mm2で、磁性粒子パタンが形成されているディスクを押し付けた。レジスト膜上の深さ100nmの凹凸からなるL/Sパタン(ピッチ2μm)が形成された。この凹凸パタンを元に、ナノインプリントリソグラフィにおいて行われる残膜除去・金属蒸着・リフトオフ・エッチングの各プロセスを行い、Si基板上に凹凸形状を作製することができた。
磁気記録ディスク媒体上にディスクドライブを使用して磁化パタンンを書き込んだ。平均粒径10nmの酸化鉄粒子を含有する磁性流体上にディスクを含浸し、一定方向に引き上げた。ディスク表面に磁性粒子が吸着し、高さ50nmの磁性粒子集合体を形成した。磁性粒子集合体は、ライン幅0.1μm、長さ50μmの直線状パタンを形成しており、磁性粒子集合体が形成されていないスペース部(幅0.1μm)と合わせて、ピッチ0.2μmのライン・アンド・スペース(L/S)パタンが形成された。Si基板表面に対し、圧力1kg/mn2で、磁性粒子パタンが形成されているディスクを押し付けた。ディスクからSi基板表面へ磁性粒子が移動し、Si基板表面に磁性粒子パタン(ライン部高さ50nm、ライン幅0.1μm、スペース幅0.1μm)が形成された。この磁性粒子パタンをエッチングマスクとして、Si基板をエッチングし、Si基板表面に深さ100nmの凹凸からなるL/Sパタン(ピッチ0.1μm)の微細構造を作製することができた。
磁気記録ディスク媒体上に市販のディスクドライブを使用して磁化パタンを書き込んだ。平均粒径10nmの酸化鉄粒子を含有する磁性流体中にディスクを含浸し、一定方向に引き上げた。ディスク表面に磁性粒子が吸着し、高さ40nmの磁性粒子集合を形成した。磁性粒子集合体は、ライン幅0.1μm、長さ50μmの直線状パタンを形成しており、磁性流体集合体が形成されていないスペース部(幅0.1μm)と合わせて、ピッチ0.2μmのライン・アンド・スペース(L/S)パタンが形成された。Si基板表面に対し、圧力1kg/mm2で、磁性粒子パタンが形成されているディスクを押し付けた。Si基板表面へ磁性粒子が移動し、Si基板表面に磁性粒子パタン(ライン部高さ50nm、スペース幅0.1μm)が形成された。このSi基板表面に対してAu薄膜(厚さ20nm)を蒸着によって形成した後、超音波洗浄によって磁性粒子を除去するリフトオフを行うことにより、Auからなる細線(厚さ20nm、幅60nm、長さ50μm)を形成することができた。
磁気記録ディスク媒体上に市販のディスクドライブを使用して磁化パタンを書き込んだ。平均粒径10nmの酸化鉄粒子を含有する磁性流体中にディスクを含浸し、一定方向に引き上げた。ディスク表面に磁性粒子が吸着し、高さ50nmの磁性粒子集合体を形成した。磁性粒子集合体は、ライン幅0.1μm、長さ50μmの直線状パタンを形成しており、磁性粒子集合体が形成されていないスペース部(幅0.1μm)と合わせて、ピッチ0.2μmのライン・アンド・スペース(L/S)パタンが形成された。Si基板上にポリメタクリル酸メチル(PMMA)レジスト膜(厚さ50nm)を形成したものに対し、圧力1kg/mm2で、磁性粒子パタンが形成されているディスクを押し付けた。ディスクからレジスト膜へ磁性粒子が移動し、レジスト膜表面に磁性粒子パタン(ライン部高さ50nm、ライン幅0.1μm、スペース幅0.1μm)が形成された。この磁性粒子パタンをエッチングマスクとして、レジスト及びSi基板をエッチングし、Si基板表面に微細構造を作製することができた。なお、磁性粒子を対象物に移動させた後のディスクを再度磁性流体中に含浸することにより、ディスク上に磁性粒子パタンを再生することができ、プロセスを繰り返すことが可能であった。
SPM探針先端に電流を流すことにより、微小磁気ヘッドとして用い、ハードディスク媒体上に磁化パタンを書き込んだ。平均粒径10nmの酸化鉄粒子を含有する磁性流体中にディスクを含浸し、一定方向に引き上げた。ディスク表面に磁性粒子が吸着し、高さ30nmの磁性粒子集合体を形成した。磁性粒子集合体は、ドッド径50nmのドッドを形成しており、磁性粒子集合体が形成されていない部分を合わせて、ピッチ100nmの六方最密充填ドットパタンが形成された。この磁性粒子パタンをエッチングマスクとして、ハードディスク表面をエッチングし、超音波洗浄により磁性粒子を除去することにより、表面に深さ100nmの凹凸からなる六方最密充填パタン(ピッチ100nm)を形成した。
102 磁性パタン
103 磁性流体
104 磁性粒子
105 磁性粒子パタン
106 基板
107 凹凸パタン
108 レジスト
109 凹凸パタン
201 磁気記録媒体
202 磁性パタン
203 磁性流体
204 磁性粒子
205 磁性粒子パタン
206 基板
207 磁性粒子パタン
208 磁性粒子を表面に残した微細構造
209 基板上の微細構造
210 エッチングマスク材料や機能性材料
211 薄膜の一部が分断された微細構造
212 エッチングマスク材料や機能材料からなるパタン
213 レジストや機能性材料からなる薄膜
214磁性粒子パタン
215 薄膜表面に磁性粒子を残した微細構造
216 薄膜表面の微細構造
301 磁気記憶媒体
302 磁性パタン
303 磁性流体
304 磁性粒子
305 磁性粒子パタン
306 磁気記録媒体上の凹凸パタン
307 加工対象基板
308 基板上の凹凸パタン
309 レジスト材料や機能性材料の薄膜
310 レジスト材料や機能性材料上の凹凸パタン
401 モールド材料となる基板
402 レジスト
403 レジストパタン
404 金属
405 金属マスクパタン
406 凹凸パタン
407 モールド
408 対象基板
409 レジスト
410 レジスト上の凹凸パタン
411 金属
412 対象基板上の微細構造
Claims (6)
- 微細パタンのテンプレートを作製し、該テンプレートを用いて対象物表面に微細パタンを複製するための微細構造作製方法であって、
磁気記録媒体上に磁化パタンを形成する工程と、
磁性粒子を前記磁化パタンに従って前記磁気記録媒体表面に配列する工程と、
前記磁性粒子が表面に配列された前記磁気記録媒体をテンプレートとして別な基板に対して押し付ける工程と、を
少なくとも含むことを特徴とする微細構造作製方法。 - 前記磁性粒子が表面に配列された前記磁気記録媒体を前記別な基板に押し付けることにより、該磁気記録媒体の表面に該磁性粒子により形成された凹凸形状が別な基板表面に転写される
請求項1記載の微細構造作製方法。 - 前記磁性粒子が表面に配列された前記磁気記録媒体を前記別な基板に押し付けることにより、該磁性粒子が別な基板表面に移動する
請求項1記載の微細構造作製方法。 - 前記別な基板が、該基板の表面にレジストもしくは金属薄膜を持つ
請求項1乃至3記載の微細構造作製方法。 - 前記磁性粒子が表面に配列された前記磁気記録媒体を前記別な基板に押し付けた後に、該別な基板に対してエッチングを行う
請求項1乃至4記載の微細構造作製方法。 - 微細パタンのテンプレートを作製し、該テンプレートを用いて対象物表面に微細パタンを複製するための微細構造作製方法であって、
磁気記録媒体上に磁化パタンを形成する工程と、
磁性粒子を前記磁化パタンに従って前記磁気記録媒体表面に配列する工程と、
前記磁性粒子が表面に配列された前記磁気記録媒体を、該磁性粒子をエッチングマスクとしてエッチングすることにより該磁気記録媒体に凹凸形状を形成する工程と、
表面に前記凹凸形状が形成された前記磁気記録媒体を別な基板に対して押し付ける工程と、を
少なくとも含むことを特徴とする微細構造作製方法。
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