JP4909008B2 - 麺ゆで釜 - Google Patents

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Description

本発明は、業務用のゆで麺機として使用される麺ゆで釜に関する。特には、湯の対流によって麺を撹拌するタイプの麺ゆで釜において、麺ゆで作業の状況(麺ゆで中や立ち上がり時、待機中など)によって適宜な位置に差し湯を供給できる機構を備えた麺ゆで釜に関する。
うどん店やそば店で使用されるゆで麺器には、湯槽釜内の湯の沸騰力を利用して湯に対流を起こさせ、麺を対流にのせて撹拌・循環させながらゆでるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このタイプのものは、麺を撹拌棒などで撹拌する必要がないので、麺に傷が付かず、食材の品質を損なわない。
このような湯槽で、麺、特に太目のうどんをゆでる場合、麺がある程度ゆでられると水分を吸って表面に浮いてしまい、湯槽内を循環しなくなる。このような場合、湯槽内を撹拌用の器具を用いて人手で撹拌していた。
特許公報第2932048号 特開平11−253121
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、湯槽内のお湯の沸騰による回転流を利用して麺を撹拌しながらゆでることのできる麺ゆで釜であって、麺ゆで作業の各段階における適宜な位置に差し湯できる機構を備えた麺ゆで釜を提供することを目的とする。
本発明の麺ゆで釜は、 麺をゆでる湯を溜める湯槽と、 湯の加熱手段と、を具備する麺ゆで釜であって、 前記湯槽へ差し湯を供給する位置を、調理者から遠い側である奥側又は近い側である手前側に切替可能な差し湯板を備え 前記湯の加熱手段が、前記湯槽の底面の奥側の部分を集中的に加熱することにより、当該湯槽内において、奥側底面から上昇して手前側に向かい、手前側で下降して奥側に向う循環流を形成し、 前記湯槽の手前側に湯のオーバーフロー口が設けられており 麺ゆで時には、前記湯槽の手前側から、前記湯槽内の湯の温度より低い差し湯を行い、待機時には、前記湯槽の奥側から差し湯を行うことを特徴とする。
本発明によれば、差し湯を供給する位置を、調理者から遠い側(奥側)又は近い側(手前側)に切替可能であるので、麺ゆで作業の状況(麺ゆで時や立ち上がり時、待機中など)によって差し湯位置を調整できる。例えば、調理中に麺がある程度ゆでられて水分を含み、循環せずに表面に浮いている場合は、湯槽の手前側から差し湯を給水する。すると、湯槽内の湯が手前側で沈んで、湯が湯槽内で循環して麺がよく撹拌される。また、待機中は、湯槽の奥側に差し湯すると、差し湯はいったん底部まで下降した後、手前側に向って上昇する。湯槽の底部に滞留している麺のかす等を、この流れに乗せて湯槽の手前側のオーバーフロー口から排出できる。いったん差し湯供給位置を設定しておけば、差し湯はその位置から供給され、湯槽内の麺の循環等が継続されるので、調理者は麺ゆで釜に付きっきりになる必要がない。
本発明においては、 前記差し湯板が、平面形状が略コの字状のとい部材を含み、 該とい部材が 左右のとい部と、同部の各々の奥側端部で連通し、供給される水を受ける奥とい部とを有し、 前記左右とい部の奥側と手前側に差し湯供給口が設けられており、 該手前側の差し湯供給口が、該奥側の差し湯供給口よりも低い位置に位置するとともに、開閉可能であることとできる。
この場合、左右の各チャンネルから湯槽の左右部に別々に差し湯できるので、左右方向で比較的均一な対流を得ることができる。さらに、オーバーフロー口は湯槽の前フランジ部の中央に設けられている場合が多いので、オーバーフローしない位置から差し湯できる。
この差し湯板においては、とい部材を奥とい部で水を受けるように湯槽に設置する。そして、湯槽の手前側に差し湯したい場合は、手前側の差し湯供給口を開とする。この状態では、奥とい部から左右とい部に流れ込んだ水は、手前側の給水口が奥側の給水口より低い位置にあるので、開となった手前側の供給口から釜内に供給される。湯槽の奥側に差し湯したい場合は、手前側の差し湯供給口を閉とすると、左右とい部内の水は、奥側差し湯供給口から釜内に供給される。
この場合、手前側差し湯供給口の開閉を取っ手で行うようにすれば、作業しやすい。
さらに、本発明においては、 前記差し湯板が、平面形状が略コの字状のとい部材を含み、 該とい部材が、 左右のとい部と、同部の各々の奥側端部で連通する奥とい部と、該奥とい部の手前側の、やや広い中央とい部と、を有し、 供給される水は前記奥とい部又は中央とい部で受けることができるとともに、 前記左右とい部の手前側と、前記中央とい部の手前側に差し湯供給口が設けられていることともできる。
この差し湯板においては、湯槽の手前側に差し湯したい場合は、とい部材を奥とい部で差し湯を受けるように湯槽に設置する。この状態では、奥とい部から左右とい部に流れ込んだ水が、同とい部の手前側の差し湯供給口から湯槽の手前側に供給される。湯槽の奥側に差し湯したい場合は、とい部材を、中央とい部で差し湯を受けるように動かすと、同とい部の差し湯供給口から湯槽内の奥側に供給される。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、差し湯を供給する位置を、湯槽内の奥側と手前側とに切り替えられる差し湯板を有する。この差し湯板を用いることにより、いったん差し湯供給位置を設定すれば、その位置から差し湯が供給され続け、湯槽内の麺の循環などが継続されるので、調理者は麺ゆで釜から離れて他の作業をすることができ、作業性が向上する。さらに、待機中に湯槽の底部に滞留している麺のかす等を排出できる。さらには、対流循環流を作るために、無駄に火力を強くする必要もないので省エネ効果も期待できる。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、麺ゆで器(麺ゆで釜)の全体の構造の例を説明する。
図10は、麺ゆで器の全体の構造の例を説明する側面図である。
麺ゆで器1は、直方体状の本体ケーシング2を有する。本体ケーシング2の上面には、開口2aが形成されており、同開口2aに湯槽10が取り外し可能に取り付けられている。ケーシングの開口2aの周囲は排水流路4となっており、手前側の排水流路4には排水口4aが設けられている。また、ケーシング2の奥壁2bには、主給水口(図示されず)と、差し湯給水口6が設けられている。主給水口は、湯槽10の上方に位置し、差し湯給水口6は、奥側の排水流路4の上方に位置する。
湯槽10は、上面が開口した角型の形状であり、上面開口の周囲には、外方向に張り出すフランジ部10aが形成されている。このフランジ部10aが本体ケーシング2の開口2aの周囲に載置される。手前側のフランジ部10aの中央には、オーバーフロー口10bが形成されている。また、湯槽10の底板には排水口(図示されず)が形成されている。
ケーシング2内の湯槽10の底面の手前側下方には、バーナー室5が設けられており、同室5内の下方にバーナー3が配置されている。ケーシング内には、このバーナー室5から湯槽10の底面の奥側下方を奥に延びる底加熱管7と、同底加熱管7の奥側端部に連通し、ケーシング奥壁2b内を上方に延びる排気通路8が形成されている。バーナー3で加熱された空気は、図中の白抜き矢印で示すように、バーナー室5から底加熱管7を通る際に湯槽10の底面を加熱し、排気通路8を通って排気される。排気通路8内には螺旋状の差し湯加熱管9が設けられている。
差し湯加熱管9の下端には、ケーシング2の前面に設けられた給水コック11から延びる給水管11aが接続しており、同管9の上端には、差し湯給水口6が接続している。給水コック11から給水管11aを通って差し湯加熱管9に送られた水は、排気通路8内を通る加熱空気によって加熱されて、差し湯給水口6から供給される。なお、給水コック11のオンオフは、湯槽10内の様子を見て手動で行われる。
この麺ゆで器1においては、バーナー5で加熱された空気が、湯槽10の底板の奥側下方に設けられた底加熱管7の部分で、湯槽10の底面の奥側の部分を集中的に加熱する。これにより、湯槽10内においては、図の矢印で示すような、奥側底面から上昇して手前側に向かい、手前側で下降して奥側に向う循環流が形成される。
なお、この例では加熱手段としてバーナーを用いた例を説明したが、他に、IH(電磁誘導加熱)などを用いることもできる。
次に、差し湯板20の構造を説明する。差し湯板20は、麺のゆで具合や麺ゆで器1の稼動状態によって、差し湯を供給する位置を、湯槽10の手前側又は奥側に調整するためのものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る麺ゆで釜に使用される差し湯板の構造を説明する図であり、図1(A)は斜視図、図1(B)は一部平面図、図1(C)は一部側面断面図である。
図2は、図1の差し湯板の差し湯供給管の動きを説明する図である。
差し湯板20は、湯槽10のフランジ部10a上に取り付け・取り外し可能に載置されるもので、図1(A)に示すように、平面形状がコの字状のとい部材である。同部材は、湯槽10の左右のフランジ部上に載置される左右のとい部21L、21Rと、両とい部の各々の奥側端部で連通し、湯槽10の奥側のフランジ部上に載置される奥とい部21Bとを有する。
左右とい部21L、21Rの中央からやや奥寄りの内側壁には、奥側給水口22L、22Rが形成されており、同口には内側に延びる給水管23L、23Rが設けられている。さらに、左右とい部21L、21Rの先端の内側壁には、手前側給水口24L、24Rが形成されている。ここで、手前側給水口24は、奥側給水口22よりも低い位置に形成されている。手前側給水口24と奥側給水口22の高さの差は約5mm程度である。
手前側給水口24L、24Rには、内側に延びる給水管25L、25Rが設けられている。給水管25L、25Rは、図1(A)、(C)に示すようにL字型のパイプである。給水管25は、基端側パイプ部25aが左右とい部21の内側壁を貫通して回転可能に取り付けられており、先端側パイプ部25bは湯槽内に突き出ている。なお、基端側パイプ部25aが左右とい部21の内側壁を貫通している部分には、同壁の両側からパッキン26が介されている。内側壁を貫通した基端側パイプ部25aの端部には、取っ手27が固定されている。取っ手27は、先端側パイプ部25bが下向き(同パイプの先(給水口)が真下を向いた状態、図2の実線で示す)のときに、とい部21内に収容されるように、同パイプに固定されている。この状態から、取っ手27を、図2の矢印で示すように手前方向に回転させると、先端側パイプ部25bは、下向きの姿勢から斜め上向きの姿勢に変位する(図2の二点鎖線で示す)。
とい部21内の水は、手前側の給水口24が奥側の給水口22よりも低く位置しているので、手前側の給水口24から流れ出そうとする。この際、給水管25の先端側パイプ部25bが下向きの姿勢では、とい部21内の水は給水口24から同管25を通って排水される。しかし、給水管25の先端側パイプ部25bが上向きの姿勢では、水は給水口24から基端側パイプ部25aには入り込むが、先端側パイプ部25bから排水されず、奥側の給水口22から排水される。このように、取っ手27を回転させることにより、手前側給水口24からの給水が可能な状態と不可能な状態に切り替えることができ、その結果、差し湯位置を湯槽10の手前側と奥側に切り替えることができる。
次に、この差し湯板20を用いた、立ち上がり時(湯槽内の水を加熱し始めたとき)、麺ゆで(沸騰)時、アイドルタイム時(待機時)の各々の場合の差し湯方法を説明する。
図3は、立ち上がり時の差し湯方法を説明する図であり、図3(A)は上面図、図3(B)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。
立ち上がり時は、湯槽10内の水は沸騰しておらず、お湯は減っていないので、差し湯は不要である。ただし、予め差し湯を所定温度に加熱しておくためには、差し湯給水口6から水を流しておく必要がある。そこで、差し湯コック11(図10参照)を開いて差し湯給水口6から差し湯を流し続けておく。そして、差し湯を直接排水する必要がある。
この場合は、図3(A)に示すように、差し湯板20を湯槽10のフランジ部上に乗せたままでよい。この状態では、差し湯給水口6から供給された差し湯は、直接奥側の排水流路4に流れ落ちる。そして、図3(A)、(B)に示すように、そのまま排水流路4を通って排水口4aから排水される。
図4は、調理中の差し湯方法を説明する図であり、図4(A)は上面図、図4(B)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。
調理中は、湯槽10内の湯は沸騰して同釜内で循環対流が起こり、この対流に乗って麺が撹拌されながらゆでられる。この循環・撹拌を強化するため、差し湯が必要になる。なお、太い麺がある程度ゆでられて水分を含み湯槽内を回転せず表面に浮いた状態になりやすいが、差し湯により循環対流が強化され、浮いた麺も循環するようになる。
そこで、この場合は、図4(A)に示すように、差し湯板20を奥に押してスライドさせ、奥とい部21Bを差し湯給水口6の真下になるように位置させる。さらに、手前側給水管25を差し湯可能姿勢とする。つまり、同管25の給水口が下を向くように取っ手27で回転させる。この状態では、差し湯給水口6から供給された差し湯は、奥とい部21Bに流れ落ち、図4(A)に示すように、同とい部21Bから左右とい部21L、21B内へ流れ込む。ここで、奥側給水口22は、手前側給水口24よりも高い位置にあるので、左右とい部21内の水は、手前側給水口24から、差し湯可能姿勢をとっている給水管25を通って、湯槽10の手前側に供給される。
湯槽10の手前側に供給された差し湯は約50℃であり、湯槽内のお湯の温度より低いので、図4(B)の矢印で示すように、同釜内を下降する。この方向は、前述の循環対流と同じ方向であるため、麺を湯槽10の手前側で沈むように循環させる力を強化することができる。また、差し湯は、湯槽10の左右端部付近に供給されるので、左右方向で比較的均一な下降流を得られる効果がある。
差し湯によって回転流が強化されると、差し湯なしで回転させる場合に比べて、省エネ効果を得ることもできる。例えば、差し湯なしで回転させる場合の火力を10kWとした場合、手前側に差し湯すると、火力は8.5〜9kWですむ。麺の太さが太い場合、25分程度ゆでる必要があるため、累積すると省エネに対して大きい効果が得られる。
図5は、待機(アイドルタイム)中の差し湯方法を説明する図であり、図5(A)は上面図、図5(B)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。
待機中でも湯は沸騰手前状態(調理中よりも出力が低い)に維持されているので、蒸発が起こり、差し湯が必要である。ただし、調理中のような活発な回転流は不要である。
この場合、差し湯板20は調理中と同様の設置状態であるが、手前側の給水管25を差し湯不可姿勢とする。つまり、給水口が上を向くように給水管25を取っ手27で回転させる。この状態では、奥とい部21Bから左右とい部21L、21B内へ流れ込んだ水は、手前側の給水管25は差し湯不能位置をとっているので手前側給水口24から流れ出さず、奥側給水口22から給水管23を通って、湯槽10の奥側に供給される。
図5(B)に示すように、湯槽10の奥側に供給された差し湯は、湯槽内の回転流が活発でないので、湯槽10内を下降した後に加熱されて、手前側に上昇する。この流れよって、湯槽10の底板の上方に滞留している麺くずを上昇させて、オーバーフロー口10bから排出することができる。
図6は、差し湯板の構造を他の例を説明する斜視図である。
この例の差し湯板30も、平面形状がコの字状のとい部材で、左右のとい部31L、31Rと、両とい部の各々の奥側端部で連通する奥とい部31Bとを有する。左右とい部31L、31Rの手前側先端には、内側に開口する差し湯給水口32L、32Rが形成されている。この例では、奥とい部31Bの手前側に、やや広い中央とい部(堤)31Cが形成されている。中央とい部31Cの底面の手前側中央には差し湯給水口32Cが開けられている。また、中央とい部31Cの底面の奥隅には、排水口33が開けられている。この排水口33は、スライド可能なフタ部材34で開閉される。
この差し湯板30は、左右のとい部31L、31Rが湯槽10の左右のフランジ部上に乗り、奥とい部31Bが奥側のフランジ部上に乗り、中央とい部31Cが湯槽の奥側上方を覆うように設置される。
次に、この差し湯板30を用いた、立ち上がり時(湯槽内の水を加熱し始めたとき)、麺ゆで(沸騰)時、アイドルタイム時(待機時)の各々の場合の差し湯方法を説明する。
図7は、立ち上がり時の差し湯方法を説明する図であり、図7(A)は上面図、図6(B)は差し湯部の側面断面図、図7(C)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。
この場合は、図7(A)に示すように、差し湯板30を奥に押してスライドさせ、中央とい部31Cの排水口33が、差し湯給水口6の真下となるように位置させる。そして、この排水口33が開くようにフタ部材34をスライドさせる。すると、図7(B)に示すように、差し湯給水口6から供給された差し湯は、差し湯板30の中央とい部31Cの排水口33を通って奥側の排水流路4に流れ落ちる。そして、図7(A)、(C)に示すように、そのまま排水流路4を通って排水口4aから排水される。
図8は、調理中の差し湯方法を説明する図であり、図8(A)は上面図、図8(B)は差し湯部の側面断面図、図8(C)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。
この場合は、図8(A)に示すように、差し湯板30をやや手前側にスライドさせ、奥とい部31Bを差し湯給水口6の真下に位置させる。なお、中央とい部31Cの排水口33が閉じるようにフタ部材34をスライドさせておくことが好ましい。この状態では、図8(B)に示すように、差し湯給水口6から供給された差し湯は奥とい部31B内に流れ落ち、図8(A)に示すように、同とい部31Bから左右とい部31L、31R内へ流れ込む。そして、図8(B)、(C)に示すように、左右とい部31L、31Rの先端の差し湯供給口32L、32Rから湯槽10の手前側に供給される。
図9は、待機中の差し湯方法を説明する図であり、図9(A)は上面図、図9(B)は差し湯部の側面断面図、図9(C)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。
この場合は、図9(A)に示すように、差し湯板30を奥側に押してスライドさせ、中央とい部31Cを差し湯給水口6の真下に位置させる。そして、中央とい部31Cの排水口33を閉じるようにフタ部材34をスライドさせる。この状態では、図9(B)に示すように、差し湯給水口6から供給された差し湯は、中央とい部31Cに流れ落ち、同とい部31C内を流れて中央供給口32Cから湯槽10内に流れ込む。つまり、図9(C)に示すように、差し湯が湯槽10の奥側寄りに供給される。
本発明の実施の形態に係る麺ゆで釜に使用される差し湯板の構造を説明する図であり、図1(A)は斜視図、図1(B)は一部平面図、図1(C)は一部側面断面図である。 図1の差し湯板の差し湯供給管の動きを説明する図である。 立ち上がり時の差し湯方法を説明する図であり、図3(A)は上面図、図3(B)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。 調理中の差し湯方法を説明する図であり、図4(A)は上面図、図4(B)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。 待機(アイドルタイム)中の差し湯方法を説明する図であり、図5(A)は上面図、図5(B)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。 差し湯板の構造を他の例を説明する斜視図である。 立ち上がり時の差し湯方法を説明する図であり、図7(A)は上面図、図6(B)は差し湯部の側面断面図、図7(C)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。 調理中の差し湯方法を説明する図であり、図8(A)は上面図、図8(B)は差し湯部の側面断面図、図8(C)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。 待機中の差し湯方法を説明する図であり、図9(A)は上面図、図9(B)は差し湯部の側面断面図、図9(C)は麺ゆで釜全体の側面断面図である。 麺ゆで器の全体の構造の例を説明する側面図である。
符号の説明
1 麺ゆで器(麺ゆで釜) 2 ケーシング
3 バーナー 4 排水流路
5 バーナー室 6 差し湯供給管
7 底加熱管 8 排気通路
9 差し湯加熱管 10 湯槽
11 給水コック
20 差し湯板(とい部材) 21 とい部
22、24 給水口 23、25 給水パイプ
26 パッキン 27 取っ手
30 差し湯板(とい部材) 31 とい部
32 給水口 33 排水口
34 フタ部材

Claims (3)

  1. 麺をゆでる湯を溜める湯槽と、
    湯の加熱手段と、
    を具備する麺ゆで釜であって、
    前記湯槽へ差し湯を供給する位置を、調理者から遠い側である奥側又は近い側である手前側に切替可能な差し湯板を備え
    前記湯の加熱手段が、前記湯槽の底面の奥側の部分を集中的に加熱することにより、当該湯槽内において、奥側底面から上昇して手前側に向かい、手前側で下降して奥側に向う循環流を形成し、
    前記湯槽の手前側に湯のオーバーフロー口が設けられており、
    麺ゆで時には、前記湯槽の手前側から、前記湯槽内の湯の温度より低い差し湯を行い、待機時には、前記湯槽の奥側から差し湯を行うことを特徴とする麺ゆで釜。
  2. 前記差し湯板が、平面形状が略コの字状のとい部材を含み、
    該とい部材が
    左右のとい部と、同部の各々の奥側端部で連通し、供給される水を受ける奥とい部とを有し、
    前記左右とい部の奥側と手前側に差し湯供給口が設けられており、
    該手前側の差し湯供給口が、該奥側の差し湯供給口よりも低い位置に位置するとともに、開閉可能であることを特徴とする請求項1記載の麺ゆで釜。
  3. 前記差し湯板が、平面形状が略コの字状のとい部材を含み、
    該とい部材が、
    左右のとい部と、同部の各々の奥側端部で連通する奥とい部と、該奥とい部の手前側の、やや広い中央とい部と、を有し、
    供給される水は前記奥とい部又は中央とい部で受けることができるとともに、
    前記左右とい部の手前側と、前記中央とい部の手前側に差し湯供給口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の麺ゆで釜。
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