JP4257306B2 - ゆで麺機 - Google Patents

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Description

本発明は、レストランや食堂等において、そばやうどん、ラーメン、スパゲッティ等の麺をゆでるゆで麺機に関する。特には、差し水(給水)加温機能を備え、構造が簡単、メンテナンスが容易等の利点を有するゆで麺機に関する。
ゆで麺機は、そばやうどん、ラーメン、スパゲッティ等のメニューを提供するレストランや食堂等の厨房に設置されている。ゆで麺機には、複数の麺カゴ(テボ)を浸すことができる大型の貯湯槽や、この貯湯槽内の湯を沸騰させるガスバーナや電気ヒーター等の熱源等が備えられている。麺カゴ内に入った麺は、貯湯槽内の湯の沸騰力によって攪拌されながらゆでられる。ここで、沸騰力とは、水の沸騰時に泡がたくさん発生した水流の勢いのことであり、麺が塊にならないように攪拌しながらゆでる作用を有する。
ところで、そばやうどん等の麺には、ゆでる前の時点で打ち粉等がまぶされている。このような麺を貯湯槽内でゆでると、打ち粉等がゆで湯に溶け落ちるため、麺のゆで数が多くなるに連れてゆで湯が段々と汚れてくる(白濁してくる)。この汚れの著しいゆで湯で麺をゆでると、ゆであがった麺のおいしさが劣化するおそれがある。そのため、ゆで湯の汚れを緩和して濁りのない状態に保つために、麺をゆでている間以外にも常に貯湯槽内に給水(差し水)を行う必要がある。
しかしながら、ゆで湯に大量の差し水を供給すると、ゆで湯の温度が急激に下がり、前述の沸騰力が弱まって麺の仕上がりに悪影響を及ぼすこととなる。そこで、差し水の温度を予め一定程度加温し、これを供給することが考えられる。このような観点から、差し水の加温機能を備えたゆで麺機として、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されたものが知られている。
特許文献1(特開平7−67772号公報)に開示された『ゆで麺機』は、機体本体に設置されたゆで釜(貯湯槽)及び貯水槽を有しており、貯水槽内の水が給水管を介してゆで釜内に供給されるようになっている。貯水槽の内部には、ゆで釜の周囲に開口し、機体本体外へと延びる排煙筒が通されている。ゆで釜を熱した際に生じる煙や熱は、排煙筒内を通って機体本体外へと排出される。ここで、排煙筒は貯水槽内を通して設置されているので、熱が排煙筒内を通って排出される際に貯水槽内の水が温められることとなる。
このゆで麺機は、ゆで釜を熱した際の煙や熱を有効利用することはできるが、排煙筒が機体本体内及び貯水槽の内部を通るため、構造が複雑であり、清掃等のメンテナンスもしがたい等の欠点がある。また、この種の排気熱を利用する方式のものは、排煙ガスの発生するガス加温式のものでのみ有効であり、電気加温式のもの等には適用できないので、汎用性に乏しいという欠点もある。
特許文献2(特開平9−154516号公報)に開示された『麺類の製造装置』は、茹槽(貯湯槽)と熱交換器を有している。茹槽には排湯パイプが接続されており、この排湯パイプは熱交換器内を通って外部へと延び出ている。熱交換器には、水源に繋がる冷水パイプと、この冷水パイプに繋がる差し水パイプが接続されている。茹槽からオーバーフローした排湯は、排湯パイプを介して熱交換器に送られる。一方、冷水パイプから送られた冷水は、熱交換器において排湯により加温された後、差し湯パイプを通って茹槽に差し湯として供給される。
この装置は、排湯の熱を有効利用して差し水を加温するものである。そのため、差し水を加温するのための電気設備は不要であり、構造も簡単である等の利点が挙げられている。しかしながら、熱交換器には排湯パイプ、冷水パイプ、差し水パイプが繋がる構造であるため、配管が複雑化することは否めない。なお、差し水を加温するのための電気設備を追設する場合は、電気容量が嵩み、装置全体が大型化する等の欠点がある。
さらに、この種のゆで麺機の公知例としては、例えば特許文献3又は特許文献4に開示されたものも挙げることができる。
特許文献3(特開2003−219825号公報)に開示された『麺茹で装置』は、茹で湯槽(貯湯槽)の上方を覆う蓋体を有し、この蓋体に開けられた複数の開口(例えば6個)の各々に茹で籠(麺カゴ)を通すようになっている。茹で湯槽内は、孔が開けられた仕切部材で上下に仕切られており、茹で湯槽底部には仕切部材の孔の直下においてエア等の流体供給口が設けられている。仕切部材の孔及び流体供給口は、蓋体の開口に通される茹で籠の中心からずれた位置に設けられている。茹で湯槽内に配置された茹で籠には、仕切部材の孔を介して、湯の沸騰時に発生する気泡と流体供給口からのエア等とが同時に供給され、これが対流作用を発揮して茹で籠内の麺が充分にほぐされる。
この装置によれば、茹で籠内の麺を均一に効率よくゆでることはできるが、給水(差し水)の加温については何ら記載されていない(なお、茹で湯槽に水又は湯を供給するための蛇口についての記載はあるが、これは省略してもよいとされている)。
特許文献4(特開2004−187770号公報)に開示された『調理装置』は、特許文献3の蓋体に相当するテボ受け板を有しており、開口に相当する丸孔にテボ(麺カゴ)を通すようになっている。同装置の湯槽(貯湯槽)内の水は、バーナで加熱されるようになっており、このバーナの燃焼を制御する制御装置により、沸騰直前の温度(ほぼ96℃)が保たれるようになっている。
この装置においても、湯槽内には給水管から水道水が直接供給されるようになっており、給水(差し水)の加温については何ら記載されていない。
なお、これら特許文献3及び特許文献4に記載されている蓋体(テボ受け板)は、茹で籠(テボ)を通して所定位置に配置する機能の他、沸騰した湯が外部に飛び散ることを防ぐ役割を果たすものとしてのみ記載されている。
特開平7−67772号公報 特開平9−154516号公報 特開2003−219825号公報 特開2004−187770号公報
前述した通り、差し水の温度を予め一定程度加温し、これを適宜供給することは、麺のゆであがり具合を左右する重要なポイントである。しかしながら、現状のゆで麺機は、差し水の加温について何ら考慮されていない(特許文献3、4)か、考慮されているとしても、装置の複雑化を招く、あるいは、メンテナンスが面倒である、汎用性が低い等といった欠点を有している(特許文献1、2)。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、差し水(給水)加温機能を備え、構造が簡単、メンテナンスが容易等の利点を有するゆで麺機を提供することを目的とする。
本発明のベースとなるゆで麺機は、熱湯中で麺をゆでるゆで麺機であって、 前記熱湯を貯める貯湯槽と、 該貯湯槽内の湯を加熱する熱源と、 前記貯湯槽の上側に配置された、麺カゴを受けるカゴ受け板と、を備え、 前記カゴ受け板が、 前記貯湯槽内の湯面上を覆い、湯熱により加温される覆板部と、 該覆板部の複数箇所に分散して形成された、前記麺カゴを前記貯湯槽に入れて置くためのカゴ置き開口部と、 前記覆板部に形成された、該覆板部の上面を流して昇温した給水(差し水)を前記貯湯槽内へと導く供給口部と、を備えることを特徴とする。
この発明においては、カゴ受け板の覆板部上に差し水を垂らすと、この差し水が覆板部の上面を流れた後、供給口部から貯湯槽内へと供給される。ここで、覆板部は、熱源で加熱された貯湯槽内の湯からの熱を受けており、差し水は、この湯熱で加温された覆板部の上面を流れる際に昇温(一例で90℃程度まで)するので、この加温された差し水が貯湯槽内へと供給されることとなる。したがって、貯湯槽内に差し水を供給する際に、内部に貯まったゆで湯の温度がほとんど下がらず、沸騰力が著しく弱まることがないので、良好な麺の仕上がり状態を維持できる。
また、この発明では、貯湯槽内の湯熱を有効利用し、差し水の加温媒体としてカゴ受け板を用いるので、差し水を加温するための他のエネルギー源や、加温のための特別な設備は不要であり、熱源がガス式か電気式か等を問わず、ゆで麺機一般に幅広く適用できる。そして、構造の複雑化・大型化や、故障等の問題も引き起こされず、清掃等のメンテナンスも容易である。さらに、カゴ受け板で貯湯槽からの湯気を冷やすことにより、貯湯槽内からの湯気の飛散量を減らすこともできるので、ゆで麺機の設置される厨房等の高温多湿環境が改善され、作業者の不快感を和らげることができるとともに、厨房内の空調設備の負荷を低減できる効果も得られる。
本発明のゆで麺機においては、前記覆板部の上面の所定箇所に、前記給水(差し水)の流路を長くする隆起部が形成されているものとすることができる。
この場合、隆起部によって差し水の流路(給水経路)が長くなることで、差し水を覆板部の上面でより長く滞留させることができる。このように、差し水の滞留時間を長くすることにより、差し水の加温効果を向上できる。
本発明のゆで麺機においては、前記隆起部が、プレス加工で成形されたビードによりなるものとすることができる。
この場合、覆板部の上面の所定箇所において、所望の形状の隆起部(ビード)を簡単に成形することができる。
本発明のゆで麺機においては、前記供給口部が、前記覆板部の上面よりもやや高くなるように形成されているものとすることができる。
この場合、差し水が供給口部手前で覆板部上に滞留して加温される。このとき、給水直後の温度の低い差し水は下層側に溜まり、覆板部と接触して加温されるとともに、既に加温された温度の高い差し水は上層側に浮いて、供給口部(流れ落ち口)からオーバーフローして貯湯槽内へと流れ込む。そのため、充分に加温された差し水を順次貯湯槽内へと供給することが可能となる。
本発明のゆで麺機においては、前記カゴ置き開口部に、前記麺カゴの差し入れ・取り出しに応じて開閉するシャッターが設けられているものとすることができる。
このシャッターは、麺カゴを差し入れたときには開き、麺カゴを取り出すと閉じる。このシャッターにより、麺カゴを入れていないカゴ置き開口部を通って貯湯槽内から出る湯気を遮蔽できる。そのため、貯湯槽内の熱がより逃げにくくなり、カゴ受け板の覆板部下面に当たる湯気の温度を保ちやすくなる。また、覆板部上面の差し水の熱交換量の低下を抑制できる。
本発明のゆで麺機においては、前記貯湯槽の内部が複数の室に区画されており、 前記カゴ受け板の前記カゴ置き開口部及び前記供給口部が、前記貯湯槽の各室に対応して少なくとも一つずつ形成されているものとすることができる。
特定の麺(例えばそば等)についてアレルギーをもつ人がいるため、麺の種類に応じてゆで湯をわける必要もある。これに対し、本態様によれば、一つの貯湯槽内を例えば2つの室に区画し、一方の室内ではそばをゆで、他方の室内ではうどんをゆでる等をすることができ、各室に加温された差し水を供給することができる。
本発明のゆで麺機においては、前記カゴ受け板の上側に配置された、前記覆板部の上面側を塞ぐ塞ぎ板をさらに備えるものとすることができる。
この場合、塞ぎ板により、カゴ受け板の覆板部上面の差し水、及び、貯湯槽内のゆで湯の保温効果が向上する。さらに、塞ぎ板を用いることで、カゴ受け板の覆板部上面の差し水に塵埃等が混じるのを防止できる。
本発明によれば、差し水(給水)加温機能を備え、構造が簡単、メンテナンスが容易等の利点を有するゆで麺機を提供できる。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のベースとなるゆで麺機の全体構成を示す斜視図である。
図2は、同ゆで麺機のカゴ受け板の構成を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。
図3は、同カゴ受け板のカゴ置き開口部及びシャッターの構成を示す側面図である。
図4は、同ゆで麺機の塞ぎ板の構成を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。
図5は、同ゆで麺機の貯湯槽付近の構成を示す側面断面図である。
図6は、同ゆで麺機の貯湯槽付近の構成を示す模式的側面図であり、差し水の供給状態を説明する図である。
図7は、同ゆで麺機の貯湯槽のオーバーフロー構造を示す模式的断面図である。(A)はオーバーフロー差し込み状態を示す図であり、(B)はオーバーフロー抜き取り状態を示す図である。
なお、以下の説明において、上下、左右、手前(正面)、奥(背)とは、それぞれ各図に示す矢印方向を指すものとする。
図1に示すゆで麺機1は、四角い箱状をした本体10を備えている。この本体10の内側上部には、四角形状の貯湯槽11(図5〜図7参照)が設けられている。この貯湯槽11の上側には、カゴ受け板21(主に図1〜図3参照)が取り付け・取り外し自在に配置されており、さらに、このカゴ受け板21の上側には、塞ぎ板51(主に図4参照)が取り付け・取り外し自在に配置されている。
本体10の背部10aには、水源(図示されず)に繋がる給水パイプ3が設けられている。この給水パイプ3の給水口3aは、貯湯槽11内に向けて垂下している。本体10の左右側部10bには、麺カゴ5(図5参照)を保持して上下動させるカゴ昇降機構7が複数(この例では左右に3つずつ計6つ)設けられている。各カゴ昇降機構7は、上下に進退する昇降シャフト7aと、この昇降シャフト7aの上端にスイング可能に取り付けられた保持アーム7b(図では上がった状態が示されている)を備えている。保持アーム7bは、貯湯槽11側にスイングさせて下ろした状態で、先端のリング内に麺カゴ5を保持できる。昇降シャフト7aの上下動は、本体10の正面10c側の左右側部10bに設けられた操作パネル10dによって行う。
図5〜図7に示すように、貯湯槽11は、本体10の上部内側に一体に設けられており、内部にゆで湯を貯めることができる。図5に示すように、この貯湯槽11の底部内側には、ヒーター(熱源)13が設けられている。このヒーター13の周りは、沸騰強化板15で覆われている。貯湯槽11内に貯まったゆで湯は、ヒーター13及びこのヒーター13の熱を受ける沸騰強化板15内で集中的に加熱されて沸騰する。ヒーター13としては、ガス式のものや電気式のもの等、種類を問わず用いることができる。
図5及び図7に示すように、貯湯槽11の底面からは、オーバーフロー管17が立ち上がっている。このオーバーフロー管17は、貯湯槽11の底面に形成された排水口12に着脱可能に差し込まれている。貯湯槽11の排水口12の先は、本体10外部に延びる排水管(図示されず)に繋がっている。図7に示すように、オーバーフロー管17は中空状であって、上端寄り側面に孔17aが形成されており、上端には取っ手17bが設けられている。オーバーフロー管17の下端は開口17cとなっており、ここが貯湯槽11の排水口12に差し込まれる。図7(A)に示すように、貯湯槽11内に一定量以上のゆで湯が貯まると、オーバーフロー管17の孔17aからオーバーフローしたゆで湯が、中空内を通って開口17cから排水口12へと流れる。このため、貯湯槽11上端からゆで湯が溢れ出ることがない。貯湯槽11の使用後は、図7(B)に示すように、取っ手17bを掴んで抜き取ると、排水口12が開放されて貯湯槽11内部のゆで湯が排水される。
図1〜図3等に示すカゴ受け板21は、ステンレス鋼板製等からなり、貯湯槽11内の湯面上を覆うように配置されている。図2に最もわかり易く示すように、このカゴ受け板21は、四角形状の覆板部23を備えている。この覆板部23の上面は、給水パイプ3からの給水(差し水)が流れる流路となる。覆板部23は、貯湯槽11内の湯熱を受けて加温されるため、覆板部23の上面を流れた差し水は、この加温された覆板部23と接触して昇温する(詳しくは後述する)。覆板部23の周縁には、外壁25が立ち上げて形成されている。さらに、左右の対向する外壁25の上端縁からは、係止片部27が外側に張り出して形成されている。カゴ受け板21を貯湯槽11の上側に配置したとき、各係止片部27が本体10の槽枠10eに当たって係止される(図1参照)。
カゴ受け板21の覆板部23には、前述のカゴ昇降機構7に対応して、計6つのカゴ置き開口部31が形成されている。各カゴ置き開口部31の内周端縁には、リング状の隔壁33が形成されている。隔壁33は、覆板部23の上下両面側に突出している(図3、図6参照)。図5に示すように、各カゴ置き開口部31は、麺カゴ5のカゴ部5aを通す大きさに形成されている。なお、前述したカゴ昇降機構7(図1参照)を具備しない又は使用しない場合には、麺カゴ5をカゴ受け板21のカゴ置き開口部31(及び後述する塞ぎ板51のカゴ置き開口部57)に保持させて、麺カゴ5を貯湯槽11内の所定位置に配置することができる。
各カゴ置き開口部31の下面側には、それぞれシャッター35が設けられている。シャッター35は、一対の扉片35aを備えている。図3に最もわかり易く示すように、各扉片35aの自由端側下面には、補強プレート35a′が固定されている。各扉片35aの支端側は、スプリング付蝶番35bを介して、L字ブラケット35cに取り付けられている。L字ブラケット35cは、覆板部23の下面にビスやリベット等で固定されている。図5に示すように、カゴ置き開口部31内に麺カゴ5を差し入れると、各扉片35aがスプリング付蝶番35bを介して約90°スイングして開き、カゴ置き開口部31内から麺カゴ5を取り出すと、各扉片35aがスプリング付蝶番35bのスプリングで付勢されて閉じる。このシャッター35により、カゴ置き開口部31に麺カゴ5を入れていない状態において、カゴ置き開口部31から出る湯気を遮蔽できる。そのため、貯湯槽11内の熱がより逃げにくくなるので、カゴ受け板21の覆板部23下面に当たる湯気の温度を保ちやすくなる。
図1及び図2に示すように、覆板部23には、前述したオーバーフロー管17を通すための管挿通開口部41が形成されている。この管挿通開口部41の周囲には、リング状の隔壁43が立ち上げて形成されている。管挿通開口部41は、貯湯槽11内のオーバーフロー管17の取り付け位置に対応して形成されている。さらに、図2及び図6に示すように、覆板部23の手前側2箇所の隅部には、覆板部23を貫通する供給口部45が形成されている。図6に示すように、この供給口部45の流れ落ち口45aは覆板部23の上面よりも立ち上がって形成されており、この流れ落ち口45aから下側に、導水パイプ45bが貯湯槽11内に向けて垂下している。流れ落ち口45aの立ち上がり高さは、カゴ置き開口部31の隔壁33の立ち上がり高さの半分程度である。流れ落ち口45aが覆板部23の上面よりも立ち上がっていることで、覆板部23の上面を流れた差し水は、この流れ落ち口45aからオーバーフローして貯湯槽11内へと流れ込むこととなる(詳しくは後述する)。
図6に示すように、カゴ受け板21の上側には、塞ぎ板51が配置される。この塞ぎ板51は、ステンレス鋼板製等であって、カゴ受け板21の覆板部23の上面を覆う四角形状の覆板部53を備えている。この覆板部53の周縁には、外壁55が立ち上げて形成されている。外壁55の手前側には、舌片状の取っ手55aが形成されている(図4参照)。塞ぎ板51の外形は、カゴ受け板21の外形よりも小さく形成されており、カゴ受け板21上で外壁25の内側に配置される(図1の仮想線参照)。
塞ぎ板51の覆板部53には、カゴ受け板21のカゴ置き開口部31に対応して、計6つのカゴ置き開口部57が形成されている。各カゴ置き開口部57の内径は、カゴ受け板21のカゴ置き開口部31周囲の隔壁33内径とほぼ同一である(図6等参照)。覆板部53の奥側において、給水パイプ3の給水口3aの直下位置には、給水通過開口部59が形成されている。さらに、覆板部53には、カゴ受け板21の管挿通開口部41に対応して、管挿通開口部61が形成されている。この塞ぎ板51を用いることで、カゴ受け板21の覆板部23上面を流れる差し水、及び、貯湯槽11内のゆで湯の保温効果が向上する。さらに、塞ぎ板51により、カゴ受け板21の覆板部23上面の差し水に、塵埃等が混じるのを防止できる。
なお、塞ぎ板51の各カゴ置き開口部57周囲から立ち上がったリング状の隔壁を設けることもできる。この場合は、塞ぎ板51の覆板部53上面に落ちた湯滴(取り出した麺カゴ5から滴り落ちた湯)等が、カゴ受け板21側に落下することを防止できる。
次に、このようなゆで麺機1の総合的な作用について説明する。
ゆで麺機1の貯湯槽11内に貯まったゆで湯は、ヒーター13及び沸騰強化板15で集中的に加熱されて沸騰し、このゆで湯に麺カゴ5内の麺を浸すと、ゆで湯の沸騰力によって攪拌されながらゆでられる。ここで、前述した通り、貯湯槽11内のゆで湯の汚れ(白濁)を緩和して濁りのない状態に保つために、貯湯槽11内には、麺をゆでている間以外にも常に給水(差し水)が行われる。この差し水は、水源(図示されず)に繋がる供給パイプ3から供給される。
図6に示すように、給水パイプ3から供給された差し水は、塞ぎ板51の給水通過開口部59を通ってカゴ受け板21の覆板部23上に至る。この差し水は、カゴ受け板21の覆板部23の上面を流れて、供給口部45の流れ落ち口45aからオーバーフローして貯湯槽11内へと供給される。ここで、カゴ受け板21の覆板部23は、貯湯槽11内のゆで湯の熱を受けており、差し水は、この湯熱で加温された覆板部23の上面を流れる際に一例で90℃程度にまで昇温する。さらに、差し水は、供給口部45の流れ落ち口45aの手前で覆板部23上に滞留し、給水直後の温度の低い差し水は下層側に溜まり、覆板部23と接触して加温されるとともに、既に加温された温度の高い差し水は上層側に浮いて、流れ落ち口45aからオーバーフローして貯湯槽11内へと流れ込む。
このように、本ゆで麺機1では、充分に加温された差し水が順次貯湯槽11内へと供給される。したがって、差し水を供給する際に、貯湯槽11内のゆで湯の温度がほとんど下がらず、沸騰力が著しく弱まることがないので、良好な麺の仕上がり状態を維持できる。また、本ゆで麺機1では、貯湯槽11内の湯熱を有効利用し、差し水の加温媒体としてカゴ受け板21を用いるので、差し水を加温するための他のエネルギー源等は不要であり、ヒーター13(熱源)がガス式か電気式か等を問わず、幅広い加温方式を採用でき、構造の複雑化・大型化等も引き起こされない。
カゴ受け板21及び塞ぎ板51は、単に貯湯槽11上に載置されているため、清掃の際には簡単に取り外して洗浄できる。ゆで麺機1の稼動時には、カゴ受け板21及び塞ぎ板51により、貯湯槽11内からの湯気の飛散量を減らすこともできるので、ゆで麺機1の設置される厨房等の高温多湿環境が改善され、作業者の不快感を和らげることができる。
以下、本発明に係るゆで麺機の他の形態について説明する。
図8は、本発明に係るゆで麺機のカゴ受け板の他の形態を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。
図8に示すカゴ受け板22は、前述したカゴ受け板21(図1〜図3等参照)において、覆板部23上面側に盛り上がったビード24a〜24d(隆起部)が形成されてなるものである。各ビード24a〜24dは、カゴ受け板21の覆板部23にプレス加工を施すことによって形成されている。各ビード24a〜24dの盛り上がり高さは、カゴ置き開口部31の隔壁33の高さと同等又は若干低い程度であって、一例で約5mm程度である。
ビード24aは、最も奥側の左右のカゴ置き開口部31A間において、両隔壁33A間を繋ぐように左右方向に延びている。
ビード24bは、中央左のカゴ置き開口部31Bの隔壁33Bと、外壁25の左面との間において、これら両者を繋ぐように左右方向に延びている。
ビード24cは、中央右のカゴ置き開口部31Cの隔壁33Cと、外壁25の右面との間において、これら両者を繋ぐように左右方向に延びている。
ビード24dは、管挿通開口部41の隔壁43と、外壁25の手前面との間において、これら両者を繋ぐように手前−奥方向に延びている。このビード24dは、最も手前側の左右のカゴ置き開口部31D間において、両隔壁33D間を仕切っている。
このようなカゴ受け板22の覆板部23上面に差し水を供給した場合、この差し水は図8(A)中に矢印に示す方向に沿って流れ、給水口部45から流れ出ていく。より詳しくは、覆板部23の上面の奥側に供給された差し水は、まずビード24aで手前−奥方向への流れが堰き止められ、左右それぞれの方向へと分流していく。この差し水は、次にビード24b、24cで手前−奥方向への流れが堰き止められ、隔壁33Aと33B間、及び、31Aと31C間をそれぞれ通って、左右方向中央に合流するように流れていく。さらにこの差し水は、管挿通開口部41の隔壁43で左右それぞれの方向に分流する。そして、ビード24dで両隔壁33D間における合流が阻止されるため、各隔壁33Dの周りをそれぞれ流れて、左右の給水口部45からそれぞれ流れ出ていく。
このようなカゴ受け板22を用いると、各ビード24a〜24dによって、給水パイプ3から供給されて給水口部45から流れ出るまでの差し水の流路(給水経路)が長くなる。これにより、差し水を覆板部23の上面でより長く滞留させることができるので、差し水の加温効果を向上できる。
図9は、本発明に係るゆで麺機の貯湯槽の他の形態を示す模式的断面図である。
図10は、図9のゆで麺機に適用されるカゴ受け板の構成を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。
図9に示す貯湯槽11の内部には、2枚の仕切り板18、19が立ち上げられている。貯湯槽11の内部は、これら仕切り板18、19により、3つの室(奥側の室11A、中央の室11B、手前側の室11C)に区画されている。これら各室11A、11B、11Cには、排水口12A、12B、12C、及び、オーバーフロー管17A、17B、17Cがそれぞれ設けられている。なお、仕切り板の枚数や位置を変えることで、貯湯槽11の内部を3室以外の複数室に構成することも可能である。
このような区画された室11A〜11Cを有する貯湯槽11に対しては、図10に示すカゴ受け板32を用いる。このカゴ受け板32は、前述したカゴ受け板21(図1〜図3等参照)と比較して、次の(1)、(2)の点で大きく異なる。
(1)図10に示すように、室11A〜11Cのオーバーフロー管17A、17B、17Cのそれぞれに対応して、管挿通開口部41・隔壁43が3つ形成されている(41A・43A〜41C・43C)。各管挿通開口部41・隔壁43は、左右のカゴ置き開口部31間に配置されている。
(2)図10(B)に示すように、各室11A〜11Cに対応して、供給口部45(及び流れ落ち口45a・導水パイプ45b)がそれぞれ2つずつ計6つ形成されている(45A〜45C)。
貯湯槽11の各室11A〜11Cでは、例えばうどん、そば、ラーメン等といった麺類に応じて、それぞれを区別してゆでることができる。この際、カゴ受け板32の各供給口部45A〜45Cからは、区画された各室11A〜11Cのそれぞれに対して差し水が供給される。ある特定の麺(例えばそば等)についてアレルギーをもつ人がいるため、種類の異なる麺を同じゆで湯でゆでられない等といった場合には、このような貯湯槽11、カゴ受け板32を用いるとよい。
本発明のベースとなるゆで麺機の全体構成を示す斜視図である。 同ゆで麺機のカゴ受け板の構成を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 同カゴ受け板のカゴ置き開口部及びシャッターの構成を示す側面図である。 同ゆで麺機の塞ぎ板の構成を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 同ゆで麺機の貯湯槽付近の構成を示す側面断面図である。 同ゆで麺機の貯湯槽付近の構成を示す模式的側面図であり、差し水の供給状態を説明する図である。 同ゆで麺機の貯湯槽のオーバーフロー構造を示す模式的断面図である。(A)はオーバーフロー差し込み状態を示す図であり、(B)はオーバーフロー抜き取り状態を示す図である。 本発明に係るゆで麺機のカゴ受け板の他の形態を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明に係るゆで麺機の貯湯槽の他の形態を示す模式的断面図である。 図9のゆで麺機に適用されるカゴ受け板の構成を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。
符号の説明
1 ゆで麺機 3 給水パイプ
5 麺カゴ 7 カゴ昇降機構
10 本体
11 貯湯槽 11A〜11C 室
12(12A〜12C) 排水口
13 ヒーター(熱源) 15 沸騰強化板
17(17A〜17C) オーバーフロー管 18、19 仕切り板
21、22、32 カゴ受け板
23 覆板部 24a〜24d ビード(隆起部)
25 外壁 27 係止片部
31(31A〜31D) カゴ置き開口部 33 隔壁
35 シャッター 35a 扉片
35b スプリング付蝶番 35c L字ブラケット
41(41A〜41C) 管挿通開口部 43(43A〜43C) 隔壁
45(45A〜45C) 供給口部
45a 流れ落ち口 45b 導水パイプ
51 塞ぎ板
53 覆板部 55 外壁
55a 取っ手 57 カゴ置き開口部
59 給水通過開口部 61 管挿通開口部

Claims (6)

  1. 熱湯中で麺をゆでるゆで麺機であって、
    前記熱湯を貯める貯湯槽と、
    該貯湯槽内の湯を加熱する熱源と、
    前記貯湯槽の上側に配置された、麺カゴを受けるカゴ受け板と、
    を備え、
    前記カゴ受け板が、
    前記貯湯槽内の湯面上を覆い、湯熱により加温される覆板部と、
    該覆板部の複数箇所に分散して形成された、前記麺カゴを前記貯湯槽に入れて置くためのカゴ置き開口部と、
    前記覆板部に形成された、該覆板部の上面を流して昇温した給水(差し水)を前記貯湯槽内へと導く供給口部と、
    を備え
    前記覆板部の上面の所定箇所に、前記給水(差し水)の流路を長くする隆起部が形成されていることを特徴とするゆで麺機。
  2. 前記隆起部が、プレス加工で成形されたビードによりなることを特徴とする請求項記載のゆで麺機。
  3. 前記供給口部が、前記覆板部の上面よりもやや高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のゆで麺機。
  4. 前記カゴ置き開口部に、前記麺カゴの差し入れ・取り出しに応じて開閉するシャッターが設けられていることを特徴とする請求項1〜いずれか1項記載のゆで麺機。
  5. 前記貯湯槽の内部が複数の室に区画されており、
    前記カゴ受け板の前記カゴ置き開口部及び前記供給口部が、前記貯湯槽の各室に対応して少なくとも一つずつ形成されていることを特徴とする請求項1〜いずれか1項記載のゆで麺機。
  6. 前記カゴ受け板の上側に配置された、前記覆板部の上面側を塞ぐ塞ぎ板をさらに備えることを特徴とする請求項1〜いずれか1項記載のゆで麺機。
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