JP4909000B2 - 血管内留置用ステントおよび血管拡張器具 - Google Patents

血管内留置用ステントおよび血管拡張器具 Download PDF

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Description

本発明は、血管内に生じた狭窄部、もしくは閉塞部の改善に使用される血管内留置用ステントおよび血管拡張器具に関する。
ステントは、血管あるいは他の生体内管腔が狭窄もしくは閉塞することによって生じる様々な疾患を治療するために、その狭窄もしくは閉塞部位を拡張し、その内腔を確保するためにそこに留置する一般的には管状の医療用具である。
ステントは、体外から体内に挿入するため、そのときは直径が小さく、目的の狭窄もしくは閉塞部位で拡張させて直径を大きくし、かつその管腔をそのままで保持する物である。
ステントとしては、金属線材、あるいは金属管を加工した円筒状のものが一般的である。カテーテルなどに細くした状態で装着され、生体内に挿入され、目的部位で何らかの方法で拡張させ、その管腔内壁に密着、固定することで管腔形状を維持する。ステントは、機能および留置方法によって、セルフエクスパンダブルステントとバルーンエクスパンダブルステントに区別される。バルーンエクスパンダブルステントはステント自体に拡張機能はなく、ステントを目的部位に挿入した後、ステント内にバルーンを位置させてバルーンを拡張させ、バルーンの拡張力によりステントを拡張(塑性変形)させ目的管腔の内面に密着させて固定する。このタイプのステントでは、上記のようなステントの拡張作業が必要になる。
そして、血管系、特に冠動脈治療に用いられているステントは、バルーンエクスパンドタイプがその大半を占めている。そして、ステントとしては、より多くの症例に対応させるために軸方向に柔軟な構造が求められている。
バルーンエクスパンドタイプステントは、ストラットの形状によりクローズドセルタイプとオープンドセルタイプ2種に大別できる。オープンドセルタイプは、血管に刺激を与えないように血管走行に追随して留置されるという柔軟性という長所を持つ半面で、ストラットが外側にフレアになるという短所を持つ。一方、クローズドセルタイプはフレアにならない長所を持つ反面、血管走行に追随する柔軟性には劣る。双方ともに一長一短があり、適用する血管形状等に応じて使い分けがされる。
オープンドセルタイプのバルーンエクスパンドタイプステントとしては、例えば、特開2002−136601(特許文献1)を本件出願人が提案している。
特開2002−136601
特許文献1のものでも、オープンドセル部分による十分な拡張保持力を備えているが、より高い拡張保持力を有することが望ましい。
本発明の目的は、血管に対するより高い追従性および高い拡張保持力を有する血管内留置用ステントおよび血管拡張器具を提供するものである。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1)波線状環状体がステントの軸方向に隣り合うように多数配列されるとともに、隣り合う波線状環状体が接続部により接続された血管内留置用ステントであって、前記ステントは、略管状体に形成され、血管内への挿入のための直径を有し、該管状体の内部より半径方向に広がる力が付加されたときに拡張可能なステントであり、前記各波線状環状体は、前記ステントの軸方向の一端側に頂点を有する複数の一端側屈曲部および前記ステントの軸方向の他端側に頂点を有する複数の他端側屈曲部および前記一端側屈曲部および前記他端側屈曲部の頂点を結ぶストラット部分を有し、前記ストラット部分は、直線部分とS字状部分とにより構成されており、前記波線状環状体の一端側屈曲部の頂点は、隣り合う一方の波線状環状体の他端側屈曲部間に形成される空間に侵入し、前記波線状環状体の他端側屈曲部の頂点は、隣り合う他方の波線状環状体の一端側屈曲部間に形成される空間に侵入しており、前記接続部は、前記隣り合う波線状環状体の前記屈曲部の頂点間ではなく、前記隣り合う波線状環状体の前記直線部分同士を接続しており、さらに、前記ステントは、該ステントの軸方向10mm当たり、前記波線状環状体を13個以上備えている血管内留置用ステント。
) 前記ステントは、前記隣り合う波線状環状体を複数の前記接続部により接続するものである上記()に記載の血管内留置用ステント。
) 前記波線状環状体の前記ステントの軸方向長さは0.25〜1.25mmである上記(1)または(2)に記載の血管内留置用ステント。
) 前記波線状環状体の線幅は、0.05〜0.15mmである上記(1)ないし()のいずれかに記載の血管内留置用ステント。
) 前記各波線状環状体における前記一端側屈曲部の頂点および前記他端側屈曲部の頂点の数は、6〜18である上記(1)ないし()のいずれかに記載の血管内留置用ステント。
) 前記ステントの軸方向長さは、5〜40mmである上記(1)ないし()のいずれかに記載の血管内留置用ステント。
) 前記ステントの直径は、1.25〜5.0mmである上記(1)ないし()のいずれかに記載の血管内留置用ステント。
(8) 前記接続部は、前記ステントの軸方向に対して所定角度斜めとなるように形成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の血管内留置用ステント。
) チューブ状のシャフト本体部と、該シャフト本体部の先端部に設けられた折り畳みおよび拡張可能なバルーンと、折り畳まれた状態の前記バルーンを被包するように装着され、かつ該バルーンの拡張により拡張されるステントとを備える血管拡張器具であって、前記ステントは、上記(1)ないし(のいずれかに記載のステントであることを特徴とする血管拡張器具。
本発明の血管内留置用ステントは、波線状環状体がステントの軸方向に隣り合うように多数配列されるとともに、隣り合う波線状環状体が接続された血管内留置用ステントであって、該ステントは、該ステントの軸方向10mm当たり、前記波線状環状体を13個以上備えている。このため、このステントは、高い拡張保持力を有するとともに十分な追従性を備える。
本発明の血管内留置用ステントについて以下の好適実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例の血管内留置用ステントの正面図である。図2は、図1のステントの展開図である。図3は、図2の部分拡大図である。図4は、図1に示すステントの製造時の展開図である。
本発明の血管内留置用ステント1は、波線状環状体2がステントの軸方向に隣り合うように多数配列されるとともに、隣り合う波線状環状体2が接続された状態となっており、さらに、ステント1の軸方向10mm当たり、波線状環状体を13個以上備えている。
ステント1は、略管状体に形成され、血管内への挿入のための直径を有し、管状体の内部より半径方向外方に広がる力が付与されたときに伸長可能なものであり、いわゆるバルーン拡張型ステントである。
本発明のステント1は、図1および図2に示すように、複数の波線状環状体2を軸方向に隣り合うように配列するとともに、それぞれを接続した形態となっている。
特に、この実施例のステント1では、各波線状環状体2は、ステント1の軸方向の一端側に頂点を有する複数の一端側屈曲部21およびステント1の軸方向の他端側に頂点を有する複数の他端側屈曲部22を有する。そして、波線状環状体2の一端側屈曲部21の頂点21aは、隣り合う一方の波線状環状体2の他端側屈曲部22間に形成される空間23に侵入し、波線状環状体2の他端側屈曲部22の頂点22aは、隣り合う他方の波線状環状体2の一端側屈曲部21間に形成される空間24に侵入している。さらに、各波線状環状体2の一端側屈曲部21の頂点21a部分および他端側屈曲部22の頂点22a部分は、かみ合った状態となっている。
ステント1を形成する波線状環状体2の数としては、図1に示すものでは、23となっている。波線状環状体2の数としては、ステントの長さによって相違するが、13〜50が好ましく、特に、15〜35が好ましい。また、波線状環状体2は、ステントの軸方向10mm当たり、13個以上存在しており、好ましくは、13〜16である。また、波線状環状体2のステントの軸方向の長さとしては、0.25〜1.25mmが好ましく、特に、0.10〜0.12mmが好ましい。ステントの非拡張時(バルーン装着時)の直径は、0.5〜1.5mmが好ましく、特に、0.8〜1.2mmが好ましい。ステントの非拡張時(バルーン装着時)の長さは、5〜40mmが好ましく、特に、8〜30mmが好ましい。各波線状環状体における一端側屈曲部の頂点および他端側屈曲部の頂点の数は、6〜18であることが好ましく、特に、6〜12が好ましい。波線状環状体の線幅は、0.05〜0.15mmが好ましく、特に、0.7〜0.12mmが好ましい。
そして、各波線状環状体2は、ステント1の軸方向の一端側に頂点を有する複数の一端側屈曲部21およびステント1の軸方向の他端側に頂点を有する複数の他端側屈曲部22を有するとともに、環状に連続した無端の波線状体により構成されている。環状体2における一端側屈曲部21と他端側屈曲部22は、交互に形成されており、かつそれぞれの数は同じとなっている。1つの波線状環状体2における一端側屈曲部21(他端側屈曲部22)の数としては、図1に示すものでは、6つとなっている。そして、この実施例のステント1における波線状環状体2を形成する線状体は、湾曲部と直線部が頂点により接続された状態となっている。
特に、この実施例のステント1では、環状体2における頂点21a,22aを結ぶストラット部分は、傾斜した直線部分61とS字状部分63とにより構成されている。言い換えれば、各頂点21a,22aが傾斜した直線部分61とS字状部分63とを連結した状態となっている。なお、波線状環状体としては、常に湾曲しており、実質的に直線状部分を持たないものであってよい。また、ステント1の両端に位置する波線状環状体2のステントの端部側の屈曲部は、他の屈曲部に比べて、広がった状態となっていてもよい。
そして、図2および図3に示すように、波線状環状体2の一端側屈曲部21の頂点21aは、隣り合う一方の波線状環状体2の他端側屈曲部22間に形成される空間23に侵入し、波線状環状体2の他端側屈曲部22の頂点22aは、隣り合う他方の波線状環状体2の一端側屈曲部21間に形成される空間24に侵入している。つまり、各波線状環状体2は、ステント1の軸方向に対して、部分的に重なった状態となっている。この部分的に重なる部分(言い換えれば、後述する噛合部)の軸方向の長さは、0.1mm以上であることが好ましい。特に、0.1〜0.8mmが好ましく、さらには、0.2〜0.4mmが好ましい。また、隣り合う波線状環状体の近接する頂点間の軸方向距離(後述するバルーンへの装着時)は、0.1mm以上であることが好ましい。特に、0.1〜0.8mmが好ましく、さらには、0.2〜0.4mmが好ましい。
そして、各波線状環状体2の一端側屈曲部21の頂点21aおよび他端側屈曲部22の頂点22aは、かみ合った状態となっている。具体的には、隣り合う環状体2の空間に侵入している一端側屈曲部21の側部は湾曲しており、これと噛合う他端側屈曲部22は、一端側屈曲部2の側部も湾曲方向と反対方向に湾曲している。このように、一端側屈曲部21の頂点21aおよび他端側屈曲部22の頂点22aが若干かみ合った状態となっているため、拡張時において高い拡張維持力を発揮する。また、血管屈曲部においてはステントが曲がる際頂点同士の衝突が回避され、高い柔軟性を発揮する。
そして、隣り合う波線状環状体2は、接続部3により接続されている。この実施例のステント1では、隣り合う波線状環状体2の屈曲部21,22の頂点21a,22aより若干ステントの軸方向側となる位置、言い換えれば、若干ステントの軸方向にずれた位置(さらに、言い換えれば、ステントの一端側もしくは他端側によった位置)に設けられた接続部3を有する。
そのため、拡張時のステント全長の収縮(ショートニング)を軽減することができる。また隣り合う屈曲部の頂点が互いに向かい合うことなく交互に入れ子になっている為、血管屈曲部においてステントが曲がる際、頂点同士が衝突することなくステントが通過し高い柔軟性を発揮する。また、頂点部からずれた位置に接続部を設けているので、拡張の均一性および強度の均衡を保つことができる。頂点同士を接続部にてつないだ場合には、接続部の存在する屈曲部と接続部が存在しない屈曲部において強度の差が生じ、拡張状態が不均一となる可能性があり、ステント全体に強度の強弱分布が生じるおそれがある。
特に、この実施例のステント1では、接続部3は、隣り合う波線状環状体2における一端側屈曲部21と他端側屈曲部22の両者の頂点21a,22aが近接するとともにかみ合った状態となっている部分の背面部位を接続している。このステント1では、接続部は、背面部位接続部31となっている。このように、一端側屈曲部21と他端側屈曲部22の頂点付近であり、噛み合う部分の背面部位にて接続することにより、拡張時における頂点部位の開きを阻害することがない。
そして、接続部3は、ステント1の軸方向に対して所定角度斜めとなるように形成されている。このため、ステント全体において、拡張時における拡張維持力に寄与しにくい接続部分の割合が少なく、全体として高い拡張維持力を発揮する。また、接続部3は、隣り合う波線状環状体2間に複数(この実施例では2つ)設けられている。なお、隣り合う波線状環状体2間に設けられる接続部の数は、一つのみでもよく、また、3以上であってもよい。
また、ステント1は、図1および図2に示した状態より外径の大きい、図4の展開図を有する状態に形成した後、拡張可能なバルーンを有する器具のバルーン上に縮径させることにより装着される。そして、ステント1は、バルーンを拡張することにより、図4の展開図を有する状態よりさらに外径の大きい状態に拡径される。このように拡径された状態においても、各波線状環状体は、基本骨格を維持するとともに、各屈曲部は、隣り合う環状体の空隙に侵入した状態を維持する。また、環状体を構成する波線要素は、変形するものの波線状態を維持する。
また、ステントとしては、図5ないし図6に示すようなステント10であってもよい。図5は、本発明の血管内留置用ステントの他の実施例の展開図である。図6は、図5に示すステントの製造時の展開図である。
この実施例のステント10では、接続部3は、隣り合う波線状環状体2における一端側屈曲部21と他端側屈曲部22の両者の頂点21a,22aが近接しかみ合った状態となっている部位に設けられた噛合部位接続部32となっている。その他の点については、上述した実施例のステント1と同じである。このようにかみ合った状態となっている部位に接続部を設けることにより、マウント時にしっかりとかみこむことでバルーンへの保持力を強化することができ、ステントデリバリー時の脱落を防止することができる。
また、ステントとしては、図7ないし図8に示すようなステント20であってもよい。図7は、本発明の血管内留置用ステントの他の実施例の展開図である。図8は、図7に示すステントの製造時の展開図である。
この実施例のステント20では、上記の隣り合う波線状環状体2における一端側屈曲部21と他端側屈曲部22の両者の頂点21a,22aが近接するとともにかみ合った状態となっている部分の背面部位に設けられた背面部位接続部31と、隣り合う波線状環状体2における一端側屈曲部21と他端側屈曲部22の両者の頂点21a,22aが近接するとともにかみ合った状態となっている部位に設けられた噛合部位接続部32との両者のタイプの接続部を有している。
さらに、ステント20では、背面部位接続部31により接続された2つの波線状環状体2からなる隣り合う環状ユニットを、噛合部位接続部32により接続した形態となっている。つまり、背面部位接続部31および噛合部位接続部32は、ステント20の軸方向に対して交互となるように形成されている。
さらに、この実施例のステント20では、背面部位接続部31は、ステントの中心軸に対してほぼ向かい合うように2つ設けられている。さらに、背面部位接続部31は、ステント20の軸方向に対して直線状となるように配置されている。同様に、この実施例のステント20では、噛合部位接続部32は、ステントの中心軸に対してほぼ向かい合うように2つ設けられている。さらに、噛合部位接続部32は、ステント20の軸方向に対して連続せずかつ直線状となるように配置されている。そして、2つの背面部位接続部31および2つの噛合部位接続部32は、ステント20の中心軸に対して、それぞれがほぼ等角度となる位置に配置されている。つまり、ステント20では、隣り合う波線状環状体を背面部位接続部31もしくは噛合部位接続部32のいずれかにより接続するものであり、かつ、背面部位接続部31および噛合部位接続部32は、ステントの軸方向に対して交互となるように配置されている。また、このステント20では、隣り合う波線状環状体は、複数の背面部位接続部31もしくは複数の噛合部位接続部32により接続するものであり、かつ、背面部位接続部31および噛合部位接続部32は、ステントの軸方向に向かって交互となるように配置されている。
また、ステントの形態としては、図9ないし図12に示すステント30のようなものであってもよい。図9は、本発明の他の実施例の血管内留置用ステントの正面図である。図10は、図9のステントの展開図である。図11は、図10の部分拡大図である。図12は、図9に示すステントの製造時の展開図である。
この実施例の血管内留置用ステント30においても上述したステント1と同様に、波線状環状体2がステントの軸方向に隣り合うように多数配列されるとともに、隣り合う波線状環状体2が接続された状態となっており、さらに、ステント30の軸方向10mm当たり、波線状環状体を13個以上備えている。また、この実施例のステント30と上述したステント1との実質的な相違は、接続部3の形態のみである。
この実施例のステント30では、図9ないし図12に示すように、接続部3は、隣り合う波線状環状体における一端側屈曲部21の頂点21a同士を接続している。なお、接続部は、一端側屈曲部21の頂点21a同士ではなく、他端側屈曲部22の頂点22a同士を接続するものであってもよい。
このステント30では、図11に示すように、各波線状環状体2(この実施例では、基端の波線状環状体2を除く)は、接続部3の一端が内側より他端側に向かって延びる接続部内側接続頂点21bを備えている。この接続部内側接続頂点21b部分からは、3本の線状部が基端側に向かう形態となっている。
また、各波線状環状体2(この実施例では、一端の波線状環状体2を除く)は、接続部3の他端が外側に接続された接続部外側接続頂点21cを備えている。
そして、頂点間を接続する接続部3に近接する部分の波線状環状体は、湾曲しており、接続部3は、波線状環状体の湾曲形状に対応する湾曲形状を備えている。具体的には、接続部3に近接する部分の波線状環状体(図10における接続部3の一方の側部(具体的には、左側)に位置する部分は、湾曲している。そして、接続部3は、上記の波線状環状体の湾曲形状に対応する湾曲形状、言い換えれば、上記の波線状環状体の湾曲部の曲率と近似した曲率にて同じ方向に湾曲した状態となっている。
このような湾曲接続部とすることにより、ステント全体の柔軟性が向上し、バルーンへの装着時(縮径時)における線状部の重なり合いを軽減し、装着時の外径(縮径時の外径)を小さいものとすることができる。また、頂点間を接続することにより、拡張時のステントのショートニング(短くなること)を軽減できる。
そして、この実施例のステント30では、接続部3は、隣り合う波線状環状体に複数(具体的には、3つ)設けられるとともに、それぞれの接続部は、ステントの中心軸に対してほぼ等角度となるように設けられている。なお、接続部は、向かい合う位置に2つ設けたもの、また1つのみ設けたものであってよい。また、接続部3は、ステント30の軸方向に連続しないように配置されている。具体的には、ステント30の軸方向に隣り合う接続部は、連続しないようにずれた位置に設けられている。そして、接続部における線状体の線幅は、0.4〜1.2mmが好ましく、特に、0.5〜0.8mmが好ましい。また、接続部における線状の線幅は、図9ないし図12に示すように波線状環状体の線幅より細いものであることが好ましい。具体的には、接続部における線状の線幅は、波線状環状体の線幅の1/2〜3/4であることが好ましい。
そして、上述したすべての実施例におけるステントは、略管状体に形成され、血管への挿入のための直径を有し、該管状体の内部より半径方向に広がる力が付加されたときに拡張可能なステント、いわゆるバルーン拡張型ステントであることが好ましい。
バルーン拡張型ステントの形成材料としては、ある程度の生体適合性を有するものが好ましく、例えば、ステンレス鋼、タンタルもしくはタンタル合金、プラチナもしくはプラチナ合金、金もしくは金合金、コバルトベース合金、コバルトクロム合金、チタン合金、ニオブ合金等が考えられる。またステント形状を作製した後に貴金属メッキ(金、プラチナ)をしてもよい。ステンレス鋼としては、最も耐腐食性のあるSUS316Lが好適である。
さらに、ステントの最終形状を作製したのち、焼なましすることが好ましい。焼きなましを行うことにより、ステント全体の柔軟性および可塑性が向上し、屈曲した血管内での留置性が良好となる。焼きなましを行わない場合に比べて、ステントを拡張した後の拡張前形状に復元しようとする力、特に、屈曲した血管部位で拡張したときに発現する直線状に復帰しようとする力が減少し、屈曲した血管内壁に与える物理的な刺激が減少し、再狭窄の要因を減少させることができる。焼きなましは、ステント表面に酸化被膜が形成されないように、不活性ガス雰囲気下(例えば、窒素と水素の混合ガス)にて、900〜1200℃に加熱したのち、ゆっくりと冷却することにより行うことが好ましい。
そして、ステントの成形は、管状体(具体的には、金属パイプ)よりフレーム構造体となる部分以外を除去することにより行われる。具体的には、金属パイプを、例えば、フォトファブリケーションと呼ばれるマスキングと化学薬品を使用したエッチング方法、型による放電加工法、切削加工(例えば、機械研磨、レーザー切削加工)などにより不要部分を除去することによりステントが形成される。また、フレーム構造体を作製した後に、化学研磨あるいは電解研磨を用いて、構造体のエッジを研磨することが好ましい。
また、本発明のステントは、内面または外面、さらには両面に生体適合性材料を被覆してもよい。生体適合性材料としては、生体適合性を有する合成樹脂または金属が考えられる。ステントの表面を不活性な金属で被覆する方法としては、電気メッキ法を用いた金メッキ、蒸着法を用いたステンレスメッキ、スパッタ法を用いたシリコンカーバイド、ダイヤモンドライクカーボン、窒化チタンメッキ、金メッキなどが考えられる。また、合成樹脂としては、熱可塑系または熱硬化系の樹脂から選択できるが、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体など)、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリエステル、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等が使用でき、好ましくは、ポリオレフィン、ポリアミドエラストマー、ポリエステルあるいはポリウレタン、シリコーン樹脂、また、生体内分解性樹脂(例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、両者のコポリマー)である。合成樹脂被膜は、ステントを構成するフレームの湾曲の妨げにならない程度に柔軟であることが好ましい。合成樹脂被膜の肉厚は、3〜300μm、好ましくは、5〜100μmである。
ステントの表面に合成樹脂を薄く被覆する方法としては、例えば、溶融状態または溶液状態の合成樹脂の中に、ステントを挿入して被覆する方法、モノマーを超弾性金属パイプの表面で重合させながら被覆する化学蒸着などがある。極薄な樹脂被覆が要求される場合は、希薄溶液を用いた被覆、または化学蒸着が好適である。さらに、より生体適合性材料を向上させるために、上記樹脂被膜に抗血栓性材料を被覆または固定してもよい。抗血栓性材料として、公知の各種の樹脂を単独または混合して使用することができるが、例えば、ポリヒドロキシエチルメタアクリレート、ヒドロキシエチルメタアクリレートとスチレンの共重合体(例えば、HEMA−St−HEMAブロック共重合体)などが好適に使用できる。
次に、本発明の血管拡張器具を図面に示す実施例を用いて説明する。
図13は、本発明の実施例の血管拡張器具の正面図である。図14は、図13に示した血管拡張器具の先端部の拡大部分断面図である。図15は、本発明の実施例の血管拡張器具の作用を説明するための説明図である。
本発明の血管拡張器具100は、チューブ状のシャフト本体部102と、シャフト本体部102の先端部に設けられた折り畳みおよび拡張可能なバルーン103と、折り畳まれた状態のバルーン103を被包するように装着され、かつバルーン103の拡張により拡張されるステント101とを備えるものである。
ステント101としては、上述したステント1のように、波線状環状体2がステントの軸方向に隣り合うように多数配列されるとともに、隣り合う波線状環状体2が接続された状態となっており、さらに、ステント1の軸方向10mm当たり、波線状環状体を13個以上備えているものが用いられる。
そして、この血管拡張器具では、ステントとしては、血管への挿入のための直径を有し、該管状体の内部より半径方向に広がる力が付加されたときに拡張可能なステント、いわゆるバルーン拡張型ステントが用いられる。
具体的には、ステント101としては、上述した実施例のいずれのステントを用いてもよい。そして、ステントとしては、バルーン103に装着された状態におけるステントの線状体部分が占める面積は、ステントの空隙部を含む外周面の面積の60%〜80%であることが好ましい。さらに、本発明の血管拡張器具100のシャフト本体部102は、一端がバルーン103内と連通するバルーン拡張用ルーメンを備える。血管拡張器具100は、ステントの中央部となる位置のシャフト本体部の外面に固定されたX線造影性部材もしくはステントの中央部分の所定長の両端となる位置のシャフト本体部の外面に固定された2つのX線造影性部材を備えている。
この実施例の血管拡張器具100では、図13に示すように、シャフト本体部102は、シャフト本体部102の先端にて一端が開口し、シャフト本体部102の後端部にて他端が開口するガイドワイヤールーメン115を備えている。
この血管拡張器具100は、シャフト本体部102と、シャフト本体部102の先端部に固定されたステント拡張用バルーン103と、このバルーン103を上に装着されたステント101とを備える。シャフト本体部102は、内管112と外管113と分岐ハブ110とを備えている。
内管112は、図13に示すように、内部にガイドワイヤーを挿通するためのガイドワイヤールーメン115を備えるチューブ体である。内管112としては、長さは、100〜2000mm、より好ましくは、150〜1500mm、外径が、0.1〜1.0mm、より好ましくは、0.3〜0.7mm、肉厚10〜150μm、より好ましくは、20〜100μmのものである。そして、内管112は、外管113の内部に挿通され、その先端部が外管113より突出している。この内管112の外面と外管113の内面によりバルーン拡張用ルーメン116が形成されており、十分な容積を有している。外管113は、内部に内管112を挿通し、先端が内管112の先端よりやや後退した部分に位置するチューブ体である。
外管113としては、長さは、100〜2000mm、より好ましくは、150〜1500mm、外径が、0.5〜1.5mm、より好ましくは、0.7〜1.1mm、肉厚25〜200μm、より好ましくは、50〜100μmのものである。
この実施例の血管拡張器具100では、外管113は、先端側外管113aと本体側外管113bにより形成され、両者が接合されている。そして、先端側外管113aは、本体側外管113bとの接合部より先端側の部分において、テーパー状に縮径し、このテーパー部より先端側が細径となっている。
先端側外管113aの細径部での外径は、0.50〜1.5mm、好ましくは0.60〜1.1mmである。また、先端側外管113aの基端部および本体側外管113bの外径は、0.75〜1.5mm、好ましくは0.9〜1.1mmである。
そして、バルーン103は、先端側接合部103aおよび後端側接合部103bを有し、先端側接合部103aが内管112の先端より若干後端側の位置に固定され、後端側接合部103bが外管の先端に固定されている。また、バルーン103は、基端部付近にてバルーン拡張用ルーメン116と連通している。
内管112および外管113の形成材料としては、ある程度の可撓性を有するものが好ましく、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体など)、ポリ塩化ビニル、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、好ましくは上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくは、ポリオレフィンである。
バルーン103は、図14に示すように、折り畳み可能なものであり、拡張させない状態では、内管112の外周に折りたたまれた状態となることができるものである。バルーン103は、図15に示すように、装着されるステント101を拡張できるようにほぼ同一径の筒状部分(好ましくは、円筒部分)となった拡張可能部を有している。略円筒部分は、完全な円筒でなくてもよく、多角柱状のものであってもよい。そして、バルーン103は、上述のように、先端側接合部103aが内管112にまた後端側接合部103bが外管113の先端に接着剤または熱融着などにより液密に固着されている。また、このバルーン103では、拡張可能部と接合部との間がテーパー状に形成されている。
バルーン103は、バルーン103の内面と内管112の外面との間に拡張空間103cを形成する。この拡張空間103cは、後端部ではその全周において拡張用ルーメン116と連通している。このように、バルーン103の後端は、比較的大きい容積を有する拡張用ルーメンと連通しているので、拡張用ルーメン116よりバルーン内への拡張用流体の注入が確実である。
バルーン103の形成材料としては、ある程度の可撓性を有するものが好ましく、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体など)、ポリ塩化ビニル、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、ポリアリレーンサルファイド(例えば、ポリフェニレンサルファイド)等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用できる。特に、延伸可能な材料であることが好ましく、バルーン103は、高い強度および拡張力を有する二軸延伸されたものが好ましい。
バルーン103の大きさとしては、拡張されたときの円筒部分(拡張可能部)の外径が、2〜4mm、好ましくは2.5〜3.5mmであり、長さが10〜50mm、好ましくは20〜40mmである。また、先端側接合部103aの外径が、0.9〜1.5mm、好ましくは1〜1.3mmであり、長さが1〜5mm、好ましくは1〜1.3mmである。また、後端側接合部103bの外径が、1〜1.6mm、好ましくは1.1〜1.5mmであり、長さが1〜5mm、好ましくは、2〜4mmである。
そして、この血管拡張器具100は、図15に示すように、拡張されたときの円筒部分(拡張可能部)の両端となる位置のシャフト本体部の外面に固定された2つのX線造影性部材117、118を備えている。なお、ステント101の中央部分の所定長の両端となる位置のシャフト本体部102(この実施例では、内管112)の外面に固定された2つのX線造影性部材を備えるものとしてもよい。さらに、ステントの中央部となる位置のシャフト本体部の外面に固定された単独のX線造影性部材を設けるものとしてもよい。
X線造影性部材117、118は、所定の長さを有するリング状のもの、もしくは線状体をコイル状に巻き付けたものなどが好適であり、形成材料は、例えば、金、白金、タングステンあるいはそれらの合金、あるいは銀−パラジウム合金等が好適である。
そして、バルーン103を被包するようにステント101が装着されている。ステントは、ステント拡張時より小径かつ折り畳まれたバルーンの外径より大きい内径の金属パイプを加工することにより作成される。そして、作成されたステント内にバルーンを挿入し、ステントの外面に対して均一な力を内側に向けて与え縮径させることにより製品状態のステントが形成される。つまり、上記のステント101は、バルーンへの圧縮装着時により完成する。
また、内管112と外管113との間(バルーン拡張用ルーメン116内)には、線状の剛性付与体(図示せず)が挿入されていてもよい。剛性付与体は、血管拡張器具100の可撓性をあまり低下させることなく、屈曲部位での血管拡張器具100のシャフト本体部102の極度の折れ曲がりを防止するとともに、血管拡張器具100の先端部の押し込みを容易にする。剛性付与体の先端部は、他の部分より研磨などの方法により細径となっていることが好ましい。また、剛性付与体は、細径部分の先端が、本体部外管113の先端部付近まで延びていることが好ましい。剛性付与体としては、金属線であることが好ましく、線径0.05〜1.50mm、好ましくは0.10〜1.00mmのステンレス鋼等の弾性金属、超弾性合金などであり、特に好ましくは、ばね用高張力ステンレス鋼、超弾性合金線である。
この実施例の血管拡張器具100では、図13に示すように、基端に分岐ハブ110が固定されている。分岐ハブ110は、ガイドワイヤールーメン115と連通しガイドワイヤーポートを形成するガイドワイヤー導入口109を有し、内管112に固着された内管ハブと、バルーン拡張用ルーメン116と連通しインジェクションポート111を有し、外管113に固着された外管ハブとからなっている。そして、外管ハブと内管ハブとは、固着されている。この分岐ハブ110の形成材料としては、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。
なお、血管拡張器具の構造は、上記のようなものに限定されるものではなく、血管拡張器具の中間部分にガイドワイヤールーメンと連通するガイドワイヤ挿入口を有するものであってもよい。
図1は、本発明の一実施例のステントの正面図である。 図2は、図1のステントの展開図である。 図3は、図2の部分拡大図である。 図4は、図1に示すステントの製造時の展開図である。 図5は、本発明のステントの他の実施例の展開図である。 図6は、図5に示すステントの製造時の展開図である。 図7は、本発明の他の実施例のステントの展開図である。 図8は、図7に示すステントの製造時の展開図である。 図9は、本発明の他の実施例のステントの正面図である。 図10は、図9のステントの展開図である。 図11は、図10の部分拡大図である。 図12は、図9に示すステントの製造時の展開図である。 図13は、本発明の実施例の血管拡張器具の正面図である。 図14は、図13に示した血管拡張器具の先端部の拡大部分断面図である。 図15は、本発明の実施例の血管拡張器具の作用を説明するための説明図である。
符号の説明
1、10、20、30 ステント
2 波線状環状体
3 接続部
21 一端側屈曲部
22 他端側屈曲部

Claims (9)

  1. 波線状環状体がステントの軸方向に隣り合うように多数配列されるとともに、隣り合う波線状環状体が接続部により接続された血管内留置用ステントであって、
    前記ステントは、略管状体に形成され、血管内への挿入のための直径を有し、該管状体の内部より半径方向に広がる力が付加されたときに拡張可能なステントであり、
    前記各波線状環状体は、前記ステントの軸方向の一端側に頂点を有する複数の一端側屈曲部および前記ステントの軸方向の他端側に頂点を有する複数の他端側屈曲部および前記一端側屈曲部および前記他端側屈曲部の頂点を結ぶストラット部分を有し、
    前記ストラット部分は、直線部分とS字状部分とにより構成されており、
    前記波線状環状体の一端側屈曲部の頂点は、隣り合う一方の波線状環状体の他端側屈曲部間に形成される空間に侵入し、前記波線状環状体の他端側屈曲部の頂点は、隣り合う他方の波線状環状体の一端側屈曲部間に形成される空間に侵入しており、
    前記接続部は、前記隣り合う波線状環状体の前記屈曲部の頂点間ではなく、前記隣り合う波線状環状体の前記直線部分同士を接続しており、さらに、
    前記ステントは、該ステントの軸方向10mm当たり、前記波線状環状体を13個以上備えていることを特徴とする血管内留置用ステント。
  2. 前記ステントは、前記隣り合う波線状環状体を複数の前記接続部により接続するものである請求項に記載の血管内留置用ステント。
  3. 前記波線状環状体の前記ステントの軸方向長さは0.25〜1.25mmである請求項1または2に記載の血管内留置用ステント。
  4. 前記波線状環状体の線幅は、0.05〜0.15mmである請求項1ないしのいずれかに記載の血管内留置用ステント。
  5. 前記各波線状環状体における前記一端側屈曲部の頂点および前記他端側屈曲部の頂点の数は、6〜18である請求項1ないしのいずれかに記載の血管内留置用ステント。
  6. 前記ステントの軸方向長さは、5〜40mmである請求項1ないしのいずれかに記載の血管内留置用ステント。
  7. 前記ステントの直径は、1.25〜5.0mmである請求項1ないしのいずれかに記載の血管内留置用ステント。
  8. 前記接続部は、前記ステントの軸方向に対して所定角度斜めとなるように形成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の血管内留置用ステント。
  9. チューブ状のシャフト本体部と、該シャフト本体部の先端部に設けられた折り畳みおよび拡張可能なバルーンと、折り畳まれた状態の前記バルーンを被包するように装着され、かつ該バルーンの拡張により拡張されるステントとを備える血管拡張器具であって、前記ステントは、請求項1ないし8のいずれかに記載のステントであることを特徴とする血管拡張器具。
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