JP4908901B2 - 不揮発性メモリの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワンタイムプログラマブル(OTP)ROMとも言われ、状態変化が1度だけ可能な不可逆性の状態変化部を備え、電源が取り外されてもメモリ内容が消去されない不揮発性の半導体メモリに関するものである。
半導体メモリのうち不揮発性メモリは、マスクROMとフィールド・プログラマブル・メモリの2種類に分けられる。マスクROMは、工場製造時に一度だけ書き込まれる半永久的に消去不能なメモリである。一方、フィールド・プログラマブル・メモリは、「一回のみ書き込み」が可能な不揮発メモリと「書き込み/消去/再書き込み」が可能な不揮発メモリとに分類される。一回のみ書き込みできるものは、PROM(プログラマブルROM)またはOTPROM(ワンタイムプログラマブルROM)と呼ばれる。また、「書き込み/消去/再書き込み」が可能なものは、UVEPROM(紫外線消去型プログラマブルROM)、EEPROM(電気的消去型プログラマブルROM)、またはフラッシュEEPROM(高速フレキシブルEEPROM)と呼ばれる。
マスクROMは安価であるが、製造工程中にプログラムデータを書き込むため、ユーザーが発注してから手元に届くまでに長時間を要し、プログラムバグの対応時に時間がかかる。一方、フィールド・プログラマブル・メモリは、マスクROMよりも柔軟性が高く、プログラムバグの対応も早くできるので短時間でユーザーへの出荷が可能である。この利点をもつために、フィールド・プログラマブル・メモリへの需要は増加している。
図7には、フィールド・プログラマブル・メモリのうち、OPTROM(ワンタイムプログラマブルROM)に関する不揮発性メモリの従来例が示されている。シリコン基板40の上に、トランジスタ41が形成されている。トランジスタ41をつなぎ合わせ周辺回路を形成する第3配線433は、個々のトランジスタへの電気的な入出力を行う接続導体434と接続され、第3絶縁膜453の上に設けられている。不揮発性メモリのメモリセル42は、第2絶縁膜452によりトランジスタ41と電気的に絶縁され、その上部に形成されている。メモリセル42は、ヒューズ絶縁膜47と導電膜46とからなる。各メモリセルは、記憶情報の読み出し線に接続される第1配線431、および接地電圧に接続される第2配線432に接続される。前記第1配線431および第2配線432を用いて電気的なストレスを加えることにより、ヒューズ絶縁膜47を破壊する。これにより恒久的な状態変化を起こし、データの書き込みを一度だけ行うことが出来る。データの読み出しは、ヒューズ絶縁膜47が破壊されたか否かによりこの部分の抵抗値が異なるため、その抵抗値の差によりデータを“0”と“1”とに判別する。このようにして、OPTROMの1つのメモリセルは、1ビットの情報を記憶する。
特表2002−530850号
半導体メモリは、その種類にかかわらずより低コストで集積度をより高密度にすることが常に求められている。ワンタイムプログラマブルROMの半導体不揮発メモリにおいても、配線等をより微細に加工したり積層化したりすることで、より集積度を向上させビット当たりのコスト低減を図ってきた。一方、微細加工や積層化には製造設備の更新や大幅な設計ルールの変更を伴うために、技術的に可能となっても製品化には時間が必要である。また、製造設備の更新には多大な費用が必要となる。そのため、その導入には市場動向に伴うリスクも考えなくてはならず、先行する事業者に対して優位を確保するには、設備投資以外の方法で、集積度を向上させる手段も必要とされている。
本発明は上記のような状況に鑑みてなされたものであり、大幅な製造装置の更新等が無くともメモリの集積度を向上させ、チップ面積縮小によるコストダウンを図ることを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決する不揮発性メモリ(フィールド・プログラマブル・メモリ)である。この不揮発性メモリのメモリセルは、上部電極および下部電極と、当該上部電極から下部電極までの間に一度だけ状態変化が可能な状態変化部を含む。この状態変化部は、P型半導体またはN型半導体のいずれか一方の半導体からなる第1半導体層と、前記P型半導体またはN型半導体の他方の半導体からなり前記第1半導体層の上下それぞれでPN接合部を介して設けられた第2半導体層を備える。すなわち、本発明における状態変化部の主な部分は、1メモリセル内のPNPダイオード、またはNPNダイオードによる2箇所のPN接合部分を含み構成される。
ここで、「当該上部電極から下部電極までの間に」とは、当該上部電極を含む上部電極から下部電極を含む当該下部電極までの間の全領域を示す。また、「状態変化部を含む」とは、この上部電極から下部電極までの全領域の少なくとも一部分に当該状態変化部を備えていることを示す。
本発明では、上部電極と下部電極との間の絶縁膜中に設けられたビアホール内に、前記のごとくPNPダイオードまたはNPNダイオードを設けるが、前記上部電極または下部電極の少なくともいずれか一方を第2半導体層としても良い。
その場合、該ビアホール内のPNPダイオードまたはNPNダイオードの第2半導体層のうち、第2半導体層の上部電極または下部電極が存在する側のビアホール内第2半導体層を薄くするか、あるいは無くす事ができる。
また、上部電極および下部電極の両方が第2半導体層とされた場合は、ビアホール内は第1半導体層のみとすることができる。なお本発明では、好ましくはP(N)型半導体は、P(N)型ポリシリコンで構成される。
本発明による不揮発性メモリは、上部電極および下部電極を介して電気的なストレスを加える事により、これら2箇所のPN接合部に破壊状態または非破壊状態を形成し、それらを2ビットの情報(4状態)として保持する。
本発明では、ベースとなる基板(例えばシリコン基板)から見て相対的にトランジスタや電気的な配線が形成される方向を「上」または「上方」等とし、その反対方向を「下」または「下方」等という。また「上部」または「下部」とは、ある部位に対して相対的に上方または下方に位置する部分を指す。
本発明における不揮発性メモリへのデータ書き込み方法は、第1電圧印加工程と第2電圧印加工程を備える。第1電圧印加工程は、前記構成のメモリセルを有するメモリセルアレイの少なくとも一つのメモリセルに、前記PN接合耐電圧より大きな電圧と接地電圧とを前記上部電極と下部電極に印加する。第2電圧印加工程は、同様に少なくとも一つのメモリセルにこの第1電圧印加方向とは反転させた電圧を印加する。
これにより、各メモリセルの上下2段のPN接合それぞれに対して電気的なストレスを加える事ができ、上下それぞれの各PN接合に破壊状態または非破壊状態を形成することができる。よって、一つのメモリセルに恒久的な4状態を形成することができる。
本発明における、不揮発性メモリのデータ読み出し方法は、第1電流検出工程と第2電流検出工程とを備える。第1電流検出工程は、前記構成のメモリセル構造を備え且つデータが書き込まれている不揮発メモリセルアレイに、前記PN接合耐電圧以下の電圧と接地電圧とを前記上部電極と下部電極に印加し、各メモリセルに流れる電流を検出する。第2電流検出工程は、同様に少なくとも一つのメモリセルに前記第1電流検出工程の電圧印加方向とは反転させた電圧を印加し、各メモリセルに流れる電流を検出する。これにより、各メモリセルの上下2段のPN接合それぞれから恒久的な変化状態(破壊状態または非破壊状態)を電気的に出力する事ができる。
本発明にかかる不揮発性メモリを含む半導体装置の製造方法は、次の工程を含む。まず、シリコン基板上にトランジスタを設けた上層に順に第1絶縁膜、下部電極配線、更に第2絶縁膜を知られている方法で形成する。前記下部電極配線と接続可能な前記第2絶縁膜の所定箇所にビアホールを公知の方法で設ける。次にこのビアホール内にCVDによる成膜とエッチングとを繰り返す事により下方から上方に向かって順に第3半導体層(P又はN型半導体層)、第4半導体層(N又はP型半導体層)、および第3半導体層を積層して前記ビアホールを埋め込んだ状態変化部を形成する。最後に、この状態変化部の最上層の第3半導体層に接続させて上部電極配線を形成し本発明の不揮発メモリセルアレイを含む半導体装置を製造する。
本発明の半導体装置の別の製造方法では、下部電極配線まで上記と同様な方法で作成する。先に、前記下部電極配線の上部に、下方から上方に向かって順に上記の第3半導体層、第4半導体層、および第3半導体層を積層した積層半導体を形成する。前記積層半導体を、前記下部電極配線と接続させた所定箇所を残してエッチングし、前記積層半導体の前記エッチングにより取り除かれた領域に絶縁膜を埋め込む。最後に、前記積層半導体の最上層の前記第3半導体層に接続させて上部電極配線を形成する。
本発明の半導体装置の製造方法では、下部電極配線を第3半導体で形成してもよく、同様に上部電極配線も第3半導体で形成しても良い。この場合、ビアホール内に積層される第3半導体層を、第3半導体で形成される上部または下部電極配線の側では、より薄く形成されるか、あるいは無くすことができる。
本発明により、不揮発性メモリセルの単位セル(1つのメモリセル)当たりに蓄積可能な情報量は、従来の1ビット分(“0”と“1”)の2値から、2ビット分(“0”、“1”、“2”、“3”)の4値へと倍増させる事ができる。これにより、大幅な製造装置の更新等が無くともメモリの集積度を向上させ、チップ面積縮小によるコストダウンも可能となる。
本発明の実施例を、図を使って詳細に説明する。図1は、半導体装置内の本発明による一つの不揮発性メモリセルと、その周辺の回路要素の第1の実施例を示す。この不揮発性メモリセル2は、上部電極配線3と下部電極配線4の間の層間絶縁膜9c(第2絶縁膜)にビアホール20を有する。このビアホール20の中に一度だけ状態変化が可能なPN接合部8を2箇所もつPNPダイオードを含む状態変化部を備えている。
PNPダイオードは、上方から順にP型ポリシリコン5(第1半導体層)、N型ポリシリコン6(第2半導体層)、P型ポリシリコン7(第1半導体層)となっており、それぞれ異なる型の半導体の接合部分がPN接合部8となっている。このメモリセルの下部には、層間絶縁膜9b(第1絶縁膜)を挟んで、シリコン基板10上に形成されたトランジスタ1とその周辺回路を形成する接続導体11およびトランジスタ入出力導線12が設けられている。
状態変化部について図2乃至4を用いて詳しく説明する。図1に示されているように、本発明のメモリセルは、上部電極3と下部電極4の間の層間絶縁膜に形成されたビアホール20の中にPNPダイオードが形成されている。このメモリセルの内部のPN接合部8は、初期状態ではPN接合部8は破壊されておらず、互いに逆方向に電流を流さない(図2(a))。すなわち通常はP型からN型へは電流が流れるが、逆のN型からP型へは電流が流れない。
図2(b)に示すように、状態変化が必要なメモリセルの少なくとも一つの上部電極3に+10(V)の電圧を印加し、下部電極4を接地電圧にする。すると当該メモリセルの下側のPN接合部8bに、逆電圧方向(通常電流が流れない方向)即ちN型からP型に向かう方向に、PN接合耐電圧よりも大きな電圧が印加される。このように耐電圧よりも大きな電圧が印加されると、PN接合部8bにある時点から過度な電流が流れるようになる。そして、その状態が続くと当該PN接合部8bが熱的に破壊され、それ以降は常時、導通状態となる。(図2(b)のXXXX部分)この結果、このPN接合部8bは、初期状態から不可逆的に状態変化し、N型からP型の方向への電流が、耐電圧より低い電圧でも流れるようになる。
一方、図2(c)に示すように、状態変化が必要なメモリセルの少なくとも一つの下部電極4に+10(V)の電圧を印加し、上部電極3を接地電圧にする。すると当該メモリセルの上側のPN接合部8aに、逆電圧方向(通常電流が流れない方向)即ちN型からP型に向かう方向に、PN接合耐電圧よりも大きな電圧が印加される。このように耐電圧よりも大きな電圧が印加されると、PN接合部8aにある時点から過度な電流が流れるようになる。そして、その状態が続くと当該PN接合部8aが熱的に破壊され、それ以降は常時、導通状態となる。(図2(c)のXXXX部分)この結果、これ以後このPN接合部8aは、初期状態から不可逆的に状態変化し、N型からP型の方向への電流が、耐電圧より低い電圧でも流れるようになる。
ワンタイムプログラムにおいて、状態変化が必要なメモリセルへは、上述したように、上部電極と下部電極にいずれかの電極から少なくとも1度、耐電圧より大きな電圧が印加される。一方、状態変化が不要なメモリセルへは、このような耐電圧より大きな電圧は印加されない。
こうしてワンタイムプログラムにより書き込まれ、不可逆的に状態変化したメモリセルの各状態を図3に表す。図3の状態「0」は、上部電極3および下部電極4のいずれからも状態変化させる電圧が印加されなかったメモリセルの状態を示す。状態「1」は、図2(b)に示されるように上部電極3からのみPN接合耐電圧よりも大きな電圧が印加されたメモリセルの状態を示す。状態「2」は、図2(c)に示されるように下部電極4からのみPN接合耐電圧よりも大きな電圧が印加されたメモリセルの状態を示す。状態「3」は、図2(b)、(c)に示されるように、PN接合耐電圧より大きな電圧が上下両方の電極から印加されたメモリセルの状態を示す。
図4では、図3に示した各状態のメモリセルを具体的に読み出した場合、各電流値がどのようになるかを示したものである。図表中の左列には、上部電極3に+3(V)の電圧を印加し下部電極4を接地電圧とした場合の電流の流れる状況示す。図表中の右列には、下部電極4に+3(V)の電圧を印加し上部電極3を接地電圧とした場合の電流の流れる状況を示す。ここで、電流が流れる場合を「ON」とし、電流が流れない場合を「OFF」とする。図4に示されるように、状態「0」から「3」までの4状態では、それぞれ、異なる電流の状況を示し、2ビット分の情報を保持できていることが分かる。
本発明は、このように一つのビアホール20内に上下2箇所の逆電圧方向に耐電圧を有するPN接合がある。これにより、それぞれに、破壊状態と非破壊状態と生成する事ができる。その結果、PN接合部に電流が流れるか流れないかにより、それぞれ“ON”と“OFF”とし、2箇所のPN接合部のそれぞれの状態を4通り(2ビット分)に記憶できる。
本発明の第2の実施例を図5に示す。この実施例では、例えば上部電極23をP型ポリシリコン(第2半導体層)で形成している。通常の導体で形成された下部電極配線24の上部に層間絶縁膜29を設け、当該層間絶縁膜29に形成されたビアホール内に、下層から順にP型ポリシリコン27(第2半導体層)、N型ポリシリコン26(第1半導体層)を設けてある。
この第2実施例に係る状態変化部は、上部電極23とビアホールの境界部に形成されたPN接合部28aおよびビアホール内のPN接合部28bとの2箇所のPN接合部を含む。これらのPN接合部の働きは、前述のPN接合部と同様なので詳述しないが、こうすることで、積層された半導体層の高さを低くすることができる。
本発明の第3の実施例を図6に示す。この実施例では、例えば上部電極33および下部電極34をP型ポリシリコン(第2半導体)で形成している。上部電極33と下部電極34との間の層間絶縁膜39に設けられたビアホールには単層のN型ポリシリコン(第1半導体)が埋め込まれている。
この第3実施例に係る状態変化部は、ビアホールと上部電極または下部電極との上下の境界部分に設けられるPN接合部(38a、38b)含んで構成される。これらのPN接合部の働きもこれまで記述してきたものと同様なものなので詳述しないが、それだけ成膜回数が減るので、より工数低減でき、コストを削減出来るので好ましい。
図1に示される第1実施例に係るメモリセルの製造方法の一例を示す。シリコン基板10の上に周知の方法でトランジスタ1が形成される。当該トランジスタ1の電極(ソースまたはドレイン)は、層間絶縁膜9a中に形成された接続導体11を経由してその入出力導線12と接続され複数のトランジスタ素子と周辺回路を形成するように、周知の方法により作成される。その入出力導線12の上部に更に第1絶縁膜層として層間絶縁膜9bが周知の方法により形成される。前記層間絶縁膜9bの上部に下部電極配線4が周知の方法により設けられ、その上部に同様に周知の方法により第2絶縁膜層としての層間絶縁膜9cが成膜される。この層間絶縁膜9cの下部電極配線4と接続できる所定の場所に、周知の方法によりビアホール20を形成する。
ビアホール20の内部に、CVD製膜法によりボロンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のP型ポリシリコン層7を形成する。ポリシリコン層7形成後、ビアホール20の内部以外の余分なポリシリコンをエッチングによって除去する。このP型ポリシリコン層7の上にCVD製膜法によりリンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のN型ポリシリコン層6を形成する。また、同様に余分なポリシリコンをエッチングにより除去する。N型ポリシリコン層6の上部に、ボロンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のP型ポリシリコン層5を形成する。同様に余分なポリシリコンをエッチングにより除去する。こうして3層のポリシリコンを順次積層し、ビアホール20を完全に埋め込み状態変化部のPNPダイオードを形成する。そして周知の方法により上部電極配線3を成膜して形成する。
図1に示される第1実施例に係るメモリセルの製造方法の別の一例を示す。下部電極配線4が周知の方法により形成されるところまでは前述と同様なので省略する。前記下部電極配線4の上部全面に、CVD製膜法によりボロンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のP型ポリシリコン層7、続いてリンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のN型ポリシリコン層6、更にその上部にボロンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のP型ポリシリコン層5を順次積層しPNPダイオード積層体を形成する。その後、周知のリソグラフィ技術とエッチング技術により、所定箇所にドットパターンを形成しPNPダイオードからなる各メモリセルを形成する。当該ドットパターン形成後、全体をカバーする絶縁膜を形成する。周知のCMP技術で当該絶縁膜を削り層間絶縁膜9cを形成しながら、最上層のP型ポリシリコン層5が露出したところでCMPを終える。こうして形成した埋め込みPNPダイオードメモリセルを形成した後、上部電極配線3を前述と同様に形成する。この方法は、PNPダイオードを先に作成するので、ポリシリコン膜の成膜後1回だけのエッチングでパターン形成できる。
図5に示される第2実施例に係るメモリセルの製造方法の一例を示す。第1絶縁膜層として層間絶縁膜9bが周知の方法により形成されるところまでは前述と同様なので省略する。前記層間絶縁膜9bの上部に導電体により下部電極配線24が周知の方法により設けられ、その上部に同様に周知の方法により第2絶縁膜層としての層間絶縁膜29が成膜される。この層間絶縁膜29の下部電極配線24と接続できる所定の場所に、周知の方法によりビアホールを形成する。
ビアホールの内部に、CVD製膜法により、ボロンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のP型ポリシリコン層27を形成する。ポリシリコン層27を形成した後、ビアホール内部以外の余分なポリシリコンをエッチングによって除去する。このP型ポリシリコン層27の上に同様にCVD製膜法によりリンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のN型ポリシリコン層26を形成し、やはり同様に余分なポリシリコンをエッチングにより除去する。こうして2層のポリシリコンを順次積層し、ビアホールを完全に埋め込んだPNダイオードを形成する。その上部にボロンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のP型ポリシリコン層からなる上部電極配線23を形成する。こうして、状態変化を保持するPN接合部28a、28bは2箇所設けられる。これによりPNダイオードの積層数が1層減るので、その分工数削減となりコストを下げることができる。
図6に示されるメモリセルの第3実施例に係る製造方法の一例を示す。第1絶縁膜層として層間絶縁膜9bが周知の方法により形成されるところまでは前述と同様なので省略する。前記層間絶縁膜9bの上部にボロンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のP型ポリシリコンからなる下部電極配線34が周知の方法により設けられる。その上部に同様に周知の方法により第2絶縁膜層としての層間絶縁膜39が成膜される。この層間絶縁膜39の下部電極配線34と接続できる所定の場所に、周知の方法によりビアホールを形成する。
ビアホールの内部に、CVD製膜法によりリンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のN型ポリシリコン層36を形成し、余分なポリシリコンをエッチングにより除去することにより、ビアホールを完全に埋め込む。そしてその上部にボロンの不純物濃度が5×1018/cm3程度のP型ポリシリコン層からなる上部電極配線33を形成する。こうして、状態変化を保持するPN接合部38a、38bは2箇所設けられる。これによりビアホール内のポリシリコン層が1層だけとなるので、工数削減となりコストを下げることができる。
以上、本発明の実施の形態例及び実施例について本発明が理解できるように幾つかの例に基づいて説明したが、本発明は、当該技術に従事するものにとって明らかなように、これらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。例えば、本発明で用いたP型半導体とN型半導体は、それぞれを入れ替えて用いても、加える電圧の極性を適切にすれば、同様に使用可能である。
本発明は、フィールド・プログラマブル・メモリのうち、ワンタイムプログラマブル(OTP)ROMとも言われる状態変化が1度だけ可能な不可逆性の不揮発性半導体メモリに適用可能である。
図1は、本発明の実施例に係る不揮発性メモリを含む半導体装置を説明する図である。 図2は、本発明の実施例に係る不揮発性メモリの状態変化を説明する図である。 図3は、本発明の実施例に係る不揮発性メモリの各状態を説明する図である。 図4は、本発明の実施例に係る不揮発性メモリの各状態における読み出し時の電流の状態を示す表である。 図5は、本発明の他の実施例に係る不揮発性メモリの構造を説明する図である。 図6は、本発明の更に別の実施例に係る不揮発性メモリの構造を説明する図である。 図7は、従来の不揮発性メモリを説明する図である。
符号の説明
1 トランジスタ
2 メモリセル
3、23、33 上部電極(上部電極配線)
4、24、34 下部電極(下部電極配線)
5、6、7、26、27、36 ポリシリコン
8、8a、8b、28a、28b、38a、38b PN接合部
9a、9b、9c、29、39 層間絶縁膜
10 シリコン基板
11 接続導体
12 トランジスタ入出力導線
20 ビアホール

Claims (4)

  1. 状態変化が1度だけ可能な不可逆性の状態変化部を備えた不揮発性メモリの製造方法において、
    シリコン基板上にトランジスタを設けた上層に第1絶縁膜を形成する工程と;
    前記第1絶縁膜上に下部電極配線を形成する工程と:
    前記下部電極配線の上に第2絶縁膜を形成する工程と;
    前記下部電極配線と接続可能な前記第2絶縁膜の所定箇所にビアホールを設ける工程と;
    前記ビアホール内にCVDによる成膜とエッチングとを繰り返す事により下方から上方に向かって順に、P型又はN型の第3半導体層、前記第3半導体と異なる導電型の第4半導体層、および第3半導体層を積層して前記ビアホールを埋め込んだ状態変化部を形成する工程と;
    前記状態変化部の最上層の前記第3半導体層に接続させて上部電極配線を形成する工程とを含むことを特徴とする不揮発性メモリの製造方法。
  2. 状態変化が1度だけ可能な不可逆性の状態変化部を備えた不揮発性メモリの製造方法において、
    シリコン基板上にトランジスタを設けた上層に第1絶縁膜を形成した後、下部電極配線を形成する工程と;
    前記下部電極配線の上に第2絶縁膜を形成する工程と;
    前記下部電極配線の上部全面に、下方から上方に向かって順にP型又はN型の第3半導体層、前記第3半導体と異なる導電型の第4半導体層、および第3半導体層を積層した積層半導体を形成する工程と;
    前記積層半導体を、前記下部電極配線と接続させた所定箇所を残してエッチングして、残された部分をメモリセルとして形成する工程と;
    前記積層半導体の前記エッチングにより取り除かれた領域に絶縁膜を埋め込む工程と;
    前記積層半導体の最上層の前記第3半導体層に接続させて上部電極配線を形成する工程とを含むことを特徴とする不揮発性メモリの製造方法。
  3. 状態変化が1度だけ可能な不可逆性の状態変化部を備えた不揮発性メモリの製造方法において、
    シリコン基板上にトランジスタを設けた上層に第1絶縁膜を形成した後、P型又はN型の第3半導体により下部電極配線を形成する工程と;
    前記下部電極配線の上に第2絶縁膜を形成する工程と;
    前記下部電極配線と接続可能な前記第2絶縁膜の所定箇所にビアホールを設ける工程と;
    前記ビアホールをCVD法により前記第3半導体と異なる導電型の第4半導体層で埋め込む工程と;
    前記第4半導体層に接続させて第3半導体により上部電極配線を形成する工程とを含むことを特徴とする不揮発性メモリの製造方法。
  4. 前記第3半導体はP型ポリシリコンまたはN型ポリシリコンのいずれか一方であり、
    前記第4半導体はP型ポリシリコンまたはN型ポリシリコンの他方であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の不揮発性メモリの製造方法。
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