JP4908864B2 - 開閉装置用閉鎖防止装置及び該閉鎖防止装置を具備した開閉装置 - Google Patents
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Description
また、牽引部材135が切れたり外れたり、あるいは牽引部材135を巻き取る機構が損傷し空回りしたり等することで、牽引部材135の張力が低下した場合には、牽引部材135の張力に対し付勢部材136の付勢力が勝るため、図9に二点鎖線で示すように、可動係合部材123が牽引方向と反対の方向へ回動し、該可動係合部材123のブレード125がガイドレール137に食い込む。よって、落下防止装置100と一体的な開閉体(図示せず)の落下を防ぐことができる。
そして、前記のようにしてガイド溝123aから外れた牽引部材135は、通常の閉鎖動作においては、上記開閉体の閉鎖動作に伴って落下防止装置100が閉鎖方向へ移動した際に、可動係合部材123のガイド溝123aに再係合して元の状態となる。
ここで、本形態に係わる閉鎖防止装置は、開閉体をスライドさせて開放し、その開放方向と交差する方向へ収納するようにした開閉装置(特に好ましくはオーバーヘッドドア)に装着されることで、独自の作用効果を効果的に発揮するものであるが、該閉鎖防止装置を、開閉体を巻き取って収納するシャッター装置や、パネルシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、オーバーヘッドドア以外の開閉装置に装着することも可能である。
この被係合部の具体例としては、上記開閉体を開閉方向や収納方向へ案内するガイドレールや、該ガイドレールを支える支柱、当該閉鎖防止装置を具備する開閉装置の設置対象物である躯体挙げられる。
更に、この被係合部は、上記開閉体の開閉軌道に沿って設けられた前記部材(ガイドレール、支柱、躯体等)以外の部材であってもよい。
また、「閉鎖動作する開閉体を不動な被係合部に係合させて制動する」という構成には、閉鎖動作する開閉体を不動な被係合部に係止させて、該開閉体の閉鎖動作を停止するようにした態様や、閉鎖動作する開閉体を不動な被係合部に摺接させて、該開閉体の閉鎖速度を遅くするようにした態様等を含む。
上記可動係合部材とは、前記固定部材に相対して回動するように支持された部材であり、その回動方向が上記被係合部に接近して係合する係合方向と上記被係合部から離間する反係合方向との双方向となるように構成されている。
この可動係合部材は、例えば、前記係合方向が開閉体開放方向に沿う回動方向であるとともに、前記反係合方向が開閉体閉鎖方向に沿う回動方向である態様と、前記係合方向が開閉体閉鎖方向に沿う回動方向であるとともに、前記反係合方向が開閉体開放方向に沿う回動方向である態様との双方を含む。
更に、上記付勢手段には、上記可動係合部材を自重や錘体の重量によって上記係合方向へ回動させるように構成も含む。
すなわち、例えば、閉鎖状態の上記開閉体が開放方向へスライドし、更にその開放方向と交差する方向へスライドした場合、そのスライド方向の変化に伴い、上記開閉体に固定された当該開閉装置用閉鎖防止装置の移動方向も変化する。したがって、上記牽引部材の牽引方向が変化することになる。
なお、「前記牽引部材に対し自由端側を着脱不能に係合」という構成には、例えば、上記牽引部材の中途部分を上記矯正アームにおける自由端側の貫通孔に挿通させている態様や、上記牽引部材の先端部を上記矯正アームにおける自由端側に止着している態様等を含む。
本形態では、このような作用を具体的に実現するために、上記矯正アームの自由端側を上記牽引部材に対し着脱不能に係合するとともに、その矯正アームの回動を規制するようにしている。
また、上記矯正アームの回動を規制するようにした構成は、例えば、上記矯正アームが一方向へ回動した際にその回動が所定位置で規制されるようにした構成とすればよいが、他例としては、上記矯正アームの双方向の回動を規制するようにした態様、すなわち上記矯正アームの回動範囲を設定するようにした態様としてもよい。
すなわち、この独立した構成は、開閉体をその開放方向側から可撓性の牽引部材により牽引しながらスライドさせ開放するようにした開閉装置に具備され、牽引部材の張力が低下した際に、閉鎖動作する開閉体を不動な被係合部に係合させて制動するようにした開閉装置用閉鎖防止装置において、前記開閉体に固定される固定部材と、前記被係合部に接近して係合する係合方向と前記被係合部から離間する反係合方向との双方向へ回動するように、前記固定部材に支持された可動係合部材と、該可動係合部材を前記係合方向へ回動させるように付勢する付勢手段とを備え、前記可動係合部材が前記付勢手段の付勢力に抗するように前記牽引部材により牽引されることで、前記可動係合部材を前記反係合方向側に維持するようにした開閉装置用閉鎖防止装置であって、前記可動係合部材には、前記被係合部に対し当接させて係合するためのブレードが設けられ、該ブレードの先端側には、上記被係合部に当接させるための鋭利な凸部が形成されていることを特徴とする。
また、鋭利な凸部とは、該凸部の突端形状が、被係合部に対し接する直線状や曲線状でない鋭利な形状であることを意味し、この凸部形状の好ましい具体例としては、鋭角状や鈍角状を含む角形状(特に鋭角状が好ましい)や、鋸刃形状等が挙げられる。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において、「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向であり、この「開閉体開閉方向」は、開閉体を収納する「収納方向」とは区別して用いている。
また、本明細書中において「収納方向」とは、開閉体を収納する方向であって開閉体開閉方向に対し交差する方向を意味する。
第一の形態によれば、開閉体の開閉動作に伴って、牽引部材の牽引方向が変化すると、その牽引方向の変化に追従するように矯正アームが回動する。そして、矯正アームの回動が所定の規制位置で停止するため、牽引部材による牽引力の作用点の位置が変化して、可動係合部材を反係合方向へ回動させる位置に矯正される。
したがって、牽引部材の牽引方向の変化に伴って可動係合部材が反係合方向へ回動し被係合部に係合してしまうような誤作動を、簡素な構造でもって防ぐことができる。
しかも、矯正アームの自由端側が牽引部材に対し着脱不能に係合しているため、牽引部材が矯正アームから外れて、可動係合部材が係合方向へ回動してしまうのを防ぐことができる。
以下の閉鎖防止装置は、開閉体をその開放方向側から可撓性の牽引部材により牽引しながらスライドさせ開放し、更に該開閉体を前記牽引部材の牽引力に抗して前記開放方向と交差する方向へスライドさせ収納するようにしたオーバヘッドドアに具備された一例について説明する。
このガイドレール20は、その開閉体厚さ方向の一端部(図3における下端部)の外面を、開閉体案内方向へわたって閉鎖防止装置40に係合される被係合部20aとし、同端部の内面を、ローラ部材12を案内する断面略凹状のガイド面としている。
前記被係合部20aは、図示例によれば、開閉体案内方向へわたる断面略半円状に形成され、その外面には、閉鎖防止装置40の係合を容易にするように、ゴムや弾性合成樹脂等からなる滑止め材20a1(図3参照)がコーティングされている。
この牽引部材33は、前記リール部32に巻き取り可能な長尺状の部材であればよく、例えば、金属製の鎖やチェーン、金属以外の材質の略紐状の部材とすることも可能である。
この牽引源34は、軸部31をゴム等の他の弾性体の弾性力により巻き取り回転方向へ回転させるようにした機構や、軸部31を錘部材の重量により巻き取り回転方向へ回転させるようにした機構、軸部31を電動モータ等の動力により巻き取り回転方向へ回転させるようにした機構等に置換することも可能である。
また、図示例によれば、牽引源34を二つ備え、一方の牽引源34が故障や損傷等により空回りした場合でも他方の牽引源34の付勢力を得られるようにしているが、牽引源34を単数もしくは3以上備える構成とすることも可能である。
そして、この閉鎖防止装置40は、前記可動係合部材42が付勢手段43の付勢力に抗するようにし牽引部材33により牽引されることで、可動係合部材42を前記反係合方向側に維持するようにしている。
なお、図3において、支持片部41bの突端側が略くの字状に曲げられているのは、矯正アーム44との干渉を避けるためである。
この中空軸部41c内には、軸部材13が回動自在に挿通され、該軸部材13の端部にローラ部材12が同芯状に固定される。
更に、中空軸部41cは、その両端部側の外周面に可動係合部材42を挿通させることで、該可動係合部材42を回動自在に支持している。
更に、この可動係合部材42には、可動本体部42aにおける上記反係合方向側(図2における下方側)の部位おいて最も自由端側へ突出するように、牽引部材33の先端部を止着するための牽引部材止着部42dが設けられる。
なお、図示例によれば、この可動係合部材42は、複数の金属製板金部材を適宜に組み合わせることで構成されているが、一部材から構成するようにしてもよい。
この回動規制片部42bは、固定部材41における支持片部41b,41’の突端側部分41b1,41b1’に当接することで、可動係合部材42を被係合部20aに対し係合することのない非係合位置にし、同支持片部41b,41’の基端側部分41b2,41b2’に対し当接することで、可動係合部材42を被係合部20aに対し係合可能となる係合位置にする。
また、この回動規制片部42bは、前記のようにして可動係合部材42の回動範囲を規制するとともに、後述する付勢手段43によっても係合されている。
このブレード42c’によれば、被係合部20aに対する食い込みを、より良好にすることができる。
そして、この付勢手段43は、前記構成により、可動係合部材42を、固定部材41に相対する上記係合方向へ付勢している。
この矯正アーム44は、牽引部材33による牽引力の作用点x(図6参照)の位置が、可動係合部材42を上記反係合方向へ回動させる位置に矯正されるように、その回動が規制されている。
図示例の矯正アーム44の構造について、より詳細に説明すれば、二個の平板状部材44a,44aを、スペーサ44bおよび自由端側のピン44c等を介して所定間隔に配置し、これら平板状部材44a,44aの間であって、スペーサ44bとピン44cとの間に、牽引部材33を挿通させるようにしている。
なお、図示例によれば、前記のように複数の部材から矯正アーム44を構成しているが、この矯正アーム44は、例えば、単一の長尺部材の自由端側に、牽引部材33を挿通させるための貫通孔を形成した構成であってもよい。
図5(a)に示すように、開閉体10の通常の開閉動作および収納動作の際、可動係合部材42は、付勢手段43の付勢力に抗するように牽引部材33により牽引されることで、上記反係合方向側(図示例によれば時計方向側)に回動した非係合位置に維持される。
また、牽引部材33の切断や、該牽引部材33を巻き取るリール部32の空回り、該リール部32を巻き取り方向へ付勢する牽引源34の空回り等、牽引機構30側の支障により牽引部材33の張力が低下した際には、図5(b)に示すように、可動係合部材42が、付勢手段43の付勢力により開閉体開放方向に沿う回動方向(図示例によれば反時計方向)へ回動する。
したがって、可動係合部材42は、ブレード42cをガイドレール20外面の被係合部20aへ食い込ませた係合位置(図5(b)に示す状態)となる。
その食い込み状態を詳細に説明すれば、ブレード42cの鋭利な先端部分が、被係合部20a表面にコーティングされた滑止め材20a1に対し食い込むことになる。
したがって、開閉体10および該開閉体10と一体的な閉鎖防止装置40が開閉体閉鎖方向へ落下してしまうのを防ぐことができる。
図6は、閉鎖防止装置40がガイドレール20の横レール部22,コーナーレール部23,縦レール部21の各々に位置する状態を、それぞれ符号A,B,Cとして示している。
先ず、閉鎖防止装置40がガイドレール20の横レール部22に位置する際(図6に示す状態A参照)には、牽引部材33が略直線状に維持され、牽引部材33による作用点xが矯正アーム44の基端側に位置した状態(図示例によれば牽引部材止着部42dと略一致した状態)となり、可動係合部材42は、牽引部材33の牽引力によって反係合方向へ回動した非係合位置に維持される。
なお、図6に示す状態Aにおいては、牽引部材33による牽引力の作用点xは、牽引部材33の牽引元部p1と可動係合部材42の回動中心部p2とを結ぶ仮想直線Pよりも、図示上の下側の位置であればよい。
すなわち、仮に、前記作用点xが仮想直線Pよりも上側に位置する構成とした場合には、牽引部材33の牽引力により可動係合部材42が係合方向へ回動するため、ブレード42cがガイドレール20の被係合部20aに食い込んでしまい、閉鎖防止装置40の移動が妨げられてしまう。
この状態Bにおいても、牽引部材33による牽引力の作用点xは、牽引部材33の牽引元部p1’と可動係合部材42の回動中心部p2とを結ぶ仮想直線Pよりも、図示上の左下側の位置であればよい。
すなわち、仮に、前記作用点xが仮想直線Pよりも上側に位置する構成とした場合には、牽引部材33の牽引力により可動係合部材42が係合方向へ回動するため、ブレード42cがガイドレール20の被係合部20aに食い込んでしまい、閉鎖防止装置40の移動が妨げられてしまう。
そのため、牽引部材33による牽引力の作用点xの位置が、上述した矯正アーム44の基端側の位置から、矯正アーム44の自由端側の位置へ変化する。
よって、可動係合部材42は、矯正アーム44自由端側の作用点xに作用する牽引部材33の牽引力により、上記非係合位置に維持される。
すなわち、仮に、前記作用点xが仮想直線Pよりも図示上の右側に位置する構成とした場合には、牽引部材33の牽引力により可動係合部材42が係合方向へ回動するため、ブレード42cがガイドレール20の被係合部20aに食い込んでしまい、閉鎖防止装置40の移動が妨げられてしまう。
したがって、牽引部材33による牽引力の作用点xが、矯正アーム44の自由端側から、同矯正アーム44の基端側(詳細には牽引部材止着部42d側)へ変化し、可動係合部材42の非係合状態が維持される。
この構成によれば、上述した閉鎖防止装置40が矯正アーム44をガイドレール20よりも開閉体幅方向の内側(より具体的にはガイドレール20よりも開閉体幅方向における開閉体10側)に配置していたのに対し(図3参照)、閉鎖防止装置40’では、矯正アーム44’が、ガイドレール20よりも開閉体幅方向の外側に配置されることになる。
より具体的に説明すれば、この矯正アーム44’は、その自由端側を支持ブラケット45’における軸支部46’よりも中空軸部41c側の部分に当接させることで、図8の状態Cに示すように、可動係合部材42の反係合方向と同一回転方向(図示例によれば時計方向)の回動が規制されている。
また、図8に示す状態Cにおいては、牽引部材33の牽引方向の変化に伴う矯正アーム44’の回動が、支持ブラケット45’との当接により規制されるため、牽引部材33による牽引力の作用点xの位置が、矯正アーム44の基端部側から自由端部側に変化し、可動係合部材42’が非係合位置に維持される。
また、換言すれば、開閉体10の開放時には、牽引部材止着部42dが仮想直線Pよりも左下側に位置するようになってから、矯正アーム44の回動に伴う作用点xの移動が開始され、開閉体10の閉鎖時には、牽引部材止着部42dが仮想直線Pよりも右上側(若しくは右側)に位置する前に、矯正アーム44の回動が規制されて作用点xが初期位置となるように、矯正アーム44および牽引部材止着部42d等が構成されている。
10:開閉体
20:ガイドレール
20a:被係合部
30:牽引機構
33:牽引部材
40:閉鎖防止装置
42:可動係合部材
42c:ブレード
43:付勢手段
44:矯正アーム
x:作用点
Claims (11)
- 開閉体をその開放方向側から可撓性の牽引部材により牽引しながらスライドさせ開放し、更に該開閉体を前記牽引部材の牽引力に抗して前記開放方向と交差する方向へスライドさせ収納するようにした開閉装置に具備され、牽引部材の張力が低下した際に、閉鎖動作する開閉体を不動な被係合部に係合させて制動するようにした開閉装置用閉鎖防止装置において、
前記開閉体に固定される固定部材と、
前記被係合部に接近して係合する係合方向と前記被係合部から離間する反係合方向との双方向へ回動中心部を回動中心にして回動するように、前記固定部材に支持された可動係合部材と、
該可動係合部材を前記係合方向へ回動させるように付勢する付勢手段とを備え、
前記可動係合部材が前記付勢手段の付勢力に抗するように前記牽引部材により牽引されることで、前記可動係合部材を前記反係合方向側に維持するようにした開閉装置用閉鎖防止装置であって、
前記可動係合部材において前記回動中心部よりも前記開閉体から開閉体厚さ方向へ離間した位置には、前記牽引部材における牽引方向の変化に伴い回動するように、前記牽引部材に対し自由端側を着脱不能に係合させた矯正アームが支持され、
前記開閉体が閉鎖動作した際に、前記矯正アームは、その自由端側を、前記回動中心部よりも開閉体閉鎖方向側の位置から前記回動中心部に接近するように回動させ、前記可動係合部材に当接させることで、前記可動係合部材の反係合方向と同一回転方向の回動が規制されるとともに、前記牽引部材の牽引力によって前記可動係合部材を前記反係合方向へ回動させる作用点の位置を、該矯正アームにおける基端側から自由端側へ移動させることを特徴とする開閉装置用閉鎖防止装置。 - 上記牽引部材の先端部を、上記可動係合部材における上記矯正アームの基端側の近傍に止着し、該牽引部材における前記先端部よりも牽引源側の中途部分を、上記矯正アームの自由端側に挿通したことを特徴とする請求項1記載の開閉装置用閉鎖防止装置。
- 上記牽引部材の先端部を、上記矯正アームの自由端側に止着したことを特徴とする請求項1記載の開閉装置用閉鎖防止装置。
- 前記可動係合部材には、前記被係合部に対し当接させて係合するためのブレードが設けられ、このブレードは、前記回動中心部よりも、前記開閉体から離れるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置用閉鎖防止装置。
- 前記ブレードの先端側には、前記被係合部に当接させるための鋭利な凸部が略鋸刃状に形成されていることを特徴とする請求項4記載の開閉装置用閉鎖防止装置。
- 前記開閉体と、前記開閉体を開閉方向へ案内するガイドレールと、前記牽引部材と、前記開閉装置用閉鎖防止装置とを備えた開閉装置であって、
前記ガイドレールは、上下方向へわたる縦レール部と、前記上下方向に対し交差する方向へわたる横レール部と、これら縦レール部と横レール部を湾曲状に接続するコーナーレール部とを具備してなり、
前記開閉体の開閉動作に伴い前記開閉装置用閉鎖防止装置が前記横レール部及び前記コーナーレール部に位置する際には、前記矯正アームの自由端端側が前記可動係合部材から開閉体閉鎖方向側に離間した状態となり、前記開閉装置用閉鎖防止装置が前記縦レール部に位置する際には、前記矯正アームの自由端側が前記可動係合部材に当接して前記反係合方向と同一回転方向の回動が規制された状態となることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置用閉鎖防止装置を具備した開閉装置。 - 前記開閉体の開閉動作に伴い前記開閉装置用閉鎖防止装置が前記横レール部及び前記コーナーレール部に位置する際には、前記作用点が前記矯正アームの基端側に位置した状態となり、前記開閉装置用閉鎖防止装置が前記縦レール部に位置する際には、前記作用点が前記矯正アームの自由端側に位置した状態になることを特徴とする請求項6記載の開閉装置。
- 前記開閉体の開閉動作に伴い前記開閉装置用閉鎖防止装置が前記横レール部及び前記コーナーレール部に位置する際には、前記作用点は、前記牽引部材の牽引元部と前記可動係合部材の前記回動中心部とを結ぶ仮想直線よりも下側に位置し、前記開閉装置用閉鎖防止装置が前記縦レール部に位置する際には、前記作用点が、前記仮想直線よりも前記可動係合部材に当接した状態の前記矯正アームの自由端側に位置するようにしたことを特徴とする請求項6又は7記載の開閉装置。
- 前記開閉体の開閉動作に伴い前記開閉装置用閉鎖防止装置が前記コーナーレール部に位置する際に、前記牽引部材を牽引する牽引源の付勢力よりも、前記開閉装置用閉鎖防止装置の前記付勢手段の付勢力の方が小さくなるようにしたことを特徴とする請求項6乃至8何れか1項記載の開閉装置。
- 前記開閉体は、その幅方向の両端部に、回動自在に支持された複数のローラ部材を備え、
前記ガイドレールは、その開閉体厚さ方向の一端側に、開閉体幅方向における内側へ曲げられた部分を有し、この曲げ部分の外面を、前記可動係合部材によって係合される前記被係合部とし、同曲げ部分の内面を、前記ローラ部材を案内するガイド面としていることを特徴とする請求項6乃至9何れか1項記載の開閉装置。 - 前記固定部材は、前記回動中心部に位置するように中空軸部を備え、
前記中空軸部内には、軸部材が回動自在に挿通され、
前記軸部材の端部には、前記ローラ部材が同芯状に固定され、
前記中空軸部の外周面には、前記可動係合部材が回動自在に支持されていることを特徴とする請求項10記載の開閉装置。
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