JP4908731B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及情報処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタドライバのインストール方法は、OS依存の方式、例えばWindows(登録商標)の場合には、プリンタのプロパティから「プリンタの追加」を選択して、その後ウィザードと呼ばれるユーザとの対話形式によってユーザに必要情報を入力させて、プリンタドライバをインストールさせていた。また、アプリケーションと同様に、インストーラを用いてユーザには最小限の操作を要求するだけでプリンタドライバのインストールを実現させる方法もあった。また、プリントサーバを用いたPoint&Printでのインストールで、サーバ装置からクライアント装置に対して、プリンタドライバを自動配信する仕組みがWindows(登録商標) NT/2000/XPのサーバ上にあった。
【0003】
プリンタドライバを備えたホスト装置には、接続するプリンタやそのプリンタドライバが持つ機能等の印刷データに関わるデータを提供するダイナミックリンクライブラリをプラグインでOSにロードするものがある(例えば、特許文献1)。
【0004】
プリンタドライバ対して機能の追加や拡張を行いたい場合には、新しいバージョンのプリンタドライバのフルセットをインストールしていた。
【0005】
また大手企業や損保・生保等では、一般市場向けにリリースされたプリンタドライバとは必要となる機能が異なる場合が有り、また、社内の一般ユーザに触らせたくない機能をマスクしたい場合なども有るので、カスタマイズされたドライバを必要とすることがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−75758号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のインストール方法では、企業ユーザのように多数のコンピュータを所有し多数のユーザ(クライアント)を抱えている場合には、その全てのクライアントにプリンタドライバをインストールさせる作業が発生するために様々な問題が生じていた。例えば、ユーザは自分がどのプリンタを利用してよいのか、そのプリンタのIPアドレス等を確認し、さらにそのプリンタに合致するプリンタドライバをサーバやベンダーサイトからダウンロードしてインストールし、且つ出力ポート等の環境設定を行う必要がある。このため、各ユーザにはある程度以上の知識や能力が要求されていた。さらに、このような作業には手間がかかる上に、これを補うための教育を行ったり、マニュアルを作成したりすることにも多くの工数がかかるという問題があった。
【0008】
また各ユーザが好き勝手にプリンタドライバをインストールして無秩序にプリンタに接続すると、印刷処理システムとして不具合を生じかねないという問題があった。これを解決するためにプリンタ管理者(ITマネージャ)が各クライアント装置にプリンタドライバをインストールしていたのでは、クライアント装置数が多い場合には非常に時間がかかってしまうという問題があった。
【0009】
また、カスタマイズされたプリンタドライバを使う際には、通常はメーカーのサポートを受けることになるが、カスタマイズにはドライバセットの作り直しが必要なことから多大な工数がかかる。これはドライバセットを供給するメーカー側でも多品種少量生産が困難であるという問題が有った。
【0010】
また、カスタマイズされたプリンタドライバを使う際は通常メーカーのサポートを受けることになるが、各部門によって異なるプリンタドライバを使いたいような場合は、細かいサポートをあきらめて共通のプリンタドライバを使うか、各ドライバセットに対して高い受注料金を払う必要があった。このため、部署ごとに仕様を変えるような多品種少量生産が難しかったり、受注が有償になったりしていた。
【0011】
またUIのマスクに限らず、機能が複雑なためによく使う機能だけを表示した簡易版を使いたい、よく使う機能をひとまとめにしたUIを使いたい、外国人用にローカライズしたUIを使いたい、などカスタマイズの要求は多いが、これらに対する対応は上記したと同様に難しかった。またプリンタドライバで新しい機能を使うためには通常はより新しいバージョンのプリンタドライバを使うことになるが、プリンタドライバのアップデートや再インストールは手間がかかる上に、リブートが発生する場合があるため業務に影響をきたすという問題があった。
【0012】
さらにまた、プリントサーバを用いたPoint&Print方式では、プリンタドライバの自動配信により全てのクライアントに対してそのインストールが可能となっているが、クライアント装置側の状態に関わらず勝手に実施されるため、ドライバ機能が勝手に変わったり、ドライバ構成に不整合を生じて正しく動作しなくなったりするなどの問題があった。
【0013】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ユーザが特別な知識を必要とせずに、自分のクライアント装置に利用可能なプリンタドライバを簡単にインストールすることを可能にすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の情報処理装置は、プリンタドライバのコアモジュールに対して、前記コアモジュールが提供する所定の処理に対応する新規ユーザインタフェースの第1の拡張モジュールと、前記コアモジュールに新たな機能を提供する機能拡張モジュールと、前記機能拡張モジュールに対応するユーザインタフェースの第2の拡張モジュールとがプラグインとして提供される際に、前記コアモジュールの提供する所定の処理に対応するユーザインタフェースに関する既存のモジュールを、当該既存のモジュールと同じインタフェースを持っている前記第1の拡張モジュールへと差し替える置換手段と、前記機能拡張モジュールと前記第2の拡張モジュールとを前記コアモジュールに追加する追加手段と、前記置換手段により差し替えられた前記第1の拡張モジュール実行に伴って、前記所定の処理の指示部の位置が変更されたプリンタドライバのユーザインタフェースを表示し、前記追加手段により前記コアモジュールに前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールが追加された場合に前記第2の拡張モジュールの実行に伴って、前記プリンタドライバのユーザインタフェース上に前記機能拡張モジュールを操作するための新たなシートを表示する表示手段と、前記第1の拡張モジュールを呼び出すための関数名を、前記第1の拡張モジュールのインストール時にインストールプログラムが前記プリンタドライバの一部であるインタフェース登録機能を制御するプログラムを実行することで、前記プリンタドライバのインタフェースとして登録する第1の登録手段と、前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールを呼び出すための関数名を、インタフェースとして、前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールのインストール時に登録する第2の登録手段と、前記第1の登録手段により登録された前記インタフェースを用いて、前記第1の拡張モジュールを呼び出す呼出手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項の情報処理装置は、請求項1の情報処理装置において、前記表示手段は、所定の複数の処理の中の1つであるスタンプ印刷機能をマスクして表示することを特徴とする。
【0017】
請求項の情報処理方法は、プリンタドライバのコアモジュールに対して、前記コアモジュールが提供する所定の処理に対応する新規ユーザインタフェースの第1の拡張モジュールと、前記コアモジュールに新たな機能を提供する機能拡張モジュールと、前記機能拡張モジュールに対応するユーザインタフェースの第2の拡張モジュールとがプラグインとして提供される際に、前記コアモジュールの提供する所定の処理に対応するユーザインタフェースに関する既存のモジュールを、当該既存のモジュールと同じインタフェースを持っている前記第1の拡張モジュールへと差し替える置換ステップと、前記機能拡張モジュールと前記第2の拡張モジュールとを前記コアモジュールに追加する追加ステップと、前記置換手段により差し替えられた前記第1の拡張モジュール実行に伴って、前記所定の処理の指示部の位置が変更されたプリンタドライバのユーザインタフェースを表示し、前記追加手段により前記コアモジュールに前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールが追加された場合に前記第2の拡張モジュールの実行に伴って、前記プリンタドライバのユーザインタフェース上に前記機能拡張モジュールを操作するための新たなシートを表示する表示ステップと、前記第1の拡張モジュールを呼び出すための関数名を、前記第1の拡張モジュールのインストール時にインストールプログラムが前記プリンタドライバの一部であるインタフェース登録機能を制御するプログラムを実行することで、前記プリンタドライバのインタフェースとして登録する第1の登録ステップと、前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールを呼び出すための関数名を、インタフェースとして、前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールのインストール時に登録する第2の登録ステップと、前記第1の登録手段により登録された前記インタフェースを用いて、前記第1の拡張モジュールを呼び出す呼出ステップと、を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項の情報処理方法は、請求項の情報処理方法において、前記表示ステップにおいて、所定の複数の処理の中の1つであるスタンプ印刷機能をマスクして表示することを特徴とする。
【0020】
請求項の情報処理プログラムは、コンピュータを、上記情報処理装置が備える各手段として機能させる。
【0053】
【発明の実施の形態】
本発明は、各ユーザが特別な知識を必要とせずに、自分のクライアント装置に利用可能なプリンタのドライバを簡単にインストールできることを目的とし、これを実現するために、プリントサーバにおいてあらかじめ各クライアント装置が利用可能なプリンタの設定やプリンタドライバの準備をしておき、クライアントユーザからの要求をトリガとしてインストールと環境設定とを自動的に行う。ここでは、この方式をプリンタドライバのプル型インストールと称する。
【0054】
また、プリンタドライバセットをコアモジュールと拡張モジュールとを組み合わせたものによって構成して、ドライバの機能変更はこの拡張モジュールの追加や更新のみで行えるようにすることにより、ドライバのアップデートや特定ユーザ向けのカスタマイズ版ドライバセットの作成を容易にする。この方式をプラグイン型プリンタドライバと称する。
【0055】
これらを組み合わせることにより、クライアントユーザもITマネージャも最少限の工数でクライアント装置へのプリンタドライバのインストールや機能拡張、アップデートを行うことが可能になる。またUIモジュールのみの差し替えにより、カスタマイズ版UIの利用を可能とする。ここではカスタマイズ版ドライバセットを作っても良いし、インストール後にUIモジュールだけ差し替えてもよい。またユーザの権限やレベル、好みに応じてユーザ毎に異なるUIを使えるようにすることも可能とする。
【0056】
またプリントサーバ上で各クライアント装置にインストールしたモジュールやバージョンを管理することにより、ITマネージャは各クライアント装置の状況を把握することが出来、且つ以降のプル型インストールにおいて差分モジュールのみをインストールすることにより、インストール時間の短縮やネットワークへの負荷削減を行うことが可能となる。
【0057】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0058】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理方法を実施する印刷処理システムの概略構成を示す図である。
【0059】
印刷処理システムでは、情報処理方法であるユーザインタフェースインストール方法が実行され、当該システムはネットワーク上にサーバ装置(情報処理装置)、複数のクライアント装置、およびプリンタが接続されて構成されている。プリンタドライバのインストールは、サーバ装置からクライアント装置に対して行うことが可能である。また、不図示であるが、スキャナ、デジタルカメラ、ファクシミリ、マウス、スピーカ、音源装置、電話、複写機などもネットワーク上に接続される。
【0060】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷処理システムの構成の一部を説明するブロック図である。
【0061】
以下の説明において、ホストコンピュータとプリンタとを接続する形態はLAN、WAN、公衆回線、インターネット等いかなる形態であっても適用できることは言うまでもない。
【0062】
図2において、プリンタ1500とホストコンピュータ3000とがネットワーク100,102を介して接続されている。ホストコンピュータ3000はコンピュータ本体2000にキーボード(KB)9、ディスプレイ(CRT)10、ハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11等が接続された構成を有している。ホストコンピュータ3000の構成は図1におけるサーバ装置及びクライアント装置に共通する。
【0063】
コンピュータ本体2000は、CPU1、RAM2、ROM3、キーボードコントローラ(KBC)5、CRTコントローラ(CRTC)6、ディスクコントローラ(DKC)7、プリンタコントローラ(PRTC)8等がシステムバス4を介して互いに接続されている。
【0064】
CPU1は、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するとともに、システムバス4に接続される各デバイスを総括的に制御する。
【0065】
RAM2はCPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0066】
ROM3は、プログラムROM、フォントROM、データROMから構成されている。ROM3のプログラムROMあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶され、ROM3のフォントROMあるいは外部メモリ11には、上記文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM3のデータROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理等を行なう際に使用する各種データが記憶される。
【0067】
KBC5には、キーボード9や不図示のポインティングデバイスが接続されており、KBC5はこれらからのキー入力を制御する。CRTC6には、CRT10が接続されており、CRTC6はCRT10の表示を制御する。
【0068】
DKC7は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0069】
PRTC8は、ネットワーク100を介してプリンタ1500に接続されており、プリンタ1500との双方向通信制御処理を実行する。なお、送信の際に接続プロトコルに応じたコマンドを印刷ジョブに付加する場合もある。また、前記コマンドはOSが自動的に付加する場合もある。
【0070】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能にしている。
【0071】
また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際に、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定、印刷モードの選択等、プリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行なえる。
【0072】
プリンタ1500はプリンタ制御部1000に印刷部17、HDやFDの外部メモリ21、操作部22等が接続された構成を有している。
【0073】
プリンタ制御部1000は、プリンタCPU12、RAM13、ROM14、印刷部I/F16、入力部18及びメモリコントローラ(MC)20がシステムバス15を介して互いに接続されている。
【0074】
CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能であり、プリンタ1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。プリンタドライバから受信したデータはRAM13に格納され、制御プログラムにより画像信号に変換される。なお、通信プロトコルに応じて付加されているコマンドの解釈も制御プログラムにより行なわれる。
【0075】
RAM13はCPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができる。なお、RAM13は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
【0076】
ROM14のプログラムROMにはCPU12の制御プログラム等が記憶されている。プリンタCPU12は、このプログラムROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ21に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部I/F16を介して印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。フォントROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶されており、データROMにはプリンタがハードディスク等の外部メモリ21を備えていない場合に、ホストコンピュータ3000上で利用される情報等が記憶されている。
【0077】
前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ21は、MC20によりアクセスを制御される。外部メモリ21はオプションとしてプリンタ1500に接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
【0078】
また、操作パネル22は、種々の操作のためのスイッチやLED表示器、液晶パネル等が配されている。また、前述した外部メモリ21は1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。さらに、不図示のNVRAMを有し、操作パネル22からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0079】
図3は、図2のホストコンピュータ3000のRAM2にロードされて実行可能となった制御プログラムのメモリマップを示す図であり、(a)はサーバ装置のメモリマップを示し、(b)はクライアント装置のメモリマップを示す。
【0080】
本実施の形態におけるプリンタドライバであるプル型インストールプログラムは、サーバ装置及びクライアント装置それぞれの、インストール処理関連プログラム304,314の一部として存在している。
【0081】
図4は、プリンタドライバの構成及びプリンタドライバとシステムとの関係を示す図である。
【0082】
プリンタドライバは、基本的にはコアモジュール401と拡張モジュール410x(x=a、b、...)で構成される。拡張モジュール410xはUI(User Interface)モジュールと機能モジュールの総称である。図4では拡張モジュールとしてUIモジュール410aだけが付加されている状態を示している。
【0083】
コアモジュール401はシステム420や不図示のアプリケーションから直接呼び出されるモジュールであり、基本的な印刷設定処理や印刷実行処理を行う。
【0084】
拡張モジュール410xは、特定の処理を行う差し替え可能な機能モジュールであり、必要に応じてコアモジュール401からインターフェースI/F402を介して呼び出される。なお、拡張モジュール410xは、ツール(インストーラ)を使ってプラグイン(追加や差し替え)を行うことができ、これによりプリンタドライバの機能の追加や更新を行うことができる。拡張モジュール410xが図示したようにUIモジュールの場合は、モジュールの変更・追加によりUIの変更・追加などを行うことが出来る。
【0085】
コアモジュール401が拡張モジュール410xを呼び出すときの呼び出し方としては、例えば「インターフェース固定方式」、「インターフェース登録方式」、「COMの使用」などが考えられる。
【0086】
これらのうち「インターフェース固定方式」は、それぞれの機能を呼び出すときのファイル名や関数名、引数等を規定しておく方式である。コアモジュール401はそれぞれの機能を必要としたときに、各規定に従って拡張モジュール410xを呼び出して、合致したものがあればその処理を利用する。拡張モジュール410xは、各規定に則った作成を行うことになる。
【0087】
また、「インターフェース登録方式」は、それぞれの機能を呼び出すときのファイル名や関数名をI/F402に登録しておく方式である。コアモジュール401はそれぞれの機能を必要としたときに、I/F402に登録されているインターフェースを用いて拡張モジュール410xを呼び出す。拡張モジュール410xは、任意のファイル名や関数名を使って提供することができ、他の拡張モジュールとの混在が可能である。また、既存のプリンタドライバセットに拡張モジュール410xをプラグインする際は、インストーラはインターフェース登録機能(Interface Registration)IFR403を通してI/F402への登録や更新を行う。
【0088】
また、「COMの使用」は、それぞれの機能を呼び出すときの形式をあらかじめ規定しておき、拡張のプラグインはCOMコンポーネントとしてシステム420に登録する方式である。COMの特徴であるロケーションの透過性から、拡張モジュールの実体をプリントサーバに持つことなども可能となる。
【0089】
これらのような方式を採ることで、拡張モジュール410xの呼び出し、及び追加や差し替えが可能になる。ただしここで挙げた呼び出し方法は一例であって、これらに限定するものではない。
【0090】
なお、I/F402は、コアモジュール401の一部として機能しても良いし、独立したモジュールであっても良い。同様に、IFR403もコアモジュール401と一体であっても良いし、独立であっても良い。
【0091】
また、コアモジュール401が拡張モジュール410xの呼び出しに失敗した場合、すなわち該当する拡張モジュールが存在しなかった場合には、コアモジュール401にてベースとなる共通処理を行うか、若しくは該当する機能処理をスキップして処理を進める。
【0092】
また、コアモジュール401と拡張モジュール410xとの機能の切り分けは、ここでは特に制限は設けないものとする。例えば、基本となる共通処理はコアモジュール401で行い、特定の個別機能(例えば、デバイスとの通信、色処理、レンダリング、等)のみを拡張モジュールとして独立させることも可能である。あるいはコアモジュール401はシステム420からの呼び出しのみを処理するラッパー(Wrapper)とし、処理全体の流れを管理する部分を拡張モジュール410xに置くことも可能である。以後の実施例では、様々なレベルでの切り分けを想定して説明する。
【0093】
なお、以上説明した仕組みは、プリンタドライバという枠に限ったものではなく、他のユーティリティを含めた印刷システムにも適用できる。さらには印刷システム以外の他のシステムにも適用可能であることは言うまでもない。
【0094】
図5は、カスタマイズしたプリンタドライバの構成を例示する図である。(a)は、図4に例示した構成とは異なる構成の一例を示し、(b)は、他の構成例を示す。
【0095】
(a)に示す構成例では、図4に示した構成例のUser Interface AがUser Interface A’に差し替えられている点が異なる。この差し替えは同じI/Fであってもその処理内容を変えることができることを意味する。このUI差し替え例の場合、印刷処理部分の変更無しに操作系部分だけを変えることができる。
【0096】
また、(b)に示す構成例では、図4に示した構成例に、User Interface BとFunc Module Bとが追加されている。モジュールの追加は特定の処理が追加できたり、特定処理のフックができたりすることを意味している。UI部に関して言えば、従来の操作系は残しつつ、新たな機能を追加すること及び追加した機能を制御する操作部を追加することができる。
【0097】
このように、拡張モジュールの組み合わせを変えることで、特殊機能の追加や特定の機能の変更を行ったカスタマイズプリンタドライバセットを提供することが容易に行える。
【0098】
図6は、プラグイン・インストールによるドライバ構成の変遷を示す図である。
【0099】
図6に示した例では、インストール済みのプリンタドライバセット601に対して、インストーラを使ってUser Inter face A’、User Interface B及びFunc Module Bの3つの拡張モジュール602をプラグインする処理を想定している。ここで、User Inter face A’は既存のUser Inter face Aと同じインターフェースを持っており、プラグインによってUser Inter face Aと差し替えられる。またUser Interface BとFunc Module Bとは、相当する既存のモジュールがないので追加され、プラグインの結果としてプリンタドライバセットは603に示すような構成になる。
【0100】
なお、プリンタドライバはシステムやアプリケーションによってロードされたままになって置き換えができず、更新にはリブートが必要になるケースも多々ある。しかし本実施の形態の場合にはコアモジュールがロードされていても拡張モジュールの更新は可能なので、システムやアプリケーションの影響を受けずにリブートなしにプリンタドライバセットの更新作業が進められる。
【0101】
このように、拡張モジュールのみをプラグインすることによって、プリンタドライバの機能更新を容易に行うことができる。
【0102】
図7から図13までは、UI差し替えの具体例を示す図である。
【0103】
図7はベースとなるUIの一例を示す図であり、図8は、図7のUI例の一部の機能をマスクしたUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。図8の例では、図7の例における右下の「スタンプ」がマスクされており、これは図5の(a)のUser Inter face A’に相当する。このようなマスク版UIへの差し替えにより、一般ユーザに特定の機能を操作させないように制限をかけることが可能となる。
【0104】
図9は、図7のUI例の一部の機能を置き換えてカスタマイズしたUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。図8の例では、図7の例における右下の「スタンプ」が「印刷方法」に置き換えられており、これは図5の(a)のUser Inter face A’に相当する。このようなカスタマイズ版UIへの差し替えにより、よく使う機能を集中して配置することなどが可能となる。
【0105】
図10は、図7のUI例を英語表示にローカライズしたUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。これは図5の(a)のUser Inter face A’に相当する。このようなローカライズ版UIへの差し替えにより、基本機能を変更することなく表示だけを各国語表示に変更することが可能となる。
【0106】
図11は、図7のUI例を簡易化したUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。これは図5(a)のUser Inter face A’に相当する。このような簡易版UIへの差し替えにより、ユーザレベルに応じたサポート等が容易となる。
【0107】
図12は、図7のUI例を別のシェルに変更したUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。これは図5(a)のUser Inter face A’に相当する。このように別のシェル版UIへの差し替えにより、ユーザの好みに応じたUIを選択利用することが可能となる。
【0108】
図13は、図7のUI例に新しい機能を追加するためにUIモジュールを追加した場合のUI例を示す図である。追加した機能は第5タブシートの「お気に入り」にとして例示したものであり、これは図5(b)のUser Interface Bに相当する。このように新機能UIの追加により、既存のUIを保持したまま新機能を操作するUIを追加することができる。UI機能を追加した場合はそれに対応した実処理モジュール(ここでは Func Module B)が追加される場合もある。
【0109】
図14は、サーバにおける情報管理の準備処理を示すフローチャートである。

【0110】
先ず、ステップS1401においてネットワークに接続されているプリンタの情報を検索して、取得する。次に、ステップS1402において出力ポートなどの環境や該当するプリンタドライバ、また必要に応じて拡張モジュールも合わせて収集し、クライアント装置にインストールすべきドライバセットを構築して、管理する。
【0111】
次に、ステップS1403においてネットワークに接続されているクライアント装置の管理リストを作成する。ここでは、ITマネージャが管理対象となるクライアント装置を登録しても良いし、管轄内に存在するすべてのクライアント装置の情報を自動収集して対象としても良い。
【0112】
次に、ステップS1404において図15に例示するようなリソース管理テーブルを作成する。ここでは、サーバで管理しているプリンタ、拡張モジュール、クライアント装置等の一覧情報を持つ。プリンタ管理テーブルでは、各プリンタで必要となるプリンタドライバの格納場所やファイル名、また出力先のIPアドレスなどを管理し、拡張モジュール管理テーブルでは各拡張に該当するモジュールの格納場所やファイル名を管理し、クライアント管理テーブルでは各クライアント装置のIPアドレスを管理している様子を示した例である。これらを総称してリソース管理テーブルと呼ぶ。
【0113】
以上で、サーバはプリンタやクライアント装置を管理できる状態となる。図14の処理は、システム構築時、プリンタ追加時、プリンタドライババージョンアップ時、機能追加時、クライアント装置追加時、等に実施する。
【0114】
図16は、クライアント装置におけるプルインストール処理を示すフローチャートである。
【0115】
ステップS1601においてサーバに対してインストール要求を発行する。この際にクライアント装置に表示される、プルインストールを実行させるためのUI例が図17に示されている。Install Startボタンの押下によりサーバに対してインストール要求メッセージを送信することができる。インストール要求メッセージを送信した後のインストール処理は、要求メッセージを受け取ったサーバ側で行う。
【0116】
図18は、クライアント装置からの要求に応じてサーバが行うプルインストール処理を示すフローチャートである。
【0117】
先ず、ステップS1801にてクライアント装置からのインストール要求を受信するまでインストール要求を受信したか否かの判断を繰り返す。クライアント装置からのインストール要求を受信した場合には、ステップS1802にてリソース管理テーブル(図15参照)からモジュール一覧を取得して、インストールすべきモジュールの情報を確認する。なお本実施の形態では、例としてリソース管理テーブルのうちPrinter A・B・C、User Interface D、及びFunc Module Mをインストール対象のモジュールセットとする。
【0118】
次に、ステップS1803にて図19に例示したようなインストール状況管理テーブルを読み出す。インストール状況管理テーブルは、管理対象の複数のクライアント装置及び各クライアント装置に既にインストールされているモジュール一覧やそのバージョンなどの情報が記録された、サーバ管理のテーブルである。このインストール状況管理テーブルを読み出すことにより、要求元クライアント装置のインストール状況を確認する。なおインストール状況管理テーブルは、システム構築時に空のテーブルを新規作成しておき、クライアント装置にモジュールをインストールする度に更新することによって、最新のインストール状況が保持される。
【0119】
ステップS1802とステップS1803とで取得した情報からモジュールの差分を判断し、ステップS1804にて差分のモジュールのみを要求元クライアント装置に対してインストールする。例えば要求元クライアント装置がClient Bである場合、図19に示したインストール状況管理テーブルより、プリンタはPrinter A・Bが、拡張モジュールはFunc Module Mがインストール済みであることが分かる。したがって、差分であるPrinter C、及びUser Inter face Dのインストール(プラグイン)を行うことになる。
【0120】
要求元がClient Cだった場合は、要求前は何もインストールされていないのでコアモジュールを含めたフルインストールを行うことになる。なおClient Aは最新版の状態になっているため、インストール要求が発行されても新たな処理は行われない。
【0121】
上述したインストールするモジュールは、リソース管理テーブルを参照して取得する。またインストール時には併せて出力ポート等の環境設定を行う。
【0122】
インストールが終了した後、ステップS1805にてインストール状況管理テーブルを更新する。Client B・Cからのインストール要求が満たされた場合には、図20に示すようにインストール状況管理テーブルが更新される。
【0123】
以上のようにして、クライアント装置へのプルインストールが完了する。
【0124】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るユーザインタフェースインストール方法を説明する。なお、当該方法を実施するシステム等は第1の実施の形態で説明したものと同様であるのでそれらの説明を省略する。
【0125】
第1の実施の形態においては、いずれのクライアント装置にも同じプリンタと拡張がインストールされる例を示した。しかし、例えば異なるフロアのユーザを管理する場合や、業務内容によって利用可能なプリンタを変えたい場合など、ユーザ毎の管理が必要となる場合がある。
【0126】
このような場合の例として、ITマネージャがユーザ毎に利用可能なプリンタや拡張モジュールを分けて設定する方法を述べる。
【0127】
図21は、ITマネージャによるプリンタ管理のサーバにおける処理を示すフローチャートである。
【0128】
ステップS2101からステップS2104までは図14のステップS1401からステップS1404までと同じであるので説明を省略する。
【0129】
ステップS1404と同様にステップS2104でリソース管理テーブルを作成した後、ステップS2105において、図22に例示するようなクライアント管理テーブルを作成する。このクライアント管理テーブルは各クライアント装置に対して使用許可するプリンタ及び拡張モジュールを管理するために作成される。
【0130】
これとは別に、ITマネージャは、クライアント管理テーブルを作することができる。これを図24を参照しながら説明する。
【0131】
図24は、クライアント管理テーブルを作する際に表示されるUI例を示す図である。
【0132】
ここでは、まず既存のクライアント管理テーブルがあればその内容(すなわち現在の各クライアント装置毎の設定)を読み込み表示する。Clients:欄で任意のクライアント装置を選択すると、そのクライアント装置に利用許可となっているプリンタと拡張モジュールが、それぞれPrinters:とFunctions:欄の一覧リストの中で選択状態として表示される。ITマネージャは、これらを変更することによって一覧表を更新できる。またClients:欄のクライアント装置を変更することで、各クライアント装置の状態を確認することができる。初めての設定の時にはいずれの欄にも割り当がされていないので、どのクライアント装置にどのプリンタとどの機能をインストール許可するかをゼロから設定することになる。なお、管理対象とするクライアント装置の追加をこのUI上から行っても良い。
【0133】
クライアント装置からのインストール要求とそれに対するサーバの処理は、第1の実施の形態の説明で使用した図16及び図18で示した処理フローによる処理と基本的に同じである。ただし本実施の形態では、図18のステップS1804におけるモジュールの差分のインストールは、インストール状況管理テーブルと図22に示すクライアント管理テーブルとを比較した差分のインストールである。
【0134】
図23は、インストール状況管理テーブルの一例を示す図である。
【0135】
現在のインストール状況管理テーブルの内容が図示したような状態である場合には、ステップS1804において図22と図23のテーブルを比較することにより、Client Cからインストール要求があった場合はPrinter B・C及びUser Interface Dがインストールされ、Client Dからインストール要求があった場合はPrinter B及びUser Interface Eがインストールされることになる。なおClient A・B・Eは最新版の状態になっているため、これらのクライアント装置からインストール要求が発行されても処理は行われない。
【0136】
以上で、クライアント装置別に管理されたプルインストールが完了する。
【0137】
次に、第3の実施の形態にかかるユーザインタフェースインストール方法を説明する。なお、当該方法を実施するシステム等は第1の実施の形態で説明したものと同様であるのでそれらの説明を省略する。
【0138】
上述の第2の実施の形態においてはサーバ上でクライアント装置毎の制限を行ったが、本実施の形態においてはこのような制限をサーバ上では行わずに、単に利用可能なプリンタと拡張モジュールを管理し、一方、クライアントユーザが必要なプリンタと拡張モジュールを選択して利用する。
【0139】
図25は、第3の実施の形態におけるクライアント装置におけるプルインストール処理を示すフローチャートである。図26は、クライアントユーザがプルインストール処理を実行させるためのUI例を示す図である。
【0140】
図25のフローチャートにおいて、先ず、ステップS2501においてクライアント装置は、サーバに問い合わせてサーバで管理しているプリンタおよび拡張モジュールの一覧情報を取得して、取得した情報をUI上にリスト表示する。
【0141】
次にステップS2502において、クライアントユーザは図26に示したUI上にリスト表示されているものの中から利用したいプリンタや拡張モジュールを選択する。
【0142】
次にステップS2503において、インストールボタンの押下によりサーバに対してインストール要求メッセージを発行し、クライアント装置はインストールしたいプリンタ及び拡張モジュールを選択した一覧をサーバに送信する。その後のインストール処理は、インストール要求メッセージを受け取ったサーバ側で行う。
【0143】
クライアント装置からのインストール要求に対するサーバの処理は、第1の実施の形態についての記載において説明した、図18にフローチャートで示した処理と基本的に同じである。ただし本実施の形態においては、図18のステップS1804における処理としてインストール状況管理テーブルとクライアント装置から送られた要求一覧とを比較した差分をインストールする。また併せて出力ポート等の環境設定を行うことは上述した第1の実施の形態と同じである。
【0144】
なお、プルインストール開始のトリガを、UIに表示されたインストールボタンの押下ではなく、プリンタや拡張モジュールリストからのドラッグ&ドロップによる直感的な操作にすることも可能である。
【0145】
以上で、クライアント装置がプリンタ選択した場合のプルインストールが完了する。
【0146】
なお、上述した実施の形態においてはすべてインストール状況管理テーブルを参照して差分モジュールのみをインストールしたが、インストール要求時に、指定したドライバセットすべてをインストール、若しくは指定した拡張モジュールのみ全てプラグインすることも可能である。
【0147】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クライアントユーザはドライバインストールの要求を発行するだけで、またはサーバが管理しているプリンタから利用したいものを選択してからドライバインストールの要求を発行するだけで、自分のクライアント装置へのインストールや環境設定が行われる。従ってユーザが特別な知識を必要とせずに、自分のクライアント装置に利用可能なプリンタドライバを簡単にインストールすることが可能である。
【0148】
更に、企業などで一般ユーザがむやみに操作しないように制限したいような場合に、印刷機能を変えなくてもUI上のコントロールをマスクしたUIモジュールをプラグインするだけで特定の機能の設定変更を防止できる。
【0149】
更に、業務で使いやすいようにカスタマイズしたUI、外国人が扱えるようにローカライズしたUI、ユーザのレベルに応じた簡易版UIや高機能版UI、ユーザの好みに応じてシェルを変更したUIなど、ニーズに応じたUIモジュールをプラグインするだけで既存のシステムに影響を与えずにユーザビリティを向上できる。
【0150】
更に、ITマネージャにより、機能の使用を制限したUIやカスタマイズしたUIの導入をユーザ毎に管理することを可能にする効果がある。
【0151】
更に、ユーザが自ら好ましいUIを選択して使うことが可能となる効果がある。
【0152】
更に、SEや開発はUIモジュールのみを開発することでUIの変更が可能となるため、ユーザニーズに応じたUIを少ない工数で提供することが可能となる効果がある。
【0153】
更に、プリントサーバにて過去に各クライアント装置にインストールしたモジュールやバージョンを記録しておくことで、ITマネージャはそれぞれのクライアント装置の状況を把握することができる。
【0154】
また差分モジュールやバージョンの違いを判別することでインストール作業は最小限のファイルの更新で済み、時間短縮とシステム不安定化要因削減の効果がある。
【0155】
更に、プリンタドライバの新規インストールだけでなくドライバ機能の追加や変更もリブートなしに容易に処理することが可能となる効果がある。
【0156】
またユーザの意思でアップデートを行えるため、OS提供の勝手に進行する自動配信機能を回避することができる効果がある。
【0157】
更に、カスタマイズ版プリンタドライバセットが容易に作成可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理方法を実施する印刷処理システムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る印刷処理システムの構成の一部を説明するブロック図である。
【図3】図2のホストコンピュータ3000のRAM2にロードされて実行可能となった制御プログラムのメモリマップを示す図であり、(a)はサーバ装置のメモリマップを示し、(b)はクライアント装置のメモリマップを示す。
【図4】プリンタドライバの構成及びプリンタドライバとシステムとの関係を示す図である。
【図5】カスタマイズしたプリンタドライバの構成を例示する図である。(a)は、図4に例示した構成とは異なる構成の一例を示し、(b)は、他の構成例を示す。
【図6】プラグイン・インストールによるドライバ構成の変遷を示す図である。
【図7】ベースとなるUIの一例を示す図である。
【図8】図7のUI例の一部の機能をマスクしたUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。
【図9】図7のUI例の一部の機能を置き換えてカスタマイズしたUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。
【図10】図7のUI例を英語表示にローカライズしたUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。
【図11】図7のUI例を簡易化したUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。
【図12】図7のUI例を別のシェルに変更したUIモジュールに差し替えた場合のUI例を示す図である。
【図13】図7のUI例に新しい機能を追加するためにUIモジュールを追加した場合のUI例を示す図である。
【図14】サーバにおける情報管理の準備処理を示すフローチャートである。
【図15】リソース管理テーブルの一例を示した図である。
【図16】クライアント装置におけるプルインストール処理を示すフローチャートである。
【図17】プルインストールを実行させるためのUI例を示す図である。
【図18】クライアント装置からの要求に応じてサーバが行うプルインストール処理を示すフローチャートである。
【図19】インストール状況管理テーブルの一例を示す図である。
【図20】図19に示すインストール状況管理テーブルが更新されたものの一例を示す図である。
【図21】ITマネージャによるプリンタ管理のサーバにおける処理を示すフローチャートである。
【図22】図21に示した処理において作成されるクライアント管理テーブルの一例を示す図である。
【図23】インストール状況管理テーブルの一例を示す図である。
【図24】クライアント管理テーブルを作する際に表示されるUI例を示す図である。
【図25】クライアント装置におけるプルインストール処理を示すフローチャートである。
【図26】クライアントユーザがプルインストール処理を実行させるためのUI例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 システムバス
11 外部メモリ(HD、FD)
2000 コンピュータ本体
3000 ホストコンピュータ
12 CPU
13 RAM
14 ROM
15 システムバス
16 印刷部コントローラ
17 印刷部
18 ネットワークコントローラ
20 メモリコントローラ
21 外部メモリ(HD、FD)
1000 プリンタコントローラ
1500 プリンタ
304,314 インストール処理関連プログラム
401 コアモジュール
402 インターフェースI/F
403 インターフェース登録機能
410a UIモジュール
601 プリンタドライバセット
602 拡張モジュール
603 プリンタドライバセット
100 ネットワーク
102 ネットワーク

Claims (5)

  1. プリンタドライバのコアモジュールに対して、前記コアモジュールが提供する所定の処理に対応する新規ユーザインタフェースの第1の拡張モジュールと、前記コアモジュールに新たな機能を提供する機能拡張モジュールと、前記機能拡張モジュールに対応するユーザインタフェースの第2の拡張モジュールとがプラグインとして提供される際に、
    前記コアモジュールの提供する所定の処理に対応するユーザインタフェースに関する既存のモジュールを、当該既存のモジュールと同じインタフェースを持っている前記第1の拡張モジュールへと差し替える置換手段と、
    前記機能拡張モジュールと前記第2の拡張モジュールとを前記コアモジュールに追加する追加手段と、
    前記置換手段により差し替えられた前記第1の拡張モジュール実行に伴って、前記所定の処理の指示部の位置が変更されたプリンタドライバのユーザインタフェースを表示し、前記追加手段により前記コアモジュールに前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールが追加された場合に前記第2の拡張モジュールの実行に伴って、前記プリンタドライバのユーザインタフェース上に前記機能拡張モジュールを操作するための新たなシートを表示する表示手段と、
    前記第1の拡張モジュールを呼び出すための関数名を、前記第1の拡張モジュールのインストール時にインストールプログラムが前記プリンタドライバの一部であるインタフェース登録機能を制御するプログラムを実行することで、前記プリンタドライバのインタフェースとして登録する第1の登録手段と、
    前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールを呼び出すための関数名を、インタフェースとして、前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールのインストール時に登録する第2の登録手段と、
    前記第1の登録手段により登録された前記インタフェースを用いて、前記第1の拡張モジュールを呼び出す呼出手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示手段は、所定の複数の処理の中の1つであるスタンプ印刷機能をマスクして表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. プリンタドライバのコアモジュールに対して、前記コアモジュールが提供する所定の処理に対応する新規ユーザインタフェースの第1の拡張モジュールと、前記コアモジュールに新たな機能を提供する機能拡張モジュールと、前記機能拡張モジュールに対応するユーザインタフェースの第2の拡張モジュールとがプラグインとして提供される際に、
    前記コアモジュールの提供する所定の処理に対応するユーザインタフェースに関する既存のモジュールを、当該既存のモジュールと同じインタフェースを持っている前記第1の拡張モジュールへと差し替える置換ステップと、
    前記機能拡張モジュールと前記第2の拡張モジュールとを前記コアモジュールに追加する追加ステップと、
    前記置換手段により差し替えられた前記第1の拡張モジュール実行に伴って、前記所定の処理の指示部の位置が変更されたプリンタドライバのユーザインタフェースを表示し、前記追加手段により前記コアモジュールに前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールが追加された場合に前記第2の拡張モジュールの実行に伴って、前記プリンタドライバのユーザインタフェース上に前記機能拡張モジュールを操作するための新たなシートを表示する表示ステップと、
    前記第1の拡張モジュールを呼び出すための関数名を、前記第1の拡張モジュールのインストール時にインストールプログラムが前記プリンタドライバの一部であるインタフェース登録機能を制御するプログラムを実行することで、前記プリンタドライバのインタフェースとして登録する第1の登録ステップと、
    前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールを呼び出すための関数名を、インタフェースとして、前記機能拡張モジュール及び前記第2の拡張モジュールのインストール時に登録する第2の登録ステップと、
    前記第1の登録手段により登録された前記インタフェースを用いて、前記第1の拡張モジュールを呼び出す呼出ステップと、を備えることを特徴とする情報処理方法。
  4. 前記表示ステップにおいて、所定の複数の処理の中の1つであるスタンプ印刷機能をマスクして表示する請求項記載の情報処理方法。
  5. コンピュータを、請求項1又は2記載の各手段として機能させるための情報処理プログラム。
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