JP2003150971A - 情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムを記録した情報記録媒体 - Google Patents

情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムを記録した情報記録媒体

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JP2003150971A
JP2003150971A JP2001344369A JP2001344369A JP2003150971A JP 2003150971 A JP2003150971 A JP 2003150971A JP 2001344369 A JP2001344369 A JP 2001344369A JP 2001344369 A JP2001344369 A JP 2001344369A JP 2003150971 A JP2003150971 A JP 2003150971A
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JP
Japan
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screen
user terminal
image forming
user
forming apparatus
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Application number
JP2001344369A
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English (en)
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Shigeo Konuma
繁雄 小沼
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、操作画面の変更を行う際に、ユー
ザーの要求を反映できないような不具合を解消すること
ができ、他社の画像形成装置と併用しているユーザーに
とっても操作上の不便を解消できる情報処理方法、情報
処理システム、情報処理装置、及びプログラムを記録し
た情報記録媒体を提供する。 【解決手段】 ユーザー端末とネットワークを介して通
信可能とされるサーバーにより、前記ユーザー端末を利
用するユーザーに対して画像形成装置の操作画面を任意
に編集させるサービスを提供する。ユーザー端末からの
アクセス要求に基づき、前記ユーザー端末に対して、前
記画像形成装置の操作画面の基本フォーマットの画面を
表示させる。前記基本フォーマットの画面上からの前記
ユーザーの操作入力に基づいて、前記操作画面の編集処
理を行ない、前記ユーザーの編集内容に応じた編集画面
を前記ユーザー端末に表示させる。これにより、ユーザ
ーにより画像形成装置の操作画面のカスタマイズを可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理方法、情
報処理システム、情報処理装置、及びプログラムを記録
した情報記録媒体に関し、特に画像形成装置の操作画面
をカスタマイズするサービスに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置においては、画像
形成条件などを設定するためのタッチパネル上に表示さ
れる操作画面のレイアウトやボタン名称の変更等を、ユ
ーザーに対してサービスをすることが行われている。
【0003】このサービスは、一部のユーザーの要望に
対して特別に行われることが多く、具体的には、先ず、
ユーザーは、予め用意された紙の要望書にボタン変更を
依頼する旨を記載してメーカーに提出する。メーカー
は、要望書を受け取るとユーザーのニーズに応じた操作
画面案を例えば紙面上に作成する。ユーザーが当該操作
画面案を希望する場合には、メーカーは、当該操作画面
案に基づいて新たに専用の特注ROMを作成する。そし
て、メンテナンス要員が現場に出向いて、ユーザーが所
有していた画像形成装置内のROMを、前記特注ROM
と交換することによって操作画面の変更を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な方法によって操作画面の変更を行うサービスでは、操
作画面内のごく限られた部分でのボタン名称の変更等を
行うきわめて限定的なサービスにすぎず、メーカー側が
対応可能と判断できる場合にのみ操作画面の変更を行う
ものであった。
【0005】このため、操作画面のデザインそのものの
好みはユーザーによって千差万別であり、標準の操作画
面としてユーザーの全ての要求を反映させることができ
なかった。
【0006】さらに、他社の画像形成装置と併用して画
像形成装置を使用しているユーザーにとっては、操作画
面上の名称やボタン位置が他社と異なる場合に、操作を
覚えにくいという問題があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、操作画面の変更を行
う際に、ユーザーの要求を反映できないような不具合を
解消することができるとともに、他社の画像形成装置と
併用しているユーザーにとっても操作上の不便を解消す
ることができる情報処理方法、情報処理システム、情報
処理装置、及びプログラムを記録した情報記録媒体を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ユーザー端末とネットワ
ークを介して通信可能とされるサーバーにより、前記ユ
ーザー端末を利用するユーザーに対して電子機器の操作
画面を任意に編集させるサービスを提供する処理を行う
情報処理方法であって、前記ユーザー端末からのアクセ
ス要求に基づき、前記ユーザー端末に対して、前記電子
機器の操作画面の基本フォーマットの画面を表示させる
ステップと、前記基本フォーマットの画面上からの前記
ユーザーの操作入力に基づいて、前記操作画面の編集処
理を行ない、前記ユーザーの編集内容に応じた編集画面
を前記ユーザー端末に表示させるステップと、を含むこ
とを特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、ユーザー
端末とネットワークを介して通信可能とされるサーバー
により、前記ユーザー端末を利用するユーザーに対して
電子機器の操作画面を任意に編集させるサービスを提供
する処理を行う情報処理方法であって、前記ユーザー端
末からのアクセス要求に基づき、前記ユーザー端末に対
して、前記電子機器の操作画面の基本フォーマットの画
面ファイルを送信するステップと、前記ユーザー端末に
て受信された前記基本フォーマットの画面に対し前記ユ
ーザーが編集処理を行なった後の編集画面ファイルを、
前記ユーザー端末から受領するステップと、を含むこと
を特徴としている。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、前記ユー
ザー端末からの操作入力に基づいて、前記ユーザーにて
編集された編集画面ファイルに対して、前記電子機器の
操作画面の動作確認のためのシミュレーションを行なう
ステップと、当該シミュレーションの結果を前記ユーザ
ー端末に表示させるステップと、を含むことを特徴とし
ている。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、前記編集
処理は、前記操作画面内を構成する操作ボタン、もしく
は特定のエリアのサイズを変更する処理を含むことを特
徴としている。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、前記編集
処理は、前記操作画面内を構成する操作ボタン、もしく
は特定のエリアの名称を変更する処理を含むことを特徴
としている。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、前記編集
処理は、前記操作画面内を構成する操作ボタン、もしく
は特定のエリアを削除する処理を含むことを特徴として
いる。
【0014】また、請求項7に記載の発明は、前記編集
処理は、前記操作画面内を構成する操作ボタン、もしく
は特定のエリアのレイアウトを変更する処理を含むこと
を特徴としている。
【0015】また、請求項8に記載の発明は、前記編集
処理は、前記操作画面内を構成する操作ボタン、もしく
は特定のエリアのフォントもしくはビットマップを変更
する処理を含むことを特徴としている。
【0016】また、請求項9に記載の発明は、前記編集
処理は、一つの前記操作画面に対して、複数パターンの
編集画面の形成を可能とすることを特徴としている。
【0017】また、請求項10に記載の発明は、前記電
子機器の操作画面は、記録材上に画像形成を行なう画像
形成装置の表示部に表示される画像形成条件を設定操作
する操作画面を含み、前記ユーザー端末からの操作入力
に基づいて、前記サーバーとネットワークを介して通信
可能とされる前記画像形成装置の操作画面を前記ユーザ
ーにて編集された編集画面に書き換える書換指示を、前
記サーバーより前記画像形成装置に対して行なうステッ
プと、前記画像形成装置にて書き換えが完了した旨の書
換完了通知を、前記サーバーを介して前記ユーザー端末
に転送させるステップと、を含むことを特徴としてい
る。
【0018】また、請求項11に記載の発明は、少なく
とも一つの前記操作画面をカスタマイズするにつき課金
するステップを含むことを特徴としている。
【0019】また、請求項12に記載の発明は、少なく
とも1回の前記シミュレーションに対して課金するステ
ップを含むことを特徴としている。
【0020】また、請求項13に記載の発明は、ユーザ
ーが利用するユーザー端末と、前記ユーザー端末とネッ
トワークを介して通信可能に形成されたサーバーと、を
含み、前記サーバーは、前記ユーザー端末に対して、画
像形成装置の画像形成条件を操作設定する操作画面をカ
スタマイズするカスタマイズサービスを提供する画面を
表示させる処理を行なう表示処理手段と、前記ユーザー
端末からの操作入力に基づいて、前記操作画面の編集処
理を行う編集処理手段と、を含むことを特徴としてい
る。
【0021】また、請求項14に記載の発明は、ユーザ
ーが利用するユーザー端末と、前記ユーザー端末とネッ
トワークを介して通信可能に形成されたサーバーと、を
含み、前記サーバーは、前記ユーザー端末に対して、画
像形成装置の画像形成条件を操作設定する操作画面をカ
スタマイズするカスタマイズサービスを提供する画面を
表示させる処理を行なう第1の処理手段と、前記ユーザ
ー端末からのアクセス要求に基づき、前記ユーザー端末
に対して、前記操作画面の基本フォーマットの画面ファ
イルを送信する処理を行なう第2の処理手段と、前記ユ
ーザー端末にて受信された前記基本フォーマットの画面
に対し前記ユーザーが編集処理を行なった後の編集画面
ファイルを、前記ユーザー端末から受領する処理を行な
う第3の処理手段と、前記ユーザー端末は、当該ユーザ
ー端末からの操作入力に基づいて、前記操作画面の編集
処理を行う編集処理手段を含むことを特徴としている。
【0022】また、請求項15に記載の発明は、前記サ
ーバーは、前記ユーザー端末からの操作入力に基づい
て、前記ユーザーにて編集された編集画面ファイルに対
して、前記画像形成装置の操作画面の動作確認のための
シミュレーションを行なうシミュレーション処理手段を
含むことを特徴としている。
【0023】また、請求項16に記載の発明は、前記ユ
ーザー端末は、当該ユーザー端末からの操作入力に基づ
いて、前記ユーザーにて編集された編集画面ファイルに
対して、前記画像形成装置の操作画面の動作確認のため
のシミュレーションを行なうシミュレーション処理手段
を含むことを特徴としている。
【0024】また、請求項17に記載の発明は、ユーザ
ーが利用するユーザー端末と、前記ユーザー端末とネッ
トワークを介して通信可能に形成されたサーバーと、前
記サーバーと前記ネットワークを介して通信可能に形成
された画像形成装置と、を含み、前記画像形成装置は、
画像形成条件を操作設定する操作画面に関する画面ファ
イルを記憶した書換可能な記憶部を含み、前記サーバー
は、前記ユーザー端末に対して、前記操作画面をカスタ
マイズするカスタマイズサービスを提供する画面を表示
させる処理を行なう表示処理手段と、前記ユーザー端末
からの操作入力に基づき、前記画像形成装置の記憶部の
前記画面ファイルを前記ユーザーが編集処理を行なった
後の編集画面ファイルに書換を行うために、前記編集画
面ファイルを前記画像形成装置に対して送信する処理を
行なう送信手段と、前記画像形成装置にて書き換えが完
了した旨の書換完了通知を、前記サーバーを介して前記
ユーザー端末に転送させる転送処理手段と、を含むこと
を特徴としている。
【0025】また、請求項18に記載の発明は、ユーザ
ーが利用するユーザー端末と、前記ユーザー端末とネッ
トワークを介して通信可能に形成されたサーバーと、前
記サーバーと前記ネットワークを介して通信可能に形成
された金融機関サーバーと、を含み、前記サーバーは、
前記ユーザー端末に対して、画像形成装置の画像形成条
件を操作設定する操作画面をカスタマイズするカスタマ
イズサービスを提供する画面を表示させる処理を行なう
表示処理手段と、前記ユーザー端末からの操作入力に基
づき、前記金融機関サーバーを通じて少なくとも一つの
操作画面のカスタマイズにつき前記ユーザーの口座から
所定の第1の料金を引き落とす処理を行なう引き落とし
手段と、を含むことを特徴としている。
【0026】また、請求項19に記載の発明は、ユーザ
ーが利用する画像形成装置と、前記画像形成装置とネッ
トワークを介して通信可能に形成された接続されたサー
バーと、を含み、前記画像形成装置は、画像形成条件を
操作設定する操作画面を表示するとともに、前記サーバ
ーが提供するサービスに関する画面を表示可能な表示部
と、前記操作画面に関する画面ファイルを記憶した書換
可能な記憶部と、を含み、前記サーバーは、前記画像形
成装置の前記表示部に対して、前記操作画面をカスタマ
イズするカスタマイズサービスを提供する画面を表示さ
せる処理を行なう表示処理手段と、前記画像形成装置か
らの操作入力に基づき、前記画像形成装置の記憶部の前
記画面ファイルを前記ユーザーが編集処理を行なった後
の編集画面ファイルに書換を行うために、前記編集画面
ファイルを前記画像形成装置に対して送信する処理を行
なう送信手段と、を含むことを特徴としている。
【0027】また、請求項20に記載の発明は、記録材
に対して画像形成を行なう画像形成装置の操作画面を任
意に編集させるサービスを提供するサーバーとネットワ
ークを介して通信可能とされ、ユーザーが利用する情報
処理装置であって、前記操作画面の基本フォーマットの
画面を前記サーバーより取得する取得手段と、当該ユー
ザーの操作入力に基づいて、前記基本フォーマットの画
面上から編集を行なうことで前記操作画面の編集処理を
行う編集処理手段と、を含むことを特徴としている。
【0028】また、請求項21に記載の発明は、当該ユ
ーザーの操作入力に基づいて、前記ユーザーにて編集さ
れた編集画面ファイルに対して、前記画像形成装置の操
作画面の動作確認のためのシミュレーションを行なうシ
ミュレーション処理手段を含むことを特徴としている。
【0029】また、請求項22に記載の発明は、ユーザ
ー端末とネットワークを介して通信可能とされるサーバ
ーにより、前記ユーザー端末を利用するユーザーに対し
て画像形成装置の操作画面を任意に編集させるサービス
を提供する処理を行うプログラムを記録した情報記録媒
体であって、前記ユーザー端末に対して、前記画像形成
装置の画像形成条件を操作設定する操作画面をカスタマ
イズするカスタマイズサービスを提供する画面を表示さ
せる処理を行なう情報と、前記ユーザー端末からのアク
セス要求に基づき、前記ユーザー端末に対して、前記画
像形成装置の操作画面の基本フォーマットの画面を表示
させる処理を行なう情報と、前記基本フォーマットの画
面上からの前記ユーザーの操作入力に基づいて、前記操
作画面の編集処理を行ない、前記ユーザーの編集内容に
応じた編集画面を前記ユーザー端末に表示させる処理を
行なう情報と、を含むことを特徴としている。
【0030】また、請求項23に記載の発明は、ユーザ
ー端末とネットワークを介して通信可能とされるサーバ
ーにより、前記ユーザー端末を利用するユーザーに対し
て画像形成装置の操作画面を任意に編集させるサービス
を提供する処理を行うプログラムを記録した情報記録媒
体であって、前記ユーザー端末に対して、前記画像形成
装置の画像形成条件を操作設定する操作画面をカスタマ
イズするカスタマイズサービスを提供する画面を表示さ
せる処理を行なう情報と、前記ユーザー端末からのアク
セス要求に基づき、前記ユーザー端末に対して、前記画
像形成装置の操作画面の基本フォーマットの画面ファイ
ルを送信する処理を行なう情報と、前記ユーザー端末か
らの操作入力に基づいて、前記ユーザー端末にて受信さ
れた前記基本フォーマットの画面に対し編集処理を行う
情報と、前記ユーザーが編集処理を行なった後の編集画
面ファイルを、前記ユーザー端末から受領する処理を行
なう情報と、を含むことを特徴としている。
【0031】また、請求項24に記載の発明は、前記ユ
ーザー端末からの操作入力に基づいて、前記ユーザーに
て編集された編集画面ファイルに対して、前記画像形成
装置の操作画面の動作確認のためのシミュレーション処
理を行なう情報を含むことを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0033】[第1の実施の形態] (システムの全体構成)先ず、本発明の特徴は、インタ
ーネットを利用して画像形成装置の表示部ないしは表示
操作部(タッチパネル)に表示される表示画面情報(画
面ファイル)をWeb上に公開して、ユーザーによりカ
スタマイズ可能としたものである。
【0034】この特徴的な構成の説明に先立って、本発
明の情報処理システムの全体の概略構成について、図1
を参照して説明する。図1は、本例の情報処理システム
の構成を示す機能ブロック図である。
【0035】本実施の形態の情報処理システム1は、図
1に示すように、ユーザー側が利用するユーザー側シス
テム1aと、カスタマイズサービスを提供する側のサー
ビス側システム2と、これらユーザー側システム1aと
サービス側システム2との情報を授受するために接続さ
れるネットワークの一例であるインターネット3と、に
より構成される。
【0036】ユーザー側システム1aには、ユーザーが
利用する情報処理端末(情報処理装置)であるユーザー
端末10と、ユーザー端末10が接続されるユーザー側
のネットワークであるローカルエリアネットワーク4
(以下、LAN4ともいう)によって、相互間に情報の
授受が可能となっている。そして、このLAN4は、イ
ンターネット3とは異なるユーザーネットワークである
が、インターネット3と接続されている。この接続を行
うために、通過する情報を制限するファイアーウォール
5を用いて、インターネット3からの不正進入を阻止す
るようにしている。もちろん、このファイアーウォール
5を構成しないシステムであってもよい。
【0037】ユーザー端末10は、LAN4、ファイア
ーウォール5を介して、インターネット3に接続され
る。このユーザー端末10は、カスタマイズに必要な操
作入力を行うための操作部12aと、サービス側システ
ム2にアクセスすることにより画像形成装置の表示部に
表示される操作画面を模擬したカスタマイズ画面等の各
種画面を表示するための表示部12bと、画像情報など
を記憶する記憶手段である記憶部12cと、例えばネッ
トワーク接続して通信を行う通信手段である通信部12
dと、サービス側システム2のサーバー20にアクセス
して画面ファイル情報等のダウンロードを行う処理やカ
スタマイズに類する一連の処理を行う処理部12jと、
これら各部の制御を司る制御部12iと、を有してい
る。
【0038】記憶部12cは、サーバー20のWebペ
ージアクセスするための各種情報、OS(オペレーティ
ングシステム)、画像情報等を処理する処理プログラム
や、通信部12dを制御するためのプログラム、ユーザ
ー端末10を一意的に特定するためのネットワークアド
レス等のID情報と、本ユーザー端末10を管理するサ
ービス側システム2内におけるサーバー20の情報、サ
ーバー20との通信を行うに際して行う認証するための
パスワードなどがある。
【0039】制御部12i(制御手段)は、上述した各
部の制御を司るものであり、また、記憶部12cに記憶
された各種プログラムに基づいてユーザー端末10を制
御する。この他、制御部12iは、ユーザー端末10の
構成各部の状態を管理し制御を行う機能を有し、表示制
御部、操作制御部、通信制御部などを含む。
【0040】通信部12dは、LAN4内における情報
の授受や、LAN4、ファイアーウォール5を介して、
インターネット3への情報の授受の通信を司るものであ
る。なお、通信部12dに、NTTなどの公衆網との間
で発呼を行ったり、不特定多数の相手方からの着呼、復
旧、切断処理等の接続制御を行うための網制御装置(ネ
ットワークコントロールユニット)、受信時に公衆網に
よって伝送されてきた変調信号を復調してデジタルの受
信画像に変換し、送信時に公衆網の周波数帯に整合する
ように画像情報を変調して変調信号に変換する通信モデ
ムなどを構成してもよい。
【0041】上記のような構成を有するユーザー端末1
0としては、例えば、デスクトップ、ノートブック、パ
ーソナル・コンピュータや、PDA、各種モバイル端
末、携帯電話、メインフレーム・コンピュータ、ミニコ
ンピュータまたはワークステーションや、ウェブページ
にアクセス可能なウェブ機器、各種情報端末等を採用す
ることができる。
【0042】LAN4は、ユーザー側で敷設されている
情報通信網であり、このLAN4にユーザー端末10の
みならず、他の各種周辺機器や他のユーザー端末などが
接続されている。そして、このLAN4には、インター
ネット3を接続するとともに、通過する情報を制限する
ファイアーウォール5が接続されている。
【0043】サービス側システム2には、管理装置ない
しは情報処理装置であるサーバー20と、サーバー20
が接続されるサービス側のネットワークであるローカル
エリアネットワーク6(以下、LAN6ともいう)と、
このLAN6とインターネット3とを接続するととも
に、通過する情報を制限するファイアーウォール7と、
を有している。なお、ファイアーウォール7を構成しな
いシステムであってもよい。
【0044】サーバー(管理装置)20は、複数のユー
ザー端末10に対して、画像形成装置の操作画面のカス
タマイズサービスをWebページ上で提供する装置であ
り、LAN4、ファイアーウォール5を介して、インタ
ーネット3に接続される。
【0045】このサーバー20のハードウエア構成は、
操作部22aと、表示部22b、記憶部22cと、通信
部22dと、ユーザー側システム1aのユーザー端末1
0に対してアクセス要求に基づいて操作画面ファイル情
報等のダウンロードを促す処理やカスタマイズに類する
一連の処理を行う処理部22zと、これら各部の制御を
司る制御部22iと、を有している。
【0046】操作部22aは、システム管理者等が操作
入力により種々の設定を行うためのものである。表示部
22bには、ユーザー端末10の現在の状態等が表示さ
れることが好ましい。
【0047】記憶部22c(管理記憶手段)は、カスタ
マイズサービスを提供するためのWebページを構成す
るHTMLファイル、画像形成条件の設定の表示を模擬
した各種操作画面の画面ファイル等のファイル情報や必
要とされる各種データなどが記憶されている各種情報
(ファイルが作成された日付情報、ファイルが記憶され
た日付情報、ファイルの種類、ファイルの経歴情報など
がある)、Webページを提供するための(Apach
e、IIS等)Webサーバープログラム、サーバー用
ネットワークOS(ないしは標準のOSにネットワーク
機能を追加したもの)OS(オペレーティングシステ
ム)、画像情報等を処理する処理プログラムや、通信部
12dを制御するためのプログラム、ユーザー端末10
を一意的に特定するためのネットワークアドレス等のI
D情報と、ユーザー端末10との通信を行うに際して行
う認証するためのパスワードなどの種々の情報が格納さ
れている。
【0048】制御部22i(制御手段)は、各部の制御
を司り、サーバー20を制御する制御部である。従っ
て、カスタマイズ要求に基づき、ユーザー端末10に対
してダウンロード指示を行うように制御する。
【0049】通信部22d(通信手段、送信手段及び受
信手段を含む)は、LAN6内における情報の授受や、
LAN6、ファイアーウォール7を介して、インターネ
ット3への情報の授受の通信を司るものである。
【0050】上記のような構成を有するサーバー20
は、あらゆるタイプのコンピュータ・システム上に設け
ることができる。コンピュータ・システムは、サーバー
コンピュータ、メインフレーム・コンピュータ、ミニコ
ンピュータ、ワークステーションまたはパーソナル・コ
ンピュータを含むが、これらに限定されない。
【0051】LAN6は、サービス側で敷設されている
情報通信網であり、このLAN6にサーバー20のみな
らず、他のサーバーなどが接続されている。そして、こ
のLAN6は、インターネット3とは異なるサービスネ
ットワークであるが、インターネット3とを接続されて
いる。この接続を行うために、通過する情報を制限する
ファイアーウォール7を用いて、インターネット3から
の不正進入を阻止するようにしている。
【0052】ここで、「ユーザー端末」は、インターネ
ットのようなコンピュータ・ネットワークに、既知のま
たは後に開発された方法で直接または間接に接続されま
たは接続可能な、あらゆるコンピュータまたはそのコン
ポーネントも含む。
【0053】また、「サーバー」は、コンピュータ、コ
ンピュータ・プラットフォーム、コンピュータまたはプ
ラットフォームの付属物、またはそれらのあらゆるコン
ポーネントを含む。当然、「ユーザー端末」はファイル
を要求し得る物を意味し、「サーバー」はファイルをダ
ウンロードするものである。
【0054】ここで、画像形成装置のユーザーは、画像
形成装置の機種やメーカーの違いに起因する機能の違
い、画面サイズの違い等に応じて、画像形成装置の表示
部に表示される操作画面の色やレイアウト、フォントサ
イズ、表示される機能などの配列が異なることとなる
が、本実施形態のようなカスタマイズサービスを提供す
ることにより、ユーザーは、自身が所望するレイアウ
ト、機能の操作画面をカスタマイズないしは新たに設計
することをWebページを利用して行い、好み(プリフ
ァレンス)に応じて操作画面の変更を行うことができ
る。また、当該カスタマイズされた操作画面を自身の画
像形成装置の表示部に適合するようにシミュレーション
等をも行うことができる。
【0055】(ユーザー端末の構成)次に、上記のユー
ザー端末のソフトウエアおよびハードウエアの構成の詳
細を図2を参照しつつ説明する。
【0056】本実施形態のユーザー端末10(コンピュ
ータ)は、図2に示すように、大別してハードウエアシ
ステム12、オペレーティングシステム14、プロトコ
ル管理部15、アプリケーションソフトウエア16を含
んで構成される。
【0057】ハードウエアシステム12は、典型的に
は、ユーザー端末10の物理的コンポーネントを含む。
乃ち、ハードウエアシステム12は、上述したように、
種々の情報等を表示するための表示手段である表示部1
2bと、コンピュータを動作させるとともに、表示部1
2bの表示画面上にてデータ入力等を行うための操作入
力手段である操作部12aと、各種データを記憶するた
めの記憶手段である記憶部12c、データを送受信する
ための送受信手段である通信部12dと、これら各部の
制御を司る制御手段である中央演算処理ユニット(CP
Uまたはプロセッサ)からなる制御部12iと、これら
のインターフェースである入出力インターフェース12
e、表示インターフェース12f、記憶インターフェー
ス12g、ネットワークインターフェース12hと、を
含む。
【0058】操作部12aは、例えば、キーボードおよ
び/またはマウス等のポインティングデバイス等にて形
成され、これらを経由してコンピュータへ入力を提供で
きる。
【0059】記憶部12cは、フロッピー(登録商標)
ディスク、ハードディスクドライブ、光磁気ディスクド
ライブ、磁気テープ、CD−ROMと他の多数の不揮発
性記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、
スタティックRAMまたはキャッシュとリードオンリー
メモリ(ROM)、の少なくともいずれかを含んでいて
よい。
【0060】通信部12dでは、モデム通信経路、コン
ピュータ・ネットワーク、またはインターネット等のよ
うな有線又は無線の通信チャンネルを使用して1台また
は2台以上の他のコンピュータへ接続できる。さらに、
プロッタ、印刷装置、レーザー印刷装置、およびその他
の複写装置等を含む数種類の出力デバイスのいずれかを
コンピュータに接続することが出来る。
【0061】表示インターフェース12fは、例えばビ
デオ・インタフェース/アダプタ等にて形成され、表示
部12bに接続されて、表示部12bでの表示のために
コンピュータ・モジュールからビデオ信号を提供する。
画像またはビデオ取り込みデバイスを、デジタル画像ま
たはビデオシーケンスのソースとして、インターフェー
ス経由でコンピュータ・モジュールへ、任意に接続する
ことができる。
【0062】オペレーティングシステム14は、ハード
ウエアの動作を処理し、各種タスクを実行するためユー
ザー端末10内部に適用される管理ソフトウエアであ
り、例えば、操作部12aから入出力インターフェース
12eを経由して、ユーザーが起動した制御信号を受信
する入出力管理部14aと、描画管理部14bと、ファ
イル管理部14cと、を含んで構成される。
【0063】入出力管理部14aは、ユーザーの操作に
基づくコマンドを処理して、その時点で動作しているア
プリケーションソフトウエア16、この場合には、カス
タマイズソフトウエア17、ブラウザ18等へ転送す
る。ブラウザ18は、オペレーティングシステム14に
含まれるファイル管理部14cへの出力を含む。
【0064】ファイル管理部14cは、それぞれハード
ウエアシステム12内部でディスクI/Oインターフェ
ース等の記憶インターフェース12g経由でアクセスさ
れる記憶部12c上に記憶されるファイルやフォルダへ
のアクセスを提供する。
【0065】描画管理部14bは、アプリケーションソ
フトウエア16からの画像コンポーネントに基づき、表
示インターフェース12f経由で表示部12bへの画像
表示等を提供する。つまり、オペレーティングシステム
14は、内部で動作するファイル管理部14cへのイン
タラクティブなグラフィカル・ユーザ・インターフェー
スとしてコンポーネントとして含まれているコンテンツ
の表示を提供できる。
【0066】プロトコル管理部15は、例えばTCP/
IP等が実装されており、通信部12dからネットワー
クインターフェース12hを介して授受されるパケット
等を所定のプロトコルに従って収集データ復元化又はそ
の逆を行い、オペレーティングシステム14を介して、
もしくは直接アプリケーションソフトウエア16との間
でデータの通信制御を管理する。
【0067】アプリケーションソフトウエア16は、ユ
ーザーが希望するタスクを実行するように設定された特
定のルーチンを含む。オペレーティングシステム14と
アプリケーションソフトウエア16は、永久的記憶デバ
イスまたはメモリ等の記憶部12cに常駐させるか、ま
たは記憶部12cへ一時的にロードすることが出来る。
【0068】アプリケーションソフトウエア16では、
Webページを閲覧するためのブラウザ18と、ブラウ
ザ18とは別に形成され、画像形成装置の表示部に表示
される操作画面編集用のソフトウエアであるカスタマイ
ズソフトウエア17と、カスタマイズソフトウエア17
等のプログラム使用時に表示されるUI(ユーザーイン
ターフェース)を表示するためのUIモジュール19な
どが形成されている。もちろん、この他、各種アプリケ
ーションソフトウエアが搭載されている。本例におい
て、カスタマイズソフトウエア17、ブラウザ18は、
不図示の多数のコンポーネントを含む。
【0069】カスタマイズソフトウエア17は、操作画
面の画面ファイルを編集処理するためのファイル編集手
段17aと、当該編集操作に応じて、オブジェクトから
なる各部品の座標位置、大きさに関する情報等を変更処
理する座標変更手段17bとを含んで構成されている。
【0070】(サーバーの構成) (サーバーのソフトウエア構成)次に、上記のサーバー
のソフトウエアおよびハードウエアの構成の詳細を図3
を参照しつつ説明する。
【0071】本実施の形態のサーバー20(コンピュー
タ)は、図3に示すように、大別してハードウエアシス
テム上に、オペレーティングシステム24、画像形成エ
ミュレーション処理部25、アプリケーションソフトウ
エア26を含んで構成される。なお、ハードウエアシス
テムは、典型的には、サーバー20の物理的コンポーネ
ントを含む。
【0072】オペレーティングシステム24は、ハード
ウエアの動作を処理し、各種タスクを実行するためサー
バー20内部に適用される管理ソフトウエアであり、コ
マンドを処理して動作しているアプリケーションソフト
ウエア26、画像形成装置エミュレーション処理部25
等へ転送する入出力管理部(不図示)、ハードウエアシ
ステム内部の記憶部22c上に記憶されるファイルやフ
ォルダへのアクセスを提供するファイル管理部(不図
示)、描画管理部では、アプリケーションソフトウエア
26からの画像コンポーネントに基づき、表示部22b
への画像表示等を提供する描画管理部(不図示)、等を
含む。
【0073】画像形成装置エミュレーション処理部25
は、サーバー20上で画像形成装置を模擬するためのエ
ミュレーションドライバ25a、画像形成装置の表示状
態を記憶する表示状態記憶部25cを有する。エミュレ
ーションドライバ25aは、表示状態をエミュレートす
る表示状態エミュレーション部25bを含む。
【0074】アプリケーションソフトウエア26は、ユ
ーザーが希望するタスクを実行するように設定された特
定のルーチンを含む。オペレーティングシステム24、
アプリケーションソフトウエア26、画像形成装置エミ
ュレーション処理部25等は、永久的記憶デバイスまた
はメモリ等の記憶部22cに常駐させるか、または記憶
部22cへ一時的にロードすることが出来る。
【0075】アプリケーションソフトウエア26では、
サーバー側カスタマイゼーション27と、このサーバー
側カスタマイゼーション27とは別に形成され、画像形
成装置の操作画面のシミュレーションを行う画像形成装
置シミュレータ28と、ホームページ上からアクセスし
てサーバー側カスタマイゼーション27や、画像形成装
置シミュレータ28を操作可能に構成したHTMLファ
イル等のWebページ26aと、を含んで構成されてい
る。もちろん、この他、各種アプリケーションソフトウ
エアが搭載されている。
【0076】サーバー側カスタマイゼーション27は、
ユーザー端末10からの各種要求に基づき、カスタマイ
ズにおける各種操作を支援するカスタマイズ編集支援部
27aと、カスタマイズあるいはユーザー端末10から
の要求に必要な各種処理を行う処理プログラムの一群で
あるカスタマイズコンポーネント27bと、ユーザーか
らのアクセス要求に応じて、カスタマイズ編集支援部2
7aでの支援処理(詳細は後述する)やカスタマイズコ
ンポーネント27bでの各処理を行うように制御処理す
る処理部27cと、を含んで構成される。
【0077】図3の符号28には、本例の画像形成装置
シミュレータの各部を機能別に表した機能ブロック図が
開示されている。
【0078】画像形成装置シミュレータ28は、モデル
表示処理部28a、モニタ処理部28b、デバイス制御
模擬処理部28c、モデル模擬処理部28d、シミュレ
ータアプリケーションプログラム28e、処理部28f
などを有する。
【0079】モデル表示処理部28aは、シミュレート
する対象である画像形成装置の表示部の操作画面の外観
を表示するモデル表示機能を実現する。
【0080】モニタ処理部28bは、外部要因により動
作するデバイス(シミュレートする画像形成装置が備え
ているデバイス)を代替する代替デバイス(本シミュレ
ータに備えられているデバイスである情報処理装置)に
対する操作を監視するモニタ機能を実現する。
【0081】デバイス制御模擬処理部28cは、シミュ
レートする画像形成装置のデバイス制御を模擬して、代
替デバイス(情報処理装置)を制御するデバイス制御模
擬機能を実現する。
【0082】モデル模擬処理部28dは、代替デバイス
(情報処理装置)の操作に応じて、その操作に対応する
操作が実際に画像形成装置において行なわれたように表
示モデルの動作を模擬するモデル模擬機能を実現する。
【0083】シミュレータアプリケーションプログラム
28eとしては、実際に情報処理装置に用いられるアプ
リケーションプログラムをほとんどそのまま用い、一つ
の機能として、複数の各操作画面を所定の階層に応じて
画面展開するようにシミュレートして処理する画面展開
処理部28gを含む。
【0084】処理部28fは、OS(オペレーティング
システム)24を介して、画像形成装置シミュレータ2
8が搭載される情報処理装置であるサーバー20のハー
ドウエアを制御する。
【0085】以降、本例では、特にことわらない限り、
サーバー20で、画像形成装置の表示部に表示される操
作画面の画面展開をシミュレートする例を前提に説明す
る。その場合における画像形成装置シミュレータ28の
処理動作の概要は以下のようなものである。
【0086】まず、モデル表示処理部28aにより、シ
ミュレートする画像形成装置の表示部の操作画面のモデ
ルをWebページとして表示可能にする。
【0087】モニタ処理部28bでは、例えば画像形成
装置の操作画面に表示された各操作ボタンにおけるオン
/オフ(模擬上において各操作ボタンが押下されたか否
か、言い換えれば、ユーザー端末の表示画面上において
クリックされたか否か)を監視する。オン状態になれ
ば、シミュレータアプリケーションプログラム28e
(以降「SAP」とする)に起動をかける。このとき、
モデル模擬処理部28dで表示モデルのスイッチをオン
の状態にする。操作ボタンのオンの検知は、表示画面上
の表示モデルの操作ボタンに対応する位置がクリックか
さら否かを検知することで行う。モニタ処理部28b
は、常に画像形成装置の表示画面の操作ボタンのオン/
オフを監視し続ける。
【0088】SAP28eの処理としては、画像形成装
置の表示部に初期状態として基準画面を表示し、以降、
キー入力された操作ボタンに関連する下層の画面に対す
る画面ファイルを呼び出し、結果をWebページから表
示できるようにして、ディスプレイ、乃ちユーザー端末
の表示部に表示させるようにする。
【0089】また、SAP28eは、画像形成装置の内
部デバイスに対して命令を出すような模擬処理を促す処
理を行う。つまり、ある操作ボタンに関連する指示命令
を出したとすると、その命令をデバイス制御模擬処理部
28cに渡す。
【0090】デバイス制御模擬処理部28cは、表示モ
デル上に位置して、クリックされた操作ボタンを、画像
形成装置の対応する機能の処理情報(処理コード)に変
換し、SAP28eに当該処理情報を返す。これによ
り、SAP28eは、選択された操作ボタンが「画像形
成装置において如何なる処理を行うものであるのか」、
例えば、表示モデル上のある位置の操作ボタンを選択し
た場合に、その操作ボタンが「サイズ選択」の「A4」
を選択するための操作ボタンの機能であること、を認識
する。
【0091】なお、指示命令が表示命令である場合は、
デバイス制御模擬処理部28cは、画像形成装置の表示
部の表示位置から表示モデル上の表示位置を求め表示す
る。これにより、実際の画像形成装置がなくても操作性
や仕様などの(全体的で統一された)検証が可能にな
る。
【0092】(サーバーのハードウエア構成)図4に
は、本発明において使用されるサーバーのハードウェア
構成の一例が開示されている。
【0093】サーバー20のハードウエアシステムは、
種々の情報等を表示するための表示手段である表示部2
2bと、コンピュータを動作させるとともに、表示部2
2bの表示画面上にてデータ入力等を行うための操作入
力手段に含まれる操作部(キーボード)22a・マウス
22jと、各種データを記憶するための記憶手段に含ま
れる記憶部(メモリ)22c・ROM22q・HDD2
3a・CDROM23b・DVD23c・MO23d・
CDROM23e・HDD23f・DVD23g・FD
D22tと、データを送受信するための送受信手段に含
まれるシリアルポート22h・パラレルポート22r
と、これら各部の制御を司る制御手段に含まれる中央演
算処理ユニットである制御部(CPU)22iなどを含
んで構成される。
【0094】この他、光磁気ディスクドライブ、磁気テ
ープと他の多数の不揮発性記憶デバイス、ランダムアク
セスメモリ(RAM)、スタティックRAMまたはキャ
ッシュとリードオンリーメモリ(ROM)、の少なくと
もいずれかを含んでいてよい。
【0095】シリアルポート22hでは、モデム通信経
路、コンピュータ・ネットワーク、またはインターネッ
ト等のような有線又は無線の通信チャンネルを使用して
1台または2台以上の他のコンピュータへ接続できる。
さらに、プロッタ、印刷装置、レーザー印刷装置、およ
びその他の複写装置等を含む数種類の出力デバイスのい
ずれかをコンピュータに接続することが出来る。
【0096】制御部(CPU)22iと記憶部(メモ
リ)22cは、バス22gを介して、補助記憶装置とし
てのHDD(ハードディスク装置)23a(またはM
O、CD−ROM23b、DVD23c等の記憶媒体駆
動装置)とIDEコントローラ22vを介して接続して
ある。同様に、制御部(CPU)22iと記憶部(メモ
リ)22cは、バス22gを介して、補助記憶装置とし
てのHDD(ハードディスク装置)23f(またはMO
23d、CD−ROM23e、DVD23g等の記憶媒
体駆動装置)とSCSIコントローラ22wを介して接
続してある。好ましくは、補助記憶装置に、カスタマイ
ズ用データベースが記憶される。
【0097】FDD(フロッピーディスク装置)22t
は、フロッピーディスクコントローラ22uを介してバ
ス22gへ接続されている。
【0098】FDD(フロッピーディスク装置)22t
には、フロッピーディスクが挿入され、このフロッピー
ディスク等やHDD(ハードディスク装置)23a(ま
たはMO、CD−ROM、DVD等の記憶媒体)、RO
M22qには、オペレーティングシステムと協働して制
御部(CPU)22i等に命令を与え、本例を実施する
ためのコンピュータ・プログラムのコード若しくはデー
タを記録することができ、記憶部(メモリ)22cにロ
ードされることによって実行される。
【0099】該コンピュータ・プログラムにはOS,ブ
ラウザ等のアプリケーション、その他のプログラムから
なる。このコンピュータ・プログラムのコードは圧縮
し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録するこ
ともできる。
【0100】サーバー20は、更に、ユーザインターフ
ェースハードウェアを備え、入力をするためのポインテ
ィングデバイス(マウス、ジョイスティック等)22j
または操作部(キーボード)22aや、視覚データをユ
ーザーに提示するためのディスプレイ等の表示部22b
を有することができる。また、パラレルポート22rを
介してプリンタを接続することや、シリアルポート22
hを介してモデムを接続することが可能である。このサ
ーバー20は、シリアルポート22hおよびモデムまた
は通信部(通信アダプタ)22d(イーサネット(登録
商標)やトークンリングカード)等を介してネットワー
クに接続し、他のコンピュータ等と通信を行う。たとえ
ばWebサーバー、プロキシサーバー等とコミュニケー
ションする。また、シリアルポート22h若しくはパラ
レルポート22rに、遠隔送受信機器を接続して、赤外
線若しくは電波によりデータの送受信を行うことも可能
である。
【0101】音声出力手段であるスピーカ22xは、オ
ーディオコントローラ22pによってD/A(デジタル
/アナログ変換)変換された音声信号を、アンプ22o
を介して受領し、音声として出力する。また、オーディ
オコントローラ22pは、マイクロフォンなどから受領
した音声情報をA/D(アナログ/デジタル)変換し、
システム外部の音声情報をシステムにとり込むことを可
能にしている。
【0102】バス22gを介して供給される画像情報
は、VGA22fを介してVRAM22kに一時格納さ
れ、必要に応じてDAC/LCDC22nを介して表示
部(液晶ディスプレイ)22bあるいはCRT22mに
表示する。
【0103】このように、本例のサーバー20は、通常
のパーソナルコンピュータ(PC)やワークステーショ
ン、ノートブックPC、パームトップPC、ネットワー
クコンピュータ、コンピュータを内蔵したテレビ等の各
種家電製品、通信機能を有するゲーム機、電話、FA
X、携帯電話、PHS、電子手帳、等を含む通信機能有
する通信端末、または、これらの組合せによって実施可
能である。ただし、これらの構成要素は例示であり、そ
の全ての構成要素が本発明の必須の構成要素となるわけ
ではない。
【0104】(操作画面について)次に、ユーザー端末
の表示画面上において、ブラウザにて閲覧される、操作
画面カスタマイズサービスにおける画面の一例につい
て、図5を参照しつつ説明する。図5には、ユーザー端
末の表示画面に表示されるブラウザの画面の一例が開示
されている。
【0105】なお、本実施の形態におけるブラウザは、
通常利用されているようなブラウザであっても、本実施
の形態において説明されるカスタマイズを行う際の専用
の機能を備えたブラウザであってもよい。
【0106】同図に示すように、ブラウザの画面100
(ウインドウ)では、大きく分けると、ブラウジングに
よって取得されたコンテンツを表示するコンテンツ表示
部102とユーザーが各種の操作を行うための操作部1
20との各領域が形成されている。
【0107】コンテンツ表示部102は、例えば8ドッ
ト単位で格子状に形成された座標軸を備えた座標面10
4と、前記座標軸上に配置された操作画面のデータであ
る表示画面データ110と、表示画面データ110をカ
スタマイズ操作するために必要な不図示の各種ツールボ
ックスなどの操作部群を表示形成したカスタマイズ操作
部106と、各種の表示画面データを選択するための選
択部108と、各部を選択操作するためポインタ109
などが形成されている。
【0108】表示画面データ110は、画像形成装置の
表示部に表示される表示画面と同様のレイアウトを有す
る画面データであり、図の例では、基本画面に対応する
ものを示している。これらの画面データは、ファイル化
されており、ブラウザ等を用いて参照可能であるととも
に、必要に応じてサーバー20からダウンロード可能で
ある。
【0109】この表示画面データ(基本画面)110
は、図5の例では、画像形成装置の標準的操作の際に使
用されて、標準的な使用における各種の操作項目の表示
および該項目の入力を受けつける基本となる画面であ
り、各種の特殊モードや特殊画面に入るための操作キー
が設けられており、元来画像形成装置において、複写枚
数、複写濃度、倍率などの条件を主として入力して複写
条件を設定するものであり、ブラウザの画面100上に
は、当該操作画面を模した対応する画面が表示形成され
ている。
【0110】表示画面データ(基本画面)110は、
「コピーできます」「原稿をセットして下さい」などの
使用者に対する指示や「予約リスト表示」のような機械
の状態の説明を表示する対話用のメッセージ表示部11
7と、トナー補給提示部118dと、定期点検提示部1
18bと、プリント枚数/設定枚数表示エリア119c
と、予約設定されたジョブの予約の状態を表示する画面
を呼び出す予約リストボタン119dと、各エリア11
1乃至116(選択部)内で示されているアイコン表示
に指圧等をすることで、上記動作環境の設定等に関する
所定の情報入力を行い、画像形成装置に関する様々な操
作を実施することが可能となっており、複写完了後の転
写紙の出力形態、特に上述した複写後の処理に関する指
定を行う出力処理設定エリア111と、原稿読取手段に
おける自働両面原稿搬送部(RADF)に関する指定を
行い、片面/両面などの各種モードを選択するモード選
択エリア112と、画像の濃度を設定する濃度設定エリ
ア113と、倍率を設定する倍率設定エリア114と、
記録紙のサイズを選択するサイズ選択エリア115と、
各種応用設定を行う応用設定エリア116と、を含んで
構成されている。
【0111】なお、原稿読取により予約されたジョブ
は、予約リストとして保存され、この表示画面データ
(基本画面)110の例では、複数例えば5個までのジ
ョブ予約を行うことができるレイアウト構成となってい
る。
【0112】濃度設定エリア113には、画像形成にお
ける複写濃度を段階的(図の例では11段)に示す濃度
段階113aが形成され、濃度を段階的もしくは自動で
設定できるようなレイアウト構成としている。
【0113】倍率設定エリア114には、倍率を数値で
示す数値表示部、縦横独立に連続的に変化する倍率を設
定する独立変倍ボタン、連続的に縦横同率で変倍設定で
きるズームボタン、A系列やB系列の定型記録紙サイズ
間の変換倍率を設定する固定倍率ボタンおよび等倍ボタ
ンがある。主として、表示画面データ110から複写枚
数、複写濃度、倍率などの画像形成条件が設定される
と、設定された条件が画面に表示され、条件が設定され
るレイアウトである。
【0114】サイズ選択エリア115では、各給紙カセ
ット及び外部給紙手段に対応するアイコンが表示され、
それら各々が、収納する転写紙の紙種・サイズに関する
「設定情報」につき、いかなるものが付されているか
(属性の設定がなされているか)が表示される。例え
ば、給紙カセット1では、紙種が「色紙」、サイズが
「A4」となっている。つまり、当該給紙カセット1の
操作ボタンには、色紙、A4等の対応情報が関連付けら
れた状態で記憶されている。なお、上記紙種の例として
は、「普通紙」、「特殊紙」、さらに、「特殊紙」は、
厚紙、薄紙、TAB紙、OHP用フィルム等の細かい
「種別」等を有することが好ましい。
【0115】応用設定エリア116には、原稿読み込み
を行うための原稿読込ボタン116a、自動的に画像を
回避する機能を解除する自動画像回避解除ボタン116
b、応用機能を設定するための応用機能設定画面を呼び
出すための応用機能ボタン116c、原稿設定を行うた
めの原稿設定ボタン116dなどが形成されている。
【0116】選択部108は、表示画面データ110を
構成する各部品、例えば、図の例に示すようなブラウザ
100上に基本画面が表示された場合には当該基本画面
を構成する各部品、他のあらゆる画面が表示された場合
には、当該画面を構成する各部品等の、画面に応じた必
要な部品を選択するための部品選択部108aと、カス
タマイズを所望する画面の階層を選択するための画面階
層選択部108bと、カスタマイズされた表示画面デー
タ110のシミュレーション結果を例えば動画で閲覧表
示するためのシミュレーション結果表示部108cと、
表示画面データのファイルを選択するためのファイル選
択部108dと、他社の表示画面データのレイアウト等
を参照表示するためのレイアウト表示部108eと、各
部品の座標面上における配置位置を入れ換えるための入
れ換え部108fと、を含んで構成されている。
【0117】操作部120は、ブラウジングに必要な各
種コンテンツに対する操作やその他の種々の操作を表示
画面上からクリックなどにより行う領域であり、複数の
操作ボタン(操作部)が形成されている。具体的には、
操作部120の最上段のエリアには、ファイルシステム
における各種ファイル自体に対する操作を行うためのフ
ァイル操作部121と、画面上に表示されているコンテ
ンツに対する編集を行うための編集操作部122と、画
面上に表示されているコンテンツの表示に関する表示サ
イズ等の表示レイアウトを設定操作するための表示操作
部123と、他のファイルからの画像やテキストデータ
を挿入するための挿入操作部124と、ブラウザの参照
先を移動させるための移動操作部125と、ユーザー自
身が好みに応じて設定した各種アドレスのホームページ
をリスト化したブックマークを呼び出すためのブックマ
ーク操作部126と、選択されているホームページと関
連するリンク先のアドレスを表示するためのリンク表示
部127と、表示画面データ110に対する各種編集作
業に必要な各種ツールを備えたツール操作部128と、
ブラウザに対する各種の設定を行うための機能としてオ
プションとして形成されているオプション操作部129
と、ブラウザの操作に関する説明を記したヘルプ画面を
呼び出すためのヘルプ操作部131などが形成されてい
る。
【0118】また、操作部120の中段には、ユーザー
がブラウジングしていく過程において、現在ブラウザに
表示されているコンテンツよりも、前にブラウザに表示
されていたコンテンツを表示するように戻るための操作
を行う戻る操作部132と、一度戻った場合に、前のコ
ンテンツに再度進むための操作を行う進む操作部133
と、メインのホームページを表示させるためのホーム操
作部134と、コンテンツを更新するための更新操作部
135と、コンテンツを印字手段にて印刷出力するため
のプリント操作部136などが形成されている。
【0119】さらに、操作部120の最下段には、例え
ばHTTPプロトコルやFTPプロトコルなどによって
接続可能なアドレスを入力するためのアドレス操作入力
部137が形成されている。
【0120】なお、例えば上段の操作部121〜131
のいずれかを選択すると、選択された操作部の下欄に、
各種指示コマンドが一覧表示され、ユーザーがいずれか
一つの所望のコマンドを選択するができるように形成さ
れている。
【0121】オプション操作部129は、図示はしない
が、ブラウザ立ち上げ時に表示されるホームページのア
ドレスを設定するためのアドレス設定部、いわゆるキャ
ッシュに蓄積されるインターネット一時ファイルなどを
格納する領域や当該ファイルの削除などの指示を設定す
る一時ファイル設定部、ホームページ閲覧の履歴におけ
る保存日数その他を設定する履歴設定部、ブラウザ表示
における言語の優先順位を設定する言語設定部、Web
ページフォントや言語設定などの設定を行うフォント設
定部、表示・未表示の文字の色や背景などの色を設定す
るための色設定部、Webにおけるセキュリティのレベ
ルを設定するためのセキュリティ設定部、コンピュータ
から表示できるインターネットの内容を制御するための
コンテンツ制御設定部、JAVA(登録商標)VM(ジ
ャババーチャルマシン)に関する設定・プロキシ接続の
有無の設定・アドレスを検索するときの検索に関する設
定・SSL(セキュアショックレイア)や暗号化された
ページをディスクに保存しないなど各種のセキュリティ
の詳細設定・URLを簡易表示するなどのブラウザの詳
細設定・サウンドやビデオなどのマルチメディア機能に
関する設定・ユーザー補助の設定・背景の色なども印刷
するようにするか否かの印刷設定・アクティブXコント
ロールとプラグイン、クッキー、JAVAアプレットの
スクリプトなどが有効であるか無効であるか、ソフトウ
エアチャンネルの許可、デスクトップ項目のインストー
ルの許可、ドメインの異なるサブフレーム間の移動の有
無、暗号化されていないフォームデータの送信、ファイ
ルやフォントのダウンロードの有無等の詳細設定部、な
どが形成されることが好ましい。
【0122】このように、本実施の形態のブラウザの画
面100では、ユーザーが独自に設定する項目として
は、上記のような各種操作部での設定入力項目がある。
【0123】上述のような表示画面を構成するブラウザ
において、ユーザーが所定のアドレスを入力して、本発
明の特徴である、画像形成装置の表示部に表示される表
示画面データのカスタマイズサービスを提供するWeb
ページにアクセスを行うと、不図示のトップページが表
示される。
【0124】当該トップページからユーザー登録を行う
か、あるいは行わずに、所定のカスタマイズサービスを
受ける旨の操作を行うと、カスタマイズできる表示画面
データの一例、例えば図5に示すような表示画面データ
(基本画面)110のレイアウトを閲覧することができ
る。
【0125】そして、ユーザーは、先ずカスタマイズを
所望する表示画面データの探索を行う。すなわち、画面
階層選択部108bやファイル選択部108dなどによ
って、どの階層のどのファイルをカスタマイズするのか
を選択することとなる。例えば、画面階層選択部108
bをポインタ109などを用いてクリックすると、全て
の表示画面データのファイルが階層化されて保存されて
いるフォルダ内のあるデレクトリツリー構造が表示参照
され、当該ディレクトリツリー内の複数のファイルのう
ちから所望の一つに前記ポインタ109を用いて選択操
作を行うと、コンテンツ表示部102の特定領域にプレ
ビュー形式で表示画面データを参照することができる。
【0126】なお、この段階では、前記フォルダ内の各
画面ファイルのダウンロードは不可となっている。
【0127】そして、選択操作を行い、正式にカスタマ
イズ要求を行うと、ユーザー登録や料金支払いなどを行
いその認証後、前記画面ファイルがダウンロードされる
こととなる。
【0128】ダウンロードされると、ブラウザの画面1
00上には、例えば図5に示すような、背景に、座標軸
を備えた表示画面データ110が表示される。
【0129】この表示画面データの一例である表示画面
データ(基本画面)110のカスタマイズを行うのに専
用のアプリケーションソフトが必要な場合には、当該ア
プイケーションソフトのダウンロードも同時にあるいは
選択的に実行される。
【0130】このアプリケーションソフトは、ブラウザ
と連動して動作可能な構成が好ましく、編集するに際
し、ブラウザを終了させて当該アプリケーションソフト
を起動することを要しない。
【0131】なお、表示画面データを編集するに際し、
複雑な編集作業は前記アプリケーションソフトが必要で
あるが、単純な操作は、ブラウザを利用したまま編集が
可能である。あるいは、アプリケーションソフトなしに
編集作業ができるように、カスタマイズ操作部106を
利用することもできる。
【0132】編集するに際し、例えば他社あるいは様々
な機種の表示画面データのレイアウトを参照するもしく
は、まるごとコピー(複写)することを希望する場合に
は、例えばレイアウト選択部108eの選択を行い、当
該他社あるいは様々な機種の表示画面データのレイアウ
トを反映させることができる。
【0133】また、表示画面データにデフォルトとして
設定されている各部品のレイアウト以外にも、様々なレ
イアウトの部品を参考としたい場合には、部品選択部1
08aにより部品を選択することも可能である。
【0134】カスタマイズは、ポインタ109を利用し
たドラッグ&ドロップ、クリック等の操作により、例え
ば、応用設定エリア116の原稿設定ボタン116dを
削除して、その余剰領域を、応用機能ボタン116cを
拡大するのに使用したり、濃度設定エリア113におけ
る濃度段階113aの間隔を細かくしたり、モード選択
エリア112の位置と倍率設定エリア114の位置とを
入れ換えたりすることなどを行うことができる。
【0135】カスタマイズを終えると、カスタマイズの
終了した画面ファイルは、サーバー20に対してユーザ
ー端末10から送信される。
【0136】そして、ユーザーは、当該画面ファイルに
対してシミュレーションを行うか否かの選択を行う。シ
ミュレーション結果に関する例えば動画ファイルを要す
る場合には、シミュレーション結果選択部108cを選
択すると、当該動画ファイルの参照が実行される。な
お、当該動画ファイルが閲覧可能なアプリケーションと
ともにダウンロードされる構成としても構わない。
【0137】カスタマイズを終えると、カスタマイズ料
金が算出される。この算出には、例えば、表示画面1つ
につき加算される場合や、カスタマイズ前のファイル容
量に対するカスタマイズ後のファイル容量の増加分や、
どの座標のボタンを何回変更したか、あるいは無効とし
たか等の座標別の操作回数をカウントしておき、当該カ
ウント数の総和などに基づき料金が算出される。
【0138】もちろん、シミュレータを利用した場合に
は、何画面分のものを何回利用したかなどの情報をもと
に、料金が算出される。
【0139】(画像編集について)次に、上述のような
ブラウザを用いて操作画面の画面ファイルを受領した際
に、ユーザー端末において画像編集用アプリケーション
ソフトを利用して画面編集を行う場合について、図6を
参照して説明する。図6には、上述のようなブラウザを
用いて操作画面の画面ファイルを受領した際に、ユーザ
ー端末において利用される画像編集用アプリケーション
ソフトの表示画面の一例が開示されている。
【0140】同図に示すように、画像編集ソフト200
(ウインドウ)では、大きく分けると、画面ファイルの
コンテンツを表示する表示部202と、ユーザーが各種
の操作を行うための操作部220との各領域が形成され
ている。
【0141】表示部202は、例えば8ドット単位で格
子状に形成された座標軸を備えた座標面204と、前記
座標軸上に配置された表示画面データ110と、表示画
面データ110をカスタマイズ操作するために必要な各
種ツールボックスなどの操作部群を備えたカスタマイズ
操作部206と、各部を選択操作するためポインタ20
8、209などが形成されている。
【0142】表示画面データ110は、画像形成装置の
表示部に表示される表示画面と同様のレイアウトを有す
る画面データであり、図の例では、基本画面に対応する
ものを示している。これらの画面データは、ファイル化
されている。
【0143】操作部220は、操作画面の編集に必要な
各種コンテンツに対する操作やその他の種々の操作を表
示画面上からクリックなどにより行う領域であり、複数
の操作ボタン(操作部)が形成されている。具体的に
は、操作部220の最上段のエリアには、ファイルシス
テムにおける各種ファイル自体に対する操作を行うため
のファイル操作部221と、画面上に表示されているコ
ンテンツに対する編集を行うための編集操作部222
と、画面上に表示されているコンテンツの表示に関する
表示サイズ等の表示レイアウトを設定操作するための表
示操作部223と、他のファイルからの画像やテキスト
データを挿入するための挿入操作部224と、表示画面
データ110に対する各種編集作業に必要な各種ツール
を備えたツール操作部225と、各部品や各部品内のイ
メージ作成時に点や線などの選択を行う寸法選択部22
6と、各部品あるいは各部品内の線や画像、文字等を描
画するための描画部227と、3Dオペレーションなど
の変更を行う変更部228と、カスタマイズされた表示
画面データ110のシミュレーション結果を例えば動画
で閲覧表示するためのシミュレーション結果表示部22
9と、画像編集ソフトに対する各種の設定を行うための
機能としてオプションとして形成されているオプション
操作部230と、各表示画面データの各画面ファイルを
ディレクトリーツリー形式で参照選択するための参照選
択部231と、画像編集ソフトの操作に関する説明を記
したヘルプ画面を呼び出すためのヘルプ操作部232
と、を含んで構成されている。
【0144】また、操作部220の中段には、コンテン
ツを印字手段にて印刷出力するためのプリント操作部2
36と、表示画面データ210を構成する各部品、例え
ば、図の例に示すような基本画面が表示された場合には
当該基本画面を構成する各部品、他のあらゆる画面が表
示された場合には、当該画面を構成する各部品等の、画
面に応じた必要な部品を編集するための部品編集部24
0と、複数の各レイヤを作成、選択したり、レイヤを指
定するためのレイヤ編集部233と、などが形成されて
いる。
【0145】なお、レイヤとは、1枚の図をいくつかの
シートに分離して作成、表示することを言う。ある部品
Aの図とある部品Bの図を別のレイヤに書いておくこと
によって、表示、印刷等にて指定することで、部品Aと
部品Bとの合成図を出力することができる。
【0146】部品編集部240は、新たに部品を作成す
る場合などに基本図形を選択するための図形選択部24
1と、ポインタ209にて選択された部品、もしくは複
数部品のスケールを調整するスケール調整部242と、
各部品を結合したりある特定部品内に他の画像編集ソフ
ト等で編集された画像ファイルの画像等を挿入したりす
る編集を行う挿入編集部243と、特定の領域を消去す
る消去処理部244と、ポインタ209にて選択された
選択領域を所望の拡大率で拡大して表示する処理又は所
望の縮小率で縮小して表示する処理を行う拡大縮小選択
部245と、ポインタ等にて選択された領域を所望の色
に着色するためのカラーパレット状の色選択部246
と、選択されている部品を、ポインタ209等を用いて
指定された所定の中心点を基準に、所望の回転角度で回
転自在に向きを変更操作可能とする部品回転操作部24
7と、ポインタ209にて選択された部品、もしくは複
数部品の選択領域を切り取り、他の特定領域に貼り付け
等の処理を行うための切取領域選択部248と、ポイン
タ209等にて指定された第1の点から第2の点までを
自由に曲線を描くための自由曲線描画部249と、ポイ
ンタ209等にて指定された所望の曲率、大きさの曲面
を描画するための曲面描画部250と、ポインタ209
等にて指定された所定の領域内を、ハッチング、網掛け
等の各種レイアウトの模様で塗りつぶす処理を行うため
の模様編集部251・257・258・259と、ポイ
ンタ209等を用いて線を描画する際の線の太さ、一点
鎖線、二点鎖線等の線の形式、線の種類等を指定する線
種指定部252・253・254・255と、ポインタ
209等にて選択された所定の領域に表示されている文
字を例えばテキスト形式で編集するための文字編集部2
56と、などを含んで構成されている。
【0147】なお、部品編集部240内のこれらの各部
は、ツールバー状に表示されているものの、必要がない
場合には非表示とすることができ、当然のことながらこ
れら各部の機能は、例えば編集操作部222等の下位の
階層のメニューバーからも編集を行うことが可能であ
る。
【0148】オプション操作部129は、図示はしない
が、フォントや言語設定などの設定を行うフォント設定
部、表示・未表示の文字の色や背景などの色を設定する
ための色設定部、などが形成されることが好ましい。
【0149】上述のような画像編集ソフトを用いて画面
をカスタマイズするにあたり、ユーザーが画面ファイル
を選択して、本発明の特徴である、画像形成装置の表示
部に表示される表示画面データのカスタマイズを行う場
合には、以下のような手順で行う。
【0150】先ず、ユーザーは、カスタマイズを所望す
る表示画面データの探索を行う。すなわち、ファイル操
作部121などによって、どの階層のどのファイルをカ
スタマイズするのかを選択することとなる。例えば、フ
ァイル操作部121をポインタ209などを用いてクリ
ックすると、全ての表示画面データのファイルが階層化
されて保存されているフォルダ内のあるデレクトリツリ
ー構造が表示参照され、当該ディレクトリツリー内の複
数のファイルのうちから所望の一つに前記ポインタ10
9を用いて選択操作を行うと、表示部202の特定領域
に表示画面データを表示させることができる。
【0151】そして、選択操作を行うと、例えば図6に
示すような、背景に、座標軸を備えた表示画面データの
一例である表示画面データ(基本画面)110が表示さ
れる。
【0152】次に、カスタマイズする際の編集例につい
て、図6〜図9を用いて説明する。例えば、「原稿設定
ボタン」116dを拡大する場合を想定すると、図6に
示すように、ポインタ209により、「原稿設定ボタ
ン」116dの部品をドラッグ&ドロップにより応用設
定アリア116から切り取り、特定の領域にてポインタ
209により摘みながら「原稿設定ボタン」116dを
拡大する。
【0153】さらに、「原稿設定」のフォントを例え
ば、ゴシック体から明朝体などに変更するとともにフォ
ントサイズのポイント数も拡大するような場合には、当
該特定の領域にてポインタ209によりドロップするこ
とで、フォント入力エリア205を生成し、ユーザーが
所望するフォント形式の所望するフォントサイズにてフ
ォント入力を行う、表示レイアウトの変更を行うことが
できる。もちろん、フォント入力エリア205を用いる
ことにより、「原稿設定ボタン」116dの機能を有す
るものに対して、「原稿設定」なる表記ではなく、ユー
ザー独自の略語である「原設」や他の種々の記号やマー
ク、例えば、「☆」等ユーザーの望む表記に編集するこ
とも可能である。この際、予め用意された「フォント」
ないしはある種の文字コードに限らず、ビットマップ等
の種々の画像ファイルの絵文字、画像等を割り当てるこ
とも可能である。このように、テキストデータによりで
オリジナルデータとの変更ができる。
【0154】さらに、他の編集例としては、例えば、図
7〜図9に示すようなものが挙げられる。図7に示すの
は、表示画面データ(基本画面)110であるが、例え
ば、応用設定エリア116の各原稿読込ボタン116
a、自動画像回避解除ボタン116b、応用機能ボタン
116c、原稿設定ボタン116dのサイズを各々拡大
して、図8に示すような画面300としてもよい。
【0155】画面300の応用設定エリア316では、
各原稿読込ボタン316a、自動画像回避解除ボタン3
16b、応用機能ボタン316c、原稿設定ボタン31
6dが、表示画面データ(基本画面)110の各原稿読
込ボタン116a、自動画像回避解除ボタン116b、
応用機能ボタン116c、原稿設定ボタン116dに比
して拡大形成されている。このように、ボタンを拡大編
集することもできる。
【0156】あるいは、図7に示す表示画面データ(基
本画面)110の出力処理設定エリア111の座標位置
とサイズ選択エリア115の座標位置とを入れ換えて、
図9に示すような画面400としてもよい。
【0157】画面400では、左からサイズ選択エリア
115と、出力処理設定エリア415、モード選択エリ
ア412、濃度設定エリア413と、倍率設定エリア4
14と、出力処理設定エリア411、応用設定エリア4
16の順になっており、図7に示す表示画面データ(基
本画面)110の出力処理設定エリア111と、モード
選択エリア112、濃度設定エリア113、倍率設定エ
リア114、サイズ選択エリア115、応用設定エリア
116の順に比して、「サイズ選択エリア」415の座
標位置と「出力処理設定エリア」411の座標位置とが
入れ代わって形成されている。このように、各エリアな
いし部品の座標位置を入れ換えることもできる。
【0158】なお、カスタマイズ編集されるパターンと
しては、エリアをつめる、大きくする、サイズエリア移
動、等の他、操作ボタンの機能を殺す(消してしま
う)、網掛け、操作ボタンを削除、操作ボタンの拡大縮
小・切断・合成、操作ボタンの名称・配置位置を他社に
併せた表現にする、操作ボタンの場所を変更する(切取
・貼付)、ビットマップのレイアウトを加える(ビット
マップ操作)、メッセージ表現を関西弁にしたり・他社
に類似させる、回転、フォントサイズ操作、等が挙げら
れる。
【0159】(画像編集の原理)ここで、上記のような
画像編集を行う際の原理について、図10を用いて簡単
に説明する。
【0160】図10に示すように、例えばあるカスタマ
イズの操作対象となる操作画面領域500を想定した場
合に、各操作ボタンは、基準となるXY座標系における
座標軸上に配置された部品として表現される。
【0161】従って、ある操作ボタンの部品502は、
頂点の座標501(X、Y)を有することとなる。これ
ら各操作ボタンが座標軸上に複数配列されることにより
操作画面領域500が構成されるものと考えることがで
きる。例えば、A操作ボタンは第1オブジェクト、B操
作ボタンは第2オブジェクト、C操作ボタンは第3オブ
ジェクト、・・ように各オブジェクトより成る部品を構
成している。
【0162】図10において、操作画面領域500は、
操作画面の編集を行うための領域である。この操作画面
領域500は、X−Y座標平面であり、複数の部品50
2により構成される。この各部品502は、座標501
を所有している。なお、各部品502が所有する座標5
01としては、方形状の部品502の一つの点に限ら
ず、複数例えば対角線上の2点、あるいは4点であって
もよい。
【0163】図10中において、操作画面領域500の
左下頂点が原点(0,0)であり、図10中の右側に行
くほど、操作画面領域500での各部品502のX座標
値が増加し、図10中の上側に行くほど、操作画面領域
500での各部品502のY座標値が増加する。
【0164】また、操作画面領域500の大きさは、タ
ッチパネルのサイズに対応するように設定されている。
従って、実際の画像形成装置の機種などに応じたタッチ
パネルのサイズに応じて、操作部によりサイズを変更す
ると、これに連動して、操作画面領域500の大きさが
変更される。
【0165】部品502を編集する際には、ポインタ2
09等によって選択指定されることで部品502を所望
の大きさにしたり、移動させたりするための目標領域と
なる部品編集領域503が形成される。
【0166】この部品編集領域503において編集処理
を行うとき、制御部12iは、部品編集領域503の対
角線上に向かい合う2点の座標、及び部品502の対角
線上の向かい合う2点の座標を少なくとも認識すること
が好ましく、これに基づいて、制御部12iは、必要に
応じて、部品502の位置、大きさ、各辺の位置や長さ
等を演算によって求めることができる。
【0167】さらに、各部品は、その大きさを有するこ
ととなる。例えば、部品502の操作ボタンは、座標
(X1、Y1)にあり大きさはA1であるという情報が
テーブル形式で所定の記憶領域に保有されることとな
る。
【0168】なお、カスタマイズする際の制限事項とし
ては、主として、ある特定の階層の操作画面の操作ボタ
ンを、別階層の操作画面の操作ボタンとしては利用でき
ない、さらに、例えば少なくとも横方向は8ドット単位
での座標の制約を有するため、これ以下の大きさのもの
はカスタマイズ不能である、等が挙げられる。
【0169】このような前提の下、例えば、操作ボタン
502を拡大した部品編集領域503からなる操作ボタ
ンを構成する場合には、操作ボタン502、座標(X
1、Y1)、大きさA1とあるのを、部品編集領域50
3からなる操作ボタン、座標(X1、Y1)、大きさA
2とするとともに、拡大領域内に含まれる操作ボタン5
04、505、506に関する情報を削除する。このよ
うにして例えば、操作ボタンの拡大編集処理が行われ
る。
【0170】この際、大きさA2を自動的に算出するた
めには、以下に示す演算処理が行われる。具体的には、
部品編集処理プログラムを利用する。この部品編集処理
プログラムは、部品編集領域503の大きさが変更され
ると、座標値を変更する処理を行うものである。
【0171】プログラムが起動されると、部品編集領域
503が変更されたか否かを判定する。即ち、部品編集
領域503は、ポインタ209等により所望のサイズに
変更されることによって変更される。
【0172】具体的に説明すると、作業者は、操作部1
2aを操作することによって最小基準単位の部品502
を、少なくとも部品502以上の大きさの所望の部品編
集領域503にまで部品502のサイズを変更すること
ができる。例えば、ユーザーは、部品編集領域503の
サイズを選択することにより、または、部品編集領域5
03の縦幅寸法および横幅寸法を入力することによりサ
イズを変更することができる。
【0173】ここで、部品編集領域503が拡大された
か否かは、変更後の部品編集領域503の大きさと、変
更前の部品編集領域503内にある各部品502、50
4、505、506の位置とを比較することによって演
算により判定することができる。また、変更後の部品編
集領域503の大きさは、変更後の部品編集領域503
の頂点の座標を調べることによって認識することがで
き、変更前の部品編集領域503内にある各部品の位置
は、各部品の頂点の座標を調べることによって認識する
ことができる。
【0174】そして、変更後の部品編集領域503の縦
横比が変更前の部品編集領域503の縦横比よりも大き
くなったか否かを判定する。ここで、部品編集領域50
3の縦横比とは、部品編集領域503の横幅に対する縦
幅に比を意味する。即ち、部品編集領域503の縦横比
は、縦幅/横幅である。従って、図10に示すように、
部品編集領域503の外形が比較的横長に変化すると、
部品編集領域503の縦横比が小さくなる。一方、部品
編集領域503の外形が比較的縦長に変化すると、部品
編集領域503の縦横比が大きくなる。
【0175】この判定結果に基づいて、変更後の部品編
集領域503の縦横比が変更前の部品編集領域503の
縦横比よりも小さくなったときには、変更前の部品編集
領域503が変更後の部品編集領域503に含まれるよ
うに、変更後の部品編集領域503を拡大させるための
拡大率を演算により求める。具体的には、変更後の部品
編集領域503の縦幅を、変更前の部品編集領域503
の縦幅で割ることにより拡大率を求める。
【0176】一方、前記判定結果に基づいて、変更後の
部品編集領域503の縦横比が変更前の部品編集領域5
03の縦横比よりも大きくなったときには、変更前の部
品編集領域503が変更後の部品編集領域503に含ま
れるように、変更後の部品編集領域503を拡大させる
ための拡大率を演算により求める。具体的には、変更後
の部品編集領域503の横幅を、変更前の部品編集領域
503の横幅で割ることにより拡大率を求める。
【0177】変更前の部品編集領域503に配置された
各部品の大きさおよび位置を示す値に、算出された拡大
率を乗算する。これにより、部品の大きさが拡大され、
部品の位置が変更される。具体的には、部品の位置を部
品の頂点座標によって決定している場合には、部品の頂
点座標に前記拡大率を乗算することで、部品の位置を変
更する。このように、各部品の位置と大きさを同一の拡
大率に基づいて変更すれば、各部品の互いの配置関係を
維持したまま、各部品を変更後の部品編集領域503に
配置することができる。
【0178】次に、カスタマイズによって、各操作ボタ
ンが変更される原理に関し、特に、カスタマイズ用テー
ブルの構成について、図11を参照して説明する。
【0179】先ず、全ての画像は、名称、位置、サイ
ズ、種別、その他表示要素の情報等のデータを持ってお
り、各データはサーバーもしくは端末の記憶装置に格納
されている。ここで、位置のデータは、画像の領域の左
下隅を原点とするX―Y座標軸上の位置にて表される。
また、サイズのデータは表示面の横方向の幅と縦方向の
幅とからなる。この座標と幅の単位は画素数である。
【0180】例えば(X、Y)の形式で示し、前記Xは
画像の領域の左下隅の2次元座標のうち表示面の横方向
の座標、前記Yは画像の領域の左下隅の2次元座標のう
ち表示面の縦方向の座標、前記Zは重なり順を示す番号
を示している。なお、前記Zの値は大きいほど画像が上
位に位置することを示す。
【0181】2次元座標(220,70)を領域内に含
んでいる画像は、名称が「ボタン07」、「テキスト0
2」、「ビットマップ03」、「ビットマップ05」の
ものである。
【0182】図11のテーブル600では、メニュー画
面(基本画面)610において、各部品の名称620、
部品の座標上の位置630、部品のサイズ640、部品
の種別650、部品の色660、部品の背景色670、
部品に対応する機能に関連付けられたコマンドである対
応する機能680,所属するブロック690、ファイル
名692などの各種情報がテーブル化されている。
【0183】例えば、「ボタン07」の部品621は、
座標位置(X1、Y1)の位置にあり、サイズはA1、
種別はボタン、色は透明、背景色は透明、対応する機能
はソート、所属するブロックは出力(出力処理設定エリ
ア)、ファイル名は、AAA.bmpとなっている。
【0184】同様に、「テキスト02」の部品622
は、座標位置(X2、Y2)の位置にあり、サイズはA
2、種別はテキスト、色は黒、背景色は透明、対応する
機能はなし、所属するブロックはモード(モード選択エ
リア)、ファイル名は、AAB.bmpとなっている。
【0185】さらに、「ビットマップ03」の部品62
3は、座標位置(X3、Y3)の位置にあり、サイズは
A3、種別はビットマップ、色は赤、背景色は透明、対
応する機能は給紙トレイ1、所属するブロックはサイズ
(サイズ選択エリア)、ファイル名は、AAC.bmp
となっている。
【0186】このようにして、各部品あるいは各ブロッ
クをテーブル化しておくことにより、各操作ボタンの編
集を行うことが可能となる。
【0187】なお、ユーザー端末10側が情報として所
有しているのは、ファイル名と座標情報等の付帯情報な
どであり、これにより、操作ボタンは個々に配置され
る。この画面ファイル内の座標情報によって、操作ボタ
ン等の変換が可能となる。ここで、変換するとは、座標
を変えることである。従って、本実施の形態において
は、操作入力に基づき、各部品の座標を変換する座標変
更手段17b(図2)を設けていることとなる。さら
に、上述したように、座標を変更せずとも、操作ボタン
のフォントや文字表示の意味内容を変えることもでき
る。
【0188】(情報処理システムの処理手順について) (全体処理)ここで、以上のように構成された情報処理
システム1において、ユーザー端末10にて操作画面の
カスタマイズを行う際の処理手順について、図12〜図
13を参照しつつ説明する。図12には、ユーザー端末
10とサーバー20の間で授受されるデータによるネッ
トワークシーケンスが概念的に開示されている。
【0189】図12に示されるように、本実施の形態で
は、ユーザーによってWebページ上に見られるような
画像形成装置の操作画面ファイルをカスタマイズするシ
ステムである。
【0190】本実施の形態のシステムにおける概要は、
画像形成装置の操作画面をウエブ上に公開して、ユーザ
ーが自由に操作画面のレイアウト、個々のボタンやサイ
ズをデザインし、デザインされたファイルを送信し、当
該ファイルの容量などに応じてカスタマイズ料金を課金
するものである。
【0191】この際、操作画面の各操作ボタンの変更を
明示的にWeb上に公開し、ユーザーは、その配置を自
由にカスタマイズすることができる。また、他社の画像
形成装置を使用していたユーザーは、それに類似した操
作性の画面にすることもできる。
【0192】さらに、実際のユーザーの要望によってカ
スタマイズした画面をWeb上にて、操作画面のシミュ
レーションを行えるように構成し、操作性能をユーザー
が確認できるようにしたものである。
【0193】ここで、画面ファイルのカスタマイゼーシ
ョンにかかる処理を行う手法としては、第一にユーザー
端末10で処理を行う場合、第二に、ユーザー端末10
からの要求に応じてサーバー20が処理する場合、第三
に、ユーザー端末10とサーバー20との間でカスタマ
イゼーション・タスクを分散することによって処理を実
現する場合などがある。本実施の形態においては、いず
れの場合も可能であるが、特に、第三の場合を例に説明
する。
【0194】ユーザー端末10は、一般に、オペレーテ
ィングシステム(OS)14、GUI(Graphic
al User Interface)19、ブラウザ
18、クライアント側カスタマイゼーション(プログラ
ム)であるカスタマイズソフトウエア(カスタマイザ)
17を含む。
【0195】クライアント側カスタマイゼーション(プ
ログラム)17は、ユーザーが自分で操作画面をカスタ
マイズ編集するための前記画面編集用のアプリケーショ
ンである。
【0196】サーバー20は、一般に、オペレーティン
グシステム24、サーバー側カスタマイゼーションプロ
グラム27、画像形成装置シミュレータ28、を含み、
カスタマイズ用データベース(DB)30を保有してい
る。
【0197】画像形成装置シミュレータ(プログラム)
28は、コンピュータ上に画像形成装置の操作画面と同
じ画面、同じ動作で画面上に表示し、例えば一つの機能
として、画面展開の様子などをシミュレートできる。な
お、画像形成装置シミュレータ28は、上記サーバー2
0とは別に設けておいても、Web上から使用できるよ
うに形成してもよい。その際、使用料金の支払いを行う
構成としてよい。これにより、ユーザー端末10からサ
ーバー20のWebページに対してアクセスすること
で、ユーザーのカスタマイズに応じて、Web上で画面
展開などの様子を確認することができる。
【0198】カスタマイズ用データベース(DB)30
には、各種画面、例えば基本画面データ、応用画面デー
タ、その他種々の画面データ、・・などの基本フォーム
を有し、これら各画面に対応する操作ボタンの部品、例
えば、基本画面を構成する各操作ボタンの部品A(部品
A1、部品A2、部品A3、・・の群)、応用画面を構
成する各操作ボタンの部品B(部品B1、部品B2、部
品B3、・・の群)、その他の各種画面を構成する各操
作ボタンの部品C(部品C1、部品C2、部品C3、・
・の群)を予め保有している。このように、各部品に関
するオブジェクトの集合を、各画面について用意してお
く。なお、各部品の情報は、上述したように、座標位
置、大きさ、色等を示す付帯情報を有し、これらはテー
ブル化されて格納されていることとなる。
【0199】さらに、これらはX社画面データ、Y社画
面データ、Z社画面データ、・・・という具合に、各社
毎に基本フォーマットも含んで用意されている。またさ
らに、カスタマイズ(編集)された後の編集画面ファイ
ルやシミュレーション結果ファイルなども各ユーザーI
D毎に格納されている。
【0200】(ブラウザへのコンテンツの読み込み)次
に、具体的な処理手順であるが、先ず、ユーザーがユー
ザー端末10を用いて、カスタマイズサービスを提供す
るサーバー20に対してアクセス要求を行う(ステッ
プ、以下「S」101)と、サーバー20は、ユーザー
端末10に対してカスタマイズサービス画面を表示させ
る処理を行う(S102)。これにより、ユーザー端末
10には、カスタマイズサービス画面が表示される(S
103)。すなわち、ブラウザにてコンテンツの読み込
みが行われる。
【0201】なお、上述のS102の処理ないし処理を
行なうプログラムは、本発明にいう「表示処理手段」な
いしは「第1の処理手段」を構成できる。この表示処理
手段ないしは第1の処理手段は、ユーザー端末に対し
て、画像形成装置の画像形成条件を操作設定する操作画
面をカスタマイズするカスタマイズサービスを提供する
画面を表示させる処理を行なう。
【0202】ここで、カスタマイズサービスをユーザー
が実際に受ける場合には、「処理X1」を行う(S10
4)。この「処理X1」とは、所定のユーザー登録等を
行い、本サービスを受ける際の課金を行うための課金カ
ウントが開始される処理をいう。なお、この際、サーバ
ー側のカスタマイザは、クッキーを用いたり、コントロ
ールパネルなどを使ってユーザーに直接IDとパスワー
ドを入力してもらうことにより、ユーザーIDを取得す
る。
【0203】次に、ブラウザ上に表示されたサービス画
面から、「どの操作画面をカスタマイズするのか」を決
めるために、ホームページ内の所定のプルダウンメニュ
ー等から、例えば、「基本画面(の基本フォーマッ
ト)」、「応用画面(の基本フォーマット)」等を選択
することとなる。乃ち、ユーザーはブラウザを用いてカ
スタマイズしたい操作画面を選択することにより、当該
操作画面の基本フォーマットの取得を要求する(S10
5)。ユーザー端末10は、サーバー20に対して、ウ
ェブページ上において当該操作画面のカスタマイズをサ
ービスを受けるべく、いずれの操作画面をカスタマイズ
するのかの選択要求を送る。この選択要求は、ユーザー
端末10からのカスタマイゼーション要求を含む。これ
は、通常のWebページを閲覧するときと同様の方法で
よく、特殊な操作は必要ない。
【0204】サーバー20は、サーバー側カスタマイゼ
ーション(プログラム)27により、ユーザー端末10
からの選択要求に基づき、サーバー20側で用意された
複数の操作画面の中から選択された少なくとも一つの操
作画面に対応する画面ファイルを、例えばカスタマイズ
用データベース(DB)30から取得し、当該画面ファ
イルに関する情報をユーザー端末10に対して送信する
(S106)。
【0205】なお、前記S106の処理ないしは処理を
行なうプログラムは、本発明にいう「第2の処理手段」
を構成できる。この第2の処理手段は、ユーザー端末か
らのアクセス要求に基づき、前記ユーザー端末に対し
て、前記操作画面の基本フォーマットの画面ファイルを
送信する処理を行なう。
【0206】この際、サーバー20からは、選択された
操作画面の前記画面ファイルがダウンロードされること
となるが、この画面ファイルには、後述する操作ボタン
等の部品の座標情報等の付帯情報が含まれている。一
方、カスタマイズ用データベースに格納されるべき、ユ
ーザーが選択した画面ファイルに、前記ユーザーIDを
対応づけておく処理も行われる。
【0207】このようにして、ユーザー端末10にて、
サーバー20からのダウンロードによって、選択された
操作画面の前記画面ファイルが取得されると、ブラウザ
は、Webページにおいて選択された(操作)画面を表
示させる処理を行う(S107)。なお、前記S106
の処理ないしは処理を行なうプログラムは、本発明にい
う「取得手段」を構成できる。この取得手段は、前記操
作画面の基本フォーマットの画面を前記サーバーより取
得する。この際、表示部12bにおいて、当該画面ファ
イルのレイアウトが前記ユーザー端末10のブラウザ画
面内の所定領域に表示する処理が行われ、カスタマイズ
にかかる部品選択を促す。この時点では、ブラウザ上に
はカスタマイズされる前の操作画面(基本フォーマッ
ト)のページが表示されている。この基本フォーマット
は、例えば、背景に座標軸が備えられて、通常標準的に
用いられる操作画面を形成することが好ましい。
【0208】そして、ユーザーは、ユーザー端末10の
表示部12bに表示された前記画面ファイルの操作画面
をブラウザ上で参照しつつ、ユーザーの好みのレイアウ
トの操作画面となるように、カスタマイズを行うことが
できる。
【0209】例えば、この際に、カスタマイズを行う上
で必要な種々の操作画面の各種部品を選択することがで
きる。この部品の取得を行うには、上記操作画面の場合
同様に、サーバー20にて閲覧可能となっているホーム
ページ上において、ユーザー端末10のブラウザを用い
て、各種部品を選択すればよい。
【0210】ユーザーが操作画面内に用いる操作ボタン
等の各種部品(部品基本フォーマット)の追加等を希望
する場合に、当該部品の選択を行うと、ユーザー端末1
0から部品選択要求をサーバー20に対して送信し(S
108)、この部品選択要求に基づき、サーバー20
は、サーバー側カスタマイゼーション27により、要求
された部品(基本フォーマット)をカスタマイズ用デー
タベース(DB)30から取得し、当該部品に関する部
品ファイルをユーザー端末10に対して送信する処理を
行う(S109)。
【0211】ここで、部品選択要求や操作画面選択要求
などのユーザーの好みに関する情報、いわゆるクライア
ントプリファレンスは、HTTPヘッダの一部に含ませ
ることができる。
【0212】HTTPヘッダは、インターネット・アド
レス(すなわちIPアドレス)、プラットフォーム、ブ
ラウザ、ユーザー端末10のブラウザ・リビジョン番
号、サーバー20に要求された画面ファイルをどのよう
にカスタマイズするかを伝える情報、部品情報、部品座
標情報等を含む。
【0213】前記部品ファイルは、例えば、ユーザー端
末10のブラウザ上に表示させるためのものであるか
ら、画像形成装置の表示部に用いることのできる正式な
フォーマットに比して簡易化され、例えば、解像度等が
劣るファイル等にて構成されることが好ましい。
【0214】そして、選択された部品等は、ブラウザ内
の所定領域(例えば基本フォーマットの操作画面の外)
に表示されることとなる(S110)。同時に、簡易形
式であるが、これら操作画面の画面ファイル、カスタマ
イズする上で変更等に必要な各部品の部品ファイルなど
がユーザー端末10の記憶部に格納される。
【0215】なお、この段階において、ユーザーは、当
該ユーザー端末10に予め用意された専用の画像編集用
アプリケーションを用いて前記画面ファイルの操作画面
を、好みのレイアウトに編集する作業を行うこともでき
る。この画像編集用アプリケーションは、いわゆる通常
の画像処理ソフトとは、異なり、カスタマイズに必要な
座標の制約等の機能を組み込んだものである。
【0216】この場合には、ユーザーは、ユーザー端末
10の画像編集用アプリケーションを用いて前記ダウン
ロードされた画面ファイルに対して所望する種々の変更
処理を行う。このようにして、ユーザーのカスタマイズ
の変更希望に応じて、操作ボタンの変更、操作ボタン名
称等の入れ替わり処理を、ユーザー端末10側にて行
い、順次カスタマイズする。
【0217】なお、前記画像編集用アプリケーション
は、前記画面ファイルや部品ファイルのダウンロードと
ともに、圧縮ファイルとしてサーバー20から取得する
ようにしてもよい。
【0218】その場合には、サーバー20のサーバー側
カスタマイゼーション27により、当該画像編集用アプ
リケーションが前記選択要求に基づき、自動的にユーザ
ー端末10に対して送信するように処理され、ユーザー
端末10におけてクライアント側カスタマイゼーション
17(カスタマイザ)として記憶部等に格納される。こ
の際、クライアント側カスタマイゼーション17を、J
avaないしはJavaScriptによるプログラム
で構成することにより、カスタマイズに必要な最小限の
機能を備えた「簡易画像編集用アプリケーション」を構
成でき、利用する際にユーザー端末10での再起動等の
操作を要しない。
【0219】いずれにしても、ユーザーは、クライアン
ト側カスタマイゼーション17、あるいは前記の画像編
集用アプリケーションを用いて前記操作画面のカスタマ
イズを行うことができる。
【0220】ところで、上記のようなアプリケーション
は、ユーザーは、通常ユーザー端末において保有しない
ケースの方が多い場合が想定されるので、本実施の形態
においては、簡単なカスタマイズ操作については、ブラ
ウザからWebサーバーにアクセスするのみで行うこと
ができるようにも構成されている。
【0221】そこで、S110の後において、Webサ
ーバーにアクセスしたまま、簡易カスタマイズを続行す
る手法について以下に説明する。
【0222】(ブラウザによるカスタマイズ処理)先
ず、ブラウザ上において、操作画面データに対して各種
カスタマイズ処理を行い、変更操作に対する変更後の部
品等の情報を取得する要求を行う(S111)。
【0223】そして、サーバー20では、前記各種のカ
スタマイズ操作に応じた要求に基づいて、前記操作画面
の基本フォーマットに対する編集処理を行い、これら編
集された操作画面たる簡易編集画面ファイルは、ユーザ
ー別に、カスタマイズ用DBに格納される(S12
2)。
【0224】同時に、簡易編集された簡易編集画面ファ
イルを、例えば、解像度の低い簡易画面ファイルにファ
イル変換して、ユーザー端末のブラウザに表示させるた
めだけの、簡易画面ファイル(データ)を送信する(S
123)。
【0225】このようにして、ユーザーは、webペー
ジ上に形成された各種操作部を通じてどのような変更を
するのかを指定し、各種のカスタマイズ操作が順次行わ
れる。
【0226】ここに、操作画面をブラウザ上でカスタマ
イズする操作には例えば、上述したように「オブジェク
トの座標位置の変更」・「オブジェクト(操作ボタンや
エリア等の部品)の追加」・「オブジェクトの消去」・
「オブジェクトの属性の変更」等の操作がある。
【0227】例えば、オブジェクトを追加するには、ユ
ーザーはWebページ上の部品選択欄などから選択する
ことにより、各種の部品を生成してドラッグ&ドロップ
により所望の領域に当該部品を貼り付けることができ
る。この部品には、イメージ、テキスト等を含む。変更
オブジェクトの属性には、操作ボタン(部品)のサイズ
・背景色、テキストのフォントの種別・フォントサイズ
・フォント色などがある。オブジェクトを消去するに
は、Webページ上に形成されたコマンドを用いるか、
オブジェクトの表示プロパティから操作して、消去する
ことが出来る。
【0228】そして、前記操作画面に対してカスタマイ
ズ操作がなされ、簡易編集された画面をブラウザ上で反
映することとなる(S114)。
【0229】指定されたカスタマイズ操作(変更処理)
のブラウザ上への反映は、例えばJavaScript
によって行われ、変更された内容は一時的に例えばJa
vaアプレットによって記憶部12cなどのローカルデ
ィスクにて保存されるか、またはサーバー20へ送信し
てサーバー20にて保存される。この時、オブジェクト
の追加等の変更操作が保存される際には、変更されたオ
ブジェクトの操作画面上での座標等の付帯情報とともに
記録される。
【0230】つまり、カスタマイズされたファイルを表
示するには、ブラウザにHTMLファイルを読み込んだ
後、DHTMLの機能を利用してカスタマイズの内容を
反映する。
【0231】例えば、JavaScriptは、サーバ
ーあるいはユーザー端末のローカルファイルに保存され
た変更内容を読み込むことにより、当該画面ファイルに
対してどのような変更が加えられているかを調べ、DH
TMLの機能を利用してカスタマイズされた内容を前記
操作画面の表示に反映する。
【0232】ユーザーは、カスタマイズされた操作画面
をWebページ上で閲覧できることとなるが、Webペ
ージ上からカスタマイズ操作を行う場合には、カスタマ
イズの機能がある程度制限される場合がある。また、ユ
ーザー端末からのアクセス数が多い場合には、通信トラ
フィック等に起因した処理速度の低下、すなわちカスタ
マイズする際のユーザーの操作性の不便さ、例えば、あ
る部品を切り取って貼り付けたにもかかわらず、貼り付
けた操作画面になかなか更新されずに、「サイトにアク
セス中です」などのメッセージが表示されてユーザーが
長時間待たされるといったような事態が1回1回の操作
について懸念され得る。
【0233】そこで、さらに詳細に、効率良くカスタマ
イズを行うために、以下の手法を採用することができよ
う。先ず、当該操作画面にさらにカスタマイズ操作を加
えるか否かをユーザーに選択させ、さらなるカスタマイ
ズ操作の選択が行われたか否かの判断処理を行う(S1
15)。この判断処理において、詳細なカスタマイズ操
作が選択されていないものと判断された場合には、S1
24へ進む。
【0234】なお、S115は、操作が行われたか否か
について判断する処理であるが、本実施の形態では、特
に図示していないが、前提として、このような選択がな
されるための選択操作部が、予め前記Webページ等に
形成されていることが好ましい。
【0235】一方、前記S115の判断処理において、
詳細なカスタマイズ操作が選択されたものと判断された
場合には、S116の判断処理たる専用の編集アプリケ
ーションであるカスタマイズソフトウエアがユーザー端
末に有するか否かをユーザーに選択させ、編集用アプリ
ケーションの有無の選択が行われたか否かの判断処理を
行う(S116)。なお、S116は、選択が行われた
か否かについて判断する処理であるが、本実施の形態で
は、特に図示していないが、前提として、このような選
択がなされるための選択操作部が、予め前記Webペー
ジ等に形成されていることが好ましい。
【0236】前記S116の判断処理において、カスタ
マイズソフトウエアがある場合が選択されたと判断され
た場合には、S120へジャンプしてカスタマイズソフ
トウエアを動作させる。
【0237】一方、前記S116の判断処理において、
カスタマイズソフトウエアがない場合が選択されたと判
断された場合には、カスタマイズソフトウエアをダウン
ロードする要求を出す(S117)。
【0238】サーバー20は、前記ダウンロード要求に
基づいて、カスタマイズソフトウエアたるクライアント
側カスタマイザを送信する処理を行う(S118)。
【0239】前記サーバー20より前記カスタマイズソ
フトウエアが送信されると、ユーザー端末10において
は、前記カスタマイズソフトウエアを所定の記憶領域に
保存される処理を行うこととなる(S119)。なお、
このS117からS119までの処理は、前記カスタマ
イズソフトウエアが比較的「重い」場合には、複数回の
工程に分けてダウンロードする場合であっても、1回で
ダウンロードする場合であっても、さらには、電子メー
ル等で送信する場合であってもよい。
【0240】そして、カスタマイズソフトウエアをユー
ザーの指定ないしは指示により、或いは、ダウンロード
完了とともに自動的に、カスタマイズソフトウエアを動
作させることとなる(S120)。
【0241】なお、カスタマイズソフトウエアをダウン
ロードするタイミングとしては、上記の例に限らず、W
ebページ上において所定の領域にアクセスするとダウ
ンロードされるように、例えばJavaScriptや
Javaアプレット等を埋め込んだページをダウンロー
ドする構成としてもよい。つまり、HTMLファイルを
ダウンロードするときに、サーバーにて簡易カスタマイ
ズソフトウエア(JavaScript、Javaap
plet)を埋め込む処理を行うようにしてもよい。こ
の際、Webサーバーからカスタマイズしたい操作画面
の画面ファイルを読み込んで、カスタマイズソフトウエ
アを埋め込んでブラウザへ渡す。
【0242】次に、カスタマイズソフトウエアが動作す
ることにより、コントロールパネルを表示するように促
す処理を行う(S120)。表示されたコントロールパ
ネルは、ユーザーからのカスタマイズ操作に関する指示
を受付るユーザーインターフェースである。なお、コン
トロールパネルとしては、ブラウザのウインドウを用い
てもよいし、Javaでウインドウを作ってもよい。こ
のコントロールパネルはカスタマイズソフトウエアが提
供する。
【0243】(カスタマイズソフトウエアによるカスタ
マイズ処理)次に、コントロールパネルを使ったカスタ
マイズの指示を行う(S122)。例えば、新しいイメ
ージの部品を編集領域上に貼り付けたりする等の作業を
行う。
【0244】なお、前記S122の処理ないしは処理を
行なうプログラムは、本発明にいう「編集処理手段」を
構成できる。この編集処理手段は、ユーザー端末からの
操作入力に基づいて、前記操作画面の編集処理を行う。
【0245】つまり、カスタマイズソフトウエアは、コ
ントロールパネルを表示し、ユーザーから新たにカスタ
マイズの操作を受け付ける。そして、カスタマイズの作
業は、ユーザーがコントロールパネルを用いてどのよう
な変更を加えるかを指示することで行われる。
【0246】ユーザーがコントロールパネルを通して指
示したカスタマイズの操作は、カスタマイズソフトウエ
アによってブラウザ上で直ちに実行される。更に、カス
タマイズソフトウエアは、適当なタイミングでユーザー
が行ったカスタマイズの操作に関する情報を、所定の記
憶領域に格納する。格納されるデータは、カスタマイズ
を行ったユーザーのユーザーID、カスタマイズを行っ
た操作画面の画面ファイルのファイル名、カスタマイズ
操作の内容などを含む。
【0247】このような操作が一つでも行われると直ち
に、カスタマイズ操作を画面上に反映する処理も行われ
ることとなる(S123)。つまり、カスタマイズソフ
トウエアは、ユーザーから指示されたカスタマイズ操作
を、直ちに表示画面上に反映する。表示画面に表示され
た操作画面への反映は、ユーザーが指定した変更がカス
タマイズソフトウエアに渡され、カスタマイズソフトウ
エアがDHTMLの機能を用いて当該変更を画面ファイ
ル上に反映させることにより行われる。この時点で、表
示画面上にはカスタマイズ後の操作画面が表示される。
【0248】次に、カスタマイズ(編集された)編集画
面ファイルを保存する処理を行う(S124)。つま
り、カスタマイズソフトウエアは、ユーザーのカスタマ
イズ操作を保存する。保存先は、ローカルディスク上の
ファイルに保存してもよいし、サーバーのデータベース
に保存してもよい。ただし、グループのメンバーとカス
タマイズ操作を共有するような利用の仕方(複数のユー
ザーによりある操作画面を設計する等)をするために
は、サーバー側に保存する必要がある。
【0249】次いで、編集された一又は複数の操作画面
に関して、画像形成装置のシミュレーションを行うか否
かを判断する処理を行う(S125)。この判断処理に
おいて、シミュレータを実行しないものと判断された場
合には、S136に進む。一方、前記判断処理におい
て、シミュレータを実行するものと判断された場合に
は、カスタマイズ編集された編集画面ファイルを送信す
る処理を行う(S126)。つまり、ユーザーは、ユー
ザー端末10を用いて、サーバー20にて表示された当
該サービスを提供するホームページ上から、シミュレー
ションを行う旨の選択を行うと、当該編集画面ファイル
に対するシミュレーション要求を行うことになる。
【0250】このようにして、カスタマイズを終了し、
変更後の編集された編集画面ファイルを保存等を行い、
当該編集画面ファイルを種々の手段を用いて、サーバー
20に対して送信する。
【0251】この際に、サーバー20に対して送信する
ための種々の手段としては、ホームページ上の不図示の
送信操作部を用意しておき、当該送信操作部をユーザー
が押下すると、送信する編集画面ファイルを選択させ、
送信を実行させる(例えばFTPを用いたアップロード
等)ような種々のGUIを含み、これら一連の処理を実
行する処理プログラムを、前記サーバー側カスタマイゼ
ーション27に内蔵させることが好ましい。
【0252】この他、前記クライアント側カスタマイゼ
ーション17を有する場合には、前記処理プログラムを
当該クライアント側カスタマイゼーション17に内蔵し
てもよい。さらには、前記編集画面ファイルを電子メー
ルの添付ファイルとして送信する形式であっても一向に
構わない。
【0253】(シミュレーション処理)次に、前記ユー
ザー端末10からのシミュレーション要求を意味する前
記編集画面ファイルをサーバー20の受領が行われる
と、サーバー20のサーバー側カスタマイゼーション2
7は、前記カスタマイズされた編集画面ファイルに対し
て、予めサーバー20側に用意された画像形成装置のシ
ミュレータによるシミュレーションを行うこととなる
が、その際に、以下のような各処理を行うこととなる。
【0254】先ず、カスタマイズされた編集画面ファイ
ルを受領し、編集後の設定条件(例えば、A操作ボタン
の座標は(X1、Y1)である等)に関する情報を抽出
する(S127)。
【0255】次に、サーバー側カスタマイゼーション1
7は、カスタマイズ後の前記編集画面ファイルを画像形
成装置シミュレータ28にて適用することができるファ
イル形式に変換する処理を行う(S128)。
【0256】そして、カスタマイズされたファイルの前
記設定条件に基づき、画像形成装置シミュレータを動作
させ、前記編集画面ファイルをシミュレーションする処
理を行うこととなる(S129)。
【0257】続いて、シミュレーションした結果に関す
るシミュレーション結果情報(シミュレーション結果フ
ァイル)を生成する処理が行われる(S130)。
【0258】なお、前記S129〜S130の処理ない
しは処理を行なうプログラムは、本発明にいう「シミュ
レーション処理手段」を構成できる。このシミュレーシ
ョン処理手段は、ユーザー端末からの操作入力に基づい
て、前記ユーザーにて編集された編集画面ファイルに対
して、前記画像形成装置の操作画面の動作確認のための
シミュレーションを行なう。
【0259】次に、前記シミュレーション結果ファイル
をユーザー端末10のビューア等で読み込めるファイル
形式に再変換する処理を行う(S131)。例えば、前
記シミュレーション結果ファイルは、例えば動画像ファ
イルなどによって保存されることが好ましい。
【0260】また、シミュレーション結果に異常がある
か(不適当な部品があるか)否かを検出し、異常がある
場合には、その旨の通知情報を生成する処理を行うこと
となる(S132)。
【0261】そして、変換された前記シミュレーション
結果ファイルをユーザー端末10に対して送信する処理
を行う(S133)。この際には、前記異常がある場合
には、前記通知情報を組み込んで送信することが好まし
い。
【0262】この送信処理ような一連の処理を、サーバ
ー20のサーバー側カスタマイゼーション27が行う。
この際、サーバー側カスタマイゼーションは、画像形成
装置シミュレータ28にて処理されたシミュレータのフ
ァイルを、通常のビューア等で読み込むことができるフ
ァイル形式に再変換して、電子メール等でサーバー20
からユーザー端末10に送信する。
【0263】ユーザー端末10にて当該シミュレーショ
ン結果ファイルが受領されると、ユーザーは、当該ファ
イルを参照してシミュレーション結果を参照することが
できる。これにより、ユーザーは、動画像ファイルによ
って動作を確認することができる。
【0264】なお、前記シミュレーション結果ファイル
のファイル形式が通常のビューワを用いて参照できない
形式である場合に、当該シミュレーション結果ファイル
を読み取るための専用の読取用のアプリケーション、な
いしは、専用のビューワを前記シミュレーション結果フ
ァイルの通知とともに送信することが好ましい。
【0265】次に、前記サーバー20からの送信された
シミュレーション結果ファイル(情報ないしはデータ)
がユーザー端末10にて受領されると、当該シミュレー
ション結果ファイルのシミュレーション結果情報をユー
ザー端末10の表示部に表示することとなる。ここに、
先に述べたようにシミュレーション結果ファイルは、一
般には動画像情報、すなわち、画像形成装置における操
作画面の画面展開の様子や実際に実行される時のメッセ
ージの表示タイミングなどをシミュレーションしたもの
である。
【0266】このような動画像をダウンロードすると、
ユーザーの操作により或いは自動的に表示部に表示す
る。この際、シミュレーション結果を、Web上にて閲
覧可能に構成してもよい。この場合には、サーバー20
側に画像形成装置シミュレータ28なる変換エンジンが
搭載されていることにより、ユーザーに即座に確認して
もらうことができる。
【0267】また、シミュレーション結果とともに、例
えば、元来応用画面に用いられる操作ボタンであるにも
拘わらず、基本画面に当該操作ボタンが貼り付けてある
ような不適当な部品が存在する場合には、前記動画像表
示とともに、警告としてメッセージないしはコメントを
表示するか、ないしは、その不適当な操作ボタンに対し
て着色表示をしてミスであることをカスタマイズユーザ
ーに告知するようにすることが好ましい。従って、前記
通知情報は、実質的にはシミュレーション結果ファイル
に内在することとなるが、別途リスト形式で添付ファイ
ルとして生成してもよい。
【0268】なお、前記シミュレーション結果情報を表
示部に表示されるためには、シミュレーション結果情報
が、いわゆるキャッシュに画像情報として事前にユーザ
ー端末10側格納されておくことが必要であるが、これ
は後で述べるような「保存」処理とは異なる。このS1
34にいうシミュレーション結果情報とは、このキャシ
ュに格納される情報のことを意味する。
【0269】次に、シミュレーション結果ファイルを保
存する処理を行う(S135)。つまり、バックグラウ
ンドでは、シミュレーション結果情報はキャッシュに格
納されているものの、ユーザーは、見かけ上、ブラウザ
上で動画像を参照している、という行為しか認識されな
いために、動画像ファイルを保存するという目に見える
インターフェースを提供することで保存したことを認識
させる必要がある。そのため、このS135における
「保存」とは、ユーザーが所望する特定の記憶領域にフ
ァイルとして保存するということである。
【0270】なお、ユーザー端末10側に予め画像形成
装置シミュレータ等のアプリケーションをインストール
しておき、カスタマイズした後の編集画面ファイルに対
してユーザー端末10側でシミュレーション処理を行う
ように構成してもよい。
【0271】これにより、仮にユーザー自身がユーザー
端末に画像形成装置シミュレータを有している場合に
は、当該ファイルを利用して再度シミュレーション結果
を再現し閲覧することが可能となる。
【0272】次に、他の操作画面をカスタマイズする、
もしくは、現在の操作画面をカスタマイズ仕直す操作が
行われたか否かを判断する処理を行う(S136)。こ
の判断処理において、他の操作画面のカスタマイズが必
要であると判断された場合には、S105に戻り、前記
ステップを繰り返すこととなる。つまり、操作画面をカ
スタマイズしつつ、シミュレーションを行うことによっ
て、当該シミュレーションの結果によって、操作画面を
再度変更する必要があるとユーザーが判断した場合に
は、上記ステップを繰り返してユーザーが納得のいくま
で操作画面のカスタマイズを行えばよい。
【0273】一方、他の操作画面のカスタマイズが必要
でないと判断された場合には、以下に示す処理X2を行
った(S137)後に、サービスを終了する。
【0274】ここに、処理X2とは、前記S104の処
理X1にて開始された課金カウントを集計し、ユーザー
に対してカスタマイズサービスに要した料金の支払い等
を促すとともに、支払が終了したならば、編集された編
集画面ファイルをユーザー端末からサーバーに送信し、
あるいは、サーバーにある編集画面ファイルを受領し、
当該編集された編集画面ファイルにかかる特注ROM等
の発注を許可する等の処理のことをいう。
【0275】つまり、上記処理手順にて説明を省略した
が、本実施の形態におけるサービスは、一つの操作画面
のカスタマイズ(あるいは一つ部品)につき所定の第1
の料金(部品毎の場合には第nの料金)にて利用するこ
とができ、さらにシミュレータを利用する場合には、1
回につき、さらに第2の料金を加算することとなる。こ
のようにして、ユーザーは、料金次第で一つの画面につ
いて、例えば複数パターンのカスタマイズされた操作画
面を生成することができる。
【0276】また、サーバー20には、不図示の金融機
関のサーバーや認証サーバーとネットワークを介して接
続されており、SSLなどのセキリティ性の高いプロト
コルで通信可能に構成される。このように構成すること
により、カスタマイズ画面ないしはシミュレーション結
果を送ると、自動的にユーザーの口座から課金分の料金
を引き落とすことも可能である。すなわち、金融機関の
サーバーにて認証して、自働引き落としを行うことがで
きる。なお、課金の方法としては、1画面について第1
の料金を課金する以外にも、ファイル容量、もしくは変
更容量に応じて課金する手法であっても構わない。
【0277】このように処理X2においては、図示され
ていないサーバー側の処理において、本発明にいう「第
3の処理手段」や「引き落とし手段」が含まれているこ
ととなる。この第3の処理手段は、ユーザー端末にて受
信された前記基本フォーマットの画面に対し前記ユーザ
ーが編集処理を行なった後の編集画面ファイルを、前記
ユーザー端末から受領する処理を行なう。また、引き落
とし手段は、ユーザー端末からの操作入力に基づき、前
記金融機関サーバーを通じて少なくとも一つの操作画面
のカスタマイズにつき前記ユーザーの口座から所定の第
1の料金を引き落とす処理を行なう。
【0278】また、上述では、ユーザー端末10でのカ
スタマイズを行う構成を例に挙げたが、ユーザー端末1
0の操作入力によって、サーバー20側でカスタマイズ
を行うことも可能である。
【0279】この場合には、サーバー20は、要求され
た画面ファイルを得て、サーバー側カスタマイゼーショ
ンプログラム27により、HTTPヘッダの情報に基づ
き、ファイルをカスタマイズする。そして、サーバー側
カスタマイゼーション(プログラム)27は、画面ファ
イルを解析し、付帯情報(カスタマイゼーション情報)
をカスタマイズされた画面ファイルに組み込む。前記カ
スタマイゼーション情報は、ファイル・データのヘッダ
部やその他の箇所に組み込むことができる。
【0280】ユーザー端末10は、サーバー20から、
カスタマイゼーション情報を含むカスタマイズされた画
面ファイルを受信する。そして、クライアント側カスタ
マイゼーション(プログラム)17は、ファイル上でさ
らにカスタマイゼーションを実行する。このカスタマイ
ゼーションは、カスタマイズされたファイル内のカスタ
マイゼーション情報や現在のカスタマイズの状況を示す
情報などに基づいて処理される。クライアント側カスタ
マイゼーションが完了すると、最終のカスタマイズされ
た画面ファイルが、表示部12b上に表示される。
【0281】このように、ユーザー端末10とサーバー
20との間の、対話的カスタマイゼーションは、クライ
アント側カスタマイゼーション17とサーバー側カスタ
マイゼーション27との双方にて行うこととなる。
【0282】サーバーは、より多くのメモリとより高速
の処理速度とを有し、一方、ユーザー端末10は、やや
“軽量”のマシンである。従って、大きな、メモリ集中
の変換タイプのカスタマイゼーションを、サーバーで実
行することは有利である。他方、現在の状態に基づいた
カスタマイズをユーザー端末10で実行することは有利
である。つまり、特定タイプのカスタマイゼーションに
対するユーザープリファレンスを変更できるため、これ
らのプリファレンスに対するカスタマイゼーションを、
ユーザー端末10にて実行することは有利である。
【0283】なお、ユーザーがサーバー20にアクセス
してブラウザにてコンテンツを読み込む際に、サーバー
20でHTMLにカスタマイズソフトウエア(カスタマ
イズ用のプログラム)を埋め込むように構成してもよ
い。そのような場合には、カスタマイザは、例えば、J
avaおよびJavaScriptで書かれたプログラ
ムが望ましい。
【0284】(詳細処理)次に、上述のS122等にお
けるユーザー端末側でカスタマイズ処理を行う際の詳細
な処理手順について、図13を参照しつつ説明する。
【0285】先ず、操作画面データ上の各部品(操作ボ
タンやエリア等)がドラッグ&ドロップ等により選択さ
れたか否かの判断処理を行う(S201)。この判断処
理において、部品が選択されていないものと判断された
場合には、次のS203の処理を行う。一方、前記判断
処理において、部品が選択されたものと判断された場合
には、選択された部品の切取処理を行う(S202)。
そして、当該選択された部品を編集可能状態とするよう
にする。例えば、図6に示す例で説明すると、「原稿設
定」ボタンを応用設定エリアからポインタ209を用い
て切り取るような場合の処理がこれに該当する。切り取
られた「原稿設定」ボタンは、表示態様を変更できるよ
う、編集可能状態となる。
【0286】次に、選択された部品(操作ボタン等を想
定)に対して、フォントレイアウト、フォントサイズの
変更があるか否かの判断処理を行う(S203)。この
判断処理において、フォントサイズもしくはフォントレ
イアウトの変更がないものと判断された場合には、次の
S205の処理を行うこととなる。
【0287】一方、前記判断処理において、フォントサ
イズもしくはフォントレイアウトの変更があるものと判
断された場合には、フォント変更処理を行うこととなる
(S204)。例えば、前記「原稿設定」ボタンの場合
を例に挙げれば、現在の「原稿設定」のフォントが例え
ばゴシック体で12ポイントとなっているものを、行書
体で20ポイントとするような場合がこれに該当する。
【0288】次に、文字内容(メッセージ内容)に変更
があるか否かの判断処理を行う(S205)。この判断
処理において、文字内容に変更がないものと判断された
場合には、次のS207の処理を行うこととなる。一
方、前記判断処理において、文字内容に変更があるもの
と判断された場合には、文字内容を変更する処理を行う
(S206)。例えば、前記「原稿設定」ボタンの場合
を例に挙げれば、現在の「原稿設定」の文字表記を、
「ゲンコウセッテイ」とするような場合がこれに該当す
る。
【0289】次に、一又は複数の部品に対して拡大又は
縮小処理が行われたか否かの判断処理を行う(S20
7)。この判断処理において、拡大又は縮小処理が行わ
れていないものと判断された場合には、次のS209の
処理を行うこととなる。
【0290】一方、前記判断処理において、拡大又は縮
小処理が行われたものと判断された場合には、拡大又は
縮小処理を行うこととなる(S208)。例えば、前記
「原稿設定」ボタンの場合を例に挙げれば、現在の「原
稿設定」ボタンそのものの大きさを拡大又は縮小するよ
うな場合がこれに該当する。
【0291】そして、以上のような各種の処理がなされ
た場合において、特定領域に貼付られたか否かを判断す
る処理を行う(S209)。この判断処理において、特
定領域に貼付られていないものと判断された場合には、
次のS211の処理を行う。
【0292】一方、前記判断処理において、特定領域に
貼付られているものと判断された場合には、貼付処理を
行うこととなる(S210)。例えば、前記「原稿設
定」ボタンの場合を例に挙げれば、編集中の「原稿設
定」ボタンの領域から、編集された後の前記「原稿設
定」ボタンを、元の応用設定エリア内に戻して貼り付け
るような場合がこれに該当する。
【0293】次に、その他の処理が行われたか否かを判
断する判断処理を行う(S211)。この判断処理にお
いて、その他の処理が行われていないものと判断された
場合には、S123等に進む。一方、前記判断処理にお
いて、その他の処理が行われたものと判断された場合に
は、その他の処理を行うこととなる(S212)。
【0294】例えば、前記「原稿設定」ボタンの場合を
例に挙げれば、応用設定エリア内に編集された後の前記
「原稿設定」ボタンを再度、クリック等により編集可能
状態として、前記「原稿設定」ボタンの背景色を透明な
青色等に変更するような場合がこれに該当する。これに
より、応用設定エリアなどとの色の配合、バランスなど
も調整することができる。
【0295】このようにしてカスタマイズ操作により変
更された各種設定情報は、付帯情報として当該操作画面
ファイルとともに保有されることとなる。そして、S1
23に進み、当該変更された操作画面が表示部に反映表
示され、ユーザーは、変更される毎に確認を行いつつカ
スタマイズを行うこととなる。
【0296】以上のように本実施の形態によれば、この
ように、電子機器、例えば画像形成装置等における操作
画面をネットワークを介してユーザー端末により自由に
カスタマイズを行うことができる。特に、操作ボタンの
サイズ、名称、位置、デザイン(レイアウト)、機能の
削除等のカスタマイズに加えて、複数の展開画面に対し
ても基本フォーマットを変更することができ、ユーザー
の要求に応じた電子機器の操作画面を提供でき、電子機
器の操作画面におけるユーザーの使い勝手が向上する。
また、ユーザーが普段使い慣れた他社あるいは異なるバ
ージョン(機種)の電子機器の操作画面のレイアウトに
も近似させた操作画面も構成できるので、新たに購入し
た電子機器に関しても操作上の不便を解消でき、あたか
も以前の電子機器を使うが如く利用できる。従って、電
子機器の操作画面がユーザーが自由にカスタマイズ可能
であることを商品の売りとできる。さらに、操作画面の
カスタマイズは、必要な条件に応じて課金することによ
り電子機器の操作画面をカスタマイズすることそのもの
をビジネスとし、有償にて対応することができる。
【0297】さらに加えて、ウエブ上で電子機器の操作
画面のデザイン変更をするのみならず、カスタマイズ後
の操作画面に対して、操作画面の画面展開等のシミュレ
ーションをユーザーに対して表示提供することで、ユー
ザーは、操作確認を行うことができ、操作確認後、実機
用のソフトの提供を受けることができる。
【0298】[第2の実施の形態]次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について、図14に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図14は、本実施の形態の情報処理シス
テムにおいて端末側に表示される表示画面のレイアウト
の一例を示す説明図である。
【0299】本実施の形態例では、各社画面のレイアウ
トを模してカスタマイズする場合の表示画面の例であ
る。具体的には、図14に示すように、画像編集ソフト
200(ウインドウ)の表示部202には、各社の操作
画面が比較できるように一覧表示して参照することので
きる操作画面参照部510と、操作画面の編集作成を行
うための作業領域である編集作成部520と、を含んで
構成されている。
【0300】操作画面参照部510には、例えばA社の
画面のレイアウトを表示した画面512、B社の画面の
レイアウトを表示した画面514、C社の画面のレイア
ウトを表示した画面516、などを含んで構成されてい
る。
【0301】このような構成を有する画像編集ソフト2
00において、ユーザーは、操作画面参照部510を参
照しながら、所望のレイアウトの画面に類似した操作画
面を編集作成部520にて作成することができる。
【0302】しかも、ポインタ209等を用いて、操作
画面参照部510に表示された各種レイアウトの画面5
12、514、516などの特定領域の部品を切り取っ
て、編集作成部520などに貼り付けることができ、ユ
ーザーは、好みのレイアウトをそのまま編集作業に引用
することができる。
【0303】図14の例では操作画面の一部の領域であ
る出力設定エリア111をポインタ209を用いて、操
作画面参照部510から編集作業部520へ向けて移動
している例が開示されている。
【0304】この場合、出力設定エリア111の大きさ
は、可変自在であり、画面512での大きさよりも所望
の拡大率(縦、横の倍率も各々可変)にて拡大あるいは
縮小することも可能である。
【0305】以上のように本実施の形態によれば、上記
第1の実施の形態と同様の作用効果を奏しながらも、各
社の操作画面のレイアウトを参考として参照しながら、
ユーザーの好みのカスタマイズを行うことができ、くわ
えて、各社の操作画面のレイアウトの各部をそのまま切
り取って、編集領域に貼り付けることができるので、部
分的に気に入らない部分をアレンジできる。これによ
り、他社の画像形成装置と併用して画像形成装置を使用
しているユーザーにとっては、操作画面上の名称やボタ
ン位置を覚えやすいように、操作画面をカスタマイズで
きるという利点がある。
【0306】[第3の実施の形態]次に、本発明にかか
る第3の実施の形態について、図15〜図16に基づい
て説明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の
実質的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部
分についてのみ述べる。図15は、本実施の形態の情報
処理システムの概略構成を示す説明図である。
【0307】上述の第1の実施の形態では、操作画面の
基本フォーマットをダウンロードし、Web上で操作画
面をカスタマイズする、ないしは、端末にてカスタマイ
ズし、カスタマイズされた操作画面をサーバー側に転送
してシミュレーション等を行う場合を開示したが、本実
施の形態例においては、さらに、カスタマイズされた当
該ファイルを画像形成装置の記憶部に転送して書換指示
に基づいて書き換えを行う場合の例を開示している。
【0308】(システムの構成)具体的には、本実施の
形態の情報処理システム700は、上記第1の実施の形
態とほぼ同様の構成であるユーザー側システム1a、サ
ービス側システム2に加え、ユーザー側システム1bが
インターネット3を介して接続されている。なお、ユー
ザー側システム1aには、上記第1の実施の形態同様に
一又は複数のユーザー端末10を備えており、サービス
側システム2には、上記第1の実施の形態同様に一又は
複数のサーバー20を備えている。
【0309】一方、ユーザー側システム1bは、一又は
複数の画像形成装置40と、画像形成装置40が接続さ
れるユーザー側のネットワークであるローカルエリアネ
ットワーク8(以下、LAN8ともいう)によって、相
互間に情報の授受が可能となっている。そして、このL
AN8は、インターネット3とは異なるユーザーネット
ワークであるが、インターネット3と接続されている。
この接続を行うために、通過する情報を制限するファイ
アーウォール9を用いて、インターネット3からの不正
進入を阻止するようにしている。これら点は、ユーザー
ネットワーク1a同様である。
【0310】画像形成装置40は、記録材上に画像を形
成する装置であり、LAN8、ファイアーウォール9を
介して、インターネット3に接続される。この画像形成
装置40は、画像形成条件などを設定する操作画面を表
示する表示部42と、この表示部42に表示される操作
画面あるいは表示画面データを記憶しておく表示画面デ
ータ記憶部44と、記録材としての転写紙上に画像形成
を行う画像形成手段である画像形成部45と、画像情報
などを記憶する記憶手段である記憶部46と、例えばネ
ットワーク接続して通信を行う通信手段である通信部4
8と、これらの各部の制御を司る制御手段である制御部
47と、を有している。
【0311】この他、受信した又は読み取った画像情報
に所定の処理(変倍処理、画像の重ね合わせ処理等)を
施し記憶部46等に格納する画像処理手段、ファクシミ
リ通信、プリンタ、コピー等の複合機である場合には、
各種モードの設定、入力等を行う多数のキー群(テンキ
ー)、スタート釦等を備えた操作を行う操作手段、など
も有している。
【0312】画像形成部45は、記録材上に画像形成を
行うものであり、種々の画像形成エンジンを用いること
ができ、例えば、インクジェット方式や電子写真方式な
どのエンジンを用いることができる。なお、この画像形
成部45として、記録材上に画像形成をおこなう画像形
成部本体のみならず、原稿の画像データを読み取る画像
読み取り部や、原稿を読み取るために原稿を自動搬送す
る自動原稿搬送部や、画像形成された記録紙の後処理
(ソーティングやステープルなど)を行う後処理部を備
えていてもよい。なお、自動原稿搬送部や後処理装置
は、画像形成部45のオプションとして、ユーザーの希
望により付加することが可能になっている。
【0313】記憶部46は、各種プログラムを記憶した
書き換え可能な記憶部、例えば、フラッシュメモリなど
である。この記憶部46に記憶されているプログラムと
しては、画像形成部45の制御を行うプログラム、例え
ば、画像形成部本体、画像読み取り部、後処理装置のシ
ーケンス制御を行うためのプログラムや、読み取った画
像情報を処理する画像処理プログラムや、画像書き込み
処理を行う画像書き込みプログラムや、通信部48を制
御するためのプログラムや、画像形成装置40の状態や
設定の表示を行う表示部42を制御するためのプログラ
ム(表示制御部)、や画像形成条件の設定を行う図示し
ない設定部(操作手段)を制御するためのプログラム
(操作制御部)などを含んでよい。そして、記憶部46
は、書き換え可能であるため、記憶部46に記憶されて
いるプログラムは、それぞれ書換プログラムにより書き
換えることができる。この書き換えには、所定のプログ
ラムに基づいて、画像形成装置40自身が行うものであ
り、この所定のプログラムは、記憶部46内に記憶され
ている。
【0314】この他、記憶部46は、各種のID情報を
記憶してもよく、このID情報としては、各種プログラ
ム情報(プログラムが作成された日付情報、プログラム
が記憶された日付情報、プログラムのバージョン情報、
プログラムの種類、プログラムの経歴情報、画像形成装
置40の機種を特定する画像形成装置機種情報などがあ
る)、画像形成装置40を一意的に特定するための画像
形成装置のID情報(シリアル番号)と、本画像形成装
置40を管理するサービス側システム2内におけるサー
バー20の情報、サーバー20との通信を行うに際して
行う認証するためのパスワードなどがある。
【0315】もちろん、画像形成装置40にオプション
として付加される各種機器(たとえば、自動原稿搬送部
や後処理部など)を一意的に特定するためのシリアル番
号も記憶できるようになっている。
【0316】表示画面データ記憶部44は、記憶部46
同様に書換可能に形成されており、制御部47によって
記憶部46の書換プログラムに基づき、予め記憶されて
いる第1の表示画面データを新たな第2の表示画面デー
タに更新もしくは書換可能となっている。なお、この
際、第1の表示画面データを消去する処理を行ってもよ
いし、消去せずに、第2の表示画面データに対してアク
セスされるようなメモリ領域上の指定アドレスの変更を
行う処理を行ってもよい。
【0317】制御部47(制御手段)は、上述した各部
の制御を司るものであり、また、記憶部46に記憶され
た各種プログラムに基づいて画像形成装置10を制御す
る。この他、制御部47は、複合機の構成各部の状態を
管理し制御を行う機能を有し、画像形成部の制御を行う
ための画像制御部、プリンタ制御部、操作制御部、通信
制御部などを含む。
【0318】通信部48は、LAN8内における情報の
授受や、LAN8、ファイアーウォール9を介して、イ
ンターネット3への情報の授受の通信を司るものであ
る。なお、通信部48に、NTTなどの公衆網との間で
発呼を行ったり、不特定多数の相手方からの着呼、復
旧、切断処理等の接続制御を行うための網制御装置(ネ
ットワークコントロールユニット)、受信時に公衆網に
よって伝送されてきた変調信号を復調してデジタルの受
信画像に変換し、送信時に公衆網の周波数帯に整合する
ように原稿画像情報を変調して変調信号に変換する通信
モデムなどを構成してもよい。
【0319】また、画像形成装置40の表示部42は、
操作の受付けを行うタッチパネルとパターンや文字の表
示を行うLCDからなる表示部42とが重ねて配置され
てなり、LCDに表示されている位置でタッチパネルを
押して操作するようにされている表示操作部を構成す
る。一方、不図示の操作手段は、ワンタッチ送信や同報
通信等を実行するためのワンタッチダイヤル用のワンタ
ッチキーと、「0」〜「9」のテンキーや「*」キー、
「#」キー等からなる電話番号入力用のキー釦、チェッ
ク釦、ヘルプ釦、アプリケーション釦、リセット釦、ス
トップ/クリア釦、割込コピー釦、スタート、コピー機
能、ファクシミリ機能、及びプリンタ機能の切替えを行
うためのモードチェンジキーなどを有している。これに
よって、操作手段は、表示部42に後述する画面表示さ
れた場合に、所望の設定が行われることとなる。
【0320】LAN8は、ユーザー側で敷設されている
情報通信網であり、このLAN8に画像形成装置40の
みならず、他の画像形成装置や、画像形成装置40で画
像を形成するために画像データを送信するパーソナルコ
ンピュータなどを接続してもよい。そして、このLAN
8には、インターネット3とを接続するとともに、通過
する情報を制限するファイアーウォール9が接続されて
いる。
【0321】ところで、このような情報処理システム7
00では、管理装置であるサーバー20は、上述したよ
うなカスタマイズサービスを提供するWebサーバーで
あると同時に、画像形成装置40の記憶部46に記憶さ
れているメインプログラム(第1のプログラム)をバー
ジョンアップしたプログラム、バグ修正等のプログラム
を含むプログラム(第2のプログラム)を管理するプロ
グラム管理システム(ファイル管理システム)などの機
能も兼用している。
【0322】この場合、サーバー20は、このサーバー
20が管理する画像形成装置40の状態を把握する、本
実施の形態では、画像形成装置40のプログラムの状態
(バージョン等)を管理することにより、画像形成装置
40の状態を把握する。
【0323】このために、表示部20bでは、画像形成
装置40の状態を把握するために、画像形成装置40の
状態が表示されることが好ましい。すなわち、サービス
側の管理者が、その表示をみて、どの画像形成装置40
が、どのバージョンのプログラム、どういう操作画面の
ファイルを入れているかを把握できるものである。もち
ろん、画像形成装置がプログラムを更新するに際して
は、その設定等を行う際にも、この表示部20bが利用
され、操作部22aからその設定が行われる。
【0324】また、記憶部22c(管理記憶手段)は、
画像形成装置40の各種プログラムのバージョンアップ
版や、バグ修正を施したプログラムを記憶したメモリな
どで構成することが好ましく、記憶されているプログラ
ムとしては、記憶部46で記憶されている上述した各種
プログラム、表示画面データ記憶部44に記憶されてい
る画面ファイルの書換プログラムであり、サービス側が
適宜、記憶させるものである。
【0325】この他、各種のID情報、サーバー20の
情報(サーバー20を一意的に特定するためのシリアル
番号など)、画像形成装置40との通信を行うに際して
行う認証するためのパスワード、本サーバー20が管理
する画像形成装置のシリアル番号のみならず、記憶され
ている書換プログラム情報(プログラムが作成された日
付情報、プログラムが記憶された日付情報、プログラム
のバージョン情報、プログラムの経歴情報、書換対象と
なる画像形成装置の機種を特定する画像形成装置機種情
報などがある)などがある。
【0326】(処理手順)次に、上述のような構成の情
報処理システムにおけるカスタマイズを行う際の処理手
順について、図16を参照しつつ説明する。
【0327】先ず、操作画面をカスタマイズする各処理
手順は、上記第1の実施の形態の図12のS101〜S
135)と全く同様なのでその説明を省略する。そし
て、以下には、S135以降のカスタマイズした後のカ
スタマイズ(編集)された編集画面ファイルの書き換え
処理の手順を中心に説明する。なお、編集画面ファイル
は、既にサーバーにあることを前提として説明する。
【0328】先ず、図16に示すように、ユーザー端末
10において、画像形成装置の表示部の操作画面を書き
換える指示が行われたか否かについての判断処理が行わ
れる(S301)。この判断処理において、編集された
編集画面ファイルに書き換えるような処理をユーザーが
行わないものであると判断された場合(画像形成装置の
表示部の書換指示がないものと判断された場合)には、
図12のS136に進む。
【0329】一方、前記判断処理において、編集された
編集画面ファイルに書き換えるような指示が行われたも
のと判断された場合(画像形成装置の表示部の書換指示
があるものと判断された場合)には、ユーザー端末10
より、サーバーに対して、書換要求を送信する(S30
2)。この際、(ユーザーにより事前に入力された)タ
ーゲットとなる画像形成装置のIDなども同時に送信さ
れることが好ましい。
【0330】次に、サーバー20においては、書換要求
に基づき、アクセスしてきたユーザーのユーザーIDに
対応する編集画面ファイルを抽出し(S303)、サー
バー20は対応するユーザーの一又は複数の画像形成装
置40に対して編集された編集画面ファイルに書き換え
るための書換要求を(各々)送信する(S304)。
【0331】続いて、画像形成装置40においては、サ
ーバー20からの書換要求に基づいて、画像形成装置4
0がデータ取得可能状態か判断することとなる(S30
5)。
【0332】ここで、取得可能状態とは、例えば、取得
するには通信部48を使用するために、この通信部48
が空いている状態(他の動作ファクシミリ等の受信を行
っていない状態)か否か(空いていれば、取得可能状態
である)、また、ダウンロードするに際しては、制御部
47であるCPUの作業領域として使用するメモリを使
用するので、このメモリが空いているか否かなどを判断
する。
【0333】そして、編集画面ファイル等を含む書換プ
ログラム取得可能状態であれば、これらの確認・判断の
結果は、サーバー20へと送信される。サーバー20で
は、この確認・判断の結果を受け取る。
【0334】サーバー20は、受け取った確認・判断の
結果から、対象機種として適合し、書換可能状態であっ
て、送信する必要があると判断すると(S306)、一
又は複数の画像形成装置10に対して、編集画面ファイ
ルを含む書換プログラムデータを(各々)送信する処理
を行う(S307)。
【0335】なお、前記S307の処理ないしは処理を
行なうプログラムは、本発明にいう「送信手段」を構成
できる。この送信手段は、ユーザー端末からの操作入力
に基づき、前記画像形成装置の記憶部の前記画面ファイ
ルを前記ユーザーが編集処理を行なった後の編集画面フ
ァイルに書換を行うために、前記編集画面ファイルを前
記画像形成装置に対して送信する処理を行なう。
【0336】具体的には、サーバー20は、まず、編集
画面ファイルを含む書換プログラムのデータ量などの書
換プログラムデータ情報1を、書換プログラムIDとと
もに、少なくとも一つの画像形成装置40へと送信す
る。画像形成装置40では、この書換プログラムデータ
情報1を受け取ると、正常に受信した場合はACKをサ
ーバー20へ返す。サーバー20は、ACKを受け取る
と、引き続き、転送ブロック情報や圧縮情報などの送信
方法に関する情報である書換プログラムデータ情報2
を、書換プログラムIDとともに、画像形成装置40へ
と送信する。画像形成装置40では、この書換プログラ
ムデータ情報2を受け取ると、正常に受信した場合はA
CKをサーバー20へ返す。
【0337】サーバー20は、このACKを受け取る
と、実際に、編集画面ファイルを含む書換プログラムを
画像形成装置40へと送信する。このとき、書換プログ
ラムデータ情報2に示される送信方法で送信するため
に、受け取った画像形成装置40では、データ受信処理
を行う(S308)。勿論、画像形成装置40は、書換
プログラムを受信すると、受信する毎に、正常に受信し
た場合はACKをサーバー20へ返し、このACKをサ
ーバー20が受け取ると、次のブロックを送る。
【0338】このように、画像形成装置40は、この書
換プログラムの受信と、データ受信処理は、書換プログ
ラムデータ情報1に示されたデータ量に相当するデータ
を処理するまで繰り返される。
【0339】そして、サーバー20では、最終のブロッ
クの送信が終わると、最終データ通知を画像形成装置4
0へと送信する。画像形成装置40は、最終データ通知
を受信すると、正常に受信した場合はACKをサーバー
20へ返す。
【0340】続いて、画像形成装置40は、編集画面フ
ァイルを含む書換プログラムデータ送信終了判断を行う
(S309)。送信する必要があれば、送信する必要が
ないまで、この処理を繰り返す。一方、書換プログラム
送信終了と判断すると、画像形成装置40は、通信終了
通知を、サーバー20へと送信する。
【0341】この信号を受けてサーバー20は、通信終
了通知を受領し(S310)、一旦回線を切断する。
【0342】一方、画像形成装置40においても、通信
終了通知を送信後、一旦回線を切断し、取得した編集画
面ファイルを含む書換プログラムが正確にダウンロード
されたか否かを、書換プログラム情報や書換プログラム
データ情報1に基づいて行い、さらに、画像形成装置4
0は、プログラム書き換え可能状態の判断を行う(S3
11)。
【0343】そして、書き換え可能状態であると判断さ
れると、所定のプログラムに基づいて、画像形成装置4
0自身が、編集画面ファイルを含む書換プログラムに書
き換えるプログラム書換処理を実行することとなる(S
312)。
【0344】次に、プログラムの書換終了後、再度回線
接続し、画像形成装置40は、サーバー20に対して、
編集画面ファイル書換通知である書換完了通知を送信す
る(S313)。
【0345】そして、サーバー20において、書換完了
通知を受領すると(S314)、対応するユーザーのユ
ーザー端末10に対して、書換完了通知を送信すること
となる(S315)。なお、前記S314、S315の
処理ないしは処理を行なうプログラムは、本発明にいう
「転送処理手段」を構成できる。この転送処理手段は、
画像形成装置にて書き換えが完了した旨の書換完了通知
を、前記サーバーを介して前記ユーザー端末に転送させ
る。
【0346】サーバー20より送信された書換完了通知
は、ユーザー端末10にて受領されることで(S31
5)、これらの処理が終了する。
【0347】一方、さらに他の手法として、例えば、画
像形成装置40が、サーバー20に対して定期的にアク
セスを行い(S321)、サーバー20は、前記アクセ
スに基づいて、画像形成装置の表示部の(操作)画面デ
ータを取得する要求を送信する(S322)。そして、
この要求を受けた画像形成装置40は、当該画面データ
をサーバー20に対して送信する(S323)。この
後、サーバー20は、取得した画面データとDBの情報
とに基づいて、画面データを書換必要があるかを判断す
る(S324)。
【0348】書き換える必要があると判断された場合に
は、前記S303以降の処理を行う。
【0349】このように、予めカスタマイズされた操作
画面の編集画面データがサーバーに補間されている場合
には、画像形成装置からの定期的なアクセスにより、都
合のよい期間を利用して書き換えを行うことができる。
【0350】以上のように本実施の形態によれば、上記
各実施の形態と同様の作用効果を奏しながらも、編集さ
れた編集画面ファイルを、サーバーを介して一又は複数
の画像形成装置への書き換え指示を行い、当該編集画面
ファイルに書き換えられた後には、書換完了通知を、画
像形成装置からサーバーを介して、ユーザー端末に送信
されるので、ユーザーは、最終の書き換えが行われたこ
とも確認することができる。
【0351】[第4の実施の形態]次に、本発明にかか
る第4の実施の形態について、図17に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図17は、本実施の形態の情報処理シス
テムにおいてユーザー端末側に表示される表示画面のレ
イアウトの一例を示す説明図である。
【0352】上述の第1の実施の形態では、ブラウザを
用いてWWWサーバーにアクセスし、カスタマイズ用の
画面ファイルをダウンロードした後に、独自のカスタマ
イズ用アプリケーションを用いてカスタマイズする構成
としたが、本実施の形態例では、カスタタマイズアプリ
ケーションとブラウザの機能とが一体的に利用できるア
プリケーションを用いた例を開示している。つまり、ブ
ラウザ機能を有する画像編集用アプリケションソフトを
利用する。
【0353】具体的には、本実施の形態のカスタマイズ
ソフトウエア800は、図17に示すように、大きく分
けると、ブラウジングによって取得されたコンテンツを
表示するコンテンツ表示部802とユーザーが各種の操
作を行うための操作部820との各領域が形成されてい
る。
【0354】コンテンツ表示部802は、例えば8ドッ
ト単位で格子状に形成された座標軸上に配置された操作
画面データ810と、操作画面データ810をカスタマ
イズ操作するためのカスタマイズ操作部806と、各種
の操作画面データを選択するための選択部808と、各
部を選択操作するためポインタ804、809などが形
成されている。
【0355】操作画面データ810は、画像形成装置の
表示部に表示される表示画面と同様のレイアウトを有す
る画面データであり、図の例では、基本画面に対応する
ものを示している。これらの画面データは、ファイル化
されており、ブラウザ等を用いてサーバーからダウンロ
ードするものである。
【0356】この基本画面810は、画像形成装置の標
準的操作の際に使用されて、標準的な使用における各種
の操作項目の表示および該項目の入力を受けつける基本
となる画面であり、各種の特殊モードや特殊画面に入る
ための操作キーが設けられている。
【0357】選択部808は、表示画面データ110を
構成する各部品、例えば、図の例に示すようなカスタマ
イズソフトウエア800上に基本画面が表示された場合
には当該基本画面を構成する各部品、他のあらゆる画面
が表示された場合には、当該画面を構成する各部品等
の、画面に応じた必要な部品を選択するための部品選択
部808aと、カスタマイズを所望する画面の階層を選
択するための画面階層選択部808bと、カスタマイズ
された表示画面データ110のシミュレーション結果を
例えば動画で閲覧表示するためのシミュレーション結果
表示部808cと、を含んで構成されている。
【0358】操作部820は、ブラウジングに必要な各
種コンテンツに対する操作やその他の種々の操作を表示
画面上からクリックなどにより行う領域であり、複数の
操作ボタン(操作部)が形成されている。具体的には、
操作部820の最上段のエリアには、ファイルシステム
における各種ファイル自体に対する操作を行うためのフ
ァイル操作部821と、画面上に表示されているコンテ
ンツに対する編集を行うための編集操作部822と、画
面上に表示されているコンテンツの表示に関する表示サ
イズ等の表示レイアウトを設定操作するための表示操作
部823と、他のファイルからの画像やテキストデータ
を挿入するための挿入操作部824と、を含んで構成さ
れている。
【0359】また、操作部820の最上段のエリアに
は、操作画面データ810に対する各種編集作業に必要
な各種ツールを備えたツール操作部825と、各部品や
各部品内のイメージ作成時に点や線などの選択を行うデ
ィメンジョン選択部826と、各部品あるいは各部品内
の線や画像、文字等を描画するための描画部827と、
3Dオペレーションなどを行うモディファイ部828
と、カスタマイズされた表示画面データ810のシミュ
レーション結果を例えば動画で閲覧表示するためのシミ
ュレーション結果表示部829と、画像編集ソフトに対
する各種の設定を行うための機能としてオプションとし
て形成されているオプション操作部830と、各表示画
面データの各画面ファイルをデイレクトリツリー形式で
参照選択するための参照選択部831と、画像編集ソフ
トの操作に関する説明を記したヘルプ画面を呼び出すた
めのヘルプ操作部832と、を含んで構成されている。
【0360】さらに、、操作部820の最上段のエリア
には、ブラウザの参照先を移動させるための移動操作部
834と、ユーザー自身が好みに応じて設定した各種ア
ドレスのホームページをリスト化したブックマークを呼
び出すためのブックマーク操作部835と、選択されて
いるホームページと関連するリンク先のアドレスを表示
するためのリンク表示部836と、表示画面データ11
0に対する各種編集作業に必要な各種ツールを備えたツ
ール操作部838と、などが形成されている。
【0361】また、操作部820の中段には、ユーザー
がブラウジングしていく過程において、現在ブラウザに
表示されているコンテンツよりも、前にブラウザに表示
されていたコンテンツを表示するように戻るための操作
を行う戻る操作部837aと、一度戻った場合に、前の
コンテンツに再度進むための操作を行う進む操作部83
7bと、メインのホームページを表示させるためのホー
ム操作部837cと、コンテンツを更新するための更新
操作部837dと、コンテンツを印字手段にて印刷出力
するためのプリント操作部837eと、表示画面データ
810を構成する各部品、例えば、図の例に示すような
基本画面が表示された場合には当該基本画面を構成する
各部品、他のあらゆる画面が表示された場合には、当該
画面を構成する各部品等の、画面に応じた必要な部品を
編集するための部品編集部840と、複数の各レイヤを
作成、選択したり、レイヤを指定するためのレイヤ編集
部833と、などが形成されている。
【0362】なお、レイヤとは、1枚の図をいくつかの
シートに分離して作成、表示することを言う。ある部品
Aの図とある部品Bの図を別のレイヤに書いておくこと
によって、表示、印刷等にて指定することで、部品Aと
部品Bとの合成図を出力することができる。
【0363】さらに、操作部820の最下段には、例え
ばHTTPプロトコルやFTPプロトコルなどによって
接続可能なアドレスを入力するためのアドレス操作入力
部837fが形成されている。
【0364】オプション操作部830は、図示はしない
が、ブラウザ立ち上げ時に表示されるホームページのア
ドレスを設定するためのアドレス設定部、いわゆるキャ
ッシュに蓄積されるインターネット一時ファイルなどを
格納する領域や当該ファイルの削除などの指示を設定す
る一時ファイル設定部、ホームページ閲覧の履歴におけ
る保存日数その他を設定する履歴設定部、ブラウザ表示
における言語の優先順位を設定する言語設定部、Web
ページフォントや言語設定などの設定を行うフォント設
定部、表示・未表示の文字の色や背景などの色を設定す
るための色設定部、Webにおけるセキュリティのレベ
ルを設定するためのセキュリティ設定部、コンピュータ
から表示できるインターネットの内容を制御するための
コンテンツ制御設定部、JAVAVM(ジャババーチャ
ルマシン)に関する設定・プロキシ接続の有無の設定・
アドレスを検索するときの検索に関する設定・SSL
(セキュアショックレイア)や暗号化されたページをデ
ィスクに保存しないなど各種のセキュリティの詳細設定
・URLを簡易表示するなどのブラウザの詳細設定・サ
ウンドやビデオなどのマルチメディア機能に関する設定
・ユーザー補助の設定・背景の色なども印刷するように
するか否かの印刷設定・アクティブXコントロールとプ
ラグイン、クッキー、JAVAアプレットのスクリプト
などが有効であるか無効であるか、ソフトウエアチャン
ネルの許可、デスクトップ項目のインストールの許可、
ドメインの異なるサブフレーム間の移動の有無、暗号化
されていないフォームデータの送信、ファイルやフォン
トのダウンロードの有無等の詳細設定部、などが形成さ
れることが好ましい。
【0365】部品編集部840は、新たに部品を作成す
る場合などに基本図形を選択するための図形選択部84
1と、ポインタ809にて選択された部品、もしくは複
数部品のスケールを調整するスケール調整部842と、
各部品を結合したりある特定部品内に他の画像編集ソフ
ト等で編集された画像ファイルの画像等を挿入したりす
る編集を行う挿入編集部843と、特定の領域を消去す
る消去処理部844と、ポインタ809にて選択された
選択領域を所望の拡大率で拡大して表示する処理又は所
望の縮小率で縮小して表示する処理を行う拡大縮小選択
部845と、ポインタ等にて選択された領域を所望の色
に着色するためのカラーパレット状の色選択部846
と、選択されている部品を、ポインタ809等を用いて
指定された所定の中心点を基準に、所望の回転角度で回
転自在に向きを変更操作可能とする部品回転操作部84
7と、ポインタ809にて選択された部品、もしくは複
数部品の選択領域を切り取り、他の特定領域に貼り付け
等の処理を行うための切取域選択部848と、ポインタ
809等にて指定された第1の点から第2の点までを自
由に曲線を描くための自由曲線描画部849と、ポイン
タ809等にて指定された所望の曲率、大きさの曲面を
描画するための曲面描画部850と、ポインタ809等
にて指定された所定の領域内を、ハッチング、網掛け等
の各種レイアウトの模様で塗りつぶす処理を行うための
模様編集部851・857・858・859と、ポイン
タ809等を用いて線を描画する際の線の太さ、一点鎖
線、二点鎖線等の線の形式、線の種類等を指定する線種
指定部852・853・854・855と、ポインタ8
09等にて選択された所定の領域に表示されている文字
を例えばテキスト形式で編集するための文字編集部85
6と、などを含んで構成されている。
【0366】なお、部品編集部840内のこれらの各部
は、ツールバー状に表示されているものの、必要がない
場合には非表示とすることができ、当然のことながらこ
れら各部の機能は、例えば編集操作部822等の下位の
階層のメニューバーからも編集を行うことが可能であ
る。
【0367】上述のような表示画面を構成するカスタマ
イズソフトウエア800によれば、ブラウザの機能を有
する画像編集ソフトウエアとして機能できるので、ユー
ザー端末において、当該カスタマイズソフトウエアを予
め搭載することにより、操作画面のカスタマイズ時にお
いて、ブラウザ及びカスタマイズソフトウエア等の複数
のソフトウエアを使用することを要しない。
【0368】なお、このようなソフトウエアを搭載した
としても、ユーザー端末にてカスタマイズし、サーバー
にてシィミュレーションを行う、サーバーにてカスタマ
イズを行いサーバーにてシミュレーションを行う、ユー
ザー端末にてカスタマイズを行い、ユーザー端末にてシ
ミュレーションを行う、のいずれの処理手法を採用する
かは任意である。
【0369】[第5の実施の形態]次に、本発明にかか
る第5の実施の形態について、図18に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図18は、本実施の形態の情報処理シス
テムにおける処理手順の一例を開示したネットワークシ
ーケンス図である。
【0370】上述の第1の実施の形態では、ブラウザを
用いてWWWサーバーにアクセスし、カスタマイズ用の
画面ファイルをダウンロードした後に、独自のカスタマ
イズ用アプリケーションを用いてカスタマイズする構成
としたが、本実施の形態例では、ブラウザのみを用い
て、つまりカスタマイズに類する処理の殆どをサーバー
側で処理する場合の例を開示している具体的には、本実
施の形態の情報処理システム900は、図18に示すよ
うに、ユーザー端末910、サーバー920、カスタマ
イズ用データベース(DB)930、を含んで構成され
ている。
【0371】ユーザー端末910は、オペレーティング
システム(OS)914、ブラウザ918を含む。サー
バー920は、一般に、オペレーティングシステム92
4、サーバー側カスタマイゼーションプログラム92
7、画像形成装置シミュレータ928、を含み、カスタ
マイズ用データベース(DB)930とデータ授受可能
である。
【0372】次に、具体的な処理手順であるが、先ず、
ユーザーがユーザー端末910を用いて、カスタマイズ
サービスを提供するサーバー920に対してアクセス要
求を行う(S401)と、サーバー920は、ユーザー
端末10に対してカスタマイズサービス画面を表示させ
る処理を行う(S402)。これにより、ユーザー端末
910には、カスタマイズサービス画面が表示される
(S403)。すなわち、ブラウザにてコンテンツの読
み込みが行われる。
【0373】ここで、カスタマイズサービスをユーザー
が実際に受ける場合には、「処理X1」を行う(S40
4)。この「処理X1」とは、所定のユーザー登録等を
行い、本サービスを受ける際の課金を行うための課金カ
ウントが開始される処理をいう。なお、この際、サーバ
ー側のカスタマイザは、クッキーを用いたり、コントロ
ールパネルなどを使ってユーザーに直接IDとパスワー
ドを入力してもらうことにより、ユーザーIDを取得す
る。
【0374】次に、ブラウザ上に表示されたサービス画
面から、「どの操作画面をカスタマイズするのか」を決
めるために、ホームページ内の所定のプルダウンメニュ
ー等から、例えば、「基本画面(の基本フォーマッ
ト)」、「応用画面(の基本フォーマット)」等を選択
することとなる。乃ち、ユーザーはブラウザを用いてカ
スタマイズしたい操作画面を選択することにより、当該
操作画面の基本フォーマットの取得を要求する(S40
5)。これは、通常のWebページを閲覧するときと同
様の方法でよく、特殊な操作は必要ない。
【0375】サーバー920は、サーバー側カスタマイ
ゼーション(プログラム)927により、ユーザー端末
910からの選択要求に基づき、サーバー20側で用意
された複数の操作画面の中から選択された少なくとも一
つの操作画面に対応する画面ファイルを、例えばカスタ
マイズ用データベース(DB)930から取得し、当該
画面ファイルに関する情報をユーザー端末10に対して
送信する(S406)。
【0376】この際、サーバー920からは、選択され
た操作画面の前記画面ファイルがダウンロードされるこ
ととなるが、この画面ファイルには、後述する操作ボタ
ン等の部品の座標情報等の付帯情報が含まれている。一
方、カスタマイズ用データベースに格納されるべき、ユ
ーザーが選択した画面ファイルに、前記ユーザーIDを
対応づけておく処理も行われる。
【0377】このようにして、ユーザー端末910に
て、サーバー920からのダウンロードによって、選択
された操作画面の前記画面ファイルが取得されると、ブ
ラウザは、Webページにおいて選択された(操作)画
面を表示させる処理を行う(S407)。この際、当該
画面ファイルのレイアウトが前記ユーザー端末10のブ
ラウザ画面内の所定領域に表示する処理が行われ、カス
タマイズにかかる部品選択を促す。この時点では、ブラ
ウザ上にはカスタマイズされる前の操作画面(基本フォ
ーマット)のページが表示されている。この基本フォー
マットは、例えば、背景に座標軸が備えられて、通常標
準的に用いられる操作画面を形成することが好ましい。
【0378】そして、ユーザーは、ユーザー端末910
に表示された前記画面ファイルの操作画面をブラウザ上
で参照しつつ、ユーザーの好みのレイアウトの操作画面
となるように、カスタマイズを行うことができる。
【0379】例えば、この際に、カスタマイズを行う上
で必要な種々の操作画面の各種部品を選択することがで
きる。この部品の取得を行うには、上記操作画面の場合
同様に、サーバー920にて閲覧可能となっているホー
ムページ上において、ユーザー端末910のブラウザを
用いて、各種部品を選択すればよい。
【0380】ユーザーが操作画面内に用いる操作ボタン
等の各種部品(部品基本フォーマット)の追加等を希望
する場合に、当該部品の選択を行うと、ユーザー端末9
10から部品選択要求をサーバー920に対して送信し
(S408)、この部品選択要求に基づき、サーバー9
10は、サーバー側カスタマイゼーション927によ
り、要求された部品(基本フォーマット)をカスタマイ
ズ用データベース(DB)930から取得し、当該部品
に関する部品ファイルをユーザー端末910に対して送
信する処理を行う(S409)。
【0381】この部品ファイルは、例えば、ユーザー端
末910のブラウザ上に表示させるためのものであるか
ら、画像形成装置の表示部に用いることのできる正式な
フォーマットに比して簡易化され、例えば、解像度等が
劣るファイル等にて構成されることが好ましい。
【0382】そして、選択された部品等は、ブラウザ内
の所定領域(例えば基本フォーマットの操作画面の外)
に表示されることとなる(S410)。同時に、簡易形
式であるが、これら操作画面の画面ファイル、カスタマ
イズする上で変更等に必要な各部品の部品ファイルなど
がユーザー端末910の記憶部に格納される。
【0383】ここで、本実施の形態においては、カスタ
マイズ操作について、ブラウザからWebサーバーにア
クセスするのみで行うことができるように構成されてい
る。
【0384】(ブラウザによる各種カスタマイズ処理)
乃ち、先ず、ブラウザ上において、操作画面データに対
して各種カスタマイズ処理を行い、変更操作に対する変
更後の部品等の情報を取得する要求を行う。
【0385】そして、サーバー920では、前記各種の
カスタマイズ操作に応じた要求に基づいて、前記操作画
面の基本フォーマットに対する編集処理を行い、これら
編集された操作画面たる簡易編集画面ファイルは、ユー
ザー別に、カスタマイズ用DBに格納される。
【0386】具体的には、先ず、操作画面データ上の各
部品(操作ボタンやエリア等)がドラッグ&ドロップ等
により選択されたか否かの判断処理を行う(S41
1)。この判断処理において、部品が選択されていない
ものと判断された場合には、次のS413の処理を行
う。一方、前記判断処理において、部品が選択されたも
のと判断された場合には、ユーザー端末910は選択要
求を送信し、サーバー920にて選択された部品の切取
処理を行う(S202)。そして、当該選択された部品
を編集可能状態とするようにする。例えば、図6に示す
例で説明すると、「原稿設定」ボタンを応用設定エリア
からポインタ209を用いて切り取るような場合の処理
がこれに該当する。切り取られた「原稿設定」ボタン
は、表示態様を変更できるよう、編集可能状態となる。
【0387】次に、選択された部品(操作ボタン等を想
定)に対して、フォントレイアウト、フォントサイズの
変更があるか否かの判断処理を行う(S413)。この
判断処理において、フォントサイズもしくはフォントレ
イアウトの変更がないものと判断された場合には、次の
S415の処理を行うこととなる。
【0388】一方、前記判断処理において、フォントサ
イズもしくはフォントレイアウトの変更があるものと判
断された場合には、ユーザー端末910は要求を送信
し、サーバー920にてフォント変更処理を行うことと
なる(S414)。例えば、前記「原稿設定」ボタンの
場合を例に挙げれば、現在の「原稿設定」のフォントが
例えばゴシック体で12ポイントとなっているものを、
行書体で20ポイントとするような場合がこれに該当す
る。
【0389】次に、文字内容(メッセージ内容)に変更
があるか否かの判断処理を行う(S415)。この判断
処理において、文字内容に変更がないものと判断された
場合には、次のS417の処理を行うこととなる。一
方、前記判断処理において、文字内容に変更があるもの
と判断された場合には、ユーザー端末910は要求を送
信し、サーバー920にて文字内容を変更する処理を行
う(S416)。例えば、前記「原稿設定」ボタンの場
合を例に挙げれば、現在の「原稿設定」の文字表記を、
「ゲンコウセッテイ」とするような場合がこれに該当す
る。
【0390】次に、一又は複数の部品に対して拡大又は
縮小処理が行われたか否かの判断処理を行う(S41
7)。この判断処理において、拡大又は縮小処理が行わ
れていないものと判断された場合には、次のS419の
処理を行うこととなる。
【0391】一方、前記判断処理において、拡大又は縮
小処理が行われたものと判断された場合には、ユーザー
端末910は要求を送信し、サーバー920にて拡大又
は縮小処理を行うこととなる(S418)。例えば、前
記「原稿設定」ボタンの場合を例に挙げれば、現在の
「原稿設定」ボタンそのものの大きさを拡大又は縮小す
るような場合がこれに該当する。
【0392】そして、以上のような各種の処理がなされ
た場合において、特定領域に貼付られたか否かを判断す
る処理を行う(S419)。この判断処理において、特
定領域に貼付られていないものと判断された場合には、
次のS421の処理を行う。
【0393】一方、前記判断処理において、特定領域に
貼付られているものと判断された場合には、ユーザー端
末910は要求を送信し、サーバー920にて貼付処理
を行うこととなる(S410)。例えば、前記「原稿設
定」ボタンの場合を例に挙げれば、編集中の「原稿設
定」ボタンの領域から、編集された後の前記「原稿設
定」ボタンを、元の応用設定エリア内に戻して貼り付け
るような場合がこれに該当する。
【0394】次に、その他の処理が行われたか否かを判
断する判断処理を行う(S421)。この判断処理にお
いて、その他の処理が行われていないものと判断された
場合には、S423等に進む。一方、前記判断処理にお
いて、その他の処理が行われたものと判断された場合に
は、ユーザー端末910は要求を送信し、サーバー92
0にてその他の処理を行うこととなる(S422)。
【0395】例えば、前記「原稿設定」ボタンの場合を
例に挙げれば、応用設定エリア内に編集された後の前記
「原稿設定」ボタンを再度、クリック等により編集可能
状態として、前記「原稿設定」ボタンの背景色を透明な
青色等に変更するような場合がこれに該当する。これに
より、応用設定エリアなどとの色の配合、バランスなど
も調整することができる。
【0396】このようにしてカスタマイズ操作により変
更された各種設定情報は、付帯情報として当該操作画面
ファイルとともに保有されることとなる。そして、S4
23に進み、当該変更された操作画面がブラウザ上に反
映表示され(S423)、ユーザーは、変更される毎に
確認を行いつつカスタマイズを行うこととなる。
【0397】サーバー920は、編集された編集画面フ
ァイルを、例えば、解像度の低い簡易画面ファイルにフ
ァイル変換して、ユーザー端末のブラウザに表示させる
ためだけの、簡易画面ファイル(データ)を送信する
(S424)。
【0398】なお、前記S412、S414、S41
6、S418、S420、S422の処理ないしは処理
を行なうプログラムは、本発明にいう「編集処理手段」
を構成できる。この編集処理手段は、ユーザー端末から
の操作入力に基づいて、前記操作画面の編集処理を行
う。
【0399】このようにして、ユーザー端末910側に
は、カスタマイズ(編集)された編集画面が表示される
こととなる(S425)。
【0400】なお、指定されたカスタマイズ操作(変更
処理)のブラウザ上への反映は、例えばJavaScr
iptによって行われ、変更された内容は一時的に例え
ばJavaアプレットによってサーバー920へ送信し
てサーバー920にて保存される。この時、オブジェク
トの追加等の変更操作が保存される際には、変更された
オブジェクトの操作画面上での座標等の付帯情報ととも
に記録されるつまり、カスタマイズされたファイルを表
示するには、ブラウザにHTMLファイルを読み込んだ
後、DHTMLの機能を利用してカスタマイズの内容を
反映する。
【0401】ユーザーは、カスタマイズされた操作画面
をWebページ上で閲覧できることとなる。
【0402】次いで、編集された一又は複数の操作画面
に関して、画像形成装置のシミュレーションを行うか否
かを判断する処理を行う(S435)。この判断処理に
おいて、シミュレータを実行しないものと判断された場
合には、S446に進む。一方、前記判断処理におい
て、シミュレータを実行するものと判断された場合に
は、シミュレータ実行要求を送信する。つまり、ユーザ
ーは、ユーザー端末910を用いて、サーバー920に
て表示された当該サービスを提供するホームページ上か
ら、シミュレーションを行う旨の選択を行うと、当該編
集画面ファイルに対するシミュレーション要求を行うこ
とになる。
【0403】(シミュレーション処理)次に、前記ユー
ザー端末910からのシミュレーション要求をサーバー
920が受領すると、サーバー920のサーバー側カス
タマイゼーション927は、前記カスタマイズされた編
集画面ファイルに対して、予めサーバー920側に用意
された画像形成装置のシミュレータによるシミュレーシ
ョンを行うこととなるが、その際に、以下のような各処
理を行うこととなる。
【0404】先ず、カスタマイズされた編集画面ファイ
ルに対して、編集後の設定条件(例えば、A操作ボタン
の座標は(X1、Y1)である等)に関する情報を抽出
する(S437)。
【0405】次に、サーバー側カスタマイゼーション9
17は、カスタマイズ後の前記編集画面ファイルを画像
形成装置シミュレータ928にて適用することができる
ファイル形式に変換する処理を行う(S438)。
【0406】そして、カスタマイズされたファイルの前
記設定条件に基づき、画像形成装置シミュレータを動作
させ、前記編集画面ファイルをシミュレーションする処
理を行うこととなる(S439)。
【0407】続いて、シミュレーションした結果に関す
るシミュレーション結果情報(シミュレーション結果フ
ァイル)を生成する処理が行われる(S440)。
【0408】次に、前記シミュレーション結果ファイル
をユーザー端末910のブラウザ上から閲覧できるファ
イル形式に再変換する処理を行う(S441)。例え
ば、前記シミュレーション結果ファイルは、例えば動画
像ファイルなどによって保存されることが好ましい。
【0409】また、シミュレーション結果に異常がある
か(不適当な部品があるか)否かを検出し、異常がある
場合には、その旨の通知情報を生成する処理を行うこと
となる(S442)。
【0410】そして、変換された前記シミュレーション
結果ファイルをユーザー端末10に対して送信する処理
を行う(S443)。この際には、前記異常がある場合
には、前記通知情報を組み込んで送信することが好まし
い。
【0411】この送信処理ような一連の処理を、サーバ
ー420のサーバー側カスタマイゼーション927が行
う。この際、サーバー側カスタマイゼーションは、画像
形成装置シミュレータ928にて処理されたシミュレー
タのファイルを、通常のビューア等で読み込むことがで
きるファイル形式に再変換して、電子メール等でサーバ
ー920からユーザー端末910に送信する。
【0412】ユーザー端末910にて当該シミュレーシ
ョン結果ファイルが受領されると、ユーザーは、当該フ
ァイルを参照してシミュレーション結果を参照すること
ができる。これにより、ユーザーは、動画像ファイルに
よって動作を確認することができる。
【0413】次に、前記サーバー920からの送信され
たシミュレーション結果ファイル(情報ないしはデー
タ)がユーザー端末910にて受領されると、当該シミ
ュレーション結果ファイルのシミュレーション結果情報
をユーザー端末910の表示部に表示することとなる。
ここに、先に述べたようにシミュレーション結果ファイ
ルは、一般には動画像情報、すなわち、画像形成装置に
おける操作画面の画面展開の様子や実際に実行される時
のメッセージの表示タイミングなどをシミュレーション
したものである。
【0414】このような動画像をダウンロードすると、
ユーザーの操作により或いは自動的に表示部に表示す
る。この際、シミュレーション結果を、Web上にて閲
覧可能に構成してもよい。この場合には、サーバー20
側に画像形成装置シミュレータ28なる変換エンジンが
搭載されていることにより、ユーザーに即座に確認して
もらうことができる。
【0415】また、シミュレーション結果とともに、例
えば、元来応用画面に用いられる操作ボタンであるにも
拘わらず、基本画面に当該操作ボタンが貼り付けてある
ような不適当な部品が存在する場合には、前記動画像表
示とともに、警告としてメッセージないしはコメントを
表示するか、ないしは、その不適当な操作ボタンに対し
て着色表示をしてミスであることをカスタマイズユーザ
ーに告知するようにすることが好ましい。従って、前記
通知情報は、実質的にはシミュレーション結果ファイル
に内在することとなるが、別途リスト形式で添付ファイ
ルとして生成してもよい。
【0416】なお、前記シミュレーション結果情報を表
示部に表示されるためには、シミュレーション結果情報
が、いわゆるキャッシュに画像情報として事前にユーザ
ー端末10側格納されておくことが必要であるが、これ
は後で述べるような「保存」処理とは異なる。このS1
34にいうシミュレーション結果情報とは、このキャシ
ュに格納される情報のことを意味する。
【0417】次に、シミュレーション結果ファイルを保
存する処理を行う(S445)。つまり、バックグラウ
ンドでは、シミュレーション結果情報はキャッシュに格
納されているものの、ユーザーは、見かけ上、ブラウザ
上で動画像を参照している、という行為しか認識されな
いために、動画像ファイルを保存するという目に見える
インターフェースを提供することで保存したことを認識
させる必要がある。そのため、このS135における
「保存」とは、ユーザーが所望する特定の記憶領域にフ
ァイルとして保存するということである。
【0418】なお、ユーザー端末910側に予め画像形
成装置シミュレータ等のアプリケーションをインストー
ルしておき、カスタマイズした後の編集画面ファイルに
対してユーザー端末910側でシミュレーション処理を
行うように構成してもよい。
【0419】これにより、仮にユーザー自身がユーザー
端末に画像形成装置シミュレータを有している場合に
は、当該ファイルを利用して再度シミュレーション結果
を再現し閲覧することが可能となる。
【0420】次に、他の操作画面をカスタマイズする、
もしくは、現在の操作画面をカスタマイズ仕直す操作が
行われたか否かを判断する処理を行う(S446)。こ
の判断処理において、他の操作画面のカスタマイズが必
要であると判断された場合には、S405に戻り、前記
ステップを繰り返すこととなる。つまり、操作画面をカ
スタマイズしつつ、シミュレーションを行うことによっ
て、当該シミュレーションの結果によって、操作画面を
再度変更する必要があるとユーザーが判断した場合に
は、上記ステップを繰り返してユーザーが納得のいくま
で操作画面のカスタマイズを行えばよい。
【0421】一方、他の操作画面のカスタマイズが必要
でないと判断された場合には、以下に示す処理X2を行
った(S447)後に、サービスを終了する。
【0422】ここに、処理X2とは、前記S404の処
理X1にて開始された課金カウントを集計し、ユーザー
に対してカスタマイズサービスに要した料金の支払い等
を促す処理のことをいう。
【0423】つまり、上記処理手順にて説明を省略した
が、本実施の形態におけるサービスは、一つの操作画面
のカスタマイズ(あるいは一つ部品)につき所定の第1
の料金(部品毎の場合には第nの料金)にて利用するこ
とができ、さらにシミュレータを利用する場合には、1
回につき、さらに第2の料金を加算することとなる。こ
のようにして、ユーザーは、料金次第で一つの画面につ
いて、例えば複数パターンのカスタマイズされた操作画
面を生成することができる。
【0424】このように、サーバー側でカスタマイズを
行う場合には、サーバーは、要求された画面ファイルを
得て、サーバー側カスタマイゼーションプログラムによ
り、HTTPヘッダの情報に基づき、ファイルをカスタ
マイズする。そして、サーバー側カスタマイゼーション
(プログラム)は、画面ファイルを解析し、付帯情報
(カスタマイゼーション情報)をカスタマイズされた画
面ファイルに組み込む。前記カスタマイゼーション情報
は、ファイル・データのヘッダ部やその他の箇所に組み
込むことができる。
【0425】以上のように本実施の形態によれば、上記
実施の形態と同様の作用効果を奏しながらも、サーバー
側にてカスタマイズ処理の大部分を処理することができ
るので、ユーザーは、特別な編集用のアプリケーション
ソフトを要することなく、カスタマイズサービスを受け
ることができる。
【0426】[第6の実施の形態]次に、本発明にかか
る第6の実施の形態について、図19に基づいて説明す
る。図19は、本実施の形態の情報処理装置の一例を示
す説明図である。
【0427】本実施の形態では、ユーザー端末側でカス
タマイズ及びシミュレータソフトウエアを搭載してお
り、当該ユーザー端末側でシユレーションソフトウエア
の起動を行う例を開示している。
【0428】具体的には、図19に示すように、本例の
情報処理システムにおける情報処理装置であるユーザー
端末1010は、上記第1の実施の形態と同様の構成で
あるハードウエアシステム1012、オペレーティング
システム1014、プロトコル管理部1015と、本実
施の形態例特有のアプリケーションソフトウエア101
6を含んで構成される。
【0429】ハードウエアシステム1012は、ユーザ
ー端末1010の物理的コンポーネントを含み、上記第
1の実施の形態同様、表示部1012b、操作部101
2a、記憶部1012c、通信部1012d、制御部1
012i、入出力インターフェース1012e、表示イ
ンターフェース1012f、記憶インターフェース10
12g、ネットワークインターフェース1012hと、
を含む。
【0430】オペレーティングシステム1014も同様
に、入出力管理部1014a、描画管理部1014b、
ファイル管理部1014c、を含んで構成される。
【0431】アプリケーションソフトウエア1016で
は、表示画面編集用のソフトウエアであるカスタマイズ
ソフトウエア1017と、カスタマイズソフトウエア1
017のプログラム使用時に表示されるUI(ユーザー
インターフェース)を表示するためのUIモジュール1
019などが形成されている。もちろん、この他、各種
アプリケーションソフトウエアが搭載されている。
【0432】このカスタマイズソフトウエア1017
は、付図示の多数のコンポーネントを含み、操作画面の
画面ファイルを編集処理するための表示画面編集部10
17aと、編集された表示画面における画像形成装置上
の操作シミュレーションを行うシミュレータ部1017
bと、当該編集操作に応じて、オブジェクトからなる各
部品の座標位置、大きさに関する情報等を変更する座標
変更部1017c、ブラウザ機能を備えたブラウザ手段
1017dと、を含んで構成されている。
【0433】なお、前記シミュレータ部1017bによ
り、本発明にいう「シミュレーション処理手段」を構成
できる。このシミュレーション処理手段は、ユーザー端
末からの操作入力に基づいて、前記ユーザーにて編集さ
れた編集画面ファイルに対して、前記画像形成装置の操
作画面の動作確認のためのシミュレーションを行なう。
【0434】上記のような構成のユーザー端末1010
においては、予めカスタマイズソフトウエア1017と
して、画像形成装置の表示画面を編集する機能の他、操
作シミュレーション機能を備えているために、ユーザー
端末1010からは、サーバーより操作画面の画面ファ
イルのみをダウンロードすればよく、また、シミュレー
タのファイルも読み取ることができるので、サーバーに
対する負荷を低減できるとともに、転送容量を低減して
通信トラフィックの緩和に寄与できる。
【0435】[第7の実施の形態]次に、本発明にかか
る第7の実施の形態について、図20に基づいて説明す
る。図20は、本例の情報処理装置の一例を示す説明図
である。
【0436】本実施の形態では、上記第6の実施の形態
に加え、画像形成装置シミュレータを搭載するための画
像形成装置エミュレーションをも実装可能とした例を開
示している。
【0437】具体的には、本実施の形態の情報処理シス
テムにおける情報処理装置であるユーザー端末1010
は、図20に示すように、上記第1の実施の形態のサー
バーの構成とほぼ同様、OS1014、画像形成装置エ
ミュレーション1013、アプリケーションプログラム
1016とを含んで構成される。
【0438】画像形成装置エミュレーション1013
は、上記第1の実施の形態同様、エミュレーションドラ
イバ1013a、表示状態記憶部1013b、表示状態
エミュレーション部1013cを含んで構成されてい
る。
【0439】アプリケーションプログラム1016も同
様に、カスタマイズソフトウエア1017a、画像形成
装置シミュレータ1017b、UIモジュール1019
と、を含んで構成されている。
【0440】カスタマイズソフトウエア1017aで
も、カスタマイズ編集支援部1017c、カスタマイズ
コンポーネント1017d、処理部1017eなどが同
様に構成されている。
【0441】画像形成装置シミュレータ1017bも同
様、画面展開処理部1017kを含むシミュレータアプ
リケーションプログラム1017b、モデル模擬処理部
1017i、デバイス制御模擬処理部1017h、モニ
タ処理部1017g、モデル表示処理部1017f、処
理部1017lを含んで構成される。
【0442】上記のような構成を有するユーザー端末1
010においては、画像形成装置シミュレータ1017
bが、上記第6の実施の形態におけるシミュレータのよ
うに、画面展開の機能のみならず、画像形成装置の実物
がなくてもアプリケーションまで含めた操作性や仕様の
全体的で統一された模擬が可能となり、これによる表示
画面の詳細な検証が可能になる。
【0443】[第8の実施の形態]次に、本発明にかか
る第8の実施の形態について、図21に基づいて説明す
る。図21は、本実施の形態の情報処理システムの全体
構成の概略を示す機能ブロック図である。
【0444】上述の各実施の形態においては、ユーザー
端末からサーバーにアクセスして画面のカスタマイズを
行う構成、さらにサーバーを介してユーザー端末から画
像形成装置に対して書き換え指示を行う構成などを例示
したが、本実施の形態においては、管理装置、もしくは
情報処理装置から画像形成装置に直接カスタマイズしつ
つ書換指示を行う例を開示している。
【0445】具体的には、本実施の形態の情報処理シス
テム1101は、図1に示すように、ユーザー側システ
ム1101aと、サービス側システム1102と、これ
らユーザー側システム1101aとサービス側システム
1102との情報を授受するために接続されるネットワ
ークであるインターネット1103と、により構成され
る。
【0446】ユーザー側システム1101aには、一又
は複数の画像形成装置1110と、ユーザー端末113
0と、画像形成装置1110及びユーザー端末1130
が接続されるユーザー側のネットワークであるローカル
エリアネットワーク1104(以下、LAN1104と
もいう)によって、相互間に情報の授受が可能となって
いる。そして、このLAN1104は、インターネット
1103とは異なるユーザーネットワークであるが、イ
ンターネット3と接続されている。この接続を行うため
に、通過する情報を制限するファイアーウォール5を用
いて、インターネット3からの不正進入を阻止するよう
にしている。
【0447】画像形成装置1110は、LAN110
4、ファイアーウォール1105を介して、インターネ
ット1103に接続される。この画像形成装置1110
は、画像形成条件などを操作設定する操作画面を表示す
るとともに、サーバー1120が提供するサービスに関
する画面を表示可能な表示部1116と、この表示部1
116に表示される操作画面あるいは表示画面データを
記憶しておき前記操作画面に関する画面ファイルを記憶
した書換可能な記憶部である表示画面データ記憶部11
17と、記録材としての転写紙上に画像形成を行う画像
形成手段である画像形成部1111と、制御プログラ
ム、画像情報などを記憶する記憶手段である記憶部11
12と、例えばネットワーク接続して通信を行う通信手
段である通信部1114と、ID記憶部1115と、操
作部1118と、これらの各部の制御を司る制御手段で
ある制御部1113と、を有している。
【0448】この他、受信した又は読み取った画像情報
に所定の処理(変倍処理、画像の重ね合わせ処理等)を
施し記憶部46等に格納する画像処理手段、ファクシミ
リ通信、プリンタ、コピー等の複合機である場合には、
各種モードの設定を行う手段なども有している。
【0449】画像形成部1111は、記録材上に画像形
成を行うものであり、種々の画像形成エンジンを用いる
ことができ、例えば、インクジェット方式や電子写真方
式などのエンジンを用いることができる。なお、この画
像形成部1111として、記録材上に画像形成をおこな
う画像形成部本体のみならず、原稿の画像データを読み
取る画像読み取り部や、原稿を読み取るために原稿を自
動搬送する自動原稿搬送部や、画像形成された記録紙の
後処理(ソーティングやステープルなど)を行う後処理
部を備えていてもよい。なお、自動原稿搬送部や後処理
装置は、画像形成部1111のオプションとして、ユー
ザーの希望により付加することが可能になっている。
【0450】記憶部1112は、各種プログラムを記憶
した書き換え可能なメモリなどである。この記憶部11
12に記憶されているプログラムとしては、画像形成部
45の制御を行うプログラム、例えば、画像形成部本
体、画像読み取り部、後処理装置のシーケンス制御を行
うためのプログラムや、読み取った画像情報を処理する
画像処理プログラムや、画像書き込み処理を行う画像書
き込みプログラムや、通信部1114を制御するための
プログラムや、画像形成装置1110の状態や設定の表
示を行う表示部42を制御するためのプログラム(表示
制御部)、や画像形成条件の設定を行う操作部1118
を制御するためのプログラム(操作制御部)などを含ん
でよい。そして、記憶部1112は、書き換え可能であ
るため、記憶部1112に記憶されているプログラム
は、それぞれ書換プログラムにより書き換えることがで
きる。この書き換えには、所定のプログラムに基づい
て、画像形成装置1110自身が行うものであり、この
所定のプログラムは、記憶部1112内に記憶されてい
る。
【0451】この他、記憶部1112は、各種のID情
報を記憶してもよく、このID情報としては、各種プロ
グラム情報(プログラムが作成された日付情報、プログ
ラムが記憶された日付情報、プログラムのバージョン情
報、プログラムの種類、プログラムの経歴情報、画像形
成装置40の機種を特定する画像形成装置機種情報など
がある)、画像形成装置1110を一意的に特定するた
めの画像形成装置のID情報(シリアル番号)と、本画
像形成装置1110を管理するサービス側システム11
02内におけるサーバー1120の情報、サーバー11
20との通信を行うに際して行う認証するためのパスワ
ードなどがある。
【0452】もちろん、画像形成装置1110にオプシ
ョンとして付加される各種機器(たとえば、自動原稿搬
送部や後処理部など)を一意的に特定するためのシリア
ル番号も記憶できるようになっている。
【0453】表示画面データ記憶部1117は、記憶部
1112同様に書換可能に形成されており、制御部11
13によって記憶部1112の書換プログラムに基づ
き、予め記憶されている第1の表示画面データを新たな
第2の表示画面データに更新もしくは書換可能となって
いる。なお、この際、第1の表示画面データを消去する
処理を行ってもよいし、消去せずに、第2の表示画面デ
ータに対してアクセスされるようなメモリ領域上の指定
アドレスの変更を行う処理を行ってもよい。
【0454】制御部1113(制御手段)は、上述した
各部の制御を司るものであり、また、記憶部1112に
記憶された各種プログラムに基づいて画像形成装置11
10を制御する。この他、制御部1113は、複合機の
構成各部の状態を管理し制御を行う機能を有し、画像形
成部の制御を行うための画像制御部、プリンタ制御部、
操作制御部、通信制御部などを含む。
【0455】通信部1114は、LAN1104内にお
ける情報の授受や、LAN1104、ファイアーウォー
ル1105を介して、インターネット1103への情報
の授受の通信を司るものである。なお、通信部1114
に、NTTなどの公衆網との間で発呼を行ったり、不特
定多数の相手方からの着呼、復旧、切断処理等の接続制
御を行うための網制御装置(ネットワークコントロール
ユニット)、受信時に公衆網によって伝送されてきた変
調信号を復調してデジタルの受信画像に変換し、送信時
に公衆網の周波数帯に整合するように原稿画像情報を変
調して変調信号に変換する通信モデムなどを構成しても
よい。
【0456】また、画像形成装置1110の表示部11
16は、操作の受付けを行うタッチパネルとパターンや
文字の表示を行うLCDとが重ねて配置されてなり、L
CDに表示されている位置でタッチパネルを押して操作
するようにされている表示操作部を構成する。一方、操
作部1118は、ワンタッチ送信や同報通信等を実行す
るためのワンタッチダイヤル用のワンタッチキーと、
「0」〜「9」のテンキーや「*」キー、「#」キー等
からなる電話番号入力用のキー釦、チェック釦、ヘルプ
釦、アプリケーション釦、リセット釦、ストップ/クリ
ア釦、割込コピー釦、スタート、コピー機能、ファクシ
ミリ機能、及びプリンタ機能の切替えを行うためのモー
ドチェンジキーなどを有している。これによって、操作
部1118は、表示部1116に後述する画面表示され
た場合に、所望の設定が行われることとなる。
【0457】ユーザー端末1130は、LAN110
4、ファイアーウォール1105を介して、インターネ
ット1103に接続される。このユーザー端末1130
は、カスタマイズを行うためのカスタマイズ部1132
と、カスタマイズされた編集画面ファイルに対して画像
形成装置シミュレーションを行うシミュレータ部113
4と、を備えている。
【0458】LAN1104は、ユーザー側で敷設され
ている情報通信網であり、このLAN1104に画像形
成装置1110のみならず、他の画像形成装置や、画像
形成装置1110で画像を形成するために画像データを
送信するパーソナルコンピュータ、さらには、前記ユー
ザー端末1130などが接続されている。そして、この
LAN1104には、インターネット1103とを接続
するとともに、通過する情報を制限するファイアーウォ
ール1105が接続されている。
【0459】サービス側システム1102には、管理装
置であるサーバー1120と、サーハ゛―1120が接続
されるサービス側のネットワークであるローカルエリア
ネットワーク1106(以下、LAN1106ともい
う)と、このLAN1106とインターネット1103
とを接続するとともに、通過する情報を制限するファイ
アーウォール1107と、を有している。このサービス
側システム1102は、本実施の形態では、画像形成装
置1110の記憶部1112に記憶されているメインプ
ログラム(第1のプログラム)をバージョンアップした
プログラム、バグ修正等のプログラムを含むプログラム
(第2のプログラム)を管理するプログラム管理システ
ム(ファイル管理システム)でもある。
【0460】サーバー1120(管理装置)は、画像形
成装置1110(その他複数の画像形成装置)を管理す
る管理装置であるとともに、画像形成装置の表示部の操
作画面をカスタマイズするサービスを提供するWebサ
ーバーとしての機能も備えており、LAN1104、フ
ァイアーウォール1105を介して、インターネット1
103に接続される。より詳細には、このサーバー11
20は、このサーバー1120が管理する画像形成装置
1110の状態を把握する、本実施の形態では、画像形
成装置1110のプログラムの状態(バージョン等)を
管理することにより、画像形成装置1110の状態を把
握する。このサーバー1120は、表示部1121、管
理記憶部1122と、制御部1123と、通信部112
4と、ID記憶部1125と、ユーザー側システム11
01aの画像形成装置1110に対して操作画面ファイ
ル情報等のダウンロードを促す処理やカスタマイズに類
する一連の処理、プログラムの書き換え処理等を行う処
理部1126と、を有している。この他、画像形成装置
1110の書換可能時期を設定する付図示の設定部(設
定手段)なども形成されている。
【0461】表示部1121は、画像形成装置1110
の状態を把握するために、画像形成装置1110の状態
が表示される表示部である。すなわち、サービス側のサ
ービスマンが、その表示をみて、どの画像形成装置11
10が、どのバージョンのプログラムを入れているかを
把握できるものである。もちろん、後述するように、画
像形成装置がプログラムを更新するに際しては、その設
定等を行う際にも、この表示部1121が利用される。
【0462】管理記憶部1122(管理記憶手段)は、
画像形成装置1110の各種プログラムのバージョンア
ップ版や、バグ修正を施したプログラムを記憶した記憶
部、例えば、フラッシュメモリなどである。この管理記
憶部1122に記憶されているプログラムとしては、記
憶部1112で記憶されている上述した各種プログラム
の書換プログラムであり、サービス側が適宜、記憶させ
るものである。
【0463】制御部1123(制御手段)は、各部の制
御を司り、サーバー1120を制御する制御部である。
従って、付図示の設定部などで未使用時間帯などが設定
された場合には、画像形成装置1110に対してもダウ
ンロード指示を行い、画像形成装置1110に書換の取
得を促すように制御する。
【0464】また、通信部1124(通信手段、送信手
段)は、LAN1106内における情報の授受や、LA
N1106、ファイアーウォール1107を介して、イ
ンターネット1103への情報の授受の通信を司るもの
である。
【0465】ID記憶部1125は、各種のID情報を
記憶する記憶部である。このID記憶部1125に記憶
されているID情報としては、サーバー1120の情報
(サーバー1120を一意的に特定するためのシリアル
番号など)、画像形成装置1110との通信を行うに際
して行う認証するためのパスワード、本サーバー112
0が管理する画像形成装置のシリアル番号のみならず、
管理記憶部1122に記憶されている書換プログラム情
報(プログラムが作成された日付情報、プログラムが記
憶された日付情報、プログラムのバージョン情報、プロ
グラムの経歴情報、書換対象となる画像形成装置の機種
を特定する画像形成装置機種情報などがある)などがあ
る。
【0466】なお、本実施形態の制御部1123、通信
部1124などにより本発明にいう「表示処理手段」を
構成でき、また、処理部1126、通信部1124など
により本発明にいう「送信手段」を構成できる。この表
示処理手段は、前記画像形成装置1110の前記表示部
1116に対して、前記操作画面をカスタマイズするカ
スタマイズサービスを提供する画面を表示させる処理を
行なう。
【0467】送信手段は、前記画像形成装置からの操作
入力に基づき、前記画像形成装置の記憶部の前記画面フ
ァイルを前記ユーザーが編集処理を行なった後の編集画
面ファイルに書換を行うために、前記編集画面ファイル
を前記画像形成装置に対して送信する処理を行なう。
【0468】LAN1106は、サービス側で敷設され
ている情報通信網であり、このLAN1106にサーバ
ー1120のみならず、他のサーバーなどが接続されて
いる。そして、このLAN1106は、インターネット
1103とは異なるサービスネットワークであるが、イ
ンターネット1103とを接続されている。この接続を
行うために、通過する情報を制限するファイアーウォー
ル1107を用いて、インターネット1103からの不
正進入を阻止するようにしている。
【0469】以上のように構成された情報処理システム
1101において、画像形成装置1110の記憶部11
12に記憶されている各種プログラムの書き換えを行う
際に、カスタマイズされた編集画面ファイルをも書き換
える。なお、これらのカスタマイズや、シミュレーショ
ンは、ユーザー端末1130から行うのが一般的である
が、画像形成装置1110本機のみを利用してカスタマ
イズを行うことができるように構成してもよい。
【0470】なお、以下に書き換え手順の一例を概略説
明する。また、以下の説明の手順に先立ち、サービス側
システム1102においては、編集画面ファイルを含む
書換プログラムが管理記憶部1122に、また、この書
換プログラムの情報がID記憶部1125に、既に記憶
されている。
【0471】さらに、ここでユーザー端末1130は、
例えば、画像形成装置1110に画像情報等を出力する
ためのプリンタ等のドライバを備えたPCを想定しう
る。
【0472】(処理手順1)先ず、予めユーザー端末1
130は、サーバー1120にアクセスしつつ、ユーザ
ー端末1130のカスタマイズ部1132を利用して、
画像形成装置1110の表示部1116に表示される操
作画面のカスタマイズ処理を行う。そして、カスタマイ
ズされた後の編集画面ファイルは、ユーザー端末113
0のシミュレータ部1134を利用することにより、画
像形成装置のシミュレーションを行うことができる。
【0473】この時、ユーザー端末1130には、既に
編集画面ファイルは格納されていることとなる。
【0474】そして、ユーザー端末1130は、定期的
にサーバー1120に対してアクセスすることで、画像
形成装置1110の制御プログラムを書き換える書換プ
ログラムのダウンロードを行い、ユーザー端末1130
にて、当該書換プログラムがダウンロードされると、前
記編集画面ファイルを組み込み、ユーザー端末1130
内に格納される。
【0475】続いて、ユーザー端末1130からの指示
により、当該編集画面ファイルを含む書換プログラムに
より、画像形成装置1110内の制御プログラムが書き
換えられると同時に、カスタマイズされた編集画面ファ
イルが表示部1116に表示されるようになる。
【0476】(処理手順2)一方、画像形成装置111
0本機のみを利用してカスタマイズを行うことができる
ように構成されている場合には、サーバー1120にア
クセスしつつ、カスタマイズ部1119を利用して、カ
スタマイズを行い、編集画面ファイルを作成する。
【0477】そして、画像形成装置1110からサーバ
ー1120に対してアクセスすることで、画像形成装置
1110の制御プログラムを書き換える書換プログラム
のダウンロードを行い、画像形成装置1110にて、当
該書換プログラムがダウンロードされると、前記編集画
面ファイルを組み込み、画像形成装置1110内の所定
の記憶領域に格納される。
【0478】続いて、所定のタイミング時期に至ると、
あるいは画像形成装置1110からの指示により、当該
編集画面ファイルを含む書換プログラムにより、画像形
成装置1110内の制御プログラムが書き換えられると
同時に、カスタマイズされた編集画面ファイルが表示部
1116に表示されるようになる。
【0479】ここで、前記(処理手順1)(処理手順
2)に共通の画像形成装置の制御プログラムの書換手順
について説明する。
【0480】画像形成装置1110の書き換え可能なプ
ログラムがバージョンアップ等で書き換えが必要になっ
た場合、画像形成装置1110は、予め設定している時
に自動的にネットワークに接続し、ファイル管理システ
ムのあるサーバー1120にアクセスする。
【0481】画像形成装置1110は、自分のプログラ
ムのバージョンとサーバー1120のバージョンとを比
較し、もし自分のプログラムがサーバー1120のプロ
グラムに比べ古いバージョンであると判断した場合、画
像形成装置1110は、自動的に新しいバージョンに書
き換えを行う。これを実施することで新しいバージョン
でかつカスタマイズされた操作画面で画像形成装置を使
用することが可能である。このように、電子機器、例え
ば画像形成装置等における操作画面をネットワークを介
してユーザー端末により自由にカスタマイズを行うこと
ができる。特に、操作ボタンのサイズ、名称、位置、デ
ザイン(レイアウト)、機能の削除等のカスタマイズに
加えて、複数の展開画面に対しても基本フォーマットを
変更することができ、ユーザーの要求に応じた電子機器
の操作画面を提供でき、電子機器の操作画面におけるユ
ーザーの使い勝手が向上する。また、ユーザーが普段使
い慣れた他社あるいは異なるバージョン(機種)の電子
機器の操作画面のレイアウトにも近似させた操作画面も
構成できるので、新たに購入した電子機器に関しても操
作上の不便を解消でき、あたかも以前の電子機器を使う
が如く利用できる。従って、電子機器の操作画面がユー
ザーが自由にカスタマイズ可能であることを商品の売り
とできる。さらに、操作画面のカスタマイズは、必要な
条件に応じて課金することにより電子機器の操作画面を
カスタマイズすることそのものをビジネスとし、有償に
て対応することができる。加えて、ユーザー端末上で電
子機器の操作画面のデザイン変更をするのみならず、カ
スタマイズ後の操作画面に対して、操作画面の画面展開
等のシミュレーションをユーザーに対して表示提供する
ことで、ユーザーは、操作確認を行うことができ、操作
確認後、実機用のソフトの提供を受けることができる。
【0482】[第9の実施の形態]なお、本発明にかか
る装置と方法は、そのいくつかの特定の実施の形態に従
って説明してきたが、当業者は本発明の主旨および範囲
から逸脱することなく本発明の本文に記述した実施の形
態に対して種々の変形が可能である。
【0483】例えば、上述の各実施の形態の情報処理シ
ステム、それに用いるサーバー、ユーザー端末等の情報
処理装置、画像形成装置において処理される処理プログ
ラム、説明された処理、データ(例えば、編集画面ファ
イル、部品、各社操作画面データ、基本画面データ、応
用画面データ、各種テーブル等)の全体もしくは各部を
情報記録媒体に記録した構成であってもよい。さらに、
上述の処理プログラムを、一般のパソコンや携帯端末で
動作可能な電子メールソフトに組み込んだもの、あるい
は組み込んだ電子メールソフトを記録した情報記録媒体
も含む。
【0484】この情報記録媒体としては、例えばRO
M、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ並びに
集積回路、光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体
等を用いてよく、さらに、CD−ROM、ハードディス
ク、CD、FD、DVDRAM、DVDROM、MO、
ZIP、磁気カード、磁気テープ、不揮発性メモリカー
ド、ICカード等のプログラム記録可能な媒体に記録し
て構成して用いてよい。
【0485】さらにまた、媒体の例としては、コンピュ
ータと別のデバイスの間の無線又は赤外線送信チャンネ
ル、コンピュータで読取可能なカード、例えばPCMC
IAカード、別のコンピュータ又はネットワーク上のデ
バイスへのネットワーク接続、及び電子メール送信とウ
ェブサイトその他に記録された情報を含むインターネッ
トやイントラネットからロート゛される情報を記録するも
のが挙げられる。
【0486】この情報記録媒体を上記各実施の形態によ
るシステム以外の他のシステムあるいは装置で用い、そ
のシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し、実行することによ
っても、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると
共に、同等の効果を得ることができる。
【0487】また、コンピュータ上で稼働しているO
S、画像形成装置上のRTOS等が処理の一部又は全部
を行う場合、あるいは記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータ、画像形成装置、情報処理
装置に挿入された拡張機能ボードやコンピュータ、画像
形成装置に接続された拡張機能ユニットに備わるメモリ
に書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づ
いて、上記拡張機能ボードや拡張機能ユニットに備わる
CPU等が処理の一部又は全部を行う場合にも、上記各
実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効
果を得ることができる。
【0488】具体的には、情報記録媒体は、ユーザー端
末とネットワークを介して通信可能とされるサーバーに
より、前記ユーザー端末を利用するユーザーに対して画
像形成装置の操作画面を任意に編集させるサービスを提
供する処理を行うプログラムを記録した情報記録媒体で
ある。この情報記録媒体は、前記ユーザー端末に対し
て、前記画像形成装置の画像形成条件を操作設定する操
作画面をカスタマイズするカスタマイズサービスを提供
する画面を表示させる処理を行なう情報と、前記ユーザ
ー端末からのアクセス要求に基づき、前記ユーザー端末
に対して、前記画像形成装置の操作画面の基本フォーマ
ットの画面を表示させる処理を行なう情報と、前記基本
フォーマットの画面上からの前記ユーザーの操作入力に
基づいて、前記操作画面の編集処理を行ない、前記ユー
ザーの編集内容に応じた編集画面を前記ユーザー端末に
表示させる処理を行なう情報と、を含む。
【0489】また、他の情報記録媒体においては、前記
ユーザー端末に対して、前記画像形成装置の画像形成条
件を操作設定する操作画面をカスタマイズするカスタマ
イズサービスを提供する画面を表示させる処理を行なう
情報と、前記ユーザー端末からのアクセス要求に基づ
き、前記ユーザー端末に対して、前記画像形成装置の操
作画面の基本フォーマットの画面ファイルを送信する処
理を行なう情報と、前記ユーザー端末からの操作入力に
基づいて、前記ユーザー端末にて受信された前記基本フ
ォーマットの画面に対し編集処理を行う情報と、前記ユ
ーザーが編集処理を行なった後の編集画面ファイルを、
前記ユーザー端末から受領する処理を行なう情報と、を
含んでいる。
【0490】さらに、情報記録媒体は、前記ユーザー端
末からの操作入力に基づいて、前記ユーザーにて編集さ
れた編集画面ファイルに対して、前記電子機器の操作画
面の動作確認のためのシミュレーション処理を行なう情
報と、該シミュレーションの結果を前記ユーザー端末に
表示させる処理を行なう情報と、前記操作画面内を構成
する操作ボタン、もしくは特定のエリアのサイズを変更
する処理を行なう情報と、前記操作画面内を構成する操
作ボタン、もしくは特定のエリアの名称を変更する処理
を行なう情報と、前記操作画面内を構成する操作ボタ
ン、もしくは特定のエリアを削除する処理を行なう情報
と、前記操作画面内を構成する操作ボタン、もしくは特
定のエリアのレイアウトを変更する処理を行なう情報
と、前記操作画面内を構成する操作ボタン、もしくは特
定のエリアのフォントもしくはビットマップを変更する
処理を行なう情報と、一つの前記操作画面に対して、複
数パターンの編集画面の形成を可能とする処理を行なう
情報と、を含む。
【0491】また、情報記録媒体は、前記ユーザー端末
からの操作入力に基づいて、前記サーバーとネットワー
クを介して通信可能とされる前記画像形成装置の操作画
面を前記ユーザーにて編集された編集画面に書き換える
書換指示を、前記サーバーより前記画像形成装置に対し
て行なう処理を行なう情報と、前記画像形成装置にて書
き換えが完了した旨の書換完了通知を、前記サーバーを
介して前記ユーザー端末に転送させる処理を行なう情報
と、少なくとも一つの前記操作画面をカスタマイズする
につき課金するないしはシミュレーションを行なうにつ
き課金する処理を行なう情報と、を含むことが好まし
い。これまでの説明は、関連するコンピュータ読み取り
可能な媒体のただの例示である。その他のコンピュータ
読み取り可能な媒体も、本発明の趣旨から逸脱すること
なく実施することができる。
【0492】なお、上述の各実施の形態においては、コ
ンテンツとして、いわゆる画像形成装置の表示部(さら
に言えばタッチパネル)に表示される操作画面をカスタ
マイズする場合を例に挙げたが、タッチパネル部分とハ
ードキーによる操作部のレイアウトをカスタマイズする
ようなコンテンツの場合であってもよい。もちろんハー
ドキーは、購入時に固定されているが、例えば、特別の
ユーザーからの要望により特注で生産するような場合等
に予め生産前の段階で要求したり、ユーザーとして一般
ユーザーでなく、特定の複数の開発設計者が遠隔地から
共同開発するようなシステム等を想定した場合には、充
分に考えられる事項であるために、本明細書において
は、このような場合も特に除外はしない。このような場
合、Webサイトは、一般ユーザー用、特別注文者用、
開発者用等にアクセス権を含む区分をして構成すること
が好ましい。
【0493】また、画像形成装置の表示部上で、他社の
操作画面のシミュレーションを行うようにしてもよい。
なお、上述の情報処理方法が実行されるプログラムが搭
載される情報処理装置としては、例えばパーソナルコン
ピュータに限らず、各種サーバー、EWS(エンジニア
リングワークステーション)などが挙げられ、サーバー
として利用する際にはこれらをアクセス可能な端末とし
ても利用でき、その他端末としては、携帯型端末、各種
モバイル端末、PDA、携帯電話機、ページャ等からも
利用できる構成としても構わない。あるいは、これらの
端末に表示されるアプリケーションとして改良されたも
のも本発明の範囲に含めることができる。また、本発明
の実施形態は、コンピュータ産業及びデータ処理産業に
適用可能であり、特に特定の基準と一致していると称し
ているが、必ずしもその基準に準拠していない幅広い書
類に触れさせられる可能性のあるコンピュータネットワ
ークソフトウェアアプリケーションに適用可能であるこ
とは、上述から明らかである。
【0494】さらに、カスタマイズ後の操作画面の画面
ファイルを、画像形成装置の記憶部に入れる形態として
は、遠隔管理システムによって書き換える構成であって
も、ユーザー先にサービスマンが出向く形態であっても
よい。
【0495】さらにまた、画像形成装置の本機の基本画
面と他社用基本画面とをモードにより切り替えるように
構成してもよい。
【0496】また、画像形成装置の操作画面に限らず、
他の電子機器(例えば、ファクシミリ装置、プリンタ
等)における操作画面をカスタマイズするような場合に
も適用し得る。
【0497】さらに、上記実施形態には種々の段階が含
まれており、開示される複数の構成要件における適宜な
組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。つまり、
上述の各実施の形態同士、あるいはそれらのいずれかと
各変形例のいずれかとの組み合わせによる例をも含むこ
とは言うまでもない。この場合において、本実施形態に
おいて特に記載しなくとも、各実施の形態及び変形例に
開示した各構成から自明な作用効果については、当然の
ことながら本例においても当該作用効果を奏することが
できる。また、実施形態に示される全構成要件から幾つ
かの構成要件が削除された構成であってもよい。そし
て、これまでの記述は、本発明の実施の形態の一例のみ
を開示しており、所定の範囲内で適宜変形及び/又は変
更が可能であるが、各実施の形態は例証するものであ
り、制限するものではない。
【0498】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子機器、例えば画像形成装置等における操作画面をネッ
トワークを介してユーザー端末により自由にカスタマイ
ズを行うことができる。特に、操作ボタンのサイズ、名
称、位置、デザイン(レイアウト)、機能の削除等のカ
スタマイズに加えて、複数の展開画面に対しても基本フ
ォーマットを変更することができ、ユーザーの要求に応
じた電子機器の操作画面を提供でき、電子機器の操作画
面におけるユーザーの使い勝手が向上する。また、ユー
ザーが普段使い慣れた他社あるいは異なるバージョン
(機種)の電子機器の操作画面のレイアウトにも近似さ
せた操作画面も構成できるので、新たに購入した電子機
器に関しても操作上の不便を解消でき、あたかも以前の
電子機器を使うが如く利用できる。従って、電子機器の
操作画面がユーザーが自由にカスタマイズ可能であるこ
とを商品の売りとできる。
【0499】さらに、操作画面のカスタマイズは、必要
な条件に応じて課金することにより電子機器の操作画面
をカスタマイズすることそのものをビジネスとし、有償
にて対応することができる。
【0500】加えて、ユーザー端末上で電子機器の操作
画面のデザイン変更をするのみならず、カスタマイズ後
の操作画面に対して、操作画面の画面展開等のシミュレ
ーションをユーザーに対して表示提供することで、ユー
ザーは、操作確認を行うことができ、操作確認後、実機
用のソフトの提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の情報処理システ
ムの全体構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の情報処理システムのユーザー端末の構
成の一例を示す説明図である。
【図3】本発明の情報処理システムのサーバー側の構成
の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の情報処理システムのサーバー側のハー
ドウエア構成の一例を示す説明図である。
【図5】図1の情報処理システムにおけるユーザー端末
にて表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【図6】図1の情報処理システムにおけるユーザー端末
にて表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【図7】ユーザー端末にてカスタマイズされる画面の一
例を示す説明図である。
【図8】ユーザー端末にてカスタマイズされる画面の一
例を示す説明図である。
【図9】ユーザー端末にてカスタマイズされる画面の一
例を示す説明図である。
【図10】カスタマイズの原理を説明するための説明図
である。
【図11】カスタマイズ用のテーブルの一例を示す説明
図である。
【図12】本発明の情報処理システムの全体の処理手順
の一例を示すネットワークシーケンス図である。
【図13】図12のさらに詳細な処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図14】本発明の情報処理システムにおけるユーザー
端末にて表示される表示画面の一例を示す説明図であ
る。
【図15】本発明の情報処理システムの全体構成の一例
を示す機能ブロック図である。
【図16】本発明の情報処理システムの処理手順の一例
を示すネットワークシーケンス図である。
【図17】本発明の情報処理システムにおけるユーザー
端末にて表示される表示画面の一例を示す説明図であ
る。
【図18】本発明の情報処理システムの全体の処理手順
の一例を示すネットワークシーケンス図である。
【図19】本発明の情報処理システムのユーザー端末の
構成の一例を示す説明図である。
【図20】本発明の情報処理システムのユーザー端末の
構成の一例を示す説明図である。
【図21】本発明の情報処理システムの全体構成の一例
を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 情報処理システム 1a ユーザー側システム 2 サービス側システム 3 インターネット 4 LAN(ローカルエリアネットワーク) 5 ファイアーウォール 6 LAN(ローカルエリアネットワーク) 7 ファイアーウォール 8 LAN(ローカルエリアネットワーク) 9 ファイアーウォール 10 ユーザー端末 12a 操作部 12b 表示部 12c 記憶部 12d 通信部 12i 制御部 12j 処理部 20 サーバー 22a 操作部 22b 表示部 22c 記憶部 22d 通信部 22i 制御部 22z 処理部 40 画像形成装置 42 表示部 45 画像形成部 46 記憶部 47 制御部 48 通信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B021 AA01 AA19 BB01 PP04 5B050 BA06 BA07 BA10 BA13 BA18 BA20 CA05 CA07 CA08 EA12 EA13 EA19 FA02 FA13 5E501 AA06 AA15 BA05 CA03 CB02 EA01 EB11

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザー端末とネットワークを介して通
    信可能とされるサーバーにより、前記ユーザー端末を利
    用するユーザーに対して電子機器の操作画面を任意に編
    集させるサービスを提供する処理を行う情報処理方法で
    あって、 前記ユーザー端末からのアクセス要求に基づき、前記ユ
    ーザー端末に対して、前記電子機器の操作画面の基本フ
    ォーマットの画面を表示させるステップと、 前記基本フォーマットの画面上からの前記ユーザーの操
    作入力に基づいて、前記操作画面の編集処理を行ない、
    前記ユーザーの編集内容に応じた編集画面を前記ユーザ
    ー端末に表示させるステップと、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】 ユーザー端末とネットワークを介して通
    信可能とされるサーバーにより、前記ユーザー端末を利
    用するユーザーに対して電子機器の操作画面を任意に編
    集させるサービスを提供する処理を行う情報処理方法で
    あって、 前記ユーザー端末からのアクセス要求に基づき、前記ユ
    ーザー端末に対して、前記電子機器の操作画面の基本フ
    ォーマットの画面ファイルを送信するステップと、 前記ユーザー端末にて受信された前記基本フォーマット
    の画面に対し前記ユーザーが編集処理を行なった後の編
    集画面ファイルを、前記ユーザー端末から受領するステ
    ップと、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザー端末からの操作入力に基づ
    いて、前記ユーザーにて編集された編集画面ファイルに
    対して、前記電子機器の操作画面の動作確認のためのシ
    ミュレーションを行なうステップと、 当該シミュレーションの結果を前記ユーザー端末に表示
    させるステップと、 を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記編集処理は、前記操作画面内を構成
    する操作ボタン、もしくは特定のエリアのサイズを変更
    する処理を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のうちいずれか一項に記載の情報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記編集処理は、前記操作画面内を構成
    する操作ボタン、もしくは特定のエリアの名称を変更す
    る処理を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    うちいずれか一項に記載の情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記編集処理は、前記操作画面内を構成
    する操作ボタン、もしくは特定のエリアを削除する処理
    を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちい
    ずれか一項に記載の情報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記編集処理は、前記操作画面内を構成
    する操作ボタン、もしくは特定のエリアのレイアウトを
    変更する処理を含むことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のうちいずれか一項に記載の情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記編集処理は、前記操作画面内を構成
    する操作ボタン、もしくは特定のエリアのフォントもし
    くはビットマップを変更する処理を含むことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の情
    報処理方法。
  9. 【請求項9】 前記編集処理は、一つの前記操作画面に
    対して、複数パターンの編集画面の形成を可能とするこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一
    項に記載の情報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記電子機器の操作画面は、記録材上
    に画像形成を行なう画像形成装置の表示部に表示される
    画像形成条件を設定操作する操作画面を含み、 前記ユーザー端末からの操作入力に基づいて、前記サー
    バーとネットワークを介して通信可能とされる前記画像
    形成装置の操作画面を前記ユーザーにて編集された編集
    画面に書き換える書換指示を、前記サーバーより前記画
    像形成装置に対して行なうステップと、 前記画像形成装置にて書き換えが完了した旨の書換完了
    通知を、前記サーバーを介して前記ユーザー端末に転送
    させるステップと、 を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちい
    ずれか一項に記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つの前記操作画面をカス
    タマイズするにつき課金するステップを含むことを特徴
    とする請求項1乃至請求項10のうちいずれか一項に記
    載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも1回の前記シミュレーショ
    ンに対して課金するステップを含むことを特徴とする請
    求項3に記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 ユーザーが利用するユーザー端末と、 前記ユーザー端末とネットワークを介して通信可能に形
    成されたサーバーと、 を含み、 前記サーバーは、 前記ユーザー端末に対して、画像形成装置の画像形成条
    件を操作設定する操作画面をカスタマイズするカスタマ
    イズサービスを提供する画面を表示させる処理を行なう
    表示処理手段と、 前記ユーザー端末からの操作入力に基づいて、前記操作
    画面の編集処理を行う編集処理手段と、 を含むことを特徴とする情報処理システム。
  14. 【請求項14】 ユーザーが利用するユーザー端末と、 前記ユーザー端末とネットワークを介して通信可能に形
    成されたサーバーと、 を含み、 前記サーバーは、 前記ユーザー端末に対して、画像形成装置の画像形成条
    件を操作設定する操作画面をカスタマイズするカスタマ
    イズサービスを提供する画面を表示させる処理を行なう
    第1の処理手段と、 前記ユーザー端末からのアクセス要求に基づき、前記ユ
    ーザー端末に対して、前記操作画面の基本フォーマット
    の画面ファイルを送信する処理を行なう第2の処理手段
    と、 前記ユーザー端末にて受信された前記基本フォーマット
    の画面に対し前記ユーザーが編集処理を行なった後の編
    集画面ファイルを、前記ユーザー端末から受領する処理
    を行なう第3の処理手段と、 前記ユーザー端末は、当該ユーザー端末からの操作入力
    に基づいて、前記操作画面の編集処理を行う編集処理手
    段を含むことを特徴とする情報処理システム。
  15. 【請求項15】 前記サーバーは、前記ユーザー端末か
    らの操作入力に基づいて、前記ユーザーにて編集された
    編集画面ファイルに対して、前記画像形成装置の操作画
    面の動作確認のためのシミュレーションを行なうシミュ
    レーション処理手段を含むことを特徴とする請求項13
    又は請求項14に記載の情報処理システム。
  16. 【請求項16】 前記ユーザー端末は、当該ユーザー端
    末からの操作入力に基づいて、前記ユーザーにて編集さ
    れた編集画面ファイルに対して、前記画像形成装置の操
    作画面の動作確認のためのシミュレーションを行なうシ
    ミュレーション処理手段を含むことを特徴とする請求項
    13又は請求項14に記載の情報処理システム。
  17. 【請求項17】 ユーザーが利用するユーザー端末と、 前記ユーザー端末とネットワークを介して通信可能に形
    成されたサーバーと、 前記サーバーと前記ネットワークを介して通信可能に形
    成された画像形成装置と、 を含み、 前記画像形成装置は、画像形成条件を操作設定する操作
    画面に関する画面ファイルを記憶した書換可能な記憶部
    を含み、 前記サーバーは、 前記ユーザー端末に対して、前記操作画面をカスタマイ
    ズするカスタマイズサービスを提供する画面を表示させ
    る処理を行なう表示処理手段と、 前記ユーザー端末からの操作入力に基づき、前記画像形
    成装置の記憶部の前記画面ファイルを前記ユーザーが編
    集処理を行なった後の編集画面ファイルに書換を行うた
    めに、前記編集画面ファイルを前記画像形成装置に対し
    て送信する処理を行なう送信手段と、 前記画像形成装置にて書き換えが完了した旨の書換完了
    通知を、前記サーバーを介して前記ユーザー端末に転送
    させる転送処理手段と、 を含むことを特徴とする情報処理システム。
  18. 【請求項18】 ユーザーが利用するユーザー端末と、 前記ユーザー端末とネットワークを介して通信可能に形
    成されたサーバーと、 前記サーバーと前記ネットワークを介して通信可能に形
    成された金融機関サーバーと、 を含み、 前記サーバーは、 前記ユーザー端末に対して、画像形成装置の画像形成条
    件を操作設定する操作画面をカスタマイズするカスタマ
    イズサービスを提供する画面を表示させる処理を行なう
    表示処理手段と、 前記ユーザー端末からの操作入力に基づき、前記金融機
    関サーバーを通じて少なくとも一つの操作画面のカスタ
    マイズにつき前記ユーザーの口座から所定の第1の料金
    を引き落とす処理を行なう引き落とし手段と、 を含むことを特徴とする情報処理システム。
  19. 【請求項19】 ユーザーが利用する画像形成装置と、 前記画像形成装置とネットワークを介して通信可能に形
    成された接続されたサーバーと、 を含み、 前記画像形成装置は、 画像形成条件を操作設定する操作画面を表示するととも
    に、前記サーバーが提供するサービスに関する画面を表
    示可能な表示部と、 前記操作画面に関する画面ファイルを記憶した書換可能
    な記憶部と、 を含み、 前記サーバーは、 前記画像形成装置の前記表示部に対して、前記操作画面
    をカスタマイズするカスタマイズサービスを提供する画
    面を表示させる処理を行なう表示処理手段と、 前記画像形成装置からの操作入力に基づき、前記画像形
    成装置の記憶部の前記画面ファイルを前記ユーザーが編
    集処理を行なった後の編集画面ファイルに書換を行うた
    めに、前記編集画面ファイルを前記画像形成装置に対し
    て送信する処理を行なう送信手段と、 を含むことを特徴とする情報処理システム。
  20. 【請求項20】 記録材に対して画像形成を行なう画像
    形成装置の操作画面を任意に編集させるサービスを提供
    するサーバーとネットワークを介して通信可能とされ、
    ユーザーが利用する情報処理装置であって、 前記操作画面の基本フォーマットの画面を前記サーバー
    より取得する取得手段と、 当該ユーザーの操作入力に基づいて、前記基本フォーマ
    ットの画面上から編集を行なうことで前記操作画面の編
    集処理を行う編集処理手段と、 を含むことを特徴とする情報処理装置。
  21. 【請求項21】 当該ユーザーの操作入力に基づいて、
    前記ユーザーにて編集された編集画面ファイルに対し
    て、前記画像形成装置の操作画面の動作確認のためのシ
    ミュレーションを行なうシミュレーション処理手段を含
    むことを特徴とする請求項20に記載の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 ユーザー端末とネットワークを介して
    通信可能とされるサーバーにより、前記ユーザー端末を
    利用するユーザーに対して画像形成装置の操作画面を任
    意に編集させるサービスを提供する処理を行うプログラ
    ムを記録した情報記録媒体であって、 前記ユーザー端末に対して、前記画像形成装置の画像形
    成条件を操作設定する操作画面をカスタマイズするカス
    タマイズサービスを提供する画面を表示させる処理を行
    なう情報と、 前記ユーザー端末からのアクセス要求に基づき、前記ユ
    ーザー端末に対して、前記画像形成装置の操作画面の基
    本フォーマットの画面を表示させる処理を行なう情報
    と、 前記基本フォーマットの画面上からの前記ユーザーの操
    作入力に基づいて、前記操作画面の編集処理を行ない、
    前記ユーザーの編集内容に応じた編集画面を前記ユーザ
    ー端末に表示させる処理を行なう情報と、 を含むことを特徴とするプログラムを記録した情報記録
    媒体。
  23. 【請求項23】 ユーザー端末とネットワークを介して
    通信可能とされるサーバーにより、前記ユーザー端末を
    利用するユーザーに対して画像形成装置の操作画面を任
    意に編集させるサービスを提供する処理を行うプログラ
    ムを記録した情報記録媒体であって、 前記ユーザー端末に対して、前記画像形成装置の画像形
    成条件を操作設定する操作画面をカスタマイズするカス
    タマイズサービスを提供する画面を表示させる処理を行
    なう情報と、 前記ユーザー端末からのアクセス要求に基づき、前記ユ
    ーザー端末に対して、前記画像形成装置の操作画面の基
    本フォーマットの画面ファイルを送信する処理を行なう
    情報と、 前記ユーザー端末からの操作入力に基づいて、前記ユー
    ザー端末にて受信された前記基本フォーマットの画面に
    対し編集処理を行う情報と、 前記ユーザーが編集処理を行なった後の編集画面ファイ
    ルを、前記ユーザー端末から受領する処理を行なう情報
    と、 を含むことを特徴とするプログラムを記録した情報記録
    媒体。
  24. 【請求項24】 前記ユーザー端末からの操作入力に基
    づいて、前記ユーザーにて編集された編集画面ファイル
    に対して、前記画像形成装置の操作画面の動作確認のた
    めのシミュレーション処理を行なう情報を含むことを特
    徴とする請求項22又は請求項23に記載のプログラム
    を記録した情報記録媒体。
JP2001344369A 2001-11-09 2001-11-09 情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムを記録した情報記録媒体 Pending JP2003150971A (ja)

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