JP4907875B2 - 電流検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、カレントミラー回路を使用して間接的に電流を検出する電流検出回路に関する。
電流検出回路は、モータドライバや電源など様々な用途に用いられる。電流検出回路は、負荷への電流供給路に抵抗を挿入して、その両端電圧から電流を直接検出するものが一般的であるが、カレントミラー回路を使用して間接的に検出する手法も試みられている。特許文献1の図1には、トランジスタ3、2からなるカレントミラー回路1が開示されている。このトランジスタ3、2のサイズ比がn:1であると、トランジスタ3、2に流れる電流もn:1となる。制御端子4に所定電圧が与えられると、トランジスタ3は負荷13に電流IL1を供給し、トランジスタ2はトランジスタ9を介して抵抗11に検出電流IS1=IL1÷nを供給する。従って、抵抗11の抵抗値をRとすれば、検出端子12には検出電圧R×IS1=R×IL1÷nが出力される。
このような回路は、特許文献2に記載されているように、負荷電流の経路上にセンス抵抗を介挿することなく、無損失で精度よく負荷電流を検出することができ、負荷電流を検出する際に負荷電流の大きさに応じてゲインを容易に切り替えることができる、としている。
特開2001−264365号公報 特開平7−113826号公報
上記特許文献1の図1において、カレントミラー回路1を構成するトランジスタ3、2の非飽和状態では、ソースドレイン端子間電流IDSは、ソースドレイン端子間電圧VDSに対して依存性を持つ。そこで、オペアンプ6とトランジスタ7からなるフィードバック回路5は、トランジスタ3、2のソースドレイン端子間電圧VDSが等しくなるように制御している。
しかしながら、フィードバック回路5に含まれるオペアンプ6内には、位相補償用の容量が必要なため、このようなフィードバック回路を設けると、回路規模が大きくなる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、カレントミラー回路を使用して間接的に電流を検出する場合に、小規模な回路で精度よく行うことが可能な電流検出回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電流検出回路は、出力電流を供給する出力電流側トランジスタと、出力電流に比例した検出用電流を供給する電流検出用トランジスタと、を含む電流検出用カレントミラー回路と、出力電流側トランジスタの端子電圧と電流検出用トランジスタの端子電圧とが所定の関係になるよう、電流検出用カレントミラー回路の電流供給側に接続する補償用カレントミラー回路と、検出用電流を検出することによって、出力電流を間接的に検出する電流検出部と、「所定の関係」は、出力電流側トランジスタの端子電圧と電流検出用トランジスタの端子電圧とが等しくなる関係であってもよい。
この態様によると、電流検出用カレントミラー回路に補償用カレントミラー回路を接続したことにより、出力電流側トランジスタおよび電流検出用トランジスタの、例えばコレクタ電極またはドレイン電極などの電極の電位精度を小規模な回路で高めることができる。
電流検出用カレントミラー回路は、外部からの入力電流に比例した出力電流を出力電流側トランジスタに発生させるための入力電流側トランジスタをさらに含み、入力電流を受ける第1入力電流供給用トランジスタと、入力電流側トランジスタに接続され、入力電流側トランジスタに入力電流に対応する電流を発生させる第2入力電流供給用トランジスタと、補償用カレントミラー回路にバイアス電流を供給する第3入力電流供給用トランジスタと、を含む入力電流供給用カレントミラー回路をさらに備えてもよい。
この態様によると、入力電流に連動したバイアス電流を補償用カレントミラーに供給することにより、入力電流に応じて、出力電流側トランジスタおよび電流検出用トランジスタの、例えばコレクタ電極またはドレイン電極などの電極の電位を調整することができる。
補償用カレントミラー回路は、電流検出用トランジスタに接続され、バイアス電流に比例した電流を検出用電流として供給する第1補償用トランジスタと、出力電流側トランジスタに接続され、その逆の電極にてバイアス電流を受ける第2補償用トランジスタと、を含んでもよい。
この態様によると、第1補償用トランジスタの出力電流を検出用電流とすることにより、電流検出用カレントミラー回路におけるミラー比のずれの影響が低減された検出用電流を実現することができる。
入力電流側トランジスタと電流検出用トランジスタとの電流駆動能力の比、第2補償用トランジスタと第1補償用トランジスタとの電流駆動能力の比、および第2入力電流供給用トランジスタと第3入力電流供給用トランジスタとの電流駆動能力の比を対応させ、かつ第2補償用トランジスタの電流駆動能力を入力電流側トランジスタのそれと異ならしめてもよい。
この態様によると、第2補償用トランジスタの電流駆動能力を調整することにより、出力電流側トランジスタのコレクタ電流またはドレイン電流のうち、第2補償用トランジスタに流れ、出力電流Ioにならない分を減らすことができ、検出精度を上げることができる。
少なくとも電流検出用カレントミラー回路および補償用カレントミラー回路を半導体集積回路で構成してもよい。電流検出部を半導体集積回路で構成してもよく、入力電流供給用カレントミラー回路を半導体周回路で構成してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、カレントミラー回路を使用して間接的に電流を検出する場合に、小規模な回路で精度よく行うことが可能となる。
(実施形態1)
実施形態1は、バイポーラトランジスタを用いたカレントミラー回路を使用して間接的に電流を検出する電流検出回路を示す。また、当該カレントミラー回路を構成するトランジスタ間のコレクタ電位を可能な限り同一に保つ構成も示す。
図1は、実施形態1における電流検出回路の構成を示す図である。この電流検出回路では、PNP型のバイポーラトランジスタを使用する例を説明する。入力電流側トランジスタQ2、電流検出用トランジスタQ4、および出力電流側トランジスタQ6は、第1電流検出用カレントミラー回路CM2を構成する。入力電流側トランジスタQ2、電流検出用トランジスタQ4、および出力電流側トランジスタQ6のエミッタ電極は、電源電圧などの高電位側基準電位Vccに接続される。それらのベース電極同士は結線され、その電流路は、第1ベース電流補償用トランジスタQ8を介して、入力電流側トランジスタQ2のコレクタ側の電流路に接続される。
バイポーラトランジスタのコレクタ電流ICは、下記(式1)で与えられる。
IC=(qDn/WB)nP・exp(qVBE/kT)…(式1)
ここで、qは電荷、Dnは電子拡散係数、WBはベース幅、nPはドナー濃度、VBEはベース−エミッタ間電圧、kはボルツマン係数、Tは絶対温度を表す。
バイポーラトランジスタのベース電流IBは、下記(式2)で与えられる。
IB=(qDq/Lp)pN{exp(qVBE/kT)−1}…(式2)
ここで、Dqはホール拡散係数、Lpはホールの拡散長、pNはベースにおけるアクセプタの濃度を表す。
したがって、バイポーラトランジスタの電流増幅率hFEは、下記(式3)で与えられる。
hFE=(qDn/WB)nP・exp(−qVBE/kT)/(qDn/WB)pN{exp(qVBE/kT)−1}=(Dn/Dp)(nP/pN)(Lp/WB) …(式3)
上記(式3)から分かるように、バイポーラトランジスタの電流増幅率hFEは、トランジスタの構造で決定される。例えば、ベース幅WBを半分にすれば、電流増幅率hFEを2倍にすることができる。
本実施形態は、入力電流側トランジスタQ2、電流検出用トランジスタQ4、および出力電流側トランジスタQ6の構造が異なるものを用いる。よって、各トランジスタQ2、Q4、Q6の電流増幅率hFE、すなわち電流駆動能力は異なるように設定される。本実施形態では、入力電流側トランジスタQ2から順に、その電流駆動能力の比が1:n:mnに設定される。したがって、第1電流検出用カレントミラー回路CM2では、ベース−エミッタ間電圧が等しくなるため、電流駆動能力に応じたコレクタ電流が流れることになる。具体的には、入力電流側トランジスタQ2から順に、1:n:mnのコレクタ電流が流れることになる。
第1ベース電流補償用トランジスタQ8のエミッタ電極は第1電流検出用カレントミラー回路CM2を構成する3つのトランジスタQ2、Q4、Q6のベース電極に共通接続し、そのベース電極は入力電流側トランジスタQ2のコレクタ側の電流路に接続し、そのエミッタ電極は接地電位などの低電位側基準電位に接続する。第1ベース電流補償用トランジスタQ8は、その電流駆動能力を利用して、入力電流側トランジスタQ2のコレクタ側の電流路に流入される電流を減少させる働きをする。これにより、入力電流側トランジスタQ2のコレクタ側の電流路を流れる電流と、出力電流側トランジスタQ6のそれを流れる電流とのミラー比の精度を向上させる。
本実施形態における電流検出回路への入力電流の供給は、第1入力電流供給用トランジスタQ10、第2入力電流供給用トランジスタQ12、および第3入力電流供給用トランジスタQ14を含む入力電流供給用カレントミラー回路CM4により行われる。外部からの入力電流を、図1では可変電流源10の記号で表している。第1入力電流供給用トランジスタQ10、および第2入力電流供給用トランジスタQ12、および第3入力電流供給用トランジスタQ14は、NPN型で構成され、同じ構造のものを使用する。
第1入力電流供給用トランジスタQ10のエミッタ電極は、第1抵抗R2を介して接地し、そのベース電極は入力電流供給用カレントミラー回路CM4を構成するトランジスタQ12、Q14のベース電極と共通接続し、そのコレクタ電極は外部からの入力電流を受ける。また、入力電流供給用カレントミラー回路CM4を構成するために、第1入力電流供給用トランジスタQ10のコレクタ側の電流路と、入力電流供給用カレントミラー回路CM4を構成するトランジスタQ10、Q12、Q14のベース電極同士を結線する電流路とを接続する。なお、この間に第1ベース電流補償用トランジスタQ8と同様に、トランジスタを挿入してもよい。
第2入力電流供給用トランジスタQ12のエミッタ電極は第2抵抗R4を介して接地し、そのコレクタ電極は入力電流側トランジスタQ2のコレクタ電極と接続する。第3入力電流供給用トランジスタQ14のエミッタ電極は第3抵抗R6を介して接地し、そのコレクタ電極は後述する第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18のコレクタ電極と接続する。
よって、外部からの入力電流に等しい、または略等しい電流が、入力電流側トランジスタQ2のコレクタ側の電流路に流れ、同時に後述する第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18のコレクタ側の電流路にバイアス電流として流れる。
第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16および第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18は、第1補償用カレントミラー回路CM6を構成する。これらの電流駆動能力の比は、n:1に設定される。この比は、第1電流検出用カレントミラー回路CM2の電流駆動能力の比と対応するものであり、第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16と電流検出用トランジスタQ4とは同じ電流駆動能力に設定され、第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18と入力電流側トランジスタQ2との間も同じ電流駆動能力に設定される。
第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16のエミッタ電極は、電流検出用トランジスタQ4のコレクタ電極と接続し、そのコレクタ電極は、後述する電流検出部20に接続する。第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18のエミッタ電極は、出力電流側トランジスタQ6のコレクタ電極と接続し、そのコレクタ電極は、第3入力電流供給用トランジスタQ14のコレクタ電極と接続する。
また、第1補償用カレントミラー回路CM6を構成するために、第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16および第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18のベース電極は結線され、その電流路と第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18のコレクタ側の電流路とは、第2ベース電流補償用トランジスタQ20を介して接続する。第2ベース電流補償用トランジスタQ20は、第1ベース電流補償用トランジスタQ8と同様に機能する。
本実施形態における電流検出回路は、出力電流側トランジスタQ6のコレクタ電極と第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18のエミッタ電極とを結ぶ電流路から出力電流路を分岐し、その電流路から出力電流側トランジスタQ6のコレクタ電流を出力電流Ioとして、外部に出力する。当該コレクタ電流は、第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18のエミッタ電極にも若干流れるが、無視できる程度である。この出力電流Ioは、入力電流側トランジスタQ2と出力電流側トランジスタQ6との電流駆動能力の比に応じて、入力電流が増幅された値となる。本実施形態では、この出力電流Ioを直接検出するのではなく、第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16のコレクタ電流を検出することにより、間接的に出力電流Ioを検出し、電流検出用トランジスタQ4および出力電流側トランジスタQ6のコレクタ電位を補償する。
電流検出用トランジスタQ4の電流駆動能力は、出力電流側トランジスタQ6の電流駆動能力の1/M倍に設定される。例えば、1/1000倍に設定されてもよい。したがって、電流検出用トランジスタQ4のコレクタ電流は、出力電流Ioの1/M倍、かつ入力電流のn倍の値となる。
また、本実施形態では、第2入力電流供給用トランジスタQ12、第3入力電流供給用トランジスタQ14、入力電流側トランジスタQ2、および第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18の電流駆動能力を同じに設定し、かつ第1ベース電流補償用トランジスタQ8および第2ベース電流補償用トランジスタQ20の電流駆動能力を同じに設定し、かつ第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16および第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18の電流駆動能力の比をn:1に設定しているため、第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16のコレクタ電流は、入力電流のn倍の値となる。同時に、出力電流Ioの1/M倍ともなる。
電流検出部20は、第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16のコレクタ電流を検出する。例えば、そのコレクタ電極と接地との間に図示しないセンス抵抗を挿入し、当該センス抵抗の当該コレクタ電極側の電圧を検出して、当該コレクタ電流を検出してもよい。その電流を、電流検出用トランジスタQ4および出力電流側トランジスタQ6の電流駆動能力の比に応じて増幅することにより、検出対象であるところの出力電流Ioを間接的に検出することができる。このような検出方法は、出力電流Ioを直接検出する方法と比較して、電圧損失を抑制することができる。
第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16および第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18は、第1補償用カレントミラー回路CM6を構成するため、それらの駆動能力の比に応じた電流が両トランジスタQ16、Q18に流れ、ベース電圧も等しくなるため、エミッタ電圧も等しくなる。これにより、電流検出用トランジスタQ4および出力電流側トランジスタQ6の両コレクタ電極の電位にバラツキが発生した場合、両コレクタ電極の電位が等しくなるよう補償される。例えば、出力電流側トランジスタQ6が線形領域に遷移した場合、電流検出用トランジスタQ4とのミラー比にずれが発生するが、第1補償用カレントミラー回路CM6を接続したことにより、当該コレクタ電極の電位が等しくなるよう補償される。
以上説明したように本実施形態によれば、出力電流Ioが変化した場合も、第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16および第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18の両ベース−エミッタ間電圧が等しいため、電流検出用トランジスタQ4および出力電流側トランジスタQ6の両コレクタ電極の電位が等しくなるよう補償される。よって、精度のよい電流検出を行うことができる。その際、差動増幅回路を用いないため、回路点数を削減することができ、回路全体を簡略化することができる。特に、本電流検出回路をモノシリックIC化する場合、当該差動増幅回路の容量を省くことができるため、チップサイズをかなり小さくすることができる。したがって、小規模な回路で精度よく電流を検出することができる。
(実施形態2)
実施形態2は、FET(field-effect transistor)を用いたカレントミラー回路を使用して間接的に電流を検出する電流検出回路を示す。また、当該カレントミラー回路を構成するFET間のドレイン電位を可能な限り同一に保つ構成も示す。
図2は、実施形態2における電流検出回路の構成を示す図である。この電流検出回路では、PチャネルMOSFET(metal oxide semiconductor FET)を使用する例を説明する。入力電流側FET(M2)、電流検出用FET(M4)、および出力電流側FET(M6)は、第2電流検出用カレントミラー回路CM8を構成する。入力電流側FET(M2)、電流検出用FET(M4)、および出力電流側FET(M6)のソース電極は、電源電圧などの高電位側基準電位Vddに接続される。それらのゲート電極は結線され、入力電流側FET(M2)のドレイン側の電流路に接続される。その電流路との接続点と、入力電流側FET(M2)のドレイン電極との間には、第4抵抗R8を挿入する。
FETのドレイン−ソース間電流IDSは、下記(式4)で与えられる。
IDS=uC(W/L){(VGS―VT)VDS―VDS/2)} …(式4)
ここで、uはホールの移動度、Cはゲート酸化膜の容量、Wはチャネル幅、Lはチャネル長、VGSはゲート−ソース間電圧、VTはしきち値電圧、VDSはソース−ドレイン間電圧を表す。
上記(式4)から分かるように、FETのドレイン−ソース間電流IDSは、その構造、例えばチャネルサイズ(W/L)と比例関係にある。例えば、チャネル幅Wを2倍にすれば、ドレイン−ソース間電流IDSも2倍にすることができる。
本実施形態は、上記3つのFET(M2、M4、M6)の各構造で決定される電流駆動能力の比を、入力電流側FET(M2)から順に、1:n:mnに設定する。第2電流検出用カレントミラー回路CM8では、ゲート−ソース間電圧が等しくなるため、電流駆動能力に応じたドレイン−ソース間電流が流れることになる。
本実施形態における電流検出回路への入力電流の供給は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
第1ドレイン電位補償用FET(M8)および第2ドレイン電位補償用FET(M10)は、第2補償用カレントミラー回路CM10を構成する。これらの電流駆動能力の比は、n:1に設定される。この比は、第2電流検出用カレントミラー回路CM8の電流駆動能力の比と対応するものであり、第1ドレイン電位補償用FET(M8)と電流検出用FET(M4)とは同じ電流駆動能力に設定され、第2ドレイン電位補償用FET(M10)と入力電流側FET(M2)との間も同じ電流駆動能力に設定される。
第1ドレイン電位補償用FET(M8)のソース電極は、電流検出用FET(M4)のドレイン電極と接続し、そのドレイン電極は、実施形態1と同様の電流検出部20に接続する。第2ドレイン電位補償用FET(M10)のソース電極は、出力電流側FET(M6)のドレイン電極と接続し、そのドレイン電極は、第3入力電流供給用トランジスタQ14のコレクタ電極と接続する。
また、第2補償用カレントミラー回路CM10を構成するために、第1ドレイン電位補償用FET(M8)および第2ドレイン電位補償用FET(M10)のゲート電極は結線され、第2ドレイン電位補償用FET(M10)のドレイン側の電流路と接続される。その電流路との接続点と、第2ドレイン電位補償用FET(M10)のドレイン電極との間には、第5抵抗R10を挿入する。
本実施形態における電流検出回路は、出力電流側FET(M6)のドレイン電極と第2ドレイン電位補償用FET(M10)のドレイン電極とを結ぶ電流路から出力電流路を分岐し、その電流路から出力電流側FET(M6)のドレイン電流を出力電流Ioとして、外部に出力する。この出力電流Ioは、入力電流側FET(M2)と出力電流側FET(M6)との電流駆動能力の比に応じて、入力電流が増幅された値となる。本実施形態では、この出力電流Ioを直接検出するのではなく、第1ドレイン電位補償用FET(M8)のドレイン電流を検出することにより、出力電流Ioを間接的に検出する。
第1ドレイン電位補償用FET(M8)および第2ドレイン電位補償用FET(M10)は、第2補償用カレントミラー回路CM10を構成するため、それらの駆動能力の比に応じた電流が流れ、ゲート電圧が等しくなるため、ソース電圧も等しくなる。これにより、電流検出用FET(M4)および出力電流側FET(M6)の両ドレイン電極の電位にバラツキが発生した場合、両ドレイン電極の電位が等しくなるよう補償される。例えば、出力電流側FET(M6)が飽和した場合、電流検出用FET(M4)とのミラー比にずれが発生するが、第2補償用カレントミラー回路を接続したことにより、当該ドレイン電極の電位が等しくなるよう補償される。
以上説明したように本実施形態によれば、出力電流Ioが変化した場合も、第1ドレイン電位補償用FET(M8)および第2ドレイン電位補償用FET(M10)の両ゲート−ソース間電圧が等しいため、電流検出用FET(M4)および出力電流側FET(M6)の両ドレイン電極の電位が等しくなるよう補償される。よって、実施形態1と同様の効果を奏する。さらに、実施形態2の場合、出力電圧が比較的低い電圧、例えば1[V]からでも正常に動作させることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施形態1にて、電流検出用トランジスタQ4と第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16との電流駆動能力の比を同じではなく、n:knに設定し、かつ入力電流供給用トランジスタQ2と第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18との電流駆動能力の比を、1:kに設定すると、第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16のコレクタ電流を、入力電流のkn倍、出力電流Ioのk/M倍の値とすることができる。このkを1より小さく設定することにより、第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18に若干流れる出力電流側トランジスタQ6のコレクタ電流のうち、出力電流Ioに寄与しない無効電流を減らすことができる。電流検出部20は、所望のレンジで電流を検出することができる。なお、この際、第1ベース電流補償用トランジスタQ8と第2ベース電流補償用トランジスタQ20の電流駆動能力との比、および第2入力電流供給用トランジスタQ12と第3入力電流供給用トランジスタQ14とのその比も、1:kに設定する必要がある。さらに、実施形態2でも、実施形態1と対応する回路素子の電流駆動能力を上記のように設定し、第4抵抗R8と第5抵抗R10との抵抗値の比をk:1に設定すれば、同様の関係が成り立つ。
また、電流検出部20は、電流検出用トランジスタQ4のコレクタ電極または電流検出用FET(M4)のドレイン電極から流れる電流を検出してもよい。
また、実施形態1、2で示したカレントミラー回路は、上述した型に限るものではなく、ウイルソン型など種々の回路を使用することができる。また、上述した実施形態で使用したトランジスタに限らず、NPN型バイポーラトランジスタや、PチャネルMOSFETなど、その他のトランジスタを用いてもよい。また、実施形態2にて、第4抵抗R8および第5抵抗R10を挿入しなくてもよい。
また、本電流検出回路をモノシリックIC化する場合、入力電流側トランジスタQ2、電流検出用トランジスタQ4、および出力電流側トランジスタQ6は、レイアウト上、ペア性を持つように設計されるとよい。第1コレクタ電位補償用トランジスタQ16および第2コレクタ電位補償用トランジスタQ18も同様にペア性を持つように設計されるとよい。また、実施形態2における対応するFETも同様に設計されるとよい。
実施形態1における電流検出回路の構成を示す図である。 実施形態2における電流検出回路の構成を示す図である。
符号の説明
Q2 入力電流側トランジスタ、 Q4 電流検出用トランジスタ、 Q6 出力電流側トランジスタ、 Q10 第1入力電流供給用トランジスタ、 Q12 第2入力電流供給用トランジスタ、 Q14 第3入力電流供給用トランジスタ、 Q16 第1コレクタ電位補償用トランジスタ、 Q18 第2コレクタ電位補償用トランジスタ、 20 電流検出部。

Claims (4)

  1. 出力電流を供給する出力電流側トランジスタと、前記出力電流に比例した検出用電流を供給する電流検出用トランジスタと、を含む電流検出用カレントミラー回路と、
    前記出力電流側トランジスタの端子電圧と前記電流検出用トランジスタの端子電圧とが所定の関係になるよう、前記電流検出用カレントミラー回路の電流供給側に接続する補償用カレントミラー回路と、
    前記検出用電流を検出することによって、前記出力電流を間接的に検出する電流検出部と、
    を備え、
    前記電流検出用カレントミラー回路は、外部からの入力電流に比例した前記出力電流を前記出力電流側トランジスタに発生させるための入力電流側トランジスタをさらに含み、
    前記入力電流を受ける第1入力電流供給用トランジスタと、前記入力電流側トランジスタに接続され、該入力電流側トランジスタに前記入力電流に対応する電流を発生させる第2入力電流供給用トランジスタと、前記補償用カレントミラー回路にバイアス電流を供給する第3入力電流供給用トランジスタと、を含む入力電流供給用カレントミラー回路をさらに備えることを特徴とする電流検出回路。
  2. 前記補償用カレントミラー回路は、前記電流検出用トランジスタに接続され、前記バイアス電流に比例した電流を前記検出用電流として供給する第1補償用トランジスタと、前記出力電流側トランジスタに接続され、その逆の電極にて前記バイアス電流を受ける第2補償用トランジスタと、を含むことを特徴とする請求項に記載の電流検出回路。
  3. 前記入力電流側トランジスタと前記電流検出用トランジスタとの電流駆動能力の比、前記第2補償用トランジスタと前記第1補償用トランジスタとの電流駆動能力の比、および前記第2入力電流供給用トランジスタと前記第3入力電流供給用トランジスタとの電流駆動能力の比を対応させ、かつ前記第2補償用トランジスタの電流駆動能力を前記入力電流側トランジスタのそれと異ならしめることを特徴とする請求項に記載の電流検出回路。
  4. 少なくとも前記電流検出用カレントミラー回路および前記補償用カレントミラー回路を半導体集積回路で構成したことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の電流検出回路。
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