JP4906904B2 - 処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は処理装置に関し、より詳細には、移動体などの被装備体に装備され、遠隔操作により前記被装備体に装備された機能を稼働させる処理装置に関する。
従来より、遠隔操作により車両のドアのロック/アンロックを制御したり、車両のエンジンの始動/停止を制御する装置が知られている。例えば、車両のドアのロック/アンロックの遠隔操作を実現するシステム(いわゆる、キーレスエントリーシステム)は、ユーザーが携帯所持する送信機から送信された電波を車両のアンテナで受信し、前記車両に装備されたECU(Electronic Control Unit )が送信コードを識別してドアのロック/アンロックアクチュエータを作動させるようになっている。
ドアのロック/アンロックの遠隔操作を実現するシステムについては、夜間等の暗闇の中ではドアのキー穴を探したり、キー穴にキーを差し込むといった困難さを解決することを主たる目的としてなされた発明である。従って、ドアのロック/アンロックの遠隔操作については、車両の近くでしか操作できなくても、ユーザーはあまり不便さを感じないので、ユーザーが携帯する送信機からの送信電波電力は微弱でも良い。
一方、車両のエンジンの始動/停止の遠隔操作を実現するシステムについては、家屋内やビルの中からエンジンを暖機させることを主たる目的としてなされた発明である。従って、エンジンの始動/停止の遠隔操作については、車両からある程度離れたところからでも操作できなくては、ユーザーは不便さを感じるので、ユーザーが携帯する送信機からの送信電波電力はある程度強いことが望ましい。
また、最近では、1つの送信機で、車両のドアのロック/アンロックを遠隔操作したり、車両のエンジンの始動/停止を遠隔操作することができるようにしたシステムが開発されているが(例えば、下記の特許文献1〜3参照)、車両のドアのロック/アンロックの遠隔操作が、前記車両から遠く離れた位置からでも操作可能になっていると、例えば、送信機に設けられたドアのアンロック用操作ボタンが誤操作などで押下され、前記車両の周囲にユーザーがいないにも拘らず、ドアがアンロックされてしまい、防犯上好ましくない状態が作られる。
このような問題を解決する発明として、特許文献1には、車両に装備された受信機で受信した電波の電界強度を検出し、該電界強度から送信機との距離を間接的に求めて、前記送信機からのアンロック指令に関しては近距離ないし中距離範囲のみ許容するといった発明や、送信機に設けられたアンロック用操作ボタンが押下されると、前記送信機に装備されたアンテナからの送信電波電力を減衰させることによって、前記送信機と車両に装備された受信機との距離が遠い場合、前記受信機で、アンロックコードを含む電波を受信できないようにするといった発明が開示されている。すなわち、これら機能(エンジン始動/停止、及びドアのロック/アンロック)の遠隔操作を実現させる主たる目的を達成しながら、盗難危険性を軽減した発明が開示されている。
また、特許文献2、3には、車両のエンジンの始動/停止の遠隔操作については、前記車両から遠く離れた位置からでも操作できるようにしながら、前記車両のドアのロック/アンロックの遠隔操作については、前記車両から遠く離れた位置からでは操作できないようにする発明が開示されている。すなわち、これら機能(エンジン始動/停止、及びドアのロック/アンロック)の遠隔操作を実現させる主たる目的を達成した発明が開示されている。
ところで、遠隔操作の対象となる機能としては、ドアやトランク、ボンネット、給油口の開閉蓋などのロック/アンロック機能、エンジンの始動/停止機能、車両付近に不審者が存在する場合に、送信機からの指令により強制的にアラームなどを鳴らす機能(いわゆる、パニック機能)などが挙げられる。今後は、これら多数の機能それぞれを遠隔操作し得る送信機の製品化が予想される。
しかしながら、上述したように、単に機能の遠隔操作を実現させる主たる目的を達成したり、盗難危険性を軽減するだけでは、ユーザーのより細かな要求には十分に応えることができないものと思われる。換言すれば、多数の機能を1つの送信機で遠隔操作することができるようにした場合、遠隔操作許容範囲を機能毎にそれぞれ適切に設定するのが望ましい。
また、遠隔操作により機能を稼動させる場合、ユーザーは車両から遠く離れていると、操作した内容通りに機能が稼動しているのかどうかの確認が難しい。このような問題を解決する発明として、下記の特許文献4には、リモートコントローラから送信されてくるIDコードを含む信号を受信すると、応答信号を送信し、該応答信号に対して、前記リモートコントローラから送信されてくる確認信号を受信したときに、指定された作業内容を実行する固定送受信機が開示され、また、前記確認信号を送信したときに確認信号を送信した旨を報知するリモートコントローラが開示されている。
しかしながら、特許文献4に開示された発明には、上記したような盗難危険性を軽減する工夫はなされていない。また、前記固定受信機が、前記確認信号を受信したときに、指定された作業内容を実行するようになっているため、最初の指示から実際に作業内容が実行されるまでに時間がかかるといった問題がある。特に、エンジンの始動機能については、稼動制御が開始されてからエンジンの始動が完了するまで、7秒程度の時間を要する場合があり、作業内容の実行開始の遅れはユーザーに不便さを感じさせるおそれがある。
特許第3181997号公報 特開平10−211868号公報 特開2001−349109号公報 特開平9−125768号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、遠隔操作許容範囲を適切に設定することができ、さらには利便性と安全性とのバランスのとれたものにすることができ、また、多数の機能に対して遠隔操作可能としながら、遠隔操作許容範囲を機能毎にそれぞれ適切に設定することのできる処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る処理装置(1)は、移動体などの被装備体に装備されるものであり、ユーザーに携帯所持される携帯用送信機との間で信号の送受信を行い、前記携帯用送信機から送信されてくる指令信号に含まれる指令情報に基づいて、前記被装備体に装備された機能を稼動させる処理装置において、前記携帯用送信機から送信されてくる指令信号を受信する受信手段と、前記指令信号に含まれる指令情報により稼動させる対象となった機能に基づいて、前記指令信号に対する応答信号の送信が必要であるか否かを判断する必要有無判断手段と、該必要有無判断手段により前記応答信号の送信が必要でないと判断された場合、前記指令情報により稼動させる対象となった機能を稼動させる第1の稼動制御手段と、前記必要有無判断手段により前記応答信号の送信が必要であると判断された場合、前記応答信号を送信する応答信号送信手段と、前記応答信号に対して、前記携帯用送信機から送信されてくる確認信号を受信したか否かを判断する確認信号判断手段と、該確認信号判断手段により、前記確認信号を受信したと判断された場合、前記指令情報により稼動させる対象となった機能を稼動させる第2の稼動制御手段とを備えていることを特徴としている。
ところで、前記携帯用送信機から送信される指令信号や確認信号が、前記被装備体に装備された処理装置へ届くかどうか微妙な位置(すなわち、境界付近)で、前記携帯用送信機が操作された場合、前記指令信号については前記処理装置へ届くが、前記確認信号については前記処理装置へ届かないといったケースが起こり得る。このような場合、前記確認信号は前記処理装置で受信されないので、前記指令信号に基づく稼動制御は行われない。
従って、前記指令信号に対する前記応答信号を送信し、該応答信号に対する前記確認信号を受けて稼動制御を行う構成とすることによって、遠隔操作許容範囲から外れた場所で指示された内容に基づく稼動制御については確実に行わないようにすることができる。これにより、前記被装備体(車両など)の安全性が高められる。
上記処理装置(1)によれば、携帯用送信機から送信されてくる指令信号に含まれる指令情報により稼動させる対象となった機能(例えば、エンジンの始動/停止機能や、ドアのロック/アンロック機能)に基づいて、前記指令信号に対する応答信号の送信が必要であるか否かが判断され、前記応答信号の送信が必要でないと判断された場合、前記指令情報により稼動させる対象となった機能の稼動制御が行われる。
一方、前記応答信号の送信が必要であると判断された場合、前記応答信号が送信され、該応答信号に対して、前記携帯用送信機から送信されてくる確認信号が受信された場合、前記指令信号に含まれる指令情報により稼動させる対象となった機能の稼動制御が行われる。
従って、機能の稼動制御を、前記確認信号の受信を待たずに行うもの(利便性重視)と、前記確認信号の受信を待ってから行うもの(安全性重視)とに分けることができる。これにより、例えば、エンジンの始動/停止機能やドアロックの稼動制御については、前記確認信号の受信を待たずに行うようにし、他方、遠隔操作許容範囲が広く設定されると防犯上の問題を生じる機能(例えば、ドアのアンロック機能、トランクのアンロック機能、ボンネットのアンロック機能、給油口の開閉蓋のアンロック機能)の稼動制御については、前記確認信号の受信を待ってから行うものとすることによって、利便性と安全性とのバランスのとれたものにすることができる。
また、本発明に係る処理装置(2)は、上記処理装置(1)において、前記指令情報により稼動させる対象となった機能に基づいて、前記応答信号の到達距離を調整する到達距離調整手段を備えていることを特徴としている。
上記処理装置(2)によれば、前記指令情報により稼動させる対象となった機能に基づいて、前記応答信号の到達距離(すなわち、遠隔操作許容範囲)が調整される。従って、例えば、前記被装備体(車両など)からある程度離れたところから操作できなくては不便さを感じるようなエンジンの始動/停止機能が、前記指令情報により稼動させる対象となっている場合は、前記応答信号の到達距離が比較的長くなるようにし、他方、前記被装備体の近くでしか操作できなくても不便さをあまり感じないようなドアのロック/アンロック機能やトランクのアンロック機能が、前記指令情報により稼動させる対象となっている場合は、前記応答信号の到達距離が短くなるようにすることができる。このように、遠隔操作許容範囲を機能毎それぞれに適切に設定することが可能となるので、利便性を向上させたり、前記被装備体の安全性を確保することができる。
また、上記処理装置(2)において、前記指令情報により稼動させる対象となった機能が、遠隔操作許容範囲が広く設定されると防犯上の問題を生じる機能である場合、前記到達距離調整手段が、前記応答信号の到達範囲が前記被装備体付近までとなるように、前記応答信号の到達距離を所定の距離以内にするものである構成とすることができる。
係る構成によれば、前記指令情報により稼動させる対象となった機能が、遠隔操作許容範囲が広く設定されると防犯上の問題を生じる機能(例えば、ドアのアンロック機能、トランクのアンロック機能、ボンネットのアンロック機能、給油口の開閉蓋のアンロック機能)である場合、前記応答信号の到達距離が前記被装備体(例えば、車両)付近までとなるように、前記応答信号の到達距離が前記所定の距離(例えば、10m)以内になる。これにより、例えば、ユーザーの目視できる範囲内だけで、ドアのアンロック機能や、トランクのアンロック機能の遠隔操作を受け付けるようにすることができるので、前記被装備体(車両など)の安全性を確保することができる。
本発明の実施の形態(1)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(1)に係る携帯用送信機の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(1)に係る携帯用送信機におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る処理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る処理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る処理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 別の実施の形態に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。 別の実施の形態に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(4)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(4)に係る携帯用送信機におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(4)に係る処理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(5)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(5)に係る処理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(6)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(6)に係る処理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(7)に係る携帯用送信機におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(7)に係る処理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(8)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(8)に係る携帯用送信機の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(8)に係る処理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(8)に係る携帯用送信機におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る処理装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。
図中1は車両に搭載される処理装置を示しており、処理装置1はマイコン2と、IDコ
ードが記憶されたEEPROM3と、正規のユーザーが携帯所持すべき携帯用送信機21
から送信されてくる電波(IDコードに指令情報が付加された信号など)を受信するため
の受信回路4と、送信制御回路5と、アンテナの送受信を切り換えるための切換スイッチ
6と、入力回路7と、出力回路8とを含んで構成されている。
切換スイッチ6には、送信電波の到達距離が比較的長い(例えば、200m)高効率ア
ンテナ9が接続され、高効率アンテナ9は切換スイッチ6を介して受信回路4及び送信制
御回路5に接続されている。また、携帯用送信機21はドアのロックスイッチ22と、ド
アのアンロックスイッチ23と、パニックスイッチ24と、エンジンの始動スイッチ25
と、エンジンの停止スイッチ26と、トランクのリリーススイッチ27とを含んで構成さ
れている。
入力回路7には、ドアをロック/アンロックするためのドアキースイッチ10と、トラ
ンクをリリースするためのトランクスイッチ11とが接続され、出力回路8にはドアをロ
ック制御するドアロック制御装置12と、ドアをアンロック制御するドアアンロック制御
装置13と、アラームを鳴らすパニック制御装置14と、エンジンを始動制御するエンジ
ン始動制御装置15と、エンジンを停止制御するエンジン停止制御装置16と、トランク
をリリース制御するトランクリリース制御装置17とが接続されている。
マイコン2は正しいIDコード(すなわち、EEPROM3に記憶されているIDコー
ドと同じコード)にドアロック指令情報が付加された信号を受信すると、ドアロック制御
装置12を制御することによって、ドアをロック状態にし、また、正しいIDコードにド
アアンロック指令情報が付加された信号を受信すると、ドアアンロック制御装置13を制
御することによって、ドアをアンロック状態にするようになっている。
また、マイコン2はドアロック指令情報やドアアンロック指令情報を含んだ信号を受信
した場合と同様に、正しいIDコードにパニック指令情報、エンジン始動指令情報、エン
ジン停止指令情報、トランクリリース指令情報が付加された信号を受信すると、それぞれ
対応するパニック制御装置14、エンジン始動制御装置15、エンジン停止制御装置16
、トランクリリース制御装置17を制御することによって、ブザー音を鳴らしたり、エンジンを始動させたり、エンジンを停止させたり、トランクをリリースさせたりするように
なっている。
また、マイコン2はドアキースイッチ10や、トランクスイッチ11から得られる信号
に基づいて、ドアロック制御装置12、ドアアンロック制御装置13、トランクリリース
制御装置17を制御することによって、ドアをロック状態にしたり、ドアをアンロック状
態にしたり、トランクをリリースさせるようになっている。また、マイコン2は切換スイ
ッチ6を制御することによって、高効率アンテナ9の送受信を切り換えることができるよ
うになっている。
図2は、実施の形態(1)に係る携帯用送信機21の要部を概略的に示したブロック図
である。携帯用送信機21はマイコン28と、IDコードが記憶されたEEPROM29
と、送信回路30と、受信回路31と、アンテナの送受信を切り換えるための切換スイッ
チ32と、送信電波の到達距離が比較的長い(例えば、200m)高効率アンテナ33と
、ドアのロックスイッチ22と、ドアのアンロックスイッチ23と、パニックスイッチ2
4と、エンジンの始動スイッチ25と、エンジンの停止スイッチ26と、トランクのリリ
ーススイッチ27とを含んで構成されている。
マイコン28はドアのロックスイッチ22が操作されると、IDコードにドアロック指
令情報を付加した指令信号を送信回路30へ出力し、そして、高効率アンテナ33から前
記指令信号を放射させるようにし、ドアのアンロックスイッチ23が操作されると、ID
コードにドアアンロック指令情報を付加した指令信号を送信回路30へ出力し、そして、
高効率アンテナ33から前記指令信号を放射させるようにしている。
また、マイコン28はドアのロックスイッチ22やドアのアンロックスイッチ23が操
作された場合と同様に、パニックスイッチ24、エンジンの始動スイッチ25、エンジン
の停止スイッチ26、トランクのリリーススイッチ27が操作されると、IDコードにそ
れぞれの操作に対応する指令情報を付加した指令信号を送信回路30へ出力し、高効率ア
ンテナ33から前記指令信号を放射させるようになっている。また、マイコン28は切換
スイッチ32を制御することによって、高効率アンテナ33の送受信を切り換えることが
できるようになっている。
次に、実施の形態(1)に係る携帯用送信機21におけるマイコン28の行う処理動作
[1−a]を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ドアのロックスイ
ッチ22が操作されたか否かを判断し(ステップS1)、ドアのロックスイッチ22が操
作されたと判断すれば、次に、EEPROM29に記憶されているIDコードを読み出し
、読み出したIDコードに、操作されたスイッチに対応する指令情報(ここでは、ドアロ
ック指令情報)を付加した指令信号を生成する(ステップS2)。
生成した指令信号を送信回路30へ出力することによって、前記指令信号を高効率アン
テナ33から放射させ(ステップS13)、その後、切換スイッチ32を制御することに
よって、高効率アンテナ33を受信側へ切り換え(ステップS14)、タイマt1を0に
してスタートさせる(ステップS15)。
次に、前記指令信号に対して、処理装置1から送信されてくる応答信号を受信したか否
かを判断し(ステップS16)、前記応答信号を受信したと判断すれば、受信した前記応
答信号に含まれているIDコードが、EEPROM29に記憶されているIDコードと一
致するか否かを判断する(ステップS17)。
これらIDコードが一致する(すなわち、受信した前記応答信号は、対の関係を形成し
ている処理装置1から送信されてきたものである)と判断すれば、切換スイッチ32を制
御することによって、高効率アンテナ33を送信側へ切り換え(ステップS18)、前記
応答信号に対する確認信号(EEPROM29に記憶されているIDコードを含む)を送
信回路30へ出力することによって、前記確認信号を高効率アンテナ33から放射させ(
ステップS19)、そして、ステップS1へ戻る。
一方、ステップS17において、これらIDコードが一致しないと判断すれば、ステッ
プS16へ戻り、前記応答信号の受信を待つ。また、ステップS16において、前記応答
信号を受信していないと判断すれば、次に、タイマt1が所定の時間t1’(例えば、2
秒間)経過しているか否かを判断する(ステップS20)。
タイマt1が所定の時間t1’以上でない(すなわち、前記指令信号を送信してから2
秒経過していない)と判断すれば、ステップS16へ戻り、前記応答信号の受信を待つ。
一方、タイマt1が所定の時間t1’以上である(すなわち、前記指令信号を送信してか
ら2秒経過しても前記応答信号を受信しない)と判断すれば、次に、切換スイッチ32を
制御することによって、高効率アンテナ33を送信側へ切り換え(ステップS21)、そ
して、ステップS1へ戻る。なお、携帯用送信機21から前記指令信号が送信されたにも
拘らず、2秒経過しても携帯用送信機21で前記応答信号が受信されないのは、前記指令
信号が処理装置1へ届いていない場合、又は処理装置1から送信された前記応答信号が携
帯用送信機21へ届いていない場合である。
一方、ステップS1において、ドアのロックスイッチ22が操作されていないと判断す
れば、次に、ドアのアンロックスイッチ23が操作されたか否かを判断し(ステップS3
)、ドアのアンロックスイッチ23が操作されたと判断すれば、次に、EEPROM29
に記憶されているIDコードを読み出し、読み出したIDコードに、操作されたスイッチ
に対応する指令情報(ここでは、ドアアンロック指令情報)を付加した指令信号を生成す
る(ステップS4)。そして、上記同様に、生成した指令信号を送信回路30へ出力する
ことによって、前記指令信号を高効率アンテナ33から放射させる(ステップS13)。
また、ステップS3において、ドアのアンロックスイッチ23が操作されていないと判
断すれば、上記同様に、パニックスイッチ24、エンジンの始動スイッチ25、エンジン
の停止スイッチ26、トランクのリリーススイッチ27が操作されたか否かを判断してい
き(ステップS5、S7、S9、S11)、パニックスイッチ24、エンジンの始動スイ
ッチ25、エンジンの停止スイッチ26、トランクのリリーススイッチ27のいずれかが
操作されたと判断すれば、ドアのロックスイッチ22が操作された場合と同様に、IDコ
ードに、操作されたスイッチに対応する指令情報(ここでは、パニック指令情報、エンジ
ン始動指令情報、エンジン停止指令情報、トランクリリース指令情報のいずれか)を付加
した指令信号を生成し(ステップS6、S8、S10、S12)、生成した指令信号を高
効率アンテナ33から放射させる(ステップS13)。
次に、実施の形態(1)に係る処理装置1におけるマイコン2の行う処理動作[1−b
]を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、携帯用送信機21から送信
されてくる前記指令信号を受信したか否かを判断し(ステップS31)、前記指令信号を
受信したと判断すれば、受信した前記指令信号に含まれているIDコードがEEPROM
3に記憶されているIDコードと一致するか否かを判断する(ステップS32)。
これらIDコードが一致する(すなわち、受信した前記指令信号は、対の関係を形成し
ている携帯用送信機21から送信されてきたものである)と判断すれば、次に、前記指令
信号に含まれている指令情報が、ドアアンロック指令情報、又はトランクリリース指令情
報であるか否か(すなわち、遠隔操作許容範囲が広く設定されると防犯上の問題を生じる
機能の指令情報であるか否か)を判断する(ステップS33)。
前記指令信号に含まれている指令情報が、ドアアンロック指令情報、又はトランクリリ
ース指令情報であると判断すれば、次に、送信制御回路5のパワー制御を行うことによっ
て(ここでは、送信電波の電力強度の減衰制御)、高効率アンテナ9から送信される信号
の到達距離が短く(例えば、10m以内)なるようにする(ステップS34)。
一方、前記指令信号に含まれている指令情報が、ドアアンロック指令情報、トランクリ
リース指令情報のいずれでもなく、ドアロック指令情報、パニック指令情報、エンジン始
動指令情報、エンジン停止指令情報のいずれか(すなわち、遠隔操作許容範囲が広く設定
されたとしても防犯上の問題を生じない機能の指令情報)であると判断すれば、次に、送
信制御回路5のパワー制御を行うことによって(例えば、送信電波の電力強度を最大にす
る)、高効率アンテナ9から送信される信号の到達距離が長く(例えば、200m)なる
ようにする(ステップS35)。
次に、切換スイッチ6を制御することによって、高効率アンテナ9を送信側へ切り換え
(ステップS36)、前記指令信号に対する応答信号(EEPROM3に記憶されている
IDコードを含む)を送信制御回路5へ出力することによって、前記応答信号を高効率ア
ンテナ9から放射させ(ステップS37)、その後、切換スイッチ6を制御することによ
って、高効率アンテナ9を受信側へ切り換え(ステップS38)、タイマt2を0にして
スタートさせる(ステップS39)。
次に、前記応答信号に対して、携帯用送信機21から送信されてくる確認信号を受信し
たか否かを判断し(ステップS40)、前記確認信号を受信したと判断すれば、受信した
前記確認信号に含まれているIDコードが、EEPROM3に記憶されているIDコード
と一致するか否かを判断する(ステップS41)。
これらIDコードが一致する(すなわち、受信した前記確認信号は、対の関係を形成し
ている携帯用送信機21から送信されてきたものである)と判断すれば、前記指令信号に
含まれていた指令情報に基づいて、該指令情報により稼動させる対象となった機能を稼動
させ(ステップS42)、そして、ステップS31へ戻る。
例えば、前記指令情報がドアロック指令情報である場合、ドアロック制御装置12を制
御することによって、ドアがロック状態となるようにし、また、前記指令情報がドアアン
ロック指令情報である場合、ドアアンロック制御装置13を制御することによって、ドア
がアンロック状態となるようにする。なお、ここでは前記指令信号に含まれている指令情
報に基づいて、機能の稼動制御を行うようにしているが、携帯用送信機21から送信され
てくる確認信号に指令情報が含まれている場合には、前記指令信号ではなく、前記確認信
号に含まれている指令情報に基づいて、機能の稼動制御を行うようにしても良い。
一方、ステップS41において、これらIDコードが一致しないと判断すれば、ステッ
プS40へ戻り、前記確認信号の受信を待つ。また、ステップS40において、前記確認
信号を受信していないと判断すれば、次に、タイマt2が所定の時間t2’(例えば、2
秒間)経過しているか否かを判断する(ステップS43)。
タイマt2が所定の時間t2’以上でない(すなわち、前記応答信号を送信してから2
秒経過していない)と判断すれば、ステップS40へ戻り、前記確認信号の受信を待つ。
一方、タイマt2が所定の時間t2’以上である(すなわち、前記応答信号を送信してか
ら2秒経過しても前記確認信号を受信しない)と判断すれば、そのままステップS31へ
戻る。なお、処理装置1から前記応答信号が送信されたにも拘らず、2秒経過しても処理
装置1で前記確認信号が受信されないのは、前記応答信号が携帯用送信機21へ届いてい
ない場合、又は携帯用送信機21から送信された前記確認信号が処理装置1へ届いていな
い場合である。
上記実施の形態(1)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作
システムによれば、携帯用送信機21から送信される指令信号に対して、処理装置1から
応答信号が送信され、該応答信号に対して、携帯用送信機21から確認信号が送信され、
処理装置1では前記確認信号が受信されてはじめて、前記指令信号に含まれる指令情報に
基づいた機能の稼動制御が行われる。
ところで、処理装置1で携帯用送信機21から送信された前記指令信号が受信されたと
しても、処理装置1から送信された前記応答信号が携帯用送信機21で受信されなければ
、携帯用送信機21から前記確認信号は送信されない。携帯用送信機21から前記確認信
号が送信されなければ、当たり前ではあるが、処理装置1で前記確認信号は受信されず、
前記指令情報により稼動させる対象となった機能の稼動制御は行われない。
すなわち、処理装置1から送信される前記応答信号の到達範囲が、遠隔操作許容範囲と
なる。また、前記応答信号の到達距離は、機能毎に調整される。従って、機能毎それぞれ
に遠隔操作許容範囲が設定されることになるので、利便性を向上させたり、安全性を確保
することができる。
なお、上記実施の形態(1)に係る処理装置1では、携帯用送信機21から送信されて
くる前記指令信号に含まれる指令情報が、ドアロック指令情報である場合、前記応答信号
の到達距離が長くなるようにパワー制御しているが、ドアロックについては、車両の近く
でしか操作できなくても不便さはあまり感じないので、別の実施の形態に係る処理装置で
は、ドアロック指令情報が含まれる指令信号に対する応答信号の到達距離が短くなるよう
にパワー制御させるようにしても良い。
図5は、実施の形態(2)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔
操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した遠隔操作シ
ステムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。図中4
1は車両に搭載される処理装置を示しており、処理装置41はマイコン42と、IDコー
ドが記憶されたEEPROM3と、正規のユーザーが携帯所持すべき携帯用送信機21か
ら送信されてくる電波(IDコードに指令情報が付加された信号など)を受信するための
受信回路4と、送信制御回路43と、アンテナの送受信を切り換えるための切換スイッチ
6と、入力回路7と、出力回路8とを含んで構成されている。
切換スイッチ6には、送信電波の到達距離が比較的長い(例えば、200m)高効率ア
ンテナ9が接続され、高効率アンテナ9は切換スイッチ6を介して受信回路4及び送信制
御回路43に接続されている。また、送信制御回路43には送信電波の到達距離が短い(
例えば、10m)低効率アンテナ44が接続されている。
次に、実施の形態(2)に係る処理装置41におけるマイコン42の行う処理動作[2
−b]を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[2−b]は
ステップS32で受信した指令信号に含まれているIDコードがEEPROM3に記憶さ
れているIDコードと一致する(すなわち、受信した前記指令信号は、対の関係を形成し
ている携帯用送信機21から送信されたものである)と判断して以降の動作を除き、図4
に示した処理動作[1−b]と同様であるため、ここでは受信した前記指令信号が、対の
関係を形成している携帯用送信機21から送信されたものであると判断して以降の動作に
ついてのみ説明する。
ステップS32において、受信した前記指令信号が、対の関係を形成している携帯用送
信機21から送信されてきたものであると判断すれば、次に、前記指令信号に含まれてい
る指令情報が、ドアアンロック指令情報、又はトランクリリース指令情報であるか否か(
すなわち、遠隔操作許容範囲が広く設定されると防犯上の問題を生じる機能の指令情報で
あるか否か)を判断する(ステップS33)。
前記指令信号に含まれる指令情報が、ドアアンロック指令情報、又はトランクリリース
指令情報であると判断すれば、次に、送信制御回路43を制御することによって、出力ア
ンテナを低効率アンテナ44にし(ステップS51)、前記指令信号に対する応答信号(
EEPROM3に記憶されているIDコードを含む)を送信制御回路43へ出力すること
によって、前記応答信号を低効率アンテナ44から放射させる(ステップS53)。
一方、前記指令信号に含まれている指令情報が、ドアアンロック指令情報、トランクリ
リース指令情報のいずれでもなく、ドアロック指令情報、パニック指令情報、エンジン始
動指令情報、エンジン停止指令情報のいずれか(すなわち、遠隔操作許容範囲が広く設定
されたとしても防犯上の問題を生じない機能の指令情報)であると判断すれば、次に、送
信制御回路43を制御することによって、出力アンテナを高効率アンテナ9にする(ステ
ップS53)。
なお、上記実施の形態(2)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠
隔操作システムは、上記実施の形態(1)に係る遠隔操作システムと同様の効果を有して
いる。また、上記実施の形態(2)に係る処理装置41では、携帯用送信機21から送信
されてくる前記指令信号に含まれる指令情報が、ドアロック指令情報である場合、前記応
答信号の到達距離が長くなるように高効率アンテナ9を使用しているが、ドアロックにつ
いては、車両の近くでしか操作できなくても不便さはあまり感じないので、別の実施の形
態に係る処理装置では、ドアロック指令情報が含まれる指令信号に対する応答信号の到達
距離が短くなるように低効率アンテナ44を使用させるようにしても良い。
次に、実施の形態(3)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操
作システムについて説明する。但し、この遠隔操作システムは、処理装置、該処理装置を
構成するマイコン、及び送信制御回路を除き、図1に示した遠隔操作システムと同様の構
成であるので、処理装置1、マイコン2、及び送信制御回路5には異なる符号を付し、そ
の他の構成部分の説明をここでは省略する。図中1Aは処理装置を示しており、処理装置
1Aはマイコン2Aと、EEPROM3と、受信回路4と、送信制御回路5Aと、切換ス
イッチ6と、入力回路7と、出力回路8とを含んで構成されている。
次に、実施の形態(3)に係る処理装置1Aにおけるマイコン2Aの行う処理動作[3
−b]を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[2−b]は
ステップS32で受信した指令信号に含まれているIDコードがEEPROM3に記憶さ
れているIDコードと一致する(すなわち、受信した前記指令信号は、対の関係を形成し
ている携帯用送信機21から送信されたものである)と判断して以降の動作を除き、図4
に示した処理動作[1−b]と同様であるため、ここでは受信した前記指令信号が、対の
関係を形成している携帯用送信機21から送信されたものであると判断して以降の動作に
ついてのみ説明する。
ステップS32において、受信した前記指令信号が、対の関係を形成している携帯用送
信機21から送信されてきたものであると判断すれば、次に、前記指令信号に含まれてい
る指令情報が、トランクリリース指令情報であるか否かを判断する(ステップS33A)
前記指令信号に含まれている指令情報が、トランクリリース指令情報であると判断すれ
ば、次に、送信制御回路5Aのパワー制御を行うことによって(ここでは、送信電波の電
力強度の減衰制御)、高効率アンテナ9から送信される信号の到達距離が短く(例えば、
10m以内)なるようにする(ステップS34A)。一方、前記指令信号に含まれている
指令情報が、トランクリリース指令情報でないと判断すれば、次に、前記指令信号に含ま
れている指令情報が、ドアアンロック指令情報であるか否かを判断する(ステップS33
B)。
前記指令信号に含まれている指令情報が、ドアアンロック指令情報であると判断すれば
、次に、送信制御回路5Aのパワー制御を行うことによって(ここでは、送信電波の電力
強度の減衰制御)、高効率アンテナ9から送信される信号の到達距離が比較的短く(例え
ば、50m以内)なるようにする(ステップS34B)。
一方、前記指令信号に含まれている指令情報が、ドアアンロック指令情報、トランクリ
リース指令情報のいずれでもなく、ドアロック指令情報、パニック指令情報、エンジン始
動指令情報、エンジン停止指令情報のいずれか(すなわち、遠隔操作許容範囲が広く設定
されたとしても防犯上の問題を生じない機能の指令情報)であると判断すれば、次に、送
信制御回路5Aのパワー制御を行うことによって(例えば、送信電波の電力強度を最大に
)、高効率アンテナ9から送信される信号の到達距離が長く(例えば、200m)なるよ
うにする(ステップS35)。
上記実施の形態(3)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作
システムによれば、前記応答信号の到達距離が2段階ではなく、3段階に分けられ、遠隔
操作許容範囲を機能毎により一層適切に設定される。これにより、利便性、安全性により
一層優れたシステムを実現することができる。
また、上記実施の形態(3)に係る処理装置1Aでは、送信制御回路5Aのパワー制御
を行うことによって、前記応答信号の到達距離を調整するようにしているが、別の実施の
形態に係る処理装置51では、例えば、図8に示したように、放射効率の異なる高効率ア
ンテナ9と、中効率アンテナ54と、低効率アンテナ44とを備え、マイコン52で送信
制御回路53を制御させ、出力アンテナを切り換えさせることによって、前記応答信号の
到達距離を3段階に調整するようにしても良い。
また、さらに別の実施の形態に係る処理装置61では、例えば、図9に示したように、
高効率アンテナ9と、低効率アンテナ44とを備え、マイコン62で送信制御回路63を
制御させ、出力アンテナの切り換えと、送信電波の電力強度の調整(パワー調整)とを行
わせることによって、前記応答信号の到達距離を3段階又はそれ以上の段階に調整するよ
うにしても良い。
図10は、実施の形態(4)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠
隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した遠隔操作
システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。図中
71は車両に搭載される処理装置を示しており、処理装置71はマイコン72と、IDコ
ードが記憶されたEEPROM3と、正規のユーザーが携帯所持すべき携帯用送信機81
から送信されてくる電波(IDコードに指令情報が付加された信号など)を受信するため
の受信回路4と、送信回路73と、アンテナの送受信を切り換えるための切換スイッチ6
と、入力回路7と、出力回路8とを含んで構成されている。
切換スイッチ6には、送信電波の到達距離が短い(例えば、10m)低効率アンテナ4
4が接続され、低効率アンテナ44は切換スイッチ6を介して受信回路4及び送信回路7
3に接続されている。なお、携帯用送信機81はマイコン28を除き、図2に示した携帯
用送信機21と同様の構成をしているため、マイコンには異なる符号を付し、その他の説
明をここでは省略する。
次に、実施の形態(4)に係る携帯用送信機81におけるマイコン82の行う処理動作
[4−a]を図11に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[4−
a]はステップS1、S5、S7、S9で、ドアのロックスイッチ22、パニックスイッ
チ24、エンジンの始動スイッチ25、エンジンの停止スイッチ26が操作されたと判断
して以降の動作を除き、図3に示した処理動作[1−a]と同様であるため、ここではド
アのロックスイッチ22、パニックスイッチ24、エンジンの始動スイッチ25、エンジ
ンの停止スイッチ26が操作されたと判断して以降の動作についてのみ説明する。
ステップS1でドアのロックスイッチ22が操作されたと判断すれば、次に、EEPR
OM29に記憶されているIDコードを読み出し、読み出したIDコードに、操作された
スイッチに対応する指令情報(ここでは、ドアロック指令情報)を付加した指令信号を生
成する(ステップS2)。そして、生成した指令信号を送信回路30へ出力することによ
って、前記指令信号を高効率アンテナ33から放射させ(ステップS61)、その後、ス
テップS1へ戻る。
また、ステップS5、S7、S9で、パニックスイッチ24、エンジンの始動スイッチ
25、エンジンの停止スイッチ26が操作されたと判断した場合にも、ドアのロックスイ
ッチ22が操作された場合と同様に、EEPROM29に記憶されているIDコードを読
み出し、読み出したIDコードに、操作されたスイッチに対応する指令情報(ここでは、
パニック指令情報、エンジン始動指令情報、エンジン停止指令情報)を付加した指令信号
を生成し(ステップS6、S8、S10)、そして、生成した指令信号を送信回路30へ
出力することによって、前記指令信号を高効率アンテナ33から放射させ(ステップS6
1)、その後、ステップS1へ戻る。すなわち、携帯用送信機81はドアアンロック指令
情報、又はトランクリリース指令情報を付加した指令信号を送信した場合に限り、前記指
令信号に対する応答信号が送信されてくるのを待つようになっており、この点が携帯用送
信機21と異なっている。
次に、実施の形態(4)に係る処理装置71におけるマイコン72の行う処理動作[4
−b]を図12に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[4−b]
はステップS32で受信した指令信号に含まれているIDコードがEEPROM3に記憶
されているIDコードと一致する(すなわち、受信した前記指令信号は、対の関係を形成
している携帯用送信機81から送信されたものである)と判断して以降の動作を除き、図
4に示した処理動作[1−b]と同様であるため、ここでは受信した前記指令信号が、対
の関係を形成している携帯用送信機81から送信されたものであると判断して以降の動作
についてのみ説明する。
ステップS32において、受信した前記指令信号が、対の関係を形成している携帯用送
信機81から送信されてきたものであると判断すれば、次に、前記指令信号に含まれてい
る指令情報が、ドアアンロック指令情報、又はトランクリリース指令情報であるか否か(
すなわち、遠隔操作許容範囲が広く設定されると防犯上の問題を生じる機能の指令情報で
あるか否か)を判断する(ステップS33)。
前記指令信号に含まれる指令情報が、ドアアンロック指令情報、又はトランクリリース
指令情報であると判断すれば、次に、切換スイッチ6を制御することによって、低効率ア
ンテナ44を送信側へ切り換え(ステップS36)、前記指令信号に対する応答信号(E
EPROM3に記憶されているIDコードを含む)を送信回路73へ出力することによっ
て、前記応答信号を低効率アンテナ44から放射させ(ステップS37)、その後、切換
スイッチ6を制御することによって、低効率アンテナ44を受信側へ切り換え(ステップ
S38)、前記応答信号に対して、携帯用送信機81から送信されてくる確認信号の受信
を待つ。
一方、ステップS33において、前記指令信号に含まれている指令情報が、ドアアンロ
ック指令情報、トランクリリース指令情報のいずれでもなく、ドアロック指令情報、パニ
ック指令情報、エンジン始動指令情報、エンジン停止指令情報のいずれか(すなわち、遠
隔操作許容範囲が広く設定されたとしても防犯上の問題を生じない機能の指令情報)であ
ると判断すれば、前記応答信号を送信せず(すなわち、確認信号の受信がないまま)、前
記指令信号に含まれていた指令情報に基づいて、該指令情報により稼動させる対象となっ
た機能を稼動させ(ステップS71)、そして、ステップS31へ戻る。
上記実施の形態(4)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作
システムによれば、処理装置71で、遠隔操作許容範囲が広く設定されると防犯上の問題
を生じるドアのアンロック機能やトランクリリース機能を稼動させる指令情報が受信され
た場合は、到達距離が短く制限された前記応答信号が送信され、これら機能における遠隔
操作許容範囲が狭くなるようになっている。
他方、ドアのロック機能やエンジンの始動/停止機能などについては、指令信号を受信
しただけで稼動制御が行われるようになっており、これら機能における遠隔操作許容範囲
は広くなるようになっている。これにより、利便性、安全性に優れた遠隔操作システムを
実現することができる。
図13は、実施の形態(5)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠
隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した遠隔操作
システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。図中
91は車両に搭載される処理装置を示しており、処理装置91はマイコン92と、IDコ
ードが記憶されたEEPROM3と、正規のユーザーが携帯所持すべき携帯用送信機81
から送信されてくる電波(IDコードに指令情報が付加された信号など)を受信するため
の受信回路4と、送信制御回路93と、アンテナの送受信を切り換えるための切換スイッ
チ6と、入力回路7と、出力回路8とを含んで構成され、切換スイッチ6には、送信電波
の到達距離が比較的長い(例えば、200m)高効率アンテナ9が接続され、高効率アン
テナ9は切換スイッチ6を介して受信回路4及び送信制御回路93に接続されている。
次に、実施の形態(5)に係る処理装置91におけるマイコン92の行う処理動作[5
−b]を図14に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[5−b]
はステップS32で受信した指令信号に含まれているIDコードがEEPROM3に記憶
されているIDコードと一致する(すなわち、受信した前記指令信号は、対の関係を形成
している携帯用送信機81から送信されたものである)と判断して以降の動作を除き、図
4に示した処理動作[1−b]と同様であるため、ここでは受信した前記指令信号が、対
の関係を形成している携帯用送信機81から送信されたものであると判断して以降の動作
についてのみ説明する。
ステップS32において、受信した前記指令信号が、対の関係を形成している携帯用送
信機81から送信されてきたものであると判断すれば、次に、前記指令信号に含まれてい
る指令情報が、トランクリリース指令情報であるか否かを判断する(ステップS33A)
前記指令信号に含まれている指令情報が、トランクリリース指令情報であると判断すれ
ば、次に、送信制御回路93のパワー制御を行うことによって(ここでは、送信電波の電
力強度の減衰制御)、高効率アンテナ9から送信される信号の到達距離が短く(例えば、
10m以内)なるようにする(ステップS34A)。一方、前記指令信号に含まれている
指令情報が、トランクリリース指令情報でないと判断すれば、次に、前記指令信号に含ま
れている指令情報が、ドアアンロック指令情報であるか否かを判断する(ステップS33
B)。
前記指令信号に含まれている指令情報が、ドアアンロック指令情報であると判断すれば
、次に、送信制御回路93のパワー制御を行うことによって(ここでは、送信電波の電力
強度の減衰制御)、高効率アンテナ9から送信される信号の到達距離が比較的短く(例え
ば、50m以内)なるようにする(ステップS34B)。
一方、前記指令信号に含まれている指令情報が、ドアアンロック指令情報、トランクリ
リース指令情報のいずれでもなく、ドアロック指令情報、パニック指令情報、エンジン始
動指令情報、エンジン停止指令情報のいずれか(すなわち、遠隔操作許容範囲が広く設定
されたとしても防犯上の問題を生じない機能の指令情報)であると判断すれば、前記応答
信号を送信せず(すなわち、確認信号の受信がないまま)、前記指令信号に含まれていた
指令情報に基づいて、該指令情報により稼動させる対象となった機能を稼動させ(ステッ
プS81)、そして、ステップS31へ戻る。
上記実施の形態(5)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作
システムによれば、処理装置71で、遠隔操作許容範囲が広く設定されると防犯上の問題
を生じるドアのアンロック機能やトランクリリース機能を稼動させる指令情報が受信され
た場合は、到達距離が短く制限された前記応答信号が送信され、これら機能における遠隔
操作許容範囲が狭くなるようになっている。また、前記応答信号の到達距離が機能毎に調
整されているため、遠隔操作許容範囲をより細かく適切に設定することができる。
他方、ドアのロック機能やエンジンの始動/停止機能などについては、指令信号を受信
するだけで稼動制御が行われるようになっており、これら機能における遠隔操作許容範囲
は広くなるようになっている。これにより、利便性、安全性により一層優れた遠隔操作シ
ステムを実現することができる。
図15は、実施の形態(6)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠
隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した遠隔操作
システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。図中
101は車両に搭載される処理装置を示しており、処理装置101はマイコン102と、
IDコードが記憶されたEEPROM3と、正規のユーザーが携帯所持すべき携帯用送信
機21から送信されてくる電波(IDコードに指令情報が付加された信号など)を受信す
るための受信回路4と、送信回路103と、アンテナの送受信を切り換えるための切換ス
イッチ6と、入力回路7と、出力回路8とを含んで構成され、切換スイッチ6には、送信
電波の到達距離が比較的長い(例えば、200m)高効率アンテナ9が接続され、高効率
アンテナ9は切換スイッチ6を介して受信回路4及び送信回路103に接続されている。
次に、実施の形態(6)に係る処理装置101におけるマイコン102の行う処理動作
[6−b]を図16に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、携帯用送信機2
1から送信されてくる指令信号を受信したか否かを判断し(ステップS91)、前記指令
信号を受信したと判断すれば、受信した前記指令信号に含まれているIDコードがEEP
ROM3に記憶されているIDコードと一致するか否かを判断する(ステップS92)。
これらIDコードが一致する(すなわち、受信した前記指令信号は、対の関係を形成し
ている携帯用送信機21から送信されてきたものである)と判断すれば、次に、前記指令
信号に含まれている指令情報に基づいて、該指令情報により稼動させる対象となった機能
を稼動させる(ステップS93)。例えば、前記指令情報がドアロック指令情報である場
合、ドアロック制御装置12を制御することによって、ドアがロック状態となるようにし
、また、前記指令情報がドアアンロック指令情報である場合、ドアアンロック制御装置1
3を制御することによって、ドアがアンロック状態となるようにする。
次に、切換スイッチ6を制御することによって、高効率アンテナ9を送信側へ切り換え
(ステップS94)、前記指令信号に対する応答信号(EEPROM3に記憶されている
IDコードを含む)を送信回路103へ出力することによって、前記応答信号を高効率ア
ンテナ9から放射させ(ステップS95)、その後、切換スイッチ6を制御することによ
って、高効率アンテナ9を受信側へ切り換え(ステップS96)、タイマt2を0にして
スタートさせる(ステップS97)。
次に、前記応答信号に対して、携帯用送信機21から送信されてくる確認信号を受信し
たか否かを判断し(ステップS98)、前記確認信号を受信したと判断すれば、受信した
前記確認信号に含まれているIDコードが、EEPROM3に記憶されているIDコード
と一致するか否か(すなわち、受信した前記確認信号が、対の関係を形成している携帯用
送信機21から送信されてきたものである否か)を判断し(ステップS99)、受信した
前記確認信号が、対の関係を形成している携帯用送信機21から送信されてきたものであ
る(すなわち、前記応答信号は携帯用送信機21に正しく届いている)と判断すれば、そ
のままステップS91へ戻る。
一方、ステップS99において、受信した前記確認信号が、携帯用送信機21から送信
されてきたものではないと判断すれば、ステップS98へ戻り、前記確認信号の受信を待
つ。また、ステップS98において、前記確認信号を受信していないと判断すれば、次に
、タイマt2が所定の時間t2’(例えば、2秒間)経過しているか否かを判断する(ス
テップS100)。
タイマt2が所定の時間t2’以上でない(すなわち、前記応答信号を送信してから2
秒経過していない)と判断すれば、ステップS98へ戻り、前記確認信号の受信を待つ。
一方、タイマt2が所定の時間t2’以上である(すなわち、前記応答信号を送信してか
ら2秒経過しても前記確認信号を受信しない)と判断すれば、前記応答信号は携帯用送信
機21に正しく届いていないと看做し、ステップS93で稼動させた機能の稼動の中止制
御、又は稼動前の状態への復帰制御を行い(ステップS101)、そして、ステップS9
1へ戻る。例えば、パニック機能が働いて、アラームなどが鳴っている場合には、パニッ
ク制御装置14を制御することによって、アラームなどを中止させ、また、ドアアンロッ
ク機能が働いて、ドアがアンロック状態になった場合には、ドアロック制御装置12を制
御することによって、ドアがロック状態となるようにする。
上記実施の形態(6)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作
システムによれば、処理装置101で、携帯用送信機21から送信されてくる指令信号が
受信されると、該指令信号に含まれる指令情報により稼動させる対象となった機能の稼動
制御が行われる。すなわち、携帯用送信機21から送信されてくる確認信号の受信を待た
ずに、前記機能の稼動制御が行われるので、稼動制御の開始の遅れをなくすことができる
また、処理装置101から前記指令信号に対する応答信号が送信され、該応答信号に対
して、携帯用送信機21から送信されてくるはずの前記確認信号が受信されなかった場合
、前記機能の稼動の中止制御、又は稼動前の状態への復帰制御が行われる。すなわち、前
記確認信号の受信を待たずに、前記機能の稼動制御を行ったとしても、前記確認信号の受
信がない場合は、機能の稼動が行われなかったと同じ状態にすることができる。
次に、実施の形態(7)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操
作システムについて説明する。但し、この遠隔操作システムは、処理装置、該処理装置を
構成するマイコン、及び携帯用送信機を除き、図15に示した遠隔操作システムと同様の
構成であるので、処理装置101、マイコン102、及び携帯用送信機21には異なる符
号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
図中111は処理装置を示しており、処理装置111はマイコン112と、EEPRO
M3と、正規のユーザーが携帯所持すべき携帯用送信機121から送信されてくる電波(
IDコードに指令情報が付加された信号など)を受信するための受信回路4と、送信回路
103と、切換スイッチ6と、入力回路7と、出力回路8とを含んで構成されている。
切換スイッチ6には、送信電波の到達距離が比較的長い(例えば、200m)高効率ア
ンテナ9が接続され、高効率アンテナ9は切換スイッチ6を介して受信回路4及び送信回
路103に接続されている。なお、携帯用送信機121はマイコン28を除き、図2に示
した携帯用送信機21と同様の構成をしているため、マイコンには異なる符号を付し、そ
の他の説明をここでは省略する。
次に、実施の形態(7)に係る携帯用送信機121におけるマイコン122の行う処理
動作[7−a]を図17に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[
7−a]はステップS16で処理装置111から送信されてくる応答信号を受信したか否
かを判断する処理動作以降の動作を除き、図3に示した処理動作[1−a]と同様である
ため、ここでは前記応答信号を受信したか否かを判断する処理動作以降の動作についての
み説明する。
ステップS16において、処理装置111から送信されてくる応答信号を受信したか否
かを判断し、前記応答信号を受信したと判断すれば、受信した前記応答信号に含まれてい
るIDコードが、EEPROM29に記憶されているIDコードと一致するか否かを判断
する(ステップS17)。
これらIDコードが一致する(すなわち、受信した前記応答信号は、対の関係を形成し
ている処理装置111から送信されてきたものである)と判断すれば、前記指令信号が処
理装置111へ正しく届いていると看做し、切換スイッチ32を制御することによって、
高効率アンテナ33を送信側へ切り換え(ステップS18)、そしてステップS1へ戻る
一方、ステップS17において、これらIDコードが一致しないと判断すれば、ステッ
プS16へ戻り、前記応答信号の受信を待つ。また、ステップS16において、前記応答
信号を受信していないと判断すれば、次に、タイマt1が所定の時間t1’(例えば、2
秒間)経過しているか否かを判断する(ステップS20)。
タイマt1が所定の時間t1’以上でない(すなわち、前記指令信号を送信してから2
秒経過していない)と判断すれば、ステップS16へ戻り、前記応答信号の受信を待つ。
一方、タイマt1が所定の時間t1’以上である(すなわち、前記指令信号を送信してか
ら2秒経過しても前記応答信号を受信しない)と判断すれば、前記指令信号が処理装置1
11へ正しく届いていないと看做し、切換スイッチ32を制御することによって、高効率
アンテナ33を送信側へ切り換え(ステップS21)、その後、ステップS13で送信し
た指令信号に含まれる指令情報により稼動させる対象となった機能の稼動中止を指令する
ための中止指令情報を含んだ中止信号(EEPROM29に記憶されているIDコードを
含む)を送信回路30へ出力することによって、前記中止信号を高効率アンテナ33から
放射させ(ステップS111)、そして、ステップS1へ戻る。
次に、実施の形態(7)に係る処理装置111におけるマイコン112の行う処理動作
[7−b]を図18に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[7−
b]はステップS97でタイマt2を0にしてスタートさせた処理動作以降の動作を除き
、図16に示した処理動作[6−b]と同様であるため、ここではタイマt2を0にして
スタートさせた処理動作以降の動作についてのみ説明する。
ステップS97において、タイマt2を0にしてスタートさせると、次に、携帯用送信
機121から送信されてくる前記中止信号を受信したか否かを判断し(ステップS121
)、前記中止信号を受信したと判断すれば、受信した前記中止信号に含まれているIDコ
ードが、EEPROM3に記憶されているIDコードと一致するか否か(すなわち、受信
した前記中止信号が、対の関係を形成している携帯用送信機121から送信されてきたも
のである否か)を判断する(ステップS122)。
受信した前記中止信号が、対の関係を形成している携帯用送信機121から送信されて
きたものである(すなわち、前記応答信号は携帯用送信機21に正しく届いていない)と
判断すれば、ステップS93で稼動させた機能の稼動の中止制御、又は稼動前の状態への
復帰制御を行い(ステップS123)、そして、ステップS91へ戻る。例えば、パニッ
ク機能が働いて、アラームなどが鳴っている場合には、パニック制御装置14を制御する
ことによって、アラームなどを中止させ、また、ドアアンロック機能が働いて、ドアがア
ンロック状態になった場合には、ドアロック制御装置12を制御することによって、ドア
がロック状態となるようにする。
一方、ステップS122において、受信した前記中止信号が、携帯用送信機121から
送信されてきたものではないと判断すれば、ステップS121へ戻り、前記中止信号の受
信を待つ。また、ステップS121において、前記中止信号を受信していないと判断すれ
ば、次に、タイマtが所定の時間t2’(例えば、2秒間)経過しているか否かを判断
する(ステップS124)。
タイマt2が所定の時間t2’以上でない(すなわち、前記応答信号を送信してから2
秒経過していない)と判断すれば、ステップS121へ戻り、前記中止信号の受信を待つ
。一方、タイマt2が所定の時間t2’以上である(すなわち、前記応答信号を送信して
から2秒経過しても前記中止信号を受信しない)と判断すれば、前記応答信号は携帯用送
信機121へ正しく届いていると看做し、そのままステップS91へ戻る。
上記実施の形態(7)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作
システムによれば、処理装置111で、携帯用送信機121から送信されてくる指令信号
が受信されると、該指令信号に含まれる指令情報により稼動させる対象となった機能の稼
動制御が行われる。従って、稼動制御の開始の遅れをなくすことができる。
また、処理装置111から送信される前記応答信号が携帯用送信機121で受信されな
い場合、携帯用送信機121から前記中止信号が送信される。処理装置111で前記中止
信号が受信されると、前記機能の稼動の中止制御、又は稼動前の状態への復帰制御が行わ
れる。すなわち、前記指令信号を受信して直ちに、前記機能の稼動制御を行ったとしても
、前記応答信号が携帯用送信機121で正しく受信されない場合は、機能の稼動が行われ
なかったと同じ状態にすることができる。
上記実施の形態(6)又は(7)に係る処理装置101、111では、前記指令信号に
対する応答信号の到達距離(すなわち、遠隔操作許容範囲)を調整するようにはしていな
いが、別の実施の形態に係る処理装置では、処理装置1などのように機能毎に到達距離を
調整するようにしても良い。これにより、遠隔操作許容範囲を機能毎に適切に設定するこ
とができるため、利便性、安全性に非常に優れた遠隔操作システムを実現することができ
る。
図19は、実施の形態(8)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠
隔操作システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した遠隔操作
システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。図中
131は車両に搭載される処理装置を示しており、処理装置131はマイコン132と、
IDコードが記憶されたEEPROM3と、正規のユーザーが携帯所持すべき携帯用送信
機141から送信されてくる電波(IDコードに指令情報が付加された信号など)を受信
するための受信回路4と、送信回路103と、アンテナの送受信を切り換えるための切換
スイッチ6と、入力回路7と、出力回路8とを含んで構成されている。
切換スイッチ6には、送信電波の到達距離が比較的長い(例えば、200m)高効率ア
ンテナ9が接続され、高効率アンテナ9は切換スイッチ6を介して受信回路4及び送信回
路103に接続されている。また、入力回路7には、ドアをロック/アンロックするため
のドアキースイッチ10と、トランクをリリースするためのトランクスイッチ11と、ト
ランクの開閉状態を検出するためのトランク開閉検出センサ133とが接続されている。
図20は、実施の形態(8)に係る携帯用送信機141の要部を概略的に示したブロッ
ク図である。但し、図2に示した携帯用送信機と同様の構成部分については同符号を付し
、ここではその説明を省略する。携帯用送信機141はマイコン142と、EEPROM
29と、送信回路30と、受信回路31と、送信用の高効率アンテナ33と、受信用のア
ンテナ143と、ドアのロックスイッチ22と、ドアのアンロックスイッチ23と、パニ
ックスイッチ24と、エンジンの始動スイッチ25と、エンジンの停止スイッチ26と、
トランクのリリーススイッチ27と、ブザー音を発生させるブザー音発生装置144とを
含んで構成されている。
次に、実施の形態(8)に係る処理装置131におけるマイコン132の行う処理動作
[8−b]を図21に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[8−
b]におけるステップS131〜S140までの処理動作は、図4に示した処理動作[1
−b]におけるステップS31〜S43までの処理動作と略同様であるため、ここではス
テップS139以降の動作についてのみ説明する。
ステップS139において、携帯用送信機141から送信されてきた指令信号に含まれ
る指令情報により稼動させる対象となった機能の稼動制御を行った後、まず、稼動制御を
行った機能がトランクリリース機能であるか否かを判断し(ステップS141)、稼動制
御を行った機能がトランクリリース機能であると判断すれば、次に、タイマt3を0にし
てスタートさせ(ステップS142)、そして、トランクがリリースされたことを示すト
ランクフラグfを1にする(ステップS143)。
次に、トランク開閉検出センサ133から得られる情報に基づいて、トランクが閉じて
いるか否かを判断し(ステップS144)、トランクが閉じていると判断すれば、遠隔操
作によってトランクがリリースされた場合における盗難等の危険性は回避されたと看做し
、トランクフラグfを0にして(ステップS145)、そのままステップS131へ戻る
一方、トランクは閉じていないと判断すれば、次に、タイマt3が所定の時間t3’(
例えば、30秒)以上であるか否かを判断し(ステップS146)、タイマt3が所定の
時間t3以上である(すなわち、トランクがリリースされてから30秒経過している)と
判断すれば、次に、切換スイッチ6を制御することによって、高効率アンテナ9を送信側
へ切り換え(ステップS147)、トランクがリリースされてから30秒が経過し、盗難
等の危険性が高いことをユーザーへ知らせるための注意信号(EEPROM3に記憶され
ているIDコードを含む)を送信回路103へ出力することによって、前記注意信号を高
効率アンテナ9から放射させ(ステップS148)、その後、切換スイッチ6を制御する
ことによって、高効率アンテナ9を受信側へ切り換え(ステップS149)、トランクフ
ラグfを0にし(ステップS150)、そしてステップS131へ戻る。
また、ステップS146において、タイマt3が所定の時間t3’以上でないと判断す
れば、次に、ドアが開いているか否かを判断し(ステップS151)、ドアが開いている
(すなわち、車両の近くにユーザーが存在する)と判断すれば、前記注意信号を送信する
必要はないため、タイマt3を0に戻して再スタートさせ(ステップS152)、その後
、ステップS131へ戻る。一方、ドアが閉じていると判断すれば、タイマt3を0に戻
す必要はないため、そのままステップS131へ戻る。なお、ドアが開いているか否かを
判断する方法としては、例えば、ドアの開放状態を検出するためのドア開放検出センサを
マイコン132へ接続し、前記ドア開放検出センサから得られる情報に基づいて判断する
といった方法が挙げられる。
ステップS151で、ドアが開いていることが確認されることは、車両の近くに運転者
であるユーザーが存在することを示しているため、この場合は前記注意信号を送信する必
要はない。なお、その後、トランクがリリースされたままドアが閉まれば、ステップS1
52の動作は飛ばされ、タイマt3は0に戻されないので、タイマt3はそのままカウン
トされ続けることとなり、トランクがリリースされたまま所定の時間t3’が経過した時
点で前記注意信号が送信されることとなる。
ステップS141において、稼動制御を行った機能がトランクリリース機能でないと判
断すれば、ステップS142以降の処理動作を行う必要がないので、そのままステップS
131へ戻る。また、ステップS131において、携帯用送信機141から送信されてく
る指令信号を受信していないと判断すれば、次に、トランクフラグfが1であるか否かを
判断し(ステップS153)、トランクフラグfが1であると判断すれば、ステップS1
44へ進み、トランクフラグfが1でないと判断すれば、そのままステップS131へ戻
る。
次に、実施の形態(8)に係る携帯用送信機141におけるマイコン142の行う処理
動作[8−a]を図22に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作[
8−a]におけるステップS161〜S178までの処理動作は、図3に示した処理動作
[1−a]におけるステップS1〜S20までの処理動作と略同様であるため、ここでは
ステップS179以降の動作についてのみ説明する。
ステップS179では、処理装置131から送信されてくる注意信号を受信したか否か
を判断し、該注意信号を受信したと判断すれば、受信した前記注意信号に含まれるIDコ
ードが、EEPROM29に記憶されているIDコードと一致するか否かを判断する(ス
テップS180)。
これらIDコードが一致する(すなわち、受信した前記注意信号は、対の関係を形成し
ている処理装置131から送信されてきたものである)と判断すれば、ブザー音発生装置
144を制御することによって、ブザー音を発生させて、トランクがリリースされてから
30秒経過していることをユーザーへ知らせ(ステップS181)、そして、ステップS
161へ戻る。
一方、これらコードが一致しないと判断すれば、ブザー音を発生させる必要はないので
、そのままステップS161へ戻る。また、ステップS179において、前記注意信号を
受信していないと判断した場合にも、そのままステップS161へ戻る。
上記実施の形態(8)に係る処理装置、及び携帯用送信機を含んで構成される遠隔操作
システムによれば、遠隔操作によってトランクがリリースされた場合、トランクが閉じら
れることもなく、所定の時間t3’(例えば、30秒)が経過すると、その旨がユーザー
へ伝えられる。これにより、盗難等の危険性の低減を図ることができる。
なお、上記実施の形態(8)に係る処理装置131では、このような告知の条件を、ト
ランクが開いたまま、所定の時間t3’経過していることとしているが、前記告知の条件
はこれに限定されるものではなく、例えば、別の実施の形態に係る処理装置では、トラン
クが開いたまま、所定の時間t3’が経過したとしても、その間にドアが開けられた場合
にはユーザーが近くにいると判断して、告知を行わない(前記注意信号を送信しない)よ
うにしても良い。
また、上記実施の形態(8)に係る遠隔操作システムでは、携帯用送信機141でブザ
ー音を発生させるようにしているが、別の実施の形態に係る遠隔操作システムでは、処理
装置側でブザー音を発生させるようにしても良い。なお、告知の形態はブザー音に限られ
ず、その他の音でも良く、表示などの視覚によるものでも良く、また携帯用送信機を振動
させるようにしても良い。また、上記実施の形態(8)に係る遠隔操作システムについて
は、上記実施の形態(1)〜(7)に係る遠隔操作システムと組み合わせた構成にしても
良い。
また、ここまでは処理装置から送信される応答信号の到達距離を調整する場合について
のみ説明してきたが、別の実施の形態に係る携帯用送信機では、前記処理装置と同様に、
送信電波の電力強度を調整したり、放射効率の異なる送信アンテナを複数備え、これら送
信アンテナを切り換えることによって、指令信号や確認信号などの到達距離を機能毎に調
整するようにしても良い。
また、上記実施の形態(1)〜(7)に係る遠隔操作システムでは、携帯用送信機21
、81、…から送信される送信電波の到達距離と、処理装置1、1A、…から送信される
送信電波の最大到達距離とがほぼ同じになる場合について説明しているが、これら到達距
離は同じでなくても良く、別の実施の形態に係る遠隔操作システムでは、例えば、携帯用
送信機21、81、…から送信される指令信号の到達距離よりも、処理装置1、1A、…
から送信される応答信号の最大到達距離を短くするようにしても良い。これにより、前記
応答信号の受信できる範囲(前記応答信号の届く範囲)を遠隔操作許容範囲とすることが
できるので、処理装置1、1A、…側で遠隔操作許容範囲を適切に設定することが可能と
なる。
1、1A、41、51、61、71、91、101、111、131 処理装置
2、2A、28、42、52、62、72、82、92 マイコン
122、102、112、132、142 マイコン
5、5A、43、53、63、93 送信制御回路
9 高効率アンテナ
21、81、121、141 携帯用送信機
44 低効率アンテナ
54 中効率アンテナ
133 トランク開閉検出センサ
143 ブザー音発生装置

Claims (2)

  1. 移動体などの被装備体に装備されるものであり、ユーザーに携帯所持される携帯用送信機との間で信号の送受信を行い、前記携帯用送信機から送信されてくる指令信号に含まれる指令情報に基づいて、前記被装備体に装備された機能を稼動させる処理装置において、
    前記携帯用送信機から送信されてくる指令信号を受信する受信手段と、
    前記指令信号に含まれる指令情報により稼動させる対象となった機能に基づいて、前記指令信号に対する応答信号の送信が必要であるか否かを判断する必要有無判断手段と、
    該必要有無判断手段により前記応答信号の送信が必要でないと判断された場合、前記指令情報により稼動させる対象となった機能を稼動させる第1の稼動制御手段と、
    前記必要有無判断手段により前記応答信号の送信が必要であると判断された場合、前記応答信号を送信する応答信号送信手段と、
    前記応答信号に対して、前記携帯用送信機から送信されてくる確認信号を受信したか否かを判断する確認信号判断手段と、
    該確認信号判断手段により、前記確認信号を受信したと判断された場合、前記指令情報により稼動させる対象となった機能を稼動させる第2の稼動制御手段とを備えていることを特徴とする処理装置。
  2. 前記指令情報により稼動させる対象となった機能に基づいて、前記応答信号の到達距離を調整する到達距離調整手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
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