JP4906526B2 - 搬送コンベヤ装置 - Google Patents
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Description
100は搬送コンベヤ装置である。搬送コンベヤ装置100は、搬送させるためのチェーンベルト部101と、チェーンベルト部101の所定位置に固定されるワーク支持部102と、搬送路上に展開されるチェーンベルト部101を納めるコンベヤボックス103とからなる。
チェーンベルト部101は、コンベヤボックス103内に設置され、コンベヤボックス103内ではチェーンベルト部101が工程を一周するように設けられている。
ワーク支持部102は、図7乃至図9に表すように、基端部がチェーンベルト部101と着脱自在であると共にコンベヤボックス103内のチェーンベルト部101上部に設置される搬送レール107に案内された移動可能な搬送台車105を構成しチェーンベルト部101に所定間隔を持って設置される。そして、搬送台車105からは、案内溝104から上部に突出するように支持部106を設ける。このように構成するワーク支持部102は、流れ作業の各工程が終了すると搬送台車105がチェーンベルト部101から離脱して回収可能に設けてある。ワーク支持部102は、各ブース内での作業が可能な高さとなるように設けてあり、先端部には搬送するワークWに合わせた支持治具が取り付けてありワークWを支持可能である。
各ブース内では、それぞれの作業工程が行われるので、搬送コンベヤ装置100は各工程で行われる作業が終了するまでワークWがブース内に位置しているようにタクト制御によって自動的に移動制御が行われるので、ワークWはそれぞれのブースでの作業が順次行われて行くこととなる。
供給されるエアをエア噴出口から噴出可能なエア噴出口を所定間隔に穿設するエアシール管がコンベヤボックス内の案内溝両側に配管設置され、エアシール管のエア噴出口は案内溝からコンベヤボックス外方に向かってエアを噴出するように穿設することを特徴とする搬送コンベヤ装置、
搬送手段は、コンベヤボックス内の案内溝下部に設置されており、案内溝と同じ搬送路を移動可能である。そして、搬送手段である搬送チェーンの所定位置には、ワーク支持部を取り付けてある。ワーク支持部は、基端部側が搬送チェーンに係止され、他端が案内溝から外部へ突出され、その先端にワーク取り付け治具を設けてなる。そして、ワーク支持部は搬送チェーンの移動に伴い移動される。
更にエアシール管には、直径1.5mmのエア噴出口を50mm毎(ピッチ50mm)にエアシール管の長手方向に直線上となるよう穿設する。
このようにエア噴出口を穿設したエアシール管の配管は、案内溝の両側で対向するそれぞれのエアシール管に設けたエア噴出口が交互に位置するように25mmずつずらして設置する。これにより、エア噴出口の穿設ピッチは両エアシール管で25mmピッチとなる。また、エアシール管に穿設するエア噴出口は、対向設置するエアシール管に向け斜め上方となるように位置させる。
尚、この実施例では搬送コンベヤ装置1は床面Fの下部に設置されるが、床面F上や中空あるいは天井から吊り下げるようにして設置する等他の位置に設置してもよい。
また、各ブースB1乃至B3の入口直前と出口直後のコンベヤボックス2内には、移動するワーク支持部4が当接することでオンオフされる位置検出リミットスイッチSWが設置されている。この位置検出リミットスイッチSWは、搬送コンベヤ装置1の搬送動作を自動的に制御する制御装置と電気的に接続されており、搬送コンベヤ装置1の動作の自動制御に用いられる。尚、搬送コンベヤ装置1の動作の制御は、それぞれのブースB1乃至B3における作業に合わせて移動制御するものであり、従来から行われている方法と何ら代わりはないので詳説しない。また、図2中にSPで表すのはコンベヤストッパーであり、搬送台車41と搬送チェーン3との係止状態とさせるか離脱状態とさせるかを切り換える装置であり、やはり従来から行われている方法と何ら代わりはないので詳説しない。
そして、コンベヤボックス2内には、エアシール管5を設置する。エアシール管5は、各ブースB内での作業に於いて塗料ダスト等のダストが大幅に低減しコンベヤボックス2内に入り込まないようにエアシールを形成する目的で設置する。従って、この実施例では、図4に表すように、エアシール管5は各工程B1乃至B3内にのみ設置するが、搬送路を形成する搬送コンベヤ装置1全長にわたって設置してもよい。
エアシール管5は、各ブースB1乃至B3の入口から出口までの搬送経路長さからなり、一端にエア供給路A1が連結されてエア供給され、他端を閉塞して形成する。そして、エアシール管5の円筒面には複数のエア噴出口51を穿設する。エア噴出口51は、直径が1.5mmであり、エアシール管5の円筒面に一列に、且つ、50mm間隔で穿設する。
尚、この実施例では、エアシール管5の一端にエア供給路A1を連結してエア供給可能としたが、両端を閉塞して中間部にエア供給路A1を連結してエア供給可能に形成してもよい。
搬送コンベヤ装置1によってワークWがワーク支持部4に支持されながらプライマーブースB1へ侵入すると、ワークWに対してプライマー塗装が実行される。搬送コンベヤ装置1は、該工程に合わせて搬送速度の調整や停止・作動等を制御されながらプライマーブースB1内を移動する。このとき、プライマーブースB1入口直前のコンベヤボックス2には、同位置に達したワーク支持部4によってオン状態とされる位置検出リミットスイッチSWが設けてあり、該スイッチSWがプライマーブースB1内に侵入する直前のワーク支持部4によってオン状態とされ、これに連動するように制御されてエアをエア供給路A1へ供給する。このとき供給されるエアの圧力は、供給路A2から供給される高圧エアがレギュレータA3によって0.4MPに調圧されエア供給路A1へ供給されることとなる。
更にワーク支持部4が移動し、次のブースであるベース塗装ブースB2の入口直前に到着してベース塗装ブースB2へ侵入する際に、プライマーブースB1の入口直前同様にコンベヤボックス2内に設置した位置検出リミットスイッチSWをオン状態とするので、前記同様電磁弁A4が作動してエアの供給を行い、前記同様の作用をベース塗装ブースB2内でも行い、エアシール管5によるエアシールをコンベヤボックス2の案内溝21に形成することで、コンベヤボックス2内へのダストの侵入を防ぐ。
同様に、クリアーブースB3でもエアシール管5によるエアシールをコンベヤボックス2の案内溝21に形成することで、コンベヤボックス2内へのダストの侵入を防ぐ。
A2 供給路
A3 レギュレータ
A4 電磁弁
B ブース
B1 プライマーブース
B2 ベース塗装ブース
B3 クリアーブース
B4 乾燥炉
F 床面
1 搬送コンベヤ装置
2 コンベヤボックス
21 案内溝
3 搬送チェーン
4 ワーク支持部
5 エアシール管
51 エア噴出口
6 搬送レール
Claims (1)
- 搬送路に沿って設置されるコンベヤボックスと、コンベヤボックス内に設置され搬送路に沿って移動可能な搬送手段と、基端部が搬送手段に設置され他端がコンベヤボックスから突出してワークを支持可能であり搬送手段の移動に伴ってワークを搬送移動可能なワーク支持部と、ワーク支持部の搬送移動を可能とするようコンベヤボックスに設ける案内溝とからなる搬送コンベヤ装置において、
供給されるエアをエア噴出口から噴出可能なエア噴出口を所定間隔に穿設するエアシール管がコンベヤボックス内の案内溝両側に配管設置され、エアシール管のエア噴出口は案内溝からコンベヤボックス外方に向かってエアを噴出するように穿設することを特徴とする搬送コンベヤ装置。
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