JP2008285301A - 物品搬送方法及び物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送方法及び物品搬送装置 Download PDF

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勝己 杉本
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Abstract

【課題】ワークの目詰まりを防止してワーク搬送に要するコストを低減することが可能な物品搬送方法及び物品搬送装置を提供する。
【解決手段】内部に空間を有するエアタンク11と、エアタンク11の空間内にワークWを供給する補給用ホース30と、エアタンク11の空間内にエアを噴出するエアコンプレッサ40と、ワーク排出口11bを介してワークWをエアタンク11の外に排出する出口シュート12と、を備える。エアコンプレッサ40は、ワーク排出口11bよりも下方に形成されたメイン流体噴出口11cを介して空間内にメインエアを噴出し、メインエアの圧力によりワークWをワーク排出口11bに向けて押圧するとともに、エアタンク11に形成された補助流体噴出口11dからワーク排出口11bに向けて補助エアを噴出し、補助エアの圧力によりワーク排出口11b近傍のワークWの姿勢を調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は物品搬送方法及び物品搬送装置に係り、特に流体の噴出による押圧作用によってワークを整列して搬送する物品搬送方法及び物品搬送装置に関する。
例えば、車両用内装品などに使用される製品を製造する工場において、自動組み立てにより製品を製造するにあたり、材料の姿勢を一定に揃えて生産ラインに供給する作業が不可欠である。
生産ラインへの部品の自動供給装置として、一般に振動式パーツフィーダが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の振動式パーツフィーダは、対象部品に固有の形状をした中空のボールを有しており、このボールの下部にワーク排出口が形成されている。そして、ボールを振動させることで内部の部品(以下、ワークという。)をワーク排出部から外部へ整列した状態で排出している。このように、振動のエネルギーによりワークを整列させて連続して移動させることで、ワークの姿勢を一定に揃えた状態で安定した連続供給が可能となる。
しかしながら、振動式パーツフィーダは、ボールを振動させて部品を移動させるため、大きな騒音が発生するという問題があった。また、部品を振動させて移動させるため、搬送速度が遅く、搬送に時間がかかるという問題もあった。また、ボールを振動させるための振動発生装置が必要となるため、装置が大型化するという問題もあった。
そこで、振動によらず物品を搬送する装置や方法が開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2のパーツフィーダは、密閉容器と、エアー吹出しノズルと、取出しシュートを主要な構成要素としている。密閉容器内に投入された部品(ワーク)は、エアー吹出しノズルから吹き出される空気により密閉容器内で舞い上がり、取出しシュートの一端側からシュート内に落下して取出しシュート内を整列移動する。
この従来技術によれば、振動ではなくエアーにより部品を搬送するため、低騒音、無振動ですばやく搬送を行うことができるとともに、振動発生装置が不要となるため装置の小型化、簡素化を実現することができる。
特開2005−124354号公報(段落0050、図9等) 実開平7−15632号公報
しかしながら、特許文献2のパーツフィーダは、エアーの吹出し口が一箇所のみであったため、密閉容器内で吹き上げられたワークの姿勢を制御することが困難であった。このため、特に部品の形状が複雑であったり材質が柔らかいなどの場合、ワークが重なったり絡みあったりするなどの原因で、取出しシュートの開口部でワークが詰まることがあった。このため、ワーク搬送設備の稼働率が低下したり、発生した不具合を復元する要因を確保したりする必要があり、ワーク搬送のコストアップを招くという不都合があった。
また、このような目詰まりを防止するため、ボールや開口部周辺の内壁面を清浄にしたり、タルク粉などの潤滑材を塗布したりすることにより、ワークの滑りを良くする工夫が必要となる。しかし、この場合も、洗浄や塗布に時間や労力がかかるため、設備が高価になるという問題があった。
さらに、ワークの目詰まりによりワーク搬送の際に騒音が発生することがある。この場合、詰まったワークを除去させる除去設備や、騒音を低減するための消音設備が必要となり、この点からも設備が高価になるという問題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、流体の噴出によりワークを整列して搬送する物品搬送装置において、ワークの目詰まりを防止してワーク搬送に要するコストを低減することが可能な物品搬送方法及び物品搬送装置を提供することにある。
上記課題は、本発明の物品搬送方法によれば、容器本体部の内部に形成された空間内のワークを、ワーク排出口を介して外部に搬送する物品搬送方法であって、前記空間内にワークを供給するワーク供給工程と、前記ワーク排出口よりも下方から前記空間内にメイン流体を噴出し、該メイン流体の圧力により前記空間内の前記ワークを前記ワーク排出口近傍に押圧するメイン流体噴出工程と、前記メイン流体が噴出される位置とは異なる位置から前記ワーク排出口に向けて補助流体を噴出し、該補助流体の圧力により前記ワーク排出口近傍の前記ワークの姿勢を調整する補助流体噴出工程と、前記姿勢を調整された前記ワークを前記メイン流体の押圧力により前記容器本体部の外部に搬送するワーク搬送工程と、を行うことにより解決される。
このように、本発明の物品搬送方法によれば、ワーク排出口に向けてワークを押圧するメイン流体に加えてワークの姿勢を調整する補助流体を噴出することで、ワーク排出口近傍のワークの姿勢を補助流体により調整し、ワークをワーク排出口にスムーズに誘導できるようになっている。このため、ワークの目詰まりの発生頻度を少なくすることが可能となる。
この場合、前記補助流体噴出工程は、前記メイン流体が噴出される位置よりも前記ワーク排出口に近い位置から前記補助流体を噴出することが好ましい。
このように、メイン流体が噴出される位置よりもワーク排出口に近い位置から補助流体が噴出されるため、補助流体がメイン流体により撹乱されにくく、ワークの姿勢調整に十分な補助流体の流体圧力を確保することができる。したがって、ワークの目詰まりを効率よく防止することができる。
また、前記補助流体噴出工程は、前記ワーク排出口の鉛直下方側から前記補助流体を噴出すると好適である。
このように、ワーク排出口の鉛直下方側から補助流体を噴出するため、ワーク排出口近傍で落下するワークを補助流体により浮上させて姿勢を調整することができる。したがって、ワークの目詰まりを効率よく防止することができる。
また、前記容器本体部の壁面の一部は、前記ワーク排出部でのワーク排出方向に対して平行となっており、前記メイン流体噴出工程は、前記壁面に対して略垂直方向に前記メイン流体を噴出することが好ましい。
このように、壁面の一部がワーク排出方向に対して平行となっており、この壁面に対して略垂直方向にメイン流体を噴出するため、壁面に当たったメイン流体が壁面と平行方向の気流を発生させる。この気流によりワークをワーク排出方向へスムーズに移動させることができる。
また、前記補助流体噴出工程は、前記ワーク排出口近傍の前記容器本体部の壁面に対して略垂直に前記補助流体を噴出し、該補助流体の圧力により前記ワーク排出口近傍の前記ワークを前記容器本体部の前記壁面に押圧して姿勢を調整することが好ましい。
このように、補助流体の圧力によりワークを容器本体部の壁面に押圧して姿勢を調整することができるため、ワークの姿勢が均一となり、ばらつきが少なく、したがってワークの目詰まりを更に効率よく防止することができる。
また、前記ワーク排出口近傍に滞留する前記ワークを前記容器本体部の前記空間内に向けて押し戻すワーク戻し工程を行うことが好ましい。
このように、ワークを容器本体の空間内に押し戻すため、ワーク排出口近傍でのワークの目詰まりをより効率的に防止することができる。
また、前記ワーク戻し工程を行う前に前記メイン流体及び前記補助流体の噴出を停止することが好ましい。
このように、ワーク戻し工程を行う前にメイン流体と補助流体の噴出を停止することで、流体によりワークがワーク排出口へ移動されることによるワークの戻し抵抗が少なく、ワークを確実に容器本体部の空間内に戻すことができる。したがって、ワーク排出口近傍でのワークの詰まりをより確実に防止することができる。
前記課題は、本発明の物品搬送装置によれば、容器本体部の内部に形成された空間内のワークを、ワーク排出口を介して外部に搬送する物品搬送装置であって、前記空間内にワークを供給するワーク供給部と、前記空間内に流体を噴出する流体噴出部と、前記ワーク排出口を介して前記空間内の前記ワークを前記容器本体部の外部に搬送するワーク排出部と、を備え、前記流体噴出部は、前記ワーク排出口よりも下方に形成されたメイン流体噴出口を介して前記空間内にメイン流体を噴出し、該メイン流体の圧力により前記ワークを押圧して前記ワーク排出口を介して前記ワーク供給部に搬送するメイン流体噴出部と、前記メイン流体噴出口とは異なる位置に形成された補助流体噴出口から前記ワーク排出口に向けて補助流体を噴出し、該補助流体の圧力により前記ワーク排出口近傍の前記ワークの姿勢を調整する補助流体噴出部と、を具備することにより解決される。
このように、本発明の物品搬送装置によれば、ワーク排出口に向けてワークを押圧するメイン流体に加えてワークの姿勢を調整する補助流体を噴出することで、ワーク排出口近傍のワークの姿勢を補助流体により調整し、ワークをワーク排出口にスムーズに誘導できるようになっている。このため、ワークの目詰まりの発生頻度を少なくすることが可能となる。
この場合、前記補助流体噴出口は、前記メイン流体噴出口よりも前記ワーク排出口に近い位置に形成されていることが好ましい。
このように、補助流体噴出口がメイン流体噴出口よりもワーク排出口に近い位置となっているため、補助流体がメイン流体により撹乱されにくく、ワークの姿勢調整に十分な流体圧力を確保することができる。したがって、ワークの目詰まりを効率よく防止することができる。
また、前記補助流体噴出口は、前記ワーク排出口の鉛直下方側に位置することが好適である。
このように、補助流体噴出口がワーク排出口の鉛直下方側に位置するため、ワーク排出口近傍で落下するワークを補助流体により浮上させてワーク排出口へ誘導することができる。したがって、ワークの目詰まりを効率よく防止することができる。
また、前記容器本体部の壁面の一部は、前記ワーク排出部でのワーク排出方向に対して平行となっており、前記メイン流体噴出部は、前記壁面に対して略垂直方向に前記メイン流体を噴出することが好ましい。
このように、壁面の一部がワーク排出方向に対して平行となっており、この壁面に対して略垂直方向にメイン流体を噴出しているため、壁面に当たったメイン流体が壁面、すなわちワーク搬送方向と平行方向の気流を発生させる。この気流によりワークをワーク排出方向へスムーズに移動させることができる。
また、前記補助流体噴出部は、前記ワーク排出口近傍の前記容器本体部の壁面に対して垂直に前記補助流体を噴出することが好ましい。
このように、補助流体の圧力によりワークを容器本体部の壁面に押圧して姿勢を調整することができるため、ワークの姿勢が均一となり、ばらつきが少なく、したがってワークの目詰まりを更に効率よく防止することができる。
また、前記ワーク排出口近傍には、該ワーク排出口近傍に滞留する前記ワークを前記容器本体部の前記空間内に向けて押し戻すワーク戻し手段が配設されることが好ましい。
この場合、前記ワーク戻し手段は、前記滞留する前記ワークを前記空間内へ向けて押圧する押圧部と、該押圧部を駆動する駆動部とを有すると好適である。
さらにこの場合、前記押圧部は、前記ワーク排出口近傍における前記ワーク排出方向の上流側に設けられていることが好ましい。
このように、ワークを容器本体の空間内に押し戻すことができるため、ワーク排出口近傍でのワークの目詰まりをより効率的に防止することができる。
また、前記ワーク供給部は、内部に空間を有するサブ容器と、前記容器本体部の前記空間と連通する供給用ホースと、供給用流体噴出口を介して前記サブ容器の前記空間内に供給用流体を噴出し、前記ワークを前記供給用ホースに吐出する供給用流体噴出部と、を備えることが好ましい。
このように、ワーク供給部側でも流体によりワークを容器本体部に供給するため、ワークの目詰まりが生じにくい。したがって、従来のようにワークの目詰まりを防止するための付帯設備を必要とせず、装置構成の簡略化や搬送工程の単純化を図ることが可能となる。したがって、ワーク搬送に要するコストを低減することが可能となる。
本発明の物品搬送方法や物品搬送装置によれば、補助流体によりワークの姿勢を調整することで、ワークの目詰まりが少なくなる。このため、従来のようにワークの目詰まりを防止するための付帯設備を必要とせず、装置構成の簡略化や搬送工程の単純化を図ることが可能となる。したがって、ワーク搬送に要するコストを低減することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
本発明の物品搬送方法や物品搬送装置は、メイン流体だけでなく、補助流体を噴出してワークの姿勢を調整することで、ワーク排出口へワークを誘導して効率よく搬送する点を特徴としている。
以下、本発明の物品搬送方法と物品搬送装置について詳細に説明する。
図1〜図7は本発明の一実施形態に係る物品搬送装置の説明図であり、図1は物品搬送装置の全体構成を示す概略構成図、図2は物品搬送装置の供給装置を拡大して示した説明図、図3は物品搬送装置の補給装置を拡大して示した説明図、図4はワーク排出口近傍を拡大して示した説明図、図5は押戻し部によるワーク押戻し手順を示した説明図、図6は補給装置によるワーク補給手順について示した説明図、図7は供給装置によるワーク供給手順について示した説明図である。
図1に示すように、本発明の物品搬送装置1は、ワークの姿勢を一定に揃えて整列搬送するための供給装置10と、ワークを供給装置10に補給するための補給装置20と、供給装置10と補給装置20を連結する補給用ホース30と、供給装置10と補給装置20に圧縮空気を供給するためのエアコンプレッサ40とを主要な構成要素として備えている。
図2に示すように、本実施形態のワークWは、中央に円孔が形成されたドーナツ状の部材であり、ゴム製のグロメットである。なお、本発明の物品搬送装置で搬送されるワークWとしては、このような形状や材質に限定されず、後述するように流体(エア)で噴き上げられて整列させることができるものであれば、例えば矩形状、円筒状などの形状であってもよく、また、金属、樹脂などの材料でもよい。
供給装置10は、エアタンク11と、出口シュート12と、補給用シャッター13と、シャッター駆動部14と、エアシリンダ15と、押圧板16とを主要な構成要素としている。
エアタンク11は、内部空間にエア(すなわち空気:本発明の流体に相当する)を供給してワークW(本発明の物品に相当する)を出口シュート12に移動させるための装置である。エアタンク11は、本発明の容器本体部に相当する。
エアタンク11は、ワークWを収容するための空間が内部に形成された中空容器である。本実施形態のエアタンク11は、横断面形状が円形の円筒状部材として構成されているが、このような形状に限定されず、例えば方形状など他の形状であってもよい。
エアタンク11の内部空間を規定する内壁面のうち側部内壁面は、エアタンク11の設置面に対して垂直となっている。また、上部内壁面(天井面)は、設置面に対して水平となっている。
エアタンク11の天井面には、ワーク搬入口11aが形成されている。ワーク搬入口11aは、正面視形状がワークWの直径よりも大きな直径の円孔であり、エアタンク11の内部空間にワークWを供給する際の入口としての役割を有している。
エアタンク11の側部内壁面のうち上端側には、ワーク排出口11bが形成されている。ワーク排出口11bは、正面視形状がワークWの側面視形状(本実施形態の場合は、長方形)よりも僅かに大きな形状の孔であり、エアタンク11の内部空間からワークWを外部へ排出する出口としての役割を有している。
ワーク排出口11bは、エアタンク11の設置面と水平となる向きに形成され、出口シュート12のワーク排出路12aと連通している。ワーク排出口11bの上面は、エアタンク11の天井面と連続している。また、ワーク排出口11bの下面には、エアタンク11の内部空間に向けて斜め下向きに傾斜したテーパ面が形成されている。
出口シュート12は、エアタンク11の外部側壁から水平方向に伸びる管状部材であり、内部にワーク排出路12aが形成されている。出口シュート12の一端側は、ワーク排出口11bを介してエアタンク11の内部空間と連通している。出口シュート12の他端側は図示しない生産ラインに通じている。出口シュート12は、本発明のワーク排出部に相当する。
ワーク排出路12aの上部内壁面は、エアタンク11の天井面と同一平面上となるよう連続して形成されている。
ワーク排出路12aの高さはワークWの高さよりもわずかに大きく、かつワークWの高さの2倍よりも小さく設定されており、ワークWが2つ以上重なった状態ではワーク排出路12aの内部をワークWが移動できないようになっている。これにより、ワークWがワーク排出路12a内で重なることによる目詰まりを防止することができる。また、ワーク排出路12aの内部でワークWが回転できないため、ワークWの姿勢を一定方向に揃えることができる。
エアシリンダ15は、エアによりピストンロッドを往復運動させる装置である。エアシリンダ15は、出口シュート12とエアタンク11の境界近傍のワーク排出路12aの下面に設置されており、出口シュート12のワーク搬送方向とピストンロッドの長手方向が平行となり、かつ、ピストンロッドの先端側がエアタンク11に向くように配置されている。
ピストンロッドの先端部には、押圧板16が取り付けられている。押圧板16は、ピストンロッドの軸線方向と平行な横板、垂直な縦板を備えた断面略L字型の部材である。押圧板16の縦板の背面側は、ピストンロッドの先端面に取り付けられている。押圧板16の縦板の上端面とワーク排出路12aの上壁面との間には、ワーク1つ分が通過できるスペースが設けられている。これにより、押圧板16の縦板とワーク排出路12aの上壁面との間をワークWが重ならずに通過することができる。
エアシリンダ15と押圧板16は、本発明のワーク戻し手段に相当し、このうちエアシリンダ15は駆動部、押圧板16は押圧部に相当する。
エアタンク11の底部内壁面は、テーパ面が形成されたすり鉢状になっており、その最深部にはエア(メインエア)を内部空間に噴出するためのメイン流体噴出口11cが形成されている。メイン流体噴出口11cは、鉛直上方に向けてメインエアを噴出させるように形成されている。
本実施形態では、底部内壁面の最深部が中央に位置しているため、メイン流体噴出口11cも底部内壁面の中央部に形成されているが、メイン流体噴出口11cの位置としてはこのような中央部に限定されず、中央よりも側部内壁面よりにずれた位置であってもよい。
また、底部内壁面のうちワーク排出口11bの鉛直下部近傍には、エア(補助エア)を内部空間に噴出するための補助流体噴出口11dが形成されている。補助流体噴出口11dは、ワーク排出口11bに向けて補助エアを噴出させるように形成されている。
補助流体噴出口11dの位置は、メイン流体噴出口11cよりもワーク排出口11bに近い位置に形成されている。このような位置とすることで、メイン流体噴出口11cから吹き上げられたワークWをワーク排出口11bにより近い位置から押し上げることができ、ワークWのワーク排出口11bへの誘導が容易となる。
また、補助流体噴出口11dがメイン流体噴出口11cよりもワーク排出口11bに近い位置となっているため、補助エアがメインエアにより撹乱されにくく、このためワークWの姿勢調整に十分な流体圧力を確保することができる。
エアタンク11のうちメイン流体噴出口11cの下側の底部外壁面は、鉛直下方向に向けて突出している。この突出部11eには、エアホース41の分岐部41aの一端側が接続されている。突出部11eと分岐部41aは、エアチャック44aを介して接続されており、気密性が保持されている。
また、エアタンク11のうち補助流体噴出口11dの下側の底部外壁面は、鉛直下方向に向けて突出している。この突出部11fにも、エアホース41の分岐部41bの一端側が接続されている。突出部11fと分岐部41bは、エアチャック44bを介して接続されており、気密性が保持されている。
エアタンク11の上部には、補給用シャッター13とシャッター駆動部14が配設されている。
補給用シャッター13は、平板状部材で構成され、ワーク搬入口11aと補給用ホース30との間でスライド可能となっている。シャッター駆動部14は、補給用シャッター13をスライド移動させてワーク搬入口11aを開閉可能となっている。シャッター駆動部14は、図示しないコントローラにより電気的に制御される。
次に、補給装置20について説明する。図3に示すように、補給装置20は、上部タンク21と、下部タンク22と、支持フレーム23と、スライダ24と、を主要な構成要素として備えている。
支持フレーム23は、縦壁と横壁から構成される断面略L字状の部材であり、上部タンク21、下部タンク22を支持するための部材である。支持フレーム23の縦壁の内面側上部には、上部タンク21が固定されている。補給装置20と補給用ホース30は、本発明のワーク供給部に相当する。
上部タンク21は、後述する下部タンク22と対になって補給装置20のエアタンク(サブ容器)を構成する部材である。上部タンク21の上部内壁面はテーパ面が形成されたすり鉢状をなしており、その最頂部にはワークWを補給用ホース30に供給するためのワーク吐出口21aが形成されている。
下部タンク22は、上面が開放した有底円筒状部材である。下部タンク22の底部内壁面はテーパ面が形成されたすり鉢状になっており、その最深部に補給用メインエアを噴出する補給用メイン流体噴出口22aが形成されている。補給用メイン流体噴出口22aは、本発明の供給用流体噴出口に相当する。
また、底部内壁面のうち補給用メイン流体噴出口22aの近傍には、補給用補助エアを噴出する補給用補助流体噴出口22bが形成されている。
補給用メイン流体噴出口22aは、下部タンク22の底部壁面を貫通して外部と連通し、エアチャック44cを介してエアホース42の分岐部42aと接続している。また、補給用補助流体噴出口22bは、下部タンク22の底部壁面を貫通して外部と連通し、エアチャック44dを介してエアホース42の分岐部42bと接続している。
下部タンク22の下面には、スライダ24が配設されている。スライダ24は、図示しないレールなどで構成され、横方向に移動自在となっている。下部タンク22は、スライダ24を移動させることで横方向に移動できるように構成されている。
次に、再び図1を参照して、供給装置10と補給装置20にエアを供給する手段について説明する。
エアコンプレッサ40は、モータなど不図示の動力源からの回転力により回転駆動されて大気からエアを吸引して高圧となるまで圧縮し、エアホース41,42に吐出する装置である。エアコンプレッサ40とエアホース41,42は、本発明の流体噴出部に相当する。
エアホース41は、一端側がエアコンプレッサ40のエアチャック40aに連結され、他端側に向かう途中で2つに分岐した分岐部41a,41bを備えている。
分岐部41a,41bのうち分岐部41aは、エアタンク11のメイン流体噴出口11cの下側に形成された突出部11eに、エアチャック44aを介して連結されている。分岐部41aの途中には、内部を流れるメインエアの流量を調整するための流量調整部43aが設けられている。
分岐部41bは、エアタンク11の補助流体噴出口11dの下側に形成された突出部11fに、エアチャック44bを介して連結されている。分岐部41bの途中には、内部を流れる補助エアの流量を調整するための流量調整部43bが設けられている。
なお、エアコンプレッサ40、エアホース41は、本発明の流体噴出部に相当する。このうち、エアコンプレッサ40、エアホース41の分岐部41aは、本発明のメイン流体噴出部に相当する。また、エアコンプレッサ40、エアホース41の分岐部41bは、本発明の補助流体噴出部に相当する。
エアホース42は、一端側がエアコンプレッサ40のエアチャック40bに連結され、他端側に向かう途中で2つに分岐した分岐部42a,42bを備えている。
分岐部42a,42bのうち分岐部42aは、下部タンク22の側面に設けられた突起部にエアチャック44cを介して接続されている。この突起部は、補給用メイン流体噴出口22aと連通しており、分岐部42aの内部のエア流路は補給用メイン流体噴出口22aを介して下部タンク22と上部タンク21で区画される内部空間と連通している。
分岐部42aの途中には、内部を流れるメインエアの流量を調整するための流量調整部43cが設けられている。
分岐部42bの先端側は、下部タンク22の側面に設けられた突起部にエアチャック44dを介して接続されている。この突起部は、補給用補助流体噴出口22bと連通しており、分岐部42bの内部のエア流路は補給用補助流体噴出口22bを介して下部タンク22と上部タンク21で区画される内部空間と連通している。
分岐部42bの途中には、内部を流れる補助エアの流量を調整するための流量調整部43dが設けられている。
エアコンプレッサ40から送られる圧縮エアは、エアホース41のエア流路を移動し、流量調整部43a,43bでそれぞれ流量調整がなされたのち、供給装置10のメイン流体噴出口11c、補助流体噴出口11dからエアタンク11の内部空間に噴出する。
同様に、エアコンプレッサ40から送られる圧縮エアは、エアホース42のエア流路を移動し、流量調整部43c,43dでそれぞれ流量調整がなされたのち、補給装置20の補給用メイン流体噴出口22a、補給用補助流体噴出口22bから噴出する。
なお、本実施形態では、分岐部41a,41bにそれぞれ流量調整部43a,43bを設け、独立して流量調整を行っているが、単一の流量調整部を設けることで分岐部41a,41bでの流量調整を一つの流量調整部でまとめて行ってもよい。この場合、本実施形態のように独立した流量調整はできなくなるが、流量調整部を複数設ける必要がなくなるため、その分コストが安くなる。
次に、図4を参照して、供給装置10によるワークWの搬送原理について説明する。
エアタンク11の内部空間に収容されたワークWは、メイン流体噴出口11cから噴出されるメインエアA1の圧力により押圧されて上方に舞い上がる。舞い上がったワーク(図ではワークW1)の一部はワーク排出口11bへ向かって空間内を移動する(メイン流体噴出工程)。
ワーク排出口11bの近傍では、補助流体噴出口11dから噴出される補助エアA2が天井面に向けてほぼ垂直に吹き付けている。このため、ワーク排出口11bに接近したワークW1は、鉛直下方からの補助エアA2の圧力により上に向けて吹き上げられ、エアタンク11の天井面に押し当てられる(補助流体噴出工程)。図では、この押し当てられた状態のワークをワークW2で示している。
ワーク排出口11bは、出口シュート12のワーク排出路12aと連通している。エアタンク11はワーク排出路12aを除いて密閉された状態にあるため、内部空間に噴出するメインエアA1と補助エアA2は、ワーク排出口11bを通じてワーク排出路12aへ流れ込む。また、メインエアA1は天井面に対してほぼ垂直に噴き付けているため、天井面に当たったメインエアA1は天井面と平行方向に流れる気流を発生させる。
この平行方向に向かうエアの押圧力により、天井面に当接しているワークW2が天井面に沿ってワーク排出口11bに向けて平行に移動する。天井面とワーク排出口11bの上面は連続しており段差がないため、天井面に沿って移動するワークW2はワーク排出口11bにスムーズに進入することができる(ワーク搬送工程)。
ワーク排出口11bでワークW2の詰まりが生じなかった場合、ワークW2はワーク排出口11bを通過してワーク排出路12aの内部を整列して移動する。図では、この整列移動するワークをワークW3で示している。
このように、補助エアA2は、ワークWの落下を押さえて上方に浮き上がらせることで、ワークWの姿勢を調整しつつワークWのワーク排出口11bへの誘導をスムーズに行っている。
次に、図5を参照して、エアシリンダ15と押圧板16によるワークWの押戻し原理について説明する。
エアシリンダ15と押圧板16は、ワーク排出口11bにおいてワークWの詰まりを防止する役割を有している。ワーク搬送を行っている間、図5(a)に示すように、ワーク排出口11bのうちエアタンク11との境目近傍でワークWが重なったり斜めや縦方向を向いたりすることによりワーク排出口11bを塞ぐことがある。
エアシリンダ15は、ピストン動作によりピストンロッドを往復運動させ、ピストンロッドの先端面に設けられた押圧板16によりワークWをエアタンク11側へ押圧して押し戻す。これにより、境目近傍で詰まりかけたワーク群のうち開口部の下方側にある余分なワークWが突き落とされる。
一方、ワークWのうちワーク排出路12aの上壁面に密着しているワークWは押圧板16で押し戻されず、押圧板16の縦壁とワーク排出路12aの上壁面との間のスペースを通過してワーク排出路12a内に搬送される。これにより、余分なワークWを押し戻して目詰まりを防止することが可能となる。
次に、物品搬送装置1を用いてワークWを搬送する方法について説明する。
はじめに、補給装置20により供給装置10へワークWを補給する。まず、スライダ24により下部タンク22を横方向へ移動させる。この状態で、下部タンク22の内部にワークWを投入する(図6(a))。
次に、下部タンク22を支持フレーム23の縦壁側へスライドさせ、上部タンク21の真下に移動させる。この状態で、上部タンク21の下面と下部タンク22の上面とが当接し、上部タンク21と下部タンク22のそれぞれの内壁面により区画された内部空間が形成される(図6(b))。
続いて、補給用メイン流体噴出口22aと補給用補助流体噴出口22bからエアを噴出し、上部タンク21のワーク吐出口21aからワークWを補給用ホース30に供給する(図6(c))。この工程では、補給用シャッター13によりワーク搬入口11aが閉じられておらず、補給用ホース30の補給路とエアタンク11の内部空間とが連通した状態となっている。
補給用ホース30を通じて補給装置20から補給されたワークWは、ワーク搬入口11aを介してエアタンク11の空間内に落下する(図7(a))。補給用ホース30のワークカウンタ(不図示)によりエアタンク11に落下するワークWの数をカウントし、所定数となったときに補給用シャッター13をスライドさせてワーク搬入口11aを閉じる(図7(b))。補給用シャッター13を閉じた状態では、エアタンク11の内部はワーク排出口11bを除いて密閉された状態になっている(以上、ワーク供給工程)。
次に、メイン流体噴出口11cと補助流体噴出口11dからそれぞれエアを内部空間に送る(図7(c))。本実施形態では、エアの噴出時間を0.5秒間としている。これにより、上述したように、出口シュート12のワーク排出路12aにワークWが整列した状態で移動する。
続いて、メイン流体噴出口11cと補助流体噴出口11dからのエアの供給を停止する(図7(d))。この状態では、ワーク排出口11bへエアが吹き込まない状態となっている。
次に、エアシリンダ15を駆動して押圧板16を往復移動させ、ワーク排出口11bに詰まったワークWを押圧板16で押圧して除去する(図7(e))。エアの供給が停止してワーク排出口11bへエアが吹き込まないので、押圧板16で押圧されたワークWはワーク排出口11bへ吹き戻されることなく容易にエアタンク11の内部空間に押し戻される(ワーク戻し工程)。この押戻し工程を1〜3秒程度行ったあと、エアシリンダ15の駆動を停止し、再びメイン流体噴出口11cと補助流体噴出口11dからそれぞれエアを内部空間に送る(図7(c))。
以下、エア噴出(図7(c))、停止(図7(d))、押戻し(図7(e))を順次繰り返し、エアタンク11内のワークWをすべて排出する。
以上の手順で、ワークWの姿勢を一定方向に揃えて整列搬送する。
なお、上記実施形態では、メイン流体と補助流体を発生させる共通の装置として単一のエアコンプレッサ40を備えるものとしているが、もう一機エアコンプレッサを用意して、メイン流体と補助流体を別々の装置で発生させてもよい。
本発明の物品搬送装置1による効果として、以下の効果がある。
1.従来のように振動による搬送ではなく、本発明ではエアジェット気流でワークWを搬送するため、ワークWの移動速度が早く、生産ラインへのワーク供給スピードが速い。
2.振動発生装置などが不要であるため、装置を安価に製造することができる。
3.従来の振動式ではワークWがシュート内を移動する間に徐々に整列するため、シュートをある程度長くする必要があったが、本発明ではワークWの整列を行う場所がワーク排出口11bのみであるため、出口シュート12を長くする必要が無く、装置全体を小型化できる。
4.エアによりワークWの攪拌を行うため、絡まったワークWを事前にほぐす作業やタルク粉付加などにより滑りを良くする作業などの前処理が不要となり、ワーク搬送作業の効率が向上する。特に、ゴム製品など目詰まりしやすい部品についても効率よく搬送を行うことができる。
5.エアジェットにより吹き上げる際にワークWの表面に残存しているバリや異物がエア圧力により除去されるため、バリや異物の除去作業が不要となるとともに、不良品などが少なくなるためワークWの品質向上を図ることができる。
物品搬送装置の全体構成を示す概略構成図である。 物品搬送装置の供給装置を拡大して示した説明図である。 物品搬送装置の補給装置を拡大して示した説明図である。 ワーク排出口近傍を拡大して示した説明図である。 押戻し部によるワーク押戻し手順を示した説明図である。 補給装置によるワーク補給手順について示した説明図である。 供給装置によるワーク供給手順について示した説明図である。
符号の説明
1‥物品搬送装置、10‥供給装置、11‥エアタンク(容器本体部)、11a‥ワーク搬入口、11b‥ワーク排出口、11c‥メイン流体噴出口、11d‥補助流体噴出口、11e,11f‥突出部、12‥出口シュート(ワーク排出部)、12a‥ワーク排出路、13‥補給用シャッター、14‥シャッター駆動部、15‥エアシリンダ(ワーク戻し手段・駆動部)、16‥押圧板(ワーク戻し手段・押圧部)、20‥補給装置(ワーク供給部)、21‥上部タンク(サブ容器)、21a‥ワーク吐出口、22‥下部タンク(サブ容器)、22a‥補給用メイン流体噴出口(供給用流体噴出口)、22b‥補給用補助流体噴出口、23‥支持フレーム、24‥スライダ、30‥補給用ホース(ワーク供給部)、40‥エアコンプレッサ(メイン流体噴出部・補助流体噴出部)、40a,40b‥エアチャック、41‥エアホース、41a‥分岐部(メイン流体噴出部)、41b‥分岐部(補助流体噴出部)、42‥エアホース、42a,42b‥分岐部、43a〜43d‥流量調整部、44a〜44d‥エアチャック、A1‥メインエア、A2‥補助エア、W,W1〜W3‥ワーク

Claims (16)

  1. 容器本体部の内部に形成された空間内のワークを、ワーク排出口を介して外部に搬送する物品搬送方法であって、
    前記空間内にワークを供給するワーク供給工程と、
    前記ワーク排出口よりも下方から前記空間内にメイン流体を噴出し、該メイン流体の圧力により前記空間内の前記ワークを前記ワーク排出口近傍に押圧するメイン流体噴出工程と、
    前記メイン流体が噴出される位置とは異なる位置から前記ワーク排出口に向けて補助流体を噴出し、該補助流体の圧力により前記ワーク排出口近傍の前記ワークの姿勢を調整する補助流体噴出工程と、
    前記姿勢を調整された前記ワークを前記メイン流体の押圧力により前記容器本体部の外部に搬送するワーク搬送工程と、を行うことを特徴とする物品搬送方法。
  2. 前記補助流体噴出工程は、前記メイン流体が噴出される位置よりも前記ワーク排出口に近い位置から前記補助流体を噴出することを特徴とする請求項1に記載の物品搬送方法。
  3. 前記補助流体噴出工程は、前記ワーク排出口の鉛直下方側から前記補助流体を噴出することを特徴とする請求項1又は2に記載の物品搬送方法。
  4. 前記容器本体部の壁面の一部は、前記ワーク排出部でのワーク排出方向に対して平行となっており、前記メイン流体噴出工程は、前記壁面に対して略垂直方向に前記メイン流体を噴出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品搬送方法。
  5. 前記補助流体噴出工程は、前記ワーク排出口近傍の前記容器本体部の壁面に対して略垂直に前記補助流体を噴出し、該補助流体の圧力により前記ワーク排出口近傍の前記ワークを前記容器本体部の前記壁面に押圧して姿勢を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品搬送方法。
  6. 前記ワーク排出口近傍に滞留する前記ワークを前記容器本体部の前記空間内に向けて押し戻すワーク戻し工程を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の物品搬送方法。
  7. 前記ワーク戻し工程を行う前に前記メイン流体及び前記補助流体の噴出を停止することを特徴とする請求項6に記載の物品搬送方法。
  8. 容器本体部の内部に形成された空間内のワークを、ワーク排出口を介して外部に搬送する物品搬送装置であって、
    前記空間内にワークを供給するワーク供給部と、
    前記空間内に流体を噴出する流体噴出部と、
    前記ワーク排出口を介して前記空間内の前記ワークを前記容器本体部の外部に搬送するワーク排出部と、を備え、
    前記流体噴出部は、
    前記ワーク排出口よりも下方に形成されたメイン流体噴出口を介して前記空間内にメイン流体を噴出し、該メイン流体の圧力により前記ワークを押圧して前記ワーク排出口を介して前記ワーク供給部に搬送するメイン流体噴出部と、
    前記メイン流体噴出口とは異なる位置に形成された補助流体噴出口から前記ワーク排出口に向けて補助流体を噴出し、該補助流体の圧力により前記ワーク排出口近傍の前記ワークの姿勢を調整する補助流体噴出部と、を具備することを特徴とする物品搬送装置。
  9. 前記補助流体噴出口は、前記メイン流体噴出口よりも前記ワーク排出口に近い位置に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の物品搬送装置。
  10. 前記補助流体噴出口は、前記ワーク排出口の鉛直下方側に位置することを特徴とする請求項8又は9に記載の物品搬送装置。
  11. 前記容器本体部の壁面の一部は、前記ワーク排出部でのワーク排出方向に対して平行となっており、
    前記メイン流体噴出部は、前記壁面に対して略垂直方向に前記メイン流体を噴出することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の物品搬送装置。
  12. 前記補助流体噴出部は、前記ワーク排出口近傍の前記容器本体部の壁面に対して垂直に前記補助流体を噴出することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の物品搬送装置。
  13. 前記ワーク排出口近傍には、該ワーク排出口近傍に滞留する前記ワークを前記容器本体部の前記空間内に向けて押し戻すワーク戻し手段が配設されることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の物品搬送装置。
  14. 前記ワーク戻し手段は、前記滞留する前記ワークを前記空間内へ向けて押圧する押圧部と、該押圧部を駆動する駆動部とを有することを特徴とする請求項13に記載の物品搬送装置。
  15. 前記押圧部は、前記ワーク排出口近傍における前記ワーク排出方向の上流側に設けられていることを特徴とする請求項14に記載の物品搬送装置。
  16. 前記ワーク供給部は、内部に空間を有するサブ容器と、
    前記容器本体部の前記空間と連通する供給用ホースと、
    供給用流体噴出口を介して前記サブ容器の前記空間内に供給用流体を噴出し、前記ワークを前記供給用ホースに吐出する供給用流体噴出部と、を備えることを特徴とする請求項8〜15のいずれか1項に記載の物品搬送装置。
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