JP4905731B2 - アキシャルギャップ型モータ - Google Patents
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Description
態における主磁石部12a及び副磁石部12b)を具備し、回転軸周りに回転可能なロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ11)と、周方向に複数のスロットが形成される略円環板状のステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア23)、該複数のスロットに挿入される複数相のコイル(例えば、後述の実施形態におけるU相コイル25、V相コイル26、W相コイル27)、及び各相の前記コイル間を絶縁する相間絶縁紙(例えば、後述の実施形態における相間絶縁紙30)を具備し、前記回転軸方向の少なくとも一方から前記ロータに対向配置されるステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ20)と、を備えるアキシャルギャップ型モータ(例えば、後述の実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10)であって、
前記相間絶縁紙は、
内径が前記ステータコアの内径より小径の略円環形状を有し、前記各相のコイルの内径側コイルエンド(例えば、後述の実施形態における内径側コイルエンド25b、26b、27b)間に挿入される内径側絶縁部(例えば、後述の実施形態における内径側絶縁部32)と、外径が前記ステータコアの外径より大径の略円環形状を有し、前記各相のコイルの外径側コイルエンド(例えば、後述の実施形態における外径側コイルエンド25a、26a、27a)間に挿入される外径側絶縁部(例えば、後述の実施形態における外径側絶縁部31)と、
前記内径側絶縁部の外周と前記外径側絶縁部の内周とを径方向に連結し、前記スロットの底面上に配置される繋ぎ部(例えば、後述の実施形態における繋ぎ部33)と、
を備え、
2相目以降に前記スロットに挿入される前記コイルは、当該スロットの底面上に配置された前記繋ぎ部の上から当該スロットに挿入され、
前記相間絶縁紙は、同一のスロットに複数の前記相間絶縁紙の繋ぎ部が配置されないように前記ステータコアに装着されて、前記各コイルエンドの相間絶縁を行うことを特徴とする。
前記繋ぎ部は、断面略コの字状に折り畳まれて前記スロット内に挿入され、前記回転方向位置決め部が前記スロットの両側面と接触することで、前記ステータコアに対する回転方向位置を位置決めすることを特徴とする。
前記径方向位置決め部は、前記ステータコアの周面に折り曲げられながら当接し、前記ステータコアに対する径方向位置を位置決めすることを特徴とする。
また、各相のコイル間に1枚の相間絶縁紙を挿入することによって、相間絶縁紙の位置ずれが生じ難く、信頼性の高い相間絶縁が行われ、且つ組付けが容易なアキシャルギャップ型モータが得られる。さらに、繋ぎ部が同一のスロットに配置されることがなく、当該スロットに配置されるコイルの占積率の低下が防止される。
11 ロータ
12a 主磁石部(永久磁石)
12b 副磁石部(永久磁石)
20 ステータ
23 ステータコア
24 スロット
25 U相コイル(コイル)
25a、26a、27a 外径側コイルエンド(コイルエンド)
25b、26b、27b 内径側コイルエンド(コイルエンド)
25c、26c、27c 周方向部分
26 V相コイル(コイル)
27 W相コイル(コイル)
29 ステータコアの周面
30(30A、30B) 相間絶縁紙
31 外径側絶縁部(絶縁部)
32 内径側絶縁部(絶縁部)
33 繋ぎ部
34 スリット(応力緩和部)
34a スリットの基部
36 回転方向位置決め部
37 径方向位置決め部
O 回転軸
W 繋ぎ部の幅
Wa スロットの周方向幅
Claims (13)
- 永久磁石を具備し、回転軸周りに回転可能なロータと、
周方向に複数のスロットが形成される略円環板状のステータコア、該複数のスロットに挿入される複数相のコイル、及び各相の前記コイル間を絶縁する相間絶縁紙を具備し、前記回転軸方向の少なくとも一方から前記ロータに対向配置されるステータと、
を備えるアキシャルギャップ型モータであって、
前記相間絶縁紙は、
内径が前記ステータコアの内径より小径の略円環形状を有し、前記各相のコイルの内径側コイルエンド間に挿入される内径側絶縁部と、
外径が前記ステータコアの外径より大径の略円環形状を有し、前記各相のコイルの外径側コイルエンド間に挿入される外径側絶縁部と、
前記内径側絶縁部の外周と前記外径側絶縁部の内周とを径方向に連結し、前記スロットの底面上に配置される繋ぎ部と、
を備え、
2相目以降に前記スロットに挿入される前記コイルは、当該スロットの底面上に配置された前記繋ぎ部の上から当該スロットに挿入され、
前記相間絶縁紙は、同一のスロットに複数の前記相間絶縁紙の繋ぎ部が配置されないように前記ステータコアに装着されて、前記各コイルエンドの相間絶縁を行うことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。 - 前記内径側絶縁部の外周及び前記外径側絶縁部の内周の少なくとも一方は、前記内径側絶縁部または外径側絶縁部に作用する引っ張り応力を緩和する複数の応力緩和部を備えることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記応力緩和部は、径方向に沿って形成されたスリットであることを特徴とする請求項2に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記スリットは、前記ステータコアのスロット数と同数設けられていることを特徴とする請求項3に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記スリットの基部は、前記コイルエンドの周方向に延びる部分のステータコア寄りの径方向位置と略等しいことを特徴とする請求項3または4に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記繋ぎ部は、前記スロットの周方向幅より広く形成することで、周方向両側に回転方向位置決め部を有し、
前記繋ぎ部は、断面略コの字状に折り畳まれて前記スロット内に挿入され、前記回転方向位置決め部が前記スロットの両側面と接触することで、前記ステータコアに対する回転方向位置を位置決めすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のアキシャルギャップ型モータ。 - 前記繋ぎ部の周方向両側には、前記ステータコアの周面と当接可能な径方向長さを有して前記内径側絶縁部または外径側絶縁部から径方向に延びる径方向位置決め部を備え、
前記径方向位置決め部は、前記ステータコアの周面に折り曲げられながら当接し、前記ステータコアに対する径方向位置を位置決めすることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のアキシャルギャップ型モータ。 - 前記繋ぎ部は、周方向両側面において波打ち状に形成されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記繋ぎ部は、前記繋ぎ部の他の部位より機械的強度が弱い脆弱部を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記脆弱部は、ミシン目であることを特徴とする請求項9に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記脆弱部は、前記他の部位より幅方向寸法が小さい幅狭部であることを特徴とする請求項9に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記脆弱部は、途中で縁切りされた前記繋ぎ部の先端同士が接着された接着部であることを特徴とする請求項9に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記複数相のコイルは、U相コイル、V相コイル、及びW相コイルの組合せからなることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型モータ。
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