JP4905356B2 - ライン走査型共焦点顕微鏡装置 - Google Patents

ライン走査型共焦点顕微鏡装置 Download PDF

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Description

本発明は、被観察物の像をライン毎に検出するライン走査型共焦点顕微鏡装置に関する。
一般に、ライン走査型の共焦点顕微鏡装置は、ライン状に集光された照明光で標本を照明し、標本上の照明領域で生じた光を一次元CCDなどの光検出器で検出するものである(特許文献1など)。二次元の画像を取得するには、照明領域で標本上を走査しながら検出を繰り返せばよい。このように検出をライン毎に行えば、それをポイント毎に行う通常の共焦点顕微鏡装置よりも二次元の画像情報を取得するまでの時間を短縮することができる。
特開2000−275027号公報
しかし、ライン走査型の共焦点顕微鏡装置では、照明領域の短手方向に関するクロストークは抑えられるものの、その長手方向に関するクロストークは抑えられないので、その長手方向に分布した標本の観察では、共焦点効果(光軸方向のセクショニング分解能や平面方向のコントラスト)が得られない。
そこで本発明は、被観察物の像をライン毎に検出しながらも高い共焦点効果を得ることのできる共焦点顕微鏡装置を提供することを目的とする。
本発明のライン走査型共焦点顕微鏡装置は、被観察物中の被観察面上の照明領域がライン状となる照明光で前記被観察物を照明する照明光学系と、前記被観察面から射出した光を結像する結像光学系と、前記被観察面の共役面に配置された二次元光検出器と、前記照明領域の長手方向と直交する方向に向けて前記照明光を前記被観察面上で移動させる走査手段とを備えたライン走査型顕微鏡装置であって、前記二次元光検出器は、前記照明光が前記被観察面上の各ライン状領域を照明しているときのそれぞれにおいて、そのライン状領域と共役関係にある特定ラインの画素信号と、その特定ラインの周辺ラインの画素信号とを取得し、前記照明光が前記被観察面上の各ライン状領域を照明しているときのそれぞれにおいて取得された特定ラインの画素信号のクロストーク成分を、それと同じときに取得された周辺ラインの画素信号に基づき補正する補正手段を更に備えたことを特徴とする。
なお、前記周辺ラインには、少なくとも前記特定ラインに隣接したラインが含まれることが望ましい。
また、前記補正手段は、前記特定ラインL0のj番目の画素信号S(0,j) のクロストーク成分を、少なくとも、その特定ラインL0から1ラインずれたラインL1の(j±1)番目の画素信号S(1,j+1),S(1,j-1)に基づき補正するとよい。
また、前記補正手段は、前記特定ラインL0のj番目の画素信号S(0,j) のクロストーク成分を、前記特定ラインL0からkラインずれたラインLkの(j±k)番目の画素信号S(k,j+k),S(k,j-k)に基づき以下の式で補正してもよい。
(0,j)=S(0,j)−(S(1,j+1)+S(1,j-1)
−(S(2,j+2)+S(2,j-2)
−(S(3,j+3)+S(3,j-3))…
さらに、前記周辺ラインには、少なくとも前記特定ラインの両側に隣接した2つのライ
ンが含まれることが望ましい。
また、前記補正手段は、前記特定ラインL0のj番目の画素信号S(0,j) のクロストーク成分を、少なくとも、その特定ラインL0から±1ラインずれた2つのラインL1,L-1の(j±1)番目の画素信号S(1,j+1),S(-1,j+1),S(1,j-1),S(-1,j-1)に基づき補正してもよい。
また、前記補正手段は、前記特定ラインL0のj番目の画素信号S(0,j) のクロストーク成分を、前記特定ラインL0から±kラインずれたラインLk,L-kの(j±k)番目の画素信号S(k,j+k),S(-k,j+k),S(k,j-k),S(-k,j-k)に基づき以下の式で補正してもよい。
(0,j)=S(0,j)
−[(S(1,j+1)+S(-1,j+1))/2+(S(1,j-1)+S(-1,j-1))/2]
−[(S(2,j+2)+S(-2,j+2))/2+(S(2,j-2)+S(-2,j-2))/2]
−[(S(3,j+3)+S(-3,j+3))/2+(S(3,j-3)+S(-3,j-3))/2]
−…
本発明によれば、被観察物の像をライン毎に検出しながらも高い共焦点効果を得ることのできるライン走査型共焦点顕微鏡装置が実現する。
本顕微鏡装置の全体構成図である。 標本8が照明される様子を拡大して示す図である。 標本8から撮像面10aまでの光路を模式的に描いたものである。 撮像面10aを正面から見た模式図である。 特定ラインL0内の画素間で生じるクロストークを説明する図である。 特定ラインL0上の或る画素P(0,0)に対し影響を及ぼす像を示す図である。 特定ラインL0上の一般の画素P(0,j)と、その画素信号のクロストーク成分を表す画素とを示す図である。 コンピュータ11の動作フローチャートである。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態は、共焦点顕微鏡装置の実施形態である。
先ず、本顕微鏡装置の全体構成を説明する。
図1は、本顕微鏡装置の全体構成図である。図1に示すように、本顕微鏡装置には、レーザ光源1、シリンドリカルレンズ3、ビームスプリッタ4、レンズ5、スキャナ6、対物レンズ7、標本(生体標本など)8、二次元CCD10、コンピュータ11、モニタ12などが配置される。
レーザ光源1から射出したレーザ光2は、シリンドリカルレンズ3によりライン状に集光される。そのレーザ光2は、ビームスプリッタ4を通過した後、レンズ5によって平行光に変換され、スキャナ6内のスキャンミラー6aで反射して、対物レンズ7を介して標本8上のライン状の領域(照明領域)Eに集光する。
照明領域Eで発生した光は、対物レンズ7、スキャンミラー6a、レンズ5を介してビームスプリッタ4へ戻る。その光は、ビームスプリッタ4で反射し、二次元CCD10の撮像面10a上の特定ラインL0に照明領域Eの像を形成する。二次元CCD10は、その撮像面10aの輝度分布を検出し、輝度分布データを生成してコンピュータ11へ送出する。
なお、スキャナ6は、スキャンミラー6aの配置角度を変化させ、標本8上の照明領域Eをその短手方向(走査方向)DSへ移動させることができる。このように照明領域Eが標本8上を移動すると、二次元CCD10の特定ラインL0には、標本8上の異なるラインの像が投影されることになる。
また、レーザ光源1、スキャナ6、二次元CCD10などは、コンピュータ11によって制御される。例えば、コンピュータ11は、スキャナ6を制御して標本8上を照明領域Eで走査しながら、二次元CCD10を制御して輝度分布データを取得する制御処理を行う(詳細は後述)。また、コンピュータ11は、取得した輝度分布データを処理して標本8の二次元の画像を生成する演算処理を行う(詳細は後述)。また、コンピュータ11は、その画像をモニタ12へ表示するための変換処理なども行う。
図2は、標本8が照明される様子を拡大して示す図である。照明光は、標本8中の被観察面8a上に集光し、被観察面8aの上下層では広がりを持つ。よって、以下では、被観察面8a上の照明領域Eのことを、特に「照明ラインE」と称す。
図3は、標本8から撮像面10aまでの光路を模式的に描いたものである。図3(A),(B)には、90°異なる角度から光路を見た様子を示した。
図3(A),(B)に示すとおり、被観察面8aの共役面に撮像面10aが位置しており、撮像面10aの特定ラインL0が照明ラインEと共焦点関係にある。照明ラインE上の或る1点で発生した光は、特定ラインL0上に集光し、その特定ラインL0の1つの画素上にその点の像を形成する。つまり、特定ラインL0の各画素には、照明ラインE上の各点の像が形成される。
但し、実際には、照明ラインEの上下層のラインE’でも光(フレア)が発生している。そのラインE’上の或る1点で発生したフレアは、特定ラインL0よりも手前又は奥に集光するので、特定ラインL0の複数の画素上にその点のボケた像を形成する。つまり、特定ラインL0の各画素には、ラインE’上の各点のボケた像が重なって形成される。
その結果、特定ラインL0の各画素には、走査方向DSに関するクロストークは生じないものの、ライン方向DLに関するクロストークは発生する。
次に、ライン方向DLに関するクロストークを詳細に説明する。
図4は、撮像面10aを正面から見た模式図である。図4に示すとおり、特定ラインL0は、撮像面10aの中央の辺りに位置している。図4の下部には、特定ラインL0及びその周辺ラインの一部を拡大して示した。以下、図4に示すように、特定ラインL0からiラインだけずれたラインを「ラインLi」と称す。
図5の左側に示すのは、標本8の一部の断面の模式図であり、右側に示すのは撮像面10aの模式図である。図5中、符号Zで示すのは光軸方向であり、符号DLで示すのは照明ラインE及び特定ラインL0のライン方向である。
図5(A)に示すとおり、照明ラインE上の或る点A00が撮像面10aの特定ラインL0上の微小な円形領域に像A00’を形成するときには、点A00の上下層の点A01は、像A00’と同じ点を中心としてボケた像A01’を形成し、その形成範囲内の画素に対しクロストークを及ぼす。また、点A01の上下層の点A02は、像A00’と同じ点を中心としてさらに大きくボケた像A02’を形成し、その形成範囲内の画素に対しクロストークを及ぼす。
つまり、点A00の上下層の点A01,A02,…は、像A00’と同じ点を中心としてボケた像A01’,A02’,…を形成し、その形成範囲内の画素に対しクロストークを及ぼす。なお、ボケの大きい像ほど、1つの画素に与えるクロストーク量は小さい。
これと同じことが、照明ラインE上の別の点やその上下層の点についても当てはまる(図5(B),(C)参照)。図5(B),(C)では、図5(A)と同様、標本8中の点A及び撮像面10a上の像A’の互いに対応するもの同士には同じ添え字を付した。
次に、特定ラインL0の画素信号に生じるクロストーク成分を説明する。
図6では、特定ラインL0上の或る画素P(0,0)に着目し、その画素P(0,0)に対し影響を及ぼす像のみを示した。なお、P(i,j)は、ラインLiのj番目の画素である。
図6に示すように、画素P(0,0)に影響を及ぼすのは、画素P(0,0)上に形成される像A00’と、画素P(0,0)からライン方向DLへずれた位置(×印)に中心を持ち、かつそのずれ量の分だけボケた像A11’,A-11’,A22’,A-22’,…である。
このうち、像A00’は、画素P(0,0)によって検出されるべき像であって、画素P(0,0)に対し信号成分を発生させる像である。それ以外の像A11’,A22’,A-11’,A-22’,…が、画素P(0,0)に対しクロストーク成分を発生させる。
ここで、像A11’が画素P(0,0)に及ぼすクロストーク量は、画素P(0,0)と斜め方向に並ぶ画素P(1,1)又は画素P(-1,1)の画素信号に現れるとみなせる。
なぜなら、第1に、画素P(1,1),P(-1,1)は、像A11’から受けるクロストーク量が画素P(0,0)のそれと同じである。第2に、画素P(1,1),P(-1,1)は、特定ラインL0から外れたライン上に存在するので、信号成分を持たない。
同様に考えると、像A-11’が画素P(0,0)に及ぼすクロストーク量は、画素P(1,-1)又は画素P(-1,-1)の画素信号に現れるとみなせる。
また、像A22’が画素P(0,0)に及ぼすクロストーク量は、画素P(2,2)又は画素P(-2,2)からの画素信号に現れるとみなせる。
また、像A-22’が画素P(0,0)に及ぼすクロストーク量は、画素P(2,-2)又は画素P(-2,-2)の画素信号に現れるとみなせる。
したがって、画素P(1,1),P(-1,1),P(1,-1),P(-1,-1),P(2,2),P(-2,2),P(2,-2),P(-2,-2),…の画素信号S(1,1),S(-1,1),S(1,-1),S(-1,-1),S(2,2),S(-2,2),S(2,-2),S(-2,-2),…が、画素P(0,0)の画素信号S(0,0)に含まれるクロストーク成分を表す。
なお、画素P(1,1)と画素P(-1,1)、画素P(1,-1)と画素P(-1,-1)などは、特定ラインL0に関し対称の関係にあるので、原理的には同じ画素信号を出力するはずである。両者の画素信号に差異が生じたら、それはノイズの影響である。したがって、両者の画素信号の平均値(平均画素信号)が、クロストーク成分をより正確に表す。
また、1つの像A’のボケ量が大きいほど、その画素A’が1つの画素に及ぼすクロストーク量は小さくなるので、画素P(1,1),P(-1,1),P(1,-1),P(-1,-1),P(2,2),P(-2,2),P(2,-2),P(-2,-2),…のうち、特定ラインL0に近接したラインの画素ほど、画素P(0,0)に対しより支配的なクロストーク成分を表す。
さらに、以上の説明は、特定ラインL0上の各画素についてそれぞれ当てはまる。図7には、特定ラインL0上の一般の画素P(0,j)と、その画素P(0,j)の画素信号S(0,j)に含まれるクロストーク成分を表す画素とを、一般の画素番号「j」を用いて示した。これらの画素のうち、特定ラインL0に関し対称な2つの画素の平均画素信号は、クロストーク成分をより正確に表す。また、特定ラインL0に近接したラインの画素ほど、画素P(0,j)に対しより支配的なクロストーク成分を表す。
次に、以上のことを踏まえて本顕微鏡装置のコンピュータ11の動作を詳細に説明する。
図8は、コンピュータ11の動作フローチャートである。各ステップを順に説明する。
(ステップS1)
コンピュータ11は、図1に示したスキャナ6及び二次元CCD10を同期制御し、標本8上を照明領域Eで走査しながら照明領域Eが標本8上の各ラインにあるときのそれぞれにおいて輝度分布データを取得する(ステップS1)。ここで取得されたN個の輝度分布データを取得順にI1,I2,I3,…,INとおく。
輝度分布データI1,I2,I3,…,INの各々に含まれる特定の画素信号列S0が、前述した特定ラインL0からの画素信号列である。輝度分布データI1の画素信号列S0、輝度分布データI2の画素信号列S0、輝度分布データI2の画素信号列S0、…、輝度分布データINの画素信号列S0には、標本8上の互いに異なるラインの情報が反映されている。
(ステップS2)
コンピュータ11は、輝度分布データI1の画素信号列S0と、その周辺の画素信号列S1,S-1,S2,S-2,…とを参照し、前者を後者に基づき補正する。なお、画素信号列Siは、ラインLiの画素信号列であり、画素信号列Si内の画素信号S(i,j)は、画素P(i,j)の画素信号である。
この補正では、画素信号列S0内の各画素信号S(0,j)は、それぞれ以下の式(1)により補正される。
(0,j)=S(0,j)
−[(S(1,j+1)+S(-1,j+1))/2+(S(1,j-1)+S(-1,j-1))/2]
−[(S(2,j+2)+S(-2,j+2))/2+(S(2,j-2)+S(-2,j-2))/2]
−[(S(3,j+3)+S(-3,j+3))/2+(S(3,j-3)+S(-3,j-3))/2]
−… …(1)
この式(1)の右辺において、大括弧で括った各項が補正項である。
式(1)の1番目の補正項は、特定ラインL0から1ラインずれたラインL1,L-1上の4つの画素P(1,j+1),P(-1,j+1),P(1,j-1),P(-1,j-1)による補正を意味している(図7参照)。
式(1)の2番目の補正項は、特定ラインL0から2ラインずれたラインL2,L-2上の4つの画素P(2,j+2),P(-2,j+2),P(2,j-2),P(-2,j-2)による補正を意味している(図7参照)。
同様に、式(1)のk番目の補正項は、特定ラインL0からkラインずれたラインLk,L-k上の4つの画素P(k,j+k),P(-k,j+k),P(k,j-k),P(-k,j-k)による補正を意味している。
したがって、1番目の補正項によると、画素信号S(0,j)において最も支配的なクロストーク成分が除去され、2番目の補正項によると、画素信号S(0,j)において次に支配的なクロストーク成分が除去され、k番目の補正項によると、画素信号S(0,j)においてk番目に支配的なクロストーク成分が除去される。
また、k番目の補正項における(S(k,j+k)+S(-k,j+k))/2は、特定ラインL0に関し対称な2つの画素P(k,j+k),P(-k,j+k)の平均画素信号を表す。したがって、式(1)における各補正項によれば、各種のクロストーク成分をそれぞれ高精度に除去することができる。
なお、式(1)における補正項の数は、2,1などの小さい数に設定してもよい。なぜなら、kの大きい補正項(つまり特定ラインL0から離れたライン)ほど補正効果が弱いからである。補正項の数が抑えられれば、ステップS2においてコンピュータ11が参照すべき画素信号列の数、及びコンピュータ11の演算負荷を減らすことができる。一方、補正項の数を多くするほど原理的には補正精度を高めることが可能だが、実際には、kの大きい補正項(つまり特定ラインL0から離れたライン)ほどS/Nが悪いので、補正項の数が多すぎると補正精度が逆に悪化する可能性もある。このため、補正項の数は、予めの実験やシミュレーションなどにより最適な値に選定されることが望ましい。
同様に、コンピュータ11は、輝度分布データI2の画素信号列S0を、その周辺の画素信号列S1,S-1,S2,S-2,…に基づき補正する。同様に、コンピュータ11は、輝度データI3,I4,I5,I6,…,INの画素信号列S0も補正する。
なお、以上の本ステップにおいて輝度データI1から得られた補正後の画素信号列S0をS10、輝度データI2から得られた補正後の画素信号列S0をS20、…、輝度データINから得られた補正後の画素信号列S0をSN0と置き換える。
(ステップS3)
コンピュータ11は、補正後の画素信号列S10,S20,S30,…,SN0をこの順で並べて合成し、1枚の画像データIを作成する。この画像データIが、標本8の二次元の画像を表す。
以上、本顕微鏡装置は、ライン走査型の共焦点顕微鏡装置であるので、走査方向DSに関するクロストークは生じないものの、ライン方向DLに関するクロストークは生じる。しかし、本顕微鏡装置では、照明ラインEに対応する特定ラインL0だけでなくその周辺ラインを含む二次元の輝度分布を検出し、前者の画素信号を後者の画素信号に基づき補正する。この補正により、ライン方向DLに関するクロストークが抑えられる。したがって、本顕微鏡装置は、ライン走査型でありながらも高い共焦点効果を得ることができる。
しかも、本顕微鏡装置のコンピュータ11は、補正に当たり、特定ラインL0に関し対称な2つの画素の平均画素信号を用いるので(式(1)参照)、その補正精度を高めることができる。
(その他)
また、ステップS2における補正では、式(1)の代わりに式(2)を用いてもよい。
(0,j)=S(0,j)
−(S(1,j+1)+S(1,j-1)
−(S(2,j+2)+S(2,j-2)
−(S(3,j+3)+S(3,j-3)
−… …(2)
この式(2)の右辺において、括弧で括った各項が補正項である。
式(2)の1番目の補正項は、特定ラインL0から1ラインずれたL1上の2つの画素P(1,j+1),P(1,j-1)による補正を意味している(図7参照)。
式(2)の2番目の補正項は、特定ラインL0から2ラインずれたラインL2上の2つの画素P(2,j+2),P(2,j-2)による補正を意味している(図7参照)。
同様に、式(2)のk番目の補正項は、特定ラインL0からkラインずれたラインLk上の2つの画素P(k,j+k),P(k,j-k)による補正を意味している。
つまり、式(2)は、式(1)において、補正に用いるラインの本数を半分にしたものに相当する。この式(2)には平均画素信号を算出するための演算が含まれないので、補正演算の速度を高めることができる。
なお、式(2)を用いる場合も補正項の数を、2,1などの小さい数に設定してもよい。なぜなら、kの大きい補正項(つまり特定ラインL0から離れたライン)ほど補正効果が弱いからである。補正項の数が抑えられれば、ステップS2においてコンピュータ11が参照すべき画素信号列の数、及びコンピュータ11の演算負荷を減らすことができる。一方、補正項の数を多くするほど原理的には精度を高めることが可能だが、実際には、kの大きい補正項(つまり特定ラインL0から離れたライン)ほどS/Nが悪いので、補正項の数が多すぎると補正精度が逆に悪化する可能性もある。このため、補正項の数は、予めの実験やシミュレーションなどにより最適な値に選定されることが望ましい。
また、本実施形態では、撮像面10aのサイズについて言及しなかったが、補正に用いられるラインの本数が少ない場合は、それに応じて二次元CCDの撮像面10aのサイズを小さくしてもよい。
例えば、補正式として式(1)を用いると共に、その補正項の数が2であるときには、補正に4ラインしか用いないので、撮像面10aは、特定ラインL0,ラインL1,L-1,L2,L-2の5ラインさえ有していれば十分である。
また、補正式として式(2)を用いると共に、その補正項の数が2であるときには、補正に2ラインしか用いないので、撮像面10aは、特定ラインL0,ラインL1,L2の3ラインさえ有していれば十分である。
また、本顕微鏡装置では、二次元光検出器として二次元CCDが用いられたが、特定ライン及びその周辺ラインに同時に形成される輝度分布を検出することができるのであれば、他のタイプの二次元光検出器が用いられてもよい。
また、本顕微鏡装置は、ライン走査型の共焦点顕微鏡に本発明を適用したものであるが、スポット走査型の共焦点顕微鏡であっても、場合によっては本発明の適用が有効となる。それは、スポット走査を高速化し、CCDなどの電荷蓄積型の光検出器で標本の像をライン毎に検出するような場合である。電荷蓄積型の光検出器は、有限期間内に入射した光強度の時間積分を検出するものなので、CCD上のずれた位置にずれたタイミングで入射した光同士であっても、それらの入射タイミングがCCDの電荷蓄積期間内に収まっているときには、互いの信号にクロストークを及ぼす。しかし、本発明を適用すれば、このクロストークを抑えることができる。
また、本顕微鏡装置を利用して蛍光観察を行ってもよい。因みに、蛍光観察の際には、標本8として蛍光物質で標識された標本を配置し、ビームスプリッタ4としてダイクロイックミラーを配置し、そのダイクロイックミラーの周辺の適当な位置に必要に応じてフィルタを配置すればよい。
また、本顕微鏡装置のコンピュータ11による処理の一部又は全部を、コンピュータ11の代わりに回路に実行させてもよい。回路を利用すれば、共焦点画像を表示するまでの時間を短縮することも可能である。

Claims (7)

  1. 被観察物中の被観察面上の照明領域がライン状となる照明光で前記被観察物を照明する照明光学系と、
    前記被観察面から射出した光を結像する結像光学系と、
    前記被観察面の共役面に配置された二次元光検出器と、
    前記照明領域の長手方向と直交する方向に向けて前記照明光を前記被観察面上で移動させる走査手段と、
    を備えたライン走査型顕微鏡装置であって、
    前記二次元光検出器は、前記照明光が前記被観察面上の各ライン状領域を照明しているときのそれぞれにおいて、そのライン状領域と共役関係にある特定ラインの画素信号と、その特定ラインの周辺ラインの画素信号とを取得し、
    前記照明光が前記被観察面上の各ライン状領域を照明しているときのそれぞれにおいて取得された特定ラインの画素信号のクロストーク成分を、それと同じときに取得された周辺ラインの画素信号に基づき補正する補正手段を更に備えた
    ことを特徴とするライン走査型共焦点顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載のライン走査型共焦点顕微鏡装置において、
    前記周辺ラインには、
    少なくとも前記特定ラインに隣接したラインが含まれる
    ことを特徴とするライン走査型共焦点顕微鏡装置。
  3. 請求項2に記載のライン走査型共焦点顕微鏡装置において、
    前記補正手段は、
    前記特定ラインLのj番目の画素信号S(0,j) のクロストーク成分を、少なくとも、その特定ラインLから1ラインずれたラインLの(j±1)番目の画素信号S(1,j+1),S(1,j−1)に基づき補正する
    ことを特徴とするライン走査型共焦点顕微鏡装置。
  4. 請求項3に記載のライン走査型共焦点顕微鏡装置において、
    前記補正手段は、
    前記特定ラインLのj番目の画素信号S(0,j) のクロストーク成分を、前記特定ラインLからkラインずれたラインLの(j±k)番目の画素信号S(k,j+k),S(k,j−k)に基づき以下の式で補正する
    (0,j)=S (0,j)−(S(1,j+1)+S(1,j−1)
    −(S(2,j+2)+S(2,j−2)
    −(S(3,j+3)+S(3,j−3))…
    ことを特徴とするライン走査型共焦点顕微鏡装置。
  5. 請求項1に記載のライン走査型共焦点顕微鏡装置において、
    前記周辺ラインには、
    少なくとも前記特定ラインの両側に隣接した2つのラインが含まれる
    ことを特徴とするライン走査型共焦点顕微鏡装置。
  6. 請求項5に記載のライン走査型共焦点顕微鏡装置において、
    前記補正手段は、
    前記特定ラインLのj番目の画素信号S(0,j) のクロストーク成分を、少なくとも、その特定ラインLから±1ラインずれた2つのラインL,L−1の(j±1)番目の画素信号S(1,j+1),S(−1,j+1),S(1,j−1),S(−1,j−1)に基づき補正する
    ことを特徴とするライン走査型共焦点顕微鏡装置。
  7. 請求項6に記載のライン走査型共焦点顕微鏡装置において、
    前記補正手段は、
    前記特定ラインLのj番目の画素信号S(0,j) のクロストーク成分を、前記特定ラインLから±kラインずれたラインL+k,L−kの(j±k)番目の画素信号S(k,j+k),S(−k,j+k),S(k,j−k),S(−k,j−k)に基づき以下の式で補正する
    (0,j)=S(0,j)
    −[(S(1,j+1)+S(−1,j+1))/2+(S(1,j−1)+S(−1,j−1))/2]
    −[(S(2,j+2)+S(−2,j+2))/2+(S(2,j−2)+S(−2,j−2))/2]
    −[(S(3,j+3)+S(−3,j+3))/2+(S(3,j−3)+S(−3,j−3))/2]
    −…
    ことを特徴とするライン走査型共焦点顕微鏡装置。
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