JP4280614B2 - ノイズ低減回路及び方法 - Google Patents

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Description

本発明はノイズ低減回路及び方法に関し、例えば、映像表示装置や映像記録再生装置などに適用し得るものである。
従来、映像データのノイズ低減方法としては、特許文献1に開示されているものがある。特許文献1では、入力映像信号の複数フレーム間で画像上同じ位置にある画素を抽出し、それら画素のフレーム間の信号変化に基づいてノイズを判定し、低減処理を行なうノイズ低減方法を開示している。
特開2002−223374号公報
しかしながら、上述の従来方法のような、フレーム間のみの信号変化に基づいたノイズ低減処理だけでは信号変化をとらえる時間差が大きく、動き部分に対して複雑な回路を用いなければ有効にノイズの低減ができないという課題があった。
また、上述の従来方法では、静止部分に対してのノイズ低減効果は大きいが、フレーム単位でのメモリを複数個必要とするため、若しくは、2フレーム以上の容量のメモリを必要とするため、メモリ容量が増大するという課題もあった。
さらに、上述の従来方法では、ノイズ低減処理に1フレーム以上の遅延が発生するため、音声信号と映像信号との時間差が発生し、その補正のために、別途、かなりの容量のメモリや複雑な回路が必要になっていたという課題があった。
そのため、使用する画像メモリの容量や処理遅延を抑えながら、画像の部分的な内容を問わずに簡易な構成で有効にノイズを低減できるノイズ低減回路及び方法が望まれている。
かかる課題を解決するため、第1の本発明のノイズ低減回路は、(1)ノイズ低減後の映像データを少なくとも1フレーム分記憶するフレームメモリと、(2)ノイズ低減対象の画素の入力映像データと前記フレームメモリからの1フレーム遅延データとの差分絶対値を求め、該差分絶対値とノイズ/動き切り分け用閾値を比較して、前記差分絶対値と該閾値との大小関係に基づいて、前記差分がノイズによるものか動きによるものかを判定し、ノイズと判定した時には、入力映像データからノイズ成分を除去したフレーム間ノイズ低減データを出力し、動きと判定した時には、入力映像データをそのままフレーム間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化し、動きと判定したデータ差分量と、該差分量レベルと差分符号から判定される動き判定信号とから成るフレーム間動き検出信号を出力するフレーム間ノイズ低減手段と、(3)ノイズ低減対象の画素の入力映像データと前記フレームメモリからの第1の1フィールド遅延データとの差分である第1フィールド間差分を取得し、第1フィールド間差分絶対値をノイズと、動き/エッジの切り分け用第1閾値と比較し、前記第1フィールド間差分絶対値と前記第1閾値との大小関係に基づいて、前記差分をノイズ、或いは動き/エッジによるものと判定し、ノイズと判定した場合は、入力映像データからノイズ成分を除去した第1フィールド間ノイズ低減データを出力し、動き/エッジと判定した時には、入力映像データをそのまま第1フィールド間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、動き/エッジと判定したデータ差分量と、前記差分量レベルと差分符号から判定される第1フィールド間動き/エッジ検出信号を出力する第1フィールド間ノイズ低減手段と、(4)ノイズ低減対象の入力映像データと、前記フレームメモリから出力され、前記第1のフィールドデータとライン方向に異なる位置関係にある第2の1フィールド遅延データとの差分である第2フィールド間差分を取得し、第2フィールド間差分絶対値をノイズと、動き/エッジの切り分け用第2閾値と比較し、前記第2フィールド間差分絶対値と前記第2閾値との大小関係に基づいて、前記差分をノイズ、或いは動き/エッジによるものと判定し、ノイズと判定した場合は、入力映像データからノイズ成分を除去した第2フィールド間ノイズ低減データを出力し、動き/エッジと判定した時には、入力映像データをそのまま第2フィールド間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、動き/エッジと判定したデータ差分量と、前記差分量レベルと差分符号から判定される第2フィールド間動き/エッジ検出信号を出力する第2フィールド間ノイズ低減手段と、(5)ノイズ低減対象の入力映像データと前記フレームメモリからの1ライン遅延データとの差分であるライン間差分を取得し、ライン間差分絶対値を、ノイズとエッジの切り分け用の第3閾値と比較し、前記ライン間差分絶対値と前記第3閾値との大小関係に基づいて、前記差分をエッジ或いはノイズによるものと判定し、ノイズと判定した時には、入力映像データからノイズ成分を除去したライン間ノイズ低減データを出力し、エッジと判定した時には、入力映像データをそのままライン間ノイズ低減データとして出力し、前記差分絶対値に基づいて、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、エッジと判定されたデータ差分量と、前記差分量レベルから判定されるエッジ判定信号とから成るライン間エッジ検出信号を出力する、ライン間ノイズ低減手段と、(6)前記フレーム間動き検出信号、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号、前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号、及び前記ライン間エッジ検出信号に基づいて、動き/エッジ検出補正信号を生成する動き/エッジ検出補正信号生成手段と、(7)前記フレーム間ノイズ低減データ、前記第1のフィールド間ノイズ低減データ、前記第2のフィールド間ノイズ低減データ、及び、前記ライン間ノイズ低減データを、前記動き/エッジ検出補正信号に基づいて、選択又は合成する選択/合成手段と、を備え、(8)前記動き/エッジ補正信号生成手段は、前記フレーム間動き検出信号がフレーム間の動き無し、を表している場合には、前記選択合成手段に前記フレーム間ノイズ低減データを選択させるように前記動き/エッジ検出補正信号を出力し、前記フレーム間動き検出信号がフレーム間の動き有り、を表している場合は、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号及び前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号の内容の組み合わせを判別し、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号と前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号の両者が、動き無し、を表す場合には、前記選択合成手段をして、前記第1フィールド間ノイズ低減データと前記第2フィールド間ノイズ低減データを平均して映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成し、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号に動きがなく、第2フィールド間動き/エッジ検出信号に動き有りと判定すると、前記選択合成手段をして、第1のフィールド間ノイズ低減データを映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成し、前記第1のフィールド間動き/エッジ検出信号に動きがあり、前記第2のフィールド間動き/エッジ検出信号に動き無し、と判定すると、前記選択合成手段をして、第2フィールド間ノイズ低減データを映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成することを特徴とする。
また、第2の本発明のノイズ低減方法は、(1)ノイズ低減後の映像データを少なくとも1フレーム分記憶するフレームメモリを備え、(2)ノイズ低減対象の画素の入力映像データと前記フレームメモリからの1フレーム遅延データとの差分絶対値を求め、該差分絶対値とノイズ/動き切り分け用閾値を比較して、前記差分絶対値と該閾値との大小関係に基づいて、前記差分がノイズによるものか動きによるものかを判定し、ノイズと判定した時には、入力映像データからノイズ成分を除去したフレーム間ノイズ低減データを出力し、動きと判定した時には、入力映像データをそのままフレーム間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化し、動きと判定したデータ差分量と、該差分量レベルと差分符号から判定される動き判定信号とから成るフレーム間動き検出信号を出力するフレーム間ノイズ低減工程と、(3)ノイズ低減対象の画素の入力映像データと前記フレームメモリからの第1の1フィールド遅延データとの差分である第1フィールド間差分を取得し、第1フィールド間差分絶対値をノイズと、動き/エッジの切り分け用第1閾値と比較し、前記第1フィールド間差分絶対値と前記第1閾値との大小関係に基づいて、前記差分をノイズ、或いは動き/エッジによるものと判定し、ノイズと判定した場合は、入力映像データからノイズ成分を除去した第1フィールド間ノイズ低減データを出力し、動き/エッジと判定した時には、入力映像データをそのまま第1フィールド間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、動き/エッジと判定したデータ差分量と、前記差分量レベルと差分符号から判定される第1フィールド間動き/エッジ検出信号を出力する第1フィールド間ノイズ低減工程と、(4)ノイズ低減対象の入力映像データと、前記フレームメモリから出力され、前記第1のフィールドデータとライン方向に異なる位置関係にある第2の1フィールド遅延データとの差分である第2フィールド間差分を取得し、第2フィールド間差分絶対値をノイズと、動き/エッジの切り分け用第2閾値と比較し、前記第2フィールド間差分絶対値と前記第2閾値との大小関係に基づいて、前記差分をノイズ、或いは動き/エッジによるものと判定し、ノイズと判定した場合は、入力映像データからノイズ成分を除去した第2フィールド間ノイズ低減データを出力し、動き/エッジと判定した時には、入力映像データをそのまま第2フィールド間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、動き/エッジと判定したデータ差分量と、前記差分量レベルと差分符号から判定される第2フィールド間動き/エッジ検出信号を出力する第2フィールド間ノイズ低減工程と、(5)ノイズ低減対象の入力映像データと前記フレームメモリからの1ライン遅延データとの差分であるライン間差分を取得し、ライン間差分絶対値を、ノイズとエッジの切り分け用の第3閾値と比較し、前記ライン間差分絶対値と前記第3閾値との大小関係に基づいて、前記差分をエッジ或いはノイズによるものと判定し、ノイズと判定した時には、入力映像データからノイズ成分を除去したライン間ノイズ低減データを出力し、エッジと判定した時には、入力映像データをそのままライン間ノイズ低減データとして出力し、前記差分絶対値に基づいて、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、エッジと判定されたデータ差分量と、前記差分量レベルから判定されるエッジ判定信号とから成るライン間エッジ検出信号を出力する、ライン間ノイズ低減工程と、(6)前記フレーム間動き検出信号、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号、前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号、及び前記ライン間エッジ検出信号に基づいて、動き/エッジ検出補正信号を生成する動き/エッジ検出補正信号生成工程と、(7)前記フレーム間ノイズ低減データ、前記第1のフィールド間ノイズ低減データ、前記第2のフィールド間ノイズ低減データ、及び、前記ライン間ノイズ低減データを、前記動き/エッジ検出補正信号に基づいて、選択又は合成する選択/合成工程と、を備え、(8)前記動き/エッジ補正信号生成工程は、前記フレーム間動き検出信号がフレーム間の動き無し、を表している場合には、前記選択合成工程に於いて前記フレーム間ノイズ低減データが選択されるように前記動き/エッジ検出補正信号を出力し、前記フレーム間動き検出信号がフレーム間の動き有り、を表している場合は、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号及び前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号の内容の組み合わせを判別し、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号と前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号の両者が、動き無し、を表す場合には、前記選択合成工程に於いて、前記第1フィールド間ノイズ低減データと前記第2フィールド間ノイズ低減データを平均して映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成し、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号に動きがなく、第2フィールド間動き/エッジ検出信号に動き有りと判定すると、前記選択合成工程に於いて、前記第1のフィールド間ノイズ低減データを映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成し、前記第1のフィールド間動き/エッジ検出信号に動きがあり、前記第2のフィールド間動き/エッジ検出信号に動き無し、と判定すると、前記選択合成工程に於いて、第2フィールド間ノイズ低減データを映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成することを特徴とする。
本発明のノイズ低減回路及び方法によれば、フレーム間ノイズ低減手段、第1フィールド間ノイズ低減手段、第2フィールド間ノイズ低減手段、及び、ライン間ノイズ低減手段、又は工程が共通のフレームメモリを利用しているので、メモリ容量を抑えることができ、さらに、フレーム間ノイズ低減手段、第1フィールド間ノイズ低減手段、第2フィールド間ノイズ低減手段、及び、ライン間ノイズ低減手段、又は工程の出力データの選択、合成により最終的な出力データを得ているので、画像の部分的な内容を問わずに簡易な構成で有効にノイズを低減できる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明によるノイズ低減回路及び方法の第1の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
第1の実施形態のノイズ低減回路が扱う映像信号(映像データ)は、コンポジットビデオ信号であっても良く、輝度信号や色信号や色差信号などのコンポーネント信号であっても良い。但し、インターレース信号になっていることを要するが、1フレーム当たりのライン数は問われない。また、第1の実施形態のノイズ低減回路へは、デジタル信号(映像データ)として入力され、その画素データのビット数は問われない。また、デジタル信号のサンプリング周波数も問われない。さらに、第1の実施形態のノイズ低減回路は、記録媒体から再生された映像信号(映像データ)を処理する装置に設けられていても良く、ネットワーク側から受信した映像信号(映像データ)を処理する装置に設けられていても良く、放送映像信号(映像データ)を処理する装置に設けられていても良く、撮像による映像信号(映像データ)を処理する装置に設けられていても良い。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のノイズ低減回路の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態のノイズ低減回路は、フレームメモリ1と、フレーム間ノイズ低減手段2と、2個のフィールド間ノイズ低減手段3及び4と、ライン間ノイズ低減手段5と、動き/エッジ検出補正信号作成手段6と、選択/合成手段7とを有する。なお、以下では、フィールド間ノイズ低減手段3をフィールド間第1ノイズ低減手段と呼び、フィールド間ノイズ低減手段4をフィールド間第2ノイズ低減手段と呼ぶ。
フレームメモリ1は、選択/合成手段7から出力されたノイズ低減後の映像データを少なくとも1フレーム分だけ記憶するものである。フレームメモリ1は、現時点でのノイズ低減対象の画素データ(入力映像データ)に対し、1フレーム前の画素データをフレーム間ノイズ低減手段2に出力し、1フィールド前の2つの画素データをそれぞれフィールド間第1ノイズ低減手段3、フィールド間第2ノイズ低減手段4に出力し、1ライン(1水平走査ライン)前の画素データをライン間ノイズ低減手段5に出力するものである。
図2は、ノイズ低減対象の画素データとノイズ低減に利用する過去の画素データとの、時間軸方向及び垂直方向(V方向)の関係を示した説明図である。画素データ9は、ノイズ低減対象の画素データ8に対し、1フレーム(期間)前(すなわち2フィールド(期間)前;2V前)の画素データであり、フレーム間ノイズ低減手段2に出力される。1フレーム前の画素データ9は、垂直方向及び水平方向には、ノイズ低減対象の画素データ8と同一位置である。画素データ10、11は、ノイズ低減対象の画素データ8に対し、1フィールド(期間)(1V)前の画素データであり、フィールド間第1ノイズ低減手段3、フィールド間第2ノイズ低減手段4に出力される。フィールド間第1ノイズ低減手段3に出力される画素データ10は、水平方向には、ノイズ低減対象の画素データ8と同一位置(1/2画素ピッチだけずれていても良い)であるが、垂直方向には、1/2ライン分だけ上に位置している。フィールド間第2ノイズ低減手段4に出力される画素データ11は、水平方向には、ノイズ低減対象の画素データ8と同一位置(1/2画素ピッチだけずれていても良い)であるが、垂直方向には、1/2ライン分だけ下に位置している。画素データ12は、ノイズ低減対象の画素データ8に対し、1ライン(1水平走査期間;1H)前の画素データであり、ライン間ノイズ低減手段5に出力される。画素データ12は、水平方向には、ノイズ低減対象の画素データ8と同一位置であるが、垂直方向には、1ライン分だけ上に位置している。
フレーム間ノイズ低減手段2は、入力映像データとフレームメモリ1からの1フレーム遅延データとから、フレーム間ノイズ低減データ及びフレーム間動き検出信号を形成し(形成方法は動作の項で明らかにする)、フレーム間ノイズ低減データを選択/合成手段7に出力し、フレーム間動き検出信号を動き/エッジ検出補正信号作成手段6に出力するものである。
フィールド間第1ノイズ低減手段3は、入力映像データとフレームメモリ1からの1フィールド遅延データA(図2の画素データ10参照)とから、フィールド間ノイズ低減データA及びフィールド間動き/エッジ検出信号Aを形成し(形成方法は動作の項で明らかにする)、フィールド間ノイズ低減データAを選択/合成手段7に出力し、フィールド間動き/エッジ検出信号Aを動き/エッジ検出補正信号作成手段6に出力するものである。
フィールド間第2ノイズ低減手段4は、入力映像データとフレームメモリ1からの1フィールド遅延データb(図2の画素データ11参照)とから、フィールド間ノイズ低減データB及びフィールド間動き/エッジ検出信号Bを形成し(形成方法は動作の項で明らかにする)、フィールド間ノイズ低減データBを選択/合成手段7に出力し、フィールド間動き/エッジ検出信号Bを動き/エッジ検出補正信号作成手段6に出力するものである。
ライン間ノイズ低減手段5は、入力映像データとフレームメモリ1からの1ライン遅延データとから、ライン間ノイズ低減データ及びライン間エッジ検出信号を形成し(形成方法は動作の項で明らかにする)、ライン間ノイズ低減データを選択/合成手段7に出力し、ライン間エッジ検出信号を動き/エッジ検出補正信号作成手段に出力するものである。
動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、フレーム間動き検出信号、フィールド間動き/エッジ検出信号A、フィールド間動き/エッジ検出信号B及びライン間エッジ検出信号から、動き/エッジ検出補正信号を形成して選択/合成手段7に制御信号として出力するものである。
選択/合成手段7は、4種類のノイズ低減手段2、3、4、5からのフレーム間ノイズ低減データ、フィールド間ノイズ低減データA、フィールド間ノイズ低減データB、ライン間ノイズ低減データを、動き/エッジ検出補正信号作成手段6からの動き/エッジ検出補正信号に応じて、選択及び又は合成し、ノイズが低減された映像データとして出力するものである。ノイズ低減後の映像データは、次段に出力されると共に、フレームメモリ1にも与えられる。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上の構成を有する第1の実施形態のノイズ低減回路の動作(ノイズ低減方法)を説明する。
第1の実施形態のノイズ低減回路において、入力映像データに関し、新たな画素が、ノイズ低減対象の画素(図2の符号8参照)になると、各ノイズ低減手段2、…、5はそれぞれ、以下のような、そのノイズ低減対象の画素についてのノイズ低減データ等の形成処理を行う。
フレーム間ノイズ低減手段2は、まず、ノイズ低減対象の画素の入力映像データ(画素データ)8とフレームメモリ1から出力された1フレーム遅延データ(1フレーム前の画素データ)9との差分の絶対値(又は差分二乗;以下、同様である)を求める。その後、フレーム間ノイズ低減手段2は、その差分絶対値を、ノイズ/動きの切り分け用の閾値と比較し、差分絶対値が閾値より小さい場合には差分はノイズによるものと判定し、差分絶対値が閾値以上の場合には差分は画像部分の動きによるものと判定する。周知のように、画像の静止部分では、相前後するフレームの同一位置の画素データは本来同一の値であって(非常に相関が高い)、それに差があったとしてもその差は小さく、一方、画像の動き部分では、相前後するフレームの同一位置の画素データはその動きの影響を受けて異なる値になることが多く、その差も大きい。フレーム間ノイズ低減手段2は、このような画像の性質を利用している。
フレーム間ノイズ低減手段2は、差分絶対値に基づいてノイズと判定したときには、入力映像データ(画素データ)8からノイズ成分を除去したフレーム間ノイズ低減データを出力し、一方、差分絶対値に基づいて動きと判定したときには、入力映像データ(画素データ)8をそのままフレーム間ノイズ低減データとして出力する。なお、入力映像データ(画素データ)8から除去するノイズ成分は、上述した差分そのものであっても良く、上述した差分に所定の重み係数を乗算したものであっても良く、直前のノイズと判定された複数画素の差分の重み付け平均等であっても良い。
また、フレーム間ノイズ低減手段2は、差分絶対値に基づいて動きと判定したときには、差分絶対値をローパスフィルタに通して差分量レベル(平滑値)を得、動きと判定されたデータ差分量と、差分量レベルと差分符号から判定される動き判定信号(動き有り無し)とからなるフレーム間動き検出信号を形成して出力する。なお、単に、差分絶対値に基づいて動きと判定した場合でも、フレーム間動き検出信号の動き判定信号を動き有りとせず、ローパスフィルタを通して得た差分量レベルの正負も含めた変化から、動き判定信号の内容(動きの有無)を定めるようにしている。ノイズはランダムであるが、動きの場合には、同一画素の映像データの変化に一定の傾向があり、そのため、ローパスフィルタを通して得た差分量レベルに基づいて、フレーム間動き検出信号に含める動き判定信号の内容を定めることとしている。
フィールド間第1ノイズ低減手段3は、まず、ノイズ低減対象の画素の入力映像データ(画素データ)8とフレームメモリ1から出力された1フィールド遅延データ10との差分の絶対値を求める。その後、フィールド間第1ノイズ低減手段3は、その差分絶対値を、ノイズと、動き/エッジの切り分け用の閾値と比較し、差分絶対値が閾値より小さい場合には差分はノイズによるものと判定し、差分絶対値が閾値以上の場合には差分は画像部分の動き又はエッジによるものと判定する。閾値との比較により、ノイズと動きとを切り分けようとする技術思想は、フレーム間ノイズ低減手段2と同様である。しかし、フィールド間第1ノイズ低減手段3が差分絶対値を求めている2個のデータ、すなわち、入力映像データ(画素データ)8とフレームメモリ1から出力された1フィールド遅延データ10の画素は、水平方向には一致しているが、垂直方向には1/2ライン分だけずれている。そのため、画像における静止物体等のエッジがその画素位置間のずれの幅内にあっても差分絶対値は大きくなる。従って、差分絶対値が閾値以上になる原因は、動きだけでなく、エッジの存在によっても生じる。
フィールド間第1ノイズ低減手段3は、差分絶対値に基づいてノイズと判定したときには、入力映像データ(画素データ)8からノイズ成分を除去したフィールド間ノイズ低減データAを出力し、一方、差分絶対値に基づいて動き又はエッジと判定したときには、入力映像データ(画素データ)8をそのままフィールド間ノイズ低減データAとして出力する。なお、入力映像データ(画素データ)8から除去するノイズ成分は、上述した差分そのものであっても良く、上述した差分に所定の重み係数を乗算したものであっても良く、直前のノイズと判定された複数画素の差分の重み付け平均等であっても良い。
また、フィールド間第1ノイズ低減手段3は、差分絶対値に基づいて動き又はエッジと判定したときには、差分絶対値をローパスフィルタに通して差分量レベル(平滑値)を得、動き又はエッジと判定されたデータ差分量と、差分量レベルと差分符号から判定される動き/エッジ判定信号(動き/エッジ有り無し)とからなるフィールド間動き/エッジ検出信号を形成して出力する。
フィールド間第2ノイズ低減手段4は、ノイズ低減対象の画素の入力映像データ(画素データ)8とフレームメモリ1から出力された1フィールド遅延データ11とに基づいて、フィールド間第1ノイズ低減手段3と同様な処理を行なう。
ライン間ノイズ低減手段5は、まず、ノイズ低減対象の画素の入力映像データ(画素データ)8とフレームメモリ1から出力された1ライン遅延データ12との差分の絶対値を求める。その後、ライン間ノイズ低減手段5は、その差分絶対値を、ノイズとエッジとの切り分け用の閾値と比較し、差分絶対値が閾値より小さい場合には差分はノイズによるものと判定し、差分絶対値が閾値以上の場合には差分は画像部分のエッジによるものと判定する。閾値との比較により、ノイズとエッジとを切り分けようとする技術思想は、フィールド間第1ノイズ低減手段3やフィールド間第2ノイズ低減手段4と同様である。なお、ライン間ノイズ低減手段5が差分絶対値を求めている2個のデータ、すなわち、入力映像データ(画素データ)8とフレームメモリ1から出力された1ライン遅延データ12の画素は、同一フレーム同一フィールドに属しているので、動きを捉えることができず、エッジのみを捉えることができる。
ライン間ノイズ低減手段5は、差分絶対値に基づいてノイズと判定したときには、入力映像データ(画素データ)8からノイズ成分を除去したライン間ノイズ低減データを出力し、一方、差分絶対値に基づいてエッジと判定したときには、入力映像データ(画素データ)8をそのままライン間ノイズ低減データとして出力する。なお、入力映像データ(画素データ)8から除去するノイズ成分は、上述した差分そのものであっても良く、上述した差分に所定の重み係数を乗算したものであっても良く、直前のノイズと判定された複数画素の差分の重み付け平均等であっても良い。
また、ライン間ノイズ低減手段5は、差分絶対値に基づいてエッジと判定したときには、差分絶対値をローパスフィルタに通して差分量レベル(平滑値)を得、エッジと判定されたデータ差分量と、差分量レベルと差分符号から判定されるエッジ判定信号(エッジ有り無し)とからなるライン間エッジ検出信号を形成して出力する。
図3は、上述した4種類のノイズ低減手段2〜5への2個の入力データ間の時間方向及び垂直方向のずれの有無と大きさを整理して示す図表である。なお、図3は、いずれの場合にも、水平方向の位置ずれはないとしている。また、図4は、動き/エッジ検出補正信号作成手段6からの、選択/合成手段7への制御信号の意味合いの説明図、言い換えると、選択/合成手段7による選択又は合成論理の説明図である。
フレーム間ノイズ低減手段2に関係する1フレーム遅延データ9は、ノイズ低減対象の画素データ8に対して、時間方向のずれが2V(Vは1フィールド期間)と大きいが、V方向(垂直方向)の位置ずれがないため、図4に示すようにフレーム間で動きがない場合だけ、1フレーム遅延データ9とノイズ低減対象の画素データ8の差分の絶対値をとることによりノイズ低減データからノイズ成分を抽出することができるが、フレーム間で動きがある場合には、時間によるデータの相関が取れなくなるため、差分データを使用してノイズ低減データを作成すると位置的残像が発生してしまう。
また、ライン間ノイズ低減手段5に関係する1ライン遅延データ12は、ノイズ低減対象の画素データ8に対して、図3に示すように、時間のずれはないがV方向に1ラインのずれがあるため、図4に示すように、ライン間でエッジがない場合には1ライン遅延データ12とノイズ低減対象の画素データ8の差分の絶対値をとることによりノイズ低減データからノイズ成分を抽出することができるが、ライン間にエッジがある場合にはV方向によるデータの相関が取れなくなるため、差分データを使用してノイズ低減データを作成すると位置的残像が発生してしまう。
さらに、フィールド間第1ノイズ低減手段3又はフィールド間第2ノイズ低減手段4に関係する1フィールド遅延データA(10)、1フィールド遅延データB(11)は、ノイズ低減対象の画素データ8に対して、図3に示すように、時間方向ではフレーム間の1/2時間にあたる1V、V方向ではライン間の1/2ラインにあたる0.5H(Hは1水平走査期間)のずれがあるため、図4に示すように、1フィールド遅延データA(10)と1フィールド遅延データB(11)の両方で動き又はエッジがない場合には、1フィールド遅延データA(10)と1フィールド遅延データB(11)の平均データを作成し、その平均化したデータとノイズ低減対象画素データ8の差分の絶対値をとることによりノイズ低減データからノイズ成分を抽出することができ、また、1フィールド遅延データA(10)と1フィールド遅延データB(11)の一方のデータに動き又はエッジがない場合には、動きがない方のデータとノイズ低減対象の画素データ8の差分の絶対値をとることによりノイズ低減データからノイズ成分を抽出することができるが、1フィールド遅延データA(10)と1フィールド遅延データB(11)の両方で動き又はエッジがある場合には時間方向及びV方向によるデータの相関が取れなくなるため差分データを使用してノイズ低減データを作成すると時間的残像若しくは位置的残像が発生してしまう。
そこで、動き/エッジ検出補正信号作成手段6が、常に時間方向及びV方向共に残像が少なくなるようにノイズ低減データを選択又は合成させるための制御信号を形成し、選択/合成手段7がその制御信号に応じて、4種類のノイズ低減手段2〜5からのノイズ低減データを選択又は合成して、最終的なノイズ低減後の映像データを得る。
図5は、動き/エッジ検出補正信号作成手段6の制御信号の形成処理例を示すフローチャートである。
動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、まず、フレーム間動き検出信号がフレーム間の動きがないことを表しているか否かを判別する(S100)。そして、フレーム間の動きがない場合には、フレーム間ノイズ低減データを出力映像データとして選択/合成手段7によって選択させる(S101)。
これに対して、動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、フレーム間の動きがある場合には、フィールド間動き/エッジ検出信号A及びフィールド間動き/エッジ検出信号Bの内容の組み合わせを判別する(S102〜S104)。フィールド間動き/エッジ検出信号A及びフィールド間動き/エッジ検出信号Bの両方が動きがないことを表している場合は、動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、選択/合成手段7によって、フィールド間ノイズ低減データAとフィールド間ノイズ低減データBの平均化したフィールド間ノイズ低減データを出力映像データとして出力させる(S104)。また、フィールド間動き/エッジ検出信号Aに動きがなくフィールド間動き/エッジ検出信号Bに動きがある場合には、動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、選択/合成手段7によって、フィールド間ノイズ低減データAを出力映像データとして選択させる(S106)。さらに、フィールド間動き/エッジ検出信号Bに動きがなくフィールド間動き/エッジ検出信号Aに動きがある場合には、動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、選択/合成手段7によって、フィールド間ノイズ低減データBを出力映像データとして選択させる(S107)。
また、フィールド間動き/エッジ検出信号A及びフィールド間動き/エッジ検出信号Bの両方が、動き又はエッジが有るという内容の場合には、動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、ライン間エッジ検出信号の内容を判別する(S108)。エッジでない場合には、動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、選択/合成手段7によって、ライン間ノイズ低減データを出力映像データとしてフィールド間ノイズ低減データBを出力映像データとして選択させる(S109)。エッジである場合には、動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、動き又はエッジの差分量レベルが最も少ないノイズ低減データを、選択/合成手段7によって、出力映像データとして選択させる(S110)。
なお、ライン間エッジ検出信号がエッジであることを表している場合には、動き/エッジ検出補正信号作成手段6は、選択/合成手段7によって、フレーム間ノイズ低減データを選択させるようにしても良く(S110−1)、また、4つの動き/エッジ判定信号から4つのノイズ低減データの重み付け方法を決定し、選択/合成手段7によって、4つのノイズ低減データを重み付け合成させて出力映像データを形成させるようにしても良い(S110−2)。後者の場合、差分量レベルが小さい判定信号に対応するノイズ低減データほど、その重みを大きくするようにする。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、1フレーム分のメモリを用いて、フレーム間、フィールド間A、フィールド間B、ライン間の4つの相関を利用したノイズ低減処理を組み合わせることにより、フレーム間、フィールド間、ライン間それぞれ単独でのノイズ低減で問題となる残像を抑えた効果的なノイズ低減が実現することができる。言い換えると、フレーム間、フィールド間A、フィールド間B、ライン間の4つの相関を利用したノイズ低減処理の組み合わせにより、画像の部分的な内容を問わずにどのような部分に対しても有効にノイズを低減することができる。
ここで、各相関を利用したノイズ低減手段は、入力映像データとの相関が考慮される入力される遅延データの種類は異なるが、内部構成は同一で良く、ノイズ低減回路を容易に実現することができる。
また、複数種類のノイズ低減方法を適用しているとは言え、画像メモリとしては1フレーム分の容量で良く、メモリ容量を従来に比して抑えることができる。さらに、ノイズ低減処理での処理遅延も、概ね1フレーム期間程度という短い時間に抑えることができる。特に、映像信号及び音響信号の同期が問題となる装置の場合、ノイズ低減処理での処理遅延が短いことは同期にのみ用いられる構成を最小限に抑えることができるというメリットを奏する。
(B)第2の実施形態
次に、本発明によるノイズ低減回路及び方法の第2の実施形態を図面を参照しながら詳述する。図6は、第2の実施形態のノイズ低減回路の構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。同一符号を付した構成要素は、第1の実施形態のものと同様であるので、その機能説明は省略する。
図6及び図1の比較から明らかなように、第2の実施形態のノイズ低減回路は、ノイズ低減手段として、第1の実施形態と同様な相関を利用した4種類のノイズ低減手段2〜5に加え、ローパスフィルタノイズ低減手段8を有する。
ローパスフィルタノイズ低減手段8は、入力映像データから高域成分のノイズを除去するためローパスフィルタを通してノイズ低減を行なうものであり、その処理後のデータ(ローパスフィルタノイズ低減データ)を選択/合成手段7Aに出力するものである。
選択/合成手段7Aは、ローパスフィルタノイズ低減手段8からのローパスフィルタノイズ低減データも選択/合成対象としている点が第1の実施形態の選択/合成手段7と異なっている。また、動き/エッジ検出補正信号作成手段6Aも、所定条件下で、選択/合成手段7Aによって、ローパスフィルタノイズ低減手段8からのローパスフィルタノイズ低減データも選択/合成させる点が第1の実施形態の動き/エッジ検出補正信号作成手段6と異なっている。
図7は、第2の実施形態におけるノイズ低減データの選択方法の考え方の説明図である。この図7に示すように、ローパスフィルタノイズ低減データは、フレーム間の動きが有り、フィールド間の動き/エッジが有り、ライン間のエッジが有る場合に選択され、この場合以外でのノイズ低減データの選択/合成方法は、第1の実施形態と同様である。
図8は、第2の実施形態の動き/エッジ検出補正信号作成手段6Aの制御信号の形成処理例を示すフローチャートであり、第1の実施形態に係る図5との同一、対応ステップには同一、対応符号を付して示している。
第2の実施形態の動き/エッジ検出補正信号作成手段6Aも、第1の実施形態と同様に、ステップS100〜S109の処理を適宜行なう。第2の実施形態の動き/エッジ検出補正信号作成手段6Aは、ライン間エッジ検出信号の内容がエッジ有りの場合には、ローパスフィルタノイズ低減データを、選択/合成手段7によって、出力映像データとして選択させる(S110A)。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果に加え、1フレーム分のメモリを用いた、フレーム間、フィールド間A、フィールド間B、ライン間の4つの相関を利用したノイズ低減処理と、ローパスフィルタによるノイズ低減処理とを組み合わせることにより、フレーム間、フィールド間、ライン間それぞれ単独でのノイズ低減で問題となる残像を抑えた効果的なノイズ低減が実現することができる。
(C)他の実施形態
第1の実施形態においては4種類のノイズ低減手段を備え、第2の実施形態においては5種類のノイズ低減手段を備えたものを示したが、ノイズ低減手段の種類数はこれら実施形態に限定されない。
例えば、ノイズ低減手段として、フレーム間及びフィールド間を有するものであっても良く、フレーム間及びライン間を有するものであっても良く、フィールド間及びライン間を有するものであっても良い。また、2フレーム以上離れたフレーム間の相関を利用したノイズ低減手段があっても良い。フィールド間ノイズ低減手段として、フィールド間第1ノイズ低減手段又はフィールド間第2ノイズ低減手段の一方だけを備えるものであっても良い。逆に、ライン間ノイズ低減手段として、ノイズ低減対象の画素より垂直方向に1ライン分だけ上の画素データを利用したライン間第1ノイズ低減手段及びノイズ低減対象の画素より垂直方向に1ライン分だけ下の画素データを利用したライン間第2ノイズ低減手段の双方を備えるものであっても良い。以上のような組み合わせに、さらに、ローパスフィルタノイズ低減手段を備えても良い。但し、相関を利用したノイズ低減手段を、相関の種類が異なる2種類以上備えていることが好ましい。
なお、複数種類のノイズ低減手段を有する場合において、ディップスイッチなどで、利用するノイズ低減手段をユーザなどが設定し得るようにしても良い。例えば、第1の実施形態に設定可能な技術思想を導入し、ユーザがライン間ノイズ低減手段5を利用しない設定としたときには、ライン間ノイズ低減手段5を動作させないようにしても良く、また、動き/エッジ検出補正信号作成手段6がライン間ノイズ低減手段5からのライン間ノイズ低減データを選択しないようにしても良い(図5のS108及びS109が省略)。
上記各実施形態では、動き又はエッジの有無を含む判定信号を、差分絶対値をローパスフィルタを通した後の差分量レベルに基づいて形成するものを示したが、差分絶対値と閾値との大小関係をそのまま動き又はエッジの有無の判定結果にするようにしても良い。なお、動き又はエッジの有無は、ノイズによる変化ではない、画像の有効な変化の有無を表している。
また、上記各実施形態では、映像信号がインターレース方式に従う場合を説明したが、映像信号がノンインターレース方式に従う場合にも本発明を適用することができる。例えば、インターレース方式の映像信号をノンインターレース化した映像信号が入力信号の場合には、フィールド概念が存在する。また、フレーム間及びライン間のノイズ低減手段を備えることでノンインターレース方式の映像信号に対応できる。
なお、テレビジョン受像機等の映像表示装置に用いることで、ノイズを低減させた映像を簡単に表示することが可能になる。ビデオレコーダー(VTR,DVD,CD)等の映像記録装置に用いることで、ノイズを低減させた映像を簡単に記録することが可能になる。映像再生装置に用いることで、ノイズを低減させた映像を簡単に出力することが可能になる。
第1の実施形態のノイズ低減回路の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のノイズ低減対象の画素データとノイズ低減に利用する過去の画素データとの、時間軸方向及び垂直方向の関係を示した説明図である。 第1の実施形態の4種類のノイズ低減手段への2個の入力データ間の時間方向及び垂直方向のずれの有無と大きさを整理して示す図表である。 第1の実施形態の選択/合成手段によるノイズ低減データの選択又は合成論理の説明図である。 第1の実施形態の動き/エッジ検出補正信号作成手段の選択/合成制御信号の形成処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態のノイズ低減回路の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の選択/合成手段によるノイズ低減データの選択又は合成論理の説明図である。 第2の実施形態の動き/エッジ検出補正信号作成手段の選択/合成制御信号の形成処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…フレームメモリ、2…フレーム間ノイズ低減手段、3…フィールド間第1ノイズ低減手段、4…フィールド間第2ノイズ低減手段、5…ライン間ノイズ低減手段、6、6A…動き/エッジ検出補正信号作成手段、7、7A…選択/合成手段、8…ローパスフィルタノイズ低減手段。

Claims (4)

  1. ノイズ低減後の映像データを少なくとも1フレーム分記憶するフレームメモリと、
    ノイズ低減対象の画素の入力映像データと前記フレームメモリからの1フレーム遅延データとの差分絶対値を求め、該差分絶対値とノイズ/動き切り分け用閾値を比較して、前記差分絶対値と該閾値との大小関係に基づいて、前記差分がノイズによるものか動きによるものかを判定し、ノイズと判定した時には、入力映像データからノイズ成分を除去したフレーム間ノイズ低減データを出力し、動きと判定した時には、入力映像データをそのままフレーム間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化し、動きと判定したデータ差分量と、該差分量レベルと差分符号から判定される動き判定信号とから成るフレーム間動き検出信号を出力するフレーム間ノイズ低減手段と、
    ノイズ低減対象の画素の入力映像データと前記フレームメモリからの第1の1フィールド遅延データとの差分である第1フィールド間差分を取得し、第1フィールド間差分絶対値をノイズと、動き/エッジの切り分け用第1閾値と比較し、前記第1フィールド間差分絶対値と前記第1閾値との大小関係に基づいて、前記差分をノイズ、或いは動き/エッジによるものと判定し、ノイズと判定した場合は、入力映像データからノイズ成分を除去した第1フィールド間ノイズ低減データを出力し、動き/エッジと判定した時には、入力映像データをそのまま第1フィールド間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、動き/エッジと判定したデータ差分量と、前記差分量レベルと差分符号から判定される第1フィールド間動き/エッジ検出信号を出力する第1フィールド間ノイズ低減手段と、
    ノイズ低減対象の入力映像データと、前記フレームメモリから出力され、前記第1のフィールドデータとライン方向に異なる位置関係にある第2の1フィールド遅延データとの差分である第2フィールド間差分を取得し、第2フィールド間差分絶対値をノイズと、動き/エッジの切り分け用第2閾値と比較し、前記第2フィールド間差分絶対値と前記第2閾値との大小関係に基づいて、前記差分をノイズ、或いは動き/エッジによるものと判定し、ノイズと判定した場合は、入力映像データからノイズ成分を除去した第2フィールド間ノイズ低減データを出力し、動き/エッジと判定した時には、入力映像データをそのまま第2フィールド間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、動き/エッジと判定したデータ差分量と、前記差分量レベルと差分符号から判定される第2フィールド間動き/エッジ検出信号を出力する第2フィールド間ノイズ低減手段と、
    ノイズ低減対象の入力映像データと前記フレームメモリからの1ライン遅延データとの差分であるライン間差分を取得し、ライン間差分絶対値を、ノイズとエッジの切り分け用の第3閾値と比較し、前記ライン間差分絶対値と前記第3閾値との大小関係に基づいて、前記差分をエッジ或いはノイズによるものと判定し、ノイズと判定した時には、入力映像データからノイズ成分を除去したライン間ノイズ低減データを出力し、エッジと判定した時には、入力映像データをそのままライン間ノイズ低減データとして出力し、前記差分絶対値に基づいて、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、エッジと判定されたデータ差分量と、前記差分量レベルから判定されるエッジ判定信号とから成るライン間エッジ検出信号を出力する、ライン間ノイズ低減手段と、
    前記フレーム間動き検出信号、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号、前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号、及び前記ライン間エッジ検出信号に基づいて、動き/エッジ検出補正信号を生成する動き/エッジ検出補正信号生成手段と、
    前記フレーム間ノイズ低減データ、前記第1のフィールド間ノイズ低減データ、前記第2のフィールド間ノイズ低減データ、及び、前記ライン間ノイズ低減データを、前記動き/エッジ検出補正信号に基づいて、選択又は合成する選択/合成手段と、
    を備え、
    前記動き/エッジ補正信号生成手段は、前記フレーム間動き検出信号がフレーム間の動き無し、を表している場合には、前記選択合成手段に前記フレーム間ノイズ低減データを選択させるように前記動き/エッジ検出補正信号を出力し、前記フレーム間動き検出信号がフレーム間の動き有り、を表している場合は、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号及び前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号の内容の組み合わせを判別し、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号と前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号の両者が、動き無し、を表す場合には、前記選択合成手段をして、前記第1フィールド間ノイズ低減データと前記第2フィールド間ノイズ低減データを平均して映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成し、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号に動きがなく、第2フィールド間動き/エッジ検出信号に動き有りと判定すると、前記選択合成手段をして、第1のフィールド間ノイズ低減データを映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成し、前記第1のフィールド間動き/エッジ検出信号に動きがあり、前記第2のフィールド間動き/エッジ検出信号に動き無し、と判定すると、前記選択合成手段をして、第2フィールド間ノイズ低減データを映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成することを特徴とするノイズ低減回路。
  2. 前記入力映像データをローパスフィルタに通して高域成分のノイズを除去したローパスフィルタノイズ低減データを出力するローパスフィルタノイズ低減手段を更に備え、前記動き/エッジ検出補正信号生成手段は、フレーム間の動きが有り、フィールド間の動き/エッジが有り、ライン間のエッジが或る場合に、前記ローパスフィルタノイズ低減データを選択させるように、前記選択合成手段を動作させることを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減回路。
  3. ノイズ低減後の映像データを少なくとも1フレーム分記憶するフレームメモリを備え、
    ノイズ低減対象の画素の入力映像データと前記フレームメモリからの1フレーム遅延データとの差分絶対値を求め、該差分絶対値とノイズ/動き切り分け用閾値を比較して、前記差分絶対値と該閾値との大小関係に基づいて、前記差分がノイズによるものか動きによるものかを判定し、ノイズと判定した時には、入力映像データからノイズ成分を除去したフレーム間ノイズ低減データを出力し、動きと判定した時には、入力映像データをそのままフレーム間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化し、動きと判定したデータ差分量と、該差分量レベルと差分符号から判定される動き判定信号とから成るフレーム間動き検出信号を出力するフレーム間ノイズ低減工程と、
    ノイズ低減対象の画素の入力映像データと前記フレームメモリからの第1の1フィールド遅延データとの差分である第1フィールド間差分を取得し、第1フィールド間差分絶対値をノイズと、動き/エッジの切り分け用第1閾値と比較し、前記第1フィールド間差分絶対値と前記第1閾値との大小関係に基づいて、前記差分をノイズ、或いは動き/エッジによるものと判定し、ノイズと判定した場合は、入力映像データからノイズ成分を除去した第1フィールド間ノイズ低減データを出力し、動き/エッジと判定した時には、入力映像データをそのまま第1フィールド間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、動き/はエッジと判定したデータ差分量と、前記差分量レベルと差分符号から判定される第1フィールド間動き/エッジ検出信号を出力する第1フィールド間ノイズ低減工程と、
    ノイズ低減対象の入力映像データと、前記フレームメモリから出力され、前記第1のフィールドデータとライン方向に異なる位置関係にある第2の1フィールド遅延データとの差分である第2フィールド間差分を取得し、第2フィールド間差分絶対値をノイズと、動き/エッジの切り分け用第2閾値と比較し、前記第2フィールド間差分絶対値と前記第2閾値との大小関係に基づいて、前記差分をノイズ、或いは動き/エッジによるものと判定し、ノイズと判定した場合は、入力映像データからノイズ成分を除去した第2フィールド間ノイズ低減データを出力し、動き/エッジと判定した時には、入力映像データをそのまま第2フィールド間ノイズ低減データとして出力すると共に、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、動き/エッジと判定したデータ差分量と、前記差分量レベルと差分符号から判定される第2フィールド間動き/エッジ検出信号を出力する第2フィールド間ノイズ低減工程と、
    ノイズ低減対象の入力映像データと前記フレームメモリからの1ライン遅延データとの差分であるライン間差分を取得し、ライン間差分絶対値を、ノイズとエッジの切り分け用の第3閾値と比較し、前記ライン間差分絶対値と前記第3閾値との大小関係に基づいて、前記差分をエッジ或いはノイズによるものと判定し、ノイズと判定した時には、入力映像データからノイズ成分を除去したライン間ノイズ低減データを出力し、エッジと判定した時には、入力映像データをそのままライン間ノイズ低減データとして出力し、前記差分絶対値に基づいて、前記差分絶対値を平滑化して差分量レベルを取得し、エッジと判定されたデータ差分量と、前記差分量レベルから判定されるエッジ判定信号とから成るライン間エッジ検出信号を出力する、ライン間ノイズ低減工程と、
    前記フレーム間動き検出信号、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号、前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号、及び前記ライン間エッジ検出信号に基づいて、動き/エッジ検出補正信号を生成する動き/エッジ検出補正信号生成工程と、
    前記フレーム間ノイズ低減データ、前記第1のフィールド間ノイズ低減データ、前記第2のフィールド間ノイズ低減データ、及び、前記ライン間ノイズ低減データを、前記動き/エッジ検出補正信号に基づいて、選択又は合成する選択/合成工程と、
    を備え、
    前記動き/エッジ補正信号生成工程は、前記フレーム間動き検出信号がフレーム間の動き無し、を表している場合には、前記選択合成工程に於いて前記フレーム間ノイズ低減データが選択されるように前記動き/エッジ検出補正信号を出力し、前記フレーム間動き検出信号がフレーム間の動き有り、を表している場合は、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号及び前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号の内容の組み合わせを判別し、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号と前記第2フィールド間動き/エッジ検出信号の両者が、動き無し、を表す場合には、前記選択合成工程に於いて、前記第1フィールド間ノイズ低減データと前記第2フィールド間ノイズ低減データを平均して映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成し、前記第1フィールド間動き/エッジ検出信号に動きがなく、第2フィールド間動き/エッジ検出信号に動き有りと判定すると、前記選択合成工程に於いて、前記第1のフィールド間ノイズ低減データを映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成し、前記第1のフィールド間動き/エッジ検出信号に動きがあり、前記第2のフィールド間動き/エッジ検出信号に動き無し、と判定すると、前記選択合成工程に於いて、第2フィールド間ノイズ低減データを映像データとして出力させるように、前記動き/エッジ検出補正信号を形成することを特徴とするノイズ低減方法。
  4. 前記入力映像データをローパスフィルタに通して高域成分のノイズを除去したローパスフィルタノイズ低減データを出力するローパスフィルタノイズ低減手段を更に備え、前記動き/エッジ検出補正信号生成工程は、フレーム間の動きが有り、フィールド間の動き/エッジが有り、ライン間のエッジが或る場合に、前記ローパスフィルタノイズ低減データを選択させるように、前記選択合成工程を動作させることを特徴とする請求項3に記載のノイズ低減方法。
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