JP5123839B2 - ノイズ低減装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description
さらに、ノイズ低減装置のノイズレベル検出手段は、ブロック分割手段によって、デジタル映像信号を画面ごとに予め定めた大きさのブロックに分割する。この画面を分割したブロックには、画面内において、少なくとも画素値の変化が少ない平坦な部分が含まれている。また、ノイズレベル検出手段は、直交変換手段によって、ブロック分割手段で分割されたブロックを、ブロックごとに直交変換する。これによって、ブロックの画素値が周波数成分の係数に変換されることになる。
さらに、ノイズレベル検出手段は、高周波成分検出手段によって、直交変換手段で変換されたブロックの直流成分と予め定めた当該直流成分近傍とを除く高周波成分の係数を当該ブロック内で平均化し、当該ブロックの高周波成分のレベルとして検出する。
さらに、ノイズレベル検出手段は、高周波成分累計手段によって、高周波成分検出手段で検出された高周波成分のレベルに対応するブロック数を当該レベルごとに累計する。なお、画素値の変化が少ない平坦な部分からなるブロックの高周波成分は、ノイズがなければ、ほとんど“0”となるため、平坦なブロックの高周波成分は、ノイズとみなすことができる。
さらに、ノイズレベル検出手段は、ノイズレベル判定手段によって、高周波成分累計手段で累計された高周波成分のレベルの低レベル値から所定数分のブロック数に応じた平均値を、ノイズレベルと判定し出力する。なお、この低レベル値は、高周波成分のレベルの最小値としてもよいし、最小値から予め定めたレベル分大きな値を用いても構わない。これによって、平坦なブロックの高周波成分を精度よく検出することができ、ノイズレベルを判定することができる。
さらに、ノイズ低減装置のノイズレベル検出手段は、ライン抽出手段によって、デジタル映像信号から画面を構成するラインである対象ラインと当該対象ラインに隣接する隣接ラインとを相関ライン群として順次抽出する。なお、この相関ライン群(対象ライン、隣接ライン)は、画面に対し水平方向のラインとしてもよいし、垂直方向のラインとしてもよい。
さらに、ノイズレベル検出手段は、ライン間ノイズレベル検出手段によって、ライン抽出手段で抽出された相関ライン群において、対象ラインと隣接ラインとの対応する画素の画素値の差分を平均化する。ここで、対応する画素とは、ラインを水平に選択した場合は、同一の水平位置の画素をいい、ラインを垂直に選択した場合は、同一の垂直位置の画素をいう。
なお、隣接ラインの画素値の差分は、画像成分が小さくなり、無相関ノイズの成分が大きくなる。この場合、通常、無相関ノイズは、画像成分よりも2倍(3dB)程度高くなる。そこで、ライン間ノイズレベル検出手段は、対象ラインと隣接ラインとの画素値の差分の平均値を、対象ラインの相関ライン群におけるライン間ノイズレベルとして検出する。ここで、隣接ラインは、画面上において、対象ラインのいずれか一方(水平方向のラインの場合は上または下、垂直方向のラインの場合は右または左)の1ライン、あるいは、その両方であってもよい。
さらに、ノイズレベル検出手段は、レベル累計手段によって、ライン間ノイズレベル検出手段で検出されたライン間ノイズレベルに対応するライン数を当該ライン間ノイズレベルごとに累計する。このように累計されたライン間ノイズレベルのうち、当該レベルが小さいものほど、無相関ノイズによって発生したノイズであるとみなすことができる。
さらに、ノイズレベル検出手段は、ノイズレベル判定手段によって、レベル累計手段で累計されたライン間ノイズレベルの低レベル値から所定数分のライン数に応じた平均値を、ノイズレベルと判定し出力する。なお、この低レベル値は、ライン間ノイズレベルの最小値としてもよいし、最小値から予め定めたレベル分大きな値を用いても構わない。これによって、無相関ノイズの成分を精度よく検出することができ、ノイズレベルを判定することができる。
請求項1,2に係る発明では、ノイズ低減処理の基準となる基準値を適切な値にできるため、パルス性ノイズ及び画面全体に広がったノイズを含むデジタル映像信号のノイズを低減でき、ノイズ低減処理の効果を高くすることができる。
また、請求項1,2に記載の発明によれば、ブランキング期間が存在しないデジタル映像信号であっても、デジタル映像信号に重畳されたノイズレベルを検出することができ、デジタル映像信号から精度よくノイズを除去することができる。
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るノイズ低減装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るノイズ低減装置の構成を示すブロック構成図である。
このように、ノイズ低減装置1は、ノイズレベル検出装置2から、ノイズレベル(レベル値)を入力し、ノイズレベルが検出されたフレームごとに、遅延装置3から、映像信号を入力する。
メディアンフィルタ群11は、入力端子(ノイズレベル入力手段)TIN1に入力されたデジタル映像信号を構成するフレームに予め設定された対象画素における画素値の中央値を選択するメディアンフィルタ111・・・11nを複数備えるものである。そして、メディアンフィルタ群11は、メディアンフィルタ111・・・11nのそれぞれが出力する中央値を候補値として複数出力する。ここで、図1に示すように、メディアンフィルタ群11は、メディアンフィルタ111,メディアンフィルタ112・・・メディアンフィルタ11n(nは3以上の整数)というように、n個のメディアンフィルタ11を備える。
フィルタ13は、メディアンフィルタ群11が出力した複数の候補値における中央値又は平均値である基準値を算出する。つまり、フィルタ13は、メディアンフィルタ群11が出力した候補値の中央値を選択するメディアンフィルタ、又は、メディアンフィルタ群11が出力した候補値の平均値を算出する平均値フィルタである。
図4は、本発明におけるフレーム間のメディアンフィルタの処理を説明する図である。なお、図4の例では、メディアンフィルタ群11は、メディアンフィルタ111、メディアンフィルタ112、メディアンフィルタ113と、3個のメディアンフィルタ11を備える。また、図4では、フレーム#N−1、フレーム#N、フレーム#N+1という3枚の連続したフレームを示した。そして、フレーム#N−1、フレーム#N、フレーム#N+1のそれぞれには、同一の画面位置に対象画素αが設定されている。
以下、図5を参照して、本発明におけるライン方向のメディアンフィルタの処理を説明する。図5は、本発明におけるライン方向のメディアンフィルタの処理を説明する図である。図5の例では、メディアンフィルタ群11は、メディアンフィルタ111、メディアンフィルタ112、メディアンフィルタ113という3個のメディアンフィルタ11を備える。また、図5では、フレーム#Nという1枚の連続したフレームを示した。そして、画面(フレーム#N)の垂直方向のライン上に、3個の対象画素αが予め設定されている。
なお、ノイズ低減装置1は、一般的なコンピュータを、前記した各手段として機能させるノイズ低減プログラムによって動作させることができる。
次に、図6を参照(構成については適宜図1参照)して、本発明の第1実施形態に係るノイズ低減装置の動作について説明する。図6は、本発明の第1実施形態に係るノイズ低減装置の動作を示すフローチャートである。
まず、ノイズ低減装置1は、入力端子TIN2を介して、ノイズレベル検出装置2が検出したノイズレベル(レベル値)を入力するとともに、入力端子TIN1を介して、ノイズレベル検出装置2のノイズレベルの検出タイミングに同期した映像信号を、遅延装置3から入力する(ステップS1)。
図7を参照して、本発明の第2実施形態に係るノイズ低減装置の構成について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るノイズ低減装置の構成を示すブロック構成図である。ここでは、ノイズ低減装置1Cは、ノイズレベル検出手段2と、フィルタ群10と、第1遅延手段30Aと、第2遅延手段30Bと、比較手段40と、選択加減算手段50と、を備えている。
また、ノイズ低減装置1Cの動作は、基本的に図5で説明したノイズ低減装置1(図1)の動作と同一であるため説明を省略する。
次に、図1、図7で説明したノイズレベル検出装置2、ノイズレベル検出手段2(以下、ノイズレベル検出装置2として説明する)の構成について、詳細に説明を行う。
このノイズレベル検出装置2は、ノイズが重畳された映像信号から、ノイズのレベルを検出するものである。ここでは、ノイズレベル検出装置(手段)2の例として、2つの構成を例として説明する。
第2の例は、ノイズレベル検出装置2が、映像を構成するフレーム(画面)内のラインの相関によって、映像信号内に重畳されているノイズレベルを検出するものである。
まず、図8を参照して、第1の例に係るノイズレベル検出装置2の構成について説明する。図8は、第1の例に係るノイズレベル検出装置の構成を示すブロック構成図である。
通常、映像の画面(画像)には、画素値の変化が少ない平坦な部分、例えば、空のような無限遠の領域や、カメラのピントが合っていない領域等が存在する。これらの領域は、画像の周波数成分において、高周波成分の少ない領域である。一方、ノイズは、粒子が細かい高周波成分である。すなわち、画面内において、高周波成分の少ない領域における高周波成分は、ノイズによって重畳されたものとみなすことができる。
ここでは、ノイズレベル検出装置2は、ブロック化手段21と、直交変換手段22と、高周波成分検出手段23と、高周波成分累計手段24と、ノイズレベル判定手段25と、を備えている。
このとき、高周波成分検出手段23は、直流成分および直流成分の近傍の係数として、直流成分と直流成分を含んだ水平周波数成分および垂直周波数成分との係数を“0”とみなし(図11(b)参照)、他の係数を高周波成分の係数として抽出する。すなわち、係数x11,x12,x13,x14,x21,x31,x41を“0”とみなし、他の係数x22,x23,x24,x32,x33,x34,x42,x43,x44を高周波成分の係数として抽出する。
図8に戻って、ノイズレベル検出装置の構成について説明を続ける。
そこで、ノイズレベル判定手段25は、グラフ左側端の数本のヒストグラムに対応する累計値から平均値を算出し、ノイズレベルとして決定する。
次に、図15を参照(構成については適宜図8参照)して、第1の例に係るノイズレベル検出装置2の動作について説明する。図15は、第1の例に係るノイズレベル検出装置の動作を示すフローチャートである。
さらに、ノイズレベル検出装置2は、ブロック化手段21のブロック選択手段21bによって、ステップS11で分割されたブロックを、画面内において画面全体に対して予め定めた割合(例えば、70%)以上となるように部分的に選択する(ステップS12)。このように選択されたブロックには、画面内で画素値の変化が少ない平坦な部分を含んだブロックが含まれている。
これによって、ノイズレベル検出装置2は、映像信号に重畳されたノイズレベルを映像そのものから検出することができる。
次に、図16を参照して、第2の例に係るノイズレベル検出装置2の構成について説明する。図16は、第2の例に係るノイズレベル検出装置の構成を示すブロック構成図である。
通常、映像の画面(画像)において、隣接するラインの画素値の差分は、画像成分が小さくなり、無相関ノイズの成分が大きくなる。よって、画素値の差分がより小さいものほど、その差分は、無相関ノイズによって発生したノイズであるとみなすことができる。
図17(a)に示すように、ライン抽出手段26は、画面D(2次元画像)の主走査単位で、N番目のライン(対象ライン)と、(N+1)番目のライン(隣接ライン)の2つの隣接するラインを順次相関ライン群として抽出する。このとき、ライン抽出手段26は、隣接する相関ライン群ごとに隙間を設け、画面D全体の50%以上(より好ましくは70%以上)の領域をカバーするように複数の相関ライン群を抽出する。これによって、ライン抽出手段26は、画面D内において、少なくともライン間の画素値の変化が少ない相関ライン群を抽出することができる。
さらに、ライン抽出手段26は、図17(c)に示すように、時間方向に連続する画面(フレーム)において、同一の水平位置におけるラインである、時刻tにおける画面のNt番目のラインと、時刻(t+1)における画面のNt+1番目のラインとを相関ライン群として抽出することとしてもよい。なお、この場合も、図17(b)と同様に、必ずしもラインは、画面の水平方向の幅分を用いる必要はなく、部分的に抽出することとしてもよい。
また、ここでは、ライン抽出手段26が、画面内から予め定めた割合以上となるように部分的に相関ライン群を抽出することとしたが、画面D全体の相関ライン群を抽出することとしてもよい。図16に戻って、ノイズレベル検出装置2の構成について説明を続ける。
図16に戻って、ノイズレベル検出装置の構成について説明を続ける。
そこで、ノイズレベル判定手段29は、グラフ左側端の数本のヒストグラムに対応する累計値から平均値を算出し、ノイズレベルとして決定する。
さらに、ライン抽出手段26は、図20(c)に示すように、時間方向に連続する画面(フレーム)において、同一の水平位置におけるラインである、時刻tにおける画面のNt番目のライン(対象ライン)と、時刻(t−1)および(t+1)における画面のNt−1およびNt+1番目の2ライン(隣接ライン)とを相関ライン群として抽出することとしてもよい。なお、この場合も、図17(b)と同様に、必ずしもラインは、画面の水平方向の幅分を用いる必要はなく、部分的に抽出することとしてもよい。
このように、3ラインによって、ノイズレベルを検出することで、2ラインでノイズレベルを検出する場合に比べて、画像成分が分散され、より精度よくノイズレベルを検出することができる。
次に、図21を参照(構成については適宜図16参照)して、第2の例に係るノイズレベル検出装置2の動作について説明する。図21は、第2の例に係るノイズレベル検出装置の動作を示すフローチャートである。
これによって、ノイズレベル検出装置2は、映像信号に重畳されたノイズレベルを映像そのものから検出することができる。
1C ノイズ低減装置
10 フィルタ群
11 メディアンフィルタ群
111 メディアンフィルタ
112 メディアンフィルタ
11n メディアンフィルタ
30 遅延手段
30A 第1遅延手段
30B 第2遅延手段
40 比較手段
50 選択加減算手段
2 ノイズレベル検出装置(ノイズレベル検出手段)
21 ブロック化手段
22 直交変換手段
23 高周波成分検出手段
24 高周波成分累計手段
25 ノイズレベル判定手段
26 ライン抽出手段
27 ライン間ノイズレベル検出手段
28 レベル累計手段
29 ノイズレベル判定手段
3 遅延装置
TIN1 映像入力手段
TIN2 ノイズレベル入力手段
TOUT 映像信号出力手段
Claims (6)
- デジタル映像信号に重畳されたノイズを低減するノイズ低減装置であって、
前記デジタル映像信号を入力する映像信号入力手段と、
前記映像信号入力手段で入力されたデジタル映像信号に重畳されているノイズレベルの大きさを示すレベル値として検出するノイズレベル検出手段と、
前記デジタル映像信号を、前記ノイズレベル検出手段におけるフレーム処理時間分遅延させる第1遅延手段と、
前記第1遅延手段で遅延させたデジタル映像信号を構成するフレームに予め設定された対象画素における画素値の中央値を選択するメディアンフィルタを複数備え、当該メディアンフィルタのそれぞれが出力する中央値を候補値として複数出力するメディアンフィルタ群と、
当該メディアンフィルタ群が出力した複数の候補値における中央値又は平均値である基準値を算出するフィルタと、
少なくとも前記メディアンフィルタ群における画素選択時間分について、前記第1遅延手段で遅延させたデジタル映像信号をさらに遅延させる第2遅延手段と、
前記第2遅延手段で遅延させたデジタル映像信号の画素ごとに、順次、当該画素値と、前記フィルタが出力した基準値とで信号レベルの大きさを比較する比較手段と、
前記比較手段において、前記デジタル映像信号の画素値が前記基準値よりも大きいと判定された場合に、当該画素値から前記レベル値を減算した信号を出力信号とし、当該画素値が前記基準値よりも小さいと判定された場合に、当該画素値に前記レベル値を加算した信号を出力信号とし、当該画素値が前記基準値と等しいと判定された場合に、当該画素値を出力信号として出力する選択加減算手段と、を備え、
前記ノイズレベル検出手段は、
前記デジタル映像信号を画面ごとに予め定めた大きさのブロックに分割するブロック分割手段と、
このブロック分割手段で分割されたブロックを、ブロックごとに直交変換する直交変換手段と、
この直交変換手段で変換されたブロックの直流成分と予め定めた当該直流成分近傍とを除く高周波成分の係数を当該ブロック内で平均化し、当該ブロックの高周波成分のレベルとして検出する高周波成分検出手段と、
この高周波成分検出手段で検出された高周波成分のレベルに対応するブロック数を当該レベルごとに累計する高周波成分累計手段と、
この高周波成分累計手段で累計された高周波成分のレベルの低レベル値から所定数分のブロック数に応じた平均値を、前記ノイズ値と判定するノイズレベル判定手段と、
を備えることを特徴とするノイズ低減装置。 - デジタル映像信号に重畳されたノイズを低減するノイズ低減装置であって、
前記デジタル映像信号を入力する映像信号入力手段と、
前記映像信号入力手段で入力されたデジタル映像信号に重畳されているノイズレベルの大きさを示すレベル値として検出するノイズレベル検出手段と、
前記デジタル映像信号を、前記ノイズレベル検出手段におけるフレーム処理時間分遅延させる第1遅延手段と、
前記第1遅延手段で遅延させたデジタル映像信号を構成するフレームに予め設定された対象画素における画素値の中央値を選択するメディアンフィルタを複数備え、当該メディアンフィルタのそれぞれが出力する中央値を候補値として複数出力するメディアンフィルタ群と、
当該メディアンフィルタ群が出力した複数の候補値における中央値又は平均値である基準値を算出するフィルタと、
少なくとも前記メディアンフィルタ群における画素選択時間分について、前記第1遅延手段で遅延させたデジタル映像信号をさらに遅延させる第2遅延手段と、
前記第2遅延手段で遅延させたデジタル映像信号の画素ごとに、順次、当該画素値と、前記フィルタが出力した基準値とで信号レベルの大きさを比較する比較手段と、
前記比較手段において、前記デジタル映像信号の画素値が前記基準値よりも大きいと判定された場合に、当該画素値から前記レベル値を減算した信号を出力信号とし、当該画素値が前記基準値よりも小さいと判定された場合に、当該画素値に前記レベル値を加算した信号を出力信号とし、当該画素値が前記基準値と等しいと判定された場合に、当該画素値を出力信号として出力する選択加減算手段と、を備え、
前記ノイズレベル検出手段は、
前記デジタル映像信号から、画面を構成するラインである対象ラインと当該対象ラインに隣接する隣接ラインとを相関ライン群として順次抽出するライン抽出手段と、
このライン抽出手段で抽出された相関ライン群において、前記対象ラインと前記隣接ラインとの対応する画素の画素値の差分を平均化し、前記対象ラインの前記相関ライン群におけるライン間ノイズレベルとして検出するライン間ノイズレベル検出手段と、
このライン間ノイズレベル検出手段で検出されたライン間ノイズレベルに対応する前記対象ラインのライン数を当該ライン間ノイズレベルごとに累計するレベル累計手段と、
このレベル累計手段で累計されたライン間ノイズレベルの低レベル値から所定数分のライン数に応じた平均値を、前記レベル値と判定するノイズレベル判定手段と、
を備えることを特徴とするノイズ低減装置。 - 前記メディアンフィルタ群は、前記メディアンフィルタのそれぞれが、連続する3以上の前記フレームにおいて、同一の画面位置の画素を前記対象画素として予め設定し、当該対象画素ごとに前記画素値の前記中央値を選択して前記候補値として出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のノイズ低減装置。
- 前記メディアンフィルタ群は、前記メディアンフィルタのそれぞれが、当該フレームにおいて、垂直又は水平に位置する3以上の画素を前記対象画素として予め設定し、当該対象画素ごとに前記画素値の前記中央値を選択して前記候補値として出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のノイズ低減装置。
- 前記メディアンフィルタ群は、前記メディアンフィルタのそれぞれが、タップが非対象に配置された非対称メディアンフィルタであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のノイズ低減装置。
- デジタル映像信号に重畳されたノイズを低減するために、コンピュータを、請求項1から請求項5の何れか一項に記載のノイズ低減装置として機能させるためのノイズ低減プログラム。
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