JP4902452B2 - 定着装置、定着装置用ローラ、定着装置用ローラの製造方法、定着装置用可撓性スリーブ、及び定着装置用可撓性スリーブの製造方法 - Google Patents
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Description
そのためゴム層は、熱伝導率の高いシリコーンゴムを使用し、適度な厚みで形成する。これにより、柔軟性を付与して記録材やトナー像の凹凸に対して良好な追従性を確保し、定着ローラと記録材との間の接触熱抵抗、定着スリーブと記録材との間の接触熱抵抗を小さくすることが出来る。それに対して最表層のフッ素樹脂は、シリコーンゴムより弾性率が大きく、熱伝導率が低い。そのため、追従性を確保する目的と、熱伝導率を上げる目的との両面より、極力薄く形成することが望ましい。ヒータからトナー像への熱伝達効率が高いと、記録材搬送速度の速いプリンタにおいても、トナー像を記録材表面に強固に加熱定着することが出来る。従ってトナー像を摺擦しても、濃度低下や画像欠落などが発生しない高品位な画像を形成することが出来る。
また、上記目的を達成するための本発明に係る定着装置の構成は、ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有する可撓性スリーブと、前記可撓性スリーブの内周面に接触するヒータと、前記可撓性スリーブを介して前記ヒータと共にトナー像を担持する記録材を挟持搬送する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有する定着装置において、前記表面層は、前記チューブを被せる前の前記ゴム層を形成したゴムスリーブの外径よりも小さな内径を有する厚みが20μm以下の前記チューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムスリーブに被せ、更に前記チューブをその母線方向に引き伸ばして形成したものであり、前記母線方向に引き伸ばした後の前記チューブの結晶化度が50%以下であることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る定着装置用ローラの製造方法の構成は、ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有し、前記表面層は、厚みが20μm以下であり、結晶化度が50%以下である定着装置用ローラの製造方法であって、前記ベース層上に前記ゴム層を形成したゴムローラに対して、前記ゴム層を形成した前記ゴムローラの外径よりも小さな内径を有する厚み20μm以下のフッ素樹脂製のチューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムローラに被せる工程と、前記ゴム層を形成した前記ゴムローラに被せた前記チューブをその母線方向に引き伸ばす工程と、を有し、前記チューブを前記母線方向へ引き伸ばす工程における前記チューブの引き伸ばし率が5%以下であることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る定着装置用可撓性スリーブの製造方法の構成は、ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有し、前記表面層は、厚みが20μm以下であり、結晶化度が50%以下である定着装置用可撓性スリーブの製造方法であって、前記ベース層上に前記ゴム層を形成したゴムスリーブに対して、前記ゴム層を形成した前記ゴムスリーブの外径よりも小さな内径を有する厚み20μm以下のフッ素樹脂製のチューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムスリーブに被せる工程と、前記ゴム層を形成した前記ゴムスリーブに被せた前記チューブをその母線方向に引き伸ばす工程と、を有し、前記チューブを前記母線方向へ引き伸ばす工程における前記チューブの引き伸ばし率が5%以下であることを特徴とする。
図1は本発明に係る定着装置用ローラを具備する定着装置を搭載できる画像形成装置の一例の構成模型図である。この画像形成装置は電子写真方式のフルカラーレーザープリンタであって、A3・Ledgerサイズに対応している。この画像形成装置は、記録材(シート)の搬送速度が120mm/secである。また、記録材である普通紙に印字する際のスループットはLedger縦送りにて11ppm、LTR横送りにて22ppmである。
本実施例に示す画像形成装置Pは、記録材Sの搬送経路2と、この搬送経路2に対して略鉛直方向へ略直線状に配列された4つの画像形成ステーション3Y,3M,3C,3Kと、を備えている。4つの画像形成ステーション3Y,3M,3C,3Kのうち、3Yはイエロー(以下Yと略記)色の画像を形成する画像形成ステーションである。3Mはマゼンタ(以下Mと略記)色の画像を形成する画像形成ステーションである。3Cはシアン(以下Cと略記)色の画像を形成する画像形成ステーションである。3Kはブラック(以下Kと略記)色の画像を形成する画像形成ステーションである。
以下の説明において、定着装置及びこの定着装置を構成する部材に関し、長手方向とは記録材の面において記録材搬送方向と直交する方向である。短手方向とは、記録材の面において記録材搬送方向と平行な方向である。幅とは短手方向の寸法である。
従来、定着ローラにおいては、芯金上にゴム層を形成し、その上にフッ素樹脂層を形成する方法として、下記の(1)、(2)の2つの方法が知られている。
((引き伸ばし後の樹脂チューブ長さ−引き伸ばす前の樹脂チューブ長さ)/引き伸ばす前の樹脂チューブ長さ)×100(%)
として算出した。
本実施例の定着ローラ1に用いられるフッ素樹脂チューブ(フッ素樹脂製のチューブ)33について説明する。
次に、「フッ素樹脂層(表面層)の亀裂」について、図7を用いて説明する。
次に、定着ローラ1Aのフッ素樹脂層1cの亀裂の発生原因について説明する。
本実施例の定着ローラ1を具備する定着装置F1を搭載した画像形成装置の効果を調べるため、トナー定着性(トナーへの熱伝達効率の高さの指標)と、耐久後の亀裂発生の有無(定着ローラ耐久性の指標)と共に、結晶化度について評価した。
擦り試験は、紙に対してトナーがどれだけ強固に定着しているかを評価する方法であり、トナーへの熱伝達効率の高さの指標となる。
(擦る前の濃度−擦った後の濃度)/擦る前の濃度×100(%)
として算出した。定着性が最も良い、即ち全く評価画像が擦れない時の濃度低下率は0%である。その逆に定着性が最も悪い、即ち評価画像がすべて擦り取られてしまう時は100%となる。濃度低下率の値が大きいほど、定着性が悪いことを示す。
画像形成装置において、2枚間欠印刷を繰り返して装置本体の寿命である10万枚まで印字する。2枚間欠印字方法による印字は、転写材(紙)2枚に印字した後に印字を停止させ、駆動モーター等の駆動系が停止した後、再び別の転写材2枚に印字する。これを画像形成装置本体の寿命にあたる10万枚に達するまで繰り返し行い、1万枚毎に画像チェックを行う。2枚間欠印字においては、転写材は、LETTERサイズのXEROX 4024用紙(XEROX社製、75g/m2)を用いた。画像パターンは、印字比率が1%となるブラック単色の格子模様を用いた。1万枚毎に画像チェックにおいては、転写材は、LETTERサイズのHP COLOR LASER JET PRINTER TRANSPARENCY FILM(Hewlett−Packard社製)を用いた。画像パターンは、印字比率が100%となるイエロー単色のベタ画像を用いた。画像評価方法として、ヘアライン上の画像不良の有無を目視により確認した(○:画像不良発生なし、×:画像不良発生あり(表1の「耐久結果○×」参照))。
配向結晶化の度合いを評価するためには、X線回折による結晶化度の測定が有効である。本評価では、粉末X線回折装置(株式会社リガク製、試料水平型強力X線回折装置「RINT TTRII」)を用いて結晶化度の評価を行った。また、結晶化度の計算には、上記装置に付属する解析ソフトウェアの「JADE6」を使用した。なお、本測定で得られる結晶化度は、下記の式(I)で算出できる。
結晶化度=Ic/(Ic+Ia)×100・・・式(I)
Ic:結晶性散乱強度(面積)
Ia:非晶性散乱強度(面積)
測定サンプルであるフッ素樹脂チューブは、幅2cm、長さ3cm程度の大きさの長方形に切り出す。切り出したチューブは、測定範囲内に回折ピークを持たない無反射試料板(リガク製)に、チューブがたるまないようにチューブの両端をテープで貼り付けて(テープがX線の照射内に入らないように)固定した。
・管球:Cu
・平行ビーム光学系
・電圧:50kV
・電流:300mA
・開始角度:5°
・終了角度:25°
・サンプリング幅:0.02°
・スキャンスピード:4.00°/min
・発散スリット:開放
・発散縦スリット:10mm
・散乱スリット:開放
・受光スリット:開放
図9に、本測定によって得られるデータを示す。横軸はX線入射角度2θ(deg)、縦軸は検出される反射X線の強度(Counts)である。図中91は、厚み15μmのチューブで作成した定着ローラから得られた反射X線強度とX線入射角度2θ(deg)の関係である。まず、得られたピークを、装置付属のソフトウェア「JADE6」を用いてピーク分離処理を行う。例えば、得られたピークがフッ素樹脂由来のみの場合、2θ=18°付近のシャープな結晶性ピーク92と、2θ=16〜18°付近に頂点を持つブロードな非晶性ピーク93を指定した後、自動フィッティングにより行うことができる。以上の操作で得られた、結晶性ピーク面積と、非晶質ピーク面積を、式(I)に代入し、結晶化度を算出する。
以下、評価に用いた実施例と比較例のサンプルについて詳述する。
本実施例では、本発明に係る定着装置用スリーブ(定着装置用可撓性スリーブ)を具備する定着装置の一例を説明する。この定着装置を搭載する画像形成装置は電子写真方式のカラーレーザープリンタであって、A4・Letterサイズに対応している。この画像形成装置は、記録材(シート)の搬送速度が47mm/secである。また、記録材である普通紙に印字する際のスループットはLetter横送りにて8ppmである。画像形成装置の構成は、実施例1の定着装置F1を除いて同じ構成としてある。そのため、実施例1の画像形成装置と同じ部材には同一符号を付し再度の説明を省略する。
図11は定着装置用スリーブを具備する定着装置F2の一例の横断面模型図である。
図12は定着スリーブ113の説明図である。
((引き伸ばし後の樹脂チューブ長さ−引き伸ばす前の樹脂チューブ長さ)/引き伸ばす前の樹脂チューブ長さ)×100(%)
として算出した。
定着スリーブ113に用いられるフッ素樹脂チューブ123の製造方法は、基本的には実施例1のフッ素樹脂チューブ33の製造方法と同じである。実施例1のフッ素樹脂チューブ33の製造方法に対して本実施例のフッ素樹脂チューブ123の製造方法はフッ素樹脂チューブ123のサイジングの径のみが異なる。即ち、押出し工程においてダイ65は、ダイ/マンドレル径:26mm/22mmとなっている。このダイ65からチューブ状に押出されたPFAが外径17.5mmのサイジングダイ67に入ることによって肉厚20μm、外径17.5mmの筒状体にサイジングされる。その他、フッ素樹脂材質、溶融温度、引取速度等は実施例1の製造方法と同じである。
次に、「フッ素樹脂層(表面層)の亀裂」について、図15を用いて説明する。
次に、定着スリーブ113のフッ素樹脂層113cに発生する「フッ素樹脂層の亀裂」の原因は、下記の(1)、(2)、(3)の3つの点にあることが本発明者らの検討によって明らかになった。
本実施例の定着スリーブ113を具備する定着装置F2を搭載した画像形成装置の効果を調べるため、結晶化度の測定と共に、トナー定着性(トナーへの熱伝達効率の高さの指標)と、耐久後の亀裂発生の有無(定着スリーブ耐久性の指標)について評価した。更に、本実施例では、定着スリーブ113のフッ素樹脂層113cの亀裂に関して、「フッ素グリスを用いた加速試験」もあわせて行った。
本評価は、フッ素グリスが定着スリーブ113のフッ素樹脂層表面に付着し、フッ素樹脂ポリマー球晶間に浸透して劣化を促進した際の亀裂発生に関して、加速評価を行うことを目的としている。
以下、評価に用いた実施例と比較例のサンプルについて詳述する。
サンプルは合計17種類作成した。作成内容の内訳は実施例1と同じであるため説明を省略する。
Claims (12)
- ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有する定着装置用ローラと、前記定着装置用ローラの内部に設けられたヒータと、前記定着装置用ローラと共にトナー像を担持する記録材を挟持搬送する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有する定着装置において、
前記表面層は、前記チューブを被せる前の前記ゴム層を形成したゴムローラの外径よりも小さな内径を有する厚みが20μm以下の前記チューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムローラに被せ、更に前記チューブをその母線方向に引き伸ばして形成したものであり、前記母線方向に引き伸ばした後の前記チューブの結晶化度が50%以下であることを特徴とする定着装置。 - 前記結晶化度は43%以上50%以下であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有する定着装置用ローラにおいて、
前記表面層は、前記チューブを被せる前の前記ゴム層を形成したゴムローラの外径よりも小さな内径を有する厚みが20μm以下の前記チューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムローラに被せ、更に前記チューブをその母線方向に引き伸ばして形成したものであり、前記母線方向に引き伸ばした後の前記チューブの結晶化度が50%以下であることを特徴とする定着装置用ローラ。 - 前記結晶化度は43%以上50%以下であることを特徴とする請求項3に記載の定着装置用ローラ。
- ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有し、前記表面層は、厚みが20μm以下であり、結晶化度が50%以下である定着装置用ローラの製造方法であって、
前記ベース層上に前記ゴム層を形成したゴムローラに対して、前記ゴム層を形成した前記ゴムローラの外径よりも小さな内径を有する厚み20μm以下のフッ素樹脂製のチューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムローラに被せる工程と、前記ゴム層を形成した前記ゴムローラに被せた前記チューブをその母線方向に引き伸ばす工程と、を有し、前記チューブを前記母線方向へ引き伸ばす工程における前記チューブの引き伸ばし率が5%以下であることを特徴とする定着装置用ローラの製造方法。 - 前記引き伸ばし率は1%以上5%以下であることを特徴とする請求項5に記載の定着装置用ローラの製造方法。
- ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有する可撓性スリーブと、前記可撓性スリーブの内周面に接触するヒータと、前記可撓性スリーブを介して前記ヒータと共にトナー像を担持する記録材を挟持搬送する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有する定着装置において、
前記表面層は、前記チューブを被せる前の前記ゴム層を形成したゴムスリーブの外径よりも小さな内径を有する厚みが20μm以下の前記チューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムスリーブに被せ、更に前記チューブをその母線方向に引き伸ばして形成したものであり、前記母線方向に引き伸ばした後の前記チューブの結晶化度が50%以下であることを特徴とする定着装置。 - 前記結晶化度は43%以上50%以下であることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
- ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有する定着装置用可撓性スリーブにおいて、
前記表面層は、前記チューブを被せる前の前記ゴム層を形成したゴムスリーブの外径よりも小さな内径を有する厚みが20μm以下の前記チューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムスリーブに被せ、更に前記チューブをその母線方向に引き伸ばして形成したものであり、前記母線方向に引き伸ばした後の前記チューブの結晶化度が50%以下であることを特徴とする定着装置用可撓性スリーブ。 - 前記結晶化度は43%以上50%以下であることを特徴とする請求項9に記載の定着装置用可撓性スリーブ。
- ベース層と、前記ベース層上に形成されたゴム層と、フッ素樹脂製のチューブで構成された表面層と、を有し、前記表面層は、厚みが20μm以下であり、結晶化度が50%以下である定着装置用可撓性スリーブの製造方法であって、
前記ベース層上に前記ゴム層を形成したゴムスリーブに対して、前記ゴム層を形成した前記ゴムスリーブの外径よりも小さな内径を有する厚み20μm以下のフッ素樹脂製のチューブを、チャックによりその端部をラジアル方向に引き伸ばした状態で前記ゴムスリーブに被せる工程と、前記ゴム層を形成した前記ゴムスリーブに被せた前記チューブをその母線方向に引き伸ばす工程と、を有し、前記チューブを前記母線方向へ引き伸ばす工程における前記チューブの引き伸ばし率が5%以下であることを特徴とする定着装置用可撓性スリーブの製造方法。 - 前記引き伸ばし率は1%以上5%以下であることを特徴とする請求項11に記載の定着装置用可撓性スリーブの製造方法。
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