JP4901689B2 - Rfidタグラベル及び同rfidタグラベルを用いる製品の管理方法。 - Google Patents

Rfidタグラベル及び同rfidタグラベルを用いる製品の管理方法。 Download PDF

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Description

本発明は、個人認証、商品管理、物流管理等に使用される、RFID(Radio Frequency Identificationの略記)タグラベル及び同タグラベルを用いる製品の管理方法に関する。
近年、管理対象の人や商品(被着体)に取付け、これら被着体の流通等を管理する非接触RFIDタグラベル(以後、タグラベルと略記する場合がある。)が普及している。このタグラベルは、データの送受信を行うアンテナ部と情報記憶部とを有し、内蔵するICチップにデータを記憶させておくことができる。電波を用いてリーダ・ライタと非接触で交信することにより管理するデータをリーダ・ライタと交換できる。
RFIDタグラベルの利用分野としては、例えば各種の交通機関の定期券、企業等における人や物品の入出管理、商品の在庫管理、物流管理等多岐にわたる。これらの利用分野に応じて各種の形態のRFIDタグラベルが利用されている。
使い捨て用のRFIDタグラベルは、例えば商品に取付けられて店頭に並び、商品が販売されたときにリーダ・ライタでICチップに記憶されているデータが読取られ、それによりRFIDタグラベルの役目は終了する(例えば特許文献1)。
RFIDタグラベルの利用分野として、一つの製品が繰返し使用されるレンタル業や、トレーサビリティが求められる食料品業界、医療業界がある。
例えば、10個のレンタル用製品・資財が収納された1つの包装の管理を想定する。このレンタル用製品・資財の包装には、製品・資財流通サービス業者により、製品番号、納入日等が記録されたRFIDタグラベルが貼着され、その利用者である製品・資財レンタル業者に搬入される。製品・資財レンタル業者においては、搬入されたレンタル用製品・資財を管理するため、リーダ・ライタにより、RFIDタグラベルのデータを読取り、台帳に管理記録を記入し、レンタル用製品・資財を管理する。
しかし、読取るデータは、管理台帳に人手により記入する必要があり、これは繁雑な作業であると共に、誤記入を起す危険もある。
特開平11−134460号公報(請求項1)
本発明者らは、上記問題を解決するために種々検討しているうちに、RFID搭載ラベルと少なくとも1個のRFID非搭載の記録ラベルとを組合わせてタグラベルを構成し、前記記録ラベルをRFID搭載ラベルと分離して剥離し、異なる被着体(例えば管理データ記入用書類、小分けした各製品等)に貼着出来るようにすることにより、管理対象である製品の管理を容易にし、且つ上述のような誤記入の虞もなくすることができることに想到した。更に、上記ラベルの粘着剤層を2層構造にすることにより、管理終了の際には、RFIDタグラベル全体を簡単に製品から剥離できることに想到した。例えば、レンタル製品のように何度も流通を繰返す製品の場合は、再度新たなRFIDタグラベルを製品に貼着することにより、その管理は容易になる。
本発明は、上記知見に基づいて完成するに至ったもので、その目的とするところは、製品の流通管理を確実且つ簡単に行うことの出来るRFIDタグラベルを提供すること、及び同RFIDタグラベルを用いる製品の管理方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は以下に記載するものである。
〔1〕 ラベル担持体の一面に形成した第1剥離剤層に、RFID搭載ラベルとRFID非搭載の記録ラベルのそれぞれ少なくとも一個とを第1粘着剤層を介して貼着すると共に、ラベル担持体の剥離剤層を形成していない他面に第2粘着剤層を介して剥離材を貼着してなるRFIDタグラベル。
〔2〕 第2粘着剤層が再剥離性を有する〔1〕に記載のRFIDタグラベル。
〔3〕 第1粘着剤層及び/又は第2粘着剤層が芯材を有する〔1〕又は〔2〕に記載のRFIDタグラベル。
〔4〕 〔1〕乃至〔3〕の何れかに記載のRFIDタグラベルを用いて、RFID搭載ラベルに不可視情報、RFID非搭載の記録ラベルに可視情報を記録し、不可視情報と可視情報との内容を関連づけしておき、管理対象物品及び/又はその物品の管理記録書類に各々のラベルを貼付することを特徴とする物品の管理方法。
本発明の、RFIDタグラベルは、RFID搭載ラベルと1個又は複数個のRFID非搭載の記録ラベルとを有するので、製品を電波を用いて管理でき、従来用いられているバーコードの様にバーコード表示面を探してデータを読取る煩雑さが無い。
また、本発明のRFIDタグラベルにおいては、RFID搭載ラベルとRFID非搭載の記録ラベルとは、一組のラベルとして一体化された構造になっているので、リーダ・ライタを搭載した印字用プリンタを用いて、RFID搭載ラベルに電磁波を利用してデータを書込む際に、同時にRFID非搭載の記録ラベルに、管理用データを印字することが出来、新たな装置を必要としない。
更に、複数の流通業者を介する場合においても、必要な数だけRFID搭載ラベルとRFID非搭載ラベルとを一体のRFIDタグラベルとして用意することで、複数の流通業者及び管理業者の内部管理にも、それら業者間における管理にも簡単に対応できる。
また更に、本発明のRFIDタグラベルは、第2粘着剤層を再剥離性を有するように構成する場合は、製品の管理終了後、RFIDタグラベルを製品から簡単に剥離して除去でき、この場合粘着剤層の剥離残りはない。
以下、図面を参照して本発明の実施形態につき説明する。
図1は、本発明のRFIDタグラベルの一例を示す平面図である。この図1に於いては、連続的に量産されているRFIDタグラベルシート100の一部(本図に於いては3個のRFIDタグラベル100a、100b、100c)を示している。
これらのRFIDタグラベル100a、100b、100cは、RFIDタグラベルシート100を貫通して形成したいわゆるミシン目状の打ち抜き破線2、4、6、8を利用して個々のRFIDタグラベルシートに分割できる。前記RFIDタグラベル100a、100b、100cには、その外周に沿って、打ち抜き線17a、17b、17cが、形成されている。この打ち抜き線17a、17b、17cは、後述する剥離材24の上面までは完全に切断されており、剥離材24は切断されていない、若しくは剥離材24の途中まで切断されていても良い。剥離材24の途中まで切断されている場合は、剥離材24の切断深さは、剥離材24の厚みを基準として、その0〜95%が好ましく、5〜80%が特に好ましい。
また、打ち抜き線17a、17b、17cを打抜いた後の打ち抜き線17a、17b、17cの外側の部分は不要なので、この部分を剥離材24から剥がして除去しておいても良い。
図2は、図1に示すRFIDタグラベル100aの層構成を示す、矢印A方向からみた概略側面断面図である。
以下、1個のRFIDタグラベル100aを例として本発明を説明する。図2において、10はラベル担持体である。このラベル担持体10の一面10a(本図2においては上面)は、第1剥離剤層12が形成されている。前記第1剥離剤層12には、RFID搭載ラベル14と、少なくとも1個(図1においては2個)のRFID非搭載の記録ラベル16、18とが第1粘着剤層20を介して貼着されている。このラベル担持体10は、前記RFID搭載ラベル14とRFID非搭載の記録ラベル16、18とを保持する支持体として機能する。
RFID搭載ラベル14とRFID非搭載の記録16、18には、その外周に沿って、打ち抜き線14a、16a、18aが形成されている。この打ち抜き線14a、16a、18aは、後述する第1剥離剤層12の上面までは完全に切断されており、第1剥離剤層12とラベル担持体10とは切断されていない、若しくはそれらの途中まで切断されていても良い。第1剥離剤層12とラベル担持体10とからなる層の切断深さは、第1剥離剤層12の厚みとラベル担持体10の厚みとの合計の厚みを基準として、その0〜95%が好ましく、5〜80%が特に好ましい。
また、打ち抜き線14a、16a、18aを打抜いた後の打ち抜き線14a、16a、18aの外側の部分は不要なので、この部分をラベル担持体10から剥がして除去しておいても良い。
ラベル担持体10としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアリレートなどの各種樹脂よりなるフィルムや、ポリエチレンラミネート紙、ポリプロピレンラミネート紙、クレーコート紙、樹脂コート紙、グラシン紙等の各種紙材が好ましい。
前記ラベル担持体10の一面10aに形成されている第1剥離剤層12は、当業者にとって公知の方法で形成される。剥離剤層12を形成する剥離剤としては、たとえば、シリコーン系剥離剤、ポリブタジエンゴム系剥離剤、スチレン−ブタジエン共重合体系剥離剤、アルキド−シリコーン共重合体系剥離剤などを挙げることができる。
第1剥離剤層12と接する第1粘着剤層20がアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤で形成される場合には、シリコーン系剥離剤が、また、第1粘着剤層20がシリコーン系粘着剤で形成される場合には、ポリブタジエンゴム系剥離剤、スチレン−ブタジエン共重合体系剥離剤、アルキド−シリコーン共重合体系剥離剤が好ましく用いられる。
第1剥離剤層12の厚さは、通常、0.01〜5μm、好ましくは0.05〜2μmである。
第1粘着剤層20は、公知の粘着剤で形成される。第1粘着剤層20に使用する粘着剤としては、具体的には、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、天然ゴムや合成ゴム系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤、ポリオレフィン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、エチレン−酢酸ビニル系粘着剤等が例示される。
第1粘着剤層20の厚みとしては、5〜100μmが好ましく、5〜50μmがより好ましい。第1粘着剤層20は、再剥離性があっても良い。再剥離性を有する粘着剤は、剥離したときに被着体に損傷を与えず、被着体に粘着剤が残ることなく、完全に剥離される。
第1粘着剤層20の粘着力は、0.1〜50N/25mmが好ましく、1〜30N/25mmがより好ましい。なお、本明細書においては、粘着剤層の粘着力の測定方法に関して特に記載がない限りは、粘着力は、厚さが50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに相当厚の粘着剤層を塗布した粘着シートを、JIS Z0237に準じて測定して得られる値を示す。
これら第1剥離剤層12、第1粘着剤層20の製造方法は公知の製造方法で製造できる。
前述のように、第1粘着剤層20を介して、ラベル担持体10にRFID搭載ラベル14と、RFID非搭載の記録ラベル16、18が貼着されている。
RFID搭載ラベル14は、非接触方式でデータの送受信を行うアンテナ部と、情報を記憶する情報記憶部を有するIC回路を内部に有するラベルであり、このもの自体は周知のものである。
RFID搭載ラベル14と記録ラベル16、18とは、使用するラベル基材が共通であってもよいし、共通していなくてもよい。
RFID搭載ラベル14は図6のようにICインレット600を有するので、ラベル基材として回路基板を構成する材料が用いられる。このような材料としては、合成樹脂フィルムや上質紙、コート紙等の紙が好ましい。合成樹脂フィルムを構成する樹脂材料としては、特に制限は無く、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリブテン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタール、ポリアリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等が用いられる。ICインレット600は、外部引出し電極504、平面コイル回路部506、内部引出し電極508、絶縁層510、ジャンパー512、リード部514および520、対向電極516および518、ICチップ522を有する。
RFID非搭載の記録ラベル16、18は、ICインレット600は有さないが、ラベル基材はRFID搭載ラベル14と共通していてもよい。その場合、ラベル基材は、回路形成が行われていない前述の合成樹脂フィルムや上質紙、コート紙等の材料となる。また記録ラベル16、18のラベル基材はRFID搭載ラベル14と共通でなくてもよい。その場合に用いられる材料としても、前述の合成樹脂フィルムや上質紙、コート紙等が挙げられる。
さらにRFID搭載ラベル14と記録ラベル16、18はその最外層に印刷、印字適性を付与するために、表面印字層を設けてもよい。表面印字層としてはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリブテン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタール、ポリアリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等のフィルムや上質紙、コート紙等の紙、もしくはこれらフィルムおよび紙の表面に印字コート剤を塗布したものを用い、これを粘着シートとしてラベル基材上に積層することによって設けることができる。また表面印字性のコート剤をラベル基材上に直接塗布して設けてもよい。
表面印字層も、RFID搭載ラベル14と記録ラベル16、18の双方に共通して設けてもよいし、必要な方にのみ設けてもよい。
ラベル担持体10の厚みは10〜200μmが好ましく、特に25〜125μmが好ましい。
ラベル担持体10の他面10bには第2粘着剤層22が形成されており、この第2粘着剤層22を介して剥離材24がラベル担持体10に貼着されている。
第2粘着剤層22を構成する粘着剤としては、前記第1粘着剤層20において例示した粘着剤から選択できる。第2粘着剤層22の厚みも前記第1粘着剤層20と同様の範囲である。第2粘着剤層22の粘着力は、0.1〜50N/25mmが好ましく、1〜30N/25mmがより好ましい。第2粘着剤層22は、公知の製造方法で製造できる。
第2粘着剤層22に使用する粘着剤としては、再剥離性を有するものがより好ましい。再剥離性を有する粘着剤層自体は、公知である。
剥離材24としては、何れのものを使用しても良く、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアリレートなどの各種樹脂よりなるフィルムや、ポリエチレンラミネート紙、ポリプロピレンラミネート紙、クレーコート紙、樹脂コート紙、グラシン紙等の各種紙材を基材とし、この基材の粘着部との接合面に必要により剥離処理が施されたものを用いることができる。この場合、剥離処理の剥離剤としては、シリコーン系樹脂、長鎖アルキル系樹脂、フッ素系樹脂等の剥離剤よりなる剥離剤層の形成が挙げられる。剥離剤層の厚みは特に制限されず、公知例に準じて適宜選定すればよい。
上記RFIDタグラベル100aは、記録ラベルを2個(記録ラベル16、18)設けている。しかしこれに限られず、RFIDタグラベルを1個のRFID搭載ラベルと、1個のRFID非搭載の記録ラベルとで構成しても良く、更に1個のRFID搭載ラベルと、RFID非搭載の記録ラベル2個以上、好ましくは2〜10個とで構成しても良い。また更に、RFID搭載ラベルを複数設けても良い。
図3は、本発明のRFIDタグラベルの他の例を示す、図1の矢印Aの方向から見た側面図である。この例にあっては、第1粘着剤層20は、その厚さ方向の中間に第1芯材30を有している。更に、第2粘着剤層22にも、その厚さ方向の中間に第2芯材32を有している。
芯材を設ける理由としては、ICチップを搭載することによって生じる同一平面における厚みの差を、層全体の厚みを増やすことによって緩和させるためである。
第1芯材30、第2芯材32は、前記ラベル担持体10で例示した材質のシートが使用できる。その厚さの範囲も同様である。なお、図2と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略した。
上記図3の例においては、第1粘着剤層20及び第2粘着剤層22の両方に芯材を有する様に構成したが、これに限られず、何れか一方に芯材を有する粘着剤層を形成しても良い。
次に、上記図1のRFIDタグラベルを用いて、管理対象物品としてレンタルDVDの流通を管理する場合につき、図4を参照しながら詳細に説明する。
DVD流通サービス業者50が、DVDレンタル業者60にDVDを10個単位でレンタルし、レンタルDVDの貸与期間終了後に、DVDレンタル業者60が、DVD流通サービス業者50にレンタルDVDを返還する場合を例にする。
DVDレンタル業者60からDVDのレンタル要請を受けたDVD流通サービス業者50は、先ず、RFIDタグラベル200aに流通管理に必要なデータ(不可視情報)を記録し、必要に応じて表面に印字する。管理に必要なデータとしては、例えば、貸出しDVD名、貸出日、貸出し個数、返却予定日、貸出しDVDレンタル業者名等がある。これらのデータは不図示のリーダ・ライタにより、RFID搭載ラベル14の情報記憶部に電磁気的手段で記録されると共に、必要によりRFID搭載ラベルの表面に可視情報として印字される。
更に、同時にRFID非搭載の記録ラベル16、18の表面に、必要な上記データ(可視情報)がリーダ・ライタにより印字される(過程(1))。
DVD流通サービス業者50は、次いで、上記データを記録したRFIDタグラベルをレンタルDVDが10個入った箱58に貼付し、DVDレンタル業者60に搬送して納入する(過程(2))。
納入されたレンタルDVDが10個入った箱58が開封され、DVDを1枚ずつ一般ユーザーに貸出す時期になると、DVDレンタル業者60の担当者は管理データの記入された記録ラベル16を剥がして、これをDVDレンタル業者に備えられた管理記録書類62、例えばレンタルDVD 管理台帳の該当箇所に貼着する。更に、必要により記録ラベル16の表面に、必要データを書込むことも出来る。これにより、DVDレンタル業者60はDVDの返還期限の管理、在庫管理等をすることが出来るようになる。また、貸出期間中は、RFIDのデータを用いてDVDの流通を管理することが出来る。(過程(3))。
DVD58の貸出し可能な期限が経過して返却する場合、DVDレンタル業者60は、RFIDタグラベル200aをレンタルDVDが10個入った箱58から剥がす。この場合、RFIDタグラベル200aの第2粘着剤層22(図2)が再剥離性を有する粘着剤層である場合は、レンタルDVDが10個入った箱58に粘着剤を残すことなく剥離できる。その後、製品取扱業者50は、レンタルDVDが10個入った箱58を引取る(過程(4))。
その後、再度前記と同様の必要データを記録した新しいRFIDタグラベルを添付して、他のDVDレンタル業者等に再レンタルする。
製品が、レンタルではなく、購買されるものである場合は、DVDレンタル業者等におけるDVDの貸出しが終った時点で、記録ラベル16が剥離されたRFIDタグラベル200aを製品から剥離して又は剥離せずに貼付けたまま、使用済の製品を販売若しくは廃棄することになる。

実施例1
図1に平面図、図3に側面図を示すRFIDタグラベルを以下に記載する方法で製造した。
アンテナ回路の製造
図5に示す一体配線パターン500を製造し、更にこの一体配線パターン500を用いて図6に示すICインレット600を以下に記載する方法で製造した。
先ず、銅箔とポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)502とを貼合わせた商品名ニカフレックス(ニッカン工業製 Cu/PET=35μm/50μm)に、スクリーン印刷法により外部引出し電極504、平面コイル回路部506、内部引出し電極508、対向電極516、518、リード部514、520の形成用レジストパターンを印刷した。これを、エッチングすることにより、不要な銅箔部分を除去して図5に示す一体配線パターン500を製造した。
回路基材として用いるポリエチレンテレフタレート502は、RFID搭載ラベル14と記録ラベル16、18とを共通とするため、一体配線パターン500の大きさはRFID搭載ラベル14の大きさに合わせて作製し、さらに記録ラベル16、18が形成できるように、一体配線パターン500を有しない空白のスペースをポリエチレンテレフタレートフィルム502上に設けた。
回路の線幅は0.2mmであった。
次いで、図6に示すように、前記引出し電極504と内部引出し電極508の間に、絶縁レジストインク(日本アチソン社製 ML25089)を用いて、平面コイル回路部506を覆って絶縁層510を形成した。更に、前記引出し電極504と内部引出し電極508とを銀ペースト(東洋紡績社製 DW250L−1)を用いてジャンパー512で接続して、アンテナ回路を製造した。絶縁層510及びジャンパー512の形成は、スクリーン印刷法を用いた。
ICインレットの製造
図6に示すように、作製したアンテナ回路にRFIDーICチップ522(フィリップス社製、ICode)を実装した。実装はフリップチップ実装機(九州松下製、FB30T−M)を用いた。接着材料には、異方導電性接着剤(京セラケミカル社製、TAP0402E)を使用し、220℃、1.96N(200gf)、7秒の条件で熱圧着し、ICインレット600を作製した。
第1粘着材層20の形成
両面に剥離材を貼着したアクリル系両面粘着材(第1両面粘着材)を用意した。この両面粘着材は、厚み25μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの両面に厚み25μmでアクリル系粘着剤を塗布し、この両面にグラシン紙にシリコーン系樹脂を塗布した剥離材を積層したリンテック社製(商品名PET25W PA−T1 8KX 8EC)のものであった。積層してある前記2枚の剥離材は互いにその剥離力が相違するものであった。
この両面粘着材の両粘着剤層のうち、剥離材を剥がす際に必要な剥離力の小さい方の剥離紙を剥がし、現れた粘着剤層を上記製造したICインレットの回路形成面全面に貼り合わせた。なお、剥離材を剥がす際に必要な剥離力の大きい方の剥離材は、未だ剥がしていない。
表面印字層の形成と、第1の打ち抜き加工
次に、RFID搭載ラベル及びRFID非搭載の記録ラベルの表面に印字性を付与するため、リンテック社製印字ラベル(商品名FR4415−50)を用い、この印字ラベルを保護している剥離紙を剥がし、現れた粘着材層13bを上記製造した積層体のポリエチレンテレフタレートフィルム502の全面に貼り合せた。
上記貼り合せる工程と第1の打ち抜き加工とは連続した工程で行った。第1の打ち抜き加工は、RFID搭載部分とRFID非搭載部分が平面上で分離するように行うことにより、RFID搭載ラベル1つとRFIDが非搭載の記録ラベル2つとを一度の工程で形成した。打ち抜きの深さは、印字用ラベル13の印字面13aからラベル担持体10の途中までであった。その深さは、ラベル担持体10の厚みの10%分であった。打ち抜き加工した部分のうち14a、16a、18aの外側の部分は不要であるため取り除いた。
RFID搭載ラベルの寸法は20×55mmで、RFID非搭載ラベルの寸法は10×25mmであった。
RFID搭載ラベル1枚と、RFID非搭載の記録ラベル2枚を1組として、500組からなる20m巻きのロールを連続的に作製した。
第2粘着材層22の形成
次に、アクリル系強粘着剤層と再剥離型アクリル系粘着剤層とを有する両面粘着材(第2両面粘着材)を準備した。この両面粘着材は、坪量64g/m2の上質紙の一面に、リンテック社製 強粘着型アクリル系粘着剤PWが質量16g/m2となるように塗布され、他面にはリンテック社製再剥離型アクリル系粘着材MHRが質量18g/m2となるように塗布されたものである。
この第2両面粘着材の強粘着側の粘着層を、上記第1の打ち抜き加工が終了した積層体の第1両面粘着材の第1剥離紙12に貼りあわせた。これにより、2層の粘着剤層構造を有するRFIDタグラベルが得られた。
なお、上記2層の粘着剤層構造を形成する工程も連続した工程で行った。
第2の打ち抜き加工
さらに第2の打ち抜き加工を行った。第2の打ち抜き加工は、RFID搭載ラベル14の1つと、記録ラベル16、18の2つからなるRFIDタグラベルを、個々のRFIDタグラベルに切り離して同一の担持体10上に、配列するものである。これにより、RFID搭載タグラベル200a、200b、200が形成された。打ち抜きの深さは、第1剥離剤層12から剥離材24の途中までである。その深さは剥離材24の厚みの10%であった。打ち抜き加工した部分のうち17a、17b、17cの外側の部分は不要であるため取り除いた。
これにより、前記1組のラベルの寸法が35×65mmの大きさのRFIDタグラベルが500組を有するロールを得た。
ミシン目状の打ち抜き加工
最後に、ロールを貫通して、各RFIDタグラベル間にミシン目状の打ち抜き加工を施した。図1中の2、4、6、8は、形成した打ち抜き破線を示す。
上記RFIDタグラベルにおいては、第1両面粘着材の剥がさなかった剥離紙が、図3中のラベル担持体10に相当している。第1両面粘着材のPETフィルムが、芯材30に相当し、第2両面粘着材の上質紙が芯材32に相当している。
RFIDタグラベルを使用した製品の管理
作成したRFIDタグラベルは、1個のRFID搭載ラベルと2個のRFID非搭載の記録ラベルとを有すため、管理対象製品を電波を用いて管理でき、バーコードのようにバーコード表示面を探してデータを読み取る煩雑さが無かった。
また、作成したRFIDタグラベルは、RFID搭載ラベルとRFID非搭載の記録ラベルとが一組のラベルとして一体化された構造になっているので、リーダ・ライタを用いて、RFID搭載ラベルに電磁波を利用してデータを書込む際に、同時にRFID非搭載の記録ラベルに、管理用データを印字することができた。
また作成したRFIDタグラベルは、製品の管理終了後、RFIDタグラベルを製品から剥がす際に簡単に剥離して除去でき、粘着材層の剥離残りは無かった。
本発明の複数のRFIDタグラベルの一例を示す平面図である。 図1に示すRFIDタグラベルの層構成を示す矢印Aの方向から見た概略側面断面図である。 RFIDタグラベルの層構成の他の例を示す矢印Aの方向から見た概略側面断面図である。 本発明のRFIDタグラベルの使用方法を示す流通概念図である。 実施例1おいて、製造したアンテナ回路を示す概略平面図である。 実施例1において製造したICインレットを示す概略平面図である。
符号の説明
100a、100b、100c 剥離材付きRFIDタグラベル
200a、200b、200c RFIDタグラベル
2、4、6、8 打ち抜き破線
14a、16a、18a、17a、17b、17c 打ち抜き線
10 ラベル担持体
10a 一面
10b 他面
12 第1剥離剤層
13 印字ラベル
13a 印字面
13b 粘着材層
14 RFID搭載ラベル
16、18 記録ラベル
20 第1粘着剤層
22 第2粘着剤層
24 剥離材
26 第2剥離剤層
28 剥離材用基材
30、32 芯材
50 製品取扱業者
58 箱
60 DVDレンタル業者
62 管理記録書類
500 一体配線パターン
502 ポリエチレンテレフタレートフィルム
504 外部引出し電極
506 平面コイル回路部
508 内部引出し電極
510 絶縁層
512 ジャンパー
514、520 リード部
516、518 対向電極
522 ICチップ
600 ICインレット

Claims (2)

  1. ラベル担持体の一面に形成した第1剥離剤層に、RFID搭載ラベルとRFID非搭載の記録ラベルのそれぞれ少なくとも一個とを第1粘着剤層を介して貼着すると共に、ラベル担持体の剥離剤層を形成していない他面に再剥離性を有する第2粘着剤層を介して剥離材を貼着してなるRFIDタグラベル。
  2. 請求項1に記載のRFIDタグラベルを用いて、RFID搭載ラベルに不可視情報、RFID非搭載の記録ラベルに可視情報を記録し、不可視情報と可視情報との内容を関連づけしておき、管理対象物品及び/又はその物品の管理記録書類に各々のラベルを貼付することを特徴とする物品の管理方法。
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