JP3120051U - 磁性シート付rfidラベル - Google Patents

磁性シート付rfidラベル Download PDF

Info

Publication number
JP3120051U
JP3120051U JP2005011009U JP2005011009U JP3120051U JP 3120051 U JP3120051 U JP 3120051U JP 2005011009 U JP2005011009 U JP 2005011009U JP 2005011009 U JP2005011009 U JP 2005011009U JP 3120051 U JP3120051 U JP 3120051U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
rfid label
adhesive
inlay
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005011009U
Other languages
English (en)
Inventor
淳 伊藤
博彰 伊藤
Original Assignee
タック化成株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タック化成株式会社 filed Critical タック化成株式会社
Priority to JP2005011009U priority Critical patent/JP3120051U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3120051U publication Critical patent/JP3120051U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】通箱などの金属製物品に確実に付着し、容易に剥離され、容易に回収可能なRFIDラベルを得ることを課題とする。
【解決手段】印字可能な表面を有する表面基材3の下面に、ICチップとアンテナを有するインレイ13を積層付着し、インレイ13の下面に磁性シート5を積層付着する。さらに、磁性シート5の下面に、再貼着基材シート16と自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤17を積層した再貼着シート15の再貼着基材シート16を積層付着し、自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤17側に剥離紙18を付着した。
【選択図】図2

Description

本考案は、物品にRFIDラベルを付着した後に、RFIDカードを剥離し、再度当該RFIDラベルを別の物品に付着するRFIDラベルに関するものである。
RFIDは、ICタグ、RFタグ、無線タグ、電子タグなどとも呼ばれるもので、これを貼付された物などと、その物に関する情報とを一体化させる目的で使用される。インレイは、PETなどの基材フィルム上にアンテナとアンテナに連結されたICチップが固定されたRFIDの回路単位をいう。
従来、被配送物にRFID荷札を付着し被配送物を配送した後に、RFID荷札を再度別の配送に使用するための、RFID荷札と貼り付け用封筒から構成されるRFID配送表示セットが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、従来、金属表面に貼付けて使用する、磁性シートとインレイを積層した金属付ICタグが知られている(例えば特許文献2参照)。
実登3220268号公報 特開2004−127057号公報
荷物輸送や商品物流管理システムなどにRFID荷札(RFIDラベルやRFIDカード)が使用されている。そして、金属製の箱などに取り付けるRFID荷札は磁性シートを含むもので、RFID荷札が割高であり、回収再使用が好ましい。
従来の貼付け用封筒は、封筒を破ってRFID荷札を取り出すものであり、当該取り出し後にも、物品上に貼付けられた封筒が残り、例えば通箱などを繰り返し使用するにあたり、支障があった。また、金属製の箱は、荷扱いにあたり、乱暴に取扱われる傾向にあり、当該箱の表面に付着されたRFID荷札のICチップが割れるなどの機能障害が生じる場合がある。RFID荷札は、このような障害が生じた場合に、RFID荷札の再発行が可能なように、タック紙などの表面基材に当該RFID荷札に固有の番号、記号などを記録している。
ところが、機能障害が生じるRFID部材は、ややもすると、長期間に渡る擦過などにより、表面基材に記録された番号、記号などが、判読不能になっている場合が多い。あるいは、RFIDの機能障害を起こす外力などが、同時に、表層基材に記録された番号、記号などを判読不能にすることがある。このため、従来のRFID荷札は、機能障害を生じた場合に、これを再発行することが困難になることがあった。
そこで、本考案は、金属製物品などに確実に付着し、容易に剥離され、容易に回収可能なRFIDラベルを得ることを課題とする。
また、本考案は、RFIDラベルに機能障害が生じた場合に、表面基材に記録された番号、記号などを、控えておくことが可能な手段を有するRFIDラベルを得ることを課題とする。
本考案のその他の課題は、本考案の説明により明らかになる。
本考案の一の態様にかかるRFIDラベルは、RFIDラベルにおいて、印字可能な表面を有する表面基材の下面に、ICチップとアンテナを有するインレイを積層付着し、前記インレイの下面に磁性シートを積層付着し、前記磁性シートの下面に、再貼着基材シートと自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤を積層した再貼着シートの前記再貼着基材シートを積層付着し、前記再貼着シートの自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤側に剥離紙を付着した。
本考案の好ましい実施態様にかかるRFIDラベルは、前記インレイの下面又は上面に、間隔シートが積層付着状態で介在し、前記間隔シートは貫通穴を有し、前記貫通穴に前記インレイのICチップが受容されていてもよい。
本実施態様によれば、RFIDラベルに含まれるインレイのICチップが間隔シートの作用により保護される。荷扱いが乱暴になりがちな、金属製物品に貼付けるRFIDラベルとして、好ましい実施態様となる。
本考案の他の好ましい実施態様にかかるRFIDラベルは、前記表面基材の上に、付着剥離手段を介して控えシートが剥離可能に積層され、前記控えシートの表面が印字可能であってもよい。
本実施態様にかかるRFIDラベルは、表面基材と控えシートに、両者の再照合が可能な番号、記号などを印字し、控えシートを取り外して使用される。あるいは、控シートを取り外した後に、表面基材及び/又は控シートに再照合可能な番号、記号などを印字する。控シートは、控えシートを剥離したRFID部材と、分離して保管される。これにより、表面基材に記録される番号、記号などを、控シート上に記録しておくことが可能となる。
本実施態様にかかるRFIDラベルは、万一、物品上でICチップの破損など、障害が生じても、控シートの記録を元にして、発行当初のデータを照合可能であり、RFIDラベルの再発行が容易となる。荷扱いが乱暴になりがちな、金属製物品に貼付けるRFIDラベルとして、好ましい実施態様となる。
本考案のその他の好ましい実施態様にかかるRFIDラベルは、前記表面基材が感熱印字表面基材であり、前記付着剥離手段が擬似接着層であり、前記控シートが感熱印字控シートであってもよい。
本実施態様によれば、RFID部材の表面基材と控シートが、サーマルヘッドを使用し複写的態様で同時に印字可能であり、表面基材印字内容の正確な複製を、控えシートとして保存することができる。
本考案のその他の好ましい実施態様にかかるRFIDラベルは、前記表面基材が感圧印字表面基材であり、前記付着剥離手段が粘着剤層であってもよい。
本実施態様によれば、RFID部材の表面基材と控シートが、ドットインパクトヘッドとインクリボンを使用し複写的態様で同時に印字可能であり、表面基材印字内容の正確な複製を、控えシートとして保存することができる。さらに、控シートは粘着剤層を有するタックラベルであり、糊を用いることなく紙などに貼付け可能であり、一層、控えシートの保存に適する。
もっとも、本考案にかかるRFIDラベルは、その表面基材が紙、合成樹脂シートでなどあってもよい。
以上説明した本考案、本考案の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本考案にかかるRFIDラベルは、表面が平滑な物品に、再剥離可能な状態でRFIDラベルを付着することが可能となる。金属製の箱などは、通常、その表面が平滑であり、RFIDラベルは容易確実に付着する。さらに、再剥離と再付着が可能である。本考案は、金属製物品などに確実に付着し、容易に剥離され、容易に回収可能なRFIDラベルである。
また、本考案の好ましい実施態様によれば、RFIDラベルに機能障害が生じる場合に備え、表面基材に記録された番号、記号などを、別途保管しておくことができる手段を有するRFIDラベルが得られる。
以下、図面を参照して本考案の実施例にかかるRFIDラベルをさらに説明する。本考案の実施例に記載した部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
図1はRFIDラベル1の使用法を説明する概念図である。RFIDラベル1は剥離紙を取り除いて、矢印41に示すように、金属製の物品7の表面に貼付けられる。物品7はその表面または表面の近傍に、金属箔、金属蒸着膜を有するものであってもよい。さらに物品7は、例えば、紙などの材料で作られていてもよい。物品7の中に金属が納められている場合には、磁性シートを含むRFIDラベルが通信の確実、長距離化に効果を発揮する場合がある。
図2はRFIDラベル1の断面説明図である。図2は、理解と図示の容易化のために、厚さ方向を拡大して図示している。(図3、図4、図5と図6についても、同様に厚さ方向を拡大して図示している。)
RFIDラベル1は、表面基材3の下面に、上から下に向かい順に、インレイ13、磁性シート5、再貼着シート15を積層付着している。
表面基材3は表面基材粘着剤12を下面に塗布したタックラベルであり、表面基材粘着剤12を介してインレイ13の上面に積層固着されている。インレイ13の下面と磁性シート5の間には、両面粘着シート14が介在し、インレイ13と磁性シート5を積層固着している。
磁性シートは、金属近傍でのRFIDの通信距離を改善するために用いられている、公知のシート部材を使用すればよい。このような磁性シートは、リーダ・ライタからの磁界によりRFID近傍の金属に発生する渦電流による通信の悪影響を減少することができる。磁性シートは、例えば、13.56MHzを用いるRFIDの通信に用いられている。
磁性シート5は磁性シート粘着剤6を下面に塗布したタックラベルであり、磁性シート粘着剤6を介して再貼着シート15が積層固着されている。再貼着シート15は再貼着基材シート16と自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤17を積層したものである。再貼着シート15の自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤17には剥離紙18が付着されている。
以上のように、表面基材と磁性シートなどをタックラベルとし、さらに両面粘着シートを使用した。このようにすれば、インレイ13の片面に当該タックラベルを付着し、他方面に両面粘着シートを付着し、続いて、磁性シート、再貼着シート15を付着して、RFIDラベル1を製造することができる。よって、製造過程において、インレイに、機械的、熱的負荷が加えられる可能性が減少し、好ましい。
しかし、RFIDラベル1は、順次、構成物(表面基材やインレイなど)に固着剤を塗布、貼り付けることにより製造してもよい。また、インレイ粘着剤と表面基材粘着剤は、接着剤であってもよく、また、ホットメルト粘着剤やホットメルト接着剤であってもよい。同様に、両面粘着シート14は、単一層の粘着剤(あるいは接着剤)に置換されてもよい。
インレイ13は磁性シート5、表面基材3よりも一回り小さく、表面基材粘着剤12と両面粘着シート14は、周辺部分で接触している。
再貼着シート15を構成する付着のための素材は、自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤である。
自己粘着性樹脂とは、自着性樹脂とも呼ばれるものであり、自己密着性、表面弱粘着性を有する柔軟な樹脂を意味している。また、別の表現をすれば、当該樹脂をRFIDラベルの付着剤にした場合、被着体に粘着性と樹脂の柔軟性などにより容易に密着して貼着することができ、しかも、一旦貼着すると強固に被着体に密着しており、簡単な擦過等では容易には剥離しないが、当該樹脂層の端部から指などで捲くり剥がせば容易に剥離することができる機能を発現することができる樹脂を意味している。
自己粘着性樹脂としては、ポリオレフィンエラストマー、ポリエチレンエラストマー、ポリウレタンエラストマー、シリコン樹脂、ブチルゴム、軟質ポリ塩化ビニル、フッ素系樹脂等が挙げられる。このような自己粘着性樹脂は、ゴミ等が付着して自己粘着性が落ちたときは、水拭き等することにより自己粘着性を簡単に回復することができる利点がある。
可洗粘着剤の例として、ポリウレタン粘着剤組成物の成分として、分子内に芳香族環及びポリオキシアルキレン基を有する、ポリエーテルジオール及び/又はポリエステルジオールを主成分とするジオール成分と、ポリエーテルトリオールとを所定比率で配合したポリオール成分(A)と、脂肪族又は脂環族ポリイソシアネート、またはそれらを用いた末端にイソシアネート基を有するプレポリマーから成るポリイソシアネート成分(B)とを使用する可洗粘着剤(特開2003−221570号公報)を例示することができる。また、他の可洗粘着剤の例としては、(1)放射線硬化性樹脂と、(2)架橋構造を有するポリエチレングリコール化合物とからなり、放射線照射により反応して得られる重合物を主成分とする感圧性接着剤(特開平7−228858号公報)を例示することができる。
これら自己粘着性樹脂及び可洗粘着剤は、付着面が異物で汚染された場合は、水拭き等により洗浄して、付着力を回復することが可能であり、再使用ラベルの付着剤として好ましい。
再貼着シート15を構成する再貼着基材シート16は公知の合成樹脂フィルム(例えばポリエステルフィルム等)を使用することができる。
金属製の物品は、通常その表面が平滑であり、自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤が十分な付着力を発揮できる程度の表面平滑性を備えている。また、物品7が、例えば、ダンボール製の箱などその表面が粗面な物品であれば、合成樹脂フィルムシートに粘着剤を塗布したタックシートを貼付け、当該タックシートの表面にRFIDラベル1を付着させればよい。合成樹脂フィルムシートの材料は市販の合成樹脂フィルムが使用でき、特別な平面平滑処理は不要である。合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、PETなどを例示することができる。
剥離紙18は、従来の粘着ラベルの剥離紙として使用されている公知の剥離紙を使用することができ、また、合成樹脂シート(例えば、ポリエチレンシート、ポリエチレンテレフタレート(PET)シートなど)であってもよい。
インレイ13は、樹脂フィルム(厚さ38μmのPETフィルム)上に接着剤を塗布し、アルミニウムを含むインキを用いてスクリーン印刷により渦巻き状のアンテナを形成し、さらに当該アンテナにICチップを導電的に接続・固定したものである。インレイ13は、上記基本的構成に、さらに片面及び/又は両面に、合成紙、EVA、PETシートなどが積層されていてもよい。インレイ13はその他の材料、製造方法などで製造されたものでもよい。例えば、樹脂フィルムは、ポリイミドフィルム、PBTフィルムであってもよい。アンテナの形状は、例えばダイポールアンテナであってもよい。アンテナの材質は例えば、銅であってもよい。銅箔のアンテナは、樹脂フィルムの上に銅箔層を形成し、レジストを用いてエッチングにより形成してもよく、アンテナ形状の銅箔をプレスなどにより樹脂フィルム上に貼り付けてもよい。
表面基材3は印字可能である。印字可能な基材として、感熱印字表面基材、感圧印字表面基材、熱記録方式のリライタブルマーキングシート基材、紙などを例示することができる。
図3は、他の実施例にかかる控付RFIDラベル101の断面説明図である。控付RFIDラベル101は、表面基材3の上に付着剥離手段4を介して控シート2が積層付着されている。表面基材3から下側にインレイ13、磁性シート5、再貼着シート15などが順に積層付着されており、これらは図2を参照して説明したRFIDラベル1と同じである。
控えシート2の表面が印字可能である。印字可能なシートとは、例えば、感熱印字控えシート、感圧印字控えシート、紙、インク受容処理を施した合成樹脂シートなどが挙げられる。
本考案において控シート及び表面基材に関する印字とは、文字を記入することのみに限られず、記号、図、絵、バーコード、二次元バーコードの記入を包含するものである。さらに、本発明において印字は機械(例えばプリンタ)を用いる記録に限られず、筆記による記録を包含する。
本考案にかかる控付RFIDラベル101は、通常、控シート2と表面基材3に同一の印字がなされる。印字内容は、例えば、当該RFIDラベルに与えられる固有のシリアル番号、記号、バーコードや二次元バーコードあるいはこれらの組み合わせである。次に、付着剥離手段4部分で、表面基材3と控えシート2が分離される。このようにして、控シート2と控えシートを分離したRFIDラベルに分離される。当該印字による記録は、RFIDラベルの表面基材と控シートに別個に行われてもよい。控シート2は、RFIDラベルの発行者又は所持者が控えとして保管する。控えシートを剥離したRFIDラベルは、図2を参照して説明したRFIDラベル1と同様に使用される。
図4は、一の実施態様にかかる控付RFIDラベルの表面基材と控えシートの断面説明図である。表面基材である感熱印字表面基材302よりも下側の積層構造は図示を省略している。表面基材である感熱印字表面基材302の上に、付着剥離手段である擬似接着層402を介して控シートである感熱印字控えシート202が付着されている。感熱印字表面基材302と感熱印字控えシート202の例として、溶融熱転写記録方式に用いる熱転写インクシート(支持シートにポリビニルアルコールやデンプンなどの多孔性インク受容層を有するシート)を挙げることができる。指示シートとしては、紙、合成紙、合成樹脂フィルムなどを例示することができる。
擬似接着は、例えば、感熱印字控えシート202の裏面にポリオレフィンをラミネート加工した後、当該ラミネート加工面と感熱印字表面基材302の表面を溶融ポリオレフィンで接合することにより得られる。ラミネート用及び溶融して使用するポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを例示することができる。
表面基材粘着剤12を含めた感熱印字表面基材302と感熱印字控えシート202は、二層積層構造のタックラベルとして作成することができる。
当該感熱印字控えシート202の表面から、サーマルヘッドなどによりに熱を加えると、感熱印字控えシート202と感熱印字表面基材302の両者に同一の印字がなされる。その後に、感熱印字控えシート202を剥離すると、擬似接着層402が剥離し、控えシートとして、裏面に糊のないシートが得られる。
図5は、他の実施態様にかかる控付RFIDラベルの表面基材と控えシートの断面説明図である。表面基材である感圧印字表面基材303よりも下側の積層構造は図示を省略している。表面基材である感圧印字表面基材303の上に、付着剥離手段である控シート粘着剤401を介して控シートである紙控えシート201が付着されている。感圧印字表面基材303の表面には、剥離処理をして剥離層を付けている。
感圧印字表面基材303は、自己発色感圧記録シートまたはセルフコンティンドペーパーとも呼ばれるものであり、無色染料(以下発色剤と称する)を内包するマイクロカプセルの塗料を支持体に塗設する工程と、さらにその塗設上に酸性白土、フェノール樹脂、有機酸性物質などの電子受容性物質(以下顕色剤と称する)を塗設する工程との都合2工程からなる2層塗布による製造方法や、上記2成分、又はいずれか1成分をマイクロカプセル化して、均一に混合して一層塗布による製造方法により、製造され得る。
表面基材粘着剤12を含めた感圧印字表面基材303と紙控えシート201は、二層積層構造のタックラベルとして作成することができる。
紙控えシート201の表面に、インクリボンなどを配置し、例えばドットインパクトプリンタで印字のために圧力を加えると、紙控えシート201にはインクリボンのインクで文字が記入されるとともに、感圧印字表面基材303の表面に印字され、両者には、同一文字が印字される。その後に、紙控えシート201を剥離すると、紙控えシート201は控シート粘着剤401が付着した状態で剥離し、タックラベルとなる。タックラベルである控シートは、適宜、紙などのシートに貼り付けて保管することができる。
図6は、インレイの直下に間隔シート31を付加した控付RFIDラベル(2)102の説明図である。インレイ13と両面粘着シート14の間に間隔シート31と間隔シート固着剤32が介在している。間隔シート31は、片面に間隔シート固着剤である粘着剤を塗布したタックラベルとして作成することができる。間隔シート31は、貫通穴33を有しており、当該貫通穴33にインレイのICチップ131を受容している。
RFIDカード(2)102は間隔シート31によりICチップが保護されているので、荷扱いが乱暴になりがちな金属製物品の識別標識に相応しい。また、間隔シート31により、控シート2の表面が平らになり、感熱印字の品質が向上する。また、ドットインパクトプリンタ使用時におけるインクリボンと控シート表面の間隔を一定距離に保つことができる。
間隔シート31は、インレイの上面に設けてもよい。この場合には、インレイのICチップが盛り上がっている面を上に向ける。両面粘着シート14に貫通穴を設けることにより、両面粘着シートに、間隔シートの役割を担わせてもよい。
以上説明した、本考案の好ましい実施例において、RFIDラベルは、インレイ13、両面粘着シート、磁性シートタックラベル、再貼着シート15に加えて、
(1a)二層積層構造のタックラベルとして作成した、感熱印字表面基材302と感熱印字控えシート202、又は、
(1b)二層積層構造のタックラベルとして作成した感圧印字表面基材303と紙控えシート201、及び/又は
(2)間隔シート31として作成したタックラベル
を付着して、製造することができる。このような製造方法を採用すれば、製造過程において、インレイに、機械的、熱的負荷が加えられる可能性が減少し、好ましい。
しかし、RFIDラベルは、順次、構成物(表面基材、インレイや間隔シートなど)に固着剤を塗布、貼り付けることにより製造してもよい。また、積層付着のための手段は、接着剤であってもよく、また、ホットメルト粘着剤やホットメルト接着剤であってもよい。ただし、付着剥離手段4に接着剤を用いることは不可である。
本考案にかかるRFIDラベルは、たとえば、金属製の通箱や部品箱などにRFID識別標識を貼付ける手段として利用することができる。また、本考案にかかるRFIDラベルは、金属製の物品を納めた箱などの表面にRFID識別標識を貼付ける手段として利用することができる。
RFIDラベル1の使用法を説明する概念図である。 RFIDラベル1の断面説明図である。 控付RFIDラベル101の断面説明図である。 一の実施態様にかかる控付RFIDラベル101の表面基材と控えシートの断面説明図である。 他の実施態様にかかる控付RFIDラベル101の表面基材と控えシートの断面説明図である。 インレイの直下に間隔シート31を付加した控付RFIDラベル(2)102の断面説明図である。
符号の説明
1 RFIDラベル
2 控シート
3 表面基材
4 付着剥離手段
5 磁性シート
6 磁性シート粘着剤
7 物品
12 表面基材粘着剤
13 インレイ
14 両面粘着シート
15 再貼着シート
16 再貼着基材シート
17 自己粘着性樹脂/可洗粘着剤
18 剥離紙
31 間隔シート
33 貫通穴
101 控付RFIDラベル
102 控付RFIDラベル(2)
131 ICチップ
201 紙控シート
202 感熱印字控えシート
302 感熱印字表面基材
303 感圧印字表面基材
401 控シート粘着剤
402 擬似接着層

Claims (5)

  1. RFIDラベルにおいて、
    印字可能な表面を有する表面基材の下面に、
    ICチップとアンテナを有するインレイを積層付着し、
    前記インレイの下面に磁性シートを積層付着し、
    前記磁性シートの下面に、再貼着基材シートと自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤を積層した再貼着シートの前記再貼着基材シートを積層付着し、
    前記再貼着シートの自己粘着性樹脂又は可洗粘着剤側に剥離紙を付着したRFIDラベル。
  2. 請求項1に記載したRFIDラベルにおいて、
    前記インレイの下面又は上面に、間隔シートが積層付着状態で介在し、前記間隔シートは貫通穴を有し、前記貫通穴に前記インレイのICチップが受容されていることを特徴とする請求項1に記載したRFIDラベル。
  3. 請求項1乃至2いずれかに記載したRFIDラベルにおいて、
    前記表面基材の上に、付着剥離手段を介して控えシートが剥離可能に積層され、
    前記控えシートの表面が印字可能であることを特徴とする請求項1乃至2に記載したRFIDラベル。
  4. 請求項3に記載したRFIDラベルにおいて、
    前記表面基材が感熱印字表面基材であり、
    前記付着剥離手段が擬似接着層であり、
    前記控シートが感熱印字控シートであることを特徴とする請求項3に記載したRFIDラベル。
  5. 請求項3に記載したRFIDラベルにおいて、
    前記表面基材が感圧印字表面基材であり、
    前記付着剥離手段が粘着剤層であることを特徴とする請求項3に記載したRFIDラベル。

JP2005011009U 2005-12-27 2005-12-27 磁性シート付rfidラベル Expired - Fee Related JP3120051U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005011009U JP3120051U (ja) 2005-12-27 2005-12-27 磁性シート付rfidラベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005011009U JP3120051U (ja) 2005-12-27 2005-12-27 磁性シート付rfidラベル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3120051U true JP3120051U (ja) 2006-03-23

Family

ID=43470240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005011009U Expired - Fee Related JP3120051U (ja) 2005-12-27 2005-12-27 磁性シート付rfidラベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3120051U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146671A1 (ja) * 2007-05-31 2008-12-04 Sony Chemical & Information Device Corporation Rfid用アンテナ及び携帯通信機器
WO2022191258A1 (ja) * 2021-03-12 2022-09-15 大王製紙株式会社 Rfidタグ及びrfidタグの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146671A1 (ja) * 2007-05-31 2008-12-04 Sony Chemical & Information Device Corporation Rfid用アンテナ及び携帯通信機器
WO2022191258A1 (ja) * 2021-03-12 2022-09-15 大王製紙株式会社 Rfidタグ及びrfidタグの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101215235B1 (ko) Ic태그, ic태그용 리더/라이터 및 ic태그 사용시스템
US8002197B1 (en) Transactional card, system, and method
KR100744914B1 (ko) 접착라벨
JP2008176240A (ja) 表裏表示rfidシートおよびその作成方法
JP2005196377A (ja) Rfidタグラベル
JP3120051U (ja) 磁性シート付rfidラベル
JP2013250855A (ja) 非接触ic媒体及び非接触ic媒体付き包装材
JP5196389B2 (ja) Rfidラベル及びrfidラベルの製造方法
JP4980591B2 (ja) Rfidラベル
JPH07276870A (ja) 板状枠体付きicキャリア、その製造方法およびicキャリアケース
JP4624009B2 (ja) Icタグ付き筒状ラベル
JP3120052U (ja) 一対のrfidラベル作成具
JP2005234115A (ja) 非接触icラベル。
US20090001176A1 (en) Method And Device For Forming A Chip-Containing Label
JP2007175917A (ja) 控シートを積層したrfid部材
JP4462961B2 (ja) 情報記録部付き可逆性感熱記録媒体及び情報記録方法
JPH11126238A (ja) Icカード発行システム
JP4537773B2 (ja) ラベル貼付システム
JP2009003781A (ja) 情報記録用粘着ラベル、情報記録用粘着シート、離型シート付き情報記録用粘着シート、情報記録用粘着シート付き物品、情報記録用粘着シートの使用方法
JP3686358B2 (ja) 板状枠体付きicキャリア、およびその製造方法
JP3110137U (ja) Rfid用カバーシートとこれを印刷するための印刷台紙
JP2007004535A (ja) Icインレットおよびicタグ
JP4901689B2 (ja) Rfidタグラベル及び同rfidタグラベルを用いる製品の管理方法。
JP2002351336A (ja) 航空手荷物タグ
JP2006011320A (ja) Rfidタグ

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees