JP4901661B2 - ポンプ装置及びこのポンプ装置が適用されるパワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両のパワーステアリング装置のアシスト用油圧パワーシリンダに油圧を供給するポンプ装置に関する。
この種の従来のポンプ装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているものが知られている。
概略を説明すれば、作動油を吸入、吐出するオイルポンプと、該オイルポンプの一端部に対向端部が接続され、該オイルポンプを回転させる電動モータと、該電動モータの外周の所定位置に径方向へ突設され、該電動モータを制御するコントロールユニットと、前記電動モータとコントロールユニットとを車体の所定部位に取付ける取付ブラケットとから構成されている。
前記オイルポンプは、一端部の外周に外方へ突出した取付部が周方向の3箇所位置に設けられている。一方、前記電動モータは、前記オイルポンプの一端部と対向する前記電動モータの対向端部の外周に前記取付部に対応して突起部が周方向の3箇所位置に設けられている。この両者の各取付部と突起部同士は、周方向のほぼ同位置に一致するように設けられている。
そして、両者の各取付部と突起部にはボルト挿通孔とボルト雌ねじ孔が形成され、前記各ボルト挿通孔にそれぞれボルトを挿入しつつ、前記各ボルト雌ねじ孔に螺着して前記各取付部と突起部同士をボルト締結することによって、電動モータの周方向位置が予め固定的に位置決めされて前記オイルポンプに結合されている。また、前記ポンプ装置は、前記電動モータとコントロールユニットの外周側に取付ブラケットを介して車体の所定取付スペースに位置決め固定されるようになっている。
特開2005−47296号公報
しかしながら、前記従来のポンプ装置は、前記オイルポンプが前記電動モータに対して周方向位置が固定的に位置決めされて接続されている。一方、前記ポンプ装置が取付けられる車体の取付部の取付位置や取付スペースは、車種や仕様によって異なっている。
したがって、前記ポンプ装置を一部の車体に合わせて前記電動モータやコントロールユニットの位置を基準として車体の所定取付スペースに固定してしまうと、他の車体では前記オイルポンプの配管取付位置が変更されて、配管の取り回しが複雑になったり、あるいは、取り回しが不可能になってしまうおそれがある。
この結果、車種や仕様によって異なる車体の取付部の取付位置や取付スペースに応じて前記オイルポンプや電動モータなどの形状を変更することとなってしまい、取付汎用性が低下してしまうおそれがある。
本発明は、前述した従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、車種や仕様によって車体の取付部の取付位置や取付スペースが異なっても、前記オイルポンプの配管取付位置を配管側に向けて固定することによって、配管の取り回しが複雑になることを防止して、前記ポンプ装置の取付汎用性を向上させることを目的としている。
本発明は、前記従来の実情に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明は、作動油を吸入、吐出するオイルポンプと、該オイルポンプの一端部に対向端部が接続され、該オイルポンプを回転駆動させる電動機と、該電動機の外周の所定位置に一体的に結合され、該電動機を制御する電動機制御手段と、前記電動機と電動機制御手段とを車体の所定部位に取付ける取付手段と、を備え、前記オイルポンプと電動機との間に、前記取付手段によって車体に位置決めされた前記電動機に対して前記オイルポンプを周方向の任意の角度位置で結合可能な結合手段を設けたことを特徴としている。
本発明では、前記オイルポンプを前記電動機に結合させる際に、予め電動機を前記取付手段を介して車体に位置決めした後に、前記電動機に対して前記オイルポンプを周方向へ回転させながら、周方向の任意の角度位置に位置決めした状態で結合手段により前記電動モータに結合する。したがって、前記オイルポンプの配管取付位置を周方向の任意の角度位置に移動させることができる。
請求項2に記載の発明にあっては、前記結合手段は、オイルポンプのポンプハウジングのほぼ軸中心側と、該軸中心とほぼ対向する電動機のモータケーシングのいずれか一方側に形成されて、軸方向へ突出した円筒状の凸部と、他方側に形成されて、前記凸部と嵌合される円筒状の凹部とによって構成されたことを特徴としている。
この発明によれば、前記オイルポンプを前記電動機に結合させる際に、前記凹凸部を対向させてわずかに嵌合させながら、前記電動機に対して前記オイルポンプを周方向へ回転させて、任意の回転角度に位置決めした状態で、前記凹部に凸部を軸方向から嵌合させる。これによって、前記電動機のモータケーシングに前記オイルポンプの配管取付位置を周方向への任意の位置に位置決めしつつ一体的に結合することができる。
請求項3に記載の発明は、前記凸部を凹部の内部に圧入することによって、ポンプハウジングとモータケーシングとを結合することを特徴としている。
この発明によれば、前記オイルポンプを前記電動機に結合させる際に、前記オイルポンプを径方向に位置ズレすることなく前記電動機に結合することができる。このため、例えば、位置決めピンなどを用いることなく前記凹部と凸部のみで前記オイルポンプと電動機との中心位置を一致させることができるため、前記オイルポンプを前記電動機に高い精度で結合させることができる。さらに、圧入により確実かつ強固に結合させることができる。
請求項4に記載の発明は、ステアリングホイールに入力軸を介して連結された操舵機構と、前記入力軸の外周側に設けられ、前記ステアリングホイールによって入力される操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、前記操舵機構に連繋され、内部にピストンを介して2つの圧力室が隔成されたパワーシリンダと、前記パワーシリンダの前記両圧力室に一対の油路を介して作動油を選択的に供給するオイルポンプと、該オイルポンプの一端部に対向端部が接続され、該オイルポンプを回転駆動させる電動機と、該電動機の外周の所定位置に一体に結合され、前記操舵状態検出手段によって検出された操舵トルクに応じて前記電動機を制御する電動機制御手段と、前記電動機と電動機制御手段とを車体の所定部位に取付ける取付手段と、を備え、前記オイルポンプと電動機との間に、前記取付手段によって車体に位置決めされた前記電動機と電動機制御手段に対して前記オイルポンプを周方向の任意の角度位置で結合可能な結合手段を設けたことを特徴としている。
この発明によれば、請求項1の発明と同様な作用効果が得られる。
以下、本発明にかかるポンプ装置を車両のパワーステアリング装置に適用した実施形態を図面に基づいて詳述する。
前記パワーステアリング装置の概略を説明すると、図5に示すように、図外のステアリングホイールに入力軸1を介して連繋された操舵機構であるラック・ピニオン機構2と、前記入力軸1の外周側に設けられ、前記ステアリングホイールによって入力される操舵トルクを検出する操舵状態検出手段であるトルクセンサ3と、前記ラック・ピニオン機構2に連繋された油圧パワーシリンダ4と、該油圧パワーシリンダ4に作動油圧を給排するポンプ装置5とから主として構成されている。
前記油圧パワーシリンダ4は、車体の幅方向へ延設された円筒状のシリンダチューブ6内に、前記ラック・ピニオン機構2に連繋されたラック軸7が収容され、該ラック軸7に前記シリンダチューブ6内を摺動する円環状のピストン8が固定されている。また、前記シリンダチューブ6内には、前記ピストン8によって左右の第1油圧室6aと第2油圧室6bとが隔成されている。
前記ポンプ装置5は、図5に示すように、前記油圧パワーシリンダ4の両油圧室6a,6bに一対の配管9a,9bを介して接続され、この各配管9a,9bを介して前記両油圧室6a,6bに作動油を選択的に給排する可逆式オイルポンプ10と、該可逆式オイルポンプ10の下端側に接続され、この可逆式オイルポンプ10を駆動させる電動機である電動モータ11と、該電動モータ11の外周の所定位置に突設する形で一体に結合された電動機制御手段であるコントロールユニット12とから構成されている。
また、前記シリンダチューブ6側の前記各配管9a,9bの間に、接続部材13a,13bを介して前記各配管9a,9b同士を連通させる分岐配管14が設けられている。この分岐配管14の途中には、該分岐配管14の内部に流入した作動油の流量を調整する流量制御弁15が設けられている。
なお、前記各配管9a,9bの途中には、フューエルセーフバルブ16が配設されており、前記ポンプ装置5に不具合が生じた際に、前記油圧パワーシリンダ4内の油圧を給排することができるようになっている。
前記可逆式オイルポンプ10は、図1〜図3に示すように、縦型に配置されてポンプ作用を司るトロコイド型のポンプ要素17と、該ポンプ要素17を収容するポンプハウジング18と、該ポンプハウジング18の一部を覆う形でほぼ有蓋円筒状に形成され、内部に作動油を貯留するリザーバタンク19とから構成されている。
前記ポンプ要素17は、図1に示すように、前記ポンプハウジング18の内部に複数のボルトによってロケートピンによって固定され、該ポンプハウジング18の一部を構成するカムリング23と、該カムリング23の内周面に摺動回転自在に保持され、内周側に複数の内歯が形成されたアウターロータ24と、該アウターロータ24の内側に配置され、外周側に前記各内歯に噛合する外歯を有するインナーロータ25と、該インナーロータ25の内部に固定されたポンプ駆動軸26とから主として構成されている。
前記ポンプ駆動軸26は、内部中実状に形成され、前記インナーロータ25の内部にピン部材を介して固定された軸本体26aと、該軸本体26aの下端から軸方向へ延出された延出部26bと、該延出部26bの下方へ、つまり前記電動モータ11側へ延出された先端部26cとから構成されている。この先端部26cは、ほぼ軸中心位置から径方向へ横長状に形成されて、ほぼ矩形板状に形成されている。
前記ポンプハウジング18は、図1〜図4に示すように、前記アウターロータ24やインナーロータ25などのポンプ要素17を内部に共同して収容した第1ハウジング27及び第2ハウジング28とから構成されている。この第1ハウジング27は、外周側の所定位置から径方向へ突出形成されて、前記配管9a,9bが接続される一対の配管取付孔29a,29bを有する配管取付部29が形成されている。
前記リザーバタンク19は、前記第2ハウジング28やインナ、アウターロータ25,24などの前記ポンプ要素17全体を覆う形で前記第1ハウジング27の上端部の外周側に形成され、前記第1ハウジング27とボルト20を介して固定されていると共に、筒状上端部の上端開口がキャップ30によって閉塞されている。
前記電動モータ11は、図1及び図2に示すように、前記可逆式オイルポンプ10を正逆回転駆動させるモータ要素31と、該モータ要素31を上端側から覆う形で下端側に開口部を有するモータケーシング32と、該モータケーシング32の下端側の開口部を閉塞するモータカバー33と、を有している。
前記モータ要素31は、前記モータケーシング32とモータカバー33に軸受34a,34bを介して回転自在に支持されたモータシャフト35と、該モータシャフト35の外周側に固定されたほぼ円筒状のロータ36と、該ロータ36の外周に非接触状態に配置され、コイルが捲回された円筒状のステータ37とから主として構成されている。
前記モータケーシング32は、前記モータ要素31の上端側とコントロールユニット12とを内部に収容する第1ケーシング38と、該第1ケーシング38の上端を閉塞するように設けられた第2ケーシング39とから構成されている。
前記モータシャフト35は、内部中実状の外周面が段差形状に形成され、外周に前記ロータ36が固定された大径部35aと、該大径部35aから前記第2ケーシング39側に軸方向へ延出された小径部35bと、該小径部35bの先端側から軸方向へ延出された先端部35cとから構成されている。この先端部35cは、ほぼ軸中心位置から径方向へ横長状に形成されて、ほぼ矩形板状に形成されている。そして、前記ポンプ駆動軸26の先端部26cと前記モータシャフト35の先端部35c同士はユニバーサルカップリング40を介して連結されている。
前記ユニバーサルカップリング40は、下端側のほぼ軸中心位置に、前記モータシャフト35の先端部35cが係入する長孔形状のモータシャフト接続溝40aが形成されていると共に、上端側のほぼ軸中心位置には、前記ポンプ駆動軸26の先端部26cが係入する長孔形状のポンプ駆動軸接続溝40bが形成されており、このポンプ駆動軸接続溝40bと、前記モータシャフト接続溝40aとは互いに周方向へほぼ90°の角度位置にクロス状に形成されている。このユニバーサルカップリング40によって、前記モータシャフト35とポンプ駆動軸26が軸方向から連結されている。また、各先端部35c,26cと各接続溝40a,40bとの間には、わずかにガタが形成されて、芯ずれを吸収するようになっている。
前記第1ケーシング38は、アルミニウム合金材によって一体に形成され、前記モータ要素31の上端側を内部に収容する第1収容部38aと、該第1収容部38aの外周側の所定位置より外方へ突設され、前記コントロールユニット12を内部に収容する第2収容部38bとから主として構成されている。
また、この第1ケーシング38の外周側に、図3及び図4に示すように、上端側がボルト21,22を介して固定され、下端側が車体の取付部に図外のボルトを介して固定される取付手段である第1ブラケット41と、第2ブラケット42が設けられている。
前記第1ブラケット41は、上下方向に延出したプレート材によって形成され、上端部41aが前記第1ケーシング38の第2収容部38b側の外面にボルト21によって固定され、下端部41bが車体の取付部に図外のボルトによって固定されるようになっている。
前記第2ブラケット42は、同じくプレート材によって形成され、上端部42aが前記第1ケーシング38の第1収容部38a側の外面にボルト22によって固定され、該上端部42aより下側にほぼL字状に折曲形成された下端部42bが車体の取付部に図外のボルトによって固定されるようになっている。また、前記第2ブラケット42は、前記下端部42b側の側部より前記第1ブラケット41側へ延出した延設部42cが形成され、該延設部42cの先端部は、前記第1ブラケット41のほぼ中心位置にボルト47によって固定されている。
前記第2ケーシング39は、アルミニウム合金材によって一体に形成され、図1〜図3に示すように、前記第1ケーシング38の上端側を閉塞するように形成された蓋部39aと、該蓋部39aの外周から前記第1ケーシング38の上端側へ形成された外周部39bとから主として構成されている。また、前記第2ケーシング39は、前記外周部39bの下端側が前記第1ケーシング38の上端側とボルト48によって固定されている。
前記モータカバー33は、鋼板をプレス成形によって前記第1ケーシング38側に開口するほぼ有底円筒状に形成されている。このモータカバー33の内周側には、前記モータ要素31の下端側を収容する第3収容部33aが設けられている。また、前記モータカバー33は、上端側が前記第1ケーシング38の下端側とボルト49によって固定されている。
そして、前記第2ケーシング39の蓋部39aの前記ユニバーサルカップリング40の周囲側の位置に、図1に示すように、軸方向へ突設されたほぼ円筒状の凸部43が一体に形成されている。一方、前記第2ケーシング39の蓋部39aと対向する前記第1ハウジング27の下端部27aの前記ユニバーサルカップリング40側の下部位置には、前記凸部43が嵌合される円形状の凹部44が形成されている。
前記凸部43は、外径が前記凹部44の内径とほぼ同径に形成されていてこの凹部44に圧入可能になっていると共に、上端部が前記第2ケーシング39の蓋部39aから前記可逆式オイルポンプ10の第1ハウジング27側に軸方向へ前記凹部44の深さとほぼ同一の長さで突出形成されており、下端部が前記凸部43の突設位置より前記第1ケーシング38側に突設され、該突設された端縁より前記凸部43の内方へ断面ほぼL字形状に突出形成された円筒部43aを有している。
なお、前記第2ケーシング39の蓋部39aに形成された前記凸部43の外周側に、この凸部43を囲うように周方向にわたって溝部45が形成され、該溝部45の内部に円環状のシール部材46が嵌着されている。
以下、車体への前記ポンプ装置5の取付方法について説明する。
まず、車体の取付部に前記ポンプ装置5を取付ける際には、予め前記ポンプ装置5の第1ケーシング38の第2収容部38b側の外面に前記第1ブラケット41の上端部41aを前記ボルト21によって固定すると共に、前記第1ケーシング38の第1収容部38a側の外面に第2ブラケット42の上端部42aを前記ボルト22によって固定する。これにより、車体の取付部に対して前記電動モータ11とコントロールユニット12の取付位置が決定される。なお、前記モータシャフト35の先端部35cに前記ユニバーサルカップリング40のモータシャフト接続溝40aを嵌合させて、予め前記ユニバーサルカップリング40を前記モータシャフト35の先端部35cに取付けておく。
次に、前記可逆式オイルポンプ10を前記電動モータ11に結合させるため、前記第1ハウジング27の凹部44を前記第2ケーシング39の凸部43に上方向からわずかに嵌合させて、前記電動モータ11に対して前記可逆式オイルポンプ10の配管取付部29を最適位置にするために、周方向へ回転させて位置決めを行う。このとき、前記凹凸部44,43は、共に円形状に形成されているため、前記可逆式オイルポンプ10を前記電動モータ11に対して周方向へ自由に回転させることができる。
このように、前記可逆式オイルポンプ10の配管取付部29の2つの配管取付孔29a,29bを前記電動モータ11に対して周方向へ任意の角度位置に移動させることができるので、取付時の配管の取り回しが良好になる。
そして、前記可逆式オイルポンプ10の配管取付孔29a,29bを前記配管9a,9b側に向けて前記電動モータ11に対して周方向の角度位置で位置決め後に、前記凹部44の内部に前記凸部43が圧入される形で両者を嵌合させる。これにより、前記可逆式オイルポンプ10が前記電動モータ11に固定される。また、前記ユニバーサルカップリング40の両接続溝40a,40bの内部に前記両先端部26c,35cが確実に嵌合されて、前記ポンプ駆動軸26とモータシャフト35とが連結される。
このとき、例えば、位置決めピンなどを用いて前記可逆式オイルポンプ10と電動モータ11との中心位置を合わせることなく前記凹部44と凸部43のみで両者を一致させることができるため、前記可逆式オイルポンプ10を前記電動モータ11に軸中心位置を一致させて高い精度で結合させることができる。さらに、前記凸部43を前記凹部44の内部に圧入することによって、前記凸部43が前記凹部44の内部に強固に固定されるため、前記可逆式オイルポンプ10を前記電動モータ11に確実かつ強固に結合させることができる。
したがって、前記ポンプ装置5は、前記電動モータ11とコントロールユニット12が前記第1、第2ブラケット41,42によって車体の取付部に対して取付位置や取付角度が固定されていても、前記電動モータ11に前記可逆式オイルポンプ10を結合する際に、前記可逆式オイルポンプ10を周方向へ回転させることによって、前記配管取付孔29a,29bを周方向へ自由に移動させることができる。
このため、前記ポンプ装置5は、車種や仕様によって車体の取付部の取付位置や取付スペースが異なる場合でも、車体毎に異なる取付部の取付位置や取付スペースに応じて前記可逆式オイルポンプ10の配管取付孔29a,29bの位置を周方向で変更させることが可能となる。
この結果、前記配管取付孔29a,29bに接続される前記配管9a,9bの取り回しが複雑になることや、取り回しが不可能になることが防止されるため、前記ポンプ装置5の取付汎用性が向上する。
本発明は、前実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、前記第1ハウジング27の下端部27aのほぼ軸中心位置に設けられた凹部44を、該凹部44と対向する前記第2ケーシング39の蓋部39aの前記ユニバーサルカップリング40の周囲側に設け、前記第2ケーシング39の蓋部39aの前記ユニバーサルカップリング40の周囲側に設けられた凸部43を前記第1ハウジング27の下端部27aのほぼ軸中心位置に設けることも可能である。
また、パワーステアリング装置以外の機器類に適用することも可能である。
本発明のポンプ装置の縦断面図である。 本発明のポンプ装置の全体図を示す斜視図である。 本発明のポンプ装置を車体の取付部に固定する取付ブラケットが取付けられたポンプ装置の斜視図である。 本発明のポンプ装置を車体の取付部に固定する取付ブラケットが取付けられたポンプ装置の斜視図である。 本発明のポンプ装置が適用されたパワーステアリング装置の概略図である。
符号の説明
10…可逆式オイルポンプ(オイルポンプ)
11…電動モータ(電動機)
12…コントロールユニット(電動機制御手段)
41…第1ブラケット(取付手段)
42…第2ブラケット(取付手段)
43…凸部(結合手段)
44…凹部(結合手段)

Claims (4)

  1. 作動油を吸入、吐出するオイルポンプと、
    該オイルポンプの一端部に対向端部が接続され、該オイルポンプを回転駆動させる電動機と、
    該電動機の外周の所定位置に一体的に結合されて前記電動機を制御する電動機制御手段と、
    前記電動機と電動機制御手段とを車体の所定部位に取付ける取付手段と、を備え、
    前記オイルポンプと電動機との間に、前記取付手段によって車体に位置決めされた前記電動機に対して前記オイルポンプを周方向の任意の角度位置で結合可能な結合手段を設けたことを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記結合手段は、オイルポンプのポンプハウジングのほぼ軸中心側と、該軸中心とほぼ対向する電動機のモータケーシングのいずれか一方側に形成されて、軸方向へ突出した円筒状の凸部と、他方側に形成されて、前記凸部と嵌合される円筒状の凹部とによって構成されたことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記凸部を凹部の内部に圧入することによって、ポンプハウジングとモータケーシングを結合することを特徴とする請求項2に記載のポンプ装置。
  4. ステアリングホイールに入力軸を介して連結された操舵機構と、
    前記入力軸の外周側に設けられ、前記ステアリングホイールによって入力される操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、
    前記操舵機構に連繋され、内部にピストンを介して2つの圧力室が隔成されたパワーシリンダと、
    該パワーシリンダの前記両圧力室に一対の油路を介して作動油を選択的に供給するオイルポンプと、
    該オイルポンプの一端部に対向端部が接続され、該オイルポンプを回転駆動させる電動機と、
    該電動機の外周の所定位置に一体に結合されて前記操舵状態検出手段によって検出された操舵トルクに応じて前記電動機を制御する電動機制御手段と、
    前記電動機と電動機制御手段とを車体の所定部位に取付ける取付手段と、を備え、
    前記オイルポンプと電動機との間に、前記取付手段によって車体に位置決めされた前記電動機に対して前記オイルポンプを周方向の任意の角度位置で結合可能な結合手段を設けたことを特徴とするパワーステアリング装置。
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