JP4900213B2 - 自動変速機のシフトポジション検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のスイッチ信号のオンとオフの組み合わせパターンに基づいて選択されたシフトポジションを判定する自動変速機のシフトポジション検出装置の技術分野に属する。
特許文献1には、複数のスイッチ信号のオンとオフの組み合わせパターンにより自動変速機の各ギアポジションに対応する各シフトポジションを判定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−104219号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、ポテンショメータ等、接点式スイッチを用いているため、耐久性が低く、長期使用における信頼性に劣るという問題があった。そこで、耐久性を高めるために、ホール素子等の非接点式スイッチの採用が考えられるが、上記従来技術では、シフトレバーをPレンジ→Rレンジ→Nレンジ→Dレンジへと順にストロークさせたとき、オン→オフ→オンとなるスイッチが必要であるため、非接点式スイッチを用いることができない。理由は、磁気量を電気量に変換するホール素子等の非接点式スイッチでは、シフトレバーのストロークに応じてオン→オフ→オンとなるような構成を採ることが困難だからである。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、非接点式スイッチの採用を可能とすることで、耐久性の向上を図り、長期信頼性を高めることができる自動変速機のシフトポジション検出装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の自動変速機のシフトポジション検出装置では、各スイッチ信号を、シフトレバーをストロークさせたとき、オンからオフ、またはオフからオンへと移行後再びオフとなるように設定し、シフトポジションを、パーキングレンジ、リバースレンジ、ニュートラルレンジおよびドライブレンジに対応する4つのシフトポジションと、各レンジ間に2つずつ設定した6つの中間位置とを、7つのスイッチ信号の組み合わせパターンにより判定することを特徴とする。

本発明では、シフトレバーをストロークさせたとき、各スイッチ信号は、オンからオフへと移行後、再びオンとならないため、ホール素子等の非接点式スイッチの採用が可能となる。よって、非接点式スイッチは摩耗等による経時劣化がほとんど無いため、耐久性の向上を図ることができ、長期信頼性を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
図1は、本発明の自動変速機のシフトポジション検出装置を適用した実施例1のシフト・バイ・ワイヤシステムの構成図である。
ツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッション(以下、AMTと記載する。)1は、複数のシフトフォークに対して個別に設けられ、複数のシフトフォークをそれぞれ個別に操作可能な複数のアクチュエータを備えた自動マニュアルトランスミッションである。
このAMT1は、奇数変速段グループ(第1速、第3速、第5速)と偶数段変速グループ(第2速、第4速、第6速、後退)とのそれぞれにクラッチを設け、一方の変速段グループにおける変速段を選択すると共に対応するクラッチを締結させた状態では、他方の変速段グループにおけるいずれの変速段も選択させないようにし、変速にあたっては、該他方の変速段グループにおける変速段をそれに対応する同期噛合機構により選択し、対応するクラッチを開放した状態で、上記一方の変速段グループに係わるクラッチを開放すると共に、上記他方の変速段グループに係わるクラッチを締結する、いわゆるクラッチの掛け替え制御と、両変速段グループ間での変速段の交互選択と、により自動変速を行わせることができる。
AMT1は、ギアポジションとして、駐車用のギアポジション、後退用のギアポジション、ニュートラル用のギアポジション、前進自動変速用のギアポジションを有している。
シフトデバイス2は、AMT1のギアポジションを切り替えるものである。このシフトデバイス2は、AMT1のギアポジションに対応するシフトポジションとして、駐車用のPレンジ、後退用のRレンジ、ニュートラル用のNレンジ、前進自動変速用のDレンジを有し、このシフトポジションの各レンジP,R,N,Dを選択するシフトレバー3を備えている。
実施例1のシフトデバイス2は、パーキングギア用のパークワイヤを除き、AMT1と機械的に切り離された、いわゆるシフト・バイ・ワイヤシステムを採用している。シフトデバイス2は、シフトレバー3の位置を検出する各スイッチの信号であるシフトデバイススイッチ(以下、スイッチをSWと記載する。)信号としてマニュアルトランスミッションコントローラ(シフトポジション判定手段であり、以下、MTCUと記載する。)4に出力する。MTCU4では、各シフトデバイスSW信号と、AMT1から出力されるパークSW信号とに基づいて、選択されたシフトポジションを判定し、判定結果に応じたシフト動作信号によりAMT1のギアポジションを切り替える。
シフトデバイス2には、シフトレバー3により選択されるシフトポジションとして、AMT1のギアポジションに対応するPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジを設けると共に、各レンジP,R,N,D間にそれぞれ2つの中間位置を設定している。ここで、シフトデバイス2には、シフトレバー3を操作する際の節度感を出すためにディテント機構(不図示)を設定している。このディテント機構は、従来の自動変速機と同様、各レンジP,R,N,Dがディテントの谷となり、各レンジ間の2つの中間位置の境界がディテントの山の頂点となるように設定している。
シフトデバイス2は、シフトレバー3の位置を検出するための7つのスイッチを備えている。
図2は、各スイッチのレイアウトを示すシフトデバイス2の模式図であり、7つのスイッチは、パークSW11と、マイクロSW12と、5つのホールSW(第1ホールSW13,第2ホールSW14,第3ホールSW15,第4ホールSW16,第5ホールSW17)とから構成される。
パークSW11およびマイクロSW12は、シフトレバー3のストロークに応じて接点が接触または非接触となることでオンまたはオフする接点式スイッチであり、出力電圧はオン時にHiレベル、オフ時にLowレベルとなる。一方、5つのホールSWは、シフトレバー3に設けられた図外の磁性体の移動によりHiレベルまたはLowレベルの電圧を出力するホール素子を用いた非接点式スイッチである。なお、パークSW11、マイクロSW12および各ホールSW13〜17は、コンパレータ(比較器)を内蔵しており、シフトデバイスSW信号として、Hiレベルで「1」、Lowレベルで「0」を示すデジタル信号を出力する。
図3は、シフトポジションを構成する各レンジP,R,N,Dおよび6つの中間位置における各シフトデバイスSW信号のオンまたはオフの組み合わせパターンを示す図である。
パターン1:シフトレバー3がPレンジにある場合、パークSW11とマイクロSW12がオン(Hiレベル)、5つのホールSW13〜17がオフ(Lowレベル)となる。以下、説明の簡単のため、オンとなるスイッチのみを記載する。
パターン2:シフトレバー3がPレンジとRレンジの中間位置であって、Pレンジと隣接する中間位置にある場合、マイクロSW12と第1ホールSW13がオンとなる。
パターン3:シフトレバー3がPレンジとRレンジの中間位置であって、Rレンジと隣接する中間位置にある場合、マイクロSW12と第1ホールSW13がオンとなる。
パターン4:シフトレバー3がRレンジにある場合、第1ホールSW13と第2ホールSW14がオンとなる。
パターン5:シフトレバー3がRレンジとNレンジの中間位置であって、Rレンジと隣接する中間位置にある場合、第2ホールSW14がオンとなる。
パターン6:シフトレバー3がRレンジとNレンジの中間位置であって、Nレンジと隣接する中間位置にある場合、第2ホールSW14と第3ホールSW15がオンとなる。
パターン7:シフトレバー3がNレンジにある場合、第2〜第4ホールSW14〜16がオンとなる。
パターン8:シフトレバー3がNレンジとDレンジの中間位置であって、Nレンジと隣接する中間位置にある場合、第3ホールSW15と第4ホールSW16がオンとなる。
パターン9:シフトレバー3がNレンジとDレンジの中間位置であって、Dレンジと隣接する中間位置にある場合、第4ホールSW16がオンとなる。
パターン10:シフトレバー3がDレンジにある場合、第4ホールSW16と第5ホールSW17がオンとなる。
MTCU4は、図3に示した各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンをあらかじめマップとして備え、各パターンに応じてシフトレバー3の位置を判定する。
パターン1の場合、Pレンジと判定する。
パターン2,3,6,7,8の場合、Nレンジと判定する。
パターン4,5の場合、Rレンジと判定する。
パターン9,10の場合、Dレンジと判定する。
MTCU4は、各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンが図4に各パターンのいずれかであって、かつ、図3に示したパターン1,2,3,4,7,10以外である場合、その状態が所定時間(例えば、5秒程度)継続したときは、当該組み合わせパターンに基づいて、どのスイッチが故障しているか、すなわち、故障部位を判定する。そして、同一部位の故障判定が、所定時間内(運転者が所定回数シフトレバー3を操作する間としてもよい。)に複数回(例えば、10回程度)発生した場合には、当該故障部位を確定する(一重故障)。
MTCU4は、一重故障が発生した場合、運転者への警告(例えば、警告灯の点灯)を行うと共に、故障部位(故障したスイッチ)を除く6つのスイッチのシフトデバイスSW信号の組み合わせパターンのマップに基づいて、選択されたシフトポジションを判定する。
図4において、「1」はスイッチオン、「0」はスイッチオフ、「MSW」はマイクロSW12,「No.1」は第1ホールSW13、「No.2」は第2ホールSW14、「No.3」は第3ホールSW15、「No.4」は第4ホールSW16、「No.5」は第5ホールSW17を示す。また、「故障判定部位」列の「オン」はオン固着、「オフ」はオフ固着を示す。
例えば、マイクロSW12と第1ホールSW13とがオン、残り5つのスイッチがオンである場合には、マイクロSW12のオン固着による故障であると判定する。また、第5ホールSW17のみがオンである場合には、第4ホールSW16のオフ固着による故障であると判定する。
一方、MTCU4は、一重故障が発生した後、さらに各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンが異常を示した場合、二重故障と判定し、運転者への警告と共に、フェイルセーフ処理としてAMT1の変速段制限および変速段固定、停車等おリンプホーム(縮退運転)を実施する。また、MTCU4は、一重故障が発生していない場合であっても、図4に示した以外の組み合わせパターンの継続(5秒)が所定回数(10回)、所定時間内に発生した場合には、二重故障と判定し、上記フェイルセーフ処理を実施する。
次に、実施例1の作用を説明する。
実施例1のシフトデバイス2では、図3に示したように、各シフトデバイスSW信号を、シフトレバーをストロークさせたとき、オンからオフ、またはオフからオンへと移行後再びオフとなるように設定している。したがって、シフトレバー3をPレンジに対応するシフトポジションからDレンジに対応するシフトポジションまでストロークさせたとき、オン→オフ→オンとなるスイッチが存在しないため、7つのスイッチのうち5つのスイッチ(第1ホールSW13〜第5ホールSW17)について非接点式スイッチの採用が可能となった。したがって、従来の接点式スイッチを採用したシフトデバイスに比して、耐久性が高く、長期信頼性を高めることができる。
加えて、各シフトデバイスSW信号を、シフトレバーをストロークさせたとき、オンからオフ、またはオフからオンへと移行後再びオフとなるように設定することは、故障したスイッチの特定にも有用である。例えば、第1ホールSW13、第4ホールSW16および第5ホールSW17がオンであり、残りのスイッチがオフである場合、第1ホールSW13のオン固着であると判定することができる。理由は、第1ホールSW13はRレンジ選択時のみオンとなるように設定しており、RおよびNレンジをまたいでDレンジでオンとなることは有り得ず、第4ホールSW16と第5ホールSW17とが同時にオンとなることは設定上有り得る(Dレンジ選択時)からである。
また、シフトデバイス2は、各レンジP,R,N,Dに対応するシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンを、他のレンジに対応するシフトポジションでの組み合わせパターンに対してオンまたはオフが3つ以上異なるように設定した。具体的には、PレンジではパークSW11とマイクロSW12をオン、残りのスイッチをオフとし、Rレンジでは第1ホールSW13と第2ホールSW14をオン、残りのスイッチをオフとし、Nレンジでは第2〜第4ホールSW14〜16をオン、残りのスイッチをオフとし、Dレンジでは第4ホールSW16と第5ホールSW17をオン、残りのスイッチをオフとした。
例えば、2つのシフトポジション間で3つではなく2つのスイッチのオンまたはオフを異ならせた構成とした場合、一方のポジションでオン、他方のポジションでオフとなるスイッチが故障したとき、故障したスイッチを特定することができず、選択されているポジションを判別不能となってしまう。
これに対し、実施例1では、図3に示したように、どのスイッチが故障した場合であっても、正常な6つのスイッチの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンは、4つのレンジに対応するシフトポジション間で全て異なる組み合わせとなるため、一重故障(1つのスイッチの故障)が発生した場合であっても、シフトレバー3の位置を正確に検出することができる。
シフトデバイス2は、シフトレバー3の位置を検出する7つのスイッチを備え、各レンジP,R,N,Dに対応する4つのシフトポジションと、各レンジ間に2つずつ設定した6つの中間位置とを7つのシフトデバイスSW信号の組み合わせパターンにより判定している。
これにより、上述した(a)シフトストローク時の各シフトデバイスSW信号をオン→オフまたはオフ→オン→オフとする設定、(b)各レンジP,R,N,Dに対応するシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンが、他のレンジに対応するシフトポジションでの組み合わせパターンに対してオンまたはオフが3つ以上異なるような設定、および、後述する(c)中間位置における各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンが、隣接するシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに対して1つのスイッチのオンまたはオフを異ならせた設定を、最小限のスイッチ構成でもって実現することができる。6つのスイッチを用いた場合、上記(a)〜(c)の条件を同時に満足する各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンを実現することは不可能である。
シフトデバイス2では、中間位置における各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンを、隣接するシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに対して1つのスイッチのオンまたはオフを異ならせて設定している。具体的には、パターン5では、パターン4に対して第1ホールSW13のオンとオフを異ならせている。パターン6では、パターン7に対して第4ホールSW16のオンとオフを異ならせている。パターン8では、パターン7に対して第2ホールSW14のオンとオフを異ならせている。パターン9では、パターン10に対して第5ホールSW17オンとオフを異ならせている。
そして、MTCU4は、所定の中間位置における各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンの出力が所定時間継続した場合、中間位置と隣接するシフトポジションとでオンまたはオフを異ならせたスイッチの故障と判定する。例えば、パターン5の出力が所定時間継続した場合、第1ホールSW13のオフ固着であると判定する。また、パターン8の出力が所定時間継続した場合、第2ホールSW14のオフ固着であると判定する。
一般的に、運転者がシフトポジションを切り替えるとき、シフトレバー3は中間位置を短時間で通過する。そして、中間位置はディテントの山と谷との間の位置であるため、シフトレバー3が中間位置で長時間停止している状況は発生しにくいと考えられる。つまり、各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンの出力が長い時間中間位置を示している場合には、中間位置と隣接するシフトポジションとでオンまたはオフを異ならせたスイッチが故障している可能性が高い。
よって、中間位置での各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンを、隣接するシフトポジションの組み合わせパターンに対して1つのスイッチのオンまたはオフを異ならせることで、当該スイッチが故障した場合、各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに基づいて故障したスイッチを特定することができる。
ここで、実施例1では、スイッチの故障との判定を所定時間内に所定回数行った場合に限り、当該スイッチの故障と確定している。理由は、運転者が故意にシフトレバー3を中間位置で停止させる状況を考慮し、この状況でスイッチの故障と誤判定するのを防止するためである。なお、運転者が複数回に亘ってシフトレバー3の中間位置停止操作を行うことは非常に稀であると考えられる。
そこで、実施例1では、故障部位の確定に際して時間と回数の縛りを設けることで、故障部位の誤検出を防止し、故障部位検出の精度を高めている。
MTCU4は、一重故障の発生時(故障部位の確定時)、残り6つのスイッチの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンのマップに基づいて、シフトポジションを判定するため、一重故障が発生した場合であっても、正常なスイッチの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに基づいてシフトポジションを判定することで、シフトポジションを正確に検出でき、AMT1を運転者の所望するギアポジションに切り替えることができる。
次に、実施例1の効果を説明する。
実施例1の自動変速機のシフトポジション検出装置にあっては、以下に列挙する効果を奏する。
(1) 各シフトデバイスSW信号を、シフトレバーをストロークさせたとき、オンからオフ、またはオフからオンへと移行後再びオフとなるように設定したため、非接点式スイッチを採用することができ、従来の接点式スイッチを採用したシフトデバイスと比較して、耐久性の向上を図ることができ、長期信頼性を高めることができる。
(2) 選択されたシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンを、他のシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに対してオンまたはオフが3つ以上異なるように設定した。これにより、一重故障(1つのスイッチの故障)が発生した場合であっても、シフトレバー3の位置を正確に検出することができる。
(3) 7つのスイッチを設け、MTCU4は、Pレンジ、Rレンジ、NレンジおよびDレンジに対応する4つのシフトポジションと、各レンジ間に2つずつ設定した6つの中間位置とを、7つのシフトデバイスSW信号の組み合わせパターンにより判定する。
これにより、(a)各シフトデバイスSW信号がオン→オフ→オンとならない設定、(b)各レンジP,R,N,Dに対応するシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンが、他のレンジに対応するシフトポジションでの組み合わせパターンに対してオンまたはオフが3つ以上異なるような設定、(c)中間位置における各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンが、隣接するシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに対して1つのスイッチのオンまたはオフを異ならせた設定を、最小限のスイッチ構成でもって実現することができる。
(4) 各中間位置における各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンを、隣接するシフトポジションでの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに対して1つのスイッチのオンまたはオフを異ならせて設定し、MTCU4は、所定の中間位置における各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンの出力が所定時間継続した場合、当該中間位置と隣接するシフトポジションとでオンまたはオフを異ならせたスイッチの故障と判定する。
これにより、中間位置と隣接するシフトポジションとでオンまたはオフを異ならせたスイッチが故障した場合、各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに基づいて故障したスイッチを特定することができる。
(5) MTCU4は、スイッチの故障との判定を所定時間内に所定回数行った場合、当該スイッチの故障と確定するため、運転者が故意にシフトレバー3を中間位置で停止させることに起因する故障部位の誤検出を抑制でき、故障の検出精度を高めることができる。
(6) MTCU4は、スイッチの故障と確定した場合、残り6つのスイッチの各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンに基づいてシフトポジションを判定するため、1つのスイッチが故障した場合であっても、シフトポジションを正確に検出でき、AMT1を運転者の所望するギアポジションに切り替えることができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づく実施例1により説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1に示したものに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない程度の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、7つのスイッチのうち5つのスイッチ(第1ホールSW13〜第5ホールSW17)について非接点式スイッチを採用した例を示したが、全てのスイッチに非接点式スイッチを採用した構成としてもよい。
実施例1では、自動変速機としてツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションを例に説明したが、自動変速機の構成は有段変速機、無段変速機を問わず任意であることは言うまでもない。
本発明の自動変速機のシフトポジション検出装置を適用した実施例1のシフト・バイ・ワイヤシステムの構成図である。 各スイッチのレイアウトを示すシフトデバイス2の模式図である。 シフトポジションを構成する各レンジP,R,N,Dおよび6つの中間位置における各シフトデバイスSW信号のオンまたはオフの組み合わせパターンを示す図である。 故障部位を判定可能な各シフトデバイスSW信号の組み合わせパターンを示す図である。
符号の説明
1 ツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッション
2 シフトデバイス
3 シフトレバー
4 マニュアルトランスミッションコントローラ(シフトポジション判定手段)
11 パークスイッチ
12 マイクロスイッチ
13 第1ホールスイッチ
14 第2ホールスイッチ
15 第3ホールスイッチ
16 第4ホールスイッチ
17 第5ホールスイッチ

Claims (5)

  1. 自動変速機のギアポジションに対応するシフトポジションを選択するシフトレバーと、
    選択されたシフトポジションに応じてオンまたはオフのスイッチ信号を出力すると共に、各シフトポジションで各スイッチ信号の組み合わせパターンを異ならせた7つのスイッチと、
    各スイッチ信号の組み合わせパターンに基づいて選択されたシフトポジションを判定するシフトポジション判定手段と、
    を備え、
    各スイッチ信号を、前記シフトレバーをストロークさせたとき、オンからオフ、またはオフからオンへと移行後再びオフとなるように設定し
    前記シフトポジション判定手段は、パーキングレンジ、リバースレンジ、ニュートラルレンジおよびドライブレンジに対応する4つのシフトポジションと、各レンジ間に2つずつ設定した6つの中間位置とを、7つのスイッチ信号の組み合わせパターンにより判定することを特徴とする自動変速機のシフトポジション検出装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機のシフトポジション検出装置において、
    選択されたシフトポジションでの各スイッチ信号の組み合わせパターンを、他のシフトポジションでの各スイッチ信号の組み合わせパターンに対してオンまたはオフが3つ以上異なるように設定したことを特徴とする自動変速機のシフトポジション検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動変速機のシフトポジション検出装置において、
    各中間位置における各スイッチ信号の組み合わせパターンを、隣接するシフトポジションでの各スイッチ信号の組み合わせパターンに対して1つのスイッチのオンまたはオフを異ならせて設定し、
    前記シフトポジション判定手段は、所定の中間位置における各スイッチ信号の組み合わせパターンの出力が所定時間継続した場合、当該中間位置と隣接するシフトポジションとでオンまたはオフを異ならせたスイッチの故障と判定することを特徴とする自動変速機のシフトポジション検出装置。
  4. 請求項3に記載の自動変速機のシフトポジション検出装置において、
    前記シフトポジション判定手段は、前記スイッチの故障との判定を所定時間内に所定回数行った場合、当該スイッチの故障と確定することを特徴とする自動変速機のシフトポジション検出装置。
  5. 請求項4に記載の自動変速機のシフトポジション検出装置において、
    前記シフトポジション判定手段は、スイッチの故障と確定した場合、残り6つのスイッチの各スイッチ信号の組み合わせパターンに基づいてシフトポジションを判定することを特徴とする自動変速機のシフトポジション検出装置。
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