JP4899876B2 - ディスクブレーキキャリパ用ブーツ - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクブレーキキャリパ用ブーツに関し、詳しくは耐摩耗特性に優れ、蛇腹状部分の疲労が起こりにくく、キャリパとピストン(摺動軸)との間に適度な潤滑性を保持することができ、耐久性に優れかつ長時間にわたってブレーキ作動の機能を安定化させることができるディスクブレーキキャリパ用ブーツに関する。
通常、自動車などで広く使用されているディスクブレーキでは、車軸と共に回転する鋼鉄製ディスクロータに、摩擦材からなるブレーキパッドを油圧ピストンによって押し付けることにより制動を行っている。
かかるディスクブレーキにおいて、ブレーキパッドをディスクロータに押し付ける機構の保持部としてディスクブレーキキャリパが用いられ、ディスクブレーキキャリパには、水分や異物の混入を防止するために、ディスクブレーキキャリパ用ブーツが取り付けられている。
図1にはキャリパ浮動型のディスクブレーキの一例が示されており、同図において、1はブレーキパッド2、2に挟持されたディスクロータであり、3はキャリパである。ブレーキパッド2、2は支持板20、20に取り付けられている。
キャリパ3はディスクロータ1の軸心と平行な軸心を有するシリンダ部30と後方支持部31と連結部32からなり、シリンダ部30内には油圧ピストン300が軸方向に摺動可能に嵌合されている。301は油圧室であり、図示しないブレーキベダルの押圧によってブレーキマスターシリンダ内のブレーキフルード(ブレーキオイル)を油圧室301に送り、油圧ピストン300を摺動させ、ディスクロータ1に向かって進む。ブレーキパッドのうちピストン側とは反対側のブレーキパッド2は後方支持部31によって支持されている。
シリンダ部30の内周面にはピストンシール302が設けられ、更にピストンシール302よりさらにパッド側で、ピストン300の先端が外部に露出する際部にシール部303を有し、該シール部303内にディスクブレーキキャリパ用ブーツ304が設けられている。
従来のディスクブレーキキャリパ用ブーツは、それ自体がニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴムなどの自己潤滑性のないゴム組成物から形成されていた。そのため、動摩擦係数が大きく、ピストン外周への固着を生じやすい問題があった。
そこで、かかる問題解消のため、ピストン外周にグリースなどの潤滑剤を塗布することで、ディスクブレーキキャリパ用ブーツに潤滑性を持たせ、固着の発生を防いでいた。
しかしながら、長期在庫時では、ディスクブレーキキャリパ用ブーツのシール部の締め付けによって潤滑剤が漏洩し、潤滑剤が枯渇するおそれがあった。このような状況のディスクブレーキキャリパ用ブーツを用いると、潤滑性不足のため、固着が生じやすく、摩擦トルクが大きくなるため、ブレーキ作動の機能が低下するという問題があった。
一方、ディスクブレーキの高機能化に伴い、使用環境温度の上昇及びブレーキ液性も踏まえたEPDM材料の使用も検討されている。
しかし、キャリパ用ブーツの場合、小さい蛇腹タイプの製品であるため、従来のゴム組成物においては、成形時の無理抜きにより、蛇腹部の割れを発生し、良好な製品が取れず、非効率な生産(低温長時間、低個取り)を余儀なくされる問題があった。
特開2000−205315号公報 特表2004−514858号公報
本発明の課題は、従来のディスクブレーキキャリパ用ブーツに比べて、耐久性に優れかつ長時間にわたってブレーキ作動の機能を安定化させることができるディスクブレーキキャリパ用ブーツを提供することにある。
また本発明の他の課題は、効率的な生産(短時間、高個取り)が可能となるディスクブレーキキャリパ用ブーツを提供することにある。
本発明の他の課題は以下の記載によって明らかになる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
蛇腹状のディスクブレーキキャリパ用ブーツにおいて、エチレン/プロピレン/非共役ジエン3元共重合体からなるEPDMポリマーと、該EPDMポリマーに対して非相溶性を示す内添離型剤とを主成分とし、前記内添離型剤をEPDMポリマー100重量部に対して1〜8重量部配合したEPDM組成物からなり、前記内添離型剤が、ポリエーテルエステル系可塑剤、セバケート系可塑剤、アジペート系可塑剤又はポリエステル系可塑剤の何れか1種又は2種以上の組み合わせであることを特徴とするディスクブレーキキャリパ用ブーツ。
(請求項2)
前記EPDM組成物が、前記内添離型剤をEPDMポリマー100重量部に対して2〜6重量部配合したことを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキキャリパ用ブーツ。
本発明によると、従来のディスクブレーキキャリパ用ブーツに比べて、耐久性に優れかつ長時間にわたってブレーキ作動の機能を安定化させることができるディスクブレーキキャリパ用ブーツを提供することができる。
また本発明によると、効率的な生産(短時間、高個取り)が可能となるディスクブレーキキャリパ用ブーツを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明のディスクブレーキキャリパ用ブーツの好ましい態様を示す要部斜視図であり、図3は要部断面図である。
ディスクブレーキキャリパ用ブーツ304は、以下に詳述するような本発明ゴム組成物によって蛇腹状に形成されており、従って、成形時の無理抜きにより、蛇腹部の割れを抑え、良好な製品が取れるようになり、効率的な生産(短時間、高個取り)が可能となる。
本発明では、ディスクブレーキキャリパ用ブーツを構成するゴム組成物は、エチレン/プロピレン/非共役ジエン3元共重合体からなるEPDMポリマーと、該EPDMポリマーに対して非相溶性を示す内添離型剤(必要により非相溶性内添離型剤という)とを主成分とする。
本発明に用いられるEPDMポリマーは、エチレン/プロピレン/非共役ジエン3元共重合体ポリマーを主成分にしたものであり、中でもエチレン含有量が45〜80重量%の範囲のものが好ましい。
非共役ジエンとしては、ジシクロペンタジエン(DCPD)、1,4−ヘキサジエン(1,4−HD)、ジシクロオクタジエン(DCOD)、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネン(ENB)等が用いられる。
本発明に用いられるEPDMとしては、成形時の架橋性および加工性の観点から、ジエン成分を4%以上含み、またムーニー粘度ML1+4(100℃)が35〜100のものが好適に用いられる。
本発明に用いられるEPDMポリマーは、高分子EPDMポリマーのみであってもよいし、低粘度EPDMポリマー(低分子ポリマー)を配合したものでもよい。
本発明に用いられるEPDMポリマーの市販品としては、例えば、三井化学社製「EPT」シリーズなどを挙げることができ、これらの市販品を複数組み合わせて使用できる。
本発明のEPDMと非相溶性の内添離型剤とは、一般にゴムまたは樹脂用の離型剤または可塑剤(これに類するものを含む)として用いられる有機化合物の内、EPDM組成物中でEPDMと相溶しないものをいう。
本発明の非相溶性内添離型剤としては、
ポリエーテルエステル系可塑剤(市販品としては、(株)ADEKA製RS−700、RS−735など);
ジオクチルセバケート(DOS)、ジブチルセバケート(DBS)、ジエチルセバケート(DES)、ジメチルセバケート(DMS)などのセバケート系可塑剤(市販品としては、三建化学製DOSなど);
ジオクチルアジペート(DOA)、ジイソデシルアジペート(DIDA)、ジイソブチルアジペート(DIBA)などのアジペート系可塑剤(市販品としては、三建化学製DOA、(株)ADEKA製RS−107など);
アジピン酸系ポリエステルなどのポリエステル系可塑剤(市販品としては、(株)ADEKA製PN−150など);
高重合メチルポリシロキサンなどのシリコーン系可塑剤(市販品としては東レ・ダウコーニング製BY11−905など)が挙げられる。
本発明では、これらの1種を用いてもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明のEPDM組成物には、前記内添離型剤はEPDMポリマー100重量部に対して1〜8重量部配合し、好ましくは2〜6重量部配合する。
配合量が1重量部より少ないと摺動における潤滑性がない(動摩擦係数が大きい)。一方、8重量部を越えると、潤滑性や離型性は良好となるが、型からの無理抜きが必要となり、蛇腹のブーツ形状では加硫温度における離型時のワレ・裂けを生じ易く、また材料強度および成形時の収縮性(製品の寸法精度)の悪化を招くので好ましくない。
<架橋剤>
本発明のEPDM組成物に配合される架橋剤としては、有機過酸化物架橋剤または硫黄系架橋剤の何れも用いることができる。
有機過酸化物架橋剤としては、例えば2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、第3ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、第3ブチルクミルパーオキサイド、1,1−ジ(第3ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−ジ(第3ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、第3ブチルパーオキシベンゾエート、第3ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、n−ブチル−4,4−ジ(第3ブチルパーオキシ)バレレートなどが用いられる。
本発明において、架橋剤の配合量は、有機過酸化物架橋剤の場合には、EPDMポリマー100重量部当り、架橋効果を十分発揮する上では1〜10重量部の範囲が適当であり、また硫黄系架橋剤の場合は、EPDMポリマー100重量部当り、架橋効果を十分発揮する上では0.1〜5重量部の範囲が適当である。
また本発明において、EPDM組成物には、EPDMと非相溶性の内添離型剤の他、カーボンブラック等の摺動用ゴムの補強充填材やその他一般に知られるゴム充填剤を適宜配合できる。
さらには、未架橋ゴムの混練・成形性の向上や成形後のゴム硬度の調整として、EPDMと相溶性のある可塑剤、例えばパラフィン系プロセスオイルを配合することができる。この場合、EPDMと相溶性のある可塑剤を多く配合し過ぎると耐ブレーキ液性が大きく損なわれるので、配合する場合はEPDM100重量部に対し5〜15重量部とする。
本発明のゴム組成物を用いて架橋ゴムを製造するには、以上の各成分を、混練機、例えばロール、バンバリーミキサ、プラベンダ、ニーダ、高剪断型ミキサ、一軸押出機、二軸押出機などを用いて混練りする。混練りの際には、架橋剤、架橋助剤、アミン−ケトン系またはイミダゾール類、例えば2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合体などの老化防止剤または酸化亜鉛、ハイドロタルサイト等の受酸剤などを添加し、これら必要な成分を同時に混合し、混練りする。
次いで、例えば射出成形、押出成形、圧縮成形、FIPG方式ディスペンサー成形など公知の方法によりディスクブレーキキャリパ用ブーツの形状に成形される。
次いで、過酸化物架橋の場合には、約150〜220℃で約1〜30分間程度加熱される。また、必要に応じて、約100〜200℃で約0.5〜15時間程度の二次架橋も行われる。
本発明のディスクブレーキキャリパ用ブーツに用いる架橋ゴムは、硬度が45〜70°(JIS デュロメータ タイプ A)が好ましく、より好ましくは50〜60°のものが好適である。
ディスクブレーキキャリパ用ピンブーツは、キャリパとピストン(摺動軸)との間をシールし、キャリパの摺動に伴いピンブーツも摺動するため、適度な潤滑性を長期間にわたって保持することができ、さらには疲労しにくいことが求められている。本発明のディスクブレーキキャリパ用ブーツは、その摺動軸に接する部分または全体が特定の潤滑性ゴム組成物によって形成されるので、キャリパの摺動に対しても摩擦係数が小さいことにより、耐摩耗特性に優れ、また適度なゴム状弾性を有していることにより、蛇腹状部分の疲労が起こりにくく、更にそれ自体が潤滑性を有することにより、潤滑剤などを供給しなくともキャリパと摺動軸との間に適度な潤滑性を保持することができる。このため従来のディスクブレーキキャリパ用ブーツに比べて、耐久性に優れかつ長時間にわたってブレーキ作動の機能を安定化させることができる。
以下、実施例により本発明の効果を例証する。
実施例1
EPDMポリマー(三井化学社製「EPT4045」:ジエン成分8.1%、ムーニー粘度ML1+4(100℃)45) 50重量部
EPDMポリマー(三井化学社製「EPT3072E」:ジエン成分5.0%、ムーニー粘度ML1+4(100℃)74) 50重量部
EPDMと非相溶性の内添離型剤:ポリエーテルエステル系可塑剤((株)ADEKA製「RS−700」) 1重量部
架橋剤(加硫剤):有機過酸化物:ジクミルパーオキサイド(DCP) 3重量部
共架橋剤 TMP(トリメチロールプロパントリメタクリレート) 1.5重量部
カーボンブラック(東海カーボン社製「シーストGSO」) 32重量部
補強充填剤(Hoffman Mineral社製「アクチジルVM56」 10重量部
可塑剤(出光興産社製「パラフィン系プロセスオイルPW380」) 5重量部
受酸剤 (ZnO) 5重量部
老化防止剤(RD) 5重量部
加工助剤(日本化成(株)社製「ダイアミッドO−200」) 2重量部
以上の各成分を、モリヤマ製ニーダを用いて混練を行い、未加硫生地を得た後、圧縮成形機を用い、温度180℃、圧縮時間6分の条件で架橋し、更にこれを加熱オーブンにて200℃、5時間の熱処理を加え、架橋ゴム試料を成形した。
<評価方法>
1.動摩擦係数(μ);
厚さ2mmの試料ゴムシートをJIS K7125,P8147に準拠し、新東科学社製表面試験機により、試料ゴムシート表面の動摩擦係数を測定した。試験条件は、相手材が直径10mmクロムメッキ鋼球の摩擦子、移動速度50mm/分、荷重は50gで測定した。その結果を表1に示した。
2.ゴム硬度;
厚さ2mmのテストシートをJIS K6253に準拠し、タイプAデュロメータで測定した。その結果を表1に示した。
3.成形時の離型荷重(200℃)
200℃成形によって、図2,3に示すディスクブレーキキャリパ用ブーツ(内径D=33mmφ±0.3mm、外径E=59.5mmφ±0.4mm、F=4.9mm±0.15mm)を成形した。
製品離型時の割れの個数(成形回数当たり)を計測し、表1に示した。
4.製品の縮み(収縮率)
図3に示す製品において、内径Dについての収縮率を以下の式で求めた。その結果を表1に示した。
収縮率(%)={1−(ブーツ外径E−ブーツ内径D)/(型外径寸法−型内径寸法)}×100
5.表面外観
図2,3に示す製品の外観を観察し、汗かき現象があるか否かを評価した。その結果を表1に示した。
6.引張強度(MPa) JIS K 6251
測定結果を表1に示した。
実施例2、3
実施例1において、EPDMと非相溶性の内添離型剤の配合量を表1のように変更した以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
実施例4
実施例1において、EPDMと非相溶性の内添離型剤をシリコーン系可塑剤(東レ・ダウコーニング製「BY11−905」)3重量部に変更した以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
実施例5
実施例1において、EPDMと非相溶性の内添離型剤をセバケート系の可塑剤(三建化学製「DOS」)5重量部に変更した以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
実施例6
実施例1において、EPDMと非相溶性の内添離型剤をアジペート系の可塑剤(三建化学製「DOA」)5重量部に変更した以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
実施例7
実施例1において、EPDMと非相溶性の内添離型剤をポリエステル系可塑剤((株)ADEKA製「PN−150」)5重量部に変更した以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
実施例8
実施例2において、加硫剤を表1に示すように硫黄0.3重量部に変更した以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
実施例9
実施例2において、加硫剤を表1に示すように、有機過酸化物3重量部、共架橋剤1.5重量部、硫黄0.3重量部に変更した以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
比較例1
実施例1において、EPDMと非相溶性の内添離型剤であるポリエステル系可塑剤を用いない以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
比較例2
実施例1において、EPDMと非相溶性の内添離型剤を10重量部に変更した以外は同様に架橋ゴム試料を成形し、同様に評価し、その結果を表1に示した。
Figure 0004899876
ディスクブレーキキャリパの一例を示す断面図 本発明のディスクブレーキキャリパ用ピンブーツの一製品例を示す要部斜視図 本発明のディスクブレーキキャリパ用ピンブーツの一製品例を示す要部断面図
符号の説明
1:ディスクロータ
2:ブレーキパッド
20:支持板
3:キャリパ
30:シリンダ部
300:油圧ピストン
301:油圧室
302:ピストンシール
303:シール部
304:ディスクブレーキキャリパ用ブーツ
31:後方支持部
32:連結部

Claims (2)

  1. 蛇腹状のディスクブレーキキャリパ用ブーツにおいて、エチレン/プロピレン/非共役ジエン3元共重合体からなるEPDMポリマーと、該EPDMポリマーに対して非相溶性を示す内添離型剤とを主成分とし、前記内添離型剤をEPDMポリマー100重量部に対して1〜8重量部配合したEPDM組成物からなり、前記内添離型剤が、ポリエーテルエステル系可塑剤、セバケート系可塑剤、アジペート系可塑剤又はポリエステル系可塑剤の何れか1種又は2種以上の組み合わせであることを特徴とするディスクブレーキキャリパ用ブーツ。
  2. 前記EPDM組成物が、前記内添離型剤をEPDMポリマー100重量部に対して2〜6重量部配合したことを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキキャリパ用ブーツ。
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