JPH0967473A - ゴム組成物および該組成物からなるゴム成形体 - Google Patents

ゴム組成物および該組成物からなるゴム成形体

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JPH0967473A
JPH0967473A JP22684795A JP22684795A JPH0967473A JP H0967473 A JPH0967473 A JP H0967473A JP 22684795 A JP22684795 A JP 22684795A JP 22684795 A JP22684795 A JP 22684795A JP H0967473 A JPH0967473 A JP H0967473A
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JP
Japan
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rubber
functional group
group
rubber composition
lubricating oil
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Application number
JP22684795A
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English (en)
Inventor
Takaharu Ikeda
田 隆 治 池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Original Assignee
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】[A]ヨウ素価15g/100g以下の高
飽和ゴム:100重量部と、[B]官能基含有潤滑オイ
ル:1〜30重量部と、[C]官能基含有熱硬化性樹
脂:1〜30重量部とからなるゴム組成物。該組成物を
成形してなるゴム成形体。 【効果】このゴム組成物は、耐オゾン性、耐摩耗性に優
れ、しかも離型性に優れたゴム成形体を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ゴム組成物に関し、さら
に詳しくは、耐オゾン性、低摩擦特性に優れ、しかも離
型性に優れたゴム成形体を形成できるゴム組成物に関す
る。
【0002】また、本発明は、上記ゴム組成物よりなる
ゴム成形体に関する。
【0003】
【従来の技術】ゴム材料は、従来からシール部材および
軸受などに成形され広く利用されている。一般に、ゴム
材料から得られる成形体は、摩擦係数が高く、シール部
材などとして優れた密着性、追従性を発現する反面、い
わゆる“鳴き現象”やスティックスリップを起こすこと
がある。またゴム成形体は、このような状態で長く続け
て使用すると摩耗が激しくなる。このような摩耗した軸
受などのゴム成形体は、密着性、追従性が低下して制振
性に劣り、このゴム成形体を使用している機械、装置の
性能、耐久性を損なわせるなど多くの問題点がある。
【0004】このような問題点に対応するため、従来、
種々の方法が試みられていた。たとえば、ゴム成形体を
形成するゴム材料に、ポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)、ポリアセタール、ポリエステルなどの樹脂の
粉末(固体潤滑材)を多量に混入して、ゴム成形体の摩
擦係数を下げ潤滑性を付与していた。しかしながら、こ
のように樹脂粉末が多量に混入されたゴム材料を用いて
成形体を製造すると、表面層が薄いゴム層で被覆された
ものが得られ、その表面ゴム層を例えば研磨するなどの
方法で除去する必要が生じ、コスト高となるという問題
点がある。
【0005】これとは別に、ポリエチレングリコール、
シリコーンオイル、フッ素化オイルなどのオイルをゴム
材料に混入することによって、潤滑性を付与したゴム材
料を、ブリードタイプのゴムとして用いる方法がある。
しかしながら、ブリードタイプのゴムから得られるゴム
成形体では、使用時のオイルのブリード(滲出)に伴い
その物性や寸法が経時変化し、使用上不都合を来たすこ
とがあり、またゴム成形体が用いられる箇所の内部流体
や相手材をオイルで汚染するという問題点がある。
【0006】また、ゴム成形体の表面を樹脂にて被覆し
て、成形体表面の潤滑性を向上させる方法がある。しか
しながら、このような方法では製造時の工程数が多く、
コスト高となる。しかもこのような被覆表面を有するゴ
ム成形体の表面樹脂層が薄いと、ゴム本来の弾性を保持
させることができるが、摩耗性、耐久性が不十分となる
ことがあり、反対にこの樹脂層が厚いと耐久性を向上さ
せることができるが、母材ゴムの弾性変形に追随でき
ず、樹脂被覆ゴム成形体表面にクラックが発生したり、
母材ゴムと樹脂層との間に剥離現象が発生するという問
題点がある。
【0007】このような問題点を解決すべく鋭意研究し
て、本願出願人は、特願平3−92845号(特開平4
-304248号公報)において、ジエン系ゴム;10
0重量部と、メチロール基またはビニル基と反応しうる
官能基を有する潤滑性オイル;5〜30重量部と、メチ
ロール基またはビニル基を有する熱硬化性樹脂;5〜3
0重量部と、二硫化モリブデン;0〜60重量部とから
なる潤滑性ゴム組成物を提案した。この潤滑性ゴム組成
物によれば、潤滑性、耐摩耗性に優れた潤滑ゴム成形体
を形成できる。
【0008】しかしながら、さらに鋭意研究を続けたと
ころ、この組成物には、耐オゾン性の点でさらなる改良
の余地があることを見出すと共に、特定のヨウ素価のゴ
ムと、官能基含有潤滑オイルと、この潤滑オイル中の官
能基と反応可能な官能基含有熱硬化性樹脂とからなるゴ
ム組成物では、離型性に優れており離型剤を用いること
なく成形可能であり、耐オゾン性に優れ、しかも低摩擦
性などに優れるゴム成形体を形成できることなどを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、離型性に優れ
ており離型剤を用いることなく成形可能であり、耐オゾ
ン性に優れ、しかも低摩擦性などに優れるゴム成形体を
形成できるようなゴム組成物を提供することを目的とし
ている。
【0010】また、本発明は、上記ゴム組成物よりなる
ゴム成形体を提供することを目的としている。
【0011】
【発明の概要】本発明に係るゴム組成物は、[A]ヨウ
素価15g/100g以下の高飽和ゴム:100重量部
と、[B]官能基含有潤滑オイル:1〜30重量部と、
[C]官能基含有熱硬化性樹脂:1〜30重量部とから
なることを特徴としている。
【0012】本発明に係る上記ゴム組成物では、潤滑オ
イル[B]が、シリコーンオイルおよび/またはフッ素
化オイルであって、その分解温度が上記高飽和ゴムの成
形温度以上であり、その分子末端に官能基を有する化合
物であることが好ましい。
【0013】本発明に係るゴム組成物では、官能基含有
熱硬化性樹脂(反応性熱硬化性樹脂、熱硬化性樹脂とも
言う)[C]が、潤滑オイル[B]中の官能基と反応可
能な官能基を3重量%以上の量で含有していることが好
ましい。またこの熱硬化性樹脂[C]中の官能基は、メ
チロール基、エポキシ基、アミノ基、または不飽和基で
あることが好ましい。
【0014】本発明に係るゴム組成物では、潤滑オイル
[B]が、メチロール基、エポキシ基、イソシアネート
基、または不飽和基と反応しうる官能基を有する潤滑性
オイルであることが好ましく、さらにはこの潤滑オイル
[B]は、水酸基、エポキシ基、イソシアネート基、ビ
ニル基、メタクリロイル基、アミノ基、カルボキシル基
を有するシリコーンオイルまたはフッ素化オイルである
ことが好ましい。
【0015】本発明に係るゴム組成物は、成形時におけ
る離型性に優れるため離型剤を特に用いることなく各種
成形体を形成可能であり、従って、該組成物から離型剤
による成形体表面の汚染のないものを形成できる。
【0016】本発明に係るゴム組成物からなるゴム成形
体を例えば摺動用途に使用すると、成形体中の潤滑オイ
ルが、流体雰囲気中にブリードすることなくゴム成形体
の摩擦係数を低減させるべく持続的に働く。しかも、こ
のゴム成形体では、その表面が摩耗しても低摩擦性を維
持でき、その上優れた耐オゾン性を示す。
【0017】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るゴム組成物、
ゴム成形体について具体的に説明する。本発明に係るゴ
ム組成物は、[A]ヨウ素価15g/100g以下の高
飽和ゴム:100重量部と、[B]官能基含有潤滑オイ
ル:1〜30重量部と、[C]官能基含有熱硬化性樹
脂:1〜30重量部とからなっている。
【0018】高飽和ゴム[A] このゴム組成物を形成する高飽和ゴム[A]としては、
ヨウ素価15g/100g以下、好ましくはヨウ素価1
0g/100g以下のものが用いられる。
【0019】この高飽和ゴムのヨウ素価が15g/10
0gを超えると耐オゾン性が損なわれるため好ましくな
い。なお、ヨウ素価とは、試料ゴム100gが吸収する
ヨウ素のグラム数を意味し、ヨウ素価が高いほどその不
飽和度が高いことを意味する。
【0020】このような高飽和ゴム[A]のベースゴム
としては、フッ素系ゴム、エチレン-プロピレン系ゴ
ム、シリコーン系ゴム、ウレタン系ゴム、ジエン系ゴム
の水素化物等が挙げられる。
【0021】フッ素系ゴムとしては、さらに具体的に
は、例えば、フッ化ビニリデン系ゴム、フルオロシリコ
ーン系ゴム、テトラフルオロエチレン-プロピレン系ゴ
ム、フルオロホスファゼン系ゴム、テトラフルオロエチ
レン-パーフルオロビニルエーテル系ゴムなどが挙げら
れる。
【0022】エチレン-プロピレン系ゴムとしては、具
体的には、例えば、エチレンとプロピレンとの共重合体
(EPM)、エチレンとプロピレンと架橋用ジエンモノ
マー(例:エチリデンノルボルネン)との三元共重合体
(EPDM)などが挙げられる。
【0023】シリコーン系ゴムとしては、具体的には、
例えば、ポリジメチルシリコーンゴム(MQ)、メチル
ビニルシリコーンゴム(VMQ)、メチルフェニルシリ
コーンゴム(PMQ)、フルオロシリコーンゴム(FV
MQ)などが挙げられる。
【0024】ウレタン系ゴムとしては、具体的には、例
えば、エステル系、エーテル系、カプロラクトン系、カ
ーボネート系などのポリオールと、芳香族系、脂肪族
系、脂環族系などのイソシアネートと、低分子量ポリオ
ール、低分子量ポリアミンなどの鎖延長剤との組合わせ
からなる、熱可塑性および熱硬化性ウレタンゴムなどが
挙げられる。
【0025】ジエン系ゴムとしては、具体的には、例え
ば、ニトリルゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム
(SBR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴ
ム(CR)、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(I
IR)、天然ゴムなどを挙げることができる。これらの
ゴム特にジエン系ゴムでは、分子中の二重結合の全部ま
たは一部が水素添加され、水素化ゴム(水添化ゴム)と
して用いられる。またこのジエン系ゴムは、カルボキシ
ル基などを有する変性剤にて変性されていてもよい。
【0026】本発明においては、これらの高飽和ゴムを
1種または2種以上適宜組み合わせて用いることができ
る。官能基含有潤滑オイル[B] 官能基含有潤滑オイル[B]としては、官能基を分子鎖
の片末端もしくは両末端に有する、シリコーンオイル、
フッ素化オイル、オレフィン系オイル等が挙げられ、こ
れらの内ではこのような官能基を有するシリコーンオイ
ルおよび/またはフッ素化オイルが好ましく用いられ
る。
【0027】このような官能基含有潤滑オイル中の官能
基としては、後述する官能基含有熱硬化性樹脂[C]中
の官能基と直接あるいは硬化剤等を介し間接的に結合し
うる限り特に限定されず、例えば、後述する官能基含有
熱硬化性樹脂[C]が、メチロール基(HO-CH2-)、エ
ポキシ基、アミノ基、ビニル基(CH2=CH-)などの官能
基を有する場合には、潤滑オイル[B]の官能基として
は、水酸基、ビニル基、メタクリロイル基、アミノ基、
カルボキシル基、エポキシ基、イソシアネート基等が挙
げられる。このような官能基含有潤滑オイル[B]に
は、1種または2種以上の官能基が含まれていてもよ
い。
【0028】本発明においては、このような官能基含有
潤滑オイルを主成分として、通常70重量%以上、好ま
しくは90重量%以上の量で含有する潤滑オイルの混合
物を用いることもできる。このような官能基含有潤滑オ
イルとしては、得られるゴム組成物のプレス成形工程中
において分解しないことが好ましい。
【0029】このような性状の官能基含有潤滑オイルと
しては、その分子量(重量平均)が通常、1000〜5
0000、好ましくは5000〜10000であること
が望ましい。
【0030】このような官能基含有潤滑オイルは、「反
応性シリコーンオイル」(信越化学工業(株)製)、
「有機変性シリコーンオイル」(東レ・ダウコーニング
・シリコーン(株)社製)、 「サイラプレーン」(チ
ッソ(株)製)、「FOMBLIN Z」、「FLUO
ROLINK」(アウジモント(株)製)、「Fluo
ro Organic Compounds」((株)
ダイキンファインケミカル研究所 製)、「反応性フッ
素化オイル」(モノテカチーニ(株)社製)、「Fluoro
Organic Compounds」(ダイキン化成品販売(株)社
製)などとして市販されている。
【0031】本発明に係るゴム組成物では、この官能基
含有潤滑オイルは、前記ゴム成分100重量部に対して
1〜30重量部、好ましくは3〜25重量部、より好ま
しくは5〜20重量部となるような量で含有(配合)さ
れている。潤滑性オイル[B]がこのような量でゴム組
成物中に配合されることによって、該ゴム組成物は高飽
和ゴム[A]が本来有する機械的強度を保持したまま、
しかも潤滑性が付与されたゴム成形体を形成しうるよう
になる。この官能基含有潤滑オイルが1重量部未満の量
では低摩擦性に劣り、30重量部を超えるとゴムとして
の物性(例:ゴム弾性)や加工性が低下することがあ
る。
【0032】官能基含有熱硬化性樹脂[C] 官能基含有熱硬化性樹脂[C](硬化が完結していない
反応性熱硬化性樹脂、単に「熱硬化性樹脂」とも言う)
としては、該官能基含有熱硬化性樹脂の種類、分子量、
官能基の種類等にもよるが、該官能基含有熱硬化性樹脂
[C]中の官能基含有量が通常3重量%以上、好ましく
は5重量%以上であるものが望ましい。このような量で
官能基を含有すると、この官能基含有熱硬化性樹脂
[C]中の官能基は、上記官能基含有潤滑オイル[B]
中の官能基と有効に作用し、特に優れた物性のゴム成形
体が得られる傾向がある。
【0033】熱硬化性樹脂としては、フェノール系、エ
ポキシ系、メラミン系、フラン系、尿素系、ポリイミド
系、アニリン系、キシレン系、スルホンアミド系、アル
キド系、不飽和ポリエステル系、トリアリルシアヌレー
ト系、ビニル系、アクロレイン系、ホルムアルデヒドお
よびケトン系、などの熱硬化性樹脂を挙げることができ
る。
【0034】このような熱硬化性樹脂中の官能基として
は、前記官能基含有潤滑オイル中の官能基と直接あるい
は硬化剤等を介して間接的に結合し得る限り特に限定さ
れないが、例えば、エポキシ系樹脂のエポキシ基;フェ
ノール系樹脂、ユリア系樹脂、メラミン系樹脂、フラン
系樹脂、尿素系樹脂、変性アニリン系樹脂等のメチロー
ル基;メラミン系樹脂、アニリン系樹脂のアミノ基;不
飽和ポリエステル系樹脂、ビニル系樹脂、トリアリルシ
アヌレート系樹脂の不飽和基(炭素−炭素二重結合含有
基);尿素系樹脂のメチロール基;などが挙げられる。
【0035】なお、これらの官能基は、上記官能基含有
熱硬化性樹脂[C]中に1種または2種以上含まれてい
てもよい。このような熱硬化性樹脂の内では、メチロー
ル基含有フェノール・ホルムアルデヒド系樹脂が好まし
く用いられる。なお、このような熱硬化性樹脂中の官能
基は、製造原料に由来して分子中に残存しているもので
もよく、また変性によって導入されたものであってもよ
い。
【0036】上記のような熱硬化性樹脂は、従来公知の
方法で製造することできる。本発明に係るゴム組成物で
は、この官能基含有熱硬化性樹脂[C]は、前記ゴム成
分100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは3
〜20重量部となるような量で含有(配合)されてい
る。この官能基含有熱硬化性樹脂[C]が1重量部未満
の量では、官能基含有熱硬化性樹脂[C]の官能基と潤
滑オイルの官能基とがゴム組成物中で有効に反応するこ
とができず、また30重量部を超えると、得られゴム組
成物からゴム弾性に乏しい成形体(ゴム成形体)が得ら
れてしまう。なお、上記のような量で官能基含有熱硬化
性樹脂[C]を用いると、潤滑オイル中の官能基の種類
によっては、この官能基含有熱硬化性樹脂[C]と潤滑
オイル[B]との反応の他に、熱硬化性樹脂[C]と熱
硬化性樹脂以外のゴム補強性充填材(剤)との反応も期
待できる。
【0037】本発明に係るゴム組成物は、このような官
能基含有熱硬化性樹脂[C]を含有することによって、
耐熱性および機械的強度が向上されたゴム成形体を形成
しうる。
【0038】本発明では、上記のようにゴム組成物は、
熱硬化性樹脂[C]とともに上記潤滑性オイル[B]を
含有している。このような両成分を含有するゴム組成物
では、熱硬化性樹脂[C]に含有されるメチロール基、
エポキシ基、アミノ基、不飽和基等の官能基と、潤滑性
オイル[B]に含有される官能基とが反応することによ
って、潤滑性オイル[B]がゴム組成物中あるいはゴム
成形体中に固定されるようになる。これらの反応では、
一般に知られている官能基反応および、必要に応じて反
応触媒などを加えた官能基反応が、官能基含有潤滑成分
[B]と官能基含有熱硬化性樹脂[C]との結合に主に
作用し、官能基含有潤滑オイル[B]が加硫性ゴム組成
物あるいは該組成物からなる加硫ゴム成形体中に固定さ
れるのであろうと推測される。
【0039】[ゴム組成物の製造]本発明に係るゴム組
成物を製造するには、従来より公知の方法を適宜採用す
ることができ、上記ゴム組成物を構成する各成分、すな
わち、高飽和ゴム[A]と、官能基含有潤滑オイル
[B]と、官能基含有熱硬化性樹脂[C]と、必要によ
り用いられる後述するような架橋剤、共架橋剤、架橋助
剤、補強剤、加工助剤、老化防止剤、スコーチ防止剤等
のゴム薬品、充填材などとを配合し、必要により混練り
すればよい。
【0040】なお、本発明においては、上記各成分の添
加混合順序は特に限定されず、任意の順序で各成分を配
合し混練りしてもよい。例えば、上記官能基含有潤滑オ
イル[B]と官能基含有熱硬化性樹脂[C]とを予め混
練りし、次いで、得られた混練物と、高飽和ゴム
[A]、必要により配合される上記ゴム薬品、充填材等
とを混練りして本発明に係るゴム組成物を製造してもよ
い。また、上記官能基含有潤滑オイル[B]と官能基含
有熱硬化性樹脂[C]との混練時に反応触媒を用いて両
者を反応させてもよい。このように官能基含有潤滑オイ
ル[B]と官能基含有熱硬化性樹脂[C]との混練物
と、高飽和ゴム[A]並びに必要により用いられるゴム
薬品等と、の混練りを行うことにより、官能基含有潤滑
オイル[B]と官能基含有熱硬化性樹脂[C]との反応
を均一に進行させることができる。
【0041】なお、この反応は混練り、プレス、射出、
押出などの成形、オーブン加硫などの方法により、ゴム
組成物から後述するようなゴム成形体を製造する、ゴム
成形体の成形工程中で起こさせることが望ましいことが
ある。このようにゴム成形体の製造時にその反応を起こ
させ、あるいは促進させるには、例えばオーブン加硫温
度および時間を適宜調整すればよい。なお、例えばこの
ような成形工程時の条件下では上記反応が殆ど起こらず
促進されないような場合には、前述したように官能基含
有熱硬化性樹脂[C]と官能基含有潤滑オイル[B]と
を予め反応させた状態で、高飽和ゴム[A]と混練りし
てゴム組成物を製造してもよい。
【0042】本発明においては、上記ゴム組成物の調製
の際にはオープンロール、ニーダー、バンバリーミキサ
ー、押出機などを用いることができる。上記のような本
発明に係るゴム組成物は、本来ゴム材料が有するシール
性、制振性、追従性を損なうことなく、成型時の離型性
に優れ、しかも耐オゾン性に優れ、低摩擦係数を有し潤
滑性が向上されたゴム成形体を形成しうる。ゴム薬品等 本発明に係るゴム組成物には、上述したように、必要に
応じて架橋剤、共架橋剤、架橋助剤、補強剤、加工助
剤、老化防止剤、スコーチ防止剤等のゴム薬品、充填材
などが含有される。
【0043】本発明で用いられる上記架橋剤としては、
硫黄系架橋剤、過酸化物系架橋剤、共架橋剤など通常ゴ
ムに使用される架橋剤が挙げられる。これらは、単独で
あるいは組み合わせて使用することができる。
【0044】硫黄系架橋剤としては、具体的には粉末硫
黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、表面処理硫黄、不溶性硫
黄、塩化硫黄などを挙げることができる。過酸化物系架
橋剤としては、具体的に、1,3-ビス(tert-ブチルパー
オキシイソプロピル)ベンゼン、tert-ブチルヒドロパ
ーオキシド、1,4-ビス(tert-ブチルパーオキシイソプ
ロピル)ベンゼン、2,5-ジメチルヘキサン-2,5-ジヒド
ロパーオキシド、ジクミルパーオキシド、2,5-ジメチル
-2,5- ビス(tert-ブチルパーオキシ)ヘキサン、tert-
ブチルクミルパーオキシド、2,5-ジメチル-2,5-tert--
ブチルパーオキシヘキシン-3、1,1-ビス(tert-ブチル
パーオキシ)シクロドデカン、2,2-ビス(tert-ブチル
パーオキシ)オクタン、1,1-ビス(tert-ブチルパーオ
キシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、n-ブチル-4,
4-ビス(tert-ブチルパーオキシ)バレレート、tert-ブ
チルパーオキシベンゾエート、tert-ブチルパーオキシ
イソプロピルカーボネート、過酸化亜鉛などが挙げられ
る。
【0045】共架橋剤としては、具体的にトリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、3 クロロ 2 ヒドロキシプロピル
メタクリレート、ジンクメタクリレート、トリアリルシ
アヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ダイマー2,
4 トルエンジイソシアネート、トリアリルトリメリテー
ト、ジアリルフタレート、ジアリルクロレンデートなど
を挙げることができる。
【0046】このような架橋剤は、熱可塑性ウレタンゴ
ムなどの架橋しないタイプのゴムでは特に必要でない
が、加硫性のゴム組成物(加硫性ゴム組成物)では、こ
の加硫性ゴム組成物100重量部に対して、通常、0.
1 〜10重量部、好ましくは0.3〜8重量部の量で用
いられる。
【0047】混練に際しては、架橋剤とともに、本発明
の目的を損なわない範囲で、下記のようなゴム薬品を添
加してもよい。このようなゴム薬品としては、上記架橋
剤の他に、架橋助剤、補強剤、可塑剤、加工助剤、老化
防止剤、スコーチ防止剤などを挙げることができる。
【0048】架橋助剤としては、グアニジン系化合物、
スルフェンアミド系化合物、チウラム系化合物、ジチオ
カルバメート系化合物、アルデヒドアミン系化合物、チ
オ尿素系化合物、キサンテート系化合物などを挙げるこ
とができる。
【0049】このような架橋助剤は、加硫性ゴム組成物
100重量部に対して、通常、0.5〜10重量部の量
で用いることができる。またこれらの架橋助剤は、架橋
剤として用いることもできる。
【0050】ゴム補強剤は充填剤としての機能も果たす
が、このようなゴム補強剤(充填剤)としては、カーボ
ンブラック、シリカ、クレー、ケイ酸塩、アルミナ、水
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、ケイ酸などを挙げ
ることができる。
【0051】ゴム補強剤(充填剤)は、成分[A]、
[B]および[C]からなる加硫性ゴム組成物100重
量部に対して、通常、5〜150重量部の量で用いるこ
とができる。
【0052】可塑剤としては、プロセス油、DOP(ジ
オクチルフタレート)、DOS(ジオクチルセバケー
ト)、植物油、ファクチスなどを挙げることができる。
このような可塑剤は、加硫性ゴム組成物100重量部に
対して、通常、5〜50重量部の量で用いることができ
る。
【0053】加工助剤としては、酸化亜鉛、ステアリン
酸、ポリエチレングリコールなどを挙げることができ
る。加工助剤は、加硫性ゴム組成物100重量部に対し
て、通常、0.5〜6重量部の量で用いることができ
る。
【0054】老化防止剤としては、2,6-ジ-tert-ブチル
-4-メチルフェノール、N-イソプロピル-N'-フェニル-p-
フェニレンジアミン、ポリ(2,2,4-トリメチル-1,2-ジ
ヒドロキノリン)、2 メルカプトベンゾイミダゾール、
特殊ワックスなどを挙げることができる。
【0055】老化防止剤は、加硫性ゴム組成物100重
量部に対して、通常、0.5〜3重量部の量で用いるこ
とができる。本発明に係るゴム組成物は、上記のような
成分の外に、必要に応じて二硫化モリブデン[D]を含
有していてもよい。二硫化モリブデン[D]が、ゴム組
成物中に含有されるときは、高飽和ゴム[A]100重
量部に対して60重量部以下の量で、好ましくは50重
量部以下の量で含有(配合)される。ゴム組成物が二硫
化モリブデン[D]を60重量部以下の量で含有するこ
とによって、該ゴム組成物から得られる成形体は、機械
的強度が向上されるとともに、耐摩耗性が向上される傾
向にある。二硫化モリブデン[D]は60重量部以上の
量で配合されたゴム組成物から得られる成形体は、ゴム
弾性率が低下して、加工性も低下する傾向にある。
【0056】[ゴム成形体およびその製造]本発明に係
るゴム成形体は、上記のようなゴム組成物を成形してな
る。このようなゴム成形体は、上記のような高飽和ゴム
[A]と官能基含有潤滑オイル[B]と官能基含有熱硬
化性樹脂[C]とからなるゴム組成物に、必要に応じて
配合される上述したようなゴム薬品、充填材などを添加
して混練した後、加圧下に、加熱して成形して製造され
る。
【0057】特に加硫性ゴム組成物について詳説する
と、このようなゴム組成物では、混練に際して、架橋剤
以外の前述したゴム薬品を用いるときは、このようなゴ
ム薬品は、ゴム組成物に架橋剤を添加して混練する前に
添加してもよいし、またゴム組成物に、架橋剤を添加し
て混練した後に添加してもよい。後者の場合は、ゴム組
成物と架橋剤との混練物に、架橋剤以外のゴム薬品を添
加してさらに混練することが好ましい。また本発明で
は、ゴム組成物を形成する各成分、架橋剤および必要に
応じて他のゴム薬品を同時に混練することもできる。
【0058】本発明では、架橋剤を添加して混練する前
に、加硫性ゴム組成物を予め混練しておくことが好まし
い。混練は、前述したように通常のゴム混練装置を用い
て行うことができる。
【0059】このような混練は、20〜120℃、好ま
しくは50〜80℃の温度下で、5〜30分、好ましく
は10〜20分行われる。次に、上記のようにして得ら
れる混練物を、加熱下に成形すると、ゴム成形体が得ら
れる。
【0060】架橋成形は、具体的には、上記混練物を所
望形状の金型に充填し、140〜230℃、好ましくは
150〜180℃で、3〜60分間、好ましくは10〜
30分間加熱して行われる。
【0061】このような混練および架橋成形工程によっ
て、潤滑性オイル[B]と熱硬化性樹脂[C]とが反応
して、潤滑性オイル[B]がゴム成形体中に固定される
ようになる。
【0062】このようにして得られた本発明に係るゴム
成形体では、少なくとも一部の潤滑性オイルが、熱硬化
性樹脂を介してマトリックスを形成しているゴム成形体
中に反応固定されており、物理的にも成形体中で移動す
ることが困難になる。したがって、オイルが成形体から
直ちに滲出(ブリード)してしまうことがなく、かつ成
形体表面に長期間にわたって低摩擦性(潤滑性)を付与
しうる。
【0063】従って本発明に係るゴム成形体を摺動用途
に使用すると、低摩擦性が持続的に発揮される。またこ
のゴム成形体中の潤滑オイルは、該ゴム成形体が用いら
れる流体雰囲気中にほとんどブリードすることがない。
【0064】しかも、このゴム成形体は、均質な組成を
有しているため、ゴム成形体表面が摩耗しても使用開始
直後の優れた低摩擦性を維持できる。さらに、このゴム
成形体では、ゴムマトリックス中の不飽和結合(例:二
重結合)が少なく、優れた耐オゾン性を示す。従って、
このゴム成形体は、屋外やオゾン発生源に近い部所での
利用に好適である。なお、従来では、一般に主鎖に二重
結合の少ないゴムは加工性に劣り、特に離型性が悪くこ
のようなゴムの成形加工時には離型剤を必要とし、得ら
れたゴム製品の表面が離型剤で汚染されることがあっ
た。これに対して本発明に係るゴム組成物の成形加工で
は、このように表面を汚染する離型剤も不要となる。
【0065】また本発明に係るゴム成形体は、たとえ
ば、シール部材などとして用いたとき、ゴム材料が本来
有する優れたシール性、機械的強度、制振性、追従性を
発現するとともに、潤滑性(低摩擦性)をも発現するの
で、いわゆる鳴き現象や、装置のスティックスリップを
防止することが可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明に係るゴム組成物は、成形時にお
ける離型性に優れるため特に離型剤を用いることなく各
種成形体を形成可能であり、従って、成形時の離型剤使
用による成形体表面の汚染、あるいは離型剤使用に伴っ
て生ずる、成形体の低摩擦化への悪影響等を避けること
ができる。
【0067】本発明に係るゴム組成物からなるゴム成形
体を摺動用途に使用すると、低摩擦性が持続的に発揮さ
れる。またゴム成形体中に熱硬化性樹脂を介して反応固
定化された潤滑オイルは、該ゴム成形体が用いられる流
体雰囲気中にブリードすることなくゴム成形体の摩擦係
数を低減させるべく持続的に働く。
【0068】しかも、このゴム成形体は、均質な組成を
有しているため、ゴム成形体表面が摩耗しても低摩擦性
を維持できる。さらに、このゴム成形体では、優れた耐
オゾン性を示す。
【0069】
【実施例】以下、本発明について実施例によりさらに具
体的に説明するが、本発明は、かかる実施例により何ら
制限されるものではない。なお、表中、各成分量は、特
に断りのない限り「重量部」表示である。
【0070】
【実施例1〜8および比較例1〜4】試料の調製 8インチ二本ロールを用いて表1に示す配合組成の未加
硫ゴム組成物を調製した。次いで、該未加硫ゴム組成物
を用いて、150℃〜170℃において20分間通常の
プレス成形を行うことにより、厚さ2mmの試験用シー
トを作製した。次いで、このようにプレス成形してなる
試験用シートを150℃で4時間オーブン加硫した。
【0071】加硫シートの摩擦係数、耐オゾン性並びに
離型性を評価した。結果を表2に示す。評価方法 <摩擦係数測定>HEIDON-14D(神東科学
(株)社製)を用いて、SUS304ボール圧子をゴム
シート上で、荷重200g、速度300mm/分の条件
下で100mm滑らせた際の摩擦力を読み取り、摩擦力
を荷重で割った値を摩擦係数として採用した。
【0072】<オゾン劣化試験>各試料シートからJI
S 1号ダンベルを打ち抜き、試験片を採取した。オゾ
ンウェザーメーターOMS-IVCR(スガ試験機
(株)社製)を用いて、ダンベルを20%伸張した状態
で、オゾン濃度50pphm、温度40℃の雰囲気下に
48時間暴露し、表3に示すようにJISK6301に
従い亀裂の発生度合いを評価した。
【0073】<離型性評価>シートを離型剤無しで20
回連続プレス成形し、脱型(離型)のしやすさと得られ
たシート表面の荒れとを観察することにより、官能評価
した。
【0074】このプレス成形に離型剤が不要と判断され
る場合には「○」で示し、必要と判断される場合には
「×」で示した。なお、以下の表中で略号表示した各成
分の意味、物性、成分組成などは下記のとおり。 1) HNBR:水素化ニトリル-ブタジエンゴム,ヨウ
素価6g/100g。 2) EPDM:エチレン-プロピレンターポリマー,ヨ
ウ素価8g/100g。 3) FKM:(フッ化ビニリデン)VdF/(ヘキサフ
ルオロプロピレン)HFP/(テトラフルオロエチレ
ン)TFE系フッ素ゴム,ヨウ素価<4g/100g。 4) HNBR−2:水素化ニトリル-ブタジエンゴム,
ヨウ素価28g/100g。 5) SBR:スチレン-ブタジエンゴム,ヨウ素価190g/
100g。 6) 加工助剤:酸化亜鉛/ステアリン酸=5/1(重量部
の比)。 7) 老化防止剤:2-メルカプトベンゾイミダゾール。 8) 老化防止剤:高分子化2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒ
ドロキノリン。 9) カーボンブラック:良押出性カーボンブラック(Fa
st extruding furnace black)。 10) カーボンブラック:中熱分解炉カーボンブラック
(Medium thermal furnaceblack)。 11) 共架橋剤:トリアリル イソシアヌレート。 12) 共架橋剤:トリメチロールプロパン トリアクリレ
ート。 13) 共架橋剤:N,N'-m-フェニレンジアマレイミド。 14) 反応性熱硬化性樹脂:微粒子状フェノール・ホル
ムアルデヒド系樹脂;メチロール基含有量6〜7%。 15) 反応性潤滑オイル成分:両末端変性オルガノポリ
シロキサン;重量平均分子量5000。 16) 架橋剤:1,3-ビス(tert-ブチルペルオキシ イソ
プロピル)ベンゼン。 17) 架橋剤:2,5-ジメチル-2,5-ジ(tert-ブチルペル
オキシ)ヘキサン-3。 18) 架橋剤:コロイド状硫黄/N-シクロヘキシル-2-ベ
ンゾチアジル スルフェンアミド/ビス(ジメチルチオ
カルバミル)-ジスルフィド=0.5/2/2(重量部の比)
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【表3】
【0078】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101:02 83:04)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】[A]ヨウ素価15g/100g以下の高
    飽和ゴム:100重量部と、 [B]官能基含有潤滑オイル:1〜30重量部と、 [C]官能基含有熱硬化性樹脂:1〜30重量部とから
    なることを特徴とするゴム組成物。
  2. 【請求項2】官能基含有潤滑オイル[B]が、官能基含
    有シリコーンオイルおよび/または官能基含有フッ素化
    オイルであることを特徴とする請求項1に記載のゴム組
    成物。
  3. 【請求項3】官能基含有熱硬化性樹脂[C]が、潤滑オ
    イル[B]中の官能基と反応可能な官能基を3重量%以
    上の量で含有していることを特徴とする請求項1または
    2に記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】官能基含有熱硬化性樹脂[C]中の官能基
    が、メチロール基、エポキシ基、アミノ基および不飽和
    基からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】官能基含有潤滑オイル[B]中の官能基
    が、水酸基、エポキシ基、イソシアネート基、ビニル
    基、メタクリロイル基、アミノ基、カルボキシル基から
    なる群から選ばれる少なくとも1種の官能基を有するシ
    リコーンオイルまたはフッ素化オイルであることを特徴
    とする請求項1〜4の何れかに記載のゴム組成物。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れかに記載のゴム組成物
    を成形してなるゴム成形体。
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