JPH09239904A - 弾性複合材およびその製造方法 - Google Patents

弾性複合材およびその製造方法

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JPH09239904A
JPH09239904A JP5187896A JP5187896A JPH09239904A JP H09239904 A JPH09239904 A JP H09239904A JP 5187896 A JP5187896 A JP 5187896A JP 5187896 A JP5187896 A JP 5187896A JP H09239904 A JPH09239904 A JP H09239904A
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JP
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rubber
adhesive
treatment
trade name
composite material
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JP5187896A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawasaki
弘志 川崎
Yukitaka Yomo
幸隆 四方
Toru Chikada
透 近田
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Arai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Arai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ふっ素樹脂とゴムの接着信頼性に優れた弾性
複合材およびこの弾性複合材を効率よく製造することの
できる弾性複合材の製造方法を提供すること。 【解決手段】 ふっ素樹脂からなる基体2の表面に、ゴ
ムの種類に応じて液体アンモニア中に金属ナトリウムを
溶解させた処理液またはエキシマレーザによる処理層3
を形成し、この処理層3の表面にゴムの種類に応じてフ
ェノール樹脂系接着剤またはシラン系接着剤による接着
剤層4を介してゴムからなる弾性体層5が一体化されて
いることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性複合材および
その製造方法に係り、特に、ピストンリング、バルブパ
ッキン、オイルシール、バルブステムシール、フリクシ
ョンダンパー、弾性軸受などの摺動部位に好適な弾性複
合材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴムは、耐熱、耐寒性に優れ、
広い温度範囲で良好な圧縮復元性を示す弾性体であり、
これらの特性を利用して種々の工業分野で使用されてい
る。そして、耐摩耗性、低摩擦係数を要求されるピスト
ンリング、オイルシール、弾性軸受などの摺動部位にお
いては、摺動面が摩擦係数の低いふっ素樹脂とされた弾
性複合材が多用されている。すなわち、ふっ素樹脂と未
加硫のゴムとを接着剤を用いて加硫接着することにより
一体化した弾性複合材は、優れた耐摩耗性や柔軟性を有
し、しかも摺動部位に用いた場合においては、ふっ素樹
脂の動摩擦係数が0.3以下と低いので乾燥状態におい
ても低いフリクション性を有するためである。
【0003】ところで、ふっ素樹脂は、その分子構造
上、特異な、撥水性、撥油性、非粘着性を有しており、
そのままではゴムと接着させることは不可能である。
【0004】そこで、ふっ素樹脂をゴムと接着させるた
めには、ふっ素樹脂の表面をぬれやすくしてやる必要が
あり、そのための表面処理方法が種々提案されている。
このふっ素樹脂の表面処理方法としては、化学的にふっ
素樹脂の表面をエッチングする方法とそれ以外の方法に
大別することができる。
【0005】一方の化学的にふっ素樹脂の表面をエッチ
ングする表面処理方法としては、金属ナトリウムの液体
アンモニア溶液にふっ素樹脂を浸漬する方法(以下、S
A法と記す)、金属ナトリウムをナフタリンのテトラヒ
ドロフラン溶液に加えてできる錯化合物溶液中にふっ素
樹脂を浸漬する方法(以下、SNT法と記す)、リチウ
ムのようなアルカリ金属の水銀アマルガムをふっ素樹脂
に接触させるアルカリ金属アマルガム法、ふっ素樹脂を
(C4 9 )N+ BF4 -のジメチルホルムアミド溶液中
で−2V以下の電位の白金線に接触させる電解還元法な
どを例示することができる。
【0006】他方の化学エッチング処理以外の表面処理
方法としては、金属蒸着法、スパッタエッチング、コロ
ナ処理、プラズマ処理などを例示することができる。
【0007】また、工業的に主として採用されているふ
っ素樹脂の表面処理方法は、金属ナトリウムを使用した
アルカリ金属溶液処理であり、このうち、液体アンモニ
アは取り扱いにくいので錯化合物溶液法(SNT法)が
主として用いられている。
【0008】また、ふっ素樹脂とゴムとの接着に用いる
接着剤としては、初期接着性が安定しているエポキシ系
接着剤、または、塩化ゴム系接着剤が主として用いられ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、ふっ素樹脂とゴ
ムとを接着させてなる弾性複合材に対する信頼性の向上
が求められており、例えば、ロングライフクーラント
(不凍液:以下LLCと記す)に対する弾性複合材の接
着耐久性などの改善が求められている。
【0010】このようなふっ素樹脂とゴム様弾性体を接
着させてなる弾性複合材に対する信頼性の向上を図るた
めに、ふっ素樹脂とゴムとの接着性を向上させるための
各種の提案がなされている。
【0011】このふっ素樹脂とゴムとの接着性を向上さ
せる従来例としては、例えば、特開昭61−15753
6号公報がある。この特開昭61−157536号公報
には、ふっ素樹脂を順次アルゴンガス雰囲気中およびア
ンモニア雰囲気中でスパッタエッチング処理することに
より、フェノール樹脂系接着剤に対する接着性を向上さ
せることが開示されている。この方法の着目点は、従来
広く使用されているケムロック250(ロード・ファー
・イースト・インコーポレイテッド製商品名)の如き塩
化ゴム系接着剤ではふっ素樹脂とゴムとの初期接着力が
良好であるが、熱的および化学的耐久性に劣り、耐久性
の優れたフェノール樹脂系接着剤ではふっ素樹脂とゴム
との接着強度が低いためにふっ素樹脂の剥がれが生じや
すいという欠点を克服する点である。
【0012】前記特開昭61−157536号公報にお
いては、これらの問題点を克服し、フェノール樹脂系接
着剤を用いても十分な耐久性を有することが可能にはな
っているが、ふっ素樹脂の表面処理そのものをスパッタ
エッチングに依存しているため、処理装置が大がかりと
なり経済効率が悪くなる。また、スパッタエッチング
は、ふっ素樹脂の処理を真空容器中で実施する必要があ
るので、例えば、ふっ素樹脂が長尺のシートに形成され
た場合には、真空容器中で連続処理することは困難であ
る。また、処理面の摺動抵抗が大きいため、設計上、処
理面を摺動面に接触しないようにするには、ふっ素樹脂
を片面のみ処理する必要があるが、スパッタエッチング
では片面処理を行うことも困難で、製品設計上制約を受
けるという問題点があった。
【0013】また、ふっ素樹脂の表面処理をSNT法で
実施し、ゴムとしてNBRを使用した従来公知の組合せ
で作成した弾性複合材たるピストンリングにおいては、
ふっ素樹脂とNBRとの接着剤としてフェノール樹脂系
接着剤を使用した場合に、ピストンリングをピストンロ
ッドへ装着する際のピルトンリングを拡径する方向に加
えられる伸びが大きいので、この際に接着を司る処理層
が破壊されてしまうという問題点があった。
【0014】そこで、ふっ素樹脂とゴムとの接着信頼性
に優れた弾性複合材およびこの弾性複合材を効率よく製
造することのできる弾性複合材の製造方法が求められて
いる。
【0015】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、ふっ素樹脂とゴムとの接着信頼性に優れた弾性
複合材およびこの弾性複合材を効率よく製造することの
できる弾性複合材の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0016】さらに、本発明は、熱的および化学的耐久
性ならびに機械的強度に優れた弾性複合材およびこの弾
性複合材を効率よく製造することのできる弾性複合材の
製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明者らは、ふっ素樹脂とゴムとの接着信頼性
に優れた弾性複合材およびこの弾性複合材を効率よく製
造することのできる弾性複合材の製造方法を得るべく鋭
意研究を行った結果、ふっ素樹脂からなる基体の表面に
施す表面処理およびふっ素樹脂とゴムとの接着に用いる
接着剤をふっ素樹脂からなる基体に接着させるべきゴム
の種類に応じて組み合わせることにより熱的および化学
的耐久性ならびに機械的強度に優れた弾性複合材を得る
ことができることを見出し、本発明を完成したものであ
る。
【0018】すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記
載の本発明の弾性複合材の特徴は、ふっ素樹脂からなる
基体の表面に液体アンモニア中に金属ナトリウムを溶解
させた処理液による処理層を形成し、この処理層の表面
にフェノール樹脂系接着剤からなる接着剤層を介してゴ
ムからなる弾性体層が一体化されている点にある。
【0019】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明の弾性複合材の特徴は、ふっ素樹脂からなる基体
の表面に液体アンモニア中に金属ナトリウムを溶解させ
た処理液による処理層を形成し、この処理層の表面にシ
ラン系接着剤からなる接着剤層を介してゴムからなる弾
性体層が一体化されている点にある。
【0020】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明の弾性複合材の特徴は、ふっ素樹脂からなる基体
の表面に、エキシマレーザによる処理層を形成し、この
処理層の表面にフェノール樹脂系接着剤からなる接着剤
層を介してゴムからなる弾性体層が一体化されている点
にある。
【0021】また、特許請求の範囲の請求項4に記載の
本発明の弾性複合材の特徴は、ふっ素樹脂からなる基体
の表面に、エキシマレーザによる処理層を形成し、この
処理層の表面にシラン系接着剤からなる接着剤層を介し
てゴムからなる弾性体層が一体化されている点にある。
【0022】また、特許請求の範囲の請求項5に記載の
本発明の弾性複合材の特徴は、請求項1または請求項3
において、ゴムは、NBR、HNBR、アクリルゴムよ
りなる群から選ばれた一つである点にある。
【0023】また、特許請求の範囲の請求項6に記載の
本発明の弾性複合材の特徴は、請求項2または請求項4
において、ゴムは、ふっ素ゴム、シリコーンゴム、EP
DMよりなる群から選ばれた一つである点にある。
【0024】また、特許請求の範囲の請求項7に記載の
本発明の弾性複合材の製造方法の特徴は、ふっ素樹脂か
らなる基体の少なくとも一方の表面に液体アンモニア中
に金属ナトリウムを溶解させた処理液を用いて表面処理
を施した後に、フェノール樹脂系接着剤を用いて接着処
理を施し、この接着処理を施した基体と未加硫のゴムと
を金型を用いて加硫接着させて一体化させる点にある。
【0025】また、特許請求の範囲の請求項8に記載の
本発明の弾性複合材の製造方法の特徴は、ふっ素樹脂か
らなる基体の少なくとも一方の表面に液体アンモニア中
に金属ナトリウムを溶解させた処理液を用いて表面処理
を施した後に、シラン系接着剤を用いて接着処理を施
し、この接着処理を施した基体と未加硫のゴムとを金型
を用いて加硫接着させて一体化させる点にある。
【0026】また、特許請求の範囲の請求項9に記載の
本発明の弾性複合材の製造方法の特徴は、ふっ素樹脂か
らなる基体の少なくとも一方の表面にエキシマレーザを
用いて表面処理を施した後に、フェノール樹脂系接着剤
を用いて接着処理を施し、この接着処理を施した基体と
未加硫のゴムとを金型を用いて加硫接着させて一体化さ
せる点にある。
【0027】また、特許請求の範囲の請求項10に記載
の本発明の弾性複合材の製造方法の特徴は、ふっ素樹脂
からなる基体の少なくとも一方の表面にエキシマレーザ
を用いて表面処理を施した後に、シラン系接着剤を用い
て接着処理を施し、この接着処理を施した基体と未加硫
のゴムとを金型を用いて加硫接着させて一体化させる点
にある。
【0028】そして、本発明の弾性複合材を本発明の弾
性複合材の製造方法に沿って形成する。すなわち、ゴム
の種類に応じて、ふっ素樹脂からなる基体の表面に液体
アンモニア中に金属ナトリウムを溶解させた処理液また
はエキシマレーザを用いた表面処理を施して処理層を形
成した後に、フェノール樹脂系またはシラン系接着剤を
用いた接着処理による接着剤層を形成し、ついで、接着
処理を施した基体と未加硫のゴムとを金型を用いて加硫
接着させて一体化させることにより、ふっ素樹脂とゴム
との接着性を確実に向上させることができ、その結果、
ふっ素樹脂とゴムとの接着信頼性に優れた弾性複合材を
得ることができる。
【0029】さらに具体的に説明すると、本発明の弾性
複合材を本発明の弾性複合材の製造方法に沿って形成す
ることにより、LLC溶液などに対する接着耐久性を著
しく向上させることができ、ピストンリングなどにおい
ても装着時に処理層が破壊されることがなく、熱的およ
び化学的耐久性ならびに機械的強度に優れた弾性複合材
を得ることができる。また、本発明の弾性複合材の製造
方法によれば、ふっ素樹脂からなる基体を長尺のシート
状あるいはフィルム状とすることにより片面処理を容易
行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0031】図1は本発明に係る弾性複合材の製造方法
を適用した弾性複合材の実施の形態の一例を示す模式図
であり、図2は本発明に係る弾性複合材の製造方法の実
施の形態の一例を示すフローチャートである。
【0032】図1に示すように、本実施の形態の弾性複
合材1は、ふっ素樹脂からなる基体2の表面に本発明に
係る処理層3が形成されており、この処理層3の表面に
は、本発明に係る接着剤層4を介してゴムからなる弾性
体層5が一体化されて形成されている。なお、接着剤層
4は、弾性体層5を構成するゴムの種類に応じて選択さ
れるようになっている。
【0033】図2に示すように、前記弾性複合材の製造
方法は、ふっ素樹脂からなる基体2を形成する基体形成
工程6と、この基体形成工程6により形成された基体2
の表面にエッチング処理からなる表面処理を施して処理
層3を形成する処理層形成工程7と、この処理層形成工
程7により形成された処理層3の表面に接着剤を塗布し
て接着剤層4を形成する接着剤層形成工程8と、接着剤
層4を形成した基体2と未加硫のゴムとを金型を用いて
加硫することにより未加硫のゴムの加硫および基体2と
ゴムとの接着を同時に行う成型工程9とを順に行うよう
になっている。なお、図2において破線にて示すよう
に、必要に応じて、成型工程9の後に仕上げ加工工程1
0を加えてもよい。
【0034】つぎに、本発明の弾性複合材1の基体2に
用いるふっ素樹脂について説明する。
【0035】本発明の弾性複合材1の基体2に用いるふ
っ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PT
FE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTE
F)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル三元共重合
体(EPEまたはEPA)、テトラフルオロエチレン−
エチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン
(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)などを例示
することができるが、弾性複合材1をピストンリング、
オイルシールなどの各種の摺動部位に用いる場合には、
ふっ素樹脂としてPTFEが一般的に使用される。
【0036】前記PTFEの原料素材としては、圧縮成
型用モールディングパウダーに充填材(フィラー)を含
有しない無充填PTFEでもよいし、耐摩耗性や圧縮特
性を改善するためにモールディングパウダーに無機充填
材を5〜60重量%程度含有させたものでもよい。
【0037】前記圧縮成型用モールディングパウダーと
しては、ポリフロンM−12,M−14,M−15,M
−24,M−25,M−31,M−32,M−33,M
−35,M−111,M−112,M137(以上、ダ
イキン工業株式会社製商品名)、テフロン7−J,7A
−J,70−J,170−J,710−J,800−
J,810−J,820−J,914−J(以上、三井
・デュポンフロロケミカル株式会社製商品名)、フルオ
ンG−163,G−190,G−192,G−201,
G−307,G−320,G−340,G−350(以
上、旭硝子株式会社製商品名)などが例示される。
【0038】また、圧縮成型用モールディングパウダー
に含有させる無機充填材としては、ガラス繊維、グラフ
ァイト、ブロンズ、カーボン繊維、二流化モリブデン、
芳香族ポリエステル樹脂、ベンガラ、酸化クロム、粉末
コークス、雲母粉などが例示される。
【0039】これらの無機充填材を予め含有させた圧縮
成型用モールディングパウダーとしては、ガラス繊維を
15重量%含有するものとして、ポリフロンMG−10
30,MG−1030F(以上、ダイキン工業株式会社
製商品名)、テフロン1103−J,1603−J(以
上、三井・デュポンフロロケミカル株式会社製商品
名)、フルオンRB−1015(以上、旭硝子株式会社
製商品名)などが例示される。そして、ガラス繊維を2
0重量%含有するものとして、ポリフロンMG−104
0,MG−1040F(以上、ダイキン工業株式会社製
商品名)、テフロン1104−J,1604−J(以
上、三井・デュポンフロロケミカル株式会社製商品
名)、フルオンRB−1020(以上、旭硝子株式会社
製商品名)などが例示される。さらに、ガラス繊維を2
5重量%含有するものとして、ポリフロンMG−105
0,MG−1050F(以上、ダイキン工業株式会社製
商品名)、テフロン1105−J,1605−J(以
上、三井・デュポンフロロケミカル株式会社製商品
名)、フルオンRB−1025(以上、旭硝子株式会社
製商品名)などが例示される。
【0040】また、グラファイトを15重量%含有する
ものとして、ポリフロンMG−2030,MG−203
0F(以上、ダイキン工業株式会社製商品名)、テフロ
ン1123−J,1623−J(以上、三井・デュポン
フロロケミカル株式会社製商品名)、フルオンRB−2
015(以上、旭硝子株式会社製商品名)などが例示さ
れる。そして、グラファイトを30重量%含有するもの
として、ポリフロンMG−2060,MG−2060F
(以上、ダイキン工業株式会社製商品名)、フルオンR
B−2030(以上、旭硝子株式会社製商品名)などが
例示される。
【0041】また、ブロンズを60重量%含有するもの
として、ポリフロンMG−3060(以上、ダイキン工
業株式会社製商品名)、テフロン1146−J,164
6−J(以上、三井・デュポンフロロケミカル株式会社
製商品名)、フルオンRB−3060(以上、旭硝子株
式会社製商品名)などが例示される。
【0042】また、カーボン繊維を10重量%含有する
ものとして、ポリフロンMG−6020,MG−602
0F(以上、ダイキン工業株式会社製商品名)、テフロ
ン1197−J,1697−J(以上、三井・デュポン
フロロケミカル株式会社製商品名)、フルオンRB−2
510(以上、旭硝子株式会社製商品名)などが例示さ
れる。そして、カーボン繊維を15重量%含有するもの
として、ポリフロンMG−6030,MG−6030F
(以上、ダイキン工業株式会社製商品名)、フルオンR
B−2515(以上、旭硝子株式会社製商品名)などが
例示される。さらに、カーボン繊維を25重量%含有す
るものとして、ポリフロンMG−6050,MG−60
50F(以上、ダイキン工業株式会社製商品名)などが
例示される。
【0043】また、ガラス繊維を20重量%およびグラ
ファイトを5重量%含有するものとして、ポリフロンM
G−1241,MG−1241F(以上、ダイキン工業
株式会社製商品名)、テフロン1171−J,1671
−J(以上、三井・デュポンフロロケミカル株式会社製
商品名)、フルオンRB−1205(以上、旭硝子株式
会社製商品名)などが例示される。
【0044】また、ガラス繊維を15重量%および二硫
化モリブデンを5重量%含有するものとして、ポリフロ
ンMG−1431,MG−1431F(以上、ダイキン
工業株式会社製商品名)、テフロン1174−J,16
74−J(以上、三井・デュポンフロロケミカル株式会
社製商品名)、フルオンRB−1211(以上、旭硝子
株式会社製商品名)などが例示される。
【0045】また、エコノール(住友化学工業株式会社
製商品名:芳香族ポリエステル樹脂)を20重量%含有
するものとして、ポリフロンMG−7040,MG−7
040F(以上、ダイキン工業株式会社製商品名)など
が例示される。そして、前記エコノールを30重量%含
有するものとして、ポリフロンMG−7060,MG−
7060F(以上、ダイキン工業株式会社製商品名)な
どが例示される。
【0046】また、カーボンとグラファイトの混合物を
25重量%含有するものとして、ポリフロンMG−52
01,MG−5201F(以上、ダイキン工業株式会社
製商品名)、テフロン1191−J,1691−J(以
上、三井・デュポンフロロケミカル株式会社製商品名)
などが例示される。そして、カーボンとグラファイトの
混合物を33重量%含有するものとして、ポリフロンM
G−5202,MG−5202F(以上、ダイキン工業
株式会社製商品名)、テフロン1192−J,1692
−J(以上、三井・デュポンフロロケミカル株式会社製
商品名)などが例示される。
【0047】つぎに、本発明の弾性複合材1の基体2の
製造方法について説明する。
【0048】前記ふっ素樹脂からなる基体2は、前記P
TFEの原料素材を圧縮成型法により圧縮成型して成型
品とされたものが用いられるのが一般的であり、例え
ば、所定の金型内にPTFEの原料素材たるモールディ
ングパウダーを均一に充填し、周知のプレスにより常温
で100〜1000Kgf/cm2 程度の圧力をもって
圧縮して予備成型品を得、ついで、この予備成型品を周
知の焼成炉に入れて、焼成炉の温度を360〜380℃
の焼成温度まで所定の速度で上昇させた後、予備成型品
を360〜380℃の焼成温度で焼結が全体に均一に完
了するまで保持して焼成を完了させ、しかる後に、焼成
炉の温度を常温まで所定の速度で下降させ、その後、焼
成炉から焼成した予備成型品を取り出すことによりビレ
ット(焼成した予備成型品:成型品)を得るようになっ
ている。
【0049】そして、ふっ素樹脂からなる基体2の厚さ
が厚い場合などには、成型したビレットから基体2の寸
法形状に切り出し、この基体2に後述する表面処理を施
して使用する。
【0050】また、ふっ素樹脂からなる基体2の厚さが
1mm以下のもの、例えば、基体2を弾性複合材1とし
てのピストンリングやオイルシールなどに用いる場合に
は、一旦、大きな円筒形状のビレットを形成し、この円
筒形状の大きなビレットの内孔にスプライン付きの回転
軸を挿入し、この回転軸を旋盤などの切削機械にセット
し、板状の刃物などを用いてビレットの外周面側から大
根のかつらむきの如く皮を剥ぐようにスカイビング加工
することにより、所定の厚さの連続した長尺のシート状
の基体2を形成し、この基体2に後述する表面処理を施
し、その後、所定の形状に打ち抜き、または、切断して
使用する。もちろん、シート状の基体を所定の形状に打
ち抜き、または、切断されたものに表面処理を施しても
よい。
【0051】つぎに、本発明の弾性複合材1のふっ素樹
脂からなる基体2の表面処理について説明する。
【0052】本発明の弾性複合材1の基体2の表面処理
は、以下に記す2種類の方法から選択される。本発明の
基体2の表面処理に用いる表面処理方法の選択は肝要
で、後述するように、ゴムの種類および接着剤の種類と
の組み合わせに注意する必要がある。
【0053】一方の表面処理は、化学的に基体2の表面
をエッチング処理して処理層3を形成するものであり、
液体アンモニア中に金属ナトリウムを溶解させた処理液
を用いる方法、すなわち、金属ナトリウムの液体アンモ
ニア溶液にふっ素樹脂を浸漬する方法(SA法)により
行われる。このSA法とは、米国特許2789067号
明細書に開示されている方法であり、−33〜−70℃
の処理温度で1〜2重量%程度の金属ナトリウムの液体
アンモニア溶液に基体を数秒浸漬して基体2の表面に処
理層3を形成するものである。このSA法による基体2
の表面処理は、処理液に基体2を浸漬することにより行
われるものであり、基体2の処理液に接する部位に処理
層2が形成され、処理温度と処理時間とを調整すること
により、基体2の表面の処理レベルを適時調整すること
ができる。
【0054】また、必要に応じて基体2の一部(片面)
を処理する場合、すなわち、弾性複合材1をピストンリ
ングやバルブパッキンなどに用いる場合には、シート状
の基体2に対していわゆる片面処理が行われる。このシ
ート状の基体2に対する片面処理は、例えば、図3に示
すような処理装置11を用いて達成することができる。
【0055】この処理装置11は、図3に示すように、
混合槽12内に上方の投入孔13から金属ナトリウムと
液体アンモニアとを投入して攪拌機14で攪拌すること
により処理液を調整し、この処理液をフロートスイッチ
15を介して所定の液面を保持するように処理槽16内
に供給する。そして、原反ロール17から繰り出したシ
ート状の基体2を、処理槽16内に配設した回転自在な
ロール18によって一方の面を処理液に当接(浸せき)
させることによりシート状の基体2の図3において下方
に示す一方の面に表面処理を施し、ついで、洗浄槽19
内に配設した回転自在なロール20により基体2を適宜
な洗浄液中を通過させて洗浄し、その後、ドライエア2
1を吹き付けることにより乾燥した後に巻き取りロール
22で巻き取ることによりシート状の基体2に対する表
面処理が連続して行われる。また、混合槽12および処
理槽16の天井部には、排出口30に連結する排出管2
3が接続されており、また、混合槽12および処理槽1
6の外面には、防水材24,24が配設されているとと
もに、混合槽12および処理槽16の下方には、受け皿
25が配設されている。また、処理槽16の内部には、
窒素ガス26が供給可能になっている。さらにまた、洗
浄槽19の上部には、汚れた洗浄液を洗浄槽19の外部
へオーバーフローさせて排出するための排出孔27が設
けられている。
【0056】他方の表面処理は、エキシマレーザを用い
て基体2の表面を処理して処理層3を形成するものであ
り、エキシマレーザとしては、周知のものから目的に応
じて選択すればよく、基体2の表面をエッチングして基
体2の表面にぬれ性を付与させることができるものであ
ればよい。このエキシマの状態を利用したレーザ(エキ
シマレーザ)としては、Ke2 ,Kr2 ,Ar2 などの
同種の希ガスでのエキシマを利用したもの、ArF,A
rCl,KrF,KrCl,XeF,XeClなどの希
ガスとハロゲン化物とのエキシマを利用したもの、Xe
O,KrO,ArOなどの希ガスと酸素とのエキシマを
利用したもの、HgCl,HgBr,HgIなどの水銀
とハロゲン化物とのエキシマを利用したもの、Kr
2 F,Xe2Clなどの他の原子のエキシマを利用した
ものなどを例示することができる。これらのエキシマレ
ーザの発振波長は、主として紫外域のものであり、出力
される光子エネルギの大きさを調整することにより基体
2の表面に対する処理レベルを適時調整することができ
る。
【0057】また、エキシマレーザを用いてシート状の
基体2の片面処理を行うには、例えば、特開平7−20
7049号公報に開示されているように、シート状の基
体2の表面に紫外線吸収性化合物およびふっ素系界面活
性剤を塗布した後、エキシマレーザを照射するすること
により達成することができる。
【0058】前記ふっ素樹脂からなる基体2に前述した
表面処理を施すことにより処理層3が形成され、基体2
の表面たる処理層3は親水性となり、接着に寄与する官
能基が導入されるとともに、ぬれの尺度である表面張力
(dyne/cm)は大きくなる。この基体2の表面た
る処理層3の表面張力は、ぬれ指数(dyne/cm)
を測定することにより判定できる。このぬれ指数の測定
は、ASTM D2578およびJIS K 6768
に規定されている方法にしたがって行えばよく、ここで
いうぬれ指数とは、表面張力が順を追って異なるような
一連の混合液体を、フィルムの表面に塗布し、ちょうど
フィルムをぬらすと判定された混合液の表面張力の値で
ある。この場合、標準液は、ぬれ指数が30〜56のも
のはホルムアルデヒドとエチルセルソルブ(エチレング
リコールジメチルエーテル)の混合液が使用され、ぬれ
指数が58〜70のものはホルムアミドと蒸留水の混合
液が使用される。例えば、ぬれ指数が50の標準液は、
ホルムアルデヒドが90.7重量%、エチルセルソルブ
が9.3重量%の混合液であり、ぬれ指数が66の標準
液は、ホルミドが18.2重量%、蒸留水が81.8重
量%の混合液であり、ぬれ指数が72の標準液は蒸留水
100%の液であり、おのおの標準液には着色剤として
ビクトリア・ピュアー・ブルーPOの如き着色度の高い
染料が0.03重量%以下の濃度で加えられている。し
たがって、表面処理を施した後の基体2が水にぬれるよ
うになるとぬれ指数は72以上であることを意味する。
【0059】前記基体2に対する処理レベルは、基体2
が充填材を含まない無充填ふっ素樹脂の場合には、ぬれ
指数が56〜70の範囲が好ましい。ぬれ指数が56未
満では、処理が甘く、接着力が弱い場合があり、ぬれ指
数が72以上、すなわち、水で十分ぬれる状態では、い
わゆるオーバーエッチングとなり、かえって接着力の低
下を誘発する場合があるためである。また、基体2が充
填材を含有したふっ素樹脂の場合には、充填材の影響で
表面処理を施した後の基体の表面がぬれやすくなるため
に、ぬれ指数が72以上になりやすく、ぬれ指数だけで
は処理後の接着性を判別することができない場合がある
が、充填材を含有したふっ素樹脂の場合には、ぬれ指数
が62〜72程度の範囲が好ましい。
【0060】つぎに、本発明の弾性複合材1の弾性体層
5を形成するゴムについて説明する。
【0061】本発明の弾性複合材1の弾性体層5を形成
するゴムのゴム硬度は特に制限されるものではないが、
弾性複合材1をピストンリングやオイルシールなどに用
いる場合には、緊迫力などとの関係で、ゴム硬度が40
〜90(JIS A:JISK 6301)の範囲のも
のが主として用いられる。
【0062】本発明の弾性複合材1の弾性体層5を形成
するゴムの種類としては、NBR、HNBR、アクリル
ゴム、ふっ素ゴム、シリコーンゴム、EPDMなどが例
示され、金型を用いて加硫されるようになっている。
【0063】前記NBR(アクリロニトリルブタジエン
ゴム)は、ブタジエンとアクリロニトリルのランダムコ
ポリマーで乳化重合をもって製せられる。このNBRと
しては、JSR N215SL,N222L,N222
SH,N220S,N220SH,N224SH,N2
35S,N230SV,N230SL,N230S,N
230SH,N232S,N232SH,N238H,
N231L,N231H,N237,N237H,N2
39SV,N236H,N241,N241H,N24
0S,N242S,N251H,N250S,N260
S,N520,N530,N640H,N640,N2
02S,N201,N210S,N211SL(以上、
日本合成ゴム株式会社製商品名)、Nipol DN0
02,DN003,DN009,1041,1041
L,1031,1001,DN101,DN101L,
DN103,DN115,1042,1042AL,1
052J,1032,DN200,DN201,DN2
02,DN202H,DN206,DN207,DN2
11,DN212,DN215,DN219,DN22
3,DN225,1043,DN300,DN302,
DN302H,DN306,DN315,DN401,
DN401L,DN401LL,DN402,DN40
6,1072J,DN631,DN1105,DN12
05,DN1305(以上、日本ゼオン株式会社製商品
名)、KRYNAC 50.75,45.50,41.
80,40.50,829,825,826,E34.
38,X7.50,X7.40,X1.46,827,
29.80,27.50,XL31.25,XL41.
20,XL35.20,X1.60,X9.50(以
上、Bayer Polysar France(フラ
ンス)社製商品名)、KRYNAC 50.75,82
6,827,19.65,20H35,22.67,2
5E65,40E65,34E80,843(以上、P
olysar Rubber Corporation
(カナダ)製商品名)、PERBUNAN N3807
NS,N3801,N3302NS,N1807NS,
N3305NS,N3307NS,N3308,N33
10,N3312NS,N2802NS,N2807N
S,N2810,N2818NS(以上、Bayer
(ドイツ)社製商品名)、CHEMIGUM N20
6,N5,N386B,N300,N318B,N32
8B,N7,N8,N8X,N608,N612B,N
683B,N615B,N615,HR662,HR6
65,N628B,N634,N624B,N685
B,N386B,PCG−6517,PCG−715
8,N783B,N765,N715,N756,N7
15B,N785B,N926,N984B,N91
7,PCG−4908,N687B,N689B,NX
775,HR967(以上、Goodyear(アメリ
カ)社製商品名)、NANCAR 1041,105
1,1031,1042,1052,1052M80,
1052M43,1052M30,1032,1032
M80,1043,1043M65,1053,105
3X26,6004,1072(以上、南帝化学工業股
ひん有限公司(台湾)製商品名)などが例示される。
【0064】前記HNBR(水素化ニトリルゴム)は、
NBRの炭素−炭素不飽和結合を水素化し高度に飽和さ
れた主鎖をもつゴムであり、このHNBRとしては、Z
etpol 1020,1010,2020,2020
L,2010,2000(以上、日本ゼオン株式会社製
商品名)、THERBAN 1707,1907(以
上、Bayer(ドイツ)社製商品名)などが例示され
る。
【0065】前記アクリルゴムは、アクリル酸アルキル
エステルを主成分とする弾性体であり、このアクリルゴ
ムとしては、Nipol AR31,AR51,AR7
1,AR32,AR42,AR42W,AR72LS,
AR72LF,AR72HF,AR74,AR715,
AR53L,AR54,4001,4004,405
1,4051CG,4051EP,4052,4052
EP,4053EP,4054,4401,4404,
4451CG,4454(以上、日本ゼオン株式会社製
商品名)、CYANACRYL 35,40,45,
C,L,R,(以上、Enichem Elastom
eri S.r.l.(イタリア)社製商品名)、AR
EX 110,210,310,120,220,41
1(以上、日本合成ゴム株式会社製商品名)、NOXT
ITE A1095,PA212,PA214,PA3
01,PA301K,PA302,PA312,PA3
03,PA401,PA402,PA402S,PA4
02K,PA403,PA404N,PA404K,P
A501,PA502,PA512E(以上、日本メク
トロン株式会社製商品名)などが例示される。
【0066】前記ふっ素ゴムとしては特に限定されるも
のではないが、例えば、フッ化ビリニデン系、テトラフ
ルオロエチレン−プロピレン系、テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロメチルビニルエーテル系などが例示さ
れる。
【0067】前記フッ化ビニリデン系のふっ素ゴムとし
ては、二元系(フッ化ビニリデンと六フッ化プロピレン
の共重合体)や三元系(フッ化ビニリデン、六フッ化プ
ロピレン、四フッ化エチレンの三元共重合体)などがあ
げられ、これらのふっ素ゴムとしては、フローレル F
C−2120、FC−2121、FC−2122、FC
−2123、FC−2144、FC−2145、FC−
2152、FC−2170、FC−2174、FC−2
176、FC−2177、FC−2178、FC−21
80、FC−2181、FC−2211、FC−223
0、FC−2250、FC−2260、FC−300
9、FLS−2530、FLS−2650、FLS−2
690、FT−2320、FT−2350、FT−24
30、FT−2481、FX−6792、FX−903
8、FX−9143(以上、住友スリーエム株式会社製
商品名)やバイトン A、A−35、A−100、A−
200、A−201C、A−202C、A−203C、
A−401C、A−402C、A−500、A−HV、
B、B−401、B−50、B−600、B−70N、
B−910、E−430、E−45、E−60、E−6
0C、GF(以上、昭和電工・デュポン株式会社製商品
名)や、ダイエル G−201、G−501、G−60
1、G−602、G−603、G−621、G−70
1、G−702、G−704、G−751、G−75
5、G−763、G−801、G−901、G−90
2、G−912(以上、ダイキン工業株式会社製商品
名)や、テクノフロン TN、TN50、TN80、N
215、N535、N605K、N935、FOR42
1、FOR423、FOR531、FOR532、FO
R70、FOR45、FOR70BI、FOR65B
I、FOR45BI、FOR45C1、FOR45C2
、FOR60K、FOR60K1 、FOR800H
E、FOR50E、FORLHF、FORTF、FOR
TF50、FOR9350、FOR9352、FOR9
550、FORTHF(以上、モンテフルオス(Mon
tefluos:イタリア)社製商品名)などが例示さ
れている。
【0068】前記テトラフルオロエチレン−プロピレン
系としては、アフラス 100H、100S、150
E、150L、150P、200(以上、旭硝子株式会
社製商品名)やフローレルII(住友スリーエム株式会社
製商品名)が例示される。
【0069】前記テトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロメチルビニルエーテル系のふっ素ゴムとしては、バイ
トンGLT、バイトンGFLT(以上、昭和電工・デュ
ポン株式会社製商品名)が例示される。
【0070】前記シリコーンゴムとしては、ビニル基を
含有したポリオルガノシロキサン組成物が一般的であ
り、例えば、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサンの如き、従来公知の過酸化物
により加硫可能なものが用いられる。これには、SH7
45U,SH746U,SH747U,SH748U
N,SH35U,SH55UA,SH75UN,SH5
2U,SH82UD,SH831U,SH841U,S
H851U,SH861U,SH871U,SH881
U,SRX517U,SH520UA.B,SH144
7UA,SE1120U,SE1136U,SE112
5U,SE955U,SH1603U,SRX530
U,SE1630U,SE1607U,SRX505
U,SE1602U,SE1184U,SE1185
U,SE1186U,SE1187U,SE1188
U,SRX39U,SRX539U,SE6758U,
SE6770U−P,SE4704U,SE4705
U,SE4706U,DY32−152U,DY32−
305U,DY32−308U,DY32−310U,
DY32−315U,DY32−337U,DY32−
338U,DY32−339U,DY32−420U,
DY32−421U,DY32−433U,DY32−
474U,DY32−475U,DY32−476U,
DY32−522U,DY32−534U,DY32−
540U,DY32−541U,DY32−542U,
DY32−576U,DY32−580U,DY32−
623U,DY32−638U,DY32−643U,
DY32−645U,DY32−663U,DY32−
800U,DY32−802U,DY32−803U,
DY32−839U,DY32−842U,DY32−
843U,DY32−903U,DY32−904U,
DY32−910U,DY32−911U,DY32−
912U,DY32−913U,DY32−914U,
DY32−915U,DY32−916U,DY32−
922U,DY32−923U,DY32−924U,
DY32−925U,DY32−926U,DY32−
927U,DY32−931U,DY32−932U,
DY32−933U,DY32−934U,DY32−
935U,DY32−936U,DY32−946U,
DY32−2007U(以上、東レ・ダウコーニング・
シリコーン株式会社製商品名)、KE650U,KE6
55U,KE660U,KE670U,KE675U,
KE742U,KE752U,KE762U,KE77
2U,KE782U,KE850U,KE870U,K
E880U,KE890U,KE520U,KE530
U,KE540U,KE550U,KE552U,KE
552BU,KE568U,KE582U,KE554
U,KE555U,KE574U,KE575U,KE
152U,KE153U,KE167U,KE172
U,KE174U,KE1260U,KE1261U,
KE1551U,KE1571U,KE4605U,K
E4607U,KE4609U,KE7001U,KE
7002U,KE7003U,KE7004U,KE7
005U,KE7006U,KE7007U,KE70
08U,KE7009U,KE7010U,KE701
1U,KE7012U,KE7013U,KE7014
U,KE7015U,KE7016U,KE7017
U,KE7018U,KE7019U,KE7020
(以上、信越化学工業株式会社製商品名)、TSE22
1−3U,TSE221−4U,TSE221−5U,
TSE221−6U,TSE221−7U,TSE22
1−8U,TSE2122−4U,TSE2122−5
U,TSE2122−6U,TSE2122−7U,T
SE2122−8U,TSE270−4U,TSE27
0−5U,TSE270−6U,TSE270−7U,
TSE270−8U,TSE260−3U,TSE26
0−5U,TSE260−7U,TSE261−4U,
TSE261−5U,TSE261−6U,TSE26
1−7U,TSE2323−5U,TSE2323−6
U,TSE2323−7U,TSE217U,TSE2
181U,TSE2183U,TSE2184U,TS
E2501U,TSE2502U,TSE2425U,
TSE2427U,TSE2461U,TSE2571
−5U,TSE2571−7U,TSE2575U,T
SE2577U,YE3465U,TCM5406U,
TCM5407U,TCM5417U,YE3452U
B,YE3120U,YE5246U,YE5158
U,TSE2911U,TSE2913U,TSE29
61U,TSE2963U,TSE2971U(以上、
東芝シリコーン株式会社製商品名)、EL1300,E
L1301,EL1351,EL1400,EL140
1,EL1414,EL1416,EL1500,EL
1501,EL1502,EL1510,EL152
7,EL1535,EL1600,EL1601,EL
1602,EL1609,EL1623,EL162
6,EL1700,EL1701,EL1711,EL
1718,EL1726,EL1729,EL180
0,EL1801,EL1823,EL5203,EL
5251,EL5300,EL5305,EL530
7,EL5308,EL5351,EL5355,EL
5400,EL5409,EL5412,EL541
4,EL5416S,EL5424,EL5454,E
L5500,EL5502,EL5503,EL550
4,EL5508,EL5600,EL5606N,E
L5700,EL5701,EL5703,EL580
0,EL6400,EL6500,EL6501,EL
6600,EL6700,EL6701,EL755
3,EL7451,EL7553,EL7554,EL
7603A,EL7611,EL7615,EL770
6,EL7718,EL8502,EL8550,EL
8751,R263/40,R263/50,R263
/60,R263/70,R263/80,R300/
80,R401/40,R401/50,R401/6
0,R401/70,R401/80,R401/9
0,R411/50,R411/60,R411/7
0,R420/30,R420/40,R420/5
0,R420/60,R420/70,R520/7
0,R750/30,R750/40,R750/5
0,R750/60,R800/20,R800/3
0,R701/40,R701/80,R806/75
(以上、ワッカーケミカルズイーストアジア株式会社製
商品名)などが例示される。
【0071】また、本発明では、これらのシリコーンゴ
ムを単独で用いてもよいし、2種類以上のシリコーンゴ
ムをブレンドして用いてもよいし、ベースゴムに充填材
を添加して新たな組成物を作成してもよい。
【0072】前記EPDMは、エチレン−プロピレン共
重合体に不飽和結合を持った第3成分として非共役ジエ
ンを導入したエチレン−プロピレン−非共役ジエン3元
共重合体のことであり、第3成分としては、ジシクロペ
ンタジエン、ジシクロオクタジエン、5−メチレン−2
−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、
1,4−ヘキサジエンなどが例示される。このEPDM
の具体的なグレードとしては、三井EPT 0045,
1035,1045,1060,1070,1071,
3012P,3045,3042E,3062E,30
70,3072E,3090E,8075E,309
1,3095,4010,4021,4045,407
0,4095(以上、三井石油化学工業株式会社製商品
名)、エスプレン 201,301,305,400,
501A,502,505,505A,512F,51
4,522,524,532,553,567,600
F,601,606(以上、住友化学工業株式会社製商
品名)、JSR EP912P,EP01P,EP02
P,EP941P,EP961SP,EP07P,EP
57P,EP181SP,EP11,EP43,EP9
3,EP24,EP27,EP21,EP132,EP
22,EP25,EP33,EP35,EP37C/
F,EP65,EP51,EP57C/F,EP75
F,EP86,EP96,EP98,EP103AF,
EP106EF,EP107F,EP801E,EP0
01DE(以上、日本合成ゴム株式会社製商品名)、ケ
ルタン 520,720,820,312,512,7
12,812,314,514,714,378,57
8,778,4502,4802,4778,470
3,4903,5631A,512×50,708×1
5,509×100(以上、出光ディーエスエム株式会
社製商品名)、NORDEL 1040,1070,1
145,1320,1440,1470,1660,2
522,2722/P,2744/P,2760/P
(以上、DuPont(アメリカ)社製商品名)、Ep
syn 40−A,70−A,55,2308,250
6,4506,4906,5206,5508,580
5,7506,E801,P557,P558,P59
7,MDE239,MDE248(以上、Copoly
mer Rubber & Chemical Cor
poration(アメリカ)製商品名)、POLYS
AR 227,306,345,585,487XP,
865,965,5465,5672X,5875,6
463(以上、PolysarRubber Corp
oration(アメリカ)製商品名)などが例示され
る。
【0073】また、本発明では、これらのEPMもしく
はEPDMを単独で用いてもよいし、ムーニー粘度、プ
ロピレン含有量、油展オイル量、加硫速度などの調整目
的で2種類以上のEPMもしくはEPDMを適宜ブレン
ドして用いてもよいし、SBRなどの他の種類のゴムを
ブレンドして用いてもよい。
【0074】前記各ゴムの加硫(架橋)は通常の加硫系
を適用することができ、NBR、HNBR、EPDMに
おいては硫黄加硫,過酸化物加硫、シリコーンゴムにお
いては過酸化物加硫、ふっ素ゴムにおいてはポリオール
加硫,過酸化物加硫,アミン加硫、アクリルゴムにおい
てはアンモニウムベンゾエート加硫,ジチオカルバミン
酸塩加硫,アミン加硫,鉛丹/2−メルカプトイミダゾ
リン加硫,金属石けん/硫黄加硫などを例示することが
できる。
【0075】前記過酸化物加硫に用いられる過酸化物
は、特に、特定されるものではなく、通常の過酸化物加
硫に用いられるものであれば使用可能である。この過酸
化物としては、パーオキシケタールとしてパーヘキサ3
M(日本油脂株式会社製商品名:90%品)やパーヘキ
サ3M−40(日本油脂株式会社製商品名:40%品)
やトリゴノックス29A(化薬アクゾ株式会社製商品
名:90%品)やトリゴノックス29−40(化薬アク
ゾ株式会社製商品名:40%品)やサンペロックスCY
−11(三建化工株式会社製商品名:95%品)やルパ
ーコ231XL(ルシドール吉富株式会社製商品名:4
0%品)やVarox231XL(R.T.Vande
rbilt(アメリカ)社製商品名:40%品)の如き
l,l−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、パーヘキサC(日本油脂株式
会社製商品名:70%品)の如きl,l−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)シクロヘキサン、パーヘキサO(日本
油脂株式会社製商品名:70%品)やパーヘキサO−4
0(日本油脂株式会社製商品名:40%品)の如き2,
2−ビス(t−ブチルパーオキシ)オクタン、パーヘキ
サV(日本油脂株式会社製商品名:90%品)やパーヘ
キサV−40(日本油脂株式会社製商品名:40%品)
やトリゴノックス17−40(化薬アクゾ株式会社製商
品名:40%品)の如きn−ブチル−4,4−ビス(t
−ブチルパーオキシ)バレレート、パーヘキサCD(日
本油脂株式会社製商品名:98%品)の如きl,l−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、ジアルキ
ルパーオキサイドとしてパーブチルD(日本油脂株式会
社製商品名:97%品)やカヤブチルD(化薬アクゾ株
式会社製商品名:97%品)やサンペロックスDT(三
建化工株式会社製商品名:98%品)の如きジ−t−ブ
チルパーオキサイド、パーブチルC(日本油脂株式会社
製商品名:90%品)やカヤブチルC(化薬アクゾ株式
会社製商品名:90%品)やサンペロックスCT(三建
化工株式会社製商品名:90%品)の如きt−ブチルク
ミルパーオキサイド、パークミルD(日本油脂株式会社
製商品名:99%品)やパークミルD−40(日本油脂
株式会社製商品名:40%品)やカヤクミルD(化薬ア
クゾ株式会社製商品名:97%品)やカヤクミルD−4
0(化薬アクゾ株式会社製商品名:40%品)や三井D
CP(三井石油化学株式会社製商品名:98%品)やサ
ンペロックスDCP−98(三建化工株式会社製商品
名:98%品)やルペロックス500−40C(ルシド
ール吉富株式会社製商品名:40%品)やDi−Cup
40KE(Hercules Inc.(アメリカ)製
商品名:40%品)やVaroxDCP−40C(R.
T.Vanderbilt(アメリカ)社製商品名:4
0%品)の如きジクミルパーオキサイド、パーブチルP
(日本油脂株式会社製商品名:95%品)やペロキシモ
ンF−40(日本油脂株式会社製商品名:40%品)や
パーカドックス14(化薬アクゾ株式会社製商品名:9
6%品)やパーカドックス14−40(化薬アクゾ株式
会社製商品名:40%品)やサンペロックスTY−13
(三建化工株式会社製商品名:98%品)やルパーコ8
02XL(ルシドール吉富株式会社製商品名:40%
品)やVul−cup40KE(Hercules I
nc.(アメリカ)製商品名:40%品)やVarox
VC−40KE(R.T.Vanderbilt(アメ
リカ)社製商品名:40%品)の如きα,α’−ビス
(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼ
ン、パーヘキサ25B(日本油脂株式会社製商品名:9
0%品)やパーヘキサ25B−40(日本油脂株式会社
製商品名:40%品)やカヤヘキサAD(化薬アクゾ株
式会社製商品名:90%品)やカヤヘキサAD−40
(化薬アクゾ株式会社製商品名:40%品)やルパーコ
101XL(ルシドール吉富株式会社製商品名:45%
品)やVaroxDBPH−50(R.T.Vande
rbilt(アメリカ)社製商品名:45%品)の如き
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、パーヘキシン25B(日本油脂株式会社
製商品名:90%品)やパーヘキシン25B−40(日
本油脂株式会社製商品名:40%品)やカヤヘキサYD
(化薬アクゾ株式会社製商品名:90%品)やカヤヘキ
サYD−50(化薬アクゾ株式会社製商品名:50%
品)やサンペロックスYPO(三建化工株式会社製商品
名:90%品)やルパーコ130XL(ルシドール吉富
株式会社製商品名:45%品)の如き2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3、
パーオキシエステルとしてのパーブチルO(日本油脂株
式会社製商品名:97%品)やカヤエステルO(化薬ア
クゾ株式会社製商品名:97%品)やサンペロックスT
O(三建化工株式会社製商品名:97%品)やルパゾー
ルPDO(ルシドール吉富株式会社製商品名:97%
品)の如きt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、パーブチル355(日本油脂株式会社製商品
名:97%品)やトリゴノックス42(化薬アクゾ株式
会社製商品名:94%品)の如きt−ブチルパーオキシ
3,5,5−トリメチルヘキサノエート、パーヘキサ2
5Z(日本油脂株式会社製商品名:90%品)やサンペ
ロックスAPB(三建化工株式会社製商品名:90%
品)やルペロックス118(ルシドール吉富株式会社製
商品名:90%品)の如き2,5−ジメチル−2,5−
ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、パーブチルI
(日本油脂株式会社製商品名:95%品)やカヤカルボ
ンBIC−75(化薬アクゾ株式会社製商品名:75%
品)やルパゾールTBIC−M75(ルシドール吉富株
式会社製商品名:75%品)の如きt−ブチルパーオキ
シイソプロピルカーボネートなどが例示される。また、
ポリーマーへの分散性改良や飛散防止を目的として、E
PTなどをベースとした過酸化物マスターバッチを使用
してもよく、これには、トリゴノックス29−40MB
G R(化薬アクゾ株式会社製商品名:l,l−ビス
(t−ブチルパーオキシ)3,5,5−トリメチルシク
ロヘキサンの40%品)、トリゴノックス17−40M
B G R(化薬アクゾ株式会社製商品名:n−ブチル
−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレートの
40%品)、パーカドックスBC−40MB G R
(化薬アクゾ株式会社製商品名:ジクミルパーオキサイ
ドの40%品)、パーカドックス14−40MB G
R(化薬アクゾ株式会社製商品名:α,α’−ビス(t
−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼンの4
0%品)、トリゴノックス101−40MD G R
(化薬アクゾ株式会社製商品名:2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの40%
品)などが例示される。
【0076】なお、加硫剤としてα,α’−ビス(t−
ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼンを用い
る場合には、ブルームを誘発する場合があるので、その
ときにはPEG4000S(三洋化成株式会社製商品
名)の如きポリエチレングリコールを0.5〜1重量部
併用するとよい。
【0077】また、過酸化物加硫の場合には、物性や加
硫速度改善などを目的として、必要に応じて、適宜な共
架橋剤を0.5〜5重量部程度使用することができ、こ
れには、金華印微粉硫黄150mesh,200mes
h,300mesh,325mesh,サルファックス
A,200S,MC,PS,PMC(以上、鶴見化学工
業株式会社製商品名)やセイミ硫黄(日本乾溜工業株式
会社製商品名)やサンフェル,サンフェル90(以上、
三新化学工業株式会社製商品名)の如き硫黄(S)、ブ
レンマーG(日本油脂株式会社製商品名)の如きグリシ
ジルメタクリレート(GMA)、クリスタルマン(日本
油脂株式会社製商品名)の如き無水マレイン酸(M
A)、亜鉛華1号(堺化学工業株式会社製商品名)の如
き酸化亜鉛(ZnO)、アクターPBM−R(川口化学
工業株式会社製商品名)の如きN,N’−m−フェニレ
ンビスマレイミド、アクターQ(川口化学工業株式会社
製商品名)の如きp−キノンジオキシム(GM)、アク
ターDQ(川口化学工業株式会社製商品名)の如きp,
p’−ジベンゾイルキノンジオキシム(DGM)、アク
セルM(川口化学工業株式会社製商品名)の如き2−メ
ルカプトベンゾチアゾール(MBT)、アクセルDM
(川口化学工業株式会社製商品名)の如きジベンゾチア
ゾールジサルファイド(MBTS)、アクセルTMT
(川口化学工業株式会社製商品名)の如きテトラメチル
チウラムジサルファイド(TMTD)、アクセルNS
(川口化学工業株式会社製商品名)の如きN−オキシジ
エチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(O
BS)、アクセルCZ(川口化学工業株式会社製商品
名)の如きN−シクロヘキシルベンゾチアゾールスルフ
ェンアミド(CBS)、NissoPB(日本曹達株式
会社製商品名)の如き1,2−ポリブタジエン(1,2
PB)、ブレンマーPDE−100(日本油脂株式会社
製商品名)の如きポリエチレングリコールジメタクリレ
ート(PEGDM)、ジアリルフタレート(DAP)、
タイク(日本化成株式会社製商品名)の如きトリアリル
イソシアヌレート(TAIC)、タック(株式会社武蔵
野化学研究所製商品名)の如きトリアリルシアヌレート
(TAC)、アクリエステルTHF(三菱レーヨン株式
会社製商品名)の如きメタクリル酸テトラヒドロフルフ
リル(THFMA)、サンエステルEG(三新化学工業
株式会社製商品名)やアクリエステルED(三菱レーヨ
ン株式会社製商品名)の如きジメタクリル酸エチレン
(EDMA)、アクリエステルBD(三菱レーヨン株式
会社製商品名)の如きジメタクリル酸1,3−ブチレン
(BDMA)、サンエステルTMPMA(三新化学工業
株式会社製商品名)やアクリエステルTMP(三菱レー
ヨン株式会社製商品名)やハイクロスM(精工化学株式
会社製商品名)の如きトリメタクリル酸トリメチロール
プロパン(TMPMA)などが例示される。
【0078】また、ふっ素ゴムに使用される過酸化物と
してはパーオキシケタールやジアルキルパーオキサイド
が適用でき、パーオキシケタールとしてはパーヘキサ3
Mやその含有量40%品のパーヘキサ3M−40(日本
油脂株式会社製商品名)のようなl,l−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、パーヘキサVやその含有量40%品のパーヘキサV
−40(日本油脂株式会社製商品名)のようなn−ブチ
ル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート
が例示され、ジアルキルパーオキサイドとしてはパーク
ミルDやその含有量40%品のパークミルD−40(日
本油脂株式会社製商品名)のようなジクミルパーオキサ
イド、パーブチルPやその含有量40%品のペロキシモ
ンF−40(日本油脂株式会社製商品名)のようなα,
α’−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピ
ル)ベンゼン、パーヘキサ25Bやその含有量40%品
のパーヘキサ25B−40(日本油脂株式会社製商品
名)のような2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサンなどが例示される。
【0079】また、熱加硫型シリコーンゴムの場合に
は、通常はシリコーンゴム用の有機過酸化物を用いるこ
とができ、ベンゾイルパーオキサイド、ビス2,4−ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、ジ・t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパー
ベンゾエート、パラモノクロルベンゾイルパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルパー
オキシ)−ヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、
1,3−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシ3,
3,5−ヘキサノエートなどを例示することができ、こ
のうちジクミルパーオキサイドもしくは2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサン
が一般的に使用される。
【0080】また、シリコーンゴムの加硫系として上記
のような有機過酸化物を用いた熱加硫系ではなく、白金
触媒の存在下で、ビニル基含有ポリシロキサンとハイド
ロポリシロキサンとからなる付加型としてもよいことは
もちろんである。
【0081】前記硫黄加硫に用いられる硫黄は、ベース
ゴム100重量部に対して5重量部程度以下添加され
る。この硫黄としては、回収硫黄を粉砕し、微粉とした
ものが使用され、これには、金華印微粉硫黄150me
sh,200mesh,300mesh,325mes
h(以上、鶴見化学工業株式会社製商品名)が例示され
る。また、分散性などを改良した表面処理硫黄も適宜使
用され、これには、サルファックスA,200S,M
C,PS,PMC(以上、鶴見化学工業株式会社製商品
名)などが例示される。また、未加硫ゴムからのブルー
ムを避けるためには不溶性硫黄が使用され、これには、
セイミ硫黄(日本乾溜工業株式会社製商品名)やサンフ
ェル,サンフェル90(以上、三新化学工業株式会社製
商品名)が例示される。
【0082】また、特に低圧縮永久歪みが要求される場
合には、硫黄を全く使用しないかわりに、含硫黄有機化
合物が加硫剤(架橋剤)として使用され、これには、ア
クターR(川口化学工業株式会社製商品名)の如きモル
フォリンジスルフィド、アクセルTMT(川口化学工業
株式会社製商品名)の如きテトラメチルチウラムジサル
ファイド、アクセルTET(川口化学工業株式会社製商
品名)の如きテトラエチルチラウムジサルファイド、ア
クセルTRA(川口化学工業株式会社製商品名)の如き
ジペンタメチレンチウラムテトラサルファイドなどが例
示され、ベースゴム100重量部に対して0.5〜5重
量部程度添加される。
【0083】また、通常、硫黄加硫では加硫物特性、特
に、圧縮永久歪みや加工安定性を改善するために1〜6
種類程度の加硫促進剤がそれぞれベースゴム100重量
部に対して0.5〜3重量部程度併用して添加される。
これには、チアゾール類やチオウレア類やチラウム類や
ジチオカルバミン酸塩類やグアニジン類が例示される。
チアゾール類としては、アクセルM(川口化学工業株式
会社製商品名)の如き2−メルカプトベンゾチアゾー
ル,アクセルDM(川口化学工業株式会社製商品名)の
如きジベンゾチアゾールジサルファイド,アクセルCZ
(川口化学工業株式会社製商品名)の如きN−シクロヘ
キシルベンゾチアゾール,アクセルNS(川口化学工業
株式会社製商品名)の如きN−オキシジエチレン−2−
ベンゾチアゾールスルフェンアミド,アクセルBNS−
R(川口化学工業株式会社製商品名)の如きN−t−ブ
チル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド,アクセ
ルDZ−G(川口化学工業株式会社製商品名)の如き
N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスル
フェンアミドなどが例示される。チオウレア類として
は、アクセルEUR(川口化学工業株式会社製商品名)
の如きジエチルチオウレア,アクセル22−S(川口化
学工業株式会社製商品名)の如きエチレンチオウレアな
どが例示される。チラウム類としては、アクセルTMT
(川口化学工業株式会社製商品名)の如きテトラメチル
チウラムジサルファイド,アクセルTET(川口化学工
業株式会社製商品名)の如きテトラエチルチウラムジサ
ルファイド,アクセルTBT(川口化学工業株式会社製
商品名)の如きテトラブチルチウラムジサルファイド,
アクセルTRA(川口化学工業株式会社製商品名)の如
きジペンタメチレンチウラムテトラサルファイド,アク
セルTS(川口化学工業株式会社製商品名)の如きテト
ラメチルチウラムモノサルファイドなどが例示される。
ジチオカルバミン酸塩類としては、アクセルPZ(川口
化学工業株式会社製商品名)の如きジメチルジチオカル
バミン酸亜鉛,アクセルEZ(川口化学工業株式会社製
商品名)の如きジエチルジチオカルバミン酸亜鉛,アク
セルBZ(川口化学工業株式会社製商品名)の如きジブ
チルジチオカルバミン酸亜鉛,アクセルTL−PT(川
口化学工業株式会社製商品名)の如きジチオカルバミン
酸テルリウムなどが例示される。グアニジン類として
は、アクセルD(川口化学工業株式会社製商品名)の如
きジフェニルグアニジンなどが例示される。
【0084】前記ふっ素ゴムの加硫剤としては、従来公
知の加硫剤が適用でき、ポリオール加硫系、アミン加硫
系、パーオキサイド加硫系などが例示される。
【0085】前記ポリオール加硫のふっ素ゴムとして
は、予め加硫剤を内添したタイプ、例えば、フローレル
FC−2120、FC−2121、FC−2122、F
C−2123、FC−2144、FC−2152、FC
−2170、FC−2174、FC−2176、FC−
2177、FC−2181、FC−3009、FT−2
320、FT−2350、FX−9143(以上、住友
スリーエム株式会社製商品名)、バイトンE−60C
(昭和電工・デュポン株式会社製商品名)、ダイエルG
−602、G−603、G−607、G−621、G−
655、G−701、G−702、G−704、G−7
51、G−755、G−763(以上、ダイキン工業株
式会社製商品名)、テクノフロンFOR70、FOR7
0BI、FOR45、FOR45BI、FOR65B
I、FOR45C1 、FOR60K、FOR50E、F
ORLHF、FORTF、FORTHF(以上、モンテ
フルオス社(イタリア)製商品名)などでは加硫剤や加
硫促進剤を特に添加する必要はないが、加硫剤および加
硫促進剤を添加していない生ゴムタイプのふっ素ゴム、
例えば、FC−2145、FC−2178、FC−22
30、FT−2430、FT−2481(以上、住友ス
リーエム株式会社製商品名)、バイトンB、B−70、
E−45、E−60(以上、昭和電工・デュポン株式会
社製商品名)、ダイエルG−201、501、801
(以上、ダイキン工業株式会社製商品名)、テクノフロ
ンNH、NM、NMB、NML、NMLB、TN、TN
50、TH(以上、モンテフルオス(イタリア)社製商
品名)ではハイドロキノンやビスフェノールのような加
硫剤を添加する必要がある。このポリオール加硫剤は通
常は貯蔵安定性や分散性を考慮して含有量が50%程度
のふっ素ゴムマスターバッチであり、キュラティブ#3
0(昭和電工・デュポン株式会社製商品名)、加硫剤V
−5(ダイキン工業株式会社製商品名)、テクノフロン
M1 (モンテフルオス(イタリア)社製商品名)、AC
−30(旭化成工業株式会社製商品名)が例示され、4
級フォスフォニウム塩例えば、フォスフォニウムクロラ
イドのような加硫促進剤と併用使用される。この加硫促
進剤も通常は含有量が25%程度のふっ素ゴムマスター
バッチとなっており、キュラティブ#20(昭和電工・
デュポン株式会社製商品名)、テクノフロンM2 (モン
テフルオス(イタリア)社製商品名)が例示され、これ
らの加硫剤がふっ素ゴム100重量部に対して0.2〜
6重量部、加硫促進剤がふっ素ゴム100重量部に対し
て0.5〜4.5重量部の範囲で添加される。
【0086】さらに、ポリオール加硫のふっ素ゴムの場
合には、加硫の際に生じる酸性物質を中和するための受
酸剤と水酸化カルシウムを添加する必要がある。受酸剤
としてはキョーワマグ150(協和化学工業株式会社製
商品名)やスターマグ−H(神島化学工業株式会社製商
品名)やMaglite D(シー.ピー.ホール
(C.P.Hall:アメリカ)社製商品名)のような
高活性酸化マグネシウム、キョーワマグ30(協和化学
工業株式会社製商品名)やスターマグ−L(神島化学工
業株式会社製商品名)やMaglite A(シー.ピ
ー.ホール社(アメリカ)製商品名)のような低活性酸
化マグネシウム、リサージY(三井金属鉱業株式会社製
商品名)のような一酸化鉛、酸化カルシウム、酸化亜鉛
−二塩基性亜リン酸鉛などが例示され、ふっ素ゴム10
0重量部に対して3〜30重量部の範囲で添加される。
【0087】また、水酸化カルシウムは加硫をよりタイ
トにするために添加されるポリオール加硫系では必須成
分で、カルビット(近江化学工業株式会社製商品名)や
Rhenofit CF(レイン・ケミー(Rhein
・Chemie(ドイツ)社製商品名)などが例示さ
れ、通常ふっ素ゴム100重量部に対して2〜8重量部
の範囲で添加される。
【0088】前記アミン加硫系のふっ素ゴムとしては、
加硫剤を含まない生ゴムタイプのふっ素ゴム、例えば、
フローレルFC−2145、FC−2178、FC−2
230、FC−2430、FC−2481(以上、住友
スリーエム株式会社製商品名)、テクノフロンN、T、
TN、TN50(以上、モンテフルオス(イタリア)社
製商品名)、バイトンA、A−35、A−HV、B、B
−50(以上、昭和電工・デュポン株式会社製商品
名)、ダイエルG−201、G−501(以上、ダイキ
ン工業株式会社製商品名)100重量部に対しアミン加
硫剤1.5〜5重量部と必要に応じて受酸剤3〜25重
量部とが添加される。アミン加硫剤としては、Diak
No.1(昭和電工・デュポン株式会社製商品名)や
加硫剤V−1(ダイキン工業株式会社製商品名)やケミ
ノックスAC−6(NOK株式会社製商品名)等のヘキ
サメチレンジアミンカルバメート、Diak No.3
(昭和電工・デュポン株式会社製商品名)や加硫剤V−
3(ダイキン工業株式会社製商品名)等のN,N’−ジ
シンナミリデン−1,6−ヘキサンジアミン、Diak N
o.4(昭和電工・デュポン株式会社製商品名)や加硫
剤V−4(ダイキン工業株式会社製商品名)やケミノッ
クスAC−9(NOK株式会社製商品名)等の4,4’
−ビス(アミノシクロヘキシル)メタンカルバメートな
どが例示される。
【0089】また、受酸剤としてはポリオール加硫系と
同様に高活性酸化マグネシウム、低活性酸化マグネシウ
ム、リサージ(一酸化鉛)、酸化カルシウムなどが例示
される。
【0090】前記パーオキサイド加硫系のふっ素ゴムと
しては、加硫剤の添加されていない生ゴムタイプのふっ
素ゴム例えば、ダイエルG−801、G−901、G−
902、G−912(以上、ダイキン工業株式会社製商
品名)、フローレルFC−2260、FC−2690、
FLS−2650(以上、住友スリーエム株式会社製商
品名)、バイトンGF、GFLT、GLT(以上、昭和
電工・デュポン株式会社製商品名)100重量部に対し
てジ−t−ブチルパーオキシアルカンのような過酸化物
0.5〜6重量部程度とトリアリルイソシアヌレート
(TAIC)のような共架橋剤2〜8重量部程度との組
み合わせで構成される。この加硫系は熱により過酸化物
が分解し、生成したメチルラジカルがタイクと反応し、
これがふっ素ゴムポリマー中のハロゲンを引き抜き架橋
点を形成するものである。
【0091】前記アクリルゴムの加硫剤としては、アン
モニウムベンゾエート加硫の場合には、バルノックAB
(大内新興化学工業株式会社製商品名)の如き安息香酸
アンモニウムなどが例示され、ベースゴム100重量部
に対して0.5〜4重量部程度添加される。ジチオカル
バミン酸塩加硫の場合には、アクセルPZ(川口化学工
業株式会社製商品名)の如きジメチルジチオカルバミン
酸亜鉛などが例示され、ベースゴム100重量部に対し
て0.5〜2重量部程度添加される。アミン加硫の場合
には、Diak No.1(昭和電工・デュポン株式会
社製商品名)の如きヘキサメチレンジアミンカルバメー
ト,Diak No.3(昭和電工・デュポン株式会社
製商品名)の如きN,N’−ジシンナミリデン−1,6
−ヘキサンジアミン,ノクセラーH(大内新興化学工業
株式会社製商品名)の如きヘキサメチレンテトラミンな
どが例示され、アクリルゴム100重量部に対して0.
3〜3重量部程度添加される。鉛丹/2−メルカプトイ
ミダゾリン加硫の場合には、鉛丹(四酸化三鉛,Pb3
4 )をアクリルゴム100重量部に対して5重量部程
度とアクセル22−S(川口化学工業株式会社製商品
名)の如きエチレンチオウレア(2−メルカプトイミダ
ゾリン)をアクリルゴム100重量部に対して2〜4重
量部程度とが共に添加される。金属石けん/硫黄加硫の
場合には、金属石鹸としてSNA−100(堺化学工業
株式会社製商品名)の如きステアリン酸ナトリウムおよ
びSPO−100(堺化学工業株式会社製商品名)の如
きステアリン酸カリウムの少なくとも一方をアクリルゴ
ム100重量部に対して2〜4重量部程度と硫黄をアク
リルゴム100重量部に対して0.2〜0.6重量部程
度とが共に添加される。なお、アクリルゴムの加硫系と
しては、これらの組み合わせに限定されるものではな
く、周知の加硫剤がしようできることはもちろんであ
る。
【0092】前記各ゴムには、配合剤の混合・分散を助
け、圧延、押し出しなどの成形作業を容易にし、未加硫
ゴムの粘着性を増し、成形しやすくするために、必要に
応じて、ベースゴム100重量部に対して0〜30重量
部程度の軟化剤もしくは可塑剤が添加される。この軟化
剤もしくは可塑剤は、ゴムとの相溶性に配慮する必要が
あり、そのため、パラフィン系オイルやナフテン系オイ
ルや芳香族系オイルなどの使用が良好である。
【0093】前記パラフィン系オイルの軟化剤として
は、ダイアナプロセスオイルPW−32,PW−90,
PW−150,PW−380,PS−32,PS−9
0,PS−430,PX−32,PX−90(以上、出
光興産株式会社製商品名)、スタノール40,43N,
52,69,149,LP40,LP69,フレクソン
845(以上、エッソ石油株式会社製商品名)、シンタ
ックPA−95,PA−100,PA−140(以上、
神戸油化学工業株式会社製商品名)、コスモプロセス1
0,40,40C(以上、コスモ石油株式会社製商品
名)、ルブフレックス26,100,400(以上、シ
ェルジャパン株式会社製商品名)、共石プロセスP−2
00,P−300,P−500(以上、日鉱共石株式会
社製商品名)、サンパー(Sunper)110,11
5,120,130,150,180,2100,22
10,2280(以上、日本サン石油株式会社製商品
名)、フッコールP−200,P−400,P−500
(以上、富士興産株式会社製商品名)、三菱10,三菱
12(以上、三菱石油株式会社製商品名)などが例示さ
れる。
【0094】前記ナフテン系オイルの軟化剤としては、
ダイアナプロセスオイルNS−24,NS−100,N
M−26,NM−68,NM−150,NM−280,
NP−24,NU−80,NF−90(以上、出光興産
株式会社製商品名)、エッソプロセスオイル725,7
65(以上、エッソ石油株式会社製商品名)、シンタッ
クN−40,N−60,N−70,N−75,N−85
(以上、神戸油化学工業株式会社製商品名)、シェルフ
レックス371JY,371N,451,N−40,2
2,22R,32R,100R,100S,100S
A,220RS,220S,260,320R,680
(以上、シェルジャパン株式会社製商品名)、共石プロ
セスR−50,R−200,R−1000(以上、日鉱
共石株式会社製商品名)、サンセン(Sunthen
e)310,380,410,415,420,43
0,450,480,3215,4130,4240,
CiroLight R.P.O.(以上、日本サン石
油株式会社製商品名)、コウモレックス2号(日本石油
株式会社製商品名)、フッコール1150N,1400
N(以上、富士興産株式会社製商品名)、三菱20(三
菱石油株式会社製商品名)、ナプレックス32,38
(以上、モービル石油株式会社製商品名)、ペトレック
スPN−3(山文油化株式会社製商品名)などが例示さ
れる。
【0095】前記芳香族オイルの軟化剤としては、ダイ
アナプロセスオイルAC−12,AC−460,AE−
24,AE−50,AE−200,AH−16,AH−
58(以上、出光興産株式会社製商品名)、エッソプロ
セスオイル110,120(以上、エッソ石油株式会社
製商品名)、シンタックHA−10,HA−15,HA
−30,HA−35(以上、神戸油化学工業株式会社製
商品名)、コスモプロセス40A(コスモ石油株式会社
製商品名)、デュートレックス729UK,739(以
上、シェルジャパン株式会社製商品名)、共石プロセス
X100−A,X100(以上、日鉱共石株式会社製商
品名)、JSO Aroma790(日本サン石油株式
会社製商品名)、コウモレックス300,700(以
上、日本石油株式会社製商品名)、アロマックス#1,
#3,#5(以上、富士興産株式会社製商品名)、ヘビ
ープロセス油 三菱34,三菱38,三菱44(以上、
三菱石油株式会社製商品名)、モービルゾール K,2
2,30,130(以上、モービル石油株式会社製商品
名)、ペトレックスLPO−R,LPO−V,PF−
1,PF−2(以上、山文油化株式会社製商品名)など
が例示される。
【0096】前記可塑剤としては、DOP(大八化学工
業株式会社製商品名)やビニサイザー80(花王株式会
社製商品名)の如きジ−(2−エチルヘキシル)フタレ
ート(DOP)、レオフレックス9P(シェルジャパン
株式会社製商品名)やダイヤサイザー11,99(以
上、三菱化成ビニル株式会社製商品名)の如き高級アル
コール・フタレート、DIOP(Wacker−Che
mie(ドイツ)社製商品名)の如きジイソオクチル・
フタレート(DIOP)、サンソサイザーDOS(新日
本理化株式会社製商品名)の如きジ−(2−エチルヘキ
シル)セバケート、Alizona208(Alizo
na Chem(アメリカ)社製商品名)の如きイソオ
クチル・トール油脂肪酸エステル、TBP(大八化学工
業株式会社製商品名)の如きトリエチル・フォスフェー
ト(TBP)、TBEP(大八化学工業株式会社製商品
名)の如きトリブトキシエチル・フォスフェート(TB
EP)、サンソサイザーTCP(新日本理化株式会社製
商品名)の如きトリクレジル・フォスフェート(TC
P)、CDP(大八化学工業株式会社製商品名)の如き
クレジル・ジフェニクル・フォスフェート(CDP)、
Koremoll CE5422(BASF(ドイツ)
社製商品名)の如きジフェニルアルカン、チオコール
TP−95(Morton Internationa
l(アメリカ)社製商品名)の如きジ(ブトキシエトキ
シエチル)アジペートなどが例示される。
【0097】前記軟化剤および可塑剤は、通常1〜2種
類が適時使用される。また、黒サブ、白サブ、飴サブ、
ゴールデンファクチス、ネオファクチス、無硫黄ファク
チス(以上、天満サブ化工株式会社製商品名)の如きサ
ブ(ファクチス)も併用使用できる。
【0098】前記各ゴムには、適度の高強度加硫物を得
るために、必要に応じて、ベースゴム100重量部に対
して0〜200重量部、好ましくは10〜130重量部
程度の補強性充填剤が添加される。
【0099】前記補強性充填剤としては、カーボンブラ
ックが一般的で、これには、ショウブラックN330
(昭和キャボット株式会社製商品名)の如きHAFカー
ボン(ASTM N330)、シースト116(東海カ
ーボン株式会社製商品名)の如きMAFカーボン、旭#
60(旭カーボン株式会社製商品名)やシーストSO
(東海カーボン株式会社製商品名)の如きFEFカーボ
ン(ASTM N550)、旭#55(旭カーボン株式
会社製商品名)の如きGPFカーボン(ASTMN66
0)、旭#50(旭カーボン株式会社製商品名)の如き
SRFカーボン(ASTM N774)、旭サーマル
(旭カーボン株式会社製商品名)やHTC#20(中部
カーボン株式会社製商品名)やTharmax MT
(R.T.Vanderbilt(アメリカ)社製商品
名)の如きMTカーボン(ASTM N990)などが
例示される。
【0100】また、補強性充填剤としてカーボンブラッ
ク以外に無機補強剤を単独もしくは併用使用でき、これ
には、アエロジル130,200,300,380,O
X50,TT600,MOX80,MOX170,CO
X84,R972,R974(以上、日本アエロジル株
式会社製商品名)やレオロシールQS13,QS30,
QS38,QS102(以上、株式会社トクヤマ製商品
名)の如き乾式シリカ、カープレックス#67,#8
0,#100,#1120,XR,22S,CS−5,
CS−7(以上、シオノギ製薬株式会社製商品名)やシ
ルトンA,R−2(以上、水沢化学工業株式会社製商品
名)やトクシールAL−1,Gu,U,UR,US(以
上、株式会社トクヤマ製商品名)やニップシールAQ,
ER,LP,NA,NP,NS−K,VN−3(以上、
日本シリカ株式会社製商品名)やUltrasil V
N3(Degussa(ドイツ)社製商品名)やHi−
Sil233(PPG Industries(アメリ
カ)社製商品名)の如き湿式シリカ、白艶華CC,D
D,O,U(以上、白石工業株式会社製商品名)の如き
活性化炭酸カルシウム、白艶華A,AA(以上、白石工
業株式会社製商品名)の如き特殊炭酸カルシウム、ミス
トロンペーパー(日本ミストロン株式会社製商品名)の
如きマグネシウム・シリケート、ハイトロン,ハイトロ
ンA,ミクロライト,US−100,US−150S,
US−150SS,ハイラック,ハイラックSS(以
上、竹原化学工業株式会社製商品名)の如きけい酸マグ
ネシウム、ウィンナークレーA(ハードクレー:川茂株
式会社製商品名)やハードトップクレー,ソフトクレ
ー,クラウンクレー(以上、白石カルシウム株式会社製
商品名)やシルカナイト,NNクレー,スペシャル・カ
オリンクレー,ハードブライト,5号クレー,SPMA
クレー,ユニオンクレーRC−1,グロッマクスLL,
ハイドライトPX(以上、竹原化学工業株式会社製商品
名)やJP−100カオリン,5Mカオリン,NNカオ
リン,ハードシル,STカオリン,カルタボ(以上、土
屋カオリン工業株式会社製商品名)の如きクレー(けい
酸アルミニウム)、ST−100,ST−200,ST
−301(以上、白石カルシウム株式会社製商品名)や
Nulok321,Nucap100,Nucap19
0,Nucap200,Nucap390(以上、J.
M.Huber(アメリカ)社製商品名)やBurge
ss KE,CB,5178,2211(以上、Bur
gess Pigment(アメリカ)社製商品名)の
如きシラン改質クレーなどが例示される。
【0101】前記各ゴムには、寸法安定性や低価格など
を目的として、必要に応じて、ベースゴム100重量部
に対して5〜200重量部、好ましくは10〜100重
量部程度の増量充填剤が添加される。
【0102】前記増量充填剤としては、Green B
all(井上石灰工業株式会社製商品名)やタマパール
TP−121,TP−121R,TP222H,TP−
222HS,TP−123,TP−123CS(以上、
奥多摩工業株式会社製商品名)やシルバーW(白石工業
株式会社製商品名)の如き軽質炭酸カルシウム、ホワイ
トロンSSB,SB,S(以上、白石カルシウム株式会
社製商品名)やサンライト#100,#300,#70
0,#800,#1000,#1500,#2000,
#2200,#2500(以上、竹原化学工業株式会社
製商品名)やNS#100,NS#200,NS#40
0,NS#600,NS#1000,NS#2300,
NS#2500,NS#2700,NS#3000,S
S#30,SS#80,NN#200,NN#500
(以上、日東粉化工業株式会社製商品名)やスーパー
S,SS,SSS,4S,#1500,#1700,#
2000(以上、丸尾カルシウム株式会社製商品名)の
如き重質炭酸カルシウム、JET−S(浅田製粉株式会
社製商品名)やタルクGTA,CTA1,CTA2,微
粉タルク(以上、クニミネ工業株式会社製商品名)やM
S,MS−P,MS−A,ND,SW,SW−E,SW
A,SWB,SSS,SS,S(以上、日本タルク株式
会社製商品名)などのタルク(滑石)、クリスタライト
AA,VX−S,VX−S−2,VX−SR(以上、株
式会社龍森製商品名)やMin−U−Sil 5,1
0,15,30(以上、U.S.Silica(アメリ
カ)社製商品名)やImsil A−10,A−15,
A−25,A−108(以上、Illinois Mi
nerals(アメリカ)社製商品名)の如き石英粉、
JA−30W,325M(以上、浅田製粉株式会社製商
品名)やハイコンA−60,S−4(以上、土屋カオリ
ン工業株式会社製商品名)やNYAD325,400,
1250,G(以上、NYCO(アメリカ)社製商品
名)の如きウォラストナイト(メタけい酸カルシウ
ム)、Celite 270,281,501,50
3,505,535,545,560,577,FC,
SSC,Super Floss,Snow Flos
s(Johns−Manville(アメリカ)社製商
品名)やラジオライト#100,#200,#300,
#500,#500S,#600,#700,#80
0,#800−S,#900,F,SPF,ファインフ
ローA,ファインフローB(以上、昭和化学工業株式会
社製商品名)の如きけい藻土、亜鉛華1号(堺化学工業
株式会社製商品名)の如き酸化亜鉛、硫酸アルミニウ
ム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化チタン、二流
化モリブデンなどが例示され、通常は1〜数種類が補強
性充填剤と共に併用される。
【0103】前記各ゴムには、ゴム練り性や押し出し性
の改善のために、必要に応じて、ベースゴム100重量
部に対して0.3〜5重量部程度の滑剤や内部離型剤を
添加することができるが、あまり多量の添加はブルーム
やブリードや融合不良などを引き起こすので、種類にも
よるが、通常は0.5〜1重量部程度添加される。
【0104】前記滑剤や内部離型剤としては、三井ハイ
ワックス100P,110P,200P,210P,2
20P,320P,420P(以上、三井石油化学工業
株式会社製商品名)の如き低分子ポリエチレン、ルナッ
クS−20,S−30,S−40(以上、花王株式会社
製商品名)やFA−KR(日本油脂株式会社製商品名)
やアデカ脂肪酸SA−20,SA−300,SA−40
0(以上、旭電化株式会社製商品名)の如きステアリン
酸、プラストロジン,プラストロジンS(以上、藤沢薬
品工業株式会社製商品名)の如き脂肪酸アミド、アーモ
ワックスEBS(ライオン・アクゾ株式会社製商品名)
の如き脂肪酸窒素誘導体、Aflex42(Rein
Chemil(ドイツ)社製商品名)の如き極性化合物
と界面活性剤の混合物、Struktol A60(S
chill & Seillacher(ドイツ)社製
商品名)の如き高級不飽和脂肪酸亜鉛、Strukto
lEF44(Schill & Seillacher
(ドイツ)社製商品名)の如き特殊脂肪酸亜鉛、Str
uktol WB16(Schill & Seill
acher(ドイツ)社製商品名)の如き脂肪酸カルシ
ウムと脂肪酸アミドの混合物、Struktol WB
42(Schill&Seillacher(ドイツ)
製商品名)の如き脂肪酸エステルと脂肪酸金属塩の混合
物、Struktol WB212(Schill &
Seillacher(ドイツ)社製商品名)の如き
高級脂肪酸エステル水和物と無機キャリアの混合物、S
truktol WB222(Schill & Se
illacher(ドイツ)社製商品名)の如き多価ア
ルコール脂肪酸エステル、Struktol WS18
0(Schill & Seillacher(ドイ
ツ)社製商品名)の如き有機シリコーン縮合物、Str
uktol W33FL(Schill & Seil
lacher(ドイツ)社製商品名)の如き高分子量天
然脂肪族アルコールと脂肪族石鹸を不活性フィラーに処
理した混合物、パラフィンワックス、モンタンワックス
などが例示される。
【0105】つぎに、本発明の弾性複合材1のふっ素樹
脂からなる基体2の表面に形成された処理層3の表面に
形成され、基体2と弾性体層5を形成するゴムとをゴム
の加硫時に接合する接着剤層4を形成する接着剤につい
て説明する。
【0106】本発明の弾性複合材1のふっ素樹脂からな
る基体2と弾性体層5を形成するゴムとの接着に用いる
接着剤の選択は肝要で、ゴムの種類との組み合わせに注
意する必要がある。
【0107】本発明の弾性複合材1のふっ素樹脂からな
る基体2と弾性体層5を形成するゴムとの接着に用いる
接着剤は、フェノール樹脂系接着剤とシラン系接着剤が
例示され、金型を用いてゴムを加硫する際に、ゴムの加
硫と同時に基体2と弾性体層5とが接着されるようにな
っている。
【0108】前記フェノール樹脂系接着剤とは、フェノ
ール樹脂であるノボラックやレゾールをイソシアネート
やヘキサメチレンテトラミンなどの硬化剤と充填剤を加
えて20〜40重量%程度のケトンあるいはアルコール
系溶液としたものであり、ゴムの種類としてNBR,H
NBR,アクリルゴムなどに適用可能である。このフェ
ノール樹脂系接着剤としては、ケムロック205,21
8,タイプライBN,TS1677−13(以上、ロー
ド・ファー・イースト・インコーポレイテッド製商品
名)、シクソンP6−1,P−7,P−15S,71
5,715A/B,718/720(以上、株式会社モ
ートン・インターナショナル製商品名)、メタロックN
−10,N−20,P(以上、株式会社東洋化学研究所
製商品名)などが例示される。
【0109】前記シラン系接着剤とは、シランカップリ
ング剤をメタノールなどの有機溶剤に1〜20重量%程
度溶解させたものであり、接着剤組成にもよるがゴムの
種類としてシリコーンゴム,ふっ素ゴム,過酸化物加硫
のNBR,過酸化物加硫のHNBR,過酸化物加硫のE
PDM,アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴムなどに
適用可能である。
【0110】このシラン系接着剤としては、ケムロック
5150,607,608,7701,AP131,
AP132,AP133,AP134,AP1751,
Y1520A,Y1530,Y1540,KP100
1,KP1002,Y4310,Y5323(以上、ロ
ード・ファー・イースト・インコーポレイテッド製商品
名)、メタロック S−2,S−5,S−7,S−10
A(以上、株式会社東洋化学研究所製商品名)、シクソ
ン AN−187,304,305(以上、株式会社モ
ートン・インターナショナル製商品名)、ビスロック#
150,#170,#180,#181,#200(以
上、株式会社日栄化学製商品名)、モニカス CF−5
M,QZR−48,100(以上、株式会社横浜高分子
研究所製商品名)、DY39−011,DY39−01
2,DY39−051A/B,DY39−067,DY
39−089,DY39−092,DY39−095,
SH2260,プライマーX/Y(以上、東レ・ダウコ
ーニング・シリコーン株式会社製商品名)、プライマー
No.4,No.8,No.16,No.16T,N
o.18B,No.101A/B(以上、信越化学工業
株式会社製商品名)などが例示される。
【0111】なお、シラン系接着剤には、被着体との接
着性を向上させるためにチタンカップリング剤を0.5
〜10重量%程度添加して使用してもよい。
【0112】前記シランカップリング剤としては、ゴム
と被着体とを接着させるために、ゴムと反応する官能基
を有するものであればよく、特に、限定されるものでは
ない。
【0113】例えば、過酸化物加硫型シリコーンゴムに
対しては、ビニル基やメルカプト基等の官能基を有する
シランカップリング剤、付加型シリコーンゴムに対して
は、ビニル基やアルコキシ基等の官能基を有するシラン
カップリング剤、過酸化物加硫型EPDMに対しては、
ビニル基、メルカプト基およびアミノ基等の官能基を有
するシランカップリング剤等を使用し得る。
【0114】この種の官能基を有するシランカップリン
グ剤としては、ビニルシラン、アミノシラン、エポキシ
シラン、メルカプトシラン、クロロプロピルシラン、ア
ルコキシシラン、クロロシラン等が例示される。
【0115】この種のシランカップリング剤の具体例を
あげると、例えば、ビニルシランとしては、ビニルトリ
クロルシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキ
シ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロ
キシプロピルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、
γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、
N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、ジメチルビニ
ルメトキシシラン、ジメチルビニルエトキシシラン、メ
チルビニルジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシ
シラン等が例示される。
【0116】そして、アミノシランとしては、γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−ビス(β−ヒドロキシエチル)
−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−〔N´−β−(アセトキシエチル)−β−ア
ミノエチル〕−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−〔N´−β−(アミノエチル)−β−(アミノ
エチル)〕−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、N−β−(フェニルメチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン塩酸塩等が例示される。
【0117】さらに、エポキシシランとしては、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン
等が例示される。
【0118】また、メルカプトシランとしては、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
トリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジ
メトキシシラン等が例示される。
【0119】また、クロロプロピルシランとしては、γ
−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロ
ピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキ
シシラン等が例示される。
【0120】また、アルコキシシランとしては、トリメ
チルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメ
チルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、メ
チルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ
プロポキシシラン、テトライソプロポキシシラン、メチ
ルジメトキシシラン、メチルジエトキシシラン、ジメチ
ルエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、フェニルトリエトキシシラン等が例示される。
【0121】また、クロロシランとしては、トリメチル
クロロシラン、ジメチルジクロロシラン、メチルトリク
ロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルクロロシ
ラン、ジメチルビニルクロロシラン、メチルビニルジク
ロロシラン、メチルクロロジシラン、トリフェニルクロ
ロシラン、メチルジフェニルクロロシラン、ジフェニル
ジクロロシラン、メチルフェニルジクロロシラン、フェ
ニルトリクロロシラン、クロロメチルジメチルクロロシ
ラン等が例示される。
【0122】また、上述した各種のシランカップリング
剤の部分加水分解縮合物等も使用し得る。
【0123】さらに、上述したシランカップリング剤を
数種類組み合わせても使用し得る。例えば、ビニルトリ
エトキシシランの如きビニルシランとγ−アミノプロピ
ルトリエトキシシランの如きアミノシランを併用するこ
とにより、過酸化物加硫型シリコーンゴム、過酸化物加
硫型ふっ素ゴム、アミン加硫型ふっ素ゴム、過酸化物加
硫型EPDM、過酸化物加硫型NBR、過酸化物加硫型
HNBR、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴムなど
と接着させることができる。
【0124】なお、ゴムの種類、例えば、付加型のシリ
コーンゴムなどにおいては、必ずしもシランカップリン
グ剤を必要としないで、チタンカップリング剤を主体と
したプライマー組成物により強固な接着が可能である。
勿論、この場合においても、シランカップリング剤を併
用してもよい。
【0125】一方、過酸化物加硫型のシリコーンゴム等
では、通常シランカップリング剤を併用しなければ強固
な接着は得られない。
【0126】前記チタンカップリング剤は、水の存在で
すみやかに加水分解を受け、重縮合物を生成し、透明な
酸化チタン膜を形成することにより被着体への接着性を
向上させる作用を有するアルコキシチタニウムエステ
ル、チタニウムキレートおよびチタニウムアシレートな
どを使用し得る。
【0127】この種のチタンカップリング剤の具体例と
しては、テトラ−i−プロピルチタネート、テトラ−n
−ブチルチタネート、テトラ(2−エチルヘキシル)チ
タネート、ブチルチタネートダイマー、テトラステアリ
ルチタネート、トリエタノールアミンチタネート、チタ
ニウムアセチルアセトネート、チタニウムエチルアセト
アセテート、チタニウムラクテート、チタニウムラクテ
ートアンモニウム塩、チタニウムラクテートエチルエス
テル、オクチレングリコールチタネート、イソプロピル
トリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリド
デシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピルト
リス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、テ
トライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタ
ネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイ
ト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチ
ル−1−ブチル)ビス(ジ−トリデシル)ホスファイト
チタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オ
キシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホ
スフェート)エチレンチタネート、イソプロピルトリオ
クタイノルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソ
ステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロイ
ルジアクリルチタネート、イソプロピルトリ(ジオクチ
ルホスフェート)チタネート、イソプロピルトリクミル
フェニルチタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエ
チル−アミノエチル)チタネート、ジクミルフェニルオ
キシアセテートチタネート、ジイソステアロイルエチレ
ンチタネート等が例示され、それぞれ単独もしくは2種
以上混合して用いられる。
【0128】また、本発明に係る弾性複合材1をオイル
シールやバルブステムシールなどに適用する場合では、
金属製補強環とゴムとの接着は、上述した接着剤を使用
することにより対応することができ、このとき金属製補
強環は、予めサンドブラストなどで表面を活性化させる
か、リン酸処理皮膜を形成させた後で、メチレンクロラ
イドなどで脱脂して、接着剤が塗布され、必要に応じて
80〜190℃で10〜120分程度、焼成してから使
用される。
【0129】つぎに、本発明に係る弾性複合材1のより
具体的な実施例を以下に示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0130】実施例1 まず、充填材としてのカーボン繊維を15重量%含有す
るPTFE(ポリフロンMG−6030F:ダイキン工
業株式会社製商品名)からなるふっ素樹脂を厚さ0.5
mmに調整したシート状の基体2を用意し、この基体2
の両面に、SA法による表面処理を施して処理層3を形
成し、この処理層3の表面にフェノール樹脂系接着剤
(タイプライBN:ロード・ファー・イースト・インコ
ーポレイテッド製商品名)を塗布して接着剤層4を形成
し、その後適宜な加工を施して所定形状の基体2を形成
する。
【0131】一方、弾性体層5を形成するためのゴムと
して、NBR(JSR N233:日本合成ゴム株式会
社製商品名)を100重量部、亜鉛華1号(堺化学工業
株式会社製商品名)を5重量部、ステアリン酸としてル
ナックS−20(花王株式会社製商品名)を1重量部、
カーボンブラックとしてシーストSO(東海カーボン株
式会社製商品名)を50重量部、可塑剤としてDOP
(大八化学工業株式会社製商品名)を15重量部、老化
防止剤としてアンテージOD(川口化学工業株式会社製
商品名)を1重量部、加硫剤として金華印微粉硫黄32
5meshを0.3重量部、加硫促進剤としてアクセル
CZ(川口化学工業株式会社製商品名)とアクセルTM
T(川口化学工業株式会社製商品名)とをそれぞれ1.
5重量部の割合で計量し、それぞれを周知のゴムロール
で混練りして未加硫のゴムを用意する。
【0132】そして、所定形状の金型を用いて加硫成型
することにより、基体2の表面に接着剤層4を介してゴ
ムからなる弾性体層5が一体化された弾性複合材1とし
ての外周面に基体2が位置し内周面に弾性体層5が位置
する全体形状がほぼ円筒形状のピストンリング(内径:
20mm、外形:25mm、厚さ:2mm)28を形成
した。この弾性複合材1としてのピストンリング28を
図4に示す。なお、弾性体層5を構成するNBRのゴム
硬度は60(JIS A)であった。
【0133】実施例2 実施例1の弾性体層5を形成するためのゴムを、HNB
R(ゼットポール2020:日本ゼオン株式会社製商品
名)を100重量部、亜鉛華1号(堺化学工業株式会社
製商品名)を5重量部、ステアリン酸としてルナックS
−20(花王株式会社製商品名)を1重量部、カーボン
ブラックとしてシーストSO(東海カーボン株式会社製
商品名)を50重量部、可塑剤としてチオコール TP
−95(Morton International
(アメリカ)社製商品名)を15重量部、老化防止剤と
してナウガード445(Uniroyal Chemi
cal(アメリカ)社製商品名)を1.5重量部、加硫
剤として金華印微粉硫黄325meshを0.5重量
部、加硫促進剤としてアクセルTMT(川口化学工業株
式会社製商品名)を2重量部とアクセルM(川口化学工
業株式会社製商品名)を0.5重量部からなるものに変
更した。なお、弾性体層5を構成するHNBRのゴム硬
度は60(JIS A)であった。
【0134】実施例3 実施例1の弾性体層5を形成するためのゴムを、アクリ
ルゴム(NipolAR72LS:日本ゼオン株式会社
製商品名)を100重量部、ステアリン酸としてルナッ
クS−20(花王株式会社製商品名)を1重量部、カー
ボンブラックとしてシーストSO(東海カーボン株式会
社製商品名)を50重量部、老化防止剤としてアンテー
ジST−1(川口化学工業株式会社製商品名)を1.5
重量部、金属石けんとしてSNA−100(ステアリン
酸ナトリウム:堺化学工業株式会社製商品名)を3重量
部とSPO−100(ステアリン酸カリウム:堺化学工
業株式会社製商品名)を0.5重量部、加硫剤として金
華印微粉硫黄325meshを0.05重量部からなる
ものに変更した。なお、弾性体層5を構成するアクリル
ゴムのゴム硬度は60(JIS A)であった。
【0135】実施例4 実施例1の接着剤層4を形成するための接着剤を、シラ
ン系接着剤(ケムロック 607:ロード・ファー・イ
ースト・インコーポレイテッド製商品名)とするととも
に、実施例1の弾性体層5を形成するためのゴムを、ふ
っ素ゴム(フローレルFC2174:住友3M株式会社
製商品名)を100重量部、酸化マグネシウムとしてキ
ョーワマグ150(協和化学工業株式会社製商品名)を
3重量部、水酸化カルシウムとしてカルビット(近江化
学工業株式会社製商品名)を6重量部、カーボンブラッ
クとしてTharmax MT(R.T.Vander
bilt(アメリカ)社製商品名)を20重量部からな
るものに変更した。なお、弾性体層5を構成するふっ素
ゴムのゴム硬度は70(JIS A)であった。
【0136】実施例5 実施例4の弾性体層5を形成するためのゴムを、シリコ
ーンゴム(SH861U:東レ・ダウコーニング・シリ
コーン株式会社製商品名)を100重量部、加硫剤とし
てRC−4(2,5−ジメチル−2,5ジ(t−ブチル
パーオキシ)−ヘキサンの50%シリコーンペースト:
東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製商品名)
を0.5重量部、着色剤としてSRX539U(東レ・
ダウコーニング・シリコーン株式会社製商品名)を1重
量部からなるものに変更した。なお、弾性体層5を構成
するシリコーンゴムのゴム硬度は60(JISA)であ
った。
【0137】実施例6 実施例4の弾性体層5を形成するためのゴムを、EPD
M(エスプレン501A:住友化学工業株式会社製商品
名)を100重量部、亜鉛華1号(堺化学工業株式会社
製商品名)を5重量部、ステアリン酸としてルナックS
−20(花王株式会社製商品名)を1重量部、カーボン
ブラックとしてシーストSO(東海カーボン株式会社製
商品名)を50重量部、軟化剤としてサンパー150
(日本サン石油株式会社製商品名)を15重量部、老化
防止剤としてアンテージRD(川口化学工業株式会社製
商品名)を1重量部、加硫剤としてパークミルD(日本
油脂株式会社製商品名:99%品)を2.5重量部、架
橋助剤(共架橋剤)としてタイク(日本化成株式会社製
商品名)を2重量部からなるものに変更した。なお、弾
性体層5を構成するEPDMのゴム硬度は60(JIS
A)であった。
【0138】実施例7 実施例1のふっ素樹脂からなる基体2の表面に形成する
処理層3を、エキシマレーザ(KrFエキシマレーザ
光:波長249nm)による表面処理に変更した。
【0139】実施例8 実施例2のふっ素樹脂からなる基体2の表面に形成する
処理層3を、エキシマレーザ(KrFエキシマレーザ
光:波長249nm)による表面処理に変更した。
【0140】実施例9 実施例3のふっ素樹脂からなる基体2の表面に形成する
処理層3を、エキシマレーザ(KrFエキシマレーザ
光:波長249nm)による表面処理に変更した。
【0141】実施例10 実施例4のふっ素樹脂からなる基体2の表面に形成する
処理層3を、エキシマレーザ(KrFエキシマレーザ
光:波長249nm)による表面処理に変更した。
【0142】実施例11 実施例5のふっ素樹脂からなる基体2の表面に形成する
処理層3を、エキシマレーザ(KrFエキシマレーザ
光:波長249nm)による表面処理に変更した。
【0143】実施例12 実施例6のふっ素樹脂からなる基体2の表面に形成する
処理層3を、エキシマレーザ(KrFエキシマレーザ
光:波長249nm)による表面処理に変更した。
【0144】比較例1 実施例1との比較のために、実施例1の接着剤層4を形
成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤(ケムロック
205:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名)に変更した。
【0145】比較例2 実施例1との比較のために、実施例1の接着剤層4を形
成するための接着剤をシラン系接着剤(ケムロック 6
07:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテッ
ド製商品名)に変更した。
【0146】比較例3 実施例1との比較のために、実施例1の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更した。
【0147】比較例4 実施例1との比較のために、実施例1の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤
(ケムロック 205:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0148】比較例5 実施例1との比較のために、実施例1の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤をシラン系(ケムロッ
ク 607:ロード・ファー・イースト・インコーポレ
イテッド製商品名)に変更した。
【0149】比較例6 実施例2との比較のために、実施例2の接着剤層4を形
成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤(ケムロック
205:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名)に変更した。
【0150】比較例7 実施例2との比較のために、実施例2の接着剤層4を形
成するための接着剤をシラン系接着剤(ケムロック 6
07:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテッ
ド製商品名)に変更した。
【0151】比較例8 実施例2との比較のために、実施例2の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更した。
【0152】比較例9 実施例2との比較のために、実施例2の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤
(ケムロック 205:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0153】比較例10 実施例2との比較のために、実施例2の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤をシラン系接着剤(ケ
ムロック 607:ロード・ファー・イースト・インコ
ーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0154】比較例11 実施例3との比較のために、実施例3の接着剤層4を形
成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤(ケムロック
205:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名)に変更した。
【0155】比較例12 実施例3との比較のために、実施例3の接着剤層4を形
成するための接着剤をシラン系接着剤(ケムロック 6
07:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテッ
ド製商品名)に変更した。
【0156】比較例13 実施例3との比較のために、実施例3の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更した。
【0157】比較例14 実施例3との比較のために、実施例3の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤
(ケムロック 205:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0158】比較例15 実施例3との比較のために、実施例3の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤をシラン系接着剤(ケ
ムロック 607:ロード・ファー・イースト・インコ
ーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0159】比較例16 実施例4との比較のために、実施例2の接着剤層4を形
成するための接着剤をフェノール樹脂系(タイプライB
N:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテッド
製商品名)に変更した。
【0160】比較例17 実施例4との比較のために、実施例4の接着剤層4を形
成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤(ケムロック
205:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名)に変更した。
【0161】比較例18 実施例4との比較のために、実施例4の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤をフェノール樹脂系接
着剤(タイプライBN:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0162】比較例19 実施例4との比較のために、実施例4の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤
(ケムロック 205:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0163】比較例20 実施例4との比較のために、実施例4の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更した。
【0164】比較例21 実施例5との比較のために、実施例5の接着剤層4を形
成するための接着剤をフェノール樹脂系接着剤(タイプ
ライBN:ロード・ファー・イースト・インコーポレイ
テッド製商品名)に変更した。
【0165】比較例22 実施例5との比較のために、実施例5の接着剤層4を形
成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤(ケムロック
205:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名)に変更した。
【0166】比較例23 実施例5との比較のために、実施例5の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤をフェノール樹脂系接
着剤(タイプライBN:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0167】比較例24 実施例5との比較のために、実施例5の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤
(ケムロック 205:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0168】比較例25 実施例5との比較のために、実施例5の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更した。
【0169】比較例26 実施例6との比較のために、実施例6の接着剤層4を形
成するための接着剤をフェノール樹脂系接着剤(タイプ
ライBN:ロード・ファー・イースト・インコーポレイ
テッド製商品名)に変更した。
【0170】比較例27 実施例6との比較のために、実施例6の接着剤層4を形
成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤(ケムロック
205:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名)に変更した。
【0171】比較例28 実施例6との比較のために、実施例6の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤をフェノール樹脂系接
着剤(タイプライBN:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0172】比較例29 実施例6との比較のために、実施例6の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更するとともに、接
着剤層4を形成するための接着剤を塩化ゴム系接着剤
(ケムロック 205:ロード・ファー・イースト・イ
ンコーポレイテッド製商品名)に変更した。
【0173】比較例30 実施例6との比較のために、実施例6の処理層3を形成
するための表面処理をSNT法に変更した。
【0174】比較例31 実施例7との比較のために、実施例7の接着剤層4を形
成するための接着剤をシラン系接着剤(ケムロック 6
07:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテッ
ド製商品名)に変更した。
【0175】比較例32 実施例8との比較のために、実施例8の接着剤層4を形
成するための接着剤をシラン系接着剤(ケムロック 6
07:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテッ
ド製商品名)に変更した。
【0176】比較例33 実施例9との比較のために、実施例9の接着剤層4を形
成するための接着剤をシラン系接着剤(ケムロック 6
07:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテッ
ド製商品名)に変更した。
【0177】比較例34 実施例10との比較のために、実施例10の接着剤層4
を形成するための接着剤をフェノール樹脂系接着剤(タ
イプライBN:ロード・ファー・イースト・インコーポ
レイテッド製商品名)に変更した。
【0178】比較例35 実施例11との比較のために、実施例11の接着剤層4
を形成するための接着剤をフェノール樹脂系接着剤(タ
イプライBN:ロード・ファー・イースト・インコーポ
レイテッド製商品名)に変更した。
【0179】比較例36 実施例12との比較のために、実施例12の接着剤層4
を形成するための接着剤をフェノール樹脂系接着剤(タ
イプライBN:ロード・ファー・イースト・インコーポ
レイテッド製商品名)に変更した。
【0180】つぎに、実施例1から実施例6、比較例1
から比較例36のピストンリング28の性能試験とし
て、接着性を評価するための2種類の接着試験を行っ
た。
【0181】一方の接着試験(以下、試験1と記す)
は、ピストンリング28の外周面に位置する基体2に刃
物によるスリットを入れて周方向に長さ5mm程度にわ
たり基体2を弾性体層5から剥がし、この弾性体層5か
ら剥がした基体2の部位をプライヤなどでチャッキング
して円周方向に90度方向に引っ張って、基体2と弾性
体層5との接着性を目視で評価した。
【0182】他方の接着試験(以下、試験2と記す)
は、ピストンリング28に150%程度の伸びを与え伸
張時における基体2と弾性体層5との接着剥離の発生の
有無を目視で評価した。
【0183】前記接着試験の結果を以下の表−1から表
−5に示す。
【0184】 表−1から表−5において、フェノール樹脂系接着剤
は、タイプライBN:ロード・ファー・イースト・イン
コーポレイテッド製商品名を示し、シラン系接着剤は、
ケムロック 607:ロード・ファー・イースト・イン
コーポレイテッド製商品名を示し、塩化ゴム系接着剤
は、ケムロック 205:ロード・ファー・イースト・
インコーポレイテッド製商品名を示し、Rはゴム残率
(%)(試験方法JIS K 6301に準拠)を示
す。
【0185】つぎに、実施例1、比較例1から比較例5
のピストンリング28の耐久性能試験として、LLC液
による浸せき試験(以下、試験3と記す)を行った。こ
の試験3は、120℃に保持したLLC液にピストンリ
ング28を1000時間浸せきし、経時的に試験1を行
うことにより評価した。なお、LLC液としては、標準
的な自動車のラジエータ用不凍液であるキャッスルLL
C(トヨタ自動車株式会社製商品名)の50%水溶液を
用いた。
【0186】前記浸せき試験の結果を以下の表−6に示
す。
【0187】 表−6において、フェノール樹脂系接着剤は、タイプラ
イBN:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名を示し、シラン系接着剤は、ケムロック
607:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名を示し、塩化ゴム系接着剤は、ケムロック
205:ロード・ファー・イースト・インコーポレイ
テッド製商品名を示し、Rはゴム残率(%)(試験方法
JISK 6301に準拠)を示す。
【0188】つぎに、実施例6、比較例26から比較例
30のピストンリング28の耐久性能試験として、耐熱
老化試験(以下、試験4と記す)を行った。この試験4
は、150℃に保持した恒温槽内にピストンリング28
を1000時間加熱し、経時的に試験1を行うことによ
り評価した。
【0189】前記耐熱老化試験の結果を以下の表−7に
示す。
【0190】 表−7において、フェノール樹脂系接着剤は、タイプラ
イBN:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名を示し、シラン系接着剤は、ケムロック
607:ロード・ファー・イースト・インコーポレイテ
ッド製商品名を示し、塩化ゴム系接着剤は、ケムロック
205:ロード・ファー・イースト・インコーポレイ
テッド製商品名を示し、Rはゴム残率(%)(試験方法
JISK 6301に準拠)を示す。
【0191】表−1の接着試験結果に示すように、本発
明の全実施例のピストンリング28は、良好な接着性を
有していることが判明した。
【0192】さらに詳しく説明すると、表−1および表
−2の接着試験結果に示すように、実施例1および比較
例1から比較例5に示すピストンリング28において
は、弾性体層5を構成するゴムの種類をNBRとした場
合に、基体2の処理層3を構成する表面処理方法を従来
のSNT法により処理した場合には伸張時の接着剥離性
に劣り、ピストンリング28などの装着時に伸張される
弾性複合材1としては実用使用が困難であることが判明
した。さらに、実施例1のピストンリング28は、表−
6の浸せき試験結果に示すように、120℃のLLC液
においても長期間に亘る接着耐久性を有していることが
判明した。これに対して、接着剤層4を構成する接着剤
として塩化ゴム系接着剤を使用した比較例1のピストン
リング28は、初期の接着性は良好であるものの、12
0℃のLLC液に浸せきすると24時間以内に接着剥が
れが発生し、接着耐久性がないことが判明した。
【0193】表−1および表−2の接着試験結果に示す
ように、実施例2および比較例6から比較例10に示す
ピストンリング28においては、弾性体層5を構成する
ゴムの種類をHNBRとした場合に、弾性体層5を構成
するゴムの種類をNBRとした場合と同様の試験結果が
得られることが判明した。
【0194】表−1および表−3の接着試験結果に示す
ように、実施例3および比較例11から比較例15に示
すピストンリング28においては、弾性体層5を構成す
るゴムの種類をアクリルゴムとした場合に、接着剤層4
を構成する接着剤として塩化ゴム系接着剤を使用すると
接着性がよくないことが判明した。また、シラン系接着
剤を使用した場合にも接着性がよくないことが判明し
た。反面、接着剤層4を構成する接着剤としてフェノー
ル樹脂系接着剤を使用すると接着性が良好で、基体2の
処理層3を構成する表面処理方法をSA法としたもの
(実施例3)においては、伸張時の接着剥離性にも優れ
ていることが判明した。
【0195】表−1および表−3の接着試験結果に示す
ように、実施例4および比較例16から比較例20に示
すピストンリング28においては、弾性体層5を構成す
るゴムの種類をふっ素ゴムとした場合に、接着剤層4を
構成する接着剤としてフェノール樹脂系接着剤を使用す
ると接着性がよくないことが判明した。反面、接着剤層
4を構成する接着剤としてシラン系接着剤を使用すると
接着性が良好で、基体2の処理層3を構成する表面処理
方法をSA法としたもの(実施例4)においては、伸張
時の接着剥離性にも優れていることが判明した。
【0196】表−1および表−4の接着試験結果に示す
ように、実施例5および比較例21から比較例25に示
すピストンリング28においては、弾性体層5を構成す
るゴムの種類をシリコーンゴムとした場合に、接着剤層
4を構成する接着剤としてフェノール樹脂系接着剤を使
用すると接着性がよくないことが判明した。反面、接着
剤層4を構成する接着剤としてシラン系接着剤を使用す
ると接着性が良好で、基体2の処理層3を構成する表面
処理方法をSA法としたもの(実施例5)においては、
伸張時の接着剥離性にも優れていることが判明した。
【0197】表−1および表−4の接着試験結果に示す
ように、実施例6および比較例26から比較例30に示
すピストンリング28においては、弾性体層5を構成す
るゴムの種類をEPDMとした場合に、実施例6および
比較例27,比較例29,比較例30では良好な接着性
を有するものの、基体2の処理層3を構成する表面処理
方法を従来のSNT法により処理した場合(比較例2
9,比較例30)には伸張時の接着剥離性に劣り、ピス
トンリング28などの装着時に伸張される弾性複合材1
としては実用使用が困難であることが判明した。さら
に、実施例6のピストンリング28は、表−7の耐熱老
化試験結果に示すように、150℃の雰囲気においても
長期間に亘る接着耐久性を有していることが判明した。
これに対して、接着剤層4を構成する接着剤として塩化
ゴム系接着剤を使用した比較例27および比較例29の
ピストンリング28は、初期の接着性は良好であるもの
の、150℃の雰囲気に暴露すると接着耐久性がないこ
とが判明した。また、シラン系接着剤を使用した比較例
30のピストンリング28においても、接着耐久性がな
いことが判明した。
【0198】表−1および表−5の接着試験結果に示す
ように、基体2の処理層3を構成する表面処理方法をエ
キシマレーザで処理したピストンリング28において
は、弾性体層5を構成するゴムの種類をNBR,HNB
R,アクリルゴムとした場合に、接着剤層4を構成する
接着剤としてフェノール樹脂系接着剤を使用すると接着
性が良好で、シラン系接着剤を使用すると接着性せず弾
性複合材1を形成することができないことが判明した。
また、基体2の処理層3を構成する表面処理方法をエキ
シマレーザで処理したピストンリング28においては、
弾性体層5を構成するゴムの種類をふっ素ゴム,シリコ
ーンゴム,EPDMとした場合に、接着剤層4を構成す
る接着剤としてシラン系接着剤を使用すると接着性が良
好で、フェノール樹脂系接着剤を使用すると接着性せず
弾性複合材1を形成することができないことが判明し
た。
【0199】したがって、本発明によれば、ふっ素樹脂
からなる基体の表面を金属ナトリウムの液体アンモニア
溶液で処理するかエキシマレーザで処理し、フェノール
樹脂系もしくはシラン系接着剤と組み合わせることによ
り、初期の接着強度を確実に向上させるとともに、LL
C溶液や恒温雰囲気などに対する接着耐久性を著しく向
上させることができ、また、伸張による接着剥がれもな
く、熱的、化学的に安定した弾性複合材1を供給するこ
とができる。言い換えると、ふっ素樹脂とゴムとの接着
信頼性に優れた弾性複合材1を効率よく製造することが
できる。
【0200】なお、本発明の弾性複合材1の製造方法に
よれば、基体2の表面に処理層3を形成する際の表面処
理方法として、SA法もしくはエキシマレーザを用いて
いるので、基体2がシート状の場合に、従来のスパッタ
エッチングにようにシート状の基体2の処理を真空容器
中で実施する必要がなく、シート状の基体2を連続処理
することができ、製品設計上の自由度が確実に増加する
とともに、生産効率の向上および製造コストの低減を確
実に図ることができる。
【0201】さらに、本発明の弾性複合材1は、ピスト
ンリング28,オイルシールだけでなく、バルブパッキ
ン、バルブステムシール、フリクションダンパー、弾性
軸受などの各種の摺動部位の摺動材として用いることが
できる。
【0202】また、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0203】
【発明の効果】以上説明したように本発明の弾性複合材
およびその製造方法によれば、ふっ素樹脂とゴムとの接
着信頼性に優れた弾性複合材およびこの弾性複合材を効
率よく製造することができるという極めて優れた効果を
奏する。
【0204】また、本発明の弾性複合材およびその製造
方法によれば、熱的および化学的耐久性ならびに機械的
強度に優れた弾性複合材およびこの弾性複合材を効率よ
く製造することができるという極めて優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る弾性複合材の製造方法を適用し
た弾性複合材の実施の形態の一例を示す模式図
【図2】 本発明に係る弾性複合材の製造方法の実施の
形態の一例を示すフローチャート
【図3】 本発明に係る弾性複合材の基体の表面処理方
法に用いる処理装置の一例を示す構成図
【図4】 本発明に係る弾性複合材の実施の形態の一例
としてのピストンリングを示す拡大縦断面図
【符号の説明】
1 弾性複合材 2 (ふっ素樹脂からなる)基体 3 処理層 4 接着剤層 5 弾性体層 6 基体成型工程 7 処理層形成工程 8 接着剤層形成工程 9 成型工程 28 (弾性複合材としての)ピストンリング

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ふっ素樹脂からなる基体の表面に液体ア
    ンモニア中に金属ナトリウムを溶解させた処理液による
    処理層を形成し、この処理層の表面にフェノール樹脂系
    接着剤からなる接着剤層を介してゴムからなる弾性体層
    が一体化されていることを特徴とする弾性複合材。
  2. 【請求項2】 ふっ素樹脂からなる基体の表面に液体ア
    ンモニア中に金属ナトリウムを溶解させた処理液による
    処理層を形成し、この処理層の表面にシラン系接着剤か
    らなる接着剤層を介してゴムからなる弾性体層が一体化
    されていることを特徴とする弾性複合材。
  3. 【請求項3】 ふっ素樹脂からなる基体の表面に、エキ
    シマレーザによる処理層を形成し、この処理層の表面に
    フェノール樹脂系接着剤からなる接着剤層を介してゴム
    からなる弾性体層が一体化されていることを特徴とする
    弾性複合材。
  4. 【請求項4】 ふっ素樹脂からなる基体の表面に、エキ
    シマレーザによる処理層を形成し、この処理層の表面に
    シラン系接着剤からなる接着剤層を介してゴムからなる
    弾性体層が一体化されていることを特徴とする弾性複合
    材。
  5. 【請求項5】 前記ゴムは、NBR、HNBR、アクリ
    ルゴムよりなる群から選ばれた一つであることを特徴と
    する請求項1または請求項3に記載の弾性複合材。
  6. 【請求項6】 前記ゴムは、ふっ素ゴム、シリコーンゴ
    ム、EPDMよりなる群から選ばれた一つであることを
    特徴とする請求項2または請求項4に記載の弾性複合
    材。
  7. 【請求項7】 ふっ素樹脂からなる基体の少なくとも一
    方の表面に液体アンモニア中に金属ナトリウムを溶解さ
    せた処理液を用いて表面処理を施した後に、フェノール
    樹脂系接着剤を用いて接着処理を施し、この接着処理を
    施した基体と未加硫のゴムとを金型を用いて加硫接着さ
    せて一体化させることを特徴とする弾性複合材の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 ふっ素樹脂からなる基体の少なくとも一
    方の表面に液体アンモニア中に金属ナトリウムを溶解さ
    せた処理液を用いて表面処理を施した後に、シラン系接
    着剤を用いて接着処理を施し、この接着処理を施した基
    体と未加硫のゴムとを金型を用いて加硫接着させて一体
    化させることを特徴とする弾性複合材の製造方法。
  9. 【請求項9】 ふっ素樹脂からなる基体の少なくとも一
    方の表面にエキシマレーザを用いて表面処理を施した後
    に、フェノール樹脂系接着剤を用いて接着処理を施し、
    この接着処理を施した基体と未加硫のゴムとを金型を用
    いて加硫接着させて一体化させることを特徴とする弾性
    複合材の製造方法。
  10. 【請求項10】 ふっ素樹脂からなる基体の少なくとも
    一方の表面にエキシマレーザを用いて表面処理を施した
    後に、シラン系接着剤を用いて接着処理を施し、この接
    着処理を施した基体と未加硫のゴムとを金型を用いて加
    硫接着させて一体化させることを特徴とする弾性複合材
    の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169955A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Nok Corp ディスクブレーキキャリパ用ブーツ
JP2009071023A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Tomoegawa Paper Co Ltd 静電チャック装置用接着シート、および静電チャック装置
KR101159216B1 (ko) * 2009-04-13 2012-06-25 (주)아이케이텍 플러그 밸브의 밸브 시트 정비 방법

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