JP4899272B2 - ヘッドアクチュエータおよび磁気記録再生装置 - Google Patents

ヘッドアクチュエータおよび磁気記録再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体に情報を記録しディスク状記録媒体の情報を再生するための磁気ヘッドを備えるアームを所定の角度の範囲で回転させるためのヘッドアクチュエータおよび磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録再生装置として、例えば、小型のハードディスクドライブ(HDDと略称する)装置は、従来からラップトップ型やノートブック型パーソナルコンピュータの内蔵型の磁気記録再生装置として使用されている。
【0003】
一般に、HDDでは、大別して速度制御と位置制御とを行なうサーボシステムにより、磁気ヘッドの位置決め制御が実行される。このサーボシステムは、磁気ヘッドを支持して磁気ディスクの半径方向に移動させるヘッドアクチュエータ機構を駆動制御することにより、磁気ヘッドを磁気ディスクの目標位置に位置決めする。
【0004】
図12は従来のハードディスクドライブ装置のアームとボイスコイルモータの構成例を示している。
アーム1000は磁気ヘッド1001を有している。このアーム1000は軸受けセンター1002を回転中心として回転方向に沿って所定角度たとえば30度〜40度の角度分揺動できるようになっている。アーム1000はボイスコイルモータ1010を有している。このボイスコイルモータ1010は、巻線コイル1012とマグネット1014を有している。巻線コイル1012はアーム1000に対して一体に設けられている。マグネット1014はこの巻線コイル1012に対面するようにして、ハードディスクドライブ装置の筐体の内面に固定されている。マグネット1014はS極1016とN極1018を有している。
この巻線コイル1012に対して外部から通電することにより、巻線コイル1012の磁力とマグネット1014の磁力の相互作用により、アーム1000は回転方向に沿って所定の角度範囲で揺動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような構造のボイスコイルモータ1010を採用すると、次のような問題がある。巻線コイル1012とマグネット1014はアーム1000の突出方向とは逆の方向に突出するように設けられているので、ハードディスクドライブ装置の中でこのマグネット1014と巻線コイル1012が多くの容積を占有してしまう。
そこで本発明は上記課題を解消し、磁気ヘッドおよびアームを所定の角度で回転させる場合に小型化および薄型化を図ることができるヘッドアクチュエータおよび磁気記録再生装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ディスク状記録媒体に信号を記録し前記ディスク状記録媒体の信号を再生するための磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを支持するアームと、前記アームを所定角度の範囲で回転させるモータを有するヘッドアクチュエータであり、前記モータは、軸を有するステータと、前記ステータに対して回転するロータを有し、前記ロータは前記ステータの前記軸に対して軸受けを介して回転自在に支持されており、前記ステータは、前記軸を中心として配置された駆動用のコイルを有し、前記ロータは、スリーブに前記軸受けが設けられると共にフランジを有するフランジ部材と、前記フランジとで前記アームを挟み込み一体となるロータヨークと、前記ロータヨークに固定されており前記コイルに対面しており、前記軸を中心としてS極とN極が交互に着磁された駆動用のマグネットとを有し、前記コイルに通電することで発生する磁界と前記マグネットの磁界により、前記ロータが前記ステータに対して前記所定角度の範囲で回転する構成とされていることを特徴とするヘッドアクチュエータである。
【0007】
請求項1では、モータは軸を有するステータとステータに対して回転するロータを有している。ロータはステータの軸に対して軸受けを介して回転自在に支持されている。
ステータは軸を中心として配置された駆動用のコイルを有している。
これに対してロータは、アームと一体であるロータヨークと、ロータヨークに固定されておりステータのコイルに対面している駆動用のマグネットを有している。この駆動用のマグネットは、軸を中心としてS極とN極が交互に着磁されたものである。
コイルに通電することで発生する磁界と、マグネットの磁界とによりロータがステータに対して所定角度の範囲で回転する構成である。
これにより、ステータのコイルは軸を中心として配置され、ロータの駆動用のマグネットは軸を中心としてS極とN極が交互に着磁されていることから、従来のようにコイルとマグネットが軸から側方に突出して設けられているのに比べて小型化を図ることができる。
ステータ側に駆動用のコイルが設けられているので、コイルに対する給電が、コイルがロータ側に設けられているのに比べて容易である。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のヘッドアクチュエータにおいて、前記コイルは、ラミネートコイルである。請求項2では、ステータのコイルはラミネートコイルである。コイルがラミネートコイルであると、巻線コイルに比べて軸方向に関して薄くすることができるので、ヘッドアクチュエータの軸方向の薄型化を図ることができる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のヘッドアクチュエータにおいて、前記マグネットは、前記コイルの一方の面側に配置された第1マグネット部と、前記コイルの他方の面側に配置された第2マグネット部を有する。請求項3では、マグネットは第1マグネット部と第2マグネット部を有しているので、通電することによりコイルが発生する磁界と第1マグネット部と第2マグネット部が発生する磁界により、より大きい回転トルクでロータをステータに対して回転することができる。
【0010】
請求項4の発明は、ディスク状記録媒体に信号を記録し前記ディスク状記録媒体の信号を再生するための磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを支持するアームと、前記アームを所定角度の範囲で回転させるモータを有するヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置であり、前記モータは、軸を有するステータと、前記ステータに対して回転するロータを有し、前記ロータは前記ステータの前記軸に対して軸受けを介して回転自在に支持されており、前記ステータは、前記軸を中心として配置された駆動用のコイルを有し、前記ロータは、スリーブに前記軸受けが設けられると共にフランジを有するフランジ部材と、前記フランジとで前記アームを挟み込み一体となるロータヨークと、前記ロータヨークに固定されており前記コイルに対面しており、前記軸を中心としてS極とN極が交互に着磁された駆動用のマグネットとを有し、前記コイルに通電することで発生する磁界と前記マグネットの磁界により、前記ロータが前記ステータに対して前記所定角度の範囲で回転される構成とされたことを特徴とするヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置である。
【0011】
請求項4では、モータは軸を有するステータとステータに対して回転するロータを有している。ロータはステータの軸に対して軸受けを介して回転自在に支持されている。
ステータは軸を中心として配置された駆動用のコイルを有している。
これに対してロータは、アームと一体であるロータヨークと、ロータヨークに固定されておりステータのコイルに対面している駆動用のマグネットを有している。この駆動用のマグネットは、軸を中心としてS極とN極が交互に着磁されたものである。
コイルに通電することで発生する磁界と、マグネットの磁界とによりロータがステータに対して所定角度の範囲で回転する構成である。
これにより、ステータのコイルは軸を中心として配置され、ロータの駆動用のマグネットは軸を中心としてS極とN極が交互に着磁されていることから、従来のようにコイルとマグネットが軸から側方に突出して設けられているのに比べて小型化を図ることができる。
ステータ側に駆動用のコイルが設けられているので、コイルに対する給電が、コイルがロータ側に設けられているのに比べて容易である。
【0012】
請求項5の発明は、請求項4に記載のヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置において、前記コイルは、ラミネートコイルである。請求項5では、ステータのコイルはラミネートコイルである。コイルがラミネートコイルであると、巻線コイルに比べて軸方向に関して薄くすることができるので、ヘッドアクチュエータの軸方向の薄型化を図ることができる。
【0013】
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載のヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置において、前記マグネットは、前記コイルの一方の面側に配置された第1マグネット部と、前記コイルの他方の面側に配置された第2マグネット部を有する。請求項6では、マグネットは第1マグネット部と第2マグネット部を有しているので、通電することによりコイルが発生する磁界と第1マグネット部と第2マグネット部が発生する磁界により、より大きい回転トルクでロータをステータに対して回転することができる。
【0014】
請求項7の発明は、請求項4−請求項6の内何れか1項に記載のヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置において、前記ステータはステータヨークを有し、前記ステータヨークは磁気記録再生装置の筐体の一部である。請求項7では、ステータのステータヨークは磁気記録再生装置の筐体の一部であるので、部品点数を減らし磁気記録再生装置の小型化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0016】
図1は、本発明の磁気記録再生装置の一例であるハードディスクドライブ装置の平面図であり、図2は図1のハードディスクドライブ装置1の分解斜視図であり、図3はハードディスクドライブ装置1をさらに分解した斜視図である。
このハードディスクドライブ装置1は、ディスク状記録媒体Dに対して磁気的に情報を記録したり、あるいはすでにディスク状記録媒体Dに記録されている情報を磁気的に再生する機能を有している。ディスク状記録媒体Dはハードディスクとも呼ぶ。
このハードディスクドライブ装置1は、たとえば電子機器の一例であるいわゆるノート型パーソナルコンピュータのカードスロットに装着して使用するものであり、非常に小型でかつ薄型化の装置である。
【0017】
ハードディスクドライブ装置1は、図2と図3に示すように筐体2、ディスク状記録媒体D、ヘッドアクチュエータ30を有している。
筐体2は、第1部材10と第2部材12を有しており、第1部材10と第2部材12の形成する内部空間には、上述したヘッドアクチュエータ30、ディスク状記録媒体Dが収容されている。
第1部材10と第2部材12は、透磁性材料、たとえば珪素鋼板や鉄板等により作られている。
一方、ディスク状記録媒体Dは、図3に示すように筐体2内に内蔵のモータ900により連続回転される。
【0018】
ヘッドアクチュエータ30は、図1と図4に示すようにアーム20と磁気ヘッド24を有している。このアーム20はサスペンション20Aを有しており、このサスペンション20Aの先端には磁気ヘッド24が固定されている。
図5はヘッドアクチュエータ30を示す平面図であり、図6はヘッドアクチュエータ30の分解斜視図である。
【0019】
図5と図6に示すように、ヘッドアクチュエータ30はモータ33、アーム20、磁気ヘッド24を有している。
磁気ヘッド24は、たとえばGMR(ジャイアント磁気抵抗効果素子)等を採用することができる。
この磁気ヘッド24はサスペンション20Aに対して支持されている。
図5に示すようにアーム20の他端部20Dは、ほぼ円形状の部分であり回転中心部である。このアーム20は回転中心CLを中心として図5のR方向に所定角度、たとえば30度あるいは40度の範囲の角度のいずれかの決められた角度で揺動できるようになっており、たとえばこのアーム20の揺動角度(所定角度)は35度である。
【0020】
モータ33はアーム20の他端部20Dに対して回転中心CLを中心として同軸上に配置された円柱状で小型かつ薄型のモータである。このモータ33の作動によりアーム20がR方向に沿って所定角度揺動できる。
このモータ33が作動されると、磁気ヘッド24が、図1の回転するディスク状記録媒体Dの任意のトラックに対して位置決めすることで、ディスク状記録媒体Dに情報の磁気的な記録を行ったりあるいはすでに記録された情報を磁気的に再生することができる。
【0021】
モータ33は図6と図7に示す構造を有している。図7は図5のA−Aにおける断面構造例を示している。
図6と図7に示すモータ33は、ロータ40とステータ43を有している。ロータ40はステータ43に対して軸受け44を介して軸46を中心として所定角度揺動することができるものである。
ステータ43は筐体の第2部材12と駆動用のコイル60および軸46を有している。コイル60は筐体の第2部材12の内側にたとえば接着により固定されている。軸46は第2部材12に対してビス50を用いて固定されている。コイル60はたとえばラミネートコイルである。
第2部材12は透磁性材料である、たとえば鉄板やけい素鋼板により作られている。ステータ43のステータヨークは第2部材12の一部分である。
【0022】
軸46には、軸受け44の内輪44Aがたとえば圧入や接着により固定されている。軸受け44は軸46に対して2組設けられている。軸46は固定シャフトともいい、2組の軸受け44,44の間には、図示しないが予圧をかけるためのバネが介在されている。このバネは金属のコイルスプリング、板バネあるいは樹脂のバネであってもよい。
【0023】
ロータ40は、フランジ部材54、ロータヨーク56、駆動用のマグネット48を有している。フランジ部材54の内周面には、軸受け44の外輪44Bが固定されている。フランジ部材54のフランジ55とロータヨーク56の間には各アームの他端部20Dが挟み込まれている。
ロータヨーク56は、透磁性材料である、たとえばけい素鋼板やパーマロイ等により作られている。フランジ部材54のフランジ55は、金属であれば真ちゅうやアルミニウム等であり、樹脂であればPBT(ポリブチレンテレフタレート)等により作られている。
【0024】
図7の軸受け44の内輪44Aは軸46に固定されている。軸受け44の外輪44Bはフランジ部材54のスリーブ54Aの内面に圧入や接着で固定されている。このスリーブ54Aの外周面には、アームの他端部20D、マグネット48およびロータヨーク56が圧入又は接着により取付けられている。
各アーム20の他端部20Dはフランジ55とロータヨーク56の間に挟み込んで固定されている。
【0025】
図6に示すように磁気ヘッド24とメイン基板500は、磁気ヘッドの入出力接続部分66により電気的に接続されている。この入出力接続部分66は、アーム20の途中に設けられている。
【0026】
図7に示すようにステータ43側のラミネートコイル60は、ロータ40側のマグネット48に対して所定の間隔を開けて対面している。図7に示すリング状のラミネートコイル60は、筐体の第2部材12の内面に対して、接着等で貼り付けてあり、ラミネートコイル60は通電制御部100に対して電気的に接続されている。
【0027】
図8と図9は、ラミネートコイル60の配線パターン形状の例とマグネット48の着磁パターン例を示している。
ラミネートコイル60は、リング状で薄板状の積層コイルであり、コイル部の導体材質は電気銅より成り、補助構成材としてはエポキシ樹脂やガラスクロス等により作られている。ラミネートコイル60のコイルパターン(配線パターン)は、一層に形成してもよいし、複数層に分けて形成してもよい。複数層に分けてコイルパターンを形成する場合には、各コイルパターンは電気的に直列に接続する。
このラミネートコイル60は、従来の線材を巻いて作る巻線コイルとは全く別のコイルであり、写真的手法によりコイルパターンを形成する。それ故ラミネートコイル60を用いることにより、巻線コイルに比べて図8に示すような比較的複雑な凹形状の配線パターン80を得ることができるとともに、回転中心CL方向の厚みを薄くすることができる。
【0028】
ラミネートコイル60は、回転中心CLを中心とする円形状の部材であり、中央には丸い穴70が形成されている。
ラミネートコイル60はこのためにリング状又はドーナツ状の部材であり、ラミネートコイル60は回転中心CLを中心として180度毎の2つの領域PA1とPA2を有している。
【0029】
図8には、ラミネートコイル60とマグネットのS極とN極の着磁パターン例を示しているが、領域PA1と領域PA2は、磁気的なニュートラルラインNLにより分けられた領域である。領域PA1は図9に示すマグネット48のS極の範囲に相当し、領域PA2はマグネット48のN極の領域に相当する。ニュートラルラインNLはマグネット48のS極とN極を分ける境界線である。
ラミネートコイル60は円板状を有しており、接続部66が突出して形成されている。接続部66の電極66Aは、フレキシブルプリント配線板101を介して通電制御部100に電気的に接続されている。
【0030】
ラミネートコイル60は、第1配線パターン110と第2配線パターン120を有している。第1配線パターン110と第2配線パターン120は直列に電気的に接続されている。第1配線パターン110は、領域PA2に対応した位置に形成されており、第1配線パターン110はラインL1とラインL2で囲まれる扇形の範囲において形成されている。同様にして第2配線パターン120は、領域PA1に対応して形成されており、別のラインL1とラインL2の範囲で扇形に形成されている。
【0031】
図10(A)は、図8の第2配線パターン120の一部を拡大した図であり、図10(B)は図8の第1配線パターン110を拡大して示している。
図8に示す第1配線パターン110と第2配線パターン120は似たような形状を有している。図10(B)に示す第1配線パターン110は、複数の駆動配線パターン部130と複数の接続配線パターン部140を有している。同様にして図10(A)の第2配線パターン120も、複数の駆動配線パターン部130と複数の接続配線パターン部140を有している。
【0032】
図8の駆動配線パターン部130は、複数本の配線150を有している。たとえば図10の例では、配線150は2本並列に接続されている。このように複数の配線150により構成された駆動配線パターン部130は、隣の駆動配線パターン部130に対して接続配線パターン部140を通じて直列に電気的に接続されている。第1配線パターン110と第2配線パターン120は全体として直列に接続されており、第1配線パターン110の一端部と第2配線パターン120の一端部は、それぞれ接続部66の電極66Aに電気的に接続されている。
これによって、図8の通電制御部100からはフレキシブルプリント配線板101を通じて、通電電流が供給されるが、この通電電流は、直列接続された第1配線パターン110と第2配線パターン120に通電される。
図8の一方の電極66Aは第1配線パターン110の部分111に接続されている。第1配線パターン110の部分112は第2配線パターン120の部分113に接続されている。第2配線パターン120の部分114は他方の電極66Aに接続されている。これによって、第1配線パターン110と第2配線パターン120が直列接続されている。
【0033】
従って、図10において第1配線パターン110の駆動配線パターン部130に電流iが流れる時には、第2配線パターン120の駆動配線パターン部130は逆方向の電流iが流れる。また第1配線パターン110の駆動配線パターン部130に電流i1が流れると、図10(A)の第2配線パターン120の駆動配線パターン部130には逆方向の電流i1が流れる。
このように図8の第1配線パターン110と第2配線パターン120に互いに逆方向の電流を流すことにより、同じ方向に関する大きな回転トルクを得ることができる。
第1配線パターン110の駆動配線パターン部130に電流iを通し第2配線パターン120の駆動配線パターン部130に電流iを通すことにより、第1配線パターン110の駆動配線パターン部130とN極との間の磁気的相互作用により、ロータは図8のR2方向に回転トルクを発生する。同時に第2配線パターン120の駆動配線パターン部130とS極との間の磁気的相互作用により、ロータはR2方向に回転トルクを発生する。
【0034】
逆に第1配線パターン110の駆動配線パターン部130に電流i1が流れ第2配線パターン120の駆動配線パターン部130にも電流i1が流れると、第1配線パターン110の駆動配線パターン部130とN極との間の磁気的相互作用により、ロータはR1の方向に回転トルクを発生し、同時に第2配線パターン120の駆動配線パターン部130とS極の間にも同じ方向であるR1方向にロータは回転トルクを発生する。これによって、いずれの回転方向においても2つの第1配線パターン110と第2配線パターン120の発生する力を合わせて大きな回転トルクを発生することができる。
第1配線パターン110と第2配線パターン120の配列して形成している中心位置と、マグネット48のS極とN極の配列の中心位置は、アームの所定角度の範囲で回転される回転中心CLと一致している。
【0035】
図8に示す可動範囲θはアーム20の可動範囲を示しており、たとえば35度である。この可動範囲θは、ラインL1とラインL2で形成される角度であり、この可動範囲θは領域PA1と領域PA2の角度に比べてかなり小さい角度である。図7に示すロータ40がステータ43に対して図8に示す揺動角度である可動範囲θを35度に規制するのは、図8に示す第1配線パターン110と第2配線パターン120で示すような形成角度にすればよい。また機械的にはストッパやダンパ等によってその可動範囲θを規制することも可能である。
【0036】
上述したように、図8の第1配線パターン110はN極と対面するようにしてオーバーラップしており、第2配線パターン120はS極と対面するようにしてオーバーラップしている。
図8の通電制御部100が、第1配線パターン110と第2配線パターン120に対して図10に示すように電流iもしくは電流i1で示すように通電方向を切り換えることで、ラミネートコイル60を含むロータは、マグネットを含むステータに対してたとえば35度の可動範囲で揺動することができる。この可動範囲θは35度ではなく、30度であっても勿論構わない。
【0037】
上述した発明の実施の形態では、図6と図7に示すようにステータ43は軸46を中心としてコイル60を有している。この駆動用のコイル60は軸46を中心として第2部材12に固定されている。
これに対してロータは駆動用のマグネット48を有している。この駆動用のマグネット48は、軸46を中心としてS極とN極が交互に着磁されたものである。
【0038】
図7に示すように駆動用のコイル60に対して通電制御部100から所定の通電パターンで通電することによりコイル60は磁界を発生する。このコイル60が発生する磁界と駆動用のマグネット48が発生する磁界とにより、ロータ40はステータ43に対して図5に示すR方向に所定角度揺動回転するようになっている。各アーム20はロータ40に一体になっているので、ロータ40とアーム20の揺動角度は、たとえば図8に示す可動範囲θ(一例として35度)の範囲で揺動することができる。この所定の角度範囲である可動範囲θを正確に規制するためには、たとえば機械的なストッパを設けることによりアーム20の揺動角度を可動範囲θに確実に設定することができる。
このようにアーム20およびロータ40を所定角度の範囲である図8に示す可動範囲θで揺動するために、コイル60に対しては、たとえば図10に示すように電流iもしくは電流i1の方向で示すように通電方向を切り換えることで行うことができる。
【0039】
次に、図11を参照して本発明の別の実施の形態について説明する。
図11の実施の形態のハードディスクドライブ装置1は、筐体2の第1部材10と第2部材12を有しており、この筐体2の中にはヘッドアクチュエータ330が設けられている。ヘッドアクチュエータ330は、ロータ340とステータ343を有している。このロータ340とステータ343はモータ333を構成している。
【0040】
ステータ343は、第2部材12の一部であるステータヨークと、軸346、コイル360およびスリーブ399等を有している。軸346はビス50により第2部材12の内面側に垂直に固定されている。
これに対してロータ340は、ホルダー380とロータヨーク356とアームの他端部20D、第1マグネット部348Aと第2マグネット部348Bを有している。第1マグネット部348Aと第2マグネット部348Bは、駆動用のマグネット348を構成している。
ステータ343のコイル360は、たとえばラミネートコイルを使用することができる。このラミネートコイルはすでに述べた実施の形態と同様のものを採用することができる。コイル360は、コネクタ361およびフレキシブル配線板362を介して、通電制御部100に対して電気的に接続されている。
【0041】
ホルダー380の外周部には、アームの他端部20Dがスリーブ20Jと押さえる部材20Kを用いて固定されている。ホルダー380の中には2つのロータヨーク356と第1マグネット部348A、第2マグネット部348Bが収容されている。上側のロータヨーク356は第1マグネット部348Aと密着して設けられている。第1マグネット部348Aは、コイル360の一方の面360S側に間隔をおいて対面している。
下側のロータヨーク356はホルダー380の内底面に固定されている。ロータヨーク356と第2マグネット部348Bは密着して配置されている。第2マグネット部348Bは、コイル360の他方の面360T側に対して間隔をおいて対面している。
【0042】
ロータ340のホルダー380と、ステータ343の軸346の間には2つの軸受け44,44が配置されている。軸受け44,44の内輪44Aは軸346の外周面に圧入または接着により固定されている。軸受け44の外輪44Bはホルダー380の内周面に対して圧入または接着により固定されている。軸受け44,44の間には、予圧を与えるための部材44Cが介在されている。
【0043】
図11の実施の形態においても、ステータ343側のコイル360の配線パターンに対して電流を流す方向を切り換えることにより、コイル360が発生する磁界と、第1マグネット部348Aと第2マグネット部348Bが発生する磁界との相互作用により、ロータ340は軸346を中心として所定角度揺動可能になっている。すなわちロータ340とアーム20Dは一体になっているので、アーム20Dは所定角度すなわち可動範囲たとえば35度の範囲で揺動できるようになっている。
なお上述した図7の実施の形態では、筐体の第2部材12がステータのステータヨークの一部を構成しているので、ハードディスクドライブ装置の部品点数の削減および小型化を図ることができる。
【0044】
このように、本発明の実施の形態のヘッドアクチュエータおよびこのヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置は、ラミネートコイル(ラミーコイルとも言う)を用いているので、モータ30の軸方向の薄型化および小型化を図ることができる。またラミネートコイルを用いることで、線材を巻いて構成した巻線コイルを用いるのに比べてローコスト化と信頼性の向上が図れる。
そしてたとえば図8と図9に示すように電流iが流れるとマグネット48のN極とS極に対して同じ方向に回転トルクが働くように、ラミネートコイル60の配線パターン80の第1駆動配線パターン部110と第2駆動配線パターン部120が形成されている。従ってマグネットの極数分、すなわちラミネートコイル60の第1駆動配線パターン部110と第2駆動配線パターン部120の数だけ大きな回転トルクを得ることができる。電流iが流れると中心軸CLを中心に一方向にロータが可動範囲θ回り、電流i1が流れると中心軸CLを中心にロータが可動範囲θ回る。
モータの構造は薄型化と小型化が図れ簡単になる。ラミネートコイルの配線パターン80は、従来のように線材を固めて巻線コイルを作るのではないので、従来のように樹脂で固める等の工程が不要であり、コストダウンおよび電気的な信頼性を上げることができる。
【0045】
ところで本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、磁気記録再生装置としてハードディスクドライブ装置を例に挙げている。しかしこれに限らず、ある角度範囲を制御する装置への応用が考えられる。
本発明の実施の形態ではコイルとしていわゆるラミネートコイルを用いているが、これに限らず基板の上に線材を人手でもしくは機械で巻いて形成した巻線コイルを用いても勿論構わない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、磁気ヘッドおよびアームを所定の角度で回転させる場合に小型化および薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置の好ましい実施の形態であるハードディスクドライブ装置を示す平面図。
【図2】図1のハードディスクドライブ装置の分解斜視図。
【図3】ハードディスクドライブ装置のさらに分解した斜視図。
【図4】ハードディスクドライブ装置の断面構造例を示す図。
【図5】ハードディスクドライブ装置のヘッドアクチュエータの平面図。
【図6】図5のヘッドアクチュエータの分解斜視図。
【図7】図5のヘッドアクチュエータのA−Aにおける断面構造例を示す図。
【図8】ラミネートコイルの配線パターンの例とマグネットを示す平面図。
【図9】図8のラミネートコイルとマグネットの斜視図。
【図10】第1配線パターンと第2配線パターンの形状例を示す図。
【図11】本発明の別の実施の形態を示す断面図。
【図12】従来のハードディスクドライブ装置のボイスコイルモータ等を示す図。
【符号の説明】
1・・・ハードディスクドライブ装置(磁気記録再生装置)、20・・・アーム、24・・・磁気ヘッド、30・・・ヘッドアクチュエータ、33・・・モータ、40・・・ロータ、43・・・ステータ、48・・・マグネット、56・・・ロータヨーク、60・・・コイル、80・・・配線パターン、D・・・ディスク状記録媒体、

Claims (7)

  1. ディスク状記録媒体に信号を記録し前記ディスク状記録媒体の信号を再生するための磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを支持するアームと、前記アームを所定角度の範囲で回転させるモータを有するヘッドアクチュエータであり、
    前記モータは、軸を有するステータと、前記ステータに対して回転するロータを有し、前記ロータは前記ステータの前記軸に対して軸受けを介して回転自在に支持されており、
    前記ステータは、前記軸を中心として配置された駆動用のコイルを有し、
    前記ロータは、スリーブに前記軸受けが設けられると共にフランジを有するフランジ部材と、前記フランジとで前記アームを挟み込み一体となるロータヨークと、前記ロータヨークに固定されており前記コイルに対面しており、前記軸を中心としてS極とN極が交互に着磁された駆動用のマグネットとを有し、
    前記コイルに通電することで発生する磁界と前記マグネットの磁界により、前記ロータが前記ステータに対して回転する構成とされていることを特徴とするヘッドアクチュエータ。
  2. 前記コイルは、ラミネートコイルである請求項1に記載のヘッドアクチュエータ。
  3. 前記マグネットは、前記コイルの一方の面側に配置された第1マグネット部と、前記コイルの他方の面側に配置された第2マグネット部を有する請求項1又は請求項2に記載のヘッドアクチュエータ。
  4. ディスク状記録媒体に信号を記録し前記ディスク状記録媒体の信号を再生するための磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを支持するアームと、前記アームを所定角度の範囲で回転させるモータを有するヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置であり、
    前記モータは、軸を有するステータと、前記ステータに対して回転するロータを有し、前記ロータは前記ステータの前記軸に対して軸受けを介して回転自在に支持されており、
    前記ステータは、前記軸を中心として配置された駆動用のコイルを有し、
    前記ロータは、スリーブに前記軸受けが設けられると共にフランジを有するフランジ部材と、前記フランジとで前記アームを挟み込み一体となるロータヨークと、前記ロータヨークに固定されており前記コイルに対面しており、前記軸を中心としてS極とN極が交互に着磁された駆動用のマグネットとを有し、
    前記コイルに通電することで発生する磁界と前記マグネットの磁界により、前記ロータが前記ステータに対して回転される構成とされたことを特徴とするヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置。
  5. 前記コイルは、ラミネートコイルである請求項4に記載のヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置。
  6. 前記マグネットは、前記コイルの一方の面側に配置された第1マグネット部と、前記コイルの他方の面側に配置された第2マグネット部を有する請求項4又は請求項5に記載のヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置。
  7. 前記ステータはステータヨークを有し、前記ステータヨークは磁気記録再生装置の筐体の一部である請求項4−請求項6の内何れか1項に記載のヘッドアクチュエータを有する磁気記録再生装置。
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