JP2003157626A - ヘッドアクチュエータおよび磁気記録再生装置 - Google Patents

ヘッドアクチュエータおよび磁気記録再生装置

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JP2003157626A
JP2003157626A JP2001353845A JP2001353845A JP2003157626A JP 2003157626 A JP2003157626 A JP 2003157626A JP 2001353845 A JP2001353845 A JP 2001353845A JP 2001353845 A JP2001353845 A JP 2001353845A JP 2003157626 A JP2003157626 A JP 2003157626A
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repulsive force
magnet
force generating
bearing
stator
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JP2001353845A
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Takashi Kayama
俊 香山
Nobuyasu Kimura
信保 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドおよびアームを所定の角度で回転
させる場合に小型化および薄型化を図り、しかもアーム
の応答速度を高めることができるヘッドアクチュエータ
および磁気記録再生装置を提供すること。 【解決手段】 ロータ40は、軸受け44と、軸受け4
4に配置され第1反発力発生マグネットRM1との間で
磁気的反発力を発生して第1ステータヨーク10Aと軸
受け44のスラスト方向の間隔を保持するための第3反
発力発生マグネットRM3と、軸受け44に配置され第
2反発力発生マグネットRM2との間で磁気的反発力を
発生して第2ステータヨーク12Aと軸受け44のスラ
スト方向の間隔を保持するための第4反発力発生マグネ
ットRM4と、固定シャフト46を中心にして軸受け4
4に配置されて通電することで発生する磁界と第1マグ
ネット部M1と第2マグネット部M2の磁界によりロー
タ40を回転させるための駆動用のコイル60を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体に情報を記録しディスク状記録媒体の情報を再生する
ための磁気ヘッドを備えるアームを所定の角度の範囲で
回転させるためのヘッドアクチュエータおよび磁気記録
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置として、例えば、小型
のハードディスクドライブ(HDDと略称する)装置
は、ラップトップ型やノートブック型のパーソナルコン
ピュータの内蔵型の磁気記録再生装置として使用されて
いる。
【0003】一般に、HDD装置では、大別して速度制
御と位置制御とを行なうサーボシステムにより、磁気ヘ
ッドの位置決め制御が実行される。このサーボシステム
は、磁気ヘッドを支持して磁気ディスクの半径方向に移
動(揺動)させるヘッドアクチュエータ機構を駆動制御
することにより、磁気ヘッドを磁気ディスクの目標位置
に位置決めする。
【0004】図11は従来のハードディスクドライブ装
置のアームとボイスコイルモータの構成例を示してい
る。アーム1000は磁気ヘッド1001を有してい
る。このアーム1000は軸受けセンター1002を回
転中心として回転方向に沿って所定角度たとえば30度
〜40度の角度分揺動できるようになっている。アーム
1000はボイスコイルモータ1010を有している。
このボイスコイルモータ1010は、巻線コイル101
2とマグネット1014を有している。巻線コイル10
12はアーム1000に対して一体に設けられている。
マグネット1014はこの巻線コイル1012に対面す
るようにして、ハードディスクドライブ装置の筐体の内
面に固定されている。マグネット1014はS極101
6とN極1018を有している。この巻線コイル101
2に対して外部から通電することにより、巻線コイル1
012の磁力とマグネット1014の磁力の相互作用に
より、アーム1000は回転方向に沿って所定の角度範
囲で揺動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構造のボイ
スコイルモータ1010を採用すると、次のような問題
がある。巻線コイル1012とマグネット1014はア
ーム1000の突出方向とは逆の方向に突出するように
設けられているので、ハードディスクドライブ装置の中
でこのマグネット1014と巻線コイル1012が多く
の容積を占有してしまう。また、巻線コイル1012は
コアに線材を人手もしくは機械により巻いて構成してお
り、軸受けセンター1002方向の巻線コイル1012
の厚みが大きく、ハードディスクドライブ装置の薄型化
が図れない。
【0006】またアーム1000の回転には2個のベア
リングを用いている。この2個のベアリングはスラスト
方向に配列されており、ボールベアリングが採用されて
いる。この2個のベアリングは外部からの衝撃に弱く、
軸方向に関する小型化及び薄型化にも限界がある。しか
も2つのベアリングを配置して高精度にアームを回転さ
せるためには2つのベアリングの間に予圧をかける必要
があるために、2つのベアリングを用いていることによ
るコスト高のみならず、2つのベアリングを予圧をかけ
ながら設定する際の加工費の削減ができないという問題
がある。2つのベアリングを用いる構造であるので、そ
の部分の機械的なロスにより、アームの揺動時の応答速
度をアップするのにも限界がある。そこで本発明は上記
課題を解消し、磁気ヘッドおよびアームを所定の角度で
回転させる場合に小型化および薄型化を図り、しかもア
ームの応答速度を高めることができるヘッドアクチュエ
ータおよび磁気記録再生装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
スク状記録媒体に信号を記録し前記ディスク状記録媒体
の信号を再生するための磁気ヘッドと、前記磁気ヘッド
を支持するアームと、前記アームを所定角度の範囲で回
転させるモータを有するヘッドアクチュエータであり、
前記モータは、固定シャフトを有するステータと、前記
ステータに対して回転するロータを有し、前記ロータは
前記ステータの前記固定シャフトに対して軸受けを介し
て回転自在に支持されており、前記ステータは、第1ス
テータヨークと、前記第1ステータヨークに対面して間
隔をおいて配置された第2ステータヨークと、前記第1
ステータヨークの内面に前記固定シャフトを中心として
配置されてN極とS極が交互に着磁された第1マグネッ
ト部と、前記第2ステータヨークの内面に前記固定シャ
フトを中心として配置されてN極とS極が交互に着磁さ
れた第2マグネット部と、前記第1ステータヨークの内
面に配置された第1反発力発生マグネットと、前記第2
ステータヨークの内面に配置された第2反発力発生マグ
ネットと、を有し、前記ロータは、前記アームの一端部
を固定しており前記固定シャフトの外周面に対して回転
可能に配置された前記軸受けと、前記軸受けに配置され
前記第1反発力発生マグネットとの間で磁気的反発力を
発生して前記第1ステータヨークと前記軸受けのスラス
ト方向の間隔を保持するための第3反発力発生マグネッ
トと、前記軸受けに配置され前記第2反発力発生マグネ
ットとの間で磁気的反発力を発生して前記第2ステータ
ヨークと前記軸受けのスラスト方向の間隔を保持するた
めの第4反発力発生マグネットと、前記固定シャフトを
中心にして前記軸受けに配置されて通電することで発生
する磁界と前記第1マグネット部と前記第2マグネット
部の磁界により前記ロータを前記ステータに対して回転
させるための駆動用のコイルと、を有していることを特
徴とするヘッドアクチュエータである。
【0008】請求項1では、モータのロータは、ステー
タの固定シャフトに対して軸受けを介して回転自在に支
持されている。ステータの第1ステータヨークに対面し
て間隔をおいて第2ステータヨークが配置されている。
第1マグネット部は第1ステータヨークの内面に固定シ
ャフトを中心として配置されてN極とS極が交互に着磁
されている。第2マグネット部は、第2ステータヨーク
の内面に固定シャフトを中心として配置されてN極とS
極が交互に着磁されている。第1反発力発生マグネット
は、第1ステータヨークの内面に配置され、第2反発力
発生マグネットは、第2ステータヨークの内面に配置さ
れている。
【0009】ロータの軸受けは、アームの一端部を固定
しており固定シャフトの外周面に対して回転可能に配置
されている。第3反発力発生マグネットは、軸受けに配
置され第1反発力発生マグネットとの間で磁気的反発力
を発生して第1ステータヨークと軸受けのスラスト方向
の間隔を保持する。第4反発力発生マグネットは、軸受
けに配置され第2反発力発生マグネットとの間で磁気的
反発力を発生して第2ステータヨークと軸受けのスラス
ト方向の間隔を保持する。
【0010】駆動用のコイルは軸受けに配置され、この
駆動用のコイルに通電することで発生する磁界と、第1
マグネット部と第2マグネット部の磁界によりロータを
ステータに対して回転させる。この駆動用のコイルは、
固定シャフトを中心にして軸受けに配置されている。こ
れにより、ロータの駆動用のコイルはステータの固定シ
ャフトを中心として配置されており、しかもステータの
第1マグネット部と第2マグネット部はステータの固定
シャフトを中心としてN極とS極が交互に着磁されてい
ることから側方に突出する部分がアーム以外にはなく、
従来のようにコイルとマグネット部が軸から側方に突出
して設けられているのに比べて大幅に小型化を図ること
ができる。
【0011】またロータの軸受けは、第1ステータヨー
クと第2ステータヨークに対して磁気的反発力を発生し
て所定の間隔を保持する構造になっている。すなわち軸
受けの第3反発力発生マグネットとステータの第1反発
力発生マグネットの間で発生する磁気的反発力により、
第1ステータヨークと軸受けのスラスト方向の間隔を保
持する。しかも、軸受けの第4反発力発生マグネットと
ステータの第2反発力発生マグネットとの間で発生する
磁気的反発力により、第2ステータヨークと軸受けのス
ラスト方向の間隔を保持する。従って、軸受けは固定シ
ャフトに対して回転可能であればよく、固定シャフトに
対する軸受けのスラスト方向の位置決めはこれらの磁気
的反発力により保持することができるのである。従って
従来のような2つのベアリングを予圧をかけながら軸に
設定する必要がなく、2つのベアリングを用いないこと
によるコストダウンと2つのベアリングの設定加工費の
削減を図ることができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1に記載のヘッ
ドアクチュエータにおいて、前記固定シャフトの外周面
と、前記シャフトの前記外周面と対面する前記軸受けの
内周面は、鏡面に形成されている。これにより、固定シ
ャフトの外周面と軸受けの内周面との間のスラスト方向
に関する機械的なこすれ現象が生じにくくなるので、ア
ームを所定角度の範囲で回転させる際の応答速度を、2
つのベアリングを用いるのに比べて向上することができ
る。これにより、当然のことながら寿命を向上させるこ
とも可能になる。又、ベアリングを無くすことで、耐衝
撃性を大幅に向上させることができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1に記載のヘッ
ドアクチュエータにおいて、前記第1反発力発生マグネ
ットと前記第3反発力発生マグネットは、前記固定シャ
フトを中心として同じ半径位置に位置され、前記第2反
発力発生マグネットと前記第4反発力発生マグネット
は、前記固定シャフトを中心として同じ半径位置に位置
されている。請求項3では、第1反発力発生マグネット
と第3反発力発生マグネットが固定シャフトを中心とし
て同じ半径位置に位置され、第2反発力発生マグネット
と第4反発力発生マグネットも固定シャフトを中心とし
て同じ半径位置に位置されているので、マグネット間に
おける磁気的反発力を確実に発生することができ、軸受
けのスラスト方向の間隔を正確に保持することができ
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項1に記載のヘッ
ドアクチュエータにおいて、前記第1ステータヨークと
前記第2ステータヨークは、前記ヘッドアクチュエータ
と前記ディスク状記録媒体を収容している筐体の一部分
である。請求項4では、第1アクチュエータと第2アク
チュエータが筐体の一部分であることから、ヘッドアク
チュエータおよび筐体の部品点数を減らして小型化を図
ることができる。
【0015】請求項5の発明は、ディスク状記録媒体に
信号を記録し前記ディスク状記録媒体の信号を再生する
ための磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを支持するアーム
と、前記アームを所定角度の範囲で回転させるモータを
有するヘッドアクチュエータを備える磁気記録再生装置
であり、前記ヘッドアクチュエータの前記モータは、固
定シャフトを有するステータと、前記ステータに対して
回転するロータを有し、前記ロータは前記ステータの前
記固定シャフトに対して軸受けを介して回転自在に支持
されており、前記ステータは、第1ステータヨークと、
前記第1ステータヨークに対面して間隔をおいて配置さ
れた第2ステータヨークと、前記第1ステータヨークの
内面に前記固定シャフトを中心として配置されてN極と
S極が交互に着磁された第1マグネット部と、前記第2
ステータヨークの内面に前記固定シャフトを中心として
配置されてN極とS極が交互に着磁された第2マグネッ
ト部と、前記第1ステータヨークの内面に配置された第
1反発力発生マグネットと、前記第2ステータヨークの
内面に配置された第2反発力発生マグネットと、を有
し、前記ロータは、前記アームの一端部を固定しており
前記固定シャフトの外周面に対して回転可能に配置され
た前記軸受けと、前記軸受けに配置され前記第1反発力
発生マグネットとの間で磁気的反発力を発生して前記第
1ステータヨークと前記軸受けのスラスト方向の間隔を
保持するための第3反発力発生マグネットと、前記軸受
けに配置され前記第2反発力発生マグネットとの間で磁
気的反発力を発生して前記第2ステータヨークと前記軸
受けのスラスト方向の間隔を保持するための第4反発力
発生マグネットと、前記固定シャフトを中心にして前記
軸受けに配置されて通電することで発生する磁界と前記
第1マグネット部と前記第2マグネット部の磁界により
前記ロータを前記ステータに対して回転させるための駆
動用のコイルと、を有していることを特徴とする磁気記
録再生装置である。
【0016】請求項5では、モータのロータは、ステー
タの固定シャフトに対して軸受けを介して回転自在に支
持されている。ステータの第1ステータヨークに対面し
て間隔をおいて第2ステータヨークが配置されている。
第1マグネット部は第1ステータヨークの内面に固定シ
ャフトを中心として配置されてN極とS極が交互に着磁
されている。第2マグネット部は、第2ステータヨーク
の内面に固定シャフトを中心として配置されてN極とS
極が交互に着磁されている。第1反発力発生マグネット
は、第1ステータヨークの内面に配置され、第2反発力
発生マグネットは、第2ステータヨークの内面に配置さ
れている。
【0017】ロータの軸受けは、アームの一端部を固定
しており固定シャフトの外周面に対して回転可能に配置
されている。第3反発力発生マグネットは、軸受けに配
置され第1反発力発生マグネットとの間で磁気的反発力
を発生して第1ステータヨークと軸受けのスラスト方向
の間隔を保持する。第4反発力発生マグネットは、軸受
けに配置され第2反発力発生マグネットとの間で磁気的
反発力を発生して第2ステータヨークと軸受けのスラス
ト方向の間隔を保持する。
【0018】駆動用のコイルは軸受けに配置され、この
駆動用のコイルに通電することで発生する磁界と、第1
マグネット部と第2マグネット部の磁界によりロータを
ステータに対して回転させる。この駆動用のコイルは、
固定シャフトを中心にして軸受けに配置されている。こ
れにより、ロータの駆動用のコイルはステータの固定シ
ャフトを中心として配置されており、しかもステータの
第1マグネット部と第2マグネット部はステータの固定
シャフトを中心としてN極とS極が交互に着磁されてい
ることから側方に突出する部分がアーム以外にはなく、
従来のようにコイルとマグネット部が軸から側方に突出
して設けられているのに比べて大幅に小型化を図ること
ができる。
【0019】またロータの軸受けは、第1ステータヨー
クと第2ステータヨークに対して磁気的反発力を発生し
て所定の間隔を保持する構造になっている。すなわち軸
受けの第3反発力発生マグネットとステータの第1反発
力発生マグネットの間で発生する磁気的反発力により、
第1ステータヨークと軸受けのスラスト方向の間隔を保
持する。しかも、軸受けの第4反発力発生マグネットと
ステータの第2反発力発生マグネットとの間で発生する
磁気的反発力により、第2ステータヨークと軸受けのス
ラスト方向の間隔を保持する。従って、軸受けは固定シ
ャフトに対して回転可能であればよく、固定シャフトに
対する軸受けのスラスト方向の位置決めはこれらの磁気
的反発力により保持することができるのである。従って
従来のような2つのベアリングを予圧をかけながら軸に
設定する必要がなく、2つのベアリングを用いないこと
によるコストダウンと2つのベアリングの設定加工費の
削減を図ることができる。
【0020】請求項6の発明は、請求項5に記載の磁気
記録再生装置において、前記固定シャフトの外周面と、
前記シャフトの前記外周面と対面する前記軸受けの内周
面は、鏡面に形成されている。これにより、固定シャフ
トの外周面と軸受けの内周面との間のスラスト方向に関
する機械的なこすれ現象が生じにくくなるので、アーム
を所定角度の範囲で回転させる際の応答速度を、2つの
ベアリングを用いるのに比べて向上することができる。
これにより、当然のことながら寿命を向上させることも
可能になる。又、ベアリングを無くすことで、耐衝撃性
を大幅に向上させることができる。
【0021】請求項7の発明は、請求項5に記載の磁気
記録再生装置において、前記第1反発力発生マグネット
と前記第3反発力発生マグネットは、前記固定シャフト
を中心として同じ半径位置に位置され、前記第2反発力
発生マグネットと前記第4反発力発生マグネットは、前
記固定シャフトを中心として同じ半径位置に位置されて
いる。請求項7では、第1反発力発生マグネットと第3
反発力発生マグネットが固定シャフトを中心として同じ
半径位置に位置され、第2反発力発生マグネットと第4
反発力発生マグネットも固定シャフトを中心として同じ
半径位置に位置されているので、マグネット間における
磁気的反発力を確実に発生することができ、軸受けのス
ラスト方向の間隔を正確に保持することができる。
【0022】請求項8の発明は、請求項5に記載の磁気
記録再生装置において、前記第1ステータヨークと前記
第2ステータヨークは、前記ヘッドアクチュエータと前
記ディスク状記録媒体を収容している筐体の一部分であ
る。請求項8では、第1アクチュエータと第2アクチュ
エータが筐体の一部分であることから、ヘッドアクチュ
エータおよび筐体の部品点数を減らして小型化を図るこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0024】図1は、本発明の磁気記録再生装置の一例
であるハードディスクドライブ装置の一部分を除去した
平面図であり、図2は図1のハードディスクドライブ装
置1の分解斜視図であり、図3はハードディスクドライ
ブ装置1をさらに分解した斜視図である。このハードデ
ィスクドライブ装置1は、ディスク状記録媒体Dに対し
て磁気的に情報を記録したり、あるいはすでにディスク
状記録媒体Dに記録されている情報を磁気的に再生する
機能を有している。ディスク状記録媒体Dはハードディ
スクとも呼ぶ。このハードディスクドライブ装置1は、
たとえば電子機器の一例であるいわゆるノート型パーソ
ナルコンピュータのカードスロットに装着して使用する
ものであり、非常に小型でかつ薄型化の装置である。
【0025】ハードディスクドライブ装置1は、図2と
図3に示すように筐体2、ディスク状記録媒体D、ヘッ
ドアクチュエータ30を有している。筐体2は、第1部
材10と第2部材12を有しており、第1部材10と第
2部材12の形成する内部空間には、上述したヘッドア
クチュエータ30、ディスク状記録媒体Dが収容されて
いる。第1部材10と第2部材12は、透磁性材料、た
とえば珪素鋼板や鉄板等により作られている。一方、デ
ィスク状記録媒体Dは、図3に示すように筐体2内に内
蔵のモータ900により連続回転される。
【0026】ヘッドアクチュエータ30は、図1と図4
に示すようにアーム20と磁気ヘッド24とモータ33
を有している。このアーム20はサスペンション20A
を有しており、このサスペンション20Aの先端には磁
気ヘッド24が固定されている。
【0027】図1と図4に示すように、ヘッドアクチュ
エータ30はモータ33、アーム20、磁気ヘッド24
を有している。磁気ヘッド24は、たとえばGMR(ジ
ャイアント磁気抵抗効果素子)等を採用することができ
る。この磁気ヘッド24はサスペンション20Aに対し
て支持されている。図4に示すようにアーム20の他端
部20Dは、ほぼ円形状の部分であり回転中心部であ
る。このアーム20は回転中心CLを中心として図1の
R方向に所定角度、たとえば30度あるいは40度の範
囲の角度のいずれかの決められた角度で揺動できるよう
になっており、たとえばこのアーム20の揺動角度(所
定角度)は30度である。モータ33からは、アーム2
0が半径方向に突出しているだけである。この他端部2
0Dには、好ましくはたとえばタングステン製のバラン
サ32が取り付けられている。このバランサ32はアー
ム20の重さとの重量バランスを回転中心CLに関して
得るためのものである。これにより、このアーム20を
含むモータ33のロータが、モータ33のステータに対
してスムーズに回転(揺動)できる。
【0028】モータ33は、アーム20の他端部20D
に対して回転中心CLを中心として同軸上に配置された
円形状で小型かつ薄型のモータである。このモータ33
の作動によりアーム20がR方向に沿って所定角度の範
囲揺動(回転)できる。このモータ33が作動される
と、磁気ヘッド24が、R方向に揺動して磁気ヘッド2
4を図1の回転するディスク状記録媒体Dの任意のトラ
ックに対して位置決めすることで、磁気ヘッド24はデ
ィスク状記録媒体Dに情報の磁気的な記録を行ったりあ
るいはすでに記録された情報を磁気的に再生することが
できる。
【0029】図5は、アーム20を所定角度の範囲で回
転させるためのモータ33の構造を示す断面図である。
図5において、モータ33は、概略的にはロータ40と
ステータ43を有している。ステータ43は固定シャフ
ト46を有している。ロータ40は、この固定シャフト
46(軸とも呼んでいる)の回転中心CLを中心として
軸受け44を介して、図1のR方向に回転自在に支持さ
れている。
【0030】まずモータ33のステータ43について説
明する。ステータ43は、筐体の第1部材の部分10A
と筐体の第2部材の部分12A、駆動用の第1マグネッ
ト部M1、駆動用の第2マグネット部M2、第1反発力
発生マグネットRM1、第2反発力発生マグネットRM
2を有している。筐体の第1部材の部分10Aは、第1
ステータヨークに相当し、筐体の第2部材の部分12A
は第2ステータヨークに相当する。第1部材の部分10
Aは、筐体の第1部材の一部分であり、第2部材の部分
12Aは、筐体の第2部材の一部分である。第1部材の
部分10Aと第2部材の部分12Aは、磁気回路を構成
することができる透磁性材料、たとえば鉄やパーマロイ
等により作られている。
【0031】筐体の第1部材の部分10Aは、ボス40
0を有している。筐体の第2部材の部分12Aは同様に
ボス410を有している。ボス400とボス410は同
じような形状を有しており、ボス400は第1部材の部
分10Aの孔10Cに対してたとえば圧入により固定さ
れている。ボス410は第2部材の部分12Aの孔12
Cに対してたとえば圧入により固定されている。ボス4
00とボス410は、第1部材の部分10Aと第2部材
の部分12Aとたとえば同じ材質により作られており、
たとえばリング状の部材である。ボス400の孔406
には固定シャフト46の一端部がたとえば圧入により固
定されている。同様にしてボス410の孔408にも固
定シャフト46の他端部がたとえば圧入により固定され
ている。このように、筐体の第1部材の部分10A(第
1ステータヨーク)と、筐体の第2部材の部分12A
(第2ステータヨーク)が、それぞれ筐体の第1部材と
第2部材の一部分を構成するようにしているので、別部
品にするのに比べて部品点数の削減と構造の簡略化、お
よび回転中心CLに関するハードディスクドライブ装置
の薄型化を図ることができ、コストダウンが図れる。固
定シャフト46はたとえばステンレス鋼により作られて
いる。
【0032】ボス400とボス410は、上下対称の断
面形状を有している。ボス400とボス410の形状に
ついてここで説明する。ほぼリング状のボス400とボ
ス410は、それぞれ円筒部分420とフランジ部分4
30を有している。円筒部分420は孔406と408
をそれぞれ形成している。フランジ部分430の内周面
431は、円筒部分420の内周面433から1段落と
し込んだ面になっている。これにより、衝撃が加わった
場合に、軸受け44と衝突する部分が内周面433だけ
になることで、ダメージを軽減することが可能となる。
尚、当然のことながら、第1反発力発生マグネットRM
1と第2反発力発生マグネットRM2も衝突しないよう
にしてあることは言うまでもない。円筒部分420の内
周面433は、軸受け44の一方の面44Aに対面して
おり、内周面433と一方の面44Aの間には間隔SP
が形成されている。同様にしてボス410の円筒部分4
20の内周面433と軸受け44の他方の面44Bは対
面しており、内周面433と他方の面44Bの間には間
隔SPが設けられている。これらの間隔SPは同じ値で
ある。
【0033】図5において、ボス400の外周面450
と第1部材の部分10Aの凹部10Eの間には、第1反
発力発生マグネットRM1がたとえば接着剤により固定
されている。同様にしてボス410の外周面460と第
2部材の部分12Aの凹部10Fの間には、第2反発力
発生マグネットRM2がたとえば接着剤により固定され
ている。第1反発力発生マグネットRM1と第2反発力
発生マグネットRM2は、それぞれリング状のマグネッ
トであり、回転中心CLを中心として同じ半径寸法を有
している。
【0034】図5に示すように第1反発力発生マグネッ
トRM1の内面側が、たとえばS極に着磁されており、
第2反発力発生マグネットRM2の内面側もS極に着磁
されている。これら第1反発力発生マグネットRM1と
第2反発力発生マグネットRM2の外側には、駆動用の
第1マグネット部M1と駆動用の第2マグネット部M2
が設けられている。第1部材の部分10Aと第2部材の
部分12Aは、平行であり、第1部材の部分10Aの第
1内面F1には第1マグネット部M1がたとえば接着剤
により貼り付けて固定されている。同様にして第2部材
の部分12Aの第2内面F2には第2マグネット部M2
が接着剤により貼り付けて固定されている。第1マグネ
ット部M1と第2マグネット部M2は共にリング状のマ
グネットであり、図6に示している。
【0035】図6は、第1マグネット部M1と第2マグ
ネット部M2および駆動用のコイル60を示している。
第1マグネット部M1は、磁気的なニュートラルライン
NL1とNL2を境にしてN極とS極が合計4極交互に
着磁されている。第2マグネット部M2は、磁気的なニ
ュートラルラインNL3,NL4を境としてS極とN極
が交互に合計4極着磁されている。図6に示すように、
第1マグネット部M1のN極に対しては、第2マグネッ
ト部M2のS極が対応し、第1マグネット部M1のS極
に対応して第2マグネット部M2のN極が対応してい
る。第1マグネット部M1は穴49Aを有しており、第
2マグネット部M2は穴49Bを有している。第1マグ
ネット部M1と第2マグネット部M2では、N極とS極
は、90度毎に交互に形成されており、第1マグネット
部M1と第2マグネット部M2は対面している。
【0036】次に、図5を参照してモータ33のロータ
40の構造について説明する。ロータ40は、軸受け4
4、駆動用のコイル60、第3反発力発生マグネットR
M3、第4反発力発生マグネットRM4を有している。
このロータ40に対しては、アーム20の一端部20E
が固定されている。アーム20は第1マグネット部M1
と第2マグネット部M2の間から、第1部材の部分10
Aと第2部材の部分12Aの間の空間に位置している。
【0037】軸受け44は、たとえば磁気回路を構成す
ることができる透磁性材料、たとえば鉄やパーマロイ等
により作られている。軸受け44はほぼ円板状の部材で
あり、軸受け44の一方の面44Aの溝44Cには上述
した第3反発力発生マグネットRM3がたとえば接着剤
により固定されている。軸受け44の他方の面44Bの
溝44Dには第4反発力発生マグネットRM4が接着剤
を用いて埋め込んで固定されている。
【0038】第1反発力発生マグネットRM1は、第3
反発力発生マグネットRM3に対面しており、そのそれ
ぞれの半径位置が同じである。すなわち第1反発力発生
マグネットRM1と第3反発力発生マグネットRM3の
対面する面がそれぞれ位置ずれのないように対向して位
置されている。第3反発力発生マグネットRM3が対面
している面にはS極が着磁されている。これによって第
1反発力発生マグネットRM1と第3反発力発生マグネ
ットRM3はS極同士により磁気的な反発力を発生す
る。この反発力の発生により、軸受け44の一方の面4
4Aとボス400の内周面433の間には所定の間隔S
Pが安定して保持できる。
【0039】同様にして第4反発力発生マグネットRM
4は第2反発力発生マグネットRM2と同じ半径位置に
配置されており、第2反発力発生マグネットRM2の面
と第4反発力発生マグネットRM4の面が位置ずれのな
いように対向して位置されている。第4反発力発生マグ
ネットRM4の面にはS極が着磁されており、第4反発
力発生マグネットRM4と第2反発力発生マグネットR
M2は、同じS極同士により磁気的な反発力を発生す
る。これによって、軸受け44の他方の面44Bとボス
410の内周面433の間には間隔SPを確実に保持す
ることができる。
【0040】このようにして、第1反発力発生マグネッ
トRM1と第3反発力発生マグネットRM3の組からな
る反発力発生部構造と、第2反発力発生マグネットRM
2と第4反発力発生マグネットRM4の組からなる反発
力発生部構造により、軸受け44は、第1部材の部分1
0Aと第2部材の部分12Aおよびボス400,410
に対して磁気的に浮かせた状態で、上下の間隔SPを常
に保持することができるのである。
【0041】次に、固定シャフト46と軸受け44の特
徴的な部分について説明する。固定シャフト46の外周
面500と、軸受け44の内周面520は、それぞれ鏡
面加工が施されており鏡面仕上げになっている。この場
合の外周面500と内周面520の面粗度は、たとえば
0.2S以下とする。軸受け44はスリーブとも呼んで
おり、軸受け44は固定シャフト46を中心として回転
可能である。軸受け44の内周面520の回転中心CL
に沿った長さは、固定シャフト46の回転中心CLに沿
った長さに比べて短い。磁気ヘッド24はディスク状記
録媒体Dの両面側に位置している。駆動用のコイル60
は、第1マグネット部M1と第2マグネット部M2に対
して間隔をおいてこれらの間に位置している。
【0042】次に、図6〜図9を参照しながら、駆動用
のコイル60の積層構造について説明する。駆動用のコ
イル60は、図9に示すように、たとえば4つの円板状
の配線パターン層を積層することにより構成されてい
る。つまり駆動用のコイル60は、第1配線パターン層
L1、第2配線パターン層L2、第3配線パターン層L
3および第4配線パターン層L4を積層することにより
構成されており、第1配線パターン層L1〜第4配線パ
ターン層L4は、たとえばそれぞれ4つの配線部70,
71,72,73を有している。
【0043】図7は、図5においてA1方向から見上げ
た場合の第1マグネット部M1の着磁形態と駆動用のコ
イル60の配線部70〜73の位置関係を示している。
図8は、図5においてA2方向から見た第2マグネット
部M2の着磁形態と駆動用のコイル60の配線部70〜
73の位置関係を示している。この駆動用のコイル60
は、上述したように複数枚の配線パターン層L1〜L4
を積層したいわゆるラミネートコイルである。駆動用の
コイル60の各配線部70〜73は、通電制御部100
に対してフレキシブルプリント配線板101および接続
部分66の電極66A,66Aを介して電気的に接続さ
れている。通電制御部100は、駆動用のコイル60の
配線部70〜73に対して駆動用の電流iおよびその逆
方向の駆動用の電流i1を交互に通電するようになって
いる。これによって、図5のロータ40がステータ43
に対して図1に示すR方向に揺動できる。
【0044】図9に示すように、第1配線パターン層L
1から第4配線パターン層L4までの各配線部70〜7
3は、ほぼ扇形形状を構成している。ラミネートコイル
と呼ばれている駆動用のコイル60は、従来の線材を巻
いて作る巻線コイルとは全く別のコイルであり、写真的
手法によりコイルパターンを形成することで作られてい
る。このため、この駆動用のコイル60を用いることに
より、巻線コイルに比べて比較的複雑な形状の配線部7
0〜73を得ることができるとともに、駆動用のコイル
60は、回転中心CL方向に関しての厚みを、従来の巻
線を作る巻線コイルに比べて大幅に薄くすることができ
る。各第1配線パターン層L1から第4配線パターン層
L4は、中央に穴60Aを有している。従って第1配線
パターン層L1から第4配線パターン層L4は同じ円板
状の部材であり、円周方向に沿って90度毎に配線部7
0〜73を有している。
【0045】図7に示すように、配線部70〜73は、
それぞれ駆動配線パターン部110と、接続配線パター
ン部120を有している。駆動配線パターン部110
は、駆動用のコイル60の半径方向に形成された部分で
あり、電流iあるいは電流i1を通電することにより、
ロータ40をステータ43に対してR1方向あるいはR
2の方向に可動範囲θ(所定角度)、たとえば30度回
転(揺動ともいう)できるようになっている。接続配線
パターン部120は、駆動配線パターン部110を電気
的に接続しており、円周方向に形成されている。図7で
は図5のA1方向の平面図であるので、R1方向は時計
方向であり、R2の方向は反時計方向である。これに対
して図8では図5のA2の方向の平面図であるのでR1
は反時計方向であり、R2は時計方向になっている。
【0046】図7と図8において、隣接する配線部、た
とえば図7の配線部70と配線部73のそれぞれの駆動
配線パターン部110は、同じ方向に電流iあるいは電
流i1が流れるように、各配線部70〜73が電気的に
接続されている。このことは、図8においても同じであ
る。このように隣接する駆動配線パターン部110,1
10の通電方向を同一方向にするために、図9に示す要
領で第1配線パターン層L1〜第4配線パターン層L4
の各配線部70〜73が、通電制御部100に対して電
極66A,66Aを介して電気的に接続されている。
【0047】図9において、一方の電極66Aは、第1
配線パターン層L1の接続部分140と接続ポイント1
41を介してまず第1配線パターン層L1の配線部72
に接続されている。配線部72の接続ポイント142
は、第2配線パターン層L2の配線部72の接続ポイン
ト143に接続されている。第2配線パターン層L2の
配線部72は、第2配線パターン層L2の配線部71に
直列接続されており、接続ポイント144は、第1配線
パターン層L1の配線部71の接続ポイント145に接
続されている。第1配線パターン層L1の配線部71は
第1配線パターン層L1の配線部70に直列接続されて
おり、接続ポイント146は、第2配線パターン層L2
の配線部70の接続ポイント147に接続されている。
第2配線パターン層L2の配線部70は、第2配線パタ
ーン層L2の配線部73に直列接続されており、接続ポ
イント148は第1配線パターン層L1の配線部73の
接続ポイント149に接続されている。第1配線パター
ン層L1の配線部73は接続ポイント150を介しても
う1つの電極66Aに電気的に接続されている。
【0048】このようにして第1配線パターン層L1と
第2配線パターン層L2のそれぞれの配線部70〜73
を直列接続することにより、隣接する配線部70の駆動
配線パターン部110,110に流れる電流iあるいは
電流i1の方向を同一方向にすることができる。ただし
図9では1つの方向の電流の流れを代表的に図示してい
る。
【0049】第1配線パターン層L1と第2配線パター
ン層L2の各配線部70〜73は直列接続されている
が、第3配線パターン層L3と第4配線パターン層L4
の各配線部70〜73も、第1配線パターン層L1と第
2配線パターン層L2の配線部70〜73の接続と同様
にして直列接続されている。すなわち、第1配線パター
ン層L1の接続ポイント141は、第2配線パターン層
L2の中継ポイント160を通じて第3配線パターン層
L3の接続ポイント161に接続されている。接続ポイ
ント161は、第3配線パターン層L3の配線部72を
通じて接続ポイント162と、第4配線パターン層L4
の接続ポイント163を通じて第4配線パターン層L4
の配線部72に接続されている。
【0050】第4配線パターン層L4の配線部72は第
4配線パターン層L4の配線部71に直列接続されてお
り、接続ポイント164は第3配線パターン層L3の接
続ポイント165に接続されている。第3配線パターン
層L3の配線部71は第3配線パターン層L3の配線部
70に直列接続されており、接続ポイント166は、第
4配線パターン層L4の接続ポイント167を通じて第
4配線パターン層L4の配線部70に接続されている。
この配線部70は、第4配線パターン層L4の配線部7
3に直列接続されており、接続ポイント168は、第3
配線パターン層L3の接続ポイント169を通じて配線
部73に接続されている。第3配線パターン層L3の配
線部73は、接続ポイント170と、第2配線パターン
層L2の中継ポイント171および第1配線パターン層
L1の接続ポイント150を介してもう、もう一つの電
極66Aに電気的に接続されている。
【0051】このように、第1配線パターン層L1と第
2配線パターン層L2の各配線部70〜73が直列接続
されており、しかも第3配線パターン層L3と第4配線
パターン層L4の各配線部70〜73が直列接続されて
いる。第1配線パターン層L1と第2配線パターン層L
2の組は、第3配線パターン層L3と第4配線パターン
層L4の組に対して、電極66A,66Aからみて電気
的に並列接続されている。
【0052】図7と図8に示すように、第1マグネット
部M1と第2マグネット部M2の磁気的なニュートラル
ラインNL1〜NL4は、各配線部70〜73の中央部
を通過する位置にある。従って隣接する駆動配線パター
ン部110,110の組は、必ず1つのN極あるいはS
極の領域内に位置している。しかもN極とS極は90度
の領域を形成していて、所定角度である可動範囲θが3
0度であるのにすぎないので、可動範囲θにおいてロー
タが揺動する場合においても、必ず隣接する駆動配線パ
ターン部110,110は、同じN極あるいは同じS極
の範囲内にある。
【0053】次に上述したモータ30の駆動例について
説明する。図7と図8に示す通電制御部100からフレ
キシブルプリント配線板101を通じて電極66A,6
6Aに電流iが通電されると、この電流iの方向によ
り、駆動配線パターン部110が発生する磁界と、図5
に示す第1マグネット部M1と第2マグネット部M2の
磁界との相互作用により、駆動用のコイル60を含むロ
ータ40は、R1方向に可動範囲θ(30度)回転す
る。
【0054】また、通電制御部100がフレキシブルプ
リント配線板101を通じて電極66A,66Aに電流
i1方向に通電することにより、駆動配線パターン部1
10が発生する磁界と、第1マグネット部M1と第2マ
グネット部M2の発生する磁界との相互作用により、駆
動用のコイル60を含むロータ40は、ステータ43に
対してR2方向に可動範囲θ(30度)回転する。この
ようにして、通電制御部100が駆動用のコイル60に
対して電流iと電流i1を交互に通電することにより、
ロータ40はステータ43に対してR1,R2方向に可
動範囲θの範囲で揺動できるのである。つまり図5に示
すアーム20と磁気ヘッド24がこの可動範囲θの範囲
で揺動されることになる。
【0055】図5に示すように第1マグネット部M1と
第2マグネット部M2の間に駆動用のコイル60が配置
されており、2つのマグネット部を用いているので、1
つのマグネット部を用いるのに比べて回転トルクが大き
く取れる。しかも、隣接する駆動配線パターン部11
0,110には、同一方向の電流iもしくは同一方向の
電流i1を流すことができるので、回転トルクを増大さ
せることができる。このことから、ロータ40を可動範
囲θの範囲内で揺動する場合の回転トルクを大幅に増や
すことができる。なお、ロータ40が可動範囲θの範囲
内で回転範囲を規制する場合には、機械的なストッパー
やダンパー等を用いることができる。
【0056】駆動用のコイル60はたとえば図9に示す
ように4つの第1配線パターン層L1〜第4配線パター
ン層L4までの配線部を組み合わせているので、回転ト
ルクの増大を図ることができる。ラミネートコイルとも
呼んでいる駆動用のコイル60は、リング状で薄板状の
積層コイルであり、コイル部の導体材質は電気銅よりな
り、電気絶縁材としての補助構成材としてはエポキシ樹
脂やガラスクロス等により作られている。
【0057】ロータ40とアーム20が、ステータ43
に対して所定角度揺動する際に、図5の構造のモータ3
3では次のようなメリットが生じる。ロータ40は固定
シャフト46に対して回転中心CLを中心として所定角
度回転もしくは揺動できるのであるが、この際に、ロー
タ40は磁気的反発力により、ボス400とボス410
に対して上下位置にそれぞれ所定間隔SPをおいて確実
に保持することができる。この場合に第1反発力発生マ
グネットRM1と第3反発力発生マグネットRM3は回
転中心CLを中心として同じ半径位置に位置されてお
り、それぞれのマグネットの半径方向の幅が同じである
ので、正確に磁気的な反発力を発生することができる。
同様にして第2反発力発生マグネットRM2と第4反発
力発生マグネットRM4においても、回転中心CLを中
心として同じ半径位置に位置しており、しかもそれぞれ
のマグネットの半径方向の幅が同じであることから、正
確に磁気的反発力を発生することができる。従って、常
に2つの間隔SPを保持しながら、ロータ40が回転で
きることになる。
【0058】つまり反発力発生マグネットにより、ロー
タはステータに対してスラスト方向に関する磁気浮上を
行うことができる。このように、従来用いられていた2
つのボールベアリングは不要であるので、外部からの衝
撃に対して耐衝撃性を向上することができるとともに、
回転中心CLを中心とする方向に関して小型化および薄
型化が可能でありコストダウンが図れる。
【0059】また、軸受け44の内周面520と固定シ
ャフト46の外周面500はそれぞれ鏡面加工が施され
ているので、内周面520と外周面500のスラスト方
向に関するこすれが発生しにくいので、軸受け44とア
ーム20の回転時の応答速度を向上することができる。
しかも、内周面520と外周面500を鏡面加工するこ
とにより、軸受け44の回転中心CLを中心とする回転
または揺動動作を高精度にすることができる。以上のよ
うに、軸受け44はスラスト方向に関する磁気浮上型の
軸受けであり、しかも鏡面ラジアル軸受け構造になって
いる。
【0060】本発明の実施の形態のヘッドアクチュエー
タおよびこのヘッドアクチュエータを有する磁気記録再
生装置は、ラミネートコイル(ラミーコイルとも言う)
を用いているので、モータの軸方向の薄型化および小型
化を図ることができる。またラミネートコイルを用いる
ことで、線材を巻いて構成した巻線コイルを用いるのに
比べてローコスト化と信頼性の向上が図れる。モータの
構造は薄型化と小型化が図れ簡単になる。駆動用のコイ
ルの配線パターン層は、従来のように線材を固めて巻線
コイルを作るのではないので、従来のように樹脂で固め
る等の工程が不要であり、コストダウンおよび電気的な
信頼性を上げることができる。
【0061】本発明の実施の形態では、ステータ側に第
1マグネット部と第2マグネット部を備えており、2つ
のマグネット部を用いて駆動用のコイルとの磁気的な相
互作用によりアームを所定角度の範囲で回転させるの
で、回転させる際の回転トルクの増大を図ることができ
る。しかも、駆動用のコイルは、複数の配線パターン層
を積層することで構成されており、各配線パターン層に
は複数の配線部が形成されていて、しかも駆動配線パタ
ーン部の通電方向と、隣接する駆動配線パターン部の通
電方向とが、同一方向であるので、さらに回転トルクを
向上することができる。このことから、高い回転トルク
を得ることができ、逆に言えばある所定の回転トルクを
確保することができれば、モータおよびヘッドアクチュ
エータおよび磁気記録再生装置の小型化および低消費電
力化を図ることができるのである。
【0062】また上述したように駆動用のコイルは、複
数の配線パターン層を積層する構造であるので、ステー
タの軸方向に関する薄型化を図ることができる。第1マ
グネット部と第2マグネット部が軸を中心に形成されて
おり、しかも駆動用のコイルが第1マグネット部と第2
マグネット部の間に位置されているので、従来と異なり
軸方向の側方へ突出する部分がアーム以外にはなく、軸
を中心とするモータの形成範囲を小さくでき、小型化を
図ることができるのである。
【0063】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、磁気記録
再生装置としてハードディスクドライブ装置を例に挙げ
ている。しかしこれに限らず、ある角度範囲を制御する
装置への応用が考えられる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ヘッドおよびアームを所定の角度で回転させる場合
に小型化および薄型化を図り、しかもアームの応答速度
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッドアクチュエータを備える磁気記
録再生装置の一例を示す平面図。
【図2】図1の装置の分解斜視図。
【図3】図2の装置をさらに分解した斜視図。
【図4】ヘッドアクチュエータを示す平面図。
【図5】モータの構造例を示す断面図。
【図6】モータの第1マグネット部と第2マグネット部
および駆動用のコイルを示す斜視図。
【図7】A1方向からみた第1マグネット部と駆動用の
コイルの平面図。
【図8】A2方向からみた第2マグネット部と駆動用の
コイルの平面図。
【図9】4コイル多層配線型の駆動用のコイルを示す分
解斜視図。
【図10】従来のボイスコイルモータを示す図。
【符号の説明】
1・・・ハードディスクドライブ装置(磁気記録再生装
置の一例)、2・・・筐体、10・・・第1部材、10
A・・・筐体の第1部材の部分(第1ステータヨークに
相当する)、12A・・・筐体の第2部材の部分(第2
ステータヨークに相当する)、12・・・第2部材、2
0・・・アーム、24・・・磁気ヘッド、30・・・ヘ
ッドアクチュエータ、32・・・バランサ、33・・・
モータ、40・・・ロータ、43・・・ステータ、44
・・・軸受け、46・・・固定シャフト、60・・・駆
動用のコイル、500・・・固定シャフトの外周面、5
20・・・軸受けの内周面、CL・・・回転中心、M1
・・・駆動用の第1マグネット部、M2・・・駆動用の
第2マグネット部、RM1・・・第1反発力発生マグネ
ット、RM2・・・第2反発力発生マグネット、RM3
・・・第3反発力発生マグネット、RM4・・・第4反
発力発生マグネット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体に信号を記録し前記
    ディスク状記録媒体の信号を再生するための磁気ヘッド
    と、前記磁気ヘッドを支持するアームと、前記アームを
    所定角度の範囲で回転させるモータを有するヘッドアク
    チュエータであり、 前記モータは、固定シャフトを有するステータと、前記
    ステータに対して回転するロータを有し、前記ロータは
    前記ステータの前記固定シャフトに対して軸受けを介し
    て回転自在に支持されており、 前記ステータは、 第1ステータヨークと、前記第1ステータヨークに対面
    して間隔をおいて配置された第2ステータヨークと、前
    記第1ステータヨークの内面に前記固定シャフトを中心
    として配置されてN極とS極が交互に着磁された第1マ
    グネット部と、前記第2ステータヨークの内面に前記固
    定シャフトを中心として配置されてN極とS極が交互に
    着磁された第2マグネット部と、前記第1ステータヨー
    クの内面に配置された第1反発力発生マグネットと、前
    記第2ステータヨークの内面に配置された第2反発力発
    生マグネットと、を有し、 前記ロータは、 前記アームの一端部を固定しており前記固定シャフトの
    外周面に対して回転可能に配置された前記軸受けと、前
    記軸受けに配置され前記第1反発力発生マグネットとの
    間で磁気的反発力を発生して前記第1ステータヨークと
    前記軸受けのスラスト方向の間隔を保持するための第3
    反発力発生マグネットと、前記軸受けに配置され前記第
    2反発力発生マグネットとの間で磁気的反発力を発生し
    て前記第2ステータヨークと前記軸受けのスラスト方向
    の間隔を保持するための第4反発力発生マグネットと、
    前記固定シャフトを中心にして前記軸受けに配置されて
    通電することで発生する磁界と前記第1マグネット部と
    前記第2マグネット部の磁界により前記ロータを前記ス
    テータに対して回転させるための駆動用のコイルと、を
    有していることを特徴とするヘッドアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記固定シャフトの外周面と、前記シャ
    フトの前記外周面と対面する前記軸受けの内周面は、鏡
    面に形成されている請求項1に記載のヘッドアクチュエ
    ータ。
  3. 【請求項3】 前記第1反発力発生マグネットと前記第
    3反発力発生マグネットは、前記固定シャフトを中心と
    して同じ半径位置に位置され、前記第2反発力発生マグ
    ネットと前記第4反発力発生マグネットは、前記固定シ
    ャフトを中心として同じ半径位置に位置されている請求
    項1に記載のヘッドアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記第1ステータヨークと前記第2ステ
    ータヨークは、前記ヘッドアクチュエータと前記ディス
    ク状記録媒体を収容している筐体の一部分である請求項
    1に記載のヘッドアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 ディスク状記録媒体に信号を記録し前記
    ディスク状記録媒体の信号を再生するための磁気ヘッド
    と、前記磁気ヘッドを支持するアームと、前記アームを
    所定角度の範囲で回転させるモータを有するヘッドアク
    チュエータを備える磁気記録再生装置であり、 前記ヘッドアクチュエータの前記モータは、固定シャフ
    トを有するステータと、前記ステータに対して回転する
    ロータを有し、前記ロータは前記ステータの前記固定シ
    ャフトに対して軸受けを介して回転自在に支持されてお
    り、 前記ステータは、 第1ステータヨークと、前記第1ステータヨークに対面
    して間隔をおいて配置された第2ステータヨークと、前
    記第1ステータヨークの内面に前記固定シャフトを中心
    として配置されてN極とS極が交互に着磁された第1マ
    グネット部と、前記第2ステータヨークの内面に前記固
    定シャフトを中心として配置されてN極とS極が交互に
    着磁された第2マグネット部と、前記第1ステータヨー
    クの内面に配置された第1反発力発生マグネットと、前
    記第2ステータヨークの内面に配置された第2反発力発
    生マグネットと、を有し、 前記ロータは、 前記アームの一端部を固定しており前記固定シャフトの
    外周面に対して回転可能に配置された前記軸受けと、前
    記軸受けに配置され前記第1反発力発生マグネットとの
    間で磁気的反発力を発生して前記第1ステータヨークと
    前記軸受けのスラスト方向の間隔を保持するための第3
    反発力発生マグネットと、前記軸受けに配置され前記第
    2反発力発生マグネットとの間で磁気的反発力を発生し
    て前記第2ステータヨークと前記軸受けのスラスト方向
    の間隔を保持するための第4反発力発生マグネットと、
    前記固定シャフトを中心にして前記軸受けに配置されて
    通電することで発生する磁界と前記第1マグネット部と
    前記第2マグネット部の磁界により前記ロータを前記ス
    テータに対して回転させるための駆動用のコイルと、を
    有していることを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記固定シャフトの外周面と、前記シャ
    フトの前記外周面と対面する前記軸受けの内周面は、鏡
    面に形成されている請求項5に記載の磁気記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1反発力発生マグネットと前記第
    3反発力発生マグネットは、前記固定シャフトを中心と
    して同じ半径位置に位置され、前記第2反発力発生マグ
    ネットと前記第4反発力発生マグネットは、前記固定シ
    ャフトを中心として同じ半径位置に位置されている請求
    項5に記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記第1ステータヨークと前記第2ステ
    ータヨークは、前記ヘッドアクチュエータと前記ディス
    ク状記録媒体を収容している筐体の一部分である請求項
    5に記載の磁気記録再生装置。
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