JP4897516B2 - ナビゲーション装置及びデータ更新システム - Google Patents

ナビゲーション装置及びデータ更新システム Download PDF

Info

Publication number
JP4897516B2
JP4897516B2 JP2007049336A JP2007049336A JP4897516B2 JP 4897516 B2 JP4897516 B2 JP 4897516B2 JP 2007049336 A JP2007049336 A JP 2007049336A JP 2007049336 A JP2007049336 A JP 2007049336A JP 4897516 B2 JP4897516 B2 JP 4897516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
update
map data
map
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007049336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008216285A (ja
Inventor
誠滋 高畠
公良 澤井
友紀 小段
浩伸 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2007049336A priority Critical patent/JP4897516B2/ja
Priority to US12/448,564 priority patent/US8510042B2/en
Priority to PCT/JP2008/054099 priority patent/WO2008108449A2/en
Priority to EP08721518.2A priority patent/EP2089675B1/en
Priority to CN2008800014825A priority patent/CN101578500B/zh
Publication of JP2008216285A publication Critical patent/JP2008216285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4897516B2 publication Critical patent/JP4897516B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/38Electronic maps specially adapted for navigation; Updating thereof
    • G01C21/3804Creation or updating of map data
    • G01C21/3859Differential updating map data
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/38Electronic maps specially adapted for navigation; Updating thereof
    • G01C21/3804Creation or updating of map data
    • G01C21/3807Creation or updating of map data characterised by the type of data
    • G01C21/3815Road data
    • G01C21/3819Road shape data, e.g. outline of a route
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/38Electronic maps specially adapted for navigation; Updating thereof
    • G01C21/3885Transmission of map data to client devices; Reception of map data by client devices
    • G01C21/3896Transmission of map data from central databases
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/29Geographical information databases

Description

本発明は、少なくとも第一プログラムと第二プログラムとを含む複数のアプリケーションプログラムに従って動作し、これらのアプリケーションプログラムが参照する参照用地図データが更新可能であるナビゲーション装置、及び当該ナビゲーション装置を含むデータ更新システムに関する。
ナビゲーション装置では、使用する地図データが刻々と変化する道路や施設等の現実の状態を正確に表していることが望まれる。そのためには、地図データを頻繁に更新することが必要となるが、従来のように、DVDやCD等の記録媒体に記録した地図データを提供する方法や、取扱店によるハードディスク内の地図データの書き換え等の方法では、地図データの更新に要する費用や時間等の点で、頻繁に地図データを更新することが困難であった。そこで、サーバ装置から地図データの更新用差分情報で構成される更新データをナビゲーション装置に提供し、この更新データを用いてナビゲーション装置がハードディスク等の記録媒体に格納された地図データの差分更新を行う技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。ここで、ナビゲーション装置は、GPS(Global Positioning System)受信装置等により取得した自位置情報と、前記地図データとを使用して、地図表示、経路探索、経路案内等の各種のナビゲーション処理を行う。
特開2004−178248号公報
ナビゲーション装置は、地図表示、経路探索、経路案内等のナビゲーション処理を行うために、地図表示プログラム、経路探索プログラム、経路案内プログラム等の複数のアプリケーションプログラムを備えていることが多い。また、このようなナビゲーション装置では、地図データは、各アプリケーションプログラムの処理速度を向上させるために、複数のアプリケーションプログラムのそれぞれに適した形式の複数のアプリケーション用地図データに分割されて構成されていることがある。
しかしながら、このように複数のアプリケーション用地図データを有する構成のナビゲーション装置に対して更新データを提供する場合に、複数のアプリケーション用地図データ毎に複数の更新データを作成して送信することとすると、複数の更新データ間で重複するデータ内容をそれぞれ別個に送信することになる。そのため、送信データ量が多くなり、通信時間の増大や通信コストの上昇等の問題が生じ得る。一方、送信データ量を少なくしても、地図データの更新処理が複雑であると、更新処理時間の増大を招き、更新データの受信から更新後の最新の地図データが使用可能になるまでの時間が長くなるという問題が生じ得る。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のアプリケーションプログラムに従って動作するナビゲーション装置において、地図データの更新処理を容易に行うことが可能であるとともに、更新データのデータ量を少なくして通信時間及び通信コストの低減を図ることが可能なナビゲーション装置及びそれを用いたデータ更新システムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る、少なくとも第一プログラムと第二プログラムとを含む複数のアプリケーションプログラムに従って動作し、これらのアプリケーションプログラムが参照する参照用データ形式の参照用地図データが更新可能であるナビゲーション装置の特徴構成は、所定の更新用データ形式のデータを、前記参照用データ形式のデータに変換する変換手段と、この変換手段による変換後の前記参照用データ形式のデータにより前記参照用地図データの更新を行う参照用地図データ更新手段と、を備え、前記参照用地図データは、前記複数のアプリケーションプログラムが共通して参照する共通地図データフレームと、前記第一プログラムが参照する第一地図データフレームと、前記第二プログラムが参照する第二地図データフレームと、を有して構成され、前記更新用データ形式のデータは、データ種別毎に分けられた各データフレーム内に、各データフレームのデータ種別に応じて、前記変換手段による変換後に前記共通地図データフレームに格納される一又は二以上の共通地図用データレコード、前記変換手段による変換後に前記第一地図データフレームに格納される一又は二以上の第一地図用データレコード、及び前記変換手段による変換後に前記第二地図データフレームに格納される一又は二以上の第二地図用データレコード、のいずれか一つ以上を格納して構成され、前記共通地図データフレーム内に格納されるデータには、リンク及びノードを有して構成される道路ネットワークに関するデータであって、前記複数のアプリケーションプログラムが共通して参照するデータが含まれる点にある。
この特徴構成によれば、前記変換手段により前記更新用データ形式のデータを前記参照用地図データと同じ参照用データ形式のデータに変換してから前記参照用地図データ更新手段により前記参照用地図データを更新するので、前記参照用地図データの更新処理を容易に行うことが可能となっている。また、前記更新用データ形式のデータは、データ種別毎の各データフレーム内に、前記変換手段による変換後に前記共通地図データフレームに格納される共通地図用データレコード、前記第一地図データフレームに格納される第一地図用データレコード、及び前記第二地図データフレームに格納される第二地図用データレコード、のいずれか一つ以上を格納して構成されるので、前記参照用地図データの複数のデータフレームのそれぞれに対応する更新用のデータを一つのデータにまとめることが可能となる。更に、このようにすることにより、複数のアプリケーション用地図データ毎に複数の更新用のデータを作成した場合に重複することになるデータ内容を、前記共通地図用データレコードとして一つにまとめることが可能となる。したがって、前記更新用データ形式のデータのデータ量を少なくすることができ、ナビゲーション装置への更新データの送信のための通信時間の短縮や通信コストの低減を図ることが可能となる。尚、前記共通地図データフレーム内に格納されるデータには、リンク及びノードを有して構成される道路ネットワークに関するデータであって、前記複数のアプリケーションプログラムが共通して参照するデータが含まれる。従って、参照用地図データを構成する道路ネットワークデータのリンク及びノードに関するデータを、複数のアプリケーションプログラムから共通して参照可能にすることができる。
ここで、前記更新用データ形式のデータが、所定の更新データファイルにより更新可能な更新用地図データであり、前記更新用地図データが格納されたローカル保存データベースを備え、前記変換手段は、前記ローカル保存データベース内の前記更新用地図データを前記参照用地図データに変換する構成とすると好適である。
このように構成すれば、ナビゲーション装置は、前記ローカル保存データベース内の前記更新用地図データを前記更新データファイルにより更新し、このような更新後の前記更新用地図データを前記変換手段により前記参照用地図データに変換することにより、更新データファイルに含まれる更新内容を前記参照用地図データに反映させる更新処理を行うことができる。ここで、前記参照用地図データは、複数のアプリケーションプログラムがそれぞれ参照するのに適したデータ形式となっており、更新に適したデータ形式とはなっていない。これに対して、更新用地図データは、上記のような更新に適した更新用データ形式となっているので、前記更新用地図データは更新データファイルにより容易に更新することが可能である。そして、このような更新後の前記更新用地図データを前記変換手段により変換したものを前記参照用地図データとすることで、前記参照用地図データの更新処理を行うことができるので、前記参照用地図データの更新処理を容易に行うことが可能となる。したがって、サーバ装置等からの前記更新データファイルの提供により、頻繁に前記参照用地図データを更新することが容易になり、前記ナビゲーション装置の地図データを常に高鮮度な状態に維持することが可能となる。
また、前記更新データファイルは、データ種別毎に分けられた各データフレーム内に、各データフレームのデータ種別に応じて、前記共通地図用データレコードを更新するための共通データレコード、前記第一地図用データレコードを更新するための第一更新用データレコード、及び前記第二地図用データレコードを更新するための第二更新用データレコード、のいずれか一つ以上を格納して構成される構成とすると好適である。
このように構成すれば、前記更新データファイルが、前記ローカル保存データベースに格納された前記更新用地図データ内の各データレコードに対応する更新用のデータレコードを備えることになる。したがって、前記更新データファイルによる前記更新用地図データの更新処理を非常に簡略化することができる。
また、前記変換手段は、前記更新用地図データに含まれる複数のデータレコードを選別し、前記参照用地図データの前記共通地図データフレーム、前記第一地図データフレーム、及び前記第二地図データフレームを生成することで、前記更新用地図データを前記参照用地図データに変換する構成とすると好適である。
このように構成すれば、前記ローカル保存データベースに格納された前記更新用地図データから、前記変換手段による変換で前記参照用地図データを生成することができる。
また、前記更新用データ形式のデータが前記ローカル保存データベースに格納された更新用地図データである構成に代えて、前記更新用データ形式のデータが、前記参照用地図データを更新するための更新データファイルのデータであり、前記変換手段は、前記更新データファイルのデータを、前記参照用地図データの更新内容となる前記参照用データ形式のデータに変換する構成としても好適である。
このように構成すれば、ナビゲーション装置は、前記更新データファイルの提供を受けた場合に、当該更新データファイルのデータを、前記参照用地図データの更新内容となる前記参照用データ形式のデータに変換して前記参照用地図データを更新することができる。したがって、サーバ装置等からの前記更新データファイルの提供により、頻繁に前記参照用地図データを更新することが容易になり、前記ナビゲーション装置の地図データを常に高鮮度な状態に維持することが可能となる。
ここで、前記第一プログラムは表示プログラム及びマップマッチングプログラムの少なくとも一方であり、前記第一地図データフレームに格納されるデータには、前記参照用地図データの道路ネットワークの道路形状に関するデータが含まれる構成とすることができる。また、前記第二プログラムは経路探索プログラムであり、前記第二地図データフレームに格納されるデータには、前記参照用地図データの道路ネットワークを構成する各リンクの通行コストに関するデータが含まれる構成とすることもできる。
また、上記の各構成において、前記参照用データ形式のデータは、少なくとも一つのデータフレームに格納されるデータレコードが道路ネットワークの接続順に配列されて構成されている構成とすると好適である。
このように構成すれば、前記参照用地図データを、前記各アプリケーションプログラムによる参照に適したデータ形式とすることができ、前記アプリケーションプログラムの処理速度を速くすることが可能となる。
本発明に係るデータ更新システムの特徴構成は、上記の各構成を備えたナビゲーション装置と、前記更新データファイルを前記ナビゲーション装置に提供するサーバ装置とを備え、前記サーバ装置は、前記ローカル保存データベースと同じ前記更新用地図データが格納された対照用ローカル保存データベースと、新規データの入力を受け付ける新規データ受付手段と、前記対照用ローカル保存データベース内の前記更新用地図データと前記新規データとに基づいて前記更新データファイルを生成する更新データファイル生成手段と、を備える点にある。
このように構成すれば、前記サーバ装置において、入力された新規データに基づいて、前記ナビゲーション装置のローカル保存データベース内の前記更新用地図データの内容を基準とした更新データファイルを適切に生成することができる。
ここで更に、前記サーバ装置は、前記対照用ローカル保存データベースに格納された前記更新用地図データと前記新規データとに基づいて、前記新規データの内容で更新された新更新用地図データを生成する新更新用地図データ生成手段を更に備え、前記更新データファイル生成手段は、前記対照用ローカル保存データベースに格納された前記更新用地図データと前記新更新用地図データとの差分に基づいて前記更新データファイルを生成する構成とすると好適である。
このように構成すれば、前記ローカル保存データベース内の前記更新用地図データと同じデータ形式の更新前と更新後の地図データに基づいて更新データファイルを生成するので、前記ローカル保存データベース内の前記更新用地図データの更新に適した形式の更新データファイルを容易に生成することができる。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置1を含むデータ更新システムの全体の構成を模式的に示すブロック図である。本実施形態においては、データ更新システムは、更新データ生成サーバ3により生成された更新データファイルDfを更新データ配信サーバ4からナビゲーション装置1に提供し、ナビゲーション用の地図データベースとしての参照データベース19の更新を行うシステムとなっている。そのため、本実施形態に係るデータ更新システムは、主な構成として、ナビゲーション装置1と、更新データ生成サーバ3と、更新データ配信サーバ4と、を有している。ここで、更新データ生成サーバ3及び更新データ配信サーバ4が本発明における「サーバ装置2」を構成する。
ここで、ナビゲーション装置1、更新データ生成サーバ3、及び更新データ配信サーバ4を構成する各手段は、CPU等の演算処理装置を中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部がハードウエア又はソフトウエア(プログラム)或いはその両方で実装されて構成されている。また、ナビゲーション装置1、更新データ生成サーバ3、及び更新データ配信サーバ4が備える各データベースは、例えば、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶媒体とその駆動手段とを有する装置をハードウエア構成として備えている。なお、本願の各図においては、簡略化のために「データベース」は「DB」と省略して表すこととする。以下、各装置の構成について順に説明する。
1.ナビゲーション装置のナビゲーション機能を実現するための構成
ナビゲーション装置1は、自位置表示、出発地から目的地までの経路計算、目的地までの進路案内、目的地検索等のナビゲーション機能を実現するための構成として、ナビゲーション用演算手段20、参照用地図データMRが格納された参照データベース19、自位置検出手段21、ドライバ22、表示操作部23、及び音声出力部24を備えている。
ナビゲーション用演算手段20は、ナビゲーション機能を実行するためのナビゲーションプログラムNPに従って動作する演算処理手段である。図2は、ナビゲーションプログラムNPの構成を模式的に示す図である。この図に示すように、ナビゲーションプログラムNPは、複数のアプリケーションプログラムAP1〜AP5を有して構成される。本実施形態では、ナビゲーションプログラムNPは、表示プログラムAP1、マップマッチングプログラムAP2、経路探索プログラムAP3、経路誘導プログラムAP4、及び検索プログラムAP5の5つのアプリケーションプログラムを有している。ここで、表示プログラムAP1は、表示操作部23の表示画面に自位置や目的地等の周辺の地図表示や当該地図上への自位置表示等を行うためのプログラムである。マップマッチングプログラムAP2は、自位置検出手段21により検出された自位置を地図の道路上に合わせるマップマッチング処理を行うためのプログラムである。経路探索プログラムAP3は、例えば自位置等の出発地から表示操作部23により入力された目的地までの案内経路等を探索するためのプログラムである。経路誘導プログラムAP4は、経路探索プログラムAP3により決定された目的地までの経路に従って、表示操作部23の表示画面による案内表示や音声出力部24による音声案内等により、ユーザに対して適切な進路に誘導する処理を行うためのプログラムである。検索プログラムAP5は、目的地や地図表示のための地点等を、住所、電話番号、施設名称、ジャンル等に基づいて検索するためのプログラムである。なお、各アプリケーションプログラムAP1〜AP5によるナビゲーション装置1の動作処理は公知であるので詳細な説明は省略する。そして、これらの各アプリケーションプログラムAP1〜AP5は、その動作処理に際して参照データベース19に格納された参照用地図データMRを参照する。本実施形態においては、表示プログラムAP1及びマップマッチングプログラムAP2が本発明における「第一プログラム」に相当し、経路探索プログラムAP3が本発明における「第二プログラム」に相当する。
参照データベース19は、ナビゲーション装置1のナビゲーション機能を実現するために、各アプリケーションプログラムAP1〜AP5により参照される参照用データ形式の参照用地図データMRが格納されているデータベースである。図3は、この参照データベース19に格納された参照用地図データMRの構成の具体例を示す説明図である。この図に示すように、本実施形態では、参照用地図データMRは、複数のアプリケーションプログラムAP1〜AP5が共通して参照する共通地図データフレームF01と、表示プログラムAP1及びマップマッチングプログラムAP2が参照する表示・マップマッチングデータフレームF02と、経路探索プログラムAP3が参照する経路探索データフレームF03と、経路誘導プログラムAP4が参照する経路誘導データフレームF04と、検索プログラムAP5が参照する検索データフレームF05と、を有して構成されている。また、参照用地図データMRは、経路誘導プログラムAP4による経路誘導に用いる画像データ及び音声データがそれぞれ格納される画像データフレームF06及び音声データフレームF07を有している。上記のとおり、表示プログラムAP1及びマップマッチングプログラムAP2が本発明における「第一プログラム」に相当するので、表示・マップマッチングデータフレームF02が本発明における「第一地図データフレーム」に相当する。また、経路探索プログラムAP3が本発明における「第二プログラム」に相当するので、経路探索データフレームF03が本発明における「第二地図データフレーム」に相当する。
そして、参照用地図データMRの上記各データフレームF01〜F07には、各アプリケーションプログラムAP1〜AP5が参照するデータがそれぞれ格納されている。図3には、各データフレームF01〜F07内に格納される情報の内容を例示している。本例では、共通地図データフレームF01には、基本道路ネットワークデータRNbが格納されている。図4は、この基本道路ネットワークデータRNbの構成を示す説明図である。ここで、基本道路ネットワークデータRNbは、道路ネットワークを構成するための基本的なデータで構成され、具体的には、道路ネットワークを構成するリンクL及びノードNに関する座標等の基本的なデータで構成される。ここで、リンクL及びノードNは、共通の属性を有して連続する複数のリンクL及び各リンクLの端部に位置するノードNによりリンク列(マルチリンク)MLを構成する。なお、各リンク列MLを規定する共通の属性として、例えば国道1号線や名神高速道路等のような実世界における道路の名称を示す道路名称や道路種別等が用いられる。そして、同じ属性を有する複数本のリンクLについて、それらの接続順に一つの区画p内を限度としてできるだけ長く一つにまとめて1本のリンク列MLを構成している。
また、基本道路ネットワークデータRNbは、格納される道路ネットワークの情報の詳細度に応じて複数のレベル(階層)に分けられている。本例では、基本道路ネットワークデータRNbは3つのレイヤを有しており、下位から上位に向かって順に、レベル1、レベル2、レベル3とする。ここで、下位のレベルほど詳細な道路ネットワークのデータが格納されている。具体的には、道路ネットワークに対応する現実の道路の種別として、各レベルには、例えば以下の道路種別の道路に対応するリンクL及びノードNに関するデータが格納されている。すなわち、レベル1には、a)高速道路及び有料道路、b)国道、c)県道、d)主要地方道、e)一般道路に対応するデータが格納されている。レベル2には、e)一般道路の情報が除外され、a)高速道路及び有料道路、b)国道、c)県道、d)主要地方道に対応するデータが格納されている。レベル3には、更にc)県道及びd)主要地方道の情報が除外され、a)高速道路及び有料道路、b)国道に対応するデータが格納されている。
また、基本道路ネットワークデータRNbは、各レベルに応じた範囲の複数の区画pに分割されている。この際、上位のレベルほど、広い領域に対応した区画pが設定されている。したがって、図4に示すように、上位のレベルの一つの区画pには、それより下位のレベルの複数の区画pに対応する領域が含まれる。そして、基本道路ネットワークデータRNbは、各レベルの複数の区画p毎にのデータとして構成されている。各区画pには、それぞれ異なる区画IDが付与されており、この区画IDにより、各レベルの各区画pを特定することが可能となっている。以下、単に「区画p」というときには、複数の区画pのそれぞれを指すこととする。
また、表示・マップマッチングデータフレームF02には、共通地図データフレームF01内の基本道路ネットワークデータRNbに関連付けられて、道路形状データ、背景データ、文字データ等が格納されている。ここで、道路形状データは、道路ネットワークのリンクLの形状を規定するためのリンクL上の点である形状補間点や道路幅等に関するデータで構成される。この道路形状データは、表示プログラムAP1による地図表示とマップマッチングプログラムAP2によるマップマッチングの両方に用いられる、背景データは、地図表示の際に用いられる施設、河川、鉄道等の道路以外の各種地物の表示用の形状や色彩等のデータである。文字データは、地図上に表示される住所、道路名称、施設名称等の表示用の文字データである。
経路探索データフレームF03には、共通地図データフレームF01内の基本道路ネットワークデータRNbに関連付けられて、経路探索用道路ネットワークデータRNs、リンクコストデータ、上位レベル対応データ等が格納されている。ここで、経路探索用道路ネットワークデータRNsは、基本道路ネットワークデータRNbと関連付けられたリンクL及びノードNに関するデータであって、経路探索プログラムAP3が必要とするデータで構成される。このようなデータとしては、例えば、ノードNに接続するリンクLの数、通行規制やリンクコストデータの数、リンクLとリンクコストデータとの関係等のデータが含まれる。この経路探索用道路ネットワークデータRNsも、基本道路ネットワークデータRNbと同様に、格納される道路ネットワークの情報の詳細度に応じて複数のレベル(階層)に分けられ、各レベルに応じた範囲の複数の区画pに分割されている。リンクコストデータは、リンク長さや平均旅行時間等のリンクを通行するための通行コストに関するデータである。上位レベル対応データは、上位レベルと下位レベルとの間での各ノードN及びリンクLの対応関係を表すデータである。
経路誘導データフレームF04には、共通地図データフレームF01内の基本道路ネットワークデータRNbに関連付けられて、経路誘導データが格納されている。ここで、経路誘導データは、経路誘導プログラムAP4による経路誘導に用いる、交差点名称や道路名称等の格納場所を示すデータ、画像データフレームF06内の画像データや音声データフレームF07内の音声データの格納場所を示すデータ、案内ポイント及び案内ポイントでの案内内容のデータ等で構成される。
検索データフレームF05には、検索データ及び地点データ等が格納されている。ここで、検索データは、50音検索、住所検索、電話番号検索等の地点検索用のデータで構成される。また、地点データは、検索データに関連付けられた検索可能な施設や場所等の地点の名称や座標等の詳細な情報を表すデータで構成される。
上記のとおり、参照用地図データMRを構成するデータのうち、共通地図データフレームF01に格納される基本道路ネットワークデータRNb、並びに表示・マップマッチングデータフレームF02、経路探索データフレームF03、及び経路誘導データフレームF04に格納されるデータは、基本道路ネットワークデータRNbを中心として道路ネットワークに関するデータとなっている。したがって、以下ではこれらのデータを総称して「道路ネットワークデータRN」とする。一方、検索データフレームF05内に格納される検索データ及び地点データ等、画像データフレームF06内に格納される画像データ、及び音声データフレームF07内に格納される音声データは、案内検索のためのデータであるので、これらを総称して「案内検索用データGS」とする。
図5は、図3に示すような参照用データ形式の参照用地図データMRのデータ配列の具体例を示す図である。この図に示すように、参照用地図データMRは、データの先頭に管理データフレームF00が設けられている。この管理データフレームF00には、区画ID、管理ヘッダ等に関するデータが格納されている。ここで区画IDは、参照用地図データMRの基本道路ネットワークデータRNb等について設定された複数の区画pを識別するための各区画pに固有の符号である。管理ヘッダは、参照用地図データMRを構成する各データの格納場所等の管理データで構成される。そして、この管理データフレームF00の後に、共通地図データフレームF01、表示・マップマッチングデータフレームF02、経路探索データフレームF03、経路誘導データフレームF04、検索データフレームF05、画像データフレームF06、音声データフレームF07が順に配列されている。このように、本実施形態においては、参照用地図データMRは、複数の区画p毎に分割されたデータとして参照データベース19に格納されている。
ここで、共通地図データフレームF01内に格納されるデータレコードは、道路ネットワークの接続順に配列されている。具体的には、共通地図データフレームF01の各データレコードは、基本道路ネットワークデータRNbを構成するリンク列ML(図4参照)毎に、当該リンク列ML内のリンクL及びノードNの接続順に従って配列されている。例えば、図5に示すように、リンク列0001のデータフレーム内に、当該リンク列0001を構成するリンクL及びノードNに関するデータレコードA01、A11、A21・・・が全て配列され、その後にリンク列0002等の他のリンク列のデータフレームが配置されている。また、図示は省略するが、表示・マップマッチングデータフレームF02、経路探索データフレームF03、及び経路誘導データフレームF04のそれぞれに格納されるデータレコードは、共通地図データフレームF01内のデータレコードに関連付けられて、共通地図データフレームF01と同様に道路ネットワークの接続順に配列されている。これにより、道路ネットワークデータRNを構成する各データフレームF01〜F04内のデータレコードは、各アプリケーションプログラムAP1〜AP4が処理を行う際のデータの読み出し順に従った配置となり、各アプリケーションプログラムAP1〜AP4による参照の際の読み出し速度を高めることが可能となっている。一方、案内検索用データGSを構成する各データフレームF05〜F07内のデータレコードは、道路ネットワークの接続順には配列されず、検索プログラムAP5による検索処理や経路誘導プログラムAP4による画像データや音声データの読み出し処理に適した配列とされている。
また、図3に示すように、参照データベース19には、参照用地図データMRを構成する各データレコードのレコード符号とパーマネントIDとの対照テーブルTbが格納されている。ここで、パーマネントIDは、更新用地図データMLにおいても共通に用いられるIDであり、参照用地図データMR及び更新用地図データMLを構成する各データレコードに固有の識別符号である。図6は、この対照テーブルTbの具体例を示す図である。この図に示すように、参照用地図データMRを構成する各データレコードのレコード符号は、ここでは、一例として、A01、A02・・・、A11、A12・・・等としている。この対照テーブルTbを参照することにより、後述する更新データファイルDf(図8参照)に格納されているパーマネントIDと、参照用地図データMRを構成する各データレコードとを対応させることが可能となる。したがって、更新データファイルDfに格納されているパーマネントIDに結び付けられたデータレコードと、参照用地図データMRの案内検索用データGSを構成するデータレコードとを対応させ、更新データファイルDfに基づいて案内検索用データGSを更新することが可能となる。
図1に戻り、自位置検出手段21は、ナビゲーション装置1の現在位置を検出するための手段である。そのため、自位置検出手段21は、図示は省略するが、例えば、GPS受信機、方位センサ、及び距離センサ等を備える。そして、これらにより取得された情報に基づいて現在の位置を示す座標や進行方位等の情報を取得して、ナビゲーション用演算手段20に出力する。表示操作部23は、液晶表示装置等の表示画面と、この表示画面に連動するタッチパネルや操作スイッチ等を備えて構成される。また、音声出力部24は、スピーカ及びアンプ等を備えて構成される。そして、表示操作部23及び音声出力部24は、ドライバ22を介してナビゲーション用演算手段20に接続され、ナビゲーション用演算手段20の動作に従って自位置表示、2地点間の経路計算、進路案内、目的地検索等のための表示や音声出力等を行う。また、表示操作部23は、ユーザによる操作入力を受け付けてナビゲーション用演算手段20にその内容を出力する。
2.ナビゲーション装置の地図更新機能を実現するための構成
ナビゲーション装置1は、上述したナビゲーション機能を実現するための構成に加えて、参照データベース19に格納された参照用地図データMRの更新機能を実現するための構成を備えている。このような構成として、本実施形態では、図1に示すように、通信手段11、メディア再生手段12、更新データファイル受付手段13、データ選別手段14、更新用地図データ更新手段15、ローカル保存データベース16、変換手段17、及び参照用地図データ更新手段18を備えている。そして、このナビゲーション装置1では、更新データ配信サーバ4から提供された更新データファイルDfに基づいてローカル保存データベース16内の更新用地図データMLを更新し、更新後の更新用地図データMLを参照用データ形式の参照用地図データMRに変換して参照データベース19の更新を行う。但し、本実施形態においては、更新用地図データMLは、参照用地図データMRを構成するデータの内の道路ネットワークデータRNに関する部分のみについての更新用のデータとなっている。したがって、案内検索用データGSについては、更新用地図データMLを介することなく、更新データファイルDfに基づいて、直接的に参照データベース19内の参照用地図データMRの更新を行うこととする。以下、これらの各構成について詳細に説明する。
まず、ローカル保存データベース16及び更新用地図データMLについて説明する。ローカル保存データベース16は、更新用地図データMLが格納されているデータベースである。更新用地図データMLは、更新データファイルDfにより差分更新可能な地図データであり、本例では、参照用地図データMRを構成するデータの内の道路ネットワークデータRNに関する部分のみについての地図データである。この差分更新を容易に行うことができるようにするため、更新用地図データMLは、参照用地図データMRの参照用データ形式とは異なる更新用データ形式のデータとなっている。図7は、更新用データ形式の更新用地図データMLのデータ配列の具体例を示す図である。この図に示すように、更新用地図データMLは、データの先頭に管理データフレームF10が設けられている。この管理データフレームF10には、区画ID、バージョンデータ、及び管理ヘッダ等に関するデータが格納されている。ここで区画IDは、更新用地図データMLについて設定された複数の区画pを識別するための各区画pに固有の符号であり、参照用地図データMRにおける各区画pを表す区画IDと共通の識別符号である。バージョンデータは、当該更新データファイルDfによる更新のバージョンを示すデータである。管理ヘッダは、更新用地図データMLを構成する各データの格納場所等の管理データで構成される。そして、この管理データフレームF10の後に、データ種別毎のデータフレームとして、道路データフレームF11、交差点データフレームF12、形状データフレームF13、接続データフレームF14、道路拡張データフレームF15、交差点拡張データフレームF16が順に配列されている。このように、更新用地図データMLは、参照用地図データMRと同様に、複数の区画p毎に分割されたデータとしてローカル保存データベース16に格納されている。
道路データフレームF11には、道路を表すリンクに関する各種のデータレコード、例えば、リンクの両端ノード、幅員、車線数、道路種別等の情報を表すデータレコードが格納される。交差点データフレームF12には、交差点を表すノードに関する各種のデータレコード、例えば、各ノードの座標、信号機や案内標識の有無等を表す交差点の属性等の情報を表すデータレコードが格納される。形状データフレームF13には、道路を表すリンクの形状を規定する形状補間点の座標等の情報を表すデータレコードが格納される。接続データフレームF14には、交差点を表すノードにどの道路(リンク)が接続されているかの情報、交差点での進行方向に応じた案内の要否や規制の有無等の情報を表すデータレコードが格納される。道路拡張データフレームF15には、道路名称や交通状況表示等のための情報を表すデータレコードが格納される。交差点拡張データフレームF16には、交差点名称や交差点案内等のための情報を表すデータレコードが格納される。
以上のように、更新用地図データMLのデータ種別毎に分けられた各データフレームF11〜F16内には、各データフレームF11〜F16のデータ種別に応じて、後述する変換手段17による変換後に、参照用地図データMRの共通地図データフレームF01に格納される一又は二以上の共通地図用データレコードA01、A02・・・、表示・マップマッチングデータフレームF02に格納される一又は二以上の表示・マップマッチング用データレコードB01、B02・・・、及び経路探索データフレームF03に格納される一又は二以上の経路探索用データレコードC01、C02・・・、のいずれか一つ以上が格納される。本実施形態においては、表示・マップマッチング用データレコードB01、B02・・・が本発明における「第一地図用データレコード」に相当し、経路探索用データレコードC01、C02・・・が本発明における「第二地図用データレコード」に相当する。本実施形態においては、更新用地図データMLの各データレコードは、レコード符号(識別符号)A01、B01、C01・・・に基づいて、共通地図用データレコード、表示・マップマッチング用データレコード、又は経路探索用データレコードの識別が可能となっている。
また、図1には示さないが、ローカル保存データベース16には、参照データベース19と同様に、図6に示すような、更新用地図データMLを構成する各データレコードのレコード符号とパーマネントIDとの対照テーブルTbが格納されている。この対照テーブルTbを参照することにより、後述する更新データファイルDf(図8参照)に格納されているパーマネントIDと、更新用地図データMLを構成する各データレコードとを対応させることが可能となる。したがって、更新データファイルDfに格納されているパーマネントIDに結び付けられたデータレコードと、更新用地図データMLを構成するデータレコードとを対応させ、更新データファイルDfに基づいて更新用地図データMLを更新することが可能となる。
更新データファイル受付手段13は、更新データ配信サーバ4から提供される更新データファイルDfを受け付ける手段である。ここでは、通信手段11又はメディア再生手段12を介して更新データファイルDfを受け付ける構成となっている。通信手段11は、無線基地局5との間で無線により更新データファイルDfを受信することが可能に構成されている。このような無線通信方法としては、例えば携帯電話網や無線LAN(Local Area Network)等の公知の通信網を用いることができる。また、通信手段11は、ユーザやナビゲーション装置1の取扱い業者等の有する更新用端末7との間で通信を行い、更新用端末7にインターネット等の通信ネットワーク6を介して送信された更新データファイルDfを受信することが可能に構成されている。ここで、更新用端末7としては、パーソナルコンピュータ等を用いることができ、通信手段11と更新用端末7との間の通信方法としては、公知の有線又は無線の各種通信方法を用いることができる。また、メディア再生手段12は、更新データ配信サーバ4において作成された記録メディアを再生し、そこに記録された更新データファイルDfを読み出すことが可能に構成されている。なお、この更新データファイル受付手段13は、通信手段11を介して更新データ配信サーバ4から更新データファイルDfを受信する際、或いはメディア再生手段12により記録メディアから更新データファイルDfを読み出す際に、ローカル保存データベース16に格納されている更新用地図データMLのバージョンよりも新しいバージョンの更新データファイルDfのみを受け付ける構成となっている。
更新データファイルDfは、ナビゲーション装置1のローカル保存データベース16に格納されている更新用地図データMLの内容に対して、実際の道路や施設の状態等に合わせて更新するべき内容を表す更新データとしてまとめたファイルである。この更新データファイルDfは、後述するように、更新データ生成サーバ3において、ナビゲーション装置1のローカル保存データベース16内の更新用地図データMLと同じ内容を有する更新用地図データMLが格納された対照用ローカル保存データベース33と新規データとに基づいて生成される。
図8は、更新データファイルDfのデータ配列の具体例を示す図である。この図に示すように、更新データファイルDfは、データの先頭に管理データフレームF20が設けられている。この管理データフレームF20には、区画ID、バージョンデータ、及び管理ヘッダ等に関するデータが格納されている。ここで区画IDは、更新対象とする更新用地図データMLの区画pを表す区画IDであり、更新用地図データML及び参照用地図データMRにおける各区画pを表す区画IDと共通の識別符号である。バージョンデータは、当該更新データファイルDfによる更新後のバージョンを示すデータである。管理ヘッダは、更新データファイルDfを構成する各データの格納場所等の管理データで構成される。そして、この管理データフレームF20の後に、追加データフレームF21、変更データフレームF22、削除データフレームF23が順に配列されている。これらの各データフレームF21〜F23には、更新内容を表すデータレコードが更新の態様毎に分けて格納されている。そして、更新データファイルDfは、更新の態様毎に分けられた複数のデータレコードをデータ種別順に配列している。そのため、各データフレームF21〜F23の中に、データ種別毎のデータ種別IDが付されたデータフレームが格納されている。そして、各データ種別のデータフレーム内に、更新内容を表すデータレコードが格納されている。ここでは、各データレコードは、それぞれに固有のパーマネントIDに結び付けられた状態で格納されている。これらの各データレコードが、更新用地図データML内のデータレコードを更新する。よって、更新データファイルDfは、更新用地図データMLの共通地図用データレコードA01、A02・・・(図7参照)を更新するための共通データレコード、更新用地図データMLの表示・マップマッチング用データレコードB01、B02・・・(図7参照)を更新するための表示・マップマッチング更新用データレコード、及び更新用地図データMLの経路探索用データレコードC01、C02・・・を更新するための経路探索更新用データレコード、のいずれか一つ以上が格納される。このように更新データファイルDfは、更新用地図データMLを更新するために、更新の態様毎のデータフレームF21〜F23内のデータが更新用地図データMLと同様のデータ種別毎に分けられた更新用データ形式のデータ配列となっている。なお、更新の態様が「削除」である場合には、更新後のデータレコードは必要ないので、削除データフレームF23内には、削除の対象となるデータのパーマネントIDのみが格納されている。ここで、パーマネントIDは、参照用地図データMR及び更新用地図データMLにおいても共通に用いられるIDであり、図6に示す対照テーブルTbに基づいて、参照用地図データMR及び更新用地図データMLの各データレコードに対応付けられる。
ここで、更新データファイルDfの更新態様毎のデータフレームF21〜F23内のデータ種別毎のデータフレームのデータ種別、すなわちデータ種別IDが示すデータ種別としては、「交差点データ」、「接続データ」、「道路データ」、「形状データ」、「道路拡張データ」、「交差点拡張データ」、「画像データ」、「音声データ」、及び「検索データ」がある。これらの中で、「交差点データ」、「接続データ」、「道路データ」、「形状データ」、「道路拡張データ」、及び「交差点拡張データ」は、更新用地図データMLのデータ種別毎のデータフレームに対応しており、よって、参照用地図データMRの道路ネットワークデータRNに対応している。一方、「画像データ」、「音声データ」、及び「検索データ」は、参照用地図データMRの案内検索用データGSに対応している。したがって、更新データファイルDf内の各データレコードは、更新態様毎のデータフレームF21〜F23内のデータフレームに付されたデータ種別IDが示すデータ種別に基づいて、更新用地図データMLを更新するための道路ネットワークデータRNに対応する更新用のデータレコードと、参照用地図データMRを直接更新するための案内検索用データGSに対応する更新用のデータレコードとに分けられる。
図1に戻り、データ選別手段14は、更新データファイル受付手段13により受け付けられた更新データファイルDf内のデータレコードを、道路ネットワークデータRNに対応する更新用のデータレコードと、案内検索用データGSに対応する更新用のデータレコードとに選別する手段である。上記のように、本実施形態においては、ローカル保存データベース16内の更新用地図データMLは参照用地図データMRを構成するデータの内の道路ネットワークデータRNに関する部分のみについての更新用の地図データとなっている。そこで、データ選別手段14は、更新データファイルDfから選別した道路ネットワークデータRNに対応する更新用のデータレコードを、更新用地図データ更新手段15に送る。また、データ選別手段14は、更新データファイルDfから選別した案内検索用データGSに対応する更新用のデータレコードを、参照用地図データ更新手段18に送る。
更新用地図データ更新手段15は、データ選別手段14により選別された、更新データファイルDfに含まれる道路ネットワークデータRNに対応する更新用のデータレコードに基づいて、ローカル保存データベース16内の更新用地図データMLを更新する手段である。ここで、上記のとおり更新データファイルDf及び更新用地図データMLには管理データフレームF10、F20(図7及び図8参照)内に区画IDのデータが格納されている。したがって、更新用地図データ更新手段15は、区画IDデータが一致する更新データファイルDfを用いて更新用地図データMLの更新を区画毎に行う。また、更新用地図データMLの更新に際しては、更新用地図データ更新手段15は、更新データファイルDfの各データレコードが格納されているデータフレームF21〜F23の更新態様(追加、変更、削除)に従い、各データレコードが格納されているデータフレームのデータ種別IDが表すデータ種別に対応する更新用地図データMLのデータフレームF11〜F16内のデータレコードの更新を行う。
ここで、更新用地図データ更新手段15は、追加データフレームF21に格納されているデータレコードについては、更新用地図データMLの当該データレコードに対応するデータ種別のデータフレーム(F11〜F16のいずれか)に当該データレコードを追加し、管理データフレームF10の管理ヘッダをそれに合わせて更新する。また、対照テーブルTbも更新し、当該追加したデータレコードのレコード符号とパーマネントIDの情報を追加する。また、更新用地図データ更新手段15は、変更データフレームF22に格納されているデータレコードについては、まず図6に示すような対照テーブルTbに基づいて、当該更新データファイルDfのデータレコードに結び付けられたパーマネントIDから、更新用地図データML内の対応するデータレコードのレコード符号の情報を取得する。そして、管理データフレームF10の管理ヘッダを参照して更新用地図データML内の対応するデータレコードの格納場所の情報を取得し、当該対応するデータレコードを、更新データファイルDfのデータレコードに基づいて書き換える。また、更新用地図データ更新手段15は、削除データフレームF23に格納されているパーマネントIDについては、まず図6に示すような対照テーブルTbに基づいて、当該パーマネントIDに対応する更新用地図データML内のデータレコードのレコード符号の情報を取得する。そして、管理データフレームF10の管理ヘッダを参照して更新用地図データML内の対応するデータレコードの格納場所の情報を取得し、当該対応するデータレコードを削除し、管理データフレームF10の管理ヘッダをそれに合わせて更新する。また、対照テーブルも更新し、当該削除したデータレコードのレコード符号とパーマネントIDの情報を削除する。
また、更新用地図データ更新手段15は、ローカル保存データベース16内の更新用地図データMLを更新データファイルDfにより更新した場合には、当該更新した区画pの更新用地図データMLの管理データフレームF10内のバージョンデータ(図7参照)を、当該更新データファイルDfの管理データフレームF20内のバージョンデータ(図8参照)と同じバージョンとするように更新する。
変換手段17は、ローカル保存データベース16に格納された更新用データ形式の更新用地図データMLを、参照用データ形式の参照用地図データMRに変換する手段である。すなわち、変換手段17は、図7に示すように各データレコードがデータ種別順に配列された更新用データ形式のデータを、図5に示すように各データレコードが道路ネットワークの接続順に配列された参照用データ形式のデータに変換する処理を行う。この際、具体的には、変換手段17は、更新用地図データMLに含まれる複数のデータレコードを選別し、参照用地図データMRの共通地図データフレームF01、表示・マップマッチングデータフレームF02、及び経路探索データフレームF03を生成することで、更新用地図データMLを参照用地図データMRに変換する処理を行う。
図9は、このような変換手段17による変換処理の具体例を示す説明図である。この図に示すように、変換手段17は、更新用地図データMLの各データフレームF11〜F16に格納されているデータレコードの中から、参照用地図データMRの共通地図データフレームF01、表示・マップマッチングデータフレームF02、経路探索データフレームF03、及び経路誘導データフレームF04のそれぞれに格納されるデータレコードを選別し、各データフレームF01〜F04内に格納する。この際、変換手段17は、更新用地図データMLの各データフレームF11〜F16の各データレコードのレコード符号(識別符号)A01、B01、C01・・・に基づいて格納先(データフレームF01〜F04)の選別を行う。そして、変換手段17は、選別した各データレコードを道路ネットワークの接続順に配列して参照用地図データMRの各データフレームF01〜F04内に格納する。また、変換手段17は、参照用地図データMRの各データフレームF01〜F04への格納に際して、各データレコードの形式的な変更等の処理も行う。このように、本実施形態においては、変換手段17は、ローカル保存データベース16内の一つの更新用地図データMLを変換し、複数のアプリケーションプログラムAP01〜AP04に応じた複数のデータフレームF01〜04を有する参照用地図データMRを生成することが可能に構成されている。また、参照データベース19内において、参照用地図データMRは複数の区画p毎に分割されたデータとして格納されている。したがって、変換手段17は、更新用地図データMLから参照用地図データMRへの変換処理を区画p毎に行う構成となっている。
参照用地図データ更新手段18は、参照データベース19内に格納されている参照用地図データMRを更新する手段である。本形態では、参照用地図データMRの道路ネットワークデータRNに関する共通地図データフレームF01、表示・マップマッチングデータフレームF02、経路探索データフレームF03、及び経路誘導データフレームF04については、参照データベース19内の各区画pについての参照用地図データMRを、変換手段17による変換後の区画p毎の参照用地図データMRに置き換えることにより更新する。また、参照用地図データ更新手段18は、参照用地図データMRの案内検索用データGSに関する検索データフレームF05、画像データフレームF06、音声データフレームF07については、データ選別手段14により選別された、更新データファイルDfに含まれる案内検索用データGSに対応する更新用のデータレコードに基づいて直接的に参照データベース19を更新する。具体的には、参照用地図データ更新手段18は、まず図6に示す対照テーブルTbに基づいて、更新データファイルDfに格納されている案内検索用データGSに対応する更新用のデータレコードのパーマネントIDから、対応するデータレコードのレコード符号の情報を取得する。そして、参照データベース19から対応するデータレコードを抽出し、更新データファイルDfに格納されている更新用のデータレコードに書き換えることで更新を行う。
3.更新データ生成サーバの構成
更新データ生成サーバ3は、更新データファイルDfを生成し、それを更新データ配信サーバ4に提供する処理を行うサーバ装置である。このような処理を実行するための構成として、更新データ生成サーバ3は、新規データ受付手段としての入力端末31、データ種別判定手段32、対象用ローカル保存データベース33、新ローカル保存データベース34、新更新用地図データ生成手段35、及び更新データファイル生成手段36を備えている。
入力端末31は、新規データの入力を受け付けるための端末である。ここで入力される新規データは、ナビゲーション装置1の参照データベース19に格納された参照用地図データMRに対して新たに追加、変更、削除等されるべき内容の具体的なデータとなる。例えば、現実に新たな道路が作られた場合、当該道路に関する部分の道路ネットワークデータRNを構成する交差点(ノード)や道路(リンク)等に関する各種データや、当該道路の新設に伴って必要となる案内検索用データGSを構成する画像、音声、検索等の各種データが、新規データとして入力端末31から入力される。また、例えば、道路が撤去されてなくなった場合には、当該道路の撤去に伴って不要となる部分の道路ネットワークデータRNを構成する各種データや案内検索用データGSを構成する各種データを指定する情報が入力される。このような各種データを指定する情報としては、例えば、各データのパーマネントIDや識別符号等を用いることができる。この入力端末31としては、具体的には、キーボード、マウス、モニタ等を備えたパーソナルコンピュータ等を用いることができる。本実施形態においては、この入力端末31が本発明における「新規データ受付手段」を構成する。
データ種別判定手段32は、入力端末31から入力された新規データが、道路ネットワークデータRNに関するデータであるか、案内検索用データGSに関するデータであるかを判定し、それらを選別する手段である。後述するように、ここでは、対照用ローカル保存データベース33は、ナビゲーション装置1のローカル保存データベース16内に格納された更新用地図データMLと同じ内容の更新用地図データMLが格納されたデータベースとなっており、新ローカル保存データベース34は、対照用ローカル保存データベース33の内容を新規データにより更新したものである。上記のとおり、本実施形態においては、更新用地図データMLは、参照用地図データMRを構成するデータの内の道路ネットワークデータRNに関する部分のみについての更新用のデータとなっている。そこで、データ種別判定手段32は、新規データから選別した道路ネットワークデータRNに関するデータを、新更新用地図データ生成手段35に送る。そして、データ種別判定手段32は、新規データから選別した案内検索用データGSに関するデータは、更新データファイル生成手段36に送る。
対象用ローカル保存データベース33は、ナビゲーション装置1のローカル保存データベース15内に格納された更新用地図データMLと同じ内容の更新用地図データMLが格納されたデータベースである。すなわち、対照用ローカル保存データベース33には、ローカル保存データベース16と同様に、図7に示すような、更新用データ形式の更新用地図データMLが複数の区画p毎に分割されて格納されている。また、対象用ローカル保存データベース33には、ローカル保存データベース16と同様に、図6に示すような、更新用地図データMLを構成する各データレコードのレコード符号とパーマネントIDとの対照テーブルTbが格納されている。そして、この対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLの内容は、更新データファイルDfを生成した後に、新ローカル保存データベース34内の新更新用地図データMLnの内容と一致するように更新されることにより、更新データファイルDfにより更新されるナビゲーション装置1のローカル保存データベース16内の更新用地図データMLと常に同じ内容になるよう維持される。但し、ここでは、後述するように、新ローカル保存データベース34には、新規データにより更新された区画pのみについて更新用地図データMLが格納される。したがって、対象用ローカル保存データベース33に格納されている更新用地図データMLの更新も、新ローカル保存データベース34に格納されている区画pの更新用地図データMLについてのみ行われる。また、このような対象用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLの更新の際には、更新された区画pの更新用地図データMLの管理データフレームF10内のバージョンデータ(図7参照)が、生成した更新データファイルDfの管理データフレームF20内のバージョンデータ(図8参照)と同じバージョンとなるように更新される。
新ローカル保存データベース34は、対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLと同じ更新用データ形式であって、入力端末31から入力された新規データの内容で更新された内容の新更新用地図データMLnが格納されたデータベースである。すなわち、新ローカル保存データベース34には、対照用ローカル保存データベース33と同様に、図7に示すような、更新用データ形式の新更新用地図データMLnと、図6に示すような、新更新用地図データMLnを構成する各データレコードのレコード符号とパーマネントIDとの対照テーブルTbが格納されている。但し、後述するように、新更新用地図データ生成手段35は、区画p毎に更新用地図データMLを更新し、新更新用地図データMLnとして新ローカル保存データベース34に格納する。したがって、新ローカル保存データベース34には、更新された区画pについての新更新用地図データMLnのみが格納される。また、対照テーブルTbについては、その内容は、対照用ローカル保存データベース33に対して、新規データの内容で更新された部分が相違するものとなっている。
新更新用地図データ生成手段35は、対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLと入力端末31から入力された新規データとに基づいて、新ローカル保存データベース34に格納する新更新用地図データMLnを生成する手段である。具体的には、新更新用地図データ生成手段35は、入力端末31から入力された、追加、変更、削除等されるべき道路ネットワークデータRNの部分に関するデータを、更新用地図データMLと同様の更新用データ形式に変換する。そして、新更新用地図データ生成手段35は、対照用ローカル保存データベース33から更新対象となる区画pの更新用地図データMLを読み出し、当該変換後のデータを用いて追加、変更、削除等を行って更新する。そして、更新後の当該区画pの新更新用地図データMLnを新ローカル保存データベース34に格納する。またこれに対応して、新更新用地図データ生成手段35は、対照テーブルTb(図6参照)の内容についても追加、変更、削除等を行って更新し、更新後の対照テーブルTbを新ローカル保存データベース34に格納する。
更新データファイル生成手段36は、対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLと新ローカル保存データベース34内の新更新用地図データMLnとを比較して更新データファイルDfを生成する手段である。上記のとおり、対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLは、ナビゲーション装置1のローカル保存データベース16内の更新用地図データMLと同じ内容となっている。そして、新ローカル保存データベース34内の新更新用地図データMLnは、対照用ローカル保存データベース33と同じ更新用データ形式であって入力端末31から入力された新規データの内容で更新された内容となっている。したがって、これら2つのデータベース内の更新用地図データMLと新更新用地図データMLnとの内容を比較し、これらの差分を抽出することにより、更新データファイルDfの内容を構成する道路ネットワークデータRNに関するデータを取得することができる。また、更新データファイル生成手段36には、データ種別判定手段32で選別された案内検索用データGSに関するデータが送られてくる。そこで、更新データファイル生成手段36は、更新用地図データMLと新更新用地図データMLnとの差分として抽出された道路ネットワークデータRNに関するデータと、データ種別判定手段32から送られてきた案内検索用データGSに関するデータとをまとめ、所定の更新データファイルDfのデータ形式にすることで更新データファイルDfを生成する。なお、この更新データファイルDfは、新ローカル保存データベース34に格納された更新した区画pについての新更新用地図データMLnに合わせて、区画p毎に生成される。
更新データファイルDfの具体的内容については、既に説明したとおりであるので詳しい説明はしない。また、更新データファイル生成手段36は、これまでの更新データファイルDfの生成回数を計数して図示しないバージョンデータ保存手段に記憶しておき、当該生成回数に応じた連番等をバージョンとして更新データファイルDfに付与する。このように付与されたバージョンは、更新データファイルDfの管理データフレームF20にバージョンデータとして格納される。なお、このような更新データファイルDfの生成回数は、更新用地図データMLの区画pに合わせて区画p毎に計数される。各データレコードに関連付けられるパーマネントIDは、新ローカル保存データベース34に格納された対照テーブルTb(図6参照)に基づいて付与される。また、更新データファイルDfのデータ種別毎のデータフレームに付されるデータ種別IDは、更新データファイル生成手段36が備える図示しないテーブルに基づいて付与される。そして、更新データファイル生成手段36により生成された更新データファイルDfは、更新データ配信サーバ4に送信され、更新ファイルデータベース41に格納される。
4.更新データ配信サーバの構成
更新データ配信サーバ4は、更新データ生成サーバ3により生成された更新データファイルDfをナビゲーション装置1に提供するための処理を行うサーバ装置である。このような処理を実行するための構成として、更新データ配信サーバ4は、更新ファイルデータベース41と、ナビゲーション装置1に提供するための更新データファイルDfを出力する更新データファイル出力手段44としての配信手段42及びメディア作成手段43とを備えている。
更新ファイルデータベース41は、更新データ生成サーバ3により生成された更新データファイルDfを格納するデータベースである。この更新ファイルデータベース41内には、更新データ生成サーバ3によりこれまでに生成された全ての更新データファイルDfが格納されている。すなわち、更新ファイルデータベース41には、更新用地図データMLの区画p毎に、これまでに生成された1又は2以上の全てのバージョンの更新データファイルDfが格納されている。
配信手段42は、ナビゲーション装置1に対して更新データファイルDfを配信するための手段である。ここでは、配信手段42は、無線基地局4を介して、或いは通信ネットワーク6及び更新用端末5を介してナビゲーション装置1に更新データファイルDfを配信することが可能に構成されている。また、メディア作成手段43は、更新データ配信サーバ4の図示しない操作手段から指示等に従い、更新ファイルデータベース41に格納された更新データファイルDfを記録メディアMeに記録可能に構成されている。この更新データ配信サーバ4による更新データファイルDfの提供方法については、後にフローチャートを用いて詳細に説明する。
5.更新データファイルの生成方法
次に、更新データ生成サーバ3による、更新データファイルDfの生成方法について図10に示すフローチャートに基づいて説明する。更新データ生成サーバ3では、まず、入力端末31により新規データの入力を受け付けた場合には(ステップ#01:Yes)、データ種別判定手段32は、新規データが道路ネットワークデータRNに関するデータであるか案内検索用データGSに関するデータであるかを判定する(ステップ#02)。そして、道路ネットワークデータRNに関するデータについては(ステップ#02:Yes)、新更新用地図データ生成手段35に送られ、新更新用地図データ生成手段35が、新ローカル保存データベース34に格納する新更新用地図データMLnを生成する(ステップ#03)。一方、案内検索用データGSに関するデータについては(ステップ#02:No)、ステップ#03の処理は行わない。なお、新規データに道路ネットワークデータRNに関するデータと案内検索用データGSに関するデータとの両方が含まれている場合には、これらを選別して道路ネットワークデータRNに関するデータは新更新用地図データ生成手段35に送り、案内検索用データGSに関するデータは更新データファイル生成手段36に送る。
次に、更新データファイル生成手段36が、対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLと新ローカル保存データベース34内の新更新用地図データMLnとの差分に基づいて更新データファイルDfを生成する(ステップ#04)。そして、生成した更新データファイルDfを更新データ配信サーバ4に送信して更新ファイルデータベース41に格納する(ステップ#05)。その後、対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLの内容を、新ローカル保存データベース34内の新更新用地図データMLnと一致させるように更新する(ステップ#06)。以上で、更新データ生成サーバ3による更新データファイルDfの生成処理を終了する。
6.更新データファイルの提供方法
次に、更新データ配信サーバ4による、ナビゲーション装置1への更新データファイルDfの提供方法について図11に示すフローチャートに基づいて説明する。更新データ配信サーバ4では、まず、配信手段42が、ナビゲーション装置1との間で通信が可能な状態にあるか否かを判定する(ステップ#11)。なお、配信手段42は、上記のとおり、無線基地局4や通信ネットワーク6及び更新用端末5を介してナビゲーション装置1との通信を行う。そして、ナビゲーション装置1との間で通信可能である場合には(ステップ#11:Yes)、次に、配信手段42が、ナビゲーション装置1に対してローカル保存データベース16に格納されている更新用地図データMLのバージョンを示すバージョン情報を要求する(ステップ#12)。この際、ナビゲーション装置1側では、ローカル保存データベース16に格納されている区画p毎の更新用地図データMLのそれぞれのバージョンデータを管理データフレームF10(図7参照)から読み出し、区画p毎の更新用地図データMLのバージョン情報として更新データ配信サーバ4に送信する。
一方、配信手段42は、更新ファイルデータベース41内に格納されている各更新データファイルDfの管理データフレームF20(図7参照)内のバージョンデータに基づいて、各区画pの更新データファイルDfの最新のバージョン情報を取得する(ステップ#13)。そして、配信手段42が、ステップ#13で取得した各区画pの更新データファイルDfの最新のバージョン情報と、ナビゲーション装置1から受信した区画p毎の更新用地図データMLのバージョン情報と比較して、バージョンが同じであるか否かを判定する(ステップ#14)。この際、バージョンの比較は、同じ区画IDをもつ更新データファイルDfと更新用地図データMLとで区画p毎に行う。そして、バージョンが同じでない場合(ステップ#14:No)、すなわち同じ区画pについての更新データファイルDfの最新のバージョンが、ナビゲーション装置1の更新用地図データMLのバージョンよりも新しい場合には、更新用地図データMLのバージョンより新しい全ての更新データファイルDfをナビゲーション装置1に送信する(ステップ#15)。一方、バージョンが同じである場合(ステップ#14:Yes)、すなわち同じ区画pについての更新データファイルDfの最新のバージョンが、ナビゲーション装置1の更新用地図データMLのバージョンと同じである場合には、更新データファイルDfによる更新を行う必要がないので、更新データファイルDfを送信することなく処理は終了する。
また、更新データ配信サーバ4では、配信手段42がナビゲーション装置1との間で通信が可能な状態にない場合には(ステップ#11:No)、次に、更新データ配信サーバ4の図示しない操作手段からのメディア作成要求があるか否かについて判定する(ステップ#16)。そして、メディア作成要求がある場合には、更新ファイルデータベース41に格納されている全ての更新データファイルDfを記録メディアMeに記録する(ステップ#17)。このように作成された更新データファイルDfを記録した記録メディアMeは、郵送等によりナビゲーション装置1のユーザや取扱い業者等に送付される。以上で処理は終了する。
7.ナビゲーション装置における参照データベースの更新方法
次に、ナビゲーション装置1における、参照データベース19内の参照用地図データMRの更新方法について図12に示すフローチャートに基づいて説明する。ナビゲーション装置1では、まず、更新データファイル受付手段13が更新データファイルDfを受け付けた場合には(ステップ#21:Yes)、データ選別手段14が、受け付けた更新データファイルDf内のデータを、道路ネットワークデータRNに関するデータと、案内検索用データGSに関するデータとに選別する(ステップ#22)。そして、案内検索用データGSに関するデータについては(ステップ#22:No)、参照用地図データ更新手段18に送り、参照用地図データ更新手段18が当該データにより参照データベース19内の参照用地図データMRの案内検索用データGSを直接更新する(ステップ#23)。
一方、道路ネットワークデータRNに関するデータについては(ステップ#22:Yes)、更新用地図データ更新手段15に送り、更新用地図データ更新手段15がローカル保存データベース16に格納された更新用地図データMLを更新する(ステップ#24)。次に、変換手段17が、ローカル保存データベース16から読み出した更新用地図データMLを参照用データ形式の参照用地図データMRに変換する(ステップ#25)。そして、参照用地図データ更新手段18が、参照データベース19内の参照用地図データMRを、変換手段17による変換後の区画p毎の参照用地図データMRに置き換えて更新する(ステップ#26)。以上で処理を終了する。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、更新用データ形式のデータが、更新データファイルDfにより更新可能な更新用地図データMLであり、変換手段17が、ローカル保存データベース16内の更新用地図データMLを参照用地図データMRに変換する構成を例として説明した。しかし、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、ローカル保存データベース16内の更新用地図データMLを備えない構成とすることも可能である。この場合、更新用データ形式のデータが、参照用地図データMRを更新するための更新データファイルDfのデータとなる。またこの場合、ナビゲーション装置1は、データ選別手段14、更新用地図データ更新手段15、及びローカル保存データベース16を備えない構成となる。そして、変換手段17は、更新データファイルDfのデータを、参照用地図データMRの更新内容となる参照用データ形式のデータに変換し、参照用地図データ更新手段18は、変換後の参照用データ形式のデータにより、参照データベース19内の参照用地図データMRを直接更新する処理を行う。
(2)上記の実施形態では、表示プログラムAP1及びマップマッチングプログラムAP2が本発明における「第一プログラム」に相当し、経路探索プログラムAP3が本発明における「第二プログラム」に相当する場合を例として説明した。しかし、これは単なる例示であり、その他の構成とすることも当然に可能である。したがって、例えば、表示プログラムAP1及びマップマッチングプログラムAP2のいずれか一方のみを本発明における「第一プログラム」に相当するものとすることも可能である。また、例えば、表示プログラムAP1及びマップマッチングプログラムAP2以外の経路探索プログラムAP3、経路誘導プログラムAP4等を「第一プログラム」に相当するものとし、経路探索プログラムAP3以外の表示プログラムAP1、マップマッチングプログラムAP2、経路誘導プログラムAP4等を「第二プログラム」に相当するものとすることも可能である。
(3)上記の実施形態では、ナビゲーションプログラムNPを構成する複数のアプリケーションプログラムとして、表示プログラムAP1、マップマッチングプログラムAP2、経路探索プログラムAP3、経路誘導プログラムAP4、及び検索プログラムAP5の5つのアプリケーションプログラムを有する場合を例として説明した。しかし、これらのアプリケーションプログラムの具体的内容は、単なる例示であり、これ以外の構成とすることも当然に可能である。
(4)上記の実施形態では、更新用地図データMLの各データレコードは、レコード符号A01、B01、C01・・・に基づいて、共通地図用データレコード、表示・マップマッチング用データレコード、又は経路探索用データレコードの識別が可能となっており、変換手段17は、各データレコードのレコード符号に基づいて格納先(データフレームF01〜F04)の選別を行う構成を例として説明した。しかし、本発明の適用範囲はこれに限定されない。例えば、更新用地図データMLの各データレコードは、各データフレームF11〜F16内のデータ配列に基づいて、共通地図用データレコード、表示・マップマッチング用データレコード、又は経路探索用データレコードの識別が可能な構成とすることも本発明の好適な実施形態である。この場合、変換手段17は、各データレコードのデータ配列に基づいて格納先(データフレームF01〜F04)の選別を行う。ここで、各データレコードの配列に関する情報は、更新用地図データMLの管理データフレームF10の管理ヘッダ等に格納される。
(5)上記の各実施形態において説明した、参照用データ形式の参照用地図データMR及び更新用データ形式の更新用地図データMLや、更新データファイルDf等の具体的構成は単なる例示であり、これらのデータの構成を上記の各実施形態とは異なる構成とすることも当然に可能である。
(6)上記の各実施形態では、更新データ生成サーバ3の対照用ローカル保存データベース33の内容が、更新データファイルDfを生成した後に、新ローカル保存データベース34の内容と一致するように更新される場合を例として説明した。この際、更新前の対照用ローカル保存データベース33の内容を消去することも可能であるが、その内容をバージョンデータとともに対照用ローカル保存データベース33に保存しておく構成とすることも好適な実施形態の一つである。このような構成とした場合、対照用ローカル保存データベース33には、所定の区画p毎に複数のバージョンの更新用地図データMLが格納されることになる。
(7)上記の各実施形態では、更新データ生成サーバ3は、新規データに基づいて新ローカル保存データベース34内の新更新用地図データMLnを生成し、対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLと新更新用地図データMLnとの差分に基づいて更新データファイルDfを生成する構成を例として説明した。しかし、更新データ生成サーバ3の構成は、このようなものに限定されない。したがって、例えば、更新データ生成サーバ3が、新更新用地図データMLnを生成することなく、新規データと対照用ローカル保存データベース33内の更新用地図データMLとから更新データファイルDfを生成する構成とすることも好適な実施形態の一つである。
(8)上記の各実施形態では、更新データ生成サーバ3と更新データ配信サーバ4とによりサーバ装置2を構成する例について説明した。しかし、サーバ装置2の構成はこのようなものに限定されない。例えば、更新データ生成サーバ3の機能と更新データ配信サーバ4の機能を一つのサーバ装置に集約した構成とすることも好適な実施形態の一つである。
本発明は、少なくとも第一プログラムと第二プログラムとを含む複数のアプリケーションプログラムに従って動作し、これらのアプリケーションプログラムが参照する参照用地図データが更新可能であるナビゲーション装置、及び当該ナビゲーション装置を含むデータ更新システムに利用することが可能である。
本発明の実施形態に係るデータ更新システムの構成を示すブロック図 ナビゲーションプログラムの構成を示す図 参照データベースに格納された参照用地図データの構成の具体例を示す説明図 基本道路ネットワークデータの構成を示す説明図 参照用データ形式の参照用地図データのデータ配列の具体例を示す図 対照テーブルの具体例を示す図 更新用データ形式の更新用地図データのデータ配列の具体例を示す図 更新データファイルのデータ配列の具体例を示す図 変換手段による変換処理の具体例を示す説明図 更新データファイルの生成方法のフローチャート ナビゲーション装置への更新データファイルの提供方法のフローチャート ナビゲーション装置における参照用地図データの更新方法のフローチャート
符号の説明
1:ナビゲーション装置
2:サーバ装置
3:更新データ生成サーバ
4:更新データ配信サーバ
16:ローカル保存データベース
17:変換手段
18:参照用地図データ更新手段
31:入力端末(新規データ受付手段)
33:対象用ローカル保存データベース
34:新ローカル保存データベース
35:新更新用地図データ生成手段
36:更新データファイル生成手段
AP1:表示プログラム(第一プログラム)
AP2:マップマッチングプログラム(第一プログラム)
AP3:経路探索プログラム(第二プログラム)
MR:参照用地図データ
ML:更新用地図データ
MLn:新更新用地図データ
Df:更新データファイル
F01:共通地図データフレーム
F02:表示・マップマッチングデータフレーム(第一地図データフレーム)
F03:経路探索データフレーム(第二地図データフレーム)
RN:道路ネットワークデータ
L:リンク
N:ノード

Claims (10)

  1. 少なくとも第一プログラムと第二プログラムとを含む複数のアプリケーションプログラムに従って動作し、これらのアプリケーションプログラムが参照する参照用データ形式の参照用地図データが更新可能であるナビゲーション装置であって、
    所定の更新用データ形式のデータを、前記参照用データ形式のデータに変換する変換手段と、この変換手段による変換後の前記参照用データ形式のデータにより前記参照用地図データの更新を行う参照用地図データ更新手段と、を備え、
    前記参照用地図データは、前記複数のアプリケーションプログラムが共通して参照する共通地図データフレームと、前記第一プログラムが参照する第一地図データフレームと、前記第二プログラムが参照する第二地図データフレームと、を有して構成され、
    前記更新用データ形式のデータは、データ種別毎に分けられた各データフレーム内に、各データフレームのデータ種別に応じて、前記変換手段による変換後に前記共通地図データフレームに格納される一又は二以上の共通地図用データレコード、前記変換手段による変換後に前記第一地図データフレームに格納される一又は二以上の第一地図用データレコード、及び前記変換手段による変換後に前記第二地図データフレームに格納される一又は二以上の第二地図用データレコード、のいずれか一つ以上を格納して構成され
    前記共通地図データフレーム内に格納されるデータには、リンク及びノードを有して構成される道路ネットワークに関するデータであって、前記複数のアプリケーションプログラムが共通して参照するデータが含まれるナビゲーション装置。
  2. 前記更新用データ形式のデータが、所定の更新データファイルにより更新可能な更新用地図データであり、
    前記更新用地図データが格納されたローカル保存データベースを備え、
    前記変換手段は、前記ローカル保存データベース内の前記更新用地図データを前記参照用地図データに変換する請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記更新データファイルは、データ種別毎に分けられた各データフレーム内に、各データフレームのデータ種別に応じて、前記共通地図用データレコードを更新するための共通データレコード、前記第一地図用データレコードを更新するための第一更新用データレコード、及び前記第二地図用データレコードを更新するための第二更新用データレコード、のいずれか一つ以上を格納して構成される請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記変換手段は、前記更新用地図データに含まれる複数のデータレコードを選別し、前記参照用地図データの前記共通地図データフレーム、前記第一地図データフレーム、及び前記第二地図データフレームを生成することで、前記更新用地図データを前記参照用地図データに変換する請求項2又は3に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記更新用データ形式のデータが、前記参照用地図データを更新するための更新データファイルのデータであり、
    前記変換手段は、前記更新データファイルのデータを、前記参照用地図データの更新内容となる前記参照用データ形式のデータに変換する請求項1に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記第一プログラムは表示プログラム及びマップマッチングプログラムの少なくとも一方であり、前記第一地図データフレームに格納されるデータには、前記参照用地図データの道路ネットワークの道路形状に関するデータが含まれる請求項に記載のナビゲーション装置。
  7. 前記第二プログラムは経路探索プログラムであり、前記第二地図データフレームに格納されるデータには、前記参照用地図データの道路ネットワークを構成する各リンクの通行コストに関するデータが含まれる請求項1から6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  8. 前記参照用データ形式のデータは、少なくとも一つのデータフレームに格納されるデータレコードが道路ネットワークの接続順に配列されて構成されている請求項1からのいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  9. 請求項2から4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置と、前記更新データファイルを前記ナビゲーション装置に提供するサーバ装置とを備えたデータ更新システムであって、
    前記サーバ装置は、前記ローカル保存データベースと同じ前記更新用地図データが格納された対照用ローカル保存データベースと、新規データの入力を受け付ける新規データ受付手段と、前記対照用ローカル保存データベース内の前記更新用地図データと前記新規データとに基づいて前記更新データファイルを生成する更新データファイル生成手段と、を備えるデータ更新システム。
  10. 前記サーバ装置は、前記対照用ローカル保存データベースに格納された前記更新用地図データと前記新規データとに基づいて、前記新規データの内容で更新された新更新用地図データを生成する新更新用地図データ生成手段を更に備え、
    前記更新データファイル生成手段は、前記対照用ローカル保存データベースに格納された前記更新用地図データと前記新更新用地図データとの差分に基づいて前記更新データファイルを生成する請求項に記載のデータ更新システム。
JP2007049336A 2007-02-28 2007-02-28 ナビゲーション装置及びデータ更新システム Expired - Fee Related JP4897516B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007049336A JP4897516B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 ナビゲーション装置及びデータ更新システム
US12/448,564 US8510042B2 (en) 2007-02-28 2008-02-28 Navigation device and data update system
PCT/JP2008/054099 WO2008108449A2 (en) 2007-02-28 2008-02-28 Navigation device and data update system
EP08721518.2A EP2089675B1 (en) 2007-02-28 2008-02-28 Navigation device and data update system
CN2008800014825A CN101578500B (zh) 2007-02-28 2008-02-28 导航设备与数据更新系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007049336A JP4897516B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 ナビゲーション装置及びデータ更新システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008216285A JP2008216285A (ja) 2008-09-18
JP4897516B2 true JP4897516B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=39712619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007049336A Expired - Fee Related JP4897516B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 ナビゲーション装置及びデータ更新システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8510042B2 (ja)
EP (1) EP2089675B1 (ja)
JP (1) JP4897516B2 (ja)
CN (1) CN101578500B (ja)
WO (1) WO2008108449A2 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4831434B2 (ja) * 2007-12-27 2011-12-07 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 地物情報収集装置及び地物情報収集プログラム、並びに自車位置認識装置及びナビゲーション装置
US20100121564A1 (en) * 2008-10-31 2010-05-13 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Remote guide system, remote guide method and remote guide device
JP5495597B2 (ja) * 2009-03-26 2014-05-21 キヤノン株式会社 印刷制御方法、印刷制御装置、およびプログラム
JP5440220B2 (ja) * 2010-01-29 2014-03-12 株式会社デンソー ナビゲーション装置
JP5556587B2 (ja) * 2010-10-26 2014-07-23 株式会社デンソー 地図データ
JP5440219B2 (ja) * 2010-01-29 2014-03-12 株式会社デンソー 地図データ及び地図データ作成方法
JP5440477B2 (ja) * 2010-01-29 2014-03-12 株式会社デンソー 電子機器
JP5531649B2 (ja) * 2010-01-29 2014-06-25 株式会社デンソー 地図データ
US8571793B2 (en) 2010-01-29 2013-10-29 Denso Corporation Map data, method for preparing the same, data product containing the same, storage medium containing the same, and navigation apparatus using the same
JP5440217B2 (ja) * 2010-01-29 2014-03-12 株式会社デンソー 地図データ及び電子機器
WO2011158336A1 (ja) * 2010-06-15 2011-12-22 株式会社ナビタイムジャパン ナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、および、プログラム
EP2583877B1 (en) * 2010-06-16 2018-06-06 Navitime Japan Co., Ltd. Navigation system, terminal device, navigation server, navigation method, and navigation program
JP2012163909A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Denso Corp 地図データ、地図データの作成方法及び電子機器
JP5353926B2 (ja) * 2011-03-09 2013-11-27 株式会社デンソー ナビゲーション装置
EP2543963B1 (en) * 2011-07-08 2020-05-13 Harman Becker Automotive Systems GmbH Method of updating a database of a navigation device and navigation device associated thereto
JP2013029595A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Denso Corp 地図差分データ作成装置及び地図差分データ作成方法
EP2589932B1 (en) * 2011-11-07 2017-02-08 Elektrobit Automotive GmbH Technique for structuring a navigation database
US9197713B2 (en) * 2011-12-09 2015-11-24 Google Inc. Method and apparatus for pre-fetching remote resources for subsequent display on a mobile computing device
US20130159230A1 (en) * 2011-12-15 2013-06-20 Toyota Infotechnology Center Co., Ltd. Data Forgetting System
US8892350B2 (en) 2011-12-16 2014-11-18 Toyoda Jidosha Kabushiki Kaisha Journey learning system
US9092695B1 (en) * 2013-03-13 2015-07-28 Google Inc. High-accuracy real-time road sign detection from images
JP5860836B2 (ja) 2013-05-10 2016-02-16 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 地図データ記憶装置、地図データ更新方法及びコンピュータプログラム
CN103839410B (zh) * 2014-03-10 2016-05-11 北京掌城科技有限公司 一种不同粒度地图间的交通信息转换方法
EP3234626A4 (en) * 2014-12-18 2018-08-22 Innerspace Technology Inc. Method and system for sensing interior spaces to auto-generate a navigational map
CN107209017A (zh) 2015-03-03 2017-09-26 爱信艾达株式会社 引导装置、引导方法以及引导程序
JP6391507B2 (ja) * 2015-03-18 2018-09-19 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーションプログラム、及びナビゲーション方法
US9616773B2 (en) 2015-05-11 2017-04-11 Uber Technologies, Inc. Detecting objects within a vehicle in connection with a service
US10712160B2 (en) 2015-12-10 2020-07-14 Uatc, Llc Vehicle traction map for autonomous vehicles
US9841763B1 (en) 2015-12-16 2017-12-12 Uber Technologies, Inc. Predictive sensor array configuration system for an autonomous vehicle
US9840256B1 (en) 2015-12-16 2017-12-12 Uber Technologies, Inc. Predictive sensor array configuration system for an autonomous vehicle
US9990548B2 (en) 2016-03-09 2018-06-05 Uber Technologies, Inc. Traffic signal analysis system
US10871782B2 (en) 2016-07-01 2020-12-22 Uatc, Llc Autonomous vehicle control using submaps
JP6803279B2 (ja) * 2017-03-28 2020-12-23 クラリオン株式会社 車載装置、地図更新システム
WO2018229872A1 (ja) 2017-06-13 2018-12-20 日産自動車株式会社 地図データ格納方法及び装置
US10706721B2 (en) * 2018-07-20 2020-07-07 Denso International America, Inc. Toll road detection and reporting system
US20220215056A1 (en) * 2021-01-04 2022-07-07 Oracle International Corporation Drill back to original audio clip in virtual assistant initiated lists and reminders
CN114356951B (zh) * 2022-03-16 2022-06-03 腾讯科技(深圳)有限公司 引导点的关联信息的更新方法和装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001012957A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Mitsubishi Electric Corp カーナビゲーション用地図更新システムおよびカーナビゲーション端末
JP2003042771A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Pioneer Electronic Corp 通信ナビゲーションシステムにおける地図データの更新方法およびサーバ装置、記録媒体、通信ナビゲーション端末装置
JP4727097B2 (ja) * 2001-09-19 2011-07-20 三菱電機株式会社 更新操作情報提供システム
US6937936B2 (en) * 2002-04-25 2005-08-30 Aisin Aw Co., Ltd. Navigation system
KR100707568B1 (ko) * 2002-07-17 2007-04-13 가부시키가이샤 자나비 인포메틱스 네비게이션 방법, 네비게이션 시스템을 위한 처리 방법,지도 데이터 관리 장치, 지도 데이터 관리 프로그램, 및컴퓨터 프로그램
JP4162959B2 (ja) * 2002-09-27 2008-10-08 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス 地図データ処理装置
JP4416996B2 (ja) 2002-11-01 2010-02-17 三菱電機株式会社 地図情報処理装置および地図情報提供装置
JP4080308B2 (ja) * 2002-11-27 2008-04-23 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス 地図情報処理装置および地図情報処理プログラム
JP4209179B2 (ja) * 2002-11-27 2009-01-14 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス 地図情報提供装置および地図情報提供プログラム
JP4080307B2 (ja) * 2002-11-27 2008-04-23 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス 地図情報処理装置および地図情報処理プログラム
JP4307121B2 (ja) * 2003-03-25 2009-08-05 三菱電機株式会社 地図データ処理装置
JP2004309705A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Pioneer Electronic Corp 地図情報処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
JP2005077642A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Mitsubishi Electric Corp 地図情報処理装置、地図修正情報記憶媒体、地図修正情報データ構造、地図修正情報作成システム及び地図情報更新システム
JP2006171106A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Aisin Aw Co Ltd 地図データ更新方法、地図データ更新システム、サーバ及び中継装置
JP4745045B2 (ja) * 2005-12-15 2011-08-10 アルパイン株式会社 ナビゲーション装置
US8073617B2 (en) * 2006-12-27 2011-12-06 Aisin Aw Co., Ltd. Map information generating systems, methods, and programs
JP4711994B2 (ja) * 2007-03-30 2011-06-29 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーション装置及びその地図データ更新方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2089675A2 (en) 2009-08-19
EP2089675B1 (en) 2018-09-12
CN101578500A (zh) 2009-11-11
CN101578500B (zh) 2013-01-02
US20100274469A1 (en) 2010-10-28
WO2008108449A3 (en) 2009-04-09
WO2008108449A2 (en) 2008-09-12
US8510042B2 (en) 2013-08-13
JP2008216285A (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4897516B2 (ja) ナビゲーション装置及びデータ更新システム
JP4822062B2 (ja) データ更新システム、ナビゲーション装置、及びデータ更新方法
JP4711994B2 (ja) ナビゲーション装置及びその地図データ更新方法
JP4531582B2 (ja) 地図更新処理用データ作成方法、地図更新方法及び装置
KR101136684B1 (ko) 데이터 갱신 시스템, 네비게이션 장치, 서버 장치, 및 데이터 갱신 방법
JP4841242B2 (ja) 地図データ更新方法および地図データ更新装置
US7711473B2 (en) Map data update method and navigation apparatus
JP5052002B2 (ja) 地図更新方法、地図更新処理用データ作成装置、ナビゲーション装置及び地図データ更新システム
JP5093562B2 (ja) ナビゲーション装置
US9098496B2 (en) Method for creating map data and map data utilization apparatus
JP3842799B2 (ja) 地図データ提供装置
JP5005961B2 (ja) データ更新システム、ナビゲーション装置、及びデータ更新方法
US20080301191A1 (en) Map updating systems, methods, and programs
US20090005971A1 (en) Delivery map creation method and device and differential data creation method and device
JP4897422B2 (ja) データ更新システム、端末装置、ナビゲーション装置、及びデータ更新方法
JP3789306B2 (ja) 経路探索方法
JP5261439B2 (ja) データ更新システム、ナビゲーション装置、及びデータ更新方法
JP4822830B2 (ja) 地図データ作成装置
JP4952987B2 (ja) データ更新システム及び方法並びにナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4897516

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees