JP5860836B2 - 地図データ記憶装置、地図データ更新方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

地図データ記憶装置、地図データ更新方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、地図データを記憶する地図データ記憶装置及び地図データ記憶装置に記憶された地図データを更新する地図データ更新方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより車両の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体から取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。そして、車両の現在位置を含む地図データを記録媒体等から読み出し、地図データに基づいて車両の現在位置の周囲における地図画像を描画して表示装置に表示するとともに、車両位置マークを地図画像に重ね合わせて表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロールしたり、地図画像を画面に固定し車両位置マークを移動させることによって、車両が現在どの地点を走行しているのかを一目でわかるようにしている。また、上記ナビゲーション装置では、所望する目的地を設定すると、出発地(例えば自車の現在位置)から設定された目的地までの最適経路を探索する経路探索機能を備えており、更に、探索された経路に従って走行の案内を行う走行案内機能についても備えている。また、近年は携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある。
ここで、日本全国においては毎年新しい道路(新設道路)が建設されている。また、これに伴って、既存の道路がなくなったり、既存の道路の形状が変更されたりする。その際、ナビゲーション装置等が所有する地図データが生成された後に新しく作られた新設道路等に関する情報は、地図データに登録されていないという問題がある。即ち、新設道路等を含まない地図データを持つナビゲーション装置等では、新設道路等が液晶モニタに表示されず、また、新設道路等が経路探索や走行案内の対象とならないため、ナビゲーション装置等は新設道路等を通過しない遠回りの誘導経路を探索してしまうことがある。このような不具合を回避するためには、ナビゲーション装置等に記憶させる地図データはある程度の時間間隔で更新することが必要となる。ここで、地図データの更新は、新しい地図データの記録媒体を購入して古い記録媒体と交換したり、地図情報配信センタ等のサーバから配信された更新用の地図データ(以下、地図更新データという)に基づいて、ナビゲーション装置等が所有する地図データを書き換えることによって行われる。
ここで、特に地図情報配信センタ等のサーバから配信される地図更新データを用いてナビゲーション装置等に記憶される地図データを更新する方法としては、通信データ量を削減する為に、新設された道路に関する情報等の更新の必要のある部分のみを更新する差分更新が行われている(例えば、特開2007−328739号公報、特開2010−9390号公報参照)。
特開2007−328739号公報(第13頁〜第14頁、図1) 特開2010−9390号公報(第7頁〜第8頁、図2)
ここで、図12は上記特許文献1に開示されるナビゲーション装置に記憶される地図データの従来の更新方法の一例を示した図である。
図12に示す例では、ナビゲーション装置101から地図配信センタ102へ所定の更新要求エリアの地図データを更新する為の地図更新データの配信要求があった場合であって、ナビゲーション装置101のローカルDB103に記憶された地図データの更新要求エリアのバージョンが“4”であり、一方、地図配信センタ102のローカルDB104に記憶される所有する地図データの更新要求エリアの最新バージョンが“5”である場合を説明する。
この場合において、地図配信センタ102は、ローカルDB104に記憶されたバージョン“4”とバージョン“5”の地図データとを比較することにより、地図更新データ105を生成する。尚、この場合に生成される地図更新データ105は、ナビゲーション装置101のローカルDB103に記憶された地図データの内、更新要求エリアの地図データをバージョン“4”からバージョン“5”へと更新するデータである。
そして、地図配信センタ102は生成された地図更新データ105を配信要求元のナビゲーション装置101へと配信する。一方、地図更新データ105を受信したナビゲーション装置101は、受信した地図更新データ105を用いてローカルDB103に記憶された地図データを更新する。その結果、ナビゲーション装置101のローカルDB103に記憶された地図データの内、更新要求エリアの地図データがバージョン“4”からバージョン“5”へと更新される。
しかしながら、ローカルDB103に記憶される地図データは、更新を行うために最適化された形式のデータである。具体的には、ナビゲーション装置101と地図配信センタ102とで共通して用いられる識別情報であるパーマネントID(普遍識別情報)を用いて地図データを構成する地図構成データ(リンクの繋がりを示すデータや交差点で接続されるリンクを示すデータ)が特定されている。従って、ナビゲーション装置101で各種アプリケーション(例えば、地図表示アプリケーションプログラム、案内アプリケーションプログラム、探索アプリケーションプログラム等)が実行される際に、ローカルDB103に記憶される地図データを用いるのは不適である。そこで、ナビゲーション装置101で各種アプリケーションが実行される際に参照されるのに最適化された参照用データ形式のデータ(以下、参照用データという)が別途必要となる。従って、ナビゲーション装置101は、ローカルDB103に記憶された地図データを更新した後に、更新後の新たな地図データに基づいて参照用データを記憶するアプリ参照DB106が作成される。
このアプリ参照DB106は、ローカルDB103に記憶された地図データを変換することによって作成される。即ち、従来における地図データの更新処理では、先ず、ローカルDB103に記憶された地図データを更新した後に、更新された地図データを変換することによって更にアプリ参照DB106を作成する必要があった。
そして、従来では、上述のローカルDB103に記憶された地図データを変換してアプリ参照DB106を作成する処理において、非常に長い処理時間を要することが問題となっていた。その結果、地図データの更新処理に要する時間が長くなっていた。また、地図データから参照用データへと正しく変換できたか否かを確認する為に、地図配信センタ102においてもアプリ参照DB107を作成し、更に、ナビゲーション装置101側のアプリ参照DB106と地図配信センタ102側のアプリ参照DB107とを比較する処理が必要となっていた。また、アプリ参照DB106のデータサイズが大きいので、ローカルDB103に加えてアプリ参照DB106を記憶する為に、記憶媒体に大きな空き容量が必要となっていた。
ここで、地図データの更新処理に要する時間が長くなると、特に以下の問題が生じていた。即ち、車両が地図更新データの配信要求を行ってから相当の時間が経過した後に地図データの更新処理が行われることとなる。その結果、地図データの更新に伴って発生するナビゲーション装置の使用不能期間が、走行中に発生してしまうことがあり、その使用不能期間でのユーザの車両走行に支障が生じる結果となっていた。
また、上記特許文献2には、ナビゲーション装置で特定のアプリケーション(例えば地点検索)を実行する際に用いるインデックスデータを別途作成し、作成されたインデックスデータを参照して地図データにアクセスすることによって処理を高速化することについて開示されている。しかしながら、特許文献2で開示されている技術は、特定のアプリケーションを実行する際に、該アプリケーションの処理を高速にする為の専用のインデックスデータを作成する技術であり、作成されたインデックスデータは対応するアプリケーションでのみしか用いられない。しかしながら、上述したような地図データでパーマネントIDを用いることによるアクセスの問題は、ナビゲーション装置で地図データへのアクセスを伴う全てのアプリケーションを実行する際に共通して生じる問題であり、特定のアプリケーションの処理のみ高速化する為のインデックスデータを作成したとしても、問題を解決することはできない。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、記憶された地図データを新たな地図データへと更新する場合に、地図データの更新処理に要する時間を従来よりも短くすることができ、また、地図データの更新処理に係るCPUの処理負担の軽減と地図データを記憶する為の記憶容量の削減を可能にした地図データ記憶装置、地図データ更新方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る地図データ記憶装置(1)は、地図データ(46)を記憶する地図データ記憶手段(32)と、サーバ(11)から取得した地図更新データに基づいて前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データを更新する地図データ更新手段(52)と、を有する地図データ記憶装置において、前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データは、前記サーバと前記地図データ記憶装置で共通して用いられる識別情報である普遍識別情報と、前記地図データ記憶装置で実行される複数種類のアプリケーションで用いられる識別情報である内部識別情報と、を含み、前記地図データ更新手段によって前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データが更新された場合に、前記地図データに含まれる前記普遍識別情報を前記地図データに含まれる前記内部識別情報へと関連付けたインデックスデータ(47)を複数種類作成するインデックスデータ作成手段(53)を有し、前記アプリケーションが実行された場合に、実行された該アプリケーションに対応する複数種類の前記インデックスデータを参照して前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データにアクセスすることを特徴とする。
また、請求項2に係る地図データ記憶装置は、請求項1に記載の地図データ記憶装置(1)であって、前記インデックスデータ(47)は、交差点を基準として、該交差点に接続されているリンクを特定する接続用インデックスデータと、リンクを基準として、該リンクの始点と終点に位置する交差点を特定する交差点用インデックスデータと、を含むことを特徴とする。
また、請求項3に係る地図データ記憶装置は、請求項2に記載の地図データ記憶装置(1)であって、リンク列を基準として、該リンク列に含まれるリンクを特定する表示用インデックスデータを含むことを特徴とする。
また、請求項4に係る地図データ記憶装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の地図データ記憶装置(1)であって、前記アプリケーション毎に、対応する複数種類の前記インデックスデータの内から、起点として参照される前記インデックスデータを設定することを特徴とする。
また、請求項7に係る地図データ更新方法は、サーバ(11)から取得した地図更新データに基づいて、地図データ記憶装置(1)に記憶された地図データ(46)を更新する地図データ更新方法において、前記地図データ記憶装置に記憶された前記地図データは、前記サーバと前記地図データ記憶装置で共通して用いられる識別情報である普遍識別情報と、前記地図データ記憶装置で実行される複数種類のアプリケーションで用いられる識別情報である内部識別情報と、を含み、前記地図データ記憶装置に記憶された前記地図データが更新された場合に、前記地図データに含まれる前記普遍識別情報を前記地図データに含まれる前記内部識別情報へと関連付けたインデックスデータ(47)を複数種類作成し、前記地図データ記憶装置は、前記アプリケーションが実行された場合に、実行された該アプリケーションに対応する複数種類の前記インデックスデータを参照して前記地図データ記憶装置に記憶された前記地図データにアクセスすることを特徴とする。
また、請求項6に係る地図データ記憶装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の地図データ記憶装置(1)であって、複数種類の前記アプリケーションは、一の前記アプリケーション毎に複数種類の前記インデックスデータ(47)が対応することを特徴とする。
また、請求項7に係る地図データ更新方法は、サーバ(11)から取得した地図更新データに基づいて、地図データ記憶装置(1)に記憶された地図データ(46)を更新する地図データ更新方法において、前記地図データ記憶装置に記憶された前記地図データは、前記サーバと前記地図データ記憶装置で共通して用いられる識別情報である普遍識別情報と、前記地図データ記憶装置で実行される複数種類のアプリケーションで用いられる識別情報である内部識別情報と、を含み、前記地図データ記憶装置に記憶された前記地図データが更新された場合に、前記地図データに含まれる前記普遍識別情報を前記地図データに含まれる前記内部識別情報へと関連付けたインデックスデータ(47)を複数種類作成し、前記地図データ記憶装置は、前記アプリケーションが実行された場合に、実行された該アプリケーションに対応する複数種類の前記インデックスデータを参照して前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データにアクセスすることを特徴とする。
更に、請求項8に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに搭載され、サーバ(11)から取得した地図更新データに基づいて、地図データ記憶媒体(32)に記憶された地図データ(46)を更新する地図更新機能を実行させるコンピュータプログラムにおいて、前記地図データ記憶媒体に記憶された前記地図データは、前記サーバと前記コンピュータで共通して用いられる識別情報である普遍識別情報と、前記コンピュータで実行される複数種類のアプリケーションで用いられる識別情報である内部識別情報と、を含み、前記地図更新機能により前記地図データ記憶媒体に記憶された前記地図データが更新された場合に、前記地図データに含まれる前記普遍識別情報を前記地図データに含まれる前記内部識別情報へと関連付けたインデックスデータ(47)を複数種類作成し、前記アプリケーションが実行された場合に、実行された該アプリケーションに対応する複数種類の前記インデックスデータを参照して前記地図データ記憶媒体に記憶された前記地図データにアクセスすることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に係る地図データ記憶装置では、記憶された地図データを新たな地図データへと更新する場合に、地図データに含まれる普遍識別情報を地図データに含まれる内部識別情報へと関連付けたインデックスデータを複数種類作成し、その後にアプリケーションが実行された場合には、実行された該アプリケーションに対応する複数種類のインデックスデータを参照して記憶された地図データにアクセスするので、従来のようなアプリケーションを実行する際に参照されるのに最適化されたアプリ参照DBが存在しない場合であっても、効率的な地図データへのアクセスが可能となる。従って、アプリ参照DBを作成する処理を行う必要が無くなるので、地図データの更新処理に要する時間を従来よりも短くすることができ、CPUの処理負担についても軽減することが可能となる。更に、地図データを記憶する為の記憶容量を削減することが可能となる。
また、一のアプリケーションに対して複数種類のインデックスデータを対応させることによって、特定のアプリケーションの実行時に限られず、様々なアプリケーションの実行時において、アプリケーション毎に適切なインデックスデータを参照することにより、効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、請求項2に係る地図データ記憶装置では、交差点及びリンクを夫々基準とした複数種類のインデックスデータを作成するので、走行案内や地点検索等の必要とする情報が異なる様々なアプリケーションを実行する際において、各アプリケーションで効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、請求項3に係る地図データ記憶装置では、更にリンク列を基準としたインデックスデータを作成するので、リンク列の情報を必要とするアプリケーションを実行する際において効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、請求項4に係る地図データ記憶装置では、アプリケーションが実行された場合に起点として参照されるインデックスデータを設定するので、複数のインデックスデータを参照する必要のある場合でも、より効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、請求項5に係る地図データ記憶装置では、地図データを構成する地図構成データの内、アクセスすることが必要な地図構成データを、普遍識別情報を介さずに内部識別情報により特定し、アクセスすることが可能となる。その結果、従来のようなアプリケーションを実行する際に参照されるのに最適化されたアプリ参照DBが存在しない場合であっても、効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、請求項6に係る地図データ記憶装置では、地図データ記憶装置で実行される一のアプリケーションには、複数種類のインデックスデータが対応するので、アプリケーション毎にアクセスが必要な地図データを考慮して適切なインデックスデータを対応付けることが可能となる。その結果、アプリケーションの実行時において対応付けられたインデックスデータを参照することによって効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、請求項7に係る地図データ更新方法では、地図データ記憶装置に記憶された地図データを新たな地図データへと更新する場合に、地図データに含まれる普遍識別情報を地図データに含まれる内部識別情報へと関連付けたインデックスデータを複数種類作成し、その後に地図データ記憶装置においてアプリケーションが実行された場合には、実行された該アプリケーションに対応する複数種類のインデックスデータを参照して記憶された地図データにアクセスするので、従来のようなアプリケーションを実行する際に参照されるのに最適化されたアプリ参照DBが存在しない場合であっても、効率的な地図データへのアクセスが可能となる。従って、アプリ参照DBを作成する処理を行う必要が無くなるので、地図データの更新処理に要する時間を従来よりも短くすることができ、CPUの処理負担についても軽減することが可能となる。更に、地図データを記憶する為の記憶容量を削減することが可能となる。
また、一のアプリケーションに対して複数種類のインデックスデータを対応させることによって、特定のアプリケーションの実行時に限られず、様々なアプリケーションの実行時において、アプリケーション毎に適切なインデックスデータを参照することにより、効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
更に、請求項8に係るコンピュータプログラムでは、地図データ記憶媒体に記憶された地図データを新たな地図データへと更新する場合に、地図データに含まれる普遍識別情報を地図データに含まれる内部識別情報へと関連付けたインデックスデータを複数種類作成し、その後にコンピュータにおいてアプリケーションが実行された場合には、実行された該アプリケーションに対応する複数種類のインデックスデータを参照して記憶された地図データにアクセスさせるので、従来のようなアプリケーションを実行する際に参照されるのに最適化されたアプリ参照DBが存在しない場合であっても、効率的な地図データへのアクセスが可能となる。従って、アプリ参照DBを作成する処理を行う必要が無くなるので、地図データの更新処理に要する時間を従来よりも短くすることができ、CPUの処理負担についても軽減することが可能となる。更に、地図データを記憶する為の記憶容量を削減することが可能となる。
また、一のアプリケーションに対して複数種類のインデックスデータを対応させることによって、特定のアプリケーションの実行時に限られず、様々なアプリケーションの実行時において、アプリケーション毎に適切なインデックスデータを参照することにより、効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
本実施形態に係る地図データ更新システムを示した概略構成図である。 地図の一例を示した図である。 ナビゲーション装置や地図配信センタに記憶される地図データの一例を示した図である。 地図データに基づいて作成されるデータ参照用インデックスの一例を示した図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 ナビゲーション装置において各種アプリケーションが実施される際のナビ側ローカルDBへのアクセス態様を示した図である。 ナビゲーションECUの構成を示した図である。 ナビゲーション装置に記憶された地図データの更新処理について説明した図である。 本実施形態に係る地図データ更新処理プログラムのフローチャートである。 ナビゲーション装置に記憶された地図データの更新処理について説明した図である。 データ参照用インデックスの作成処理について説明した図である。 従来の地図データの更新方法を示した図である。
以下、本発明に係る地図データ記憶装置についてナビゲーション装置1に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1を含む地図データ更新システム2の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る地図データ更新システム2を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る地図データ更新システム2は、地図配信センタ3と、車両4に設置されるナビゲーション装置1とから基本的に構成されている。尚、本実施形態では、後述のように地図データを記憶するとともに、地図配信センタ3から配信されたデータに基づいて記憶された地図データを更新する端末としてナビゲーション装置1を用いた例を説明しているが、ナビゲーション装置1の代わりに、携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータ等を用いても良い。
ここで、地図配信センタ3は、ナビゲーション装置1に記憶された古いバージョンの地図データを新たに新設或いは撤廃された道路や施設等を反映した新たなバージョンの地図データへと更新する為のデータ(以下、地図更新データという)の生成、及び生成した地図更新データの配信を行う配信センタである。尚、地図更新データとしてはナビゲーション装置1に記憶された地図データを全て書き換えて更新する(以下、全更新という)為の全更新データと、地図データの必要な箇所のみを書き換えて更新する(以下、差分更新という)差分更新データの2種類がある。そして、以下に説明する本実施形態では、特に地図更新データとして差分更新データを用いた実施形態のみを説明することとする。
また、ナビゲーション装置1は全国の各道路を走行する車両4に設置され、格納する地図データに基づいて車両位置周辺の地図を表示したり、設定された目的地までの経路の探索及び案内を行う車載機である。ここで、地図配信センタ3とナビゲーション装置1は予め車両に搭載された携帯電話機やDCM等の車両用の通信モジュール5(以下、単に通信モジュール5という)を用いることにより、ネットワーク8を介して双方向に通信可能に構成されており、両者間で後述の配信要求データや地図更新データ等の各種情報を送受信する。
また、ナビゲーション装置1は、特定の条件を満たした際(例えば、ACCがONされた際や目的地が設定されて経路案内が開始された際)に、地図配信センタ3に対して特定エリア(例えば、ユーザの自宅を中心とした所定距離以内のエリアや設定された目的地を中心とした所定距離以内のエリア)の地図データを新しいバージョンの地図データに更新する為の地図更新データの配信要求を送信する。
更に、ナビゲーション装置1は、送信した配信要求に応じて地図配信センタ3から地図更新データを受信した際には、受信した地図更新データに基づいて格納する地図データの更新を行う。尚、地図データの更新処理の詳細については後述する。
続いて、地図データ更新システム2を構成する地図配信センタ3について図1を用いてより詳細に説明する。
地図配信センタ3は、図1に示すようにサーバ11と、サーバ11に接続された情報記録部としてのセンタ側ローカルDB12と、バージョン管理DB13と、センタ側通信装置14とを備える。
サーバ11は、全国各地の道路や施設が新設或いは撤廃された場合に、管理者の入力操作等に基づいてそれらを反映した新規地図データを登録する処理、ナビゲーション装置1へと配信する地図更新データを作成する処理、作成した地図更新データをナビゲーション装置1へと配信する処理等の地図配信センタ3の全体の制御を行う制御ユニットである。そして、サーバ11は、サーバ11の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述の地図データ更新処理プログラム(図9参照)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。
また、センタ側ローカルDB12は、外部からの入力データや入力操作に基づいて登録され、ナビゲーション装置1に記憶された地図データを更新する際の基本となる地図データである基本地図データ25がバージョン毎及びエリア毎(例えば二次メッシュ毎)に区分されて記憶される記憶手段である。ここで、バージョンとは地図データが作成された時期を特定する為の作成時期情報であり、バージョンを参照することによって地図データが作成された時期を特定することが可能となっている。尚、センタ側ローカルDB12には、最新のバージョンの基本地図データ25に加えて、古いバーションの基本地図データ25についてもバージョン毎及びエリア毎に区分されて記憶されている。
ここで、ナビゲーション装置1に格納されている地図データと上記基本地図データ25は、同一の構成を有しており、道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されており、例えば、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、ノード点に関するノードデータ、道路(リンク)に関するリンクデータ、道路の繋がりを示すリンク列データ、経路を探索するための探索データ、施設に関する施設データ、地点を検索するための検索データ等から構成されている。また、ナビゲーション装置1に格納されている地図データや上記基本地図データ25は、地図配信センタ3(サーバ11)とナビゲーション装置1で共通して用いられる識別情報であるパーマネントID(普遍識別情報、以下PIDと称する)と、ナビゲーション装置1で実行される各アプリケーションで用いられる識別情報であるレコード番号(内部識別情報)とを含み、更新に最適化されたデータの形式を有する。以下に、ナビゲーション装置1に格納されている地図データや上記基本地図データ25の構成について具体例を挙げてより詳細に説明する。
図3は地図データの一例として、図2に示す複数のリンク列A、B及び交差点を特定する地図データを示した図である。図2に示すリンク列Aは3本のリンク(リンクID=10、12、14)から構成され、リンク列Aと交差するリンク列Bは2本のリンク(リンクID=26、28)から構成される。また、6個の交差点はそれぞれ交差点PID=1、2、3、4、7、8により識別される。尚、リンクIDは、リンクを識別するパーマネントID(PID)である。交差点PIDは、交差点を識別するパーマネントID(PID)である。
そして、図3に示す地図データでは、例えば交差点データとしては、先ず“レコード番号#0”と対応付けてPID=1の交差点を特定する情報が記憶される。具体的には、交差点PID=1の交差点を識別するPID、即ち、交差点PID=1が記憶される。同様に、“レコード番号#1〜#5”と対応付けて、PID=2、3、4、7、8の各交差点を特定する情報が記憶される。
また、リンクデータとしては、先ず“レコード番号#0”と対応付けてリンクID=10のリンクを特定する情報が記憶される。具体的には、リンクID=10のリンクを識別するPID、即ち、リンクID=10とともに終点交差点の交差点PID(終点交差点PID=2)が記憶される。同様に、“レコード番号#1〜#4”と対応付けて、リンクID=12、14、26、28の各リンクを特定する情報が記憶される。
また、リンク列データとしては、先ず“レコード番号#0”と対応付けてリンク列Aを特定する情報が記憶される。具体的には、リンク列Aを構成するリンクを識別するリンクID(リンクID=10と差分ID=5によってリンクID=10、12、14のリンクが特定される)とともに始点側の交差点の交差点PID(始点側交差点PID=1)が記憶される。同様に、“レコード番号#1”と対応付けて、リンク列Bを特定する情報が記憶される。
尚、各レコード番号に対応づけられた各データが本願発明の地図構成データに相当し、交差点、リンク、リンク列等が本願発明の構成要素に相当する。また、地図データの更新はレコード番号単位で行われる。例えば、新たなレコード番号の追加、既存のレコード番号の削除やレコード番号に対応付けられた情報の変更等が行われる。
また、センタ側ローカルDB12には、データ参照用インデックス26についても記憶される。ここで、データ参照用インデックス26は、後述のようにナビゲーション装置1においてアプリケーションが実行された場合に後述のナビゲーションECUにより参照されるデータであり、後述のようにナビゲーション装置1にも同じデータ参照用インデックス26が記憶されている。また、データ参照用インデックス26は、地図データに含まれるPID(普遍識別情報)を同じく地図データに含まれるレコード番号(内部識別情報)へと関連付けたデータである。そして、ナビゲーション装置1に格納されている地図データや上記基本地図データ25に基づいて、地図データの更新が行われる度にサーバ11や後述のナビゲーションECUにより作成される。以下に、ナビゲーション装置1や地図配信センタ3に格納されているデータ参照用インデックス26の構成について具体例を挙げてより詳細に説明する。
図4はデータ参照用インデックス26の一例として、図3に示す地図データに基づいて作成されるデータ参照用インデックス26を示した図である。
図4に示すデータ参照用インデックス26としては、探索アプリケーションプログラムや案内アプリケーションプログラム等を実行する際にリンクの接続関係を特定するのに参照される接続用インデックスと、探索アプリケーションプログラムや案内アプリケーションプログラムや地図表示アプリケーションプログラム等を実行する際にリンクが接続される交差点を特定するのに参照される交差点用インデックスと、地図表示アプリケーションプログラム等を実行する際にリンク列を特定するのに参照される表示用インデックスとがある。
例えば、図4に示す接続用インデックスは、交差点を基準として、交差点毎に同一交差点に接続するリンクをレコード番号で特定する。例えば、“レコード番号#0”で特定される交差点(即ち、交差点PID=1の交差点)には“レコード番号#0”で特定されるリンク(即ち、リンクID=10のリンク)が上流側に接続されることを示す。同様に、“レコード番号#1〜#5”で特定される各交差点(即ち、交差点PID=2、3、4、7、8の交差点)についても接続されるリンクをレコード番号によって示す。
また、交差点用インデックスは、リンクを基準として、リンク毎に始終点の交差点をレコード番号で特定する。例えば、“レコード番号#0”で特定されるリンク(即ち、リンクID=10のリンク)は“レコード番号#1”で特定される交差点(即ち、交差点PID=2の交差点)が始点で“レコード番号#2”で特定される交差点(即ち、交差点PID=3の交差点)が終点であることを示す。同様に、“レコード番号#1〜#4”で特定される各リンク(即ち、リンクID=12、14、26、28のリンク)についても始終点の交差点をレコード番号によって示す。
また、表示用インデックスは、リンク列を基準として、リンク列毎に始点のリンクをレコード番号で特定すると共にリンク列を構成するリンク数についても特定する。例えば、“レコード番号#0”で特定されるリンク列(即ち、リンク列A)は“レコード番号#0”で特定されるリンク(即ち、リンクID=10のリンク)を始点として上流側へと連なる3本のリンクで構成されることを示す。同様に、“レコード番号#1”で特定されるリンク列(即ち、リンク列B)についても始点のリンクをレコード番号で示すと共にリンク列を構成するリンク数について示す。
即ち、データ参照用インデックス26は、地図データを構成する複数の地図構成データ毎に該地図構成データに含まれるPID(普遍識別情報)をレコード番号(内部識別情報)へと関連付けたデータとなる。従って、後述のようにナビゲーション装置1は、アプリケーションが実行された場合にデータ参照用インデックスを参照することによって、地図データを構成する地図構成データの内、アクセスすることが必要な地図構成データをPIDを介さずにレコード番号により特定し、アクセスすることが可能となる。
また、バージョン管理DB13は、地図更新データの配信対象となる各ナビゲーション装置1に現在格納されている地図データのバージョンを記録する記憶手段である。
更に、センタ側通信装置14はナビゲーション装置1とネットワーク8を介して通信を行う為の通信装置である。ここで、ネットワーク8としては、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、携帯電話回線網、電話回線網、公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット等の通信回線網等の通信系を使用することができる。そして、放送衛星によるCS放送、BS放送、地上波ディジタルテレビ放送、FM多重放送等を利用する通信系を使用することもできる。更に、高度道路交通システム(ITS)において利用されるノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)、狭域通信システム(DSRC)等の通信系を使用することもできる。
そして、地図配信センタ3はナビゲーション装置1から地図更新データの配信要求を受信した後に、バージョン管理DB13を参照し、配信要求元のナビゲーション装置1に対して配信する地図更新データを生成する。その後、生成した地図更新データを配信する。
次に、車両4に搭載されたナビゲーション装置1の概略構成について図5を用いて説明する。図5は本実施形態に係るナビゲーション装置1の制御系を模式的に示すブロック図である。
図5に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部31と、各種のデータが記録されたデータ記録部32と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU33と、ユーザからの操作を受け付ける操作部34と、ユーザに対して地図や目的地までの案内経路を表示する液晶ディスプレイ35と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ36と、プログラムを記憶した記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ37と、地図配信センタ3やVICS(登録商標)センタ等との間で通信を行う通信モジュール5と、から構成されている。
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部31は、GPS41、車速センサ42、ステアリングセンサ43、ジャイロセンサ44等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ42は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU33に出力する。そして、ナビゲーションECU33は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記5種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部32は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録されたナビ側ローカルDB45及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部32をハードディスクの代わりにメモリーカードにより構成しても良い。
ここで、ナビ側ローカルDB45は、ナビゲーション装置1における経路探索や案内に用いられる地図データ46が記憶される記憶手段である。また、ナビ側ローカルDB45には、ナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46に基づいて作成されるデータ参照用インデックス47についても記憶される。
ここで、ナビ側ローカルDB45に記憶される地図データ46は、前記した基本地図データ25と同様に道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されており、例えば、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、ノード点に関するノードデータ、道路(リンク)に関するリンクデータ、道路の繋がりを示すリンク列データ、経路を探索するための探索データ、施設に関する施設データ、地点を検索するための検索データ等から構成されている。また、地図データ46は、地図配信センタ3(サーバ11)とナビゲーション装置1で共通して用いられる識別情報であるPID(普遍識別情報)と、ナビゲーション装置1で実行される各アプリケーションで用いられる識別情報であるレコード番号(内部識別情報)とを含み、更新に最適化されたデータの形式を有する。尚、地図データ46の詳細については既に図3を用いて説明したので省略する。
また、ナビ側ローカルDB45に記憶されるデータ参照用インデックス47は、ナビゲーション装置1においてアプリケーションが実行された場合にナビゲーションECU33により参照されるデータであり、前記した地図配信センタ3に記憶されるデータ参照用インデックス26と同様の構成を有する。尚、データ参照用インデックス47の詳細については既に図4を用いて説明したので省略する。
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1において各種アプリケーションが実施される際のナビ側ローカルDB45へのアクセス態様について図6を用いて説明する。
図6に示す例は、ナビ側ローカルDB45に記憶される地図データ46として、特に図3に示す交差点データ、リンクデータ、リンク列データを例に挙げて説明する。また、データ参照用インデックス47として、特に図4に示す接続用インデックス、交差点用インデックス、表示用インデックスを例に挙げて説明する。
例えば、ナビゲーション装置1において、ナビゲーションECU33が探索アプリケーションプログラムを実行する際には、リンクの接続関係を特定する接続用インデックスと、リンクが接続される交差点を特定するのに参照される交差点用インデックスとを参照して地図データ46の交差点データやリンクデータにアクセスする。特に、本実施形態では接続用インデックスと交差点用インデックスの内、接続用インデックスを起点として参照する(即ち、接続用インデックス→交差点用インデックス→接続用インデックス→交差点用インデックス・・・の順に参照する)。その結果、処理をより高速化することが可能となる。ここで、データ参照用インデックス47は、地図データ46を構成する複数の地図構成データ毎に、該地図構成データに含まれるPID(普遍識別情報)をレコード番号(内部識別情報)へと関連付けたデータである。従って、ナビゲーションECU33は、アプリケーションが実行された場合にデータ参照用インデックス47を参照することによって、地図データ46を構成する地図構成データの内、アクセスすることが必要な地図構成データを、PIDを介さずにレコード番号により特定し、アクセスすることが可能となる。その結果、探索アプリケーションプログラムを実行する際において、従来のような各種アプリケーションプログラムが実行される際に参照されるのに最適化されたアプリ参照DB(図12参照)が存在しない場合であっても、効率的な地図データ46へのアクセスが可能となる。
また、ナビゲーション装置1において、ナビゲーションECU33が案内アプリケーションプログラムを実行する際には、リンクの接続関係を特定する接続用インデックスと、リンクが接続される交差点を特定するのに参照される交差点用インデックスとを参照して地図データ46の交差点データやリンクデータにアクセスする。特に、本実施形態では接続用インデックスと交差点用インデックスの内、交差点用インデックスを起点として参照する(即ち、交差点用インデックス→接続用インデックス→交差点用インデックス→接続用インデックス・・・の順に参照する)。従って、案内アプリケーションプログラムを実行する際においても同様に効率的な地図データ46へのアクセスが可能となる。
また、ナビゲーション装置1において、ナビゲーションECU33が地図表示アプリケーションプログラムを実行する際には、リンクが接続される交差点を特定するのに参照される交差点用インデックスと、リンク列を特定するのに参照される表示用インデックスとを参照して地図データ46のリンクデータやリンク列データにアクセスする。特に、本実施形態では交差点用インデックスと表示用インデックスの内、表示用インデックスを起点として参照する(即ち、表示用インデックス→交差点用インデックス→表示用インデックス→交差点用インデックス・・・の順に参照する)。従って、地図表示アプリケーションプログラムを実行する際においても同様に効率的な地図データ46へのアクセスが可能となる。
そして、ナビ側ローカルDB45に記憶される地図データ46は、地図配信センタ3から配信された地図更新データに基づいて該当箇所のデータを新たなデータに書き換えることによって新たなバージョンの地図データに更新される。また、地図データ46が更新されると、更新された地図データ46に基づいて新たなデータ参照用インデックス47が作成される。尚、地図データ46の具体的な更新処理及びデータ参照用インデックス47の作成処理については後にフローチャートを用いて詳細に説明する。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)33は、図7に示すように目的地が選択された場合に出発地から目的地までの案内経路を設定する案内経路設定手段51、地図配信センタ3(サーバ11)から配信された地図更新データに基づいてナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46を更新する地図データ更新手段52、地図データ更新手段によってナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46が更新された場合に、地図データ46に含まれるリンクIDや交差点PID等のPID(普遍識別情報)を地図データ46に含まれるレコード番号(内部識別情報)へと関連付けたデータ参照用インデックス47を作成するインデックスデータ作成手段53等を構成し、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットである。そして、演算装置及び制御装置としてのCPU61、並びにCPU61が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM62、制御用のプログラムのほか、後述の地図データ更新処理プログラム(図9参照)等が記録されたROM63、ROM63から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ64等の内部記憶装置を備えている。
操作部34は、走行開始地点としての出発地や走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU33は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部34は液晶ディスプレイ35の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ35には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの走行予定経路、走行予定経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。また、施設検索を行った場合に検索された施設に関する情報を表示する際にも用いられる。
また、スピーカ36は、ナビゲーションECU33からの指示に基づいて走行予定経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。また、施設検索を行った場合に検索された施設に関する情報を出力する際にも用いられる。
また、DVDドライブ37は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。
また、通信モジュール5は、地図配信センタ3やVICSセンタ等から送信されたセンタ交通情報やVICS情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
次に、上記構成を有するナビゲーション装置1に記憶された地図データ46の更新処理について図8を用いて簡単に説明する。図8に示す例では、ナビゲーション装置1から地図配信センタ3へ所定の更新要求エリアの地図データを更新する為の地図更新データの配信要求があった場合であって、ナビゲーション装置1のナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の更新要求エリアのバージョンが“4”であり、一方、地図配信センタ3が所有する基本地図データ25の更新要求エリアの最新バージョンが“5”である場合を説明する。
この場合において、地図配信センタ3は、センタ側ローカルDB12に記憶されたバージョン“4”とバージョン“5”の基本地図データ25とを比較することにより、地図更新データ71を作成する。また、地図更新データを作成する際には、作成された地図更新データのエラーをチェックする処理についても行われる。尚、この場合に生成される地図更新データ71は、ナビゲーション装置1のナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の内、更新要求エリアの地図データをバージョン“4”からバージョン“5”へと更新するデータである。
そして、地図配信センタ3は生成された地図更新データ71を配信要求元のナビゲーション装置1へと配信する。一方、地図更新データ71を受信したナビゲーション装置1は、受信した地図更新データ71を用いてナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46を更新する。その結果、ナビゲーション装置1のナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の内、更新要求エリアの地図データ46がバージョン“4”からバージョン“5”へと更新される。また、ナビゲーション装置1は、ナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46が更新されると、更新された地図データ46に基づいてデータ参照用インデックス47を作成する。一方で、地図配信センタ3においても基本地図データ25に基づいてデータ参照用インデックス26が作成される。
続いて、前記構成を有する地図データ更新システム2において、地図配信センタ3のサーバ11及びナビゲーション装置1のナビゲーションECU33が実行する地図データ更新処理プログラムについて図9に基づき説明する。図9は本実施形態に係る地図データ更新処理プログラムのフローチャートである。ここで、地図データ更新処理プログラムは、ナビゲーション装置1から地図配信センタ3へと地図更新データの配信要求を送信するタイミング(具体的には、ACCがONされた際や目的地が設定されて経路案内が開始された際等)に実行され、地図配信センタ3から配信された地図更新データに基づいてナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46を更新するプログラムである。尚、以下の図9にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1や地図配信センタ3が備えているRAMやROMに記憶されており、CPU21或いはCPU61により実行される。
先ず、図9に基づいて地図配信センタ3のCPU21が実行する地図データ更新処理プログラムについて説明する。先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU21は、ナビゲーション装置1から送信された地図更新データの配信要求を受信する。
尚、配信要求には、配信要求の送信元のナビゲーション装置1を特定するユーザIDと、更新を要求するエリアを特定する情報が含まれている。ここで、ナビゲーション装置1は、例えばACCがONされた際や目的地が設定されて経路案内が開始された際に地図配信センタ3に対して地図更新データの配信を要求するように構成されている。また、更新を要求するエリアは、ナビゲーション装置1のACCがONされた際には、例えばナビゲーション装置1の自宅等の登録地点を含む所定エリア内とする。また、ナビゲーション装置1で目的地が設定されて経路案内が開始された際には、ナビゲーション装置1で設定された目的地を含む所定エリア内とする。
次に、S2においてCPU21は、配信要求の送信元のナビゲーション装置1のナビ側ローカルDB45に格納される地図データ46を更新する為の地図更新データを生成する。具体的には、先ずCPU21は、バージョン管理DB13から配信要求の送信元のナビゲーション装置1のナビ側ローカルDB45に記憶される地図データ46の更新対象エリアのバージョンを取得する。そして、取得したバージョンの基本地図データ25と同エリアの最新のバージョンの基本地図データ25とを比較して、地図更新データを生成する。尚、この場合に生成される地図更新データは、ナビゲーション装置1のナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の内、更新要求エリアの更新対象エリアの地図データ46を現在のバージョンから新しいバージョンへと更新するデータである(図8参照)。
続いて、S3でCPU21は、前記S2で作成された地図更新データを配信要求の送信元のナビゲーション装置1に対して配信する。尚、地図更新データの配信については上記したネットワーク8を介して行うこととしても良いし、メモリーカード、DVD、CD等の記録媒体を介して行うこととしても良い。また、サーバ11とナビゲーション装置1とをケーブルなどで直接接続することにより地図更新データを配信しても良い。
そして、地図更新データを受信したナビゲーション装置1は、後述のように受信した地図更新データに基づいてナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の更新を行う。
その後、S4においてCPU21は、センタ側ローカルDB12に記憶される基本地図データ25に基づいて、データ参照用インデックス26(図4)を新たに作成する。尚、データ参照用インデックス26の詳細については既に説明したので説明は省略する。
次に、ナビゲーション装置1のCPU61が実行する地図データ更新処理プログラムについて説明する。先ず、S11においてCPU61は、地図配信センタ3に対して地図更新データの配信要求を送信する。
続いて、S12においてCPU61は、配信要求の送信に応じて地図配信センタ3から配信された地図更新データを受信する。尚、受信した地図更新データはデータ記録部32等に一旦記憶される。
その後、S13においてCPU61は、前記S12で受信した地図更新データに基づいて、ナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の該当箇所を新たなデータ内容へと書き換え、新たなバージョンの地図データ46へと更新する。
また、本実施形態に係る地図データ更新システム2では、特にナビ側ローカルDB45に記憶される地図データ46に含まれるリンクデータとリンク系拡張データとの紐付けを、レコード番号ではなくPIDであるリンクIDで行うことを特徴とする。従って、本実施形態ではリンクデータとリンク系拡張データとの紐付けをレコード番号で行う場合と比較して、地図データ46の更新時に、レコード番号が枯渇したり、リンク系拡張データを更新後のリンクデータに合わせて新たに修正する必要が無い。
例えば、図10は、ナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の更新例を示した図である。図10に示すように、リンクID=5のリンクを追加し、地図更新データとしてリンクID=4のリンクを削除する地図更新データを地図配信センタ3から受信した場合には、地図データ46からリンクID=4のリンクに関するリンクデータが削除され、代わりにリンクID=5のリンクに関するリンクデータが追加される。それによって、新しいバージョンの地図データ46へと更新される。その際、リンクデータとリンク系拡張データとの紐付けをリンクIDで行っているので、リンク系拡張データを修正する必要が無い。
その後、S14においてCPU61は、更新されたナビ側ローカルDB45に記憶される地図データ46に基づいて、データ参照用インデックス47(図4)を新たに作成する。
以下に、前記S14のデータ参照用インデックス47の作成処理について具体例を挙げて説明する。図11は、特に図3に示す地図データ46がナビ側ローカルDB45に記憶されている場合において、地図データ46に基づいてリンクの接続関係を特定するのに参照される接続用インデックスを作成する場合の例について説明した図である。
(a)先ずCPU61は、地図データ46のリンクデータと交差点データに基づいて、リンク毎に始点交差点の交差点PIDと終点交差点の交差点PIDを対応づけたテーブルを作成する。
(b)その後、CPU61は交差点PIDとリンクに対応するレコード番号(例えば、リンクID=10のリンクはレコード番号#0)とを対応付けたテーブルを作成する。尚、(+)はその交差点の上流側に接続されるリンクに対応するレコード番号を示し、(−)はその交差点の下流側に接続されるリンクに対応するレコード番号を示す。
(c)続いて、作成されたテーブルの各データを交差点PIDの昇順に並び変える。
上記(a)〜(c)の処理を行った結果、図4に示す接続用インデックスが作成される。同様に他の交差点用インデックスや表示用インデックス等の他のデータ参照用インデックス47についても作成し、ナビ側ローカルDB45に記憶する。
そして、ナビゲーション装置1において各種アプリケーションが実施される際には、CPU61は、図6に示すように前記S14で作成されたデータ参照用インデックス47を用いてナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46にアクセスする。その結果、各種アプリケーションを実行する際において、効率的な地図データ46へのアクセスが可能となる。また、一のアプリケーションに対して複数のデータ参照用インデックス47が対応する場合には、該アプリケーションが実行された場合に起点として参照されるデータ参照用インデックス47についても設定される。例えば、案内アプリケーションプログラムを実行する際には、接続用インデックスと交差点用インデックスの内、交差点用インデックスを起点として参照する(即ち、交差点用インデックス→接続用インデックス→交差点用インデックス→接続用インデックス・・・の順に参照する)。それによって、複数のデータ参照用インデックス47を参照する必要のある場合でも、より効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1、ナビゲーション装置1に記憶された地図データの更新方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、ナビゲーション装置1のナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の更新を行う場合において、ナビゲーション装置1は、地図配信センタ3へと配信要求を送信する(S11)とともに、配信要求を受信した地図配信センタ3において作成された地図更新データを受信し(S12)、受信した地図更新データに基づいてナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46を更新する(S13)。更に、更新された地図データ46に基づいて地図データ46に含まれるPID(普遍識別情報)を地図データ46に含まれるレコード番号(内部識別情報)へと関連付けたデータ参照用インデックス47を作成し(S14)、その後に、ナビゲーション装置1においてアプリケーションが実行された場合には、作成されたデータ参照用インデックス47を参照してナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46にアクセスするので、従来のようなアプリケーションを実行する際に参照されるのに最適化されたアプリ参照DBが存在しない場合であっても、効率的な地図データ46へのアクセスが可能となる。従って、アプリ参照DBを作成する処理を行う必要が無くなるので、ナビ側ローカルDB45に記憶された地図データ46の更新処理に要する時間を従来よりも短くすることができ、CPUの処理負担についても軽減することが可能となる。更に、地図データ46を記憶する為の記憶容量を削減することが可能となる。
また、一のアプリケーションに対して複数種類のデータ参照用インデックス47を対応させてデータ参照用インデックス47を作成することによって、特定のアプリケーションの実行時に限られず、様々なアプリケーションの実行時において、アプリケーション毎に適切なデータ参照用インデックス47を参照することにより、効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、交差点、リンク及びリンク列を夫々基準とした複数のデータ参照用インデックス47を作成するので、走行案内や地点検索等の必要とする情報が異なる様々なアプリケーションを実行する際において、各アプリケーションで効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、アプリケーションが実行された場合に起点として参照されるデータ参照用インデックス47を設定するので、複数のデータ参照用インデックス47を参照する必要のある場合でも、より効率的な地図データへのアクセスが可能となる。
また、地図データ46は、複数の構成要素間の関係をPIDにより特定する複数の地図構成データから構成され、複数の地図構成データは、それぞれ異なるレコード番号が対応づけられてデータ記録部32に記憶され、データ参照用インデックス47は、複数の地図構成データ毎に該地図構成データに含まれるPIDをレコード番号へと関連付けたデータであるので、地図データ46を構成する地図構成データの内、アクセスすることが必要な地図構成データを、PIDを介さずにレコード番号により特定し、アクセスすることが可能となる。その結果、従来のようなアプリケーションを実行する際に参照されるのに最適化されたアプリ参照DBが存在しない場合であっても、効率的な地図データ46へのアクセスが可能となる。
また、ナビゲーション装置1で実行される一又複数のアプリケーションには、一又は複数のデータ参照用インデックス47が対応するので、アプリケーション毎にアクセスが必要な地図データを考慮して適切なデータ参照用インデックス47を対応付けることが可能となる。その結果、ナビゲーション装置1のアプリケーションの実行時において対応付けられたデータ参照用インデックス47を参照することによって効率的な地図データ46へのアクセスが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、ナビゲーション装置1に加えて地図配信センタ3においても地図データに基づいてデータ参照用インデックス26を作成する構成としているが、ナビゲーション装置1のみにおいて作成する構成としても良い。また、ナビゲーション装置1ではデータ参照用インデックス47を作成せずに、地図配信センタ3で作成したデータ参照用インデックス26を地図更新データとともにナビゲーション装置1に配信する構成としても良い。
また、本実施形態では、ナビゲーション装置1において作成されたデータ参照用インデックス47は、ナビ側ローカルDB45に記憶する構成としているが、他のDBに記憶する構成としても良い。
また、本実施形態では、地図データを記憶するとともに、地図配信センタ3から配信されたデータに基づいて記憶された地図データを更新する端末としてナビゲーション装置1を用いた例を説明しているが、ナビゲーション装置1の代わりに、携帯電話機、スマートフォン、PDA、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等を用いても良い。
1 ナビゲーション装置
2 地図データ更新システム
3 地図配信センタ
4 車両
11 サーバ
21 CPU
22 RAM
23 ROM
32 データ記録部
33 ナビゲーションECU
61 CPU
62 RAM
63 ROM
45 ナビ側ローカルDB
46 地図データ
47 データ参照用インデックス

Claims (8)

  1. 地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    サーバから取得した地図更新データに基づいて前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データを更新する地図データ更新手段と、を有する地図データ記憶装置において、
    前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データは、前記サーバと前記地図データ記憶装置で共通して用いられる識別情報である普遍識別情報と、前記地図データ記憶装置で実行される複数種類のアプリケーションで用いられる識別情報である内部識別情報と、を含み、
    前記地図データ更新手段によって前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データが更新された場合に、前記地図データに含まれる前記普遍識別情報を前記地図データに含まれる前記内部識別情報へと関連付けたインデックスデータを複数種類作成するインデックスデータ作成手段を有し、
    前記アプリケーションが実行された場合に、実行された該アプリケーションに対応する複数種類の前記インデックスデータを参照して前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データにアクセスすることを特徴とする地図データ記憶装置。
  2. 前記インデックスデータは、
    交差点を基準として、該交差点に接続されているリンクを特定する接続用インデックスデータと、
    リンクを基準として、該リンクの始点と終点に位置する交差点を特定する交差点用インデックスデータと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の地図データ記憶装置。
  3. 前記インデックスデータは、
    リンク列を基準として、該リンク列に含まれるリンクを特定する表示用インデックスデータを含むことを特徴とする請求項2に記載の地図データ記憶装置。
  4. 前記アプリケーション毎に、対応する複数種類の前記インデックスデータの内から、起点として参照される前記インデックスデータを設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の地図データ記憶装置。
  5. 前記地図データは、複数の構成要素間の関係を前記普遍識別情報により特定する複数の地図構成データから構成され、
    複数の前記地図構成データは、それぞれ異なる前記内部識別情報が対応づけられて前記地図データ記憶手段に記憶され、
    前記インデックスデータは、複数の前記地図構成データ毎に該地図構成データに含まれる前記普遍識別情報を前記内部識別情報へと関連付けたデータであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の地図データ記憶装置。
  6. 複数種類の前記アプリケーションは、一の前記アプリケーション毎に複数種類の前記インデックスデータが対応することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の地図データ記憶装置。
  7. サーバから取得した地図更新データに基づいて、地図データ記憶装置に記憶された地図データを更新する地図データ更新方法において、
    前記地図データ記憶装置に記憶された前記地図データは、前記サーバと前記地図データ記憶装置で共通して用いられる識別情報である普遍識別情報と、前記地図データ記憶装置で実行される複数種類のアプリケーションで用いられる識別情報である内部識別情報と、を含み、
    前記地図データ記憶装置に記憶された前記地図データが更新された場合に、前記地図データに含まれる前記普遍識別情報を前記地図データに含まれる前記内部識別情報へと関連付けたインデックスデータを複数種類作成し、
    前記地図データ記憶装置は、前記アプリケーションが実行された場合に、実行された該アプリケーションに対応する複数種類の前記インデックスデータを参照して前記地図データ記憶装置に記憶された前記地図データにアクセスすることを特徴とする地図データ更新方法。
  8. コンピュータに、
    サーバから取得した地図更新データに基づいて、地図データ記憶媒体に記憶された地図データを更新する地図更新機能を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記地図データ記憶媒体に記憶された前記地図データは、前記サーバと前記コンピュータで共通して用いられる識別情報である普遍識別情報と、前記コンピュータで実行される複数種類のアプリケーションで用いられる識別情報である内部識別情報と、を含み、
    前記地図更新機能により前記地図データ記憶媒体に記憶された前記地図データが更新された場合に、前記地図データに含まれる前記普遍識別情報を前記地図データに含まれる前記内部識別情報へと関連付けたインデックスデータを複数種類作成し、
    前記アプリケーションが実行された場合に、実行された該アプリケーションに対応する複数種類の前記インデックスデータを参照して前記地図データ記憶媒体に記憶された前記地図データにアクセスすることを特徴とするコンピュータプログラム。
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