JP2014010561A - プローブ情報収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】センタとの間の通信処理、通信時間及び通信費用等を減少させることを可能としたプローブ情報収集システムを提供する。
【解決手段】車両3が逆走状態にあることが検出された場合に、車両が走行する2次メッシュのメッシュ番号に対応付けられたプローブアップ禁止リスト15をプローブセンタ4から取得し、取得したプローブアップ禁止リスト15に基づいて、車両3が有する地図情報よりも作成時期の新しいプローブセンタ4が有する最新の地図情報においても逆走状態にあるか否かを判定し、最新の地図情報においても逆走状態にあると判定された場合に、違反走行に関する情報をプローブ情報として車両3からプローブセンタ4へ送信するように構成する。
【選択図】図10

Description

本発明は、車両からプローブ情報を収集するプローブ情報収集システムに関する。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。また、近年は携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある。
更に、従来のナビゲーション装置等では地図を表示するのみでなく、利用者の利便性をより向上させる為に道路の渋滞情報や事故情報等の交通情報を提供することについても行われていた。その際、利用者に提供する為の交通情報を取得するシステムとして、例えば道路交通情報通信システム(VICS:登録商標)やプローブカーシステムがある。また、特に上記プローブカーシステムでは、各車両から収集した情報を基に、渋滞情報や事故情報等の一般的な交通情報以外の情報についても提供することが可能である。
そして、近年ではより快適に利用者に運転を行わせる為に、プローブカーシステムを用いて様々な情報を提供することが行われている。ここで、プローブカーシステムによって提供される情報の一つに、道路に設定された規制を遵守しない走行(以下、違反走行という)を行う車両に関する情報がある。このような違反走行を行う車両が自車に接近すると、自車の走行に大きな影響を与えることが予測されることから、違反走行を行う車両に関する情報を提供することは利用者にとって大きなメリットがある。そこで、例えば特開2009−140008号公報には、全国を走行する各車両の走行情報をプローブ情報として収集し、走行可能方向と逆方向に走行する車両について逆走車と認定し、逆走車に関する情報を他の車両に配信するシステムについて記載されている。
特開2009−140008号公報(第6−7頁、図5)
ここで、上記プローブカーシステムでは、センタと車両との間で送受信される通信データ量が多いことから、通信処理の処理負担増、通信時間や通信費用の増大が問題となっていた。例えば、上記違反走行を行う車両に関する情報を収集する構成とすると、車両が違反走行を行う度に該車両からセンタへと通信データが送信されることとなる。
そして、違反走行を行っているか否かは道路に設定されている規制を車両が遵守しているか否かによって判定される。また、道路に対してどのような規制が設定されているかについては車両の有する地図情報から特定していた。しかしながら、道路に設定された規制は変更される場合がある。ここで、車両が有する地図情報が上記規制の変更を反映していない場合には、実際には違反走行を行っていない多数の車両から一度に大量の通信データが送信される虞がある。例えば、一方通行の道路が道路幅の拡張に伴って双方向通行可能になった場合、車両が有する地図情報が古く道路が一方通行のままであれば、実際には逆走していない多数の車両から一度に大量の通信データが送信される虞がある。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、実際には違反走行を行っていない車両から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタへと送信されないように構成することによって、車両とプローブセンタとの間の不要な通信を削減することが可能となり、車両とプローブセンタとの間の通信処理、通信時間及び通信費用等を削減することを可能としたプローブ情報収集システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係るプローブ情報収集システム(1)は、複数の車両(3)と、複数の前記車両と双方向通信可能に接続されたプローブセンタ(4)とからなり、複数の前記車両から送信されたプローブ情報を前記プローブセンタが収集するプローブ情報収集システムであって、前記車両の走行情報を取得する走行情報取得手段(33)と、前記車両が有する地図情報である車載地図情報を取得する車載地図情報取得手段(33)と、前記車両の走行情報と前記車載地図情報とに基づいて、前記車両が道路に設定された規制を遵守しない走行である違反走行を行ったことを検出する違反走行検出手段(33)と、前記車載地図情報よりも作成時期の新しい地図情報である外部地図情報を取得する外部地図情報取得手段(33)と、前記違反走行検出手段によって前記車両が前記道路で違反走行を行ったことが検出された場合に、前記車両の走行情報と前記外部地図情報とに基づいて、前記車両が前記違反走行を行ったか否かを改めて判定する違反走行判定手段(33)と、前記違反走行定手段によって前記車両が前記違反走行を行ったと判定された場合に、前記違反走行に関する情報をプローブ情報として前記プローブセンタへ送信する情報送信手段(33)と、を有することを特徴とするプローブ情報収集システム。
また、請求項2に係るプローブ情報収集システム(1)は、請求項1に記載のプローブ情報収集システムであって、前記違反走行検出手段(33)は、前記車両(3)が前記道路を逆走したことを前記違反走行として検出することを特徴とする。
また、請求項3に係るプローブ情報収集システム(1)は、請求項1又は請求項2に記載のプローブ情報収集システムであって、前記違反走行判定手段(33)は、前記外部地図情報に含まれる特定エリア又は特定道路において、前記違反走行検出手段によって前記車両(3)が違反走行を行ったと検出された場合には、前記車両が前記違反走行を行っていないと判定し、前記外部地図情報に含まれる前記特定エリア以外のエリア又は前記特定道路以外の道路において、前記違反走行検出手段によって前記車両が違反走行を行ったと検出された場合には、前記車両が前記違反走行を行ったと判定することを特徴とする。
また、請求項4に係るプローブ情報収集システム(1)は、請求項3に記載のプローブ情報収集システムであって、前記特定エリアは、前記外部地図情報において所定期間内に情報が更新されたエリアであることを特徴とする。
また、請求項5に係るプローブ情報収集システム(1)は、請求項3に記載のプローブ情報収集システムであって、前記特定道路は、前記外部地図情報において所定期間内に情報が更新された道路であることを特徴とする。
更に、請求項6に係るプローブ情報収集システム(1)は、請求項3に記載のプローブ情報収集システムであって、前記特定道路は、前記外部地図情報において所定期間内に情報が更新された道路及び該道路に接続された道路であることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に記載のプローブ情報収集システムによれば、車両の有する地図情報に基づいて車両の違反走行を検出した場合に、車両の有する地図情報よりも作成時期の新しい外部地図情報に基づいて再度違反走行を行っているか否かを判定し、車両が違反走行を行っていると判定された場合に、違反走行に関する情報をプローブ情報として車両からプローブセンタへ送信するので、実際には違反走行を行っていない車両から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタへと送信されないように構成することが可能となる。その結果、車両とプローブセンタとの間の不要な通信を削減することが可能となり、車両とプローブセンタとの間の通信処理、通信時間及び通信費用等を削減することが可能となる。
また、請求項2に記載のプローブ情報収集システムによれば、特に車両が道路を逆走したことを違反走行として検出するので、実際には逆走していない車両から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタへと送信されないように構成することが可能となる。
また、請求項3に記載のプローブ情報収集システムによれば、車両の有する地図情報よりも作成時期の新しい外部地図情報に含まれる特定の道路又はエリアにおいて車両の違反走行を検出した場合には、車両が違反走行を行っていないと判定するので、違反走行を行っていると検出された車両が実際に違反走行を行っているか否かを車両が走行する道路やエリアに基づいて確認することが可能となる。
また、請求項4に記載のプローブ情報収集システムによれば、外部地図情報において所定期間内に情報が更新されたエリアにおいて車両の違反走行を検出した場合には、車両が違反走行を行っていないと判定するので、更新前の地図情報によって車両が違反走行を行ったと誤検出した場合において、車両から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタへと送信されないように構成することが可能となる。
また、請求項5に記載のプローブ情報収集システムによれば、外部地図情報において所定期間内に情報が更新された道路において車両の違反走行を検出した場合には、車両が違反走行を行っていないと判定するので、更新前の地図情報によって車両が違反走行を行ったと誤検出した場合において、車両から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタへと送信されないように構成することが可能となる。
更に、請求項6に記載のプローブ情報収集システムによれば、外部地図情報において所定期間内に情報が更新された道路及び該道路に接続された道路において車両の違反走行を検出した場合には、車両が違反走行を行っていないと判定するので、更新前の地図情報によって車両が違反走行を行ったと誤検出した場合において、車両から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタへと送信されないように構成することが可能となる。
本実施形態に係るプローブ情報収集システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係るプローブ情報収集システムの構成を示したブロック図である。 プローブ情報DBに記憶されるプローブ情報の一例を示した図である。 プローブ統計情報DBに記憶される違反車情報の一例を示した図である。 プローブアップ禁止リストの一例を示した図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係るプローブ情報収集処理プログラムのフローチャートである。 車両の逆走状態を検出する検出方法を示した図である。 従来のプローブ情報の収集態様を示した図である。 本願発明のプローブ情報の収集態様を示した図である。
以下、本発明に係るプローブ情報収集システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るプローブ情報収集システム1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るプローブ情報収集システム1を示した概略構成図である。図2は本実施形態に係るプローブ情報収集システム1の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るプローブ情報収集システム1は、ナビゲーション装置2を搭載した各車両3と、各車両3からプローブ情報を収集し、収集したプローブ情報に基づく交通情報等の作成・配信を行うプローブセンタ4とから基本的に構成されている。
車両3は全国の各道路を走行する車両であり、プローブカーとして後述のプローブセンタ4とともにプローブカーシステムを構成する。ここで、プローブカーシステムとは、車両をセンサとして情報を収集するシステムである。具体的には、車両3が速度データをはじめ、ステアリング操作やシフト位置等の各システムの作動状況をGPSの位置情報とともに予め車両3に搭載された携帯電話機やDCM等の車両用の通信モジュール(以下、単に通信モジュールという)を介してプローブセンタ4に送信し、センタ側でその収集データを様々な情報として再利用するシステムをいう。
また、プローブセンタ4は、全国各地を走行する各車両3から送信された現在時刻や走行情報等を含むプローブ情報を収集して蓄積するとともに、蓄積されたプローブ情報から渋滞情報等の交通情報や道路に設定された規制を遵守しない走行(以下、違反走行という)を行っている車両(以下、違反車両という)に関する違反車情報等の配信情報(プローブ統計情報)を生成し、生成された配信情報を車両3に対して配信する情報配信センタである。尚、本実施形態では、特に道路に規定された進行方向と異なる方向に走行する所謂逆走を行っている違反車両(以下、逆走車両という)に関する情報を違反車情報として生成及び配信対象とする。
また、本実施形態に係るプローブ情報収集システム1では、特にプローブ情報として、違反走行(本実施形態では逆走を対象とする)をしていることが検出された車両3の現在位置や進行方向を示す情報についても取得する。そして、プローブセンタ4は、取得したプローブ情報に基づいて、逆走車両を特定し、上記した違反車情報を生成する。
また、車両3にはナビゲーション装置2が設置されている。ナビゲーション装置2は格納する地図データに基づいて自車位置周辺の地図を表示したり、地図画像上において車両の現在位置を表示したり、設定された目的地までの経路の探索及び案内を行う車載機である。また、ナビゲーション装置2はプローブセンタ4から受信した配信情報(逆走車両に関する情報を含む)を利用者に対して案内することも行う。尚、ナビゲーション装置2の詳細については後述する。
続いて、プローブ情報収集システム1を構成するプローブセンタ4の構成について図2を用いてより詳細に説明する。
プローブセンタ4は、図2に示すようにサーバ11と、サーバ11に接続された情報記録手段としてのプローブ情報DB12と、プローブ統計情報DB13と、センタ地図情報DB14と、プローブアップ禁止リスト15と、センタ通信装置16とから基本的に構成されている。
サーバ11は、プローブセンタ4における各種制御を行う電子制御ユニットである。そして、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述のプローブ情報収集処理プログラム(図7)等が記憶されたROM23等の内部記憶装置を備えている。
また、プローブ情報DB12は、全国を走行する各車両3から収集したプローブ情報を累積的に記憶する記憶手段である。尚、本実施形態においては、車両3から収集されるプローブ情報として、違反走行(本実施形態では逆走を対象とする)をしていることが検出された車両3の現在位置や進行方向を示す情報が含まれる。
以下に、図3を用いてプローブ情報DB12に記憶されるプローブ情報についてより詳細に説明する。図3はプローブ情報DB12に記憶されるプローブ情報の一例を示した図である。
図3に示すように、プローブ情報は、違反走行(本実施形態では逆走を対象にする)が検出された車両3において、プローブ情報の送信時刻と、送信元の車両3を識別する車両IDと、違反走行の内容(本実施形態では逆走となる)と、送信元の車両3の現在位置や進行方向とに関する情報等が含まれる。例えば、図3に示すプローブ情報は、10:00:00にID“A”の車両3が逆走状態にあって、ID“100001”のリンクの座標(x1,y1)を上り方向へ現在走行していることが記憶されている。同様にして、他のプローブ情報についても記憶されている。尚、“違反内容”や“リンクID”や“進行方向”に関する情報はプローブ情報として収集しない構成としても良い。
そして、プローブセンタ4は、プローブ情報DB12に記憶されるプローブ情報を統計することによって、全国を走行する全ての逆走車両の現在位置や進行方向を特定する。そして、特定された逆走車両の現在位置や進行方向に関する情報を違反車情報としてプローブ統計情報DB13に記憶する。
次に、図4を用いてプローブセンタ4によって作成され、プローブ統計情報DB13に記憶される違反車情報について詳細に説明する。図4はプローブ統計情報DB13に記憶される違反車情報の一例を示した図である。
図4に示すように違反車情報は、違反走行(本実施形態では逆走を対象にする)が検出された違反車両の位置するリンクのリンクIDと、違反車両の進行方向と、違反車両の位置座標と、違反走行の内容(本実施形態では逆走となる)とから構成される。例えば、図4に示す違反車情報では、リンクID『100001』のリンクの上り方向の地点(X1、Y1)に、逆走車両が位置することを示している。同様にして、他の違反車情報についても記憶されている。
また、センタ地図情報DB14は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各分岐点に関する分岐点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。また、センタ地図情報DB14は、道路、施設、分岐点の新設、変更、廃止等があった場合に、外部からの入力データや入力操作に基づいて随時更新され、現時点の道路、施設、分岐点状況を反映した最新の地図情報となるように構成されている。そして、サーバ11は、センタ地図情報DB14に記憶された地図情報に基づいて後述のプローブアップ禁止リスト15を作成する。
また、プローブアップ禁止リスト15は、2次メッシュ毎にプローブ情報をアップしない対象となるリンクを対応付けて記憶したリストである。ここで、プローブアップ禁止リスト15に記憶されるリンクは、“車両3が違反走行を行っていると判定した判定結果に誤判定の虞があるリンク”である。具体的には、所定期間内にセンタ地図情報DB14において情報が更新されたリンク、即ち、プローブセンタ4が有する最新の地図情報では更新されているが、車両3が有する地図情報では更新されておらず、車両3が有する地図情報に含まれるリンクの内、実際と異なる形状或いは規制のリンクである。所定期間は、一般的に車両3の有する地図情報が更新される期間よりも長い期間(例えば1年)とする。また、本願実施形態ではプローブ情報として逆走車両に関する情報を収集していることから、プローブアップ禁止リスト15は、逆走の判定に影響を及ぼす虞のある規制(例えば進行方向等)が所定期間内に更新されたリンクのリストとする。
以下に、図5を用いてプローブアップ禁止リスト15の具体例について説明する。図5に示すように、プローブアップ禁止リスト15は、メッシュ番号に対応付けて該2次メッシュに含まれるリンクの内、プローブ情報をアップしない対象となるリンクのリンク番号が記憶される。例えば、図5に示すプローブアップ禁止リスト15は、ID“1234”の2次メッシュでは、ID“100001”のリンクについてはプローブ情報のアップ対象としないことが記憶されている。同様にして、他のプローブアップ禁止リスト15についても記憶されている。
尚、プローブアップ禁止リスト15に記憶されるリンクは、所定期間内にセンタ地図情報DB14において情報が更新されたリンクに加えて、該リンクに接続されたリンク(特に道なりに接続されたリンク)についても対象としても良い。リンクの規制が変更された場合には、接続されたリンクについても同様に規制が変更される虞が高いからである。また、本願実施形態ではプローブ情報として逆走車両に関する情報を収集していることから、逆走の判定に影響を及ぼす虞のある規制が所定期間内に更新されたリンクをプローブアップ禁止リスト15に含めているが、収集する対象となる違反走行の内容が変わればそれに伴ってプローブアップ禁止リスト15についても変更することが望ましい。例えば、信号無視をした違反車両に関する情報を収集する構成では、所定期間内に信号機の設置態様が変更されたリンクをプローブアップ禁止リスト15に含める。また、リンクではなく分岐点(ノード)によってプローブアップ禁止リスト15を特定しても良い。更に、リンクではなくエリアによってプローブアップ禁止リスト15を特定しても良い。例えば、エリアによってプローブアップ禁止リスト15を特定する場合には、逆走の判定に影響を及ぼす虞のある規制が所定期間内に更新されたリンクを含む二次メッシュのメッシュ番号をプローブアップ禁止リスト15に登録する。また、プローブアップ禁止リスト15はセンタ地図情報DB14の更新に伴って更新される。
また、センタ通信装置16は、車両3とネットワーク17を介して通信を行う為の通信装置である。本実施形態では、センタ通信装置16を介してプローブ情報や配信情報を各車両3との間で送受信する。
次に、車両3に搭載されたナビゲーション装置2の概略構成について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係るナビゲーション装置2を示したブロック図である。
図6に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置2は、ナビゲーション装置2が搭載された車両3の現在位置を検出する現在位置検出部31と、各種のデータが記録されたデータ記録部32と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU33と、ユーザからの操作を受け付ける操作部34と、ユーザに対して車両周辺の地図や施設の関する施設情報を表示する液晶ディスプレイ35と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ36と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ37と、プローブセンタ4やVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール38と、から構成されている。
以下に、ナビゲーション装置2を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部31は、GPS41、車速センサ42、ステアリングセンサ43、ジャイロセンサ44等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ42は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU33に出力する。そして、ナビゲーションECU33は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置2が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置2が備える構成としても良い。
また、データ記録部32は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB45、配信情報DB46及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部32をハードディスクの代わりにメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。
ここで、地図情報DB45は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各分岐点に関する分岐点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
また、配信情報DB46は、プローブセンタ4から配信される渋滞情報や違反車情報(図4参照)等の配信情報、プローブセンタ4から配信されたプローブアップ禁止リスト15(図5参照)等が記憶される記憶手段である。
そして、ナビゲーションECU33は、後述のように地図情報DB45に記憶された地図情報に基づいて、車両周辺の道路や施設を液晶ディスプレイ35に表示するとともに、案内経路が設定されている場合には案内経路に沿った車両の走行の案内を行う。更に、配信情報DB46に記憶された配信情報に基づいて、車両周辺を走行する逆走車両についても案内する。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)33は、ナビゲーション装置2の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU51、並びにCPU51が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM52、制御用のプログラムのほか、後述のプローブ情報収集処理プログラム(図7)等が記録されたROM53、ROM53から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ54等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU33は、プローブセンタ4のサーバ11とともに処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、走行情報取得手段は、車両3の走行情報を取得する。車載地図情報取得手段は、車両3が有する地図情報である車載地図情報を取得する。違反走行検出手段は、車両3の走行情報と車載地図情報とに基づいて、車両3が道路に設定された規制を遵守しない走行である違反走行を行ったことを検出する。外部地図情報取得手段は、車載地図情報よりも作成時期の新しい地図情報である外部地図情報を取得する。違反走行判定手段は、違反走行検出手段によって車両3が道路で違反走行を行ったことが検出された場合に、車両3の走行情報と外部地図情報とに基づいて、車両3が違反走行を行ったか否かを改めて判定する。情報送信手段は、違反走行定手段によって車両3が違反走行を行ったと判定された場合に、違反走行に関する情報をプローブ情報としてプローブセンタ4へ送信する。
操作部34は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU33は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部34は液晶ディスプレイ35の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。また、マイクと音声認識装置によって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ35には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。特に本実施形態では、逆走車両が車両3の進行方向前方の所定距離以内(例えば700m)に接近した場合には、逆走車両をユーザに報知する為の案内表示を出力する。
また、スピーカ36は、ナビゲーションECU33からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。特に本実施形態では、逆走車両が車両3の進行方向前方の所定距離以内(例えば700m)に接近した場合には、逆走車両をユーザに報知する為の案内音声を出力する。
また、DVDドライブ37は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB45の更新等が行われる。
また、通信モジュール38は、例えば、VICS(登録商標)センタやプローブセンタ4等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。また、プローブ情報や配信情報をプローブセンタ4との間で送受信するのにも用いられる。
続いて、前記構成を有するプローブ情報収集システム1を構成するナビゲーション装置2及びプローブセンタ4において実行するプローブ情報収集処理プログラムについて図7に基づき説明する。図7は本実施形態に係るプローブ情報収集処理プログラムのフローチャートである。ここで、プローブ情報収集処理プログラムは車両3のACCがONされた後に所定間隔で実行され、違反走行(本実施形態では逆走を対象とする)をしていることが検出された車両3の現在位置や進行方向を示す情報をプローブ情報としてプローブセンタ4へと送信するプログラムである。尚、以下の図7にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーションECU33が備えているRAM52やROM53又はサーバ11が備えているRAM22やROM23等に記憶されており、CPU51又はCPU21により実行される。
先ず、ナビゲーション装置2において実行されるプローブ情報収集処理プログラムについて説明する。
ステップ(以下、Sと略記する)1においてCPU51は、車両3の車両情報について取得する。具体的には、車両3の現在位置及び現在方位を現在位置検出部31の検出結果に基づいて取得する。尚、車両3の現在位置を地図データ上で特定するマップマッチング処理についても行う。更に、車両3の現在位置は、高精度ロケーション技術を用いて詳細に特定することが望ましい。ここで、高精度ロケーション技術とは、車両後方のカメラから取り込んだ白線や路面ペイント情報を画像認識により検出し、更に、白線や路面ペイント情報を予め記憶した地図情報DBと照合することにより、走行車線や高精度な車両位置を検出可能にする技術である。尚、高精度ロケーション技術の詳細については既に公知であるので省略する。
次に、S2においてCPU51は、前記S1で取得した車両情報と車両3の走行する道路に設定された進行方向とに基づいて、車両が逆走状態にあるか否かを判定する。以下に、前記S2の逆走状態の判定処理について図8を用いてより詳細に説明する。
先ず、CPU51は、車両3が現在走行する道路に設定された進行方向を取得する。尚、車両が現在走行する道路は、直前に実行された前記S1において取得された車両の現在位置が含まれるリンクとなる。従って、図8に示すようにCPU51は、車両3の現在位置61が含まれるリンク62のリンクデータを地図情報DB45より取得し、取得したリンク62のリンクデータに基づいて、車両3が現在走行する道路(即ち、リンク62)に設定された進行方向を取得する。次に、CPU51は、車両3が現在走行する道路に設定された進行方向(図8の矢印63方向)に対して、前記S1において取得された車両3の現在方位(図8の矢印64方向)が所定角度(例えば135度)以上異なる状態で、車両3が所定距離(例えば50m)以上走行しているか否か判定する。そして、車両3が現在走行する道路に設定された走行方向に対して車両3の現在方位が所定角度以上異なる状態で、所定距離以上走行している場合に、CPU51は車両が逆走状態にあると判定する。
尚、前記S2の逆走状態の判定処理内容については、上記例に限られることはない。例えば、一方通行区間の走行中に車両がUターンした場合に、車両が逆走状態にあると判定する構成としても良い。
そして、車両3が逆走状態にあると判定した場合(S2:YES)には、S3へと移行する。それに対して、車両3が逆走状態にないと判定した場合(S2:NO)には、プローブ情報を送信することなく当該プローブ情報収集処理プログラムを終了する。
S3においてCPU51は、前記S1において取得された車両の現在位置が含まれる2次メッシュのメッシュ番号をプローブセンタ4へと送信する。
次に、S4においてCPU51は、プローブセンタ4から送信されたプローブアップ禁止リスト15(図5)を受信する。尚、前記S4で受信するプローブアップ禁止リスト15は、車両3が現在位置する2次メッシュにおいてプローブ情報のアップが禁止されるリンク(より具体的には、逆走の判定に影響を及ぼす虞のある規制が所定期間内に更新されたリンク)のリストである。
続いて、S5においてCPU51は、前記S1で取得した車両情報と前記S4で受信したプローブアップ禁止リスト15とに基づいて、車両3が走行するリンク(即ち車両3が逆走状態にあることが検出されたリンク)がプローブアップ禁止リスト15に含まれるか否か判定する。尚、車両3が走行するリンクがプローブアップ禁止リスト15に含まれない場合とは、車両の走行するリンクにおいて逆走の判定に影響を及ぼす虞のある規制が所定期間内に更新されていない、即ち、車両3が有する地図情報よりも作成時期の新しいプローブセンタ4が有する最新の地図情報においても逆走状態にあると判定される場合である。一方、車両3が走行するリンクがプローブアップ禁止リスト15に含まれる場合とは、車両の走行するリンクにおいて逆走の判定に影響を及ぼす虞のある規制が所定期間内に更新されている、即ち、車両3が有する地図情報よりも作成時期の新しいプローブセンタ4が有する最新の地図情報においては逆走状態にないと判定される虞がある場合である。
例えば、本実施形態では違反走行として逆走を対象としている。ここで、道路の拡張工事等が行われることによって道路の規制が変更される(例えば一方通行の道路が双方向通行可能になる)場合があり、その場合には実際には違反走行を行っていない多数の車両から一度に大量の通信データが送信される虞がある。例えば、図9では一方通行の規制のある道路が双方向可能な道路へと変更された例を示す。この場合において、道路に規定されている進行方向と異なる方向に走行する車両71と車両72は、実際には違反走行を行っていないが、規制の変更が反映されていない車両が有する地図情報から判断することとすると、違反走行を行っていると判定される。従って、車両71及び車両72に搭載された各ナビゲーション装置2では、自車両が逆走状態にあると判定されることとなり、従来技術では車両71及び車両72から自車両の位置や進行方向を示すプローブ情報がプローブセンタ4へと送信されることとなる。しかしながら、車両71及び車両72から送信されるプローブ情報は実際には違反走行を行っていない車両から送信される情報であり、不要なプローブ情報である。
そこで、本願発明では、“車両3が走行するリンクがプローブアップ禁止リスト15に含まれないこと”、より具体的には“車両の走行するリンクで逆走の判定に影響を及ぼす虞のある規制が所定期間内に更新されていない(即ち、車両3が有する地図情報よりも作成時期の新しいプローブセンタ4が有する地図情報においても逆走状態にあると判定されること)”をプローブ情報の送信条件とする。それによって、図10に示すように違反走行を行っていない車両71及び車両72から不要なプローブ情報がプローブセンタ4へと送信されないように構成することが可能となる。
そして、前記S5の判定処理において、車両3が走行するリンクがプローブアップ禁止リスト15に含まれないと判定された場合(S5:YES)には、S6へと移行する。それに対して、車両3が走行するリンクがプローブアップ禁止リスト15に含まれると判定された場合(S5:NO)には、プローブ情報を送信することなく当該プローブ情報収集処理プログラムを終了する。尚、プローブアップ禁止リスト15をエリア(例えば二次メッシュ)によって特定する場合には、前記S5でCPU51は、車両3の現在位置(車両3が逆走した位置)がプローブアップ禁止リスト15に含まれるエリア内に位置するか否かを判定する。
S6においてCPU51は、前記S1で取得した車両情報等をプローブセンタ4へとプローブ情報として送信する。具体的には、“プローブ情報の送信時刻”と、“送信元の車両3を識別する車両ID”と、“違反走行の内容(本実施形態では逆走となる)”と、“送信元の車両3の現在位置や進行方向”を送信する。その後、当該プローブ情報収集処理プログラムを終了する。
次に、プローブセンタ4において実行されるプローブ情報収集処理プログラムについて説明する。
先ず、S11においてCPU21は、全国を走行する各車両3からメッシュ番号情報の送信があるか否か判定する。
そして、メッシュ番号情報の送信があると判定された場合(S11:YES)には、S12へと移行する。一方、メッシュ番号情報の送信がないと判定された場合(S11:NO)には、当該プローブ情報収集処理プログラムを終了する。
S13においてCPU21は、前記S12で受信したメッシュ番号に対応するプローブアップ禁止リスト15(図5)を読み出す。
次に、S14においてCPU21は、読み出したプローブアップ禁止リスト15をメッシュ番号の送信元の車両3へと送信する。
更に、S15においてCPU21は、各車両から送信されたプローブ情報を受信する。そして、CPU21は受信したプローブ情報をプローブ情報DB12へと累積的に格納する(S16)。尚、前記S15で受信するプローブ情報は、逆走車両から送信される車両の現在位置や進行方向を示す情報である(図3参照)。
その後、S17においてCPU21は、前記S16でプローブ情報DB12に格納されたプローブ情報に対して統計処理を行うことにより、道路に設定された規制を遵守しない違反走行(本実施形態では特に逆走を対象にする)を行っている違反車両に関する違反車情報(図4)を作成する。ここで、違反車情報の作成は、前記S15で新たなプローブ情報を受信する度に実行する構成としても良いし、前回作成した時から所定期間(例えば1時間)経過後に実行する構成としても良い。尚、作成された違反車情報は車両3に配信する配信情報としてプローブ統計情報DB13に格納される。
次に、S18においてCPU21は、プローブ統計情報DB13に格納されている違反車情報を、配信情報として要求のあったナビゲーション装置2に配信する。
一方、プローブセンタ4から配信された配信情報を受信した車両3は、受信した配信情報に基づいて逆走車両に関する案内を行う。具体的には、車両3の進行方向前方の所定距離(例えば700m)以内に逆走車両がある場合に、逆走車両に対する案内を行う。具体的には、液晶ディスプレイ35に表示された地図画像上の逆走車両が位置する地点においてマークを表示したり、スピーカ36から逆走車両の注意喚起を行う音声を出力する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るプローブ情報収集システム1では、車両3が逆走状態にあることが検出された場合に、車両が走行する2次メッシュのメッシュ番号に対応付けられたプローブアップ禁止リスト15をプローブセンタ4から取得し(S3)、取得したプローブアップ禁止リスト15に基づいて、車両3が有する地図情報よりも作成時期の新しいプローブセンタ4が有する最新の地図情報においても逆走状態にあるか否かを判定し(S5)、最新の地図情報においても逆走状態にあると判定された場合に、違反走行に関する情報をプローブ情報として車両3からプローブセンタ4へ送信する(S6)ので、実際には違反走行を行っていない車両3から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタ4へと送信されないように構成することが可能となる。その結果、車両3とプローブセンタ4との間の不要な通信を削減することが可能となり、車両3とプローブセンタ4との間の通信処理、通信時間及び通信費用等を削減することが可能となる。
また、特に車両3が道路を逆走したことを違反走行として検出するので、実際には逆走していない車両3から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタへと送信されないように構成することが可能となる。
また、車両3の有する地図情報よりも作成時期の新しいプローブセンタ4の有する地図情報に含まれる特定の道路又はエリアにおいて車両3の違反走行を検出した場合には、車両3が違反走行を行っていないと判定するので、違反走行を行っていると検出された車両3が実際に違反走行を行っているか否かを車両3が走行する道路やエリアに基づいて確認することが可能となる。
また、プローブセンタ4の有する地図情報において所定期間内に情報が更新されたエリアにおいて車両3の違反走行を検出した場合には、車両3が違反走行を行っていないと判定するので、更新前の古い地図情報によって車両3が違反走行を行ったと誤検出した場合において、車両3から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタ4へと送信されないように構成することが可能となる。
また、プローブセンタ4の有する地図情報において所定期間内に情報が更新された道路において車両3の違反走行を検出した場合には、車両3が違反走行を行っていないと判定するので、更新前の古い地図情報によって車両3が違反走行を行ったと誤検出した場合において、車両3から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタ4へと送信されないように構成することが可能となる。
更に、プローブセンタ4の有する地図情報において所定期間内に情報が更新された道路及び該道路に接続された道路において車両3の違反走行を検出した場合には、車両3が違反走行を行っていないと判定するので、更新前の古い地図情報によって車両3が違反走行を行ったと誤検出した場合において、車両3から違反走行に関するプローブ情報がプローブセンタ4へと送信されないように構成することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、プローブセンタ4が有する最新の地図情報においても車両3が逆走状態にあるか否かを判定(S5)する判定主体は、ナビゲーション装置2であったが、プローブセンタ4やその他のセンタが実行する構成としても良い。また、複数の主体によって実行する構成としても良い。尚、プローブセンタ4が判定する場合には、判定結果をプローブセンタ4からナビゲーション装置2へと送信するように構成する。
また、本実施形態では、プローブセンタ4がプローブアップ禁止リスト15を車両3に配信する構成としているが、プローブセンタ4と異なるセンタ(例えば地図配信センタ)からプローブアップ禁止リスト15を車両3に配信する構成としても良い。
また、本実施形態では、プローブアップ禁止リスト15に基づいてプローブセンタ4が有する最新の地図情報においても車両3が逆走状態にあるか否かを判定(S5)する構成としているが、プローブアップ禁止リスト15ではなく地図情報に基づいて判定する構成としても良い。具体的には、プローブセンタ4が前記S12で受信したメッシュ番号の2次メッシュの最新の地図情報を、送信元の車両3に送信する。そして、ナビゲーション装置2は、受信した地図情報に基づいてS5の判定を行うように構成する。
また、本実施形態では、違反走行として特に逆走を対象としているが、逆走以外の違反走行を対象としても良い。例えば、速度違反、信号無視、一時停止違反、駐車違反等を対象としても良い。また、対象とする違反走行の内容によってプローブアップ禁止リスト15は適宜設定する必要がある。
1 プローブ情報収集システム
2 ナビゲーション装置
3 車両
4 プローブセンタ
5 交通情報センタ
11 サーバ
14 センタ地図情報DB
15 プローブアップ禁止リスト
21 CPU
22 RAM
23 ROM
33 ナビゲーションECU
51 CPU
52 RAM
53 ROM

Claims (6)

  1. 複数の車両と、複数の前記車両と双方向通信可能に接続されたプローブセンタとからなり、複数の前記車両から送信されたプローブ情報を前記プローブセンタが収集するプローブ情報収集システムであって、
    前記車両の走行情報を取得する走行情報取得手段と、
    前記車両が有する地図情報である車載地図情報を取得する車載地図情報取得手段と、
    前記車両の走行情報と前記車載地図情報とに基づいて、前記車両が道路に設定された規制を遵守しない走行である違反走行を行ったことを検出する違反走行検出手段と、
    前記車載地図情報よりも作成時期の新しい地図情報である外部地図情報を取得する外部地図情報取得手段と、
    前記違反走行検出手段によって前記車両が前記道路で違反走行を行ったことが検出された場合に、前記車両の走行情報と前記外部地図情報とに基づいて、前記車両が前記違反走行を行ったか否かを改めて判定する違反走行判定手段と、
    前記違反走行定手段によって前記車両が前記違反走行を行ったと判定された場合に、前記違反走行に関する情報をプローブ情報として前記プローブセンタへ送信する情報送信手段と、を有することを特徴とするプローブ情報収集システム。
  2. 前記違反走行検出手段は、前記車両が前記道路を逆走したことを前記違反走行として検出することを特徴とする請求項1に記載のプローブ情報収集システム。
  3. 前記違反走行判定手段は、
    前記外部地図情報に含まれる特定エリア又は特定道路において、前記違反走行検出手段によって前記車両が違反走行を行ったと検出された場合には、前記車両が前記違反走行を行っていないと判定し、
    前記外部地図情報に含まれる前記特定エリア以外のエリア又は前記特定道路以外の道路において、前記違反走行検出手段によって前記車両が違反走行を行ったと検出された場合には、前記車両が前記違反走行を行ったと判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプローブ情報収集システム。
  4. 前記特定エリアは、前記外部地図情報において所定期間内に情報が更新されたエリアであることを特徴とする請求項3に記載のプローブ情報収集システム。
  5. 前記特定道路は、前記外部地図情報において所定期間内に情報が更新された道路であることを特徴とする請求項3に記載のプローブ情報収集システム。
  6. 前記特定道路は、前記外部地図情報において所定期間内に情報が更新された道路及び該道路に接続された道路であることを特徴とする請求項3に記載のプローブ情報収集システム。
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