JP4745045B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ナビゲーション装置に係わり、特に全国更新版の地図データを路線別更新データと全国更新データとにより複合更新するナビゲーション装置に関する。
ナビゲーション装置は、車両の現在位置に応じた地図データをCD−ROM、DVD,HDD等の記録媒体から読み出してディスプレイ画面に描画すると共に、車両マークをディスプレイ画面の一定位置に固定表示し、走行に応じて地図をスクロ−ル表示する。地図データは、(1) ノ−ドデータや道路リンクデータ、交差点データ等からなる道路レイヤ情報と、(2) 地図上のオブジェクトを表示するための背景レイヤ情報と、(3) 市町村名などを表示するための文字レイヤ情報などから構成される。ディスプレイ画面に表示される地図画像は、背景レイヤ情報と文字レイヤ情報に基づいて発生され、出発地から目的地までの経路探索処理、該経路を地図上に表示して誘導する処理、マップマッチング処理などは道路レイヤ情報に基づいて行われる。また、ナビゲーション装置は以上に加えて、地図上に所定のPOI(興味のある地点:Point of Interest)マークを表示するPOI表示機能や、地図拡大縮小機能、地図三次元表示機能など種々の機能を備えている。
ところで、新道路建設等による地形データの変更、施設のオープン/閉鎖、宅地整備その他の理由で記録媒体に記憶されている地図データは時間の経過と共に陳腐化する。このため、地図データをハードディスクHDD等の地図記憶部に記録しておき、地図データに変更があったとき該ハードディスクHDDの地図データを最新の地図データで書き替える方法が提案されている。この従来技術において、ユーザは通信によりセンターより新地図データと旧地図データの差分を取得し、あるいは新地図データと旧地図データの差分を記録した更新DVDを購入してハードディスクHDDの旧地図データを新地図データに更新するようにしている。このようにすれば、ハードディスクHDDに記録されている新地図データを用いてナビゲーション制御ができ、しかも、音楽やビデオ観賞用のDVD再生機を地図用DVD再生機と兼用でき、しかも、ナビゲーション制御しながら音楽やビデオを鑑賞することが可能となる。
図9は更新データ作成装置による更新DVD作成の概略説明図である。
地図データは多数のファイルから構成されているから、更新データ作成装置(図示せず)は、ファイル毎に新バージョン(Ver 2)の新地図ファイルNFLと旧バージョン(Ver 1)の旧地図ファイルOFLの差分を抽出する処理を行なって差分データファイル(更新ファイル)RNF1〜RNFNを作成し、しかる後、全更新ファイルをまとめて更新データを作成し、該更新データをDVDに書込んで更新DVDを作成する。
図10(A)はファイル毎の差分データファイル(更新ファイル)の作成方法説明図であり、新地図ファイルNFLと旧地図ファイルOFLをバイト単位で比較し,(1)新地図ファイルのデータ領域と一致する旧地図ファイルのデータ領域1〜3を検索し、該旧地図データ領域1〜3の先頭アドレスとサイズ、(2)旧地図データと一致しない新地図データA〜Dの組を順番に配列して前記差分データファイルを作成する。図10(A)において、矢印で双方を指し示している個所が新旧ファイルで同一の領域である。旧地図ファイルOFLにおける不一致領域データDLTMは破棄され、新地図ファイルNFLにおける不一致領域データA〜Dは差分データとして追加される。同一の旧地図データ領域は、該領域の先頭アドレスADiとサイズSiで特定される。図10(A)の例では、差分データファイルは図10(B)に示すようになる。すなわち、
差分データファイルの構成は、
・新地図ファイル:Aデータ
・旧地図ファイル:領域1データ指定(先頭アドレスAD1,サイズS1)
・新地図ファイル:Bデータ
・旧地図ファイル:領域3データ指定(先頭アドレスAD3,サイズS3)
・新地図ファイル:Cデータ
・旧地図ファイル:領域2データ指定(先頭アドレスAD2,サイズS2)
・新地図ファイル:Dデータ
となる。
差分データファイルのサイズが大きくなると、旧地図ファイルと該差分データファイルとから新地図ファイルを作成する処理に時間がかかる問題がある。そこで、本出願人は差分データファイルのサイズを小さくする方法を提案している。この提案方法では、(1)新地図データを用いて新地図を描画し、(2)該描画された新地図において差し替え範囲を指定し、(3)該差し替え範囲内の地図データ部分を追加ファイルとして作成し、(4)旧地図データから前記差し替え範囲内の地図データ部分を削除し、(5)削除後の旧地図データに前記追加ファイルを組み込で更新データを作成するために使用する擬似新地図データを作成し、(6)旧地図データと該擬似新地図データとを用いて差分データを作成する。このようにすれば、ナビゲーション制御に必要な箇所、例えば開通した路線の地図データ部分のみを追加ファイルとすることができ、更新データを該路線に関係する部分としてサイズを小さくできる。
図11はかかる更新データ作成の原理説明図であり、擬似新地図データPNMPを作成し、該擬似新地図データPNMPと旧地図データOMPとを用いて更新データを作成する。
追加ファイル作成部1は、新地図データNMPから必要な箇所(開通した路線)を抽出して追加ファイルADFを作成する。追加ファイル組み込み部2は、旧地図データOMPから追加ファイル組み込み部分の地図データを削除し、地図データ削除後の旧地図データに追加ファイルADFを組み込んで更新データを作成するために使用する擬似新地図データPNMPを作成する。擬似新地図データPNMPは新地図NMPと完全に一致していないが、必要な変更(路線変更部分)を含んでいる。更新データ作成部3は、旧地図データOMPと擬似新地図データPNMPを用いて図10で説明した方法で更新データRNMを記録した更新DVDを作成する。
図12及び図13は地図データの説明図である。地図データは図12(A)に示すように、機能(DATA,FREEWAY,MAP,POI,RC,RG,STREET,TOLL,VICS)それぞれについて、レベル毎あるいはエリアや検索ツリー毎に細かく分割してディレクトリ構造で作成されて記憶媒体に記録されている。各機能において、DATAはランドマークやジャンクションマップデータ等、FREEWAYは高速道路データ、MAPは地図データ、POIはPOI情報検索データ、RCは誘導経路探索データ、RGは経路誘導データ等である。
地図データMAPは、ディレクトリ構造になっており、詳細地図(レベル00)から広域地図(レベル06)まで7段階のレベルを有し、各レベルの地図をメッシュで分割した時、メッシュ毎に地図表示用データファイルMP XXXX.mba(道路形状表示用データ)、RF XXX.mba(背景、文字、シンボル表示用データ)を備えている。図12(A)では、レベル06の地図(日本全国地図)が3つのメッシュに分割され、各メッシュの地図表示用データファイルがMP 0000.mba〜MP 0003.mba、RF 0000.mba〜RF 0003.mbaであることが示されている。
図12(B)は、レベル1が5個の1次メッシュに分割され、1次メッシュが更に6個の2次メッシュに分割され、所定の2次メッシュの表示用データファイル(2nd 0005)がMP 0000.mbaとRF 0000.mbaであることが示されている。以上より、Level 01ディレクトリ→1st3927ディレクトリ→2nd0005ディレクトリの順に追って必要な地図表示データファイルMP 0000.mba、RF 0000.mbaを取得することができる。
図13(A)は情報検索データPOIの構成例であり、住所検索、住所50音検索、建物検索、高速路線検索、施設検索、電話番号検索.....が可能となるようにそれぞれの検索項目毎にディレクトリ構造になっている。図13(B)は高速路線検索データHFREEWAYの構造例であり、高速路線検索データHFREEWAYには2つの子ディレクトリLIST,P Tree00 mbaが接続されている。P Tree00 mbaは、検索ツリーを表現するファイルである。ディレクトリLISTには9個の地方(北海道、東北、関東、…、九州)に応じてList 000〜List 008が接続し、北海道リストList 000には10個の高速路線を示すファイルP list000.mba〜P list009.mbaが接続されている。
図14は旧地図データに追加する道路追加箇所を特定する追加ファイルADFの作成および組み込み方法の説明図である。追加ファイル作成部1(図11)は、追加箇所を含む所定の新地図ファイルNMFを用いて新地図5を描画すると共に、対応する旧地図ファイルOMFを用いて旧地図6を描画する。ついで、追加ファイル作成部1は、該描画された新地図5において変更道路を包含する差し替え範囲7を指定し、該差し替え範囲内の地図データ部分を追加ファイルADFとして作成する。追加ファイル組み込み部2は、旧地図ファイルOMFから差し替え範囲7内の地図データ部分(削除部分)DLFを削除し、削除後の旧地図ファイルOMF′に追加ファイルADFを組み込んで擬似新地図ファイルPNMFを作成する。
・更新データ作成装置
図15は更新データ作成装置3の構成図であり、更新データを作成してDVDに書込む例である。地図ファイル入力部11は旧地図ファイルOFLと新地図ファイルNFLを差分抽出/処理部12入力する。差分抽出/処理部12は、地図ファイル毎に旧地図ファイルOFLと新地図ファイルNFLの差分データを求め、該差分データに基づいて差分データファイル(更新ファイル)を作成して更新データ格納部13に格納する。この際、差分抽出/処理部12は、メモリ14に保存されているシリアル番号管理ファイルSNFを後述する手順で更新して該メモリ14に格納すると共に、更新データ格納部13に入力する。
更新データ格納部13は各更新ファイルとシリアル番号管理ファイルSNFとを更新データとして保存し、DVDレコーダ15からの要求により該更新データをDVDレコーダに入力し、DVDレコーダ15は更新データRNMとシリアル番号管理ファイルSNFをDVD16に書込んで更新DVDを作成する。
・ナビゲーション装置
図16はナビゲーション装置20の構成図であり、地図記憶部(例えばハードディスクHDD)21にはナビゲーション用の地図データがファイル形式で記録されており、ハードディスクドライブ22はナビゲーション制御装置23からの指示に従ってハードディスク21から地図データを読み出し、かつ該ハードディスクに新地図データを書込めるようになっている。DVD再生部24は更新DVD 16から更新データRNMを読み取ってナビゲーション制御装置23に入力する。車両位置検出部25は自動車位置を検出してナビゲーション制御装置23に入力する。これによりナビゲーション制御装置は地図データを用いてナビゲーション制御が可能となる。データ入力部26は、タッチパネル、リモコンなどであり、各種コマンドやデータを入力し、外部通信インターフェース27は携帯電話、インターネット等を介して外部装置と通信する。なお、更新DVD 16から更新データRNMを読み取らないで、更新データ作成部10と通信して更新データRNMを取得することもできる。モニター装置28はナビゲーション用の地図を表示したり、適宜操作メニュー画像を表示する。ナビゲーション音声案内部29は接近した交差点における案内(右左折方向、交差点までの距離等)を音声でユーザに通知する。
ナビゲーション制御装置23はナビゲーション処理NAVIと地図更新処理MRNWをマルチタスク制御により同時並行して実行するが、優先度はナビゲーション処理の方が地図更新処理より高いため、図17に示すようにナビゲーション制御の空き時間に地図更新制御を行なう。
ナビゲーション制御装置23は、地図更新処理において更新DVD16から読み取った更新データ(更新ファイル、シリアル番号管理ファイル)を用いてハードディスク21に記憶されている地図データ(旧地図データ)を更新する。地図更新処理は、更新データを用いて、たとえば日本国の北から南に向けて、すなわち北海道から九州に向けて順番に行なうが(全国更新処理)、ナビゲーション処理において更新済みでない地域の地図ファイルが要求された場合には全国更新処理を一時中断して該地域の地図データを更新し(随時更新処理)、随時更新処理終了後に全国更新処理を再開し、ナビゲーション制御は随時更新された新地図ファイルに基づいて行なう。
更新処理において、ナビゲーション制御装置23は、更新DVD16から読み取った更新ファイルとハードディスク21から読み取った旧地図ファイルを用いて新地図ファイルを作成し、該新地図ファイルでハードディスク21に記憶されている旧地図データを更新する。また、ナビゲーション制御装置23は、更新しない地図ファイルのシリアル番号を変更せず、更新した地図ファイルのシリアル番号を後述する更新ファイルに含まれている新シリアル番号に変更する。
・シリアル番号
ナビゲーション装置20のハードディスクHDD 21に記憶されている各地図ファイルには初期時0から昇順に連続的にシリアル番号が付与されている。ナビゲーション装置20は、地図更新に際して、更新されない地図ファイルのシリアル番号を変更せず、更新された地図ファイルには、それまでに付与している最大シリアル番号の次のシリアル番号を昇順に連続的に付与する。
図18は地図ファイルのシリアル番号説明図であり、説明を簡単にするために地図ファイル数は100であるとしているが、実際には10万個ほど存在する。
初期時、図18(A)に示すように100個の地図ファイルMF00〜MF99に順番に0,1,2,….99のシリアル番号が付与されている。かかる状態において、シリアル番号1と99の地図ファイルMF01,MF99を図18(B)に示す更新ファイルRNF01,RNF99を用いて更新すれば、更新後の新地図ファイルのシリアル番号は図18(C)に示すようになる。すなわち、更新されない地図ファイルのシリアル番号を変更せず、更新された地図ファイルMF01,MF99のシリアル番号を変更し、それまでに付与している最大シリアル番号(99)の次のシリアル番号100,101を昇順に連続的に付与する。
・ シリアル番号管理ファイル
図19は更新データ作成装置が作成するシリアル番号管理ファイルSNFの説明図である。更新データ作成装置10の差分抽出/処理部12は、図19に示すように新地図ファイルのシリアル番号100,101に対応するビット位置に有効("1")を書込み、更新前の地図ファイルのシリアル番号位置1,99に対応するビット位置に無効("0")を書込んでシリアル番号管理ファイルSNFを作成する。
シリアル番号管理ファイルSNFはNバイトのサイズを有するファイルであり、先頭バイトから第Nバイトまでの各バイトのビット位置をシリアル番号に応じた位置とし、地図ファイルのシリアル番号に応じたビット位置に"1"が記入される。図15には256Kバイトのシリアル番号管理ファイルSNFが示されている。1バイトで8個のシリアル番号が表現できるため、256Kの最後のビットはシリアル番号2,097,152(=256×1024×8)に応じた位置となる。
シリアル番号及びシリアル番号管理ファイルSNFは後述するように、ハードディスク装置に記憶されている地図ファイルが最新の地図ファイル(書き換え不要の地図ファイルあるいは更新済み地図ファイル)であるか、否かを識別するために利用できる。
・ 更新データの作成処理
図20は更新データ作成装置10の更新データ作成処理の説明図である。
図20(A)に示すように地図ファイル数は100とし、100個の地図ファイルの初期シリアル番号は0〜99とする。また、(B)に示すようにシリアル番号管理ファイルSNFのシリアル番号0〜99に相当するビット位置に有効("1")が書込まれている。
更新データ作成装置10の差分抽出/処理部12は、旧地図ファイルMP00〜MP99と新地図ファイルMP00′〜MP99′を比較する。旧地図ファイルMP01とMP01′および旧地図ファイルMP99とMP99′との間に差があるから、差分抽出/処理部12は、まず、旧地図ファイルMP01と新地図ファイルMP01′との差分データを求め、該差分データと新シリアル番号とに基づいて更新ファイルRNF01を作成する。ただし、差分抽出/処理部12は、(C)に示すようにシリアル番号管理ファイルSNFのシリアル番号1に相当するビット位置に無効("0")を書込み、それまでに付与している最大シリアル番号(=99)の次のシリアル番号100に相当するビット位置に有効("1")を書込み、100を新シリアル番号とする。
ついで、差分抽出/処理部12は、旧地図ファイルMP99と新地図ファイルMP99′との差分データを求め、該差分データと新シリアル番号とに基づいて更新ファイルRNF99を作成する。ただし、差分抽出/処理部12は、(D)に示すようにシリアル番号管理ファイルSNFのシリアル番号99に相当するビット位置に無効("0")を書込み、それまでに付与している最大シリアル番号(100)の次のシリアル番号101に相当するビット位置に有効("1")を書込み、101を新シリアル番号とする。以上により、更新ファイルの作成とシリアル番号管理ファイルSNFの更新が完了する。
以後、更新データ作成装置10は、上記シリアル番号管理ファイルSNFと地図更新用ファイルRNF01,RNF99を更新データとしてナビゲーション装置20に入力する。更新ファイルによる旧地図ファイの更新時に、更新された地図ファイルのシリアル番号として該更新ファイルが保持する新シリアル番号が付される。したがって、シリアル番号管理ファイルSNFにおける地図ファイルのシリアル番号位置が有効であるか無効であるか調べることにより該地図ファイルが更新されているか否かを判断することができる。
・バックグラウンド更新
マルチタスク処理により、ナビゲーション処理と地図更新処理を並行して行なっている時、ナビゲーション制御に必要な地図ファイルが未だ更新されていない場合がある。かかる場合、該地図ファイルを優先的に更新し、更新した新地図ファイルを用いてナビゲーション制御ができれば便利である。図21はかかる更新処理(バックグラウンド更新処理)フローである。
ナビゲーション制御装置23(図16)は、ナビゲーション制御に必要な地図ファイルを読み取り(ステップ101)、該地図ファイルのシリアル番号を抽出する(ステップ102)。ついで、シリアル番号管理ファイルSNFを参照して、該地図ファイルのシリアル番号の位置に有効("1")が記入されているかチェックする(ステップ103)。"1"が記入されていれば更新済みであり、"0"が記入されていれば未更新である。
更新済みであれば、読み取った地図ファイルを用いてナビゲーション制御を実行する(ステップ104)。一方、更新済みでなければ、マルチタスク制御により並行して行なっている更新処理(全国更新処理)を中断し(ステップ105)、随時更新処理を実行する(ステップ106)。
随時更新処理において、ステップ101で読み取った地図ファイルを更新するための更新ファイルを更新DVD16から読み取り、該更新ファイルを用いて新地図ファイルを作成し(ステップ106a)、該新地図ファイルに新シリアル番号を付与する(ステップ106b)。ついで、新地図ファイルでハードディスク21の旧地図ファイルを書き替えて随時更新処理を終了し(ステップ106c)、中断していた全国更新処理を再開する(ステップ107)。
又、ナビゲーション制御装置23は、ステップ106で更新された新地図ファイルを用いてナビゲーション制御を実行する(ステップ108)。
バックグラウンド更新処理によれば、ナビゲーション制御に必要な地図ファイルが未だ更新されていない場合であっても、該地図ファイルを優先的に更新し、更新した新地図ファイルを用いてナビゲーション制御できるため、常に新しい地図ファイルを用いたナビゲーション制御が可能となる。
又、地図ファイルにシリアル番号を付与し、該シリアル番号に基づいてシリアル番号管理ファイルを参照することにより、地図記憶部に記録されている地図ファイルが更新済みであるか否かを容易に識別することができ、バックグラウンド更新処理を容易に実現できる。
・更新データ
図22〜図25は更新データ説明図である。更新データには図22(A)に示すように、更新をかけるファイルが接続される機能ディレクトリ(DATA,FREEWAY,MAP,POI,RC,RG,STREET,TOLL,VICS)とIndex.difファイルが接続されている。Index.difファイルは、(1)更新前後のバージョン番号、(2)更新をかける必要がある総更新ファイル数、(3)更新すべき機能ディレクトリの数などを特定する。
更新ファイルは、機能毎にディレクトリ構造で指し示されるようになっている。図22(B)は、機能RG(経路誘導データ)のディレクトリ構造説明図であり、機能ディレクトリRGにディレクトリUP000とInfo0000.difが接続されている。UP000は更新実体ファイル(UP0000.dif〜UP0020.dif)を指し示すためのディレクトリであり、Info0000.dif は複数の下位の差分更新対応レコード#0〜#Nを指し示すディレクトリである。
差分更新対応レコードは図23(A)に示すように、以下の情報
(1)処理状態(着目しているディレクトリ以下が処理済みであるか否か)、
(2)着目ディレクトリのディレクトリ名、
(3)サブディレクトリ(下位のディレクトリ)
(4)着目ディレクトリに存在する更新ファイルの数、
(5)サブディレクトリに対応する差分更新対応レコード番号、
(6)着目ディレクトリ下の更新ファイルに対応する差分更新情報レコード番号
を有している。
図23(B)のディレクトリ構造を例にして説明すると、着目ディレクトリがMBA\RG\LEVEL01であるから、ディレクトリ名は“LEVEL01"である。また、サブディレクトリ数は3であり、更新ファイル数は0である。サブディレクトリ数が3であるから、3つの該サブディレクトリの差分更新対応レコード番号#X(1st3622),#X+1(1st3623),#X+2(1st3624)が特定されている。しかし、更新ファイル数は0であるため、差分更新情報レコード番号は一つも特定されていない。
図24は差分更新対応レコードの別の例であり、サブディレクトリ数が0、更新ファイル数が2の例であり、ディレクトリ名は"1st3622"である。サブディレクトリ数が0であるから差分更新対応レコード番号は一つも特定されていない。しかし、更新ファイル数が2であるため、2つの差分更新情報レコード番号(更新ファイルを特定する)1st3622,1st3623が記入されている。
図25は更新ファイルを特定する差分更新情報レコード番号の例であり以下の情報
(1)処理状態(着目している更新ファイルが処理済みであるか否か)、
(2)着目している更新ファイルのファイル名、
(3)生データフラグ(更新ファイルが新地図ファイルに基づいたファイルであるか差分データに基づいたファイルであるかの別)
(4)更新データ実体ファイルのファイル番号、
(5) 更新データ実体ファイルの先頭からのオフセット、
(6)更新データサイズ
を有している。
更新データ実体ファイル番号が示す更新実態ファイルは生データフラグがオンであれば、新地図ファイルであり、生データフラグがオフであれば差分データである。
以上の提案方法によれば、更新データ作成装置において新規開通路線の種々の更新データを用意しておき、ナビゲーション装置から要求のあった更新データを提供し、ナビゲーション装置においてHDDに記録されている旧地図データを該更新データで更新するように運用することができる。図26はかかる運用の概略説明図である。
更新データを、全てのユーザに共通する全国更新版用の更新データ(全国更新データ)31と、ユーザ毎の個別に行う路線別更新版用の更新データ(路線別更新データ)32a、32b….に分けて作成する。また、更新データは、必ず全国更新版の地図データ30を基準に作成し、かつ、路線別更新を行う際に、全国更新版リリース時点から路線別更新の時点までに開通した路線全て含めて更新データを作成する。例えば、全国更新版の地図データ(VER1)30がリリースされてから路線A→路線Bという順番で路線A,Bの開通があった場合、以下の様に更新データを用意する。すなわち、
・路線A開通時:全国更新版(VER1)30に対する路線Aの更新データ32a、
・路線B開通時:全国更新版(VER1)30に対する路線A+Bの更新データ32b、
・・・・・・・・・
・全国更新版(VER2)35リリース時:
:全国更新版(VER1)30を全国更新版(VER2)35に更新する更新データ31
を作成し、センターサーバ(更新データ作成装置)に用意する。
かかる状態において、車載のナビゲーション装置CNVが無線端末MSを介してサーバより路線Aの更新データ32aを取得してハードディスクに保存してある地図データを更新すれば、地図データは路線Aの地図データが付加された新地図(VER1+路線A)33に更新される。同様に、ナビゲーション装置CNVが無線端末MSを介してサーバより路線(A+B)の更新データ32bを取得してハードディスクに保存してある地図データを更新すれば、地図データは路線A及び路線Bの地図データが付加された新地図(VER1+路線A+路線B)34に更新される。また、通信によりあるいは購入したDVDより全国更新データ31を取得してハードディスクに保存してある地図データを更新すれば、地図データは全国更新版の地図データ(VER2)35に更新される。
ところで、更新データは前述のように、必ず全国更新版(VER1)30を基準に作成する。このため、更新データによりハードディスクに保存してある地図データを更新する前に、全国更新版(VER1)30を復元するために必要なデータを保存する必要がある。この全国更新版(VER1)30を復元するに必要なデータは更新前の地図ファイルである。
図27はナビゲーション装置による地図更新処理の説明図であり、ナビゲーション装置のハードディスクHDDに保存してある全国更新版(VER1)30の地図データ(多数の地図ファイルで構成されている)を路線別更新データ32a(図26)により更新する前に、更新前の地図ファイルを該ハードディスクHDDの空き領域に保存する。例えば、図27(a)に示すように更新前の地図ファイルを、ファイル名の先頭に“−”を付して保存し、しかる後、該地図ファイルを更新データ32aで更新する。
そして、上記更新した地図データを再度路線別更新データ32bにより更新する際は、図27(b)に示すように、前回更新した地図ファイルを削除し、かつ、保存してある更新前の地図ファイルのファイル名の先頭に付してある“−”を削除して全国更新版(VER1)30の地図データを復元する。復元後に、図27(a) で説明した手順で更新処理を行う。なお、一度更新した地図データを全国更新データ31により更新する際も同様の手順により、全国更新版(VER1)30を復元してから全国更新版の地図データ(VER2)35に更新する。
図28は全国更新版地図リリース時点から所定の年月日までに開通した全路線の更新データを用いて地図データを差分更新する場合におけるセンターサーバ(更新データ作成装置)とナビゲーション装置間のインターフェース説明図である。サーバはナビゲーション装置から更新データの要求があると、どの時点までの更新データであるか特定させるために図28(a)に示す「最新地図確認画面」をナビゲーション装置の表示装置に表示する。この画面でユーザが所定の年月日項目を選択すれば、センターサーバは図28(b)に示す画面を表示し、「YES」であれば該路線の更新データをダウンロードする。なお、「NO」であれば(a)の「最新地図確認画面」に戻る。
ところで、最新の全国更新版(VER2)がリリースされ、その後所定の路線更新データが作成されている場合において、ナビゲーション装置がナビゲーション制御しながらバックグラウンドで最新全国更新版(VER2)に全国更新をすることが多い。かかるバックグラウンド更新中にユーザが所定の路線更新データを取得してナビゲーション装置の地図データを更新するには、図29(a)に示すように全国更新版(VER1)を最新全国更新版(VER2)に更新してから、図29(b)に示すように路線更新データ36を用いて全国更新版(VER2)を新地図(VER2+路線A)37に更新する。すなわち、全国更新完了前に、路線別更新データを取得しても、全国更新が完全に完了しないと、路線別更新データで更新されるデータを利用する事が出来ない。全国更新はバックグラウンド更新(ナビゲーション制御の空き時間における更新)で行うが、この処理には数時間の処理時間がかかるため、所望の路線更新を反映した地図データによるナビゲーション制御が遅れる。
また、一度路線更新データを用いて更新した地図データを最新全国更新版(VER2)に更新したい場合や更に別の路線更新データを用いて更新したい場合がある。かかる場合、図30(a)に示すように更新地図データ(VER1+路線A)33を全国更新版(VER1)30に戻してから全国更新データ31を用いて最新全国更新版(VER2)35に更新する必要がある(図30(b))。
あるいは、図30(a)に示すように更新地図データ(VER1+路線A)33を全国更新版(VER1)30に戻してから、図30(c)に示すように路線更新データ32bを用いて更新地図データ(VER1+路線A+路線B)34に更新する必要がある。すなわち、路線別更新後に次の更新を行う場合、全国更新版の状態に戻し終わらないと、所望の地図データによるナビゲーション制御が出来ない。
従来技術として、ナビゲーション情報が更新されたとき、情報提供センターより直ぐに更新データをナビゲーション装置にダウンロードあるいはインストールするようにしたもの(特許文献1)がある。
特開2004-12319号公報
従来技術は通信により更新データをナビゲーション装置に提供するものであるが、路線別更新データを用いて地図を更新するものではない。特に、全国更新が終了しなくても所望の路線更新データによる更新を行ないながらナビゲーション制御できるようにしたものではない。
以上から本発明の目的は、全国更新が完全に完了していなくても、路線別更新データを取得して、路線別更新を含めた最新データでナビゲーション制御を行えるようにすることである。
本発明の別の目的は、路線別更新後に次の路線更新を行う場合において、全国更新版の状態に戻しながら、次の路線更新を行えるようにし、最新データでナビゲーション制御を行えるようにすることである。
本発明は、全国更新版地図データを次のバージョンの全国更新版地図データに更新するための全国更新データと、全国更新版地図データあるいは全国更新データがリリースされてから路線別更新日までに開通した全路線の地図データが含まれるように全国更新版地図データを更新するための路線別更新データを入力され、要求により該全国更新データを用いて全国更新版地図データを次のバージョンの全国更新版地図データに更新する全国更新処理と、該全国更新データがリリースされてから路線別更新日までに開通した全路線の地図データが含まれるように該次のバージョンの全国更新版地図データを路線別更新データを用いて更新する路線別更新処理とをまとめて行う機能を備えたナビゲーション装置であり、1)ナビゲーション制御に使用する地図データを保存する記憶部、2)ナビゲーション制御を行うナビゲーション制御部、3)前記路線別更新データおよび全国更新データを入力する更新データ入力部、4)ナビゲーション制御の空き時間にバックグラウンドで地図更新を行なうと共に、全国更新処理中に路線別更新処理が要求されたとき、あるいは、全国更新処理と路線別更新処理が同時に要求されたとき、路線別更新データによる路線別更新処理を全国更新データによる全国更新処理に優先して行い、路線別更新データに含まれる路線別更新ファイルにより更新される地図ファイルが全国更新処理により既に更新されているか調べ、更新されている場合には該路線別更新ファイルにより該地図ファイルを更新し、更新されていない場合には、該地図ファイルを全国更新データにより更新してから前記路線別更新ファイルにより更新し、路線別更新処理終了後、全国更新処理を再開、あるいは開始する更新処理部、を備えている。
ナビゲーション制御に際して、前記ナビゲーション制御部はナビゲーション制御に使用する地図ファイルを前記記憶部より読み出し、前記更新処理部は、該読み出された地図ファイルが前記路線別更新データにより更新する必要がある場合、更新済みであるか調べ、更新済みであれば、ナビゲーション制御部は該地図ファイルをナビゲーション制御において使用し、該更新処理部は、地図ファイルが前記路線別更新データにより更新済みでなければ、該地図ファイルが前記全国更新データにより更新されているか調べ、更新されている場合には、該地図ファイルを前記路線別更新ファイルにより更新し、更新されていなければ前記全国更新データにより更新してから前記路線別更新ファイルにより更新し、ナビゲーション制御部は更新後の地図ファイルをナビゲーション制御において使用する。
本願発明のナビゲーション装置は、更に、前記更新データに含まれる更新ファイルにより更新される地図ファイルに付加する新シリアル番号に応じた位置に有効が記入され、かつ、該地図ファイルに付加されていた旧シリアル番号に応じた位置に無効が記入されたシリアル番号管理ファイルを、該更新データと共に前記更新データ入力部から入力されて保存する保存手段を備え、前記更新処理部は、更新ファイルを用いて地図ファイルを更新する毎に、該地図ファイルに前記旧シリアル番号に替えて前記新シリアル番号を付加し、所定の地図ファイルが更新ファイルにより更新済みであるかを判定する際、前記シリアル番号管理ファイルを参照して、該地図ファイルのシリアル番号に応じた位置に有効が記入されているか調べ、有効が記入されている場合には該地図ファイルは更新ファイルにより更新されていると判定し、無効が記入されている場合には該地図ファイルは更新ファイルにより更新されていないと判定する。
前記シリアル番号管理ファイルは、前記路線別更新データの更新ファイルにより更新済みであるか調べるための路線別更新用の第1のシリアル番号管理ファイルと、前記全国更新データの更新ファイルにより更新済みであるか調べるための全国更新用の第2のシリアル番号管理ファイルを別々に備える。
本発明によれば、ナビゲーション制御のバックグラウンドで地図更新を行なうと共に、路線別更新データによる更新処理を全国更新データによる更新処理に優先して行い、路線別更新データに含まれる路線別更新ファイルにより更新される地図ファイルを全国更新データにより更新してから更新するようにしたから、全国更新が完了していなくても、路線別更新された地図ファイルを用いてナビゲーション制御を行なうことができる。
本発明によれば、ナビゲーション制御で使用する地図ファイルが路線別更新データにより更新済みであるか調べ、更新済みでなければ、該地図ファイルが全国更新データにより更新されているか調べ、更新されていなければ前記全国更新データにより更新してから前記路線別更新ファイルにより更新し、更新後の地図ファイルをナビゲーション制御において使用するようにしたから、更新した地図ファイルを用いてナビゲーション制御ができる。
本発明によれば、前記更新ファイルにより更新される地図ファイルに付加する新シリアル番号に応じた位置に有効が記入されたシリアル番号管理ファイルを更新データと共に取得し、地図ファイルを更新ファイルにより更新する毎に該地図ファイルに前記新シリアル番号を付加し、地図ファイルのシリアル番号位置に有効が記入されているかにより該地図ファイルが更新済みであるか否かを調べるようにしたから、確実に更新済みであるか否かを判別することができる。
ナビゲーション制御部によるナビゲーション制御のバックグラウンドで、更新処理部は地図更新を行なうと共に、路線別更新データによる更新処理を全国更新データによる更新処理に優先して行い、路線別更新データに含まれる路線別更新ファイルにより更新される地図ファイルを全国更新データにより更新してから前記路線別更新ファイルにより更新する。以上と並行して、更新処理部は、ナビゲーション制御で使用する地図ファイルが路線別更新データにより更新済みであるか調べ、更新済みでなければ、該地図ファイルが全国更新データにより更新されているか調べ、更新されていなければ前記全国更新データにより更新してから前記路線別更新ファイルにより更新し、ナビゲーション制御部は更新後の地図ファイルをナビゲーション制御において使用する。
(A)第1実施例
図1は全国更新版(VER1)41から全国更新版(VER2)42への全国更新と路線別更新データによる路線別更新をまとめて行なう地図更新(複合更新という)の第1実施例の概念図である。
ナビゲーション装置51の更新処理部62は、ナビゲーション制御のバックグラウンドで路線別更新データ43と全国更新データ44を用いた複合更新処理を行なうと共に、路線別更新データ43による更新処理を全国更新データ44による更新処理に優先して行う。そして、路線別更新データ43に含まれる路線別更新ファイルにより更新される全国更新版(VER1)41の地図ファイルについては、全国更新データ44の更新ファイルにより更新してから路線別更新ファイルにより更新する。
図2は第1実施例のナビゲーション装置の構成図であり、ナビゲーション制御装置51はナビゲーション制御処理を行うナビゲーション制御部61、地図更新処理を行う更新処理部62、シリアル番号管理ファイルSNFを記憶する記憶部63を備えている。
シリアル番号管理ファイルSNFは図20で説明した内容を記憶しており、このシリアル番号管理ファイルSNFを参照することにより地図ファイルが更新済みであるか否かを判断することができる。シリアル番号管理ファイルSNFには、路線別更新用のシリアル番号管理ファイルSNF1と全国更新用のシリアル番号管理ファイルSNF2があり、路線別更新用のシリアル番号管理ファイルSNF1は路線別更新データと共にナビゲーション制御装置51に入力され、全国更新用のシリアル番号管理ファイルSNF2は全国更新データと共にナビゲーション制御装置51に入力される。
ハードディスク(HDD)52にはナビゲーション用の地図データがファイル形式で記録されており、ハードディスクドライブ53はナビゲーション制御装置51からの指示に従ってハードディスク52から地図データを読み出し、かつ該ハードディスクに地図データを書込むようになっている。
DVD再生部54は更新用のDVD 55から全国更新用の全国更新データ41およびシリアル番号管理ファイルSNF2を読み取ってナビゲーション制御装置51に入力する。シリアル番号管理ファイルSNF2は図20で説明したように全国更新データ41の作成と同時に作成されたものである。
車両位置検出部56は自動車位置を検出してナビゲーション制御装置51に入力する。これによりナビゲーション制御部61は地図データを用いてナビゲーション制御が可能となる。データ入力部57は、タッチパネル、リモコンなどであり、各種コマンドやデータを入力し、モニター装置58はナビゲーション及び地図更新処理用の種々の画面を表示する。
通信インターフェース59は携帯電話、インターネット等を介して外部サーバ装置と通信し、外部サーバ装置より所定の路線別更新データ43と路線別更新用のシリアル番号管理ファイルSNF2を受信してナビゲーション制御装置51に入力する。シリアル番号管理ファイルSNF1は図20で説明したように路線別更新データ41の作成と同時に作成されたものである。なお、全国更新データ41および全国更新用のシリアル番号管理ファイルSNF2を外部サーバ装置から受信するように構成することもできる。
図3はナビゲーション制御のバックグラウンドで地図更新を行なう処理フロー、図4はナビゲーション制御に使用する地図ファイルを随時更新する随時更新処理フローである。
更新処理部62はナビゲーション制御のバックグラウンドで地図更新を行なうと共に、路線別更新データによる更新処理を全国更新データによる更新処理に優先して行なう。すなわち、更新処理部62はナビゲーション制御の空き時間において、路線別更新データに基づいて路線別更新処理を行う(ステップ201)。路線別更新データの更新ファイルに基づいて地図ファイルを更新する毎に路線別更新が完了したかチェックし(ステップ202)、更新が完了しなければステップ201で路線別更新を行なう。
路線別更新が完了すれば、ナビゲーション制御の空き時間において、更新処理部62は全国更新データに基づいて全国更新処理を行う(ステップ203)。全国更新データの更新ファイルに基づいて地図ファイルを更新する毎に全国更新が完了したかチェックし(ステップ204)、更新が完了しなければステップ203で全国更新を継続して全国更新を行なう。
ステップ201の路線別更新処理において、更新処理部62は更新ファイルにより更新すべき地図ファイルをハードディスク52から読み取り(ステップ211)、該地図ファイルのシリアル番号を抽出し(ステップ212)、路線別更新用のシリアル番号管理ファイルSNF1を参照し、地図ファイルのシリアル番号位置が有効(更新済)であるかチェックし(ステップ213)、有効であればステップ202の処理を行う。
ステップ213において無効であれば(更新済みでなければ)、全国更新用のシリアル番号管理ファイルSNF2を参照し、地図ファイルのシリアル番号位置が有効(全国更新済み)であるかチェックし(ステップ214)、有効であれば地図ファイルを路線別更新データの更新ファイルを用いて地図更新すると共に新地図ファイルに路線別更新ファイルが保持する新シリアル番号を付し(ステップ215)、ステップ201の処理を行う。なお、この新シリアル番号位置は、シリアル番号管理ファイルSNF1において有効になっている。
一方、ステップ214において、有効でなく全国更新されていなければ地図ファイルを全国更新データの更新ファイルを用いて更新し(ステップ216)、しかる後、ステップ213以降の処理を行ない、ステップ215で地図ファイルを路線別更新データの更新ファイルを用いて更新し、ステップ201の処理を行う。なお、ステップ216において、全国更新後の地図ファイルに全国更新用の新シリアル番号を付与する。この新シリアル番号位置は、シリアル番号管理ファイルSNF2において有効になっている。
図4の随時更新処理フローにおいて、ナビゲーション制御部61はナビゲーション制御に使用する地図ファイルをハードディスク52から読取り (ステップ301)、該地図ファイルのシリアル番号を抽出する(ステップ302)。
更新処理部62は路線別更新用のシリアル番号管理ファイルSNF1を参照し、地図ファイルのシリアル番号位置が有効(更新済)であるかチェックし(ステップ303)、有効であれば、その旨をナビゲーション制御部61に通知し(ステップ304)、これによりナビゲーション制御部61はステップ301で読取った地図ファイルに基づいてナビゲーション制御を行う(ステップ305)。
一方、ステップ303において、無効であれば(更新済みでなければ)、全国更新用のシリアル番号管理ファイルSNF2を参照し、地図ファイルのシリアル番号位置が有効(全国更新済み)であるかチェックし(ステップ306)、有効であれば地図ファイルを路線別更新データの更新ファイルを用いて地図更新すると共に新地図ファイルに路線別更新ファイルが保持する新シリアル番号を付し(ステップ307)、更新したことをナビゲーション制御部61に通知する(ステップ304)。ナビゲーション制御部62はこの通知により更新後の地図ファイルを用いてナビゲーション制御を実行する(ステップ305)。ステップ307で地図ファイルに付された新シリアル番号位置は、路線別更新用のシリアル番号管理ファイルSNF1において有効になっている。
一方、ステップ306において、有効でなく全国更新されていなければ地図ファイルを全国更新データの更新ファイルを用いて更新し(ステップ308)、しかる後、ステップ303以降の処理を行ない、ステップ307で地図ファイルを路線別更新データの更新ファイルを用いて更新し、更新したことをナビゲーション制御部61に通知する(ステップ304)。なお、ステップ308において、全国更新後の地図ファイルに全国更新用の新シリアル番号を付与する。この新シリアル番号位置は、全国更新用のシリアル番号管理ファイルSNF2において有効になっている。
第1実施例では、ナビゲーション制御処理中に必要に応じて図4の随時更新処理が行われ、これらの処理の空き時間に図3のバックグラウンド更新処理が行われる。
図3において、路線別更新を先に行なう理由は、
(1)複合更新中は、単一更新を行なっている時に比べパーフォーマンスが良くないので。複合更新を速やかに終了させるため、
(2)ユーザが選択した路線の更新なので、他のデータよりも、実際に使用される可能性が高く、いざ使用する際には、速やかに該当路線データを使用できるようにするため、
である。
図3、図4のフローは全国更新と路線別更新が同時に要求された場合であるが、全国更新中に路線別更新が要求された場合にも適用できる。
第1実施例によれば、全国更新が完全に終了していなくても、路線別更新データにより地図ファイルを随時更新し、該更新後の地図データでナビゲーション制御を行なうことができる。
(B)第2実施例
図5は路線別Aの更新された地図に次の更新(全国更新、路線別更新)を行う場合の第2実施例の概念図であり、(A)は路線別Aの更新された地図に路線別A+Bの更新を行なう場合、(B)は路線別Aの更新された地図を全国更新する場合である。
図5(A)において、路線別Aの更新された地図データ41に路線別A+Bの更新を行なう場合、更新処理部62は、ナビゲーション制御のバックグラウンドで路線Aの更新がなされた地図データ(VER1+路線A)41を全国更新版(VER1)に戻し、全国更新版に戻した後、路線別A+Bの更新データ43を用いて地図データ42に更新する。そして、上記更新中において、ナビゲーション制御に必要な地図ファイルが路線別更新データ43により更新されているか調べ、更新済みでなければ該地図ファイルを直ちに全国更新版VER1の地図ファイルに戻してから該路線別更新データ43により更新し(随時更新)、ナビゲーション制御部61が該更新された地図ファイルを用いてナビゲーション制御できるようにする。
図5(B)において、路線別Aの更新された地図データ41を全国更新する場合、更新処理部62は、ナビゲーション制御のバックグラウンドで路線Aの更新がなされた地図データ(VER1+路線A)41を全国更新版(VER1)に戻し、全国更新版に戻した後、全国更新版VER2に全国更新する。そして、上記更新中において、ナビゲーション制御に必要な地図ファイルが全国更新データ44により更新されているか調べ、更新済みでなければ該地図ファイルを直ちに全国更新版VER1の地図ファイルに戻してから該全国更新データ44により更新し(随時更新)、ナビゲーション制御部61が該更新された地図ファイルを用いてナビゲーション制御できるようにする。
図6は第2実施例のナビゲーション装置の構成図であり、図2の第1実施例のナビゲーション装置と同一部分には同一符号を付している。異なる点は更新データと共に更新管理ファイルが入力され、該更新管理ファイルに(1)シリアル番号管理ファイルSNF1,SNF2と、(2)更新データ作成前の最大シリアル番号SNBMAXと更新データ作成後の最大シリアル番号SNAMAXが含まれており、これらが記憶部(更新用管理ファイル記憶部)63に記憶されている点である。
更新データ作成前の最大シリアル番号SNBMAX、更新データ作成後の最大シリアル番号SNAMAXは地図ファイルが前回の路線Aの更新データで更新されているか調べるためのものであり、ハードディスク52から読取った地図ファイルのシリアル番号SNが
SNBMAX<SN≦SNAMAX (1)
であれば前回の路線Aの更新データで更新された地図ファイルであり、上式が成立しなければ前回の路線Aの更新データで更新された地図ファイルでないと判定する。
図7は第2実施例のナビゲーション制御のバックグラウンドで地図更新を行なう処理フロー、図8はナビゲーション制御に使用する地図ファイルを随時更新する随時更新処理フローである。
更新処理部62はナビゲーション制御のバックグラウンドで地図更新を行なう。すなわち、更新処理部62はナビゲーション制御の空き時間において、ハードディスク52に保存されている地図データを読み出し、(1)式に基づいて前回の路線Aの更新において更新された地図ファイルを検索し、図27で説明した方法で全国更新版VER1の地図ファイルに戻す(ステップ401、402)。
前回更新した地図データ41を全国版VER1に戻す処理が完了すれば、路線A+Bの路線別更新データ43に基づいて路線別更新処理を行う(ステップ403)。路線別更新データの更新ファイルに基づいて地図ファイルを更新する毎に路線別更新が完了したかチェックし(ステップ404)、更新が完了しなければ更新処理を継続する。
図8の随時更新処理フローにおいて、ナビゲーション制御部61はナビゲーション制御に使用する地図ファイルをハードディスク52から読取り (ステップ501)、該地図ファイルのシリアル番号を抽出する(ステップ502)。ついで、(1)式に基づいて前回の路線Aの更新において更新された地図ファイルであるか調べ(ステップ503)、更新されたものであり、図7の処理で全国更新版VER1の地図ファイルに戻されていなければ全国更新版VER1の地図ファイルに戻す(ステップ504)。
ステップ503において前回の路線Aの更新において更新された地図ファイルでなければ、あるいは、ステップ504において全国更新版VER1の地図ファイルに戻す処理が終了すれば、更新処理部62は、路線別更新用のシリアル番号管理ファイルSNF1を参照し、地図ファイルのシリアル番号位置が有効(更新済)であるかチェックし(ステップ505)、有効であれば、その旨をナビゲーション制御部61に通知し(ステップ506)、これによりナビゲーション制御部61はステップ501で読取った地図ファイルに基づいてナビゲーション制御を行う(ステップ507)。
一方、ステップ505において、無効であれば(更新済みでなければ)、路線別更新データの更新ファイルを用いて地図更新すると共に新地図ファイルに路線別更新ファイルが保持する新シリアル番号を付し(ステップ508)、更新したことをナビゲーション制御部61に通知する(ステップ506)。ナビゲーション制御部61はこの通知により更新後の地図ファイルを用いてナビゲーション制御を実行する(ステップ507)。ステップ508で地図ファイルに付された新シリアル番号位置は、路線別用のシリアル番号管理ファイルSNF1において有効になっている。
第2実施例では、ナビゲーション制御処理中に必要に応じて図8の随時更新処理が行われ、これらの処理の空き時間に図7のバックグラウンド更新処理が行われる。
図7及び図8では図5(A) の場合における処理フローを示したが、図5(B)の場合における処理フローも同様である。また、以上では、(1)式に基づいて前回の路線Aの更新データで更新された地図ファイルであるか否かを判定したが、別の方法により判定することができる。例えば、図25に示すように更新ファイルの差分更新情報レコードに処理状態(対象ファイルが処理済であるかどうか)を示すデータFが記入されているから、このデータを用いて前回の路線Aの更新データで更新された地図ファイルであるか否かを判定することもできる。
第2実施例によれば、路線別更新後に次の路線更新あるいは全国更新する場合において、全国更新版の状態に戻しながら、次の路線更新あるいは新全国更新版への更新を行なうことができる。
全国更新版(VER1)41から全国更新版(VER2)42への全国更新と路線別更新データによる路線別更新をまとめて行なう地図更新(複合更新という)の第1実施例の概念図である。 第1実施例のナビゲーション装置の構成図である。 ナビゲーション制御のバックグラウンドで地図更新を行なう処理フローである。 ナビゲーション制御に使用する地図ファイルを随時更新する随時更新処理フローである。 路線別Aの更新された地図に次の更新(全国更新、路線別更新)を行う場合の第2実施例の概念図である。 第2実施例のナビゲーション装置の構成図である。 第2実施例のナビゲーション制御のバックグラウンドで地図更新を行なう処理フローである。 ナビゲーション制御に使用する地図ファイルを随時更新する随時更新処理フローである。 更新データ作成装置による更新DVD作成の概略説明図である。 ファイル毎の差分データファイル(更新ファイル)の作成方法説明図である。 更新データ作成の原理説明である。 地図データの説明図である。 地図データの説明図である。 旧地図データに追加する道路追加箇所を特定する追加ファイルADFの作成および組み込み方法の説明図である。 更新データ作成装置の構成図である。 ナビゲーション装置の構成図である。 ナビゲーション処理と地図更新処理のマルチタスク制御説明図である。 地図ファイルのシリアル番号説明図である。 更新データ作成装置が作成するシリアル番号管理ファイルSNFの説明図である。 更新データ作成装置の更新データ作成処理の説明図である。 バックグラウンド更新処理フローである。 更新データ説明図である。 更新データ説明図である。 更新データ説明図である。 更新データ説明図である。 地図更新の運用の概略説明図である。 ナビゲーション装置による地図更新処理の説明図である。 全国更新版地図リリース時点から所定の年月日までに開通した全路線の更新データを用いて地図データを差分更新する場合におけるセンターサーバ(更新データ作成装置)とナビゲーション装置間のインターフェース説明図である。 全国更新版(VER1)を最新全国更新版(VER2)に更新してから、路線更新する説明図である。 一度路線更新データを用いて更新した地図データを最新全国更新版(VER2)に更新し、あるいは更に別の路線更新データを用いて更新する場合の説明図である。
符号の説明
41 全国更新版(VER1)
42 全国更新版(VER2)
43 路線別更新データ
44 全国更新データ
51 ナビゲーション装置
61 ナビゲーション制御部
62 更新処理部

Claims (4)

  1. 全国更新版地図データを次のバージョンの全国更新版地図データに更新するための全国更新データと、全国更新版地図データあるいは全国更新データがリリースされてから路線別更新日までに開通した全路線の地図データが含まれるように全国更新版地図データを更新するための路線別更新データを入力され、要求により該全国更新データを用いて全国更新版地図データを次のバージョンの全国更新版地図データに更新する全国更新処理と、該全国更新データがリリースされてから路線別更新日までに開通した全路線の地図データが含まれるように該次のバージョンの全国更新版地図データを路線別更新データを用いて更新する路線別更新処理とをまとめて行う機能を備えたナビゲーション装置において、
    ナビゲーション制御に使用する地図データを保存する記憶部、
    ナビゲーション制御を行うナビゲーション制御部、
    前記路線別更新データおよび全国更新データを入力する更新データ入力部、
    ナビゲーション制御の空き時間にバックグラウンドで地図更新を行なうと共に、全国更新処理中に路線別更新処理が要求されたとき、あるいは、全国更新処理と路線別更新処理が同時に要求されたとき、路線別更新データによる路線別更新処理を全国更新データによる全国更新処理に優先して行い、路線別更新データに含まれる路線別更新ファイルにより更新される地図ファイルが全国更新処理により既に更新されているか調べ、更新されている場合には該路線別更新ファイルにより該地図ファイルを更新し、更新されていない場合には、該地図ファイルを全国更新データにより更新してから前記路線別更新ファイルにより更新し、路線別更新処理終了後、全国更新処理を再開、あるいは開始する更新処理部、

    を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. ナビゲーション制御に際して、前記ナビゲーション制御部はナビゲーション制御に使用する地図ファイルを前記記憶部より読み出し、
    前記更新処理部は、該読み出された地図ファイルが前記路線別更新データにより更新する必要がある場合、更新済みであるか調べ、更新済みであれば、ナビゲーション制御部は該地図ファイルをナビゲーション制御において使用し、
    該更新処理部は、地図ファイルが前記路線別更新データにより更新済みでなければ、該地図ファイルが前記全国更新データにより更新されているか調べ、更新されている場合には、該地図ファイルを前記路線別更新ファイルにより更新し、更新されていなければ前記全国更新データにより更新してから前記路線別更新ファイルにより更新し、
    ナビゲーション制御部は更新後の地図ファイルをナビゲーション制御において使用する、
    ことを特徴とする請求項記載のナビゲーション装置。
  3. 前記更新データに含まれる更新ファイルにより更新される地図ファイルに付加する新シリアル番号に応じた位置に有効が記入され、かつ、該地図ファイルに付加されていた旧シリアル番号に応じた位置に無効が記入されたシリアル番号管理ファイルを、該更新データと共に前記更新データ入力部から入力されて保存する保存手段を備え、
    前記更新処理部は、更新ファイルを用いて地図ファイルを更新する毎に、該地図ファイルに前記旧シリアル番号に替えて前記新シリアル番号を付加し、所定の地図ファイルが更新ファイルにより更新済みであるかを判定する際、前記シリアル番号管理ファイルを参照して、該地図ファイルのシリアル番号に応じた位置に有効が記入されているか調べ、有効が記入されている場合には該地図ファイルは更新ファイルにより更新されていると判定し、無効が記入されている場合には該地図ファイルは更新ファイルにより更新されていないと判定する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のナビゲーション装置。
  4. 前記シリアル番号管理ファイルは、前記路線別更新データの更新ファイルにより更新済みであるか調べるための路線別更新用の第1のシリアル番号管理ファイルと、前記全国更新データの更新ファイルにより更新済みであるか調べるための全国更新用の第2のシリアル番号管理ファイルを別々に備える、
    ことを特徴とする請求項記載のナビゲーション装置。
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