JP4896753B2 - 伝動ベルトの製造方法 - Google Patents

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本発明は、伝動ベルトの製造方法に係り、特に型に対する伝動ベルトの固着を解消する技術に関する。
この種の技術として、特許文献1は、ベルト長手方向に沿って心線を埋設した接着ゴム層と、型付部が設けられる圧縮ゴム層とを積層してなる伝動ベルトの製造方法を開示する。即ち、第二工程において圧縮ゴム層を型装置50のリブ溝53に向けて押し込み、第四工程において接着ゴム層を圧縮ゴム層に対して押圧積層して加硫し、その後、適宜の冷却を経て、加硫済みの伝動ベルトAを外型51から引き出す。この引出に際して外型51に対する伝動ベルトAの脱型性を向上すべく、外型51の第1ジャケット55に圧縮空気を送り込んで、圧縮ゴム層1をリブ溝53から押し出すようにしている。
特開2004-82702号公報(請求項1、段落番号0025、0029、0030、0033)
しかし、外型51に対する伝動ベルトAの離型は、上記の方法によっても、常にうまくいくとは限らなかった。即ち、第1ジャケット55に対する圧縮空気の導入に加えて伝動ベルトA自体が発揮する所謂スピニングテンションが上記脱型に関して有用に作用すると考えられなくもないが、それ以上に、(i)圧縮ゴム層のゴム配合(EPDM配合)や、(ii)接着剤と短繊維を用いて為す植毛、が原因とされる外型51に対する伝動ベルトAの固着が強力なのである。
勿論、上記固着の解消は人手に頼ることとしてもよいが、この場合、生産性やコストの面で実現は難しいのは明らかである。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、外型に対する伝動ベルトの固着を解消して脱型の作業性を向上でき、更に既存のベルト成形装置に対して容易に導入できる伝動ベルトの製造方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第一の観点によれば、熱収縮性を有する心線をベルトの長手方向に沿ってゴム層内に埋設して成る接着ゴム層と、リブ又はコグが形成される圧縮ゴム層と、の積層構造とする環状の伝動ベルトの製造は、以下の方法で行われる。即ち、前記圧縮ゴム層に対して前記のリブ又はコグを形成するための型付部が内周面に形成される外型を備えるベルト成形装置を用いる。(a)加硫前の圧縮ゴム層を含む第一スリーブを形成し、(b)前記第一スリーブを拡径させて前記型付部に押圧して、この第一スリーブに前記のリブ又はコグを形成し、(c)前記ゴム層の外周面上に前記心線を巻回して、加硫前の前記接着ゴム層としての第二スリーブを形成し、(d)前記第一スリーブの内周面に対して前記第二スリーブを押圧して積層し、この積層により形成される積層物としてのベルトスリーブを加硫し、(e)加硫後の前記ベルトスリーブを冷却して、脱型する。上記(e)に記載の工程において、前記ベルトスリーブに対する前記冷却を終える前に、上記(d)に記載の工程において為された押圧状態を少なくとも一度解除して前記心線を熱収縮させると共に再び該押圧状態へと戻す。以上によると、前記心線の熱収縮により前記ベルトスリーブが縮径変形するから前記外型に対する該ベルトスリーブの固着が解消され、もって、脱型の作業性が飛躍的に向上する。しかも、この縮径後には再び該ベルトスリーブを拡径変形させて前記心線を伸張させることから、例えば前記外型の前記型付部の内径が若干大き目のベルト成形装置を新調する必要がなく、要するに、本伝動ベルトの製造方法は既存のベルト成形装置に対して容易に導入できる。
本発明の第二の観点によれば、熱収縮性を有する心線をベルトの長手方向に沿ってゴム層内に埋設して成る接着ゴム層と、リブ又はコグが形成される圧縮ゴム層と、の積層構造とする環状の伝動ベルトの製造は、以下の方法で行われる。即ち、前記圧縮ゴム層に対して前記のリブ又はコグを形成するための型付部が内周面に形成される外型を備えるベルト成形装置を用いる。(a)加硫前の圧縮ゴム層を含む第一スリーブを形成し、(b)前記第一スリーブを拡径させて前記型付部に押圧して、この第一スリーブに前記のリブ又はコグを形成し、(c)前記ゴム層の外周面上に前記心線を巻回して、加硫前の前記接着ゴム層としての第二スリーブを形成し、(d)前記第一スリーブの内周面に対して前記第二スリーブを押圧して積層し、この積層により形成される積層物としてのベルトスリーブを加硫し、(e)加硫後の前記ベルトスリーブを冷却して、脱型する。上記(e)に記載の工程において、前記ベルトスリーブの温度が所定の温度以下となる前に、上記(d)に記載の工程において為された押圧状態を少なくとも一度解除して前記心線を熱収縮させると共に再び該押圧状態へと戻す。以上によると、前記心線の熱収縮により前記ベルトスリーブが縮径変形するから前記外型に対する該ベルトスリーブの固着が解消され、もって、脱型の作業性が飛躍的に向上する。しかも、この縮径後には再び該ベルトスリーブを拡径変形させて前記心線を伸張させることから、例えば前記外型の前記型付部の内径が若干大き目のベルト成形装置を新調する必要がなく、要するに、本伝動ベルトの製造方法は既存のベルト成形装置に対して容易に導入できる。
上記伝動ベルトの製造において、前記心線は、ポリエステル繊維又はポリアミド繊維から成る。以上によれば、良好な熱収縮性を有する心線とできる。例えば、前記ポリエステル繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維又はポリエチレンナフタレート繊維を含み、前記ポリアミド繊維は、ナイロン6.6又はナイロン4.6を含む。
以下、本発明の実施の形態を説明する。先ず、本実施形態に係るベルト成形装置を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るベルト成形装置の断面図である。
図1に示す如く、本実施形態においてベルト成形装置100は、主として、内型1・外型2・ブラダー3・上フランジ4・下フランジ5から構成される。
前記の内型1は、環状(即ち、中空円筒状)に形成され、その内部には、略示の吸引加圧装置6に連通孔7を介して連通する環状の第一ジャケット8が形成される。
前記の外型2は、上記内型1よりも大径に且つ環状(即ち、中空円筒状)に形成され、その内周面には、成形対象としてのベルトに対してリブやコグなどの型を付すための型付部9が形成される。本実施形態において型付部9は、ベルトにその長手方向に平行なリブが形成されるように、外型2の軸方向に所定の間隔で環状のリブ溝9aを複数配設して成る。そして、リブ溝9a・9a・・・は、外型2の内部に環状に形成された第二ジャケット10と小孔9bを介して連通し、この第二ジャケット10は略示の吸引加圧装置11へ連通孔12を介して接続される。また、外型2の内部であってこの第二ジャケット10の更に外周側には第三ジャケット13が形成されており、この第三ジャケット13は連通孔14を介して略示の加熱蒸気供給装置15へ接続され、更に連通孔16を介して略示の冷却水供給装置17へ接続される。
そして、上記の内型1は、白抜き矢印で示す方向に、外型2の内周側へ挿入可能に構成される。
前記のブラダー3は、ゴム製であって環状に形成され、内型1の外周側へ設けられる。このブラダー3は、軸方向長さが内型1の軸方向長さと略一致し、その軸方向における相対位置も略一致することで、軸方向両端面20a・20bが内型1の軸方向両端面と夫々略面一となっており、また図示する如くその断面は略矩形とされる。また、このブラダー3の軸方向一端及び他端の端部3a・3bには、内周側から外周側へ向かって、非伸縮性の線条物18(例えば金属製ワイヤーや繊維コードなど)と帆布19とがこの順に環状に埋設され、もって、端部3a・3bは略拡径不能とされる。また、端部3a・3bはその内径が内型1の外径よりも若干小径とされ、これにより、ブラダー3はその端部3a・3bにおいて内型1の外周面に対して保密状に外嵌する。
前記の上フランジ4は、断面略矩形の環状に形成され、前記内型1の軸方向一端側(遅れて前記外型2内へ挿入される側)へ適宜の締結手段などにより装着され、内型1の軸方向一端側の端面と略面一である前記ブラダー3の一端側の端面20aと接する。同様に、前記の下フランジ5は、断面略矩形の環状に形成され、前記内型1の軸方向他端側(先に前記外型2内へ挿入される側)へ適宜の締結手段などにより装着され、内型1の軸方向他端側の端面と略面一である前記ブラダー3の他端側の端面20bと接する。
また、前記の内型1には、複数の流体物圧入孔21・21・・・が穿設され、これら流体物圧入孔21・21・・・の夫々は、その一端が第一ジャケット8に接続され、その他端が前記のブラダー3と内型1との境界面Sに接続される。
次に、上記のベルト成形装置100によって成形されるベルトについて説明する。図2を参照されたい。図2は、本発明の一実施形態に係るベルト成形装置によって成形されるベルトの長手方向に垂直の部分断面図である。本図に示されるベルト(ベルトは、紙面に垂直な方向へ連続する。)は、一般に伝動ベルトとして用いられるVリブドベルト50である。このVリブドベルト50は、熱収縮性を有する心線52cをベルトの長手方向に沿ってゴム層内に埋設して成る接着ゴム層52と、リブ54が形成される圧縮ゴム層51と、の積層構造から成る環状の伝動ベルトである。更に、本実施形態においてVリブドベルト50は、圧縮ゴム層51と接着ゴム層52を挟んで反対側に帆布55を備える。
この圧縮ゴム層51は、Vリブドベルト50の幅方向に配向された短繊維53(例えば、1〜10[mm]程度のポリエステル繊維やナイロン繊維、アラミド繊維など)を有し、所定形状のリブ54(前述のリブ溝9aに対応する。)が形成されるゴム層(例えば、クロロプレンやエチレン、プロピレンゴム、水素添加ニトリルゴムなど)である。短繊維53のゴム層に対する配合割合は、重量比において10〜40[%]である。
接着ゴム層52は、圧縮ゴム層51側の第一層部52aと、帆布55側の第二層部52bと、の間に心線52cを挟んで押圧することで該心線52cを埋設した構成とされる。この心線52cは、ポリエステル繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート繊維やポリエチレンナフタレート繊維など)又はポリアミド繊維(例えば、ナイロン6.6やナイロン4.6など)などの線条物から成り、(i)ベルトの強度を維持する機能と、(ii)ベルトに対して熱収縮性を付与することでプーリに対する整合性を確保する機能と、を同時に確保する。
次に、上記の圧縮ゴム層51に対してリブ54を形成するための型付部9が内周面に形成される外型2を備えるベルト成形装置100を用いたVリブドベルト50の製造方法を、図3〜図8に基づいて概説する。図3〜図8はベルト成形装置の作動の説明図であって、特に図8は外型からのベルトスリーブの特殊な脱型方法をイメージしたものである。
〔第一工程(a)〕
図3を参照されたい。本工程は、加硫前の圧縮ゴム層51を含む第一スリーブ60を形成する工程である。即ち、この第一スリーブ60は、(i)例えば押出成形により幅方向に短繊維53が配向された有端の圧縮ゴム層51を成形し、(ii)この圧縮ゴム層51に対して第一層部52a(第二スリーブ61の一部)を例えばカレンダー成形により積層し、(iii)所定長さに切断した後、これを、第一層部52aが内周側となるようにブラダー3の外周面上に巻回し、(iv)長手方向の端同士を接合して、形成する。
〔第二工程(b)〕
図4を参照されたい。本工程は、第一スリーブ60を外型2内で拡径させて型付部9に押圧して、この第一スリーブ60の圧縮ゴム層51の外周面にリブ54を形成する工程である。即ち、第一スリーブ60が外周側に形成された内型1を外型2の内周側に挿入すると共に、吸引加圧装置6を用いて第一ジャケット8内(ブラダー3内)に圧縮空気(流動体)を圧入して前記ブラダー3を拡径方向へ膨張させ、圧縮ゴム層51をリブ溝9aへ向かって強力に押圧する。そして、吸引加圧装置11を用いて第二ジャケット10内を負圧にすることで圧縮ゴム層51を更にリブ溝9a側へ引き込み、加熱蒸気供給装置15を用いて第三ジャケット13内に加熱蒸気を導入して圧縮ゴム層51の予備成形を行う。このとき、外型2は予熱状態にあると共にリブ溝9a内が負圧状態となっているため、圧縮ゴム層51はリブ溝9aに沿った高精度な形状に予備成形される。この加熱による予備成形は、圧縮ゴム層51が加硫しない程度で且つ成形性が向上する程度に行う。そのため、本予備成形の際の加熱温度[℃](「加熱温度」とは、第三ジャケット13の内周側壁面を熱電対を用いて測定して得られた温度を意味するものとする。)は60〜130の範囲内とし、加熱時間[分]は0.5〜4.0の範囲内が好ましい。
〔第三工程(c)〕
図5を参照されたい。本工程は、第二層部52bの外周面上に心線52cを巻回して、加硫前の接着ゴム層52としての第二スリーブ61を形成する工程である。即ち、この第二スリーブ61は、(i)図5に示す如く吸引加圧装置6を用いて第一ジャケット8を負圧状態とせしめてブラダー3を縮径状態とし、(ii)この縮径状態のブラダー3の外周面上に、帆布55と第二層部52bとをこの順に巻き付け、(iii)更に第二層部52bの外周面上に心線52cを所定間隔で螺旋状に巻回して、形成する。なお、本実施形態において第二スリーブ61の一部(第一層部52a)は、成形の便宜上、図3に示される第一工程において第一スリーブ60の内周面上に前もって形成することとする。
〔第四工程(d)〕
図6及び図7を参照されたい。本工程は、第一スリーブ60の内周面に対して第二スリーブ61を押圧して積層し、この積層により形成される積層物としてのベルトスリーブ50を加硫する工程である。即ち、(i)図6において矢印Eで示す如く内型1を外型2内へ嵌入し、(ii)図7に示す如く吸引加圧装置6を用いて第一ジャケット8内へ圧縮空気を圧入してブラダー3を拡径方向へ膨張させることで、第二スリーブ61を第一スリーブ60の内周面に対して押圧して積層し、もって、(iii)図2に示す如く心線52cが接着ゴム層52内に埋設された状態とすると共に、ベルトスリーブ50を得る。次に、(iv)加熱蒸気供給装置15を用いて第三ジャケット13内に導入されている加熱蒸気の温度を上昇せしめて、加熱温度[℃]を120〜170の範囲内とし、この状態を所定の加熱時間[分](15〜30の範囲内)、継続することで、(v)ベルトスリーブ50(Vリブドベルト50に相当。)の圧縮ゴム層51と接着ゴム層52は、内型1及び外型2に挟持され押圧された状態で加硫成形される。なお、本図(他の図面においても同様)においてブラダー3の膨張は、技術的な意義の容易な理解を図る目的で、誇張して表現されていることを理解されたい。
〔第五工程(e)〕
本工程は、Vリブドベルト50の製造の最終工程である。即ち、(i)上記の加硫成形を終えるために、図略の排出弁を利用して第三ジャケット13内に導入されている加熱蒸気を排出すると共に、冷却水供給装置17を用いて第三ジャケット13内に冷却水を導入して、外型2と共にベルトスリーブ50を所定の冷却時間Tc[分](例えば5〜10)冷却し、(ii)この冷却時間が経過した後、吸引加圧装置6を用いて第一ジャケット8内を負圧状態にしてブラダー3を強制的に縮径させ、(iii)吸引加圧装置11を用いて第二ジャケット10内に圧縮空気を導入してベルトスリーブ50を型付部9から内周側へ向かって押し出す。(iv)そして、内型1を外型2から抜脱し、加硫済みのベルトスリーブ50を外型2から取り出し、(v)適切な幅に切断し、裏表をひっくり返して、Vリブドベルト50の完成とする。
ところで、上記の第五工程(e)は、更に詳しくは以下のように為す。即ち、ベルトスリーブ50に対する上記冷却を終える前(上記冷却時間Tcが経過する前)に、上記第四工程において為された押圧状態を少なくとも一度解除して前記心線52cを熱収縮させると共に再び該押圧状態へと戻す。具体的には以下の通りである。
図8を参照されたい。本図に示すように、(1)上記加硫完了後であって少なくとも上記冷却時間Tcが経過する前に、吸引加圧装置6を用いて第一ジャケット8内を負圧状態にしてブラダー3をベルトスリーブ50から剥離させて強制的に縮径させる。これにより、上記ベルトスリーブ50に対するブラダー3の押圧状態は一旦、解除される。(2)このときは未だ上記冷却時間Tcが経過していないことからベルトスリーブ50には、上記加硫成形の際に蓄熱された相当量の熱量が残存しており、この残存する熱量がベルトスリーブ50内の心線52cを熱収縮させる。前述した通り心線52cはベルトスリーブ50の周方向に螺旋状に埋設されていることから、この心線52cの熱収縮は、ベルトスリーブ50を縮径変形させるように作用することとなる。(3)そして、この心線52cの熱収縮による縮径変形力が型付部9に対するベルトスリーブ50の固着力を上回ることでベルトスリーブ50は本図に示すように型付部9から剥離し、もって、型付部9に対するベルトスリーブ50の固着は解消される。(5)その後、再度、吸引加圧装置6を用いて第一ジャケット8内に圧縮空気を圧入してブラダー3を拡径方向に膨張させ、ベルトスリーブ50(心線52cを含む。)を拡径変形させると共に、図7に示される前記の押圧状態へと戻し、蒸気冷却時間Tcの経過を迎える。このとき、心線52cは塑性変形を伴って伸長する。
以上に、ベルト成形装置100を用いたVリブドベルト50の製造方法を説明した。次に、上記のVリブドベルト50の製造における、ブラダー3の作動について更に詳しく説明する。
以降、このブラダー3の膨張過程を、該ブラダー3の膨張初期及び膨張中期、膨張後期に分けて説明する。適宜に、図6及び図7、加えて、ブラダー3の膨張中期の状態を示す図9を参照されたい。
〔ブラダー3の膨張初期〕
図6に示すようにブラダー3の端部3a・3bは非伸縮性の線条物18や帆布19が埋設されることで略拡径不能に構成されている。従って、ブラダー3の内周面略全域が内型1の外周面に対して接触している状態、即ちブラダー3が縮径状態にあるときに吸引加圧装置6を用いて第一ジャケット8内に圧縮空気を導入すると、内型1の外周面に対して外嵌する該端部3a・3bの略保密状態が維持されつつ、図9に示すように該ブラダー3の軸方向中部近傍が外周側へ膨出し始める。
〔ブラダー3の膨張中期〕
すると、ブラダー3と内型1の外周面との間に空隙Gに形成され、この空隙G内の圧縮空気から受ける圧力(図中、黒塗り矢印で示す。)によってブラダー3の端部3aが上フランジ4側へ変形し、このブラダー3の端面20aと上フランジ4とが単なる接触状態から密着状態へと移行する。この端面20aにおける密着状態により空隙G内に導入された圧縮空気の内圧の更なる上昇が許容される。
〔ブラダー3の膨張後期〕
その後、該内圧の更なる上昇に伴ってブラダー3は拡径方向へ更に膨張すると共に、前記の端面20aにおける密着状態が更に強力なものとなり、やがて、図7の状態へと移行する。
なお、上記ブラダー3の他端側端面としての端面20bにおいても、同様である。
以上に、本実施形態に係るブラダー3の作動を詳しく説明した。次に、このブラダー3の製造方法について説明する。図10は、ブラダー製造用金型の断面図である。本図に示す如くブラダー製造用金型200は、中空円筒状の内金型部201と、この内金型201の軸方向両端部に対して適宜の締結手段などにより装着される円盤状のフランジ部202・202と、から構成されている。
このブラダー製造用金型200を用いてブラダー3を製造するには、先ず、図11に示す如くフランジ部202・202が装着された内金型部201の外周面上に未加硫ゴムシート203を所定巻き数、巻回する。なお、この未加硫ゴムシート203の幅は内金型部201の軸方向長さと略同一とし、もって、内金型部201の外周面上に巻回された未加硫ゴムシート203の軸方向端面と内金型部201の軸方向端面とが略面一となるようにしておく。次に、図12に示す如く内金型部201の外周面上に巻回された未加硫ゴムシート203の軸方向両端部の外周面上に、前記の線条物18と帆布19とをこの順で巻回する。次いで、図13に示す如く再度、内金型部201の外周側に未加硫ゴムシート203を所定巻き数、巻回する。そして、所定の温度/時間で加硫し、適宜な切断を踏まえてブラダー3とし、その後、フランジ部202・202を内金型部201から取り外して、内金型部201内部に適宜に形成された図略の圧縮空気用流路に圧縮空気を導入して得られる圧力を利用しつつ内金型部201からブラダー3を引き抜く。
上述の如く製造したブラダー3は、図1に示されるベルト成形装置100の外型2から内型1を軸方向へ抜脱し、この内型1の軸方向両端に装着されている上フランジ4又は下フランジ5のうち少なくとも何れか一方を取り外して内型1の外周側に外嵌する。その際、内型1から取り外した上フランジ4又は下フランジ5は、ブラダー3を内型1の外周側に外嵌した後に前述した適宜の締結手段などにより装着すればよい。
以上説明したように上記実施形態においてVリブドベルト50は、以下のような方法で製造される。即ち、前記圧縮ゴム層51に対して前記のリブ54を形成するための型付部9が内周面に形成される外型2を備えるベルト成形装置100を用いる。(a)加硫前の圧縮ゴム層51を含む第一スリーブ60を形成し、(b)前記第一スリーブ60を拡径させて前記型付部9に押圧して、この第一スリーブ60に前記のリブ54を形成し、(c)前記第二層部52b(ゴム層の一部)の外周面上に前記心線52cを巻回して、加硫前の前記接着ゴム層52としての第二スリーブ61を形成し、(d)前記第一スリーブ60の内周面に対して前記第二スリーブ61を押圧して積層し、この積層により形成される積層物としてのベルトスリーブ50を加硫し、(e)加硫後の前記ベルトスリーブ50を冷却して、脱型する。上記(e)に記載の工程において、前記ベルトスリーブ50に対する前記冷却を終える前に、上記(d)に記載の工程において為された押圧状態を少なくとも一度解除して前記心線52cを熱収縮させると共に再び該押圧状態へと戻す。以上によると、前記心線52cの熱収縮により前記ベルトスリーブ50が縮径変形するから前記外型2に対する該ベルトスリーブ50の固着が解消され、もって、脱型の作業性が飛躍的に向上する。しかも、この縮径後には再び該ベルトスリーブ50を拡径変形させて前記心線52cを伸張させることから、例えば前記外型2の前記型付部9の内径が若干大き目のベルト成形装置100を新調する必要がなく、要するに、本伝動ベルトの製造方法は既存のベルト成形装置に対して容易に導入できる。
上記伝動ベルトの製造において、前記心線52cは、ポリエステル繊維又はポリアミド繊維から成る。以上によれば、良好な熱収縮性を有する心線52cとできる。例えば、前記ポリエステル繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維又はポリエチレンナフタレート繊維を含み、前記ポリアミド繊維は、ナイロン6.6又はナイロン4.6を含む。
以上に、本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の実施形態は例えば以下のように変更できる。
即ち、上記実施形態において、第四工程において為された押圧状態は、ベルトスリーブ50に対する冷却を終える前に解除することとしたが、この解除する時期の基準は該冷却の終了時点(冷却時間Tcの経過時点)に代えて、ベルトスリーブ50の温度(「ベルトスリーブ50の温度」とは、第三ジャケット13の内周側壁面を熱電対を用いて測定して得られる温度を意味するものとする。)であってもよい。つまり、第四工程において為された押圧状態は、ベルトスリーブ50の温度が所定の温度以下になる前に解除することとしてもよい。なお、ベルトスリーブ50の温度が所定の温度以下となった時点で冷却を終了することとする場合は、上記の両基準は略等しいと言える。
また、上記実施形態において、第四工程において為された押圧状態は、ベルトスリーブ50に対する冷却を終える前に解除することとしたが、勿論、加硫完了後であってベルトスリーブ50に対する冷却を開始する前に解除してもよい。即ち、加硫完了後であってベルトスリーブ50に対する冷却を開始する前に第四工程において為された押圧状態を少なくとも一度解除して心線52cを熱収縮させると共に、加硫完了後であってベルトスリーブ50に対する冷却を開始する前に再び該押圧状態へと戻すようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ブラダー3のシール機構(即ち、ブラダー3の端面20a(20b)が上フランジ4(又は下フランジ5)と協動して実現される強力な密閉機構)は、ブラダー3の軸方向の端面20a・20bの何れにも適用されている。しかし、これらの端面20a・20bのうち少なくとも何れか一方の端面20a(又は20b)のみに上記シール機構を適用し、他方の端面20b(又は20a)には公知のシール機構を適用することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、図1に示す如く(図12も併せて参照)前記の線条物18及び帆布19はブラダー3内に埋設されることとした。しかし、これらの線条物18及び帆布19は、必ずしもブラダー3内に埋設しなくともよく、ブラダー3の外周面側に露出した構成でもよい。
また、上記実施形態においてブラダー3は、ブラダー3を製造するために専ら使用される専用品たるブラダー製造用金型200を用いて製造することとした。しかし、このブラダー製造用金型200は上記実施形態に係るベルト成形装置100が備える内型1・上フランジ4・下フランジ5から成る構成と略酷似するので、このブラダー製造用金型200に代えて、これら内型1・上フランジ4・下フランジ5から成る構成を用いてブラダー3を製造しても勿論よい。
また、上記実施形態において外型2の内周面には、成形対象としてのベルトに対して型を付すための型付部9が形成されており、この型付部9は外型2の軸方向に沿って所定の間隔で複数配設されるリブ溝9aから成るとしたが、この型付部9は、上記実施形態のように山や谷を含む凸凹状であってもよいし、適宜に平坦状の部分を含む形状や、軸方向に沿って刻設され、円周方向に複数並設される凹部を含む形状(コグベルト用)であってもよく、この型付部9の形状は特に限定を要さない。
換言すれば、型付部9は、ベルトにその幅方向に平行なコグが形成されるように、外型2の軸方向に沿って延在するコグ溝を周方向に所定の間隔で配設して成るものとしてもよい。
また、図12の状態において、線条物18の外周側に巻回される帆布19は、当該巻回の前に予め(未加硫)ゴムを含浸させたものであってもよい。
また、上記実施形態において内型1・外型2・ブラダー3・上フランジ4・下フランジ5は周方向に切れ目のない環状に形成されるとしたが、これに代えて、周方向に切れ目のある不連続な環状に形成されてもよい。
また、上記実施形態に係るブラダー3に代えて、他の拡縮機構を使用してもよい。
本発明の一実施形態に係るベルト成形装置の断面図 本発明の一実施形態に係るベルト成形装置によって成形されるベルトの長手方向に垂直の部分断面図 ベルト成形装置の作動の説明図 ベルト成形装置の作動の説明図 ベルト成形装置の作動の説明図 ベルト成形装置の作動の説明図 ベルト成形装置の作動の説明図 外型からのベルトスリーブの特殊な脱型方法をイメージした図 ブラダーの膨張中期の状態を示す図 ブラダー製造用金型の断面図 図10に類似する図 図10に類似する図 図10に類似する図
符号の説明
1 内型
2 外型
3 ブラダー
9 型付部
50 ベルトスリーブ(Vリブドベルト)
60 第一スリーブ
61 第二スリーブ

Claims (5)

  1. 熱収縮性を有する心線をベルトの長手方向に沿ってゴム層内に埋設して成る接着ゴム層と、リブ又はコグが形成される圧縮ゴム層と、の積層構造とする環状の伝動ベルトの製造方法であって、
    前記圧縮ゴム層に対して前記のリブ又はコグを形成するための型付部が内周面に形成される外型を備えるベルト成形装置を用い、
    (a)加硫前の圧縮ゴム層を含む第一スリーブを形成し、
    (b)前記第一スリーブを拡径させて前記型付部に押圧して、この第一スリーブに前記のリブ又はコグを形成し、
    (c)前記ゴム層の外周面上に前記心線を巻回して、加硫前の前記接着ゴム層としての第二スリーブを形成し、
    (d)前記第一スリーブの内周面に対して前記第二スリーブを押圧して積層し、この積層により形成される積層物としてのベルトスリーブを加硫し、
    (e)加硫後の前記ベルトスリーブを冷却して、脱型する、
    こととし、
    上記(e)に記載の工程において、前記ベルトスリーブに対する前記冷却を終える前に、上記(d)に記載の工程において為された押圧状態を少なくとも一度解除して前記心線を熱収縮させると共に再び該押圧状態へと戻す、
    ことを特徴とする伝動ベルトの製造方法。
  2. 熱収縮性を有する心線をベルトの長手方向に沿ってゴム層内に埋設して成る接着ゴム層と、リブ又はコグが形成される圧縮ゴム層と、の積層構造とする環状の伝動ベルトの製造方法であって、
    前記圧縮ゴム層に対して前記のリブ又はコグを形成するための型付部が内周面に形成される外型を備えるベルト成形装置を用い、
    (a)加硫前の圧縮ゴム層を含む第一スリーブを形成し、
    (b)前記第一スリーブを拡径させて前記型付部に押圧して、この第一スリーブに前記のリブ又はコグを形成し、
    (c)前記ゴム層の外周面上に前記心線を巻回して、加硫前の前記接着ゴム層としての第二スリーブを形成し、
    (d)前記第一スリーブの内周面に対して前記第二スリーブを押圧して積層し、この積層により形成される積層物としてのベルトスリーブを加硫し、
    (e)加硫後の前記ベルトスリーブを冷却して、脱型する、
    こととし、
    上記(e)に記載の工程において、前記ベルトスリーブの温度が所定の温度以下となる前に、上記(d)に記載の工程において為された押圧状態を少なくとも一度解除して前記心線を熱収縮させると共に再び該押圧状態へと戻す、
    ことを特徴とする伝動ベルトの製造方法。
  3. 前記心線は、ポリエステル繊維又はポリアミド繊維から成る、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の伝動ベルトの製造方法。
  4. 前記ポリエステル繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維又はポリエチレンナフタレート繊維を含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の伝動ベルトの製造方法。
  5. 前記ポリアミド繊維は、ナイロン6.6又はナイロン4.6を含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の伝動ベルトの製造方法。
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