JP4895359B2 - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置における形成画像の位置ずれ検出技術に関するものである。
複数の画像形成部を有する画像形成装置においては、機械精度等の原因により機器の駆動むらなどが発生し色毎に位置ずれ(色ずれ)を生じる。特に、レーザスキャナおよび感光ドラムを有する画像形成部を色毎に有する装置では、レーザスキャナと感光ドラムとの間の距離が各色の画像形成部で異なると、感光ドラム上でのレーザの走査幅に違いが発生し、その結果色ずれが生じる。
そこで、搬送ベルト上に位置ずれ検出用パターンを形成し、位置ずれ検出用パターンの位置を光センサで検出し、検出した位置ずれ量に応じて当該位置ずれを修正するための各種調整を実施する技術がある。
図1に、位置ずれの例を示す。100は本来の画像位置を、110は位置ずれが発生している場合の画像位置を示す。なお、110a、110b、110cは走査方向に位置ずれがある場合であるが、説明の為、2つの線を搬送方向に離して描いてある。
110aは走査線の傾きずれを示し、レーザスキャナなどの光学部と感光ドラム間に傾きがある場合等に発生する。例えば、光学部や感光ドラムの位置や、レンズの位置を調整することによって矢印方向に修正することができる。
110bは走査線幅のバラツキによる位置ずれを示し、光学部と感光ドラム間の距離の違い等によって発生する。光学部がレーザスキャナの場合に発生し易い。例えば、画像周波数を微調整(走査幅が長い場合は、周波数を速くする。)して、走査線の長さ変えることよって矢印方向に修正することができる。
110cは走査方向の書出し位置誤差を示す。例えば、光学部がレーザススキャナであれば、ビーム検出位置からの書出しタイミングを調整することによって矢印方向に修正することができる。
110dは記録紙搬送方向の書出し位置誤差を示す。例えば、記録紙先端検出からの各色の書出しタイミングを調整することによって矢印方向に修正することができる。
そこで、例えば、搬送ベルト上に、イエローY、マゼンダM、シアンC、ブラックK(以下、Y、M、C、K)の各色に対して位置ずれ検出用パターンを形成し、搬送ベルト下流部の両サイドに設けられた1対の光センサで検出し、検出したずれ量に応じて位置ずれを修正するための各種調整を実施している。
しかし、位置ずれ検出用パターンの検出の際、感光ドラムの駆動むら及び搬送ベルト駆動ローラによる駆動むら等の影響を受ける。そのため、例えば、特許文献1および特許文献2には、搬送ベルト駆動ローラ周期の駆動むらが平均化によりキャンセルされるように位置ずれ検出用パターンを配置する技術が開示されている。
特開2001−356542号公報 特開2002−23445号公報
しかしながら、感光ドラム周期の駆動むら、および、搬送ベルト駆動ローラ周期の駆動むらがキャンセルされるように位置ずれ検出用パターンを配置する技術に関しては、搬送ベルト1周以内に位置ずれ検出用パターンを配置する必要がある。もし、搬送ベルト1周以内に位置ずれ検出用パターンを配置できない場合は、全ての位置ずれ検出用パターンを形成するまでの間に、搬送ベルト上のトナーをカートリッジ内に回収する手段を用いてクリーニングを行う必要があり、新たなダウンタイムを生じることになる。
特に、小型の画像形成装置では搬送ベルトの周長が短いため、搬送ベルト1周以内に従来の位置ずれ検出用パターンを配置するのは困難である。スポット径の小さい特殊なセンサを使用することにより、搬送ベルト1周以内に高密度に位置ずれ検出用パターンを配置することも考えられるが、コスト増大の要因となる。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、ダウンタイムの増加やコストの増大を生じず、高精度の位置ずれ検出を可能とする技術を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は以下の構成を備える。すなわち、夫々が感光体を備え、駆動ローラにより回動する無端状ベルト上、又は前記駆動ローラにより回動する無端状ベルトにより搬送される記録材上に、前記感光体上に担持された画像を順次形成するための複数の画像形成手段を備えた画像形成装置において、前記画像形成手段を用いて、前記無端状ベルト上に、位置ずれ検出用パターンを形成する制御手段と、前記無端状ベルト上に形成された前記位置ずれ検出用パターンを検出する検出手段と、を備え、前記位置ずれ検出用パターンは、夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第1パターンによって構成される第1パターン列と、夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第2パターンによって構成される第2パターン列と、を含み、前記第1パターン列と前記第2パターン列とは前記無端状ベルトの移動方向に沿って配置されており、前記第1パターン列を構成する複数の第1パターンの色の順序と、前記第2パターン列を構成する複数の第2パターンの色の順序とは異なり、前記第1パターン列内及び前記第2パターン列内の夫々における同一検出色のパターン間の長さと、前記第1パターン列と第2パターン列とに跨る同一検出色のパターン間の長さは、感光ドラムの駆動むら、及び駆動ローラの駆動むらの前記検出手段の検出結果への影響が、前記検出手段による各検出結果の平均化によりキャンセルされるように前記第1パターン列及び前記第2パターン列に含まれる各パターンの配置を決めるための長さである。
本発明によれば、ダウンタイムの増加やコストの増大を生じず、高精度の位置ずれ検出を可能とする技術を提供することができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(前提技術)
<装置構成>
図2に、画像形成装置の例示的な内部構成図を示す。画像形成装置200は、画像データ入力のためのインタフェース部210と、画像形成を行う部分である画像形成部220とを有している。なお、画像形成部220の詳細については後述する。また、プログラムを実行することにより各部の制御を行うためのCPU201、データの一時記憶やプログラムの実行領域であるRAM202、プログラムや初期設定値また後述する位置ずれ検出用パターンの画像などが記憶されているROM203を併せて有している。また、画像形成装置200内で使用されるタイミングを生成するタイマ204を有している。
さらに、ユーザからの入力を受け付けるための操作部230を備えており、タッチパネルによる操作が可能なLCD表示部などにより構成される。だだし、操作部230は、画像形成装置200の外部に接続されたPC(不図示)などにより構成してもよい。
図3に、画像形成部の断面図を示す。301は画像信号に応じて露光を行い感光ドラム上に静電潜像を形成するレーザスキャナ(a、b、c、dは各々Y、M、C、K用を示す)、302は現像器へ補給するトナーを格納しているトナー格納部、303は静電潜像を形成する感光ドラム、304は感光体表面を均一に帯電させるための帯電器、304Sは帯電ローラ、305は感光体表面に静電潜像に対応させてトナーを付着させるための現像器、305Sは現像スリーブ、306は感光体上に形成されたトナー像が転写される搬送ベルト、307は搬送ベルトを駆動する駆動ローラである。なお、308は位置ずれ検出用パターンを検出するための光センサであり、詳細は後述する。
PCからプリントすべきデータがインタフェース部210から入力され、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が終了しプリント可能状態となると、用紙カセット(不図示)から用紙が供給される。用紙搬送のタイミングを合わせて、各色の画像信号が各レーザスキャナ301に送られ、感光ドラム303上に静電潜像が形成され、現像器305により静電潜像がトナーで現像され、搬送ベルト306上に転写された後、用紙に転写される。同図においては、Y、M、C、Kの順に順次画像形成される。その後用紙は搬送ベルト306から分離され、定着器(不図示)で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部へ排出される。一方、搬送ベルト306上に残った残トナーは転写時に印加したバイアスとは逆極性のバイアスを印加することによりカートリッジに回収される。
<光センサによるパターン位置検出>
図4に、正反射型センサの例を示す。1対の光センサ308は正反射型センサであり、LEDなどを用いた発光素子400aおよびフォトトランジスタなどを用いた受光素子400bを有する。たとえば、発光素子400aは、搬送ベルト306の表面の垂直方向に対して30度の角度で設置されており、光を搬送ベルト306上のパターン(トナー像)410に照射する。受光素子400bは、発光素子400aに対して対称位置に設置されており、パターン410からの正反射光を検出する。パターン410からの正反射光と搬送ベルト306からの正反射光の差により、以下で説明する位置ずれ検出用パターンの位置を検出する。
<位置ずれ検出用パターン>
図5に、位置ずれ検出に使用される基本パターンを示す。基本パターンは右上上がり(第1パターン)と右下下がり(第2パターン)の斜線パターンであり、位置の基準とする基準色(ここではKを用いる)及び検出色(ここではC、M、Y)を有している。基本パターンにおける検出色の搬送方向の位置ずれ量δem1[mm]、および、走査方向の位置ずれ量δes1[mm]はベルトの搬送速度をVbelt[mm/s]とすると、以下の式により導出される。
δem1=Vbelt×[{ta2−(ta1+ta3)/2}+{ta5−(ta4+ta6)/2}]/2 (式1)
δes1=Vbelt×[{ta2−(ta1+ta3)/2}−{ta5−(ta4+ta6)/2}]/2 (式2)
ここで、ta1からta6はそれぞれ図における同様の符号の基準色および検出色の検出タイミング(時刻)を示している。
図6に、搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す。ここで11〜14は記録紙搬送方向及び走査方向の位置ずれ量を検出する為のパターンであり、図5に示した基本パターンを連続して配置したものである。なお、添え字のK、C、M、Yはそれぞれブラック、シアン、マゼンダ、イエローの色の画像であることを意味する。
ここで、
同一形状(第1パターン同士、第2パターン同士)・同一検出色のパターン間の距離:Lp1
異なる形状(第1パターンと第2パターン)・同一検出色のパターン間の距離:Lp2
パターン数:N (ただし、Nは奇数)
感光ドラムの周長:La
搬送ベルト駆動ローラの周長:Lb
とした時、位置ずれ検出用パターンの配置位置は以下の式を満たすように決定される。
Lp1×N=n×La
Lp2=(N/2)×Lb
なお、nは自然数である。この時、(式1)、(式2)により導出される色ずれ量は、感光ドラム303の影響による駆動むら、および、駆動ローラ307の影響による駆動むらが平均化によりキャンセルされたものとなる。
なお、図6において、11および13の符号により示されるパターン列が、それぞれ請求項における第1パターン列および第2パターン列に相当する。
以下、画像形成装置において、搬送ベルト306の駆動ローラ307の周長を40mm、感光ドラム303の周長を48mm、搬送ベルト306の周長を600mmであるものとする。また、想定する駆動むらは、駆動ローラ307に起因するものと、感光ドラムに起因するものから構成され、搬送ベルト駆動ローラ起因の駆動むらの最大値を60μm、感光ドラム起因の駆動むらの最大値を40μmであるとする。さらに、600dpi(つまり、1dot当たり42.3μm)の解像度で画像形成可能な装置であるものとする。
ここでは、同一形状の基準色パターン間(たとえば、図6の11aから11cまで)の間隔を26.67mm毎(搬送方向及び走査方向のパターン断面幅:150dot、パターン間隔:165dot、走査方向パターン幅:300dot)に配置する。この時、同一形状の検出色パターン間の間隔が80mm(=26.67mm×3)となり、感光ドラム303の周長48mmの5/3周期位相をずらした位置に3セット配置され、感光ドラム303の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
また、異なる形状間の同一検出色のパターン間(たとえば、図6の11bから13bまで)の間隔を300mmに設定する。異なる形状の同一検出色パターン間の間隔が300mm(=40mm×7.5)であることから、駆動ローラ307の周長40mmの7.5周期位相をずらした位置に2セット配置され、駆動ローラ307の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
図7に、駆動むらとCパターンの配置関係を示す。太い実線で示される曲線が駆動ローラ307および感光ドラム303に起因する駆動むらの合計量を示している。図中のa、b、cは右肩上がり形状(第1パターン)のシアン(C)パターンに対応する位置であり、d、e、fは右肩下がり形状(第2パターン)のCパターンに対応する位置である。パターンaの位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの基準位置(位相0°)とした場合の、パターンb、c、d、e、fの位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相を図17に示す。
この時、Cパターンのセット(6点)が受ける駆動むらの合計L1は、
L1=18.17−5.53−50.06−13.24+51.87−1.21=0.0[μm]
となる。つまり、感光ドラム303および駆動ローラ307に起因する駆動むらの影響が平均化されキャンセルされていることが分かる。なお、MとYも同様に感光ドラム303および駆動ローラ307に起因する駆動むらの影響が平均化されキャンセルされる。 なお、この時の位置ずれ検出用パターンの全長Lyは、
Ly=(150×19+165×18+300)/600×25.4×2+{300−(150×19+165×18+300)/600×25.4}+165/600×25.4=566.1[mm]
となる。なお、第3項(165/600×25.4)は前端パターン(11a、12a)と後端パターン(13s、14s)の重なりを防止するための余裕分である。つまり、搬送ベルト306は少なくとも566.1mm以上必要であることが分かる。そのため、小型の画像形成装置などで搬送ベルト306の周長がこれより短い場合には適用不可能となる。
<位置ずれ検出の動作フロー>
図8に、位置ずれ検出の動作フローチャートの一例を示す。なお、この位置ずれ検出の処理は通常の画像形成処理とは独立したタイミングで行われ、例えば、電源投入時に行われるものである。なお、以下の動作はCPU201がROM203に格納されたプログラムを読み出して実行される。
ステップS801において、搬送ベルト306上に図6に示す様な位置ずれ検出用パターンを形成する。
ステップS802において、ステップS801で搬送ベルト306上に形成された位置ずれ検出用パターンを、搬送ベルト306の両サイドに設けられた1対の光センサ308(308a,308b)により検出する。その際、タイマ204により生成されるタイミングと共にRAM202に記憶する。
ステップS803において、ステップS802でRAM202に記憶された検出タイミングから、色毎(C、M、Y、K)に位置ずれ量を導出する。
このようにして導出された位置ずれ量に基づいて、各種調整を実施することにより、高品位な画像を形成することができる。
(第1実施形態)
本発明に係る画像形成装置の第1実施形態として、異なる形状間の検出色の順番を入れ替えた位置ずれ検出用パターンを利用した場合を例に挙げ、以下に説明する。なお、装置構成および動作フローについては、前提技術において説明したものと同様であるため説明は省略する。
<第1実施形態における位置ずれ検出用パターン>
図9に、第1実施形態に係る搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す。
位置ずれ検出に使用される基本パターンの形状は、前述した前提技術におけるもの(図5)と同様である。また、位置ずれ検出用パターンの配置位置も同様である。
つまり、
同一形状(第1パターン同士、第2パターン同士)・同一検出色のパターン間の距離:Lp1
異なる形状(第1パターンと第2パターン)・同一検出色のパターン間の距離:Lp2
パターン数:N (ただし、Nは奇数)
感光ドラムの周長:La
搬送ベルト駆動ローラの周長:Lb
とした時、位置ずれ検出用パターンの配置位置は以下の式を満たすように決定される。
Lp1×N=n×La
Lp2=(N/2)×Lb
なお、nは自然数である。この時、(式1)、(式2)により導出される色ずれ量は、感光ドラム303の影響による駆動むら、および、駆動ローラ307の影響による駆動むらが平均化によりキャンセルされたものとなる。
ただし、第1パターン列を構成する複数の第1パターンの色の順序と、第2パターン列を構成する複数の第2パターンの色の順序とは異なる。
本実施形態の画像形成装置においては、搬送ベルト306の駆動ローラ307の周長を40mm、感光ドラム303の周長を48mm、搬送ベルト306の周長を550mmであるものとする。また、想定する駆動むらは、駆動ローラ307に起因するものと、感光ドラム303に起因するものから構成され、駆動ローラ307起因の駆動むらの最大値を60μm、感光ドラム303起因の駆動むらの最大値を40μmであるとする。さらに、600dpi(つまり、1dot当たり42.3μm)の解像度で画像形成可能な装置であるものとする。
ここでは、同一形状の基準色パターン間(たとえば、図9の15aから15cまで)の間隔を26.67mm毎(搬送方向パターン幅:150dot、パターン間隔:165dot、走査方向パターン幅:500dot)に配置する。この時、同一形状の検出色パターン間の間隔が80mm(=26.67mm×3)となり、感光ドラム303の周長48mmの5/3周期位相をずらした位置に3セット配置され、感光ドラム303の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
また、異なる形状間の同一検出色のパターン間の間隔を、CおよびM(たとえば、図9の15bから17d、15dから17f)については300mmに設定し、Y(たとえば、図9の15fから17bまで)については260mmに設定する。
この結果、C及びMは異なる形状の同一検出色パターン間の間隔が300mm(=40mm×7.5)であることから、駆動ローラ307の周長40mmの7.5周期位相をずらした位置に2セット配置され、駆動ローラ307の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。また、Yについても、異なる形状の同一検出色パターン間の間隔が260mm(=40mm×6.5)であることから、駆動ローラ307の周長40mmの6.5周期位相をずらした位置に2セット配置され、駆動ローラ307の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
図10に、第1実施形態に係る駆動むらとC、Yパターンの配置関係を示す。太い実線で示される曲線が駆動ローラ307および感光ドラム303に起因する駆動むらの合計量を示しており、実線の○印はCパターンに対応する位置における駆動むらを示し、破線の○印はYパターンに対応する位置における駆動むらを示している。
図中のa、b、cは右肩上がり形状(第1パターン)のシアン(C)パターンに対応する位置であり、d、e、fは右肩下がり形状(第2パターン)のCパターンに対応する位置である。パターンaの位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの基準位置(位相0°)とした場合の、パターンb、c、d、e、fの位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相を図18に示す。この時、Cパターンのセット(6点)が受ける駆動むらの合計L2は、
L2=18.17−5.53−50.06−13.24+51.87−1.21=0.0[μm]
となる。なお、Mパターンについても同様である。
一方、図中のa’、b’、c’は右肩上がり形状(第1パターン)のイエロー(Y)パターンに対応する位置であり、d’、e’、f’は右肩下がり形状(第2パターン)のYパターンに対応する位置である。パターンa’の位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの基準位置(位相0°)とした場合の、パターンb’、c’、d’、e’、f’の位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相を図19に示す。この時、Yパターンのセット(6点)が受ける駆動むらの合計L3は、
L3=−37.64−13.95−82.18+58.27+5.2+70.30=0.0[μm]
となる。
つまり、C、M、Yの各色の何れについても、感光ドラム303および駆動ローラ307に起因する駆動むらが平均化されキャンセルされていることが分かる。
なお、この時の位置ずれ検出用パターンの全長Lwは、
Lw=(150×19+165×18+300)/600×25.4×2+{300−(150×21+165×20+300)/600×25.4}+165/600×25.4=539.45[mm]
となる。なお、第3項(165/600×25.4)は前端パターン(15a、16a)と後端パターン(17s、18s)の重なりを防止するための余裕分である。つまり、前提技術で説明した検出パターンの全長566.1mmに比較し短くなっていることが分かる。そのため、小型の画像形成装置などで搬送ベルト306の周長が短い場合での適用範囲が拡がることになる。
なお、上記の説明とは逆に、
Lp2×N=n×La
Lp1=(N/2)×Lb
となるように色ずれ検出用パターンの配置位置を決定してもよい。
また、無端状ベルトとして、紙(記録材)を搬送する搬送ベルト306のほか、中間転写ベルト(不図示)を使用してもよい。この場合、通常画像形成時には、画像形成部220により形成された画像は、中間転写ベルト上に順次重ね合わせて転写(1次転写)された後、記録材搬送手段により搬送される記録材に一括して転写(2次転写)される。一方、位置ずれ検出時には、画像形成部220により形成された位置ずれ検出用パターンは、中間転写ベルト上に一次転写され、該中間転写ベルト上でセンサにより検知される。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、ダウンタイムの増加およびコストの増大を抑止しつつ、より短い位置ずれ検出用パターンを用いて精度の高い位置ずれ検出が可能となる。
(第2実施形態)
本発明に係る画像形成装置の第2実施形態として、同一形状の位置ずれ検出用パターン間の検出色の順番を入れ替えた位置ずれ検出用パターンを利用した場合を例に挙げ、以下に説明する。なお、装置構成および動作フローについては、前提技術において説明したものと同様であるため説明は省略する。 本実施形態の画像形成装置においては、搬送ベルト306の駆動ローラ307の周長を48mm、感光ドラム303の周長を40mmであるものとする。また、想定する駆動むらは、駆動ローラ307に起因するものと、感光ドラム303に起因するものから構成され、駆動ローラ307起因の駆動むらの最大値を60μm、感光ドラム303起因の駆動むらの最大値を40μmであるとする。さらに、600dpi(つまり、1dot当たり42.3μm)の解像度で画像形成可能な装置であるものとする。
従来の位置ずれ検出用パターン(図6)において、同一形状の基準色パターン間(たとえば、図9の15aから15cまで)の間隔を27.43mm毎(搬送方向パターン幅:150dot、パターン間隔:174dot、走査方向パターン幅:300dot)に配置することにより、感光ドラム303の駆動むらが平均化によりキャンセルされる。
また、異なる形状間の同一検出色のパターン間(図6中の11bから13bまでの間隔)の間隔を312mmに設定する。
この結果、異なる形状の同一検出色パターン間の間隔が312mm(=48mm×6.5)であることから、駆動ローラ307の周長40mmの6.5周期位相をずらした位置に2セット配置され、駆動ローラ307の駆動むらが平均化によりキャンセルされる。
この時の位置ずれ検出用パターンの全長Lzは、
Lz=(150×19+174×18+300)/600×25.4×2+{312−(150×19+174×18+300)/600×25.4}+165/600×25.4=584.923[mm]
となる。なお、第3項(165/600×25.4)は前端パターン(11a、12a)と後端パターン(13s、14s)の重なりを防止するための余裕分である。
<第2実施形態における位置ずれ検出用パターン>
図11に、第2実施形態に係る搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す。
位置ずれ検出に使用される基本パターンは、前述した前提技術におけるもの(図5)と同様である。また、位置ずれ検出用パターンの配置位置も同様である。
つまり、
同一形状(第1パターン同士、第2パターン同士)・同一検出色のパターン間の距離:Lp1
異なる形状(第1パターンと第2パターン)・同一検出色のパターン間の距離:Lp2
パターン数:N (ただし、Nは奇数)
感光ドラムの周長:La
搬送ベルト駆動ローラの周長:Lb
とした時、位置ずれ検出用パターンの配置位置は以下の式を満たすように決定される。
Lp1×N=n×La
Lp2=(N/2)×Lb
なお、nは自然数である。この時、(式1)、(式2)により導出される色ずれ量は、感光ドラム303の影響による駆動むら、および、駆動ローラ307の影響による駆動むらが平均化によりキャンセルされたものとなる。
しかし、位置ずれ検出用パターンにおいて、同一形状の位置ずれ検出用パターン間の検出色の順番を入れ替えている点が、前提技術における位置ずれ検出用パターンと異なる。
ここでは、同一形状の基準色パターン間(たとえば、図11の19aから19cまで)の間隔を26.67mm毎(搬送方向パターン幅:150dot、パターン間隔:165dot、走査方向パターン幅:300dot)に配置する。
また、Cでの同一形状の検出色パターンは19bを基準にして、106.67mm(=40mm×8/3)、213.33mm(=40mm×16/3)。Mでの同一形状の検出色パターンは19dを基準にして、106.67mm(=40mm×8/3)、133.33mm(=40mm×10/3)。Yでの同一形状の検出色パターンは19fを基準にして、26.67mm(=40mm×2/3)、133.33mm(=40mm×10/3)。この結果、感光ドラム303の周長40mmの1/3×n周期(nは自然数)位相をずらした位置に3セット配置され、感光ドラム303の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
また、異なる形状間の同一検出色のパターン間(たとえば、図11の19bから21bまで)の間隔を、312mm(=48mm×6.5)に設定する。
この結果、異なる形状の同一検出色パターン間の間隔が312mm(=48mm×6.5)であることから、駆動ローラ307の周長48mmの6.5周期位相をずらした位置に2セット配置され、駆動ローラ307の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
図12に、第2実施形態に係る駆動むらとCパターンの配置関係を示す。太い実線で示される曲線が駆動ローラ307および感光ドラム303に起因する駆動むらの合計量を示している。図中のa、b、cは右肩上がり形状(第1パターン)のシアン(C)パターンに対応する位置であり、d、e、fは右肩下がり形状(第2パターン)のCパターンに対応する位置である。パターンaの位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの基準位置(位相0°)とした場合の、パターンb、c、d、e、fの位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相を図20に示す。この時、Cパターンのセット(6点)が受ける駆動むらの合計L4は
L4=36.79−28.45−78.35+19.26+28.45+22.30=0.0[μm]
となり、感光ドラム303および駆動ローラ307に起因する駆動むらが平均化されキャンセルされていることが分かる。なお、MおよびYパターンについても同様である。
なお、この時の位置ずれ検出用パターンの全長Lxは、
Lx=(150×19+165×18+300)/600×25.4×2+{312−(150×19+165×18+300)/600×25.4}+165/600×25.4=578.065[mm]
となる。なお、第3項(165/600×25.4)は前端パターン(19a、20a)と後端パターン(21s、22s)の重なりを防止するための余裕分である。つまり、前提技術における検出パターンの全長584.923mmに比較し短くなっていることが分かる。そのため、小型の画像形成装置などで搬送ベルト306の周長が短い場合での適用範囲が拡がることになる。
なお、上記の説明とは逆に、
Lp2×N=n×La
Lp1=(N/2)×Lb
となるように色ずれ検出用パターンの配置位置を決定してもよい。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、ダウンタイムの増加およびコストの増大を抑止しつつ、より短い位置ずれ検出用パターンを用いて精度の高い位置ずれが検出可能となる。
(第3実施形態)
本発明に係る画像形成装置の第3実施形態として、位置ずれ検出に使用される基本パターンに山型パターンを利用した場合を例に挙げ、以下に説明する。なお、装置構成および動作フローについては、前提技術において説明したものとほぼ同様であるため説明は省略する。
本実施形態の画像形成装置においては、搬送ベルト306の駆動ローラ307の周長を60mm、感光ドラム303の周長を30mmであるものとする。また、想定する駆動むらは、駆動ローラ307に起因するものと、感光ドラム303に起因するものから構成され、駆動ローラ307起因の駆動むらの最大値を60μm、感光ドラム303起因の駆動むらの最大値を40μmであるとする。さらに、600dpi(つまり、1dot当たり42.3μm)の解像度で画像形成可能な装置であるものとする。
図13に、第3実施形態に係る位置ずれ検出に使用される基本パターンを示す。基本パターンは右上上がりと右下下がりの斜線パターンにより構成される逆V字型のパターンであり、位置の基準とする基準色(ここではKを用いる)及び検出色(ここではC、M、Y)を有している。基本パターンにおける検出色の搬送方向の位置ずれ量δem2[mm]、および、走査方向の位置ずれ量δes2[mm]はベルトの搬送速度をVbelt[mm/s]とすると、以下の式により導出される。
δes2=Vbelt×{(tb2−tb1)−(tc2−tc1)}/2 (式3)
δem2=Vbelt×{(tc3−tc2)−(tb3−tb2)}−δes2 (式4)
ここで、tb1からtb3およびtc1からtc3は、それぞれ図における同様の符号の基準色および検出色の検出タイミング(時刻)を示している。
図14に、第3実施形態に係る搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す。なお、308(308a1、308a2、308b1、308b2)は位置ずれ検出用の光センサである。
ここで、
基本パターン間の距離:Lp1
同一検出色のパターン間の距離:Lp2
パターン数:N (ただし、Nは奇数)
感光ドラムの周長もしくは搬送ベルト駆動ローラの周長:La
とした時、位置ずれ検出用パターンの配置位置は以下の式を満たすように決定される。
Lp1×N=n×La
Lp2=m×Lp1
なお、n、mは自然数である。この時、(式3)、(式4)により導出される色ずれ量は、感光ドラム303の影響による駆動むら、および、駆動ローラ307の影響による駆動むらが平均化によりキャンセルされたものとなる。
ここでは、基本パターン(=基準色パターン)間(たとえば、図14の26aから26dまで)の間隔を31.07mm毎(搬送方向パターン幅:150dot、パターン間隔:217dot、走査方向パターン幅:300dot)に配置することにより、感光ドラム303の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
また、同一検出色のパターン間(たとえば、図14の26bから26kまで)の間隔を140mm(=60mm×7/3)に設定することにより、駆動ローラ307の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
なお、この時の位置ずれ検出用パターンの全長Lvは、
Lv=(150×27+217×27+300)/600×25.4+165/600×25.4=439.166[mm]
となる。なお、第2項(165/600×25.4)は前端パターン(26a、17a)と後端パターン(26aa、27aa)の重なりを防止するための余裕分である。つまり、搬送ベルト306は少なくとも439.166mm以上必要であることが分かる。そのため、小型の画像形成装置などで搬送ベルト306の周長がこれより短い場合には適用不可能となる。
図15に、第3実施形態に係る他の搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す。
ここでは、基本パターン(=基準色パターン)間(たとえば、図15の23aから23dまで)の間隔を26.67mm毎(搬送方向パターン幅:150dot、パターン間隔:165dot、走査方向パターン幅:300dot)に配置する。
また、Cでの検出色パターンは23bを基準にして、160mm(=60mm×8/3)、320mm(=60mm×16/3)。Mでの検出色パターンは23eを基準にして、160mm(=60mm×8/3)、200mm(=60mm×10/3)。Yでの検出色パターンは23hを基準にして、40mm(=60mm×2/3)、200mm(=60mm×10/3)。この結果、感光ドラム303の周長60mmの1/3×n周期(nは自然数)位相をずらした位置に3セット配置され、感光ドラム303の駆動むらが平均化によりキャンセルされることになる。
図16に、第3実施形態に係る駆動むらとCパターンの配置関係を示す。太い実線で示される曲線が駆動ローラ307および感光ドラム303に起因する駆動むらを示している。図中のa、b、cはシアン(C)パターンに対応する位置である。パターンaの位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの基準位置(位相0°)とした場合の、パターンb、cの位置における搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相を図21に示す。この時、Cパターンのセット(3点)が受ける駆動むらの合計L5は、
L5=−39.30+37.89+1.41=0.0[μm]
となる。つまり、感光ドラム303および駆動ローラ307に起因する駆動むらの影響が平均化されキャンセルされていることが分かる。MおよびYパターンについても同様である。
なお、この時の位置ずれ検出用パターンの全長Luは、
Lu=(150×27+165×27+300)/600×25.4+165/600×25.4=379.73[mm]
となる。なお、第2項(165/600×25.4)は前端パターン(23a、24a)と後端パターン(23aa、24aa)の重なりを防止するための余裕分である。つまり、前述の検出パターンの全長439.166mmに比較し短くなっていることが分かる。そのため、小型の画像形成装置などで搬送ベルト306の周長が短い場合での適用範囲が拡がることになる。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、ダウンタイムの増加およびコストの増大を抑止しつつ、より短い位置ずれ検出用パターンを用いて精度の高い位置ずれが検出可能となる。
画像形成装置による画像形成の位置ずれの例を示す図である。 画像形成装置の内部構成図である。 画像形成部の断面図である。 正反射型センサの例を示す図である。 位置ずれ検出用パターン内の基本パターンを示す図である。 搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンの一例を示す図である(前提技術)。 駆動むらとCパターンの配置関係を示す図である(前提技術)。 位置ずれ検出のフローチャートである(前提技術)。 第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の駆動むらとC、Yパターンの配置関係を示す図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の駆動むらとCパターンの配置関係を示す図である。 第3実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ検出に使用される基本パターンを示す図である。 第3実施形態に係る画像形成装置の搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す図である。 他の搬送ベルト上に形成された位置ずれ検出用パターンを示す図である。 第3実施形態に係る画像形成装置の駆動むらとCパターンの配置関係を示す図である。 搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相の対応を示す図である(前提技術)。 搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相の対応を示す図である(第1実施形態:Cパターン)。 搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相の対応を示す図である(第1実施形態:Yパターン)。 搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相の対応を示す図である(第2実施形態)。 搬送ベルト駆動ローラ及び感光ドラムの位相の対応を示す図である(第3実施形態)。

Claims (6)

  1. 夫々が感光体を備え、駆動ローラにより回動する無端状ベルト上、又は前記駆動ローラにより回動する無端状ベルトにより搬送される記録材上に、前記感光体上に担持された画像を順次形成するための複数の画像形成手段を備えた画像形成装置であって
    前記画像形成手段を用いて、前記無端状ベルト上に、位置ずれ検出用パターンを形成する制御手段と、
    前記無端状ベルト上に形成された前記位置ずれ検出用パターンを検出する検出手段と、
    を備え
    前記位置ずれ検出用パターンは、
    夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第1パターンによって構成される第1パターン列と、
    夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第2パターンによって構成される第2パターン列と、
    を含み、
    前記第1パターン列と前記第2パターン列とは前記無端状ベルトの移動方向に沿って配置されており
    前記第1パターン列を構成する複数の第1パターンの色の順序と、前記第2パターン列を構成する複数の第2パターンの色の順序とは異なり、
    前記第1パターン列内及び前記第2パターン列内の夫々における同一検出色のパターン間の長さと、前記第1パターン列と第2パターン列とに跨る同一検出色のパターン間の長さは、感光ドラムの駆動むら、及び駆動ローラの駆動むらの前記検出手段の検出結果への影響が、前記検出手段による各検出結果の平均化によりキャンセルされるように前記第1パターン列及び前記第2パターン列に含まれる各パターンの配置を決めるための長さである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1パターン列内及び前記第2パターン列内の夫々における同一検出色のパターン間の長さをLp1、前記第1パターン列と第2パターン列とに跨る同一検出色のパターン間の長さをLp2、パターンの個数をN(ただし、Nは奇数)、前記感光体の周長をLa、前記駆動ローラの周長をLbとしたとき、前記複数の第1パターン及び前記複数の第2パターンは、
    Lp1×N=n×La (nは自然数)
    Lp2=(N/2)×Lb
    を満たすように配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 夫々が感光体を備え、駆動ローラにより回動する無端状ベルト上、又は前記駆動ローラにより回動する無端状ベルトにより搬送される記録材上に、前記感光体上に担持された画像を順次形成するための複数の画像形成手段を備えた画像形成装置であって
    前記画像形成手段を用いて、前記無端状ベルト上に、位置ずれ検出用パターンを形成する制御手段と、
    前記無端状ベルト上に形成された前記位置ずれ検出用パターンを検出する検出手段と、
    を備え
    前記位置ずれ検出用パターンは、
    夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第1パターンによって構成される第1パターン列と、
    夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第2パターンによって構成される第2パターン列と、
    を含み、
    前記第1パターン列と前記第2パターン列とは前記無端状ベルトの移動方向に沿って配置されており
    前記第1パターン列は色の順序において繰り返しパターンを含まず、
    前記第1パターン列を構成する複数の第1パターンの色の順序と、前記第2パターン列を構成する複数の第2パターンの色の順序とは同一であり、
    前記第1パターン列内及び前記第2パターン列内の夫々における同一検出色のパターン間の長さと、前記第1パターン列と第2パターン列とに跨る同一検出色のパターン間の長さは、感光ドラムの駆動むら、及び駆動ローラの駆動むらの前記検出手段の検出結果への影響が、前記検出手段による各検出結果の平均化によりキャンセルされるように前記第1パターン列及び前記第2パターン列に含まれる各パターンの配置を決めるための長さである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記第1パターン列内及び前記第2パターン列内の夫々における同一検出色のパターン間の長さをLp1、前記第1パターン列と第2パターン列とに跨る同一検出色のパターン間の長さをLp2、パターンの個数をN(ただし、Nは奇数)、前記感光体の周長をLa、前記駆動ローラの周長をLbとしたとき、前記複数の第1パターン及び前記複数の第2パターンは、
    Lp1×N=n×La (nは自然数)
    Lp2=(N/2)×Lb
    を満たすように配置されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 夫々が感光体を備え、駆動ローラにより回動する無端状ベルト上、又は前記駆動ローラにより回動する無端状ベルトにより搬送される記録材上に、前記感光体上に担持された画像を順次形成するための複数の画像形成手段を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    制御手段により、前記画像形成手段を用いて、前記無端状ベルト上に、位置ずれ検出用パターンを形成する制御工程と、
    検出手段により、前記無端状ベルト上に形成された前記位置ずれ検出用パターンを検出する検出工程と、
    を備え、
    前記位置ずれ検出用パターンは、
    夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第1パターンによって構成される第1パターン列と、
    夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第2パターンによって構成される第2パターン列と、
    を含み、
    前記第1パターン列と前記第2パターン列とは前記無端状ベルトの移動方向に沿って配置されており
    前記第1パターン列を構成する複数の第1パターンの色の順序と、前記第2パターン列を構成する複数の第2パターンの色の順序とは異なり、
    前記第1パターン列内及び前記第2パターン列内の夫々における同一検出色のパターン間の長さと、前記第1パターン列と第2パターン列とに跨る同一検出色のパターン間の長さは、感光ドラムの駆動むら、及び駆動ローラの駆動むらの前記検出手段の検出結果への影響が、前記検出手段による各検出結果の平均化によりキャンセルされるように前記第1パターン列及び前記第2パターン列に含まれる各パターンの配置を決めるための長さである
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 夫々が感光体を備え、駆動ローラにより回動する無端状ベルト上、又は前記駆動ローラにより回動する無端状ベルトにより搬送される記録材上に、前記感光体上に担持された画像を順次形成するための複数の画像形成手段を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    制御手段により、前記画像形成手段を用いて、前記無端状ベルト上に、位置ずれ検出用パターンを形成する制御工程と、
    検出手段により、前記無端状ベルト上に形成された前記位置ずれ検出用パターンを検出する検出工程と、
    を備え、
    前記位置ずれ検出用パターンは、
    夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第1パターンによって構成される第1パターン列と、
    夫々が、何れかの検出色及び基準色によって形成された、連続する複数の第2パターンによって構成される第2パターン列と、
    を含み、
    前記第1パターン列と前記第2パターン列とは前記無端状ベルトの移動方向に沿って配置されており
    前記第1パターン列は色の順序において繰り返しパターンを含まず、
    前記第1パターン列を構成する複数の第1パターンの色の順序と、前記第2パターン列を構成する複数の第2パターンの色の順序とは同一であり、
    前記第1パターン列内及び前記第2パターン列内の夫々における同一検出色のパターン間の長さと、前記第1パターン列と第2パターン列とに跨る同一検出色のパターン間の長さは、感光ドラムの駆動むら、及び駆動ローラの駆動むらの前記検出手段の検出結果への影響が、前記検出手段による各検出結果の平均化によりキャンセルされるように前記第1パターン列及び前記第2パターン列に含まれる各パターンの配置を決めるための長さである
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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