JP6987583B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザビームプリンタ、LEDプリンタ)などの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、シートの端部から一定の余白部を設けて画像を形成することが一般的である。しかし近年、印刷物をカタログやパンフレットとして使用する機会が増え、余白部を極力狭くする要望が高まってきている。
余白部を狭くするためには、シートに対する画像形成位置の精度、特にシートの端から画像形成位置までの距離に関する精度を向上させる必要がある。しかし電子写真方式の画像形成装置においては、次のような要因によりシートに対する画像形成位置の誤差が生じ得る。
例えばレジストローラ等の取り付け位置精度によってシート搬送方向における画像形成位置の誤差が生じ得る。また給紙カセット等のシート幅方向を規制する部材の位置精度によりシート幅方向における画像形成位置の誤差が生じ得る。さらに機内温度の変化等によってプラスチックレンズの形状、屈折率が変化することで走査位置が変化して画像倍率の誤差が生じ、これにより画像形成位置の誤差が生じ得る。
これに対して特許文献1では、検査用画像をシート両面に形成して画像読取部で読み取り、倍率・位置情報を抽出して補正値を算出し、次回の画像形成時にその補正値に基づいて補正を行ってシートに対する画像形成位置精度を向上させる構成が提案されている。
また特許文献2では、シート上の画像を画像データとして読み取り、読み取られた画像データに基づいて、その画像に上書きする画像データの画像処理方法を切り替えた上で、シートに画像を上書きする構成が記載されている。
特開平9−27879号公報 特開2013−236159号公報
しかし、特許文献1に記載の構成では、検査用画像を形成するために記録材であるシートを無駄に消費することになり、環境に対して負荷が生じる。
また特許文献2に記載の構成では、原稿に対して上書きで画像を形成する際に発生するモアレ現象を抑制できるものの、記録材であるシートに対する画像形成位置精度は考慮されていない。
そこで本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、記録材を無駄にすることなく記録材に対する画像形成位置の精度を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録材に画像を形成する動作を制御する制御部であって、前記記録材に前記記録材の端からの距離が所定の長さの所定位置に検査用画像を形成するように制御する制御部と、前記記録材に画像を形成する画像形成部であって、前記記録材に前記検査用画像を形成する画像形成部と、前記記録材上での前記検査用画像の検出位置を検出する画像検出部と、を有し、前記制御部は、前記所定位置と前記検出位置との差を検出し、前記差を補正し、前記検査用画像が形成された前記記録材に画像を形成すると共に、前記検査用画像と前記差を補正した後に形成する画像とを前記記録材の同じ面に形成し、且つ、前記検査用画像と前記差を補正した後に形成する画像の同色部分が重なるように形成することを特徴とする。
本発明によれば、記録材を無駄にすることなく記録材に対する画像形成位置の精度を向上させることができる。
画像形成装置の断面概略図である。 レーザスキャナユニットの内部構成を示す模式図である。 画像形成装置のシステム構成の一部を示すブロック図である。 画像形成位置補正シーケンスのフローチャートである。 検査用画像を示す図である。 検査用画像のシートの端からの距離の測定結果を示す図である。 検査用画像のシートの端からの距離の測定結果を示す表である 検査用画像の傾きを検出し、画像の傾きを補正する動作を説明するための模式図である。 画像形成位置補正シーケンスを実行して画像が形成されたシートの第一面と第二面を示す図である。 画像形成位置補正シーケンスのフローチャートである。 ユーザが得たい画像の画像データの一例を示す図である。 検査用画像を示す図である。 画像が形成されて最終的にユーザが得られるシートの第一面と第二面を示す図である。 他の検査用画像を例示した図である。 他の検査用画像を例示した図である。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係る画像形成装置Aの全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
画像形成装置Aは、イエローY、マゼンダM、シアンC、ブラックKの4色のトナー(複数の現像剤)によりシート上に画像を形成可能な電子写真方式のカラー画像形成装置である。なお、以下の説明において、上記各色のトナーを使用する部材には添え字としてY、M、C、Kを付するものの、各部材の構成や動作は使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じであるため、区別を要する場合以外は添え字を適宜省略する。
図1に示す様に、画像形成装置Aは、記録材としてのシートにトナー像を転写して画像を形成する画像形成部と、画像形成部に向けてシートを供給するシート給送部と、シートにトナー像を定着させる定着部を備える。
画像形成部は、プロセスカートリッジP(PY、PM、PC、PK)を備える。また転写部としての転写ローラ19(19Y、19M、19C、19K)と、露光部としてのレーザスキャナユニット17(17Y、17M、17C、17K)と、シートSを搬送する搬送部としての静電吸着型の搬送ベルト14を備える。画像形成部は、イエローY、マゼンダM、シアンC、ブラックKの4色の現像剤であるトナーを用いてシートS上に画像を形成可能である。
プロセスカートリッジPは、回転可能な感光体としての感光ドラム15(15Y、15M、15C、15K)と、感光ドラム15を帯電させる帯電部としての帯電ローラ16(16Y、16M、16C、16K)を備える。また感光体としての感光ドラム15に形成された静電潜像をトナーにより顕像化する現像部としての現像装置28(28Y、28M、28C、28K)を備える。また感光ドラム15に付着したトナーを除去するクリーニングブレード20(20Y、20M、20C、20K)を備える。
搬送部としての搬送ベルト14は、駆動ローラ27が回転することで、表面速度226.27mm/secにて矢印R1方向に回転駆動される。画像形成装置Aの普通紙のスループットはA4サイズ縦(279.4mm)送り40ppm(ページ毎分)、イメージ間隔(紙間)は60mmとしている。また搬送ベルト14の回転と同期して、各色の感光ドラム15も矢印R2方向に回転駆動される。
次に、画像形成動作について説明する。まず図3に示す制御部70が画像形成ジョブ信号を受信すると、給送ローラ11と分離パッド12により給紙カセット10に積載収納されたシートS(記録材)が一枚ずつレジストローラ13に送り出される。
次に、シートSは、停止状態のレジストローラ13のニップ部に突き当たって先端位置がニップ部に倣うことで斜行補正がなされる。その後、レジストローラ13が画像形成部の画像の書き出しタイミングと同期をとって回転することでシートSは搬送ベルト14に搬送される。搬送ベルト14は、感光体としての感光ドラム15と転写部としての転写ローラ19との間に形成された転写ニップ部にシートSを搬送する。つまりレジストローラ13と搬送ベルト14は、転写ニップ部にシートSを搬送する搬送部である。
一方、画像形成部においては、まず帯電部としての帯電ローラ16により感光体としての感光ドラム15表面が帯電させられる。その後、不図示の外部機器等から送信された画像データに応じて露光部としてのレーザスキャナユニット17が各色の感光ドラム15表面にレーザ光を照射し、感光ドラム15表面に静電潜像を形成する。
その後、現像部としての現像装置28が備える現像ローラ18(18Y、18M、18C、18K)にバイアスが印加される。これにより感光ドラム15表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させ、感光ドラム15表面にトナー像(現像剤像)を形成する。各々の感光ドラム15表面に形成された各色のトナー像は、転写部としての転写ローラ19にトナーの帯電極性と逆極性の転写バイアスが印加されることで搬送ベルト14が搬送するシートSに順次重ね合わせて転写される。これによりシートS上にフルカラーのトナー像が形成される。
次に、トナー像が転写されたシートSは、定着装置21において加熱、加圧処理が施され、これによりシートS上のトナー像がシートSに定着される。その後、トナー像が定着されたシートSは、排出部としてシートSを画像形成装置Aの外側に排出する排出ローラ22によって排出トレイ23に排出される。
またシートSの両面に画像を形成する場合、定着装置21によるシートSの第一面への定着処理後にシートSは排出部としての排出ローラ22に搬送される。その後、シートSの後端がフラッパ24を通過すると、不図示のアクチュエータによって案内部としてのフラッパ24の位置が切り替えられるとともに、排出ローラ22が逆回転される。これによりシートSは排出ローラ22によって逆方向にスイッチバックされ、表裏が反転した状態で案内部としてのフラッパ24により両面搬送パス25へと案内される。つまりフラッパ24は、シートSの搬送経路を切り替えて、シートSを排出部としての排出ローラ22と後述するコンタクトイメージセンサ2とに案内する案内部である。
その後、案内部であるフラッパ24により両面搬送パス25に案内されたシートSは、Uターン部26を通過して、再びレジストローラ13を介して搬送ベルト14に搬送される。その後、画像形成部において第一面と同様に第二面へのトナー像が転写される。その後、シートSは定着装置21により第二面にトナー像が定着され、排出部としての排出ローラ22によって排出トレイ23に排出される。
また両面搬送パス25には、画像検出部としてのコンタクトイメージセンサ2が設けられている。コンタクトイメージセンサ2は、長手方向220mmに並べた画像読取素子に画像を通過させることで、シートS全体の画像データを読み取ることができる。
<レーザスキャナユニット>
次に、露光部としてのレーザスキャナユニット17の構成について説明する。
図2は、レーザスキャナユニット17の内部構成を示す模式図である。図2に示す様に、レーザスキャナユニット17は、半導体レーザ173、コリメータレンズ174、回転多面鏡175、fθレンズ176、BDセンサ177を備える。
次に、レーザスキャナユニット17の基本動作について説明する。まず半導体レーザ173がレーザ光束Lを出射すると、レーザ光束Lはコリメータレンズ174により略平行光とされ、所定の径で回転多面鏡175の反射面175a上に結像する。
次に、回転多面鏡175が回転されることで、レーザ光束Lは、反射面175aに反射されながら偏向走査される。なお、回転多面鏡175は、図2に示す矢印R3方向に890.8回転/secの等角速度回転を行っている。
回転多面鏡175によって偏向走査されたレーザ光束Lは、まず感光ドラム15よりもレーザ光束Lの1ライン上流側に配置されたBDセンサ177に入射する。このとき、BDセンサ177から出力された同一周期の各ラインの走査開始基準信号となるBD信号を基準として、感光ドラム15に対する画像の書き出しタイミングが決定される。
次に、偏向走査されたレーザ光束Lは、fθレンズ176に入射する。fθレンズ176は、レーザ光束Lを感光ドラム15上に結像させるためのレンズであり、感光ドラム15上での主走査方向(感光ドラム15の回転軸線方向、矢印K1方向)の走査速度が等速に保たれるように設計されている。fθレンズ176を通過したレーザ光束Lは、感光ドラム15上に結像される。
このように回転多面鏡175が回転することで、感光ドラム15上でレーザ光束Lの主走査方向の走査が行われる。また感光ドラム15が矢印R2方向に回転することで、レーザ光束Lの副走査方向(感光ドラム15の回転方向、主走査方向と直交する方向)の走査が行われる。このようにして感光ドラム15の表面に静電潜像が形成される。
<制御部>
次に、画像形成装置Aのシステム構成の概要について説明する。
図3は、画像形成装置Aのシステム構成の一部を示すブロック図である。図3に示す様に、画像形成装置Aは、CPUやメモリを含む制御部70を備える。また制御部70には、コンタクトイメージセンサ2、レジストモータ74、駆動モータ73、ビデオコントローラ171、BDセンサ177等が接続されている。
画像検出部としてのコンタクトイメージセンサ2は、シートS上に形成された画像データを読み取って制御部70に出力する。制御部70に出力された画像データは、例えば24bpp(1ピクセル当たり24ビット)でエンコードされたRGB情報として取り込まれ、赤・緑・青(r値、g値、b値)の輝度を示す三つの8ビット符号無し整数(0から255まで)で表現される。
ビデオコントローラ171は、不図示の外部機器等から入力される画像データを処理し、レーザドライバ172に画像データに応じた電気信号(ビデオ信号)を出力する。レーザドライバ172は、入力されたビデオ信号に合わせて半導体レーザ173を発光制御して感光ドラム15上に画像データに応じた静電潜像を形成する。
また制御部70は、駆動モータ73、レジストモータ74をそれぞれ制御して、駆動ローラ27、レジストローラ13の駆動をそれぞれ制御する。
また制御部70は、レーザスキャナユニット17以外の画像形成部の各デバイスにも接続されており、画像形成部によるシートSへの画像形成動作を制御する。
<画像形成位置補正シーケンス>
次に、シートSに対する画像形成位置を補正した上で画像を形成する画像形成位置補正シーケンスについて、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
図4に示す様に、画像形成ジョブ信号が受信されると、まず制御部70は画像形成部の各デバイスを制御して、上述した画像形成動作によりシートSの第一面に対して図5に示す検査用画像を形成する(S1)。本実施形態の検査用画像は、シートSの四隅にイエロー色、サイズ2画素×2画素のドットD1〜D4を、主走査方向、副走査方向ともに余白の目標値5.0mmとして形成する。つまり図5に示すシートSの端からの距離S1〜S4、F1〜F4が5.0mm(所定長さ)となる位置を目標位置(所定位置)としてドットD1〜D4を形成する。すなわち検査用画像として、シートSの端からの距離が所定長さとなる所定位置にドットD1〜D4を形成する。
なお、画像形成装置Aで使用するトナーのうちの最も明度が高いイエローのトナーで検査用画像を形成することで、現像におけるドット再現性とコンタクトイメージセンサ2での読み取り信頼性を確保しつつユーザの視認上目立たないようにすることができる。
次に、第一面に検査用画像が形成されたシートSを両面搬送パス25へと搬送する(S2)。そして両面搬送パス25において、画像検出部としてのコンタクトイメージセンサ2によってシートSに形成された検査用画像を読み取る(S3)。読み取り結果は制御部70に送られる。
次に制御部70は、検査用画像の読取結果から、検査用画像のシートSの端からの距離(図5に示すS1〜S4、F1〜F4)を測定する。そして目標値と測定値との差を算出して検出する(S4)。つまりコンタクトイメージセンサ2はシートS上(記録材上)での検査用画像の位置である検出位置を検出し、制御部70はこの検出位置と目標位置との差を検出する。図6、図7は本実施形態の測定結果を示す図と表である。なお、図6における破線は1mm方眼である。またこの測定結果はアルゴリズムを説明するために用いる測定結果の一例であり、装置構成によって決まる固有値ではない。
次に制御部70は、検査用画像の測定結果から、上記目標値と測定値との差を補正するための補正値として、感光ドラム15に対する主走査方向、副走査方向の画像の書き出し位置、主走査方向、副走査方向の画像の倍率に関する補正値を算出する(S5)。これらの補正値は、次の式1〜6を用いて算出する。
主走査方向の画像の書き出し位置の補正値=−ΔS1・・・(1)
副走査方向の画像の書き出し位置の補正値=−ΔF1・・・(2)
主走査方向、副走査方向の画像の倍率の補正値x、補正値yに関しては、まず余白と画像長さを足すとシートSの長さになる関係から、シート長さ=現在の余白と画像長さの和=目標の余白と補正後の画像長さの和、として次の式3、4を立てる。なお、式3、4において、Psは主走査方向の画像長さであり、Pfは副走査方向の画像長さである。
シート長さ=S1+Ps+S2=5.0+xPs+5.0・・・(3)
シート長さ=F1+Pf+F2=5.0+yPf+5.0・・・(4)
次に、式3、4を変形した次の式5、6により補正値x、補正値yを算出する。
x=1+(S1+S2−10)/Ps・・・(5)
y=1+(F1+F2−10)/Pf・・・(6)
ここで主走査方向の画像長さPsは、コンタクトイメージセンサ2により直接測定でき、本実施形態ではPs=200.0mmである。副走査方向の画像長さPyは、コンタクトイメージセンサ2が画像を検出した時間に対してシートSの搬送速度の絶対値を乗算することで、画像長さの近似値を計算することができ、本実施形態では、Pf=287.0mmである。なお、シートSの搬送速度の絶対値にはメカ部品の公差バラつき等の誤差を含んでいる可能性がある。
上記式1〜6を用いて算出した結果、画像の主走査方向の書き出し位置、副走査方向の書き出し位置の補正値はともに0.6mmであった。また主走査方向の画像の倍率の補正値は99.8%であり、副走査方向の画像の倍率の補正値は99.9%であった。
次に制御部70は、算出された補正値から、次のように画像の書き出しタイミングと倍率の補正を行う(S6)。
主走査方向の画像の書き出し位置(感光ドラム15に対する露光開始位置)は、BDセンサ177の検出タイミングに対して、レーザスキャナユニット17の感光ドラム15に対するレーザ光束Lの書き出しタイミングを0.6mm分遅くすることで補正する。
副走査方向の画像の書き出し位置は、搬送部としてのレジストローラ13の回転開始タイミングを0.6mm分遅くすることで補正する。本実施形態では、搬送ベルト14によるシートSの搬送スピードは226.27mm/secであるため、0.6÷226.27=0.0027sec早める。
主走査方向の画像の倍率は、露光部としてのレーザスキャナユニット17によるレーザ光束Lの走査時間(露光時間)を99.8%に短縮することで補正する。
副走査方向の画像の倍率は、駆動モータ73を制御して、感光ドラム15と搬送ベルト14の回転速度を99.9%、つまり225.95mm/secに設定することで補正する。
次に制御部70は、検査用画像の測定結果から、上記目標値と測定値との差を補正するために検査用画像の傾きを検出する(S7)。そして検出された検査用画像の傾きに基づいて画像の傾きを補正する(S8)。本実施形態では、検査用画像の傾きを以下に説明する方法で検出し、画像の傾きを補正する。
図8(a)は、画像の傾きを説明するための模式図である。ここで図8(a)において、主走査線81は、レーザスキャナユニット17の走査線であって傾きがない主走査方向の理想的な走査線を示す。主走査線82は、感光ドラム15の位置精度や径のずれ、レーザスキャナユニット17の光学系の位置精度ずれ等に起因して右上がりに傾いた走査線を示す。
図8(a)に示す様に、検査用画像において、走査開始位置となる左端のドットD1を基準点とすると、右端のドットD2はD1に対して副走査方向に0.13mmずれている。つまり主走査線81に対する主走査線82の副走査方向のずれ量は0.13mmである。この傾きを直線近似すると、ドットD1からD2までの主走査方向の長さPsは、上述した通り200.0mmであるため、傾き=0.13÷200.0=0.00065となる。
図8(b)は、画像の傾きが補正されたビットマップイメージである。図7(b)に示す様に、補正されたビットマップイメージは、画像領域の左端から右端にかけて3ライン分シフトしながら階段状に形成している。なお、画像解像度が600dpiの場合、3ライン分の距離は、25.4mm÷600dpi×3ライン=0.132mmである。
これにより、図8(c)に示す様に、走査線の傾きが相殺されて、ほぼ水平な直線が形成される。このように画像ビットマップより各主走査位置での副走査方向のずれ量を補正する補正位置を算出し、算出結果に応じて補正画像ビットマップとして再構成することで、主走査線の傾き、歪みによる色ずれが補正された画像を作成することができる。
なお、画像の傾きを補正する方法は、本実施形態の方法に限定されず、例えば半導体レーザ173やfθレンズ176を含む補正光学系、光路内のミラー等を機械的に動作させて、トナー像の位置を合わせ込む方法でもよい。
次に制御部70は、画像形成部を制御して、シートSの第二面にユーザが得たい画像を形成する(S9)。つまりシートSは、表裏が反転した状態でUターン部26を通過してレジストローラ13に再度搬送され、シートSの第1面への画像形成と同じ工程で、且つ、上述した画像の書き出し位置等の補正が成された上で、第二面に画像が形成される。
図9は、画像形成位置補正シーケンスを実行して画像が形成されたシートSの第一面と第二面を示す図である。図9に示す様に、シートSの第一面には検査用画像であるイエロードットが残っている。しかし上述した通り、イエロードットの検査用画像は視認が難しく目立たない。またシートSの第二面には、ユーザが得たい画像であって、シートSに対する画像形成位置の精度が高い画像が形成されている。
このように画像形成位置補正シーケンスを実行することで、シートSに対する画像形成位置の精度が高い画像を形成することができる。また画像形成位置補正シーケンスにおいては、検査用画像が形成されたシートSに対してユーザが得たい画像を形成する。従って、シートSを無駄にして環境に負荷をかけることなく、シートSに対する画像形成位置の精度を向上させることができる。
なお、画像形成位置補正シーケンスを実行するタイミングは、画像を形成する度に行うことも可能であるし、例えば給紙カセット10にシートSを補給した直後や環境温度が大幅に変化した時、又は、所定の画像形成枚数に達した時などに行うことができる。このように画像形成装置Aが予め設定された所定のタイミングで画像形成位置補正シーケンスを実行することで、リアルタイムに画像形成位置精度を補正することや、シートSのサイズばらつきに対応して画像形成位置精度を補正することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置Aの構成について説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、画像形成位置補正シーケンスにおいて、シートSの第一面にユーザが視認しにくいイエロー色の検査用画像を形成し、第二面にユーザが得たい画像を形成する構成について説明した。本実施形態では、シートSの第一面に検査用画像の上からユーザが得たい画像を上書きする構成について説明する。
図10は、本実施形態に係る画像形成位置補正シーケンスのフローチャートである。なお、図10において、第1実施形態で図4を用いて説明した工程と同じ処理を行う工程については、同じ符号を付してその説明を簡略化する。
図10に示す様に、まず制御部70は、まずユーザから送信される画像形成指示信号等に基づいて、ユーザが得たい画像の画像データを取得する(S101)。図11は、ユーザが得たい画像の画像データの一例を示す図である。図11に示す様に、本実施形態では、ユーザが得たい画像は余白5mmで四隅周辺はベタ黒画像となっている。
次に、取得された画像データに基づいて検査用画像を決定する(S102)。具体的には、検査用画像として、ユーザが得たい画像と検査用画像とで、同色部分が重なるような画像パターンと色から構成された画像とする。本実施形態では、ステップS101で取得されたユーザが得たい画像におけるブラック色部分と重複する位置にブラック色のテスト画像を形成する。
図12は、本実施形態に係る検査用画像を示す図である。図12に示す様に、本実施形態の検査用画像は、シートSの四隅にブラック色、サイズ2画素×2画素のドットD1〜D4を、主走査方向、副走査方向ともに余白の目標値7.0mmとする。つまり図11に示すシートSの端からの距離S1〜S4、F1〜F4が7.0mm(所定長さ)となる位置を目標位置(所定位置)としてドットD1〜D4を形成する。すなわち検査用画像として、シートSの端からの距離が所定長さとなる所定位置にドットD1〜D4を形成する。
次に、画像形成部の各デバイスを制御して、上述した画像形成動作によりシートSの第一面に対してステップS102で決定された検査用画像を形成する(S103)。
次に制御部70は、第一実施形態と同様に、シートSを両面搬送パス25に搬送する(S2)。そして両面搬送パス25において画像検出部としてのコンタクトイメージセンサ2によってシートSに形成された検査用画像を読み取る(S3)。そして検査用画像の読取結果から、検査用画像のシートSの端からの距離を測定し、目標値と測定値との差を算出して検出する(S4)。つまりコンタクトイメージセンサ2はシートS上(記録材上)での検査用画像の位置である検出位置を検出し、制御部70はこの検出位置と目標位置との差を検出する。
次に制御部70は、検査用画像の測定結果から、上記目標値と測定値との差を補正するための補正値として、まず感光ドラム15に対する主走査方向、副走査方向の画像の書き出し位置、主走査方向、副走査方向の画像の倍率に関する補正値を算出する(S5)。その後、制御部70は、算出された補正値から、画像の書き出しタイミングと倍率の補正を行う(S6)。
次に制御部70は、検査用画像の測定結果から、上記目標値と測定値との差を補正するために検査用画像の傾きを検出する(S7)。そして検出された検査用画像の傾きに基づいて画像の傾きを補正する(S8)。
次に、制御部70は、フラッパ24を制御してシートSを両面搬送パス25に再度通過させる(S104)。これによりシートSは表裏が合計2回反転することになり、検査用画像が形成されている第一面が画像形成面となる。その後、シートSの第一面に対して、検査用画像の上からユーザが得たい画像を上書きする(S105)
図13は、画像が形成されて最終的にユーザが得られるシートSの第一面と第二面を示す図である。図13に示す様に、検査用画像のドットD1〜D4は、ユーザが得たい画像に上書きされるため、検査用画像がユーザに認知されることはない。従って、イエロー等の目立たない色で検査用画像を形成する必要がなく、ブラック色で検査用画像を形成することができ、モノクロ方式の画像形成装置にも対応することができる。
なお、図14(a)に示す様に、ユーザが得たい画像において、シートSの端部付近に画像が無い場合も想定される。この場合、図14(b)に示す様に、ユーザが得たい画像において極力シートの外側の位置と対応する位置に検査用画像としてドットD1〜D4を形成するとよい。
また検査用画像は上述したものに限られず、自由に位置や形状を変えることができる。例えば図15(a)に示す様に、ドットの数を増やすことや、図15(b)に示す様に、線形状の長いパターン画像にしてもよい。このように検査用画像のパターンを工夫することでより位置精度の高い補正を行うことができる。
2…コンタクトイメージセンサ(画像検出部)
15…感光ドラム(感光体)
16…帯電ローラ(帯電部)
17…レーザスキャナユニット(露光部)
19…転写ローラ(転写部)
22…排出ローラ(排出部)
24…フラッパ(案内部)
28…現像装置(現像部)
70…制御部
A…画像形成装置
S…シート(記録材)

Claims (11)

  1. 記録材に画像を形成する動作を制御する制御部であって、前記記録材に前記記録材の端からの距離が所定の長さの所定位置に検査用画像を形成するように制御する制御部と、
    前記記録材に画像を形成する画像形成部であって、前記記録材に前記検査用画像を形成する画像形成部と、
    前記記録材上での前記検査用画像の検出位置を検出する画像検出部と、を有し、
    前記制御部は、前記所定位置と前記検出位置との差を検出し、前記差を補正し、前記検査用画像が形成された前記記録材に画像を形成すると共に、前記検査用画像と前記差を補正した後に形成する画像とを前記記録材の同じ面に形成し、且つ、前記検査用画像と前記差を補正した後に形成する画像の同色部分が重なるように形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像が形成された前記記録材を画像形成装置の外側に排出する排出部と、
    前記記録材の搬送経路を切り替えて、前記記録材を前記排出部と前記画像検出部とに案内する案内部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記検査用画像を前記記録材の第一面に形成し、前記差を補正した後に形成する画像を前記記録材の第二面に形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部は、複数の色の現像剤を用いて画像を形成可能であり、前記検査用画像は、前記複数の色の現像剤のうちの最も明度が高い色の現像剤を用いて形成されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記記録材に対する画像の書き出し位置を補正して、前記差を補正することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、画像の倍率を補正して、前記差を補正することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、画像の傾きを補正して、前記差を補正することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、
    回転可能な感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電部と、
    帯電した前記感光体に対して露光を行って静電潜像を形成する露光部と、
    前記静電潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像部と、
    前記現像剤像を前記記録材に転写する転写部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記露光部を制御して前記感光体に対する露光開始位置を補正することで、前記感光体の回転方向と直交する方向における前記記録材に対する画像の書き出し位置を補正することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記感光体と前記転写部との間に形成されたニップ部に前記記録材を搬送する搬送部をさらに備え、
    前記制御部は、前記搬送部を制御して前記ニップ部に前記記録材を搬送するタイミングを補正することで、前記感光体の回転方向における前記記録材に対する画像の書き出し位置を補正することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成部は、
    回転可能な感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電部と、
    帯電した前記感光体に対して露光を行って静電潜像を形成する露光部と、
    前記静電潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像部と、
    前記現像剤像を前記記録材に転写する転写部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記露光部の露光時間を補正することで、前記感光体の回転方向と直交する方向における画像の倍率を補正することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記感光体の回転速度を補正することで、前記感光体の回転方向における画像の倍率を補正することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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