JP4893626B2 - 磁界制御方法および磁界発生装置 - Google Patents

磁界制御方法および磁界発生装置 Download PDF

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Description

この発明は磁界制御方法および磁界発生装置に関し、より特定的には、目標位置における磁界の向きを任意の方向に変更する磁界制御方法および磁界発生装置に関する。
従来、目標位置における磁界の向きを変更可能な磁界発生装置が知られており、本願出願人はその一例を特許文献1において提案している。特許文献1の磁界発生装置では、大径の磁界発生部とこれに内蔵される小径の磁界発生部とを周方向に回転させることによって、小径の磁界発生部内に設定される目標位置における磁界の向きを径方向の平面上で変更する。
ところで、近年、医療分野では、患者の体内に配置されたカテーテルやカプセル内視鏡等の被誘導物を磁界の作用によって患者の体内の任意の位置に誘導する医療システムが開発されている。被誘導物を任意の位置に誘導するためには目標位置における磁界の向きを全方向(あらゆる方向)に変更できる必要がある。したがって、磁界の向きを所定の一平面上で変更する特許文献1の磁界発生装置ではこのような医療システムに対応できない。そこで、このような医療システムには、たとえば特許文献2に開示されているような磁界発生装置が用いられる。特許文献2の磁界発生装置では、1つの磁界発生部の周方向の回転と当該磁界発生部の径方向への移動とによって目標位置における磁界の向きを全方向に変更できる。
特開平9−90009号公報 特表2002−536037号公報
しかし、特許文献2の磁界発生装置では、磁界発生部を周方向に回転させる手段と磁界発生部を径方向に移動させる手段とが必要である。このために、装置の構成が複雑になり、装置の制御も複雑になるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、目標位置における磁界の向きを簡単に全方向に変更できる、磁界制御方法および磁界発生装置を提供することである。
この発明のある見地によれば、複数の磁極が形成される一方主面をそれぞれ有しかつ互いの一方主面が空隙を介して平行に対向するように同軸上に配置される一対の磁界発生部を用い、一対の磁界発生部によって発生される磁界のうち一対の磁界発生部に挟まれかつ一方主面に平行な所定平面上の目標位置における磁界を制御するための磁界制御方法であって、一対の磁界発生部をそれぞれ周方向の同方向に同角度で回転させることによって、目標位置における磁界の向きを所定平面上で変更する工程、および一方の磁界発生部の磁極と他方の磁界発生部の磁極との位置関係を変更するように一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方を周方向に回転させることによって、目標位置における磁界の向きの所定平面に対する傾きを変更する工程を備える、磁界制御方法が提供される。
この発明の他の見地によれば、複数の磁極が形成される一方主面をそれぞれ有しかつ互いの一方主面が空隙を介して平行に対向するように同軸上に配置される一対の磁界発生部、および一対の磁界発生部によって発生される磁界のうち一対の磁界発生部に挟まれかつ一方主面に平行な所定平面上の目標位置における磁界の向きを変更するために、一対の磁界発生部をそれぞれ周方向に回転させる回転手段を備える、磁界発生装置が提供される。
この発明では、一対の磁界発生部をそれぞれ周方向の同方向に同角度で回転させることによって、目標位置における磁界の向きが所定平面上で360°変更される。また、一方の磁界発生部の磁極と他方の磁界発生部の磁極との位置関係を変更するように一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方を周方向に回転させることによって、一方の磁界発生部の一方主面と他方の磁界発生部の一方主面とにおいて対向する同極(異極)の割合が変更される。これによって、目標位置における磁界の向きが所定平面に対して一方の磁界発生部の一方主面側あるいは他方の磁界発生部の一方主面側に90°の範囲で傾く。言い換えれば、目標位置における磁界の向きの所定平面に対する傾きが±90°の範囲で変更される。したがって、一対の磁界発生部の同方向かつ同角度の回転と一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方の回転とを組み合わせることによって、目標位置における磁界の向きを簡単に全方向に変更できる。このように、一対の磁界発生部を回転させるのみで目標位置における磁界の向きを簡単に全方向に変更できるので、装置を簡素に構成でき、装置を容易に制御できる。
なお、「目標位置」とは、一対の磁界発生部によって発生される磁界中において磁界の向きや強度を制御すべき位置をいう。
好ましくは、一対の磁界発生部と目標位置との相対的な位置関係を変更することによって、目標位置における磁界の向きを維持したまま目標位置における磁界の強度を変更する工程をさらに含む。この場合、目標位置における磁界の向きに拘わらず目標位置における磁界の強度を一定に保つことができる。患者の体内に配置された被誘導物を磁界の作用によって誘導する医療システムでは、磁界の向きを任意に変更することに加えて被誘導物に作用する磁界の強度を一定にすることが好ましい。この発明は、目標位置における磁界の強度を一定にできるので、被誘導物を磁界の作用によって誘導する医療システムに好適に用いられる。一対の磁界発生部と目標位置との相対的な位置関係の変更は、たとえば、一対の磁界発生部をそれぞれ所定平面に平行な方向の同方向に同距離で移動させることによって行われる。
また、一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方は一方主面の反対側に他方主面を有し、他方主面に磁性体が設けられることが好ましい。この場合、他方主面側への漏洩磁束を減少させ、目標位置における磁界の強度を大きくできる。
さらに、一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方の一方主面の外形は円形であることが好ましい。この場合、たとえば一対の磁界発生部のいずれか一方を回転させても、一方の磁界発生部の一方主面と他方の磁界発生部の一方主面とが対向する部分の面積は変化しない。このように一対の磁界発生部の一方主面において対向する部分の面積が小さくならないので、磁界発生部から発せられる磁束を有効に利用できる。
磁界発生部の一方主面において隣接する異極間近傍では正極(N極)から負極(S極)へと磁束が短絡してしまう。このために、一方主面に形成される磁極の数が多ければ、一方主面において短絡する磁束が多くなり、目標位置に作用する磁束が少なくなってしまう。好ましくは、一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方の一方主面には2つの磁極が形成される。このように磁界発生部において一方主面の磁極の数をできるだけ少なくすることによって、一方主面において短絡する磁束を減少させることができる。これによって、目標位置に効率的に磁束を作用させることができ、目標位置における磁界の強度を大きくできる。
また好ましくは、一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方は1つの永久磁石によって構成される。この場合、磁界発生部の部品点数を抑え、装置をより簡素に構成できる。
さらに好ましくは、一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方は複数の永久磁石と複数の永久磁石を保持する保持部材とによって構成される。この場合、別々に磁化された複数の永久磁石を保持部材で保持することによって磁界発生部を簡単に得ることができる。また、複数の永久磁石を離間して配置でき、一方主面において異極を離間させることができる。つまり、目標位置にほとんど作用しない極間近傍の永久磁石を省くことができる。このように永久磁石の使用量を抑えることによって、磁界発生部の重量を軽くでき、ひいては装置の重量を軽くできる。
この発明の上述の目的およびその他の目的、特徴、局面および利点は、添付図面に関連して行われる以下の実施形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施形態の磁界発生装置を示す斜視図解図である。 図1の磁界発生装置の正面図解図である。 磁界発生部の斜視図解図である。 磁界発生部のW−W(図3)断面図解図である。 一対の磁界発生部の一方主面において同極がずれなく対向している状態を示す斜視図解図である。 図5の状態から一対の磁界発生部をそれぞれ周方向の同方向に90°回転させた状態を示す斜視図解図である。 一対の磁界発生部の一方主面において異極がずれなく対向している状態を示す斜視図解図である。 図5の状態から一方の磁界発生部のみを回転させた場合の当該磁界発生部の回転角度と、目標位置における磁界の向きのX−Z平面に対する傾きとの関係を示すグラフである。 目標位置における磁界の向きの変更に伴う目標位置における磁界の強度の変化態様を示す図解図であり、(a)は目標位置における磁界の強度の変化態様をX軸方向成分およびZ軸方向成分で示し、(b)は目標位置における磁界の強度の変化態様をX軸方向成分およびY軸方向成分で示し、(c)は目標位置における磁界の強度の変化態様をY軸方向成分およびZ軸方向成分で示す。 一対の磁界発生部の回転軸とX軸との交点から目標位置までの距離と、目標位置における磁界の強度との関係を示すグラフである。 磁界発生部の他の例を示す斜視図解図である。 磁界発生部のその他の例を示す斜視図解図である。 磁界発生部のさらにその他の例を示す斜視図解図である。
符号の説明
10 磁界発生装置
16a,16b,100,108,114 磁界発生部
20a,20b 回転駆動部
28a,28b,106,110,116 一方主面
26a,26b 磁性体
30a,30b,112,118 他方主面
34a,34b スライダ
102a,102b 永久磁石
104 保持部材
G 空隙
P 目標位置
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
図1および図2を参照して、この発明の一実施形態の磁界発生装置10は、架台12、一対の支持部14a,14bおよび一対の磁界発生部16a,16bを含む。
支持部14a,14bは架台12の上面に離間して対向配置される。支持部14aの対向面18aには磁界発生部16aを周方向(矢印A方向)に回転させるための回転駆動部20aが設けられる。同様に、支持部14bの対向面18bには磁界発生部16bを矢印A方向に回転させるための回転駆動部20bが設けられる。
回転駆動部20aは本体22aと回転部材24aとを含む。回転部材24aには磁性体26aを介して磁界発生部16aが取り付けられる。同様に、回転駆動部20bは本体22bと回転部材24bとを含む。回転部材24bには磁性体26bを介して磁界発生部16bが取り付けられる。このように回転駆動部20a,20bに取り付けられる磁界発生部16a,16bは、一方主面28a,28bが空隙Gを介して平行に対向するように同軸上に配置される。
ここで、図3および図4を参照して、それぞれ磁界を発生させる磁界発生部16a,16bについて詳しく説明する。ここでは磁界発生部16aについて説明する。磁界発生部16a,16bは同様に構成されるので、磁界発生部16bについては符号「a」を「b」に読み替えることで説明を省略する。
図3に示すように、磁界発生部16aは軸方向(矢印B方向:図2参照)に延びる貫通孔が中央に設けられる円板状(リング状)に形成され、磁界発生部16aの一方主面28aと他方主面30aとはそれぞれ円環状になる。したがって、一方主面28aおよび他方主面30aの外形は円形になる。
また、磁界発生部16aは1つの永久磁石によって構成される。磁界発生部16aの半分は矢印B方向の一方向(矢印B1方向とする)に磁化(着磁)され、磁界発生部16aの残り半分は矢印B方向の他方向(矢印B2方向とする)に磁化される。したがって、一方主面28aにはS極とN極とが1つずつ形成される。また、他方主面30aには、一方主面28aのS極に対応する位置にN極が形成され、一方主面28aのN極に対応する位置にS極が形成される。
このようないわゆる両面2極着磁の磁界発生部16aにおける磁束の分布を図4に示す。図4には磁界発生部16aのW−W断面(図3参照)における磁束の分布が示されている。図4に示すように、一方主面28aのN極の中央部近傍から出た磁束は貫通孔を越えて一方主面28aのS極の中央部近傍に入る。また、一方主面28aのN極の内周側端部近傍から出た磁束は貫通孔を通って他方主面30aのS極の内周側端部近傍に入る。さらに、一方主面28aのN極の外周側端部近傍から出た磁束は外周面を越えて他方主面30aのS極の外周側端部近傍に入る。他方主面30aのN極から出た磁束も同様に他方主面30aのS極および一方主面28aのS極に入る。
図1および図2に戻って、回転駆動部20aは、本体22a内に設けられる図示しないモータの駆動によって回転部材24aを周方向(矢印A方向)に回転させ、磁界発生部16aを矢印A方向に回転させる。同様に、回転駆動部20bは、本体22b内に設けられる図示しないモータの駆動によって回転部材24bを矢印A方向に回転させ、磁界発生部16bを矢印A方向に回転させる。このような回転駆動部20a,20bの動作は図示しないコントローラによって制御される。つまり、制御手段であるコントローラによって磁界発生部16a,16bの回転方向および回転角度が制御される。この実施形態では、駆動手段であるモータをそれぞれ含む回転駆動部20a,20bが回転手段に相当する。
磁界発生部16aの他方主面30aに設けられる磁性体26aは磁界発生部16aと同径の円板状に形成される。磁界発生部16aと磁性体26aとは互いの外周面が面一になるように接合される。同様に、磁界発生部16bの他方主面30bに設けられる磁性体26bは磁界発生部16bと同径の円板状に形成される。磁界発生部16bと磁性体26bとは互いの外周面が面一になるように接合される。
また、図2に示すように、支持部14aの対向面18aには前後方向(矢印C方向:図1参照)に延びる溝32aが形成される。溝32a内には回転駆動部20aの本体22aに取り付けられるスライダ34aが設けられる。同様に、支持部14bの対向面18bには矢印C方向に延びる溝32bが形成される。溝32b内には回転駆動部20bの本体22bに取り付けられるスライダ34bが設けられる。
スライダ34aは、支持部14a内に設けられる図示しないアクチュエータの駆動によって矢印C方向に移動し、回転駆動部20aおよび磁界発生部16aを矢印C方向に移動させる。同様に、スライダ34bは、支持部14b内に設けられる図示しないアクチュエータの駆動によって矢印C方向に移動し、回転駆動部20bおよび磁界発生部16bを矢印C方向に移動させる。スライダ34a,34bをそれぞれ移動させるためのアクチュエータの動作は図示しないコントローラによって制御される。つまり、制御手段であるコントローラによって磁界発生部16a,16bの移動方向および移動距離が制御される。この実施形態では、スライダ34a,34bとこれらをそれぞれ移動させるための駆動手段であるアクチュエータとによって移動手段が構成される。
ついで、このように構成される磁界発生装置10の磁界制御方法について説明する。
図5〜図7を参照して、磁界発生装置10では、磁界発生部16a,16bを回転させることによって目標位置Pにおける磁界の向きを制御する。なお、図5〜図7には磁界発生部16a,16bのみを示す。
図5に示すように、ここでは、一方主面28a,28bに等間隔に離間して矢印C方向に延びかつ磁界発生部16a,16bの回転軸(二点鎖線で示す)に直交する軸をX軸とする。また、矢印B方向に延びてX軸に直交する軸をY軸とする。さらに、X軸およびY軸に直交する軸をZ軸とする。そして、X軸とY軸とZ軸との交点を目標位置Pとする。言い換えれば、一対の磁界発生部16a,16bに挟まれかつ一方主面28a,28bに平行なX−Z平面と、X−Z平面に直交するX−Y平面と、X−Z平面およびX−Y平面に直交するY−Z平面とが交わる点を目標位置Pとする。この実施形態では、X−Z平面が所定平面に相当する。また、ここでは、X軸において、目標位置Pから手前側をプラス方向とし、奥側をマイナス方向とする。Y軸において、目標位置Pから右側(磁界発生部16a側)をプラス方向とし、左側(磁界発生部16b側)をマイナス方向とする。Z軸において、目標位置Pから上側をプラス方向とし、下側をマイナス方向とする。
磁界発生装置10では、磁界発生部16a,16bをそれぞれ矢印A方向の同方向に同角度で回転させることによって、目標位置Pにおける磁界の向きをX−Z平面上で変更する。また、磁界発生部16aの磁極と磁界発生部16bの磁極との位置関係を変更するように磁界発生部16a,16bの少なくともいずれか一方を矢印A方向に回転させることによって、目標位置Pにおける磁界の向きのX−Z平面に対する傾きを変更する。
ここでは、図5に示す状態を基準として磁界発生部16a,16bを回転させるものとする。図5には、一方主面28a,28bにおいて、互いの同極がずれなく対向している状態(全反発状態)が示されている。また、図5には、磁界発生部16a,16bの回転軸(中心軸)とX軸との交点Qから目標位置Pまでの距離Rが「0」よりも大きくなるように、磁界発生部16a,16bが配置された状態が示されている。なお、後述するように、目標位置Pと交点Qとが同じ位置である場合(距離Rが「0」の場合)、一方主面28a,28bの磁極の位置関係によっては目標位置Pに磁界が存在しなくなるおそれがある。具体的には、図7に示す(全吸引状態)では目標位置Pに磁界が存在しなくなる。このために、磁界発生部16a,16bは、交点Qから目標位置Pまでの距離Rが「0」よりも大きくなるように配置される。
図5に示す状態では、一方主面28aのN極から出た磁束の多くが一方主面28bのS極に向かうことなく矢印C方向かつX軸のプラス側に延びた後に一方主面28aのS極に入る。また、一方主面28bのN極から出た磁束の多くが一方主面28aのS極に向かうことなく矢印C方向かつX軸のプラス側に延びた後に一方主面28bのS極に入る。したがって、目標位置Pにおける磁界の向きはX軸のプラス方向になる。
まず、目標位置Pにおける磁界の向きをX−Z平面上で変更する場合について説明する。ここでは、図5に示す状態から、磁界発生部16a,16bをそれぞれ、磁界発生部16bの他方主面30b側からみて矢印A方向の反時計回り方向(矢印A1方向とする)に同角度で回転させるものとする。
回転駆動部20a,20b(図1参照)が磁界発生部16a,16bをそれぞれ矢印A1方向に同角度で回転させることによって、目標位置Pを通る磁束の向きがX−Z平面上で矢印A1方向に回転する。これによって、目標位置Pにおける磁界の向きが、X−Z平面上で矢印A1方向に回転する。そして、図6に示すように、磁界発生部16a,16bをそれぞれ90°回転させた状態では、一方主面28a,28bにおいてS極が上側に配置されてN極が下側に配置される。この状態では、目標位置Pにおける磁界の向きがZ軸のプラス方向になる。
図6に示す状態からさらに磁界発生部16a,16bを矢印A1方向に同角度で回転させると、目標位置Pにおける磁界の向きが、X軸のマイナス方向、Z軸のマイナス方向へと順に変更され、その後、X軸のプラス方向に戻る。つまり、磁界発生部16a,16bをそれぞれ矢印A1方向に360°回転させることによって、目標位置Pにおける磁界の向きがX−Z平面上で360°変更される。
なお、図5に示す状態から磁界発生部16a,16bを矢印A方向の時計回り方向(矢印A1方向の逆方向)に同角度で回転させることによって、目標位置Pにおける磁界の向きがX−Z平面上で矢印A1方向の逆方向に回転することはいうまでもない。
ついで、目標位置Pにおける磁界の向きのX−Z平面に対する傾きを変更する場合について説明する。ここでは、図5に示す状態から磁界発生部16bのみを矢印A方向のいずれか一方に回転させるものとする。
回転駆動部20b(図1参照)が磁界発生部16bを矢印A方向のいずれか一方に回転させることによって、磁界発生部16aの磁極と磁界発生部16bの磁極との位置関係が変更される。つまり、一方主面28a,28bにおいて対向する同極(異極)の割合が変更される。これによって、目標位置Pにおける磁界の向きのX−Z平面に対する傾きが変更される。ここでは、図5に示す状態から磁界発生部16bを矢印A方向のいずれか一方に回転させることによって、一方主面28aのS極に対して一方主面28bのN極が対向する割合が大きくなり、目標位置Pを通る磁束の向きが一方主面28a側に傾く。したがって、目標位置Pにおける磁界の向きがX軸のプラス方向からY軸のプラス方向に傾く。
図8をも参照して、磁界発生部16bの回転角度が大きくなるにつれて目標位置Pにおける磁界の向きのX−Z平面に対する傾きも大きくなる。そして、図7に示すように、磁界発生部16bが180°回転すると、一方主面28a,28bにおいて、互いの異極がずれなく対向している状態(全吸引状態)になる。このとき目標位置Pを通る磁束の向きは一方主面28bから一方主面28aに向かう方向になる。したがって、目標位置Pの磁界の向きは、X−Z平面に対して90°傾き、Y軸のプラス方向になる。
なお、図5に示す状態から磁界発生部16bを矢印A方向のいずれの方向に回転させても同様に所定位置Pにおける磁界の向きが変更される。また、目標位置Pの磁界の向きをY軸のマイナス方向に傾ける場合は、図5に示す状態から磁界発生部16aを回転させればよい。
このように、磁界発生部16aの磁極と磁界発生部16bの磁極との位置関係を変更するように磁界発生部16a,16bの少なくともいずれか一方を矢印A方向に回転させることによって、目標位置Pにおける磁界の向きのX−Z平面に対する傾きをY軸のプラス方向あるいはマイナス方向に変更できる。つまり、目標位置Pにおける磁界の向きのX−Z平面に対する傾きを±90°変更できる。
上述のように、磁界発生装置10では、磁界発生部16a,16bの同方向かつ同角度の回転と磁界発生部16a,16bの少なくともいずれか一方の回転とを組み合わせることによって、目標位置Pにおける磁界の向きを全方向(あらゆる方向)に変更できる。
磁界発生装置10では、変更すべき目標位置Pにおける磁界の向きに応じてコントローラが磁界発生部16a,16bの回転方向および回転角度を制御する。これによって目標位置Pにおける磁界の向きを所望の向きに変更できる。
ちなみに図7に示す全吸引状態では、一方主面28aのN極から出た磁束と一方主面28bのN極から出た磁束とが交点Qにおいて略完全に相殺される。このために、全吸引状態では交点Qにおいて磁界が略存在しなくなってしまう。言い換えれば、全吸引状態では交点Qの磁界の強度が略0Tになってしまう。このような理由から、交点Qから目標位置Pまでの距離Rが「0」よりも大きくなるように磁界発生部16a,16bが配置される。
目標位置Pと磁界発生部16a,16bの磁極との位置関係を変更することによって目標位置Pにおける磁界の向きを変更すると、目標位置Pにおける磁界の強度が変化する。図9に磁界の向きの変更に伴う目標位置Pにおける磁界の強度の変化態様を示す。図9(a)は目標位置Pにおける磁界の強度の変化態様をX軸方向成分およびZ軸方向成分で示す。図9(b)は目標位置Pにおける磁界の強度の変化態様をX軸方向成分およびY軸方向成分で示す。図9(c)は目標位置Pにおける磁界の強度の変化態様をY軸方向成分およびZ軸方向成分で示す。
図9(a)〜図9(c)を参照して、E1〜E3はそれぞれ、磁界発生部16a,16bをそれぞれ矢印A方向の同方向に同角度で回転させた場合の目標位置Pにおける磁界の強度の変化態様である。詳しくは、E1は、全反発状態(図5に示す状態)を維持するように磁界発生部16a,16bを回転させた場合の磁界の強度の変化態様である。E2は、図5に示す状態から磁界発生部16a,16bのいずれか一方を矢印A方向に90°回転させた状態で磁界発生部16a,16bを同方向に同角度で回転させた場合の磁界の強度の変化態様である。言い換えれば、E2は、一方主面28a,28bにおいて一方のS極とN極とをそれぞれ他方のS極とN極とに半分ずつ対向させた状態(半反発半吸引状態)を維持するように磁界発生部16a,16bを回転させた場合の磁界の強度の変化態様である。E3は、全吸引状態(図7に示す状態)を維持するように磁界発生部16a,16bを回転させた場合の磁界の強度の変化態様である。
図9(a)〜図9(c)から目標位置Pにおける磁界が所定の向きであるときの目標位置Pにおける磁界の強度のX軸方向成分、Y軸方向成分およびZ軸方向成分を確認できる。たとえば、図9(a)において原点からそれぞれE1上の任意の点に向かって延びる複数の矢印(一点鎖線で示す)をみて、矢印の向きがX−Z平面上における目標位置Pの磁界の向きを表し、矢印の長さが目標位置Pにおける磁界の強度を表している。目標位置Pにおける磁界の向きがX軸のプラス方向からZ軸のプラス方向に変更されるに伴って、矢印が長くなっている。このように、目標位置Pにおける磁界の向きがX軸のプラス方向からZ軸のプラス方向に変更されるに伴って、目標位置Pにおける磁界の強度が大きくなっていることをE1から読み取ることができる。
図9(a)〜図9(c)のE1をみて、全反発状態を維持するように磁界発生部16a,16bを回転させた場合、目標位置Pにおける磁界の向きがY軸方向に変更されることなく、磁界の強度がY軸方向成分を有しないことがわかる。したがって、図9(a)〜図9(c)のE1から、全反発状態を維持するように磁界発生部16a,16bを回転させた場合、目標位置Pにおける磁界の向きの変更に伴って磁界の強度のX軸方向成分およびZ軸方向成分のみが変化することがわかる。
また、図9(a)〜図9(c)のE2をみて、半反発半反吸引状態を維持するように磁界発生部16a,16bを回転させた場合、目標位置Pにおける磁界の強度がX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の各方向に成分を有することがわかる。つまり、目標位置Pにおける磁界の向きの変更に伴って磁界の強度の各方向の成分が変化することがわかる。
さらに、図9(a)のE3をみて、全吸引状態を維持するように磁界発生部16a,16bを回転させた場合、目標位置Pにおける磁界の向きがX軸方向およびZ軸方向に変更されることなく、磁界の強度がX軸方向成分およびZ軸方向成分を有しないことがわかる。しかし、図9(b)および図9(c)のE3からわかるように、全吸引状態では、目標位置Pにおける磁界の強度のY軸方向成分が変化する。具体的には、図7に示す状態から磁界発生部16a,16bを同方向に同角度で回転させると、目標位置Pの磁界は、Y軸のプラス方向を向いた状態でその強度が徐々に小さくなる。そして、磁界発生部16a,16bが90°回転すると目標位置Pにおける磁界の強度は略0Tになる。その後、磁界発生部16a,16bの回転が進むと目標位置Pにおける磁界の向きがY軸のプラス方向からマイナス方向に切り替えられ、目標位置Pにおける磁界の強度が徐々に大きくなる。
このように、目標位置Pにおける磁界の向きを変更すると目標位置Pにおける磁界の強度も変化する。磁界発生装置10では、磁界発生部16a,16bと目標位置Pとの相対的な位置関係を変更することによって、目標位置Pにおける磁界の向きを維持したまま目標位置Pにおける磁界の強度を制御する。磁界発生装置10では、図示しないアクチュエータが磁界発生部16a,16bをそれぞれX−Z平面に平行な方向(ここでは矢印C方向)の同方向に同距離で移動させることによって目標位置Pにおける磁界の強度を制御する。図10に、交点Qから目標位置Pまでの距離Rと目標位置Pにおける磁界の強度との関係を示す。
図10を参照して、F1〜F4はそれぞれ、図5に示す状態の距離RをR0として距離Rが大きくなるように磁界発生部16a,16bをそれぞれ矢印C方向の同方向に同距離で移動させた場合の目標位置Pにおける磁界の強度の推移を示す。詳しくは、F1は、全反発状態(図5に示す状態)の磁界発生部16a,16bを矢印C方向に移動させた場合の磁界の強度の推移を示す。F2は、図5に示す状態からそれぞれ矢印A方向の同方向に30°回転させた状態の磁界発生部16a,16bを矢印C方向に移動させた場合の磁界の強度の推移を示す。F3は、図5に示す状態からそれぞれ矢印A方向の同方向に60°回転させた状態の磁界発生部16a,16bを矢印C方向に移動させた場合の磁界の強度の推移を示す。F4は、図5に示す状態からそれぞれ矢印A方向の同方向に90°回転させた状態(図6に示す状態)の磁界発生部16a,16bを矢印C方向に移動させた場合の磁界の強度の推移を示す。
F1〜F4から、距離Rが大きくなるにつれて目標位置Pにおける磁界の強度も小さくなっているのがわかる。このことから、磁界発生部16a,16bを移動させ、目標位置Pと磁界発生部16a,16bとの位置関係を変更することによって、目標位置Pにおける磁界の強度を任意に変更できることがわかる。
したがって、距離Rを目標位置Pにおける磁界の向きに応じて変更することによって、目標位置Pにおける磁界の強度を一定に保つことができる。たとえば目標位置Pにおける磁界の強度をT1に保つ場合、図5に示す状態の磁界発生部16a,16bでは距離RをR1に設定すればよい(F1参照)。図5に示す状態からそれぞれ矢印A方向の同方向に30°回転させた状態の磁界発生部16a,16bでは距離RをR2に設定すればよい(F2参照)。図5に示す状態からそれぞれ矢印A方向の同方向に60°回転させた状態の磁界発生部16a,16bでは距離RをR3に設定すればよい(F3参照)。図6に示す状態の磁界発生部16a,16bでは距離RをR4に設定すればよい(F4参照)。
磁界発生装置10では、目標位置Pにおける磁界の向き毎に目標位置Pにおいて保つべき磁界の強度に関連付けて所定の距離Rに関するデータがROM等の記憶手段に格納されている。そして、コントローラが、目標位置Pにおける磁界の向きに応じて距離Rに関するデータを記憶手段から読み出し、当該データに基づいて磁界発生部16a,16bを移動させる。これによって、目標位置Pにおける磁界の向きに拘わらず、目標位置Pにおける磁界の強度を所望の強度に保つことができる。
このような磁界発生装置10によれば、磁界発生部16a,16bの同方向かつ同角度の回転と磁界発生部16a,16bの少なくともいずれか一方の回転とを組み合わせることによって、目標位置Pにおける磁界の向きを簡単に全方向に変更できる。このように、磁界発生部16a,16bを回転させるのみで目標位置Pにおける磁界の向きを簡単に全方向に変更できるので、簡素に構成でき、容易に制御できる。
磁界発生部16a,16bをそれぞれ矢印C方向の同方向に同距離で移動させることによって、磁界発生部16a,16bと目標位置Pとの相対的な位置関係を変更し、目標位置Pにおける磁界の強度を任意に変更できる。ひいては目標位置Pにおける磁界の強度を一定に保つことができる。したがって、磁界発生装置10は、カテーテルやカプセル内視鏡等の被誘導物を磁界の作用によって誘導する医療システムにおいて被誘導物に作用する磁界の強度を一定にでき、このような医療システムに好適に用いられる。
磁界発生部16a,16bの他方主面30a,30bにそれぞれ磁性体26a,26bを設けることによって、他方主面30a,30b側への漏洩磁束を減少させ、目標位置Pにおける磁界の強度を大きくできる。
磁界発生部16a,16bの外形がそれぞれ円形であるので、たとえば磁界発生部16a,16bのいずれか一方を回転させても一方主面28aと28bとが対向する部分の面積は変化しない。このように一方主面28a,28bにおいて対向する部分の面積が小さくならないので、磁界発生部16a,16bから発せられる磁束を有効に利用できる。
磁界発生部16aの一方主面28aにN極とS極とが1つずつ形成される。このように磁極の数をできるだけ少なくすることによって、一方主面28aにおいて隣接する異極に短絡する磁束を減少させることができる。磁界発生部16bについても同様である。これによって、目標位置Pに効率的に磁束を作用させることができ、目標位置Pにおける磁界の強度を大きくできる。
磁界発生部16a,16bをそれぞれ1つの永久磁石で構成することによって、磁界発生部16a,16bの部品点数を抑え、磁界発生装置10をより簡素に構成できる。
なお、上述の実施形態では、磁界発生部16aの他方主面30aに磁性体26aを設けかつ磁界発生部16bの他方主面30bに磁性体26bを設ける場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。磁界発生部16bに設けられる磁性体26bを省くようにしてもよい。つまり、一対の磁界発生部のいずれか一方の他方主面にのみ磁性体を設けるようにしてもよい。
なお、上述の実施形態では、磁界発生部16a,16bをそれぞれ1つの永久磁石によって構成する場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば図11に示す磁界発生部100を用いてもよい。磁界発生部100は、矢印B1方向に磁化された永久磁石102aと、矢印B2方向に磁化された永久磁石102bと、永久磁石102a,102bを保持する保持部材104とによって構成される。永久磁石102a,102bはそれぞれ環状の一部をなすセグメント状に形成される。保持部材104は略リング状に形成される。永久磁石102a,102bは離間して保持部材104に嵌合される。このように別々に磁化された永久磁石102a,102bを保持部材104で保持することによって磁界発生部100を簡単に得ることができる。また、このように永久磁石102a,102bを離間して配置できるので、一方主面106においてS極とN極とを離間させることができる。つまり、磁界発生部100の一方主面106において目標位置にほとんど作用しない極間近傍(二点鎖線で囲む領域)の永久磁石を省くことができる。したがって、永久磁石の使用量を抑え、磁界発生部の重量を軽くでき、ひいては磁界発生装置の重量を軽くできる。
磁界発生部100のように永久磁石102a,102bを保持部材104に嵌合する場合、保持部材104が磁性体であると永久磁石102a,102bと保持部材104とよって閉磁路が形成されてしまう。このために、保持部材104は非磁性体であることが好ましい。
永久磁石102a,102bを板状(たとえば円板状)の保持部材の一方主面に固定してもよい。この場合、保持部材の材質として磁性体を用いることによって、非磁性体を用いる場合と比べて目標位置Pにおける磁界の強度を大きくできる。
また、上述の実施形態では、一方主面28a,28bにそれぞれ2つの磁極を形成する場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば図12に示す磁界発生部108を用いてもよい。磁界発生部108は1つの永久磁石によって構成される。磁界発生部108の一方主面110には、矢印A方向にS極とN極とを交互に並べて4つの磁極が形成される。また、磁界発生部108の他方主面112には、一方主面110のS極に対応する位置にN極が形成され、一方主面110のN極に対応する位置にS極が形成される。このようないわゆる両面4極着磁の磁界発生部108を2つ用いることによって、目標位置Pにおける磁界の向きのX−Z平面上での変更と目標位置Pにおける磁界の向きのX−Z平面に対する傾きの変更とを、磁界発生部16a,16bを用いる場合と比べて半分の回転角度で行うことができる。
さらに、上述の実施形態では、矢印B方向に磁化された磁界発生部16a,16bを用いる場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば図13に示す磁界発生部114を用いてもよい。磁界発生部114は、一方主面116から他方主面118側に延びて一方主面116に戻る方向(矢印D方向)に磁化された1つの永久磁石によって構成される。このようないわゆる極異方性永久磁石によって構成される磁界発生部114では、一方主面116にのみ磁極が形成される。このような磁界発生部114では、一方主面116から出る磁束が多く、目標位置における磁界の強度を大きくできる。
なお、上述の実施形態では、磁界発生部16a,16bを左右に配置する場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば一対の磁界発生部を上下に対向配置してもよい。
また、上述の実施形態では、磁界発生部16a,16bを移動させることによって所定の目標位置Pにおける磁界の強度を変更する場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば、目標位置における磁界の向きを維持するように一対の磁界発生部に対して目標位置を移動させることによって目標位置の磁界の強度を変更してもよい。この場合、目標位置を移動させる位置や距離を制御することによって目標位置における磁界の強度を一定に保つことができる。具体的には、磁界発生装置10を上述の医療システムに用いる場合、患者の体内の或る位置(目標位置)における磁界の向きを維持するように患者を移動させることによって、磁界発生部16a,16bと患者の体内の目標位置との相対的な位置関係を変更するようにしてもよい。これによって、患者の体内の目標位置における磁界の強度を変更できる。この場合、患者を移動させる位置や距離を制御することによって患者の体内の目標位置における磁界の強度を一定に保つことができる。
また、上述の実施形態では、制御手段であるコントローラによって制御されるモータで回転駆動部20a,20bを駆動する場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば、ハンドルの回転に伴って回転部材を回転させるように回転手段を構成してもよい。つまり、回転手段を人手によって駆動しかつ制御するようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態では、制御手段であるコントローラによって制御されるアクチュエータがスライダ34a,34bを移動させる場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば、ハンドルの回転に伴ってスライダを移動させるように移動手段を構成してもよい。つまり、移動手段を人手によって駆動しかつ制御するようにしてもよい。
なお、磁界発生部の一方主面の外形は特に限定されず、一方主面の外形が多角形状の磁界発生部を用いてもよい。
また、一対の磁界発生部の一方と他方とで、それぞれの一方主面の外形の形状が異なっていてもよいし、それぞれの一方主面の大きさが異なっていてもよい。たとえば、一方主面の外形が円形の磁界発生部と一方主面の外形が三角形の磁界発生部とを用いてもよい。
また、一方主面に2つの磁極が形成される磁界発生部(たとえば磁界発生部16a,100,114)と、一方主面に3つ以上の磁極が形成される磁界発生部(たとえば磁界発生部108)とによって一対の磁界発生部を構成してもよい。
また、1つの永久磁石によって構成される磁界発生部(たとえば磁界発生部16a,108,114)と、複数の永久磁石を保持部材で保持することによって構成される磁界発生部(たとえば磁界発生部100)とによって一対の磁界発生部を構成してもよい。
また、磁界発生部に用いられる永久磁石が大型で1つの永久磁石片で構成することが困難な場合は、複数の永久磁石片(磁石ブロック)を組み合わせることによって一体構成された永久磁石を用いてもよい。
また、磁界発生部の磁界発生源として、永久磁石に代えて電磁石等を用いてもよい。
また、一対の磁界発生部の同方向かつ同角度の回転のみを行ってもよいし、一対の磁界発生部のいずれか一方の回転のみを行ってもよい。つまり、目標位置における磁界の向きを所定平面上で変更する工程のみを行ってもよいし、目標位置における磁界の向きの所定平面に対する傾きを変更する工程のみを行ってもよい。
さらに、目標位置における磁界の向きを所定平面上で変更する工程と目標位置における磁界の向きの所定平面に対する傾きを変更する工程とを同時に行ってもよい。具体的には、たとえば、一対の磁界発生部をそれぞれ同方向に異なる角度(異なる速度)で回転させてもよいし、一対の磁界発生部をそれぞれ逆方向に異なる角度で回転させてもよい。このように、目標位置において所望の向きに磁界を設定できる任意の駆動態様を一対の磁界発生部の駆動態様として採用できる。また、目標位置における磁界の向きの変更と目標位置における磁界の強度の変更とを同時に行ってもよい。具体的には、たとえば一対の磁界発生部の回転と移動とを同時に行ってもよい。
この発明が詳細に説明され図示されたが、それは単なる図解および一例として用いたものであり、限定であると解されるべきではないことは明らかであり、この発明の精神および範囲は添付された請求の範囲の文言のみによって限定される。

Claims (9)

  1. 複数の磁極が形成される一方主面をそれぞれ有しかつ互いの前記一方主面が空隙を介して平行に対向するように同軸上に配置される一対の磁界発生部を用い、前記一対の磁界発生部によって発生される磁界のうち前記一対の磁界発生部に挟まれかつ前記一方主面に平行な所定平面上の目標位置における磁界を制御するための磁界制御方法であって、
    前記一対の磁界発生部をそれぞれ周方向の同方向に同角度で回転させることによって、前記目標位置における磁界の向きを前記所定平面上で変更する工程、および
    一方の前記磁界発生部の前記磁極と他方の前記磁界発生部の前記磁極との位置関係を変更するように前記一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方を前記周方向に回転させることによって、前記目標位置における磁界の向きの前記所定平面に対する傾きを変更する工程を備える、磁界制御方法。
  2. 前記一対の磁界発生部と前記目標位置との相対的な位置関係を変更することによって、前記目標位置における磁界の向きを維持したまま前記目標位置における磁界の強度を変更する工程をさらに含む、請求項1に記載の磁界制御方法。
  3. 複数の磁極が形成される一方主面をそれぞれ有しかつ互いの前記一方主面が空隙を介して平行に対向するように同軸上に配置される一対の磁界発生部、および
    前記一対の磁界発生部によって発生される磁界のうち前記一対の磁界発生部に挟まれかつ前記一方主面に平行な所定平面上の目標位置における磁界の向きを変更するために、前記一対の磁界発生部をそれぞれ周方向に回転させる回転手段を備える、磁界発生装置。
  4. 前記目標位置における磁界の強度を変更するために、前記一対の磁界発生部をそれぞれ前記所定平面に平行な方向の同方向に同距離で移動させる移動手段をさらに含む、請求項3に記載の磁界発生装置。
  5. 前記一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方は前記一方主面の反対側に他方主面を有し、
    前記他方主面に設けられる磁性体をさらに含む、請求項3または4に記載の磁界発生装置。
  6. 前記一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方の前記一方主面の外形は円形である、請求項3または4に記載の磁界発生装置。
  7. 前記一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方の前記一方主面には2つの前記磁極が形成される、請求項3または4に記載の磁界発生装置。
  8. 前記一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方は1つの永久磁石によって構成される、請求項3または4に記載の磁界発生装置。
  9. 前記一対の磁界発生部の少なくともいずれか一方は複数の永久磁石と前記複数の永久磁石を保持する保持部材とによって構成される、請求項3または4に記載の磁界発生装置。
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