JP5164062B2 - 多自由度電磁アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、多自由度駆動を可能とする多自由度電磁アクチュエータに関するものである。
産業応用分野において、2自由度以上の駆動を実現するには1自由度アクチュエータを複数用いた構造が多く用いられており、構造が大型化する等の難点を持つ。最近では、多自由度駆動を可能とするアクチュエータ研究が盛んに行われている(例えば、非特許文献1または2)。なかでも、球面アクチュエータは、1つのアクチュエータで球面全方位駆動が可能であり、ロボット関節部や眼球の駆動装置として研究が行われている(例えば、非特許文献3または4)。
一方、電子計算機の発展に伴い、電気機器の設計においてシミュレーションを活用することで機器の諸特性を把握することが実用レベルで可能となってきている。本願発明者らも三次元有限要素法を用いて、複雑な磁気構造を有するアクチュエータ設計への適用をはかってきた(例えば、非特許文献5)。
田中,鳥居,海老原他:「多自由度球体アクチュエータの提案と設計」,第11回MAGDAコンファレンス,PS2-3,pp.169-172,2002 長谷川祐也,平田勝弘,"2自由度電磁アクチュエータの研究",IEEJ Trans. IA, Vol.125,No.8,pp.519-523,2005.05 M. Weck,T. Reinartz,G. Henneberger,"Design of a spherical motor with three degrees of freedom",Proc. of annual meeting of the CIRP,vol. 49,pp289-294,2000 T.Yano et al.,"Basic Characteristics of the Small Spherical Stepping Motor",Proc. of IEEE IROS,pp.1980-1985,2002 K. Hirata,T. Yamamoto,T. Yamaguchi,Y. Kawase and Y. Hasegawa,"Dynamic Analysis Method of Two-Dimensional Linear Oscillatory Actuator Employing Finite Element Method",IEEE Transaction on Magnetics,VOL.43,No.4,pp.1441-1444,2007.04
しかしながら、上記従来の球面アクチュエータでは、可動子として球体の表面に多数の磁石(60〜260個)を有し、さらに、固定子に設けた多数の磁極(200〜400個)のコイルを励磁することで、任意の方向に駆動可能な構成となっている。また、その基本的な駆動方法としては、同期型、ステッピング型モータの動作原理を利用したものである。そのため、複雑な構造・制御が必要とされ、サイズやトルク、可動子の支持などの問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アクチュエータの構造及び制御が簡易となる多自由度電磁アクチュエータを実現することにある。
本発明に係る多自由度電磁アクチュエータは、上記課題を解決するために、互いに直交するx軸,y軸,z軸を有するxyz空間において、可動子をx軸,y軸,およびz軸の各軸周りに回転駆動可能な多自由度電磁アクチュエータであって、xy平面内の円周方向に沿って配置される4n個(nは自然数)の分割された磁性体、および隣接する2つの磁性体の各間に等ピッチで挿入される4n個の永久磁石を備えた可動子と、それぞれが6n個の磁極をもつ同一の磁性体からなり、z軸に沿って2つ配置されている固定子とを有し、上記各固定子は、円周形状である固定子外枠部の内周面側に、突起状の上記磁極を等ピッチで配置させ、各磁極の先端面を上記可動子の外周面と所定のギャップを有するように対向させているものであり、上記各磁極にはそれぞれコイルが巻かれており、各コイルに供給する電流は独立して制御することが可能であることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記アクチュエータはz軸に沿って配置されている2つの固定子を有しており、各固定子はそれぞれが6n個の磁極をもつ同一の磁性体からなるため、z軸に沿って配置される2つの磁極を1組とする場合、上記アクチュエータには6n組の磁極が存在することになる。
そして、そのうちの所定の組み合わせの磁極において、各組の一方の磁極と他方の磁極とを異なる極性に励磁させる制御を行なえば、可動子における磁性との磁界作用によって、x軸方向、もしくはy軸方向周りに可動子を回転させる力を作用させることができる。すなわち、可動子をx軸方向、もしくはy軸方向周りに回転させる制御を行うことができる。
また、そのうちの他の所定の組み合わせの磁極において、隣接する組の磁極を互いに異なる極性に励磁させる制御を行なえば、可動子における磁性との磁界作用によって、z軸方向周りに可動子を回転させる力を作用させることができる。すなわち、可動子をz軸方向周りに回転させる制御を行うことができる。
このように、本発明のアクチュエータでは、可動子における磁石を4n個(最低で4個)、固定子における磁極を12n個(最低で12個)と、従来に比べ大幅に少ない数にすることができ、アクチュエータの構造及び制御を簡易なものとすることができる。
また、上記多自由度電磁アクチュエータは、本アクチュエータをz軸側から見た場合に、各固定子に備えられた磁極が交互に並ぶような配置とすることができる。
上記の構成によれば、x軸、y軸、z軸の各軸周りの回転を行わせた場合に、各軸にて可動部が回転した時の他軸へのトルク干渉が少なくなり、駆動制御が容易になる。
本発明に係る多自由度電磁アクチュエータは、以上のように、互いに直交するx軸,y軸,z軸を有するxyz空間において、可動子をx軸,y軸,およびz軸の各軸周りに回転駆動可能な多自由度電磁アクチュエータであって、xy平面内の円周方向に沿って配置される4n個(nは自然数)の分割された磁性体、および隣接する2つの磁性体の各間に等ピッチで挿入される4n個の永久磁石を備えた可動子と、それぞれが6n個の磁極をもつ同一の磁性体からなり、z軸に沿って2つ配置されている固定子とを有し、上記各固定子は、円周形状である固定子外枠部の内周面側に、突起状の上記磁極を等ピッチで配置させ、各磁極の先端面を上記可動子の外周面と所定のギャップを有するように対向させているものであり、上記各磁極にはそれぞれコイルが巻かれており、各コイルに供給する電流は独立して制御することが可能である。
それゆえ、本発明のアクチュエータでは、可動子における磁石を4n個、固定子における磁極を12n個と、従来に比べ大幅に少ない数にすることができ、アクチュエータの構造及び制御を簡易なものとすることができるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
先ずは、本発明にかかる多自由度電磁アクチュエータ(以下、本アクチュエータ)の基本構造について図1を参照して説明する。図1では、互いに直交するx軸,y軸,z軸を有するxyz空間において本アクチュエータを図示している。尚、本発明にかかる多自由度電磁アクチュエータは、可動子をx軸,y軸,およびz軸の各軸周りに回転駆動可能な球面アクチュエータの一種として形成されている。
本アクチュエータは、図1に示すように、可動子10と固定子20とを備えて構成されている。可動子10は、xy平面内の円周方向に沿って4つの分割された磁性体11と、隣接する2つの磁性体11の各間に等ピッチ(90°間隔)で挿入された4つの永久磁石12(例えば、Br=1.4T)とを有している。固定子20は、それぞれが6つの磁極22をもつ同一の磁性体からなり、z軸に沿って2つ配置されている。従って、本アクチュエータでは、計12個の磁極22が存在している。すなわち、磁極22は、円周形状である固定子外枠部の内周面側に、突起状の磁極として等ピッチ(60°間隔)で配置されている。磁極22の先端面は、可動子10の外周面と対向している。可動子10と固定子20との対向面は球面にカットされ、所定のギャップ(例えば、0.5mm)を有するように支持されている。
これらの磁極22にはそれぞれコイル30が巻かれており、コイル30に電流を供給することによって励磁する。各コイル30に供給する電流は独立して制御することが可能であり、12個の磁極22のそれぞれにおける励磁量も独立に制御することが可能である。
続いて、本アクチュエータの動作原理を説明する。ここで、可動子10に配置された永久磁石12は、図2に示す矢印の向きに着磁されている。
まず、x軸まわりの回転運動について動作原理を説明する。図3(a)は、図2で示したx軸に垂直な断面、すなわち断面Aを表している。ここで、断面A内には4つの磁極22が存在している。また、これら4つの磁極22に対向する磁性体11は、永久磁石12の着磁方向により、S極の磁性を示している。
今、図3(a)で示した固定子磁極が現れるようコイルを励磁すると、可動子10は図中の矢印方向にトルクを得ることができる。また、コイル電流を反転させると、可動子10は図3(a)とは反対方向にトルクを得ることになる。x軸まわりの回転におけるトルク量は、断面A内に存在する磁極に巻かれたコイルへの電流量を調整することによって制御可能である。
次に、y軸まわりの回転運動について、図3(b)をもとに説明する。図3(b)は断面Aをz軸周りに60°回転させた断面、すなわち断面Bまたは断面Cを示している。ここで、断面Bおよび断面Cにおいても、その断面内には4つの磁極22が存在している。また、これら4つの磁極22に対向する磁性体11は、永久磁石12の着磁方向により、N極の磁性を示している。
今、図3(b)で示した固定子磁極が現れるようコイルを励磁すると、可動子10は図中の矢印方向にトルクを得ることができる。また、コイル電流を反転させると、可動子10は図3(b)とは反対方向にトルクを得ることになる。すなわち、断面B及び断面Cの両方において、同様の作用によって同じ大きさのトルクを作用させれば、可動子に働く合力はy軸まわりの回転トルクとなる。y軸まわりの回転におけるトルク量は、断面BまたはC内に存在する磁極に巻かれたコイルへの電流量を調整することによって制御可能である。
最後に、z軸まわりの回転について、図3(c)をもとに動作原理を説明する。図3(c)はz軸に垂直な断面図を示している。今、図3(c)で示した固定子磁極が現れるようコイルを励磁すると、可動子10は図中の矢印方向にトルクを得ることができる。z軸に沿って配置された2つの固定子それぞれ同じ磁極を発生させれば、z軸以外の軸にはトルクは発生しないことになる。また、コイル電流を反転させると、可動子10は反対方向にトルクを得ることになる。z軸まわりの回転におけるトルク量は、磁極に巻かれたコイルへの電流量を調整することによって制御可能である。
次に、本アクチュエータのトルク特性を明らかにするため、三次元有限要素法を用いて磁界解析を行ったので、その解析結果について説明する。
図4に、空気領域およびコイルを除く、本アクチュエータの三次元要素分割図を示す。図4における節点数は約16000、要素数は約95000である。図5〜図7には、上記三次元有限要素法を用いて求められた、x軸、y軸、z軸まわりのそれぞれの静トルク特性を示す。
x軸まわりの回転には、4つのコイルに起磁力50Aずつ計200A、y軸まわりの回転には8つのコイルに起磁力50Aずつ計400A、z軸まわりの回転には8つのコイルに起磁力50Aずつ計400Aを印加する。磁束密度分布の一例として、可動子が原点の位置にある時の磁束密度コンター図を図8に示す。
図5〜図7より、それぞれの軸まわりの回転について、電流非印加時には原点においてディテントトルクはゼロ、かつスティフネスが負となり、原点にて安定であることが分かる。また、x軸まわりのディテントトルクはほぼ線形性であるのに対し、y軸まわりのディテントトルクはほぼゼロ、z軸まわりでは、回転角度が2°以上では線形性を保たないことが分かった。また、電流印加時にはx、y軸まわりの回転では、トルク曲線がコギング曲線に対しほぼ平行にシフトするが、z軸まわりでは、可動子の回転角度が大きくなるにつれて、電流トルクも大きくなることが分かった。また、図8より、励磁された固定子磁極の先端部で最大磁束密度が2Tと磁気飽和に近いことが分かる。
0°〜5°での平均トルク定数として、x軸まわりについて6.28E−05(N・m/A)、y軸まわりについて5.32E−05(N・m/A)、z軸まわりについて4.26E−05(N・m/A)を得た。本モデルではディテントトルクが大きいため、大きな回転角を得るには、更に起磁力を大きくすることが必要であることが分かる。
上記説明では、複数の回転軸を持つ多自由度電磁アクチュエータの基本構造を提案し、動作原理を示すとともに、三次元有限要素法を用いてそのトルク特性を明らかにした。その結果、それぞれの回転軸について、必要なトルクが得られることが示され、本アクチュエータの有用性を示すことができた。
尚、上記説明における有限要素法での解析条件および結果において、使用されているモデルは必ずしも最良の条件ではなく、可動子・固定子磁極の寸法などを最適に決定することで、さらなるトルクの改善・回転の広角化を達成することも期待できる。
本発明にかかる球面アクチュエータは、上記説明の構造例に限定されるものではなく、他に種々の変形例を有するものである。
例えば、図1に示す球面アクチュエータでは、可動子における磁性体及び永久磁石の分割数を4、固定子における磁極の数を12(2つの固定子に対して6個ずつ)としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、原理的には、可動子における磁性体及び永久磁石の分割数を4n個、固定子における磁極の数を12n個とする構成であっても、同様の動作原理によって本発明の多自由度電磁アクチュエータを実現することができる。
また、例えば、図1に示す球面アクチュエータでは、各固定子20に備えられた6つの磁極22は、本アクチュエータをz軸側から見た場合に、互いに重なるように配置されている(図9(a)参照)。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本アクチュエータをz軸側から見た場合に、各固定子20に備えられた磁極22が交互に並ぶような配置としてもよい(図9(b)参照)。
上記図9(b)の構成では、x軸、y軸のトルク特性が同じになるといった利点がある。すなわち、図1に示す構成では、x軸回転では4つ(2組)のコイル励磁、y軸回転では8つ(4組)のコイル励磁を行なっているが、図9(b)の構成では、x軸回転およびy軸回転のいずれにおいても6つのコイルに対してまったく同じ励磁を行って可動子10の駆動を行なうことができる。具体的には、図9(b)において、Aの組の磁極のコイル励磁を行うことでx軸回転駆動を実現でき、Bの組の磁極のコイル励磁を行うことでy軸回転駆動を実現できる。
また、図10〜図12に、図9(b)の構成の本アクチュエータにおいて、三次元有限要素法を用いて求められた、x軸、y軸、z軸まわりのそれぞれの静トルク特性を示す。
図10はx軸回転駆動を行なった場合を示すものであり、(a)はx軸まわりの静トルク特性、(b)はy軸まわりの静トルク特性、(c)はz軸まわりの静トルク特性を示している。図11はy軸回転駆動を行なった場合を示すものであり、(a)はy軸まわりの静トルク特性、(b)はx軸まわりの静トルク特性、(c)はz軸まわりの静トルク特性を示している。そして、図12はz軸回転駆動を行なった場合を示すものであり、(a)はz軸まわりの静トルク特性、(b)はx軸まわりの静トルク特性、(c)はy軸まわりの静トルク特性を示している。
図10〜図12より、各軸において可動部が回転したときに、他軸へのトルク干渉が殆どなくなっていることが分かる。このように、他軸へのトルク干渉が少なくなれば、制御が容易になるといった利点がある。
構造及び制御が簡易な多自由度電磁アクチュエータによって球面全方位駆動が可能となり、ロボット関節部や眼球の駆動装置等の用途に適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、多自由度電磁アクチュエータの概略構成を示す斜視図である。 上記多自由度電磁アクチュエータにおける永久磁石の着磁方向を示す斜視図である。 (a)は可動子をx軸周りに回転させる場合の駆動原理を示す断面図であり、(b)は可動子をy軸周りに回転させる場合の駆動原理を示す断面図であり、(c)は可動子をz軸周りに回転させる場合の駆動原理を示す平面図である。 上記多自由度電磁アクチュエータの静トルク特性を三次元有限要素法を用いて求めるにあたっての、上記多自由度電磁アクチュエータの三次元要素分割図である。 上記三次元有限要素法を用いて求められた、上記多自由度電磁アクチュエータのx軸まわりの静トルク特性を示すグラフである。 上記三次元有限要素法を用いて求められた、上記多自由度電磁アクチュエータのy軸まわりの静トルク特性を示すグラフである。 上記三次元有限要素法を用いて求められた、上記多自由度電磁アクチュエータのz軸まわりの静トルク特性を示すグラフである。 上記多自由度電磁アクチュエータにおいて、可動子が原点の位置にある時の磁束密度コンター図である。 (a)は図1に示すアクチュエータの磁極配置を示す平面図であり、(b)は(a)とは異なる磁極配置例を示す平面図である。 図9(b)の多自由度電磁アクチュエータにおいて、三次元有限要素法を用いて求められた、x軸回転駆動を行なった場合の静トルク特性を示す図であり、(a)はx軸まわりの静トルク特性、(b)はy軸まわりの静トルク特性、(c)はz軸まわりの静トルク特性を示す。 図9(b)の多自由度電磁アクチュエータにおいて、三次元有限要素法を用いて求められた、y軸回転駆動を行なった場合の静トルク特性を示す図であり、(a)はy軸まわりの静トルク特性、(b)はx軸まわりの静トルク特性、(c)はz軸まわりの静トルク特性を示す。 図9(b)の多自由度電磁アクチュエータにおいて、三次元有限要素法を用いて求められた、z軸回転駆動を行なった場合の静トルク特性を示す図であり、(a)はz軸まわりの静トルク特性、(b)はx軸まわりの静トルク特性、(c)はy軸まわりの静トルク特性を示す。
符号の説明
10 可動子
11 磁性体
12 永久磁石
20 固定子
22 磁極
30 コイル

Claims (2)

  1. 互いに直交するx軸,y軸,z軸を有するxyz空間において、可動子をx軸,y軸,およびz軸の各軸周りに回転駆動可能な多自由度電磁アクチュエータであって、
    xy平面内の円周方向に沿って配置される4n個(nは自然数)の分割された磁性体、および隣接する2つの磁性体の各間に等ピッチで挿入される4n個の永久磁石を備えた可動子と、
    それぞれが6n個の磁極をもつ同一の磁性体からなり、z軸に沿って2つ配置されている固定子とを有し、
    上記各固定子は、円周形状である固定子外枠部の内周面側に、突起状の上記磁極を等ピッチで配置させ、各磁極の先端面を上記可動子の外周面と所定のギャップを有するように対向させているものであり、
    上記各磁極にはそれぞれコイルが巻かれており、各コイルに供給する電流は独立して制御することが可能であることを特徴とする多自由度電磁アクチュエータ。
  2. 本アクチュエータをz軸側から見た場合に、各固定子に備えられた磁極が交互に並ぶような配置とされていることを特徴とする請求項1に記載の多自由度電磁アクチュエータ。
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