JP2010201606A - 搬送装置 - Google Patents

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洋介 村口
Yutaka Maeda
豊 前田
Hiroshi Nakagawa
洋 中川
Katsuhiro Hirata
勝弘 平田
Shohei Ikejiri
昌平 池尻
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Abstract

【課題】搬送対象物を高い位置精度で搬送することが可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置1000は、ベース部4と、第1アームレバー5と、第2アームレバー6と、保持部7とを有する。第2アームレバー6と保持部7との間の関節部67には、第2アームレバー6に対して保持部7を3自由度で動かすことが可能なアクチュエータ100が設けられている。例えば、搬送装置1000は、アクチュエータ100を駆動させることにより、基板Wを、水平を維持したまま搬送することが可能である。このため、基板Wの位置精度を確保することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、半導体ウェハ基板、ガラス基板等の搬送対象物を搬送する搬送装置に関する。
シリコン基板等の搬送対象物を搬送する搬送装置として、多関節アームを備える搬送装置が存在する。この搬送装置は、駆動機構を内蔵したベース部と、ベース部から延出する複数のブームが連結されたアームと、多関節アームの先端に取り付けされた保持部を備えているものが一般的である。搬送対象物は保持部に保持され、多関節アームの屈伸により搬送される。
このような搬送装置では、搬送後の位置で基板処理等が行われることが多く、搬送の位置精度が重要である。ここで、搬送対象物が大型(重い)、あるいはアーム長が長い場合、アームが搬送対象物の重量により撓み、搬送の位置精度が悪化する場合がある。
これに対し、特許文献1には、ワーク搬送装置の制御装置が開示されている。当該制御装置は、アームの先端に載置されたワークをアームの伸縮、回転により搬送する搬送装置を制御する。そして、当該制御装置は、アームの撓みによる下降幅をアーム先端の水平移動量から算出し、アームの旋回軸を鉛直方向に上昇させることによりワークの垂直位置を維持する。
なお、非特許文献1には、三自由度球面電磁アクチュエータが記載されている。このアクチュエータは、固定子と可動子とから構成され、可動子を固定子に対して回転させると伴に回転軸を傾動させることが可能である。
特開2000−183128号公報
電気学会研究会資料LD-08-46「3自由度球面電磁アクチュエータの研究」加嶋俊大、山本匡史、平田勝弘
特許文献1に記載のワーク搬送装置の制御装置は、ワークの垂直位置を維持するためにアーム全体を上昇させる構成であるため、撓みによるアーム先端の水平面に対する傾斜(垂れ下がり)を補正することはできない。また、ワークのサイズが異なる毎に、旋回軸の上昇幅を変更する必要がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、搬送対象物を高い位置精度で搬送することが可能な搬送装置を提供することにある。
本発明の一形態に係る搬送装置は、アーム機構と、アクチュエータとを具備する。
上記アーム機構は、関節部を有し、搬送対象物を保持することが可能である。
上記アクチュエータは、可動子と、固定子とを有し、前記関節部に設けられ前記アーム機構を伸縮させることが可能である。
上記可動子は、円周状に配置された複数の磁極対を有する。
上記固定子は、複数の第1の電磁石及び複数の第2の電磁石を有する。
上記複数の第1の電磁石は、前記可動子の外周に沿って配置されている。
上記複数の第2の電磁石は、前記複数の第1の電磁石にそれぞれ対応するように、前記可動子に対して前記各第1の電磁石とそれぞれ対称位置に配置されている。
上記搬送装置によれば、アクチュエータは、可動子を固定子に対して回転させ、かつ傾動させることが可能に構成されている。当該アクチュエータをアーム機構の関節部に設け、可動子を固定子に対して傾動させることにより、アーム機構の撓みによる傾斜を補正することが可能である。
上記搬送装置は、上記アーム機構が上記搬送対象物の保持面を水平に維持するように上記アクチュエータを駆動する制御手段をさらに具備してもよい。
上記搬送装置によれば、重力によってアーム機構が撓んでも、搬送対象物を水平に維持することが可能である。
上記制御手段は、上記保持面の水平面に対する角度を検出するセンサの出力に基づき上記アクチュエータを駆動してもよい。あるいは、制御手段がセンサを含んでいてもよい。
上記アーム機構は、上記搬送対象物を保持する保持部と、上記関節部を介して上記保持部に接続されたアームレバーとを有してもよい。
上記搬送装置によれば、保持部の回転角の分解能を高めることが可能である。保持部のアームレバーに対する回転を制御することにより、アーム機構全体が旋回して保持部を旋回させる場合に比べその回転角の分解能が高い。
上記アーム機構は、複数の上記関節部を有し、複数の上記アクチュエータが、上記複数の関節部にそれぞれ設けられていてもよい。
上記搬送装置によれば、それぞれのアクチュエータでの可動子が固定子に対して傾動する角度が積算されるため、それぞれの傾動可能な角度が小さくてもアーム機構全体として補正可能な角度を大きくすることが可能である。
以上のように、本発明によれば、搬送対象物を高い位置精度で搬送することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 搬送装置の構成を示す模式図である アクチュエータの構成を示す斜視図である。 着磁の向きを示す模式図である。 アクチュエータの動作原理を説明するための図である。 搬送装置の撓み補正動作を説明するための模式図である。 第2の実施形態に係る搬送装置の動作を示す図である。 第3の実施形態に係る搬送装置を示す模式図である。 第4の実施形態に係る搬送装置を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。
同図に示すように、搬送装置1000は、ベース部4と、第1アームレバー5と、第2アームレバー6と、保持部7とを有する。搬送装置1000は、例えば、基板成膜ユニット、その他基板に所定の処理を施す装置等に設けられる。以下、第1アームレバー5、第2アームレバー6及び保持部7をアーム機構と称する。
図2は、搬送装置1000の構成を示す平面図である。図2(a)は鉛直方向(上方)、図2(b)は水平方向から見た搬送装置1000を示す。
搬送装置1000は、ベース部4及び第1アームレバー5の間の関節部45、第1アームレバー5及び第2アームレバー6の間の関節部56、第2アームレバー6及び保持部7の間の関節部67により、屈伸可能に構成されている。
ベース部4には図示しないアーム機構を駆動するためのサーボモータ41が内蔵されている。典型的には、搬送装置1000は、このサーボモータ41に接続されたギア部42、このギア部42に接続され、かつ、第1アームレバー5に設けられた1対のプーリ51、これらプーリ51に接続されたタイミングベルト52を備えている。1対のプーリのうち、関節部45側のプーリは、第1アームレバー5に対して固定である。関節部56側のプーリ51は、図示しないベアリング等を介して第1アームレバー5内に回転可能に設けられている。これにより、サーボモータ41の動力が、ギア部42を介してプーリ51に伝達され、プーリ51の動きに応じて第1アームレバー5が水平面内で旋回する。
また、一方のプーリ51は、第2アームレバー6に内蔵され固定されたギア部61に接続されている。これにより、第2アームレバー6は、第1アームレバー5の旋回に応じた量だけ連動して反対方向に旋回する。
また、典型的には、ベース部4内には、関節部45を中心にアーム機構全体を水平面内で旋回させる、サーボモータ41とは別のサーボモータ(図示せず)が設けられている。なお、ベース部4内にはアーム機構を鉛直方向に昇降する機構が備えられていてもよい。
第2アームレバー6と保持部7との間の関節部67には、第2アームレバー6に対して保持部7を3自由度で動かすことが可能なアクチュエータ100が設けられている。
保持部7はメカニカルチャック機構、静電チャック機構、バキュームチャック機構等を備え、搬送対象物である基板Wを保持可能に構成されている。基板Wは、例えば、半導体ウェハ基板、ディスプレイ用のガラス基板等である。
以下、アクチュエータ100の構成について説明する。
図3はアクチュエータ100の構成を示す斜視図である。
図3では、互いに直交するx軸、y軸、及びz軸を有するxyz空間において、アクチュエータ100を図示している。なお、本発明の一実施形態に係るアクチュエータ100は、可動子をx軸、y軸、及びz軸の各軸周りに回転駆動可能な球面アクチュエータの一種として構成されている。
アクチュエータ100は、図3に示すように、可動子1と固定子2とを備える。可動子1は、xy平面内の円周方向に沿って4つの分割された磁性体11と、隣接する2つの磁性体11の各間に等ピッチ(90°間隔)で挿入された4つの永久磁石12(例えば、Br=1.4T)とを有している。すなわち、可動子1は、円周方向に2つの磁極対を有する。永久磁石12は、図4に示す矢印dの向きに着磁されている。
固定子2は、可動子1を駆動するための複数の電磁石3を有する。これら電磁石3は、コア32及びこのコア32に巻かれたコイル31で構成されている。電磁石3は、上段及び下段にそれぞれ6個ずつ設けられている。下段の複数の電磁石3とは、z軸方向で対称位置となるように、それぞれ対応するように配置されている。
各コア32は、それぞれ可動子1に向けて突出するように、円周形状である固定子2の外枠部21の内周面側に等ピッチ(60°間隔)取り付けられている。コア32の端部である磁極321の先端面は、可動子1の外周面と対向している。可動子1と固定子2との対向面は球面にそれぞれカットされ、所定のギャップ(例えば、0.5mm)を有するように支持されている。
各コイル31に供給される電流は独立して制御することが可能であり、12個の磁極321のそれぞれにおける励磁量も独立に制御することが可能である。
アクチュエータ100は、固定子2が第2アームレバー6に、可動子1が保持部7に、上記z軸が鉛直方向となるように配置され、保持部7を、第2アームレバー6に対して旋回及び傾動可能に接続している。アクチュエータ100は、ベース部4に内蔵されている図示しない制御ユニットに電気的に接続されている。この制御ユニットは、サーボモータ41及びアクチュエータ100の駆動を統括して制御するものである。このような制御ユニットは、ベース部4に内蔵されていなくてもよく、搬送装置1000の外部に設けられていてもよい。
例えば、制御ユニットは、図1及び図2(a)に示した両方の状態の運動、つまり保持部7の水平面内での旋回角を変えずにアーム機構を伸縮運動させるように、サーボモータ41及びアクチュエータ100の駆動を制御可能となっている。また、後述するように、制御ユニットは、アーム機構全体を旋回させるための別のサーボモータの駆動をも制御するようになっている。
以下、アクチュエータ100の動作原理を説明する。
まず、x軸周りの回転運動について動作原理を説明する。図5(a)は、図3で示したx軸に垂直な断面、すなわち断面Aを表している。ここで、断面A内には4つの磁極321が存在している。また、これら4つの磁極321に対向する磁性体11は、永久磁石12の着磁方向により、S極の磁性を示している。
今、図5(a)で示した磁極が現れるようにコイル31が励磁されると、可動子1は図中の矢印方向にトルクを得ることができる。また、コイル31の電流を反転させると、可動子1は図5(a)とは反対方向にトルクを得ることになる。x軸周りの回転におけるトルク量は、断面A内に存在するコア32に巻かれたコイル31への電流量を調整することによって制御可能である。
次に、y軸周りの回転運動について、図5(b)をもとに説明する。図5(b)は断面Aをz軸周りに60°回転させた断面、すなわち断面Bまたは断面Cを示している。ここで、断面B及び断面Cにおいても、その断面内には4つの磁極321が存在している。また、これら4つの磁極321に対向する磁性体11は、永久磁石12の着磁方向により、N極の磁性を示している。
今、図5(b)で示した磁極が現れるようにコイル31が励磁されると、可動子1は図中の矢印方向にトルクを得ることができる。また、コイル31の電流を反転させると、可動子1は図5(b)とは反対方向にトルクを得ることになる。すなわち、断面B及び断面Cの両方において、同様の作用によって同じ大きさのトルクを作用させれば、可動子に働く合力はy軸周りの回転トルクとなる。y軸周りの回転におけるトルク量は、断面BまたはC内に存在するコア32に巻かれたコイル31への電流量を調整することによって制御可能である。
最後に、z軸周りの回転について、図5(c)をもとに動作原理を説明する。図5(c)はz軸に垂直な断面図を示している。今、図5(c)で示した磁極が現れるようコイル31が励磁されると、可動子1は図中の矢印方向にトルクを得ることができる。z軸に沿って配置された2つの固定子についてそれぞれ同じ磁極を発生させれば、z軸以外の軸にはトルクは発生しないことになる。また、コイル31の電流を反転させると、可動子1は反対方向にトルクを得ることになる。z軸周りの回転におけるトルク量は、コア32に巻かれたコイル31への電流量を調整することによって制御可能である。
図6は、搬送装置1000の撓み補正動作を説明するための模式図である。
なお、この図において、搬送装置1000の撓み量は実際のものより誇張されている。
搬送装置1000は、図6(a)に示す、基板Wを保持していない状態から駆動され、第1アームレバー5、第2アームレバー6及び保持部7のすべて(アーム機構)は水平面上を伸縮、旋回して、基板Wを取得する。この際、この際、ベース部4及びアーム機構が鉛直方向に昇降してもよい。保持部7が、載置されている基板Wを掬い上げる等して基板Wを取得する。
図6(b)は、基板Wを保持している搬送装置1000の、撓み補正がされていない状態を示す。同図に示すように、アーム機構は、基板Wの重量により鉛直下方に撓みを生じ、基板Wは水平面に対して傾斜した状態で保持されている。
ここで、図6(c)に示すように、アーム機構の撓みが補正される。上述のようにアクチュエータ100の可動子1は、x軸及びy軸方向に回転(x−y平面から傾動)することが可能である。このため、可動子1は、第2アームレバー6に固定されている固定子2に対して傾動し、即ち、アクチュエータ100は、保持部7を第2アームレバー6に対して傾動させることが可能である。これにより、第2アームレバー6の水平面からの傾斜に拠らず、保持部7及び基板Wは水平に維持される。
例えば、搬送装置の設計者が、基板Wの重量に応じた、アクチュエータ100の可動子1の駆動量、すなわち撓みの補正量を予め設定しておくことができ、つまり、オープンループでの撓み補正の制御が可能となる。あるいは、設計者は、重量の異なる複数種類の基板Wの各重量、及び、アクチュエータ100の可動子1の各駆動量の各情報を対応付けたテーブルを、搬送装置1000が持つメモリに記憶させておくことも可能である。
搬送装置1000は、以上のように撓みが補正された状態で基板Wを保持し、アーム機構が伸縮されて基板Wが搬送される。所定の位置において、基板Wの保持が解除され、搬送が完了する。
保持部7が基板Wを保持していない状態からアーム機構の撓みが発生することもあり得る。この場合、保持部7が基板Wを保持していない状態のアーム機構の撓み量と、保持部7が基板Wを保持している状態のアーム機構の撓み量との合計の撓み量を、アクチュエータ100が補正してもよい。
以上のように、搬送装置1000は、基板Wを、水平を維持したまま搬送することが可能である。このため、基板Wの位置精度を確保することができる。また、撓みを補正することが可能であるため、アーム機構を撓みが生じないような高い剛性の材料で形成する必要がなく、搬送装置1000の小型軽量化が可能である。なお、搬送対象物は撓みを生じない重量に限定されない。
(第2の実施形態)
上記搬送装置1000の第2の実施形態に係る動作について説明する。図7は、その動作を説明するための図である。
図7(a)に示すように、搬送装置1000は、保持部7が基板Wを保持した後、基板Wを図示しない処理部へ搬入するために、アーム機構を直線状に伸ばす。アーム機構が本来の直線Eの位置からずれて直線Dに位置した場合、基板Wの位置もずれる。
このような場合、図7(b)に示すように、アクチュエータ100の駆動により、保持部7を水平面内で所定の角度旋回させることにより、基板Wのアンローディング位置を微調整することができる。
これに対し、アクチュエータ100が設けられていない場合、すなわち、図2(b)に示したプーリ51及びベルト52でなる機構が、第1アームレバー5だけでなく第2アームレバー6にも設けられる場合に、次のような問題がある。例えば、そのような従来の搬送装置の場合、ベース部4に内蔵されたサーボモータによって保持部7の位置を調整することにより、すなわち、アーム機構全体が旋回することによって基板Wのアンローディング位置が調整される。したがって、平面で見て関節部67から基板Wまでの距離に比べ、関節部45から基板Wまでの距離が遠いため、本実施形態のようにアクチュエータ100により基板Wの位置が調整される場合に比べ、サーボモータは高い角度分解能を必要とする。
すなわち、制御ユニットは、アクチュエータ100を用いて、保持部7の第2アームレバー6に対する旋回角度を直接制御することが可能であり、搬送対象物を高い位置精度で搬送することが可能である。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態を説明するための図である。
本実施形態では、上述した搬送装置1000の保持部7の、基板Wの載置面である保持面の、水平面に対する角度を検出するセンサ8が設けられている。センサ8は、典型的には、図示しない処理チャンバ側に配置されている。センサ8としては、典型的には光学センサが用いられるが、電波等の光の波長以外を利用するセンサが用いられてもよい。センサ8により検出された情報が上記搬送装置1000に送られ、図示しない制御ユニットが、この情報に基づいてアクチュエータ100の制御信号を生成し、アクチュエータ100の傾動角度を制御する。
なお、センサ8は、第2アームレバー6の端部(関節部67側の端部)64に取り付けられていてもよい。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係る搬送装置を示す図である。
搬送装置2000は、関節部45、56及び67のすべてに上記アクチュエータ100が設けられている。ベース部4内または搬送装置2000の外部に設けられた図示しない制御ユニットは、これらのアクチュエータ100の駆動をそれぞれ制御することが可能になっている。このような場合、関節部45のアクチュエータ100により、ベース部4に対する第1アームレバー5の旋回運動及び傾動運動が制御され、また、関節部56のアクチュエータ100により、第2アームレバー6の旋回運動及び傾動運動が制御される。アーム機構全体の撓みが、各アクチュエータ100のうち少なくとも1つにより補正されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得る。
アクチュエータ100は、例えば搬送装置1000では関節部67に設けられる構成であった。しかし、関節部45、56及び67のうち少なくとも1つにアクチュエータ100が搭載されてもよい。
上述の各実施形態に係る搬送装置は、第1アームレバー5及び第2アームレバー6の2つのアームレバーを有するものとしたが、その数は2つに限られない。
アクチュエータ100は、例えばz軸周りの可動子1の回転角を検出するセンサを備えていてもよい。これにより、基板Wの位置精度を向上させることが可能である。
上記各搬送装置は、加速度センサを備えていてもよい。この場合、加速度センサは、例えば保持部7に設けられ、搬送装置は、この加速度センサによって基板Wの振動を検知し、アクチュエータ100にフィードバックすることにより、基板Wの振動を低減させることが可能である。
基板Wを搬送する搬送装置とした実施形態を例に挙げて説明したが、基板W以外にも様々な搬送対象物を搬送する、産業用または家庭用の搬送装置を実現することができる。
1 可動子
2 固定子
3 電磁石
4 ベース部
5 第1アームレバー
6 第2アームレバー
7 保持部
8 センサ
11 磁性体
12 永久磁石
31 コイル
32 コア
100 アクチュエータ
321 磁極
1000 搬送装置
2000 搬送装置

Claims (5)

  1. 関節部を有し、搬送対象物を保持することが可能なアーム機構と、
    円周状に配置された複数の磁極対を有する可動子と、複数の第1の電磁石及び複数の第2の電磁石を有する固定子であって、前記可動子の外周に沿って配置された複数の第1の電磁石と、前記複数の第1の電磁石にそれぞれ対応するように、前記可動子に対して前記各第1の電磁石とそれぞれ対称位置に配置された複数の第2の電磁石とを有する固定子とを有し、前記関節部に設けられ前記アーム機構を伸縮させることが可能なアクチュエータと
    を具備する搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記アーム機構が前記搬送対象物の保持面を水平に維持するように前記アクチュエータを駆動する制御手段をさらに具備する搬送装置。
  3. 請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記制御手段は、前記保持面の水平面に対する角度を検出するセンサの出力に基づき前記アクチュエータを駆動する搬送装置。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項に記載の搬送装置であって、
    前記アーム機構は、
    前記搬送対象物を保持する保持部と、
    前記関節部を介して前記保持部に接続されたアームレバーと
    を有する搬送装置。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の搬送装置であって、
    前記アーム機構は、複数の前記関節部を有し、
    複数の前記アクチュエータが、前記複数の関節部にそれぞれ設けられている搬送装置。
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