JP2003116255A - 駆動装置及びレンズ駆動機構 - Google Patents

駆動装置及びレンズ駆動機構

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JP2003116255A
JP2003116255A JP2001310145A JP2001310145A JP2003116255A JP 2003116255 A JP2003116255 A JP 2003116255A JP 2001310145 A JP2001310145 A JP 2001310145A JP 2001310145 A JP2001310145 A JP 2001310145A JP 2003116255 A JP2003116255 A JP 2003116255A
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spherical body
magnet
polyhedron
magnets
pole
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JP2001310145A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kondo
康宏 近藤
Masaki Tagome
正樹 田米
Naoyuki Sumiya
直之 角谷
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペースにコイルを配置可能で、レ
ンズの設置や信号線等の引き出しスペースも確保でき、
球面の精度も比較的要求されず、簡単な構造で大きな駆
動力を得ることができる駆動装置を提供する。 【解決手段】 回転自在に支持された球面体1または多
面体の表面に、N極に着磁された磁石2aとS極に着磁
された磁石2bを設置し、球面体1または多面体の周囲
にこれら磁石2a、2bを周回する少なくとも1つの環
状コイル3を、特に3次元駆動する場合には2つ以上の
環状コイルを配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動装置に関し、特
にカメラ用やロボット用などに好適に利用できる3次元
駆動可能な駆動装置、及びそれを用いたレンズ駆動機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラやロボットの関節等に、人
間の目、手、首と同様な3次元的な動きを持たせること
が要求されている。
【0003】この種の駆動装置の従来の技術として、圧
電素子モータを使用する方法が知られている。例えば、
特開平10−225155号公報には、2組の圧電素子
を90度の機械的位相差で球体面に接するように配置し
たものが開示されている。
【0004】また、電磁的手段を使用したものとして、
特公平7−34639号公報には、2極に着磁された球
面体磁石の内部に、XYZの互いに直交する軸を持つ3
つのリング状コイルを配置したものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−225155号公報に開示されている方法では、
2組の圧電素子を制御することによって、球面体を3次
元動作させることができるが、圧電素子の性質上、駆動
時に球面体に接触させておく必要があり、寿命や信頼性
の面で課題がある。また、球面体に接触する圧電素子及
び振動増幅素子を精度良く作成することはコスト高に繋
がり、球面体に配置する摩擦材も精度の良い球状にする
必要があり、材料・製造面で課題がある。
【0006】一方、圧電素子を使用しない特公平7−3
4639号公報に開示された方法では、3次元動作をさ
せるために直交する3軸を中心に持つ巻線を設ける必要
があり、巻線スペースが3次元的に全方位にわたって必
要であり、例えばカメラのように、レンズを装着するス
ペース、またレンズから出る信号線を引き出すためのス
ペース、及びこの信号線が移動するためのスペースが必
要となる用途には不向きになるという欠点を有する。ま
た、コイルが回転する構造であり、整流子やスリップリ
ングを必要とし、構造上複雑な物となるという問題があ
る。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、限ら
れたスペースにコイルを配置可能で、レンズの設置や信
号線等の引き出しスペースも確保でき、球面の精度も比
較的要求されず、簡単な構造で大きな駆動力を得ること
ができる駆動装置及びレンズ駆動機構を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動装置は、回
転自在に支持された球面体または多面体の表面に、N極
に着磁された磁石とS極に着磁された磁石を設置し、こ
れら磁石を周回する少なくとも1つの環状コイルを配設
したものであり、両磁石を周回する少なくとも1つの環
状コイルに任意の方向に電流を流すことにより磁石を設
置した球面体または多面体を回転することができ、球面
の精度も比較的要求されず、簡単な構造で大きな駆動力
を得ることができる。
【0009】また、回転自在に支持された球面体または
多面体の表面に、N極に着磁された磁石とS極に着磁さ
れた磁石を設置し、これら磁石を周回する少なくとも2
つの環状コイルを配設し、これら環状コイルの一部は、
永久磁石に対する距離が他の部分よりも離した構成とす
ると、コイルの磁石に近い部分には磁石からの磁束が多
く鎖交してコイルに電流を流したときに相互作用による
力が大きく作用し、離れた部分に作用する力は小さいこ
とにより、部分的に永久磁石に近づけられた少なくとも
2つのコイルと磁石の相互作用によって、永久磁石を含
む球面体または多面体に任意に3次元動作をさせること
ができ、球面の精度も比較的要求されず、簡単な構造で
大きな駆動力が得られ、概ね上下、左右に180度程度
の回転自由度を確保することができる。
【0010】また、回転自在に支持された球面体または
多面体の表面に、N極に着磁された磁石とS極に着磁さ
れた磁石を設置し、これら磁石を囲む位置に少なくとも
2つの環状コイルを配設し、これら環状コイルの一部
を、磁気的にシールドした構成としても、同様の作用が
得られるとともに、シールドした部分としない部分で磁
石からの鎖交磁束の差が確実に得られ、上記作用が効率
的に得られる。
【0011】また、少なくとも2つの環状コイルを概ね
同軸上に配設しても上記作用を奏することができ、そう
することで球面体または多面体にレンズを設置したり、
その信号線等の引き出しスペースを容易に確保すること
ができる。
【0012】また、少なくとも2つの環状コイルにおい
て、磁石から離れた部分または磁気的にシールドされた
部分と、磁石に近づけた部分または非シールド部分とを
互いに交互に位置させた構成とすると、容易に球面体ま
たは多面体に任意の3次元動作をさせることができる。
【0013】また、上記シールド手段として球面体また
は多面体の表面に近接する位置に、一部に切欠を有する
ヨークを設置するのが好適である。
【0014】また、三次元的に回転自在に支持された球
面体または多面体の表面にN極に着磁された磁石とS極
に着磁された磁石を設置し、これらの磁石に近接して球
面体または多面体の周囲に、これら磁石を周回しない少
なくとも2つの環状コイルを互いに約90度の間隔で配
置すると、これら2つの環状コイルに適宜の向きに電流
を流すことにより、磁石の相互作用によって球面体また
は多面体に任意の3次元動作をさせることができる。
【0015】特に、その2つの環状コイルは、環状の一
辺が磁石に近接し、他の一辺は磁石から離れた位置に配
置すると、磁石から近い部分と遠い部分で鎖交磁束との
相互作用の大きさが差があり、より効率的に球面体また
は多面体に任意の3次元動作をさせることができる。
【0016】また、三次元的に回転自在に支持された球
面体または多面体の表面にN極に着磁された磁石とS極
に着磁された磁石を設置し、これら磁石に近接して球面
体または多面体の周囲に、少なくとも3つの環状コイル
を、互いに約120度の間隔でかつその中間部が磁極の
異なる磁石の境界線に近接するように配置すると、コイ
ルに通電する電流の向きによって両磁石に対して吸引力
又は反発力が作用し、球面体または多面体に任意の3次
元動作をさせることができる。
【0017】また、上記磁石と環状コイルは、球面体ま
たは多面体の内側に設置しても、同様の作用を奏するこ
とができる。
【0018】また、三次元的に回転自在に支持された球
面体または多面体の表面にN極に着磁された磁石とS極
に着磁された磁石を設置し、これら磁石を囲む位置に少
なくとも1つの環状コイルを配設し、球面体または多面
体の内面に前記永久磁石と90度回転した位置にN極と
S極に着磁された磁石を配置し、これら永久磁石の内周
面にこれら永久磁石を周回する少なくとも1つの環状コ
イルを配置した構成としても、外面又は内面の磁石を周
回するコイルに適宜方向に電流を流すことにより、球面
体又は多面体を3次元回転駆動することができる。
【0019】また、球面体または多面体は1つの軸で回
転自在に支持され、この軸の支持体は円環状または多角
形状であり、この支持体も1つの軸で回転自在に支持さ
れ、球面体または多面体が2軸軸受構造で支持されてい
ると、球面体又は多面体を小さい抵抗で3次元回転自在
に支持できる。
【0020】また、その軸部分に弾性体のブレーキ材を
設置すると、球面体や多面体にブレーキが働き、特別な
ブレーキ機構を設けることなく、非通電時の球面体又は
多面体を保持できる。
【0021】また、磁石を設置した内部球面体と、内部
球面体を囲む外部球面体を備え、内部球面体と外部球面
体の間に隙間を有し、内部球面体と外部球面体の少なく
とも何れか一方又は両方の一部に、内部球面体より小さ
な球形窪みを有し、この球形窪みに弾性体からなるボー
ルを配置すると、ボールを多少圧縮される状態で配置す
ることで、球面体又は多面体にブレーキが働き、特別な
ブレーキ機構を設けることなく、非通電時の球面体又は
多面体を保持できる。
【0022】また、球面体または多面体の表面にばねに
て圧接される1つの車輪と、この車輪と直交する位置に
同様に球面体または多面体の表面にばねにて圧接される
1つの車輪と、これら2つの車輪に連結された回転角検
出器を備えると、球面体または多面体の3次元的な位置
を的確に検出でき、3次元駆動時の位置制御を適切に行
うことができる。
【0023】また、球面体または多面体の表面に接する
弾性体で形成された1つの車輪と、この車輪と直交する
位置に同様に球面体または多面体の表面に接する弾性体
で形成された1つの車輪と、これら2つの車輪に連結さ
れた回転角検出器を備えても、同様に3次元駆動時の位
置制御を適切に行うことができる。
【0024】また、球面体または多面体の表面に設置さ
れた磁石とは別に、近接する磁石とは逆極性に着磁され
た検出用磁石を球面体または多面体に設置し、これら磁
石の位置を検出する磁気検出素子を設けると、球面体ま
たは多面体の3次元駆動制御時の原点位置を適切に検出
することができる。
【0025】また、球面体または多面体に設置した磁石
は、この球面体または多面体と一体に成形すると、磁石
の配置構成が簡単かつコンパクトにできる。
【0026】また、本発明のレンズ駆動機構は、上記駆
動装置の球面体にレンズを配置したものであり、レンズ
の設置や信号線等の引き出しスペースも確保でき、コン
パクトな構成にてレンズの3次元調整することができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の駆動装置の各実施
形態について、図1〜図21を参照して説明する。
【0028】(第1の実施形態)本発明の駆動装置の第
1の実施形態について、図1を参照して説明する。本実
施形態の駆動装置は、上下又は左右の一方向にだけ回転
する駆動装置である。
【0029】図1において、1は球面体、2aは球面体
1の外面に設置されたN極磁石、2bは球面体1の外面
に設置されたS極磁石、3は磁石2a、2bを周回する
コイル、3aはコイル3の給電部、4は球面体1を回転
自在に支持する軸であり、磁石2a、2bを区切る平面
を通るとともにコイル3の配置平面と平行に配設されて
いる。
【0030】以上の構成による動作を説明すると、コイ
ル3には、磁石2aによって球面体1から外部に向かう
磁束が、磁石2bによって外部から球面体1に向かう磁
束がそれぞれ鎖交しており、ここでコイル3に矢印5
a、5bの向きに電流を流すと、磁束と電流の相互作用
で、図1のコイル3の上半部には右から左に押す力が、
コイル3の下半部には左から右に押す力が作用する。こ
こで、コイル3が固定子側として回転しない構成とすれ
ば、上記力の反作用で球面体1を軸4の回りに白抜き矢
印6a、6bの向きに回転させる力が作用する。コイル
3に流す電流を逆向きにすれば、球面体1を白抜き矢印
6a、6bとは逆向きに回転させる力が作用する。かく
して、コイル3に流す電流の向きによって球面体1を軸
4を中心とした任意の向きに回転させることができる。
【0031】(第2の実施形態)次に、本発明の駆動装
置の第2の実施形態について、図2〜図8を参照して説
明する。なお、以下の実施形態の説明においては、先行
する実施形態と同一の構成要素については、同一の参照
符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0032】図2、図3において、球面体1の外面にN
極とS極の磁石2a、2bが設置され、球面体1を軸4
を中心として回転自在に支持する環状部材7が設けられ
ている。球面体1の回りに、磁石2a、2bを周回する
2つのコイル8、9が同軸上若しくはほぼ同軸上に配設
されている。コイル8、9には、磁石2a、2bに近い
部分8a、8b、9a、9bと、遠い部分8c、8d、
9c、9dがそれぞれ90°間隔で2箇所づつ設けら
れ、かつ8a、8bと9c、9dが対向位置し、8c、
8dと9a、9bが対向位置するように配設されてい
る。これらコイル8、9はフレーム10に固定され、ま
たこのフレーム10に環状部材7が軸4とは直交する軸
11を中心として回転自在に支持されている。
【0033】以上の構成による動作を図3を参照して説
明する。まず、コイル8を例にとって説明すると、図3
に示す状態において、コイル8の磁石に近い部分8aに
は磁石2aにより中心から外向きの磁束が、磁石に近い
部分8bには磁石2bにより外部から中心部向きの磁束
が作用している。このコイル8に給電部8eから矢印1
2a、12bの向きに電流を流すと、磁石に近い部分8
aでは紙面の表面から裏面に押す力が、磁石に近い部分
8bでは紙面の裏面から表面に押す力が作用する。一
方、磁石から遠い部分8c、8dは、近い部分8a、8
bに比べて鎖交磁束が相対的に少ないので、作用する力
は小さい。かくして、矢印12a、12b向きに電流を
流すと、コイル8には軸11に対して左部が紙面の裏面
に、右部が紙面の表面に向けて回転する回転力が作用す
る。
【0034】次に、コイル9に関しても、給電部9eか
ら矢印13a、13bの向きに電流を流すと、コイル9
には軸4に対して上部が紙面の裏面に、下部が紙面の表
面に向けて回転する回転力が作用する。また、コイル
8、9共に、電流の向きを逆にすれば回転力は逆に作用
する。
【0035】ここで、コイル8、9はともにフレーム1
0に固定されているので、コイル8、9に作用する力の
反作用で、磁石2a、2bを固定した球面体1に回転力
が作用し、コイル8、9に作用した力と逆向きに回転さ
れる。この2つの動きを各々任意の移動量だけ組み合わ
せれば、球面体1は上下左右に任意の方向に自在に回転
させることができる。
【0036】図4、図5は、本実施形態の第1の変形例
を示す。図4、図5の例では、各コイル8、9の磁石か
ら遠い部分8c、8d、9c、9dを、球面体1外面の
磁石2a、2bに対して磁気的にシールドする磁気シー
ルド14を配設している。このように、磁気シールド1
4を設けることで、各コイル8、9の磁石から遠い部分
8c、8d、9c、9dに作用する力を減少させること
ができる。
【0037】図6、図7は、磁気シールドをヨーク15
にて構成した本実施形態の第2の変形例を示す。円環状
のヨーク15に球面体1が入り込むように配設されると
ともに、このヨーク15に切欠15a〜15dが形成さ
れ、コイル8はこれらの切欠15a〜15dにて分割さ
れたヨーク部15e〜15hに対して交互に内外に位置
するように巻付けられ、コイル9はコイル8に対して内
外関係が逆になるように巻付けられている。
【0038】図8は、ヨーク15の形態を変化させた本
実施形態の第3の変形例を示す。図8の例では、ヨーク
部15e〜15hに筒状シールド16が形成され、この
筒状シールド16にコイル8、9の磁石から遠い部分8
c、8d、9c、9dを挿通している。これにより、コ
イル8、9の磁石から遠い部分8c、8d、9c、9d
がヨーク部15e〜15hの磁石とは反対側に配置され
るだけでなく、回りを囲まれることで、より完全にシー
ルド効果が発揮される。
【0039】(第3の実施形態)次に、本発明の駆動装
置の第3の実施形態について、図9、図10を参照して
説明する。
【0040】図9、図10において、N極とS極の磁石
2a、2bが外面に設置された球面体1の周囲に、磁石
2a、2bを周回しない4つの環状コイル17、18、
19、20がほぼ90度間隔で配置され、かつこれら環
状コイル17、18、19、20の一部17a、18
a、19a、20aは磁石2a、2bの近くに、残りの
一部17b、18b、19b、20bは磁石2a、2b
から遠く離して配置されている。
【0041】以上の構成による動作を図10を参照して
説明する。まず、コイル17、18を例にとって説明す
ると、図10に示す状態において、コイル17の磁石に
近い部分17aには中心から外向きの磁束が、コイル1
8の磁石に近い部分18aには外部から中心向きの磁束
が作用している。その状態でコイル17に給電部17c
から矢印21a、21bの向きに電流を流すと、コイル
17の磁石に近い部分17aでは紙面の表面から裏面に
押す力、磁石から遠い部分17bでは紙面の裏面から表
面に押す力が作用する。磁石から遠い部分17bは磁石
に近い部分17aに比べて鎖交磁束が少ないので、作用
する力は磁石から近い部分17aに比べて小さい。
【0042】同様に、コイル18に給電部18cから矢
印22a、22bの向きに電流を流すと、コイル18の
磁石に近い部分18aでは紙面の裏面から表面に押す
力、磁石から遠い部分18bでは紙面の表面から裏面に
押す力が作用する。磁石から遠い部分18bは磁石に近
い部分18aに比べて鎖交磁束が少ないので、作用する
力は磁石から近い部分18aに比べて小さい。
【0043】ここで、コイル17、18ともにフレーム
10に固定されているので、コイル17、18に作用す
る力の反作用で、球面体1に回転力が作用し、コイル1
7、18に作用した力とは逆向きの力、すなわち図10
の水平な軸4に対して球面体1の上部が紙面の表面側
に、下部が紙面の裏面側に回転する力が作用する。
【0044】コイル19、20に関しても、給電部19
c、20cから矢印23a、23b及び24a、24b
の向きに電流を流すと、上記と同様に力が作用し、コイ
ル19、20共にフレーム10に固定されているので、
これらコイル19、20に作用する力の反作用で、球面
体1に回転力が作用し、コイル19、20に作用した力
と逆向きに回転し、垂直な軸11に対し、左部が紙面の
表面に、右部が紙面の裏面に向けて回転する回転力が作
用する。
【0045】この2つの動きを各々任意の移動量だけ組
み合わせれば、球面体1は上下左右任意の方向に自在に
回転させることができる。
【0046】(第4の実施形態)次に、本発明の駆動装
置の第4の実施形態について、図11を参照して説明す
る。
【0047】図11において、上記第3の実施形態にお
いては、球面体1の外面に磁石2a、2bとコイル1
7、18、19、20を配設したのに対して、本実施形
態では球面体1の内面に磁石2a、2bと、コイル1
7、18、19、20を配設している。
【0048】25は球面体1に配設したレンズ部、26
は信号線、27は球面体1内でコイル17〜20を支持
するフレーム、28はフレーム27の固定支持部材、2
9は巻線枠である。42はフレーム27と球面体1内面
との間に介装されたボールであり、詳細は後述する。
【0049】(第5の実施形態)次に、本発明の駆動装
置の第5の実施形態について、図12〜図14を参照し
て説明する。
【0050】図12、図13において、球面体1の磁石
2a、2bの境界線30を挟む位置において球面体1の
周囲を囲むように、3つのコイル31、32、33が球
面体1及び磁石2a、2bに対して隙間をあけて配設さ
れている。
【0051】ここで、コイル31に矢印34の向きに通
電したときにコイル31から出る磁束は、コイル31の
磁石と対向している面から反対面に向けて出ることにな
り、磁石2a、2bと対向している面がS極となるの
で、球面体1に装着されたN極の磁石2aが吸引され、
S極の磁石2bは反発力を受け、球面体1は反時計回り
の力を受ける。電流の向きを逆にすれば、この力は逆向
きとなる。コイル32、33でも同様に通電の方向によ
って球面体1に作用する力の向きを制御することができ
る。この力を任意に組み合わせれば、球面体1は任意の
3次元動作をさせることができる。
【0052】なお、図12、図13に示した例では3つ
のコイル31〜33を配設しているので、図14に示す
ように、通常の三相モータと同様のY結線とし、この3
つのコイル31〜33に流す電流を正弦波的に制御し、
球面体1に任意の動きをさせることも可能である。勿
論、コイル31〜33はΔ結線としてもよい。なお、図
14中、31a、31b、32a、32b、33a、3
3bは三相電流を制御するスイッチング素子である。
【0053】(第6の実施形態)次に、本発明の駆動装
置の第6の実施形態について、図15、図16を参照し
て説明する。
【0054】図15、図16において、本実施形態では
第1の実施形態における球面体1の内面側に、さらにそ
れぞれN極とS極に着磁された磁石2c、2dが装着さ
れ、その内側を周回するコイル35が配設されている。
磁石2c、2dは、磁石2a、2bとは直交する境界線
36で磁極が分かれている。境界線36は、軸11を通
り軸4と直交する平面上に位置している。
【0055】以上の構成による動作を説明すると、コイ
ル3に給電部3aから矢印5a、5bの向きに電流を流
せば、上述のように球面体1は軸4を中心に白抜き矢印
し6aの向きに回転力を受ける。また、コイル35に給
電部35aから矢印37a、37bの向きに電流を流す
と、コイル35には磁石2c、2dとの作用で、図15
のコイル35の手前の部分を左から右に回転させる力が
作用し、コイル35は固定されているので、球面体1は
矢印38の向きに回転力を受ける。
【0056】コイル3、35共にこの電流の向きを逆に
すれば、球面体1の受ける回転力も逆になる。これらの
力を組み合わせれば、球面体1は任意の方向に回転させ
ることができる。
【0057】(第7の実施形態)次に、本発明の駆動装
置の第7の実施形態について、図17を参照して説明す
る。本実施形態は、上記第2の実施形態における球面体
1の支持構成の具体例である。
【0058】図17において、29はコイル8、9の巻
線枠で、フレーム10に連設されている。39は、軸1
1の部分のフレーム10と環状部材7の間に介装された
弾性体のブレーキ材である。また、このブレーキ材39
は、環状部材7と球面体1との間にも、スペーサ40を
介して配設されている。
【0059】以上の構成において、フレーム10と軸1
1による環状部材7の支持構成及び環状部材7と軸4に
よる球面体1の支持構成は損失が少なく、効率が良いと
いう特色があるが、その反面非通電時のように力が作用
していない場合、信号線26のたわみや、球面体1の質
量バランスによる重力作用のような外力によって動き易
いという欠点があるが、本実施形態ではブレーキ材39
があるため、球面体1はコイル非通電時にも回転するこ
となく保持することができる。このブレーキ材39によ
る摩擦力は、駆動装置の駆動力、外部から作用する力を
勘案して適当に設定される。
【0060】(第8の実施形態)次に、本発明の駆動装
置の第8の実施形態について、図18を参照して説明す
る。本実施形態も、上記第2の実施形態における球面体
1の支持構成の具体例であり、特に環状部材7を用いた
構成程効率や耐久性には優れないが、もう少し簡便な球
面体1の支持構成である。
【0061】図18において、フレーム10の一部に窪
み41を設け、この窪み41と球面体1との間にボール
42を介装している。このボール42を球面体1とフレ
ーム10の間に僅かに摩擦力が働く程度の嵌め合いに設
定することにより、コイル8、9に通電がないときにも
球面体1に静止力が働くことになる。また、コイル8、
9に通電し、球面体1が運動する時には、ボール42が
より摩擦力の大きい面で回転し、運動を助ける。勿論、
このボール42の運動を完全なものにしたい時は、ボー
ル42の巡回路をフレーム10又はその近傍に設ければ
よい。また、ボール42の巡回路は設けずに、ボール4
2をゴム質の弾性体で作成し、窪み41に嵌め合うだけ
にすれば、静止時のブレーキ効果を大きくでき、かつ一
層簡便な構造とすることができる。
【0062】(第9の実施形態)次に、本発明の駆動装
置の第9の実施形態について、図19を参照して説明す
る。本実施形態は、上記第2の実施形態において3次元
駆動を制御する際に必要となるセンサの具体例である。
【0063】図19において、球面体1に接触する車輪
43とこの車輪43と同軸に結合したセンサ44を設
け、また車輪43と直交するように球面体1に接触する
車輪45とこの車輪45と同軸に結合したセンサ46を
設けている。
【0064】センサ44、46は、例えばポテンショメ
ータ、光学式エンコーダ、磁気式エンコーダ、レゾルバ
等、角度を検出できるものであれば任意のものを使用で
きる。また、車輪43、45はゴム等の弾性体で構成す
るか、またはばね等で球面体1に押し付けるように設置
すれば、車輪43又は45に対し、球面体1が直交する
向きに回転するときは、車輪が球面体1から浮き上がる
ようになり、軸と直交する方向の回転を拾わない構造を
実現できる。
【0065】なお、本実施形態の説明では、車輪43、
45、センサ44、46を球面体1の外面に配設した例
のみを説明したが、図11に示した第4の実施形態や、
図15、図16に示した第6実施形態のように、球面体
1の内面側にコイル17〜20や、コイル35を配設す
るような構成の場合に、球面体1の内面側に配設される
フレーム27にこれら車輪43、45、センサ44、4
6を配設してもよいことは言うまでもない。
【0066】(第10の実施形態)次に、本発明の駆動
装置の第10の実施形態について、図20、図21を参
照して説明する。本実施形態は、上記第2の実施形態に
おいて3次元駆動を制御する際に必要となる原点位置検
出手段の具体例である。
【0067】図20及び図21(a)に示すように、磁
石2aの近傍で磁石2aとは逆極性に着磁された検出用
磁石47と、同様に磁石2bの近傍で磁石2bとは逆極
性に着磁された検出用磁石48が、球面体1の信号線2
6の取り出し部近傍に配設され、これと近接してフレー
ム10に検出器49、50が装着されている。また、図
21(b)に示すように、検出器49は、検出用磁石4
7と磁石2aの2箇所をそれぞれ検出する検出手段49
a、49b、49cを有している。検出器50は、検出
用磁石48と磁石2bの2箇所を検出する検出手段50
a、50b、50cを有している。検出器49、50
は、例えばホール素子や磁気抵抗素子で構成できる。
【0068】以上の構成において、図21(b)に模式
的に展開して示すように、検出器49の検出手段49a
に検出用磁石47が、検出手段49b、49cに磁石2
aが対向し、検出器50の検出手段50aに検出用磁石
48が、検出手段50b、50cに磁石2bが対向した
ときを検出すれば、原点位置にあることを検出できる。
勿論、検出用磁石と検出器は1組だけ用いる簡便な検出
構成も可能である。
【0069】以上の実施形態の説明では、球面体1の例
についてのみ説明したが、球面体1に代えて多面体を用
いることもできる。
【0070】また、以上の実施形態の駆動装置は、小型
で簡便な構造で、大きな駆動力を出すことができるの
で、例えば非常な小型化が要求される携帯電話などの携
帯機器に設置されるカメラのレンズ駆動機構等に好適に
適用できる。また、大型化も容易であるため、ロボット
等の関節駆動装置としても使用できる。
【0071】
【発明の効果】本発明の駆動装置によれば、以上の説明
から明らかなように、球面体又は多面体の表面又は内面
に2極に着磁された磁石を設け、これら磁石を周回する
少なくとも1つ、3次元駆動する場合には2つ以上の環
状コイルを設けるという、極く簡単な構成で、球面体又
は多面体の全面にわたって駆動のためのコイル等を配置
することなく、球面体または多面体を駆動することがで
きる。このため、カメラ等を組み込んでも、レンズの配
置や信号線の引き出し、及びそのレンズの動作の妨げと
なることがない。また、コイルを静止側に配設できるの
で、ブラシ等の機械的な給電装置を必要とせず、ブラシ
レス構造にすることができ、簡単な構成で信頼性の高い
駆動装置を提供できる。
【0072】また、上記磁石を周回しない少なくとも2
つの環状コイルを球面体または多面体の周囲に90°間
隔で配置したり、3つの環状コイルを球面体または多面
体の周囲に120°間隔で、その中間部が磁極の異なる
磁石の境界線に近接するように配置しても、同様の作用
効果を奏することができる。
【0073】また、球面体又は多面体を軸回りに回転自
在に支持する環状部材を設けたり、球面体又は多面体と
フレームとの間にボールを配置することにより、球面体
又は多面体を簡単な構成で3次元駆動可能に支持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動装置の第1の実施形態の概略構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明の駆動装置の第2の実施形態の概略構成
を示す斜視図である。
【図3】同実施形態の構成を正面から見た模式図であ
る。
【図4】同実施形態の第1の変形例の概略構成を示す斜
視図である。
【図5】同実施形態の第1の変形例の構成を正面から見
た模式図である。
【図6】同実施形態の第2の変形例の概略構成を示す斜
視図である。
【図7】同実施形態の第2の変形例の構成を正面から見
た模式図である。
【図8】同実施形態の第3の変形例の要部の斜視図であ
る。
【図9】本発明の駆動装置の第3の実施形態の概略構成
を示す斜視図である。
【図10】同実施形態の構成を正面から見た模式図であ
る。
【図11】本発明の駆動装置の第4の実施形態の概略構
成を示す縦断側面図である。
【図12】本発明の駆動装置の第5の実施形態の概略構
成を示す側面図である。
【図13】同実施形態の正面図である。
【図14】同実施形態のコイルの結線と駆動回路を示す
図である。
【図15】本発明の駆動装置の第6の実施形態の概略構
成を示す斜視図である。
【図16】同実施形態の縦断側面図である。
【図17】本発明の駆動装置の第7の実施形態の概略構
成を示す縦断側面図である。
【図18】本発明の駆動装置の第8の実施形態の概略構
成を示す縦断側面図である。
【図19】本発明の駆動装置の第9の実施形態の概略構
成を示す側面図である。
【図20】本発明の駆動装置の第10の実施形態の概略
構成を示す縦断側面図である。
【図21】同実施形態の要部構成を示し、(a)は検出
用磁石の配置状態を示す背面図、(b)は原点検出状態
を展開して示す模式図である。
【符号の説明】
1 球面体 2a N極磁石 2b S極磁石 2c N極磁石 2d S極磁石 3 コイル 8、9 コイル 14 磁気シールド 15 ヨーク 15a〜15d 切欠 17〜20 コイル 25 レンズ部 31〜33 コイル 35 コイル 39 ブレーキ材 41 窪み 42 ボール 43、45 車輪 44、46 センサ(回転角検出器) 47、48 検出用磁石 49、50 検出器(磁気検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 41/03 G02B 7/04 E H04N 5/232 H02K 11/00 C (72)発明者 角谷 直之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H044 BE01 BE09 DB00 5C022 AB45 AC74 5H611 AA01 BB09 PP05 QQ03 RR00 RR02 UA01 UA07 5H633 BB03 BB15 BB16 BB20 GG02 GG06 GG09 GG12 GG13 GG16 GG17 GG21 GG23 HH03 HH04 HH08 HH28 JA04 JA09 5H641 BB06 BB15 BB16 BB17 BB19 GG02 GG08 GG12 GG24 GG26 HH03 HH05 HH06 HH17 HH20 JA03 JA08

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持された球面体または多面
    体の表面に、N極に着磁された磁石とS極に着磁された
    磁石を設置し、これら磁石を周回する少なくとも1つの
    環状コイルを配設したことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 回転自在に支持された球面体または多面
    体の表面に、N極に着磁された磁石とS極に着磁された
    磁石を設置し、これら磁石を周回する少なくとも2つの
    環状コイルを配設し、これら環状コイルの一部は、永久
    磁石に対する距離が他の部分よりも離したことを特徴と
    する駆動装置。
  3. 【請求項3】 回転自在に支持された球面体または多面
    体の表面に、N極に着磁された磁石とS極に着磁された
    磁石を設置し、これら磁石を周回する少なくとも2つの
    環状コイルを配設し、これら環状コイルの一部を、磁気
    的にシールドしたことを特徴とする駆動装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも2つの環状コイルを概ね同軸
    上に配設したことを特徴とする請求項2又は3に記載の
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2つの環状コイルにおいて、
    磁石から離れた部分または磁気的にシールドされた部分
    と、磁石に近づけた部分または非シールド部分とを互い
    に交互に位置させたことを特徴とする請求項2〜4の何
    れかに記載の駆動装置。
  6. 【請求項6】 シールド手段として球面体または多面体
    の表面に近接する位置に、一部に切欠を有するヨークを
    設置したことを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載
    の駆動装置。
  7. 【請求項7】 三次元的に回転自在に支持された球面体
    または多面体の表面にN極に着磁された磁石とS極に着
    磁された磁石を設置し、これらの磁石に近接して球面体
    または多面体の周囲に、これら磁石を周回しない少なく
    とも2つの環状コイルを互いに約90度の間隔で配置し
    たことを特徴とする駆動装置。
  8. 【請求項8】 2つの環状コイルは、環状の一辺が磁石
    に近接し、他の一辺は磁石から離れた位置に配置したこ
    とを特徴とする請求項7記載の駆動装置。
  9. 【請求項9】 三次元的に回転自在に支持された球面体
    または多面体の表面にN極に着磁された磁石とS極に着
    磁された磁石を設置し、これら磁石に近接して球面体ま
    たは多面体の周囲に、少なくとも3つの環状コイルを、
    互いに約120度の間隔でかつその中間部が磁極の異な
    る磁石の境界線に近接するように配置したことを特徴と
    する駆動装置。
  10. 【請求項10】 磁石と環状コイルは、球面体または多
    面体の内側に設置したことを特徴とする請求項1〜9の
    何れかに記載の駆動装置。
  11. 【請求項11】 三次元的に回転自在に支持された球面
    体または多面体の表面にN極に着磁された磁石とS極に
    着磁された磁石を設置し、これら磁石を囲む位置に少な
    くとも1つの環状コイルを配設し、球面体または多面体
    の内面に前記永久磁石と90度回転位置にN極とS極に
    着磁された磁石を配置し、これら永久磁石の内周面にこ
    れら永久磁石を周回する少なくとも1つの環状コイルを
    配置したことを特徴とする駆動装置。
  12. 【請求項12】 球面体または多面体は1つの軸で回転
    自在に支持され、この軸の支持体は円環状または多角形
    状であり、この支持体も1つの軸で回転自在に支持さ
    れ、球面体または多面体が2軸軸受構造で支持されてい
    ることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の駆
    動装置。
  13. 【請求項13】 軸部分に弾性体のブレーキ材を設置し
    たことを特徴とする請求項12記載の駆動装置。
  14. 【請求項14】 磁石を設置した内部球面体と、内部球
    面体を囲む外部球面体を備え、内部球面体と外部球面体
    の間に隙間を有し、内部球面体と外部球面体の少なくと
    も何れか一方又は両方の一部に、内部球面体より小さな
    球形窪みを有し、この球形窪みに弾性体からなるボール
    を配置したことを特徴とする請求項1〜11の何れかに
    記載の駆動装置。
  15. 【請求項15】 球面体または多面体の表面にばねにて
    圧接される1つの車輪と、この車輪と直交する位置に同
    様に球面体または多面体の表面にばねにて圧接される1
    つの車輪と、これら2つの車輪に連結された回転角検出
    器を備えたことを特徴とする請求項1〜14の何れかに
    記載の駆動装置。
  16. 【請求項16】 球面体または多面体の表面に接する弾
    性体で形成された1つの車輪と、この車輪と直交する位
    置に同様に球面体または多面体の表面に接する弾性体で
    形成された1つの車輪と、これら2つの車輪に連結され
    た回転角検出器を備えたことを特徴とする請求項1〜1
    4の何れかに記載の駆動装置。
  17. 【請求項17】 球面体または多面体の表面に設置され
    た磁石とは別に、近接する磁石とは逆極性に着磁された
    検出用磁石を球面体または多面体に設置し、これら磁石
    の位置を検出する磁気検出素子を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜16の何れかに記載の駆動装置。
  18. 【請求項18】 球面体または多面体に設置した永久磁
    石は、この球面体または多面体と一体に成形したことを
    特徴とする請求項1〜17の何れかに記載の駆動装置。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18の何れかに記載の駆動
    装置の球面体にレンズを配置したことを特徴とするレン
    ズ駆動機構。
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