JP2009296869A - 発電電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流発電・蓄電・電動による直流送電による電源分散と機能の融合を図る。
【解決手段】界磁電機子組体3を支持しつつ電気的に接続する界磁電機子集電組体10を備え、界磁電機子組体3が、直流磁場の磁場発生部4a,4bと、これとともに磁気的に直列の閉磁路を構成する磁気回路部5とを備える界磁体1と、電気回路部6を備える電機子体2とを備え、界磁電機子集電組体10が、電気回路部6を挟む集電滑動部9と、電気回路部6に固定され、集電滑動部9に対して相対移動可能に接触しつつ電気的に接続される電気滑動部7とを備え、電気回路部6と磁気回路部5とが、電磁誘導交叉部および電磁非誘導交叉部において交叉し、電磁誘導交叉部および電磁非誘導交叉部は、磁気回路部5の磁場配向は互いに反対向きで、かつ、発電時の起電力方向または電動時の電流方向に並んで配列されている発電電動機20を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流発電機、直流電動機および発電電動蓄電装置のような発電電動機に関する。
直流機は、界磁側が交番磁界と直流磁界によるものがあり、多極交番磁界タイプは整流子付の直流機として交流機と共に今日まで普及して来ている。一方単極非交番磁界タイプは、1821年にマイケル・ファラデーが発見した単極電磁誘導による単極発電機が最初である。その後ニコラ・テスラ等が単極機の改善を試みて来たが低電圧・大電流の用途が広がらず、直流送電・直流機器が普及しないまま、交流送電・交流機器が主流となり現在に至った。
しかし、電源としての実使用の段階では直流電源を必要とするので、インバータやコンバータの技術が今日の電力変換の大きな技術革新を生んでいる。
また近年になって環境エネルギーの問題が大きくなるにつれて、分散型電源の普及が望まれるようになってきた。例えば、無停電電源装置UPS(Uninterruptible Power Supply)には交流出力と直流出力のものがあるが、交流出力に比べ、直流出力は小さいので使用範囲が限定されてきた。しかし、ここに来て電源の分散化が進むにつれ直流電源・直流送電の研究・開発が進んできた。
更に環境問題の再生可能エネルギー対応として、太陽熱、太陽光、水力、風力、海洋(波浪・海流・温度差・潮汐)地熱、バイオマス等のエネルギー変換は電気である。電力への変換技術は最近では、発電機以外の2次電池・燃料電池・キャパシタ等が特に分散化エネルギーの要素技術として研究・開発が進み、燃料補給・充放電の技術がエネルギーの分散化と機能の融合化の技術を加速してきている。
米国特許第523998号明細書(図1、図2) 特開昭55−155571号公報(1頁、図1、図2、図3) 特開平9−238458号公報(4頁、図1、図2、図3) 特許第3127684号公報(1頁、4頁、図1、図2) 米国特許第352234号明細書(図1) 米国特許第4024422号明細書(1頁、図1) 米国特許第7148600号明細書 特許第3094942号公報(1頁、図1)
しかしながら、現在でも交流の発電と送電が主体になっているが、これでは電力の分散化・機能の融合による環境対応が難しい。
直流発電・直流送電が電力の制御効率から言っても、電力の分散化と電力機能の融合化に適応可能である。
直流発電に対応できる単極発電機は最大の利点は交番磁界が発生しないので電磁ノイズ、つまり高調波ノイズが基本的に発生しない。また直流電源に直結可能な唯一の発電機である。しかし最大の欠点が未だに解決されていない。それは低電圧大電流と電気摺動子磨耗の問題である。個別に改善はされてきてはいるものの、直流送電も含めたシステムとしての改善と統合化は図られて来なかった。これが現在でも普及していない最大の原因である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、直流を発電し、直流を蓄電し、直流で駆動するという、直流発電・蓄電・電動による直流送電による電源の分散化と機能の融合化を図ることにより環境問題に適応可能な発電電動機を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明は、界磁電機子組体と、該界磁電機子組体を移動可能に支持しつつ電気的な接続を維持する界磁電機子集電組体とを備え、前記界磁電機子組体が、界磁体と、電機子体とを備え、前記界磁体が、一対の磁極を有する直流磁場を発生する磁場発生部と、該磁場発生部とともに磁気的に直列の閉磁路を構成する磁気回路部とを備え、前記電機子体が、電気回路部を備え、前記界磁電機子集電組体が、前記電気回路部を挟む位置に配置された集電滑動部と、前記電気回路部に固定され、前記集電滑動部に対して相対的に移動可能に接触するとともに電気的に接続される電気滑動部とを備え、前記電気回路部と前記磁気回路部とが、電磁誘導交叉部および電磁非誘導交叉部において交叉し、前記電磁誘導交叉部および前記電磁非誘導交叉部における前記磁気回路部の磁場配向は互いに反対向きの関係にあり、かつ前記電磁誘導交叉部および前記電磁非誘導交叉部が、発電時の起電力方向または電動時の電流方向に並んで配列されている発電電動機を提供する。
このようにすることで、界磁電機子組体としては、より少ない電磁非誘導交叉部を構成できる。
上記発明においては、前記界磁電機子組体が、磁気的に並列な複数の前記界磁体を備えていてもよい。
また、上記発明においては、前記電機子体が、相互に平行に配される複数の前記電気回路部と該電気回路部を電気的に直接連結する電気接続部とを備え、隣接する前記電気回路部の前記電磁誘導交叉部で前記電気回路部に交叉する前記磁気回路部の磁場配向は互いに反対向きになっていてもよい。このようにすることで、有効磁束密度を向上させることができる。
また、上記発明においては、前記電磁非誘導交叉部が、前記電気接続部に設けられていてもよい。
また、上記発明においては、前記界磁電機子組体が、軸受により回転自在に支持された回転軸を備えていてもよい。
また、上記発明においては、前記界磁電機子組体が、電気的に直列な複数の前記電気回路部を備えてもよい。これにより、高い誘起電圧を得ることが可能となる。
また、上記発明においては、前記電気接続部が、軸方向に隙間をあけて配置される一対の円筒状に形成され、前記隙間を跨いで前記一対の電気接続部に摺動可能に接触しつつ両電気接続部を電気的に接続する少なくとも1つの電気接続子を備えていてもよい。
また、上記発明においては、前記界磁電機子組体が、前記回転軸回りに周方向に複数配列され、かつ互いに電気的に分離されていてもよい。
また、上記発明においては、前記界磁電機子集電組体が、前記回転軸回りに周方向に複数配列され、かつ互いに電気的に分離されていてもよい。これにより、同時充放電が可能となる。
また、上記発明においては、前記電機子体が導電性材からなり、前記磁気回路部が磁性材からなり、前記磁場発生部が永久磁石からなっていてもよい。
また、上記発明においては、前記磁場発生部が、極異方性磁石からなっていてもよい。
また、上記発明においては、前記磁場発生部が、巻線コイルからなっていてもよい。
また、上記発明においては、前記磁気回路部と前記電気回路部とが交叉する前記電磁非誘導交叉部が、電磁遮蔽部材で遮蔽されていてもよい。このようにすることで、電気と磁気の分離効率を向上することができる。
また、上記発明においては、前記磁場発生部が、超伝導材料からなっていてもよい。
また、上記発明においては、前記集電滑動部および前記電気滑動部が、正極または負極の回転電極体および固定電極体からなり、前記回転電極体と前記固定電極体とが、隙間を空けて配置され、該隙間にキャピラリーシールにより形成された空間に電解液が充填されていてもよい。
このようにすることで、隙間をあけて配置された回転電極体と固定電極体との電極間の電解液を介して電解液イオンを流通させ、かつ回転電極体と固定電極体をキャピラリーシールした蓄電組体の内蔵可能となり、発電・制動・電動の本来の電磁エネルギー変換効率を向上させることができる。
また、上記発明においては、前記電解液を挟んで対向する前記回転電極体と固定電極体とが電気二重層を形成していてもよい。
このようにすることで、互いの欠点である低電圧・大電流を介して電流電源内蔵の高速充放電サイクルが可能になる。
本発明によれば、界磁電機子組体は高磁束密度の積層(スタック)で薄型の直列結線化が可能となり、小型高効率で皮相電力がなく高調波ノイズを含まない純粋な直流の動力発電装置が実現できるという効果を奏する。
また本発明によれば、発電・電動・蓄電の融合が図られることにより、システム全体の電力の発生・消費・再生の循環を図ることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態の斜視図である。 図1の断面図である。 本発明の複数の界磁電機子組体からなる第1の実施形態の断面図である。 本発明の第2の実施形態の斜視図である。 図4の断面図である。 図5における磁場発生部を極異方性磁石にし、電磁非誘導交叉部を1部電気回路部に設けた場合の第2の実施形態の断面図である。 図5における磁場発生部を極異方性磁石にし、電磁非誘導交叉部を全部電気回路部に設けた場合の第2の実施形態の断面図である。 本発明の複数の界磁電機子組体からなる第2の実施形態の断面図である。 本発明の集電体間の軸線を中心に対称の界磁電機子組体からなる第2の実施形態の断面図である。 本発明の第3の実施形態の断面図である。 図10のA−A矢視を軸方向から見た断面図である。 本発明の第4の実施形態の電磁等価回路断面図である。 図12のB−B矢視を軸方向から見た断面図である。 本発明の第5の実施形態の断面図である。 図14のC−C矢視を軸方向から見た断面図である。 本発明の第6の実施形態の断面図である。 図16のD−D矢視を軸方向から見た断面図である。 図16、図17の回転動作図、(A)、(B)は充放電状態、(C)はOFF状態、(D)、(E)は逆充放電状態である。 本発明の第7の実施形態の断面図である。 本発明の第8の実施形態の断面図、巻線コイル図(A)は界磁超伝導コイル使用の断面図、(B)は(A)の1部拡大図、(C)は角形巻線コイル(D)は丸形巻線コイルである。 本発明の第9の実施形態の蓄電組体の断面図、(A)は回転電極体が内周側で、(B)は回転電極体が外周側である。 本発明の第9の実施形態の発電電動蓄電装置の断面図である。
本発明の一実施形態に係る発電電動機について、図面を参照して以下に説明する。
本発明の第1の実施形態を図1〜図3に示す。
図1は発電状態の発電電動機20の斜視図であり、電機子体2の長方形の電気回路部6を両面から界磁体1で介装して一体化して界磁電機子組体3を構成している。界磁電機子組体3の磁場発生部4a,4bは電気回路部6の両面に分かれ、一方の磁場発生部4aと電気回路部6は電気絶縁部13aで絶縁されている。磁場発生部4aの反対側の面には磁束集束部14aが設けられ、その磁束集束部14aの反対側の面には、磁束通路部15が連結されている。
その磁束通路部15は、電気回路部6の連通孔16を磁気遮蔽部17で磁気遮蔽保護して電気回路部6の反対側の面に連通し、磁束集束部14bと連結している。その磁束集束部14bの反対側の面にもう1個の磁場発生部4bが設けられ、磁場発生部4bの反対側の面が電気絶縁部13bで絶縁され、電気回路部6の反対側の面で再び界磁電機子組体3として電気回路部6を挟んで一体的に対向している。そして、磁気回路部5が磁気的に直列連結になるように両側面の磁場発生部4a,4bを図示のとおりS−N−S−Nの磁極の順に直列に配列している。
なお、図1の場合は、磁場発生部4a,4bが電気回路部6の両側面にあるが、この磁場発生部4a,4bはどちらか1個だけでも、磁束集束部14a,14bが電気絶縁部13a,13bを介装して電気回路部6に直接対向しても磁気回路部5として十分機能する。
図1の電気回路部6としては、非磁性金属である銅または銅合金やアルミニウムまたはアルミニウム合金が加工性もよく優れている。磁場発生部4a,4bは永久磁石であり、フェライト系、アルニコ系、特に最近ではエネルギー積の高い希土類磁石、具体的にはネオジム−鉄−ボロン、サマリウム−コバルト、サマリウム−鉄−窒素やプラセオジウムやジスプロシウムを含んだ異方性磁石が優れている。
磁束集束部14a,14bの材料は特に交流特性を必要としないから、より磁束密度飽和点の高い材料で、防錆も兼ねた磁性材のマルテンサイト系ステンレス鋼材が優れている。電気絶縁部13a,13bは特に耐熱・耐低温に優れた樹脂系の工業用材料がよい。
また、図1の電機子体2の両端2箇所の滑動孔18の内周面の電気滑動部7と2本の集電体8の集電滑動部9が直線方向にスムーズに運動可能になっている。この電気滑動部7と集電滑動部9は滑動しながら電気を伝える機能も兼ね合わせて、界磁電機子集電組体10を構成している。つまり、集電体8の一方から他方に電気が流れながら、かつ自在な直線運動を兼ね備える界磁電機子集電組体10を構成している。集電体8は導電性に優れかつ表面硬化に優れ、焼入れによる硬度を上げる非磁性金属材料がよい。
また、図1、図2において発電状態のときの界磁の磁場配向φと起電力Vの方向を説明する。
界磁電機子組体3は、図1に表した矢印Fの方向に力が加わり、磁束通路部15に図示の方向に磁束φが流れると、電気回路部6には図1に示した方向に起電力Vが発生する。この起電力Vの発生原因は、図2に示すように電磁誘導交叉部11で電磁変換が行われるからである。
電磁変換が行われたときの様子をさらに詳しく図2に示す。図2は、図1を図面に向かって正面から見た断面図である。電磁誘導交叉部11の界磁の磁場方向は磁束φの方向で、界磁電機子組体3が図面手前から図面裏側に向かって運動すれば、フレミングの右手則に従って起電力Vが図面右から左に向かって発生する。
また、図2の電磁非誘導交叉部12では磁場配向φが電磁誘導交叉部11とで逆向きになるので、この電磁非誘導交叉部12では電磁変換が起きないようにするため、つまり、発生起電力Vと磁場配向の磁束φが交叉しないように電磁気的に分離した構造になっている。
具体的には、図1、図2に示したように、電磁非誘導交叉部12は電気回路部6の連通孔16と磁束通路部15の交叉連通する隙間が磁気遮蔽部17で磁気遮蔽されている。磁気遮蔽部17は、磁気遮蔽が目的なので珪素鋼板、特に方向性珪素鋼板やパーマロイ(ニッケル合金)の表面を電気絶縁処理して使用することにより、電磁非誘導交叉部12の磁束通路部15の交叉連通する部分の漏洩磁束をより少なくすることができる。
あるいは、連通孔16と磁束通路部15が磁気飽和しないだけの飽和磁束密度の高い材料、例えば炭素含有量が少ない純鉄系の材料や、より錆びにくい磁性材であるマルテンサイト系ステンレス鋼材を使用することにより一層磁気と電気の分離が可能になる。直流電磁変換なので、特に交流特性に優れた材料を使う必要はない。あるいは、磁束通路部15が磁気飽和しないように十分な断面積を持ち、かつ磁束通路部15の交叉連通する部分の空隙が十分確保されていれば、磁気遮蔽部17がなくてもよい。
さらに、図1と図2に示したように、電磁誘導交叉部11と電磁非誘導交叉部12が発電時の起電力方向または電動時に流れる電流方向に沿った形でほぼ直線上に並んでいる。このことは重要で、電気回路部6に発電時に発生する起電力方向や電動時に流れる電流方向に右ネジの法則に従って発生する磁界が、電気回路部6に発電する起電力回路や通電時流れる電流回路と直角に交叉する場合は、界磁体1の磁界と電気回路部6に発生する誘導磁界の相互誘導作用により、電磁誘導交叉部11での磁場配向φに磁気的な歪みが生じ、結果として電磁変換にも歪みが生じ、ノイズを含んだ直流電流となり、電磁変換効率も下がることになる。したがって、上記のとおり、電磁誘導交叉部11と電磁非誘導交叉部12が起電力方向または電流方向と同列上の配置が単極機にとっては直流電磁変換の効率の向上を図る上で極めて有効な構造となる。
次に、図3は図1,図2の第1の実施形態の界磁電機子組体3を磁気的に並列に2個を直線的に配列した断面図である。このように配列にすることにより、複数の界磁電機子組体3の電気回路部6は発生誘起電圧が加算される直列結線となり、これを繰り返し積層することにより、磁気歪みの少ない高効率の起電力を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態の発電状態の発電電動機30を図4〜図9に示す。図4、図5に示す電機子体32は電気接続部49の両側に各々の電気回路部36が直角に連結し、さらにその両側に電気滑動部37が連結し、図1と同様に集電体38の集電滑動部39と自在に接触滑動する。
また電気回路部36は互いに平行に対向し、その平行の各々の電気回路部36の間に磁場発生部34a,34bが電気絶縁部43で絶縁され、さらに各々の磁場発生部34a,34bの内側に磁束集束部44の両面が各々の磁場発生部34a,34bの同じ磁極と対向して接している。この同じ磁極同士の対向する間に介装される磁束集束部44の磁性材料の選定と磁束集束部44の磁極間の厚みを飽和磁束密度に合わせることにより、図5に示した電磁誘導交叉部41の磁束密度が有効に高められることが本発明の特徴である。
図4、図5に示したように磁束集束部44に磁束通路部45が連結している。磁束通路部45は電気接続部49の磁気遮蔽部47で磁気遮蔽した連通孔46を通り抜けて電気回路部36各々の両側面の磁束集束部44につながっている。また電気接続部49と磁束通路部45が電磁非誘導交叉部42で交叉し、磁束集束部44は電気絶縁部43を介して再び電気回路部6の各々反対側の面に一体に介装している。
図4に示した発電時の磁場発生部34a,34bの磁場配向φと界磁電機子組体33の運動方向Fによる起電力Vの発生方向の関係は図5に示すように電磁誘導交叉部41の磁束φ方向に対して図面手前側から図面後方の運動方向F(図4)と磁場配向の磁束φに対してフレミングの右手則に従って起電力Vが図面矢印の方向に発生する。
図5の磁場発生部34a,34bの磁石の磁場配向φに合わせて、図6に示した極異方性磁石50にすることにより磁場発生部は1個に統一されて、かつ、図5の磁場発生部34a,34b間の磁束集束部44が必要なくなることにより、さらに薄型化が可能となる。また、図6に示したように極異方性磁石50を使用することにより、電気接続部49と磁束通路部45の交叉する電磁非誘導交叉部42と、極異方性磁石50の両側面の電気回路部36にも電磁非誘導交叉部42を設けることにより磁気回路全体の磁路長を短くすることができ、図4および図5の磁場発生部34a,34bを含めた界磁体31の磁気回路の漏洩磁束を少なくすることができる。その結果、電磁誘導交叉部41での電磁変換に必要な高い磁束密度が得られ、さらに高効率化が実現できる。
なお、極異方性磁石は製造工程で原料に製造装置の電磁界を図6のように配向磁場をかけることにより容易に製造可能である。磁石材料はネオジウム・鉄・ボロン系(Nd−Fe−B)、サマリウム・コバルト系(Sm−Co)、サマリウム・鉄・窒素系(Sm−Fe−N)の希土類磁石がよい。他にはプラセオジウム(Pd)、ジスプロシウム(Dy)等の希土類元素を含んだ磁石もある。
図7は、図6の2つの電気回路部36を繋ぐ電気接続部49から電磁非誘導交叉部42を電気回路部36に設けることより、磁気回路が極異方性磁石50を中心にして対称構造になることにより、さらに磁気回路の磁気抵抗バランスがとれ、ノイズの少ない直流電流が得られる。
図8は図5の界磁体31が磁気的に複数並列に、電機子体32が複数直列に連結した界磁電機子組体33を示した。こうすることにより積層型が実現できることにより、高い誘起電圧が得られる。
図9は、図4と図5における発電状態の電機子体32の電気回路部36を並列回路とした図である。図4、図5の磁束集束部44は磁束通路部45が1箇所しかないので、磁束φが漏洩しやすい。そこで図9では一対の集電体38間を結ぶ軸線を対称にして、磁束通路部45の反対側にもう1箇所の磁束通路部45を設けることにより、電磁誘導交叉部41の磁束密度をさらに向上できる。
つまり、図9に示すように2個の集電体38を共通にして、1対の集電体38間の軸線の両側に配置する各々2個の電気回路部36を並列に連結し、内側の磁束集束部44は各々2個の電気回路部36の共通の磁束集束部44として磁気回路が閉じ、かつ電磁非誘導交叉部42で電気と磁気を分離するので、磁束φの漏洩が少なく電磁誘導交叉部41の磁束密度を高く保つことができる。
図9では、さらに1対の集電体38間の軸線の両側に配置する各々2個の電気回路部36は、一方の2個の電気回路部36の界磁を構成する磁場発生部34a,34bと、他方の2個の電気回路部36の界磁を構成する磁場発生部34a,34bの各々の磁場配向φは図9に示すとおり互いに逆向きの関係にすれば、磁束集束部44は共通の閉磁気回路として作動可能になる。
次に、本発明の第3の実施形態の発電状態の発電電動機60を図10、図11に示す。これは図9の直線運動から回転運動にしたのが図10、図11である。界磁電機子組体63は回転軸80と一体的に固定され、軸受81によって回転自在に支承している。また固定された集電体68は電気回路部66の両側の円筒状電気回路端部82で各々正極と負極として電気的に滑動接触する。
また、図10と図11を比較すれば分かるように、図9の場合は磁場発生部34aの磁場配向と34bの磁場配向φの関係は磁束集束部44を挟んで各々逆向きになっているが、図10の場合は磁場発生部64aの磁場配向φと64bの磁場配向φの関係は、各々同じ向きになっている。これは、直線運動と回転運動の違いにより磁気回路部65の磁場配向φが異なってくる。また、回転軸80は界磁体61の磁束通路部75の共通の磁気回路部65として磁束集束部74と共に磁気回路を構成している。この回転軸80の材料は磁性で錆・腐食に耐える材料が好ましいので、マルテンサイト系、フェライト系のスレンレス鋼材が優れている。また磁場発生部64a,64bは永久磁石で第1の実施形態の図1、図2と同様の磁石材料がよい。
図11は図10のA−A矢視断面である。この図では界磁電機子組体63の4個が円周放射方向に等分に配置されているが、界磁電機子組体63は少なくとも1個あれば動作可能である。したがって必要に応じて複数個の界磁電機子組体63を配置可能である。
また上記複数個の界磁電機子組体63は回転軸80を中心として回転するので、界磁電機子組体63同士の回転強度と回転バランスをとるために回転体83で強度補強してある。この回転体83の材料は、電気絶縁性と非磁性に優れている材料ならよい。
例えば、真空含浸の樹脂モールドで成形すれば回転バランスがとれコンパクトな回転体となる。また耐熱性も考慮に入れればセラミックスや脆性も含め複合材料が考えられる。コストを考慮して金属の非磁性のアルミニウム合金またはオーステナイト系のステンレス鋼材の場合は表面を電気絶縁処理して使用する。ただしオーステナイト系ステンレス鋼は強い冷間加工を施すと磁性を帯びるので注意を要する。軽くかつ高強度を狙う場合はチタン合金がよい。
次に、本発明の第4の実施形態の発電状態の発電電動機90を図12、図13に示す。図12は、発電電動機90の電磁等価回路断面図である。図13は、図12のB−B矢視を軸方向から見た断面図である。図10、図11の電気回路部66が並列回路を構成しているのに対して、本実施形態の目的は、図12、図13に示した電気回路部96a,96c,96e,96g,96i,96kと電気回路部96b,96d,96f,96h,96j,96lが回転軸92の円周方向に交互に等分配置し、さらに電気回路部96aは電気回路端部97aと接続し、電気回路部96lは電気回路端部97bに接続し、上記他の各電気回路部は、電気回路接続部91によって直列に結線することにより、電気接続部94の個数を最小限度に維持しながら電気回路の直列化を実現することにある。
従来の単極機には、高い誘起電圧を得ることが難しい問題があった。誘起電圧を高くするために、電機子の直列結線の電気回路数を多くすると電機子の構造が複雑になり漏洩する有効磁束が増え、また電機子の組み立てが難しくなる。一般に電機子電気回路の直列結線には2種類の方法がある。1つの方法は、直列に連結した複数個の電機子を備えた電源端子間を、電気回路が波状に重複して往復する直列結線方法である。もう1つの方法は、1個の電機子を同心状に重複を繰り返す電気回路を備えた複数の電機子を直列に連結する方法である。しかしどちらの方法にせよ、電機子電気回路の往路と復路が磁界の中で混在して交叉することにより、漏洩する有効磁束が多くなり、構造も複雑になる。
本実施形態は、上記の問題を次のような電気回路の順路により解決する。図13に示した電気回路部96aに回転力FがCW(時計回り)方向に作用することにより、発生する起電力Vが、図12に示した集電体98の正極(+)から集電体98の負極(−)の方向に、図13の電気回路端部97aを通り、図12の電気回路部96aを通り、電気回路接続部91を通り、図12、図13の回転軸92の円周方向にずれて分割配置した電気回路部96bを通る。
ここで重要なことは、最初の電気回路部96bを通る起電力Vが、界磁体95aから入らずに、界磁体95bから入ることにより、回転力Fの方向と起電力Vの方向がフレミングの右手則と一致することである。さらに起電力Vが、電気回路部96bを進み、そして最後の電気回路部96bが、上記同様の理由で界磁体95eは通らずに、界磁体95dから出ることで1往復する。
2往復以降の順路は、同様に電気回路接続部91、電気回路部96c、電気回路接続部91、電気回路部96dの順序で起電力Vが通り、以下同様に往復を繰り返すことにより、電気回路接続部91、電気回路部96k、電気回路接続部91、電気回路部96lを通り、電気回路端部97bを通り、集電体98の負極(−)に達することで完了する。
上記電気回路の順路により、各々の界磁体95a〜95eにおいて、上部か下部の1個の電気接続部94を維持しつつ電気回路の直列化が実現し、回転体としてのバランスもとれ、界磁電機子組体93の磁路長を短くすることが出来、漏洩する有効磁束が少なく、電気回路の銅損も少なく出力密度の高い発電電動機が実現する。
第4の実施形態では、界磁電機子組体93が5層の界磁体95a〜95eを備えているが、さらに界磁体の積層数を増やすことにより、積層両端の界磁体が電気回路部を通さないことよる電気的アンバランスの影響は小さくなる。
図13に示した電気回路接続部91と電気回路端部97a,97bは電気絶縁部99によって回転軸92と電気的に絶縁分離されている。また電気回路部96aと電気回路接続部91と電気回路部96bの外皮表面も電気絶縁処理が施され互いに電気絶縁分離されている。
したがって本発明の第4の実施形態は回転軸92の円周方向に、1列12分割配置の直列結線の電気回路形態を示したが、本実施形態に拘らず電気回路形態は各界磁体において、複数の電気回路部、複数の電気回路接続部を、交互に直列結線をして、回転軸92方向に、多層に重ねることにより、さらに高い誘起電圧を得ることが可能である。また上記多層重ねに拘らず、回転軸92円周方向において、上記電気回路結線を自由に分割配置することで、界磁体の全表面を有効に使用することが可能である。
また、等価的に電気回路部を挟む集電体98の正極(+)と集電体98の負極(−)の位置関係は、図12に示したとおり界磁電機子組体93の回転軸92の方向両側に分かれて位置してもよいし、または片側にのみに一緒に位置してもよい。片側のみに集電体98の正極と負極が位置する構造は後述する第7実施形態の図19の構造を踏襲すれば二重絶縁構造で実施可能である。
次に、本発明の第5の実施形態の発電状態の発電電動機100を図14、図15に示す。図14、図15は円筒状の界磁電機子組体103の円形の電気回路部106は回転軸120に同心状に固定されている。磁場発生部104と磁束集束部114も同様に円形にすることにより第3の実施形態の図10、図11に示した界磁電機子組体63のような構造上の複雑さを単純化できる。例えば磁石は円形なら成形加工が容易で、磁束集束部は円形のプレスの絞り加工が容易になる。
外周側円筒状の第1電気接続部119aを円周軸方向に2分割し、一方の第1電気接続部119aと他方の第1電気接続部119aに分割した隙間部124を電気絶縁部113で電気的に分離固定し、不図示の固定物に固定された電気接続子125は分割された一方の第1電気接続部119aから他方の第1電気接続部119aを滑動運動しながら起電力または電流を接続する。これにより、図14の矢視断面C−Cの図15に示すように電磁誘導交叉部111と電磁非誘導交叉部112の間の直線上の起電力Vが高くなり、さらに図14の外周円筒状の第1電気接続部119aと内周円筒状の第2電気接続部119bが電気回路部106を交互に連結する九十九折状直列結線の積層スタックにより、発電の場合は高い逆起電力電圧が得られ、電動駆動の場合は供給電流密度が上がることにより磁気ノイズの少ない直流起電力または直流電流が得られる。
図15は、図14のC−C矢視断面図である。電気回路部106の外周を不図示固定部に固定された電気接続子125が滑動接触し、電気回路部106の外周と内周には磁気遮蔽部117で磁気遮蔽された複数の磁束通路部115が電気回路部106を貫通して等分に配列している。
回転力Fが図示方向に働くと磁束φは図面手前から図面後方に回転力F方向と直交しているので、電磁誘導交叉部111においては電気接続子125の方向に起電力Vが発生し、電気回路部106と磁束通路部115の交叉する電磁非誘導交叉部112においては発生起電力Vが相殺しないように起電力Vと磁束φを分離している。
なお、電気回路部106の内外周の複数の磁束通路部115の数を多くした方が、電磁誘導交叉部111と電磁非誘導交叉部112を起電力V方向に対して直線ラインに乗せることができるので、起電力変換効率が向上する。
次に、本発明の第6の実施形態の発電電動機200の発電・充電と放電・電動の2サイクルの状態を図16、図17、図18(A)〜(E)に示す。図16は電気的に互いに分離独立した界磁電機子組体230,231を回転軸220に中心に対称に配置してある。図16に示した状態は、一方の界磁電機子組体230は放電電流による電動機能として、他方の界磁電機子組体231は充電電荷を蓄電するための発電機能としての構成を示している。
次に、上記2サイクルの動作順序を説明する。第1サイクルは、図16に示したように集電体240と界磁電機子組体230の半円筒状の電気回路端部250は接続状態にあり、集電体241と界磁電機子組体230の半円筒状の電気回路端部251は接続状態にある。また、図16の外付けの充電済みの蓄電器260の一端の電極260aは切り替えスイッチSW1により集電体240に接続されている。また、他端の電極260bは切り替えスイッチSW2により集電体241に接続されている。これにより、界磁電機子組体230は蓄電器260から放電電流Iが流れることにより電動機として図16の回転体223が図18(A)、図18(B)に示したようにCW(時計回り)方向に回転する。
また、図16に示したように集電体242と界磁電機子組体231の半円筒状の電気回路端部252は接続状態にあり、かつ集電体243と界磁電機子組体231の半円筒状の電気回路端部253は接続状態にある。また、図16の外付けの未充電の蓄電器261の一端の電極261aは切り替えスイッチSW3により集電体242に接続されており、また蓄電器の他端の電極261bは切り替えスイッチSW4により集電体243に接続されている。
そして、上記一方の界磁電機子組体230が図16の右方向から見てCW方向に電動駆動回転しているので、他方の界磁電機子組体231は連動回転して発電状態となり、発電の起電力Vによる導体の移動電荷は蓄電器261に充電される。
回転体223が、さらにCW方向に回転すると電動も発電もない図16に示した集電体240と集電体242が電気的にOFF、集電体241と集電体243がOFF、SW1〜SW4がOFFの状態すなわち図18(C)の状態になる。
回転体223は慣性があるのでさらにCW方向に回転が進むと、ここで第2サイクルに入ると 図18(D)、図18(E)の状態になり、電動状態と発電状態が反転する。つまり今度は界磁電機子組体230が電動状態となり、界磁電機子組体231が発電状態となる。
第2サイクルは、図16に示した逆の接続になる。つまり、図16に示したように一方では、集電体242と界磁電機子組体230の電気回路端部250が接続状態になり、集電体243と界磁電機子組体230の電気回路端部251が接続状態になる。
また、図16の外付けの充電された蓄電器261の一端の電極261aが切り替えスイッチSW3により集電体243に接続される。また、蓄電器261の他端の電極261bが切り替えスイッチSW4により集電体242に接続される。これにより、蓄電器261の電極の極性が反転接続したことになる。界磁電機子組体230は蓄電器261から放電電流Iが流れることにより第2サイクルでは電動機として作動し回転体223が図18(D)、図18(E)に示したようにCW(時計回り)方向に回転する。
他方では、図16の集電体240と界磁電機子組体231の電気回路端部252が接続状態になり、集電体241と界磁電機子組体231の電気回路端部253が接続状態になる。また、図16の外付けの放電した蓄電器260の一端の電極260aが切り替えスイッチSW1により集電体241に接続され、また、他端の電極260bが切り替えスイッチSW2により集電体240に接続されるので、蓄電器260の電極の極性が反転接続したことになる。
上記一方の界磁電機子組体231がCW方向に電動駆動回転しているので、他方の界磁電機子組体230は連動回転して第2サイクルでは発電状態となり、発電の起電力Vによる導体の移動電荷は蓄電器261に充電される。この第1サイクルと第2サイクルの交互の繰り返しによって2サイクルの電動発電機が実現可能となる。
ここで、2サイクルによる回転体としての回転方向の同一性を図18(A)〜図18(E)に従って説明する。図18(A)、図18(B)の界磁電機子組体230は、図16の蓄電器260の放電により、電動状態になるので図18(A)の電磁誘導交叉部211aは放電電流Iによる電荷が図面手前から図面裏側に向かう直交磁場φのストレスを受けることにより、図面左方向に力Fを受ける。これにより、フレミング左手則に従ってCW(時計回り)方向に回転する。
一方、界磁電機子組体231は、界磁電機子組体230のCW方向の回転力Fにより、図18(A)の電磁誘導交叉部211bの導電体内の電荷が図面手前から図面裏側に向かう直交磁場φのストレスを受けることにより、こちらはフレミング右手則に従って起電力Vが矢印方向に発生し、移動電荷が図16の蓄電器261に充電する。
さらに、回転がCW方向に進み図18(C)の状態が電気的にOFF状態である。この状態は完全OFF状態にしなければならないので、図17は図16のD−D矢視断面図である。回転軸220に2個の界磁電機子組体230,231が回転体223として固定してある。
界磁電機子組体230,231に各々連結した半円筒状の電気回路端部250,252が電気絶縁部213によって等分に介装固定され、それぞれ図示のとおり集電体240,242と滑動接触している。図17に示したように集電体240,242の集電滑動部229の中心角θeと半円筒の電気回路端部250,252間の電気絶縁部213によって絶縁されたギャップ中心角θgは、θg>θeの関係になければならない。
また、図16に示したとおり、もう一方の電気回路端部251,253及び集電体241,243も上記同様の関係を維持している。
このとき、図16の蓄電器260の電極切り替えスイッチSW1と蓄電器261の電極切り替えスイッチSW2はOFF状態である。これは、電気休止による次の電気反転動作のための条件でもある。
さらに、CW方向に回転が進むと図18(D)、図18(E)の界磁電機子組体231が、今度は図16の蓄電器261の放電により、電動状態になるので図18(D)の電磁誘導交叉部211bは放電電流Iによる電荷が図面手前から図面裏側に向かう直交磁場φのストレスを受けることにより、図面左方向に力Fを受ける。これにより、フレミング左手則に従ってCW(時計回り)方向に回転する。
一方、界磁電機子組体230は、界磁電機子組体231のCW方向の回転力Fにより、図18(D)の電磁誘導交叉部211aの導電体内の電荷が図面手前から図面裏側に向かう直交磁場φのストレスを受けることにより、こちらはフレミング右手則に従って起電力Vが矢印方向に発生し、移動電荷が今度は図16の蓄電器260に充電する。
ここで、注目すべきことは電動時の蓄電器260,261の印加電圧Vcは電動時の電機子回転速度により発生する逆起電力電圧Vgよりも大きくなければならない。つまり回転体の回転速度と半回転中の発電量と蓄電器に蓄電された電荷量と蓄電器の容量がある関係を持っているということである。また、実使用時の定速回転速度制御で使用する場合は、発電負荷トルク以上の電動発生トルクを必要とする。
そのためには当然のことながら電動機主体で使用する場合は外部蓄電器の放電深度を調整しながら補充目的の電力を供給するか、または、発電機主体で使用する場合は外部駆動装置を本発明の発電電動機200の軸に連結して使用すればよい。全体の入力と出力の関係は本発明を実施することにより高効率が期待できる。ただし、これは設計事項であり、重要なのは印加電圧Vc>逆起電力電圧Vgを保つように本発明の界磁電機子組体の磁気回路設計と電気回路設計と蓄電器260,261の蓄電特性の選定が重要になる。
実使用の上で、上記に適した蓄電器260,261は電気二重層キャパシタが優れている。電気二重層キャパシタは充放電が極めて速いのでエネルギー密度は小さいが、出力密度が大きく、内部抵抗が小さいのが特徴である。ただし電圧は有機系電解液の場合でも3〜4Vと低いのが欠点である。
しかし、単極機の欠点は誘起電圧が低く内部抵抗の小さい電源がなかったことが普及しない一因なので、電気二重層キャパシタと単極機の相補関係は以前から知られてきてはいるが、本発明による発電電動機の1回転中の発電から電気二重層キャパシタへの充電と放電による電動駆動は、従来の電圧電源としてではなく、両者の欠点である電流電源としての高効率の充放電という、恰もボルトとナットの関係が実現可能となった。
ボルトとナットの関係だからこそ1回転中に充電と発電の2サイクルが実現可能となる。もともと電磁変換のモータはモータ3態と称して、発電・電動・制動の3つの状態で成り立っている。電気を起こし、電気で動かし、電気をセーブする技術こそ電気エネルギーの分散と融合の古くて新しい技術である。
なお、図16の切り替えスイッチSW1〜SW4の実使用時は半導体スイッチング素子を使用すればよい。すなわち、バイポーラ型トランジスタ、パワーMOSFETや直流から交流変換のインバータによく使用されるIGBTのゲート電流制御によるコレクタ/エミッタ間の電流の切り替えON/OFFで可能である。
次に、本発明の第7の実施形態の発電電動機300の発電/充電と放電/電動の状態を図19に示す。図19は電気的に互いに分離独立した界磁電機子組体330,331を軸中心で対称に配置してある点では第6の実施形態と同じであるが、第6の実施形態の場合は回転体が1回転中の発電・充電と放電・電動の2サイクルの制限があり、蓄電器の選定や電動発電機としての設計の制限もある。
また、発電量を増やし、高出力の高速回転で使用したい場合はどうしても制限が出てくる。これに対して、第7の実施形態の発電電動機300はそのような制限なしで動作可能である。図19に示した状態は、一方の界磁電機子組体330は放電・電動として、もう一方の界磁電機子組体331は発電・充電として機能する構成を示している。
次に、動作順序を説明する。図19に示したように集電体340と界磁電機子組体330の円筒状の電気回路端部350は接続状態にあり、かつ、電気回路端部350は円筒状の電気回路端部352と回転軸320の間を電気絶縁部313で絶縁保護されて電気回路部306に接続されている。また、集電体341と界磁電機子組体330の円筒状の電気回路端部351は接続状態にあり、かつ、電気回路端部351は円筒状の電気回路端部353と回転軸320の間を電気絶縁部313で絶縁保護されて電気回路部306に接続されている。
また、図19の外付けの充電済みの蓄電器360の一端の電極360aは切り替えスイッチSW5により集電体340に接続されており、また他端の電極360bは切り替えスイッチSW6により集電体341に接続されている。したがって、界磁電機子組体330は蓄電器360から放電電流Iが流れることにより、電動機として回転体323が第6の実施形態の図16の電流方向と磁場配向φが同じなので、同様に図19の回転体323は回転軸320を図面右側から見てCW方向(時計回り)に回転する。
また、図19に示したように集電体342と界磁電機子組体331の円筒状の電気回路端部352は接続状態にある。また、集電体343と界磁電機子組体331の円筒状の電気回路端部353は接続状態にある。また、図19の外付けの未充電の蓄電器361の一端の電極361aは切り替えスイッチSW7により集電体342に接続されている。また、蓄電器361の他端の電極361bは切り替えスイッチSW8により集電体343に接続されている。これにより、上記一方の界磁電機子組体330の回転体323は、回転軸320を図19の図面右側から見てCW方向に電動回転しているので、他方の界磁電機子組体331は発電状態となり、発電の起電力Vによる導体の移動電荷は蓄電器361に充電される。
図19に示した界磁電機子組体330,331が互いに電気的に分離独立している点では第6の実施形態と同様であるが、第6の実施形態では回転軸片側における各々独立した半円筒状の電気回路端部と1個の集電体が共有されているが、第7の実施形態ではそのような電気回路部と集電体の共有はなく、集電体も含めて電気的に完全に分離独立した界磁電機子集電組体370、371として共通回転の下で入力・出力が各々自由な制御が可能となる。
そして、発電/充電や放電/電動の切り替えは第6の実施形態の説明と同様に可能である。図19の切り替えスイッチSW5/SW6は蓄電器360の電極360aと360bのスイッチングで集電体340,341の切り替え、スイッチSW7/SW8は蓄電器361の電極361aと361bのスイッチングで集電体342,343の切り替えが可能になる。
蓄電器360,361はさらに高容量の電気二重層キャパシタが使用でき、2次電池ではリチウムイオン電池や燃料電池でも使用可能である。また、第3の実施形態の図10、図11の界磁電機子組体63が4個並列結線になっているが、これを第7の実施形態では直列結線が可能になる。
例えば、発電機として使用する場合には、図19の集電体340と集電体343を接続し、集電体341と集電体342を出力端子にすれば直列結線にすることができる。つまり設計次第で軸円周方向の界磁と電機子の回路を複数多数本に増やすことができ、軸方向に多層に積層にすることにより高電圧対応の誘起電圧が確保できる。
次に、本発明の第8の実施形態を図20(A)〜図20(D)で説明する。図20(A)に示した界磁電機子組体403の界磁巻線430は磁場発生部として機能する。この界磁巻線430は2種類の形状があり、図20(C)の角形巻線コイル431は、例えば、第3の実施形態の図10、図11の磁場発生部は永久磁石を使用しているが、この角形磁石の代わりに角形巻線コイル431を使用することができる。また、図20(D)の丸形巻線コイル432は、例えば、第5の実施形態の図14、図15の円形永久磁石ではなく円形電磁石用の巻線コイル432を使用することができる。
また、図20(A)とA部詳細の図20(B)は界磁巻線を超伝導材料にしたときの構造と冷却システムの模式図である。2個の界磁巻線430は、同じ磁極同士が対向するような磁場配向になるように結線し回転軸420の導通孔445通って回転軸420の両端の接触子440から固定側の摺動子441と接触導通し、引き出し線433から不図示の外部電源または外部負荷につながっている。
また、超伝導の界磁巻線430を冷却するため、一方の液体窒素タンク449から供給され、冷却ガスは接触子440の通気孔446を通り回転軸420の導通孔445を通り、密閉構造の界磁電機子組体403内部の界磁巻線430を冷却してから、回転軸420の反対側の接触子440の通気孔446を通り反対側他方の液体窒素タンク449に回収される。なお、回転軸420と固定軸受421で回転自在になっている固定側のシールホルダ447の空隙部は磁性流体448で回転シールする。シールホルダ447は永久磁石と磁性部材で上記空隙部を挟んで閉磁回路を構成することにより、真空シール等でよく使われる方法である。また、界磁巻線430の材料は例えばイットリウム系(Y−Ba−Cu−O)の高温超伝導材料が優れている。
次に本発明の第9の実施形態の蓄電組体510を図21(A)、図21(B)、図22で説明する。 図21(A)および図21(B)は従来の単極機 が抱えていた固定側の集電部と回転側の電気摺動部の機械的磨耗による寿命信頼性の問題を解決する蓄電組体510である。
図21(A)に示した蓄電組体510は回転電極体530と固定電極体540との隙間に充填した電解液580と電解液漏れを防ぐための電極の両側に接合したキャピラリーシール部531で構成されている。
図21(A)の回転軸520の両端に各々回転電極体530が固定結合され電気的にも導通している。各々の回転電極体530の外周面には集電極560が導電性接着剤により接合しており、集電極560の外周面には分極性電極550が導電性接着剤により接合しており、さらに分極性電極550の外周面にはセパレータ570が導電性接着剤により接合している。
また、固定電極体540は逆に外周側から内周面に向けて、集電極560、分極性電極550、セパレータ570の順序で回転電極体530と同様に各々が導電性接着剤により接合している。そして、回転電極体530の外周面と固定電極体540の内周面の隙間には電解液580が充填してある。このようにすることにより、第6の実施形態の図16の外部接続の蓄電器260、261および第7の実施形態の図19の外部接続の蓄電器360、361が発電電動機内に充放電可能な蓄電組体510として内蔵が実現可能となる。
図21(B)は回転電極体530の内周面と固定電極体540の外周面が電解液580を挟んで各々の電極体が内周と外周で逆になっている。また図21(A)、図21(B)は各々集電体としての固定電極体540は界磁電機子組体503に接続し充電/放電が可能となる。なお回転電極と固定電極の間の電解液は電極間の相互回転(運動)により電解液が均一に保たれ、電極電位が安定し電極表面の劣化防止にもなり繰り返し寿命の向上にもなる。また電気二重層キャパシタの課題である膨潤防止としても優れている。
電気二重層とは、電極面に接する電解液面が溶媒分子層とその外側にイオン分子拡散層の二重層を形成する界面現象である。溶媒分子層には特異吸着分子が含まれることにより、電極と電解液との間に電位が生じる。これにより、電極電荷が静電界の相互作用で吸引と反発すなわち充電と放電という化学反応を伴わない現象であるが故に、電解液中のイオン速度が極めて速く、急速大電流の充放電とその寿命サイクル・出力密度・充放電効率が高く、内部抵抗が小さいなどの特性に優れている。
分極性電極550は微結晶炭素からなる活性炭を正極と負極として電荷を蓄積する。集電極560は外部に忠実に電気接続するのが目的なので白金箔が好ましいがコストの関係で酸化皮膜のないアルミニウム箔がよい。分極性電極550と集電極560は導電性接着剤で接合されるが、集電効率を上げるため分極性電極550と集電極560との接合面にはアルミ溶着を施すことよい。
セパレータ570は自己放電特性と内部抵抗に関与し、正負の各電極間に密着介装され、電気短絡防止と電解液イオンの通過促進を目的とし、ガラス繊維、ポリオレフィン、ポリアミドイミド、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などが適している。
イオン伝導体である電解液580は溶媒と電解質から構成されており、水溶液系電解質と非水溶液系電解質があり、水溶液系は硫酸・水酸化カリウム等で急速充電が良好で、非水溶液系電解液は、電解質として有機系のテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート(4フッ化硼酸テトラエチルアンモニウム)があり、溶媒はポリプロピレンカーボネートが一般的である。
なお、本発明の第9の実施形態の回転電極体530と固定電極体540は回転シール構造なので電解液580としてはイオン性液体が優れている。1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレートは空気雰囲気でも使用可能で、非結晶性・難燃性・不揮発性、そして比較的低粘度で広い電位窓を持ち、さらに導電率の高いイオン液体(常温溶融塩)は陽イオンの種類でピリジン系・脂環族アミン系・脂肪族アミン系があり、ジエチルメチル2メトキシメチルアンモニウムテトラフルオロボレート、1ブチル3メチルイミダゾリウムイオン等があり、特性としては親水性・疎水性・有機溶媒難溶性等がある。
図22は、本発明の第9の実施形態の発電電動蓄電装置(発電電動機)500の発電蓄電状態を示した全体の断面図である。界磁電機子組体503は、回転軸520に固定され、回転軸520両端の軸受521によりハウジング537と回転自在に支承している。また界磁電機子組体503の両端の蓄電組体510の電気回路端部522の外周面には回転電極体530が接合し、回転電極体530の外周面と固定電極体540の内周面の隙間には電解液580が充填してある。
電解液580は、固定電極体540の両端面のキャピラリーシール板532のテーパ面で毛細管現象を利用して回転シールしている。キャピラリーシール板532のテーパ面は接触角の大きいフッ素系の撥油剤を塗布することによりシール効果が増す。固定電極体540の外周面は接続芯538の一方の端面が接続固定され、他方の端面は電気絶縁体からなるブッシュ533とハウジング537の穴を電気絶縁保持して貫通して、ハウジング537の外周側に固定している保持器536の接続保持棒534で引き出し線535と接続固定している。引き出し線535は外部の不図示の電源装置、負荷装置、制御回路と接続して使用され、回転軸520は不図示の発電負荷装置または動力負荷装置に連結して使用される。
従来の単極機の欠点である、低電圧・大電流による電力効率の問題および電力供給の信頼性の問題が、本発明を実施することにより、電力の入出力の回転接触部に蓄電機能を持たせることにより解決できる。
1 界磁体
2 電機子体
3 界磁電機子組体
4a,4b 磁場発生部
5 磁気回路部
6 電気回路部
7 電気滑動部
8 集電体
9 集電滑動部
10 界磁電機子集電組体
11 電磁誘導交叉部
12 電磁非誘導交叉部
13a,13b 電気絶縁部
14a,14b 磁束集束部
15 磁束通路部
16 連通孔
17 磁気遮蔽部
18 滑動孔
20 発電電動機
49 電気接続部
80 回転軸
81 軸受
82 電気回路端部
83 回転体
91 電気回路接続部
119a 第1電気接続部
119b 第2電気接続部
124 隙間部
125 電気接続子
260,261,360,361 蓄電器
430 界磁巻線
431 角形巻線コイル
432 丸形巻線コイル
440 接触子
441 摺動子
500 発電電動蓄電装置
510 蓄電組体
530 回転電極体
540 固定電極体
550 分極性電極
560 集電極
570 セパレータ
580 電解液
φ 磁束、磁場、磁場配向
V 起電力
I 電流方向
F 運動方向、力、回転力
SW1〜SW8 切り替えスイッチ

Claims (16)

  1. 界磁電機子組体と、該界磁電機子組体を移動可能に支持しつつ電気的な接続を維持する界磁電機子集電組体とを備え、
    前記界磁電機子組体が、界磁体と、電機子体とを備え、
    前記界磁体が、一対の磁極を有する直流磁場を発生する磁場発生部と、該磁場発生部とともに磁気的に直列の閉磁路を構成する磁気回路部とを備え、
    前記電機子体が、電気回路部を備え、
    前記界磁電機子集電組体が、前記電気回路部を挟む位置に配置された集電滑動部と、前記電気回路部に固定され、前記集電滑動部に対して相対的に移動可能に接触するとともに電気的に接続される電気滑動部とを備え、
    前記電気回路部と前記磁気回路部とが、電磁誘導交叉部および電磁非誘導交叉部において交叉し、前記電磁誘導交叉部および前記電磁非誘導交叉部における前記磁気回路部の磁場配向は互いに反対向きの関係にあり、かつ前記電磁誘導交叉部および前記電磁非誘導交叉部が、発電時の起電力方向または電動時の電流方向に並んで配列されていることを特徴とする発電電動機。
  2. 前記界磁電機子組体が、磁気的に並列な複数の前記界磁体を備えることを特徴とする請求項1に記載の発電電動機。
  3. 前記電機子体が、相互に平行に配される複数の前記電気回路部と該電気回路部を電気的に直接連結する電気接続部とを備え、隣接する前記電気回路部の前記電磁誘導交叉部で前記電気回路部に交叉する前記磁気回路部の磁場配向は互いに反対向きになることを特徴とする請求項2に記載の発電電動機。
  4. 前記電磁非誘導交叉部が、前記電気接続部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の発電電動機。
  5. 前記界磁電機子組体が、軸受により回転自在に支持された回転軸を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の発電電動機。
  6. 前記界磁電機子組体が、電気的に直列な複数の前記電気回路部を備えることを特徴とする請求項5に記載の発電電動機。
  7. 前記電気接続部が、軸方向に隙間をあけて配置される一対の円筒状に形成され、
    前記隙間を跨いで前記一対の電気接続部に摺動可能に接触しつつ両電気接続部を電気的に接続する少なくとも1つの電気接続子を備えることを特徴とする請求項5に記載の発電電動機。
  8. 前記界磁電機子組体が、前記回転軸回りに周方向に複数配列され、かつ互いに電気的に分離されていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の発電電動機。
  9. 前記界磁電機子集電組体が、前記回転軸回りに周方向に複数配列され、かつ互いに電気的に分離されていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の発電電動機。
  10. 前記電機子体が導電性材からなり、
    前記磁気回路部が磁性材からなり、
    前記磁場発生部が永久磁石からなることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の発電電動機。
  11. 前記磁場発生部が、極異方性磁石からなることを特徴とする請求項10に記載の発電電動機。
  12. 前記磁場発生部が、巻線コイルからなることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の発電電動機。
  13. 前記磁気回路部と前記電気回路部とが交叉する前記電磁非誘導交叉部が、電磁遮蔽部材で遮蔽されていることを特徴とする請求項10から請求項12のいずれかに記載の発電電動機。
  14. 前記磁場発生部が、超伝導材料からなることを特徴とする請求項12に記載の発電電動機。
  15. 前記集電滑動部および前記電気滑動部が、正極または負極の回転電極体および固定電極体からなり、
    前記回転電極体と前記固定電極体とが、隙間を空けて配置され、該隙間にキャピラリーシールにより形成された空間に電解液が充填されていることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の発電電動機。
  16. 前記電解液を挟んで対向する前記回転電極体と固定電極体とが電気二重層を形成していることを特徴とする請求項15に記載の発電電動機。
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