JP2006288166A - 双方向の電磁駆動力を利用したアクチュエータ - Google Patents

双方向の電磁駆動力を利用したアクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】 バネ力などの機械的な駆動力を用いることに起因する不具合の無いアクチュエータを提供する。
【解決手段】 アクチュエータ100は、磁石200と、磁石200に対して反対向きの電磁駆動力を同時に印加する第1及び第2のコイル100A1,100A2とを備える。アクチュエータの制御装置は、第1及び第2のコイルへの電流量を調整して、磁石と第1及び第2のコイルとの間に反対向きの電磁駆動力を同時に印加し、これによって、磁石と第1及び第2のコイルの相対位置の制御を行う。
を備える
【選択図】 図1

Description

この発明は、電磁駆動力を利用したアクチュエータに関する。
位置制御を行うアクチュエータとしては、バネ力と電磁駆動力とを併用したものがしばしば用いられている(例えば特許文献1,2)。
特開2002−90705号公報 特開2004−264819号公報
しかし、バネ力は位置によって決まってしまうので、同じ位置で強弱を制御することができない。このため、移動速度を調整できない点などの使用勝手の悪さがあるという問題があった。また、バネ力は温度によってもかなり変わるので、環境温度によって動作が変わってしまうという問題があった。
本発明は、バネ力などの機械的な駆動力を用いることに起因する不具合の無いアクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、電磁駆動力を利用したアクチュエータであって、
磁石と、
前記磁石に対して反対向きの電磁駆動力を同時に印加する第1及び第2のコイルと、
前記第1及び第2のコイルへの電流量を調整して前記磁石と前記第1及び第2のコイルとの間に反対向きの電磁駆動力を同時に印加し、これによって、前記磁石と前記第1及び第2のコイルの相対位置の制御を行う制御装置と、
を備えることを特徴とする。
このアクチュエータでは、第1と第2のコイルが磁石に対して反対向きの電磁駆動力を同時に印加するので、バネ力などの機械的な駆動力を用いることに起因する不具合の無いアクチュエータを提供することができる。
前記アクチュエータは、前記磁石と前記第1及び第2のコイルの相対位置の変化方向に沿って機械的に駆動力を付与する機構を有しておらず、前記磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の電磁駆動力のみによって前記相対位置の制御を行うことが好ましい。
前記第1及び第2のコイルは、前記磁石を挟んだ両側に配置されているものとしてもよい。
この構成では、アクチュエータの相対位置の方向に沿ったサイズを小さくすることができる。また、磁石の両側の磁束密度を両方とも利用できるので、強い駆動力を生じさせることが可能である。
あるいは、前記第1及び第2のコイルは、前記磁石から見て一方の側に配置されているようにしてもよい。
この構成では、アクチュエータの相対位置とは直交する方向に沿ったサイズを小さくすることができる。
前記磁石は、前記第1と第2のコイルの間の範囲のみで往復移動するようにしてもよい。
この構成では、位置制御を容易を行うことができる。
前記反対向きの電磁駆動力は、双方共に吸引力であるか、又は、双方共に反発力であるものとすることができる。
また、前記制御装置は、
前前磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の相対位置と、前記第1及び第2のコイルへの電流量との関係を予め記憶しており、
前記磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の相対位置の指令値に応じて前記第1及び
への電流量を決定するオープンループ制御を行うものとしてもよい。
あるいは、前記制御装置は、
前前磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の相対位置を検出するための位置センサを有しており、
前記磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の相対位置の指令値と、前記位置センサで測定された実測位置とに応じて、前記第1及び第2のコイルへの電流量を決定するフィードバックループ制御を行うものとしてもよい。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、アクチュエータ(駆動装置)、アクチュエータのための制御装置、それらの装置の駆動方法等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.第5実施例:
F.適用例:
G.変形例
A.第1実施例:
図1(A)は、第1実施例のアクチュエータ100の構成を示す側面図である。このアクチュエータ100は、第1のコイル100A1と、第2のコイル100A2と、磁石200とを有している。以下では第1と第2のコイル100A1,100A2を、「A1相コイル」、「A2相コイル」とも呼ぶ。コイル100A1,100A2は、支持材121,122上にそれぞれ固定されており、磁石200を挟んで対向している。支持材121,122は、非磁性で非導電性の材料で形成されていることが好ましい。この理由は、鉄損を低減できるのでエネルギ効率が向上し、また、磁石200と支持材121,122との間に無用な磁力が発生するのを防止することができるので、位置制御が容易になるからである。なお、2つのコイル100A1,100A2の位置は、磁石200の移動方向(図中の左右方向)の異なる位置に配置されている。より具体的に言えば、図1(A)の2つのコイル100A1,100A2は、移動方向に沿ったコイル幅の半分だけ互いにずれた位置に配置されている。
なお、第1実施例ではコイル100A1,100A2が固定されていて磁石200が移動するものとしているが、この代わりに、磁石200が固定されていてコイル100A1,100A2が移動するようにアクチュエータを構成することも可能である。一般には、コイル100A1,100A2と磁石200との相対位置が変化するようにアクチュエータを構成することが可能である。
磁石200は、主磁石210と、その両側に配置された副磁石220,230とを有している。これらの磁石はいずれも永久磁石で構成されている。主磁石210と2つの副磁石220,230は、いずれの図の上下方向に着磁されているが、着磁方向は主磁石210と副磁石220,230とでは反対である。
主磁石210の移動方向に沿った幅は、コイル100A1,100A2の幅と等しい値に設定されている。図1の例では副磁石220,230の移動方向に沿った幅は主磁石210の幅よりも小さいが、主磁石210と同じ幅に設定してもよい。また、副磁石220,230は省略してもよく、磁石200に複数の主磁石210を設けても良い。さらに、第1と第2のコイル100A1,100A2としてそれぞれ複数のコイルを設けても良い。すなわち、一般に、第1と第2のコイル100A1,100A2(「第1のコイル構造」、「第2のコイル構造」ともも呼ぶ)は1つ以上のコイルをそれぞれ有していればよく、磁石200(「磁石構造」とも呼ぶ)は1つ以上の磁石を有していればよい。
なお、第1実施例のアクチュエータ100は、後述するようにオープンループ制御用であり、位置センサを備えていない点に特徴がある。
図1(B)は、アクチュエータ100の平面図の一例を示している。この例では、コイル100A1の外周の幅が、磁石200の外周の幅とほぼ一致している。但し、磁石200の寸法を、コイル100A1よりも小さくすることが可能であり、逆にコイル100A1よりも大きくすることも可能である。第2のコイル100A2も第1のコイル100A1と同じ寸法・形状を有しているが、図1(B)では磁石200の下に隠れており、図中には現れていない。図1(C)は、アクチュエータ100の平面図の他の例を示している。この例では、図1(B)の例よりもコイル100A1,100A2の縦幅(図中の上下方向の寸法)が大きく設定されている。図1(B)の例では、全体の寸法をやや小さくできるという利点がある。一方、図1(C)の例では、コイル100A1,100A2に対して移動方向以外の方向に掛かる無用な力が小さくなるという利点がある。すなわち、コイル100A1の中で、磁石200の外にあるコイル部分101a,101bには移動方向の力が掛かず、移動方向と垂直な方向に力が掛かる。従って、これらのコイル部分101a,101bを磁石200の直下をはずれた位置に配置すれば、これらのコイル部分101a,101bにおける磁束密度が小さくなるので、このような無駄な力を小さくすることができる。
図2は、第1実施例のアクチュエータの動作を示す説明図である。図2(A)は、磁石200が左端位置にある状態を示している。このとき、第1のコイル100A1に電流が流れており、磁石200(主に主磁石210)と第1のコイル100A1との間に吸引力(実線の矢印で示す)が発生している。一方、第2のコイル100A2への電流の供給は停止されている。
図2(B)は、磁石200が中央位置にある状態を示している。このとき、第1と第2のコイル100A1,100A2には等しい電流が流れており、磁石200と第1のコイル100A1との間の吸引力/反発力と、磁石200と第2のコイル100A2との間の吸引力/反発力とがバランスしている。従って、この状態において磁石200の位置が保持される。なお、図中において、吸引力は実線の矢印で示されており、反発力は破線の矢印で示されている。
図2(C)は、磁石200が右端位置にある状態を示している。このとき、図2(A)とは反対に、第2のコイル100A2に電流が流れており、第1のコイル100A1への電流の供給は停止されている。
なお、図2(B)から理解できるように、左端位置と右端位置以外の位置では2つのコイル100A1,100A2の両方に電流が供給され、その電流値を調整することによって磁石200と、第1及び第2のコイル100A1,100A2との間の相対位置を調整することができる。
図3は、第1実施例のアクチュエータ100用の制御装置400のブロック図である。この制御装置400は、変位司令部410と、変位制御部420と、2つのPWM信号生成部431,432と、2つのバッファ部441,442とを備えている。なお、本明細書において、「変位」は、「位置」又は「相対位置」と同じ意味で使用されている。
変位司令部410は、ユーザの変位指令値θiを受けて変位制御部420にその変位指令値θiを供給する。変位制御部420は、変位指令値θiとコイル100A1,100A2の電流量との関係を示す変位量テーブル422を有しており、入力された変位指令値θiをコイル100A1,100A2の電流量に変換して出力する。2つのPWM信号生成部431,432は、変位制御部420から指示されたコイルの電流量に応じて、A1相及びA2相のためのPWM信号を生成する。このPWM信号は、コイルの電流量に比例するデューティ比を有する信号である。このようなPWM信号としては、正弦波を模擬したものでは無く、単に矩形波のデューティ比を変更するタイプのPWM信号を使用可能である。なお、PWM方式以外の駆動信号生成回路を利用してもよい。バッファ部441,442は、PWM信号生成部431,432から供給されたPWM信号を、コイル100A1,100A2に印加するのに適した電圧に昇圧するための昇圧回路である。こうして生成された駆動信号DRA1,DRA2は、2つのコイル100A1,100A2にそれぞれ供給される。
図4は、変位量テーブル422の内容の一例を示すグラフである。横軸は変位θiであり、縦軸はコイルの電流量Iである。A1相コイル100A1の電流値I1は、左端位置で最大であり、右端位置では0となる。A2相コイル100A2の電流値I2は、この逆である。また、中央位置では2つのコイル100A1,100A2の電流値I1,I2は等しい。なお、2つのコイル100A1,100A2の電流値I1,I2の相対比が同じであれば、磁石200を同じ位置に保持することができる。従って、2つの電流値I1,I2の比を目標位置に適した目標値に維持したまま、電流値I1,I2の絶対値を高く設定すれば、より早く目標位置に到達させることが可能である。逆に、電流値I1,I2の絶対値を低く設定すれば、より緩やかに目標位置に到達させることが可能である。例えば、変位司令部410がユーザから移動速度の指示を受け、変位制御部420がこの指示に応じて電流値I1,I2の絶対値を調整するようにしてもよい。
以上のように、第1実施例のアクチュエータ100は、バネのように移動方向に沿って機械的に駆動力を付与する機構を有しておらず、磁石と2つのコイルとの間に発生する反対向きの電磁駆動力を利用して相対位置の制御を行っている。従って、バネ力を利用するアクチュエータに発生する不具合が無く、電磁駆動力のみによって位置制御を行うことが可能である。
B.第2実施例:
図5は、第2実施例のアクチュエータ100aの構成を示す側面図である。このアクチュエータ100aは、図1に示した第1実施例のアクチュエータ100に、位置センサ110を追加したものである。第2実施例では、この位置センサ110を利用したフィードバック制御(「オープンループ制御」とも呼ぶ)を行う。なお、第2実施例のアクチュエータ100aの移動の様子は、図2に示した第1実施例のものと同じなので省略する。
図6は、第2実施例のアクチュエータ100a用の制御装置400aのブロック図である。この制御装置400aは、変位制御部420aの構成が図3に示した変位制御部420と異なっている。第2実施例の変位制御部420aは、変位量テーブル422に加えて補正量テーブル424を有している。補正量テーブル424は、変位指令値θiと、位置センサ110で検出された変位測定値θmとの偏差に応じた電流補正量を格納したテーブルである。
図7は、変位制御部420aの内部構成を示している。変位制御部420aは、2つのテーブル422,424の他に、減算器450と、2つの加算器461,462とを有している。減算器450は、変位指令値θiと変位測定値θmの偏差Δθ(=θi−θm)を算出する。補正量テーブル424は、この偏差Δθに応じてA1相とA2相の電流補正量K1,K2を出力する。
図8は、位置センサ110の出力特性の一例を示している。本実施例では、位置センサ110として磁気センサを用いている。位置センサ110の出力は、磁石200と2つのコイル100A1,100A2との間の相対位置θ(図5参照)に応じて直線的に変化する。具体的には、左端位置ではセンサ出力は0[V]であり、右端位置ではVcc[V]である。なお、位置センサ110として磁気センサを用いれば、光学式エンコーダなどの他の種類の位置センサを利用する場合に比べて装置構成を単純化することができる。
図9は、補正量テーブル424の内容の一例を示すグラフである。横軸は変位の偏差Δθであり、縦軸は電流補正量Kである。偏差ΔθがマイナスのときにはA1相コイル100A1の電流補正量K1はプラスの値を取り、偏差Δθがプラスのときには電流補正量K1はマイナスの値を取る。A2相コイル100A2の電流補正量K2は、この逆である。補正量テーブル424の特性は、図4に示した変位量テーブル422の特性と調和している。すなわち、変位量テーブル422によれば、実際の変位(θm)が目標値(変位指令値θi)よりも小さいとき(すなわちΔθがプラスのとき)には、A1相コイルの電流値I1はより小さくすべきなので、その電流補正量K1はマイナスの値となる。一方、実際の変位が目標値よりも大きいとき(Δθがマイナスのとき)には、A1相コイルの電流値I1はより大きくすべきなので、その電流補正量K1はプラスの値となる。A2相コイルの電流値はこれとは逆に傾向になる。図8の補正量テーブル424は、このような関係を表したものであることが理解できる。
なお、図9の補正量テーブル424の特性は、偏差Δθが0付近において、偏差Δθの変化に比べて補正量Kの変化が小さい曲線的な特性(3次以上の奇次数の曲線で近似される特性)を示している。このような曲線的特性を採用すれば、変位が指令値θiに近いところで滑らかに相対位置が変わるような制御を実現することができる。但し、直線的な補正量特性を採用することも可能である。
加算器461,462(図7)は、変位量テーブル422から出力される電流値I1,I2と電流補正量K1,K2とをそれぞれ加算することによって電流指令値PWMA1,PWMA2を生成し、PWM信号生成部431,432に供給する。この結果、変位指令値θi及び偏差Δθに応じたデューティ比を有するPWM信号が2つのコイル100A1,100A2に供給されて位置制御が実現される。
なお、図7のように変位量テーブル422と補正量テーブル424とを用いたフィードバック制御の代わりに、変位の偏差Δθのみに基づくPI制御又はPID制御を行うフィードバック制御を利用するようにしてもよい。
このように、第2実施例では、位置センサ110を利用したフィードバック制御を行うので、磁石200と2つのコイル100A1,100A2との間の相対位置をより正確に制御することが可能である。
C.第3実施例:
図10は、第3実施例のアクチュエータ100bの構造と動作を示す説明図である。第3実施例のアクチュエータ100bは、図5に示した第2実施例のアクチュエータ100aの2つのコイル100A1,100A2の間隔をより広くしたものに相当する。より具体的に言えば、第3実施例のアクチュエータ100bでは、平面図で見たときに2つのコイル100A1,100A2が重ならない位置に設けられている。なお、図5と図10から理解できるように、2つのコイル100A1,100A2の相対位置には任意性があり、平面図で見たときに2つのコイル同士の中心が一致しないような相対位置に配置することが可能である。
図10(A)〜(C)に示した移動の様子は、図2に示した第1実施例における移動の様子とほぼ同じである。従って、第3実施例のようにコイル同士の間隔が広い場合にも、第1、第2実施例と同様に位置制御を行うことが可能である。なお、第3実施例のアクチュエータ100bは、第2実施例と同様に位置センサ110を有しているので第2実施例と同じフィードバック制御が利用される。この代わりに、位置センサ110を省略して第1実施例と同様なオープンループ制御を行うようにしてもよい。
D.第4実施例:
図11は、第4実施例のアクチュエータ100cの構成を示す側面図である。このアクチュエータ100cは、2つのコイル100A1,100A2が磁石200aの片側に設けられた片側構造を有している。この点は、図1に示した第1実施例のアクチュエータ100が、両面構造(磁石200の両側にコイル100A1,100A2が分かれている構造)を採用していた点との大きな差異である。2つのコイル100A1,100A2の間には、位置センサ110が設けられているので、フィードバック制御を行うことが可能である。但し、第1実施例と同様のオープンループ制御を行うようにしても良い。
第4実施例のアクチュエータ100cの磁石200aは、2つの主磁石211,212を有している。第1の主磁石211は、主に第1のコイル100A1との間で吸引力又は反発力を及ぼし合う。一方、第2の主磁石212は、主に第2のコイル100A2との間で吸引力又は反発力を及ぼし合う。第4実施例では、磁石200aの裏側(コイルとは反対側)に、磁性体で構成されたヨーク材221が設けられている点にも特徴がある。このようなヨーク材221を設けることによって、磁石200aのコイル100A1,100A2と面した側における磁束密度を高めることができる。なお、前述した第1ないし第3実施例では、両面構造を採用していたので、このようなヨーク材221は不要である。
図12は、第4実施例のアクチュエータ100cの動作を示す説明図である。図12を前述した図2及び図10と比較すれば理解できるように、片面構造のアクチュエータ100cの場合にも、両面構造のアクチュエータと同様に位置制御を行うことが可能である。
なお、片面構造ではアクチュエータの厚みを両面構造よりも小さくすることができるという利点がある。一方、両面構造では、厚みはやや大きくなるが、移動方向の幅(長さ)を片面構造よりも小さくすることができる。また、両面構造では、磁石の両側の磁束密度を利用するので、片面構造よりも強い電磁駆動力を発生させることができるという利点もある。
E.第5実施例:
図13は、第5実施例のアクチュエータ100dの構成と動作を示す側面図である。このアクチュエータ100dは、磁石200bの両側にストッパ310、320が設けられている点が、図5に示した第2実施例との大きな違いである。また、第5実施例では、反発力のみを用いて位置制御を行っている点にも特徴がある。磁石200bは1つの主磁石210のみを有しているが、主磁石210に加えた他の磁石を設けていても良い。また、位置センサ110は省略可能である。
図13(A)は、磁石200bが左端位置にある状態を示している。第5実施例では、左端位置においても、第1のコイル100A1のみでなく、第2のコイル100A2にも電流が供給されている。また、第2のコイル100A2の電流は、第1のコイル100A1の電流よりも大きい。この結果、磁石200bの位置は、2つのコイル100A1,100A2の反発力のバランスによって調整されている。左側のストッパ310は、磁石200bがこの左端位置よりも左側に移動できないように制限している。この理由は、第5実施例では反発力のみを使用しているので、これよりも左に磁石200bが移動すると、磁石200bを右側に向けて移動させるのが困難になるだからである。なお、磁石200bがストッパ310に当たっている位置では、第1のコイル100A1への電流の供給を停止しても良い。
図13(B)は、磁石200bが中央位置にある状態を示している。このとき、第1と第2のコイル100A1,100A2には等しい電流が流れており、磁石200と第1のコイル100A1との間の反発力と、磁石200と第2のコイル100A2との間の反発力とがバランスしている。従って、この状態において磁石200の位置が保持される。
図13(C)は、磁石200が右端位置にある状態を示している。このとき、図13(A)とは反対に、第1のコイル100A1の電流が、第2のコイル100A2の電流よりも大きい。なお、磁石200bがストッパ320に当たっている位置では、第2のコイル100A2への電流の供給を停止しても良い。
このように、第5実施例では2つのコイル100A1,100A2から磁石200bに反対向きの反発力が印加されている。従って、2つのコイル100A1,100A2の電流値を調整することによって、磁石200と、第1及び第2のコイル100A1,100A2との間の相対位置を調整することができる。
なお、第1ないし第5実施例から理解できるように、2つのコイルと磁石との間に働く反対向きの電磁駆動力としては、吸引力又は反発力のみを利用してもよく、あるいは、吸引力と反発力の両方を利用してもよい。
上述の説明では、コイルと磁石との間の吸引力と反発力とを用いてアクチュエータの動作を説明したが、この代わりに、フレミングの左手の法則を用いてアクチュエータの動作を説明することも可能である。特に、コイルよりも磁石が小さい場合には、フレミングの左手の法則を用いると動作の理解が容易である。
F.適用例:
図14は、本発明の実施例によるアクチュエータの第1の適用例としての羽根部材駆動機構を示す説明図である。この羽根部材駆動機構510は、中心軸512回りに回動可能な羽根部材512と、この羽根部材512を移動させるアクチュエータ100とを備えている。アクチュエータ100の磁石200は、羽根部材514の一端に固定されており、2つのコイル100A1,100A2は図示しない支持部材に固定されている。なお、このアクチュエータ100は、図11に示した片面構造タイプのものである。但し、2つのコイル100A1,100A2は、中心軸512を中心とする円周上に配置されている。アクチュエータ100を動作させると、羽根部材512が中心軸512を中心として回動する。前述したように、アクチュエータ100は位置制御が可能なので、羽根部材514を所望の位置に位置決めすることが可能である。なお、この適用例では、「位置」とは羽根部材514の角度を意味している。このような羽根部材514を多数用いることによって、光学装置の絞り機構を構成することが可能である。
図15は、本発明の実施例によるアクチュエータの第2の適用例としてのレバー駆動機構を示す説明図である。このレバー駆動機構520は、中心軸522回りに回動可能なレバー524と、このレバー524を移動させるアクチュエータ100とを備えている。アクチュエータ100の磁石200とレバー524の向かい合う箇所には、互いに噛み合うギア526,528が固定されている。一方のギア526は平歯車であり、他方のギア528は半円形の歯車である。2つのコイル100A1,100A2は図示しない支持部材に固定されている。このアクチュエータ100も、図11に示した片面構造タイプのものである。但し、2つのコイル100A1,100A2は上下方向に延びる直線上に配置されている。磁石200の直線運動は、ギア526,528によって回転運動に変換される。アクチュエータ100を動作させると、レバー524が中心軸522を中心として回動する。この結果、レバー524を所望の位置に位置決めすることが可能である。
図16は、本発明の実施例によるアクチュエータの第3の適用例としての突起部材駆動機構を示す説明図である。この突起部材駆動機構530は、中心軸532回りに回動可能な突起部材534と、この突起部材534を移動させる2つのアクチュエータ100とを備えている。各アクチュエータ100の磁石200の一端には、リンク保持部材538が固定されており、各コイル100A1,100A2は図示しない支持部材に固定されている。これらのアクチュエータ100は、図1に示した両面構造タイプのものである。2つのリンク保持部材538は、同一平面上に配置された2つの直線状リンク536(X1軸及びX2軸)によって突起部材534にそれぞれ連結されている。2つのアクチュエータ100を動作させると、突起部材534が中心軸532を中心として回動する。この結果、突起部材534の先端にある突起534aを、所望の角度に位置決めすることが可能である。
図17は、本発明の実施例によるアクチュエータの第4の適用例としての3次元駆動機構を示す説明図である。この3次元駆動機構540は、駆動対象部材542を3次元的に移動させる3つのアクチュエータ100を備えている。各アクチュエータ100の磁石200の一端には、リンク保持部材548が固定されており、各コイル100A1,100A2は図示しない支持部材に固定されている。これらのアクチュエータ100も、図1に示した両面構造タイプのものである。3つのリンク保持部材548は、直線状リンク546によって駆動対象部材542にそれぞれ連結されている。3つのアクチュエータ100の磁石200及びリンク保持部材548は、互いに直交する3つの軸(X軸、Y軸、Z軸)に沿って移動する。この結果、3つのアクチュエータ100を動作させると、駆動対象部材532を3次元的に位置決めすることが可能である。
図18は、本発明の実施例によるアクチュエータの第5の適用例としての環状アクチュエータを示す説明図である。この環状アクチュエータ550は、中空円筒状のケース552と、ケース552内に収納されて回動軸554回りに回動するロータ556とを備えている。ロータ556の回動軸554は、ケース552の軸受け556によって保持されている。ロータ556には磁石200が配置されており、ケース552の内側には、磁石200を挟んだ両側(図18(A)では上側と下側)にコイル100A1,100A2が配置されている。なお、ケース552は、図1に示した第1実施例の支持材121,122に相当する。第1実施例でも説明したように、ケース552は非磁性で非導電性の部材で構成されていることが好ましい。
図18(B)〜(D)は、A1相コイル100A1と、磁石200と、A2相コイル100A2の配置をそれぞれ示している。この例では、A1相コイル100A1は、90度間隔で4つ配置されている。磁石200とA2相コイル100A2も同様である。但し、A2相コイル100A2と磁石200は、A1相コイル100A1とは45度ずれた位置に配置されている。この環状アクチュエータ550では、ロータ556が45度の範囲で回動することが可能である。すなわち、磁石200がA1相コイル100A1とA2相コイル100A2の間で往復移動することができる。なお、この環状アクチュエータ550は、本発明によるアクチュエータを4つ備えているので、高いトルクを発生させることができる。従って、高いトルクを必要とする駆動装置として適用可能である。
G.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
G1.変形例1:
上記第1ないし第4実施例では、磁石200が左端または右端位置にあるときには、A1相コイルとA2相コイルのうちの一方のみを励磁するものとしていたが、左端と右端位置においてもA1相コイルとA2相コイルの両方を励磁するようにしてもよい。換言すれば、アクチュエータの稼働中は、アクチュエータの動作可能範囲の全体にわたってA1相コイルとA2相コイルの両方を常時励磁状態に保つようにしてもよい。
G2.変形例2:
アクチュエータの支持部材(ケース)の外側には、磁気遮蔽部材を設けるようにしてもよい。但し、両面構造のアクチュエータで使用する磁気遮蔽部材としては、磁気回路を構成するためのヨークとしての機能を有していないものが好ましい。この理由は、ヨークがあると鉄損(渦電流損)が生じるためである。なお、一般に、アクチュエータに使用されている部材がヨークとしての機能を有しているか否かは、その部材がある場合と無い場合とにおける磁石列やコイル列の磁束密度を測定することによって調べることができる。例えば、磁気遮蔽部材を設けたときに、磁石やコイルの表面磁束密度が10%以上増加する場合にはヨークとしての機能を有していると判定し、10%未満である場合にはヨークとしての機能を有していないと判定することが可能である。
G3.変形例3:
上記実施例で使用した各種のアクチュエータの構成や制御装置の構成は一例であり、これら以外の種々の構成を採用することが可能である。
第1実施例のアクチュエータの構成を示す側面図である。 第1実施例のアクチュエータの動作を示す説明図である。 第1実施例のアクチュエータ用の制御装置のブロック図である。 変位量テーブルの内容の一例を示すグラフである。 第2実施例のアクチュエータ用の制御装置のブロック図である。 第2実施例の制御装置の内部構成を示すブロック図である。 第2実施例の変位制御部の内部構成を示すブロック図である。 位置センサの出力特性の一例を示すグラフである。 補正量テーブルの内容の一例を示すグラフである。 第3実施例のアクチュエータの構造と動作を示す説明図である。 第4実施例のアクチュエータの構成を示す側面図である。 第4実施例のアクチュエータの動作を示す説明図である。 第5実施例のアクチュエータ100の構成と動作を示す側面図である。 本発明の実施例によるアクチュエータの第1の適用例を示す説明図である。 本発明の実施例によるアクチュエータの第2の適用例を示す説明図である。 本発明の実施例によるアクチュエータの第3の適用例を示す説明図である。 本発明の実施例によるアクチュエータの第4の適用例を示す説明図である。 本発明の実施例によるアクチュエータの第5の適用例を示す説明図である。
符号の説明
100…アクチュエータ
100A1…A1相コイル
100A2…A2相コイル
110…位置センサ
121,122…支持材
200…磁石
210…主磁石
220,230…副磁石
221…ヨーク材
310…ストッパ
320…ストッパ
400…制御装置
410…変位司令部
420…変位制御部
422…変位量テーブル
424…補正量テーブル
431,432…PWM信号生成部
441,442…バッファ部
450…減算器
461,462…加算器
510…羽根部材駆動機構
512…羽根部材
512…中心軸
514…羽根部材
520…レバー駆動機構
522…中心軸
524…レバー
526,528…ギア
530…突起部材駆動機構
532…駆動対象部材
532…中心軸
534…突起部材
534a…突起
536…直線状リンク
538…リンク保持部材
542…駆動対象部材
546…直線状リンク
548…リンク保持部材
550…環状アクチュエータ
552…ケース
554…回動軸
556…ロータ

Claims (8)

  1. 電磁駆動力を利用したアクチュエータであって、
    磁石と、
    前記磁石に対して反対向きの電磁駆動力を同時に印加する第1及び第2のコイルと、
    前記第1及び第2のコイルへの電流量を調整して前記磁石と前記第1及び第2のコイルとの間に反対向きの電磁駆動力を同時に印加し、これによって、前記磁石と前記第1及び第2のコイルの相対位置の制御を行う制御装置と、
    を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 請求項1記載のアクチュエータであって、
    前記アクチュエータは、前記磁石と前記第1及び第2のコイルの相対位置の変化方向に沿って機械的に駆動力を付与する機構を有しておらず、前記磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の電磁駆動力のみによって前記相対位置の制御を行う、アクチュエータ
  3. 請求項1又2は記載のアクチュエータであって、
    前記第1及び第2のコイルは、前記磁石を挟んだ両側に配置されている、アクチュエータ。
  4. 請求項1又2は記載のアクチュエータであって、
    前記第1及び第2のコイルは、前記磁石から見て一方の側に配置されている、アクチュエータ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のアクチュエータであって、
    前記磁石は、前記第1と第2のコイルの間の範囲のみで往復移動する、アクチュエータ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のアクチュエータであって、
    前記反対向きの電磁駆動力は、双方共に吸引力であるか、又は、双方共に反発力である、アクチュエータ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のアクチュエータであって、
    前記制御装置は、
    前前磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の相対位置と、前記第1及び第2のコイルへの電流量との関係を予め記憶しており、
    前記磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の相対位置の指令値に応じて前記第1及び
    への電流量を決定するオープンループ制御を行う、アクチュエータ。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載のアクチュエータであって、
    前記制御装置は、
    前前磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の相対位置を検出するための位置センサを有しており、
    前記磁石と前記第1及び第2のコイルとの間の相対位置の指令値と、前記位置センサで測定された実測位置とに応じて、前記第1及び第2のコイルへの電流量を決定するフィードバックループ制御を行う、アクチュエータ。
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