JP4892491B2 - ホイールローダ - Google Patents

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Description

本発明は、ホイールローダに関する。
ホイールローダ等の建設機械においては、走行時や各種作業時の燃料の消費量を削減して省エネ化を図ることが望まれている。この燃料の消費量は、オペレーターの操作によって変動するものであり、操作内容によって燃費が向上したり悪化したりする。このため、燃費が向上する操作を促すための情報をオペレーターに示して、省エネ運転の目安とすることができる建設機械が提案されている(特許文献1参照)。この建設機械は、燃料消費率を計測する手段を備えており、計測された燃料消費率と設定された目標設定値とを比較する。そして、計測された燃料消費率が目標設定値を越えている場合には、燃費改善を促すためのガイダンスをモニタ画面上に表示する。
特開2005−98988号公報
上記のような建設機械によれば、燃料消費率と目標設定値との比較によりオペレーターが行っている運転が比較的燃費のよい運転(以下「省エネ運転」)であるか否かを判断することができ、燃費改善のための省エネ運転をオペレーターに促すことができる。しかし、燃料消費率の算出は比較的複雑であり、省エネ運転であるか否かをより簡易に判断してオペレーターに対して省エネ運転を促すことができる建設機械が望まれている。
本発明の課題は、省エネ運転であるか否かをより簡易に判断してオペレーターに対して省エネ運転を促すことができるホイールローダを提供することにある。
第1発明に係るホイールローダは、エンジンと、作業機用油圧ポンプと、作業機と、運転室と、アクセル開度検知部と、エンジン制御部と、エンジン回転数検知部と、表示制御部とを備える。作業機用油圧ポンプは、エンジンの出力によって駆動される。作業機は、作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される。運転室は、オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部とが設けられる。アクセル開度検知部は、アクセルの開度を検知する。エンジン制御部は、エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御によりアクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御する。エンジン回転数検知部は、エンジンの実回転数を検知する。そして、表示制御部は、アクセルの開度およびエンジンの実回転数が所定の省エネ運転条件を満たすか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の表示部への表示・非表示を判断する。省エネ運転示唆表示は、省エネ運転が行われていることを示す省エネ運転マークである。表示制御部は、作業機用油圧ポンプのポンプ圧が所定の第1基準ポンプ圧を越えた場合には、省エネ運転マークを表示部に表示させない。
このホイールローダでは、オペレーターは、省エネ運転示唆表示の表示・非表示を運転の目安とすることによって、省エネ運転を行うことができる。また、このホイールローダでは、オールスピード制御が行われるため、アクセルの開度とエンジンの実回転数とがエンジン出力に対応している。このため、検知が比較的容易なアクセルの開度およびエンジン回転数により、省エネ運転状態か否かを精度良く判断することができる。これにより、このホイールローダでは、省エネ運転であるか否かをより簡易に判断してオペレーターに対して省エネ運転を促すことができる。また、このホイールローダでは、作業機用油圧ポンプのポンプ圧がさらに考慮されて、省エネ運転マークの表示・非表示が判断される。このため、省エネ運転が行われているか否かをより正確に把握することができる。
第2発明に係るホイールローダは、エンジンと、作業機用油圧ポンプと、作業機と、運転室と、アクセル開度検知部と、ステアリング用油圧ポンプと、ステアリングシリンダと、エンジン制御部と、エンジン回転数検知部と、表示制御部とを備える。作業機用油圧ポンプは、エンジンの出力によって駆動される。作業機は、作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される。運転室は、オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部とが設けられる。アクセル開度検知部は、アクセルの開度を検知する。ステアリング用油圧ポンプは、エンジンの出力によって駆動される。ステアリングシリンダは、ステアリング用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される。エンジン制御部は、エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御によりアクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御する。エンジン回転数検知部は、エンジンの実回転数を検知する。そして、表示制御部は、アクセルの開度およびエンジンの実回転数が所定の省エネ運転条件を満たすか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の表示部への表示・非表示を判断する。省エネ運転示唆表示は、省エネ運転が行われていることを示す省エネ運転マークである。表示制御部は、ステアリング用油圧ポンプのポンプ圧が所定の第2基準ポンプ圧を越えた場合には省エネ運転マークを前記表示部に表示させない。
このホイールローダでは、オペレーターは、省エネ運転示唆表示の表示・非表示を運転の目安とすることによって、省エネ運転を行うことができる。また、このホイールローダでは、オールスピード制御が行われるため、アクセルの開度とエンジンの実回転数とがエンジン出力に対応している。このため、検知が比較的容易なアクセルの開度およびエンジン回転数により、省エネ運転状態か否かを精度良く判断することができる。これにより、このホイールローダでは、省エネ運転であるか否かをより簡易に判断してオペレーターに対して省エネ運転を促すことができる。また、このホイールローダでは、ステアリング用油圧ポンプのポンプ圧がさらに考慮されて、省エネ運転マークの表示・非表示が判断される。このため、省エネ運転が行われているか否かをより正確に把握することができる。
発明に係るホイールローダは、第1又は第2発明のホイールローダであって、表示制御部は、アクセルの開度およびエンジンの実回転数が省エネ運転条件を満たす場合に表示部に省エネ運転マークを表示させ、アクセルの開度およびエンジンの実回転数が省エネ運転条件を満たさない場合には表示部に省エネ運転マークを表示させない。
このホイールローダでは、省エネ運転が行われている場合に省エネ運転マークが表示され、省エネ運転ではない場合には省エネ運転マークが非表示となる。このため、オペレーターは、省エネ運転マークが表示されるように運転することによって、容易に省エネ運転を行うことができる。
発明に係るホイールローダは、第発明のホイールローダであって、運転室には選択部がさらに設けられている。選択部は、第1作業モードと、第1作業モードよりもエンジン出力が小さく且つ燃費がよい第2作業モードとを含む複数の作業モードの中からオペレーターが所望の作業モードを選択するためのものである。そして、表示制御部は、第1作業モードが選択され且つアクセルの開度およびエンジンの実回転数が省エネ運転条件を満たす場合には、省エネ運転マークを表示部に表示させ、第1作業モードが選択され且つアクセルの開度およびエンジンの実回転数が省エネ運転条件を満たさない場合には、省エネ運転マークを表示部に表示させない。
このホイールローダでは、作業性よりも燃費のよさを重視する場合には、選択部によって第2作業モードを選択することによって、自動的にエンジン出力が抑えられ燃費のよい省エネ運転を行うことができる。また、作業性を重視する場合には第1作業モードを選択することによってエンジン出力が大きく作業性のよい運転を行うことができる。また、第1作業モードが選択されている場合であっても、省エネ運転マークを目安として運転することによって、燃費のよい省エネ運転を行うこともできる。
発明に係るホイールローダは、第発明のホイールローダであって、省エネ運転条件は、エンジン出力が、第2作業モードにおけるエンジン出力範囲内となるアクセルの開度およびエンジンの実回転数である。
このホイールローダでは、省エネ運転マークを目安として運転することによって、第1作業モードが選択されている場合であっても、第2作業モードが選択されている場合と同等の燃費のよい運転を行うことができる。
発明に係るホイールローダは、エンジンと、作業機用油圧ポンプと、作業機と、運転室と、アクセル開度検知部と、エンジン制御部と、表示制御部とを備える。作業機用油圧ポンプは、エンジンの出力によって駆動される。作業機は、作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される。運転室は、オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部と、選択部とが設けられている。選択部は、第1作業モードと、第1作業モードよりもエンジン出力が小さく且つ燃費がよい第2作業モードとを含む複数の作業モードの中からオペレーターが所望の作業モードを選択するためのものである。アクセル開度検知部は、アクセルの開度を検知する。エンジン制御部は、エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御によりアクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御する。そして、表示制御部は、第1作業モードが選択されている場合において、アクセルの開度が所定の基準開度以下であるか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の表示部への表示・非表示を判断する。省エネ運転示唆表示は、省エネ運転が行われていることを示す省エネ運転マークである。表示制御部は、作業機用油圧ポンプのポンプ圧が所定の第1基準ポンプ圧を越えた場合には省エネ運転マークを前記表示部に表示させない。
このホイールローダでは、オペレーターは、省エネ運転示唆表示の表示・非表示を運転の目安とすることによって、省エネ運転を行うことができる。また、このホイールローダでは、オールスピード制御が行われるため、アクセルの開度がエンジン出力に対応している。このため、検知が比較的容易なアクセルの開度のみにより、省エネ運転状態か否かを精度良く判断することができる。これにより、省エネ運転であるか否かをより簡易に判断してオペレーターに対して省エネ運転を促すことができる。また、このホイールローダでは、作業機用油圧ポンプのポンプ圧がさらに考慮されて、省エネ運転マークの表示・非表示が判断される。このため、省エネ運転が行われているか否かをより正確に把握することができる。
第7発明に係るホイールローダは、エンジンと、作業機用油圧ポンプと、作業機と、運転室と、アクセル開度検知部と、ステアリング用油圧ポンプと、ステアリングシリンダと、エンジン制御部と、表示制御部とを備える。作業機用油圧ポンプは、エンジンの出力によって駆動される。作業機は、作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される。運転室は、オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部と、選択部とが設けられている。選択部は、第1作業モードと、第1作業モードよりもエンジン出力が小さく且つ燃費がよい第2作業モードとを含む複数の作業モードの中からオペレーターが所望の作業モードを選択するためのものである。アクセル開度検知部は、アクセルの開度を検知する。ステアリング用油圧ポンプは、エンジンの出力によって駆動される。ステアリングシリンダは、ステアリング用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される。エンジン制御部は、エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御によりアクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御する。そして、表示制御部は、第1作業モードが選択されている場合において、アクセルの開度が所定の基準開度以下であるか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の表示部への表示・非表示を判断する。省エネ運転示唆表示は、省エネ運転が行われていることを示す省エネ運転マークである。表示制御部は、ステアリング用油圧ポンプのポンプ圧が所定の第2基準ポンプ圧を越えた場合には省エネ運転マークを前記表示部に表示させない。
このホイールローダでは、オペレーターは、省エネ運転示唆表示の表示・非表示を運転の目安とすることによって、省エネ運転を行うことができる。また、このホイールローダでは、オールスピード制御が行われるため、アクセルの開度がエンジン出力に対応している。このため、検知が比較的容易なアクセルの開度のみにより、省エネ運転状態か否かを精度良く判断することができる。これにより、省エネ運転であるか否かをより簡易に判断してオペレーターに対して省エネ運転を促すことができる。また、このホイールローダでは、ステアリング用油圧ポンプのポンプ圧がさらに考慮されて、省エネ運転マークの表示・非表示が判断される。このため、省エネ運転が行われているか否かをより正確に把握することができる。
発明に係るホイールローダは、第6又は第7発明のホイールローダであって、表示制御部は、第1作業モードが選択され且つアクセルの開度が所定の基準開度以下である場合に表示部に省エネ運転マークを表示させ、第1作業モードが選択され且つアクセルの開度が所定の基準開度を越える場合には表示部に省エネ運転マークを表示させない。
このホイールローダでは、省エネ運転が行われている場合に省エネ運転マークが表示され、省エネ運転ではない場合には省エネ運転マークが非表示となる。このため、オペレーターは、省エネ運転マークが表示するように運転することによって、省エネ運転を行うことができる。
発明に係るホイールローダは、第6又は第7発明のホイールローダであって、アクセルの開度が前記基準開度以上である場合にアクセルの操作力を増大させる操作力増大部をさらに備える。
このホイールローダでは、アクセルの開度が前記基準開度以上である場合にアクセルの操作力が増大する。このため、オペレーターは、省エネ運転示唆表示の表示・非表示と共にアクセルの操作力の変化によって、省エネ運転が実行されているか否かを把握することができる。これにより、このホイールローダでは、視覚とアクセルの操作感覚との両方によって省エネ運転をオペレーターに促すことができる。
10発明に係るホイールローダは、エンジンと、作業機用油圧ポンプと、作業機と、運転室と、アクセル開度検知部と、エンジン制御部と、表示制御部と、操作力増大部とを備える。作業機用油圧ポンプは、エンジンの出力によって駆動される。作業機は、作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される。運転室には、オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部とが設けられている。アクセル開度検知部は、アクセルの開度を検知する。エンジン制御部は、エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御によりアクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御する。表示制御部は、アクセルの開度が所定の基準開度以下であるか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の表示部への表示・非表示を判断する。操作力増大部は、アクセルの開度が前記基準開度以上である場合にアクセルの操作力を増大させる。
このホイールローダでは、オペレーターは、省エネ運転示唆表示の表示・非表示を運転の目安とすることによって、省エネ運転を行うことができる。また、このホイールローダでは、アクセルの開度が前記基準開度以上である場合にアクセルの操作力が増大するため、オペレーターは、アクセルの操作力の変化によって、省エネ運転が実行されているか否かを把握することができる。これにより、このホイールローダでは、視覚とアクセルの操作感覚との両方によって省エネ運転をオペレーターに促すことができる。さらに、このホイールローダでは、オールスピード制御が行われるため、アクセルの開度がエンジン出力に対応している。このため、検知が比較的容易なアクセルの開度のみにより、省エネ運転状態か否かを精度良く判断することができる。これにより、省エネ運転であるか否かをより簡易に判断してオペレーターに対して省エネ運転を促すことができる。
ホイールローダ1の外観側面図。 ホイールローダ1の油圧回路および制御系統の構成を示す概略図。 表示部を示す図。 エコランプの拡大図。 エンジン出力トルクとポンプ吸収トルクのマッチングを示すグラフ。 アクセルペダルの構成および動作を示す概略図
<構成>
本発明の一実施形態に係るホイールローダ1を図1に示す。このホイールローダ1は、車体2と、車体2の前部に取り付けられた作業機3と、車体2を支持しながら回転して車体2を走行させる4本のタイヤ4と、車体2の上部に搭載された運転室5とを備えている。また、この車体2には、図2に示すように、エンジン11、トランスミッション6、作業機用油圧ポンプ7、ステアリング用油圧ポンプ8、ステアリングシリンダ9、制御部10等が設けられており、エンジン11で発生した出力トルクがトランスミッション6、作業機用油圧ポンプ7、ステアリング用油圧ポンプ8等に分配され、作業機3の駆動や走行時の駆動力となる。なお、図1はホイールローダ1の外観側面図であり、図2はホイールローダ1の油圧回路および制御系統の構成を示す概略図である。
エンジン11は、ディーゼル式のエンジンであり、エンジン11の出力トルクと回転数とを制御する燃料噴射装置12が付設されている。また、エンジン11には、エンジン11の実回転数を検知する回転センサからなるエンジン回転数検知部13が設けられており、エンジン回転数検知部13からの回転数信号が制御部10に入力される。
エンジン11の出力軸にはトルクコンバータ14を備えた走行用のトランスミッション6が連結され、エンジン11による駆動力がトランスミッション6を介してタイヤ4に伝達される。トランスミッション6は高速から低速まで複数段階に減速比を切り換え可能であり、後述する操作部15からの操作信号に基づいて減速比が切り換えられる。
作業機用油圧ポンプ7はエンジン11の出力によって駆動される可変容量型の油圧ポンプであり、作業機用油圧ポンプ7には、作業機用油圧ポンプ7から吐出される圧油を利用して作業機用油圧ポンプ7の斜板の傾転角を調整するレギュレータ16と、制御部10からの制御電流に基づいてレギュレータ16を制御する電磁制御弁17とが設けられている。また、作業機用油圧ポンプ7の吐出圧力を検出する圧力センサ18が設けられ、この圧力センサ18からのポンプ吐出圧信号が制御部10に入力される。
作業機3は、作業機用油圧ポンプ7から吐出される圧油によって駆動される部分であり、車体2の前部に装着されたリフトアーム19と、このリフトアーム19の先端に取り付けられたバケット20と、作業機シリンダ21(図2参照)とを有する。リフトアーム19は、先端に取り付けられたバケット20を持ち上げるためのアーム部材である。バケット20は、リフトアーム19の先端に取り付けられている。作業機シリンダ21は、作業機用油圧ポンプ7から吐出される圧油によってリフトアーム19やバケット20を駆動する油圧アクチュエータである。
ステアリング用油圧ポンプ8は、エンジン11の出力によって駆動される可変容量型の油圧ポンプであり、ステアリング用油圧ポンプ8から吐出される圧油を利用してステアリング用油圧ポンプ8の斜板の傾転角を調整するレギュレータ22と、制御部10からの制御電流に基づいてレギュレータ22を制御する電磁制御弁23とが設けられている。ステアリングシリンダ9は、ステアリング用油圧ポンプ8から吐出される圧油によって駆動され、走行時の進行方向を変更する。また、ステアリング用油圧ポンプ8の吐出圧力を検出する圧力センサ24が設けられ、この圧力センサ24からのポンプ吐出圧信号が制御部10に入力される。
運転室5は、複数の鋼管と鋼板とを組み合わせて構成されており、車体2の中央部分よりもやや前方に配置されている。運転室5には、オペレーターによって操作されるアクセルペダル25(アクセル)や操作部15(選択部)、各種の情報を表示する表示部26等が設けられている。
アクセルペダル25は、エンジン11の目標回転数を指示する手段であり、アクセルペダル25の開度を検知するポテンショメータ等からなるアクセル開度検知部27が連結されている。アクセル開度検知部27からアクセルペダル25の開度を示す開度信号が制御部10へと送られ、制御部10から燃料噴射装置12に制御信号が出力される。
操作部15は、図示しないステアリング、操作レバー、操作ボタン等を有しており、ホイールローダ1の進行方向の変更、パワーモード(第1作業モード)とエコノミーモード(第2作業モード)との選択、トランスミッション6の減速比の選択等を行うためにオペレーターによって操作される。パワーモードはエンジン出力がエコノミーモードよりも大きく、燃費よりも作業性を重視する場合に選択される作業モードである。エコノミーモードはパワーモードよりもエンジン出力が小さく抑えられ、作業性は劣るが燃費がよい作業モードである。
表示部26は、運転室5の内部の座席の前方に配置される表示パネルであり、図3に示すように、パーキングブレーキ等の機器の作動中に点灯する各種のパイロットランプ28、走行速度を示す速度メーター29、燃料計30、選択されている減速比を示すシフトインジケーター31などが表示される。また、表示部26では、経済的な省エネ運転が行われていることを示すためのエコランプ32(省エネ運転マーク)の表示・非表示が可能となっている。なお、図4は、エコランプ32の拡大図を示している。
制御部10は、ホイールローダ1の運転操作を制御する部分であり、エンジン制御部33、表示制御部34を有している。
エンジン制御部33は、アクセルペダル25の開度およびエンジン11の実回転数に基づいて燃料噴射装置12の燃料噴射量を制御する。エンジン制御部33は、オールスピード制御を行い、アクセルペダル25の開度に応じてエンジン回転数を制御することができる。なお、オールスピード制御は、始動時燃料増量域を除いて概ね全ての回転数域、負荷領域において調速を行う制御であり、負荷が変動してもエンジン回転数を概ね一定に保つことができる。
表示制御部34は、表示部26による表示内容を制御する部分であり、エコランプ32の表示・非表示を制御する。
以下、制御部10による制御内容について詳細に説明する。
<制御部10による制御内容>
〔パワーモードとエコノミーモード〕
このホイールローダ1では、オペレーターによる操作部15の操作によって、作業性を重視したパワーモードと、燃費を重視したエコノミーモードとが選択可能となっている。
パワーモードが選択された場合には、図5において、エンジン出力トルクラインELaで示されるエンジン出力トルク特性と、吸収トルクラインPLaで示される吸収トルク特性とが設定される。吸収トルク特性は、トルクコンバータ14の吸収トルクと作業機用油圧ポンプ7の吸収トルクとの和であり、走行環境、作業負荷、作業機用油圧ポンプ7の吐出油量調整等により定まる。図5では、吸収トルクラインPLaは、エンジン回転数を変数とする単調増加関数となっている。そして、マッチング点Maにおいてエンジン11の出力トルクと、作業機用油圧ポンプ7およびトルクコンバータ14の吸収トルクとが一致され、マッチング点Maにおけるエンジン出力、つまりエンジン11の最大馬力を吸収することで、重掘削作業を高効率で行えるようにされている。
また、エコノミーモードが選択された場合には、記号ELbのエンジン出力トルクラインで示されるエンジン出力トルク特性が設定される。そして、マッチング点Mbにおいてエンジン11の出力トルクと、作業機用油圧ポンプ7およびトルクコンバータ14の吸収トルクとがマッチングされる。このように、エコノミーモードでは、パワーモードでのマッチング点Maよりも燃料消費率が低いマッチング点Mbにおいてエンジン11の出力トルクと、作業機用油圧ポンプ7およびトルクコンバータ14の吸収トルクとをマッチングさせることができるため、燃料効率のよい領域でエンジン11を使用することができ、燃費を向上させることができる。
〔エコランプ32の表示・非表示〕
このホイールローダ1では、オペレーターが行っている運転が経済的な省エネ運転である場合には表示部26にエコランプ32を点灯し、省エネ運転ではないときにはエコランプ32を消灯することにより、燃費のよい省エネ運転をオペレーターに促すことができる。
表示制御部34は、パワーモードが選択されており且つアクセルペダル25の開度およびエンジン回転数が省エネ運転条件を満たす場合にはエコランプ32を表示部26に表示させ、パワーモードが選択されており且つアクセルペダル25の開度およびエンジン回転数が省エネ運転条件を満たさない場合にはエコランプ32を表示部26に表示させない。この省エネ運転条件は、エンジン出力が、エコノミーモードにおけるエンジン出力範囲内となるアクセルペダル25の開度およびエンジン回転数である。すなわち、制御部10は、図5に示す、エンジン出力がエンジン出力トルクラインELbの範囲内(ハッチングを施した範囲)となるアクセルペダル25の開度およびエンジン回転数が検知された場合には、エコランプ32を点灯し、この範囲を越えるアクセルペダル25の開度およびエンジン回転数が検知された場合にはエコランプ32を消灯する。
なお、エコノミーモードが選択されている場合には、エンジン出力が常にエンジン出力トルクラインELbの範囲内となるため、エコランプ32は常に表示される。
<特長>
このホイールローダ1では、経済的な省エネ運転が行われている場合にはエコランプ32を点灯し、省エネ運転が行われていない場合にはエコランプ32を消灯する。これにより、省エネ運転を行うために推奨されるエンジン出力範囲をエコランプ32の表示の有無によってオペレーターに知らせることができる。このため、オペレーターは、エコランプ32を運転の目安として、エコランプ32が点灯するようにアクセルペダル25を操作することによって省エネ運転を容易に行うことができる。
また、このホイールローダ1では、オールスピード制御が行われるため、検知の容易なアクセルペダル25の開度とエンジン11の実回転数からエンジン出力を精度良く把握することができる。このため、アクセルペダル25の開度およびエンジン11の実回転数により、省エネ運転が行われているか否かを簡易且つ精度良く判断することができる。
<他の実施形態>
(1)
上記の実施形態では、経済的な省エネ運転が行われている場合に点灯されるエコランプ32によって省エネ運転が示唆されているが、燃費の低い非経済的な省エネ運転が行われている場合に点灯される非省エネ運転ランプ(非省エネ運転マーク、省エネ運転示唆表示)によって省エネ運転が示唆されてもよい。
この場合、表示制御部34は、アクセルペダル25の開度およびエンジン11の実回転数が省エネ運転条件を満たさない場合に表示部に非省エネ運転ランプを表示させ、アクセルペダル25の開度およびエンジン11の実回転数が省エネ運転条件を満たす場合には表示部26に非省エネ運転ランプを表示させない。他の構成および制御については上記実施形態と同様である。
このような非省エネ運転ランプによっても、オペレーターに省エネ運転を促すことができる。すなわち、オペレーターは、非省エネ運転マークが表示されないように運転することによって、省エネ運転を容易に行うことができる。
(2)
上記の実施形態では、アクセルペダル25の開度およびエンジン11の実回転数によって、エコランプ32の表示・非表示が判断されているが、アクセルペダル25の開度のみによってエコランプ32の表示・非表示が判断されてもよい。すなわち、表示制御部34は、パワーモードが選択され且つアクセルペダル25の開度が所定の基準開度以下である場合に表示部26にエコランプを表示させ、パワーモードが選択され且つアクセルペダル25の開度が所定の基準開度を越える場合には表示部26にエコランプ32を表示させない。なお、基準開度は、省エネ運転のために推奨されるエンジン出力範囲となる開度であり、例えば、エコノミーモードにおけるエンジン出力範囲内となる開度である。他の構成および制御については上記実施形態と同様である。
オールスピード制御では、アクセルペダル25の開度とエンジン出力とが概ね対応しているため、アクセルペダル25の開度のみによっても比較的精度よくエンジン出力を把握することができる。
また、燃費の低い運転が行われていることを示す非省エネ運転マークによって省エネ運転が示唆されてもよい。この場合、表示制御部34は、パワーモードが選択され且つアクセルペダル25の開度が所定の基準開度を越える場合には表示部26に非省エネ運転マークを表示させ、パワーモードが選択され且つアクセルペダル25の開度が所定の基準開度以下である場合には表示部26に非省エネ運転マークを表示させない。
このような非省エネ運転ランプによっても、オペレーターに省エネ運転を促すことができる。すなわち、オペレーターは、非省エネ運転マークが表示されないように運転することによって、省エネ運転を容易に行うことができる。
(3)
上記の実施形態でのアクセルペダル25の開度およびエンジン11の実回転数、又はアクセルペダル25の開度のみの判断に加えて、作業機用油圧ポンプ7のポンプ圧が考慮されてもよい。すなわち、表示制御部34は、アクセルペダル25の開度およびエンジン回転数が省エネ運転条件を満たす場合であっても、作業機用油圧ポンプ7のポンプ圧が所定の第1基準ポンプ圧(例えば、最大ポンプ圧の80%)を越えた場合には、エコランプ32を消灯する制御を行ってもよい。これにより、エンジン出力をより精度よく把握することができ、オペレーターに対してより正確に省エネ運転を促すことができる。
(4)
上記の実施形態でのアクセルペダル25の開度およびエンジン11の実回転数、又は、アクセルペダル25の開度のみの判断に加えて、ステアリング用油圧ポンプ8のポンプ圧が考慮されてもよい。すなわち、表示制御部34は、ステアリング用油圧ポンプ8のポンプ圧が所定の第2基準ポンプ圧(例えば、最大ポンプ圧の80%)を越えた場合にも、エコランプ32を消灯する制御を行ってもよい。これにより、エンジン出力をより精度よく把握することができ、オペレーターに対してより正確に省エネ運転を促すことができる。
(5)
上記の他の実施形態(2)において、アクセルペダル25の開度が前記基準開度以上である場合にアクセルの操作力を増大させる操作力増大部43がさらに備えられてもよい。アクセルペダル25の詳細な構造は以下の通りである。
アクセルペダル25は、図6に示すように、ペダル本体41と、ペダル支持部材42と、操作力増大部43とを有する。
ペダル本体41はオペレーターの足によって操作される部材であり、ペダル本体41の一端は、第1回転軸44を中心に回動可能に運転室5の床に取り付けられている。なお、図6(a)は、オペレーターによって操作されていない場合のアクセルペダル25の状態(以下「無操作状態」と呼ぶ)を示している。図6(b)は、アクセルペダル25が無操作状態から第1操作量θAだけ操作された状態(以下「第1操作状態」と呼ぶ)を示している。また、図6(c)は、アクセルペダル25が第1操作状態からさらに操作され最大操作量θMaxまで操作された状態を示している(以下「最大操作状態」と呼ぶ)。なお、第1操作量θAおよび最大操作量θMaxは、無操作状態からの操作角度の変化量である。
ペダル支持部材42はペダル本体41の中間部を支持する部材であり、ペダル支持部材42の一端は、第2回転軸32を中心に回動可能にペダル本体41に取り付けられている。また、ペダル支持部材42の他端には、回転輪46が回動可能に取り付けられており、運転室5の床面に設けられた傾斜面50に当接している。また、ペダル支持部材42の中間部には、上方に向けて突出する突起47が設けられている。ペダル本体41がオペレーターによって操作されて第1回転軸44を中心に回動すると(図6(b)の矢印AW1参照)、ペダル支持部材42の回転輪46が傾斜面50上を転がって移動する(図6(b)矢印AW2参照)と共に、ペダル支持部材42が第2回転軸32を中心に回転する(図6(b)矢印AW3参照)。なお、ペダル支持部材42には図示しない弾性部材が取り付けられており、ペダル支持部材42はペダル本体41を無操作状態に復帰させる方向に付勢されている。
操作力増大部43は、ペダル本体41の裏側に取り付けられた板バネであり、アクセルペダル25の操作量が第1操作量θAより大きい場合にアクセルペダル25の操作力を増大させる。すなわち、操作力増大部43は、ペダル本体41が床に近づくように回動してペダル本体41の傾斜角度が変更されることによって、ペダル支持部材42の突起47に近接し、図6(b)に示すように、ペダル本体41の操作量が第1操作量θAとなったときに突起47に接触する。そして、図6(c)に示すように、ペダル本体41の操作量が第1操作量θAより大きくなると、突起47は操作力増大部43を押して弾性変形させる。これにより、アクセルペダル25の操作力が増大する。なお、この第1操作量θAは、上記の基準開度に対応している。
なお、アクセルペダル25の開度(以下「アクセル開度」と呼ぶ)は、アクセルペダル25が無操作状態である場合に「0%」であり、アクセルペダル25の操作量の増大に応じて増大し、アクセルペダル25が最大操作状態である場合には「100%」である。
このようなホイールローダでは、エコランプ32が消灯されるアクセルペダル25の開度とアクセルペダル25の操作力が増大するアクセルペダル25の開度とが一致しているため、エコランプ32の消灯と共にアクセルペダル25の操作力が増大する。このため、このホイールローダでは視覚とアクセルの操作感覚との両方によって省エネ運転をオペレーターに促すことができる。
なお、上記の他の実施形態(2)では、パワーモードが選択され且つアクセルペダル25の開度が所定の基準開度以下である場合に表示部26にエコランプを表示させているが、パワーモードの選択の有無に関わらずアクセルペダル25の開度によってエコランプの表示・非表示が判断されてもよい。
本発明は、省エネ運転であるか否かをより簡易に判断してオペレーターに対して省エネ運転を促すことができる効果を有し、ホイールローダとして有用である。
1 ホイールローダ
3 作業機
5 運転室
7 作業機用油圧ポンプ
8 ステアリング用油圧ポンプ
9 ステアリングシリンダ
11 エンジン
13 エンジン回転数検知部
15 操作部(選択部)
25 アクセルペダル(アクセル)
26 表示部
27 アクセル開度検知部
32 エコランプ(省エネ運転マーク、省エネ運転示唆表示)
33 エンジン制御部
34 表示制御部
43 操作力増大部

Claims (10)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの出力によって駆動される作業機用油圧ポンプと、
    前記作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される作業機と、
    オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部とが設けられた運転室と、
    前記アクセルの開度を検知するアクセル開度検知部と、
    前記エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御により前記アクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御するエンジン制御部と、
    前記エンジンの実回転数を検知するエンジン回転数検知部と、
    前記アクセルの開度および前記エンジンの実回転数が所定の省エネ運転条件を満たすか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の前記表示部への表示・非表示を判断する表示制御部と、
    を備え、
    前記省エネ運転示唆表示は、省エネ運転が行われていることを示す省エネ運転マークであり、
    前記表示制御部は、前記作業機用油圧ポンプのポンプ圧が所定の第1基準ポンプ圧を越えた場合には前記省エネ運転マークを前記表示部に表示させない、
    ホイールローダ。
  2. エンジンと、
    前記エンジンの出力によって駆動される作業機用油圧ポンプと、
    前記作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される作業機と、
    オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部とが設けられた運転室と、
    前記アクセルの開度を検知するアクセル開度検知部と、
    前記エンジンの出力によって駆動されるステアリング用油圧ポンプと、
    前記ステアリング用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動されるステアリングシリンダと、
    前記エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御により前記アクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御するエンジン制御部と、
    前記エンジンの実回転数を検知するエンジン回転数検知部と、
    前記アクセルの開度および前記エンジンの実回転数が所定の省エネ運転条件を満たすか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の前記表示部への表示・非表示を判断する表示制御部と、
    を備え、
    前記省エネ運転示唆表示は、省エネ運転が行われていることを示す省エネ運転マークであり、
    前記表示制御部は、前記ステアリング用油圧ポンプのポンプ圧が所定の第2基準ポンプ圧を越えた場合には前記省エネ運転マークを前記表示部に表示させない、
    ホイールローダ。
  3. 前記表示制御部は、前記アクセルの開度および前記エンジンの実回転数が前記省エネ運転条件を満たす場合に前記表示部に前記省エネ運転マークを表示させ、前記アクセルの開度および前記エンジンの実回転数が前記省エネ運転条件を満たさない場合には前記表示部に前記省エネ運転マークを表示させない、
    請求項1又は2に記載のホイールローダ。
  4. 前記運転室には、第1作業モードと、前記第1作業モードよりもエンジン出力が小さく且つ燃費が良い第2作業モードとを含む複数の作業モードの中からオペレーターが所望の作業モードを選択するための選択部がさらに設けられており、
    前記表示制御部は、前記第1作業モードが選択され且つ前記アクセルの開度および前記エンジンの実回転数が前記省エネ運転条件を満たす場合には前記省エネ運転マークを前記表示部に表示させ、前記第1作業モードが選択され且つ前記アクセルの開度および前記エンジンの実回転数が前記省エネ運転条件を満たさない場合には前記省エネ運転マークを前記表示部に表示させない、
    請求項に記載のホイールローダ。
  5. 前記省エネ運転条件は、エンジン出力が前記第2作業モードにおけるエンジン出力範囲内となる前記アクセルの開度および前記エンジンの実回転数である、
    請求項に記載のホイールローダ。
  6. エンジンと、
    前記エンジンの出力によって駆動される作業機用油圧ポンプと、
    前記作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される作業機と、
    オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部と、第1作業モードと、前記第1作業モードよりもエンジン出力が小さく且つ燃費が良い第2作業モードとを含む複数の作業モードの中からオペレーターが所望の作業モードを選択するための選択部とが設けられた運転室と、
    前記アクセルの開度を検知するアクセル開度検知部と、
    前記エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御により前記アクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御するエンジン制御部と、
    前記第1作業モードが選択されている場合において、前記アクセルの開度が所定の基準開度以下であるか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の前記表示部への表示・非表示を判断する表示制御部と、
    を備え、
    前記省エネ運転示唆表示は、省エネ運転が行われていることを示す省エネ運転マークであり、
    前記表示制御部は、前記作業機用油圧ポンプのポンプ圧が所定の第1基準ポンプ圧を越えた場合には前記省エネ運転マークを前記表示部に表示させない、
    ホイールローダ。
  7. エンジンと、
    前記エンジンの出力によって駆動される作業機用油圧ポンプと、
    前記作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される作業機と、
    オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部と、第1作業モードと、前記第1作業モードよりもエンジン出力が小さく且つ燃費が良い第2作業モードとを含む複数の作業モードの中からオペレーターが所望の作業モードを選択するための選択部とが設けられた運転室と、
    前記アクセルの開度を検知するアクセル開度検知部と、
    前記エンジンの出力によって駆動されるステアリング用油圧ポンプと、
    前記ステアリング用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動されるステアリングシリンダと、
    前記エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御により前記アクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御するエンジン制御部と、
    前記第1作業モードが選択されている場合において、前記アクセルの開度が所定の基準開度以下であるか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の前記表示部への表示・非表示を判断する表示制御部と、
    を備え、
    前記省エネ運転示唆表示は、省エネ運転が行われていることを示す省エネ運転マークであり、
    前記表示制御部は、前記ステアリング用油圧ポンプのポンプ圧が所定の第2基準ポンプ圧を越えた場合には前記省エネ運転マークを前記表示部に表示させない、
    ホイールローダ。
  8. 前記表示制御部は、前記第1作業モードが選択され且つ前記アクセルの開度が所定の基準開度以下である場合に前記表示部に前記省エネ運転マークを表示させ、前記第1作業モードが選択され且つ前記アクセルの開度が所定の基準開度を越える場合には前記表示部に前記省エネ運転マークを表示させない、
    請求項6又は7に記載のホイールローダ。
  9. 前記アクセルの開度が前記基準開度以上である場合に前記アクセルの操作力を増大させる操作力増大部をさらに備える、
    請求項6又は7に記載のホイールローダ。
  10. エンジンと、
    前記エンジンの出力によって駆動される作業機用油圧ポンプと、
    前記作業機用油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される作業機と、
    オペレーターによって操作されるアクセルと、各種の情報を表示する表示部とが設けられた運転室と、
    前記アクセルの開度を検知するアクセル開度検知部と、
    前記エンジンの略全回転数域において調速を行うオールスピード制御により前記アクセルの開度に応じてエンジン回転数を制御するエンジン制御部と、
    前記アクセルの開度が所定の基準開度以下であるか否かによって、オペレーターに省エネ運転を示唆するための省エネ運転示唆表示の前記表示部への表示・非表示を判断する表示制御部と、
    前記アクセルの開度が前記基準開度以上である場合に前記アクセルの操作力を増大させる操作力増大部と、
    を備える、
    ホイールローダ。
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