JPH11181843A - ホイールローダ - Google Patents

ホイールローダ

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JPH11181843A
JPH11181843A JP9364648A JP36464897A JPH11181843A JP H11181843 A JPH11181843 A JP H11181843A JP 9364648 A JP9364648 A JP 9364648A JP 36464897 A JP36464897 A JP 36464897A JP H11181843 A JPH11181843 A JP H11181843A
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JP
Japan
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vehicle speed
speed
engine
hydraulic pump
driving force
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JP9364648A
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English (en)
Inventor
Takao Akimoto
孝雄 秋元
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Priority to US09/211,477 priority patent/US6173513B1/en
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    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2253Controlling the travelling speed of vehicles, e.g. adjusting travelling speed according to implement loads, control of hydrostatic transmission
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高加速性、省エネ性、高走行効率及び高作業
効率が得られるホイールローダを提供する。 【解決手段】 エンジン(1) を駆動力源とする走行装置
と、エンジン(1) を駆動力源とする可変容量式油圧ポン
プ(81)から圧油を受けて作動する油圧式作業装置とを有
するホイールローダにおいて、油圧式作業装置が非作動
時(Wo)となったときに押し退け容積(V) が最大側(Vmax)
から最小側(Vmin)に変化する可変容量式油圧ポンプ(81)
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高加速性、省エネ
性、高走行効率及び高作業効率が得られるホイールロー
ダに関する。
【0002】
【従来の技術】ホイールローダは走行装置と油圧式作業
装置とを有する。走行装置はエンジン駆動され、油圧式
作業装置はエンジン駆動された油圧ポンプからの圧油を
受けて作動する。ホイールローダのエンジンは、低中速
回転数域において、各回転数でのエンジン最大トルクT
e が油圧式作業装置の全吸収トルクTh と各回転数での
走行装置の吸収トルクTr との合計吸収トルク(Th +
Tr )を多少越えるように設定される(Te >Th +T
r )。そしてエンジン最大トルクTe と合計吸収トルク
(Th +Tr )との差ΔT(=Te −(Th +Tr ))
をエンジン余裕トルクΔTとしている(尚、符号ΔT、
Te 、Th 、Tr は図示せず)。エンジン余裕トルクΔ
Tは運転席に設けたアクセルペダルの急激な踏み込みに
対しエンジン回転数を低中速回転数域(即ち低中エンジ
ン馬力域)から高速回転数域(即ち高エンジン馬力域)
まで急上昇させるための加速性を保証する。加速性はエ
ンジン余裕トルクΔTが大きいほど高い。走行装置は複
数の変速位置を有する変速レバーを運転席に有する。オ
ペレータが変速レバーを操作することによってホイール
ローダは中立(停車)、前後進及びこれら前後進での車
速を変更自在とされる。油圧ポンプは固定容量式が殆ど
であるが、可変容量式を採用するものもある。具体的に
は次の通り。
【0003】図3に示すように、ホイールローダは車体
Aの前部にバケット付きアームBを有する。バケット付
きアームBは車体Aの前部に基端をピン連結されアーム
用油圧シリンダB1によって起伏自在とされたアームB
2と、アームB2の先端に底裏面をピン連結されバケッ
ト用油圧シリンダB3によってチルト・ダンプ自在とさ
れたバケットB4とを有して構成される。車体Aはま
た、運転席A1、エンジン(図示せず)、トルクコンバ
ータ(図示せず)、トランスミッション(図示せず)、
ドライブシャフト(図示せず)、ディファレンシャル
(図示せず)、前後左右のタイヤA2及び変速レバー
(図示せず)等をこの順に連結した走行装置と、油圧ポ
ンプを含んで油圧シリンダB1、B3を伸縮自在とする
油圧回路、バケット付きアームB及び運転席A1に設け
た作業機操作レバー(図示せず)等を有する油圧式作業
装置とを有する。そしてエンジンはアクセルペダル(図
示せず)の踏み込み角によって回転数を制御される。
尚、走行装置は例えばステアリング油圧回路等も含むも
のとする。さらに尚、走行装置としてはトルクコンバー
タをダンパ機構に置換したもの、これら機械式の走行装
置を全油圧式や電動式等に置換したもの等、各種準備さ
れる。
【0004】上記の如く構成されたホイールローダは走
行単独動作、作業単独動作及びこれらの複合動作を達成
する。 (1)走行単独動作は、油圧式作業装置を作動させず
(即ち作業機操作レバーを中立位置にし)、変速レバー
やアクセルペダル等の操作に基づく動作である。例えば
舗装路走行や現場間移動又はバケットB4に積荷しての
中長距離走行(いわゆるロードアンドキャリイ)等であ
る。 (2)作業単独動作は、走行装置を作動させず(即ち変
速レバーを中立位置にし、またブレーキペダル(図示せ
ず)を作動させ)、作業機操作レバーやアクセルペダル
等の操作に基づく動作である。例えば停車してバケット
B4による地山に対する掻き上げ掘削等である。 (3)複合動作は、作業機操作レバー、変速レバー及び
アクセルペダル等の同時操作に基づく動作である。例え
ば車体Aを前進させてバケットB4の刃先を地山に突っ
込み、次いで作業機レバーを操作しつつ、アクセルペダ
ルを一杯に踏み込んで、これにより大きい突っ込み力と
油圧による掻き揚げ力との合力(ベクトルである)を得
ると共に、油圧ポンプの吐出油量増大によって行う強力
かつ高速掘削等である。
【0005】かかる動作を行うホイールローダでは、変
速レバーによる変速操作や作業機操作レバーによる油量
調整操作を伴うものの(またインチングペダル等を有す
るものでは、このインチングペダルの踏み込み操作等も
伴うものの)、強力かつ高速な掘削や走行が望まれると
きは、オペレータがアクセルペダルを大きく踏み込み、
一方、弱くかつ低速の掘削力や走行力が望まれるとき
は、オペレータがアクセルペダルを弱く踏み込み又は踏
み戻す。即ち負荷に見合ったエンジン馬力をアクセルペ
ダルの踏み込み角によって得るという単純操作が主体で
ある。
【0006】尚、特開平3−107587号公報には
「可変容量式油圧ポンプを用い、エンジン回転数に比例
して油圧ポンプの押し退け容積を自動変更し」、もって
「エンジントルクと消費トルク(=油圧ポンプ吸収トル
ク+トルクコンバータ吸収トルク)とをマッチングさせ
て省エネを図った」技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来技術
には次のような問題がある。 (1)特開平3−107587号公報の開示技術では次
の通り。
【0008】ホイールローダでは、前記の通り、負荷に
見合ったエンジン馬力をアクセルペダルの踏み込み角に
よって得るという単純操作が主体である。但しそれで
も、エンジン馬力の変化がアクセルペダルの踏み込みに
即応しなければ、高効率の掘削及び走行を行えない。そ
してホイールローダでは特に、アクセルペダルを急激に
踏み込むことによってエンジン回転数を低中速回転数域
から高速回転数域まで急激に移行させる踏み込み操作が
頻発する。例えば前記複合動作例において、車体Aを前
進させてバケットB4の刃先を地山に突っ込ませると
き、突っ込み瞬間まではある程度の車速が有ればそれで
足りる(即ち車速がある程度で有れば、アクセルペダル
を多く踏み込まなくても良い、つまりエンジンは低中速
回転数域であっても構わない)。ところが次に、前記の
通り、作業機レバーを操作しつつ、アクセルペダルを急
激に一杯に踏み込んで強力かつ高速な掘削を行おうとし
ても、仮にエンジンがエンジン余裕トルクΔTが無いと
すれば、エンジンの加速性が悪くなる。つまりエンジン
馬力の変化がアクセルペダルの踏み込みに即応しなくな
り、高効率の複合動作を行えないことになる。従ってホ
イールローダのエンジンでは、前記したように、低中速
回転数域におけるエンジン余裕トルクΔTの確保が重要
とされている。
【0009】ところが同公報の開示技術は「エンジン回
転数に比例して油圧ポンプの押し退け容積を自動変更す
る」技術であるから、加速性とは何ら無関係である。分
かり易く言えば、「(加速性がどうであれ、ともかく)
エンジン回転数が変化すれば、その回転数に比例して油
圧ポンプの押し退け容積を自動変更する」技術だからで
ある。具体的には、同公報での「詳細な説明」の欄及び
その第3図において、エンジンの低中速回転数域におけ
る油圧式作業装置側の固定ポンプ及び可変ポンプと、走
行装置側のトルクコンバータとの合計吸収トルクがエン
ジントルクを大きく上回り、エンジン余裕トルクがマイ
ナスにすらなっている。つまり同公報の開示技術は、ホ
イールローダでの加速性とは無関係である。
【0010】(2)そして従来技術の一般的操作である
「負荷に見合ったエンジン馬力をアクセルペダルの踏み
込み角によって得るという単純操作」は、従来以上の加
速性も省エネも得られない。
【0011】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
高加速性、省エネ性、高走行効率及び高作業効率が得ら
れるホイールローダを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するため、本発明に係るホイールローダの第1は、エン
ジン1を駆動力源とする走行装置と、エンジン1を駆動
力源とする可変容量式油圧ポンプ81から圧油を受けて
作動する油圧式作業装置とを有するホイールローダにお
いて、油圧式作業装置が非作動時Woとなったときに押
し退け容積Vが最大側Vmax から最小側Vmin に変化す
る可変容量式油圧ポンプ81を有することを特徴として
いる。
【0013】上記第1構成によれば、次のような作用効
果を奏する。仮に油圧式作業装置が非作動時Woとなっ
たときに可変容量式油圧ポンプ81の押し退け容積Vが
最大側Vmax であるとすれば、可変容量式油圧ポンプ8
1の吐出油はタンク9にドレンされ、このとき大きなド
レンロスとポンプロスとが生ずる。ところが第1構成に
よれば、油圧式作業装置が非作動時Woとなったとき、
可変容量式油圧ポンプ81の押し退け容積Vが最大側V
max から最小側Vmin に変化する。従ってドレンロスと
ポンプロスとを小さくでき、省エネを達成する。またこ
のことはエンジン1の低中速回転数域から高速回転数域
においても同様だから、低中速回転数域でのエンジン余
裕トルクΔTが増大し、従って走行装置による走行での
低中速回転数域から高速回転数域への急加速性が高ま
る。また可変容量式油圧ポンプ81の押し退け容積V
が、従来技術のように、最大側Vmax と最小側Vmin と
の間で漸時変更するのではなく、ON・OFF的に切換
わる。このため油圧式作業装置による作業開始時は、開
始途端に押し退け容積Vが最小側Vmin から最大側Vma
x に切り換わる。逆に油圧式作業装置による作業終了時
は、終了途端に押し退け容積Vが最大側Vmax から最小
側Vmin に切り換わる。つまり極めて応答性の速いもの
となる。即ち高加速性、省エネ性、高走行効率及び高作
業効率が得られるホイールローダとなる。
【0014】第2に、エンジン1を駆動力源とすると共
に低車速から高車速までの複数速度段FRの一つを選択
使用自在とされた走行装置と、エンジン1を駆動力源と
する可変容量式油圧ポンプ81から圧油を受けて作動す
る油圧式作業装置とを有するホイールローダにおいて、
(a) 使用速度段FRを検出する速度段検出手段41と、
(b) 速度段検出手段41から速度段FRを受け、(b1)
速度段FRが低車速側速度段FRL であるとき、押し退
け容積Vが最大側Vmax となり、(b2) 速度段FRが高
車速側速度段FRH であるとき、押し退け容積Vが最小
側Vmin となる可変容量式油圧ポンプ81とを有するこ
とを特徴としている。
【0015】上記第2構成によれば、次のような作用効
果を奏する。ホイールローダでは、速度段信号FRが
「F1又はR1」であるときは、複合動作に従事してい
るのが殆どである。そこでこれを「低車速側速度段FR
L 」と予め決めておく。一方、速度段信号FRが「F
2、F3、R2又はR3」であるときは、走行単独動作
に従事しているのが殆どである。そこでこれを「高車速
側速度段FRH 」と予め決めておく。このようにそれぞ
れを予め決めておくと、この第2構成を理解し易い。つ
まり第2構成によれば、速度段FRが低車速側速度段F
RL であるときは複合動作と見做せるから、可変容量式
油圧ポンプ81の押し退け容積Vを最大側Vmax とし、
もって高効率の作業と掘削作業とを達成している。一
方、速度段FRが高車速側速度段FRH であるときは走
行単独動作と見做せるから、可変容量式油圧ポンプ81
の押し退け容積Vを最小側Vmin にし、もってドレンロ
スやポンプロスを減らしている。即ち第2構成によって
も、第1構成と同様、高加速性、省エネ性、高走行効率
及び高作業効率が得られるホイールローダとなる。
【0016】第3に、エンジン1を駆動力源とする走行
装置と、エンジン1を駆動力源とする可変容量式油圧ポ
ンプ81から圧油を受けて作動する油圧式作業装置とを
有するホイールローダにおいて、(a) 車速Sを検出する
車速検出器12と、(b) 車速検出器12から車速Sを受
け、(b1) 車速Sが所定車速So未満であるとき、押し
退け容積Vが最大側Vmax となり、(b2) 車速Sが所定
車速So以上であるとき、押し退け容積Vが最小側Vmi
n となる可変容量式油圧ポンプ81とを有することを特
徴としている。
【0017】上記第3構成によれば、次のような作用効
果を奏する。ホイールローダでは、車速Sが例えば8 k
m/h 未満であるときは(S<8 km/h )、作業単独動作
は元より複合動作に従事しているのが殆どである。一
方、車速Sが8 km/h 以上であるときは(S≧8 km/h
)、走行単独動作に従事しているのが殆どである。つ
まり第3構成は、このような例えば8 km/h を所定車速
Soとしたものである。このような第3構成によれば、
車速Sが所定車速So 未満であるときは(S<So)、
ホイールローダは複合動作中又は作業単独動作中である
と見做せるから、可変容量式油圧ポンプ81の押し退け
容積Vを最大側Vmax とし、もって高効率の作業と掘削
作業とを達成できる。一方、車速Sが所定車速So 以上
であるときは(S≧So )、走行単独動作と見做せるか
ら、可変容量式油圧ポンプ81の押し退け容積Vを最小
側Vmin とし、もってドレンロスやポンプロスを減らせ
る。即ち第3構成によっても、第1、第2構成と同様、
高加速性、省エネ性、高走行効率及び高作業効率が得ら
れるホイールローダとなる。
【0018】第4に、エンジン1を駆動力源とすると共
に低車速から高車速までの複数速度段FRの一つを選択
使用自在とされた走行装置と、エンジン1を駆動力源と
する固定容量式油圧ポンプ82から圧油を受けて作動す
る油圧式作業装置とを有するホイールローダにおいて、
(a) 使用速度段FRを検出する速度段検出手段41と、
(b) 速度段検出手段41から速度段FRを受け、速度段
FRが高車速側速度段FRH であるとき、圧油をタンク
9へドレンするアンロード弁821とを有することを特
徴としている。
【0019】上記第4構成は、上記第2構成での可変容
量式油圧ポンプ81を固定容量式油圧ポンプ82に置換
すると共に、上記第2構成でのソレノイド式サーボ機構
811を速度段検出手段41から速度段FRを受け、速
度段FRが高車速側速度段FRH であるとき(FR=F
RH )、圧油をタンクへドレンするアンロード弁821
に置換したものである。つまりアンロード弁821での
アンロード機能自体を除く全体の作用効果は第2構成と
同じとなる。
【0020】第5に、エンジン1を駆動力源とする走行
装置と、エンジン1を駆動力源とする固定容量式油圧ポ
ンプ82から圧油を受けて作動する油圧式作業装置とを
有するホイールローダにおいて、(a) 車速Sを検出する
車速検出器12と、(b) 車速検出器12から車速Sを受
け、車速Sが所定車速So以上であるとき、圧油をタン
ク9へドレンするアンロード弁821とを有することを
特徴としている。
【0021】上記第5構成は、上記第3構成での可変容
量式油圧ポンプ81を固定容量式油圧ポンプ82に置換
すると共に、上記第3構成でのソレノイド式サーボ機構
811を車速検出器12から車速Sを受け、車速Sが所
定車速So 以上であるとき(S≧So )、圧油をタンク
9へドレンするアンロード弁821に置換したものであ
る。つまりアンロード弁821でのアンロード機能を除
く全体の作用効果は第3構成と同じとなる。
【0022】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明に係るホイール
ローダの第1、第2実施例を図1(第1実施例の制御ブ
ロック図)、図2(第2実施例のの制御ブロック図)を
参照し説明する。尚、ホイールローダの外観は図3と同
じである。従って同一要素には同一符号を付し、重複説
明を省略する。また以下の実施例での走行装置は、図3
を用いて説明した走行装置と同様、ステアリング油圧回
路等を含み、また前記の通り、トルクコンバータがダン
パ機構に置換されても、又は機械式の走行装置が全油圧
式や電動式等に置換されても構わない。
【0023】第1実施例は、図1に示す通り、エンジン
1と、エンジン回転力を外部に取り出すPTO2(Powe
r Take Off)と、トルクコンバータ3と、トランスミッ
ション4と、ドライブシャフト5、ディファレンシャル
6と、前後左右のタイヤA2とをこの順で連結したパワ
ートレインを有する。トランスミッション4は中立N、
前進3速F1〜F3及び後進3速R1〜R3の速度段を
有し、変速レバー41からの電気的な速度段信号FRを
受けて変速自在とされる。変速レバー41はトランスミ
ッション4と同じ速度段位置N、F1〜F3、R1〜R
3を有し、オペレータによって変速位置を変更自在とさ
れ、中立位置Nでは速度段信号N(=FR)を、前進1
速位置F1では速度段信号F1(=FR)を、前進2速
位置F2では速度段信号F2(=FR)を、前進3速位
置では速度段信号F3(=FR)を、後進1速位置R1
では速度段信号R1(=FR)を、後進2速位置R2で
は速度段信号R2(=FR)を、そして後進3速位置R
3では速度段信号R3(=FR)をトランスミッション
4及び制御器7に入力する。尚、各速度段F1〜F3、
R1〜R3でのホイールローダの各車速Sは、例えば
「F1、R1」は共に「0〜10 km/h 」、「F2、R
2」は共に「0〜20 km/h 」及び「F3、R3」は共
に「0〜35 km/h 」である。
【0024】PTO2にはトルクコンバータ3と共に、
可変容量式油圧ポンプ81が装着される。可変容量式油
圧ポンプ81はエンジン駆動され、タンク9から作動油
を吸出し、これを油圧操作弁10を介してアーム用油圧
シリンダB1やバケット用油圧シリンダB3に供給す
る。可変容量式油圧ポンプ81はソレノイド式サーボ機
構811を有し、この作動によって押し退け容積Vを最
大側Vmax と最小側Vmin との間のいずれかへ切り換え
自在とされている。尚、最小側Vmin は油圧操作弁10
内に作動油を満たし潤滑不足等を生じない程度の油量で
ある。油圧操作弁10はアーム用油圧シリンダB1を伸
縮させるアーム用方向切換弁10a、バケット用油圧シ
リンダB3を伸縮させるバケット用方向切換弁10b及
び回路最高圧(例えば250kg/cm2)を規定する主リリ
ーフ弁(図示せず)等から構成される。アーム用方向切
換弁10aはアーム用操作レバー11aから電気的な操
作信号W1を受け、一方、バケット用方向切換弁10b
はバケット用操作レバー11bから電気的な操作信号W
3を受け、操作信号W1、W3が「Wo」ならば「中立
位置」に、「Wd」ならば「伸ばし位置」に、「Wu」
ならば「縮み位置」に切り換わり、これにより両油圧シ
リンダB1、B3を保持又は伸縮させる。尚、信号W
1、W2(即ちWo、Wd、Wu)は制御器7にも入力
する。
【0025】車体Aには車速検出器12が装着され、検
出した車速Sを制御器7に入力する。車速検出器12と
しては例えば音波、レーザ光、赤外線、ミリ波等のレー
ダシステム構成を搭載してドップラー効果等に基づき車
速Sを算出するもの、GPS等の情報から車速Sを算出
するもの、ドライブシャフト5等の回転数から車速Sを
算出するもの(尚、この算出車速Vは、タイヤA2のス
リップ率や操舵時や凹凸路面におけるディファレンシャ
ル6での差動効果等によって精度が若干低下する)等、
各種準備できる。
【0026】制御器7は例えばマイコン等で構成され、
上記の通り、変速レバー41から速度段信号FR(即ち
N、F1、F2、F3、R1、R2又はR3)を、アー
ム用操作レバー11aから操作信号W1(即ちWo、W
d又はWu)を、バケット用操作レバー11bから操作
信号W3(即ち、Wo、Wd又はWu)を、また車速検
出器12から車速Sを受ける(尚、アーム用操作レバー
11a及びバケット用操作レバー11bを総称するとき
は、単に「作業機操作レバー11」とする)。そして制
御器7はソレノイド式サーボ機構811に制御信号Mを
入力可能とされている。ソレノイド式サーボ機構811
は制御器7から制御信号Mを受けると、可変容量式油圧
ポンプ81の押し退け容積Vを最小側Vmin とする。一
方、制御信号Mを受けないときは、可変容量式油圧ポン
プ81の押し退け容積Vを最大側Vmax に維持する。そ
して制御器7は制御信号Mをソレノイド式サーボ機構8
11に出力するための第1、第2見做しプログラム及び
基準値を次の通り予め記憶する。
【0027】(1)第1見做しプログラムは、操作信号
W1、W3が共に「Wo」であるときを「油圧式作業装
置が非作動時Woである」と見做すプログラムである。
【0028】(2)第2見做しプログラムは、速度段信
号FRが「F1又はR1」であるときを「低車速側速度
段FRL である」と見做し、一方「F2、F3、R2又
はR3」であるときを「高車速側速度段FRH である」
と見做すプログラムである。
【0029】(3)基準値は、所定車速So(例えば、
8 km/h )である。
【0030】尚、上記第1、第2見做しプログラム及び
基準値(車速検出器12は基準値と対で用いられる)
は、上記第1実施例では一括記載したが、制御器7は第
1、第2見做しプログラム及び基準値のいずれか一つを
予め記憶する。複数記憶するときは、これらの一つを選
択的に呼び出すスイッチ等(図示せず)を準備するのが
望ましい。
【0031】そこで制御器7は次のような第1〜第3制
御プログラムを有する。尚、各制御プログラムはその主
要手順が僅かであるため、フローチャートは省略する。
【0032】(1)第1制御プログラムは、第1見做し
プログラムを利用するプログラムである。即ち制御器7
はアーム用操作レバー11aからの操作信号W1と、バ
ケット用操作レバー11bからの操作信号W3とが共に
中立位置信号Woであるとき(即ち油圧式作業装置が非
作動時Wo)、これを判定し、この判定時、ソレノイド
式サーボ機構811に制御信号Mを入力する。ソレノイ
ド式サーボ機構811は制御信号Mを受け、可変容量式
油圧ポンプ81の押し退け容積Vを最大側Vmax から最
小側Vmin にする。
【0033】上記第1制御プログラムによれば、次のよ
うな作用効果を奏する。仮に第1制御プログラムが無い
とすれば、作業機操作レバー11が共に中立位置Woで
あっても可変容量式油圧ポンプ81は押し退け容積Vが
最大側Vmax であり、その吐出油はタンク9にドレンさ
れる。このとき油圧操作弁10や配管等での管内抵抗に
よってドレンロスやそのポンプロスが生ずる。ところが
第1制御プログラムによれば、作業機操作レバー11が
共に中立位置Woであるとき、制御器7が可変容量式油
圧ポンプ81の押し退け容積Vを最小側Vmin にする。
このことはエンジン1の低中速回転数域から高速回転数
域においても同様だから、低中速回転数域でのエンジン
余裕トルクΔTが増大し、従ってタイヤ走行における低
中速回転数域から高速回転数域への急加速性が高まる。
また可変容量式油圧ポンプ81の押し退け容積Vが、従
来技術のように、最大側Vmax と最小側Vmin との間で
漸時変更するのではなく、ON・OFF的に切換わる。
このため作業機操作レバー11を操作した途端に押し退
け容積Vが最小側Vmin から最大側Vmax に切り換わ
る。逆に作業機操作レバー11を中立位置Woにした途
端に押し退け容積Vが最大側Vmax から最小側Vmin に
切り換わる。つまり極めて応答性の速いものとなる。即
ち高加速性、省エネ性、高走行効率及び高作業効率が得
られる。
【0034】(2)第2制御プログラムは、第2見做し
プログラムを利用するプログラムである。即ち制御器7
は、変速レバー41からの速度段信号FRが「F1又は
R1」であるとき(即ち低車速側速度段FRL であると
き)、制御信号Mを発信しない。従ってソレノイド式サ
ーボ機構811は可変容量式油圧ポンプ81の押し退け
容積Vを最大側Vmax に維持する。一方、速度段信号F
Rが「F1、F2、R2又はR3」であるとき(即ち高
車速側速度段FRH であるとき)、ソレノイド式サーボ
機構811に対して制御信号Mを入力する。ソレノイド
式サーボ機構811は制御信号Mを受けて可変容量式油
圧ポンプ81の押し退け容積Vを最小側Vmin にする。
【0035】上記第2制御プログラムによれば、次のよ
うな作用効果を奏する。ホイールローダでは、速度段信
号FRが「F1又はR1」であるときは、複合動作に従
事するのが殆どである。従ってこれを「低車速側速度段
FRL 」と定義したものである。一方、速度段信号FR
が「F2、F3、R2又はR3」であるときは、走行単
独動作に従事するのが殆どである。従ってこれを「高車
速側速度段FRH 」と定義したものである。つまり第2
制御プログラムによれば、速度段FRが低車速側速度段
FRL であるときは複合動作と見做せるから、可変容量
式油圧ポンプ81の押し退け容積Vを最大側Vmax と
し、もって高効率の作業と掘削作業とを達成している。
一方、速度段FRが高車速側速度段FRH であるときは
走行単独動作と見做せるから、可変容量式油圧ポンプ8
1の押し退け容積Vを最小側Vminにし、もってドレン
ロスを減らしている。即ち第2制御プログラムによって
も、第1制御プログラムと同様、高加速性、省エネ性、
高走行効率及び高作業効率が得られる。
【0036】尚、ホイールローダには各種有り、「低車
速側速度段FRL 」と「高車速側速度段FRH 」とが上
記定義で区分されておれば、例えば速度段信号FRが
「F1、F2、R1又はR2」であるときを「低車速側
速度段FRL 」と見做し、一方、「F3又はR3」であ
るときを「高車速側速度段FRH 」と見做すような見做
しプログラムでも構わない。また例えば速度段信号FR
が「F1、F2又はR1」であるときを「低車速側速度
段FRL 」と見做し、一方、「F3、R2又はR3」で
あるときを「高車速側速度段FRH 」と見做すような見
做しプログラムでも構わない。速度段がさらに多いホイ
ールローダや少ないホイールローダに対しても同様に定
義すればよい。また「低車速側速度段FRL 」と「高車
速側速度段FRH である」とを、例えば岩盤路面や土路
面等の粘着係数に合わせて互いに異なるレベルで複数対
準備し、切換えスイッチ等を有して切換え使用自在とす
るのが望ましい。
【0037】(3)第3制御プログラムは、基準値なる
所定車速So(=8 km/h )及び車速検出器12を利用
するプログラムである。即ち制御器7は、車速検出器1
2から車速Sを受け、車速Sが所定車速So 未満である
と判断しているとき(S<So)、制御信号Mを発信し
ない。従ってソレノイド式サーボ機構811は可変容量
式油圧ポンプ81の押し退け容積Vを最大側Vmax に維
持する。一方、車速Sが所定車速So 以上であると判断
しているときは(S≧So )、ソレノイド式サーボ機構
811に対して制御信号Mを入力する。ソレノイド式サ
ーボ機構811は制御信号Mを受けて可変容量式油圧ポ
ンプ81の押し退け容積Vを最小側Vmin にする。
【0038】上記第3制御プログラムによれば、次のよ
うな作用効果を奏する。先ず所定車速Soとは、先の第
2見做しプログラムにおける「低車速側速度段FRL 」
と「高車速側速度段FRH 」との定義の境を車速によっ
て表したものと見做せる。即ちホイールローダでは、車
速Sが例えば8 km/h 未満であるときは(S<8 km/h
)、作業単独動作は元より、複合動作に従事している
のが殆どである。一方、車速Sが例えば8 km/h 以上で
あるときは(S≧8 km/h )、走行単独動作に従事して
いるのが殆どである。従ってこれを「高車速側速度段F
RH 」と定義したものである。つまり第3制御プログラ
ムによれば、第2制御プログラムと同様、高加速性、省
エネ性、高走行効率及び高作業効率が得られる。尚、所
定車速Soを8 km/h 以外の例えば10 km/h 等に設定
する又はしないかは、ホイールローダの仕様(特に大き
さ)によって適宜設定されるものである。また一つのホ
イールローダにおいて、複数の所定車速Soを、例えば
岩盤路面や土路面等の粘着係数に合わせて互いに異なる
値で複数準備し、切換えスイッチ等を有して切換え使用
自在とするのが望ましい。
【0039】次に第2実施例を図2を参照し説明する。
尚、図2(第2実施例)で示される点線枠の要素が、図
1(第1実施例)に比較して異なる。このため以下、異
なる要素を中心に第1実施例と比較して説明する。
【0040】即ち第2実施例は、図2に示す通り、図1
の可変容量式油圧ポンプ81を固定容量式油圧ポンプ8
2に置換すると共に、図1のソレノイド式サーボ機構8
11を固定容量式油圧ポンプ82から油圧操作弁10へ
の流路に並列接続したソレノイド式開閉弁821と、こ
のソレノイド式開閉弁821の下流側に設けた副リリー
フ弁822とに置換して構成される。副リリーフ弁82
2はタンク9に接続され、例えば5kg/cm2に設定されて
いる。ソレノイド式開閉弁821は遮断位置(図示右側
位置)と連通位置(図示左側位置)とを有する2位置2
ポート切換え弁であり、通常はバネの付勢力によって遮
断位置となっているが、制御器7からソレノイド駆動電
流(制御信号Mである)を受けると、電磁力がバネの付
勢力に抗して遮断位置から連通位置に切り換わる。副リ
リーフ弁822は、ソレノイド式開閉弁821が連通位
置となって固定容量式油圧ポンプ82の吐出油圧が設定
油圧(5kg/cm2)にまで昇圧すると、連通状態となり、
固定容量式油圧ポンプ82の吐出油量をタンク9にドレ
ンする。即ちソレノイド式開閉弁821はアンロード弁
となっている。
【0041】以下第2実施例における制御器7は上記第
2見做しプログラム及び所定車速Soを記憶し、前記第
2、第3制御プログラムを切換え使用自在に有する
(尚、第2、第3制御プログラムの切換えスイッチ等は
図示しない)。即ち、制御器7が制御信号Mを発信する
までは上記第1実施例と全く同じである。ソレノイド式
開閉弁821は制御器7から制御信号Mを受けると遮断
位置から連通位置に切り換わり、固定容量式油圧ポンプ
82の吐出油をタンク9にドレンする。従って全体的効
果は第1実施例における第2、第3制御プラグラムに基
づく夫々の効果と同じである。
【0042】尚、副リリーフ弁822は、アンロード時
における油圧操作弁10等の潤滑や油圧操作弁10等で
の油切れ等を防ぐために設けたものであるが、例えばソ
レノイド式開閉弁821からタンク9までのドレン配管
が絞られていたり、また例えばタンク9自体が圧縮空気
による加圧式等であったり、ドレン配管が油圧操作弁1
0近傍から設けられているとき等は不要である。またこ
れらが無くてもアンロード時に油圧操作弁10等の潤滑
や油圧操作弁10等での油切れ等が生じない構成なら
ば、勿論これらは無くても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の制御ブロック図である。
【図2】第2実施例の制御ブロック図である。
【図3】ホイールローダの側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 12 車速検出器 41 速度段検出手段(変速レバー) 81 可変容量式油圧ポンプ 82 固定容量式油圧ポンプ 821 アンロード弁 9 タンク FR 速度段 FRL 低車速側速度段 FRH 高車速側速度段 S 車速 So 所定車速 V 可変容量式油圧ポンプの押し退け容積 Vmax 最大側押し退け容積 Vmin 最小側押し退け容積

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(1) を駆動力源とする走行装置
    と、エンジン(1) を駆動力源とする可変容量式油圧ポン
    プ(81)から圧油を受けて作動する油圧式作業装置とを有
    するホイールローダにおいて、油圧式作業装置が非作動
    時(Wo)となったときに押し退け容積(V) が最大側(Vmax)
    から最小側(Vmin)に変化する可変容量式油圧ポンプ(81)
    を有することを特徴とするホイールローダ。
  2. 【請求項2】 エンジン(1) を駆動力源とすると共に低
    車速から高車速までの複数速度段(FR)の一つを選択使用
    自在とされた走行装置と、エンジン(1) を駆動力源とす
    る可変容量式油圧ポンプ(81)から圧油を受けて作動する
    油圧式作業装置とを有するホイールローダにおいて、
    (a) 使用速度段(FR)を検出する速度段検出手段(41)と、
    (b) 速度段検出手段(41)から速度段(FR)を受け、 (b1) 速度段(FR)が低車速側速度段(FRL) であるとき、
    押し退け容積(V) が最大側(Vmax)となり、 (b2) 速度段(FR)が高車速側速度段(FRH) であるとき、
    押し退け容積(V) が最小側(Vmin)となる可変容量式油圧
    ポンプ(81)とを有することを特徴とするホイールロー
    ダ。
  3. 【請求項3】 エンジン(1) を駆動力源とする走行装置
    と、エンジン(1) を駆動力源とする可変容量式油圧ポン
    プ(81)から圧油を受けて作動する油圧式作業装置とを有
    するホイールローダにおいて、(a) 車速(S) を検出する
    車速検出器(12)と、(b) 車速検出器(12)から車速(S) を
    受け、 (b1) 車速(S) が所定車速(So)未満であるとき、押し退
    け容積(V) が最大側(Vmax)となり、 (b2) 車速(S) が所定車速(So)以上であるとき、押し退
    け容積(V) が最小側(Vmin)となる可変容量式油圧ポンプ
    (81)とを有することを特徴とするホイールローダ。
  4. 【請求項4】 エンジン(1) を駆動力源とすると共に低
    車速から高車速までの複数速度段(FR)の一つを選択使用
    自在とされた走行装置と、エンジン(1) を駆動力源とす
    る固定容量式油圧ポンプ(82)から圧油を受けて作動する
    油圧式作業装置とを有するホイールローダにおいて、
    (a) 使用速度段(FR)を検出する速度段検出手段(41)と、
    (b) 速度段検出手段(41)から速度段(FR)を受け、速度段
    (FR)が高車速側速度段(FRH) であるとき、圧油をタンク
    (9) へドレンするアンロード弁(821) とを有することを
    特徴とするホイールローダ。
  5. 【請求項5】 エンジン(1) を駆動力源とする走行装置
    と、エンジン(1) を駆動力源とする固定容量式油圧ポン
    プ(82)から圧油を受けて作動する油圧式作業装置とを有
    するホイールローダにおいて、(a) 車速(S) を検出する
    車速検出器(12)と、(b) 車速検出器(12)から車速(S) を
    受け、車速(S) が所定車速(So)以上であるとき、圧油を
    タンク(9) へドレンするアンロード弁(821) とを有する
    ことを特徴とするホイールローダ。
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